JPH10177058A - 速度検出器を有する集積回路 - Google Patents

速度検出器を有する集積回路

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JPH10177058A
JPH10177058A JP9126004A JP12600497A JPH10177058A JP H10177058 A JPH10177058 A JP H10177058A JP 9126004 A JP9126004 A JP 9126004A JP 12600497 A JP12600497 A JP 12600497A JP H10177058 A JPH10177058 A JP H10177058A
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JP
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circuit
signal
delay
terminal
speed
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JP9126004A
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English (en)
Inventor
Patrick Kawamura J
カワムラ ジェイ.パトリック
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Texas Instruments Inc
Original Assignee
Texas Instruments Inc
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Publication date
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
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    • H03K5/22Circuits having more than one input and one output for comparing pulses or pulse trains with each other according to input signal characteristics, e.g. slope, integral
    • H03K5/26Circuits having more than one input and one output for comparing pulses or pulse trains with each other according to input signal characteristics, e.g. slope, integral the characteristic being duration, interval, position, frequency, or sequence

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物理パラメータおよび装置パラメータの変化
のために生じる、集積回路における回路速度および電力
特性の変化を補償する。 【解決手段】 基準信号CLKTを発生する基準回路
(200)を有する回路が設計される。基準信号CLK
Tは、基準期間を決定する。遅延回路(208、21
2、216)は、基準信号CLKTに応答して遅延信号
を発生する。制御回路(248、254、258、26
0、262)は、該遅延信号に応答して制御信号(FA
ST、NORM、SLOW)を発生する。遅延回路(2
08、212、216)は、前記基準期間の間集積回路
の速度をエミュレートする。制御回路(248、25
4、258、260、262)からの制御信号(FAS
T、NORM、SLOW)は、測定された回路速度の変
化に関し該集積回路のパフォーマンスを補償する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集積回路に関し、特
に速度検出器を含む集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の相補形金属酸化膜半導体(CMO
S)ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)
回路は、デスクトップおよびポータブルコンピュータシ
ステムを含むさまざまな応用において、メインメモリと
してしばしば用いられる。プロセッサおよびシステム設
計における進歩は、メインメモリとして、高密度、低電
力、および高速アクセス時間を有するダイナミックラン
ダムアクセスメモリ装置を必要とする。これらのメモリ
装置は、電圧および温度のような物理パラメータのある
範囲にわたり、一貫性をもって動作しなければならな
い。さらに、これらのメモリ装置は、製造工程に固有
の、トランジスタのゲート長、ゲート酸化膜厚、および
スレショルド電圧の変化のような、装置パラメータのあ
る統計的範囲を課される。これらの変化は、さまざまな
速度および電力特性を有するメモリ装置の分布を生じ
る。低電圧または高温のような、装置の低速度動作条件
は、最大アクセス時間または最小回路速度要求により制
限されるので、これはかなりの設計問題となる。代わり
に、高電圧または低温のような、装置の高速度動作条件
は、最大電力消費により制限される。
【0003】従来のメモリ回路は、ここで参照すること
によりその内容を本願に取り込むこととする米国特許第
5,068,553号に開示されているように、物理パ
ラメータの変化を補償するために、特殊な遅延回路を用
いてきており、該特許においては、多結晶シリコンの抵
抗体およびキャパシタが、供給電圧への依存度の低い回
路遅延を発生する。しかし、この回路の応用は、遅延回
路に限定される。さらにそれは、装置特性の変化の補償
に役立たない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、物理パラメ
ータおよび装置パラメータの変化のためにさまざまな装
置速度および電力特性を有する、メモリ装置の顕著な分
布の問題は、解決されないままである。本発明は、この
問題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】さまざまな速度および電
力特性を有する装置の分布の縮減に関するこれらの問題
は、基準信号を発生する基準回路を含む回路により解決
される。その基準信号は、基準期間を決定する。遅延回
路が、その基準信号に応答して遅延信号を発生する。制
御回路が、その遅延信号に応答して制御信号を発生す
る。その制御信号は、周辺回路の動作を制御する。
【0006】本発明は、遅延回路を用い、基準期間にわ
たって回路速度を測定する。制御回路が制御信号を発生
して周辺回路の動作を制御し、それにより、さまざまな
速度および電極特性を有する装置の分布を縮減する。本
発明のさらに完全な理解は、添付図面を参照しつつ以下
の詳細な説明を読むことにより得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】ここで図1を参照すると、256
メガビット同期ダイナミックランダムアクセスメモリ回
路のブロック図が示されている。このメモリ回路は、4
バンクの64メガビットのメモリセルに編成されてい
る。それぞれのバンクは、バンクアドレスBA0−BA
1により選択される。バンクは、列デコード回路18お
よび行デコード回路16と、それらそれぞれの周辺論理
回路と、によりアドレス指定され、それによって前記バ
ンクから複数のメモリセルが選択される。入出力(I/
O)回路34は、それら複数のメモリセルと、出力端子
DQ0−DQ31と、の間でデータを伝送する。
【0008】制御回路12は、外部信号、例えば、クロ
ック信号CLK、クロックイネーブル信号CKE、行イ
ネーブル信号RE 、列イネーブル信号CE 、書込み
イネーブル信号WE 、およびチップ選択信号CS
受ける。制御回路12は、内部制御信号、例えば、行、
センス、列、I/O、および速度検出イネーブル信号S
DENを発生し、内部周辺論理回路を制御する。クロッ
ク信号CLKおよび速度検出イネーブル信号SDEN
は、物理パラメータおよび装置パラメータの変化を被る
メモリ装置の回路速度を決定する、速度検出器回路10
に結合せしめられる。
【0009】ここで図2を参照すると、図1の速度検出
器回路10のブロック図が示されている。この速度検出
器回路は、基準信号を発生するクロック同期装置基準回
路200を含む。この基準信号は、遅延段208、21
2、および216を含む遅延回路に結合せしめられる。
この遅延回路は、256メガビット同期DRAMの周辺
回路における、回路速度または論理ゲートの代表系列を
経ての伝搬遅延をエミュレートするように設計される。
さらに、この遅延回路は、周辺回路と同じ物理パラメー
タおよび装置パラメータの変化を被る。従って、遅延回
路の回路速度は、周辺回路の速度と共にリアルタイムで
変化する。遅延段からの3ビット遅延信号は、CMOS
伝送ゲート220、224、および228を経て、制御
回路に結合せしめられる。インバータ248および25
4と、ANDゲート258、260、および262と、
ORゲート265と、を含む制御回路は、制御信号FA
ST、NORM、およびSLOWを発生する。後述され
るように、これらの制御信号は、周辺回路に結合せしめ
られ、物理パラメータおよび装置パラメータの変化を補
償することにより、それらの動作を制御する。この補償
は、異なる装置および異なる動作条件の間での速度およ
び電力の変化を減少させるのに極めて有利である。
【0010】図1の速度検出器回路10の動作を以下詳
述する。速度検出器信号SDENは最初低であり、クロ
ック信号CLKは最初高であり、CMOS伝送ゲート2
20、224、および228は最初オンになっている。
速度検出器回路10は、速度検出器イネーブル信号SD
ENが高になると使用可能になる。その後のクロック信
号CLKの高から低への遷移は反転され、クロック同期
回路200により端子206に結合せしめられる。端子
206に生じた低から高への遷移は、順次遅延段20
8、212、および216を経て伝搬する。低から高へ
の遷移が、例えば、遅延段208を経て伝搬すると、端
子210における出力信号の低から高への遷移は、CM
OS伝送ゲート220を経て端子244へ伝送され、ラ
ッチ238によりラッチされる。端子210における低
から高への遷移は、クロック信号CLKが低から高への
遷移を行うまで、遅延回路を経て伝搬し続ける。クロッ
ク信号CLKが低から高への遷移を行うと、CMOS伝
送ゲート220、224、および228は、クロック同
期装置回路200の端子202および204のそれぞれ
からの出力信号により、同時にターンオフされる。ラッ
チ238、240、および242により記憶された、端
子244、246、および252のそれぞれにおける生
じた遅延信号は、クロック信号CLKが低である時間の
間の、端子210における低から高への遷移の伝搬の範
囲を示す。ラッチされた遅延信号は、インバータ248
および254と、ANDゲート258、260、および
262と、を含む制御回路によりデコードされ、制御信
号FAST、NORM、およびSLOWのそれぞれを発
生する。例えば、端子244、246、および252に
おける、ラッチされた遅延信号の全3ビットが高である
時は、制御信号FASTは高であり、制御信号NORM
およびSLOWは低であり、端子206における入力信
号が、遅延回路の全ての段を経て、端子218まで伝搬
し終わったことを示す。
【0011】制御信号FAST、NORM、およびSL
OWの論理状態は、速度検出器イネーブル信号SDEN
が高に留まっている間、ラッチ238、240、および
242により保存される。速度検出器イネーブル信号S
DENの高から低への遷移は、クロック同期装置回路2
00をして、ラッチ238、240、および242をリ
セットせしめる。さらに、クロック同期装置回路200
は、端子206における遅延回路の入力信号をも低論理
レベルにリセットし、かつCMOS伝送ゲート220、
224、および228を使用可能にし、それにより、制
御信号FAST、NORM、およびSLOWを低論理レ
ベルにリセットする。その後の回路速度測定は、速度検
出器イネーブル信号SDENの次の低から高への遷移に
より開始され、それにクロック信号CLKの高から低へ
の遷移が続く。
【0012】ここで図3Aおよび図3Bを参照すると、
そこには、速度検出器イネーブル信号SDENを発生す
るための、制御回路12内に含まれるパワーアップ検出
器と、対応するタイミング図と、が示されている。その
パワーアップ回路は、供給電圧VPERIのレベルを検出す
るための、直列接続されたPチャネルトランジスタ30
2と、Nチャネルトランジスタ306および310と、
を含む。電力が最初256メガビットDRAMに印加さ
れた時、VPERIは時刻t0 において増加し始める(図3
B)。端子304は、相補(complementar
y)パワーアップ信号PUP が最初供給電圧VPERI
共に高になり、それによりNチャネルトランジスタ30
6および310を伝導状態にするので、最初低に保たれ
る。供給電圧VPERIが少なくとも、供給電圧VSSより大
きいPチャネルトランジスタのスレショルド電圧になる
と、Pチャネルトランジスタ302は伝導状態になる。
供給電圧VPERIが十分なレベルに達すると、Pチャネル
トランジスタ302の、Nチャネルトランジスタ306
および310とのチャネル抵抗率比は、端子304にお
ける電圧がインバータ322の遷移電圧を超えるように
なる。端子304におけるこの電圧は、端子324の出
力を時刻t1 において高から低へ遷移せしめ、それによ
り、NORゲート334を使用可能にする。端子304
におけるこの電圧はまた、Nチャネルトランジスタ31
6をターンオンし、かつNANDゲート326を使用可
能にする。
【0013】供給電圧VPERIが時刻t0 から増加するの
に伴い、供給電圧VBBは供給電圧V SSに対して負の電圧
へ低下せしめられる。供給電圧VBBが少なくとも、供給
電圧VSSより低いNチャネルトランジスタのスレショル
ド電圧になった時、Nチャネルトランジスタ320は伝
導状態になる。供給電圧VBBが十分なレベルに達した
時、Nチャネルトランジスタ316および320の、P
チャネルトランジスタ312との比は、端子314にお
ける電圧がNANDゲート332の遷移電圧より低くな
るようになっており、それによって、時刻t2 におけ
る、NANDゲート326および332により形成され
るラッチの、端子328における出力を高から低へ遷移
させる。端子328における、この高から低への遷移
は、NORゲート334の端子336における出力を高
にし、それにより、端子340に相補パワーアップ信号
PUP を、また端子344にパワーアップ信号PUP
を、発生させる。
【0014】インバータ346および352と、キャパ
シタ350とは、NANDゲート356の入力への、相
補パワーアップ信号PUP の高から低への遷移の伝搬
を遅延させる遅延回路を形成する。従って、パワーアッ
プ信号PUPの低から高への遷移は、NANDゲート3
56の両入力端子を高にして、速度検出器イネーブル信
号SDENを、時刻t3 において高から低へ遷移させる
(図3B)。インバータ346および352と、キャパ
シタ350と、により決定される遅延の後、NANDゲ
ート356の端子354における入力は低になり、速度
検出器イネーブル信号SDENを、時刻t4 において低
から高へ遷移させる。このようにして、速度検出器イネ
ーブル信号SDENは、パワーアップ条件に応答して速
度検出器回路10をリセットし、回路速度の最初の測定
の準備をする。
【0015】ここで図4Aおよび図4Bを参照すると、
図2の速度検出器回路のクロック同期装置回路と、基準
信号CLKT発生のための対応するタイミング図と、が
示されている。速度検出器イネーブル信号SDENは、
最初時刻T0 以前には低である(図4B)。これは、ク
ロック信号CLKの状態にかかわらず、NANDゲート
408および414により形成されるラッチの端子41
0における出力の最初の低状態を確立する。端子410
におけるこの低状態は、Pチャネルトランジスタ416
をターンオンし、それにより、論理的高を端子203
に、また論理的低を端子422、すなわちNANDゲー
ト420および426により形成されたラッチの出力
に、発生する。インバータ205は、端子203におけ
る信号を反転し、それにより、基準信号CLKTを端子
206に発生する。端子422における低信号は、相補
基準信号END および基準信号ENDのそれぞれの、
最初の高および低状態を確立する。
【0016】時刻T0 (図4B)において、速度検出器
イネーブル信号SDENは高になる。もしクロック信号
CLKもまた高ならば、NANDゲート404の出力は
低になり、それにより、NANDゲート408および4
14により形成されるラッチの状態をリセットする。こ
のリセット条件は、Pチャネルトランジスタ416をタ
ーンオフし、かつCMOS伝送ゲート428をターンオ
ンし、それにより、クロック信号CLKをインバータ2
05の入力端子に結合せしめ、基準信号CLKTを発生
させる。時刻T1 におけるクロック信号CLKの高から
低への遷移は、NANDゲート420および426によ
り形成されるラッチをリセットし、それにより、端子4
22における信号を高にして、回路速度測定のための基
準期間を開始させる。その後の、時刻T2 におけるクロ
ック信号CLKの低から高への遷移は、相補基準信号E
ND および基準信号ENDをそれぞれ低および高に
し、それにより、回路速度測定のための基準期間を終了
させる。
【0017】時刻T2 (図4B)における基準信号EN
の高から低への遷移は、ANDゲート400の端子
402における出力を低にし、それにより、NANDゲ
ート408および414により形成されるラッチをセッ
トする。NANDゲート408および414により形成
されるラッチのこのセット状態は、CMOS伝送ゲート
428をターンオフし、かつPチャネルトランジスタ4
16をターンオンし、それにより、端子203における
信号を高に、基準信号CLKTを低に、保持する。この
状態においては、時刻T2 の後の、クロック信号CLK
の後の遷移は、基準信号CLKTに対し影響をもたな
い。速度検出イネーブル信号SDENは、クロック信号
CLKのもう1つの高から低への遷移の前に、低になる
パルスを作ることにより、時刻T3 およびT4 (図4
B)の間の、次の回路速度測定基準期間を開始しなけれ
ばならない。物理パラメータおよび装置パラメータの変
化に対する補償を行うための最初の回路速度測定が、パ
ワーアップの直後に行われうるので、これは極めて有利
である。さらに、この回路速度測定および対応する補償
は、単一サイクル内において行われる。このようにし
て、回路の変化は、パワーアップ信号PUPにより読取
りまたは書込み動作が可能にされる前に、最小化され
る。
【0018】ここで図5Aを参照すると、図2の速度検
出器回路の遅延段の実施例が示されている。Pチャネル
トランジスタ500およびNチャネルトランジスタ50
2は、基準信号CLKTを受けるインバータを形成す
る。このインバータの端子504における出力は、Pチ
ャネルトランジスタ506およびNチャネルトランジス
タ508により形成されるもう1つのインバータに結合
せしめられる。端子210における出力信号DOUT
は、次に後の遅延段に結合せしめられる。これらの直列
接続されたインバータの遅延は、トランジスタの1.5
μmのチャネル長により生じる。この1.5μmのチャ
ネル長は、標準的な0.5μmのチャネル長と比較する
と、それぞれのトランジスタの抵抗およびゲートキャパ
シタンスを著しく増加させ、それにより、256メガビ
ットDRAMの標準的なインバータよりも大きいゲート
遅延を与える。
【0019】ここで図5Bを参照すると、図2の速度検
出器回路の遅延段のもう1つの実施例が示されている。
直列接続されたインバータ512および518は、標準
サイズの論理ゲートである。これらの直列接続されたイ
ンバータの遅延は、ゲート酸化膜キャパシタ516およ
び520により与えられる。これらのゲート酸化膜キャ
パシタは、ゲート酸化膜の厚さが減少すると、遅延段の
遅延を選択的に増加させる。遅延段のこの実施例は、回
路速度測定が、他の装置パラメータに対してよりも、ゲ
ート酸化膜の装置パラメータに対して、より敏感である
という利点を提供する。従って、本発明のこの実施例に
よれば、例えば、トランジスタのスレショルド電圧また
はトランジスタのゲート長の変化よりも、ゲート酸化膜
厚の変化に対し、より敏感である周辺回路が、選択的に
補償されうる。
【0020】ここで図5Cを参照すると、図2の速度検
出器回路の遅延段のさらにもう1つの実施例が示されて
いる。直列接続されたNANDゲート522および52
6は、標準サイズの論理ゲートである。共通入力構成を
なして接続された時、これらのNANDゲートはインバ
ータとして機能する。これらの直列接続されたNAND
ゲートの遅延は、それぞれのNANDゲートにおける3
つの直列接続されたNチャネルトランジスタにより、ゲ
ート酸化膜キャパシタの増加と、駆動強度の対応した低
下と、により行われる。これらの直列接続されたNAN
Dゲートは、トランジスタのゲート長およびトランジス
タのスレショルド電圧の変化の増加により、遅延段の遅
延を選択的に増加させる。遅延段のこの実施例は、回路
速度測定が、他の装置パラメータに対してよりも、多結
晶シリコンゲート長の小さい変化に対して、より敏感で
あるという利点を提供する。従って、本発明のこの実施
例によれば、例えば、ゲート酸化膜厚の変化よりも、ト
ランジスタのスレショルド電圧またはトランジスタのゲ
ート長の変化に対してより敏感である周辺回路が、選択
的に補償されうる。
【0021】ここで図6を参照すると、図2の速度検出
器回路のラッチ回路238が示されている。動作におい
て、CMOS伝送ゲート608は、CMOS伝送ゲート
220(図2)がオンである時にオフとなるように、端
子202および204における相補基準信号に結合せし
められる。このラッチ回路が、非起動状態にある時、端
子202および204(図6)における基準信号は、そ
れぞれ低および高であり、CMOS伝送ゲート608は
オフ状態にある。端子244における信号は、直列接続
されたインバータ604および600により二度反転さ
れ、それにより、端子606に同じ論理信号を発生す
る。このラッチ回路は、端子202および204におけ
る基準信号が、それぞれ高および低になった時起動され
る。この起動状態においては、CMOS伝送ゲート60
8はオン状態にあり、インバータ600および604は
相互接続され、それにより、端子244における信号を
ラッチする。
【0022】ここで図7を参照すると、例えば、基準供
給電圧VBB用として用いられうる、本発明の発振器回路
の実施例の図が示されている。この発振器回路は、端子
716、742、および760に出力信号を発生する3
つの反転段を含む。それぞれの発振器段の機能は実質的
に同じであるので、端子716に出力信号を発生する第
1段のみを詳述する。この第1反転段は、入力端子76
0における共通ゲート接続と、出力端子716における
共通ドレイン接続と、を有する。Pチャネル制御トラン
ジスタ708および710の並列結合は、Pチャネルト
ランジスタ714のソースと、供給電圧VPERIとの間に
接続され、出力端子716における低から高への遷移中
に、この反転段の直列抵抗を制御する。Nチャネル制御
トランジスタ730および732の並列結合は、Nチャ
ネルトランジスタ718のソースと、供給電圧VSSとの
間に接続され、出力端子716における高から低への遷
移中に、この反転段の直列抵抗を制御する。NORゲー
ト700および704と、インバータ722および72
6とは、制御トランジスタ708、710、730、お
よび732を選択的に起動するための制御信号FAS
T、NORM、およびSLOWを受ける。
【0023】動作において、制御信号SLOWが高で、
制御信号FASTおよびNORMが低である時は、端子
702および706における信号は低になり、それによ
り、制御トランジスタ708および710を起動し、供
給電圧端子70と出力端子716との間の直列抵抗を最
小にする。同様にして、端子724および728におけ
る信号は高になり、それにより、制御トランジスタ73
0および732を起動し、供給電圧端子510と出力端
子716との間の直列抵抗を最小にする。このようにし
て、制御信号SLOWが高である時は、それぞれの反転
段の直列抵抗は最小化され、発振器周波数は最大化され
て、遅い回路速度を補償する。
【0024】代わりに、制御信号FASTが高で、制御
信号SLOWおよびNORMが低である時は、端子70
2および728における信号は低になり、端子706お
よび724における信号は高になり、それにより、制御
トランジスタ708および730のみを起動する。制御
トランジスタ708および730は、制御トランジスタ
710および732よりもそれぞれ低い駆動強度を有す
る。このようにして、制御信号FASTが高である時
は、それぞれの反転段の直列抵抗は最大化され、発振器
周波数は最小化されて、速い回路速度を補償する。
【0025】最後に、制御信号NORMが高で、制御信
号SLOWおよびFASTが低である時は、制御トラン
ジスタ710および732のみが起動される。それぞれ
の反転段の直列抵抗と、対応する発振器周波数とは、速
い回路速度と、遅い回路速度と、に対する値の間の値を
有する。この可変周波数動作は、物理パラメータおよび
装置パラメータの変化の補償を行うのに極めて有利であ
る。発振器回路は、不必要に高い周波数で動作せしめら
れないので、電力は速い回路動作に対して保存される。
それに応じて、発振器回路の周波数が増加せしめられる
ので回路効率は遅い回路動作に対して保持される。
【0026】ここで図8を参照すると、例えば、調整電
圧VREG を発生するために用いられうる、本発明の電圧
調整器回路の実施例の図が示されている。この電圧調整
器回路は、Pチャネルトランジスタ846および848
により形成された、電流ミラー回路を含む。Nチャネル
トランジスタ858は、入力トランジスタ854および
856に対する共通ソース抵抗である。入力トランジス
タ854および856の導電率は、調整電圧VREG と、
端子830における基準電圧と、の間の差電圧により変
化する。従って、調整電圧VREG は、端子830におけ
る基準電圧により変化する。
【0027】端子830における基準電圧は、直列接続
されたPチャネルトランジスタ812、822、および
828と、直列接続されたNチャネルトランジスタ83
2、838、および842と、制御トランジスタ816
および844と、を含む抵抗性分圧器回路により発生せ
しめられる。使用可能にされた時、Pチャネル制御トラ
ンジスタ816は、Pチャネルトランジスタ812より
も遙かに導電的となり、Nチャネル制御トランジスタ8
44は、Nチャネルトランジスタ842よりも遙かに導
電的となる。
【0028】動作において、制御信号NORMが高で、
制御信号FASTおよびSLOWが低である時は、OR
ゲート800の端子801における出力と、インバータ
803の端子804における出力とは、高である。AN
Dゲート802の出力は高であり、Pチャネル制御トラ
ンジスタ816はオフである。制御信号NORMの高状
態はまた、NORゲート807の端子808における出
力が低であることを保証し、それにより、制御トランジ
スタ844をターンオフする。このようにして、直列接
続されたPチャネルトランジスタおよびNチャネルトラ
ンジスタは、端子830に標準(normal)基準電
圧を、また端子852に標準(normal)調整電圧
REG を、発生する。
【0029】制御信号FASTが高に、制御信号NOR
MおよびSLOWが低になった時は、Pチャネル制御ト
ランジスタ816はオフに留まるが、Nチャネル制御ト
ランジスタ844はターンオンされ、それにより、Nチ
ャネルトランジスタ842を効果的に分路する。これ
は、端子830における基準電圧および端子852にお
ける調整電圧VREG を減少させる。この減少した電圧
は、回路速度および電力消費を減少させ、速度検出器回
路10(図1)により測定された速い回路速度を補償す
る。代わりに、制御信号SLOWが高に、制御信号NO
RMおよびFASTが低になった時は、Pチャネル制御
トランジスタ816はターンオンされ、Nチャネル制御
トランジスタ844はオフに留まり、それにより、Pチ
ャネルトランジスタ812を効果的に分路する。これ
は、端子830における基準電圧および端子852にお
ける調整電圧VREG を増加させる。この増加した電圧
は、回路速度および電力消費を増加させ、速度検出器回
路10(図1)により測定された遅い回路速度を補償す
る。この補償は、装置特性または物理特性における変化
としての、集積回路の動作速度および電力消費の変化を
減少させるので、極めて有利である。
【0030】ここで図9を参照すると、本発明の入力バ
ッファの実施例の図が示されている。この入力バッファ
は、入力信号AINを受け、出力信号AOUTを発生す
る。出力信号AOUTは、供給電圧VPERIとVSSとの間
で変化する。しかし、入力信号AINは、外部信号源か
ら供給され、供給電圧VPERIとVSSとの中間の電圧であ
りうる。入力信号AINが、論理的1であるか、または
論理的0であるかの決定は、Pチャネルトランジスタ9
10、926、および930の、Nチャネルトランジス
タ914、918、920、および924に対する導電
率比により行われる。この導電率比が、端子912にお
ける電圧を、インバータ932の遷移電圧よりも上に上
げるのに十分なだけ高くなければ、出力信号AOUTは
高になる。代わりに、この導電率比が、入力信号AIN
に応答して、端子912における電圧を、インバータ9
32の遷移電圧よりも上に上げるのに十分なだけ高けれ
ば、出力信号AOUTは低になる。
【0031】動作において、Nチャネルトランジスタの
導電率が回路速度決定における主要な装置パラメータで
ある時は、Nチャネル制御トランジスタ918および9
20が前記入力バッファの導電率比を制御する。制御信
号NORMが高に、制御信号FASTおよびSLOWが
低になった時は、Nチャネル制御トランジスタ920は
ターンオンされるが、Nチャネル制御トランジスタ91
8はターンオフされる。Nチャネルトランジスタ920
は、Nチャネルトランジスタ918より高い導電率を有
し、標準的な(normal)入力バッファ導電率比を
確立する。
【0032】制御信号FASTが高に、制御信号NOR
MおよびSLOWが低になった時は、Nチャネルトラン
ジスタの高い導電率を示し、Nチャネル制御トランジス
タ918はターンオンされ、Nチャネル制御トランジス
タ920はターンオフされる。これは、端子912と供
給電圧端子510との間に、標準よりも高抵抗の電流路
を形成し、前記導電率比を増加させて、選択的に高いN
チャネルトランジスタの導電率を補償する。制御信号S
LOWが高に、制御信号NORMおよびFASTが低に
なった時は、Nチャネルトランジスタの低い導電率を示
し、Nチャネル制御トランジスタ918および920は
共にターンオンされる。これは、端子912と供給電圧
端子510との間に、標準よりも低抵抗の電流路を形成
し、入力バッファの前記導電率比を減少させる。この補
償は、装置パラメータおよび物理パラメータの変化によ
る、安定した入力レベルの決定において極めて有利であ
る。
【0033】ここで図10を参照すると、本発明の周辺
遅延段の実施例の図が示されている。このような周辺遅
延段は、集積回路の内部制御信号のタイミングを正確に
制御するために用いられる。Pチャネル制御トランジス
タ1000、1002、および1004は、供給電圧V
PERIと端子1014との間の電流路の抵抗を制御する。
Pチャネル制御トランジスタ1000は最も導電的であ
り、Pチャネル制御トランジスタ1004は最も導電的
でない。入力信号KINが高である時は、Pチャネルト
ランジスタ1008はオフであり、端子1014はトラ
ンジスタ1016を経て端子510に結合せしめられ、
出力信号KOUTは高である。制御信号NORMが高
で、制御信号FASTおよびSLOWが低である時は、
Pチャネル制御トランジスタ1000および1004は
ターンオンされるが、Pチャネル制御トランジスタ10
02はターンオフされる。これは、抵抗1008および
抵抗1012を経てキャパシタ1020を充電するため
の電流路の抵抗を標準値とする。
【0034】標準的な(normal)動作において、
入力信号KINが高から低への遷移を行う時、Pチャネ
ルトランジスタ1008はターンオンし、電流はPチャ
ネルトランジスタ1000、1004、および1008
と、抵抗1012と、を経て流れ、キャパシタ1020
を充電する。標準遅延の後、端子1014における電圧
がインバータ1022の遷移電圧に達すると、出力信号
KOUTは低になる。しかし、制御信号FASTが高
に、制御信号NORMおよびSLOWが低になると、P
チャネル制御トランジスタ1000はオフになり、Pチ
ャネル制御トランジスタ1002および1004はオン
になり、それにより、前記電流路の抵抗および生じる遅
延を、標準から増加させる。代わりに、制御信号SLO
Wが高に、制御信号NORMおよびFASTが低になる
と、Pチャネル制御トランジスタ1004はオフにな
り、Pチャネル制御トランジスタ1000および100
2はオンになり、それにより、前記電流路の抵抗および
生じる遅延を、標準から減少させる。このようにして、
周辺遅延段は、速度検出器回路10(図1)により決定
された、装置パラメータおよび物理パラメータの変化を
補償される。
【0035】本発明の実施例を、選択された実施例に関
して詳述してきたが、以上の説明は例に関するものに過
ぎず、限定的な意味のものと解釈されるべきではない。
例えば、速度検出イネーブル信号SDENは、集積回路
の動作中の任意の時刻に回路速度測定を繰返すために、
単独の、または組合わされた、さまざまな内部信号によ
り発生せしめられうる。ここで図11Aおよび図11B
を参照すると、内部リフレッシュ信号に応答して図2の
速度検出器回路を起動するための、本発明のもう1つの
実施例の概略図および対応するタイミング図がそれぞれ
示されている。動作において、内部リフレッシュ信号I
RENは、外部信号RE 、CE 、CS 、CKE、
およびCLKに応答して、時刻t1 において高になり
(図11B)内部リフレッシュサイクルを開始する。こ
の内部リフレッシュサイクルは、内部リフレッシュ信号
IRENが低になる時刻t2 に完了する。内部リフレッ
シュ信号IRENの、高から低へのこの遷移は、インバ
ータ1104の端子1106における出力を高にする
(図11A)。NANDゲート1108の両入力は、一
時的に高になり、速度検出イネーブル信号SDENを時
刻t2 において低にし、速度検出器回路(図2)をリセ
ットする。インバータ1110および1116およびキ
ャパシタ1114(図11A)により確立された所定の
遅延の後、端子1118における信号は低になり、それ
により、速度検出イネーブル信号SDENを時刻t3
おいて高にし(図11B)、回路速度の新しい測定を開
始する。それぞれの内部リフレッシュサイクルによる、
この新しい速度測定は、動作電圧または温度の変化によ
る回路速度の変化を、連続的に監視して補償する利点を
有する。このようにして、装置の動作は、広い範囲の動
作条件にわたって安定化される。
【0036】ここで図11Cを参照すると、中断モード
信号に応答しての、図2の速度検出器回路の起動を示
す、図11Aの回路のタイミング図が示されている。こ
の回路の動作は、インバータ1104、1110、およ
び1116と、キャパシタ1114と、NANDゲート
1108と、から成るこの回路が、端子1102ではな
く端子1118に接続されていることを除外すれば、前
述と同様である。外部信号は、時刻t2 (図11C)の
後に集積回路を中断モードに入らせる。集積回路は、時
刻t4 において中断モードから出て、それにより、速度
検出イネーブル信号SDENを低にし、速度検出器回路
10(図2)をリセットする。所定の遅延の後、時刻t
5 (図11C)において速度検出イネーブル信号SDE
Nは高になり、それにより、回路速度の新しい測定を開
始する。この新しい速度測定は、集積回路が中断モード
から出た時に行われ、動作が中断されていた間の回路速
度の変化を補償する利点を提供する。
【0037】ここで図12を参照すると、カウンタ信号
に応答して図2の速度検出器回路を起動する、本発明の
もう1つの実施例の図が示されている。マルチプレック
スゲート1204は、端子1208における選択信号に
応答して、外部クロック信号CLK、または発振器12
00の端子1202における出力信号、を選択する。n
段カウンタ1210は、マルチプレックスゲートの出力
端子1206における信号のそれぞれのサイクルをカウ
ントし、2n サイクル後に、端子1212に高出力信号
を発生する。この高出力は、速度検出イネーブル信号S
DENを低にし、前述のように速度検出器回路10(図
2)をリセットする。さらに、端子1212における高
出力は、別のカウントを開始するためにn段カウンタ1
210をリセットする。インバータ1214、121
8、および1222と、キャパシタ1224と、により
決定される遅延の後、速度検出イネーブル信号SDEN
は高になり、回路速度の新しい測定を開始する。
【0038】ここで図13Aおよび図13Bを参照する
と、低電力信号またはスリープモード信号に応答して
の、図2の速度検出器回路の起動のための、本発明の他
の実施例の図がそれぞれ示されている。これらの実施例
のそれぞれは、外部条件が供給電圧の変化を示した時、
集積回路を使用しているであろうコンピュータにより、
新しい回路速度測定を開始する利点を提供する。特に、
図13Bの回路は、コンピュータシステムの電力管理バ
ス1320を、デコード回路1322によりデコードし
て、集積回路を制御するACTIVEまたはSLEEP
のような、いくつかの電力管理信号を発生するために用
いられうる。これらの制御信号のいずれも、当業者にと
って公知の技術により、個々に、または論理的に組合わ
されて、用いられうる。
【0039】ここで図14を参照すると、図4Aのクロ
ック同期装置に対する、基準期間を発生するための本発
明のさらにもう1つの実施例の図が示されている。この
基準期間は、速度検出イネーブル信号SDENの低から
高への遷移により開始され、それにより、NANDゲー
ト1422の端子36における出力信号CLKは低にさ
れる。速度検出イネーブル信号SDENの低から高への
遷移に応答して、インバータ1410の端子1402に
おける出力は低になり、Pチャネルトランジスタ140
0を起動する。キャパシタ1414は、Pチャネルトラ
ンジスタ1400および抵抗1406を経て、インバー
タ1416の遷移電圧まで充電される。その後、インバ
ータ1416の出力は低になり、NANDゲート142
2の端子36における出力信号CLKを高にする。出力
信号CLKの、この低から高への遷移は、回路速度の測
定期間を終了させる。
【0040】ここで図15を参照すると、本発明によ
る、図1の256メガビットダイナミックランダムアク
セスメモリの速度検出回路の、さらにもう1つの実施例
の図が示されている。この実施例は、3ビットカウンタ
1504が、一連の遅延段208、212、および21
6(図2)の代わりに用いられていることを除外すれ
ば、図2に関して前述された速度検出器と同様に動作す
る。さらに、端子206における信号CLKTは、発振
器1500を使用可能とする。発振器1500の端子1
502における出力は、3ビットカウンタ1504への
入力をなす。
【0041】動作において、信号CLKTは、3ビット
カウンタ1504によりカウントされるクロックサイク
ルの系列を発生する発振器1500を使用可能とする。
発振器1500は、速度測定中において集積回路の特定
の特徴をエミュレートするように設計される。回路速度
基準期間が終了すると、カウンタの出力ビットはラッチ
238、240、および242内へロードされる。これ
らのラッチの内容はデコーダ1506によりデコードさ
れ、前述のように制御信号FAST、NORM、および
SLOWを発生する。この実施例は、回路速度測定の分
解能が大きいので極めて有利である。さらに、カウンタ
1504の段数を3ビットを越えて拡張し、また発振器
の周波数を増加させて、分解能をさらに増大させること
ができる。
【0042】以上の説明を参照した当業者にとって、本
発明の実施例の細部における多くの変更が明らかになる
であろうことを、さらに理解すべきである。そのような
変更および追加の実施例は、特許請求の範囲に記載され
ている本発明の精神および真の範囲内に含まれるように
考慮されている。
【0043】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1)基準期間を決定する基準信号を発生する基準回路
と、該基準信号に応答して遅延信号を発生する遅延回路
と、該遅延信号に応答して制御信号を発生する制御回路
と、を含む回路。
【0044】(2)前記制御信号が、第1動作条件に応
答して第1論理状態を有し、かつ第2動作条件に応答し
て第2論理状態を有する、第1項記載の回路。 (3)発振周波数を有する出力信号を発生する発振回路
であって、該発振回路が前記制御信号に応答して前記発
振周波数を制御する、前記発振回路をさらに含む、第2
項記載の回路。
【0045】(4)前記第2論理状態および前記第2動
作条件に応答しての、前記発振回路の第2発振周波数
が、前記第1論理状態および前記第1動作条件に応答し
ての、前記発振回路の第1発振周波数よりも大きく、か
つ、前記第1論理状態および前記第2動作条件に応答し
ての、前記発振回路の第3発振周波数よりも小さい、第
3項記載の回路。 (5)調整電圧を発生する電圧調整回路であって、該電
圧調整回路が前記制御信号に応答して前記調整電圧を制
御する、第2項記載の回路。
【0046】(6)前記第2論理状態および前記第2動
作条件に応答しての、前記電圧調整回路の第2調整電圧
が、前記第1論理状態および前記第1動作条件に応答し
ての、前記電圧調整回路の第1調整電圧よりも大きく、
かつ、前記第1論理状態および前記第2動作条件に応答
しての、前記電圧調整回路の第3調整電圧よりも小さ
い、第5項記載の回路。
【0047】(7)入力電圧を検出する入力バッファ回
路であって、該入力バッファ回路が前記制御信号に応答
して前記入力電圧の検出を制御する、前記入力バッファ
回路をさらに含む、第2項記載の回路。
【0048】(8)前記第2論理状態および前記第2動
作条件に応答しての、前記入力バッファ回路の第2検出
入力電圧が、前記第1論理状態および前記第1動作条件
に応答しての、前記入力バッファ回路の第1検出入力電
圧より大きく、かつ、前記第1論理状態および前記第2
動作条件に応答しての、前記入力バッファ回路の第3検
出入力電圧より小さい、第7項記載の回路。
【0049】(9)周辺信号を遅延させる周辺遅延回路
であって、該周辺遅延回路が前記制御信号に応答して前
記周辺信号の遅延を制御する、前記周辺遅延回路をさら
に含む、第2項記載の回路。
【0050】(10)前記第2論理状態および前記第2
動作条件に応答しての、前記周辺遅延回路の前記周辺信
号の第2遅延が、前記第1論理状態および前記第1動作
条件に応答しての、前記周辺遅延回路の前記周辺信号の
第1遅延より大きく、かつ、前記第1論理状態および前
記第2動作条件に応答しての、前記周辺遅延回路の前記
周辺信号の第3遅延より小さい、第9項記載の回路。
【0051】(11)前記第1動作条件が第1値の外部
電圧であり、前記第2動作条件が第2値の該外部電圧で
ある、第2項記載の回路。 (12)前記第1動作条件が第1温度であり、前記第2
動作条件が第2温度である、第2項記載の回路。
【0052】(13)前記第1動作条件が第1多結晶シ
リコンゲート長であり、前記第2動作条件が第2多結晶
シリコンゲート長である、第2項記載の回路。 (14)前記第1動作条件が第1ゲート酸化膜厚であ
り、前記第2動作条件が第2ゲート酸化膜厚である、第
2項記載の回路。
【0053】(15)前記第1動作条件が第1トランジ
スタスレショルド電圧であり、前記第2動作条件が第2
トランジスタスレショルド電圧である、第2項記載の回
路。 (16)前記制御回路に結合せしめられ前記遅延信号を
ラッチするラッチ回路をさらに含む、第1項記載の回
路。
【0054】(17)前記基準回路が、外部信号を受け
て前記基準信号を発生する、第16項記載の回路。 (18)前記基準回路が、回路遅延素子に応答して前記
基準信号を発生する、第16項記載の回路。
【0055】(19)前記回路遅延素子が、抵抗および
キャパシタを含む、第16項記載の回路。 (20)前記遅延回路が、複数の遅延段であって、それ
ぞれの遅延段が遅延を有する出力信号を発生し、それぞ
れの遅延段の該遅延が前記回路の速度と共に変化する前
記複数の遅延段を含む、第16項記載の回路。
【0056】(21)前記制御回路が、それぞれの前記
遅延段から前記出力信号を受けて前記制御信号を発生
し、該制御信号が複数の論理状態を有し、それぞれの論
理状態が前記回路の異なる速度に対応する、第15項記
載の回路。
【0057】(22)動作条件に応答する回路であっ
て、基準期間を決定する基準信号を発生する基準回路
と、該基準信号に応答して、遅延を有する遅延信号を発
生し、該遅延が前記動作条件の変化と共に変化する、遅
延回路と、該遅延回路に結合せしめられ前記遅延信号を
ラッチするラッチ回路と、前記遅延信号に応答して制御
信号を発生する制御回路と、を含む、前記動作条件に応
答する回路。
【0058】(23)前記ラッチ回路が、パワーアップ
信号に応答して前記遅延信号をラッチする、第22項記
載の回路。 (24)前記ラッチ回路が、内部リフレッシュ信号に応
答して前記遅延信号をラッチする、第22項記載の回
路。
【0059】(25)前記ラッチ回路が、中断モード信
号に応答して前記遅延信号をラッチする、第22項記載
の回路。 (26)外部信号を受ける端子をさらに含み、前記ラッ
チ回路が該外部信号に応答して前記遅延信号をラッチす
る、第22項記載の回路。
【0060】(27)前記外部信号が電力管理信号であ
る、第26項記載の回路。 (28)前記外部信号が低電力信号である、第26項記
載の回路。 (29)所定数のクロックサイクルをカウントするカウ
ンタ回路であって、該カウンタ回路が該所定数のクロッ
クサイクルに応答して前記遅延信号をラッチする、前記
カウンタ回路をさらに含む、第22項記載の回路。
【0061】(30)前記制御信号を受ける周辺回路で
あって、該周辺回路が、第1論理状態の前記論理信号、
および前記動作条件の変化、に応答して前記遅延回路の
前記遅延に対応する第1遅延を有し、前記周辺回路が、
第2論理状態の前記論理信号、および前記動作条件の変
化、に応答して第2遅延を有する、前記周辺回路をさら
に含む、第22項記載の回路。
【0062】(31)前記動作条件が、選択された物理
パラメータの組を有する、第30項記載の回路。 (32)前記動作条件が、選択された回路寸法の組を有
する、第30項記載の回路。
【0063】(33)基準信号を発生する基準回路20
0を有する回路が設計される。前記基準信号は、基準期
間を決定する。遅延回路208、212、216は、前
記基準信号に応答して遅延信号を発生する。制御回路2
48、254、258、260、262は、該遅延信号
に応答して制御信号を発生する。前記遅延回路は、前記
基準期間の間集積回路の速度をエミュレートする。前記
制御回路からの制御信号は、測定された回路速度の変化
に関し該集積回路のパフォーマンスを補償する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を有する256メガビット同期
ダイナミックランダムアクセスメモリの図。
【図2】本発明による図1の256メガビット同期ダイ
ナミックランダムアクセスメモリの速度検出器回路の実
施例の図。
【図3】Aは、図1の256メガビットダイナミックラ
ンダムアクセスメモリのパワーアップ検出器の概略図。
Bは、Aのパワーアップ検出器におけるパワーアップシ
ーケンスを示すタイミング図。
【図4】Aは、図2の速度検出器回路のクロック同期装
置回路の概略図。Bは、Aのクロック同期装置回路の動
作を示すタイミング図。
【図5】Aは、図2の速度検出器回路の遅延段の実施例
の図。Bは、図2の速度検出器回路の遅延段のもう1つ
の実施例の図。Cは、図2の速度検出器回路の遅延段の
さらにもう1つの実施例の図。
【図6】図2の速度検出器回路のラッチ回路の実施例の
図。
【図7】本発明の発振器回路の実施例の図。
【図8】本発明の電圧調整器の実施例の図。
【図9】本発明の入力バッファの実施例の図。
【図10】本発明の周辺遅延段の実施例の図。
【図11】Aは、内部リフレッシュ信号に応答して図2
の速度検出器回路を起動する、本発明の実施例の図。B
は、内部リフレッシュ信号に応答しての図2の速度検出
器回路の起動を示す、Aの回路のタイミング図。Cは、
中断モード信号に応答しての図2の速度検出器回路の起
動を示す、Aの回路のタイミング図。
【図12】カウンタ信号に応答して図2の速度検出器回
路を起動する、本発明の実施例の図。
【図13】Aは、低電力信号に応答して図2の速度検出
器回路を起動する、本発明の実施例の図。Bは、電力管
理信号に応答して図2の速度検出器回路を起動する、本
発明の実施例の図。
【図14】図4Aのクロック同期装置において基準期間
を発生する、本発明の実施例の図。
【図15】本発明による、図1の256メガビットダイ
ナミックランダムアクセスメモリの速度検出器回路のも
う1つの実施例の図。
【符号の説明】
10 速度検出器回路 200 クロック同期装置基準回路 208 遅延段 212 遅延段 216 遅延段 248 インバータ 254 インバータ 258 ANDゲート 260 ANDゲート CLK クロック信号 CLKT 基準信号 FAST 制御信号 NORM 制御信号 SLOW 制御信号 SDEN 速度検出器イネーブル信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準期間を決定する基準信号を発生する
    基準回路と、 該基準信号に応答して遅延信号を発生する遅延回路と、 該遅延信号に応答して制御信号を発生する制御回路と、
    を含む回路。
JP9126004A 1996-05-16 1997-05-15 速度検出器を有する集積回路 Pending JPH10177058A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US1776396P 1996-05-16 1996-05-16
US017763 1996-05-16

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