JPH0649994Y2 - 細径配管接続用コネクター - Google Patents
細径配管接続用コネクターInfo
- Publication number
- JPH0649994Y2 JPH0649994Y2 JP1988002961U JP296188U JPH0649994Y2 JP H0649994 Y2 JPH0649994 Y2 JP H0649994Y2 JP 1988002961 U JP1988002961 U JP 1988002961U JP 296188 U JP296188 U JP 296188U JP H0649994 Y2 JPH0649994 Y2 JP H0649994Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- chamber
- connector
- assembly chamber
- bush
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、一般に自動車、或いは各種の機械、設備装置
等に給油、給気等の供給路として配設される管径20m/m
程度以下の金属材或いは樹脂材からなる比較的細径の配
管接続用コネクターの構造の改良に関するものである。
等に給油、給気等の供給路として配設される管径20m/m
程度以下の金属材或いは樹脂材からなる比較的細径の配
管接続用コネクターの構造の改良に関するものである。
［従来の技術］ 従来、この種の接続用コネクターとしては第４図に例示
するように、配管の接続状態にあって、接手本体（11）
の軸芯内部に貫設した小径室（12）に内装されるシール
リング部材（14）を押圧してなる拡径した組付け室（1
3）の段付き部に係合される鍔壁を有した円筒ブッシュ
（15）を、前記小径室（12）或いは組付け室（13）のこ
れら周面に対して移動自在に、単に挿着した状態で構成
されていた。
するように、配管の接続状態にあって、接手本体（11）
の軸芯内部に貫設した小径室（12）に内装されるシール
リング部材（14）を押圧してなる拡径した組付け室（1
3）の段付き部に係合される鍔壁を有した円筒ブッシュ
（15）を、前記小径室（12）或いは組付け室（13）のこ
れら周面に対して移動自在に、単に挿着した状態で構成
されていた。
［考案が解決しようとする問題点］ しかしながら、このような従来の構造にあっては、移動
自在な前記ブッシュ（15）の挿着構造によって、配設使
用時の内圧が高まるにつれ、或いは絶えず内圧が変動し
且つ振動状態にある使用に際し、ブッシュ（15）自体に
軸芯方向への移動を生ぜしめ、そのため、しばしば接手
本体（11）の後端周縁部に設けた爪壁（16）によるソケ
ット体（17）との弾発状の係合に鑑みを生ぜしめ、該係
合部に離脱或いは破損を招いたりシールリング部材（1
4）の摩耗が発生してコネクターとしての機能に不具合
を生ずる等の問題を有するものであった。
自在な前記ブッシュ（15）の挿着構造によって、配設使
用時の内圧が高まるにつれ、或いは絶えず内圧が変動し
且つ振動状態にある使用に際し、ブッシュ（15）自体に
軸芯方向への移動を生ぜしめ、そのため、しばしば接手
本体（11）の後端周縁部に設けた爪壁（16）によるソケ
ット体（17）との弾発状の係合に鑑みを生ぜしめ、該係
合部に離脱或いは破損を招いたりシールリング部材（1
4）の摩耗が発生してコネクターとしての機能に不具合
を生ずる等の問題を有するものであった。
本考案は内圧が高まっても、或いは内圧が変動し且つ振
動状態にある使用にあってもブッシュ自体の前記移動の
憂いをなくし、長期使用に際してソケット体による弾発
状の係合に鑑みを生ずることなく、同時に係合部での離
脱或いは破損やシールリング部材の摩耗等の憂いをなく
して確実に接続することのできる接続用コネクターを提
案することを目的とするものである。
動状態にある使用にあってもブッシュ自体の前記移動の
憂いをなくし、長期使用に際してソケット体による弾発
状の係合に鑑みを生ずることなく、同時に係合部での離
脱或いは破損やシールリング部材の摩耗等の憂いをなく
して確実に接続することのできる接続用コネクターを提
案することを目的とするものである。
［問題を解決するための手段］ 本考案は、軸芯内部に先端側の流通孔に連って段付き小
径室と、その後方に拡径した段付き組付け室とを貫設
し、且つ該組付け室の後端周縁部に内方に突出する爪壁
を有する接手本体と、前記小径室側にシールリング部材
を内装すると共に、その後方に該シールリング部材を押
圧して組付け室側の段付き部に係合する鍔壁を有する短
寸状の円筒ブッシュを挿着し、更に前記組付け室部にあ
って着脱自在に装着してなるその先端部で配管の接続側
に設けた環状の膨出壁部を押圧する別体のソケット体と
からなり、前記配管の接続状態で、接手本体側の爪壁部
をソケット体のスリット壁のなす自由傾斜壁部に設け
た、溝部に弾発状に係合せしめると共に、該自由壁の後
端附近を接手本体の後端周縁より外部に突出して構成し
た接続用コネクターにおいて、前記ブッシュを、シール
リング部材を押圧して組付け室側の段付き部に前記係合
した状態にあって、接手本体の小径室、もしくは組付け
室の対向する挿着周面に掛止して構成した細径配管接続
用コネクターを要旨とするものであり、更に前記ブッシ
ュの掛止手段を、該ブッシュ側の外周面に設けた環状突
起壁を前記小径室側の内周面に設けた環状凹溝部に掛合
して構成するか、或いはブッシュの前記鍔壁部を、前記
組付け室側の内周面に設けた環状凹溝部に掛合して構成
するものである。
径室と、その後方に拡径した段付き組付け室とを貫設
し、且つ該組付け室の後端周縁部に内方に突出する爪壁
を有する接手本体と、前記小径室側にシールリング部材
を内装すると共に、その後方に該シールリング部材を押
圧して組付け室側の段付き部に係合する鍔壁を有する短
寸状の円筒ブッシュを挿着し、更に前記組付け室部にあ
って着脱自在に装着してなるその先端部で配管の接続側
に設けた環状の膨出壁部を押圧する別体のソケット体と
からなり、前記配管の接続状態で、接手本体側の爪壁部
をソケット体のスリット壁のなす自由傾斜壁部に設け
た、溝部に弾発状に係合せしめると共に、該自由壁の後
端附近を接手本体の後端周縁より外部に突出して構成し
た接続用コネクターにおいて、前記ブッシュを、シール
リング部材を押圧して組付け室側の段付き部に前記係合
した状態にあって、接手本体の小径室、もしくは組付け
室の対向する挿着周面に掛止して構成した細径配管接続
用コネクターを要旨とするものであり、更に前記ブッシ
ュの掛止手段を、該ブッシュ側の外周面に設けた環状突
起壁を前記小径室側の内周面に設けた環状凹溝部に掛合
して構成するか、或いはブッシュの前記鍔壁部を、前記
組付け室側の内周面に設けた環状凹溝部に掛合して構成
するものである。
［実施例］ 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明すれば、
第１図は本考案の細径配管接続用コネクターの接続状態
時の縦断面図、第２図は本考案の他の実施例の要部に係
るブッシュの掛止手段を示す半截状からなる一部の縦断
面図、第３図は他の実施例の第２図相当図であって、
（１）は金属材或いは樹脂材からなる接手本体であり、
軸芯内部に先端側に突出した可撓ホース（図示せず）の
接続筒型の流通孔（４）に連って段付き小径室（２）
と、その後方に拡径した段付き組付け室（３）とを貫設
し、且つ該組付け室の後端周縁（３′）部に内方に突出
する爪壁（５）を有してなるものである。（６）はゴム
等の弾性体によるシールリング部材で、前記小径室
（２）側に当て板等を介在して所望に応じ複数個が内装
され、その後方に該シールリング部材を押圧した状態で
組付け室（３）側の段付き部に係合する鍔壁（７′）を
有する短寸状の円筒ブッシュ（７）が挿着されている。
第１図は本考案の細径配管接続用コネクターの接続状態
時の縦断面図、第２図は本考案の他の実施例の要部に係
るブッシュの掛止手段を示す半截状からなる一部の縦断
面図、第３図は他の実施例の第２図相当図であって、
（１）は金属材或いは樹脂材からなる接手本体であり、
軸芯内部に先端側に突出した可撓ホース（図示せず）の
接続筒型の流通孔（４）に連って段付き小径室（２）
と、その後方に拡径した段付き組付け室（３）とを貫設
し、且つ該組付け室の後端周縁（３′）部に内方に突出
する爪壁（５）を有してなるものである。（６）はゴム
等の弾性体によるシールリング部材で、前記小径室
（２）側に当て板等を介在して所望に応じ複数個が内装
され、その後方に該シールリング部材を押圧した状態で
組付け室（３）側の段付き部に係合する鍔壁（７′）を
有する短寸状の円筒ブッシュ（７）が挿着されている。
（８）は樹脂材からなるソケット体であり、組付け室
（３）にあって着脱自在に装着されるもので、その先端
部で配管（Ｔ）の接続側に設けた環状の膨出壁（Ｔ′）
部を押圧すると共にスリット壁のなす自由傾斜壁
（８′）部に設けた溝（９）部に前記爪壁（５）を弾発
状に係合せしめてなるものである。（10）は前記ブッシ
ュ（７）の接手本体（１）側に対向する挿着周面への掛
止であり、該掛止手段としてブッシュ（７）側の外周面
に設けた断面円弧状（第１図）、もしくは楔状（第３
図）からなる環状突起壁を前記小径室（２）側の内周面
に設けた環状凹溝部とに掛合して構成するか、或いはス
リットを有しない（第１図）又は有する（第２図）ブッ
シュ（７）の前記鍔壁（７′）部を前記組付け室（３）
側の内周面に設けた環状凹溝部に掛合して構成するもの
である。
（３）にあって着脱自在に装着されるもので、その先端
部で配管（Ｔ）の接続側に設けた環状の膨出壁（Ｔ′）
部を押圧すると共にスリット壁のなす自由傾斜壁
（８′）部に設けた溝（９）部に前記爪壁（５）を弾発
状に係合せしめてなるものである。（10）は前記ブッシ
ュ（７）の接手本体（１）側に対向する挿着周面への掛
止であり、該掛止手段としてブッシュ（７）側の外周面
に設けた断面円弧状（第１図）、もしくは楔状（第３
図）からなる環状突起壁を前記小径室（２）側の内周面
に設けた環状凹溝部とに掛合して構成するか、或いはス
リットを有しない（第１図）又は有する（第２図）ブッ
シュ（７）の前記鍔壁（７′）部を前記組付け室（３）
側の内周面に設けた環状凹溝部に掛合して構成するもの
である。
［作用］ 本考案は、このように構成されているため、配管（Ｔ）
の接続に際し、内装したシールリング部材（６）を押圧
してなる前記ブッシュ（７）の掛止（10）した状態で、
予めソケット体（８）を組込んだ配管（Ｔ）の接続側を
接手本体（１）側の軸芯内部の組付け室（３）及び小径
室（２）に亘って挿着してシールリング部材（６）に密
合せしめ、同時に接手本体（１）の後端周縁（３′）の
爪壁（５）をソケット体（８）のスリット壁のなす自由
傾斜壁（８′）部の溝（９）部に弾発状に係合せしめる
こととなる。
の接続に際し、内装したシールリング部材（６）を押圧
してなる前記ブッシュ（７）の掛止（10）した状態で、
予めソケット体（８）を組込んだ配管（Ｔ）の接続側を
接手本体（１）側の軸芯内部の組付け室（３）及び小径
室（２）に亘って挿着してシールリング部材（６）に密
合せしめ、同時に接手本体（１）の後端周縁（３′）の
爪壁（５）をソケット体（８）のスリット壁のなす自由
傾斜壁（８′）部の溝（９）部に弾発状に係合せしめる
こととなる。
［考案の効果］ 以上説明したように、本考案による細径配管接続用コネ
クターは、前記ブッシュ（７）によるシールリング部材
（６）を押圧した状態で、前記接手本体（１）側の小径
室（２）、もしくは組付け室（３）の対向する挿着周面
とに掛止（10）して構成されるため、配設使用時にあっ
て内圧が高まっても或るいは絶えず内圧が変動し且つ振
動状態にある使用にあっても、ブッシュ（７）自体に軸
芯方向への移動の憂いが全くなく、従って長期使用に際
してソケット体（８）による弾発状の係合に緩みを生ず
るこなく、同時に接手本体（１）側の爪壁（５）による
ソケット体（８）の溝（９）部での離脱或いは破損の憂
いをなくすと共に、シールリング部材（６）の摩耗を防
止して確実に接続することのできる極めて有用な細径配
管接続用コネクターである。
クターは、前記ブッシュ（７）によるシールリング部材
（６）を押圧した状態で、前記接手本体（１）側の小径
室（２）、もしくは組付け室（３）の対向する挿着周面
とに掛止（10）して構成されるため、配設使用時にあっ
て内圧が高まっても或るいは絶えず内圧が変動し且つ振
動状態にある使用にあっても、ブッシュ（７）自体に軸
芯方向への移動の憂いが全くなく、従って長期使用に際
してソケット体（８）による弾発状の係合に緩みを生ず
るこなく、同時に接手本体（１）側の爪壁（５）による
ソケット体（８）の溝（９）部での離脱或いは破損の憂
いをなくすと共に、シールリング部材（６）の摩耗を防
止して確実に接続することのできる極めて有用な細径配
管接続用コネクターである。
第１図は本考案の一実施例を示す細径配管接続用コネク
ターの接続状態時の縦断面図、第２図は本考案の他の実
施例の要部に係るブッシュの掛止手段を示す半截状から
なる一部の縦断面図、第３図は他の実施例の第２図相当
図、第４図は従来例の接続状態時の縦断面図である。 （１）……接手本体、（２）……小径室、（３）……組
付け室、（６）……シールリング部材、（７）……ブッ
シュ、（７′）……鍔壁、（10）……掛止
ターの接続状態時の縦断面図、第２図は本考案の他の実
施例の要部に係るブッシュの掛止手段を示す半截状から
なる一部の縦断面図、第３図は他の実施例の第２図相当
図、第４図は従来例の接続状態時の縦断面図である。 （１）……接手本体、（２）……小径室、（３）……組
付け室、（６）……シールリング部材、（７）……ブッ
シュ、（７′）……鍔壁、（10）……掛止
Claims (2)
- 【請求項１】軸芯内部に先端側の流通孔に連って段付き
小径室と、その後方に拡径した段付き組付け室とを貫設
し、且つ該組付け室の後端周縁部に内方に突出する爪壁
を有する接手本体と、前記小径室側にシールリング部材
を内装すると共に、その後方に該シールリング部材を押
圧して組付け室側の段付き部に係合する鍔壁を有する短
寸状の円筒ブッシュを挿着し、更に前記組付け室部にあ
って着脱自在に装着してなるその先端部で配管の接続側
に設けた環状の膨出壁部を押圧する別体のソケット体と
からなり、前記配管の接続状態で、接手本体側の爪壁部
をソケット体のスリット壁のなす自由傾斜壁部に設けた
溝部に弾発状に係合せしめると共に、該自由壁の後端附
近を接手本体の後端周縁より外部に突出して構成した接
続用コネクターにおいて、前記ブッシュ（７）を、シー
ルリング部材（６）を押圧して組付け室（３）側の段付
き部に前記係合した状態にあって、接手本体（１）側の
小径室（２）、もしくは組付け室（３）の対向する挿着
周面に掛止（10）して構成したことを特徴とする細径配
管接続用コネクター。 - 【請求項２】実用新案登録請求の範囲第１項記載におい
て、前記ブッシュ（７）の掛止（10）手段を、該ブッシ
ュ側の外周面に設けた環状突起壁を前記小径室（２）側
の内周面に設けた環状凹溝部に掛合して構成するか、或
いはブッシュ（７）の前記鍔壁（７′）部を、前記組付
け室（３）側の内周面に設けた環状凹溝部に掛合して構
成したことを特徴とする細径配管接続用コネクター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988002961U JPH0649994Y2 (ja) | 1988-01-13 | 1988-01-13 | 細径配管接続用コネクター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988002961U JPH0649994Y2 (ja) | 1988-01-13 | 1988-01-13 | 細径配管接続用コネクター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01108490U JPH01108490U (ja) | 1989-07-21 |
| JPH0649994Y2 true JPH0649994Y2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=31204179
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988002961U Expired - Lifetime JPH0649994Y2 (ja) | 1988-01-13 | 1988-01-13 | 細径配管接続用コネクター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0649994Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2676569B2 (ja) * | 1990-11-22 | 1997-11-17 | 東海ゴム工業株式会社 | クイックコネクタの雌部材及びクイックコネクタ |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4601497A (en) | 1980-10-29 | 1986-07-22 | Proprietary Technology | Swivelable quick connector assembly |
-
1988
- 1988-01-13 JP JP1988002961U patent/JPH0649994Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4601497A (en) | 1980-10-29 | 1986-07-22 | Proprietary Technology | Swivelable quick connector assembly |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01108490U (ja) | 1989-07-21 |
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