JPH10175001A - 熱間圧延設備及び熱間圧延方法 - Google Patents

熱間圧延設備及び熱間圧延方法

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JPH10175001A
JPH10175001A JP11065897A JP11065897A JPH10175001A JP H10175001 A JPH10175001 A JP H10175001A JP 11065897 A JP11065897 A JP 11065897A JP 11065897 A JP11065897 A JP 11065897A JP H10175001 A JPH10175001 A JP H10175001A
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JP
Japan
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continuous casting
slab
rolling
casting apparatus
production line
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JP11065897A
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English (en)
Inventor
Koichi Hirata
耕一 平田
Hiroshi Nakajima
宏 中嶋
Hironori Fujioka
宏規 藤岡
Shoichi Hashimoto
正一 橋本
Akira Sako
彰 佐古
Tatsu Takeguchi
達 武口
Masashi Yoshikawa
雅司 吉川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄板製造段階での時間のロスをなくし、薄板
製造段階での板形状を改善する。 【解決手段】 厚スラブ連続鋳造装置1が接続された圧
延機等を有する板製造ラインにおいて、保温炉や未凝固
圧下装置、ライン切換え装置等を介してベルト式連続鋳
造装置21を板製造ラインに接続し、板幅変更及び板厚
変更を容易に行うと共に薄板製造段階での時間のロスを
なくし、薄板製造段階での板形状を改善する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧延機等を有する
板製造ラインに連続鋳造装置が接続された熱間圧延設備
及び熱間圧延方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図24乃至図26に基づいて板製造ライ
ンに連続鋳造装置が接続された従来の熱間圧延設備を説
明する。図24には従来の熱間圧延設備の概略構成を表
す平面状態、図25にはその側面状態、図26には圧延
状況の流れ状態を示してある。
【0003】図24、図25において、1は幅固定式の
振動モールド1aを備えた振動ブロック式等の厚スラブ連
続鋳造装置であり、厚スラブ連続鋳造装置1ではスラブ
2が形成されて排出される。スラブ2はガイドロール3
及び送り用のピンチロール4に案内されて送られ、コイ
ル1個長さ単位で板切断装置5により切断されてウォー
キングビーム式の加熱炉6に送られる。加熱炉6の入側
ラインに連続してスラブヤード7が配置され、加熱炉6
の出側ラインに連続して二段のリバース式の粗圧延機
R1,R2 が設けられている。
【0004】粗圧延機R1,R2 に連続してコイルボックス
8が設けられ、コイルボックス8に連続して仕上圧延機
群Fが設けられている。仕上圧延機群Fの仕上圧延機F1
の前にはクロップシャー9が設けられ、仕上圧延機群F
に連続して冷却用ランアウトテーブル10が設けられて
いる。仕上圧延機群Fで仕上げ圧延されたスラブ2は冷
却された後に巻取機11によってコイルに巻き取られ
る。
【0005】図26に示すように、厚スラブ連続鋳造装
置1は、毎分6〜10mの長さで例えば厚さ230mm のス
ラブ2を排出し、板切断装置5によって1コイル分の長
さ単位に切断され、ウォーキングビーム式の加熱炉6に
入り加熱・保温される。加熱炉6の出側に出たスラブ2
は、粗圧延機R1,R2 によるリバース圧延で6段階に例え
ば184mm →149mm →115mm →87mm→75mm→35mmのように
圧延され、コイルボックス8の巻取部8aに巻き取られて
保温・貯留される。コイルボックス8の巻出部8bから出
るシートバーは、仕上圧延機F1〜F7による7段階の圧延
で例えば27mm→13mm→6.3mm →3.6mm →1.4mm →1.2mm
のように圧延され、冷却用ランアウトテーブル10を通
って巻取機11に巻き取られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の熱間圧
延設備では、圧延スケジュールに合わせて定幅の厚スラ
ブを連続鋳造し、一定長さに切断したスラブ2を加熱炉
6内に投入して貯留しているため、途中で圧延スケジュ
ールを変えることができない。また、厚スラブを薄板化
するため、粗圧延機R1,R2 でのリバース圧延によるパス
スケジュールが増加し、仕上圧延機F1〜F7でのインター
バル時間(待ち時間)が増加してしまう。
【0007】また、厚スラブ連続鋳造装置1の幅固定式
の振動モールド1aはスラブ2の鋳造板幅が固定されてい
るので、圧延スケジュールが変更されて板幅を変更する
には、振動モールド1aを交換する必要があった。振動モ
ールド1aの交換は長時間を要し、ラインのダウンタイム
増加の要因となるので、仕上圧延機F1〜F7の間に板幅圧
延機を設けて仕上圧延材の板幅を調整しようとすると、
エッジ部にドッグボーン等の形状不良が生じてしまう。
【0008】また、前記厚スラブ連続鋳造装置1の単位
幅当たりのスラブ厚×鋳込速度である材料速度 (例えば
200mm t ×1.5m/min=300mm ・m/min)が仕上圧延機出側
で必要な材料速度 (例えば2mm t ×400m/min=800mm ・
m/min ,1.2mm t ×670m/min≒800mm ・m/min ,・・
・) よりも半分以下であるため、当該厚スラブ連続鋳造
装置1(材料速度が例えば50mm t×5m/min=250mm ・m/
min の薄スラブ連続鋳造装置も含めて)と仕上圧延機群
とを直結した連続圧延が不可能であった。そこで、従来
では、大型設備であるバー接合装置を用いて仕上圧延機
群で連続圧延しており、多大な設備投資を要していた。
【0009】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、本発明の第1の目的は、連続鋳造装置が接続された
圧延機等を有する板製造ラインにおいて、板幅変更及び
板厚変更が容易に行え、薄板製造段階での時間のロスを
なくすことができ、薄板製造段階での板形状を改善する
ことができる熱間圧延設備を提供することにある。ま
た、本発明の第2の目的は、大型設備であるバー接合装
置を用いないで連続圧延が行えて高品質の極薄材が生産
可能な熱間圧延設備及び熱間圧延方法を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る熱間圧延設備は、圧延装置群を有する板
製造ラインに厚スラブ連続鋳造装置を接続する一方、前
記板製造ラインに第2連続鋳造装置を接続したことを特
徴とする。
【0011】また、圧延装置群を有する板製造ラインに
厚スラブ連続鋳造装置を接続する一方、前記板製造ライ
ンに第2連続鋳造装置及び保温炉を接続したことを特徴
とする。
【0012】また、圧延装置群を有する板製造ラインに
厚スラブ連続鋳造装置を接続する一方、第2連続鋳造装
置を設けると共に前記第2連続鋳造装置のスラブ排出口
に連続して未凝固圧下装置を設け、前記板製造ラインに
前記未凝固圧下装置を接続したことを特徴とする。
【0013】また、コイルボックス及び仕上圧延機を有
する板製造ラインに厚スラブ連続鋳造装置を接続する一
方、前記板製造ラインに前記第2連続鋳造装置を接続
し、前記コイルボックスと前記仕上圧延機との間に圧延
材接合装置を備えたことを特徴とする。
【0014】また、圧延装置群を有する板製造ラインに
厚スラブ連続鋳造装置を接続する一方、第2連続鋳造装
置を設けると共に前記第2連続鋳造装置のスラブ排出口
に連続して未凝固圧下装置を設け、板切断装置及びライ
ン切換え装置を介して前記板製造ラインに前記未凝固圧
下装置を接続したことを特徴とする熱間圧延設備。
【0015】また、前記第2連続鋳造装置は、一対の無
端状のベルト間に対向して鉛直方向の隙間部が形成され
るベルト式の連続鋳造装置であり、前記第2連続鋳造装
置には、板幅調整機構が備えられていることを特徴とす
る。
【0016】また、スラブ鋳造有効幅が1000mmを越える
幅固定式のモールドを備えた厚スラブ連続鋳造装置と、
前記厚スラブ連続鋳造装置の下流に配置したスラブ切断
装置と、前記スラブ切断装置の出側に配置した幅圧下プ
レスとを備えた厚スラブ製造ラインを構成し、スラブ鋳
造有効幅が1000mm以下のベルト式の第2連続鋳造装置
と、前記第2連続鋳造装置のスラブ排出口に配置した未
凝固圧下装置と、前記未凝固圧下装置の下流に配置した
スラブ切断装置とを備えた薄スラブ製造ラインを構成
し、粗圧延機と、前記粗圧延機の下流に順次配置したコ
イルボックスと、クロップシャーと、圧延材接合装置
と、仕上圧延機と、冷却用ランアウトテーブルと、板切
断装置と、複数のダウンコイラとを備えた板製造ライン
を構成し、前記板製造ラインに加熱炉を介して前記厚ス
ラブ製造ラインを接続すると共に前記薄スラブ製造ライ
ンを接続したことを特徴とする。
【0017】また、一対の無端状のベルト間に対向して
鉛直方向の隙間部が形成されるベルト式の連続鋳造装置
と圧延材を仕上げ圧延する仕上圧延機群とを直結したこ
とを特徴とする。
【0018】また、前記仕上圧延機群の下流に圧延材を
コイル状に巻き取るダウンコイラを複数配置したことを
特徴とする。
【0019】また、前記仕上圧延機群の後段側圧延機
に、ロールクロス装置をそれぞれ付設したことを特徴と
する。
【0020】また、前記ベルト式の連続鋳造装置は直列
に複数配置したことを特徴とする。
【0021】また、前記ベルト式の連続鋳造装置と並列
にベルト式以外の第2の連続鋳造装置を配置すると共
に、これら両連続鋳造装置の下流に板切断装置をそれぞ
れ配置し、これら両連続鋳造装置を任意に選択してバッ
チ圧延が可能に構成したことを特徴とする。
【0022】上記目的を達成するための本発明に係る熱
間圧延方法は、一対の無端状のベルト間に対向して鉛直
方向の隙間部が形成されるベルト式の連続鋳造装置によ
り単位幅当たりのスラブ厚×鋳造速度が600mm ・m/min
以上の速度で鋳片を鋳造し、次に、同鋳片を直接連続し
て熱間仕上圧延機群に導入して熱間薄帯材を製造するこ
とを特徴とする。
【0023】[作用]本発明の熱間圧延設備によれば、
生産量の多い製品幅材は、厚スラブ連続鋳造装置により
厚スラブから生産すると共に、生産量の少ない製品幅材
は、第2連続鋳造装置としてのベルト式連続鋳造装置を
用いてオンラインで幅及び板厚を変更しながら圧延生産
する。即ち、生産量の多い一定幅の厚板の圧延スケジュ
ール時には、厚スラブ連続鋳造装置により成形する厚ス
ラブ鋳片から厚板を圧延製造し、中、薄板圧延スケジュ
ール時には、厚スラブ連続鋳造装置の運転を休止し、ラ
インに並列に接続したベルト式の連続鋳造装置により形
成される50mm〜70mmの薄スラブから粗圧延機R1,R2 の二
段階圧延を経て仕上圧延機F1〜F7による圧延で中、薄板
を製造する。
【0024】また、ベルト式の連続鋳造装置は板幅可変
機構を持っているため、オンラインで板幅を変更するこ
とができ、板幅スケジュール変更が自由になる。また、
未凝固圧下装置の圧下力の調整で、ベルト式の連続鋳造
装置から排出されるスラブの厚さが調節でき、圧延する
板厚範囲を拡大できる。更に、従来と同じ仕上圧延機の
台数でも、ベルト式の連続鋳造装置により仕上圧延機の
入側に供給するバー板厚を薄くできるため、圧延最終板
厚の範囲を薄物側に拡大することができる。
【0025】また、バー接合装置を設けた場合、厚スラ
ブ連続鋳造装置の鋳造運転中に板幅変更した部材は、オ
ンラインでそのままバー接合して連続化することができ
る。また、生産量の多い製品幅材は、既設の厚スラブ連
続鋳造装置から生産し、生産量の少ない製品幅材は、ベ
ルト式の連続鋳造装置でオンライン幅変更で作り分けで
きるため、既設ラインの生産能力を落とすことなくベル
ト式の連続鋳造装置のオンライン幅変更機構を有効に容
易に活用できる。更に、ベルト式の連続鋳造装置に連続
して薄スラブ加熱・保温炉を設けることにより、ベルト
式の連続鋳造装置の能力を仕上圧延機群の能力に合わせ
るため加熱・保温炉に所定量の薄スラブを貯蔵した後、
仕上圧延機群に薄スラブを供給することができる。
【0026】また、スラブ鋳造有効幅が1000mmを越える
幅固定式のモールドを設定してある厚スラブ連続鋳造装
置によって広幅のスラブを連続鋳造した場合、スラブ切
断装置によってコイルボックスにシートバーとして貯蔵
し得る最大の長さに切断し、幅圧下プレスによって板幅
をモールド設定幅から広幅の所定の板幅の仕上圧延材の
仕上圧延に必要な板幅のスラブに縮小する。幅圧下した
スラブを加熱炉によって所要の温度に加熱及び均熱化
し、粗圧延機によって所要の板厚のシートバーにリバー
ス式に粗圧延し、コイルボックスでコイル状に巻き取っ
て一時貯蔵及び保温する。次に、コイルボックスに貯蔵
してあるシートバーのコイルを巻き戻し、シートバーの
先端及び後端をクロップシャーによって切断除去し、圧
延材接合装置によって先端及び後端を加熱して先端と後
端を加圧して接合する。そして、次々と搬送されるシー
トバーの先端及び後端の切断及び接合を反復し、シート
バーを連続的に仕上圧延機に搬送する。
【0027】また、シートバーを仕上圧延機によって連
続して熱間圧延して所定の板厚及び板幅の仕上圧延材を
製造し、冷却用ランアウトテーブルによって所定の温度
に冷却し、1番目のダウンコイラによってコイルに巻き
取る。このコイルが所定の径に巻き太ると、仕上圧延材
を板切断装置によって切断し、コイルをバンド掛けして
マンドレルから抜き取って搬送する。この間に、板切断
装置によって切断した仕上圧延材の先端を2番目のダウ
ンコイラによって巻き取って次のコイルの巻き取りを開
始する。このように、次々と接合及び仕上圧延されて連
続的に搬送される仕上圧延材を、圧延スケジュールが変
更になるまで切断及び巻き取りを反復し、熱間圧延設備
を連続化する。
【0028】また、ベルト式連続鋳造装置によって狭幅
の所定の板幅の仕上圧延材の仕上圧延に必要な、例え
ば、板幅が800mm の狭幅のスラブを連続鋳造する場合、
双方のサイドダムの間隔を800mm に設定し、板幅が800m
m のスラブを連続鋳造して未凝固圧下装置によって所定
の板厚に圧下し、粗圧延機によって更に所定の板厚に粗
圧延し、以後は前述した作用と同様にコイルに巻き取
り、熱間圧延設備を連続化する。
【0029】また、一対の無端状のベルト間に対向して
鉛直方向の隙間部が形成されるベルト式の連続鋳造装置
と圧延材を仕上げ圧延する仕上圧延機群とを直結したの
で、ベルト式の連続鋳造装置と仕上圧延機群との材料速
度を略一致させて連続圧延することが可能となる。ま
た、前記仕上圧延機群の下流に圧延材をコイル状に巻き
取るダウンコイラを複数配置したので、連続圧延に対応
して圧延材の巻取り量の増大が図れる。また、前記仕上
圧延機群の後段側圧延機に、ロールクロス装置をそれぞ
れ付設したので、連続圧延による形状悪化が回避でき
る。
【0030】また、前記ベルト式の連続鋳造装置は直列
に複数配置したので、スラブを高速で間断無く仕上圧延
機群に供給でき、完全な連続圧延が可能となる。また、
前記ベルト式の連続鋳造装置と並列にベルト式以外の第
2の連続鋳造装置を配置すると共に、これら両連続鋳造
装置の下流に板切断装置をそれぞれ配置し、これら両連
続鋳造装置を任意に選択してバッチ圧延が可能に構成し
たので、ベルト式以外の第2の連続鋳造装置によるバッ
チ圧延とベルト式の連続鋳造装置によるバッチ圧延とベ
ルト式の連続鋳造装置による連続圧延とが選択でき、汎
用性の高い熱間圧延設備が実現される。
【0031】本発明の熱間圧延方法によれば、ベルト式
の連続鋳造装置の材料速度を熱間仕上圧延機群の材料速
度に略一致させて連続圧延することが可能となり、従来
不可能であった極薄材が熱間圧延で製造される。
【0032】
【発明の実施の形態】
[第1実施例]図1には本発明の第1実施例に係る熱間
圧延設備の概略構成を表す平面状態、図2にはその側面
状態、図3には圧延状況の流れ状態、図4にはベルト式
の連続鋳造装置の斜視状態、図5には図4の部分拡大状
態、図6には図5中のVI-VI 線矢視状態を示してある。
尚、図18乃至図20で示した熱間圧延設備と同一部材
には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
【0033】図1、図2に示すように、既設ラインのウ
ォーキングビーム式の加熱炉6の出口ラインの上流位置
には、第2連続鋳造装置としてのベルト式連続鋳造装置
21が接続されている。ベルト式連続鋳造装置21は、
厚スラブ連続鋳造装置1と同様に、ガイドロール3及び
ピンチロール4を備えていると共に、スラブをコイル1
個長さ単位で切断する板切断装置5を備えている。
【0034】図2に示すように、ベルト式連続鋳造装置
21は、対称に配置された2組のロール22a にそれぞれ
無端状に巻回した一対の金属製の水冷ベルト22を備
え、一対の水冷ベルト22の間に鉛直方向に沿って対向
する隙間部が形成されている。一対の水冷ベルト22は
下向きに移動可能に支持され、隙間部の側部で挟持され
るように同一速度で巡回するサイドダムブロックの連結
体になる一対のサイドダム(後述する)と一対の水冷ベ
ルト22間とでモールド部23が形成されるようになっ
ている。尚、図中24はベルト式連続鋳造装置21の上
部に配置したタンディッシュ、25はモールド部23へ
の注湯ノズルである。
【0035】図4乃至図6に示すように、一対のサイド
ダム26は、それぞれの水冷ベルト22内の鋳片との接
触長さLよりも長い長さを上下に巡回するように設けら
れている。モールド部23の側部にはモールド部23の
幅方向と平行方向に2枚のサイドダム支持板27が固定
配置されており、2枚のサイドダム支持板27は相互に
間隔を空けて対向している。サイドダム支持板27の内
部にはモールド部23の幅方向に移動可能な可動循環ガ
イド28,29が設けられており、可動循環ガイド2
8,29はエアシリンダ30を介してサイドダム支持板
27に対して移動される。
【0036】可動循環ガイド28,29の上部位置には
移動軸受31が配置され、移動軸受31上にはサイドダ
ム26の循環駆動装置32の駆動スプロケットが設けら
れている。サイドダム26は、それぞれ半周づつ一列に
並んで連続するサイドダムブロック26a 群と、サイドダ
ムブロック26b 群とに分かれている。サイドダムブロッ
ク26a 群は可動循環ガイド28上に設けられ、サイドダ
ムブロック26b 群は可動循環ガイド29上に設けられて
いる。
【0037】サイドダムブロック26a,26b の後部側には
アームバー33が突設され、アームバー33にはガイド
ローラ34が備えられている。また、可動循環ガイド2
8,29のサイドダムブロックを設けない各半周部分に
はガイドブロック35が設けられており、ガイドブロッ
ク35にはガイドローラ34が備えられている。サイド
ダムブロック26a,26b のアームバー33とガイドブロッ
ク35は、それぞれ可撓性の金属帯またはリンクで無端
状態に接続されている。アームバー33のガイドローラ
34及びガイドブロック35のガイドローラ34はそれ
ぞれ可動循環ガイド28,29のガイド溝37に嵌合
し、サイドダムブロック26a,26b が可動循環ガイド2
8,29に案内されて循環されるようになっている。
【0038】上述した熱間圧延設備では、生産量の多い
一定板幅の厚板製造には、振動ブロック式等の厚スラブ
連続鋳造装置1を使用し、厚スラブから図14乃至図1
6で示した通りの圧延方法で厚板の製造を行う。そし
て、生産量の少ない中厚板、薄板の製造には、ベルト式
連続鋳造装置21を使用し、中厚板または薄板の製造を
行う。
【0039】図3に示すように、ベルト式連続鋳造装置
21で成形排出される板厚75mmのスラブ2は、ガイドロ
ール3及びピンチロール4を通り、板切断装置5によっ
て1コイル分の長さ単位に切断され、加熱炉6の出口ラ
インに載せられる。加熱炉6の出口ラインに載せられた
スラブ2は、粗圧延機R1,R2 によりリバースなしの2段
階圧延で例えば52mm→32mmのように圧延され、コイルボ
ックス8の巻取部8aに巻き取られて保温・貯留される。
コイルボックス8の巻出部8bから出るシートバーは仕上
圧延機F1〜F7に送られ、途中クロップシャー9をパスし
て7段階の圧延で例えば27mm→13mm→6.3mm →3.6mm →
1.4mm →1.2mm のように圧延され、冷却用ランアウトテ
ーブル10を通って巻取機11に巻き取られる。
【0040】ベルト式連続鋳造装置21は、以下に述べ
る方法により運転を続けながらオンラインで鋳造するモ
ールド部23の幅を変更することができる。
【0041】即ち、図4乃至図6に示すように、ベルト
式連続鋳造装置21のモールド部23は、2列の可動循
環ガイド28,29を同一長さの最大引き込み位置に保
持すると、サイドダムブロック26a 群及びサイドダムブ
ロック26b 群が最も反モールド部23側寄りの同一位置
を巡回し、一定の広幅のスラブ鋳造が行われる。
【0042】この状態から、何れか一方のサイドダムブ
ロック群(例えばサイドダムブロック26b 群)の先端が
モールド部23の上方位置に達した時、サイドダムブロ
ック26b 群を支持する可動循環ガイド29をエアシリン
ダ30の駆動によりモールド部23側に移動させる。こ
れにより、図4、図5に示すように、サイドダムブロッ
ク26b 群が下方のサイドダムブロック26a 群よりもモー
ルド部23側に前進してモールド部23の幅が狭まる。
サイドダム26をそのまま下方に循環移動すると、モー
ルド部23内の湯面38が上下変動することなくモール
ド部23の狭幅部分が下方へ広がる。
【0043】他方のサイドダムブロック26a 群が下側へ
巡回して先端がモールド部23の上方位置に達した時、
サイドダムブロック26a 群を支持する可動循環ガイド2
8をエアシリンダ30の駆動によりモールド部23側に
移動させる。これにより、サイドダムブロック26a 群が
下方のサイドダムブロック26b 群と同じ位置まで前進
し、サイドダムブロック26a 群及びサイドダムブロック
26b 群の両方が同一幅に狭まって一定の狭幅スラブ鋳造
が連続して行える。
【0044】モールド部23の幅を狭幅から広幅に変更
する場合は、同様にモールド部23内のスラブ鋳片に接
していないサイドダムブロック群側の可動循環ガイド
を、エアシリンダ30の駆動により順にモールド部23
の上方位置で幅方向に広げる状態に後退させることによ
り実施される。
【0045】この結果、圧延スケジュールの応じた板幅
変更は、鋳造運転を続けながら短時間で容易に行うこと
が可能になり、製造ラインの稼働率を高め、薄板生産の
効率を高めることができる。また、ベルト式連続鋳造装
置21により、粗圧延機R1,R 2 の入側及び仕上圧延機F1
〜F7の入側へ薄スラブ2を供給できるため、既存の仕上
圧延機F1〜F7を使用して最終製品の薄物側へ生産を拡大
することができる。また、生産量の多い一定幅・厚板生
産に既存の厚スラブ連続鋳造装置1とラインとを最大限
に活用し、且つ、生産量の少ない中厚板または薄板の生
産には板幅変更フリーのベルト式連続鋳造装置21と既
存のラインとをフルに使い分けし、高い生産性を確保で
きる。
【0046】本発明の第2実施例を図7、図8に基づい
て説明する。図7には本発明の第2実施例に係る熱間圧
延設備の概略構成を表す平面状態、図8にはその側面状
態を示してある。尚、図1、図2に示した第1実施例の
熱間圧延設備と同一物には同一符号を付して重複する説
明は省略してある。
【0047】第2実施例の熱間圧延設備は、図1、図2
における第1実施例の熱間圧延設備で示したベルト式連
続鋳造装置21と共に、ベルト式連続鋳造装置21で成
形排出される薄スラブを加熱するための保温炉41を設
けたものである。この保温炉41は、既設の厚スラブ連
続鋳造装置1及び加熱炉6と並列に配置されたものとな
っている。第2実施例の熱間圧延設備では、ベルト式連
続鋳造装置21で成形排出される薄スラブの供給量を仕
上圧延機F1〜F7の能力に一致させるよう、薄スラブを一
定量保温炉41内に貯留して供給するようにしたもので
ある。これにより、既設ラインの生産能力を落とすこと
なく生産量を確保することができる。
【0048】本発明の第3実施例を図9に基づいて説明
する。図9には本発明の第3実施例に係る熱間圧延設備
の概略構成を表す平面状態を示してある。尚、図1、図
2に示した第1実施例の熱間圧延設備と同一物には同一
符号を付して重複する説明は省略してある。
【0049】第3実施例の熱間圧延設備は、図1、図2
における第1実施例の熱間圧延設備で示したベルト式連
続鋳造装置21に、未凝固圧下装置42を直結して備え
たものである。第3実施例の熱間圧延設備では、ベルト
式連続鋳造装置21で成形排出される内部の未凝固のス
ラブが未凝固圧下装置42で調節圧下される。このた
め、ベルト式連続鋳造装置21が排出する板厚75mmのス
ラブを例えば板厚60mmとするように、スラブ厚をオンラ
インで調節することができる。
【0050】本発明の第4実施例を図10、図11に基
づいて説明する。図10には本発明の第4実施例に係る
熱間圧延設備の概略構成を表す側面状態、図11にはバ
ー接合装置の側面状態を示してある。尚、図9に示した
第3実施例の熱間圧延設備と同一物には同一符号を付し
て重複する説明は省略してある。
【0051】第4実施例の熱間圧延設備は、図9に示し
た第3実施例の熱間圧延設備におけるコイルボックス8
と仕上圧延機群Fの入側との間に圧延材接合装置として
のバー接合装置43を配置し、このバー接合装置43の
入側にクロップシャー9を配置し、巻取機11の入側に
板切断機54を配置したものである。バー接合装置43
を図11に基づいて説明する。
【0052】図11において、44はバー接合装置43
の本体であり、本体44は橇状の底板45を備えてい
る。46はコイルボックス8の出側に設けられたガイド
ロールであり、47は仕上圧延機群Fの入側に設けられ
たガイドロールである。ガイドロール46,47の間の
移動範囲48には、個別に昇降自在な複数のガイドロー
ル49を備えた昇降テーブル50が設けられ、本体44
の底板45が昇降テーブル50上に支持されている。本
体44の底板45にはトンネル状の誘導加熱式の接合装
置部51が支持され、接合装置部51が支持された本体
44は図示しない駆動装置によって移動範囲48を往復
移動するようになっている。ガイドロール46,47上
のシートバー52の高さに接合装置部51が保持されて
バー接合装置43は移動範囲48を往復移動する。
【0053】先行するシートバー52の後端と、後行す
るシートバー52の先端とをクロップシャー9によって
切断し、仕上圧延機群F側の先行するシートバー52の
後端と後行するシートバー52の先端とをバー接合装置
43の接合装置部51内で突き合わせ状態に位置させ、
バー接合装置43をシートバー52の送り速度と同一速
度で並行移動させながら両者を加熱及び互いに加圧して
シートバー52の接合を行う。仕上圧延機群Fの入側に
供給されるシートバー52の板形状が良いため、バー接
合装置43で仮接合することにより、シートバー52の
全長に一定の張力が付与され、圧延による板厚・形状の
バラツキが減少して成品の歩留りが向上する。
【0054】本発明の第5実施例を図12、図13に基
づいて説明する。図12には本発明の第5実施例に係る
熱間圧延設備の概略構成を表す平面状態、図13にはそ
の側面状態を示してある。尚、図1、図2に示した第1
実施例の熱間圧延設備と同一物には同一符号を付して重
複する説明は省略してある。
【0055】第5実施例の熱間圧延設備は、加熱炉6と
リバース式の粗圧延機R1,R2 との間に、ベルト式連続鋳
造装置21と未凝固圧下装置42と板切断装置53と
を、既存の厚スラブ連続鋳造装置1と直列に組み合わせ
て配置し、バー接合装置43の入側にクロップシャー9
を配置し、且つ、巻取機11の入側位置に板切断装置5
4を配置したものである。
【0056】図13において、55は上下に回動式に構
成したベルト式連続鋳造装置21側の排出側ガイドロー
ル列56とラインの送りテーブル57とを組み合わせた
切り換え部である。排出側ガイドロール列56は図示し
ない駆動装置により上方の引き上げ位置56a に引き上げ
た状態で、既存の加熱炉6の出側と粗圧延機R1,R2 間の
送りテーブル57が接続され、反対に下降位置56b に下
げた状態で、ベルト式連続鋳造装置21と粗圧延機R1,R
2 とが接続される。このため、ベルト式連続鋳造装置2
1を既存の空いたスペースに配置することができ、ベル
ト式連続鋳造装置21のためのスペースを必要としな
い。
【0057】上述した熱間圧延設備では、定幅の厚スラ
ブ連続鋳造装置1に板製造ラインを接続した既設の熱間
圧延設備と共に、ベルト式連続鋳造装置21を厚スラブ
連続鋳造装置1と並列に既存の板製造ラインと接続した
ことにより、生産量の多い一定幅の厚板圧延では既存の
厚スラブ連続鋳造装置1を使用し、中、薄板圧延ではオ
ンラインで幅変更可能なベルト式連続鋳造装置21を使
用することができる。このため、中、薄板圧延段階での
圧延時間のロスを解消して生産板厚範囲を薄物側に拡大
し、圧延時の板形状を改善することができる。
【0058】また、ベルト式連続鋳造装置21のスラブ
排出口に連続して未凝固圧下装置42を設けたので、ス
ラブ板厚をオンラインで調節することができる。また、
板製造ラインのコイルボックス8と仕上圧延機群Fとの
間にバー接合装置43を設けたので、前後のシートバー
52を仮接合して仕上げ圧延することができ、圧延時の
板厚・形状のバラツキが減少し成品の歩留りを向上する
ことができる。また、ベルト式連続鋳造装置21と未凝
固圧下装置42と板切断装置53とを、既存の厚スラブ
連続鋳造装置1と直列に組み合わせて配置し、ライン上
で切り換え使用可能にしたので、追加配置する設備のた
めの新たなスペースを必要としない。
【0059】本発明の第6実施例を図14乃至図17に
基づいて説明する。図14には本発明の第6実施例に係
る熱間圧延設備の概略構成を表す平面状態、図15には
その側面状態、図16には図14中の幅圧下プレスの平
面状態、図17には図16中のXVII-XVII 線断面を示し
てある。
【0060】第6実施例の熱間圧延設備は、図1及び図
2における第1実施例の熱間圧延設備の、スラブヤード
7と加熱炉6との間に幅圧下プレス60を配設し、ベル
ト式連続鋳造装置21のスラブ排出口に未凝固圧下装置
42を配置し、仕上圧延機群Fの入側にバー接合装置4
3を配置し、このバー接合装置43の入側にクロップシ
ャー9を配置し、巻取機11の代わりに第1ピンチロー
ル58a及び第1ダウンコイラ59aと第2ピンチロー
ル58b及び第2ダウンコイラ59bとを配置し、第1
ピンチロール58aの入側に板切断装置54を配置した
ものである。厚スラブ連続鋳造装置1は幅固定式の振動
モールド1aを備えている。
【0061】図16、図17に示すように、圧下プレス
60は、スラブ2に対向して配置したガイド64と、双
方のガイド64を連結する支持梁65と、ガイド64内
を図示しない往復動装置によって所定のストロークで摺
動する一対のスライダ62と、スライダ62に内装した
金型間隔調整機63と、双方のスライダ62の対向する
側面にそれぞれ装着した金型61と、間欠搬送ピンチロ
ール66と、座屈抑制ロール67と、圧下シリンダ68
と、支持ロール69とによって構成したものである。
【0062】厚スラブ連続鋳造装置1に、例えば、鋳造
有効幅が2000mmの幅固定式の振動モールド1aを設定して
ある。広幅の所定の板幅のストリップ70の仕上圧延に
必要な、例えば、1500mmの板幅のスラブ2を必要とした
場合、厚スラブ連続鋳造装置1によって2000mmのスラブ
2を連続鋳造し、板切断装置5によってコイルボックス
8にシートバー52として貯蔵し得る最大の長さに切断
し、幅圧下プレス60によって板幅を2000mmから1500mm
に縮小する。
【0063】幅圧下プレス60によるスラブ2の幅圧下
は1回で片側最大135mm (板幅縮小量最大370mm )であ
るので、1回目は幅圧下時における双方の金型61の間
隔を金型間隔調整機63によって、例えば、1700mmに設
定し、2回目で1500mmに設定する。そして、間欠搬送ピ
ンチロール66によってスラブ2を間欠搬送し、スラブ
2が停止した時に支持ロール69によって支持しながら
圧下シリンダ68によって座屈抑制ロール67でスラブ
2を軽圧下し、座屈を防止しながら双方のスライダ62
を圧延ラインの中心側に移動して金型61でスラブ2を
圧下する。この幅圧下及び間欠搬送を反復し、スラブ2
の全長にわたって板幅を縮小する。
【0064】幅圧下したスラブ2を加熱炉6によって所
要の温度に加熱及び均熱化し、粗圧延機R1, R2によって
所要の板厚のシートバー52にリバース式に粗圧延し、
コイルボックス8の巻取部8aでコイル状に巻き取り、巻
戻部8bに移載して一時貯蔵及び保温する。スラブ2の連
続鋳造が加熱及び均熱化よりも早い場合は、余ったスラ
ブ2をスラブヤード7に一時貯蔵する。
【0065】コイルボックス8に貯蔵したシートバー5
2のコイルを巻戻部8bによって巻き戻し、シートバー5
2の先端及び後端をクロップシャー9によって切断除去
して先行のシートバー52とし、後行のシートバー52
の先端をクロップシャー9によって切断除去し、バー接
合装置43によって先端及び後端を加熱して先端と後端
を加圧して接合する。そして、次々と搬送されるシート
バー52の先端及び後端の切断及び接合を反復し、接合
したシートバー52を連続して仕上圧延機群Fに搬送す
る。
【0066】シートバー52を仕上圧延機群Fによって
順次熱間圧延して所定の板厚のストリップ70を製造
し、冷却用ランアウトテーブル10によって所定の温度
に冷却し、第1ピンチロール58aを介して第1ダウン
コイラ59aによってコイル70aに巻き取る。コイル
70aが所定の径になると、ストリップ70を板切断装
置54によって切断し、コイル70aをバンド掛けして
第1ダウンコイラ59aのマンドレルから抜き取って搬
送する。この間に、板切断装置54によって切断したス
トリップ70の先端を第2ピンチロール58bを介して
第2ダウンコイラ59bによって巻き取り、次のコイル
70aの巻き取りを開始する。このように次々と接合及
び仕上圧延されて連続的に搬送されるストリップ70
を、圧延スケジュールが変更になるまで切断及び接合を
反復し、熱間圧延設備を連続化する。
【0067】また、狭幅の所定の板幅のストリップ70
の仕上圧延に必要な、例えば、板幅が800mm の狭幅のス
ラブ2が要求される場合、ベルト式連続鋳造装置21の
双方のサイドダム26の間隔を800mm に設定し、ベルト
式連続鋳造装置21によって板幅が800mm のスラブ2を
連続鋳造する。そして、未凝固圧下装置42によって所
定の板厚に圧下し、粗圧延機R1, R2によって更に所定の
板厚に粗圧延し、以降は前述した作用と同様にコイル7
0aに巻き取り、熱間圧延設備を連続化する。
【0068】本発明の第7実施例を図18及び図19に
基づいて説明する。図18には本発明の第7実施例に係
る熱間圧延設備の概略構成を表す平面状態、図19には
その側面状態を示してある。
【0069】第7実施例の熱間圧延設備は、図14乃至
図17における第6実施例の熱間圧延設備のベルト式連
続鋳造装置21を仕上圧延機群Fに直結して連続圧延を
行うものである。即ち、バッチ圧延で且つ仕上圧延機群
Fで連続圧延を行う時に、ベルト式連続鋳造装置21の
下流側に順次配置される板切断装置5,粗圧延機R
1,R2,コイルボックス8,クロップシャー9及びバー接
合装置43(図14及び図15参照)等を配置しない
で、前記ベルト式連続鋳造装置21のスラブ排出口に配
置した未凝固圧下装置42(特に、配置しなくても良
い)を出た薄スラブ2を、ガイドロール3及びピンチロ
ール4を経て直接仕上圧延機群F(F1〜F7の7段で構成
される)に供給するのである。
【0070】前記仕上圧延機群Fは、例えばF4〜F7の後
段側圧延機に、ロールクロス装置をそれぞれ付設してい
る。ロールクロス装置は、ペアロールクロス又はワーク
ロールクロス装置のいずれでも良い。その他の構成は、
図14乃至図17における第6実施例と同様なので、図
14乃至図17と同一部材には同一符号を付して重複す
る説明は省略する。
【0071】本実施例によれば、ベルト式の連続鋳造装
置により単位幅当たりのスラブ厚×鋳造速度が600mm ・
m/min 以上の速度で鋳片を鋳造することで、仕上圧延機
出側で必要な材料速度 (例えば1.2mm t ×670m/min≒80
0mm ・m/min)と略一致させられ、連続圧延が可能とな
る。この結果、大型設備であるバー接合装置等が不要と
なり、設備投資が少なくて済むと共に、極薄材 (例えば
1.2mm 以下) が熱間圧延で製造できる。また、バッチ圧
延のように、仕上圧延機群Fにおいて圧延材先,後端部
の無張力下での圧延状態が回避できるので、板厚制御や
形状制御が安定して行い得る。
【0072】また、本実施例によれば、前記仕上圧延機
群Fの下流に、第1ピンチロール58a及び第1ダウン
コイラ59aと第2ピンチロール58b及び第2ダウン
コイラ59bとを配置し、第1ピンチロール58aの入
側に板切断装置54を配置して、ストリップ70を二つ
のダウンコイラで交互に巻き取るようになっているの
で、連続圧延に対応してストリップ70の巻取り量の増
大が図れる。また、前記仕上圧延機群FのF4〜F7の後段
側圧延機に、ロールクロス装置をそれぞれ付設している
ので、連続圧延によるロール過加熱等に起因した形状悪
化が回避できる。
【0073】本発明の第8実施例を図20に基づいて説
明する。図20には本発明の第8実施例に係る熱間圧延
設備の概略構成を表す側面状態を示してある。
【0074】第8実施例の熱間圧延設備は、図18及び
図19における第7実施例の熱間圧延設備のベルト式連
続鋳造装置21を、図13における第5実施例のよう
に、二つ直列(タンデム)に仕上圧延機群Fに直結して
連続圧延を行うものである。
【0075】図20において、55は上下に回動式に構
成した後段のベルト式連続鋳造装置21側の排出側ガイ
ドロール列56とラインの送りテーブル57とを組み合
わせた切り換え部である。排出側ガイドロール列56は
図示しない駆動装置により上方の引き上げ位置56a に引
き上げた状態で、前段のベルト式連続鋳造装置21側が
送りテーブル57を介して仕上圧延機群Fに接続され、
反対に下降位置56b に下げた状態で、後段のベルト式連
続鋳造装置21が仕上圧延機群Fに接続される。
【0076】本実施例によれば、前,後段二つのベルト
式連続鋳造装置21から交互に薄スラブ2を高速で間断
無く仕上圧延機群Fに供給でき、ラインのダウンタイム
を無くして完全な連続圧延が可能となる。
【0077】本発明の第9実施例を図21乃至図23に
基づいて説明する。図21には本発明の第9実施例に係
る熱間圧延設備の概略構成を表す側面状態、図22には
その平面状態、図23にはコイルボックス内部の側面を
示してある。
【0078】第9実施例の熱間圧延設備は、図14乃至
図17における第6実施例の熱間圧延設備のベルト式連
続鋳造装置21と厚スラブ連続鋳造装置1とを並列に配
置すると共に、これら両連続鋳造装置の下流に板切断装
置5をそれぞれ配置し、サイジングミル73付きの粗圧
延機R1, R2及びコイルボックス8を介して仕上圧延機群
Fに選択的に接続可能とし、連続とバッチ圧延の両方が
行えるものである。前記厚スラブ連続鋳造装置1の下流
側には加熱炉6と幅圧下プレス60とスラブヤード7と
が順次配置される。
【0079】そして、ベルト式連続鋳造装置21による
連続圧延の時は、板切断装置5は作動せず、ピンチロー
ル4を出た薄スラブ2は、サイジングミル73付きの粗
圧延機R1, R2で所定の圧下力で圧延されると共に適宜板
幅調整されてコイルボックス8を通過し、仕上圧延機群
Fに供給されるようになっている。即ち、前記コイルボ
ックス8は、連続圧延の時は、図23の(a)に示すよ
うに、テーブルロール8c,ガイドロール8d,コイル
フォーミングロール8e,第一クレードルロール8f,
第二クレードルロール8g等がすべて水平に配置されて
薄スラブ2の通過を許容する一方、バッチ圧延の時は、
図23の(b)に示すように、ガイドロール8d,コイ
ルフォーミングロール8e及び第一クレードルロール8
fが所定の高さまで上昇してシートバー52の先端をベ
ンディングロール8hを通して巻取りを開始するのであ
る。
【0080】本実施例によれば、厚スラブ連続鋳造装置
1によるバッチ圧延とベルト式連続鋳造装置21による
バッチ圧延とベルト式連続鋳造装置21による連続圧延
とが任意に選択でき、汎用性の高い熱間圧延設備が実現
される。
【0081】尚、前記コイルボックス8は、その内部が
巻取り室,保持室,巻出し室との三つに区画されている
と、コイルボックス8内に三つのコイルを保管できるこ
とになり、コイルボックス8上流及び下流に配置された
各種装置等の保守・管理等を、設備全体を休止させずに
行い得る。
【0082】また、上記実施例では、ベルト式連続鋳造
装置21と厚スラブ連続鋳造装置1とを並列に配置した
が、厚スラブ連続鋳造装置1に代えて同じく振動モール
ド式の薄スラブ連続鋳造装置を配置しても良い。また、
並列配置を止めてベルト式連続鋳造装置21のみとし、
これに板切断装置5,サイジングミル73付きの粗圧延
機R1, R2及びコイルボックス8等を配置して、バッチ圧
延と連続圧延とを選択的に行えるようにしても良い。
【0083】尚、本発明は上記各実施例に限定されず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能である
ことは言うまでもない。
【0084】
【発明の効果】請求項1〜請求項7の熱間圧延設備によ
れば、連続鋳造装置が接続された圧延機等を有する板製
造ラインにおいて、保温炉や未凝固圧下装置、ライン切
換え装置等を介して第2連続鋳造装置を板製造ラインに
接続したことにより、板幅変更及び板厚変更が容易に行
え、薄板製造段階での時間のロスをなくすことができ、
薄板製造段階での板形状を改善することが可能となる。
また、第2連続鋳造装置を板製造ラインに接続すると共
に板製造ラインに圧延材接合装置を備えたことにより、
圧延時の板厚や形状を安定させることができる。
【0085】また、スラブ鋳造有効幅が1000mmを越える
厚スラブ連続鋳造装置及びそのスラブ切断機と、幅圧下
プレスと、スラブ鋳造有効幅が1000mm以下のベルト式の
第2連続鋳造装置及びそのスラブ切断機と、未凝固圧下
装置と、粗圧延機と、コイルボックスと、クロップシャ
ーと、圧延材接合装置と、仕上圧延機と、冷却用ランア
ウトテーブルと、板切断機と、巻取機とを組み合わせた
ことにより、幅固定式のモールドを備えた厚スラブ連続
鋳造装置でスラブを連続鋳造しても、スラブの板幅を自
在に変更することが可能になり、狭幅から広幅まで、且
つ、薄板から厚板まで広い範囲の板幅及び板厚の仕上圧
延材を連続熱間圧延し、コイルを製造することができ
る。従って、厚スラブ連続鋳造装置及びベルト式の第2
連続鋳造装置で製造するスラブの長さは、コイルボック
スにシートバーとして貯蔵可能な最大長さでよく、スラ
ブを次々と接合して仕上圧延して所定のコイル径で切断
できるので、仕上圧延材の歩留りを向上することができ
る。
【0086】請求項8〜請求項12の熱間圧延設備によ
れば、一対の無端状のベルト間に対向して鉛直方向の隙
間部が形成されるベルト式の連続鋳造装置と圧延材を仕
上げ圧延する仕上圧延機群とを直結したので、ベルト式
の連続鋳造装置と仕上圧延機群との材料速度を略一致さ
せて連続圧延することが可能となり、大型設備であるバ
ー接合装置等を用いないで、高品質の極薄材が熱間圧延
で製造できる。また、前記仕上圧延機群の下流に圧延材
をコイル状に巻き取るダウンコイラを複数配置したの
で、連続圧延に対応して圧延材の巻取り量の増大が図れ
る。また、前記仕上圧延機群の後段側圧延機に、ロール
クロス装置をそれぞれ付設したので、連続圧延による形
状悪化が回避できる。
【0087】また、前記ベルト式の連続鋳造装置は直列
に複数配置したので、スラブを高速で間断無く仕上圧延
機群に供給でき、完全な連続圧延が可能となる。また、
前記ベルト式の連続鋳造装置と並列にベルト式以外の第
2の連続鋳造装置を配置すると共に、これら両連続鋳造
装置の下流に板切断装置をそれぞれ配置し、これら両連
続鋳造装置を任意に選択してバッチ圧延が可能に構成し
たので、ベルト式以外の第2の連続鋳造装置によるバッ
チ圧延とベルト式の連続鋳造装置によるバッチ圧延とベ
ルト式の連続鋳造装置による連続圧延とが選択でき、汎
用性の高い熱間圧延設備が実現される。
【0088】請求項13の熱間圧延方法によれば、ベル
ト式の連続鋳造装置の材料速度を熱間仕上圧延機群の材
料速度に略一致させて連続圧延することが可能となり、
従来不可能であった極薄材が熱間圧延で高品質且つ安価
に製造される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る熱間圧延設備の概略
構成を表す平面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】圧延状況の流れ状態図。
【図4】ベルト式の連続鋳造装置の斜視図。
【図5】図4の部分拡大図。
【図6】図5のVI-VI 線矢視図。
【図7】本発明の第2実施例に係る熱間圧延設備の概略
構成を表す平面図。
【図8】図7の側面図。
【図9】本発明の第3実施例に係る熱間圧延設備の概略
構成を表す平面図。
【図10】本発明の第4実施例に係る熱間圧延設備の概
略構成を表す側面図。
【図11】バー接合装置の側面図。
【図12】本発明の第5実施例に係る熱間圧延設備の概
略構成を表す平面図。
【図13】図12の側面図。
【図14】本発明の第6実施例に係る熱間圧延設備の概
略構成を表す平面図。
【図15】図14の側面図。
【図16】図14の幅圧下プレスの平面図。
【図17】図16のXVII-XVII 線断面図。
【図18】本発明の第7実施例に係る熱間圧延設備の概
略構成を表す平面図。
【図19】図18の側面図。
【図20】本発明の第8実施例に係る熱間圧延設備の概
略構成を表す側面図。
【図21】本発明の第9実施例に係る熱間圧延設備の概
略構成を表す側面図。
【図22】図21の平面図。
【図23】コイルボックス内部の側面図。
【図24】従来の熱間圧延設備の概略構成を表す平面
図。
【図25】図14の側面図。
【図26】圧延状況の流れ状態図。
【符号の説明】
1 厚スラブ連続鋳造装置 2 スラブ 3 ガイドロール 4 ピンチロール 5 板切断装置 6 加熱炉 8 コイルボックス 9 クロップシャー 10 冷却用ランアウトテーブル 11 巻取機 21 ベルト式連続鋳造装置 22 水冷ベルト 23 モールド部 26 サイドダム 28,29 可動循環ガイド 30 エアシリンダ 31 移動軸受 32 循環駆動装置 33 アームバー 34,36 ガイドローラ 35 ガイドブロック 41 保温炉 42 未凝固圧下装置 43 バー接合装置 44 本体 45 底板 46,47,49 ガイドロール 50 昇降テーブル 51 接合装置部 52 シートバー 53,54 板切断装置 55 切り換え部 56 排出側ガイドロール列 57 送りテーブル 59a 第1ダウンコイラ 59b 第2ダウンコイラ 60 幅圧下プレス 61 金型 62 スライダ 70 ストリップ R1,R2 粗圧延機 F 仕上圧延機群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B22D 11/128 350 B22D 11/128 350A (72)発明者 橋本 正一 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 佐古 彰 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 武口 達 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 吉川 雅司 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延装置群を有する板製造ラインに厚ス
    ラブ連続鋳造装置を接続する一方、前記板製造ラインに
    第2連続鋳造装置を接続したことを特徴とする熱間圧延
    設備。
  2. 【請求項2】 圧延装置群を有する板製造ラインに厚ス
    ラブ連続鋳造装置を接続する一方、前記板製造ラインに
    第2連続鋳造装置及び保温炉を接続したことを特徴とす
    る熱間圧延設備。
  3. 【請求項3】 圧延装置群を有する板製造ラインに厚ス
    ラブ連続鋳造装置を接続する一方、第2連続鋳造装置を
    設けると共に前記第2連続鋳造装置のスラブ排出口に連
    続して未凝固圧下装置を設け、前記板製造ラインに前記
    未凝固圧下装置を接続したことを特徴とする熱間圧延設
    備。
  4. 【請求項4】 コイルボックス及び仕上圧延機を有する
    板製造ラインに厚スラブ連続鋳造装置を接続する一方、
    前記板製造ラインに前記第2連続鋳造装置を接続し、前
    記コイルボックスと前記仕上圧延機との間に圧延材接合
    装置を備えたことを特徴とする熱間圧延設備。
  5. 【請求項5】 圧延装置群を有する板製造ラインに厚ス
    ラブ連続鋳造装置を接続する一方、第2連続鋳造装置を
    設けると共に前記第2連続鋳造装置のスラブ排出口に連
    続して未凝固圧下装置を設け、板切断装置及びライン切
    換え装置を介して前記板製造ラインに前記未凝固圧下装
    置を接続したことを特徴とする熱間圧延設備。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に
    記載の熱間圧延設備において、前記第2連続鋳造装置
    は、一対の無端状のベルト間に対向して鉛直方向の隙間
    部が形成されるベルト式の連続鋳造装置であり、前記第
    2連続鋳造装置には、板幅調整機構が備えられているこ
    とを特徴とする熱間圧延設備。
  7. 【請求項7】 スラブ鋳造有効幅が1000mmを越える幅固
    定式のモールドを備えた厚スラブ連続鋳造装置と、前記
    厚スラブ連続鋳造装置の下流に配置したスラブ切断装置
    と、前記スラブ切断装置の出側に配置した幅圧下プレス
    とを備えた厚スラブ製造ラインを構成し、スラブ鋳造有
    効幅が1000mm以下のベルト式の第2連続鋳造装置と、前
    記第2連続鋳造装置のスラブ排出口に配置した未凝固圧
    下装置と、前記未凝固圧下装置の下流に配置したスラブ
    切断装置とを備えた薄スラブ製造ラインを構成し、粗圧
    延機と、前記粗圧延機の下流に順次配置したコイルボッ
    クスと、クロップシャーと、圧延材接合装置と、仕上圧
    延機と、冷却用ランアウトテーブルと、板切断装置と、
    複数のダウンコイラとを備えた板製造ラインを構成し、
    前記板製造ラインに加熱炉を介して前記厚スラブ製造ラ
    インを接続すると共に前記薄スラブ製造ラインを接続し
    たことを特徴とする熱間圧延設備。
  8. 【請求項8】 一対の無端状のベルト間に対向して鉛直
    方向の隙間部が形成されるベルト式の連続鋳造装置と圧
    延材を仕上げ圧延する仕上圧延機群とを直結したことを
    特徴とする熱間圧延設備。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の熱間圧延設備におい
    て、前記仕上圧延機群の下流に圧延材をコイル状に巻き
    取るダウンコイラを複数配置したことを特徴とする熱間
    圧延設備。
  10. 【請求項10】 請求項8又は請求項9に記載の熱間圧
    延設備において、前記仕上圧延機群の後段側圧延機に、
    ロールクロス装置をそれぞれ付設したことを特徴とする
    熱間圧延設備。
  11. 【請求項11】 請求項8乃至請求項10のいずれか一
    項に記載の熱間圧延設備において、前記ベルト式の連続
    鋳造装置は直列に複数配置したことを特徴とする熱間圧
    延設備。
  12. 【請求項12】 請求項8乃至請求項10のいずれか一
    項に記載の熱間圧延設備において、前記ベルト式の連続
    鋳造装置と並列にベルト式以外の第2の連続鋳造装置を
    配置すると共に、これら両連続鋳造装置の下流に板切断
    装置をそれぞれ配置し、これら両連続鋳造装置を任意に
    選択してバッチ圧延が可能に構成したことを特徴とする
    熱間圧延設備。
  13. 【請求項13】 一対の無端状のベルト間に対向して鉛
    直方向の隙間部が形成されるベルト式の連続鋳造装置に
    より単位幅当たりのスラブ厚×鋳造速度が600mm ・m/mi
    n 以上の速度で鋳片を鋳造し、次に、同鋳片を直接連続
    して熱間仕上圧延機群に導入して熱間薄帯材を製造する
    ことを特徴とする熱間圧延方法。
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