JPH10178081A - 半導体製造方法および装置 - Google Patents

半導体製造方法および装置

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JPH10178081A
JPH10178081A JP33782696A JP33782696A JPH10178081A JP H10178081 A JPH10178081 A JP H10178081A JP 33782696 A JP33782696 A JP 33782696A JP 33782696 A JP33782696 A JP 33782696A JP H10178081 A JPH10178081 A JP H10178081A
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nozzle
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Yoshio Saito
由雄 斉藤
Masayuki Tsuda
昌之 都田
Takehisa Nitta
雄久 新田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】搬送空間を不活性な雰囲気で高清浄な密閉空間
に維持し、半導体ウエハの汚染を大幅に低減する。 【解決手段】 搬送路2に設けられたノズル6から噴射
される不活性ガスにより半導体ウエハWを浮上させなが
ら反応室3まで非接触で搬送させる。反応室3における
処理時には処理ガスノズル8から酸素ガスなどの処理ガ
スを噴射させ、半導体ウエハWを静止浮上させ、非接触
で酸化膜の形成を行う。その後、ノズル6から不活性ガ
スの供給をし、再び非接触により半導体ウエハWを浮上
させながら次工程まで搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造方法お
よび装置に関し、特に、半導体ウエハに酸化処理を行う
酸化装置に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者が検討したところによれば、半
導体ウエハを酸化拡散する酸化拡散工程では、反応室を
縦に配置した縦型酸化装置または反応室を横に配置した
横型酸化装置が広く用いられている。
【0003】また、これら縦型酸化装置ならびに横型酸
化装置は、半導体ウエハを、たとえば、洗浄乾燥装置を
用いて前洗浄処理を行った後、人間または専用ロボット
により半導体ウエハを反応室に挿入および引き出しする
時に使用する専用ボードに移し変え、複数枚の半導体ウ
エハを一括処理している。
【0004】なお、この種の半導体製造装置について詳
しく述べてある例としては、平成6年9月9日、株式会
社プレスジャーナル社発行、松下晋司(編)、月刊Se
miconductor World増刊号「The
EQUIPMENT」P72〜P75があり、この文献
には、酸化・拡散装置の構成などが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な酸化装置では、次のような問題点があることが本発明
者により見い出された。
【0006】すなわち、半導体ウエハがセットされた専
用ボードを前述した酸化装置にセットする場合には、洗
浄乾燥装置などの酸化拡散工程の前工程および後工程の
処理装置と酸化装置とが接続されておらず、半導体ウエ
ハを大気中の雰囲気にさらすことになり、半導体ウエハ
表面の異物付着などの汚染ならびに自然酸化膜の形成に
よる酸化膜の制御性の低下などが問題となっている。
【0007】本発明の目的は、半導体ウエハの搬送空間
を不活性な雰囲気で高清浄な密閉空間に維持することに
より、半導体ウエハの汚染を大幅に低減し、自然酸化膜
の形成を確実に抑制することのできる半導体製造方法お
よび装置を提供することにある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0010】すなわち、本発明の半導体製造方法は、不
活性ガスを被処理物に噴射して浮上させながら搬送させ
る気流搬送により密閉雰囲気内の搬送路を非接触で所定
の位置まで搬送する工程と、該被処理物に所定の処理ガ
スを供給しながら被処理物を加熱し、所定の処理を行う
工程とを有したものである。
【0011】それにより、被処理物を不活性ガスの雰囲
気により搬送することができ、被処理物の汚染や異物の
付着などを防止することができる。
【0012】また、本発明の半導体製造装置は、被処理
物に所定の処理を行う処理室と、当該被処理物を密閉雰
囲気内で非接触により所定の位置まで搬送する非接触搬
送手段とよりなるものである。
【0013】それにより、被処理物を密閉雰囲気内の非
接触搬送手段により処理室まで搬送できるので、搬送時
における被処理物の汚染や異物の付着などを防止するこ
とができる。
【0014】さらに、本発明の半導体製造装置は、前記
非接触搬送手段が、中空状に形成された搬送路と、当該
搬送路の内壁低面に設けられた不活性ガスを噴射する複
数の不活性ガス噴射ノズルとよりなり、当該不活性ガス
噴射ノズルにより不活性ガスを被処理物に噴射すること
によって被処理物を浮上させながら搬送するものであ
る。
【0015】それにより、被処理物を不活性ガスによっ
て非接触で搬送するので、搬送路内を高清浄に維持する
ことができ、被処理物の汚染、異物の付着ならびに自然
酸化膜の形成を防止することができる。
【0016】また、本発明の半導体製造装置は、前記非
接触搬送手段の一部が、処理室を兼ねた構造よりなるも
のである。
【0017】それにより、処理室への被処理物の出し入
れなどの機構が不要となり、非接触搬送手段の機構なら
びに構成を簡単にすることができ、且つ装置を低コスト
にすることができる。
【0018】さらに、本発明の半導体製造装置は、前記
処理室の内壁低面に、被処理物の下方から上方にかけて
処理ガスを噴射して被処理物を静止浮上させながら処理
ガスを供給する第1の処理ガス噴射ノズルを設けたもの
である。
【0019】それにより、処理室に設けられた処理ガス
噴射ノズルによって非接触で保持されるので、処理室内
も高清浄に維持することができ、被処理物の汚染、異物
の付着ならびに自然酸化膜の形成などを防止することが
できる。
【0020】また、本発明の半導体製造装置は、前記処
理室の内壁低面に被処理物の下方から上方の方向に所定
の傾斜を付けて処理ガスを噴射し、前記被処理物を所定
の方向に回転浮上させながら処理ガスを供給する第2の
処理ガス噴射ノズルを設けたものである。
【0021】それにより、処理室内で被処理物を所定の
方向に回転させながら所定の処理を行うことができるの
で、被処理物の面内均一性を向上させることができる。
【0022】以上のことにより、被処理物の汚染、異物
の付着や自然酸化膜の形成などによる製造不良などを防
止することができ、半導体装置などの製品の信頼性を向
上させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0024】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による酸化装置の構成説明図、図2は、本発明の
実施の形態1による酸化装置の要部を断面で示す説明
図、図3は、本発明の実施の形態1による酸化装置の要
部の外観斜視図である。
【0025】本実施の形態1において、半導体ウエハ
(図2)に酸化膜を形成させる酸化装置(半導体製造装
置)1は、たとえば、酸化拡散工程の前工程である洗浄
工程に用いられる洗浄乾燥装置WMと酸化拡散工程の後
工程である成膜工程に用いられるCVD(Chemic
al Vapor Deposition)装置CSと
の間に設けられている。
【0026】また、この酸化装置1は、洗浄乾燥装置W
MとCVD装置CSとを接続する、たとえば、石英や炭
化シリコン(SiC)などからなる中空状に形成された
搬送路2が設けられている。
【0027】さらに、この搬送路2の中央部などの所定
の位置には、半導体ウエハに酸化膜を形成する、たとえ
ば、石英や炭化シリコンなどからなる、同じく中空状に
形成された反応室3が設けられている。
【0028】さらに、酸化装置1には、図2に示すよう
に、搬送路2の所定の位置に設けられた反応室3の加熱
を行う加熱装置4が、たとえば、反応室3の上方に設け
られており、この加熱装置4は、たとえば、カンタル線
などのヒータから構成されるホットウォールタイプある
いはランプなどのコールドウォールタイプが用いられて
いる。
【0029】また、酸化装置1は、反応室3の端部の開
口部と搬送路2とを処理時に隔離するための、たとえ
ば、ステンレス製のバルブ5が設けられ、このバルブ5
の動作は、空気の圧力によって駆動が行われるエアバル
ブなどのパーティクルの発生が少ない駆動方式により駆
動されている。
【0030】次に、搬送路2および反応室3の内壁の下
面には、窒素(N2)ガスなどの不活性ガスである搬送ガ
スを酸化膜の形成が行われる半導体ウエハ(被処理物)
Wの裏面に噴射することによって浮上させながら搬送す
るノズル(不活性ガス噴射ノズル)6が一定間隔で設け
られている。そして、これら搬送路2、反応室3ならび
にノズル6によって非接触搬送手段が構成されている。
【0031】また、このノズル6は、半導体ウエハWを
搬送する方向に搬送ガスを噴射させるために、半導体ウ
エハWのそれぞれの進行方向に傾斜が付けてられてい
る。
【0032】たとえば、この酸化装置1の搬送路2およ
び反応室3では、半導体ウエハWを洗浄乾燥装置WM
(図1)からCVD装置CS(図1)にかけて搬送する
ので、搬送路2には半導体ウエハWを浄乾燥装置WMか
らCVD装置CSに搬送する方向に搬送ガスを噴射する
ようにノズル6が設けられている。
【0033】また、反応室3の所定の位置には、反応室
3内の排気を行う排気口が設けられ、半導体ウエハWの
処理時に処理ガスの排気が行われるようになっている。
【0034】さらに、ノズル6から噴射される搬送ガス
は、図3に示すように、ノズル6の下部に設けられ、ノ
ズル6と接続されている配管7によって供給され、この
配管7への搬送ガスの供給は、たとえば、制御部により
自動制御が行われている。
【0035】また、図2において、酸化膜形成時に半導
体ウエハWが位置する反応室3の下部の内周壁には、酸
化膜を形成するための、たとえば、酸素(O2)ガスなど
の処理ガスを導入する処理ガスノズル(第1の処理ガス
噴射ノズル)8が設けられ、これら処理ガスノズル8も
処理ガスを供給する処理ガス配管9と接続され、前述し
た制御部によりガス供給の制御が行われている。
【0036】次に、本実施の形態の作用について、図1
〜図3を用いて説明する。
【0037】まず、洗浄乾燥装置WMにより洗浄乾燥が
行われた半導体ウエハWは、酸化装置1の搬送路2ま
で、たとえば、洗浄乾燥装置WMに設けられた搬送用ロ
ボットなどの搬送機構により搬送される。
【0038】そして、搬送路2には、ノズル6から搬送
ガスが噴射されており、この搬送ガスにより半導体ウエ
ハWを浮上させながら反応室3の方向に搬送されること
になる。
【0039】次に、半導体ウエハWが、加熱装置4によ
り加熱された搬送室3の所定の位置まで搬送されると、
バルブ5が駆動されて反応室3を搬送路2から分離す
る。
【0040】その後、前述した制御部がノズル6から噴
射されている搬送ガスの供給を停止し、同時に、処理ガ
スの供給を開始して、処理ガスノズル8から酸素ガスな
どの処理ガスを噴射させる。
【0041】また、半導体ウエハWは、反応室3の下部
から上部にかけて処理ガスが噴射するように反応室3の
下部の内周壁に設けられた処理ガスノズル8から噴射さ
れる処理ガスによって浮上しながら酸化膜が形成される
ことになる。
【0042】ここで、反応室3の下部の内周壁に設けら
れた処理ガスノズル8の近傍には、処理ガスノズル8か
ら噴射される処理ガスによって浮上している半導体ウエ
ハWを回転させる処理ガスノズル(第2の処理ガス噴射
ノズル)を設けてもよい。
【0043】この処理ガスノズルは、半導体ウエハWを
回転させる方向に傾斜して設け、半導体ウエハWを回転
させながら酸化膜を形成させるので、内面均一性を大幅
に向上させることができる。
【0044】また、処理ガスノズル8を設けずに、たと
えば、ノズル6を搬送ガスおよび処理ガスの両方を噴射
できる構造とし、搬送路2ではノズル6から搬送ガスを
噴射し、半導体ウエハWが反応室3内に搬送されると、
ノズル6から処理ガスを噴射するように前述した制御部
が自動的に切り換え、半導体ウエハWを反応室3内で移
動させながら酸化膜の形成の処理を行い、その処理が終
了すると、再び制御部がノズル6から搬送ガスを噴射す
るように切り換えて半導体ウエハWの搬送を行うように
してもよい。
【0045】そして、酸化膜の形成などの処理が終了す
ると、バルブ5が再び駆動され、反応室3の分離を中止
し、制御部は、処理ガスノズル8から噴射されている処
理ガスの供給を停止し、同時に、ノズル6から搬送ガス
の供給を開始する。
【0046】ノズル6から搬送ガスの噴射が開始される
と、半導体ウエハWは浮上しながら次工程である、たと
えば、CVD装置CSに設けられた搬送用ロボットなど
の搬送機構まで搬送が行われ、このCVD装置CSによ
り所定の処理が行われることになる。
【0047】それにより、本実施の形態1では、酸化装
置1に設けられたノズル6、処理ガスノズル8によって
非接触で搬送ならびに酸化膜形成を行うので、半導体ウ
エハWの搬送時や処理時における汚染、異物の付着なら
びに自然酸化膜の形成を防止でき、半導体装置の信頼性
を向上させることができる。
【0048】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2による酸化装置の構成説明図、図5は、本発明の
実施の形態2による酸化装置の要部の断面説明図であ
る。
【0049】本実施の形態2において、たとえば、前工
程の洗浄乾燥装置WMと後工程のCVD装置CSとの間
に設けられた半導体ウエハに酸化膜を形成させる酸化装
置(半導体製造装置)1aは、搬送路2が互いに直角を
なすようにT字状に設けられ、T字状の縦棒に相当する
部分の端部に反応室3が位置している。
【0050】また、反応室3の上方などの所定の位置に
は、反応室3の加熱を行う加熱装置4が設けられてお
り、この加熱装置4は、たとえば、カンタル線などのヒ
ータから構成されるホットウォールタイプあるいはラン
プなどのコールドウォールタイプが用いられている。
【0051】さらに、酸化装置1は、図5に示すよう
に、搬送路2と反応室3を処理時に隔離するための、た
とえば、ステンレス製のバルブ5aが設けられ、このバ
ルブ5aの動作は、空気の圧力によって駆動が行われる
エアバルブなどのパーティクルの発生が少ない駆動方式
により駆動されている。
【0052】また、反応室3の半導体ウエハWを処理す
る所定の位置には、処理時に半導体ウエハWを載置す
る、たとえば、0.3mm程度以下の突起部3aが設けら
れている。
【0053】さらに、反応室3の所定の位置には、処理
中に反応室3内の排気を行う排気口3bが設けられてい
る。
【0054】次に、反応室3および搬送路2の下部の内
壁面には、図4、図5に示すように半導体ウエハWを不
活性ガスなどの搬送ガスを噴射させて浮上させながら搬
送するノズル(不活性ガス噴射ノズル)6a,6b,6
c,6dが一定間隔で設けられている。
【0055】そして、搬送路2、反応室3ならびにノズ
ル6a〜6dによって非接触搬送手段が構成されてい
る。
【0056】また、このノズル6a〜6dは、半導体ウ
エハWを搬送する方向に搬送ガスを噴射させるために、
半導体ウエハWのそれぞれの進行方向に傾斜が付けてら
れている。
【0057】たとえば、T字状の横棒に相当する部分の
搬送路2は、半導体ウエハWを洗浄乾燥装置WMからC
VD装置CSにかけて移動する方向に傾斜してノズル6
aが設けられている。
【0058】また、搬送路2が互いに直角をなす近傍部
分には、半導体ウエハWをT字状の横棒に相当する部分
の搬送路2とT字状の縦棒に相当する部分の搬送路2と
の間を移動させる方向に傾斜してノズル6bが設けられ
ている。
【0059】さらに、T字状の縦棒に相当する部分の搬
送路2の端部に設けられている反応室3およびその近傍
の搬送路2は、反応室3に半導体ウエハWを出し入れす
るので、半導体ウエハWを搬送路2から反応室3に搬入
する方向に傾斜して設けられたノズル6cと、半導体ウ
エハWを反応室3から搬送路に搬出する方向に傾斜して
設けられたノズル6dとの2種類が設けられている。
【0060】また、ノズル6a〜6dから噴射される搬
送ガスは、たとえば、ノズル6a〜6dの下部に設けら
れ、ノズル6a〜6dと接続されている配管によって供
給されており、この配管への搬送ガスの供給は、たとえ
ば、制御部により自動制御が行われている。
【0061】また、反応室3の所定の側面ならびに反応
室3の酸化膜形成時に半導体ウエハWが位置する下部の
内壁面には、酸化膜を形成するための、たとえば、酸素
ガスなどの処理ガスを導入する処理ガスノズル(第1の
処理ガス噴射ノズル)8aが設けられている。
【0062】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0063】まず、洗浄乾燥装置WMにより洗浄乾燥が
行われた半導体ウエハWは、酸化装置1の搬送路2ま
で、たとえば、洗浄乾燥装置WMに設けられた搬送用ロ
ボットなどの搬送機構により搬送される。
【0064】そして、搬送路2には、ノズル6aから搬
送ガスが噴射されており、この搬送ガスにより半導体ウ
エハWを浮上させながらCVD装置CSの方向に搬送を
行う。
【0065】次に、半導体ウエハWが搬送路2が互いに
直角をなす近傍部分にさしかかると、半導体ウエハWは
ノズル6bから噴射されている搬送ガスによりT字状の
縦棒に相当する部分の搬送路2に方向に転換される。
【0066】その後、半導体ウエハWは、ノズル6cか
ら噴射されている搬送ガスによって反応室3まで搬送が
行われる。また、この時、ノズル6dからは搬送ガスが
噴射されないように前述した制御部によって制御が行わ
れている。
【0067】そして、加熱装置4により加熱された搬送
室3の所定の位置まで搬送されると、バルブ5が駆動さ
れて反応室3を搬送路2から分離し、制御部がノズル6
cから噴射されている搬送ガスの供給を停止することに
よって半導体ウエハWを突起部3aに載置する。
【0068】次に、酸素ガスなどの処理ガスを供給し、
たとえば、反応室3の所定の側面の内壁面に設けられて
いる処理ガスノズル8aから噴射させる。
【0069】また、処理ガスは、たとえば、反応室3の
下部の内壁面に設けられた処理ガスノズル8aを用いて
もよい。
【0070】この場合、半導体ウエハWは、反応室3の
下部の内周壁に設けられた処理ガスノズル8aから噴射
される処理ガスによって浮上しながら酸化膜が形成され
ることになる。
【0071】そして、酸化膜の形成などの処理が終了す
ると、バルブ5が再び駆動され、反応室3を開放し、制
御部は、処理ガスノズル8aから噴射されている処理ガ
スの供給を停止し、同時に、ノズル6dから搬送ガスの
供給を開始する。
【0072】ノズル6dから搬送ガスの噴射が開始され
ると、半導体ウエハWは浮上しながら搬送が行われ、搬
送路2が互いに直角をなす近傍部分に半導体ウエハWが
さしかかると、ノズル6bから噴射されている搬送ガス
によってT字状の縦棒に相当する部分の搬送路2に方向
に転換される。
【0073】その後、T字状の縦棒に相当する部分の搬
送路2に設けられたノズル6aから噴射される搬送ガス
によって次工程である、たとえば、CVD装置CSに設
けられた搬送用ロボットなどの搬送機構まで搬送が行わ
れ、このCVD装置CSにより所定の処理が行われる。
【0074】それにより、本実施の形態2においては、
反応室3をT字状の縦棒に相当する部分の端部に設ける
ことにより、酸化装置1aをより小型化しながら半導体
ウエハWの搬送時や処理時における汚染、異物の付着な
らびに自然酸化膜の形成を防止でき、半導体装置の信頼
性を向上させることができる。
【0075】また、本実施の形態2では、1つの反応室
3を設けただけであったが、たとえば、図6に示すよう
に、複数のT字状の搬送路2を形成し、それぞれの端部
に複数の反応室3を設けることにより、半導体ウエハの
処理能力を大幅に向上させることができる。
【0076】また、図7に示すように、バルブ5a(図
5)を廃止し、搬送路2と反応室3とを分離する底面に
排気口3cを設け、その排気口の3c上方に、たとえ
ば、突起などの搬送路2と反応室3との接続空間をせば
める固定式のシャッタ10を設けるようにしてもよい。
【0077】この場合、シャッタ10によって搬送路2
と反応室3との接続空間を小さくした部分を排気口3c
によって排気することにより、搬送路2と反応室3との
境界部にエアカーテンが形成されて反応室3が分離され
ることになる。
【0078】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0079】たとえば、前記実施の形態1、2では、半
導体ウエハに酸化膜を形成する酸化装置について記載し
たが、処理ガスなどを変更することにより、CVDドラ
イエッチ処理、スパッタエッチ処理ならびにアニール処
理などの各種処理やLCD(Lquid Crysta
l Display)の製造工程などの製造装置に用い
るようにしてもよい。
【0080】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0081】(1)本発明によれば、被処理物を非接触
で搬送ならびに処理するので搬送路内、処理室内を高清
浄に維持することができ、被処理物の汚染や異物の付着
などを防止することができる。
【0082】(2)また、本発明では、非接触搬送手段
の一部が処理室を兼ねることにより、半導体製造装置を
小型化で低コストとすることができる。
【0083】(3)さらに、本発明においては、上記
(1),(2)により、半導体装置などの製品の信頼性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による酸化装置の構成説
明図である。
【図2】本発明の実施の形態1による酸化装置の要部を
断面で示す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態1による酸化装置の要部の
外観斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態2による酸化装置の構成説
明図である。
【図5】本発明の実施の形態2による酸化装置の要部を
断面で示す説明図である。
【図6】本発明の他の実施の形態による酸化装置の構成
説明図である。
【図7】本発明の他の実施の形態による酸化装置の要部
を断面で示す説明図である。
【符号の説明】
1 酸化装置(半導体製造装置) 1a 酸化装置(半導体製造装置) 2 搬送路 3 反応室 4 加熱装置 5 バルブ 6〜6d ノズル(不活性ガス噴射ノズル) 7 配管 8 処理ガスノズル(第1の処理ガス噴射ノズル) 8a 処理ガスノズル(第1の処理ガス噴射ノズル) 9 処理ガス配管 10 シャッタ W 半導体ウエハ(被処理物) WM 洗浄乾燥装置 CS CVD装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不活性ガスを被処理物に噴射して前記被
    処理物を搬送させる気流搬送により密閉雰囲気となった
    搬送路内を非接触で所定の位置まで搬送する工程と、前
    記被処理物に所定の処理ガスを供給しながら前記被処理
    物を加熱し、所定の処理を行う工程とを有したことを特
    徴とする半導体製造方法。
  2. 【請求項2】 被処理物に所定の処理を行う処理室と、
    前記被処理物を密閉雰囲気内で非接触により所定の位置
    まで搬送する非接触搬送手段とよりなることを特徴とす
    る半導体製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体製造装置におい
    て、前記非接触搬送手段が、中空状に形成された搬送路
    と、前記搬送路の内壁低面に設けられた不活性ガスを噴
    射する複数の不活性ガス噴射ノズルとよりなり、前記不
    活性ガス噴射ノズルにより前記不活性ガスを前記被処理
    物に噴射することによって前記被処理物を浮上させなが
    ら搬送することを特徴とする半導体製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の半導体製造装置
    において、前記非接触搬送手段の一部が、前記処理室を
    兼ねた構造であることを特徴とする半導体製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれか1項に記載の半
    導体製造装置において、前記処理室の内壁低面に、前記
    被処理物の下方から上方にかけて処理ガスを噴射し、前
    記被処理物を静止浮上させながら処理ガスを供給する第
    1の処理ガス噴射ノズルを設けたことを特徴とする半導
    体製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれか1項に記載の半
    導体製造装置において、前記処理室の内壁低面に、前記
    被処理物の下方から上方の方向に所定の傾斜を付けて処
    理ガスを噴射し、前記被処理物を所定の方向に回転浮上
    させながら処理ガスを供給する第2の処理ガス噴射ノズ
    ルを設けたことを特徴とする半導体製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002231654A (ja) * 2001-01-30 2002-08-16 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd レーザアニール方法及び装置
JP2004207708A (ja) * 2002-12-10 2004-07-22 Semiconductor Energy Lab Co Ltd プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法、並びに薄膜トランジスタの作製方法
JP2005082404A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Samsung Electronics Co Ltd インライン搬送システム
KR20210112728A (ko) * 2020-03-06 2021-09-15 세메스 주식회사 다이 본딩 장치

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