JP2003343362A - 圧力検出装置の故障判定装置 - Google Patents

圧力検出装置の故障判定装置

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JP2003343362A
JP2003343362A JP2002146355A JP2002146355A JP2003343362A JP 2003343362 A JP2003343362 A JP 2003343362A JP 2002146355 A JP2002146355 A JP 2002146355A JP 2002146355 A JP2002146355 A JP 2002146355A JP 2003343362 A JP2003343362 A JP 2003343362A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 圧力検出装置が正常であるにもかかわらず故
障していると誤判定されるのを回避でき、判定精度を向
上させることができる圧力検出装置の故障判定装置を提
供する。 【解決手段】 蒸発燃料処理系2のタンク内圧PTAN
Kを検出する圧力センサ14の故障を判定する故障判定
装置1は、ECU4を備える。ECU4は、大気開放処
理中に圧力センサ14により検出されたタンク内圧PT
ANKに基づいて、圧力センサ14の故障を暫定的に判
定し、パージ制御弁32およびベントシャット弁31の
故障を判定し、パージ制御弁32およびベントシャット
弁31の故障判定結果に応じて、圧力センサ14の故障
の有無を確定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンク内で発
生した蒸発燃料を、一時的に貯蔵し、内燃機関に供給す
る蒸発燃料処理系内の圧力を検出する圧力検出装置の故
障を判定する圧力検出装置の故障判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の故障判定装置として、例
えば特開平8−74678号公報に記載されたものが知
られている。この蒸発燃料処理系は、キャニスタ、燃料
タンク、チャージ通路、バイパス通路およびパージ通路
などで構成されており、キャニスタは、ベントシャット
弁の開閉により、大気側に連通・遮断される。また、パ
ージ通路には、パージ制御弁が設けられており、このパ
ージ制御弁により、キャニスタから内燃機関に送られる
蒸発燃料量すなわちパージ量が制御される。
【0003】さらに、チャージ通路には、2方向弁、切
換電磁弁および圧力センサが設けられている。この圧力
センサは、切換電磁弁の作動により、2方向弁よりも上
流側または下流側のチャージ通路に選択的に切り換えて
接続され、それにより、2方向弁よりも上流側および下
流側のチャージ通路内の圧力を検出する。この圧力セン
サの検出信号は、電子制御ユニットに送られる。また、
バイパス通路は、2方向弁をバイパスするためのもので
あり、バイパス通路の途中には、これを開閉するバイパ
ス弁が設けられている。以上のパージ制御弁、ベントシ
ャット弁、切換電磁弁およびバイパス弁は、電子制御ユ
ニットに電気的に接続されており、この電子制御ユニッ
トにより動作が制御される。
【0004】以上の故障判定装置では、蒸発燃料処理系
における所定の圧力状態を得るために、電子制御ユニッ
トにより、パージ制御弁、ベントシャット弁、切換電磁
弁およびバイパス弁が所定の動作状態に制御されるとと
もに、その制御中における圧力センサの検出信号に基づ
き、圧力センサの故障の有無が判定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の故障判定装
置によれば、圧力センサの故障判定が、上記各種の弁を
所定の動作状態に制御している状態での圧力センサの検
出信号に基づいて行われる。すなわち、各種の弁が正常
に動作していることを前提条件としている。そのため、
この前提条件が崩れ、各種の弁が正常に動作していない
場合には、圧力センサが正常であるにもかかわらず故障
していると誤判定されるおそれがある。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、圧力検出装置が正常であるにもかかわらず
故障していると誤判定されるのを回避でき、判定精度を
向上させることができる圧力検出装置の故障判定装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、燃料タンク20内で発生し
た蒸発燃料を、貯蔵部(例えば実施形態における(以
下、この項において同じ)キャニスタ22)に一時的に
貯蔵し、内燃機関3の吸気系(吸気管5)に供給すると
ともに、圧力制御弁(ベントシャット弁31、パージ制
御弁32)の開閉状態に応じて内部圧力(タンク内圧P
TANK)が制御される蒸発燃料処理系2の当該内部圧
力を検出する圧力検出装置(圧力センサ14)の故障を
判定する圧力検出装置の故障判定装置1であって、圧力
制御弁を駆動する弁駆動手段(ECU4)と、蒸発燃料
処理系2の所定の内部圧力状態を得るために、弁駆動手
段により圧力制御弁が所定の開閉状態に駆動されている
状態において圧力検出装置により検出された内部圧力に
基づいて、圧力検出装置の故障を暫定的に判定する故障
暫定判定手段(ECU4、ステップ26,33,34,
36)と、圧力制御弁の故障を判定する弁故障判定手段
(ECU4、ステップ2,8)と、弁故障判定手段およ
び暫定的判定手段の判定結果に応じて、圧力検出装置の
故障の有無を確定する確定手段(ECU4、ステップ2
4,42〜47)と、を備えることを特徴とする。
【0008】この圧力検出装置の故障判定装置によれ
ば、弁駆動手段により圧力制御弁が所定の開閉状態に駆
動されている状態において圧力検出装置により検出され
た内部圧力に基づいて、故障暫定判定手段により圧力検
出装置の故障が暫定的に判定され、弁故障判定手段によ
り圧力制御弁の故障が判定されるとともに、確定手段に
より、弁故障判定手段および暫定的判定手段の判定結果
に応じて、圧力検出装置の故障の有無が確定される。し
たがって、圧力検出装置が故障していると暫定的に判定
された場合において、圧力制御弁が故障していると判定
されたときには、圧力検出装置が正常であると確定でき
る一方、圧力制御弁が正常であると判定されたときに
は、圧力検出装置が故障していると確定できる。その結
果、圧力検出装置が正常であるにもかかわらず故障して
いると誤判定されるのを回避でき、判定精度を向上させ
ることができる
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
圧力検出装置(圧力センサ14)の故障判定装置1にお
いて、圧力制御弁は、蒸発燃料処理系2から吸気系(吸
気管5)に供給される蒸発燃料の量を制御するためのパ
ージ制御弁32を含み、弁故障判定手段(ECU4)
は、パージ制御弁32の故障を判定することを特徴とす
る。
【0010】一般に、蒸発燃料処理系では、パージ制御
弁が正常である場合、パージ制御弁により、蒸発燃料を
蒸発燃料処理系から吸気系に供給すると、吸気系の負圧
の影響により蒸発燃料処理系の内部圧力が低下するよう
に変化する。したがって、この圧力検出装置の故障判定
装置によれば、弁故障判定手段より、パージ制御弁が正
常であると判定されている場合、圧力検出装置により検
出された内部圧力がそのような傾向を示すか否かを判定
することにより、圧力検出装置が故障しているか否かを
確定することができる。また、一般に、パージ制御弁
は、蒸発燃料処理系に設けられているものであるので、
そのようなパージ制御弁を利用しながら、格別の判定用
の機器を付加することなく、圧力検出装置の故障判定を
実行することができる。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項1または2
に記載の圧力検出装置(圧力センサ14)の故障判定装
置1において、圧力制御弁は、貯蔵部の内部を大気側に
開放する状態と遮断する状態とに切換可能なベントシャ
ット弁31を含み、弁故障判定手段(ECU4)は、ベ
ントシャット弁31の故障を判定することを特徴とす
る。
【0012】一般に、蒸発燃料処理系では、ベントシャ
ット弁が正常である場合、ベントシャット弁により、貯
蔵部の内部を大気側に開放すると、蒸発燃料処理系の内
部圧力が大気圧に近づくように変化する。したがって、
この圧力検出装置の故障判定装置によれば、弁故障判定
手段より、ベントシャット弁が正常であると判定されて
いる場合、圧力検出装置により検出された内部圧力がそ
のような傾向を示すか否かを判定することにより、圧力
検出装置が故障しているか否かを確定することができ
る。また、一般に、ベントシャット弁は、蒸発燃料処理
系に設けられているものであるので、そのようなベント
シャット弁を利用しながら、格別の判定用の機器を付加
することなく、圧力検出装置の故障判定を実行すること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の一実施形態に係る圧力検出装置の故障判定装置につ
いて説明する。本実施形態の故障判定装置は、内燃機関
(以下「エンジン」という)の蒸発燃料処理系に設けら
れた圧力検出装置の故障判定を行うものであり、図1
は、本実施形態の故障判定装置1が適用された圧力検出
装置としての圧力センサ14、およびこれを備えたエン
ジン3の蒸発燃料処理系2の概略構成を示している。こ
の故障判定装置1は、ECU4を備えており、このEC
U4の詳細については後述する。
【0014】エンジン3は、ガソリンエンジンであり、
図示しない車両に搭載されている。このエンジン3の本
体には、エンジン水温センサ10およびクランク角セン
サ11が取り付けられている。エンジン水温センサ10
は、エンジン3の冷却水の温度であるエンジン水温TW
を検出し、その検出信号を後述するECU4に送る。一
方、クランク角センサ11は、エンジン3のクランクシ
ャフト(図示せず)の回転に伴い、所定のクランク角ご
とに、パルス信号であるCRK信号をECU4に出力す
る。ECU4は、このCRK信号に基づき、エンジン回
転数NEを算出する。
【0015】エンジン3の吸気管5(吸気系)には、ス
ロットル弁6が設けられ、その下流側には、吸気管内絶
対圧センサ12が取り付けられている。吸気管内絶対圧
センサ12は、吸気管5内の吸気管内絶対圧PBAを検
出し、その検出信号をECU4に送る。また、スロット
ル弁6の開度THは、スロットル弁開度センサ13によ
って検出され、その検出信号はECU4に出力される。
【0016】さらに、吸気管5の吸気管内絶対圧センサ
12よりも下流側には、インジェクタ7が吸気ポート
(図示せず)に臨むように取り付けられている。このイ
ンジェクタ7の開弁時間である燃料噴射時間TOUT
は、ECU4によって制御される。また、インジェクタ
7は、燃料供給管8を介して燃料タンク20に接続され
ており、この燃料供給管8の途中には、インジェクタ7
に燃料を圧送する燃料ポンプ9が設けられている。
【0017】蒸発燃料処理系2は、燃料タンク20、チ
ャージ通路21、キャニスタ22およびパージ通路23
などを備えており、燃料タンク20内で発生した蒸発燃
料を、キャニスタ22(貯蔵部)に一時的に貯留し、吸
気管5内に適宜、放出するものである。
【0018】燃料タンク20は、チャージ通路21を介
して、キャニスタ22に接続されており、燃料タンク2
0内で発生した蒸発燃料は、チャージ通路21を介して
キャニスタ22に送られる。燃料タンク20には、フロ
ート弁20aが設けられている。このフロート弁20a
は、チャージ通路21の燃料タンク20側のポートを開
閉するものであり、通常はポートを開放しており、燃料
タンク20が満タン状態のときや燃料タンク20内の燃
料が揺れたときなどには、ポートを閉鎖することによ
り、燃料がチャージ通路21側に流れ込むのを阻止す
る。
【0019】チャージ通路21の燃料タンク20側に
は、前記圧力センサ14が配置されている。この圧力セ
ンサ14は、例えば圧電素子で構成され、チャージ通路
21内の圧力を検出し、その検出信号をECU4に出力
する。このチャージ通路21内の圧力は、通常は燃料タ
ンク20内の圧力にほぼ等しいので、以下、タンク内圧
PTANKという。なお、本実施形態では、圧力センサ
14の零点ずれ量を算出するとともに、その零点ずれ量
に基づいて圧力センサ14の検出値を補正した値を、
「タンク内圧PTANK」という。
【0020】また、チャージ通路21の圧力センサ14
とキャニスタ22の間には、2方向弁25が設けられて
いる。この2方向弁25は、いずれもダイアフラム式の
正圧弁および負圧弁を組み合わせた機械式弁で構成され
ている。この正圧弁は、タンク内圧PTANKが上限
圧、すなわち大気圧よりも所定圧分高い所定圧力に達し
たときに開弁するように構成されており、その開弁によ
り、燃料タンク20内の蒸発燃料がキャニスタ22に送
られる。また、負圧弁は、タンク内圧PTANKが下限
圧、すなわちキャニスタ22側の圧力よりも所定圧分低
い所定圧力に達したときに開弁するように構成されてお
り、その開弁により、キャニスタ22に貯えられていた
蒸発燃料が燃料タンク20に戻される。
【0021】さらに、チャージ通路21には、2方向弁
25をバイパスするようにバイパス通路26が設けられ
ている。このバイパス通路26には、バイパス弁30が
設けられている。このバイパス弁30は、常閉タイプの
電磁弁で構成されており、通常はバイパス通路26を閉
鎖し、ECU4の制御によって励磁されたときに開弁す
ることにより、バイパス通路26を開放する。
【0022】キャニスタ22は、活性炭を内蔵してお
り、この活性炭によって蒸発燃料が吸着される。このキ
ャニスタ22には、大気側に開口する大気通路27が接
続されており、大気通路27には、これを開閉するベン
トシャット弁31が設けられている。このベントシャッ
ト弁31(圧力制御弁)は、常開タイプの電磁弁で構成
されており、通常は大気通路27を開放し、ECU4の
制御により励磁されたときに大気通路27を閉鎖する。
【0023】パージ通路23は、キャニスタ22と吸気
管5を連結しており、パージ通路23の途中には、これ
を開閉するパージ制御弁32が設けられている。このパ
ージ制御弁32(圧力制御弁)は、電磁弁で構成されて
おり、その開度は、ECU4からの駆動信号のデューテ
ィ比に応じて連続的に変化するように制御される。上記
ベントシャット弁31が開弁状態のときに、パージ制御
弁32が開弁することによって、キャニスタ22に貯え
られた蒸発燃料が、吸気管5内の負圧により吸気管5内
に送り込まれる(パージされる)。ECU4は、パージ
制御弁32の開度をデューティ制御することにより、キ
ャニスタ22から吸気管5に送り込まれる蒸発燃料の流
量、すなわちパージ流量を制御する。
【0024】ECU4は、I/Oインターフェース、C
PU、RAMおよびROMなどからなるマイクロコンピ
ュータで構成されている。前述した各種センサ10〜1
4からの検出信号はそれぞれ、I/Oインターフェース
でA/D変換や整形がなされた後、CPUに入力され
る。
【0025】CPUは、これらの入力信号に応じて、エ
ンジン3の運転状態を判別するとともに、判別した運転
状態に応じ、ROMに記憶された制御プログラムおよび
データや、RAMに記憶されたデータなどに従って、上
述した各種の弁30〜32の動作を制御する。これによ
り、蒸発燃料処理系2の動作を制御するとともに、ベン
トシャット弁31およびパージ制御弁32の故障と、蒸
発燃料処理系2のリークとを判定する処理、および圧力
センサ14の故障判定処理などを実行する。
【0026】以下、ベントシャット弁31およびパージ
制御弁32の故障と、蒸発燃料処理系2のリークとを判
定する処理について、図2〜図4を参照しながら説明す
る。図2は、そのメインルーチンを示し、図3は、それ
により得られる蒸発燃料処理系2の動作例を示してい
る。この処理は、エンジン3の始動後を含むエンジン運
転中に実行される。
【0027】まず、ステップ1(「S1」と図示。以下
同じ)で、大気開放処理を実行する。この処理では、バ
イパス弁(「BSV」と図示。以下同じ)30およびベ
ントシャット弁(「VSV」と図示。以下同じ)31を
開放するとともに、パージ制御弁(「PCS」と図示。
以下同じ)32を閉鎖することにより、蒸発燃料処理系
2が大気側に開放される(図3参照)。これにより、こ
の大気開放処理中、圧力センサ14、ベントシャット弁
31およびパージ制御弁32がいずれも正常に動作して
いる場合には、図3に示すように、タンク内圧PTAN
Kが大気圧(1atm)付近の値に近づくように制御さ
れる。
【0028】次に、ステップ2に進み、PCS故障判定
処理を実行する。この処理は、パージ制御弁32の故障
の有無を判定するものであり、具体的には、以下のよう
に実行される。まず、大気開放処理の終了後、所定の待
機時間が経過するまで、バイパス弁30、ベントシャッ
ト弁31およびパージ制御弁32を大気開放処理と同じ
動作状態に保持する。その後、待機時間が経過したとき
に、バイパス弁30を開放状態に、パージ制御弁32を
閉鎖状態にそれぞれ保持するとともに、ベントシャット
弁31を閉鎖状態に切り替える(図3参照)。すなわ
ち、パージ制御弁32を閉鎖したままでベントシャット
弁31を閉鎖することによって、蒸発燃料処理系2内を
大気圧および吸気管5内の負圧の影響を受けない状態に
する。
【0029】その状態で所定の判定時間が経過するまで
の間において、タンク内圧PTANKの所定サンプリン
グ時間ごとの変化量の絶対値が所定のしきい値を超えた
回数が、所定値を上回った場合には、パージ制御弁32
が実際には完全に閉鎖していないために、蒸発燃料処理
系2内の圧力が吸気管5側に漏れているとして、パージ
制御弁32が故障していると判定し、それを表すために
PCS故障判定フラグF_PCSNGを「1」にセット
する。
【0030】一方、所定の判定時間が経過するまでの間
において、上記変化量の絶対値が所定のしきい値以下で
あった回数が、所定値を上回った場合には、パージ制御
弁32が正常であると判定し、それを表すためにPCS
正常判定フラグF_PCSOKを「1」にセットする。
以上のように、このPCS故障判定処理では、パージ制
御弁32の故障の有無が判定されるとともに、その判定
結果に応じて、2つのフラグF_PCSNG,F_PC
SOKのいずれか一方が「1」にセットされる。なお、
これらのフラグF_PCSNG,F_PCSNGはいず
れも、エンジン始動時に「0」にリセットされる。
【0031】次いで、ステップ3に進み、上記ステップ
2の実行により、PCS故障判定フラグF_PCSNG
が「1」に、かつPCS正常判定フラグF_PCSOK
が「0」にそれぞれ設定されているか否かを判別する。
この判別結果がYESのときには、後述するステップ6
のリーク判定処理やステップ8のVSV故障判定処理な
どを実行することなく、そのまま本処理を終了する。こ
れは、パージ制御弁32が故障していると判定されたこ
とによって、リーク判定処理については、その判定が適
切に行えない可能性があり、VSV故障判定処理につい
ては、その故障を判定する必要がないためである。
【0032】一方、ステップ3の判別結果がNOで、パ
ージ制御弁32が正常であると判定されているときに
は、ステップ4に進み、故障暫定判定フラグF_KNG
が「1」であるか否かを判別する。この故障暫定判定フ
ラグF_KNGは、後述する圧力センサ14の故障判定
処理において、圧力センサ14が故障していると暫定的
に判定されたときに「1」に、それ以外のときに「0」
にそれぞれセットされる。
【0033】ステップ4の判別結果がYESのときに
は、圧力センサ14またはベントシャット弁31が正常
に動作していないために、やはりリーク判定を適切に行
えないおそれがあるとして、ステップ5〜7をスキップ
し、ステップ8に進み、VSV故障判定処理を実行す
る。
【0034】一方、ステップ4の答がNOのとき、すな
わち圧力センサ14が暫定的に故障していると判定され
ておらず、かつステップ2でパージ制御弁32が正常で
あると判定されているときには、リーク判定を実行する
ために、ステップ5において、パージ制御弁32を閉鎖
状態に保持するとともに、バイパス弁30を閉鎖状態
に、ベントシャット弁31を開放状態にそれぞれ切り替
える(図3参照)。そして、その状態でリーク判定の実
行条件が成立するまで待機する。
【0035】次に、ステップ6において、リーク判定処
理を実行する。図4は、このリーク判定処理のサブルー
チンを示しており、同図に示すように、この処理では、
まず、ステップ11において、大気開放モードを実行す
る。この処理は、ベントシャット弁31を開放状態に、
パージ制御弁32を閉鎖状態にそれぞれ保持するととも
に、バイパス弁30を開放状態に切り替えることによっ
て、タンク内圧PTANKを大気圧にほぼ等しい状態に
なるように制御するものである(図3参照)。
【0036】この大気開放モードの終了後、オープン減
圧モードに移行する(ステップ12)。このオープン減
圧モードでは、バイパス弁30を開放状態に保持し、ベ
ントシャット弁31を閉鎖状態に切り替えるとともに、
パージ制御弁32をデューティ制御することにより、吸
気管5内の負圧を蒸発燃料処理系2内に導入する。これ
により、タンク内圧PTANKが、大気圧とほぼ等しい
基準圧PATMTKMから減圧され(図3参照)、その
後、タンク内圧PTANKが所定の下限圧DPTOBJ
LOを下回ったときに、フィードバック(「F/B」と
図示。以下同じ)減圧モードに移行する(ステップ1
3)。
【0037】このフィードバック減圧モードでは、タン
ク内圧PTANKが減圧目標値PTGROSLKに収束
するように、パージ制御弁32がフィードバック制御さ
れる(図3参照)。この減圧目標値PTGROSLK
は、前記下限圧DPTOBJLOと所定の上限圧DPT
OBJHIの間の値として設定されている。
【0038】次に、タンク内圧PTANKが減圧目標値
PTGROSLKに収束したときに、リークチェックモ
ードに移行する(ステップ14)。このリークチェック
モードでは、バイパス弁30を開放状態に、ベントシャ
ット弁31を閉鎖状態にそれぞれ保持するとともに、パ
ージ制御弁32を閉鎖状態に切り替える(図3参照)。
そして、それ以降のタンク内圧PTANKの推移に基づ
いて、蒸発燃料処理系2内のリークの有無を判定し、本
処理を終了する。具体的には、リークチェックモードへ
の移行後、所定時間内におけるタンク内圧PTANKの
変化量をその所定の判定値と比較することによってリー
クの有無を判定する。
【0039】図2に戻り、前記ステップ6のリーク判定
処理に続いて、安定待ち処理を実行する(ステップ
7)。この処理では、図3に示すように、バイパス弁3
0を閉鎖状態に、ベントシャット弁31を開放状態にそ
れぞれ切り替えるとともに、パージ制御弁32の開度を
デューティ制御する。それにより、リーク判定処理のた
めに大気圧よりも低い状態に制御されたタンク内圧PT
ANKを、大気圧とほぼ等しい状態になるように制御す
る。
【0040】前記ステップ4または上記ステップ7に続
くステップ8では、VSV故障判定処理を実行する。こ
の処理は、ベントシャット弁31の故障の有無を判定す
るものであり、具体的には、図3に示すように、ベント
シャット弁31を開放状態に保持し、バイパス弁30を
開放状態に切り替えるとともに、パージ制御弁32の開
度をデューティ制御する。その状態で所定の判定時間が
経過するまでの間において、タンク内圧PTANKの所
定サンプリング時間ごとの変化量の絶対値が所定のしき
い値を超えた回数が、所定値を上回った場合には、ベン
トシャット弁31が実際には適切に開弁していないため
に、吸気管5内の負圧の影響によりタンク内圧PTAN
Kが低下している状態にあるとして、ベントシャット弁
31が故障していると判定し、それを表すためにVSV
故障判定フラグF_VSVNGを「1」にセットする。
【0041】一方、所定の判定時間が経過するまでの間
において、上記変化量の絶対値が所定のしきい値以下で
あった回数が、所定値を上回った場合には、ベントシャ
ット弁31が正常であると判定し、それを表すためにV
SV正常判定フラグF_VSVOKを「1」にセットす
る。以上のように、このVSV故障判定処理では、ベン
トシャット弁31の故障の有無が判定されるとともに、
その判定結果に応じて、2つのフラグF_VSVNG,
F_VSVOKのいずれか一方が「1」にセットされ
る。なお、これらのフラグF_VSVNG,F_VSV
NGはいずれも、エンジン始動時に「0」にリセットさ
れる。以上のようにVSV故障判定処理を実行した後、
本処理を終了する。
【0042】次に、図5および図6を参照しながら、圧
力センサ14の故障判定処理について説明する。本処理
は、エンジン3の始動後を含むエンジン運転中、前述し
た図2の判定処理に並行して、所定時間(例えば80m
sec)ごとに実行される。
【0043】まず、本処理では、ステップ21におい
て、判定許可フラグF_GOが「1」である否かを判別
する。この判定許可フラグF_GOは、圧力センサ1
4、パージ制御弁32およびベントシャット弁31以外
の他の機器の故障が検出されていないときには「1」
に、検出されているときには「0」にそれぞれセットさ
れる。この判別結果がNOで、他の機器の故障が検出さ
れているときには、図6のステップ38,39におい
て、正常判定カウンタの計数値CCOKおよび故障判定
カウンタの計数値CCNGをそれぞれ値0にセットす
る。
【0044】次に、ステップ40,41において、故障
暫定判定フラグF_KNGおよびセンサモニタ実行中フ
ラグF_FSCBPSをそれぞれ「0」にセットした
後、本処理を終了する。
【0045】図5に戻って、ステップ21の判別結果が
YESで、他の機器の故障が検出されていないときに
は、ステップ22に進み、判定実行済みフラグF_DO
NEが「1」であるか否かを判別する。この判定実行済
みフラグF_DONEは、エンジン3の始動時に「0」
にセットされ、後述するように、本処理による圧力セン
サ14の故障の有無が判定されたときに「1」にセット
される(後述するステップ32,48参照)。この判別
結果がYESで、圧力センサ14の故障判定を実行済み
であるときには、前記ステップ38〜41を実行した
後、本処理を終了する。
【0046】一方、ステップ22の判別結果がNOで、
圧力センサ14の故障判定を実行済みでないときには、
ステップ23に進み、ホットスタートフラグF_DLK
SOAKEが「1」であるか否かを判別する。このホッ
トスタートフラグF_DLKSOAKEは、エンジン3
がホットスタートされたときには「1」に、コールドス
タートされたときには「0」にそれぞれセットされる。
【0047】このステップ23の判別結果がYESで、
今回の運転がエンジン3のホットスタート後であるとき
には、誤判定のおそれがあるとして、ステップ48に進
み、判定実行済みフラグF_DONEを「1」にセット
した後、本処理を終了する。これにより、今回の運転期
間中、圧力センサ14の故障判定が禁止される。
【0048】一方、ステップ23の判別結果がNOで、
コールドスタート後であるときには、ステップ24に進
み、故障暫定判定フラグF_KNGが「1」であるか否
かを判別する。この判別結果がNOのときには、ステッ
プ25に進み、センサモニタ開始フラグF_PTANS
TOKが「1」であるか否かを判別する。このセンサモ
ニタ開始フラグF_PTANSTOKは、前記ステップ
1の大気開放処理の開始後、所定時間が経過したときに
「1」に、それ以外のときに「0」にそれぞれセットさ
れる。
【0049】この判別結果がNOのときには、前記ステ
ップ38〜41を実行した後、本処理を終了する。一
方、この判別結果がYESで、大気開放処理の開始後、
所定時間が経過したときには、図6のステップ26に進
み、圧力センサ14により検出されたタンク内圧PTA
NKが、下限値PTVENTL以上で上限値PTVEN
TH以下の範囲内にあるか否かを判別する。これらの下
限値PTVENTLおよび上限値PTVENTHはそれ
ぞれ、大気圧付近の所定値に予め設定される。
【0050】この判別結果がYESで、タンク内圧PT
ANKが上記範囲内にあるときには、ステップ27に進
み、正常判定カウンタの計数値CCOKをインクリメン
トする。
【0051】次に、ステップ28に進み、正常判定カウ
ンタの計数値CCOKが所定の判定値CTCJUD以上
であるか否かを判別する。この判別結果がNOのときに
は、ステップ29に進み、センサモニタ実行中フラグF
_FSCBPSを「1」にセットした後、本処理を終了
する。このセンサモニタ実行中フラグF_FSCBPS
が「1」にセットされている場合、バイパス弁30およ
びベントシャット弁31がいずれも開放状態に保持され
るとともに、パージ制御弁32が閉鎖状態に保持され
る。すなわち、前述した大気開放処理が継続して実行さ
れる。
【0052】一方、ステップ28の判別結果がYES
で、タンク内圧PTANKが前記範囲内にある状態の発
生回数、すなわち大気圧付近にある状態の発生回数が判
定値CTCJUD以上になったときには、圧力センサ1
4が正常であるとして、ステップ30に進み、それを表
すために正常判定フラグF_OKを「1」にセットす
る。
【0053】次に、ステップ31に進み、センサモニタ
実行中フラグF_FSCBPSを「0」にセットする。
これにより、前述した大気開放処理からPCS故障判定
処理に移行する。次いで、ステップ32に進み、判定実
行済みフラグF_DONEを「1」にセットした後、本
処理を終了する。
【0054】一方、ステップ26の判別結果がNOで、
タンク内圧PTANKが前記範囲外にあるとき(すなわ
ちPTANK<PTVENTLまたはPTVENTH<
PTANKのとき)には、ステップ33に進み、故障判
定カウンタの計数値CCNGをインクリメントする。
【0055】次に、ステップ34に進み、故障判定カウ
ンタの計数値CCNGが前記判定値CTCJUD以上で
あるか否かを判別する。この判別結果がNOのときに
は、ステップ35に進み、前記ステップ29と同様に、
センサモニタ実行中フラグF_FSCBPSを「1」に
セットした後、本処理を終了する。
【0056】一方、ステップ34の判別結果がYES
で、タンク内圧PTANKが前記範囲外にある状態の発
生回数、すなわち大気圧付近にない状態の発生回数が判
定値CTCJUD以上になったときには、圧力センサ1
4が暫定的に故障しているとして、ステップ36に進
み、それを表すために故障暫定判定フラグF_KNGを
「1」にセットする。
【0057】次に、ステップ37に進み、前記ステップ
31,41と同様に、センサモニタ実行中フラグF_F
SCBPSを「0」にセットした後、本処理を終了す
る。
【0058】一方、前記ステップ24の判別結果がYE
Sで、圧力センサ14が暫定的に故障していると判定済
みであるときには、ステップ42に進み、前述したPC
S故障判定フラグF_PCSNGが「1」であるか否か
を判別する。
【0059】この判別結果がYESで、パージ制御弁3
2が故障していると判定済みであるときには、圧力セン
サ14が正常であるとして、ステップ45に進み、それ
を表すために正常判定フラグF_OKを「1」にセット
する。次に、前記ステップ48を実行した後、本処理を
終了する。
【0060】一方、ステップ42の判別結果がNOのと
きには、ステップ43に進み、前述したPCS正常判定
フラグF_PCSOKが「1」であるか否かを判別す
る。この判別結果がNOで、パージ制御弁32の故障の
有無が判定されていないときには、そのまま本処理を終
了する。一方、この判別結果がYESで、パージ制御弁
32が正常であると判定済みであるときには、ステップ
44に進み、前述したVSV故障判定フラグF_VSV
NGが「1」であるか否かを判別する。
【0061】この判別結果がYESで、ベントシャット
弁31が故障していると判定済みであるときには、圧力
センサ14が正常であるとして、前記ステップ45を実
行し、次に、前記ステップ48を実行した後、本処理を
終了する。
【0062】一方、ステップ44の判別結果がNOのと
きには、ステップ46に進み、VSV正常判定フラグF
_VSVOKが「1」であるか否かを判別する。この判
別結果がNOで、ベントシャット弁31の故障の有無が
判定されていないときには、そのまま本処理を終了す
る。
【0063】一方、ステップ46の判別結果がYES
で、ベントシャット弁31が正常であると判定済みであ
るときには、圧力センサ14が故障しているとして、ス
テップ47に進み、それを表すために故障確定フラグF
_FSDを「1」にセットする。次いで、前記ステップ
48を実行した後、本処理を終了する。
【0064】以上の本実施形態の故障判定装置1によれ
ば、大気開放処理中、これを開始してから所定時間が経
過した以降、タンク内圧PTANKが大気圧付近にない
状態(PTANK<PTVENTLまたはPTVENT
H<PTANKの状態)の発生回数が判定値CTCJU
D以上になったときには、圧力センサ14が故障してい
ると暫定的に判定される。そして、そのように暫定的に
判定された場合において、ベントシャット弁31および
パージ制御弁32がいずれも正常であると判定されたと
きには、圧力センサ14が故障していると確定される。
一方、ベントシャット弁31またはパージ制御弁32が
故障していると判定されたときには、圧力センサ14が
正常であると確定される。したがって、圧力センサ14
が正常であるにもかかわらず故障していると誤判定され
るのを回避でき、判定精度を向上させることができる。
【0065】また、一般に、パージ制御弁32およびベ
ントシャット弁31は、蒸発燃料処理系2に設けられて
いるものであるので、そのような2つの弁を利用しなが
ら、格別の判定用の機器を付加することなく、圧力セン
サ14の故障判定を実行することができる。
【0066】なお、本発明の故障判定装置は、実施形態
の圧力センサ14に限らず、蒸発燃料処理系2内の圧力
を検出する圧力検出装置であれば適用可能である。ま
た、本発明の故障判定装置は、バイパス弁30および2
方向弁25が省略された蒸発燃料処理系2内の圧力を検
出する圧力検出装置に適用してもよい。さらに、圧力制
御弁は、実施形態のベントシャット弁31およびパージ
制御弁32のような電磁弁に限らず、電動弁などの開閉
状態に応じて蒸発燃料処理系2内の圧力を制御可能なも
のであればよい。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明の圧力検出装置の
故障判定装置によれば、圧力検出装置が正常であるにも
かかわらず故障していると誤判定されるのを回避でき、
判定精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る故障判定装置、およ
びこれが適用された圧力検出装置を備えた蒸発燃料処理
系の概略構成を示す図である。
【図2】ベントシャット弁およびパージ制御弁の故障
と、蒸発燃料処理系のリークとを判定する処理のメイン
ルーチンを示すフローチャートである。
【図3】蒸発燃料処理系の動作例を示すタイミングチャ
ートである。
【図4】図2のステップ6のリーク判定処理のサブルー
チンを示すフローチャートである。
【図5】圧力センサの故障判定処理の一部を示すフロー
チャートである。
【図6】図5の続きを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 故障判定装置 2 蒸発燃料処理系 3 内燃機関 4 ECU(弁駆動手段、故障暫定判定手段、弁故障
判定手段、確定手段) 5 吸気管(吸気系) 14 圧力センサ(圧力検出装置) 20 燃料タンク 22 キャニスタ(貯蔵部) 31 ベントシャット弁(圧力制御弁) 32 パージ制御弁(圧力制御弁) PTANK タンク内圧(蒸発燃料処理系の内部圧力)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F055 AA21 BB20 CC60 DD20 EE23 FF31 GG11 HH01 3G044 BA22 DA02 EA03 EA07 EA55 FA02 FA13 FA20 GA02 GA16 GA22 GA27

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク内で発生した蒸発燃料を、貯
    蔵部に一時的に貯蔵し、内燃機関の吸気系に供給すると
    ともに、圧力制御弁の開閉状態に応じて内部圧力が制御
    される蒸発燃料処理系の当該内部圧力を検出する圧力検
    出装置の故障を判定する圧力検出装置の故障判定装置で
    あって、 前記圧力制御弁を駆動する弁駆動手段と、 前記蒸発燃料処理系の所定の内部圧力状態を得るため
    に、前記弁駆動手段により前記圧力制御弁が所定の開閉
    状態に駆動されている状態において前記圧力検出装置に
    より検出された内部圧力に基づいて、前記圧力検出装置
    の故障を暫定的に判定する故障暫定判定手段と、 前記圧力制御弁の故障を判定する弁故障判定手段と、 当該弁故障判定手段および前記暫定的判定手段の判定結
    果に応じて、前記圧力検出装置の故障の有無を確定する
    確定手段と、 を備えることを特徴とする圧力検出装置の故障判定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記圧力制御弁は、前記蒸発燃料処理系
    から前記吸気系に供給される前記蒸発燃料の量を制御す
    るためのパージ制御弁を含み、 前記弁故障判定手段は、前記パージ制御弁の故障を判定
    することを特徴とする請求項1に記載の圧力検出装置の
    故障判定装置。
  3. 【請求項3】 前記圧力制御弁は、前記貯蔵部の内部を
    大気側に開放する状態と遮断する状態とに切換可能なベ
    ントシャット弁を含み、 前記弁故障判定手段は、前記ベントシャット弁の故障を
    判定することを特徴とする請求項1または2に記載の圧
    力検出装置の故障判定装置。
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