JPH10176780A - 細径配管接続用コネクター - Google Patents
細径配管接続用コネクターInfo
- Publication number
- JPH10176780A JPH10176780A JP8353265A JP35326596A JPH10176780A JP H10176780 A JPH10176780 A JP H10176780A JP 8353265 A JP8353265 A JP 8353265A JP 35326596 A JP35326596 A JP 35326596A JP H10176780 A JPH10176780 A JP H10176780A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- pipe
- connector body
- diameter chamber
- connection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 リテーナ部材の挿着を簡易となし、コネクタ
ー本体内部への埃あるいは雨水、洗車水等の浸入を防
ぎ、さらに爪壁部での係圧を安定となし、長期に亘り洩
れの生ずる憂いをなくして確実に接続する。 【解決手段】 軸芯内部に、小径室３′と大径室３とを
貫設してなるコネクター本体１の該小径室部に、シール
リング部材６とブッシュ部材７とを内装せしめると共
に、大径室の内部にあってその後端附近の段部に環状基
部を固定した前方の内方に対向傾斜して付勢された弾性
爪壁５′を有するリテーナ部材５を備え、かつ該リテー
ナ部材の後部に対向部位にガイド壁８′を突設した解放
部材８を移動自在に組付け、さらに該解放部材を包持し
て筒壁部での前記コネクター本体のなす周面と係脱自在
となす相互の係合手段１１を設けてなる弾性材によるキ
ャップ部材９を被着せしめ、配管Ｐの接続状態時に前記
爪壁により該配管の接続端部附近での環状膨出壁Ｐ′を
係圧して接続せしめる。
ー本体内部への埃あるいは雨水、洗車水等の浸入を防
ぎ、さらに爪壁部での係圧を安定となし、長期に亘り洩
れの生ずる憂いをなくして確実に接続する。 【解決手段】 軸芯内部に、小径室３′と大径室３とを
貫設してなるコネクター本体１の該小径室部に、シール
リング部材６とブッシュ部材７とを内装せしめると共
に、大径室の内部にあってその後端附近の段部に環状基
部を固定した前方の内方に対向傾斜して付勢された弾性
爪壁５′を有するリテーナ部材５を備え、かつ該リテー
ナ部材の後部に対向部位にガイド壁８′を突設した解放
部材８を移動自在に組付け、さらに該解放部材を包持し
て筒壁部での前記コネクター本体のなす周面と係脱自在
となす相互の係合手段１１を設けてなる弾性材によるキ
ャップ部材９を被着せしめ、配管Ｐの接続状態時に前記
爪壁により該配管の接続端部附近での環状膨出壁Ｐ′を
係圧して接続せしめる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に自動車ある
いは各種の機械、装置等に給油、給気の供給路として配
設される管径、太さ２０ｍ／ｍ程度以下の比較的細径か
らなる金属管あるいは硬質樹脂チューブ（以下単に配管
と称す）の接続用コネクターに関するものである。
いは各種の機械、装置等に給油、給気の供給路として配
設される管径、太さ２０ｍ／ｍ程度以下の比較的細径か
らなる金属管あるいは硬質樹脂チューブ（以下単に配管
と称す）の接続用コネクターに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の接続用コネクターとして
は例えば図２０に示すように、コネクター本体（２１）
の周壁部に穿設した係合孔（２５）の後端周のなす掛支
壁（２１′）の該孔縁部に、軸芯中央孔の周壁部の組付
け方向の前部にあって内方に傾斜する複数の爪壁（３
２）を突設するソケット体（２２）の該爪壁のなす基部
の肩部（２４）を係合した状態をもって、その後端側の
環状周壁（２３′）部を挿着して内装せしめ、内部に組
込まれた配管（Ｐｏ）の膨出壁（Ｐｏ′）部を爪壁（２
３）により係圧して接続せしめるように構成されてい
た。なお（２１″）はコネクター本体（２１）の先端側
の突出壁であり、樹脂チューブ差込んで連結してなるも
のである。
は例えば図２０に示すように、コネクター本体（２１）
の周壁部に穿設した係合孔（２５）の後端周のなす掛支
壁（２１′）の該孔縁部に、軸芯中央孔の周壁部の組付
け方向の前部にあって内方に傾斜する複数の爪壁（３
２）を突設するソケット体（２２）の該爪壁のなす基部
の肩部（２４）を係合した状態をもって、その後端側の
環状周壁（２３′）部を挿着して内装せしめ、内部に組
込まれた配管（Ｐｏ）の膨出壁（Ｐｏ′）部を爪壁（２
３）により係圧して接続せしめるように構成されてい
た。なお（２１″）はコネクター本体（２１）の先端側
の突出壁であり、樹脂チューブ差込んで連結してなるも
のである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術においては、前記ソケット体（２２）の
肩部（２４）をコネクター本体（２１）側の掛支壁（２
１′）部に係合して挿着するため、該挿着に際してその
肩部（２４）を押し潰して掛支壁（２１′）の内部を通
過せしめることとなり、当然その作業上の煩わしさを招
き、またソケット体（２２）のなす後端側での開口構造
により、配管（Ｐｏ）の配設状態にあって内部への埃あ
るいは雨水、洗車水等の浸入、溜りを招いてしばしば爪
壁（２３）先端部での係圧に不具合を生ぜしめ、同時に
ソケット（２２）でのコネクター本体（２１）側および
配管（Ｐｏ）外周面側とにシール機能を有しない、しか
も概して長寸となす爪壁（２３）の構造により、長期に
亘る係圧の疲労とも相俟って接続を不安定となし、洩れ
の生じ易い問題を有するものであった。
うな従来の技術においては、前記ソケット体（２２）の
肩部（２４）をコネクター本体（２１）側の掛支壁（２
１′）部に係合して挿着するため、該挿着に際してその
肩部（２４）を押し潰して掛支壁（２１′）の内部を通
過せしめることとなり、当然その作業上の煩わしさを招
き、またソケット体（２２）のなす後端側での開口構造
により、配管（Ｐｏ）の配設状態にあって内部への埃あ
るいは雨水、洗車水等の浸入、溜りを招いてしばしば爪
壁（２３）先端部での係圧に不具合を生ぜしめ、同時に
ソケット（２２）でのコネクター本体（２１）側および
配管（Ｐｏ）外周面側とにシール機能を有しない、しか
も概して長寸となす爪壁（２３）の構造により、長期に
亘る係圧の疲労とも相俟って接続を不安定となし、洩れ
の生じ易い問題を有するものであった。
【０００４】本発明は従来技術の有する前記問題に鑑み
てなされたものであり、リテーナ部材の挿着を簡易とな
し、またコネクター本体内部への埃あるいは雨水、洗車
水の浸入を完全に防ぎ、さらに解放部材のなすガイド壁
による重合構造により、長期に亘る爪壁部での係圧を安
定となして洩れの生ずる憂いをなくして確実に接続する
ことのできる細径配管接続用コネクターを提供すること
を目的とするものである。
てなされたものであり、リテーナ部材の挿着を簡易とな
し、またコネクター本体内部への埃あるいは雨水、洗車
水の浸入を完全に防ぎ、さらに解放部材のなすガイド壁
による重合構造により、長期に亘る爪壁部での係圧を安
定となして洩れの生ずる憂いをなくして確実に接続する
ことのできる細径配管接続用コネクターを提供すること
を目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第１の実施態様は、軸芯内部に先端側の連
結筒壁の流通孔に連って拡径した小径室と大径室とを貫
設してなるコネクター本体の該小径室部に、シールリン
グ部材とブッシュ部材とを内装せしめると共に、大径室
の内部にあってその後端附近の段部あるいは凹溝部もし
くは凸起部とに環状基部を固定した前方の内方に対向傾
斜して付勢された弾性爪壁を有するリテーナ部材を備
え、かつ該リテーナ部材の後部に、対向部位にガイド壁
を突設した解放部材を移動自在に組付け、さらに該解放
部材を包持して、筒壁部での前記コネクター本体のなす
周面とに係脱自在となす相互の係合手段を設けてなる弾
性材によるキャップ部材を被着せしめて形成し、配管の
接続状態時に前記爪壁により該配管の接続端部附近での
環状膨出壁を係圧して接続せしめるように構成した細径
配管接続用コネクターを特徴とするものである。
め、本発明の第１の実施態様は、軸芯内部に先端側の連
結筒壁の流通孔に連って拡径した小径室と大径室とを貫
設してなるコネクター本体の該小径室部に、シールリン
グ部材とブッシュ部材とを内装せしめると共に、大径室
の内部にあってその後端附近の段部あるいは凹溝部もし
くは凸起部とに環状基部を固定した前方の内方に対向傾
斜して付勢された弾性爪壁を有するリテーナ部材を備
え、かつ該リテーナ部材の後部に、対向部位にガイド壁
を突設した解放部材を移動自在に組付け、さらに該解放
部材を包持して、筒壁部での前記コネクター本体のなす
周面とに係脱自在となす相互の係合手段を設けてなる弾
性材によるキャップ部材を被着せしめて形成し、配管の
接続状態時に前記爪壁により該配管の接続端部附近での
環状膨出壁を係圧して接続せしめるように構成した細径
配管接続用コネクターを特徴とするものである。
【０００６】また、本発明の第２の実施態様は、軸芯内
部に先端側の連結筒壁の流通孔に連って拡径した小径室
と大径室とを貫設してなるコネクター本体の該小径室部
に、シールリング部材とブッシュ部材とを内装せしめる
と共に、大径室の内部にあってその後端附近の段部ある
いは凹溝部もしくは凸起部とに環状基部を固定した前方
の内方に対向傾斜して付勢された弾性爪壁を有するリテ
ーナ部材を備え、かつ該リテーナ部材の後部に、対向部
位にガイド壁を突設した解放部材を移動自在に組付け、
さらに該解放部材のみをもってその周壁にヒンジと自由
端部に一対の係脱手段とを設けて割り形となして、コネ
クター本体側の後周壁面部並びに接続される配管側の外
周面部とのなす相互の対向面間に、それぞれシールリン
グ部材を介挿して装着せしめて形成し、配管の接続状態
時に前記爪壁により該配管の接続端部附近での環状膨出
壁を係圧して接続せしめるように構成した細径配管接続
用コネクターを特徴とするものである。
部に先端側の連結筒壁の流通孔に連って拡径した小径室
と大径室とを貫設してなるコネクター本体の該小径室部
に、シールリング部材とブッシュ部材とを内装せしめる
と共に、大径室の内部にあってその後端附近の段部ある
いは凹溝部もしくは凸起部とに環状基部を固定した前方
の内方に対向傾斜して付勢された弾性爪壁を有するリテ
ーナ部材を備え、かつ該リテーナ部材の後部に、対向部
位にガイド壁を突設した解放部材を移動自在に組付け、
さらに該解放部材のみをもってその周壁にヒンジと自由
端部に一対の係脱手段とを設けて割り形となして、コネ
クター本体側の後周壁面部並びに接続される配管側の外
周面部とのなす相互の対向面間に、それぞれシールリン
グ部材を介挿して装着せしめて形成し、配管の接続状態
時に前記爪壁により該配管の接続端部附近での環状膨出
壁を係圧して接続せしめるように構成した細径配管接続
用コネクターを特徴とするものである。
【０００７】さらに本発明では前記キャップ部材での係
合手段を、コネクター本体の後周壁部に設けた段部もし
くは相互のなす対向周面での一対の凹凸部をもて形成す
ることが好ましいものである。
合手段を、コネクター本体の後周壁部に設けた段部もし
くは相互のなす対向周面での一対の凹凸部をもて形成す
ることが好ましいものである。
【０００８】本発明はこのように構成されているため、
特にコネクター本体の大径室でのリテーナ部材の挿着構
造と、前記解放部材のガイド壁による大径室内周面での
重合構造、さらに前記キャップ部材によるシール機能を
有する包持構造、あるいは解放部材のみによるシールリ
ング部材でのシール構造をもって構成するため、前記リ
テーナ部材の挿着を簡易となして、その作業上の煩わし
さをなくし、また前記キャップ部材による被着あるいは
解放部材自体でのシール機能によって、コネクター本体
内部への埃あるいは雨水、洗車水等の浸入を防止でき、
さらに解放部材のガイド壁での重合構造によって爪壁部
での係圧を安定となして長期にわたり洩れの生ずる憂い
をなくして確実に接続することができることとなる。
特にコネクター本体の大径室でのリテーナ部材の挿着構
造と、前記解放部材のガイド壁による大径室内周面での
重合構造、さらに前記キャップ部材によるシール機能を
有する包持構造、あるいは解放部材のみによるシールリ
ング部材でのシール構造をもって構成するため、前記リ
テーナ部材の挿着を簡易となして、その作業上の煩わし
さをなくし、また前記キャップ部材による被着あるいは
解放部材自体でのシール機能によって、コネクター本体
内部への埃あるいは雨水、洗車水等の浸入を防止でき、
さらに解放部材のガイド壁での重合構造によって爪壁部
での係圧を安定となして長期にわたり洩れの生ずる憂い
をなくして確実に接続することができることとなる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明すれば、図１は本発明の実施例に係る細径配
管接続用コネクターの配管接続状態時の背面図、図２は
図１Ａ−Ａ線の一部切欠き断面図、図３は図２のほぼ９
０°回動位置での一部切欠き断面図、図４は図２のリテ
ーナ部材を内装した状態のコネクター本体の一部切欠き
断面図、図５は図４のほぼ９０°回動位置での一部切欠
き断面図、図６は図２のリテーナ部材単体の一部断面
図、図７は図２の解放部材単体を示す図で、（ａ）はそ
の一部断面図、（ｂ）は正面図、図８は図２のキャップ
部材単体の一部断面図、図９は他の実施例の配管接続状
態時の一部切欠き断面図、図１０は図９のキャップ部材
単体の一部断面図、図１１はさらに他の実施例の配管接
続状態時の一部切欠き断面図、図１２は図１１のキャッ
プ部材単体の一部断面図、図１３はさらに他の実施例の
細径配管接続用コネクターの配管接続状態時の背面図、
図１４は図１３Ｂ−Ｂ線の一部切欠き断面図、図１５は
図１４のほぼ９０°回動位置での一部切欠き断面図、図
１６は図１４のリテーナ部材を内装した状態のコネクタ
ー本体の一部切欠き断面図、図１７は図１６のほぼ９０
°回動位置での一部切欠き断面図、図１８は図１４のリ
テーナ部材単体の一部断面図、図１９は図１４の解放部
材単体を示す図で（ａ）はその一部断面図、（ｂ）は正
面図であって、（１）はコネクター本体であり、軸芯内
部に先端側の樹脂チューブあるいはゴムホース（図示せ
ず）等の連結筒壁（２）の流通孔（４）に連って拡径し
た小径室（３′）と、その後部に大径室（３）とを貫設
してなるものである。そして小径室（３′）部にゴム等
の弾性シールリング部材（６）と、その背後に該シール
リングを保持するブッシュ部材（７）とを内装するもの
である。
づいて説明すれば、図１は本発明の実施例に係る細径配
管接続用コネクターの配管接続状態時の背面図、図２は
図１Ａ−Ａ線の一部切欠き断面図、図３は図２のほぼ９
０°回動位置での一部切欠き断面図、図４は図２のリテ
ーナ部材を内装した状態のコネクター本体の一部切欠き
断面図、図５は図４のほぼ９０°回動位置での一部切欠
き断面図、図６は図２のリテーナ部材単体の一部断面
図、図７は図２の解放部材単体を示す図で、（ａ）はそ
の一部断面図、（ｂ）は正面図、図８は図２のキャップ
部材単体の一部断面図、図９は他の実施例の配管接続状
態時の一部切欠き断面図、図１０は図９のキャップ部材
単体の一部断面図、図１１はさらに他の実施例の配管接
続状態時の一部切欠き断面図、図１２は図１１のキャッ
プ部材単体の一部断面図、図１３はさらに他の実施例の
細径配管接続用コネクターの配管接続状態時の背面図、
図１４は図１３Ｂ−Ｂ線の一部切欠き断面図、図１５は
図１４のほぼ９０°回動位置での一部切欠き断面図、図
１６は図１４のリテーナ部材を内装した状態のコネクタ
ー本体の一部切欠き断面図、図１７は図１６のほぼ９０
°回動位置での一部切欠き断面図、図１８は図１４のリ
テーナ部材単体の一部断面図、図１９は図１４の解放部
材単体を示す図で（ａ）はその一部断面図、（ｂ）は正
面図であって、（１）はコネクター本体であり、軸芯内
部に先端側の樹脂チューブあるいはゴムホース（図示せ
ず）等の連結筒壁（２）の流通孔（４）に連って拡径し
た小径室（３′）と、その後部に大径室（３）とを貫設
してなるものである。そして小径室（３′）部にゴム等
の弾性シールリング部材（６）と、その背後に該シール
リングを保持するブッシュ部材（７）とを内装するもの
である。
【００１０】また（５）はリテーナ部材であり、大径室
（３）の内部にあってその後端附近での段部（１１′）
（図２参照）もしくは凹溝（１１″）（図１４参照）に
環状基部を固定した前方の内方に対向傾斜して付勢され
た金属バネ材あるいは樹脂材による弾性爪壁（５′）を
突設してなるものであって、既成のコネクター本体
（１）に内装するか、あるいはコネクター本体の射出成
形時にモールドするかして固定するものである。
（３）の内部にあってその後端附近での段部（１１′）
（図２参照）もしくは凹溝（１１″）（図１４参照）に
環状基部を固定した前方の内方に対向傾斜して付勢され
た金属バネ材あるいは樹脂材による弾性爪壁（５′）を
突設してなるものであって、既成のコネクター本体
（１）に内装するか、あるいはコネクター本体の射出成
形時にモールドするかして固定するものである。
【００１１】さらに（８）は解放部材であり、リテーナ
部材（５）の後部にあって、対向部位に大径室（３）側
の内周面に重合するガイド壁（８′）を突設して、軸方
向および周方向への移動自在に組付けてなるものであ
る。
部材（５）の後部にあって、対向部位に大径室（３）側
の内周面に重合するガイド壁（８′）を突設して、軸方
向および周方向への移動自在に組付けてなるものであ
る。
【００１２】次に（９）はゴム等の弾性材によるキャッ
プ部材であり、図２、図９及び図１１に図示するように
前記解放部材（８）を包持して筒壁部での前記コネクタ
ー本体（１）の後部附近の周面と係脱自在となす相互の
係合手段（１１）を設けて被着せしめ、同時にその底壁
の組込み孔部を接続される配管（Ｐ）側の外周面に当接
してシール機能をもって構成するか、あるいは図１４に
図示するように解放部材（８）のみによってキャップ部
材を兼ねた一体構造として、その周壁にヒンジ（８″）
と自由端部に一対の係脱手段（８″′）とを設けて割り
形となして、コネクター本体（１）の後周壁部並びに底
壁の組込み孔部の前記配管（Ｐ）の外周面部とに当接す
る相互の対向面間にそれぞれシールリング部材（１０）
を介挿して装着して構成するかしてなるものであって、
いずれも配管（Ｐ）の接続状態時に前記リテーナ部材
（５）の爪壁（５′）により、該配管の接続端部附近に
設けた環状膨出壁（Ｐ′）を係圧して接続せしめるので
ある。
プ部材であり、図２、図９及び図１１に図示するように
前記解放部材（８）を包持して筒壁部での前記コネクタ
ー本体（１）の後部附近の周面と係脱自在となす相互の
係合手段（１１）を設けて被着せしめ、同時にその底壁
の組込み孔部を接続される配管（Ｐ）側の外周面に当接
してシール機能をもって構成するか、あるいは図１４に
図示するように解放部材（８）のみによってキャップ部
材を兼ねた一体構造として、その周壁にヒンジ（８″）
と自由端部に一対の係脱手段（８″′）とを設けて割り
形となして、コネクター本体（１）の後周壁部並びに底
壁の組込み孔部の前記配管（Ｐ）の外周面部とに当接す
る相互の対向面間にそれぞれシールリング部材（１０）
を介挿して装着して構成するかしてなるものであって、
いずれも配管（Ｐ）の接続状態時に前記リテーナ部材
（５）の爪壁（５′）により、該配管の接続端部附近に
設けた環状膨出壁（Ｐ′）を係圧して接続せしめるので
ある。
【００１３】そして配管（Ｐ）の解放時にあって、前記
解放部材（８）を一旦後方へ移動して９０°回動した
後、再度前方に摺動させてリテーナ部材（５）の基部へ
解放部材（８）のガイド壁（８′）を押圧するに伴い爪
壁（５′）が拡開することによって先端部を拡げて配管
（Ｐ）の環状膨出壁（Ｐ′）との係圧を解除するのであ
る。
解放部材（８）を一旦後方へ移動して９０°回動した
後、再度前方に摺動させてリテーナ部材（５）の基部へ
解放部材（８）のガイド壁（８′）を押圧するに伴い爪
壁（５′）が拡開することによって先端部を拡げて配管
（Ｐ）の環状膨出壁（Ｐ′）との係圧を解除するのであ
る。
【００１４】なお、前記解放部材（８）のみにあって
は、前記シールリング部材（１０）のなすコネクター本
体（１）側の後周壁に介挿した外側に位置する該シール
リング部材をもって相互の係合手段となすこともでき
る。
は、前記シールリング部材（１０）のなすコネクター本
体（１）側の後周壁に介挿した外側に位置する該シール
リング部材をもって相互の係合手段となすこともでき
る。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように本発明による細径配
管接続用コネクターは、特にリテーナ部材（５）の大径
室（３）での挿着構造と、解放部材（８）のなすガイド
壁（８′）による大径室（３）内周面での重合構造、さ
らに前記キャップ部材（９）によるシール機能を有する
包持構造あるいは解放部材（８）のみによるそれ自体で
のシール機能構造とによって、前記リテーナ部材（５）
の挿着を簡易となしてその作業上の煩わしさをなくし、
同時にコネクター本体（１）内部への埃あるいは雨水、
洗車水の浸入を完全に防ぐことができ、さらに前記重合
構造によって爪壁（５′）部での係圧を安定となして長
期に亘り洩れの生ずる憂いをなくして確実に接続するこ
とができる等、極めて有用な細径配管接続用コネクター
である。
管接続用コネクターは、特にリテーナ部材（５）の大径
室（３）での挿着構造と、解放部材（８）のなすガイド
壁（８′）による大径室（３）内周面での重合構造、さ
らに前記キャップ部材（９）によるシール機能を有する
包持構造あるいは解放部材（８）のみによるそれ自体で
のシール機能構造とによって、前記リテーナ部材（５）
の挿着を簡易となしてその作業上の煩わしさをなくし、
同時にコネクター本体（１）内部への埃あるいは雨水、
洗車水の浸入を完全に防ぐことができ、さらに前記重合
構造によって爪壁（５′）部での係圧を安定となして長
期に亘り洩れの生ずる憂いをなくして確実に接続するこ
とができる等、極めて有用な細径配管接続用コネクター
である。
【図１】本発明の実施例に係る細径配管接続用コネクタ
ーの配管接続状態時の背面図である。
ーの配管接続状態時の背面図である。
【図２】図１Ａ−Ａ線の一部切欠き断面図である。
【図３】図２のほぼ９０°回動位置での一部切欠き断面
図である。
図である。
【図４】図２のリテーナ部材を内装した状態のコネクタ
ー本体の一部切欠き断面図である。
ー本体の一部切欠き断面図である。
【図５】図４のほぼ９０°回動位置での一部切欠き断面
図である。
図である。
【図６】図２のリテーナ部材単体の一部断面図である。
【図７】図２の解放部材単体を示す図で、（ａ）はその
一部断面図、（ｂ）は正面図である。
一部断面図、（ｂ）は正面図である。
【図８】図２のキャップ部材単体の一部断面図である。
【図９】他の実施例の配管接続状態時の一部切欠き断面
図である。
図である。
【図１０】図９のキャップ部材単体の一部断面図であ
る。
る。
【図１１】さらに他の実施例の配管接続状態時の一部切
欠き断面図である。
欠き断面図である。
【図１２】図１１のキャップ部材単体の一部断面図であ
る。
る。
【図１３】さらに他の実施例の細径配管接続用コネクタ
ーの配管接続状態時の背面図である。
ーの配管接続状態時の背面図である。
【図１４】図１３Ｂ−Ｂ線の一部切欠き断面図である。
【図１５】図１４のほぼ９０°回動位置での一部切欠き
断面図である。
断面図である。
【図１６】図１４のリテーナ部材を内装した状態のコネ
クター本体の一部切欠き断面図である。
クター本体の一部切欠き断面図である。
【図１７】図１６のほぼ９０°回動位置での一部切欠き
断面図である。
断面図である。
【図１８】図１４のリテーナ部材単体の一部断面図であ
る。
る。
【図１９】図１４の解放部材単体を示す図で、（ａ）は
その一部断面図、（ｂ）は正面図である。
その一部断面図、（ｂ）は正面図である。
【図２０】従来例を示す細径配管接続用コネクターの配
管接続状態時の一部切欠き断面図である。
管接続状態時の一部切欠き断面図である。
１ コネクター本体 ２ 連結筒壁 ３ 大径室 ３′ 小径室 ４ 流通孔 ５ リテーナ部材 ５′ 爪壁 ６ シールリング部材 ７ ブッシュ部材 ８ 解放部材 ８′ ガイド壁 ８″ ヒンジ ８″′ 係脱手段 ９ キャップ部材 １０ シールリング部材 １１ 係合手段 Ｐ 配管 Ｐ′ 膨出壁
Claims (3)
- 【請求項１】 軸芯内部に、先端側の連結筒壁（２）の
流通孔（４）に連って拡径した小径室（３′）と大径室
（３）とを貫設してなるコネクター本体（１）の該小径
室部に、シールリング部材（６）とブッシュ部材（７）
とを内装せしめると共に、大径室（３）の内部にあって
その後端附近の段部（１１′）あるいは凹溝部（１
１″）もしくは凸起部とに環状基部を固定した前方の内
方に対向傾斜して付勢された弾性爪壁（５′）を有する
リテーナ部材（５）を備え、かつ該リテーナ部材の後部
に、対向部位にガイド壁（８′）を突設した解放部材
（８）を移動自在に組付け、さらに該解放部材を包持し
て筒壁部での前記コネクター本体（１）のなす周面と係
脱自在となす相互の係合手段（１１）を設けてなる弾性
材によるキャップ部材（９）を被着せしめて形成し、配
管（Ｐ）の接続状態時に前記爪壁（５′）により該配管
の接続端部附近での環状膨出壁（Ｐ′）を係圧して接続
せしめるように構成したことを特徴とする細径配管接続
用コネクター。 - 【請求項２】 軸芯内部に、先端側の連結筒壁（２）の
流通孔（４）に連って拡径した小径室（３′）と大径室
（３）とを貫設してなるコネクター本体（１）の該小径
室部に、シールリング部材（６）とブッシュ部材（７）
とを内装せしめると共に、大径室（３）の内部にあって
その後端附近の段部（１１′）あるいは凹溝部（１
１″）もしくは凸起部とに環状基部を固定した前方の内
方に対向傾斜して付勢された弾性爪壁（５′）を有する
リテーナ部材（５）を備え、かつ該リテーナ部材の後部
に、対向部位にガイド壁（８′）を突設した解放部材
（８）を移動自在に組付け、さらに該解放部材（８）の
みをもってその周壁にヒンジ（８″）と自由端部に一対
の係脱手段（８″′）とを設けて割り形となして、コネ
クター本体（１）側の後周壁面部並びに接続される配管
（Ｐ）側の外周面部とのなす相互の対向面間にそれぞれ
シールリング部材（１０）を介挿して装着せしめて形成
し、配管（Ｐ）の接続状態時に前記爪壁（５′）により
該配管の接続端部附近での環状膨出壁（Ｐ′）を係圧し
て接続せしめるように構成したことを特徴とする細径配
管接続用コネクター。 - 【請求項３】 前記キャップ部材（９）での係合手段
（１１）を、コネクター本体（１）の後周壁部に設けた
段部もしくは相互のなす対向周面での一対の凹凸部をも
って形成したことを特徴とする請求項１又は２記載の細
径配管接続用コネクター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8353265A JPH10176780A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 細径配管接続用コネクター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8353265A JPH10176780A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 細径配管接続用コネクター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10176780A true JPH10176780A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18429666
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8353265A Pending JPH10176780A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 細径配管接続用コネクター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10176780A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010216547A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Bridgestone Corp | パイプ継手 |
| CN107387763A (zh) * | 2017-08-31 | 2017-11-24 | 韩学珍 | 一种压力自补偿密封圈及中空旋转动密封装置 |
-
1996
- 1996-12-16 JP JP8353265A patent/JPH10176780A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010216547A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Bridgestone Corp | パイプ継手 |
| CN107387763A (zh) * | 2017-08-31 | 2017-11-24 | 韩学珍 | 一种压力自补偿密封圈及中空旋转动密封装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR920005028B1 (ko) | 세경 배관 접속용 조인트 | |
| KR920000663B1 (ko) | 파이프 연결용 커넥터 | |
| JP3724360B2 (ja) | コネクタ | |
| CN100402912C (zh) | 管接头 | |
| US5131691A (en) | Snap-fit connector for connecting slender piping members at end portions | |
| JPH01307592A (ja) | ホースをパイプに連結する装置 | |
| JPH05272681A (ja) | 細径配管接続コネクター | |
| JP3031959B2 (ja) | 配管接続用コネクター | |
| JP2004003620A (ja) | 自動車用噴射水導管接続装置 | |
| CZ299513B6 (cs) | Spojení trubek | |
| JPH10176780A (ja) | 細径配管接続用コネクター | |
| JP2001082650A (ja) | パッキング及びそれを用いた受口構造 | |
| JP3031950B2 (ja) | 細径配管接続用コネクター | |
| JP3762467B2 (ja) | 細径金属管と可撓ホースとの接続構造 | |
| JPH08121666A (ja) | 継手部をもつホース | |
| JP2001050456A (ja) | 細径配管接続用コネクター | |
| JP2000329270A (ja) | ガス栓等用の接続具 | |
| JP3702671B2 (ja) | クイックコネクター | |
| KR100287798B1 (ko) | 마스터 실린더 | |
| JPH088385Y2 (ja) | 離脱防止管継手 | |
| JP2000266192A (ja) | ダストブーツの取付構造 | |
| JP2777884B2 (ja) | 細径配管接続用コネクター | |
| JPH088384Y2 (ja) | 離脱防止管継手 | |
| JP3865328B2 (ja) | 管継手 | |
| JPH0649994Y2 (ja) | 細径配管接続用コネクター |