JPH10187791A - テスト回路自動生成方法 - Google Patents

テスト回路自動生成方法

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JPH10187791A
JPH10187791A JP8356626A JP35662696A JPH10187791A JP H10187791 A JPH10187791 A JP H10187791A JP 8356626 A JP8356626 A JP 8356626A JP 35662696 A JP35662696 A JP 35662696A JP H10187791 A JPH10187791 A JP H10187791A
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JP
Japan
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information
test circuit
terminal
block
lsi
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JP8356626A
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Inventor
Masaki Kobayashi
正樹 小林
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定のルールを規定する表形式のインフォメ
ーション・パレットからLSIのテスト回路を容易に自
動生成する。 【解決手段】 「外部端子名とその方向」、「テストモ
ード制御信号名とその論理」、「各機能ブロックの端子
名とその方向」、「テストモード時以外の場合の各配線
の結線状態情報」、「テストモード時の場合の各配線の
結線状態情報」の各条件を明確にする所定記述ルールで
表現されるインフォメーション・パレットを作成し、こ
のインフォメーション・パレットをもとに特定の回路形
式を持つテスト回路の機能を表現するHDL記述ファイ
ルまたは論理回路を自動的に生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSI開発を実施
する際に使用される、回路図入力用のCAEツールとH
DL(Hardware Discription L
anguage:機能記述言語)を入力するテキスト・
エディタの2つのツールの代用となる、また更に、前記
2つのツールに加えて、HDLを入力データとする論理
合成ツールを加えた3つのツールの代用となるテスト回
路自動生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実際の論理回路を自動生成する際
の機能記述を表現する言語としては、”Verilog
−HDL”(Verilog−HDLはCadence
社の登録商標)がよく知られている。この”Veril
og−HDL”は機能記述言語(以下、HDLと略称す
る)の一種であり、現在”VHDL”と並んでLSI開
発におけるHDLの双璧となっている。ここで、HDL
で記述された回路は、論理合成ツールを用いることによ
り、実際の論理回路を自動的に生成することができる。
このHDLによる論理合成ツールの流れは、”トップダ
ウン設計”と呼ばれ、近年、特に注目されている。
【0003】現在、LSI開発において論理回路(ここ
では、”ANDゲート”)を表現する場合には、図11
に示すように記述されるが、HDLを用いて論理回路
(ANDゲート)を表現する場合は、図12に示すよう
に記述する。同様にして、HDLを用いて”ORゲー
ト”を表現する場合は図13に示すように記述し、HD
Lを用いて”セレクタ回路”を表現する場合は図14に
示すように記述する。
【0004】また、現在の多くは、CADツールを用い
て論理回路の絵を書き、その絵を論理接続情報に変換し
てシミュレーションを行う。しかし、この手法はベンダ
提供の論理ライブラリに依存するため、開発する半導体
ベンダが決定されないとCADツールを使用することが
できないが、HDLを用いれば半導体ベンダに依存せず
に論理回路の設計を行うことができる。
【0005】ここで、LSI開発のテスト回路設計に注
目すると、近年のLSIは大規模化及び高機能化が進ん
でいるため、LSI内部を機能ブロックに分割し、複数
の設計者が分担設計するという設計手法が用いられてい
る。この時、各機能ブロックの機能確認を行う場合、L
SIの外部ピンから各機能ブロックの出力信号を直接観
測したり、各機能ブロックの入力信号を直接駆動できる
ことが望ましい。このような機能を実現する回路がテス
ト回路であり、LSI設計において、このテスト回路設
計は重要なポイントを占めている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来におけ
るLSIのテスト回路は、”ANDゲート”、”ORゲ
ート”、”セレクタ回路”と少量のデコーダ回路で基本
的に構成されているため、個々のテスト回路そのものは
複雑な論理回路ではないが、大規模なLSIになると、
回路数が多くなるので、設計にかなりの労力を要する。
また、テスト回路数が多いと、回路図入力におけるケア
レスミスが発生し易い。更に、設計ミスやLSIの仕様
変更が発生した場合、これに必要な回路修正に膨大な時
間と労力を要していた。
【0007】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、LSIのテスト回路を設計するに際し、
所定のルールを規定する表形式のインフォメーション・
パレットからLSIのテスト回路を容易に自動生成でき
るテスト回路自動生成方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のテスト回路自動生成方法は、所定のルールに
よって規定された表形式のインフォメーション・パレッ
トに必要な情報を記入し、この情報をもとに論理回路を
表現する機能記述言語(HDL)を自動生成することを
特徴とする。
【0009】これにより、インフォメーション・パレッ
トを活用して、特定の回路形式を持つテスト回路の機能
を表現するHDL記述ファイルまたは論理回路の自動生
成が可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、所定のルールによって規定された表形式のインフォ
メーション・パレットに必要な情報を記入し、この情報
をもとに論理回路を表現する機能記述言語(HDL)を
自動生成するものであり、この機能記述言語(HDL)
を論理合成ツールに入力し、機能記述言語(HDL)か
ら実際の論理回路を自動生成できる。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明において
は、所定のルールによって規定された表形式のインフォ
メーション・パレットに必要な情報を記入し、この情報
をもとに論理回路を自動生成することができる。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、所定の
ルールによって規定された表形式のインフォメーション
・パレットに必要な情報を記入し、この情報をもとにL
SIのテスト回路を表現する機能記述言語(HDL)を
自動生成するものであり、このインフォメーション・パ
レットによる機能記述言語(HDL)を活用してテスト
回路を生成することができる。
【0013】本発明の請求項4に記載の発明において
は、所定のルールによって規定された表形式のインフォ
メーション・パレットに必要な情報を記入し、この情報
をもとにLSIのテスト回路を自動生成することができ
る。
【0014】本発明の請求項5に記載の発明において
は、インフォメーション・パレットを「外部端子名とそ
の方向」、「テストモード制御信号名とその論理」、
「各機能ブロックの端子名とその方向」、「テストモー
ド時以外の場合の各配線の結線状態情報」、「テストモ
ード時の場合の各配線の結線状態情報」の各条件を明確
にする所定記述ルールで表現することにより、外部端子
の方向を判断し、回路の各構成要素と各機能ブロックの
端子とを結線し、各テストモード制御信号に対する結線
状態を決定することができる。
【0015】以下、本発明の実施の形態について、図1
ないし図14及び表1ないし表5を用いて説明する。
【0016】本発明のテスト回路自動生成方法が適用さ
れるLSIの外部ピンには、「入力専用外部端子」、
「出力専用外部端子」、「双方向外部端子」の3種類の
外部端子が存在する。
【0017】ここで、一例として、ACTブロック、T
IMブロック、CPUブロックの3つの機能ブロックを
持つLSIを用いる。ただし、ACTブロックは変調機
能を持つ機能ブロックの仮称であり、TIMブロックは
他の機能ブロックが必要とするクロックや制御信号を発
生するタイミング・ジェネレータの仮称であり、CPU
ブロックは中央演算処理装置の仮称である。
【0018】以下に示す例では、PINAはLSIの入
力専用の外部端子の1つであり、PINBはLSIの出
力専用の外部端子の1つであり、PINCはLSIの双
方向の外部端子の1つである。
【0019】LSIのテスト回路を設計するに際して
は、PINA、PINB、PINCの各外部端子に対応
するACTブロック、TIMブロック、CPUブロック
のテストモード毎の端子名や接続先を表すのに必要な情
報を抽出するために、所定のルールで規定された表形式
のインフォメーション・パレットを作成する。このイン
フォメーション・パレット(表形式の情報記述手段)は
本発明が必要とする情報である。また、このインフォメ
ーション・パレットの作成は、従来手法(ボトムアップ
設計)におけるテスト回路設計においても、表の形式の
違いや情報整理の手段が表という形を取らないという相
違点があっても、情報の抽出及び整理を行う工程は必要
である。しかしながら、本発明の実施の形態では、この
インフォメーション・パレットを作成することにより、
上述のLSIのテスト回路またはそのテスト回路を表現
するHDLを自動的に生成するものである。
【0020】表1は、テスト・モード毎のLSIの機能
ブロックの端子とLSIの外部端子の接続状態を示す表
の作成例を示す。
【0021】
【表1】次に、各外部端子についてのテスト回路の生成
例につき説明する。本発明の実施の形態では、LSIの
テスト回路のVerilog−HDL記述を生成するた
めに必要な情報を表1から得る。ここでは、必要な情報
を取得し易いように変形及び整理してVerilog−
HDLの生成を行う場合の例をPINA、PINB、P
INCの各外部端子について、以下に説明する。
【0022】まず、PINA(入力専用の外部端子)の
テスト回路の生成例について、図1及び図2と表2を参
照して述べる。図1は本ソフトウェアを生成するPIN
Aのテスト回路のVerilog−HDL記述の例を示
し、図2は本ソフトウェアのPINAについての処理手
順を示すフローチャートである。表2は本ソフトウェア
が必要とするPINAについての情報を整理したインフ
ォメーション・パレットの例を示す。
【0023】
【表2】図2において、本ソフトウェアのステップ1で
は、表2の欄(1)を参照し、”(in)”という記号
を見つけると、この表2が入力専用端子についての情報
が記入されていることを判断する。次のステップ2で
は、表2の欄(1)〜(10)を参照し、全ての記入事
項をソフトウェア内のバッファAに格納する。次にバッ
ファAの内容から記号”(”と”)”で囲まれた部分を
削除し、ソフトウェア内のバッファBに格納する。そし
て、図1の1.に示すように、”modulePIN
A(”と記述した後、バッファBの内容を”,”で区切
って出力し、最後に”;”を付加する。これにより、図
1の1.に示すモジュール宣言の記述がなされる。
【0024】次のステップ3では、表2の欄(1)に記
入された内容の”(in)”という記号を削除し、”i
nput”と記述した後に出力し、最後に”;”を付加
する。次いで表2の欄(2)、(5)、(8)を参照
し、” ̄”という記号以外の信号名を”input”と
記述した後に”,”で区切って出力し、最後に”;”を
付加する。また、表2の欄(4)、(7)、(10)を
参照し、” ̄”という記号以外の信号名をバッファCに
格納する。次いでバッファCの内容から”(”と”)”
に囲まれた内容を削除し、”input”と記述した後
に”,”で区切って出力し、最後に”;”を付加する。
更に、表2の欄(3)、(6)、(9)を参照し、”
 ̄”という記号以外の信号名をバッファCに格納する。
バッファCの内容から”(”と”)”に囲まれた内容を
削除し、”output”と記述した後に”,”で区切
って出力し、最後に”;”を付加する。これにより、図
1の2.に示す入出力宣言の記述がなされる。
【0025】次のステップ4では、表2の欄(2)、
(3)、(4)を参照し、ソフトウェア内のバッファに
格納する。欄(2)の内容を検討し、” ̄”という記号
が記入されていることからセレクタの制御信号がないこ
とを判断し、外部端子PINAとActブロックの端子
Ai_aが常に接続されている状態を表現するVeri
log−HDL記述を生成する。これにより、図1の3.
に示すActブロックについての記述がなされる。
【0026】次のステップ5では、表2の欄(5)、
(6)、(7)を参照し、ソフトウェア内のバッファに
格納する。欄(5)の内容を検討し、”tim”という
制御信号が”1”の時に、外部端子PINAとTimブ
ロックの端子Ai_tが接続され、”tim”が”0”
の時に、Actブロックの端子Ao_aとTimブロッ
クの端子Ai_tが接続されるセレクタを表現するVe
rilog−HDL記述を生成する。これにより、図1
の4.に示すTimブロックについての記述がなされる。
【0027】次のステップ6では、表2の欄(8)、
(9)、(10)を参照し、ソフトウェア内のバッファ
に格納する。欄(8)の内容を検討し、”cpu”とい
う制御信号が”1”の時に、外部端子PINAとCpu
ブロックの端子Ai_cが接続され、”cpu”が”
0”の時に、Timブロックの端子Ao_aとCpuブ
ロックの端子Ai_cが接続されるセレクタを表現する
Verilog−HDL記述を生成する。これにより、
図1の5.に示すCpuブロックについての記述がなされ
る。そして、ステップ7では、文字列”endmodu
le”を出力する。即ち図1の6.で示す”endmod
ule”の記述がなされる。
【0028】次に、PINB(出力専用の外部端子)の
テスト回路の生成例について、図3及び図4と表3を参
照して述べる。図3は本ソフトウェアを生成するPIN
Bのテスト回路のVerilog−HDL記述の例を示
し、図4は本ソフトウェアのPINBについての処理手
順を示すフローチャートである。表3は本ソフトウェア
が必要とするPINBについての情報を整理したインフ
ォメーション・パレットの例を示す。
【0029】
【表3】図4において、本ソフトウェアのステップ11
では、表3の欄(11)を参照し、”(out)”とい
う記号を見つけると、この表3が出力専用端子について
の情報が記入されていることを判断する。次のステップ
12では、表1の欄(11)〜(20)を参照し、全て
の記入事項をソフトウェア内のバッファAに格納する。
次にバッファAの内容から記号”(”と”)”で囲まれ
た部分を削除し、ソフトウェア内のバッファBに格納す
る。バッファB内の全ての内容を比較し、重複するもの
があった場合は、その内容を削除する。そして、図3の
1.に示すように、”module PINB(”と記述
した後、バッファBの内容を”,”で区切って出力し、
最後に”;”を付加する。これにより、図3の1.に示す
モジュール宣言の記述がなされる。
【0030】次のステップ13では、表3の欄(11)
に記入された内容の”(in)”という記号を削除
し、”intput”と記述した後に出力し、最後
に”;”を付加する。次いで表2の欄(12)、(1
5)、(18)を参照し、” ̄”という記号以外の信号
名を”input”と記述した後に”,”で区切って出
力し、最後に”;”を付加する。また、表3の欄(1
3)、(16)、(19)を参照し、” ̄”という記号
以外の信号名をバッファCに格納する。次いでバッファ
Cの内容から”(”と”)”に囲まれた内容を削除
し、”input”と記述した後に”,”で区切って出
力し、最後に”;”を付加する。更に、表3の欄
(3)、(6)、(9)を参照し、” ̄”という記号以
外の信号名をバッファCに格納する。バッファCの内容
から”(”と”)”に囲まれた内容を削除し、”out
put”と記述した後に”,”で区切って出力し、最後
に”;”を付加する。これにより、図3の2.に示す入出
力宣言の記述を行う。
【0031】次のステップ14では、表3の欄(1
2)、(13)、(14)を参照し、ソフトウェア内の
バッファに格納する。欄(12)の内容を検討し、”a
ct”という制御信号が”1”の時に、信号線aとAc
tブロックの端子Bo_aが接続され、”act”が”
0”の時に、論理値”0”が入力される論理回路を表現
するVerilog−HDL記述を生成する。これによ
り、図3の3.に示すActブロックについての記述がな
される。
【0032】次のステップ15では、表3の欄(1
5)、(16)、(17)を参照し、ソフトウェア内の
バッファに格納する。欄(15)の内容を検討し、”t
im”という制御信号が”1”の時に、信号線bとTi
mブロックの端子Bo_tが接続され、”tim”が”
0”の時に、論理値”0”が入力される論理回路を表現
するVerilog−HDL記述を生成する。これによ
り、図3の4.に示すTimブロックについての記述がな
される。
【0033】次のステップ16では、表3の欄(1
8)、(19)、(20)を参照し、ソフトウェア内の
バッファに格納する。欄(18)の内容を検討し、”c
pu”という制御信号が”1”の時に、信号線cとCp
uブロックの端子Bo_cが接続され、”cpu”が”
0”の時に、論理値”0”が入力される論理回路を表現
するVerilog−HDL記述を生成する。これによ
り、図3の5.に示すCpuブロックについての記述がな
される。
【0034】そして、ステップ17では、ステップ1
4、15、16で生成した信号線a,b,cの論理和を
外部端子PINBに接続させるVerilog−HDL
記述を生成する。即ち、図3の6.に示すAND回路の記
述がなされる。また、次のステップ18では、文字列”
endmodule”を出力する。即ち、図3の7.で示
す”endmodule”の記述がなされる。
【0035】次に、PINC(双方向外部端子)のテス
ト回路の生成例について、図5及び図6と表4を参照し
て述べる。図5は本ソフトウェアを生成するPINCの
テスト回路のVerilog−HDL記述の例を示し、
図6は本ソフトウェアのPINCについての処理手順を
示すフローチャートである。表4は本ソフトウェアが必
要とするPINCAについての情報を整理したインフォ
メーション・パレットの例を示す。
【0036】
【表4】図6において、本ソフトウェアのステップ21
では、表4の欄(21)を参照し、”(inout)”
という記号を見つけると、この表4が双方向外部端子に
ついての情報が記入されていることを判断する。次のス
テップ22では、表4の欄(21)〜(33)を参照
し、全ての記入事項をソフトウェア内のバッファAに格
納する。次にバッファAの内容から記号”(”と”)”
で囲まれた部分を削除し、ソフトウェア内のバッファB
に格納する。バッファB内の全ての内容を比較し、重複
するものがあった場合は、その内容を削除する。そし
て、図5の1.に示すように、”module PINC
(”と記述する。次に、バッファB内の欄(21)の内
容に”_i”と”_o”を付加したものを”,”で区切
って出力し、他の欄の内容も”,”で区切って出力す
る。最後に”;”を付加する。これにより、図1の1.に
示すモジュール宣言の記述がなされる。
【0037】次のステップ23では、表4の欄(21)
に記入された内容の”(inout)”という記号を削
除し、”input”と記述した後に”_i”を付加し
たもの出力し、最後に”;”を付加する。次いで表4の
欄(22)、(25)、(28)、(31)を参照
し、” ̄”という記号以外の信号名をソフトウェア内の
バッファに格納し、重複するものを削除し、”inpu
t”と記述した後に”,”で区切って出力し、最後
に”;”を付加する。また、表4の欄(23)〜(3
3)を参照し、”(o)”という記号を含む内容をソフ
トウェア内のバッファに格納する。バッファCの内容か
ら”(”と”)”に囲まれた内容を削除し、重複するも
のを削除し、”input”と記述した後に”,”で区
切って出力し、最後に”;”を付加する。これにより、
図5の2.に示す入出力宣言の記述がなされる。
【0038】次のステップ24では、表4の欄(2
2)、(23)、(24)を参照し、ソフトウェア内の
バッファに格納する。欄(22)の内容を検討し、”a
ct”という制御信号が”1”の時に、外部端子PIN
C_0とActブロックの端子Ci_aが接続され、”
act”が”0”の時に、Actブロックの端子Ci_
aとCpuブロックの端子Co_cが接続されるセレク
タを表現するVerilog−HDL記述を生成する。
これにより、図5の3.に示すActブロックについての
記述がなされる。
【0039】次のステップ25では、表4の欄(2
5)、(26)、(27)を参照し、ソフトウェア内の
バッファに格納する。欄(25)の内容を検討し、”t
im”という制御信号が”1”の時に、外部端子PIN
C_0とTimブロックの端子Ci_tが接続され、”
tim”が”0”の時に、Actブロックの端子Co_
aとTimブロックの端子Ci_tが接続されるセレク
タを表現するVerilog−HDL記述を生成する。
これにより、図5の4.に示すTimブロックについての
記述がなされる。
【0040】次のステップ26では、表4の欄(24)
を参照し、”(i)”という記号が含まれていると、C
puブロックに入力ポートがあると判断する。表4の欄
(28)、(29)、(30)を参照し、ソフトウェア
内のバッファに格納する。欄(28)に記入された内容
を確認し、”cpu”という制御信号が”1”の時に、
外部端子PINC_1とCpuブロックの端子Cii_
cが接続され、”cpu”が”0”の時に、Cpuブロ
ックの端子Cii_cに論理値”0”が入力される論理
回路を表現するVerilog−HDL記述を生成す
る。これにより、図5の5.に示すCpuブロックの入力
についての記述がなされる。
【0041】次のステップ27では、表4の欄(25)
を参照し、”(o)”という記号が含まれていると、C
puブロックに.出力ポートがあると判断する。表4の
欄(21)、(22)、(23)を参照し、ソフトウェ
ア内のバッファに格納する。欄(21)に記入された内
容を確認し、”cpu”という制御信号が”1”の時
に、外部端子PINC_0とCpuブロックの端子Co
o_cが接続される。”cpu”が”0”の時に、外部
端子PINC_0に論理値”z”(ハイ・インピーダン
ス)が入力される論理回路を表現するVerilog−
HDL記述を生成する。これにより、図5の6.に示すC
puブロックの出力についての記述がなされる。そし
て、ステップ28では、文字列”endmodule”
を出力する。即ち図5の7.で示す”endmodul
e”の記述がなされる。
【0042】次に、上述のようにして生成されたVer
ilog−HDLを論理合成ツールに入力し、Veri
log−HDLから実際の論理回路を自動生成した例を
図7〜図9に示す。図7は、図2のステップ1〜ステッ
プ7によって生成された入力専用外部端子”PINA”
についてのテスト回路(ケスマチィックな論理回路)で
ある。また、図8は、図4のステップ11〜ステップ1
8によって生成された出力専用外部端子”PINB”に
ついてのテスト回路を示す。図9は、図6のステップ2
1〜ステップ28によって生成された双方向外部端子”
PINC”についてのテスト回路を示す。但し、対象と
するLSIのブロック構成は、ACTブロック、TIM
ブロック、CPUブロックの3機能ブロックから構成さ
れるものとす。
【0043】図7において、151は入力専用外部端
子”PINA”を示し、152は外部端子”PINA”
から入力された信号を受けるバッファである。153、
154は2入力セレクタであり、2入力セレクタ153
のA、Bは入力端子名であり、2入力セレクタ153の
Sは制御信号端子名であり、Zは出力端子名である。ま
た、2入力セレクタ154についても2入力セレクタ1
53と同様な端子名を備えている。
【0044】ACTブロックの端子Ai_aとAo_
a、TIMブロックの端子Ai_tとAo_t、CPU
ブロックの端子Ai_cと入力専用外部端子”PIN
A”151、バッファ152、2入力セレクタ153、
154とテスト回路外部からのテスト・モード制御信号
TIM、CPUを図7に示すように結線することによ
り、入力専用外部端子”PINA”についてのテスト回
路を構成する。
【0045】図8において、161は出力専用外部端
子”PINB”を示し、162は外部端子”PINB”
から出力された信号を増幅するバッファである。163
は3入力セレクタであり、3入力セレクタ163のA、
B、C入力端子名であり、3入力セレクタ163のS
1、S2、S3は制御信号端子名であり、Zは出力端子
名である。
【0046】ACTブロックの端子Bo_a、TIMブ
ロックの端子Bo_t、CPUブロックの端子Bo_c
と出力専用外部端子”PINB”161、バッファ16
2、3入力セレクタ16とテスト回路外部からのテスト
・モード制御信号TIM、CPUを図8に示すように結
線することにより、出力専用外部端子”PINB”につ
いてのテスト回路を構成する。
【0047】図9において、171は入力部端子”PI
NC_1”を示し、172は出力端子”PINC_0”
である。173は入力部端子”PINC_1”から入力
された信号を受けるバッファである。174、175は
2入力セレクタであり、2入力セレクタ174のA、B
は入力端子名であり、2入力セレクタ174のSは制御
信号端子名であり、Zは出力端子名である。また、2入
力セレクタ175についても2入力セレクタ174と同
様な端子名を備えている。176はAND回路であり、
177はステート・バッファである。
【0048】ACTブロックの端子Ci_aとCo_
a、TIMブロックの端子Ci_t、CPUブロックの
端子Cii_cとCoo_cとCo_cと入力端子”P
INC_1”171、出力端子”PINC_0”17
2、バッファ173、2入力セレクタ174、175、
AND回路176、ステート・バッファ177とテスト
回路外部からのテスト・モード制御信号TIM、CPU
を図9に示すように結線することにより、双方向外部端
子”PINC”についてのテスト回路を構成する。
【0049】次に、LSIのテスト回路に設計変更があ
る場合について説明する。
【0050】テスト回路の設計中には、しばしば仕様変
更等を原因とするテスト回路の設計変更を実施しなけら
ばならない場合がある。ボトムアップ設計の場合は、C
ADツールを用いて回路図の絵を書き換えるが、本発明
の実施の形態ではインフォメーション・パレットを書き
換えることにより、テスト回路の設計変更が可能にな
る。
【0051】まず、PINAのテスト回路の設計変更に
ついて述べる。表4は、設計変更を行った後のPINA
についての情報を整理したインフォメーション・パレッ
トを示す。
【0052】
【表5】この実施の形態では、前述した図2に示すステ
ップ1〜ステップ7の処理と同様にしてテスト回路を生
成する。生成したテスト回路を図10に示す。
【0053】図10において、ACTはACTブロッ
ク、TIMはTIMブロック、CPUはCPUブロック
の機能ブロックを示す。また、191は入力専用外部端
子”PINA”を示し、192は外部端子”PINA”
から入力された信号を受けるバッファである。193、
194、195は2入力セレクタであり、2入力セレク
タ193のA、Bは入力端子名であり、2入力セレクタ
193のSは制御信号端子名であり、Zは出力端子名で
ある。また、2入力セレクタ194、195についても
2入力セレクタ193と同様な端子名を備えている。
【0054】ACTブロックの端子Ai_aとAo_
a、TIMブロックの端子Ai_tとAo1_t、Ao
2_t、CPUブロックの端子Ai_cと入力専用外部
端子”PINA”191、バッファ192、2入力セレ
クタ193、194、195とテスト回路外部からのテ
スト・モード制御信号ACT、TIM、CPUを図10
に示すように結線することにより、入力専用外部端子”
PINA”についてのテスト回路を構成する。
【0055】以上のように、LSIのテスト回路に設計
変更が必要になった場合、その変更にはインフォメーシ
ョン・パレットの記述変更のみで対応することが可能に
なり、設計変更に費やされる労力が少なくて済み、しか
も結線ミスのようなケアレスミスを最小限に抑えること
ができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、LSIの
テスト回路を設計するに際し、「外部端子名とその方
向」、「テストモード制御信号名とその論理」、「各機
能ブロックの端子名とその方向」、「テストモード時以
外の場合の各配線の結線状態情報」、「テストモード時
の場合の各配線の結線状態情報」の各条件を明確にす
る、図2〜図4に示すような所定記述ルールの表形式の
インフォメーション・パレットを作成することにより、
LSIのテスト回路を自動生成することができる。
【0057】また、上記の各条件を与えることにより、
外部端子の方向を判断し、回路の各構成要素と各機能ブ
ロックの端子とを結線し、各テストモード制御信号に対
する結線状態を決定することができる。従って、インフ
ォメーション・パレットを作成することにより、LSI
のテスト回路を表現するHDL記述、または論理回路を
生成することができるほか、LSIのテスト回路に設計
変更が必要になった場合にはインフォメーション・パレ
ットの記述を変更するのみという最小限の作業量でLS
Iのテスト回路の設計変更を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるPINAのテスト
回路のVerilog−HDL記述例
【図2】本発明の実施の形態におけるPINAについて
の処理手順を示すフローチャート
【図3】本発明の実施の形態におけるPINBのテスト
回路のVerilog−HDL記述例
【図4】本発明の実施の形態におけるPINBについて
の処理手順を示すフローチャート
【図5】本発明の実施の形態におけるPINCのテスト
回路のVerilog−HDL記述例
【図6】本発明の実施の形態におけるPINCについて
の処理手順を示すフローチャート
【図7】本発明の実施の形態における入力専用外部端子
のテスト回路を示す図
【図8】本発明の実施の形態における出力専用外部端子
のテスト回路を示す図
【図9】本発明の実施の形態における双方向外部端子の
テスト回路を示す図
【図10】本発明の実施の形態における設計変更後のテ
スト回路を示す図
【図11】AND回路の記述例を示す図
【図12】ANDゲートを表現するVerilog−H
DL記述例
【図13】ORゲートを表現するVerilog−HD
L記述例
【図14】セレクタを表現するVerilog−HDL
記述例
【符号の説明】
151 入力専用外部端子”PINA” 152 バッファ 153 2入力セレクタ 154 2入力セレクタ 161 入力専用外部端子”PINB” 162 バッファ 163 3入力セレクタ 171 入力端子”PINC_1” 172 出力端子”PINC_0” 173 バッファ 174 2入力セレクタ 175 2入力セレクタ 176 AND素子 177 3ステート・バッファ 191 入力専用外部端子”PINA” 192 バッファ 193 2入力セレクタ 194 2入力セレクタ 195 2入力セレクタ ACT ACTブロック TIM TIMブロック CPU CPUブロック 化学式等を記載した書面 明細書
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のルールによって規定された表形式
    のインフォメーション・パレットに必要な情報を記入
    し、この情報をもとに論理回路を表現する機能記述言語
    (HDL)を自動生成することを特徴とするテスト回路
    自動生成方法。
  2. 【請求項2】 所定のルールによって規定された表形式
    のインフォメーション・パレットに必要な情報を記入
    し、この情報をもとに論理回路を自動生成することを特
    徴とするテスト回路自動生成方法。
  3. 【請求項3】 所定のルールによって規定された表形式
    のインフォメーション・パレットに必要な情報を記入
    し、この情報をもとにLSIのテスト回路を表現する機
    能記述言語(HDL)を自動生成することを特徴とする
    テスト回路自動生成方法。
  4. 【請求項4】 所定のルールによって規定された表形式
    のインフォメーション・パレットに必要な情報を記入
    し、この情報をもとにLSIのテスト回路を自動生成す
    ることを特徴とするテスト回路自動生成方法。
  5. 【請求項5】 インフォメーション・パレットは、「外
    部端子名とその方向」、「テストモード制御信号名とそ
    の論理」、「各機能ブロックの端子名とその方向」、
    「テストモード時以外の場合の各配線の結線状態情
    報」、「テストモード時の場合の各配線の結線状態情
    報」の各条件を明確にする所定記述ルールで表現される
    ことを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載
    のテスト回路自動生成方法。
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