JPH1018919A - 圧力式アクチュエータ制御用ソレノイドバルブの異常判別方法およびその装置 - Google Patents

圧力式アクチュエータ制御用ソレノイドバルブの異常判別方法およびその装置

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JPH1018919A
JPH1018919A JP8176693A JP17669396A JPH1018919A JP H1018919 A JPH1018919 A JP H1018919A JP 8176693 A JP8176693 A JP 8176693A JP 17669396 A JP17669396 A JP 17669396A JP H1018919 A JPH1018919 A JP H1018919A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力式アクチュエータ制御用ソレノイドバル
ブの異常を簡単かつ正確に判別する。 【解決手段】 圧力式アクチュエータ19の作動状態を
検出する作動状態検出手段27と、大気圧導入用のソレ
ノイドバルブ12と、負圧導入用のソレノイドバルブ1
4とを備え、上記作動状態検出手段27によって圧力式
アクチュエータ19が作動状態にあることが確認された
時点で、一方のソレノイドバルブ14の制御状態をバル
ブ制御状態検出手段30によって検出し、このソレノイ
ドバルブ14の制御状態に応じて他方のソレノイドバル
ブ12が異常であるか否かを異常判別手段31によって
判別する圧力式アクチュエータ制御用ソレノイドバルブ
の異常判別方法およびその装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの排気還
流通路に設けられた排気還流制御弁の弁体等を駆動する
圧力式アクチュエータ制御用ソレノイドバルブの異常判
別方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平2−9937号公報
に示されるように、エンジンの排気通路と吸気通路とを
連通させる排気還流通路に、この排気還流通路を開閉す
る排気還流制御弁が介設されてなるエンジンにおいて、
エンジンの減速運転中に上記排気還流制御弁を一時的に
開閉させて、その開閉前後における吸気圧の変動が設定
範囲内にあるか否かを検出し、その検出結果に基づいて
上記排気還流制御弁の弁体を駆動する圧力式アクチュエ
ータ制御用ソレノイドバルブ等が正常に作動しているか
否かを判定する故障診断が行われている。
【0003】すなわち、上記故障診断は、大気圧導入用
のソレノイドバルブと、負圧導入用のソレノイドバルブ
とによって圧力式アクチュエータへの供給圧力を制御す
ることにより、排気還流制御弁の開度を調節して排気ガ
スの還流量を制御するように構成された排気還流制御装
置において、上記排気還流制御弁が開閉されることによ
って変動する吸気圧を検出し、この検出値に基づいて上
記ソレノイドバルブが正常に作動して排気還流制御が適
正に実行されているか否かを判定し、上記検出値が設定
範囲内にない場合に、排気還流制御弁が故障していると
診断するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の故障診断方
法によれば、排気還流制御弁が全く作動しないような故
障、例えば排気還流制御弁の弁体の固着または負圧ソレ
ノイドの開固着等の故障が発生した場合には、これを判
別することが可能である。また、大気圧導入用のソレノ
イドバルブが開放状態で固着した場合においても、理論
的には排気還流制御弁の作動状態に応じて変化する吸気
圧に基づいて上記異常を判別することができる。
【0005】しかし、上記大気圧導入用のソレノイドバ
ルブに接続された大気圧導入用通路は、通常その孔径が
小さいために上記大気圧導入用のソレノイドバルブが開
状態で固着した場合においても、負圧導入用のソレノイ
ドバルブが開放されて圧力式アクチュエータの負圧室に
負圧が導入されると、排気還流制御弁が作動することに
なるので、上記ソレノイドバルブの異常を正確に判別す
ることができないという問題がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑み、圧力式
アクチュエータ制御用ソレノイドバルブの異常を簡単か
つ正確に判別することができる圧力式アクチュエータ制
御用ソレノイドバルブの異常判別方法およびその装置を
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
圧力式アクチュエータの作動状態を検出する作動状態検
出手段と、大気圧導入用のソレノイドバルブと、負圧導
入用のソレノイドバルブとを備え、上記作動状態検出手
段の検出信号に応じて上記両ソレノイドバルブをそれぞ
れ制御することによって圧力式アクチュエータへの供給
圧力を調節するように構成されたものにおいて、上記作
動状態検出手段によって圧力式アクチュエータが作動状
態にあることが確認された時点で、一方のソレノイドバ
ルブの制御状態を検出し、このソレノイドバルブの制御
状態に応じて他方のソレノイドバルブが異常であるか否
かを判別するものである。
【0008】上記構成によれば、圧力式アクチュエータ
の作動時に、この圧力式アクチュエータへの供給圧力を
制御する大気圧導入用ソレノイドバルブまたは負圧導入
用ソレノイドバルブの一方の制御状態が検出され、この
制御状態が通常時に起こりえない状態であることが確認
された場合に、他方のソレノイドバルブが異常であると
判別されることになる。
【0009】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の圧力式アクチュエータ制御用ソレノイドバルブの異常
判別方法において、大気圧導入用のソレノイドバルブお
よび負圧導入用のソレノイドバルブをデューティ制御す
るとともに、その一方のデューティ比が予め設定された
基準値以上であるか否かを検出し、基準値以上であるこ
とが確認された場合に、他方のソレノイドバルブが異常
であると判別するものである。
【0010】上記構成によれば、圧力式アクチュエータ
の作動時に、この圧力式アクチュエータへの供給圧力を
制御する大気圧導入用ソレノイドバルブまたは負圧導入
用ソレノイドバルブの一方を制御するために出力される
制御信号のデューティ比が検出され、このデューティ比
が予め設定された基準値以上であると判定されて、上記
ソレノイドバルブの制御状態が通常時に起こりえない状
態にあることが確認された場合に、他方のソレノイドバ
ルブが異常であると判別されることになる。
【0011】請求項3に係る発明は、上記請求項1また
は2記載の圧力式アクチュエータ制御用ソレノイドバル
ブの異常判別方法において、負圧導入用のソレノイドバ
ルブの制御状態に応じて大気圧導入用ソレノイドバルブ
が異常であるか否かを判別するものである。
【0012】上記構成によれば、圧力式アクチュエータ
の作動時に、負圧導入用ソレノイドバルブの制御状態が
検出され、この制御状態が通常時に起こりえない状態で
あることが確認された場合に、大気圧導入用のソレノイ
ドバルブが異常であると判別されることになる。
【0013】請求項4に係る発明は、上記請求項1〜3
のいずれかに記載の圧力式アクチュエータ制御用ソレノ
イドバルブの異常判別方法において、エンジンの排気還
流通路に設けられた排気還流制御弁の弁体を駆動する圧
力式アクチュエータへの供給圧力を制御する大気圧導入
用のソレノイドバルブおよび負圧導入用のソレノイドバ
ルブのうちの一方が異常であるか否かを判別するもので
ある。
【0014】上記構成によれば、エンジンの排気還流通
路に設けられた排気還流制御弁の弁体を駆動する圧力式
アクチュエータの作動時に、この圧力式アクチュエータ
への供給圧力を制御する大気圧導入用ソレノイドバルブ
または負圧導入用ソレノイドバルブのうちの一方の制御
状態が検出され、この制御状態が通常時に起こりえない
状態であることが確認された場合に、他方のソレノイド
バルブが異常であると判別されることになる。
【0015】請求項5に係る発明は、圧力式アクチュエ
ータの作動状態を検出する作動状態検出手段と、大気圧
導入用のソレノイドバルブと、負圧導入用のソレノイド
バルブとを備え、上記作動状態検出手段の検出信号に応
じて上記両ソレノイドバルブをそれぞれ制御することに
よって圧力式アクチュエータへの供給圧力を調節するよ
うに構成されたものにおいて、一方のソレノイドバルブ
の制御状態を検出するバルブ制御状態検出手段と、上記
作動状態検出手段の検出信号に応じて圧力式アクチュエ
ータが作動状態にあることが確認された場合に、上記バ
ルブ制御状態検出手段の検出信号に応じて他方のソレノ
イドバルブが異常であるか否かを判別する異常判別手段
とを設けたものである。
【0016】上記構成によれば、圧力式アクチュエータ
の作動時に、この圧力式アクチュエータへの供給圧力を
制御する大気圧導入用ソレノイドバルブまたは負圧導入
用ソレノイドバルブの一方の制御状態がバルブ制御状態
検出手段によって検出され、この制御状態が通常時に起
こりえない状態であることが異常判別手段おいて確認さ
れた場合に、他方のソレノイドバルブが異常であると判
別されることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態に係る圧
力式アクチュエータ制御用ソレノイドバルブの異常判別
装置を備えたエンジンの概略構成を示している。このエ
ンジンは、エンジン本体1と、吸気通路2と、排気通路
3とを有している。上記吸気通路2には、その上流側か
ら順に、エアクリーナ4と、エアフローメータ5と、ス
ロットル弁6と、サージタンク8と、燃料噴射弁9とが
設けられている。
【0018】上記吸気通路2の途中、例えばサージタン
ク8には、排気通路3に連通する排気還流通路10が接
続され、この排気還流通路10には、排気還流制御弁1
1が設けられている。また、上記スロットル弁6の上流
側部には、大気圧導入用のソレノイドバルブ12を有す
る大気導入通路13が接続されるとともに、上記スロッ
トル弁6の下流側には、負圧導入用のソレノイドバルブ
14を有する負圧導入通路15が接続され、これらの大
気圧導入通路13および負圧導入通路15は、合流通路
16を介して排気還流制御弁11に接続されている。
【0019】上記排気還流制御弁11は、図2に示すよ
うに、排気還流通路10に設けられたハウジング17
と、このハウジング17に設置された弁体18と、この
弁体18を駆動する圧力式アクチュエータ19とを有
し、上記大気導入通路13および負圧導入通路15から
合流通路16を介して圧力式アクチュエータ19に供給
されるエアの供給圧力に応じ、上記弁体18が駆動され
る圧力押動式バルブからなっている。
【0020】上記圧力式アクチュエータ19は、弁体1
8にロッドを介して連結されたフッ素系ゴム材等からな
るダイヤフラム20と、その両側に設けられた負圧室2
1および大気圧室22と、上記負圧室21に配設されて
弁体18を閉弁方向に付勢するスプリング23と、上記
弁体18の位置を検出する位置センサ25とを備え、上
記負圧室21が合流通路16を介して上記大気圧導入通
路13および負圧導入通路15にそれぞれ接続されてい
る。
【0021】そして、下記のエンジンコントロールユニ
ット(ECU)26から出力されるデューティ信号に応
じて上記大気圧導入用のソレノイドバルブ12および負
圧導入用のソレノイドバルブ14がフィードバック制御
されることにより、上記負圧室21に導入される負圧と
大気圧との混合割合が調節され、この負圧室21に導入
される供給圧力に応じ、上記排気還流制御弁11の弁体
18がスプリング23の付勢力に抗して全閉位置から全
開位置に至る範囲に亘って駆動される。このようにして
上記負圧室21に作用する負圧が大きくなるに伴って上
記弁体18の開度が大きくなるよう駆動されることによ
り、エンジンの運転状態に対応して上記排気還流制御弁
11が開閉駆動され、排気通路3から吸気通路2に還流
される排気ガスの還流量が制御されるようになってい
る。
【0022】上記エンジンコントロールユニット26に
は、位置センサ25から出力される弁体18の位置検出
信号に応じて圧力式アクチュエータ19が作動状態にあ
るか否かを検出する作動状態検出手段27と、エンジン
回転数を検出する回転センサ7から出力されるエンジン
回転数の検出信号、スロットル弁6の開度を検出するス
ロットルセンサ28の検出信号およびエアフローメータ
5から出力される吸入空気量の検出信号に応じてエンジ
ンが後述する所定の運転状態にあるか否かを判別する運
転状態判別手段29とが設けられている。
【0023】また、上記エンジンコントロールユニット
26には、上記作動状態検出手段27および運転状態判
別手段29において、圧力式アクチュエータ19が作動
状態にあるとともに、エンジンが所定の運転状態にある
ことが確認された時点で、上記負圧導入用のソレノイド
バルブ14の制御状態を検出するバルブ制御状態検出手
段30と、このバルブ制御状態検出手段30の検出信号
に応じて上記大気圧導入用のソレノイドバルブ12が異
常であるか否かを判別する異常判別手段31とが設けら
れている。
【0024】すなわち、上記異常判別手段31は、負圧
導入用のソレノイドバルブ14をデューティ制御するた
めに出力される制御信号のデューティ比が、大気圧に応
じて設定された基準値よりも大きいか否かを判定し、大
きいことが確認された場合に、上記大気圧導入用のソレ
ノイドバルブ12に故障が発生したために通常では起こ
りえない負圧導入用のソレノイドバルブ14のデューテ
ィ制御が実行されていると判断し、表示手段32に異常
が発生したことを示す表示指令信号を出力するように構
成されている。
【0025】上記構成の異常判別装置によって実行され
る制御動作を図3に示すフローチャートに基づいて説明
する。上記制御動作がスタートすると、まずステップS
1において、異常判別用のタイマーを所定の診断時間C
xにセットするとともに、負圧導入用のソレノイドバル
ブ14の稼働時間、つまりデューティON時間を積算す
る積算タイマの積算時間Cvをリセットする初期値セッ
トを行う。
【0026】次いで、ステップS2においてエンジンが
所定の運転状態にあるか否かを判別する。このステップ
S2では、上記回転数センサ7によって検出されたエン
ジン回転数と、スロットルセンサ28によって検出され
たスロットル開度と、上記エアフローメータ5によって
検出された吸入空気量および上記エンジン回転数に基づ
いて算出された吸気充填効率とが、それぞれ所定範囲内
となった特定運転状態にあり、かつ上記エンジン回転数
の変化率と、スロットル開度の変化率と、吸気充填効率
の変化率と、上記位置センサ25によって検出された弁
体18の位置の変位率、つまり排気還流制御弁11の開
度の変化率とが、それぞれ所定値以下にある定常運転状
態にあることが確認された場合に、エンジンが所定の運
転状態にあると判別されるようになっている。
【0027】次いで、ステップS3において、上記異常
判別用のタイマーの積算時間Cxをデクリメントすると
ともに、ステップS4において、上記積算タイマの積算
時間Cvに、負圧導入用のソレノイドバルブ14の稼働
時間を加算する。そして、ステップS5において、上記
異常判別用のタイマーの診断時間Cxが0となったか否
か、つまり異常判定用のタイマーがタイムアップしたか
否かを判定する。
【0028】上記ステップS5でNOと判定された場合
には、上記ステップS2に戻って上記フローを繰り返
す。そして、上記ステップS5でYESと判定されて異
常判別用のタイマーがタイムアップしたことが確認され
た場合には、ステップS6において、図外の基準時間設
定テーブルから大気圧に対応した基準時間Sを読み出し
た後、ステップS7において、上記積算タイマの積算時
間Cvが上記基準時間S以上であるか否かを判定する。
上記基準時間設定テーブルは、高地における大気圧が低
地に比べて低くなることに起因して排気還流制御弁11
の弁体18を開放させるのに必要な負圧が変化するた
め、これに応じて上記異常判定用の基準時間Sを変化さ
せるように設定されたものである。
【0029】上記ステップS7でYESと判定され、所
定の診断時間Cxに対する上記積算時間Cvの比率、つ
まり単位時間当りにおける上記ソレノイドバルブ14の
稼働時間の割合からなるデューティ比が、予め設定され
た基準値以上であることが確認された場合には、ステッ
プS8において、圧力式アクチュエータ19を制御する
大気圧導入用のソレノイドバルブ12が異常であること
を示す表示信号を出力するとともに、ステップS9にお
いて、上記異常データを記憶する。
【0030】このように作動状態検出手段27によって
圧力式アクチュエータ19が作動状態にあることが確認
された時点で、負圧導入用のソレノイドバルブ12の制
御状態を検出し、その制御状態に応じて大気圧導入用の
ソレノイドバルブ12が異常であるか否かを判別するよ
うに構成したため、上記圧力式アクチュエータ19によ
って駆動される排気還流制御弁11の作動状態に関係な
く、上記大気導入用のソレノイドバルブ14が故障して
いるか否かを正確に判別することができる。
【0031】例えば、大気圧導入用のソレノイドバルブ
12が開放状態で固着するという故障が発生した場合に
は、上記位置センサ25による検出値と、エンジンの運
転状態に応じた目標値とに基づいて上記排気還流制御弁
11を開閉駆動するフィードバック制御を実行するた
め、上記負圧導入用のソレノイドバルブ14を開放して
上記圧力式アクチュエータ19の負圧室21内に負圧を
導入することにより、この負圧室21への供給圧力を制
御する際に、上記負圧導入用のソレノイドバルブ14が
通常では起こりえない制御状態となるので、この制御状
態に応じて上記大気導入用のソレノイドバルブ12の異
常を判別することができる。
【0032】つまり、上記合流通路16に接続された大
気導入通路13の孔径が小さいために、上記大気圧導入
用のソレノイドバルブ12が開放状態で固着した場合等
において、負圧導入用のソレノイドバルブ14の開放時
間を長くすることによって圧力式アクチュエータ19に
負圧室21に導入される負圧を所定値に調節するように
したものでは、上記排気還流制御弁11の作動状態を調
べても正確な異常判別は困難であるが、上記負圧導入用
のソレノイドバルブ14のデューティON時間が増大す
るため、これに基づいて大気圧導入用のソレノイドバル
ブ12の故障を正確に判別することができる。
【0033】また、上記実施形態では、作動状態検出手
段27によって圧力式アクチュエータ19が作動状態に
あることが確認されるとともに、エンジンが特定運転状
態かつ定常運転状態にある場合にのみ、上記負圧導入用
のソレノイドバルブ14の制御状態に基づく大気圧導入
用のソレノイドバルブ12の異常を判別するように構成
したため、エンジン回転数が極端な領域にある特殊運転
時またはエンジンの運転状態が著しく変化する過渡時等
に、上記異常判別が行われることによる誤判定を防止で
きるという利点がある。
【0034】なお、上記実施形態では、負圧導入用のソ
レノイドバルブ14の制御状態に応じて大気圧導入用の
ソレノイドバルブ12が異常であるか否かを判別するよ
うに構成した例について説明したが、上記大気圧導入用
のソレノイドバルブ12の制御状態を検出し、その制御
状態に応じて負圧導入用のソレノイドバルブ14が異常
であるか否かを判別するように構成してもよい。
【0035】また、上記負圧導入用のソレノイドバルブ
14の開固着によって負圧が導入されない場合や、排気
還流制御弁11の弁体18が固着する等の故障は、排気
還流制御弁11の作動状態を検出し、あるいは吸気通路
2内における吸気の圧力変動を検出することによって判
別することができるので、これらの方法による異常判別
と、上記本発明に係る異常判別とを併用するようにして
もよい。
【0036】また、上記実施形態では、大気導入用のソ
レノイドバルブ12および負圧導入用のソレノイドバル
ブ14をデューティ制御するものにおいて、その一方の
デューティ比に基づいて他方の異常を判別するように構
成した例について説明したが、上記両ソレノイドバルブ
12,14の開度をリニアに制御するものにおいて、上
記ソレノイドバルブ12,14の一方の開度に基づいて
その他方の異常を判別するように構成してもよい。
【0037】さらに、本発明に係る異常判別方法および
その装置は、排気還流制御弁11を駆動する圧力式アク
チュエータ制御用のソレノイドバルブに限らず、大気圧
導入用のソレノイドバルブと、負圧導入用のソレノイド
バルブとを備え、これらのソレノイドバルブをそれぞれ
制御することによって圧力式アクチュエータへの供給圧
力を調節するように構成されたものについて適用可能で
ある。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、圧力式
アクチュエータの作動状態を検出する作動状態検出手段
と、大気圧導入用のソレノイドバルブと、負圧導入用の
ソレノイドバルブとを備え、上記作動状態検出手段によ
って圧力式アクチュエータが作動状態にあることが確認
された時点で、一方のソレノイドバルブの制御状態を検
出し、このソレノイドバルブの制御状態に応じて他方の
ソレノイドバルブが異常であるか否かを判別するように
構成したため、上記大気圧導入用のソレノイドバルブに
接続された大気圧導入通路の孔径が小さいものにおい
て、上記大気圧導入用のソレノイドバルブが開放状態で
固着するという事態が生じた場合等に、上記負圧導入用
のソレノイドバルブの制御状態に基づいて大気圧導入用
のソレノイドバルブの異常を簡単かつ正確に判別できる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧力式アクチュエータ制御用ソレ
ノイドバルブの異常判別装置の実施形態を示す説明図で
ある。
【図2】圧力式アクチュエータの具体的構成を示す説明
図である。
【図3】上記異常判別装置による異常判別の制御動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 排気還流制御弁 12 大気圧導入用ソレノイドバルブ 14 負圧導入用ソレノイドバルブ 19 圧力式アクチュエータ 27 作動状態検出手段 30 バルブ制御状態検出手段 31 異常判別手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌倉 保 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力式アクチュエータの作動状態を検出
    する作動状態検出手段と、大気圧導入用のソレノイドバ
    ルブと、負圧導入用のソレノイドバルブとを備え、上記
    作動状態検出手段の検出信号に応じて上記両ソレノイド
    バルブをそれぞれ制御することによって圧力式アクチュ
    エータへの供給圧力を調節するように構成されたものに
    おいて、上記作動状態検出手段によって圧力式アクチュ
    エータが作動状態にあることが確認された時点で、一方
    のソレノイドバルブの制御状態を検出し、このソレノイ
    ドバルブの制御状態に応じて他方のソレノイドバルブが
    異常であるか否かを判別することを特徴とする圧力式ア
    クチュエータ制御用ソレノイドバルブの異常判別方法。
  2. 【請求項2】 大気圧導入用のソレノイドバルブおよび
    負圧導入用のソレノイドバルブをデューティ制御すると
    ともに、その一方のデューティ比が予め設定された基準
    値以上であるか否かを検出し、基準値以上であることが
    確認された場合に、他方のソレノイドバルブが異常であ
    ると判別することを特徴とする請求項1記載の圧力式ア
    クチュエータ制御用ソレノイドバルブの異常判別方法。
  3. 【請求項3】 負圧導入用のソレノイドバルブの制御状
    態に応じて大気圧導入用のソレノイドバルブが異常であ
    るか否かを判別することを特徴とする請求項1または2
    記載の圧力式アクチュエータ制御用ソレノイドバルブの
    異常判別方法。
  4. 【請求項4】 エンジンの排気還流通路に設けられた排
    気還流制御弁の弁体を駆動する圧力式アクチュエータへ
    の供給圧力を制御する大気圧導入用のソレノイドバルブ
    および負圧導入用のソレノイドバルブのうちの一方が異
    常であるか否かを判別することを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の圧力式アクチュエータ制御用ソレ
    ノイドバルブの異常判別方法。
  5. 【請求項5】 圧力式アクチュエータの作動状態を検出
    する作動状態検出手段と、大気圧導入用のソレノイドバ
    ルブと、負圧導入用のソレノイドバルブとを備え、上記
    作動状態検出手段の検出信号に応じて上記両ソレノイド
    バルブをそれぞれ制御することによって圧力式アクチュ
    エータへの供給圧力を調節するように構成されたものに
    おいて、一方のソレノイドバルブの制御状態を検出する
    バルブ制御状態検出手段と、上記作動状態検出手段の検
    出信号に応じて圧力式アクチュエータが作動状態にある
    ことが確認された場合に、上記バルブ制御状態検出手段
    の検出信号に応じて他方のソレノイドバルブが異常であ
    るか否かを判別する異常判別手段とを設けたことを特徴
    とする圧力式アクチュエータ制御用ソレノイドバルブの
    異常判別装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7677227B2 (en) 2005-07-04 2010-03-16 Denso Corporation Apparatus and method of abnormality diagnosis for supercharging pressure control system
KR20170127108A (ko) * 2016-05-10 2017-11-21 현대자동차주식회사 레일압력조절밸브의 성능진단방법
CN114607518A (zh) * 2022-03-22 2022-06-10 潍柴动力股份有限公司 一种电气调压阀失效检测方法及车辆

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