JPH10169203A - 構造物の構築方法 - Google Patents

構造物の構築方法

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JPH10169203A
JPH10169203A JP35327896A JP35327896A JPH10169203A JP H10169203 A JPH10169203 A JP H10169203A JP 35327896 A JP35327896 A JP 35327896A JP 35327896 A JP35327896 A JP 35327896A JP H10169203 A JPH10169203 A JP H10169203A
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JP
Japan
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stage
skeleton
constructing
columns
concrete
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JP35327896A
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English (en)
Inventor
Hideo Furuta
英夫 古田
Hirotoshi Ikeda
宏俊 池田
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 三次元曲面躯体と二次元曲面躯体とを合わせ
持ち、かつ外壁にPCa板を使用する構造物の構築方法
を提供する。 【解決手段】 昇降ステ−ジ100と、複数の内外型枠
220,221と、ロッド240および複数のジャッキ
230とよりなる構造物の構築装置200を用いて、ジ
ャッキ230により昇降ステ−ジ100を上昇させると
共に、内外型枠220,221間にコンクリ−トを打設
して構造物の躯体を構築する工程と、昇降ステ−ジ10
0を兼用し、この昇降ステ−ジの上部周縁部に配備し、
躯体内面にアンカ−をとって固定する複数の支柱と、こ
の支柱に反力をとって昇降ステ−ジを昇降可能とする複
数のジャッキとよりなる構造物の構築装置を用いて、ア
ンカ−を上方に順次盛替えながら複数の支柱を交互に上
昇させて昇降ステ−ジ100を上昇させると共に、内型
枠220,221と外壁板との間にコンクリ−トを打設
して構造物の躯体を構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は構造物の構築方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、RC塔状構造物などの構築に際し
ては、その主な部分の形状や仕上りなどの仕様により、
スリップフォ−ム工法あるいはジャンピングフォ−ム工
法といった単一の合理化施工法のうちどちらか一つを選
択していた。
【0003】その一つであるスリップフォ−ム工法は、
高さ方向に連続的に断面形状が複雑に変化する三次元曲
面を持つ構造物の構築に対しコスト面において有利であ
る反面、外壁にPCa板を使用したり、大組した組立鉄
筋を採用する場合には使用できなかった。
【0004】一方、ジャンピングフォ−ム工法は、外壁
にPCa板を使用したり、大組した組立鉄筋を採用する
ことができる反面、高さ方向に連続的に断面形状が複雑
に変化する三次元曲面を持つ構造物の構築に対しコスト
面において不利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】高さ方向に連続的に断
面形状が複雑に変化する三次元曲面躯体と、一様断面の
二次元曲面躯体とを合わせ持ち、かつ外壁にPCa板
(プレキャスト板)を使用する構造物を施工する場合、
上記のスリップフォ−ム工法あるいはジャンピングフォ
−ム工法のどちらか一方の工法で行うと、それぞれの施
工に不適合な躯体部分において、工期の遅延、施工精度
の低下、コストアップを招くことになる。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、断面形状が複雑に変化する三
次元曲面躯体と一様断面の二次元曲面躯体とを合わせ持
ち、かつ外壁にPCa板を使用する構造物を施工する場
合であっても、工期の迅速化、施工精度の向上、コスト
の低減を図ることができる構造物の構築方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、躯体内部に位置する昇降ステ
−ジと、この昇降ステ−ジの上部周縁部に配備し、躯体
の断面形状の変化に合わせて移動可能な複数の内外型枠
と、躯体内に上下方向に埋め込み上端を躯体より突出さ
せた複数のロッドと、昇降ステ−ジの上部周縁部に配備
し、前記ロッドに反力をとって昇降ステ−ジを昇降可能
とする複数のジャッキとよりなる構造物の構築装置を用
いて、前記ジャッキにより昇降ステ−ジを上昇させると
共に、前記内外型枠間にコンクリ−トを打設して構造物
の躯体を構築する工程と、前記昇降ステ−ジを兼用し、
この昇降ステ−ジの上部周縁部に配備し、躯体内面にア
ンカ−をとって固定する複数の支柱と、この支柱に反力
をとって昇降ステ−ジを昇降可能とする複数のジャッキ
とよりなる構造物の構築装置を用いて、前記アンカ−を
上方に順次盛替えながら複数の支柱を交互に上昇させて
昇降ステ−ジを上昇させると共に、内型枠と外壁板との
間にコンクリ−トを打設して構造物の躯体を構築する工
程とを有することを特徴とした、構造物の構築方法を提
供する。
【0008】また、前記支柱を躯体内に上下方向に埋め
込み、上端を躯体より突出させたことを特徴とした、構
造物の構築方法を提供する。
【0009】さらに、前記外壁板の代わりに脱型可能な
外型枠を用いたことを特徴とした、構造物の構築方法を
提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の一実施の形態について説明する。なお、本実施の形
態では、図3に示すように、地面から所定の高さまでの
Aの部分が、連続的に断面形状が複雑に変化する三次元
曲面躯体であり、その上部のBの部分が、一様断面の二
次元曲面躯体である、搭状の構造物aを施工する場合に
ついて説明する。
【0011】<イ>構築装置の構造 本発明では、昇降ステ−ジ100 を兼用して、躯体の断面
形状が変化する部分を構築する装置200 と、躯体の断面
形状が一様な部分を構築する装置300 より構成される。
【0012】(1)昇降ステ−ジ 昇降ステ−ジ100 は、図1に示すように、天板101 の下
部に鉄骨等で骨組102を組立て、複数層に足場103 を設
けた構造などが考えられる。この昇降ステ−ジ100 の中
央には、タワ−クレ−ン400 等を貫通させるため中空部
を形成する。また、昇降ステ−ジ100 の外周面形状は、
構造物躯体b内に所定の間隔をおいて収容できる大きさ
とする。
【0013】(2)躯体の断面形状が変化する部分を構
築する装置 図3に示すAの範囲を構築するための装置200 は、図1
に示すように、下記の構成部材により構成される。
【0014】架台 架台201 は、昇降ステ−ジ100 の天板101 の周縁部に、
水平方向に張り出して架設される。
【0015】可動フレ−ム 可動フレ−ム210 、211 は、架台201 より対向して垂下
する部材である。それらの対向する距離は、ジャッキ21
2 、213 などにより調節可能に構成されている。また、
可動フレ−ム211 の外面側には、外側用の足場214 を設
けておく。
【0016】型枠 型枠220 、221 は可動フレ−ム210 、211 間に配備され
ている。ヒンジ222 、223 とジャッキ224 、225 で可動
フレ−ム210 、211 に装備されており、ジャッキ224 、
225 を伸縮することによって、躯体の断面形状の変化に
合わせて適宜位置に移動させることができる。
【0017】従って型枠220 、221 は、ジャッキ224 、
225 を伸縮することによって、その向きを任意に変更で
き、可動フレ−ム210 、211 の対向距離を調整すること
によって、その幅を任意に変更することが可能となる。
【0018】ジャッキ センタ−ホ−ル型等のジャッキ230 を、架台201 の上面
に固定する。このジャッキ230 に、躯体b内に上下方向
に埋め込んだロッド240 の露出する上端部を貫通させ
る。そして、ジャッキ230 を伸縮させてロッド240 に反
力をとって上昇させることによって、昇降ステ−ジ100
を上昇させることが可能となる。
【0019】(3)躯体の断面形状が一様な部分を構築
する装置 図3に示すBの範囲を構築するための装置300 は、図2
に示すように、下記の構成部材により構成される。
【0020】支柱 支柱301 は、昇降ステ−ジ100 の外周面に沿って、上下
方向に複数配備される。この支柱301 は、アンカ−302
によって躯体bの内面に固定される。なお、支柱301 は
躯体b内に埋め込んで、その上端部を躯体bより突出さ
せてもよい。
【0021】ジャッキ ジャッキ310 にはラック式ステップジャッキ等を用い
る。このジャッキ310 には支柱301 が係合しており、ジ
ャッキ310 を作動させることにより、支柱301 に反力を
とって昇降ステ−ジ100 を上昇させることができる。
【0022】<ロ>躯体の断面形状が変化する部分の構
築方法 図1に示すように、ジャッキ230 を作動させ、ロッド24
0 に反力をとって、昇降ステ−ジ100 を一段階上昇させ
る。次に、可動フレ−ム210 と型枠220 、221との位置
調整を行い、型枠220 、221 を構築予定の躯体の断面形
状に合わせて配置する。
【0023】所要の鉄筋等を配した後、型枠220 、221
間にコンクリ−トを打設する。養生、硬化を待って、型
枠220 、221 を脱型し、昇降ステ−ジ100 を次段階へ上
昇させる。以上の工程を繰り返して行い、躯体の断面形
状が変化する部分(図3のAの範囲)の構築を終了す
る。
【0024】<ハ>躯体の断面形状が一様な部分の構築
方法 A範囲の構築終了後、図2に示すように、支柱301 を昇
降ステ−ジ100 に取り付け、アンカ−302 によって固定
する。そして、A範囲を構築する装置200 を解体する。
【0025】アンカ−302 を上方に順次盛替えながら複
数の支柱301 を交互に上昇させて、昇降ステ−ジ100 を
一段階上昇させる。次に、内型枠320 を配置し、それと
対向させて外壁板321 をタワ−クレ−ン400 などで吊り
下ろして配置する。外壁板321 は昇降ステ−ジ100 にジ
ャッキ等で固定しておく。
【0026】そして、内型枠320 と外壁板321 間にコン
クリ−トを打設する。なお、外壁板321 にはPCa板な
どを用いる。また、外壁板321 の代わりに、脱型可能な
外型枠を用いてもよい。
【0027】コンクリ−トの養生、硬化後、内型枠320
を脱型し、アンカ−302 を上方に順次盛替えながら複数
の支柱301 を交互に上昇させて、昇降ステ−ジ100 を次
段階へ上昇させる。以上の工程を繰り返して行い、躯体
の断面形状が一様な部分(図3のBの範囲)の構築を終
了する。
【0028】B範囲の構築終了後、昇降ステ−ジ100 お
よび構築装置300 を解体、撤去する。なお、昇降ステ−
ジ100 の天板101 は、本設最上ステ−ジまたは屋上床鉄
骨として使用してもよい。また、図3に示すBの範囲が
下部になり、Aの範囲が上部となる構造物の場合は、上
記の施工順序を逆に行えばよい。
【0029】さらに、A、Bの範囲を2回以上繰り返す
施工も可能である。また場合によっては、図2に示す構
築装置300 を用いて、外壁板321 を使用し、躯体の断面
形状が変化する部分の構築を行う場合もあり、逆に、図
1に示す構築装置200 を用いて、躯体の断面形状が一様
な部分の構築を行う場合もある。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、昇降ステ
−ジを兼用して、その周縁部の躯体構築装置を組み替え
ることによって、断面形状が複雑に変化する三次元曲面
躯体と一様断面の二次元曲面躯体とを合わせ持ち、かつ
外壁にPCa板を使用する構造物を施工する場合であっ
ても、工期の迅速化、施工精度の向上、コストの低減を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 躯体の断面形状が変形する部分の施工の説明
【図2】 一様断面の躯体部分の施工の説明図
【図3】 構築する塔状構造物の説明図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体内部に位置する昇降ステ−ジと、こ
    の昇降ステ−ジの上部周縁部に配備し、躯体の断面形状
    の変化に合わせて移動可能な複数の内外型枠と、躯体内
    に上下方向に埋め込み上端を躯体より突出させた複数の
    ロッドと、昇降ステ−ジの上部周縁部に配備し、前記ロ
    ッドに反力をとって昇降ステ−ジを昇降可能とする複数
    のジャッキとよりなる構造物の構築装置を用いて、前記
    ジャッキにより昇降ステ−ジを上昇させると共に、前記
    内外型枠間にコンクリ−トを打設して構造物の躯体を構
    築する工程と、 前記昇降ステ−ジを兼用し、この昇降ステ−ジの上部周
    縁部に配備し、躯体内面にアンカ−をとって固定する複
    数の支柱と、この支柱に反力をとって昇降ステ−ジを昇
    降可能とする複数のジャッキとよりなる構造物の構築装
    置を用いて、前記アンカ−を上方に順次盛替えながら複
    数の支柱を交互に上昇させて昇降ステ−ジを上昇させる
    と共に、内型枠と外壁板との間にコンクリ−トを打設し
    て構造物の躯体を構築する工程とを有することを特徴と
    した、 構造物の構築方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の構造物の構築方法にお
    いて、前記支柱を躯体内に上下方向に埋め込み、上端を
    躯体より突出させたことを特徴とした、構造物の構築方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の構造物の構築方
    法において、前記外壁板の代わりに脱型可能な外型枠を
    用いたことを特徴とした、構造物の構築方法。
JP35327896A 1996-12-16 1996-12-16 構造物の構築方法 Pending JPH10169203A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT410343B (de) * 2001-01-24 2003-03-25 Rund Stahl Bau Gmbh & Co Verfahren zur herstellung eines turmartigen bauwerks
CN115198880A (zh) * 2022-07-14 2022-10-18 中国十九冶集团有限公司 倒锥圆形筒体砼结构的施工方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT410343B (de) * 2001-01-24 2003-03-25 Rund Stahl Bau Gmbh & Co Verfahren zur herstellung eines turmartigen bauwerks
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