JPH1016688A - 自動車内装材 - Google Patents

自動車内装材

Info

Publication number
JPH1016688A
JPH1016688A JP8188562A JP18856296A JPH1016688A JP H1016688 A JPH1016688 A JP H1016688A JP 8188562 A JP8188562 A JP 8188562A JP 18856296 A JP18856296 A JP 18856296A JP H1016688 A JPH1016688 A JP H1016688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
interior material
connection terminal
automobile
foam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8188562A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Suzuki
浩 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoue MTP KK, Inoac Corp filed Critical Inoue MTP KK
Priority to JP8188562A priority Critical patent/JPH1016688A/ja
Publication of JPH1016688A publication Critical patent/JPH1016688A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤーハーネスを自動車内装材の裏側に保
持する必要がなく、しかも自動車内装材裏側に配置され
る他部品とワイヤーハーネスが干渉したり自動車走行時
に不快な音を発生する恐れのない自動車内装材を提供す
る。 【解決手段】 自動車内装材の基材21とその表面で発
泡成形された発泡体41との間にワイヤーハーネス31
が埋設されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インストルメン
トパネルやドアトリム等の自動車内装材に関する。
【0002】
【従来の技術】インストルメントパネル等の自動車内装
材としては、硬質プラスチック等からなる基材に、その
表面で発泡成形された発泡体を有するものが広く用いら
れている。なお、その発泡体表面は、通常表皮で覆われ
る。
【0003】また、前記インストルメントパネル等の裏
側には、エアコンをはじめとする各種電装機器のための
ワイヤーハーネス(電線の束)が、クリップ等で保持さ
れる。ところが、インストルメントパネル等の裏側には
ダクトやその他の部品が配置されるため、ワイヤーハー
ネスとそれらが干渉して部品の配置が邪魔されたり、逆
にワイヤーハーネスの配線が邪魔されることがあった。
【0004】しかも、近年の自動車は電装機器が増大す
る一方であるため、前記インストルメントパネル等の裏
側に配線されるワイヤーハーネスも増大の一途をたど
り、加えて通常のワイヤーハーネスは、直径が20mm
程度もあるため、インストルメントパネル等の裏側で大
きな場所を占めるようになり、前記他の部品との干渉が
重要な問題となっている。さらに、自動車走行時の振動
によって、ワイヤーハーネスがダクト等の他の部品と接
触して、不快な音を発生することもあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記の点
に鑑みなされたもので、ワイヤーハーネスを自動車内装
材の裏側に保持する必要がなく、しかも自動車内装材の
裏側に配置される他部品とワイヤーハーネスが干渉した
り自動車走行時に不快な音を発生する恐れのない自動車
内装材を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、基材とその
表面で発泡成形された発泡体との間にワイヤーハーネス
が埋設されていることを特徴とする自動車内装材に係
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係る自
動車内装材の斜視図、図2は図1の2−2断面図、図3
は図1の3−3断面図、図4は図1のワイヤーハーネス
の接続端子付近の拡大断面図、図5は同実施例における
基材とワイヤーハーネスの斜視図、図6は同実施例にお
けるワイヤーハーネスの接続端子付近を示す斜視図、図
7は他の実施例におけるワイヤーハーネスの接続端子付
近を示す斜視図、図8は他の実施例のワイヤーハーネス
の接続端子付近を示す斜視図である。
【0008】図1ないし図3に示す自動車内装材10
は、インストルメントパネルとして用いられるもので、
基材21、ワイヤーハーネス31、発泡体41および表
皮45よりなる。
【0009】基材21は、この内装材10の芯材をなす
もので、図5からよりよく理解されるように、硬質塩化
ビニル樹脂等の硬質合成樹脂から射出成形等により所定
形状に成形されたものが用いられる。
【0010】前記基材21の表面(発泡体41側表面)
22の所定位置には、ワイヤーハーネス収容溝23が形
成されている。このワイヤーハーネス収容溝23は、ワ
イヤーハーネス31を正しい位置に収容するためのもの
で、ノズルや計器類等のための開口部を避けて設けられ
る。特にワイヤーハーネス31の径が大きい場合には、
ワイヤーハーネス31部分で自動車内装材10の表面が
膨らむのを防ぐ作用もある。また、このワイヤーハーネ
ス収容溝23の所定位置、すなわちワイヤーハーネス3
1の接続端子32が位置する部分は、図3および図5に
示すように、さらに深い凹部24とされ、その凹部24
底面にワイヤーハーネス31の接続端子32がはまる接
続端子用開口25が形成されている。
【0011】ワイヤーハーネス31は、自動車エアコン
のような電装機器のための電線が束ねられたもので、所
定長からなって、前記基材のワイヤーハーネス収容溝2
3に配置される。このワイヤーハーネス31は、図6か
らよりよく理解されるように、その端部等に設けられた
接続端子32に、電装機器側の他のワイヤーハーネス3
7を接続できるようになっている。この実施例のワイヤ
ーハーネス31にあっては、接続端子32の外面に、爪
からなる係合手段33が設けられている。そして、前記
基材21の接続端子用開口25に接続端子32がはめら
れた際に、前記接続端子用開口25周縁に係合手段33
が係合して、確実に接続端子32が固定されるようにな
っている。符号34は相手側ワイヤーハーネス37との
係合突起、35は接続端子32の基部である。
【0012】また、この実施例にあっては、図3に示す
ように、前記ワイヤーハーネス31の接続端子32の基
部35上面に、該上面より大なるシール材36が貼着さ
れ、それにより接続端子32と基材21の接続端子用開
口25との間がシールされている。このシールは、後記
する発泡体41の形成時に発泡原料が基材21の接続端
子用開口25から漏出するのを防ぐためのもので、接着
テープや、板状の発泡体等で構成される。もちろん、前
記接続端子32における基部35の側面に発泡体等から
なる弾性シール材を貼着したり、図7に示す他の実施例
のワイヤーハーネス31Aのように、接続端子32Aに
おけるの基部35Aの上部(図7では下部)に外周フラ
ンジ36Aを設け、この外周フランジ36Aによって前
記接続端子32Aと基材の接続端子用開口間をシールし
てもよい。また、断面形状が円形の前記ワイヤーハーネ
ス31に代えて、図8に示すような平板状のワイヤーハ
ーネス31Bを用いれば、前記基材21表面のワイヤー
ハーネス収容溝23を浅くし、あるいは無くすことがで
き、基材21の射出成形型等が簡略になる。
【0013】発泡体41は、この自動車内装材10の表
面に緩衝性を付与するためのもので、ポリウレタン発泡
体等の合成樹脂製発泡体からなる。この発泡体31は前
記ワイヤーハーネス31が配置された基材21の表面で
ポリウレタン発泡原料等から発泡成形されたもので、そ
の発泡成形時に生じる発泡体の接着性によってワイヤー
ハーネス31および基材21表面と接着している。
【0014】表皮45は、この自動車内装材10の表面
を構成するもので、前記発泡体41表面に設けられてい
る。この表皮45は軟質塩化ビニル樹脂等からなり、真
空成形やパウダースラッシュ成形等によって内装材10
の形状に形成されている。
【0015】前記構造からなる自動車内装材10は、ワ
イヤーハーネス31が内部に埋設されているため、内装
材10の裏側がスッキリしている。したがってこの自動
車内装材10が、車体に取り付けられて使用される際に
は、ワイヤーハーネス31が内装材10裏側の他の部品
と干渉せず、それらの部品の配置を妨げる恐れがない。
さらに、あらかじめ自動車内装材10内にワイヤーハー
ネス31が埋設されているため、この内装材10を車体
に取り付けた後、内装材10のワイヤーハーネス31の
接続端子32と、電装機器側のワイヤーハーネスとを接
続するだけでよく、ワイヤーハーネスの配線作業が極め
て簡略となる。加えて、この自動車内装材10は、内部
にワイヤーハーネスが埋設されているため、自動車走行
時の振動によっても、自動車内装材10の裏側の他の部
品とワイヤーハーネス31とが接触して不快な音を発生
する恐れがない。
【0016】前記構造の自動車内装材10の成形は、公
知の一体発泡成形を用いて次のように行われる。まず、
自動車内装材10の形状に応じたキャビティを有する発
泡成形型(図示せず)を用意し、その下型型面に前記表
皮45を配置し、他方発泡成形型の上型型面には、前記
ワイヤーハーネス31が表面に配置された基材21をそ
のワイヤーハーネス側表面が下型側となるように保持す
る。このとき、前記ワイヤーハーネス31は、接続端子
32の係合手段33によって基材21に係止固定されて
いるため、基材21のワイヤーハーネス収容溝23から
落下する恐れがない。
【0017】次いで、前記発泡成形型の表皮45と基材
21間に発泡原料を注入し、発泡させることにより、前
記発泡体41を基材21表面と表皮45裏面間に発泡成
形する。その後、成形品を脱型すれば、前記の自動車内
装材10が得られる。このようにして得られた自動車内
装材10は、前記発泡成形時における発泡体41の接着
性により、その発泡体41が基材21表面およびワイヤ
ーハーネスル31に接着しており、ワイヤーハーネス3
1を確実に保持する。
【0018】なお、前記実施例においてはインストルメ
ントパネル用の自動車内装材について説明したが、この
発明はそれに限られるものではなく、基材表面に発泡体
を有し、その裏側に従来ワイヤーハーネスが配設されて
いた自動車内装材全般に適用され、ドアトリムやアーム
レストにも好適なものである。
【0019】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
自動車内装材においては、従来内装材の裏側に保持され
ていたワイヤーハーネスが、基材と発泡体間に埋設され
ているため、自動車内装材の裏側がスッキリとし、その
裏側に配置される他の部品とワイヤーハーネスが干渉せ
ず、他の部品の配置を邪魔する恐れがない。さらに、既
に自動車内装材にワイヤーハーネスが埋設されているた
め、この内装材を車体に取り付けた後、内装材のワイヤ
ーハーネスの接続端子と電装機器側のワイヤーハーネス
とを接続するだけでワイヤーハーネスの配線作業が済
み、その作業が極めて簡略となる。しかも、この発明の
自動車内装材は、内部にワイヤーハーネスが埋設されて
いるため、自動車走行時に内装材裏側の他の部品とワイ
ヤーハーネスが接触して不快な音を発生する恐れもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る自動車内装材の斜視
図である。
【図2】図1の2−2断面図である。
【図3】図1の3−3断面図である。
【図4】図1のワイヤーハーネスの接続端子付近の拡大
断面図である。
【図5】同実施例における基材とワイヤーハーネスの斜
視図である。
【図6】同実施例におけるワイヤーハーネスの接続端子
付近を示す斜視図である。
【図7】他の実施例におけるワイヤーハーネスの接続端
子付近を示す斜視図である。
【図8】他の実施例のワイヤーハーネスの接続端子付近
を示す斜視図である。
【符号の説明】 10 自動車内装材 21 基材 23 ワイヤーハーネス収容溝 25 接続端子用開口 31 ワイヤーハーネス 32 ワイヤーハーネスの接続端子 33 係合手段 36 シール材 41 発泡体 45 表皮
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60R 16/02 620 B60R 16/02 620C 21/045 21/045 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材とその表面で発泡成形された発泡体
    との間にワイヤーハーネスが埋設されていることを特徴
    とする自動車内装材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、基材の発泡体側表面
    にワイヤーハーネス収容溝が形成されていることを特徴
    とする自動車内装材。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、ワイヤーハ
    ーネスの所定位置には他のワイヤーハーネスとの接続端
    子が設けられ、一方基材には前記接続端子のはまる接続
    端子用開口が形成されていることを特徴とする自動車内
    装材。
  4. 【請求項4】 請求項3において、ワイヤーハーネスの
    接続端子に、基材の接続端子用開口と係合する係合手段
    が設けられていことを特徴とする自動車内装材。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において、ワイヤーハ
    ーネスの接続端子と基材の接続端子用開口周縁との間が
    シールされていることを特徴とする自動車用内装材。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    ワイヤーハーネスが平板状からなることを特徴とする自
    動車内装材。
JP8188562A 1996-06-28 1996-06-28 自動車内装材 Pending JPH1016688A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8188562A JPH1016688A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 自動車内装材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8188562A JPH1016688A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 自動車内装材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1016688A true JPH1016688A (ja) 1998-01-20

Family

ID=16225869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8188562A Pending JPH1016688A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 自動車内装材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1016688A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001206168A (ja) * 2000-01-26 2001-07-31 Inoac Corp 車両内装部材の車両用電線保持構造
EP1238849A3 (de) * 2001-03-07 2004-03-24 Siemens Aktiengesellschaft Instrumententafel für ein Kraftfahrzeug
GB2414959A (en) * 2004-06-07 2005-12-14 Lear Corp Vehicle headliner with pad embedded in foam
EP1650073A1 (en) * 2004-10-19 2006-04-26 C.R.F. Società Consortile per Azioni Automotive dashboard and method of fabricating a dashboard assembly comprising such a dashboard
JP2015016721A (ja) * 2013-07-09 2015-01-29 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス保護構造

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001206168A (ja) * 2000-01-26 2001-07-31 Inoac Corp 車両内装部材の車両用電線保持構造
EP1238849A3 (de) * 2001-03-07 2004-03-24 Siemens Aktiengesellschaft Instrumententafel für ein Kraftfahrzeug
US6986687B2 (en) 2001-03-07 2006-01-17 Siemens Ag Instrument panel for a motor vehicle
US7309521B2 (en) 2002-12-19 2007-12-18 International Automotive Components Group North America, Inc. Headliner apparatus with foam imbedded NVH pad
GB2414959A (en) * 2004-06-07 2005-12-14 Lear Corp Vehicle headliner with pad embedded in foam
GB2414959B (en) * 2004-06-07 2007-01-17 Lear Corp Headliner apparatus with foam imbedded nvh pad
EP1650073A1 (en) * 2004-10-19 2006-04-26 C.R.F. Società Consortile per Azioni Automotive dashboard and method of fabricating a dashboard assembly comprising such a dashboard
JP2015016721A (ja) * 2013-07-09 2015-01-29 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス保護構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4797513A (en) Grommet with wires sealed thereto and method of forming same
US7177438B2 (en) Speaker for vehicle and mounting structure of the speaker
JPH1047548A (ja) グロメットおよび該グロメットの製造方法
US6217098B1 (en) Instrument panel top cover with integral foamed components
JPH1016688A (ja) 自動車内装材
US6364394B1 (en) Wire harness retainer
JP2001088578A (ja) インストルメントパネル
JP2528298B2 (ja) 車輌用電装部品の組付方法
JPH0948295A (ja) 自動車用ドアトリムおよび自動車用ドアトリムにおけるワイヤハーネスの束線方法
US7090284B2 (en) Trim assembly having an integrated grommet and method of making the same
JPH09289725A (ja) グロメット
GB2001277A (en) A trim component for the passenger compartment of a motor vehicle
JPH0335689A (ja) スピーカ装置
JP2500424Y2 (ja) 自動車用インシュレ―タダッシュ
JP3378657B2 (ja) グロメット
JPH06344836A (ja) グロメットの取付装置
JP3235421B2 (ja) 防音グロメット
JP3432129B2 (ja) 発泡成形体の成形方法
JPH08182158A (ja) グロメットの防水構造
JP4253753B2 (ja) 車両内装部材
JP2533464Y2 (ja) オプション部品取付装置
JP2002046133A (ja) 車両内装部材の部品組付構造
JPH1113717A (ja) 発泡成形品の固定具取付部品
JPH09289724A (ja) グロメット
JP2000068663A (ja) 防水型ケース