JPH10183095A - ポリエステルフィルム貼り合わせ金属板用接着剤 - Google Patents

ポリエステルフィルム貼り合わせ金属板用接着剤

Info

Publication number
JPH10183095A
JPH10183095A JP8342891A JP34289196A JPH10183095A JP H10183095 A JPH10183095 A JP H10183095A JP 8342891 A JP8342891 A JP 8342891A JP 34289196 A JP34289196 A JP 34289196A JP H10183095 A JPH10183095 A JP H10183095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
adhesive
pet
metal sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8342891A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Shimizu
慶一 清水
Kazumi Fukutome
和美 福留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP8342891A priority Critical patent/JPH10183095A/ja
Publication of JPH10183095A publication Critical patent/JPH10183095A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一液型で、金属板及びインキ層との密着性が
良好で、かつ加工性、耐レトルト性などの性能の良好な
PETラミネート金属板用接着剤を得る。 【解決手段】 (A)数平均分子量5,000〜40,
000、ガラス転移温度35〜100℃の水酸基含有ポ
リエステル樹脂50〜95重量部、(B)ブロック化ポ
リイソシアネート化合物1〜40重量部、(C)エポキ
シ基、1級アミノ基及び2級アミノ基から選ばれる官能
基を、1分子中に少なくとも1個有するシランカップリ
ング剤0.01〜5重量部、および必要に応じて(D)
エポキシ樹脂0〜20重量部、を含有するPETラミネ
ート金属板用接着剤、及び金属板の片面又は両面に、該
接着剤を介して、PETフィルムを貼り合わせ熱圧着し
てなるPETラミネート金属板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱ラミネート用の
ポリエステルフィルム貼り合わせ金属板用接着剤及び該
接着剤を介してポリエステルフィルムと金属板とを接着
してなるポリエステルフィルム貼り合わせ金属板に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び解決すべき課題】従来、飲料缶または
食缶に利用されるポリエステルフィルム貼り合わせ金属
板(以下、「PETラミネート金属板」ということがあ
る)は、通常、接着剤を介してポリエステルフィルム
(以下、「PETフィルム」ということがある)と金属
板とを熱圧着により貼り合わせて製造されている。
【0003】例えば、特開平4−266984号公報に
は、ブロック共重合ポリエステル樹脂とエポキシ樹脂と
ブロック化ポリイソシアネート化合物からなる熱ラミネ
ート用接着剤が開示されている。ここで、エポキシ樹脂
は金属板との密着性の向上に効果的であるが、エポキシ
樹脂として低分子量のものを多く用いると熱硬化時のP
ETフィルムの収縮の抑制効果が十分でなくなり、寸法
安定性が損なわれ、また、エポキシ樹脂として、高分子
量のもの用いると、ポリエステル樹脂との相溶性が悪く
なり、接着剤の貯蔵安定性が損なわれるという問題があ
る。また、エポキシ樹脂の配合量を増加させていくと金
属板との密着性が向上していくが、エポキシ樹脂を多量
に配合すると、接着剤層の凝集力が高くなって接着剤層
の可撓性が損なわれ加工性が低下し、レトルト処理後に
おいて、加工部でのポリエステルフィルムの剥離が生じ
やすくなるという問題があった。
【0004】さらに、特開平8−199147号公報に
は、ポリエステル樹脂とエポキシ樹脂、およびブロック
フリーポリイソシアネート化合物からなる熱ラミネート
用接着剤が開示されている。ここでも、密着性向上のた
めエポキシ樹脂を多量に使用すると、接着剤層の可撓性
が損なわれ、加工性が低下し、レトルト処理後におい
て、加工部でのポリエステルフィルムの剥離が生じやす
くなるという問題があった。
【0005】本発明は、一液型で、金属板及びPETフ
ィルムとの密着性が良好で、かつ加工性、耐レトルト性
などの性能の良好なPETラミネート金属板を製造でき
る、PETラミネート金属板用接着剤及びこの接着剤を
用いた、性能の優れたPETラミネート金属板を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記した
課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、ポリエス
テル樹脂系接着剤において、ブロック化ポリイソシアネ
ート化合物と特定のシランカップリング剤とを併用する
ことによって上記目的を達成できることを見出し本発明
を完成するに至った。
【0007】すなわち本発明は、(A)数平均分子量
5,000〜40,000、ガラス転移温度35〜10
0℃の水酸基含有ポリエステル樹脂 50〜95重量
部、(B)ブロック化ポリイソシアネート化合物 1〜
40重量部、(C)エポキシ基、1級アミノ基及び2級
アミノ基から選ばれる官能基を、1分子中に少なくとも
1個有するシランカップリング剤 0.01〜5重量
部、および必要に応じて(D)エポキシ樹脂0〜20重
量部、を含有し、(A)、(B)、(C)及び(D)の
各成分の合計量が100重量部であることを特徴とする
ポリエステルフィルム貼り合わせ金属板用接着剤を提供
するものである。
【0008】また本発明は、金属板の片面又は両面に、
(A)数平均分子量5,000〜40,000、ガラス
転移温度35〜100℃の水酸基含有ポリエステル樹脂
50〜95重量部、(B)ブロック化ポリイソシアネ
ート化合物 1〜40重量部、(C)エポキシ基、1級
アミノ基及び2級アミノ基から選ばれる官能基を、1分
子中に少なくとも1個有するシランカップリング剤
0.01〜5重量部、および必要に応じて(D)エポキ
シ樹脂0〜20重量部、を含有し、(A)、(B)、
(C)及び(D)の各成分の合計量が100重量部であ
る接着剤を介して、ポリエステルフィルムを貼り合わ
せ、熱圧着してなるポリエステルフィルム貼り合わせ金
属板を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明接着剤における各成分につ
いて、以下に説明する。
【0010】水酸基含有ポリエステル樹脂(A) 本発明接着剤における(A)成分であるポリエステル樹
脂は、水酸基を含有するポリエステル樹脂であり、数平
均分子量5,000〜40,000、好ましくは10,
000〜30,000、ガラス転移温度35〜100
℃、好ましくは40〜90℃を有する。またポリエステ
ル樹脂(A)は、水酸基価が30mgKOH/g以下で
あることが好ましく、0.1〜20mgKOH/gの範
囲であることがさらに好適である。
【0011】ポリエステル樹脂の数平均分子量が、5,
000未満では、硬化して得られる接着剤層の硬化時の
凝集力が低く、接着性の良いPETラミネート金属板が
得られず、一方、40,000を超えると粘度が高くな
り取扱い上、不便となる。また、ポリエステル樹脂のガ
ラス転移温度が、35℃未満では、乾燥して得られる接
着剤層がタックフリーになり難く、一方、100℃を超
えると、粘度が高くなって塗装作業性が低下し、また得
られる接着剤を用いてPETフィルムをラミネートする
際に高温が必要となるため工業的に不利となる。
【0012】上記ポリエステル樹脂は、多塩基酸成分と
多価アルコール成分とのエステル化物からなるものであ
る。多塩基酸成分としては、例えば無水フタル酸、イソ
フタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、
ヘキサヒドロ無水フタル酸、コハク酸、フマル酸、アジ
ピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、無
水マレイン酸、イタコン酸などから選ばれる1種以上の
二塩基酸及びこれらの酸の低級アルキルエステル化物が
主として用いられ、必要に応じて安息香酸、クロトン
酸、p−t−ブチル安息香酸などの一塩基酸、無水トリ
メリット酸、メチルシクロヘキセントリカルボン酸、無
水ピロメリット酸などの3価以上の多塩基酸などが併用
される。多価アルコール成分としては、例えばエチレン
グリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、3−メチルペンタンジオール、1,4−ヘキサンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジ
メタノール、水添ビスフェノールA、ビスフェノールA
のエチレンオキサイド付加物、ビスフェノールAのプロ
ピレンオキサイド付加物などの二価アルコールが主に用
いられ、さらに必要に応じてグリセリン、トリメチロー
ルエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリト
ールなどの3価以上の多価アルコールを併用することが
できる。これらの多価アルコールは単独で、あるいは2
種以上を混合して使用することができる。両成分のエス
テル化又はエステル交換反応は、それ自体既知の方法に
よって行うことができ、例えば、前記多塩基酸成分と多
価アルコール成分とを180〜250℃程度の温度で重
縮合させることによって得ることができる。
【0013】ブロック化ポリイソシアネート化合物
(B) ブロック化ポリイソシアネート化合物(B)は、上記ポ
リエステル樹脂(A)の硬化剤として働く成分であり、
ポリイソシアネート化合物のフリーのイソシアネート基
をブロック化剤にてブロックしてなる化合物である。
【0014】上記ポリイソシアネート化合物としては、
例えばヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘ
キサメチレンジイソシアネートの如き脂肪族ジイソシア
ネート類;水素添加キシリレンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネートの如き環状脂肪族ジイソシアネ
ート類;トリレンジイソシアネート、4,4′−ジフェ
ニルメタンジイソシアネートの如き芳香族ジイソシアネ
ート類;トリフェニルメタン−4,4′,4″−トリイ
ソシアネート、1,3,5−トリイソシアナトベンゼ
ン、2,4,6−トリイソシアナトトルエン、4,4′
−ジメチルジフェニルメタン−2,2′,5,5′−テ
トライソシアネートなどの3個以上のイソシアネ−ト基
を有するポリイソシアネート化合物の如き有機ポリイソ
シアネートそれ自体、またはこれらの各有機ポリイソシ
アネートと多価アルコール、低分子量ポリエステル樹脂
もしくは水等との付加物、あるいは上記した各有機ポリ
イソシアネート同志の環化重合体、更にはイソシアネー
ト・ビウレット体等を挙げることができる。
【0015】上記ブロック化ポリイソシアネート化合物
のイソシアネート基をブロックするブロック化剤として
は、フェノール、クレゾール、キシレノールなどのフェ
ノール系;ε−カプロラクタム、δ−バレロラクタム、
γ−ブチロラクタム、β−プロピオラクタムなどのラク
タム系;メタノール、エタノール、n−プロピルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコー
ル、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコール、エ
チレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコ
ールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエ
チルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、ベンジルアルコールなどのアルコール系;ホルムア
ミドキシム、アセトアルドキシム、アセトキシム、メチ
ルエチルケトキシム、ジアセチルモノオキシム、ベンゾ
フェノンオキシム、シクロヘキサンオキシムなどのオキ
シム系;マロン酸ジメチル、マロン酸ジエチル、アセト
酢酸エチル、アセト酢酸メチル、アセチルアセトンなど
の活性メチレン系などのブロック化剤を好適に使用する
ことができる。
【0016】シランカップリング剤(C) シランカップリング剤(C)は、接着剤における金属と
の密着性向上を達成するために用いられる成分であり、
1分子中に、エポキシ基、1級アミノ基及び2級アミノ
基から選ばれる官能基を少なくとも1個と珪素原子に直
接結合する水酸基又はアルコキシ基を少なくとも1個有
するシラン化合物である。
【0017】上記シランカップリング剤(C)の代表例
としては、ジ(γ−グリシドキシプロピル)ジメトキシ
シラン、N−β−(アミノエチル)−γ−プロピルメチ
ルジメトキシシランなどのジアルコキシシラン;γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4
−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラ
ン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシ
シランなどのトリアルコキシシランなどを挙げることが
できる。これらのうち特にトリアルコキシシランを好適
に使用することができる。
【0018】シランカップリング剤(C)は、1分子中
に、エポキシ基、1級アミノ基及び2級アミノ基から選
ばれる官能基を有することによって樹脂成分との架橋に
寄与し、また1分子中に、珪素原子に直接結合する水酸
基又はアルコキシ基を有することによって金属表面との
密着性の向上に寄与する。
【0019】エポキシ樹脂(D) エポキシ樹脂(D)は、必要に応じて配合することがで
きる成分であり、金属板との密着性向上や接着剤の耐熱
性の向上に寄与することができるが、配合量が多くなり
すぎると接着剤層の可撓性が低下し、レトルト処理によ
って加工部の剥離が生じ易くなる。
【0020】エポキシ樹脂(D)としては、数平均分子
量350〜4,000の範囲にあるものが好適に使用さ
れる。エポキシ樹脂の分子量が低くなりすぎると、硬化
後の接着剤層の加工性が低下し、一方、エポキシ樹脂の
分子量が高くなりすぎると、相溶性が悪くなり、貯蔵安
定性が低下する。
【0021】エポキシ樹脂(D)としては、加工性、耐
熱性などの観点からビスフェノール型エポキシ樹脂、フ
ェノールノボラック型エポキシ樹脂又はクレゾールノボ
ラック型エポキシ樹脂であることが好適であり、代表例
として、エピコート828、同834、同1001、同100
2、同1004、同1007、同1009[以上、いずれも油化シェ
ルエポキシ(株)製]、アラルダイト502 、同6005[以
上、いずれもチバ社製]、ベークライト2774[ベークラ
イト社製]、ダウ332、ダウ331[以上、いずれも
ダウ ケミカル社製]などのビスフェノール型エポキシ
樹脂;エピコート154[油化シェルエポキシ(株)
製]などのフェノールノボラック型エポキシ樹脂;エピ
コート180S65、同180H65[以上、いずれも
油化シェルエポキシ(株)製]、EOCN−102S、
同−103S、同−104S[以上、いずれも日本化薬
(株)製]、エポトートYDCN−701、同−70
2、同−703[以上、いずれも東都化成(株)製]な
どのクレゾールノボラック型エポキシ樹脂などを挙げる
ことができる。なかでも数平均分子量800〜4000
のビスフェノールA型エポキシ樹脂、例えばエピコート
1001、同1002、同1004、同1007、同1009が特に好適であ
る。
【0022】本発明接着剤は、上記ポリエステル樹脂
(A)、ブロック化ポリイソシアネート化合物(B)及
びシランカップリング剤(C)成分を必須成分とし、必
要に応じてエポキシ樹脂(D)を含有するものであり、
(A)、(B)、(C)及び(D)成分の合計100重
量部あたり、各成分の配合量は下記のとおりである。
【0023】(A)成分:50〜95重量部、好ましく
は60〜90重量部、 (B)成分:1〜40重量部、好ましくは3〜30重量
部、 (C)成分:0.01〜5重量部、好ましくは0.1〜
3重量部、 (D)成分:0〜20重量部、好ましくは0〜15重量
部。
【0024】上記ポリエステル樹脂(A)の配合量が、
50重量部未満では、得られるPETラミネート金属板
の加工性が低下し、一方、95重量部を超えると得られ
るPETラミネート金属板の加工後のレトルト処理によ
ってPETフィルムが金属表面から剥離しやすくなって
しまう。
【0025】上記ブロック化ポリイソシアネート化合物
(B)の配合量が、1重量部未満では、ポリエステル樹
脂(A)の硬化を十分に行うことができず、また金属板
表面とイソシアネート基との反応も不十分になるため、
PETラミネート金属板の加工後のレトルト処理によっ
てPETフィルムが金属表面から剥離しやすくなってし
まい、一方、40重量部を超えると、未反応のイソシア
ネート化合物が残存し硬化後の接着剤層の耐水性が低下
し、PETラミネート金属板の加工後のレトルト処理に
よってPETフィルムが金属表面から剥離しやすくなっ
てしまう。
【0026】上記シランカップリング剤(C)の配合量
が、0.01重量部未満では、金属表面との密着性の向
上効果が十分でなく、一方、5重量部を超えると耐水性
が悪化し、レトルト処理によってPETフィルムの剥離
が生じやすくなる。
【0027】上記エポキシ樹脂(D)の配合量が、20
重量部を超えると接着剤層の凝集力が高くなりすぎ可撓
性が劣化して、加工性、密着性が低下する。
【0028】本発明の接着剤は、上記(A)、(B)、
(C)及び(D)成分以外に、必要に応じて、着色顔
料、応力緩和剤、硬化触媒、有機溶剤、消泡剤などを適
宜配合することができる。
【0029】前記着色顔料としては、酸化チタンなどの
白色顔料、その他有彩色顔料を挙げることができる。P
ETラミネート金属板が缶外面に使用される場合には、
通常、多色印刷が施され、印刷インキ層の下に着色層
(通常、ホワイトコート)が必要であるが、着色顔料を
配合した接着剤を使用すれば、缶の製造工程を一工程省
略することができ非常に有利である。
【0030】前記応力緩和剤は、接着剤層の硬化時の応
力緩和などの目的で配合されるものであり、シリカ微粉
末、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、タルク、マイカ、
クレーなどを挙げることができる。
【0031】前記硬化触媒は、加熱による接着剤の架橋
を進行させるために配合されるものであり、硬化剤であ
るブロック化ポリイソシアネート化合物のブロック剤の
解離を促進する硬化触媒、例えば、オクチル酸錫、、ジ
ブチル錫ジ(2−エチルヘキサノエート)、ジオクチル
錫ジ(2−エチルヘキサノエート)、ジブチル錫ジラウ
レート、ジブチル錫オキサイド、ジオクチル錫オキサイ
ド、2−エチルヘキサン酸鉛などの有機金属触媒などを
挙げることができる。
【0032】前記有機溶剤は、接着剤の塗装作業性を良
くするなどの目的で配合され、有機溶剤としては接着剤
成分を溶解ないしは分散できるもの、例えば、トルエ
ン、キシレン、ソルベッソ#150(エッソ石油社製、
高沸点芳香族炭化水素)などの芳香族炭化水素溶剤、ブ
タノールなどのアルコール系溶剤、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどの
ケトン系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチレングリ
コールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコ
ールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコー
ルモノエチルエーテルアセテートなどのエステル系溶
剤、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレン
グリコールモノブチルエーテルなどのエーテル系溶剤な
どを挙げることができ、これらの1種以上を適宜選定し
て使用することができる。
【0033】次いで、本発明接着剤を用いた本発明PE
Tラミネート金属板について説明する。
【0034】本発明PETラミネート金属板において、
金属板と貼り合わせるPETフィルムは、ポリエステル
フィルムであればよいが、エステル反復単位の75〜1
00%がエチレンテレフタレート単位からなるものが好
適である。エチレンテレフタレート単位以外のエステル
単位としては、フタル酸、イソフタル酸、コハク酸、ア
ジピン酸等のエステル単位を挙げることができる。PE
Tフィルムは、接着剤との付着性を向上させるために、
その表面はコロナ放電処理等の表面処理を施したものが
好ましい。
【0035】本発明のPETラミネート金属板に使用さ
れる金属板としては、熱延鋼板、冷延鋼板;溶融亜鉛メ
ッキ鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板、鉄−亜鉛合金メッキ鋼
板、亜鉛−アルミニウム合金メッキ鋼板、ニッケル−亜
鉛合金メッキ鋼板、ニッケル−錫合金メッキ鋼板、ブリ
キ、クロムメッキ鋼板、アルミニウムメッキ鋼板、ター
ンメッキ鋼板、ニッケルメッキ鋼板などの各種メッキ鋼
板;ステンレススチール、ティンフリースチール、アル
ミニウム板、銅板、チタン板などの金属素材、及び必要
に応じて、これらの金属素材に化成処理、例えば、リン
酸塩処理、クロメート処理、複合酸化膜処理などを行っ
たものを用いることができる。
【0036】本発明のPETラミネート金属板は、例え
ば、下記方法によって製造することができる。まず、厚
さ5〜30μm程度のPETフィルムのコロナ放電処理
面に、前記本発明接着剤をロールコータ方式、グラビア
方式、グラビアオフセット方式、スプレー塗装方式な
ど、それ自体既知の塗装手段にて乾燥膜厚0.3〜15
μm程度となるように塗装し、必要に応じてタックフリ
ーの状態になるまで50〜180℃の温度で乾燥させ
る。ついで、上記のようにして得られた接着剤層を形成
したPETフィルムの接着剤層表面に、前記金属板又は
前記金属板にホワイトコートなどのプライマー層を形成
したプライマー塗装金属板を貼り合わせ、約280℃以
下の温度で短時間(通常、2秒以下程度)で加熱ラミネ
ートすることによって製造することができる。
【0037】上記のようにして得られたPETラミネー
ト金属板の接着剤層は、別途加熱して熱硬化させること
ができるが、ラミネート後の製缶工程における溶接時な
どにおける加熱によって熱硬化させることができる。本
発明PETラミネート金属板は、飲料缶、食缶、雑缶、
5ガロン缶などの缶用途やキャップなどの金属蓋用途に
適する。さらに、魔法ビン、冷蔵庫外面などの家庭用機
器の外面などにも適用できる。
【0038】
【実施例】本発明を実施例によりさらに具体的に説明す
る。
【0039】以下、「部」及び「%」は、いずれも重量
基準によるものとする。
【0040】実施例1 「エリーテルUE3200」(ユニチカ社製、ポリエス
テル樹脂、数平均分子量16,000、Tg65℃、水
酸基価6mgKOH/g、表1中では「UE3200」
と略記する)70部、「エピコート1001」(油化シ
ェルエポキシ社製、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、
表1中では「EP1001」と略記する)10部、「デ
スモジュールBL3175」(住友バイエルウレタン社
製、固形分約75%のヘキサメチレンジイソシアネート
系ブロック化ポリイソシアネート化合物液、表1中では
「BL3175」と略記する)26.7部(固形分量で
20部)及び解離触媒であるジブチル錫ジラウレート
(表1中では「DBTDL」と略記する)0.5部を、
混合溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=50/5
0)中に、混合分散させて不揮発分約20%の接着剤を
調整した。
【0041】実施例2〜7及び比較例1〜6 後記表1に示す組成配合とする以外は実施例1と同様に
して、各成分を混合溶剤(メチルエチルケトン/トルエ
ン=50/50)中に、混合分散させて固形分20%の
各接着剤を調整した。表1における配合量(部)は、そ
れぞれ不揮発分量を意味する。
【0042】表1中の(註)は、それぞれ下記のとおり
の意味を有する。
【0043】(注1)GK−880:商品名「バイロン
GK−880」、東洋紡績(株)製、ポリエステル樹
脂、数平均分子量約23000、Tg84℃、水酸基価
約5mgKOH/g。
【0044】(注2)B1358A:商品名「VEST
ANAT B1358A」、ヒュルス社製、ブロック化
ポリイソシアネート化合物。
【0045】(注3)シランa:β−(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン。
【0046】(注4)シランb:γ−グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシラン。
【0047】(注5)シランc:N−β−(アミノエチ
ル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン。
【0048】(注6)シランd:N−フェニル−γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン。
【0049】(注7)シランe:ビニルトリメトキシシ
ラン。
【0050】(注8)シランf:γ−メタクリロイルオ
キシプロピルトリメトキシシラン。
【0051】上記実施例1〜7及び比較例1〜6で得た
各接着剤を、厚さ12μmのPETフィルムのコロナ放
電処理面に乾燥塗膜重量が1.5g/m2 となるように
塗装し、溶剤を蒸発乾燥後、PETフィルムの接着剤層
面をティンフリースチール板と重ね、190℃の熱ロー
ルを用いて熱圧着した。その後、190℃で10分間焼
付けを行い、各PETラミネート金属板を得た。得られ
た各PETラミネート金属板について、下記試験方法に
より各種試験を行った。その試験結果を後記表1に示
す。
【0052】試験方法 外観:PETラミネート金属板のPETフィルム面側の
外観(気泡、皺の発生等)を目視にて下記基準により評
価した。 ○:気泡、皺の発生がなく良好な外観である △:気泡、皺の発生がわずかにみられ、やや不良である ×:気泡、皺の発生が多くみられ、不良である。
【0053】密着性:PETラミネート金属板を、12
5℃で30分間レトルト処理前後について、JIS K
−5400 8.5.2(1990)に準じて、該PE
Tラミネート金属板のPETフィルム面に、ナイフで金
属表面に達する切目を入れて1mm×1mmのマス目を
100個作成し、その表面にセロハン粘着テープを貼着
し、瞬時に剥離したときに剥離せずに残ったマス目の数
を記録する。
【0054】加工性:PETラミネート金属板のPET
フィルム面に、ナイフで金属表面に達するクロスカット
を入れ、切り込みの交点を裏側からエリクセン試験機を
用いて6mm押出し、押出し部のPETフィルムの接着
状態を下記基準により評価した。 ○:PETフィルムが剥離しない ×:PETフィルムがクロスカットの交点から剥離す
る。
【0055】加工後の耐レトルト性:上記加工性の試験
を行った試験片を125℃で30分間レトルト処理し、
PETフィルムの接着状態を評価した。 ○:PETフィルムが剥離しない ×:PETフィルムがクロスカットの交点から剥離する
か、又は交点周辺部がテント張り状に剥離する。
【0056】貯蔵安定性:各例の接着剤を室温で一昼夜
保存し、粘度の変化を調べ下記基準により評価した。 ○:粘度の上昇がほとんど認められない ×:粘度の上昇が著しく認められる。
【0057】
【表1】
【0058】
【表2】
【0059】
【発明の効果】本発明接着剤は、一液型のポリエステル
−ポリイソシアネート系接着剤であり、組成中のシラン
カップリング剤によって、加工性を損なうことなく金属
板との密着性を向上させることができる。したがって、
本発明接着剤を用いて製造したPETラミネート金属板
は、加工性、密着性に優れ、耐レトルト性などの性能に
も優れている。したがって、本発明接着剤を用いて製造
したPETラミネート金属板は、缶用途や金属蓋用途に
も好適に使用できる。また、本発明接着剤は、一液型と
して貯蔵安定性に優れており取扱いが容易である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)数平均分子量5,000〜40,
    000、ガラス転移温度35〜100℃の水酸基含有ポ
    リエステル樹脂 50〜95重量部、(B)ブロック化
    ポリイソシアネート化合物 1〜40重量部、(C)エ
    ポキシ基、1級アミノ基及び2級アミノ基から選ばれる
    官能基を、1分子中に少なくとも1個有するシランカッ
    プリング剤 0.01〜5重量部、および必要に応じて
    (D)エポキシ樹脂0〜20重量部、を含有し、
    (A)、(B)、(C)及び(D)の各成分の合計量が
    100重量部であることを特徴とするポリエステルフィ
    ルム貼り合わせ金属板用接着剤。
  2. 【請求項2】 金属板の片面又は両面に、(A)数平均
    分子量5,000〜40,000、ガラス転移温度35
    〜100℃の水酸基含有ポリエステル樹脂50〜95重
    量部、(B)ブロック化ポリイソシアネート化合物 1
    〜40重量部、(C)エポキシ基、1級アミノ基及び2
    級アミノ基から選ばれる官能基を、1分子中に少なくと
    も1個有するシランカップリング剤 0.01〜5重量
    部、および必要に応じて(D)エポキシ樹脂0〜20重
    量部、を含有し、(A)、(B)、(C)及び(D)の
    各成分の合計量が100重量部である接着剤を介して、
    ポリエステルフィルムを貼り合わせ、熱圧着してなるポ
    リエステルフィルム貼り合わせ金属板。
JP8342891A 1996-12-24 1996-12-24 ポリエステルフィルム貼り合わせ金属板用接着剤 Pending JPH10183095A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8342891A JPH10183095A (ja) 1996-12-24 1996-12-24 ポリエステルフィルム貼り合わせ金属板用接着剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8342891A JPH10183095A (ja) 1996-12-24 1996-12-24 ポリエステルフィルム貼り合わせ金属板用接着剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10183095A true JPH10183095A (ja) 1998-07-07

Family

ID=18357320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8342891A Pending JPH10183095A (ja) 1996-12-24 1996-12-24 ポリエステルフィルム貼り合わせ金属板用接着剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10183095A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002201453A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Toyobo Co Ltd 無機蒸着フィルム用接着剤
JP2006062215A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Toyo Kohan Co Ltd 化粧シート、化粧シートの製造方法、化粧板および化粧板の製造方法
JP2006188067A (ja) * 2006-02-06 2006-07-20 Toppan Printing Co Ltd 蒸着フィルムおよびこの蒸着フィルムを用いた包装材料
JP2006188066A (ja) * 2006-02-06 2006-07-20 Toppan Printing Co Ltd 蒸着フィルムの製造方法および蒸着フィルムを用いた包装材料
JP2006192901A (ja) * 2006-02-06 2006-07-27 Toppan Printing Co Ltd ボイル殺菌、レトルト殺菌用並びに水分を含む内容物を収容する包装容器用蒸着フィルムおよびこの蒸着フィルムを用いた包装材料
JP2006312678A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Toyobo Co Ltd プラスチックシートラミネート鋼板用接着剤
JP2009299011A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Fujikura Kasei Co Ltd 接着剤組成物、およびこれを含有する異方導電性接着剤
JP2009298011A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Jfe Steel Corp 容器用ポリエステル樹脂被覆金属板
JP2010017896A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Jfe Steel Corp 容器用ポリエステル樹脂被覆金属板
WO2013046687A1 (ja) 2011-09-28 2013-04-04 Jfeスチール株式会社 容器用樹脂被覆金属板
CN107263973A (zh) * 2016-04-08 2017-10-20 三菱聚酯薄膜有限公司 用于金属层压的双轴取向的聚酯膜

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002201453A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Toyobo Co Ltd 無機蒸着フィルム用接着剤
JP2006062215A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Toyo Kohan Co Ltd 化粧シート、化粧シートの製造方法、化粧板および化粧板の製造方法
JP2006312678A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Toyobo Co Ltd プラスチックシートラミネート鋼板用接着剤
JP2006188067A (ja) * 2006-02-06 2006-07-20 Toppan Printing Co Ltd 蒸着フィルムおよびこの蒸着フィルムを用いた包装材料
JP2006188066A (ja) * 2006-02-06 2006-07-20 Toppan Printing Co Ltd 蒸着フィルムの製造方法および蒸着フィルムを用いた包装材料
JP2006192901A (ja) * 2006-02-06 2006-07-27 Toppan Printing Co Ltd ボイル殺菌、レトルト殺菌用並びに水分を含む内容物を収容する包装容器用蒸着フィルムおよびこの蒸着フィルムを用いた包装材料
JP2009298011A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Jfe Steel Corp 容器用ポリエステル樹脂被覆金属板
JP2009299011A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Fujikura Kasei Co Ltd 接着剤組成物、およびこれを含有する異方導電性接着剤
JP2010017896A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Jfe Steel Corp 容器用ポリエステル樹脂被覆金属板
WO2013046687A1 (ja) 2011-09-28 2013-04-04 Jfeスチール株式会社 容器用樹脂被覆金属板
US9751283B2 (en) 2011-09-28 2017-09-05 Jfe Steel Corporation Resin-coated metal sheet for containers
CN107263973A (zh) * 2016-04-08 2017-10-20 三菱聚酯薄膜有限公司 用于金属层压的双轴取向的聚酯膜
US11208528B2 (en) * 2016-04-08 2021-12-28 Mitsubishi Polyester Film Gmbh Biaxially oriented polyester film for metal lamination

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001026749A (ja) オーバーコート組成物及びこの組成物を用いた接着用積層フィルム
JPH10183095A (ja) ポリエステルフィルム貼り合わせ金属板用接着剤
JP2004269679A (ja) 接着剤及び前記接着剤の製造方法並びにプラスチックフィルムラミネート鋼板
JPH0797557A (ja) 無溶剤型複合ラミネート用接着剤組成物およびそれを用いた貼合方法
KR100819016B1 (ko) 라미네이트 강판용 접착제, 이의 제조방법 및 이를 이용한강판의 라미네이트 방법
JPH0860131A (ja) 2液硬化型ラミネート用接着剤組成物およびラミネート方法
JP6840033B2 (ja) 2液型ラミネート用接着剤組成物
JP2007169548A (ja) プラスチックフィルムラミネート金属板用接着剤組成物
JP3931660B2 (ja) プラスチックフィルム用オーバーコート樹脂組成物及びその利用
JP4015252B2 (ja) ポリエステルフィルム貼合せ金属板用接着剤
JPH09286968A (ja) 接着剤組成物
JPH08199147A (ja) ラミネート用接着剤組成物およびそれを用いた金属板ラミネート用フィルム
JP2003206362A (ja) プラスチックフィルム用オーバーコート樹脂組成物及びその利用
JP2001107015A (ja) 熱硬化型接着剤
JP3460318B2 (ja) フレキシブル包装用ラミネート
JP4022001B2 (ja) 電子線硬化型接着剤及びこれを用いたポリエステルフィルム貼合せ金属板
JPH10251613A (ja) ポリエステルフィルム貼り合わせ金属板用接着剤、ポリエステルフィルム貼り合わせ金属板並びにキャップ
JP2001009368A (ja) 成形加工性に優れた1コートプレコート鋼板及びその製造方法
JP2001009366A (ja) 成形加工性に優れた1コートプレコート鋼板及びその製造方法
JP2002256246A (ja) 熱硬化型接着剤
JPH09279117A (ja) 熱硬化型接着剤
JP2001254047A (ja) オーバーコート組成物
JP2004339384A (ja) 接着剤及び該接着剤を用いてなるプラスチックフィルムラミネート鋼板
JPH11293220A (ja) 熱硬化型ラミネート缶用接着剤組成物およびラミネート金属板および金属缶
JP2018197308A (ja) 2液型ラミネート用接着剤組成物及びラミネート用フィルム