JPH10168902A - 建築物基礎の補強方法及び補強構造 - Google Patents

建築物基礎の補強方法及び補強構造

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JPH10168902A
JPH10168902A JP34467496A JP34467496A JPH10168902A JP H10168902 A JPH10168902 A JP H10168902A JP 34467496 A JP34467496 A JP 34467496A JP 34467496 A JP34467496 A JP 34467496A JP H10168902 A JPH10168902 A JP H10168902A
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reinforcing
foundation
building
vertical portion
horizontal
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JP34467496A
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Makoto Kawai
河合  誠
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Mitsui Home Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の建築物基礎の基礎スラブにおいて、補
強コンクリートや補強筋を用いて圧縮補強を施した補強
方法及び補強構造を提供する。 【解決手段】 基礎10の垂直部10b内側所定位置に
所定間隔で多数の水平穴10cを設ける工程、水平穴1
0cのそれぞれに差し筋14の一端部を挿入結合し他端
部側が基礎の垂直部10b内側の空間に片持ち梁状に延
在するようになす工程、基礎10に囲まれた領域に、有
機系又は無機系のいずれかの補強繊維を混入した高強度
且つ高流動化の補強用コンクリ−ト15を多数の前記差
し筋15を被覆する高さまで流し込む工程、外柱を支え
る垂直部10bの上部両側面の所定位置に、垂直部10
bの長手方向に水平に所定の断面形状を有する凹所10
dを設ける工程、及び、凹所10dの各に長尺の補強材
16を埋め込み、固着手段19により垂直部10dに固
着する工程とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築物の基礎に関
し、特に、既存の木造建築物の基礎を強化することを目
的とした建築物基礎の補強方法及び補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の基礎は建築物を安全に支持する
ためのものであるが、そのためには地盤に基礎を定着さ
せるとともに堅固な構造としなければならない。基礎
は、地盤の状態、建築物の構造、規模の違いにより種々
の形式のものが使い分けられているが、この形式は地盤
調査の結果をもとにして構造設計の段階で決定される。
【0003】従来から一般的に木造建築物の基礎として
は、布基礎とべた基礎の2種類の構造が多く用いられて
きた。布基礎とは、長く連続させた基礎であり、一般的
には、逆T字型断面を有し、建築物の底部の土台に沿っ
て連続的に設けられている。べた基礎とは、建築物の底
部全体に亙って板状に基礎を設けたものをいい、建築物
の重量を底面の板状の基礎の全面積で支える。
【0004】図8は、従来の一般的な布基礎および床構
造を示す断面図であり、図9は、従来の一般的な布基礎
の構造を示す斜視図である。基礎10は、コンクリ−ト
製で逆T字型断面を有し、建築物を支える水平部10a
と水平部10aに直角に一体的に連結された垂直部10
bとにより構成される。基礎10は、建築物底部の土台
20に沿って連続的に設けられている。さらに、基礎1
0は、所定の位置に床下換気口を設けるための切り欠き
部13が設けられている。基礎10に囲まれた部分に
は、地面からの湿気を押さえるべく土間コンクリート1
1が敷かれ、後述する床づか24を支えるためのつか石
12が所定の間隔で配置されている。
【0005】図8における基礎10の上に設けられる一
般的な床構造は、つか立て床と称されている。つか立て
床は、基礎10の外柱を支える垂直部10b上部に配設
された土台20と、土台20に掛け渡して設けられてい
る大引き21と、大引き21の上に直交して掛けられる
根太22と、そして、根太22上に敷き詰められた床板
23により構成される。又、大引き21は床づか24を
介して、つか石12によっても支えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】木造建築物は今日では
住宅などのような小規模な建築物の場合にしか用いられ
ないが、我国の年間の建築件数を構造別にみると、大半
が木造建築物である。木造建築物の長所の一つとして、
改造、解体が容易に行える点が挙げられる。従って、今
日でも増改築等が日常的に行われている。しかし、建築
基準法の改正によって、木造住宅等の床面積を増やす場
合がある。具体的には、平屋建を2階建に、2階建を3
階建にする増築工事を行う場合、幾つかの問題が生じ
る。特に、増築される建築物の重量増過を建築物の既存
の基礎が許容できるか否かが問題となり、基礎の強度に
余裕がなければ増築はできなかった。
【0007】また建築物の基礎は、外周部と内部に拘ら
ず耐力壁の下部の基礎において、開口部(出入口)中央
で曲げモーメントが最大となり、従って、基礎は上部で
引張荷重を下部では圧縮荷重を受ける。しかもコンクリ
−トは引張荷重に弱い材料であるため、増改築などで基
礎に掛かる曲げモーメントが増える場合、この部位の補
強が必要となる。さらに、建築物を構成する木材の耐久
性を保つためには、常に乾燥した状態が必要なため所定
の面積を有する床下換気口を一定間隔に設けることが義
務つけられている。この切り欠き部において、基礎の強
度は著しく低下するが、従来の木造建築物では、基礎の
切り欠き部における補強対策は一応採られているが、上
部加重が増加した場合は十分ではない。従って、増築な
どにより基礎への負荷が増大する場合には、切り欠き部
における補強対策も必要となる。さらに、近年地震に対
する国民の関心の高まる中、既存の住宅の耐震性を不安
視する者も出てきている。以上の理由により既存建築物
の基礎を簡便に確実に補強できる方法の開発が望まれて
いた。
【0008】本発明は、上記課題を解決すべく、既存建
築物の基礎の補強方法及びそのようにして補強された基
礎補強構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、建
築物を支える水平部と該水平部に直角に一体的に連結さ
れた垂直部とにより構成される基礎スラブが、建築物の
底部の土台に沿って連続的に設けられることにより、既
設の建築物の重量に対する地盤反力を受ける建築物基礎
を補強する方法であって、前記基礎の垂直部内側所定位
置に所定間隔で多数の有底状もしくは貫通状の水平穴を
設ける工程と、前記水平穴のそれぞれに差し筋の一端部
を挿入結合し他端部側が前記基礎の垂直部内側の空間に
片持ち梁状に延在するようになす工程と、そして、前記
基礎に囲まれた領域に、有機系又は無機系のいずれかの
補強繊維を混入した高強度且つ高流動化の補強用コンク
リ−トを多数の前記差し筋を被覆して構造的に必要な高
さまで流し込む工程と、を備えてなることを特徴とす
る。
【0010】本発明の請求項2は、建築物を支える水平
部と該水平部に直角に一体的に連結された垂直部とによ
り構成される基礎スラブが、建築物の底部の土台に沿っ
て連続的に設けられることにより、既設の建築物の重量
に対する地盤反力を受ける建築物基礎を補強する方法で
あって、外柱を支える前記垂直部の上部側面の所定位置
に、前記垂直部の長手方向に水平に所定の断面形状を有
する凹所を設ける工程と、そして、前記凹所の各々に長
尺の補強材を埋め込み、固着手段により前記垂直部に固
着する工程と、を備えてなることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項3は、建築物を支える水平
部と該水平部に直角に一体的に連結された垂直部とによ
り構成される基礎スラブが、建築物の底部の土台に沿っ
て連続的に設けられることにより、既設の建築物の重量
に対する地盤反力を受ける建築物基礎を補強する方法で
あって、外柱を支える前記垂直部の上部側面の所定位置
に、前記垂直部の長手方向に水平に所定の断面形状を有
する凹所を設ける工程と、前記凹所の各々に長尺の補強
材を埋め込み、固着手段により前記垂直部に固着する工
程と、そして、前記垂直部の側面に長尺帯状の補強帯体
を張着する工程と、を備えてなることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項4は、建築物を支える水平
部と該水平部に直角に一体的に連結された垂直部とによ
り構成される基礎スラブが、建築物の底部の土台に沿っ
て連続的に設けられることにより、既設の建築物の重量
に対する地盤反力を受ける建築物基礎を補強する方法で
あって、前記基礎の垂直部内側所定位置に所定間隔で多
数の有底状もしくは貫通状の水平穴を設ける工程と、前
記水平穴のそれぞれに差し筋の一端部を挿入結合し他端
部側が前記基礎の垂直部内側の空間に片持ち梁状に延在
するようになす工程と、前記基礎に囲まれた領域に、有
機系又は無機系のいずれかの補強繊維を混入した高強度
且つ高流動化の補強用コンクリ−トを多数の前記差し筋
を被覆して構造的に必要な高さまで流し込む工程と、外
柱を支える前記垂直部の上部両側面の所定位置に、前記
垂直部の長手方向に水平に所定の断面形状を有する凹所
を設ける工程と、前記凹所の各々に長尺の補強材を埋め
込み、固着手段により前記垂直部に固着する工程と、そ
して、必要により、前記垂直部の側面に長尺帯状の補強
帯体を張着する工程と、を備えてなることを特徴とす
る。
【0013】本発明の請求項5は、前記請求項2乃至4
のいずれか1に記載されてなる発明において、前記補強
材として、鉄筋や、炭素繊維、アラミド繊維、グラスフ
ァイバ等の連続繊維のグループから選択されたいずれか
を用いてロッド状に形成してなることを特徴とする。
【0014】本発明の請求項6は、建築物を支える水平
部と該水平部に直角に一体的に連結された垂直部とによ
り構成される基礎スラブが、建築物の底部の土台に沿っ
て連続的に設けられることにより、既設の建築物の重量
に対する地盤反力を受ける建築物基礎の補強構造であっ
て、前記基礎の垂直部内側所定位置に所定間隔で多数の
有底状もしくは貫通状の水平穴を設け、前記水平穴のそ
れぞれに差し筋の一端部を挿入結合し他端部側が前記基
礎の垂直部内側の空間に片持ち梁状に延在させ、前記基
礎に囲まれた領域に、有機系又は無機系のいずれかの補
強繊維を混入した高強度且つ高流動化の補強用コンクリ
−トを多数の前記差し筋を被覆して構造的に必要な高さ
まで流し込んでなることを特徴とする。
【0015】本発明の請求項7は、建築物を支える水平
部と該水平部に直角に一体的に連結された垂直部とによ
り構成される基礎スラブが、建築物の底部の土台に沿っ
て連続的に設けられることにより、既設の建築物の重量
に対する地盤反力を受ける建築物基礎の補強構造であっ
て、外柱を支える前記垂直部の上部側面の所定位置に、
前記垂直部の長手方向に水平に所定の断面形状を有する
凹所を設け、前記凹所の各々に長尺の補強材を埋め込
み、固着手段により前記垂直部に固着してなることを特
徴とする。
【0016】本発明の請求項8は、建築物を支える水平
部と該水平部に直角に一体的に連結された垂直部とによ
り構成される基礎スラブが、建築物の底部の土台に沿っ
て連続的に設けられることにより、既設の建築物の重量
に対する地盤反力を受ける建築物基礎の補強構造であっ
て、外柱を支える前記垂直部の上部側面の所定位置に、
前記垂直部の長手方向に水平に所定の断面形状を有する
凹所を設け、前記凹所の各々に長尺の補強材を埋め込
み、固着手段により前記垂直部に固着し、かつ、前記垂
直部の側面に長尺帯状の補強帯体を張着してなることを
特徴とする。
【0017】本発明の請求項9は、建築物を支える水平
部と該水平部に直角に一体的に連結された垂直部とによ
り構成される基礎スラブが、建築物の底部の土台に沿っ
て連続的に設けられることにより、既設の建築物の重量
に対する地盤反力を受ける建築物基礎の補強構造であっ
て、前記基礎の垂直部内側所定位置に所定間隔で多数の
有底状もしくは貫通状の水平穴を設け、前記水平穴のそ
れぞれに差し筋の一端部を挿入結合し他端部側が前記基
礎の垂直部内側の空間に片持ち梁状に延在させ、前記基
礎に囲まれた領域に、有機系又は無機系のいずれかの補
強繊維を混入した高強度且つ高流動化の補強用コンクリ
−トを多数の前記差し筋を被覆して構造的に必要な高さ
まで流し込み、外柱を支える前記垂直部の上部両側面の
所定位置に、前記垂直部の長手方向に水平に所定の断面
形状を有する凹所を設け、前記凹所の各々に長尺の補強
材を埋め込み、固着手段により前記垂直部に固着させ、
かつ、必要により、前記垂直部の側面に長尺帯状の補強
帯体を張着してなることを特徴とする。
【0018】本発明の請求項10は、前記請求項6乃至
9のいずれか1に記載されてなる発明において、前記補
強材として、鉄筋や、炭素繊維、アラミド繊維、グラス
ファイバ等の連続繊維のグループから選択されたいずれ
かを用いてロッド状に形成してなることを特徴とする。
【0019】上記各発明によって、補強用コンクリ−ト
が硬固した後は、基礎と補強用コンクリ−トとは相互に
強固に連結され、べた基礎と同様の強固な構造とするこ
とができる。また、補強繊維が混入していると共に高強
度の補強用コンクリ−トは、増築による基礎への負荷の
増加分を十分に支える。高流動化の補強用コンクリ−ト
は、既存建築物の基礎の内側の隅々まで流動性良く流れ
込む。また、基礎の垂直部の上部両側面に設けられる長
尺の補強材は、引張力が最大となる垂直部の上部側にお
いてこれを支え、基礎のヒビ割れなどの破損を防止す
る。同時に、基礎に切り欠き部を設けることによる強度
低下も補強する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に用いて本発明に係る
建築物基礎の補強方法及び基礎補強構造について詳細に
説明する。図1は、本発明の第一の実施形態について説
明するための建築物基礎の断面図である。本実施形態に
おいては、概略的に、基礎10の垂直部10b内側所定
位置に所定間隔で多数の水平穴10cを設け、各水平穴
10cに図5に示すロッド状の差し筋14の一端部を挿
入結合して基礎の垂直部10bに片持ち梁状に支持さ
せ、そして、基礎10に囲まれた領域に、補強繊維を混
入した高強度且つ高流動化の補強用コンクリ−ト15を
差し筋を被覆し、かつ補強構造的に必要な高さまで流し
込むようにしてある。
【0021】以下、詳細に説明すると、初めに、基礎1
0の垂直部10b内側に差し筋14を挿入するための穴
開け加工を施す。加工は、コンクリート用のドリルを用
いて行う。あるいは、背丈の低い工業用ロボットを用い
て穴開けを行なう。この水平穴10cは、図2に示すよ
うに、基礎10の垂直部10bに直角に、従って、水平
となるように穿設される。水平穴10cの径及び深さ
は、差し筋14に応じて決定される。水平穴10cの高
さ位置は、流し込む補強用コンクリ−ト15の表面より
所定長さだけ下方となるように決定される。図1におい
ては、補強用コンクリート15の厚さの約1/2の位置
に差し筋14が配置されるように施工した例を示す。水
平穴10cの数、従って、それに挿入固定される差し筋
14の数は、要求される補強用コンクリート15の補強
強度に応じて決定される。
【0022】次に、穿設した水平穴10cに差し筋14
を挿入し、接着材等の固着手段18を用いて固定するこ
とができる。接着剤を使用する場合は、合成樹脂系接着
剤が接着力、耐水性、耐熱性、耐久性、耐薬品性が高く
好ましい。例えば、ビニル樹脂系、メラミン樹脂系、フ
ェノール系、エポキシ樹脂系、セルロース系、フラン樹
脂系接着剤等がある。又、接着剤の代わりにコンクリー
トを用いることもできると共に、打ち込み式のあと施工
アンカーで物理的に固定してもよい。
【0023】なお、本実施形態においては、図5に示す
差し筋ロッドを差し筋14として用いた。差し筋ロッド
は、外周面上に凹凸を形成した所定の長さの異形鉄筋1
4bと、この鉄筋の片端に固定されたスリーブ14aを
有している。この差し筋14は、スリーブ14aを基礎
10に開けた水平穴10cに打ち込むことにより、接着
材等の固着手段を用いることなく基礎10の垂直部10
bに片持ち梁状に固定することができる。これにより、
差し筋14の異形鉄筋14bの大部分は、基礎10に囲
まれた空間に略水平に突出した状態となる。
【0024】以下に作業手順の第1段を説明する。図示
された好ましい実施形態においては、まず、木製の床づ
か24を除去して金属製の支持体30と交換する。図7
に示された支持体30は、つか石12の上に載せられる
薄板状のベ−ス33、該ベース33の上に直立して固定
された雄ねじ部33b、建築物の床の大引き21を支え
る受け部32、該受け部32の下に直立して固定された
雄ねじ部32b、そして、雄ねじ部32b及び雄ねじ部
33bに螺合する回転体31とから構成される。雄ねじ
部32b及び雄ねじ部33bは、ネジの切る方向が逆と
なっており、従って、ターンバックルと同様に、回転体
31を回転すると、ベ−ス33に対して受け部32は昇
降する。
【0025】ベ−ス33には、ベ−ス33をコンクリ−
ト釘などを用いてつか石12に固定するための孔33a
を設けることができる。受け部32は、L字型形状とし
て大引き21への装着を容易としている。また、受け部
32を大引き21に釘を用いて固定するための孔32a
を設けることができる。回転体31の中央部外周には、
スパナなどの工具で回転体31を把持回転させる把握部
31aが設けられている。
【0026】交換手順としては、図8の状態から、根が
らみや、斜材等を撤去すると共に、床づか24を固定し
ているかすがい25もしくは釘等を除去し、床づか24
を撤去する。そして図7に示された支持体30をつか石
12上に載せて、受け部32が大引き21に圧着するま
で把握部31aを工具を用いて回転させる。最後に、受
け部32に設けられた孔32aとベ−ス33に設けられ
た孔33aにネジ、釘、ロッド等の固定手段を用いて固
定する。建築物の床づかを支持体30に交換することに
よって床を支持する構造がより強固になる。
【0027】次に、補強用コンクリートを土間コンクリ
ート11の上面に流し込み、差し筋ロッド14を被覆す
る厚さまで打設する。これにより、補強用コンクリ−ト
15は、差し筋14を完全に覆うと共に支持体30の下
部、すなわち、ベ−ス33及び雄ねじ部33bの下部を
被覆する。従って、補強用コンクリ−ト15が固った後
は、支持体30の下部も補強用コンクリ−ト15にしっ
かりと固定される。
【0028】本実施形態における補強用コンクリート1
5は、あらかじめ練り混ぜられた高強度コンクリート
に、強度耐久性を損なうこと無く流動性を高めるために
混和剤として流動化剤を添加したもので、さらに、この
高強度流動化コンクリートに有機系又は無機系のいずれ
かの補強繊維、例えば、ビニロン繊維を混入したものを
用いる。補強用コンクリート15は、流動性が高いため
基礎10に設けられた換気用切り欠き13より流し込む
ことにより、全体に亙って隙間やボイドを形成すること
なく所定の厚さに打設できる。
【0029】以上の施工の結果、建築物の重量は、基礎
10及び基礎10に多数の差し筋14を介して強固に固
定された補強用コンクリート15によって支えられるこ
ととなる。
【0030】次に、作業手順の第2段を説明する。ま
ず、図2を参照して、基礎10の垂直部10bの上部両
側面の所定位置に、垂直部10bの長手方向に水平に所
定の断面形状を有する凹所10dをダイヤモンドカッタ
等を用いて形成する。凹所10dは、基礎10の床下換
気口として形成された切り欠き部13を通して形成され
る。
【0031】次に、この凹所10dには、図4に示すよ
うに、先に固着手段19たる接着樹脂を入れておき、次
に棒状の補強材16を嵌め込む。補強材16は、鉄筋や
アラミド繊維、グラスファィバ、炭素繊維等、引張強度
が高く且つ引張荷重に対して伸びの少ない材料を用いる
事が好ましい。
【0032】以上のようにして、基礎10と補強材16
を任意の接着剤からなる上記固着手段19を用いて固着
する。この接着剤としては、エポキシ系樹脂やポリイミ
ド系やウレタン系等が用いられる。上記基礎10の垂直
部10bの上部両側面に設けられる長尺の補強材16
は、引張力が最大となる垂直部10bの上部においてこ
れを支えるため、コンクリ−ト製の基礎のヒビ割れなど
の破損を有効に防止する。また、補強材16は、図2
(a)にも示されているように切り欠き部13を通して
設けられているため、切り欠き部13を設けたことによ
る強度低下も同時に補うことが可能である。
【0033】次に図3においては、本発明に係る第三の
実施形態の建築物基礎の補強方法施工後の基礎スラブの
斜視図を示してある。この実施例においては、図2の有
底状の水平穴10c例に対し、基礎10の垂直部10b
に差し筋14を挿入するための穴開け加工を外部から貫
通状に施すようにしてある。すなわち、上記穴開け加工
は、コンクリート用のドリルか、あるいは、背丈の低い
工業用ロボットを用いて屋外側から行なうものである。
そして、この水平穴10cに対し、前記したと同様の接
着剤を入れておき、次にスリーブ14aのない差し筋1
4を屋外側から屋内側に貫通状に差し込む。その結果、
床下作業に比較して飛躍的に作業効率を上げることがで
きる。
【0034】また図3において、基礎10の垂直部10
bの両側面には、上記した凹所10dに補強材16を固
着した状態で、もしくは、補強材16等なしに、長尺帯
状の補強帯体17を張着してなる。この補強帯体17
は、1枚に限らず、複数枚の帯体を上下に張着してもよ
く、また、外側にのみ張着してもよい。この補強帯体1
7は、前記した固着手段19たる接着樹脂にて張着し、
またその素材は、アラミド繊維、グラスファィバ、炭素
繊維等の引張強度が高く且つ引張荷重に対して伸びの少
ない材料を用いる事が好ましい。以上のようにして、補
強材16と補強帯体17とにより基礎10を補強するこ
とにより、家屋重量による圧縮力から生じる引張力に相
乗的に対抗して、コンクリ−ト製の基礎のヒビ割れなど
の破損を有効・確実に防止することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明の第一の態様に係る建築物基礎の
補強方法と補強構造は、基礎の垂直部内側所定位置に所
定間隔で多数の水平穴を設け、各水平穴に差し筋の一端
部を挿入結合して基礎の垂直部に片持ち梁状に支持さ
せ、そして、基礎に囲まれた領域に、補強繊維を混入し
た高強度且つ高流動化の補強用コンクリ−トを差し筋を
被覆する高さまで流し込むものであるため、補強用コン
クリ−トが硬固した後は、基礎と補強用コンクリ−トと
は相互に強固に連結され、べた基礎と同様の強固な構造
とすることができる効果がある。また、補強用コンクリ
−トには、補強繊維が混入していると共に高強度のもの
が用いられているため、増築による基礎への負荷の増加
分を十分に支えることができる効果がある。さらに、高
流動化の補強用コンクリ−トは、既存建築物の基礎の内
側の隅々まで流動性良く流れ込み、基礎と補強用コンク
リ−トとの隙間のない結合を可能とする効果がある。
【0036】本発明の第二の態様に係る建築物基礎の補
強方法と補強構造は、外柱を支える垂直部の上部両側面
の所定位置に長手方向に水平に凹所を設け、この凹所の
各に長尺の補強材を埋め込み、固着手段により垂直部に
固着するため、基礎の垂直部の上部両側面に設けられる
長尺の補強材は、引張力が最大となる垂直部の上部側に
おいてこれを支え、基礎のヒビ割れなどの破損を防止す
る効果を有する。
【0037】これらのことより、本発明によれば、木造
住宅等の平屋建を2階建に、2階建を3階建にするなど
の増築工事を行い床面積を増やすことができる。さらに
は、べた基礎と同様の支持構造となるため地震に対して
も大幅に耐震性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る建築物基礎の補強方法における
施工後の基礎の断面図である。
【図2】 (a)は、本発明に係る第二の実施形態の建
築物基礎の補強方法施工後の基礎スラブの斜視図、
(b)は、(a)の補強材埋め込み前の状態における基
礎スラブの斜視図である。
【図3】 本発明に係る第三の実施形態の建築物基礎の
補強方法施工後の基礎スラブの斜視図である。
【図4】 図2、3に示された基礎スラブの一部拡大断
面図である。
【図5】 本発明に係る建築物基礎の補強方法に用いら
れる差し筋ロッドの正面図である。
【図6】 本発明に係る建築物基礎の補強方法における
施工後の基礎の斜視図である。
【図7】 本発明に係る建築物基礎の補強方法に用いら
れる支持体の一実施形態の斜視図である。
【図8】 従来の一般的な建築物基礎の断面図である。
【図9】 従来の一般的な建築物基礎の斜視図である。
【符号の説明】
10 基礎 10a 水平部 10b 垂直部 10c 水平穴 10d 凹所 11 土間コンクリート 12 つか石 13 切り欠き部 14 差し筋ロッド 14a スリ−ブ 14b 異形鉄筋 15 補強用コンクリ−ト 16 長尺補強材 17 補強帯体 20 土台 21 大引き 22 根太 23 床板 24 床づか 25 かすがい 30 支持体 31 回転体 31a 把握部 32 受け部 32a 孔 32b 雄ねじ部 33 ベ−ス

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物を支える水平部と該水平部に直角
    に一体的に連結された垂直部とにより構成される基礎ス
    ラブが、建築物の底部の土台に沿って連続的に設けられ
    ることにより、既設の建築物の重量に対する地盤反力を
    受ける建築物基礎を補強する方法であって、 前記基礎の垂直部内側所定位置に所定間隔で多数の有底
    状もしくは貫通状の水平穴を設ける工程と、 前記水平穴のそれぞれに差し筋の一端部を挿入結合し他
    端部側が前記基礎の垂直部内側の空間に片持ち梁状に延
    在するようになす工程と、そして、 前記基礎に囲まれた領域に、有機系又は無機系のいずれ
    かの補強繊維を混入した高強度且つ高流動化の補強用コ
    ンクリ−トを多数の前記差し筋を被覆して構造的に必要
    な高さまで流し込む工程と、 を備えてなることを特徴とする建築物基礎の補強方法。
  2. 【請求項2】 建築物を支える水平部と該水平部に直角
    に一体的に連結された垂直部とにより構成される基礎ス
    ラブが、建築物の底部の土台に沿って連続的に設けられ
    ることにより、既設の建築物の重量に対する地盤反力を
    受ける建築物基礎を補強する方法であって、 外柱を支える前記垂直部の上部側面の所定位置に、前記
    垂直部の長手方向に水平に所定の断面形状を有する凹所
    を設ける工程と、そして、 前記凹所の各々に長尺の補強材を埋め込み、固着手段に
    より前記垂直部に固着する工程と、 を備えてなることを特徴とする建築物基礎の補強方法。
  3. 【請求項3】 建築物を支える水平部と該水平部に直角
    に一体的に連結された垂直部とにより構成される基礎ス
    ラブが、建築物の底部の土台に沿って連続的に設けられ
    ることにより、既設の建築物の重量に対する地盤反力を
    受ける建築物基礎を補強する方法であって、 外柱を支える前記垂直部の上部側面の所定位置に、前記
    垂直部の長手方向に水平に所定の断面形状を有する凹所
    を設ける工程と、 前記凹所の各々に長尺の補強材を埋め込み、固着手段に
    より前記垂直部に固着する工程と、そして、 前記垂直部の側面に長尺帯状の補強帯体を張着する工程
    と、 を備えてなることを特徴とする建築物基礎の補強方法。
  4. 【請求項4】 建築物を支える水平部と該水平部に直角
    に一体的に連結された垂直部とにより構成される基礎ス
    ラブが、建築物の底部の土台に沿って連続的に設けられ
    ることにより、既設の建築物の重量に対する地盤反力を
    受ける建築物基礎を補強する方法であって、 前記基礎の垂直部内側所定位置に所定間隔で多数の有底
    状もしくは貫通状の水平穴を設ける工程と、 前記水平穴のそれぞれに差し筋の一端部を挿入結合し他
    端部側が前記基礎の垂直部内側の空間に片持ち梁状に延
    在するようになす工程と、 前記基礎に囲まれた領域に、有機系又は無機系のいずれ
    かの補強繊維を混入した高強度且つ高流動化の補強用コ
    ンクリ−トを多数の前記差し筋を被覆して構造的に必要
    な高さまで流し込む工程と、 外柱を支える前記垂直部の上部両側面の所定位置に、前
    記垂直部の長手方向に水平に所定の断面形状を有する凹
    所を設ける工程と、 前記凹所の各々に長尺の補強材を埋め込み、固着手段に
    より前記垂直部に固着する工程と、そして、 必要により、前記垂直部の側面に長尺帯状の補強帯体を
    張着する工程と、 を備えてなることを特徴とする建築物基礎の補強方法。
  5. 【請求項5】 前記補強材として、鉄筋や、炭素繊維、
    アラミド繊維、グラスファイバ等の連続繊維のグループ
    から選択されたいずれかを用いてロッド状に形成してな
    ることを特徴とする前記請求項2乃至4のいずれか1に
    記載されたことを特徴とする建築物基礎の補強方法。
  6. 【請求項6】 建築物を支える水平部と該水平部に直角
    に一体的に連結された垂直部とにより構成される基礎ス
    ラブが、建築物の底部の土台に沿って連続的に設けられ
    ることにより、既設の建築物の重量に対する地盤反力を
    受ける建築物基礎の補強構造であって、 前記基礎の垂直部内側所定位置に所定間隔で多数の有底
    状もしくは貫通状の水平穴を設け、前記水平穴のそれぞ
    れに差し筋の一端部を挿入結合し他端部側が前記基礎の
    垂直部内側の空間に片持ち梁状に延在させ、 前記基礎に囲まれた領域に、有機系又は無機系のいずれ
    かの補強繊維を混入した高強度且つ高流動化の補強用コ
    ンクリ−トを多数の前記差し筋を被覆して構造的に必要
    な高さまで流し込んでなることを特徴とする建築物基礎
    の補強構造。
  7. 【請求項7】 建築物を支える水平部と該水平部に直角
    に一体的に連結された垂直部とにより構成される基礎ス
    ラブが、建築物の底部の土台に沿って連続的に設けられ
    ることにより、既設の建築物の重量に対する地盤反力を
    受ける建築物基礎の補強構造であって、 外柱を支える前記垂直部の上部側面の所定位置に、前記
    垂直部の長手方向に水平に所定の断面形状を有する凹所
    を設け、前記凹所の各々に長尺の補強材を埋め込み、固
    着手段により前記垂直部に固着してなることを特徴とす
    る建築物基礎の補強構造。
  8. 【請求項8】 建築物を支える水平部と該水平部に直角
    に一体的に連結された垂直部とにより構成される基礎ス
    ラブが、建築物の底部の土台に沿って連続的に設けられ
    ることにより、既設の建築物の重量に対する地盤反力を
    受ける建築物基礎の補強構造であって、 外柱を支える前記垂直部の上部側面の所定位置に、前記
    垂直部の長手方向に水平に所定の断面形状を有する凹所
    を設け、前記凹所の各々に長尺の補強材を埋め込み、固
    着手段により前記垂直部に固着し、かつ、前記垂直部の
    側面に長尺帯状の補強帯体を張着してなることを特徴と
    する建築物基礎の補強構造。
  9. 【請求項9】 建築物を支える水平部と該水平部に直角
    に一体的に連結された垂直部とにより構成される基礎ス
    ラブが、建築物の底部の土台に沿って連続的に設けられ
    ることにより、既設の建築物の重量に対する地盤反力を
    受ける建築物基礎の補強構造であって、 前記基礎の垂直部内側所定位置に所定間隔で多数の有底
    状もしくは貫通状の水平穴を設け、前記水平穴のそれぞ
    れに差し筋の一端部を挿入結合し他端部側が前記基礎の
    垂直部内側の空間に片持ち梁状に延在させ、前記基礎に
    囲まれた領域に、有機系又は無機系のいずれかの補強繊
    維を混入した高強度且つ高流動化の補強用コンクリ−ト
    を多数の前記差し筋を被覆して構造的に必要な高さまで
    流し込み、外柱を支える前記垂直部の上部両側面の所定
    位置に、前記垂直部の長手方向に水平に所定の断面形状
    を有する凹所を設け、前記凹所の各々に長尺の補強材を
    埋め込み、固着手段により前記垂直部に固着させ、か
    つ、必要により、前記垂直部の側面に長尺帯状の補強帯
    体を張着してなることを特徴とする建築物基礎の補強構
    造。
  10. 【請求項10】 前記補強材として、鉄筋や、炭素繊
    維、アラミド繊維、グラスファイバ等の連続繊維のグル
    ープから選択されたいずれかを用いてロッド状に形成し
    てなることを特徴とする前記請求項6乃至9のいずれか
    1に記載されたことを特徴とする建築物基礎の補強構
    造。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008121236A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Misawa Homes Co Ltd 基礎の補強構造
JP2008184886A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Taihei:Kk 木造住宅のコンクリート基礎補強方法
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JP2010043439A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Hiroshi Kitagawa 既存の木造住宅における基礎の補強方法
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CN114809293A (zh) * 2022-05-26 2022-07-29 上海易农钢结构有限公司 一种高强度工字钢结构

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