JPH10184240A - 電動ブラインド - Google Patents

電動ブラインド

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JPH10184240A
JPH10184240A JP34576996A JP34576996A JPH10184240A JP H10184240 A JPH10184240 A JP H10184240A JP 34576996 A JP34576996 A JP 34576996A JP 34576996 A JP34576996 A JP 34576996A JP H10184240 A JPH10184240 A JP H10184240A
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blind
angle
key
slat
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JP34576996A
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Inventor
Hideaki Hamoto
英明 葉本
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】限られた装置スペースにおいて操作機能,表示
機能が充実していて、さらには取付工事や保守,点検用
に便利な機能をも合わせ持ったコントローラを備えた、
電動ブラインドを提供する。 【解決手段】スラットを開ける方向に回転させるフォワ
ードキー2と閉める方向に回転させるリバースキー3
は、それぞれ右側上部と下部に配列されている。リモー
トモードとローカルモードとを切り換えるLOCALキ
ー4,ブラインドを上昇させるOPENキー5,停止さ
せるSTOPキー6,下降させるCLOSEキー7は、
それぞれ左側に上から順に配列されている。また、中央
付近に縦方向に配列された表示素子の窓Vにより、ブラ
インドの位置表示とスラットの角度表示を行う。印刷部
Wは、このスラットの角度を補助的に表示している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動ブラインドの
コントローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、事務所,住宅,店舗等の窓に
設置される電動のオートブラインドが種々提案されてい
る。その一例として、特開平8−210057号公報に
示されているものがある。図15は、そこで用いられて
いるブラインドコントローラの外観図であり、(a)は
左側面図、(b)は正面図である。(a)に示すよう
に、このブラインドコントローラは、取付金具Aを壁等
に取り付けて、その取付金具Aにブラインドコントロー
ラの本体Bを引っかける形となっている。
【0003】また、Cは信号線であり、その先端に専用
コネクタDが取り付けられていて、図示しない制御ユニ
ットに接続可能となっている。ブラインドコントローラ
は、この信号線Cの内の1本の線より電力の供給を受け
ている。操作用のキーとしては、(b)に示すように、
ブラインド上昇用のUPキーE,停止用のSTOPキー
F,下降用のDOWNキーG,及びスラット回転用のフ
ォワードキーHとリバースキーJがある。ところが、こ
こには表示装置がないので、ブラインドの昇降位置及び
スラットの開閉状態を表示する事はできない。
【0004】また、別の例として、特開平6−2006
83号公報に示されているようなブラインドのシングル
コントローラがあるが、この場合も上記ブラインドコン
トローラと同様に表示装置がない。
【0005】また、実開平2−43397号公報に示さ
れている如く、昇降位置指標及び角度指標に対応して操
作用スイッチが設けられているものがあるが、この場合
もLEDランプ等の表示装置はない。そして、ここでは
ブラインドの昇降用やスラットの回転用に多くのスイッ
チを必要とする。
【0006】また、特開平2−197688号公報に示
されている如く、高さ表示部と角度表示部が設けられて
いるものがあるが、この場合、表示の配列が水平方向で
あり、ブラインドの高さ及びスラットの角度を直感的に
把握し難いので不便である。加えて、高さと角度の表示
をそれぞれ別の表示素子により行っているので、表示部
に大きな面積が必要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、現在提
案され、或いは市販されている電動ブラインドのコント
ローラは、ブラインドの昇降位置及びスラットの開閉状
態を表示する表示装置がなかったり、あっても読み取り
が不便である等の問題を抱えている。本発明は、これら
の問題点を解消し、限られた装置スペースにおいて操作
機能,表示機能が充実していて、さらには取付工事や保
守,点検用に便利な機能をも合わせ持ったコントローラ
を備えた、電動ブラインドを提供する事を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、ブラインドの移動端の位置を調節する
位置調節手段と、そのブラインドのスラット角度を調節
する角度調節手段とを有する電動ブラインドにおいて、
前記位置調節手段の操作に基づいて前記ブラインドの移
動端の位置を表示する位置表示と、前記角度調節手段の
操作に基づいて前記ブラインドのスラット角度を表示す
る角度表示とを兼用する表示手段を備えた構成とする。
【0009】また、前記表示手段は、縦方向に配列され
た複数の表示素子より成る構成とする。さらに、前記表
示素子は、前記スラットの形状及び回転状態を模して前
記スラット角度を表示する構成としても良い。或いは、
前記表示手段は、文字或いは数字を表示する表示素子よ
り成る構成とする事もできる。
【0010】また、前記表示手段は、前記位置表示と前
記角度表示のいずれか一方を、第1の点滅の周波数で点
滅する第1の点滅モードにより点滅表示し、機器番号設
定手段を備え、その機器番号の設定内容が変更されたと
きに、第2の点滅の周波数で点滅する第2の点滅モード
により点滅表示する構成とする。
【0011】そして、前記ブラインドの動作を制御する
制御部と、前記位置調節及び前記角度調節の指令信号を
その制御部に送信し、その制御部からの応答信号を受信
する通信手段とを備え、その通信手段の通信異常時に、
前記表示手段は、第3の点滅の周波数で点滅する第3の
点滅モードにより点滅表示する構成とする。また、前記
表示手段は、前記位置調節手段の操作により前記位置表
示に切り替わり、前記角度調節手段の操作により前記角
度表示に切り替わる構成とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の電
動ブラインドのシステム設置例である。同図に示すよう
に、ブラインド装置K1は、制御ユニットP1と、そこ
から釣り下げられたブラインドN1により構成されてい
る。この制御ユニットP1には、信号線Q1を介してコ
ントローラL1とゾーンコントローラSが接続されてい
る。また、制御ユニットP1から伝送線Mを介して、他
の制御ユニットが順次接続されている。
【0013】本システム設置例においては、コントロー
ラとブラインド装置の複数の対により構成されたゾーン
が複数設けられている。例えば、図1に示す場合は、ゾ
ーン1はブラインド装置K1,K2で構成され、ゾーン
2はブラインド装置K3,K4、ゾーン3はブラインド
装置K5,K6、ゾーン4はブラインド装置K7,K
8,K9でそれぞれ構成されている。そして、ブライン
ド装置K1〜K9にはそれぞれコントローラL1〜L9
が対応している。
【0014】図2は、本発明の実施の形態による電動ブ
ラインドシステムの概略構成図である。同図に示すよう
に、本システムは、ブラインド装置K1〜K9,コント
ローラL1〜L9を含んでいる。ブラインド装置K1〜
K9のそれぞれは、同一の伝送線Mに接続されている。
また、ブラインド装置K1〜K9のそれぞれには、ブラ
インドN1〜N9と、それぞれに対応して駆動制御する
ための制御ユニットP1〜P9がそれぞれ含まれてい
る。そして、ブラインド装置K1〜K9のそれぞれに
は、それぞれ信号線Q1〜Q2を介してコントローラL
1〜L9がそれぞれ接続されている。
【0015】また、Rはブラインドシステム全体を制御
するセンター装置である。このセンター装置Rは、伝送
線Mを介して制御ユニットPと通信する事ができ、ま
た、制御ユニットPを経由し、信号線Qを介してコント
ローラLとも通信する事ができる。制御ユニットPとコ
ントローラLは複数のゾーン毎に設置される。尚、本実
施形態においては、ブラインド装置を代表的に9台とし
て示しているが、これにこだわるわけではなく、9台以
上に拡大する事も可能である。
【0016】図3は、本実施形態におけるゾーンコント
ローラS,コントローラL,制御ユニットPの概略ブロ
ック図である。同図に示すように、制御ユニットPは、
商用電源から電源部によって各部に電力を供給してい
る。ブラインドNの動作については、マイクロコンピュ
ータ部(以下、マイコンと呼ぶ)から駆動部に信号を送
出する事により、昇降やスラット開閉等を行う。また、
別の制御ユニットとの通信は、伝送路信号送信部と伝送
路信号受信部により伝送線Mを介して行われる。この伝
送線Mは、電源線,信号線,グランド線の3線式であ
る。
【0017】また、制御ユニットPは、指令信号入力部
と応答信号出力部により、信号線Qを介してコントロー
ラLと通信を行う。この信号線Qは、コントローラLに
電力を供給する電源線と、信号線,グランド線の3線式
である。制御ユニットPの機器番号は、機器番号設定部
のスイッチ等により設定される。
【0018】ブラインドの昇降位置は、高さエンコーダ
により検出され、この信号が高さ検知部で比較検出され
て、位置情報としてマイコンに入力される。また、スラ
ット角度は、角度エンコーダにより検出され、この信号
が角度検知部で比較検出されて、角度情報としてマイコ
ンに入力される。
【0019】ブラインドが上限に来たときは、上限スイ
ッチがONし、上限検知部によりその情報がマイコンに
入力される。同様に、ブラインドが下限に来たときは、
下限スイッチがONし、下限検知部によりその情報がマ
イコンに入力される。ブラインドの上昇或いは下降中
に、負荷の状態が規定外になると、図1に示すリフティ
ングテープ15の張り具合が変化して障害検知スイッチ
が働き、障害検知部によりその情報がマイコンに入力さ
れる。
【0020】ゾーンコントローラSは、液晶による文字
表示部を有していて、キーにより制御ユニットPの論理
的上限,下限等を設定し、応答信号出力部から信号線Q
を介して制御ユニットP,コントローラLに通信すると
ともに、制御ユニットPからの了解信号等を指令信号入
力部で受信する。
【0021】コントローラLは、指令信号出力部,応答
信号入力部により、制御ユニットP及びゾーンコントロ
ーラSとの通信を行う。図4は、コントローラLの縦断
面図である。同図において、8はプリント基板であり、
このプリント基板8の一方の面に、発光体である表示素
子(LED)9が表面実装されている。表示素子9から
でた光は、キャビネットの開口部1により制限を受け、
コントローラLの前面のみから出てくる仕組みである。
尚、この例は壁埋め込み方式となっている。
【0022】本実施形態においては、同図に示すよう
に、表示素子9を15個用いて15段階の発光表示を行
っている。この表示は、例えばスラットの開閉を制御す
る制御ユニットPのステップ数と角度エンコーダからの
演算結果とを整合させて行うので、制御量を適切に表示
する事ができる。
【0023】図5は、コントローラLの前面に貼付され
るキーシート13の一例を示している。同図において、
2はスラットを開ける方向に回転させるフォワードキ
ー,3はスラットを閉める方向に回転させるリバースキ
ーであり、それぞれ右側上部と下部に配列されている。
4は後述するリモートモードとローカルモードとを切り
換えるLOCALキー,5はブラインドを上昇させるO
PENキー,6はブラインドを停止させるSTOPキ
ー,7はブラインドを下降させるCLOSEキーであ
り、それぞれ左側に上から順に配列されている。
【0024】また、中央付近に縦方向に配列された表示
素子の窓Vにより、ブラインドの位置表示とスラットの
角度表示を行う。フォワードキー2とリバースキー3の
間の印刷部Wは、このスラットの角度を補助的に表示し
ている。スラットが水平の時、光の入ってくる面積が最
も大きくなるので、この位置に太陽のイメージマークX
が特別に印刷されている。スラットの開閉状態は、この
印刷部Wと表示素子9の発光により、直感的に判断する
事ができる。窓Vは表示素子9の開口部に対応するとこ
ろであるので、この部分のキーシート13の印刷色を変
化させて表示素子9の発光色を選択する事により、複数
の色を拡散,発光させる事が可能となる。
【0025】図6は、図5で述べたキーシート13に対
応するコントローラL本体の正面図を示しており、各キ
ーに対応するスイッチと窓Vに対応するキャビネットの
開口部が表されている。図6において、1はその開口部
であり、縦方向に配列されていて、図4で述べたように
表示素子9からの光を制限する働きを持つ。2′〜7′
は図5で述べた各キー2〜7に対応するスイッチ群であ
り、2′はフォワードスイッチ,3′はリバーススイッ
チ,4′はLOCALスイッチ,5′はOPENスイッ
チ,6′はSTOPスイッチ,7′はCLOSEスイッ
チである。
【0026】尚、本実施形態は、ブラインドを昇降させ
る構成であるので、その昇降位置を直感的に把握できる
ようにするために、窓V及び表示素子9を縦方向に配列
しているが、それに限らず、例えばブラインドを左右に
スライドさせる構成とする事も考えられるので、その場
合は窓V及び表示素子9を横方向に配列しても良い。
【0027】ここで、コントローラによるブラインドの
制御について述べる。使用者が、図5に示したコントロ
ーラLのOPENキー5を押すと、ブラインドNを上昇
させる命令が、コントローラLの指令信号出力部から、
信号線Qを介して制御ユニットPの指令信号入力部に伝
送される。そして、制御ユニットPは、マイコンを介し
て駆動部に上昇信号を送り、モータを回転させてブライ
ンドを上昇させる。この上昇動作は、STOPキー6の
入力があるまで継続される。
【0028】STOPキー6の入力があると、ブライン
ドNを停止させる命令が、コントローラLの指令信号出
力部から、信号線Qを介して制御ユニットPの指令信号
入力部に伝送される。そして、制御ユニットPは、マイ
コンを介して駆動部に停止信号を送り、モータを停止さ
せてブラインドを停止させる。このとき、ブラインドN
の位置を表示素子9により発光表示する。STOPキー
6を離すと、発光表示の内容は、スラットの角度表示に
変わる。
【0029】STOPキー6の入力がないときは、ゾー
ンコントローラSから制御ユニットPに対して論理的に
設定されているブラインドNの上限値となるまで、若し
くは上限スイッチがONするまで上記上昇動作が継続さ
れる。
【0030】使用者が、コントローラLのCLOSEキ
ー7を押すと、ブラインドNを下降させる命令が、コン
トローラLの指令信号出力部から、信号線Qを介して制
御ユニットPの指令信号入力部に伝送される。そして、
制御ユニットPは、マイコンを介して駆動部に下降信号
を送り、モータを回転させてブラインドを下降させる。
この下降動作は、STOPキー6の入力があるまで継続
される。
【0031】STOPキー6の入力があると、ブライン
ドNを停止させる命令が、コントローラLの指令信号出
力部から、信号線Qを介して制御ユニットPの指令信号
入力部に伝送される。そして、制御ユニットPは、マイ
コンを介して駆動部に停止信号を送り、モータを停止さ
せてブラインドを停止させる。このとき、ブラインドN
の位置を表示素子9により発光表示する。STOPキー
6を離すと、発光表示の内容は、スラットの角度表示に
変わる。
【0032】STOPキー6の入力がないときは、ゾー
ンコントローラSから制御ユニットPに対して論理的に
設定されているブラインドNの下限値となるまで、若し
くは下限スイッチがONするまで上記下降動作が継続さ
れる。尚、上記発光表示は、例えば図7(a)に示す第
1の点滅モードにより、1秒点灯,1秒消灯の周期で行
われる。
【0033】使用者が、コントローラLのLOCALキ
ー4を押すと、コントローラLはローカルモードとな
り、リモートモードから解放される。リモートモードと
は、コントローラLが上記センター装置Rから信号を受
信して、遠隔操作される事である。ローカルモード時
は、LOCALキー4に対応するLOCALスイッチ
4′の上の表示素子(LED)9′が点灯する(図6参
照)。リモートモード時には消灯する。
【0034】図8は、キー入力の一部を示すフローチャ
ートである。同図のステップ#5において使用者がキー
入力を行ったか否かを判定し、キー入力を行った場合は
ステップ#10に移行する。ステップ#10において、
フォワードキー2が押されたか否かを判定し、フォワー
ドキー2が押された場合はステップ#15に移行し、制
御ユニットPにフォワード信号を送出する。これにより
ステップ#20においてスラットがフォワード方向に回
転する。
【0035】続いてステップ#25において、フォワー
ドキー2が継続して押されているか否かを判定し、押さ
れている場合はステップ#30に移行する。ステップ#
30において、表示素子9の表示が最上段となったか否
かを判定し、最上段となった場合は動作を終了する。ス
テップ#25において、フォワードキー2が継続して押
されていない場合も動作を終了する。ステップ#30に
おいて、表示素子9の表示が最上段となっていない場合
はステップ#15に戻り、引き続きフォワード信号を送
出する。
【0036】ステップ#10において、フォワードキー
2が押されたか否かを判定し、フォワードキー2が押さ
れていない場合はステップ#35に移行する。ステップ
#35において、リバースキー3が押されたか否かを判
定し、リバースキー3が押された場合はステップ#40
に移行し、制御ユニットPにリバース信号を送出する。
これによりステップ#45においてスラットがリバース
方向に回転する。
【0037】続いてステップ#50において、リバース
キー3が継続して押されているか否かを判定し、押され
ている場合はステップ#55に移行する。ステップ#5
5において、表示素子9の表示が最下段となったか否か
を判定し、最下段となった場合は動作を終了する。ステ
ップ#50において、リバースキー3が継続して押され
ていない場合も動作を終了する。ステップ#55におい
て、表示素子9の表示が最下段となっていない場合はス
テップ#40に戻り、引き続きリバース信号を送出す
る。
【0038】ステップ#35において、リバースキー3
が押されたか否かを判定し、リバースキー3が押されて
いない場合はステップ#60に移行する。ステップ#6
0において、STOPキー6が押されたか否かを判定
し、STOPキー6が押された場合はステップ#65に
移行し、制御ユニットPに停止信号を送出する。これに
よりステップ#70においてスラットが停止する。
【0039】続いてステップ#75において、表示素子
9によりブラインドNの位置表示を行い、ステップ#8
0に移行する。ステップ#80において、STOPキー
6が継続して押されているか否かを判定し、押されてい
ない場合は動作を終了する。ステップ#80において、
STOPキー6が継続して押されている場合はステップ
#75に戻り、引き続き位置表示を行う。ステップ#6
0において、STOPキー6が押されていない場合はそ
の他の処理へと移行する。
【0040】上記フォワードキー2或いはリバースキー
3は、1回押すとスラットを角度エンコーダで検出して
演算した角度の大きさの信号を、制御ユニットに送信す
る。フォワードキー2或いはリバースキー3を連続して
押していると、連続的にスラットが回転して行く。これ
らのキーは、ステップ動作と連続動作を兼ねていて、押
している時間の長さにより切り換える。
【0041】スラットを少しだけ回転させる場合は、キ
ーを1回づつ押す事により、スラットが1区切りづつ回
転して行く。キーを押し続けると、スラットが大きく回
転するとともに、発光する表示素子9も順次移動して行
く。このときSTOPキー6を押すと、ブラインドNの
位置表示に切り替わり、離すとスラットの角度表示に戻
る。
【0042】また、ブラインドNが停止して待機状態に
あるときに、STOPキー6を押すと、押している間若
しくは所定の時間だけ位置表示に切り替わり、ブライン
ドNの位置を表示する。このときは停止モードにあるの
で、このように更に停止信号を送っても、ブラインドN
の状態は何等変化しない。
【0043】図9は、コントローラLの前面に貼付され
るキーシート13の他の例を示している。同図におい
て、各キーの役割や配列は、上記図5における場合と同
じであるが、本例においては、縦方向に配列された表示
素子の窓Yが、スラットに合わせた形状をしており、ま
た、スラットの回転を模した表示がなされるようになっ
ているので、スラットの回転の状態が一目瞭然となる。
【0044】図10は、図9で述べたキーシート13に
対応するコントローラL本体の正面図を示しており、各
キーに対応するスイッチと窓Yに対応するキャビネット
の開口部が表されている。図10に示されているスイッ
チ2′〜7′と開口部10は、図9のキー2〜7と窓Y
にそれぞれ対応する。
【0045】図11は、コントローラLの裏面図であ
り、外部接続用モジュラー部の配置を示している。同図
及び図4における14は、機器番号用スイッチである。
図11に示すように、この機器番号用スイッチ14は、
10個のスイッチから成っており、これによって機器番
号の設定が行われる。10個のスイッチの内どれか1つ
を操作すると、表示素子9が所定の時間(例えば10秒
間程度)点滅を繰り返す。この発光表示は、例えば図7
(b)に示す第2の点滅モードにより、3秒点灯,3秒
消灯の周期で行われる。
【0046】このようにして他の点滅モードと区別する
事により、何を意味する点滅かを判断する事ができる。
機器番号用スイッチ14は小型であるため、作業性が良
くないので、機器番号を設定する際に操作ミスが起きる
事がある。本発明においては、その結果をマイコンが認
識して表示素子9の表示状態に反映させるので、設定ミ
スによる工事やり直しを防ぐ事ができ、設置工事が確実
となる。尚、図4及び図11の符号11は、モジュラー
コンセントを示している。
【0047】図12は、指令信号に含まれる各種信号コ
ードを示す図である。同図に示すように、伝送線M及び
信号線Qにおける信号形態は、スタートビットで始ま
り、パリティチェックビットで終わる。このビットの間
には、判別コード,機器コード,動作コード等の、複数
のビットからなる各種信号コードが存在する。尚、同図
において使用されている各種信号コードを表す記号は、
本発明のシステムの構成要素を表す記号(ゾーンコント
ローラS等)とは対応していない。
【0048】コントローラLは、信号線Qに出力する自
分自身の信号は勿論、制御ユニットPからの信号内容も
常時解析しており、通信が正常か否かを判断している。
もし通信が正常でなくなったときは、表示素子9が点滅
を繰り返すので、外部からも異常がすぐに分かる。この
発光表示は、例えば図7(c)に示す第3の点滅モード
により、10秒点灯,3秒消灯の周期で行われる。
【0049】このとき点滅する表示素子9は、どれか特
定の1つでも良く、或いは同時に複数個でも良く、さら
には順次他の素子に移っていく形態でも良い。このよう
にする事により、特異な発光となってよく目立ち、他の
点滅モードと区別しやすくなる。何らかのキー入力を行
い、通信が正常なコード体系となれば、上記の点滅は解
除される。以上のようにして、システムの動作の異常が
一般の人にもすぐ分かるので、保守を行う上で都合がよ
い。
【0050】図13は、コントローラLの前面に貼付さ
れるキーシート13の更に他の例を示している。同図の
2〜7各キーの役割は、上記図5,図9における場合と
同じであるが、本例においては、表示素子の窓17が文
字,数字表示用となっていて、デジタル表示を行う。
【0051】図14は、図13で述べたキーシート13
に対応するコントローラL本体の正面図を示しており、
各キーに対応するスイッチと窓17に対応する表示素子
が表されている。図14に示されているスイッチ2′〜
7′と文字,数字表示素子16は、図13のキー2〜7
と窓17にそれぞれ対応する。この文字,数字表示素子
は複数桁であり、例えば最上位の桁には簡易的な文字L
EDがくる。この文字LEDにより、各種表示モードを
切り換える事ができる。例えば、位置表示の場合はP,
角度表示の場合はAという様に設定したり、動作不良の
場合はX或いはTという様にする等、各種の組み合わせ
が考えられる。また、点滅表示も同時に行う事ができ
る。
【0052】更に具体的に述べると、例えば、OPEN
キー5とSTOPキー6を同時に押すと、上限設定とな
り、「U10」と表示する。ここで、Uは上限(UPP
ER)の意味であり、10は位置レベル10の意味であ
る。同様にもう一度OPENキー5とSTOPキー6を
同時に押すと、上限設定解除となる。このときは「U−
−」と表示する。その他、通信が正常でなくなると、
「EEE」と表示し、上記第3の点滅モードとする事も
できる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブラインドの位置表示とスラットの角度表示を同じ表示
手段により行う事ができるので、表示素子の数を増大さ
せる事なく2つの表示機能を満足させる事ができる。
【0054】また、請求項2によれば、縦方向に配列さ
れた複数の表示素子により、ブラインドの昇降位置及び
スラットの開閉状態を直感的に把握する事ができて便利
である。さらに、請求項3によれば、表示素子が、スラ
ットに合わせた形状でスラットの回転を模した表示を行
うので、スラットの回転の状態が一目瞭然となる。
【0055】また、請求項4によれば、表示手段をデジ
タル化する事により、正確な表示が可能となる。そし
て、アナログ的な表示に比べて表示面積を集約できるの
で、その分大きな表示を行う事ができる。さらに、文字
表示が含まれているので、通常の運転時でも、単なる位
置表示や角度表示のみならず、その他のサービス表示
等、多くのモードに対応して表示する事が可能となる。
【0056】また、請求項5によれば、表示手段の点滅
モードを区別する事により、何を意味する点滅かを判断
する事ができる。機器番号設定手段は通常小型であるた
め、作業性が良くないので、機器番号を設定する際に操
作ミスが起きる事がある。本発明においては、その結果
を表示手段の表示状態に反映させるので、設定ミスによ
る工事やり直しを防ぐ事ができ、設置工事が確実とな
る。
【0057】そして、請求項6によれば、通信異常時に
は、表示手段の点滅モードを更に別のモードにする事に
より、システムの動作の異常が一般の人にもすぐ分かる
ので、保守を行う上で都合がよい。
【0058】以上、要するに本発明によれば、限られた
装置スペースにおいて操作機能,表示機能が充実してい
て、さらには取付工事や保守,点検用に便利な機能をも
合わせ持ったコントローラを備えた、電動ブラインドを
提供する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動ブラインドのシステム設置例を示
す図。
【図2】本発明の実施の形態による電動ブラインドシス
テムの概略構成図。
【図3】本実施形態におけるシステム構成要素の概略ブ
ロック図。
【図4】コントローラの縦断面図。
【図5】コントローラの前面に貼付されるキーシートの
一例を示す図。
【図6】キーシートに対応するコントローラ本体の正面
図。
【図7】点滅モードの例を示す図。
【図8】キー入力の一部を示すフローチャート。
【図9】コントローラの前面に貼付されるキーシートの
他の例を示す図。
【図10】キーシートに対応するコントローラ本体の正
面図。
【図11】コントローラの裏面図。
【図12】指令信号に含まれる各種信号コードを示す
図。
【図13】コントローラの前面に貼付されるキーシート
の更に他の例を示す図。
【図14】キーシートに対応するコントローラ本体の正
面図。
【図15】従来のブラインドコントローラの外観図。
【符号の説明】
1,10 開口部 2 フォワードキー 3 リバースキー 4 LOCALキー 5 OPENキー 6 STOPキー 7 CLOSEキー 2′ フォワードスイッチ 3′ リバーススイッチ 4′ LOCALスイッチ 5′ OPENスイッチ 6′ STOPスイッチ 7′ CLOSEスイッチ 8 プリント基板 9,9′ 表示素子 11 モジュラーコンセント 13 キーシート 14 機器番号用スイッチ 15 リフティングテープ 16 文字,数字表示素子 17 窓 K ブラインド装置 L コントローラ M 伝送線 N ブラインド P 制御ユニット Q 信号線 R センター装置 S ゾーンコントローラ V,Y 窓 W 印刷部 X 太陽のイメージマーク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラインドの移動端の位置を調節する位
    置調節手段と、該ブラインドのスラット角度を調節する
    角度調節手段とを有する電動ブラインドにおいて、前記
    位置調節手段の操作に基づいて前記ブラインドの移動端
    の位置を表示する位置表示と、前記角度調節手段の操作
    に基づいて前記ブラインドのスラット角度を表示する角
    度表示とを兼用する表示手段を備えた事を特徴とする電
    動ブラインド。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、縦方向に配列された複
    数の表示素子より成る事を特徴とする請求項1に記載の
    電動ブラインド。
  3. 【請求項3】 前記表示素子は、前記スラットの形状及
    び回転状態を模して前記スラット角度を表示する事を特
    徴とする請求項2に記載の電動ブラインド。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、文字或いは数字を表示
    する表示素子より成る事を特徴とする請求項1に記載の
    電動ブラインド。
  5. 【請求項5】 前記表示手段は、前記位置表示と前記角
    度表示のいずれか一方を、第1の点滅の周波数で点滅す
    る第1の点滅モードにより点滅表示し、機器番号設定手
    段を備え、該機器番号の設定内容が変更されたときに、
    第2の点滅の周波数で点滅する第2の点滅モードにより
    点滅表示する事を特徴とする請求項1乃至請求項4のい
    ずれかに記載の電動ブラインド。
  6. 【請求項6】 前記ブラインドの動作を制御する制御部
    と、前記位置調節及び前記角度調節の指令信号を該制御
    部に送信し、該制御部からの応答信号を受信する通信手
    段とを備え、該通信手段の通信異常時に、前記表示手段
    は、第3の点滅の周波数で点滅する第3の点滅モードに
    より点滅表示する事を特徴とする請求項5に記載の電動
    ブラインド。
  7. 【請求項7】 前記表示手段は、前記位置調節手段の操
    作により前記位置表示に切り替わり、前記角度調節手段
    の操作により前記角度表示に切り替わる事を特徴とする
    請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電動ブライン
    ド。
JP34576996A 1996-12-25 1996-12-25 電動ブラインド Pending JPH10184240A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001073658A (ja) * 1999-09-07 2001-03-21 Tachikawa Blind Mfg Co Ltd 電動ブラインドの制御装置
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