JPH10171234A - 電子写真記録装置の現像装置 - Google Patents

電子写真記録装置の現像装置

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JPH10171234A
JPH10171234A JP8353002A JP35300296A JPH10171234A JP H10171234 A JPH10171234 A JP H10171234A JP 8353002 A JP8353002 A JP 8353002A JP 35300296 A JP35300296 A JP 35300296A JP H10171234 A JPH10171234 A JP H10171234A
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JP
Japan
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toner
cleaning
rotating roller
cleaning member
developing device
Prior art date
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Pending
Application number
JP8353002A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Suzuki
泰之 鈴木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH10171234A publication Critical patent/JPH10171234A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーホッパ内で回転ローラを回転してその
外周の凹凸部でトナー補給口に設ける仕切板を振動し、
その仕切板の複数の***からトナーを現像室へ補給する
現像装置において、回転ローラが凹凸部に付着するトナ
ーで目詰まりを起こし、その目詰まりが原因で現像室に
トナー不足を生じて画像品質が低下する。 【解決手段】 回転ローラ30の上方でホッパケース2
2の側壁22dに、フィルムシートからなるクリーニン
グ部材40の基端を取り付け、その先端を回転ローラ3
0の凹凸部30aに接触して設ける。そして、トナー補
給時、回転ローラ30を回転したとき、凹凸部30aに
付着したトナーを、クリーニング部材40の先端で凹凸
部30aから掻き落してクリーニングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえばレーザ
を用いた、複写機・プリンタ・ファクシミリやそれらの
複合機など、電子写真方式を用いて用紙に画像を記録す
る電子写真記録装置に適用し得る。詳しくは、そのよう
な電子写真記録装置において、トナーを感光体などの像
担持体に付着してその上の潜像を可視像化する現像装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の現像装置の中には、トナ
ーホッパに現像室に通ずるトナー補給口を設ける一方、
そのトナー補給口を塞ぐ位置に、複数の***を有する板
ばねを備えるとともに、トナーホッパ内に、その板ばね
を押し当てて外周に凹凸部を有する回転ローラを備えた
ものがある。
【0003】そして、現像時、現像室内のトナー濃度が
一定以下になったとき、回転ローラを回転して外周の凹
凸部により板ばねを振動し、その板ばねの***から現像
室内へトナーホッパ内のトナーを補給し、そのトナー
を、現像室内に備える現像ローラで感光体の表面に付着
してその表面上の潜像を可視像化していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのような
従来の現像装置では、トナー補給時に、回転ローラの外
周にトナーが付着し、経時、そのトナーが凹部部の凹み
に溜って目詰まりを起こし、そのため、回転ローラを回
転しても、トナーを現像室へ十分に補給できなくなり、
その結果、現像室内のトナーが不足して画像品質の低下
を招くという課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載
の発明は、たとえば以下の図示実施の形態に示すとお
り、トナーホッパ21のトナー補給口19を塞ぐ位置
に、複数の***を有する仕切板35を設けるとともに、
外周に凹凸部30aを有し前記仕切板35を弾性的に押
し当てる回転ローラ30を前記トナーホッパ21内に設
け、該回転ローラ30を回転してその凹凸部30aによ
り前記仕切板35を振動してその***からトナーを現像
室a内へ補給する電子写真記録装置の現像装置12にお
いて、前記回転ローラ30の前記凹凸部30aに付着し
たトナーをクリーニングするクリーニング部材40・4
5を前記トナーホッパ内に備えてなる、ことを特徴とす
る。
【0006】そして、現像時、回転ローラ30の凹凸部
30aに付着したトナーをクリーニング部材40・45
でクリーニングする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電子写真記録装置の現像装置12において、たとえば
以下の図示実施の形態に示すとおり、前記クリーニング
部材40を、フィルムシートのような可撓性を有するシ
ート材で形成してなる、ことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の電子写真記録装置の現像装置12において、たとえば
以下の図示実施の形態に示すとおり、クリーニング部材
45を、ローラ状ブラシのようなブラシで形成してな
る、ことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1、2ま
たは3に記載の電子写真記録装置の現像装置12におい
て、たとえば以下の図示実施の形態に示すとおり、前記
クリーニング部材40・45を、前記回転ローラ30に
接触するクリーニング位置とその回転ローラ30から離
れた非クリーニング位置とに移動自在に設け、常時は圧
縮ばね47のような付勢手段で付勢して前記非クリーニ
ング位置とする一方、前記回転ローラ30のクリーニン
グ時はステッピングモータ42のような駆動手段を駆動
して前記付勢手段に抗して前記クリーニング位置に移動
してなる、ことを特徴とする。
【0010】そして、回転ローラ30のクリーニング時
に、駆動手段を付勢手段に抗して駆動してクリーニング
部材40・45をクリーニング位置に移動し、回転ロー
ラ30の凹凸部30aに付着したトナーをクリーニング
部材40・45でクリーニングする。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1、2、
3または4に記載の電子写真記録装置の現像装置12に
おいて、たとえば以下の図示実施の形態に示すとおり、
前記クリーニング部材40・45を定期的にクリーニン
グ位置に移動して前記回転ローラ30を所定時間クリー
ニングしてなる、ことを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項1、2、
3または4に記載の電子写真記録装置の現像装置12に
おいて、たとえば以下の実施の形態に示すとおり、前記
現像室a内のトナー濃度が一定以下になったとき、前記
クリーニング部材40・45をクリーニング位置に移動
して前記回転ローラ30を所定時間クリーニングしてな
る、ことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態について説明する。図5は、この発明の
一実施の形態であるレーザプリンタの要部の概略構成を
示す。
【0014】図中符号10は、このプリンタの本体内に
備えるドラム状の感光体である。感光体10の周りに
は、矢印で示す回転方向に順に、帯電装置11・現像装
置12・転写装置13・クリーニング装置14・除電装
置15を備える。また、感光体10の上方には、図示省
略した光書込み装置を備える。
【0015】そして、記録時、図示省略した給紙カセッ
トから用紙Pを送り出し、適宜タイミングをとって感光
体10の下側へと搬送する。一方、感光体10は、その
回転にともない帯電装置11で表面を一様に帯電し、そ
の表面に光書込み装置からレーザ光Lを照射して感光体
10上に静電潜像を形成し、続いて、現像装置12位置
を通るときトナーを付着してその静電潜像を逐次可視像
化する。そして、この可視像を、感光体10の下側に搬
送した用紙P上に転写装置13で転写する。画像転写
後、その用紙Pを、定着装置(図示省略)へ搬送し、そ
こで画像を定着してから排紙部(図示省略)へ排出す
る。
【0016】他方、画像転写後、感光体10の表面に残
留したトナーは、クリーニング装置14に備えるブレー
ド16で掻き落としてケース17内の底に回収する。ま
た、そのクリーニング後、感光体10の表面を除電装置
15で除電して再使用に備える。
【0017】ところで、上述した現像装置12には、ト
ナーとキャリアとからなる二成分現像剤を収納した現像
タンク20を備え、その現像タンク20の図5中右上側
にトナーホッパ21を設けてなる。現像タンク20は、
感光体10の軸方向に横長な箱形状につくって内部に現
像室aを形成し、感光体10との対面側に現像窓18を
設けてなる。現像室aには、トナーホッパ21側から現
像窓18側へ順に、第1撹拌部材24と第2撹拌部材2
3と現像ロ−ラ22を備える。そして、現像タンク20
の底壁には、検知面を現像室aに臨ませてトナー濃度検
知センサ25を取り付けてなる。
【0018】トナーホッパ21は、そのホッパケース2
2を現像タンク20と同様に横長の箱形状につくって内
部にトナーを収納するトナー室bを形成し、そのトナー
室bと現像室aとの間に横長なトナー補給口19を設け
てなる。一方、図4および図3に示すように、ホッパケ
ース22の上面に、その長手方向一端にトナー供給口2
6を設け、その中央寄りにトナー回収口27を並べて設
けてなる。
【0019】ホッパケース22内には、トナー供給口2
6およびトナー回収口27の下方に搬送スクリュー28
を配置し、図2でも示すように、その搬送スクリュ28
を、一端をホッパケース22の端壁22aで支持して回
動自在に設ける。また、その搬送スクリュ28の他端を
回転ロ−ラ30の一端に連結し、回転ローラ30を、そ
の他端を端壁22aと対向する端壁22bで支持して回
動自在に設ける。
【0020】回転ローラ30は、その外周の一部に、上
記トナー補給口19とほぼ同じ長さにわたって周方向に
凹凸部30aを設けて、図1に示すように断面ラチェッ
ト状に形成し、その凹凸部30aをトナー補給口19の
位置に配置して設けてなる。
【0021】さらに、ホッパケース22内には、回転ロ
−ラ30の図1中右側にそれと平行に、アジテータ31
を備える。アジテータ31は、その中心軸31a上に撹
拌用の羽根31bを複数設け、中心軸31aの両端を、
図2に示すように端壁22a・22bで支持して回転自
在に設けてなる。
【0022】また、ホッパケース22の底部には、図1
に示すように、その図中左側にトナー補給口19を塞い
で仕切板35を設ける。仕切板35は、たとえば長手の
板ばねを断面ほぼく字状に折り曲げてなり、その一側板
部35aを、トナー補給口19の下側開口縁に押え板3
2を介してピン29で固定する。そして、他側板部35
bにトナーを通す複数の***(図示省略)を有し、その
他側板部35bでトナー補給口19を塞いでトナー室b
と前記現像室a間を仕切り、この他側板部35bを回転
ローラ30の凹凸部30aに押し当ててなる。
【0023】なお、他側板部35bの先端には、基端側
をトナー補給口19の上側開口縁に固定したシート状の
シール材38の先端を貼り付け、そのシール材38で他
側板部35bの先端とトナー補給口19の上側開口縁と
の間をシールしてなる。また、他側板部35bの長さ方
向両端と、トナー補給口19の長手方向両端の開口縁と
の間も、図示しない別のシール材でシールしてなる。
【0024】さらに、ホッパケース22の上側には、図
4に示すように、トナーボトル33を適宜ホルダを介し
て回動自在に取り付ける。トナーボトル33は、その内
面に凸部を螺旋状に設け、口部33aをトナー供給口2
6に連結してなる。
【0025】一方、このトナー供給口26の横でトナー
回収口27には、図4中符号34で示す回収トナー搬送
装置の搬送パイプ34aの一端を連結してなる。回収ト
ナー搬送装置34は、搬送パイプ34aの他端を、クリ
ーニング装置14のケース17の排出口に連結し、その
ケース17内の底に回収スクリュー36を、搬送パイプ
34a内に回収スクリュー37をそれぞれ回動自在に設
けてなる。そして、回収スクリュー36の一端にベベル
ギヤ38を設け、そのベベルギヤ38を回収スクリュー
37の一端に設けたベベルギヤ39に噛み合わせてな
る。
【0026】なお、ホッパケース22には、トナー回収
口27の近くで側壁22cに、前記トナー室b内のトナ
ー量を検知するトナー量検知センサ32を取り付けてな
る。
【0027】さて、上述した現像装置12では、画像記
録時、現像ローラ22とともに撹拌部材23・24を回
転し、それら撹拌部材23・24で現像剤を撹拌しなが
ら現像ローラ22へ搬送し、その現像ローラ22でトナ
ーを感光体10の表面に静電的に付着してその表面上の
潜像を可視像化する。
【0028】一方、この画像記録時、クリーニング装置
14で感光体10の表面から回収したトナーは、回収ト
ナー搬送装置34で前記トナー室b内へ搬送する。その
とき、回収トナー搬送装置34では、ベベルギヤ38
に、図示しない駆動モータの駆動力を伝達して回収スク
リュー36を回転し、さらにベベルギヤ38とベベルギ
ヤ39の噛み合いを介して回収スクリュー37を回転す
る。そして、それら回収スクリュー36・37で回収ト
ナーを搬送してトナー回収口27からトナー室b内へ戻
す。
【0029】また、上述した現像装置12では、経時、
現像室a内のトナー濃度が一定以下になったことをトナ
ー濃度検知センサ25で検知すると、図示しない駆動モ
ータの駆動力を、図2に示した端壁22bの外側に備え
るギヤ列Gを介してアジテータ31と搬送スクリュ28
および回転ローラ30に伝達してそれらを回転する。そ
して、アジテータ31でトナーを撹拌しながら回転ロー
ラ30の上にふりかける一方、その凹凸部30aで前記
仕切板35を振動する。しかして、凹凸部30aにふり
かけたトナーを、仕切板35上に搬送し、その仕切板3
5の振動でその***から現像室aへ落して補給する。
【0030】そうして、そのように補給するトナー室b
内のトナーが減少し、一定量以下になったことをトナー
量検知センサ32で検知すると、図示しない駆動源から
の駆動力を伝達してトナーボトル33を回転する。そし
て、トナーボトル33内の上記螺旋状凸部で口部33a
側へトナーを送り出し、トナー供給口26からトナー室
b内へ供給する。しかして、その供給したトナーを、さ
らに搬送スクリュー28でトナー室b内の奥側へ送って
トナー室b内のトナーが一定量に保たれるようにする。
【0031】ところで、上述した現像装置12には、図
1に示すように、トナーホッパ21内の回転ローラ30
上方に、それとほぼ同じ長さのクリーニング部材40を
備える。このクリーニング部材40は、たとえばフィル
ムシートのような可撓性を有するシート材を用いてほぼ
く字状に折り曲げてつくり、その基端側を側壁22cと
対向する側壁22dに取り付け、先端を回転ローラ30
の凹凸部30aに接触させてなる。
【0032】そして、トナー補給時、回転ローラ30を
回転したとき、凹凸部30aに付着したトナーを、この
シート状クリーニング部材40の先端で凹凸部30aか
ら掻き落してクリーニングを行う。
【0033】ところで、この発明では、たとえば図6に
示すように、クリーニング部材45として、シート状の
ものに代えてローラ状ブラシを用いることもできる。そ
して、クリーニング部材45を、そのブラシ部45aを
回転ローラ30の上で凹凸部30aに接触して配置し、
ローラ軸45bの両端をホッパケース22の前記端壁2
2a・22bで、たとえば回転ローラ30に対し従動回
転可能に設けてなる。
【0034】そして、この実施の形態では、トナー補給
時、回転ローラ30を回転したとき、クリーニング部材
45のブラシ部45aが凹凸部30aに喰い込んでそこ
に付着したトナーを掻き落す。
【0035】なお、図6に示す実施の形態では、クリー
ニング部材45を、回転ローラ30とは別個に回転駆動
させて凹凸部30aに付着したトナーをブラシ部45a
で掃き落すようにしてもよい。また、クリーニング部材
45を、回転しないように固定して設け、同様に凹凸部
30aに付着したトナーをブラシ部45aで掃き落すよ
うに構成としてもよい。その場合、クリーニング部材と
しては、図示のようなローラ状のブラシでなくてもよ
く、たとえばハケ状のブラシなどを用いることもでき
る。
【0036】ところで、以上の実施の形態では、クリー
ニング部材40・45を回転ローラ30に常に接触する
構成とした。しかし、この発明では、たとえば以下の図
示実施の形態に示すように、そのようなクリーニング部
材40・45を、回転ローラ30に接触するクリーニン
グ位置とその回転ローラ30から離れた非クリーニング
位置とに移動自在に設ける構成とすることもできる。
【0037】たとえば図7および図8に示すように、ホ
ッパケース22の上カバー41上にステッピングモータ
42を取り付け、そのステッピングモータ42のロータ
軸42a先端に、円板状のカム43をその偏心位置に取
り付けてなる。
【0038】一方、ホッパケース22内には、回転ロー
ラ30とほぼ同じ長さのブラケット板44を備える。ブ
ラケット板44は、ほぼL状に曲げてなり、その一方の
折曲片中央に軸46を立ててその下端をねじ付ける一
方、他方の折曲片先端の曲げ起し部分にシート状のクリ
ーニング部材40の基端側を両面テープで貼り付けてな
る。そして、ブラケット板44を、その両端を、側壁2
2dの内面に間隔をあけて設けるL状ガイド部22e・
22eにそれぞれ上下にスライド自在に係合し、軸46
の上端部を、上カバー41の貫通穴41aから外部に突
出させて配置してなる。また、軸46の上端部に圧縮コ
イルばね47を設け、軸46の上端に有する摘み部46
aと上カバー41間に配置する。そして、圧縮コイルば
ね47でブラケット板44を上向きに付勢して摘み部4
6aを偏心カム43に突き当て、クリーニング部材40
を常時回転ローラ30から離れた非クリーニング位置に
保持してなる。
【0039】しかして、図8および図9に示す実施の形
態では、現像時、一定のクリーニング時になると、回転
ローラ30を回転駆動するとともに、ステップモータ4
2を駆動して偏心カム43を半回転する。すると、圧縮
コイルばね47に抗してブラケット板44が押し下が
り、図9に示すように、クリーニング部材40を、先端
が回転ローラ30の凹凸部30aに接触したクリーニン
グ位置に移動する。そして、凹凸部30aに付着したト
ナーをクリーニング部材40で掻き落す。
【0040】しかして、回転ローラ30が数回転した
後、その回転を止める一方、ステップモータ42を再び
駆動して偏心カム43を半回転する。すると、圧縮コイ
ルばね47の付勢力でブラケット板44が押し上がりク
リーニング部材40を元の非クリーニング位置に戻す。
その後、再びクリーニング時になると、ステップモータ
42を駆動して回転ローラ30のクリーニングを定期的
に行う。
【0041】なお、図7〜図9に示した実施の形態で
は、たとえば凹凸部30aがトナーで目詰まりする迄の
通常の時間を予め電気制御部に入力しておき、その時間
になると、ステップモータ42を駆動して回転ローラ3
0のクリーニングを定期的に行う。しかし、たとえばプ
リント枚数が一定数になると、その時間ごとに定期的に
回転ローラ30のクリーニングを行うようにしてもよ
く、回転ローラ30をクリーニングするタイミングは任
意に設定することができる。
【0042】また、クリーニング部材を移動する移動機
構は、以下のように構成することもできる。
【0043】たとえば図10および図11に示すよう
に、ホッパケース22内に断面L状に折り曲げた長手の
ブラケット板50を備えるが、そのブラケット板50の
一方の折曲片50aの両端に、それぞれ下向きに直角に
曲げた押し下げ部50b・50bを設け、中央に軸46
を立てて固定してなる。そして、他方の折曲片50cの
両端を、それぞれ上述したと同様に側壁22dに設ける
L状ガイド部22e・22eに上下にスライド自在に係
合し、軸46の上端部を上カバー41の貫通穴41aか
ら外部に突出させて配置する。しかして、圧縮コイルば
ね47でブラケット板50を常時上向きに付勢して軸4
6の摘み部46aを偏心カム43に突き当ててなる。
【0044】また、ホッパケース22の前記端壁22a
・22bの内面には、図示しないが、それぞれ対向する
位置に上下方向に長い係合凹部を設ける。そして、係合
凹部に各々クリーニング部材45のローラ軸45bの両
端を係合してクリーニング部材45を回転自在に、且つ
上下方向に移動自在としてなる。さらに、側壁22dに
は、L状ガイド部22e・22eの下方に、それぞれL
形に折り曲げた板ばね49の片側板部を取り付けてな
る。そして、板ばね49の他側板部をローラ軸45bの
両端部に押し当て、その両端部を押し下げ部50b・5
0bに突き当ててクリーニング部材45を常時回転ロー
ラ30から離れた非クリーニング位置に保持してなる。
【0045】しかして、回転ローラ30の一定のクリー
ニング時になると、回転ローラ30を回転駆動するとと
もに、ステップモータ42を駆動して偏心カム43を半
回転する。すると、圧縮コイルばね47に抗してブラケ
ット板50が押し下がり、図12に示すように、さらに
板ばね49に抗してクリーニング部材45を押し下げ、
そのブラシ部45aを回転ローラ30の凹凸部30aに
接触する。そして、その凹凸部30aに付着したトナー
を、上述のようにブラシ部45aで掻き落す。
【0046】しかして、回転ローラ30が数回転して
後、その回転を止める一方、ステップモータ42を再び
駆動して偏心カム43を半回転する。すると、圧縮コイ
ルばね47の付勢力でブラケット板50が押し上がり、
それに応じて板ばね49でクリーニング部材45を押し
上げて非クリーニング位置へ戻す。
【0047】ところで、図7〜図12に示した実施の形
態では、一定時間になると定期的に回転ローラ30のク
リーニングを行った。しかし、この発明では、たとえば
前記したトナー濃度検知センサ25で現像室aのトナー
濃度が一定以下に下がったことを検知したとき、回転ロ
ーラ30のクリーニングを行う構成にすることもでき
る。
【0048】そのような場合は、トナー濃度検知センサ
25として、たとえば現像剤の重さからトナーの割合を
トナー濃度として検知し、そのトナー濃度を出力電圧に
変換するものを用いる。このトナー濃度検知センサ25
は、図13にトナー濃度(wt%)と出力電圧(V)と
の関係を示すように、トナー濃度が低下すると出力電圧
が上昇するようになっている。
【0049】そして、現像時、トナー濃度が一定値(た
とえば1.5wt%)以下に下がったとき、つまりトナ
ー濃度検知センサ25の出力電圧が一定値(たとえば4
V)を超えたときは、回転ローラ30が目詰まりを起し
ていると適宜電気制御部で判断して前記ステップモータ
42を駆動し、たとえば前記クリーニング部材40・4
5をクリーニング位置に移動して回転ローラ30のクリ
ーニングを行う。
【0050】
【発明の効果】したがって、請求項1〜3に記載の発明
によれば、回転ローラ外周の凹凸部に付着したトナー
は、クリーニング部材でクリーニングすることから、回
転ローラがその凹凸部に付着するトナーで目詰まりを起
こすことを防止することができる。その結果、回転ロー
ラの目詰まりが原因で現像室にトナー不足を生じて画像
品質が低下することを防止することができる。
【0051】請求項4および5に記載の発明によれば、
そのクリーニング部材を、回転ローラに接触するクリー
ニング位置とその回転ローラから離れた非クリーニング
位置とに移動自在とし、回転ローラのクリーニング時に
のみ、たとえば定期的にクリーニング位置に移動して回
転ローラに接触するため、回転ローラに常に接触してク
リーニング部材にへたりを生じたりしてクリーニング性
能が低下することを防止することができる。
【0052】請求項6に記載の発明によれば、回転ロー
ラがトナーで目詰まりを起こすと、それに応じて現像室
内のトナー濃度が低下することに着目し、現像室内のト
ナー濃度が一定以下になったときに、クリーニング部材
で回転ローラをクリーニングすることから、回転ローラ
がトナーで目詰まりを起すことを、より適確に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態である現像装置に備え
るトナーホッパの縦断面図である。
【図2】そのトナーホッパ内を上部を開放して示す斜視
図である。
【図3】そのトナーホッパの外観斜視図である。
【図4】そのトナーホッパ内の未使用トナー補給構成と
使用済トナー回収構成を示す図5の一部拡大平面図であ
る。
【図5】上記現像装置を備えるレーザプリンタの要部を
示す概略構成図である。
【図6】この発明の他の実施の形態である現像装置にお
いて、ローラ状ブラシのクリーニング部材を備えるトナ
ーホッパの縦断面図である。
【図7】この発明のさらに別の実施の形態である現像装
置において、シート材のクリーニング部材を移動する移
動機構を備えたトナーホッパの縦断面図である。
【図8】その移動機構を図7中矢印A方向から見て示す
構成図である。
【図9】図7のトナーホッパを、回転ローラのクリーニ
ング時の状態において示す縦断面図である。
【図10】ローラ状ブラシのクリーニング部材を移動す
る移動機構を備えたトナーホッパの縦断図である。
【図11】その移動機構を図10中矢印B方向から見て
示す構成図である。
【図12】図10のトナーホッパを、回転ローラのクリ
ーニング時の状態において示す縦断面図である。
【図13】現像室のトナー濃度と、そのトナー濃度を検
知したときのトナー濃度検知センサの出力電圧との関係
説明図である。
【符号の説明】
12 現像装置 19 トナー補給口 21 トナーホッパ 30 回転ローラ 30a 凹凸部 35 仕切板 40・45 クリーニング部材 42 ステップモータ(駆動手段) 47 圧縮コイルばね(付勢手段) a 現像室

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーホッパのトナー補給口を塞ぐ位置
    に、複数の***を有する仕切板を設けるとともに、外周
    に凹凸部を有し前記仕切板を弾性的に押し当てる回転ロ
    ーラを前記トナーホッパ内に設け、該回転ローラを回転
    してその凹凸部により前記仕切板を振動してその***か
    らトナーを現像室内へ補給する電子写真記録装置の現像
    装置において、前記回転ローラの前記凹凸部に付着した
    トナーをクリーニングするクリーニング部材を前記トナ
    ーホッパ内に備えてなる、電子写真記録装置の現像装
    置。
  2. 【請求項2】 前記クリーニング部材を、可撓性を有す
    るシート材で形成してなる、請求項1に記載の電子写真
    記録装置の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニング部材をブラシで形成し
    てなる、請求項1に記載の電子写真記録装置の現像装
    置。
  4. 【請求項4】 前記クリーニング部材を、前記回転ロー
    ラに接触するクリーニング位置とその回転ローラから離
    れた非クリーニング位置とに移動自在に設け、常時は付
    勢手段で付勢して前記非クリーニング位置とする一方、
    前記回転ローラのクリーニング時は駆動手段を駆動して
    前記付勢手段に抗して前記クリーニング位置に移動して
    なる、請求項1、2または3に記載の電子写真記録装置
    の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記クリーニング部材を定期的にクリー
    ニング位置に移動して前記回転ローラを所定時間クリー
    ニングしてなる、請求項1、2、3または4に記載の電
    子写真記録装置の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記現像室内のトナー濃度が一定以下に
    なったとき、前記クリーニング部材をクリーニング位置
    に移動して前記回転ローラを所定時間クリーニングして
    なる、請求項1、2、3または4に記載の電子写真記録
    装置の現像装置。
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