JPH10167754A - 廃棄物固化用ガラス化材及び廃棄物固化ガラス - Google Patents

廃棄物固化用ガラス化材及び廃棄物固化ガラス

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JPH10167754A
JPH10167754A JP8342551A JP34255196A JPH10167754A JP H10167754 A JPH10167754 A JP H10167754A JP 8342551 A JP8342551 A JP 8342551A JP 34255196 A JP34255196 A JP 34255196A JP H10167754 A JPH10167754 A JP H10167754A
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JP
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glass
waste
amount
melting
solidifying
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Masatoshi Murakoso
正敏 村社
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AGC Techno Glass Co Ltd
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Toshiba Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物をガラス化する際に、揮発性分を実質
的に無くし1400℃以下の温度で溶融可能な化学的耐
久性の高い廃棄物固化用ガラス化材及び廃棄物固化ガラ
スを提供することを目的とする。 【解決手段】 質量%で、SiO2 35〜48%,A
2 3 6〜13%,Fe2 3 6〜20%,Mg
O 3〜7%,CaO 4〜15%,ZnO2〜5%,
TiO2 0〜5%,Na2 O 0〜15%,K2
0〜15%,Li2 O 0〜5%,ただし、Na2 O+
2 O+Li2 O 2〜25%,SO3 0〜3%,P
2 5 0〜7%になるように焼却灰などにガラス形成
成分を加え調整した廃棄物固化ガラス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は下水汚泥及び濃縮廃
液の乾燥物、廃溶媒残渣などの低レベル放射性廃棄物の
焼却灰(以下、単に焼却灰などという)をガラス化する
廃棄物固化用ガラス化材及び焼却灰をガラス化した廃棄
物固化ガラスに関する。
【0002】
【従来技術】従来、下水汚泥や低レベル放射性廃棄物
は、その容積を減らしかつ含有している重金属物質及び
放射性物質の放出を防止するために、一旦焼却灰などし
た後にガラス形成成分を加えガラス化していた。
【0003】低レベル放射性物質のガラス化に関して
は、特開平3−235098号公報に開示されている。
この公報に開示の技術は、原子力発電所などの施設の管
理区域内の床清掃や、有機溶媒を炭酸ナトリウムや硝酸
などによって洗浄する際に生じる溶媒洗浄廃液を乾燥粉
粒化した硝酸ナトリウム(NaNO3 )及び、廃溶媒残
渣として溶媒回収設備から排出される廃溶媒を乾燥粉末
としたピロリン酸カルシウム(Ca2 2 7 )にSi
2 ,Al2 3 ,B2 3 ,CaO,P2 5などの
ガラス化材を加えてガラス化することで低温度溶融や固
化物の耐久性向上を図ったものであった。
【0004】また、下水汚泥の処理に関しては、その焼
却灰にガラス形成成分を加え建材などの資材へ有効利用
できる結晶化ガラスとしていた。この結晶化ガラスは、
下水汚泥の焼却灰にCaOを添加して溶融し、熱処理に
よってアノーサイト、ウォラスナイトなどの結晶を析出
させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したようなガラス
化材の中のB2 3 及びP2 5 は、通常ホウ酸やリン
酸などの形でガラス原料に加えられ、ホウ酸やリン酸な
どが化学反応することによって、B2 3 やP2 5
なる。しかし、ホウ酸やリン酸は、反応する過程で揮発
しやすく、炉の排気部での除塵の負荷や炉の浸食力が大
きくなるという問題が生じていた。また、B2 3 やP
2 5 の形でガラス原料として加えても、ガラス溶融の
際にホウ素やリン成分が揮発してしまい、炉の排気部で
の除塵の負荷や炉の浸食が発生していた。
【0006】次に、結晶化ガラスの製造に関しては、そ
の溶融温度が1450〜1500℃の高温が必要とな
り、溶融設備が大掛かりになっていた。また、析出結晶
の種類や状態を安定にするためには、焼却灰の組成変動
に対して添加成分を細かく調整しなければならなかっ
た。
【0007】したがって、本発明は上記事情を考慮して
なされたもので、焼却灰などをガラス化する際に、揮発
性分を実質的に無くし1400℃以下の温度で溶融でき
化学的耐久性の高い廃棄物固化用ガラス化材及び廃棄物
固化ガラスを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は課題を解決する
ために、請求項1に対応する発明は、焼却灰などをガラ
ス化する廃棄物固化用ガラス化材において、質量%で、
SiO2 28〜48%,Al2 3 1〜16%,F
2 3 5〜26%,MgO 3〜10%,CaO
3〜20%,ZnO 0〜6%,TiO2 0〜5%,
Na2 O 0〜22%,K2 O 0〜15%,Li2
0〜5%,ただし、Na2 O+K2 O+Li2 O 3
〜22%を含有するようにした。
【0009】以下に廃棄物固化用ガラス化材のガラス組
成を限定した理由を示す。なお、本明細書で用いる組成
物の“%”表示は質量%を表すものである。
【0010】SiO2 はガラスを形成する主成分であ
り、その含有量が28%未満では安定してガラスになる
ことが難しく、ガラスに分相や粗大な結晶の析出を生じ
やすくなり、化学的耐久性が悪化する。また、48%を
越えるとガラスの粘度が上昇し、1400℃以下の温度
で溶融することが難しくなる。
【0011】Al2 3 は化学的耐久性を向上させ、分
相を抑制する効果があるが、1%未満ではその効果が十
分ではなく、16%を越えるとガラスの粘度が上昇し溶
融性が悪化する。
【0012】Fe2 3 は融剤として働き、化学的耐久
性を悪化させずに溶融温度を下げ溶融性を改善する効果
を有するが、5%未満ではその効果が十分ではなく、2
6%を越えるとガラスが不安定になり、化学的耐久性が
悪化する。
【0013】MgOは化学的耐久性を向上させ、分相や
結晶の析出を抑制する効果があるが、3%未満ではその
効果が十分ではなく、10%を越えると逆にガラスが不
安定となる。
【0014】CaOは化学的耐久性を向上させる効果が
あるが、3%未満ではその効果が十分ではなく、20%
を越えると結晶の析出を生じやすくなる。
【0015】ZnOは化学的耐久性を向上させ、分相や
結晶の析出を抑制する効果があるので、6%まで加える
ことができる。しかし、6%を越えると結晶の析出を生
じやすくなる。
【0016】アルカリ成分としてNa2 Oを22%、K
2 Oを15%,Li2 Oを5%、までならば、化学的耐
久性を悪化することがない。また、これらの合量が3%
未満では溶融温度を低下させることができず、22%を
越えると化学的耐久性を悪化させてしまう。
【0017】請求項2に対応する発明は、廃棄物固化ガ
ラスにおいて、質量%で、SiO235〜48%,Al
2 3 6〜13%,Fe2 3 6〜20%,MgO
3〜7%,CaO 4〜15%,ZnO 2〜5%,T
iO2 0〜5%,Na2 O 0〜15%,K2 O 0
〜15%,Li2 O 0〜5%,ただし、Na2O+K
2 O+Li2 O 2〜25%,SO3 0〜3%,P2
5 0〜7%となるように焼却灰などにガラス形成成
分を加え調整した。
【0018】以下に廃棄物固化ガラスのガラス組成を限
定した理由を示す。なお、このガラス組成には焼却灰な
どから混入してくる成分も含有している。
【0019】SiO2 はガラスを形成する主成分であ
り、その含有量が35%未満では安定してガラスになる
ことが難しく、ガラスに分相や粗大な結晶の析出を生じ
やすくなり、化学的耐久性が悪化する。また、48%を
越えるとガラスの粘度が上昇し1400℃以下の温度で
溶融することが難しくなる。
【0020】Al2 3 は化学的耐久性を向上させ、分
相を抑制する効果があるが、6%未満ではその効果が十
分ではなく、13%を越えるとガラスの粘度が上昇し1
400℃以下の温度で溶融することが難しくなる。
【0021】Fe2 3 は融剤として働き、化学的耐久
性を悪化させずに溶融温度を下げる効果を有するが、6
%未満ではその効果が十分ではなく、1400℃以下の
温度で溶融することが難しくなり、20%を越えるとガ
ラスが不安定になり、化学的耐久性が悪化する。
【0022】MgOは化学的耐久性を向上させ、分相や
結晶の析出を抑制する効果があるが、3%未満ではその
効果が十分ではなく、7%を越えると逆にガラスが不安
定となる。
【0023】CaOは化学的耐久性を向上させる効果が
あるが、4%未満ではその効果が十分ではなく、15%
を越えると結晶の析出を生じやすくなる。
【0024】ZnOは化学的耐久性を向上させ、分相や
結晶の析出を抑制する効果があるが、2%未満ではその
効果が十分ではなく、5%を越えると結晶の析出を生じ
やすくなる。
【0025】TiO2 は、6%までならガラスを不安定
にすることなく含有することができる。
【0026】アルカリ成分としてNa2 Oを15%、K
2 Oを15%,Li2 Oを5%までなら、化学的耐久性
を悪化させることなく含有することができる。また、こ
れらアルカリ成分の合量が2%未満だと溶融温度を低下
させる効果がなく、25%を越えると化学的耐久性を悪
化させてしまう。これにより、低レベル放射性廃液を乾
燥して得られた硝酸ナトリウムなどのアルカリ金属成分
を含有しても安定したガラスとすることができる。
【0027】SO3 は、焼却灰などから混入してくる成
分であり、含有量が増加するとガラス溶融中に芒硝を生
成してガラス融液上に浮き、不均質部分を生じてしまう
が、3%までは含有することができる。
【0028】P2 5 は、焼却灰などから混入してくる
成分であり、溶融温度を下げる効果を有し、少量であれ
ばAl2 3 とともに含有すると化学的耐久性を改善す
る効果を有するが、溶融時に揮発しやすく、含有量の増
加により耐水性が悪化する。溶融炉への負担、溶融時の
揮発量の減少のため7%までの含有が望ましい。
【0029】なお、上記酸化物以外にも焼却灰などに含
まれるMnO2 、Sb2 3 などの金属酸化物をそれぞ
れ2%以下、BaO、SrO、PbO、ZrO2 をそれ
ぞれ4%以下含有させてもよい。
【0030】以上のように、ガラス組成の範囲を限定す
ることにより、廃棄物固化用ガラス化材では、揮発性を
有するホウ素やリンを実質的に含まないので、溶融時の
発煙量を低減することができる。また、1400℃以下
の溶融温度で溶融でき、化学的耐久性の優れたものを得
ることもできる。次に、廃棄物固化ガラスでは、揮発性
を有する物質を実質的に焼却灰などから混入する少量の
リンのみとすることにより、ガラス形成成分と焼却灰な
どとを加熱溶融しガラス化する際の発煙量を低減させる
ことができる。また、1400℃以下の溶融温度で溶融
でき、化学的耐久性の優れたものを得ることもできる。
【0031】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)この実施の形態は、本発明の廃棄物固
化用ガラス化材に関するものであり、42%のSi
2 、14.5%のAl2 3 、20%のFe2 3
5.5%のMgO、8%のCaO、4.5%のZnO、
4.5%のNa2 O、1%のK2 Oを混合し白金ルツボ
を用いて、電気溶融炉で3〜4時間加熱溶融したときの
溶融温度、発煙量、揮発物の付着量などを評価した。さ
らに、この溶融ガラスを均質化及び清澄させてから粉末
の形状にした廃棄物固化用ガラス化材を得て、この耐水
性を評価した。
【0032】この実施の形態で用いた電気溶融炉は上部
に開口を有したものを用いて、この開口は発煙量、揮発
物付着量を評価するためにレンガなどの耐火物で蓋をし
た。また、ガラスの耐水性は、粉末状に成形された廃棄
物固化用ガラス化材の420μm以上590μm以下の
大きさのガラス粉末を、沸騰水中に60分間漬水させ乾
燥させた後の質量の減量を減量率として算出したもので
ある。次に、発煙は、蓋材として用いている耐火物の隙
間を通過してくる煙を、白金ルツボの原料が融解し始め
てから完全に融解するまでの間観察し、揮発物付着は、
溶融後の蓋材として用いた耐火物の表面を観察すること
で行なった。
【0033】(評価結果)この実施の形態1のガラス組
成物は1350℃で溶融することができ、粉末状に成形
した廃棄物固化用ガラス化材も失透することなく成形す
ることができた。前記ガラス組成物を溶融する際の発煙
量は、上記したようにガラス組成中にB2 3 ,P2
5 を実質的に含有しないので、極少量にすることができ
た。また、溶融後の蓋部材に付着した揮発物付着量は、
発煙量が極少量であったこともあり、揮発物がほとんど
付着していない状態であった。最後に廃棄物固化用ガラ
ス化材の耐水性は、上記したように光学ガラス工業会法
を用いて評価した結果、質量の減量率が0.02%とな
り、優れた耐水性を有していた。
【0034】(実施の形態2)この実施の形態は、本発
明の廃棄物固化ガラスに関するものであり、ガラス形成
成分と焼却灰などを8:2の割合で混合し、白金ルツボ
を用いて電気溶融炉で3〜4時間加熱溶融したときの溶
融温度、発煙量、揮発物の付着量を評価した。さらに、
この溶融ガラスを均質化及び清澄させてからブロック状
に鋳込み徐冷し廃棄物固化ガラスとし耐水性の評価をし
た。
【0035】この実施の形態で用いたガラス形成成分
は、上記実施の形態1で作製した粉末状の廃棄物固化用
ガラス化材とし、焼却灰などはSiO2 ,Al2 3
Fe23 ,CaO,P2 5 ,NaNO3 ,Ca2
2 7 などを含んでいるものとした。また、電気溶融炉
は上記実施の形態1と同様に上部に開口を有したもの
で、この開口は実施例の評価のためにレンガなどの耐火
物で蓋をするものを用いた。また、廃棄物固化ガラスの
耐水性、発煙、揮発物付着は上記実施の形態1と同様な
方法で評価した。
【0036】(評価結果)この実施の形態2のガラス形
成成分と焼却灰などの混合物は、1380℃で溶融する
ことができ、ブロック状に成形した廃棄物固化ガラスも
失透することなく成形することができた。前記混合物を
溶融する際の発煙量は、上記したように実質的に廃棄物
中の少量のP2 5 が含有しただけなので、少量に抑え
ることができた。また、溶融後の蓋部材に付着した揮発
物付着量は、少量の発煙が生じたが、揮発物の付着を極
少量とすることができた。最後に廃棄物固化ガラスの耐
水性は、上記したように光学ガラス工業会法を用いて評
価した結果、質量の減量率が0.02%となり、優れた
耐水性を有していた。
【0037】なお、この実施の形態2ではガラス形成成
分に本発明の廃棄物固化用ガラス化材を用いたが、これ
に限定されることなく焼却灰などを上記した請求項2に
対応する発明の範囲でガラス化できるように、焼却灰な
どにガラス形成成分を含有させれば同様な効果を生ず
る。また、この実施の形態2ではガラス形成成分と焼却
灰などの混合比率を8:2としたがこれに限定されるこ
となく、焼却灰などをガラス化したときのガラス組成が
請求項2に記載された発明の範囲を満たすように、ガラ
ス形成成分と焼却灰などを混合すればよい。
【0038】
【実施例】
(実施例1)この実施例は上記実施の形態1と同様に、
以下に示す表1に記載した組成物について、溶融温度、
失透性、耐水性、発煙量、揮発物付着量を評価した。な
お、上記実施の形態1は表1中の“1”として記載し
た。
【0039】
【表1】
【0040】この表1から分かるように、本発明の廃棄
物固化用ガラス化材は1400℃以下の温度で溶融で
き、B2 3 及びP2 5 を実質的に含まないので、発
煙量及び揮発物の付着量が極めて少なく耐水性にも優れ
ている。したがって、ガラス化する焼却灰などにB2
3 及びP2 5 が含まれていても、廃棄物固化用ガラス
化材と焼却灰などの混合割合を調整すれば発煙及び揮発
を抑えたガラス溶融ができ、かつ耐水性の優れたガラス
を製造することが可能となる。
【0041】(実施例2)この実施例は上記実施の形態
2と同様に、以下に示す表2に記載した廃棄物固化ガラ
スについて、溶融温度、失透性、耐水性、発煙量、揮発
物付着量を評価した。なお、上記実施の形態2は表2中
の“1”として記載した。
【0042】
【表2】
【0043】表2から分かるように、本発明の廃棄物固
化ガラスは1400℃以下の溶融温度でガラス化でき、
2 3 を実質的に含まないので、発煙量及び揮発物の
付着をほとんど無くすことができ、耐水性にも優れてい
る。また、焼却灰などから混入するP2 5 を含むもの
でも7%以下であれば発煙量を少量に揮発物付着も極少
量に抑えることができる。
【0044】さらに、実施例4及び5から、ガラスの成
分としてNa2 Oなどのアルカリ成分を15%まで含有
させても耐水性が悪化しないガラスを得ることができ
る。
【0045】
【発明の効果】本発明の廃棄物固化用ガラス化材は、上
記のような組成物としたことにより、1400℃以下の
温度で溶融することができる。また、溶融の際に揮発し
やすいホウ素及びリンを実質的に含有させないことによ
り、溶融の際の発煙量が低減し炉の排気部での除塵の負
荷や浸食を低減させることができ、溶融炉を長寿命とす
ることができる。
【0046】本発明の廃棄物固化ガラスは、上記のよう
な組成物としたことにより、1400℃以下の溶融温度
で、ガラス形成成分とともに焼却灰などを完全にガラス
化することができる。また、溶融の際に揮発しやすいホ
ウ素を実質的に含有させず、かつリンを含有させる場合
でも少量とすることにより、ガラス溶融の際の発煙量が
低減し炉の排気部での除塵の負荷や浸食を低減させるこ
とができ、溶融炉を長寿命とすることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 質量%で、SiO2 28〜48%,A
    2 3 1〜16%,Fe2 3 5〜26%,Mg
    O 3〜10%,CaO 3〜20%,ZnO0〜6
    %,TiO2 0〜5%,Na2 O 0〜22%,K2
    O 0〜15%,Li2 O 0〜5%,ただし、Na2
    O+K2 O+Li2 O 3〜22%を含有し、焼却灰な
    どをガラス固化することを特徴とする廃棄物固化用ガラ
    ス化材。
  2. 【請求項2】 質量%で、SiO2 35〜48%,A
    2 3 6〜13%,Fe2 3 6〜20%,Mg
    O 3〜7%,CaO 4〜15%,ZnO2〜5%,
    TiO2 0〜5%,Na2 O 0〜15%,K2
    0〜15%,Li2 O 0〜5%,ただし、Na2 O+
    2 O+Li2 O 2〜25%,SO3 0〜3%,P
    2 5 0〜7%になるように焼却灰などにガラス形成
    成分を加え調整した廃棄物固化ガラス。
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