JPH10189590A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH10189590A
JPH10189590A JP34349596A JP34349596A JPH10189590A JP H10189590 A JPH10189590 A JP H10189590A JP 34349596 A JP34349596 A JP 34349596A JP 34349596 A JP34349596 A JP 34349596A JP H10189590 A JPH10189590 A JP H10189590A
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film
insulating film
opening
semiconductor device
conductive film
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JP34349596A
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Toshiaki Tsutsumi
聡明 堤
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Cu膜配線が形成される半導体基板上の絶縁
膜にクラックや窪みが生じることを防止し、信頼性の高
い半導体装置を得ることを目的とする。 【解決手段】 この発明に係る半導体装置は、半導体基
板1と、この半導体基板1上に形成され、開口部4を有
する第1の絶縁膜2と、この開口部4の内壁部を覆う導
電性膜5と、この開口部4の内部に埋め込こんで形成し
たCu膜配線61を備えた半導体装置において、このC
u膜配線61の上端部が上記第1の絶縁膜2の表面から
突出するように形成し、このCu膜配線61の上端部を
第2の絶縁膜7で覆うようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、Cu膜配線を備
えた半導体装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高集積化と高速化が要求さ
れるなか、配線幅及び配線間隔の微細化が進んでいる。
ところで、半導体装置の配線材料としては、従来からA
l(アルミニウム)膜が広く用いられてきた。しかし、
配線の微細化が進むにつれ、Al膜のエレクトロマイグ
レーション耐性、ストレスマイグレーション耐性につい
ての問題や配線抵抗の増大による信号遅延の問題が生じ
るようになった。このような状況下、Al膜に代わり、
エレクトロマイグレーション耐性にすぐれ且つ抵抗の低
いCu(銅)膜が配線材料として用いられるようになっ
てきた。
【0003】しかし、Cuはそのハロゲン化物の蒸気圧
が低く、Alのように低温でRIE法によりエッチング
することができない等の理由により、微細加工すること
が困難であるという問題がある。そこで、従来より、C
u膜配線の形成方法として、半導体基板上に開口部を有
する絶縁膜を形成し、その開口部の中にCuを埋め込ん
だ後に化学機械研磨法により表面を平坦化してCu膜配
線を形成するという方法が採られてきた。以下に、この
ようにして形成された従来のCu膜配線及びその形成方
法の詳細について説明する。
【0004】図26〜図32は従来のCu膜配線の形成
方法を工程順に示す半導体装置の断面図である。まず、
図26に示すようにシリコンからなる半導体基板1上に
シリコン酸化膜からなる第1の絶縁膜2をCVD法等に
よって1μm程度の厚さに形成する。次に、図27に示
すように、第1の絶縁膜2上にレジスト膜を形成した
後、写真製版法によりパターニングしてレジストパター
ン3を形成する。次いで図28に示すように、このレジ
ストパターン3をマスクとしてドライエッチングにより
第1の絶縁膜2に開口部4を、例えば幅0.3μm深さ
0.6μm程度に形成する。
【0005】その後、レジストパターン3を除去し、図
29に示すように導電性膜5、例えば厚さ0.05μm
程度のTiN膜を第1の絶縁膜2の開口部4を含む表面
上にスパッタ法又はCVD法により形成する。次いで、
図30に示すように、Cu膜6を同様の方法により、第
1の絶縁膜2の開口部4の内部を埋め込むようにして
0.5μm程度の厚さに形成する。なお、このTiN膜
は、一般的にCuとシリコンの相互拡散を防止する等の
目的のために設けるものである。次に、図31に示すよ
うに、化学機械研磨法により、絶縁膜2上の平坦部のT
iN膜5とCu膜6とを除去する。このような工程を経
て、図32に示すような絶縁膜2に設けられた開口部4
の内部に埋め込まれた状態のCu膜配線60を備えた半
導体装置が形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置は以
上のようにして形成されるが、図32に示すように、C
u膜配線60の上部が絶縁膜2の表面に対して平坦にな
るような構成としていた。従って、図31に示す化学機
械研磨法によってCu膜6及びTiN膜5の不要部分を
除去する際に、この研磨を第1の絶縁膜2が露出するま
で行う必要があった。このため、TiN膜5が研磨され
た後に第1の絶縁膜2の一部も同時に研磨され、図32
に示すように、第1の絶縁膜2の表面にスクラッチ(引
っ掻き傷)が形成されるという問題があった。このよう
なスクラッチが形成されるとその部分にCuやTiNが
残存し、不必要に配線を短絡し、半導体装置の信頼性に
影響を及ぼすことになる。
【0007】また、従来の半導体装置では、化学機械研
磨法によってTiN膜5及びCu膜6の不要部分を除去
する際に、図32に示すように、配線パターンの密集部
分ではその中央部に窪みが形成されやすくなる。このよ
うな窪みが半導体装置に形成されると、その部分のCu
膜配線の高さが相対的に低くなり、結果的にその部分の
配線抵抗が増加するという問題が発生する。さらに、従
来の半導体装置ではCu膜配線が酸化しやすいという問
題があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、半導体基板上の絶縁膜にクラ
ックや窪みが生じることを防止し、信頼性の高い半導体
装置及びその製造方法を提供することを目的とするもの
である。
【0009】また、この発明は耐酸化性に優れたCu膜
配線を備えた半導体装置を提供することを目的とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置は、半導体基板と、この半導体基板上に形成され、開
口部を有する絶縁膜と、この絶縁膜の開口部内部に埋め
込こんで形成したCu膜配線を備えた半導体装置におい
て、このCu膜配線の上端部が上記絶縁膜の表面から突
出するようにしたものである。
【0011】また、この発明に係る半導体装置は、半導
体基板と、この半導体基板上に形成され、開口部を有す
る絶縁膜と、この絶縁膜の開口部の内壁部を覆う導電性
膜と、この開口部内部に埋め込こんで形成したCu膜配
線を備えた半導体装置において、このCu膜配線の上端
部が上記絶縁膜の表面から突出するようにしたものであ
る。
【0012】さらに、この発明に係る半導体装置は、上
記絶縁膜の開口部の内壁部を覆う導電性膜のうち、開口
部の側壁部に形成される導電性膜の膜厚が開口部の底面
部に形成される導電性膜の膜厚より薄くなるようにした
ものである。
【0013】また、この発明に係る半導体装置は、上記
の半導体基板上に形成した絶縁膜の表面から突出してい
るCu膜配線の上端部をシリコン酸化膜で覆うようにし
たものである。
【0014】また、この発明に係る半導体装置は、上記
の絶縁膜の表面から突出しているCu膜配線の上端部を
シリコン窒化膜で覆うようにしたものである。
【0015】また、この発明に係る半導体装置は、半導
体基板と、この半導体基板上に形成され、開口部を有す
る絶縁膜と、この開口部の底面部を覆う導電性膜と、こ
の開口部内部に埋め込こんで形成したCu膜配線を備え
た半導体装置において、このCu膜配線の上端部が上記
絶縁膜の表面から突出するように形成し、さらに、上記
Cu膜配線の側面部及び上面部をシリコン窒化膜で覆う
ようにしたものである。
【0016】また、この発明に係る半導体装置は、半導
体基板と、この半導体基板上に形成され、開口部を有す
る絶縁膜と、この開口部の底面部を覆う導電性膜と、こ
の開口部内部に埋め込こんで形成したCu膜配線を備え
た半導体装置において、このCu膜配線の上端部が上記
絶縁膜の表面から突出するように形成し、さらに、上記
Cu膜配線の側面部及び上面部をAl膜で覆うようにし
たものである。
【0017】さらに、この発明に係る半導体装置は、上
記絶縁膜の開口部を覆う導電性膜をチタン窒化膜、チタ
ンシリコン窒化膜又はアルミニウム合金膜のいずれかで
構成するようにしたものである。
【0018】また、この発明に係る半導体装置の製造方
法は、半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、この絶
縁膜に開口部を形成する工程と、この開口部の内壁部を
含む絶縁膜上に導電性膜を形成する工程と、この導電性
膜上にCu膜を形成する工程と、上記絶縁膜の平坦部の
上の導電性膜が残存するように上記Cu膜を研磨する工
程と、上記絶縁膜の平坦部の上に残存する導電性膜を除
去する工程とを含むようにしたものである。
【0019】また、この発明に係る半導体装置の製造方
法は、半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、この絶
縁膜に開口部を形成する工程と、この開口部の内壁部を
含む絶縁膜上に導電性膜を、上記絶縁膜の開口部の側壁
部に形成される導電性膜の膜厚が前記絶縁膜の平坦部の
上に形成される導電性膜の膜厚よりも薄くなるように形
成する工程と、上記導電性膜上にCu膜を形成する工程
と、上記絶縁膜の平坦部の上の導電性膜が残存するよう
にこのCu膜を研磨する工程と、上記絶縁膜の平坦部の
上に残存する導電性膜を除去する工程とを含むようにし
たものである。
【0020】また、この発明に係る半導体装置の製造方
法は、半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、この絶
縁膜上に第1の導電性膜を形成する工程と、この第1の
導電性膜を貫通して上記絶縁膜に開口部を形成する工程
と、第2の導電性膜を上記開口部の内壁部及び上記第1
の導電性膜の表面に形成する工程と、上記第2の導電性
膜上にCu膜を形成する工程と、少なくとも上記絶縁膜
の平坦部の上の上記第1の導電性膜が残存するように上
記Cu膜を研磨する工程と、上記絶縁膜の平坦部の上に
残存する第1の導電性膜及びこの第1の導電性膜の表面
の第2の導電性膜を除去する工程とを含むようにしたも
のである。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1につい
て、図1〜図9に基づいて説明する。図1はこの発明の
実施の形態1を示す半導体装置の断面図である。図1に
おいて、1はシリコン基板からなる半導体基板、2は半
導体基板1上に形成されたシリコン酸化膜からなる第1
の絶縁膜、4は第1の絶縁膜に形成した開口部、5は開
口部4の内壁を覆うように形成されたTiN(窒化チタ
ン)からなる導電性膜、61は導電性膜5で覆われた絶
縁膜2の開口部4の内部に埋め込まれ、上端部が第1の
絶縁膜2の表面から突出するように形成されたCu
(銅)膜配線、7は第1の絶縁膜2の表面及びこの第1
の絶縁膜2の表面から突出しているCu膜配線61の上
端部を覆うようにして形成されたシリコン酸化膜からな
る第2の絶縁膜である。
【0022】次に、このように構成された半導体装置の
製造方法について、図2〜図9に基づいて説明する。ま
ず、図2に示すように、シリコン基板からなる半導体基
板1の表面に熱CVD法やプラズマCVD法等により、
シリコン酸化膜を厚さ1μm程度堆積することにより第
1の絶縁膜2を形成する。次いで、図3に示すように、
この第1の絶縁膜2の表面上にレジスト膜を形成し、写
真製版法によりパターニングしてレジストパターン3を
形成する。次いで、図4に示すように、このレジストパ
ターン3をマスクとして異方性のドライエッチングを行
い、幅0.3μm深さ0.5μm程度の溝形状の開口部
4を第1の絶縁膜2に形成する。
【0023】次に、レジストパターン3を除去した後、
図5に示すように、開口部4の内壁部を含む第1の絶縁
膜2の表面に導電性膜5、例えばTiN膜を形成する。
ここで、この導電性膜5のうち、開口部4の側壁部に形
成される部分の導電性膜5bの厚さが第1の絶縁膜2の
平坦部、すなわち絶縁膜2の開口部4が形成されていな
い部分の表面に形成される導電性膜5aの厚さよりも薄
くなるように形成する。例えば、絶縁膜2の平坦部に形
成される導電性膜5aの膜厚を0.2μmとすると、開
口部4の側壁部に形成される導電性膜5bの厚さはその
5%〜10%、すなわち0.01μm〜0.02μmに
なるように形成する。
【0024】このような導電性膜5は、コリメーション
スパッタ法や遠距離スパッタ法、イオン化スパッタ法な
どの指向性のあるスパッタ法、またはプラズマCVD法
などにより形成できる。なお、一般に、このような指向
性のあるスパッタ法により導電性膜を形成すると、開口
部4の側壁部に形成される導電性膜の厚さは開口部4の
底面部に形成される導電性膜よりも薄くなる。また、こ
の導電性膜5の材料は後に形成されるCu膜6とエッチ
ング特性の異なる材料、すなわちCuとの選択エッチン
グが可能な材料であることが必要であり、例えばTiN
膜の他、Tiとシリコンと窒素の化合物からなる膜など
が用いられる。また、塩素によって容易にエッチングで
きるようなアルミニウム合金膜であってもよい。
【0025】次いで、図6に示すように、Cu膜6をス
パッタ法またはCVD法により、その内壁部が導電性膜
5で覆われた開口部4の内部を埋め込むように、かつそ
の厚さが第1の導電性膜5の表面上0.4μm程度にな
るように形成する。なお、ここで形成するCu膜6は純
粋なCuに限られず、Cuを主成分とし第1の導電性膜
5と選択エッチングが可能な他の膜でもよい。例えば、
1%程度の微量なAl(アルミニウム)やTi(チタ
ン)等の他の金属を含んだCuであっても同様に適用で
きる。
【0026】次に、図7に示すように、化学機械研磨法
によりCu膜6の表面を研磨し、Cu膜配線61を形成
する。ここで、このCu膜6の研磨は、第1の絶縁膜2
の平坦部に形成された導電性膜5aの上のCu膜が完全
に除去され、かつその下地の導電性膜5aが残存するよ
うに行う。すなわち、この研磨によって、絶縁膜2の平
坦部の導電性膜5aは露出し、幾分、例えば0.05μ
m程度除去されるが、完全には除去されず第1の絶縁膜
2上に残存するように行うのである。従って、この工程
によって形成されるCu膜配線61は、図8に示すよう
に第1の絶縁膜2の平坦部の表面に対してではなく、残
存した導電性膜5aの表面に対して平坦になるように形
成される。
【0027】次に、図9に示すようにドライエッチング
により、第1の絶縁膜2の平坦部の上に残存している第
1の導電性膜5aを選択的に除去する。ただし、このエ
ッチングは、導電性膜5のうち、絶縁膜2の開口部4の
内壁部を覆う部分については残存するように行う。この
ようなエッチングの条件としては、例えば、導電性膜5
の材料がTiNである場合は、エッチングガスとして塩
素を含むガスを用いて、数℃〜数10℃の比較的低温で
エッチングを行う。このエッチング工程により、図9に
示すように、Cu膜61はその上端部が、残存した導電
性膜5aの厚さの分だけ絶縁膜2の表面から突出した状
態で形成される。なお、このエッチング工程により、開
口部4の側壁部の導電性膜5bは第1の絶縁膜2の平坦
部と同一の高さか又はオーバーエッチングによりやや低
くなる。
【0028】次に、熱CVD法又はプラズマCVD法な
どにより、第2の絶縁膜7、例えば厚さ0.8μmのシ
リコン酸化膜を第1の絶縁膜2及びCu膜配線61の上
端部を覆うように形成する。このような工程により、図
1に示したような構成の半導体装置が得られる。
【0029】以上のようにして形成した半導体装置は、
Cu膜配線61を研磨により形成する工程において、そ
の研磨をCu膜6が第1の絶縁膜2の表面に対して平坦
になるまで研磨を行わず、絶縁膜2の表面に対して突出
した状態で研磨を終了している。従って、絶縁膜2が露
出するまで研磨は行なわれず、この絶縁膜2の表面が直
接研磨されることはない。その結果、その表面にスクラ
ッチや窪みが形成されることもなくなる。
【0030】言い換えると、絶縁膜2の平坦部の上に残
存した導電性膜5aが、研磨工程において、常に絶縁膜
2の保護膜として作用しているのである。その結果、絶
縁膜2上のスクラッチに残存したCuやTiNにより配
線が短絡されたり、Cu膜配線の抵抗が増加するという
従来あった問題が回避されることになる。
【0031】ところで、上記の半導体装置では、導電性
膜5を形成する際に、絶縁膜2の平坦部に形成した導電
性膜5aの膜厚に対して開口部4の側壁部に形成した導
電性膜5bの膜厚が薄くなるようにしているが、側壁部
の導電性膜5bの厚さと平坦部の導電性膜5aの厚さを
同一とした場合であっても、上記のような効果を発揮し
うる。しかし、絶縁膜2の開口部4の内部に形成される
Cu膜配線61の幅は開口部4の側壁部に形成される第
1の導電性膜5bの厚さの分だけ減少する。一方、導電
性膜5aを研磨工程における絶縁膜2の保護膜として機
能させるためには、この導電性膜5aをある程度の厚さ
に形成しておく必要がある。従って、導電性膜5aを厚
く形成する場合に、開口部4の側壁部に形成される導電
性膜5bを導電性膜5aと同様の厚さに形成したので
は、Cu膜配線61の幅の減少が大きくなり、配線抵抗
の増加を招くことになる。
【0032】そこで、上記に示した半導体装置では、絶
縁膜2の平坦部に形成した導電性膜5aの膜厚に対して
開口部4の側壁部に形成した導電性膜5bの膜厚が薄く
なるように形成している。すなわち、絶縁膜2の平坦部
に形成した導電性膜5aの膜厚を0.2μmとした場合
に、開口部4の側壁部に形成した導電性膜5bの膜厚が
0.01μm〜0.02μmとなるように、指向性のあ
るスパッタ法などを用いて形成している。従って、この
ような半導体装置では、上記の絶縁膜2の表面にスクラ
ッチや窪みが形成されることを防止できるばかりでな
く、煩雑な製造工程を経ることなく、開口部4の側壁部
に形成された導電性膜5bの影響により、Cu膜配線6
1の幅が不必要に減少することを抑制できる。
【0033】なお、上記の半導体装置では、開口部4の
側壁部の導電性膜5bの厚さが平坦部の導電性膜5aの
膜厚の5%〜10%となるようにしたが、これ以外の比
率としても上記の半導体装置が製造可能なことはいうま
でもない。また、上記の半導体装置では、配線が1層の
場合について説明したが、2層以上の多層配線構造の半
導体装置についてもこの発明を適用することが可能であ
る。さらに、第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜の材料とし
てシリコン酸化膜を用いたが、研磨によりスクラッチが
形成され易いポリイミド膜や有機SOGのような有機材
料であってもよく、この場合本発明は特に効果的であ
る。また、第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜の材料は異な
るものであってもよい。さらに、第2の絶縁膜を設けな
い構造としてもよい。
【0034】実施の形態2.上記の実施の形態1に示す
半導体装置では、図1に示すように、第1の絶縁膜2及
びCu膜配線61をシリコン酸化膜からなる第2の絶縁
膜7で覆うような構成とした。しかし、図10に示すよ
うに、Cu膜配線61の突出している上端部をシリコン
窒化膜からなる第3の絶縁膜8で覆い、さらにシリコン
酸化膜からなる第2の絶縁膜7でその上を覆うような構
造としてもよい。
【0035】このような構成の半導体装置は、実施の形
態1において図9で示したドライエッチングにより第1
の絶縁膜2上の第1の導電性膜5aを選択的に除去する
工程の終了後に、熱CVDやプラズマCVD法によりシ
リコン窒化膜を0.05μm程度形成してCu膜配線6
1の上端部を含む領域を覆い、次いで、同様の方法によ
り第2の絶縁膜7である厚さ0.8μmのシリコン酸化
膜を第3の絶縁膜8の上に形成することによって得られ
る。
【0036】Cu膜は、一般的に酸化され易いという性
質を有する。従って、Cu膜配線が直接酸化膜等と接す
ると、その表面が酸化するという問題が発生する。しか
し、この実施の形態2で示した半導体装置では、Cu膜
配線61の上端部がシリコン窒化膜からなる第3の絶縁
膜8で覆われており、Cu膜配線が直接酸化膜等に接す
ることはないので、耐酸化性に優れるCu膜配線が形成
できるという特徴がある。なお、上記実施の形態2の半
導体装置では第3の絶縁膜の上に第2の絶縁膜を形成す
ることとしたが、第2の絶縁膜を形成しない構造として
もよい。また、第3の絶縁膜はシリコン窒化膜に限ら
ず、酸素を含まない組成の他の絶縁膜であってもよい。
【0037】実施の形態3.図11はこの発明の実施形
態3を示す半導体装置の断面図である。図11において
81は、第1の絶縁膜2の開口部4の側壁部とCu膜配
線61との間に介在してCu膜配線61の側面部及び上
面部を覆うようにして形成されたシリコン窒化膜からな
る第3の絶縁膜である。なお、その他の部分は実施の形
態1で示した半導体装置と同様である。
【0038】次に、図11に示す半導体装置の製造方法
について説明する。まず、実施の形態1において図2〜
図9に基づいて説明したものと同様の工程を行う。次い
で、図12に示すように、開口部4の側壁部の第1の導
電性膜5bをドライエッチングにより選択的に除去し、
開口部4の側壁部とCu膜配線61との間に空隙9を形
成する。なお、このドライエッチングは、例えば導電性
膜5の材料がTiNである場合は、エッチングガスとし
て塩素を含むガスを用いて行う。次に、図13に示すよ
うに、熱CVDやプラズマCVD法により、シリコン窒
化膜からなる第3の絶縁膜81を、空隙9を埋め込むよ
うにして形成し、Cu膜配線61の側面部と上部とを覆
う。次いで、同様の方法により、第2の絶縁膜7である
厚さ0.8μmのシリコン酸化膜を第3の絶縁膜81の
上に形成することにより、図11に示したような半導体
装置が得られる。
【0039】このような実施の形態3で示した半導体装
置では、Cu膜配線61の上面部及び側面部がシリコン
窒化膜からなる第3の絶縁膜で覆われているため、より
耐酸化性に優れるCu膜配線が形成できるという特徴が
ある。なお、上記実施の形態3の半導体装置では第3の
絶縁膜の上に第2の絶縁膜を形成することとしたが、第
2の絶縁膜を形成しない構造としてもよい。また、第3
の絶縁膜はシリコン窒化膜に限らず、酸素を含まない組
成の他の絶縁膜であってもよい。
【0040】実施の形態4.上記の実施の形態3の半導
体装置では、Cu膜配線61の上面部及び側面部をシリ
コン窒化膜81などの絶縁膜で覆う構成としたが、この
実施の形態4に示す半導体装置は、Cu膜配線61の上
面部及び側面部をAl膜で覆う構成としたものである。
図14はこの発明の実施の形態4の半導体装置の構造を
示す断面図である。図14において、10は第1の絶縁
膜2の開口部4の側壁部とCu膜配線61との間に介在
して、Cu膜配線61の側面部及び上面部を覆うように
して形成されたAl膜である。なお、その他の部分につ
いては、実施の形態1で示した半導体装置と同様であ
る。
【0041】次に、図14に示すように構成された半導
体装置の製造方法について説明する。まず、実施の形態
3において図12に示したのと同様の工程により、第1
の絶縁膜2の開口部4の側壁部とCu膜配線61との間
に空隙9を形成する。次いで、図15に示すように、C
VD法により第2の導電性膜10であるAl膜をCu膜
配線61の表面についてのみ選択成長し、Al膜10で
空隙9を埋め込むようにCu膜配線61の側面部及び上
面部を覆う。このようなAl膜10の選択成長は、例え
ば、ソースガスとしてジメチルアルミハイドライドを用
い、温度200℃、圧力1〜5torrの条件で成膜す
ることにより、シリコン酸化膜である第1の絶縁膜2上
には形成せずにCu膜配線61の表面上のみに選択的に
Al膜を形成することが可能となる。
【0042】次に、プラズマCVD法などにより、第2
の絶縁膜7である厚さ0.8μmのシリコン酸化膜をA
l膜10で覆われたCu膜配線61及び第1の絶縁膜2
の上に形成することにより、図14に示したような半導
体装置が得られる。このような実施の形態4で示した半
導体装置では、Cu膜配線61の底面部が導電性膜5で
覆われているのみならず、側面部と上面部がAl膜で覆
われているため、耐酸化性に優れるCu膜配線が形成で
きるという特徴がある。さらに、Al膜は電気抵抗が低
いため、上記の実施の形態3で示したようなCu膜配線
61の側面部及び上面部を第3の絶縁膜で覆う場合に比
較して配線抵抗を低くすることが可能になり、半導体装
置の高速化を図ることが可能になるという特徴がある。
【0043】なお、上記実施の形態4では、Al膜を採
用した場合について説明したが、Al膜に変えて、Cu
膜配線の酸化を防止でき、かつ抵抗の低い他の導電性物
質を使用してもよい。また、上記実施の形態4では、第
2の絶縁膜7をAl膜10で覆われたCu膜配線61及
び第1の絶縁膜2の上に形成することとしたが、第2の
絶縁膜を形成しない構造としてもよい。
【0044】実施の形態5.上記の実施の形態1では、
図5に基づいて説明したように、絶縁膜2の上に導電性
膜5を形成する際に、指向性のある成膜方法により一回
の成膜工程で、絶縁膜2の平坦部に形成した膜厚に対し
て開口部4の側壁部に形成した膜厚が薄くなるように形
成している。このような成膜方法では、工程数は少なく
なるものの、開口部4の側壁部に形成される導電性膜5
bと第1の絶縁膜2の平坦部に形成される導電性膜5a
の膜厚の比は、成膜条件によって左右され、その制御が
独立にできなかった。この実施の形態5では、このよう
な膜厚比の制御が独立に行える半導体装置の製造方法を
提供するものである。以下、実施の形態5の半導体装置
の製造方法を図16〜図25に基づいて説明する。
【0045】まず、図16に示すように、シリコン基板
からなる半導体基板1の表面に熱CVD法やプラズマC
VD法等により、シリコン酸化膜を厚さ1μm程度堆積
することにより第1の絶縁膜2を形成した後、さらに第
1の導電性膜11であるTiN膜をCVD法又はスパッ
タ法で0.2μm〜0.3μmの厚さに形成する。次
に、図17に示すように、この第1の導電性膜11の表
面上にレジスト膜を形成し、写真製版法によりパターニ
ングしてレジストパターン3を形成した後、図18及び
図19に示すように、異方性のドライエッチングにより
第1の導電性膜11及び第1の絶縁膜2をエッチング
し、第1の導電性膜11を貫通して開口部4を第1の絶
縁膜2に形成する。
【0046】次に、図20に示すように、レジストパタ
ーン3を除去した後、図21に示すように第2の導電性
膜50であるTiN膜をCVD法又はスパッタ法で0.
05μm程度の厚さに、上記開口部4の内壁部及び上記
第1の導電性膜11の表面に形成し、さらに図22に示
すように、同様の方法でのCu膜6を開口部4を埋め込
むように、かつその厚さが第1の導電性膜50の表面上
0.4μm程度になるように形成する。なお、ここで形
成するCu膜6は純粋なCuに限られないことは実施の
形態1で述べたのと同様である。
【0047】次に、図23に示すように、化学機械研磨
法により、Cu膜6の研磨を、第1の導電性膜11の上
のCu膜が完全に除去されるまで行うことにより、Cu
膜配線61を形成する。ここで、この研磨は、少なくと
も第1の導電性膜が残存するように上記Cu膜を研磨す
る。すなわち、この研磨は、絶縁膜2の平坦部の第2の
導電性膜50の一部又は全部が除去されるが、少なくと
もその下の第1の導電性膜11は、完全には除去されず
第1の絶縁膜2上に残存するように行われる。従って、
この工程によって形成されるCu膜配線61は、第1の
絶縁膜2に対してではなく、残存した第1の導電性膜1
1又は第2の導電性膜50の表面に対して平坦になるよ
うに形成される。
【0048】次に、図24に示すように、ドライエッチ
ングにより、残存した第1の導電性膜11及び第1の導
電性膜11の表面の第2の導電性膜50を選択的に除去
する。ここで、このエッチングの条件としては、例え
ば、第1の導電性膜11及び第2の導電性膜5の材料が
ともにTiNである場合は、エッチングガスとして塩素
を含むガスを用いて、数℃〜数10℃の比較的低温でエ
ッチングを行う。このようなエッチング工程により、C
u膜61は第1の絶縁膜2の平坦部に対して突出した状
態で形成される。
【0049】次に、図25に示すように、熱CVD法又
はプラズマCVD法などにより、第2の絶縁膜7である
厚さ0.8μmのシリコン酸化膜を第1の絶縁膜2及び
Cu膜配線61の表面を覆うように形成する。
【0050】この実施の形態5の製造方法で得られる半
導体装置は、実施の形態1で示した半導体装置と同様の
構成のものである。しかし、この実施の形態5で示した
製造方法では、第1の導電性膜11を第1の絶縁膜2の
平坦部にのみ形成したことにより、第1の絶縁膜2の平
坦部に形成する導電性膜の厚さと開口部4の側壁部に形
成される導電性膜の厚さとを独立に制御することが可能
になる。その結果、研磨工程等他のプロセス条件の設定
の自由度が増し、またCu膜配線61が第1の絶縁膜2
より突出する部分の高さを制御することも可能となるた
め、実施の形態1で示した半導体装置がより制御よく製
造できるという効果がある。
【0051】なお、上記の実施の形態5で説明した半導
体装置の製造方法は、実施の形態2乃至実施の形態4で
説明した半導体装置の製造について適用できることはい
うまでもない。また、この第1の導電性膜11及び第2
の導電性膜50の材料はCu膜配線61とエッチング特
性の異なる材料であればTiN膜に限られずその他の材
料でもよく、例えばTiとシリコンと窒素の化合物から
なる膜や塩素によって容易にエッチングできるようなア
ルミニウム合金膜であってもよい。また、配線が1層の
場合のみならず、2層以上の多層配線構造の半導体装置
について適用してもよい。さらに、図20における第2
の導電性膜50の形成を省略して、Cu膜6を直接絶縁
膜2の開口部4の内部に形成する構成としてもよい。
【0052】
【発明の効果】この発明に係る半導体装置は、Cu膜配
線を半導体基板上に形成された第1の絶縁膜から突出す
るような構成としたので、Cu膜を研磨する際に、Cu
膜が第1の絶縁膜2に対して平坦になるまで研磨を行う
必要がなく、第1の絶縁膜の表面が直接研磨されること
はない。その結果、第1の絶縁膜表面にスクラッチが形
成されることがなくなり、スクラッチに残存したCuや
TiNにより配線が短絡されるという問題が回避できる
効果がある。また、第1の絶縁膜の表面に窪みが形成さ
れることもなくなるため、窪みの形成によりCu膜配線
の抵抗が増加するという問題が回避できる効果がある。
【0053】さらに、この発明に係る半導体装置は、絶
縁膜の開口部の内壁部を覆う導電性膜のうち、開口部の
側壁部分の導電性膜の膜厚が開口部の底面部の導電性膜
の膜厚より薄くなるように形成したので、煩雑な製造工
程を経ることなく、Cu膜配線の幅が不必要に減少する
ことを抑制できるという効果がある。
【0054】また、この発明に係る半導体装置は、絶縁
膜の表面から突出しているCu膜配線の上端部をシリコ
ン窒化膜で覆うようにしたので、耐酸化性に優れるCu
膜配線が形成できるという効果がある。
【0055】さらに、この発明に係る半導体装置は、C
u膜配線の側面部及び上面部をシリコン窒化膜で覆うよ
うにしたので、耐酸化性に優れるCu膜配線が形成でき
るという効果がある。
【0056】また、この発明に係る半導体装置は、Cu
膜配線の側面部及び上面部をAl膜で覆うようにしたの
で、耐酸化性に優れるとともに配線抵抗の低いCu膜配
線が形成できるという効果がある。
【0057】また、この発明に係る半導体装置の製造方
法は、半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、この絶
縁膜に開口部を形成する工程と、この開口部の内壁部を
含む絶縁膜上に導電性膜を形成する工程と、この導電性
膜上にCu膜を形成する工程と、上記絶縁膜の平坦部の
上の導電性膜が残存するように上記Cu膜を研磨する工
程と、上記絶縁膜の平坦部の上に残存する導電性膜を除
去する工程とを含むようにしたので、絶縁膜の表面が直
接研磨されることがなくなり、絶縁膜の表面にスクラッ
チや窪みが形成されることを防止でき、信頼性の高い半
導体装置の製造が可能になるという効果がある。
【0058】また、この発明に係る半導体装置の製造方
法は、半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、この絶
縁膜に開口部を形成する工程と、この開口部の内壁部を
含む絶縁膜上に導電性膜を、上記絶縁膜の開口部の側壁
部に形成される導電性膜の膜厚が前記絶縁膜の平坦部の
上に形成される導電性膜の膜厚よりも薄くなるように形
成する工程と、上記導電性膜上にCu膜を形成する工程
と、上記絶縁膜の平坦部の上の導電性膜が残存するよう
にこのCu膜を研磨する工程と、上記絶縁膜の平坦部の
上に残存する導電性膜を除去する工程とを含むようにし
たので、絶縁膜の表面が直接研磨されることがなくな
り、絶縁膜の表面にスクラッチや窪みが形成されること
を防止できるとともに、Cu膜配線の幅が不必要に減少
することを抑制できる半導体装置の製造が可能になると
いう効果がある。
【0059】また、この発明に係る半導体装置の製造方
法は、半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、この絶
縁膜上に第1の導電性膜を形成する工程と、この第1の
導電性膜を貫通して上記絶縁膜に開口部を形成する工程
と、第2の導電性膜を上記開口部の内壁部及び上記第1
の導電性膜の表面に形成する工程と、上記開口部を埋め
込むように上記第2の導電性膜上にCu膜を形成する工
程と、少なくとも上記絶縁膜の平坦部の上の第1の導電
性膜が残存するように上記Cu膜を研磨する工程と、上
記絶縁膜の平坦部の上に残存する第1の導電性膜及びこ
の第1の導電性膜の表面の第2の導電性膜を除去する工
程とを含むようにしたので、第1の絶縁膜の平坦部に形
成する導電性膜の厚さと開口部の側壁部に形成される導
電性膜の厚さとを独立に制御することが可能になる。そ
の結果、第1の絶縁膜の表面にスクラッチや窪みが形成
されることを防止できるとともに、Cu膜配線の幅が不
必要に減少することを抑制できるような半導体装置が制
御よく製造できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の半導体装置を示す断
面図。
【図2】この発明の実施の形態1の半導体装置の製造方
法を示す断面図。
【図3】この発明の実施の形態1の半導体装置の製造方
法を示す断面図。
【図4】この発明の実施の形態1の半導体装置の製造方
法を示す断面図。
【図5】この発明の実施の形態1の半導体装置の製造方
法を示す断面図。
【図6】この発明の実施の形態1の半導体装置の製造方
法を示す断面図。
【図7】この発明の実施の形態1の半導体装置の製造方
法を示す断面図。
【図8】この発明の実施の形態1の半導体装置の製造方
法を示す断面図。
【図9】この発明の実施の形態1の半導体装置の製造方
法を示す断面図。
【図10】この発明の実施の形態2の半導体装置を示す
断面図。
【図11】この発明の実施の形態3の半導体装置を示す
断面図。
【図12】この発明の実施の形態3の半導体装置の製造
方法を示す断面図。
【図13】この発明の実施の形態3の半導体装置の製造
方法を示す断面図。
【図14】この発明の実施の形態4の半導体装置を示す
断面図。
【図15】この発明の実施の形態4の半導体装置の製造
方法を示す断面図。
【図16】この発明の実施の形態5の半導体装置の製造
方法を示す断面図。
【図17】この発明の実施の形態5の半導体装置の製造
方法を示す断面図。
【図18】この発明の実施の形態5の半導体装置の製造
方法を示す断面図。
【図19】この発明の実施の形態5の半導体装置の製造
方法を示す断面図。
【図20】この発明の実施の形態5の半導体装置の製造
方法を示す断面図。
【図21】この発明の実施の形態5の半導体装置の製造
方法を示す断面図。
【図22】この発明の実施の形態5の半導体装置の製造
方法を示す断面図。
【図23】この発明の実施の形態5の半導体装置の製造
方法を示す断面図。
【図24】この発明の実施の形態5の半導体装置の製造
方法を示す断面図。
【図25】この発明の実施の形態5の半導体装置の製造
方法を示す断面図。
【図26】従来の半導体装置の製造方法を示す断面図。
【図27】従来の半導体装置の製造方法を示す断面図。
【図28】従来の半導体装置の製造方法を示す断面図。
【図29】従来の半導体装置の製造方法を示す断面図。
【図30】従来の半導体装置の製造方法を示す断面図。
【図31】従来の半導体装置の製造方法を示す断面図。
【図32】従来の半導体装置の製造方法を示す断面図。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 第1の絶縁
膜 3 レジストパターン 4 第1の絶縁
膜に形成した開口部 5 導電性膜 5a 絶縁膜の
平坦部の導電性膜 5b 開口部の側壁部の導電性膜 6 Cu膜 61 Cu膜配線 7 第2の絶縁
膜 8 第3の絶縁膜 81 第3の絶
縁膜 9 空隙 10 Al膜 11 第1の導電性膜 50 第2の導
電性膜

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、この半導体基板上に形成
    され、開口部を有する絶縁膜と、前記絶縁膜の開口部内
    部に埋め込まれ、上端部が前記絶縁膜の表面から突出し
    ているCu膜配線とを備えたことを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 半導体基板と、この半導体基板上に形成
    され、開口部を有する絶縁膜と、前記開口部の内壁部を
    覆う導電性膜と、前記開口部内部に埋め込まれ、上端部
    が前記絶縁膜の表面から突出しているCu膜配線とを備
    えたことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 開口部の側壁部の導電性膜が前記開口部
    の底面部の導電性膜より薄いことを特徴とする請求項2
    記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に形成された絶縁膜の表面
    から突出しているCu膜配線の上端部がシリコン酸化膜
    で覆われていることを特徴とする請求項1、請求項2又
    は請求項3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 半導体基板上に形成された絶縁膜の表面
    から突出しているCu膜配線の上端部がシリコン窒化膜
    で覆われていることを特徴とする請求項1、請求項2又
    は請求項3記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板と、この半導体基板上に形成
    され、開口部を有する絶縁膜と、前記開口部の底面部を
    覆う導電性膜と、前記開口部内部に埋め込まれ、上端部
    が前記絶縁膜の表面から突出しており、かつ上面部及び
    側面部がシリコン窒化膜で覆われているCu膜配線とを
    備えたことを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 半導体基板と、この半導体基板上に形成
    され、開口部を有する絶縁膜と、前記開口部の底面部を
    覆う導電性膜と、前記開口部内部に埋め込まれ、上端部
    が前記絶縁膜の表面から突出しており、かつ上面部及び
    側面部がAl膜で覆われているCu膜配線とを備えたこ
    とを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 絶縁膜の開口部を覆う導電性膜はチタン
    窒化膜、チタンシリコン窒化膜又はアルミニウム合金膜
    のいずれかであることを特徴とする請求項2、請求項
    3、請求項6又は請求項7記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 半導体基板上に絶縁膜を形成する工程
    と、前記絶縁膜に開口部を形成する工程と、前記開口部
    の内壁部を含む前記絶縁膜上に導電性膜を形成する工程
    と、前記導電性膜上にCu膜を形成する工程と、前記絶
    縁膜の平坦部の上の導電性膜が残存するように前記Cu
    膜を研磨する工程と、前記絶縁膜の平坦部の上に残存す
    る導電性膜を除去する工程とを含むことを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 半導体基板上に絶縁膜を形成する工程
    と、前記絶縁膜に開口部を形成する工程と、前記開口部
    の内壁部を含む前記絶縁膜上に導電性膜を、前記絶縁膜
    の開口部の側壁部に形成される導電性膜の膜厚が前記絶
    縁膜の平坦部の上に形成される導電性膜の膜厚よりも薄
    くなるように形成する工程と、前記導電性膜上にCu膜
    を形成する工程と、前記絶縁膜の平坦部の上の導電性膜
    が残存するように前記Cu膜を研磨する工程と、前記絶
    縁膜の平坦部の上に残存する導電性膜を除去する工程と
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 半導体基板上に絶縁膜を形成する工程
    と、前記絶縁膜上に第1の導電性膜を形成する工程と、
    前記第1の導電性膜を貫通して前記絶縁膜に開口部を形
    成する工程と、第2の導電性膜を前記絶縁膜の開口部の
    内壁部及び前記第1の導電性膜の表面に形成する工程
    と、前記第2の導電性膜上にCu膜を形成する工程と、
    少なくとも前記絶縁膜の平坦部の上の第1の導電性膜が
    残存するように前記Cu膜を研磨する工程と、前記絶縁
    膜の平坦部の上に残存する第1の導電性膜及びこの第1
    の導電性膜の表面の第2の導電性膜を除去する工程とを
    含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003077917A (ja) * 2001-09-04 2003-03-14 Sony Corp 配線の形成方法
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JP2014143225A (ja) * 2013-01-22 2014-08-07 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法および半導体装置

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