JPH10162981A - 励起コイル、無電極放電ランプ、無電極放電ランプ点灯装置及び照明装置 - Google Patents

励起コイル、無電極放電ランプ、無電極放電ランプ点灯装置及び照明装置

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JPH10162981A
JPH10162981A JP31993096A JP31993096A JPH10162981A JP H10162981 A JPH10162981 A JP H10162981A JP 31993096 A JP31993096 A JP 31993096A JP 31993096 A JP31993096 A JP 31993096A JP H10162981 A JPH10162981 A JP H10162981A
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excitation coil
discharge lamp
winding
electrodeless discharge
discharge tube
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JP31993096A
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Ichiro Yokozeki
一郎 横関
Akira Ito
彰 伊藤
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接箇所を設けずに遮光が少なくなるような
高信頼性の励起コイルを容易且つ安価に製作すること。 【解決手段】 図1(A)に示すように、励起コイル1
は、3/4ターンの巻線部1a,1/2ターンの巻線部
1b,3/4ターンの巻線部1cと、巻線部1aの端部
に一体に連結される導入線部2u、巻線部1bの端部に
一体に連結される導入線部2dと、各巻線部を一体に連
結する曲げ部分3から成っている。このため、曲げ部分
3を折り曲げることで、図1(B)に示すように、1枚
の型板から巻線部の偏平面が互いに平行に配置される2
ターンの励起コイルが溶接無しで成型できる。これによ
り、冷熱サイクルに曝された際に、弱点となる溶接箇所
がないため、長期的信頼性が高く、製造工程が簡単で、
遮光が少ない励起コイル1を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無電放電ランプに電
力を供給する励起コイル、この励起コイルを用いた無電
極放電ランプ、この無電極放電ランプを点灯させる無電
極放電ランプ点灯装置及び照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特公平5−80799によれば、線材を
螺旋放射状に巻くことによって、遮光に配慮した励起コ
イルが構成される。しかしながら、線材によって成形さ
れた励起コイルは、コイルの自己発熱による温度上昇の
みならず、ランプからの輻射/伝熱による高温や、ラン
プの点灯/消灯による冷熱サイクルに曝される。このた
め、励起コイルは、長期的に巻線間隔が狭くなる側に形
状変化して、巻線間スパークが生じることがある。ま
た、励起コイルは、その形状変化から回路定数が変化し
て設計時のコイル電流から変化し、ランプ不点やランプ
電力の変動を生じたりすることがある。従って、線材に
よるコイルは製品寿命を短くしたり、ある装置からの出
力光が、隣接して敷設された同じ装置からの出力光と目
に見えて違ったり、といった市場における製品の信頼性
に関わる不具合を生じる。
【0003】そこで、特開平5−101895に示され
るように、コイル材として線状のものを使用せず、台形
状の導体断面を有する部材を用いて、コイルを比較的頑
丈な構造とすることによって、上記したコイルの変形に
よる不具合の発生を回避している。又、このようなコイ
ル部材はランプの光を遮光しにくい構造でもあり、台形
上の導体断面を有する2ターンの励起コイルが構成され
る。しかし、このような励起コイルは、各ターンの断面
が台形状となるように鋳造したlターンの導体を、ター
ン間でろう付けすることによって、2ターンの励起コイ
ルとして製作される。
【0004】しかしながら、このような励起コイルは導
体断面が台形状となるような鋳造工程を必要とするた
め、製造コストが上昇し、2ターンを越える巻数の励起
コイルに適用しようとすると、ターン毎に異なる鋳型を
必要とし、しかも、ターン間に溶接箇所を設けなければ
ならないため、均一化が困難であると共に、複雑な製造
工程が必要となるばかりでなく、厳しい熱や冷熱サイク
ルに曝された際に、溶接筒所が機械的な弱点部となると
いった不具合を生じる。
【0005】特開平4−33300によれば,上記した
台形状の導体断面の厚みを極めて小さくすることにより
扁平面を有する部材のコイルを製造し、このような励起
コイルの扁平面がランプからの光出力を遮らないよう
に、各ターン間の扁平面を対向して配置する例がある。
しかしながら、このような従来例には、上述の形状配置
を実現したいという希望が記載されているものの、その
ような形状配置を実現するための具体的手段が提示され
ていない。このため、この従来例の記載不備を補足する
ため、図15.16を準備した。
【0006】図15、16は上記従来例に記載の第1の
実施例に準じた展開図である。図15は巻数が2ターン
の時であり、図16は巻数が3ターンの時である。ま
た、図17は巻数が2ターンの時のときの完成時断面形
状、図18は巻数が3ターンのときの完成時断面形状を
示している。これらの図には、扁平面がコイル軸を中心
に左右対称で、コイル軸方向からの出力光の遮光を最小
限に抑えるように配向した扁平状導体の励起コイルの展
開図が提示されている。
【0007】これら展開図から、扁平面が遮光量を最小
限に抑えるように対向し、その対向配置が上記従来例の
記載図に示されるように、コイル軸に対して左右対称な
複数巻数の励起コイルを実現するためには、溶接工程が
必要なことがわかる。故に、この従来例では、長期的な
信頼性に欠ける溶接筒所を設けていることを否定できな
いため、厳しい熱や冷熱サイクルに曝された際に、溶接
箇所が機械的な弱点部となるといった不具合を生じ、必
ずしも実用的な励起コイルではないといえる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の励
起コイルとして線材を用いると、巻線構造が脆く、励起
コイルは製品寿命を短くしたり、ある装置からの出力光
が、隣接して敷設された同じ装置からの出力光と目に見
えて違ったり、といった市場における製品の信頼性に関
わる課題があった。そこで励起コイルとして断面が台形
状の部材を用いて、巻線構造を頑丈にすると、2ターン
を越える巻数の励起コイルでは、ターン毎に異なる鋳型
を必要とし、しかも、ターン間に溶接箇所を設けなけれ
ばならないから、均一化が困難で、複雑な製造工程が必
要となるばかりでなく、厳しい熱や冷熱サイクに曝され
た際に、溶接筒所が機械的な弱点部となるといった課題
があった。更に、断面が台形状の励起コイルの発展形で
ある偏平の部材(厚みが極めて薄い部材)よりなる励起
コイルを用いて、遮光量を最小限に抑えるような形態に
しようとすると、その製造工程に溶接工程が必要で、厳
しい熱や冷熱サイクに曝された際に、溶接箇所が機械的
な弱点部となるだけでなく、変形による形状の変化が激
しく起こるため、長期的信頼性に欠けるという課題があ
った。
【0009】そこで本発明は上記のような課題を解決す
るためになされたもので、溶接箇所を設けずに遮光が最
も少なくなるような形態を有し、しかも、この形態を容
易且つ安価に製作することができる高信頼性の励起コイ
ル、この励起コイルを用いた無電極放電ランプ、この無
電極放電ランプを点灯させる無電極放電ランプ点灯装置
及び照明装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、高周
波電流が供給されると、充填物を封入した放電管に電磁
力を供給し、前記放電管共々無電極放電ランプを構成す
る励起コイルにおいて;1枚の導電性の原板を1回打ち
抜くことによって得られ、且つ、板状で円弧状の少なく
とも1個の巻線部と、この巻線部の端部に一体に連結さ
れて前記高周波電流をこの巻線部に入力するための板状
の一対の導入線部とを有する型板を折り曲げることによ
り成型される構成を具備している。
【0011】このような構成により、励起コイルは極め
て簡単な製造工程によって溶接部無しで立体的な形状に
容易に成型される。従って、冷熱サイクルに曝されて
も、変形等を起こしにくく、又、破壊されにくくなる。
【0012】請求項2の発明の前記型板は、2個のn/
mターンの巻線部と;これらn/mターンの巻線部との
間を曲げ部を介して連結する複数の1/2ターンの巻線
部とを具備し、且つ、前記2個のn/mターンの巻線部
の端部に前記導入線部が連結する構成を具備している。
【0013】このような構成により、n<mの範囲で
n,mを任意の数に設定することにより、前記導入線部
は任意の方向に連結される。
【0014】請求項3の発明は、前記巻線部の両端部に
近い内側部分に内側に突出する突起をこの巻線部と一体
に少なくとも一対設け、前記型板を成型する際に、これ
ら一対の突起を折り曲げて、それらの先端がギャップを
介して互いに対向し、且つ前記巻線部に高周波電流が流
れた時に、前記ギャップ間に発生する強電界の方向が前
記巻線部の周回方向になるように配置する構成を具備し
ている。
【0015】このような構成により、前記巻線部に高周
波電流を流すための高周波電圧が印加されると、この高
周波電圧とほぼ同じ電圧が前記一対の突起の先端にかか
って、これら先端のキャップに強電界が発生するが、こ
の強電界は前記巻線部の周回方向に発生するため、前記
励起コイルの中央に設置される放電管内の放電がリング
状の放電に成長しやすくなり、ランプの始動成功率が向
上する。
【0016】請求項4の発明は、充電物を封入した放電
管と;この放電管の周囲に近接して巻回される請求項1
乃至3いずれか1記載の励起コイルと;を具備してい
る。
【0017】このような構成により、冷熱サイクルによ
る励起コイルの変形が起きにくく、或いは破壊されにく
いため、励起コイルから放電管へ供給される電磁力の供
給特性が経年変化し難い。
【0018】請求項5の発明は、充電物を封入した放電
管と;この放電管の周囲に近接して巻回される励起コイ
ルと;一対の先端部がギャップを介して前記励起コイル
の内側の前記放電管に近接する位置に配置され、且つ、
前記励起コイルの両端の電圧が印加される一対の電界重
畳線と;を具備している。
【0019】このような構成により、前記励起コイルに
高周波電圧を印加した時に、前記一対の電界重畳線の先
端のギャップに発生する強電界により、前記放電管内の
放電をリング状の放電に成長させる力が働くため、ラン
プの始動成功率が向上する。
【0020】請求項6の発明の前記一対の電界重畳線は
前記放電管をほぼ1周して、前記励起コイルの巻線間電
界が前記放電管に至らないようにする静電シールド線を
兼ねた構成を具備している。
【0021】このような構成により、前記励起コイルの
巻線間電界が前記放電管に至らないように前記静電シー
ルド線により阻止されるため、前記放電管が巻線間電界
に曝されて劣化することがなくなる。
【0022】請求項7の発明は、請求項4乃至6いずれ
か1記載の無電極放電ランプと;この無電極放電ランプ
の励起コイルに高周波電流を供給する高周波電源と;を
具備している。
【0023】このような構成により、高周波電源から励
起コイルに高周波電流を供給して、ランプを点灯する。
【0024】請求項8の発明は、請求項7記載の無電極
放電ランプ点灯装置と;この無電極放電ランプ点灯装置
の無電極放電ランプから発光される光を反射する反射板
と;前記無電極放電ランプの高周波電源を収納する筐体
と;を具備している。
【0025】このような構成により、無電極放電ランプ
点灯装置の無電極放電ランプが点灯して発光すると、反
射板により光が反射され、方向性を持った光が外界に照
射される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の励起コイルの第1
の実施の形態を示した展開図及び側面図である。1は励
起コイルで、3/4ターンの巻線部1a,1/2ターン
の巻線部1b,3/4ターンの巻線部1cと導入線部2
u、2dと、巻線部を連結する曲げ部分3から成ってい
る。尚、14は電気的接続のための極板である。
【0027】図1(A)に示した励起コイル1の型板は
一枚の導体板を一回打ち抜くだけで得られ、導入線部2
u、2dと、巻線部1a、1b、1cとが一体化し、導
入線部2u、2dと巻線部1a、1cとの間や巻線部の
途中に溶接箇所を設けていないただ一枚の型板である。
この型板を曲げ部分3のところで曲げ加工することによ
って、図1(B)に示したような2ターンの励起コイル
1を成型することができる。
【0028】ここで、ただ一枚の型板の素材には、Cu
の導体母材の表面にPt層を設けたものが挙げられる。
比較的、導電率と熱伝導率の良好なCu用いることによ
って、廉価に励起コイル1の自己損失低減と熱伝導性を
良好にしている。又、高価なpt薄い層化することによ
って、廉価にCu母材を酸化保護するようにしている
が、このような処理は、励起コイル1の成形後に施され
る。
【0029】本実施の形態によれば、ただ一枚の型板か
ら成形できることによって、型板を得るための打ち抜き
や切削工程が一度の作業で済み、励起コイル1を極めて
簡単な製造工程によって容易に得ることができ、量産性
に優れた励起コイル1を廉価に得ることができる。又、
溶接部分がないため、厳しい熱や冷熱サイクに曝された
際に、溶接筒所が機械的な弱点部となることがなく、形
状変化を受けにくく、長期的な信頼性を得ることができ
る。更に、励起コイルの両端が3/4ターンで、途中が
1/2ターンであることによって、曲げ加工のみによっ
て、巻線部の導体に流れる電流方向が行きつ戻りつする
ことなく、複数ターンを成形することができる。コイル
巻線部にとって無駄な電流往復経路がないことによっ
て、コイル長が短くなるから、同じコイル径で最大の励
起インダクタンスを実現することができる。
【0030】更に、コイル成形後の巻線部断面形状を、
遮光量の少ない向きに配向させることができ、遮光性を
少なくし、ランプ(図示せず)からの照射光量を増大さ
せることができる。また、導入線部2u,2dが巻線部
1a,1cから同一方向に取り出されているので、放電
との結合に寄与しない導入線部2u,2dによるインダ
クタンスループを小さく形成することができる。更に、
コイル軸を中心に、導入線部2u,2dが設けられてい
る側に多くの板状導体が配置され、もともと遮光の多い
導入線部側の遮光量がやや増すものの、その逆の側の遮
光量をより小さくすることができ、配光設計上の自山度
を増加させることができる。
【0031】図2は本発明の励起コイルの第2の実施の
形態を示した展開図及び側面図である。本例は、図1に
示した第1の実施の形態と同様の構成に加えて、励起コ
イル両端側巻線部1a,1bの内側に絞り加工を施して
いる。
【0032】この絞り加工が施されていることによっ
て、励起コイル1は、コイル軸捻り方向に対する機械的
強度が確保できるから、コイル軸に対する巻線位置の信
頼性を向上することができる。又、巻線部断面形状は、
板状導体が略平行に設けられていて、コイル軸方向から
の光の遮光を低減することができる。更に、巻線部1a
〜1cは、図示されないランプによって被る高温暴露ス
トレスや熱冷サイクルストレスに対する歪み開放を巻線
部自体で行うが、巻線部1a〜1cに絞り加工が施され
ていると、導入線部2u,2vやこれら導入線部と巻線
部1a、1cとの接続筒所の変形によって、歪みが開放
され、コイル全体の変形を起きにくくして、コイルの信
頼性を向上させることができる。
【0033】更に、コイル軸中心に導入線部2u,2v
が設けられていない側の遮光において、図1(B)に示
されるように絞り加工が施されていることによって、よ
り一層の遮光量の低減を図ることができる。このような
絞り加工は、型板を巻線形状に成形する前に行われる
が、板状導体にこのような加工を加えて成形された励起
コイル1も、ただ一枚の型板を成形して溶接筒所を設け
ないという本発明の主旨を損なうものではないため、図
1に示した実施の形態と同様、廉価で、量産性に優れる
上、特に、遮光量が少なく、長期信頼性に富んだ励起コ
イルを実現することできる。
【0034】尚、本例ではコイル両端部の巻線部1a、
1cの幅の方が途中の巻線部1bの幅よりも広くなって
いるが、この導体幅の大小関係は、例え配光等の事情に
よって逆の関係であったとしても、上記と同様の効果を
得ることができる。
【0035】図3は本発明の励起コイルの第3の実施の
形態を示した展開図及び側面図である。本例の励起コイ
ル1は、図3(A)に示すように3/4ターンの巻線部
1a,1/2ターンの巻線部1b,1/2ターンの巻線
部1c,3/4ターンの巻線部1dと導入線部2u、2
dと、巻線部を連結する曲げ部分3から成っている。従
って、曲げ加工を施して図3(B)に示すように成型す
ると、巻数2.5[ターン] の励起コイル1が構成され、導
入線部2u、2dをコイル軸中心に対向して設けること
ができる。
【0036】導入線部2u、2dをこのようにコイル軸
中心に対向して設けることにより、巻数をn+0.5タ
ーンに成形できる。このことから類椎されるように、例
えば励起コイル両端の巻数をn/mターン化することに
よって導入線部の位置が決まるので、小数ターンを含む
任意のターン数の励起コイル1を実現することができ
る。この時、コイル端部の巻数n/mターンは、コイル
両端を同じにしても、それぞれ、異なる分数巻数にして
も構わない。但し、n<mである。
【0037】本実施の形態によれば、励起コイル1の両
端の巻線部のターン数をn/mターン化することによっ
て、導入線部2u、2dの配置を自由に変えることがで
きることより、器具反射傘の設計時のように、配光上の
諸々の制約を受けるような場合、設計自山度を増す上で
の有利な点となる。又、導入線部2u、2dが反対方向
に引き出されているため、励起コイル周辺に絶縁材を配
置しても、一対の同方向に引き出された導入線部の場合
のように極板間にコンデンサを形成することがなく、電
気的特性を乱すことなく絶縁を施すことができる。他の
効果は、図1に示した第1の実施の形態と同様で、廉価
で、量産性に優れる上、特に、遮光量が少なく、長期信
頼性に富んだ励起コイルを実現することができる。
【0038】図4は本発明の励起コイルの第4の実施の
形態を示した展開図及び側面図である。本例の励起コイ
ル1は、図4(A)に示すように3/4ターンの巻線部
1a,1/2ターンの巻線部1b,1/2ターンの巻線
部1c,1/2ターンの巻線部1d、3/4ターンの巻
線部1eと導入線部2u、2dと、巻線部を連結する曲
げ部分3から成っている。従って、曲げ加工を施して図
4(B)に示すように成型すると、巻数3ターン] の励
起コイル1が構成され、導入線部2u、2dをコイル軸
中心に対して同方向に設けることができる。他の構成は
図1に示した第1の実施の形態と同様で、廉価で、量産
性に優れる上、特に、遮光量が少なく、長期信頼性に富
んだ励起コイルを実現することできる。
【0039】図5は本発明の励起コイルの第5の実施の
形態を示した展開図である。1は励起コイルで、3/4
ターンの巻線部1a,1/2ターンの巻線部1b,3/
4ターンの巻線部1cと導入線部2u、2dと、巻線部
を連結する曲げ部分3から成っている。又、励起コイル
1の両端側巻線部1a,1cの内側に絞り加工を施して
いる。しかも、この巻線部1a,1cの内側に、41〜
44で示されるような始動補助突起(突起)が一体に形
成されている。
【0040】本例は図2に示した実施の形態の構成に4
1〜44で示されるような突起を巻線部1a,1cの内
側に設けたものであり、突起41〜44も含めて、1枚
の型板で形成され、この型板を曲げ部分3のところで曲
げ加工することによって、図1(B)に示したような2
ターンの励起コイル1と同様の励起コイルを成型するこ
とができる。但し、励起コイル1の巻線部の内側で、こ
の内側に沿って挿入される図示されないランプの管璧に
近接して、突起41、43が対向配置され、同様に、突
起42、44が対向配置されるように、これら突起41
〜44は曲げ加工される。
【0041】即ち、型板の組み立て時に、突起41、4
2は下側に折り曲げられ、突起43、44は上側に折り
曲げられる。これにより、突起41、43は励起コイル
1の周回方向にギャップを介してその先端が対向し、突
起42、44も励起コイル1の周回方向にギャップを介
してその先端が対向する。これにより、励起コイル1に
導入線部2u、2vを通して高周波電圧が印加された
時、その端子電圧が突起41、43の先端に前記ギャッ
プを介してかかり、同様に、突起42、44の先端にも
前記端子電圧が前記ギャップを介してかかる。このた
め、これらギャップに強電界が発生し、しかも、その方
向は励起コイル1の周回方向となる。
【0042】従って、一旦ランプの絶縁破壊に成功した
ならば、前記ギャップに発生した強電界で紐状放電を部
分的に周方向に成長させることが容易となる。また、こ
れは、周方向紐状放電だから、前記ギャップ間に発生す
る強電界によってリング状放電を形成し、それを成長さ
せることが容易となる。故に、リング状放電形成確率が
向上でき、絶縁破壊が容易に行えるため、始動性を向上
させることができる。他の構成は、図2に示した第2の
実施の形態と同様で、同様の効果がある。
【0043】尚、上記した突起は、例えば突起41、4
3の一対でもよく、又、3個以上でもよい。突起対が増
えれば、上記した強電界部分の範囲が広がって、リング
状放電を形成させることが容易になるが、その反面、励
起コイルの成型が繁雑になる。
【0044】図6は本発明の励起コイルの第6の実施の
形態を示した平面図及び断面形状図である。本例の励起
コイル1はその巻線部も導入線部2も線材で形成されて
いる。導入線部2に沿って、電界重畳線5a、5bが設
けられており、これら電界重畳線5a、5bは一対の導
入線部2に電気的に接触して、励起コイル1に印加され
る端子電圧が印加されるようになっている。
【0045】又、電界重畳線5a、5bの先端は励起コ
イル1の内側で、ランプ6の管璧に近接した位置にあ
り、両先端はギャップを介して対向している。これによ
り、励起コイル1に導入線部2を介して高周波電圧が印
加されると、電界重畳線5a、5bの先端に励起コイル
1の周回方向に強電界が発生し、図5に示した第5の実
施の形態と同様に、ランプの始動性が向上する。尚、本
例はランプ6を含めると、無電極放電ランプを形成して
いる。
【0046】図7は本発明の励起コイルの第7の実施の
形態を示した平面図及び断面形状図である。本例も、一
対の導入線部2に沿って電界重畳線5a、5bが配置さ
れている。電界重畳線5aは、励起コイル1の巻線部の
内側に沿って略1回周回しており、励起コイル1の巻線
部とランプ6の間には配置されているが、閉回路は作っ
ておらず、電界重畳線5bとの間にギャップが設けられ
ている。
【0047】本実施の形態によれば、励起コイル1に導
入線部2を介して高周波電圧が印加されると、電界重畳
線5a、5bの先端に励起コイル1の周回方向の強電界
が発生し、図6に示した第6の実施の形態と同様に、ラ
ンプの始動性が向上する。しかも、電界重畳線5aは励
起コイル1の巻線部とランプ6の間には配置されて、一
方の端子電圧が印加されているため、励起コイル1の巻
線部間電界は電界重畳線5aとの間に終始点を持つた
め、前記巻線部間電界がランプ6に至らず、静電界遮蔽
効果を有する。これにより、ランプ6が巻線部間電界に
曝されないため、ランプ6の管壁が劣化せず、ランプ6
を長寿命とする効果がある。又、電界重畳線5aは閉回
路を形成していないため、励起コイル1からの誘導電流
が流れることがなく、損失を生じないため、ランプ点灯
効率が落ちることが防止される。
【0048】図8は本発明の励起コイルの第8の実施の
形態を示した及び断面図及び斜視図である。図8(A)
は本例の全体構成を示した図で、励起コイルは巻線部1
a、1b、1cと導入線部2から構成され、巻線部1
a、1b、1cは、絶縁体(誘電体)7に覆われ、隣接
する巻線間の絶縁が確保されると共に、巻線部1a、1
b、1cのコイル軸に対する位置が保持されている。絶
縁体7は図8(B)に示すように巻線部1a、1b、1
cの外周部も覆っている。又、図9は上記した励起コイ
ル1と導入線部2の展開図である。この展開図より、励
起コイル1は一枚の型板から溶接することなく折り曲げ
加工により成形されて、2ターンの巻線部を有してい
る。
【0049】ところで、励起コイル1は、遮光の点か
ら、コイル断面形状は薄いほうが有利となるため、本例
の励起コイル1は極めて薄い原板を打ち抜いた型板を使
用している。このため、図8(B)に示すように、折り
曲げ加工で、励起コイル1として成型した際に、その機
械的強度がなく、コイル軸に対する巻線部の位置を自主
的に保持できなかったり、冷熱サイクルによる変形で、
巻線間が電気的に接触したり、或いは、当初の巻線位置
を保持できなくなってしまう。
【0050】このため、本例では絶縁体7により、励起
コイル1の巻線部1a、1b、1cを覆うことにより、
巻線部1a、1b、1c間の絶縁を確保すると共に、巻
線部1a、1b、1cを保持して、その機械的位置を当
初の設計された位置に保持するようにしている。尚、本
例は遮光を少なくするため、巻線部1a、1b、1c間
に挿入される絶縁体7の厚みを薄くして、巻線間の間隔
を極めて薄くしている。
【0051】ここで、絶縁体7は、例えば厚み0.63
5mmのアルミナに導体を配置する箇所に0.1mmの
ザグリを設ける。巻線導体は、例えば厚み0.1mmの
Cuを用いる。Cu表面には、高温暴露時の酸化を防止
するため、Agメッキを施す。図8(A)の例では、巻
線導体を挟み込む絶縁体7は4枚あればよい。このよう
に、絶縁体7は巻線間に挟み込むだけではなく、図8
(B)に示すように導体を挟み込むように配置されてい
てもよい。この時、励起コイル1の厚みは2.54mm
+αで済む。そして、絶縁体7と巻線導体とは、巻線部
周辺でねじ8で止められる。
【0052】本実施の形態によれば、薄い導体でできた
巻線部1a、1b、1cの導体間隔を狭くして、しか
も、各巻線部1a、1b、1cの偏平面を平行に配置で
き、しかも、コイル長を短くすることができるため、遮
光を極めて少なくすることができ、ランプからの良好な
放射効率を得ることができる。又、励起コイル1は溶接
箇所を設けることなく、しかも、1枚の型板から成型さ
れているため、加工性、量産性に富み、且つ薄い導体に
よる励起コイルであるにもかかわらず、絶縁体7により
コイル形状を保持できると共に、巻線間隔を狭く配置し
ても、巻線間絶縁が確保できる。従って、遮光が少な
く、機械的及び電気的接続において長期的信頼性が確保
できる励起コイルを得ることができる。
【0053】図10は本発明の無電極放電ランプの一実
施の形態を示した側面図である。無電極放電ランプはラ
ンプ(放電管)6と、これに接続されている始動管9か
らなり、前記放電管6の周囲に図5で示した励起コイル
1が配置されている。ランプ始動時、高電圧電源11か
ら電極10を介して始動管9に高電圧が印加される。こ
れと同時に高周波電源12から高周波電流が導入線部2
を介して励起コイル1に供給される。高電圧が印加され
ると、始動管9内に紐状のコロナ放電が生じ、この放電
が成長して放電管6内に侵入する。これにより、放電管
6内の放電が成長してリング放電となり、励起コイル1
からこのリング放電に磁力が効率よく供給されて放電管
6が点灯する。放電管6が点灯すると、高電圧電源11
からの電極10への高電圧印加が停止される。
【0054】本実施の形態によれば、前記放電管6内の
放電が成長してリング放電となる時、突起部41、43
及び突起部42、44のギャップ部に励起コイル1の巻
回方向に強電界が発生し、これにより、リング放電の成
長が加速されるため、リング放電の成長が途中で停止さ
れることがなく、始動性を著しく向上させることができ
る。又、励起コイル1として、一枚の型板から打ち出し
た偏平の巻線部1a〜1cを平行に配置して用いている
ため、その分、無電極放電ランプを、廉価で、量産性に
優れ、遮光量を少なくして照射効率を向上でき、長期間
信頼性に富んだものとすることができる。
【0055】図11は本発明の無電極放電ランプ点灯装
置の第1の実施の形態を示した平面図及び側面図であ
る。本例の励起コイル1は図1に示したものを用いてい
る。この励起コイル1の巻線部1a〜1cの中央部にラ
ンプ(放電管)6が配置されている。励起コイル1の一
方の導入線部2はL字上に折り曲げられ、その先端部に
連結されている極板14は筐体17の側面に直接ねじ止
めされている。又、励起コイル1の他方の導入線部2は
絶縁体である絶縁体7に挟まれ、更にその上から押圧板
13により押圧されて、筐体17の上面に固定されてい
る。筐体17内の高周波電源12から高周波電流が導入
線部2へ前記極板14などを介して、励起コイル1に供
給され、放電管6を点灯させる。
【0056】本実施の形態によれば、極板14により励
起コイル1の熱を筐体17に逃がしつつ、筐体17との
電気的接続を良好とし、又、機械的安定を得ることがで
きる。一方、他の導入線部2は絶縁体7を介して押圧板
13で筐体17にねじ止めされるが、押圧される導入線
部2が1個のみなので、励起コイル1の熱を絶縁体7を
を介して筐体17に逃がすことができ、電気的、熱的、
機械的な接続などの諸性能を向上させることができる。
【0057】又、導入線部2と絶縁体7を挟み込むとコ
ンデンサが形成され、これが電気的な悪影響を起こす
が、本例では、一方の導入線部2のみを絶縁体7で挟み
込んでいるため、この影響を少なくすることができる。
更に、励起コイル1として、1枚の型板から打ち出した
偏平の巻線部1a〜1cを平行に配置して用いているた
め、その分、無電極放電ランプ点灯装置を、廉価で、量
産性に優れ、遮光量を少なくして照射効率を向上でき、
長期で信頼性に富んだものとすることができる。
【0058】図12は本発明の無電極放電ランプ点灯装
置の第2の実施の形態を示した斜視図である。本例の場
合、導入線部2に捻り加工Pを施すことによって、ラン
プ6の出力光の導入線部2による遮光を最小限に抑えつ
つ、巻線部1a〜1cを自立させることができる。又、
励起コイル1として、1枚の型板から打ち出した偏平の
巻線部1a〜1cを平行に配置して用いているため、そ
の分、無電極放電ランプ点灯装置を、廉価で、量産性に
優れ、遮光量を少なくして照射効率を向上でき、長期で
信頼性に富んだものとすることができる。
【0059】図13は本発明の無電極放電ランプ点灯装
置の第3の実施の形態を示した断面図である。本例の励
起コイル1は図8に示したものを用いている。この励起
コイル1の巻線部1a〜1cの中央部にランプ(放電
管)6が配置されている。励起コイル1の一方の導入線
部2はL字上に折り曲げられ、その先端部に連結された
極板14は筐体17の側面に押圧板16により固定され
ている。又、励起コイル1の他方の導入線部2は絶縁体
である絶縁体7に挟まれ、更にその上から押圧板13に
より押圧されて、筐体17の上面に固定されている。筐
体17内の高周波電源12は筐体17の上にスペーサ1
8を介して設置されている。高周波電源12から高周波
電流が導入線部2へ前記極板14などを介して、励起コ
イル1に供給され、放電管6を点灯させる。
【0060】本実施の形態によれば、充電部が全く露出
しない励起コイル1を用いることができるため、製品販
売における安全規格の適用条項が緩和され、設計、製
造、販売、施工上の事務、実務が短期に終了できる。
又、実質的にも施工上の危険性を低下できる。更に、励
起コイル1として、1枚の型板から打ち出した偏平の巻
線部1a〜1cを平行に配置して用いているため、その
分、無電極放電ランプ点灯装置を、廉価で、量産性に優
れ、遮光量を少なくして照射効率を向上でき、長期で信
頼性に富んだものとすることができる。
【0061】図14は本発明の照明装置の一実施例の形
態の構成を示した図である。耐熱プラスチックまたは金
属で円形状に形成された板部材としてのベースプレート
31の下面中心には、ソケット36を介して無電極放電
ランブ(以下単にランプと称する)50か設けられてい
る。このランプ50の頂部には、始動管9が突設されて
おり、ベースプレート31からはこの始動管9の先端部
が突き出ている。
【0062】叉、ベースプレート31の下面には、励起
コイル1の基端がビス止めされており、この励起コイル
1かランプ50の外周部に2回巻き付けられている。
叉、ランプ50及び励起コイル1はアクリル樹脂て半球
状に形成されたカバ−32で覆われており、カバ−32
の上端縁がベースプレート34の外周部に固定されてい
る。このカバ−32は反射板を兼ね、ランプ50の配光
を調整すると共に、ランプ50及び励起コイル1に手が
触れるのを防いだり、塵埃や虫が浸人するのを防いでい
る。ベースプレート31とカバ−32等が照明装置本体
を構成している。尚、カバ−32の一部には反射材が塗
布されていて、反射板も兼ねており、ランプ50の光を
方向性をもって照射する。
【0063】一方、ベースプレート31の上面には実装
基板33が立設されており、この実装基板33には、高
周波電源を構成する電子部品が搭載されている。上記し
た高周波電源からランプ50の始動管9の先端部の電極
(図示せず)に高電圧が印加されて始動管9に放電を起
させた後、励起コイル1に高周液電流が供給されて無電
極放電ランプ50の放電管1が点灯される。尚、34は
外部放熱器で、ヒートパイプ35を通して伝達されてく
る無電極放電ランプ50の発熱を外部に放散する。
【0064】本実施の形態によれば、励起コイル1とし
て図1〜図8に示したような1枚の型板から打ち出した
板状の巻線部1a〜1cを平行に配置して用いているた
め、その分、照明装置を、廉価で、量産性に優れ、遮光
量を少なくして照射効率を向上でき、長期間信頼性に富
んだものとすることができる。
【0065】
【発明の効果】以上記述した如く請求項1の発明によれ
ば、1枚の型板を曲げ加工により折り曲げて成型するこ
とにより、廉価で、量産性に優れ、遮光量が少なく且つ
長期的信頼性に富んだ励起コイルを得ることができる。
【0066】請求項2の発明によれば、両端部の巻線部
をn/mターンとすることにより、この両端部の巻線部
に連結する導入線部の引き出し方向を任意とすることが
でき、設計の自由度を向上させることができる。
【0067】請求項3の発明によれば、巻線部の内側に
その先端部がギャップを介して対向する一対の突起を設
けることにより、励起コイルから電磁力を供給されて点
灯する放電管の始動性を向上させることができる。
【0068】請求項4の発明によれば、長期的信頼性の
ある励起コイルを用いているため、無電極放電ランプの
長期的信頼性を高め、経年変化によるランプの照度の違
いを最小限とすることができる。
【0069】請求項5の発明によれば、一対の電界重畳
線により始動性の良い無電極放電ランプを得ることがで
きる。
【0070】請求項6の発明によれば、一対の電界重畳
線が静電シールド線を兼ねているため、始動性が良く且
つ放電管の劣化が少ない長寿命の無電極放電ランプを得
ることができる。
【0071】請求項7の発明によれば、廉価で、量産性
に優れ照射効率が良好で、且つ長期的信頼性に富んだ無
電極放電ランプ点灯装置を得ることができる。
【0072】請求項8の発明によれば、長期間、安定な
照射性能を保持することができ、且つ照射効率が高い照
明装置を得ることかできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の励起コイルの第1の実施の形態を示し
た展開図及び側面図。
【図2】本発明の励起コイルの第2の実施の形態を示し
た展開図及び側面図。
【図3】本発明の励起コイルの第3の実施の形態を示し
た展開図及び側面図。
【図4】本発明の励起コイルの第4の実施の形態を示し
た展開図及び側面図。
【図5】本発明の励起コイルの第5の実施の形態を示し
た展開図。
【図6】本発明の励起コイルの第6の実施の形態を示し
た平面図及び断面形状図。
【図7】本発明の励起コイルの第7の実施の形態を示し
た平面図及び断面形状図。
【図8】本発明の励起コイルの第8の実施の形態を示し
た及び断面図及び斜視図。
【図9】図8に示した励起コイルの展開図。
【図10】本発明の無電極放電ランプの一実施の形態を
示した側面図。
【図11】本発明の無電極放電ランプ点灯装置の第1の
実施の形態を示した平面図及び側面図。
【図12】本発明の無電極放電ランプ点灯装置の第2の
実施の形態を示した斜視図。
【図13】本発明の無電極放電ランプ点灯装置の第3の
実施の形態を示した断面図。
【図14】本発明の照明装置の一実施の形態を示した
図。
【図15】従来の2ターンの励起コイルを成型するため
の型板例を示した平面図。
【図16】従来の3ターンの励起コイルを成型するため
の型板例を示した平面図。
【図17】従来の2ターンの励起コイルの成型後の形態
例を示した側面図。
【図18】従来の3ターンの励起コイルの成型後の形態
例を示した側面図。
【符号の説明】
1 励起コイル 1a〜1e 巻線部 2u、2d 導入線部 3 曲げ部分 5a、5b 電界重畳線 6 ランプ 7 絶縁体 8 ねじ 9 始動管 10 電極 11 高電圧電源 12 高周波電源 13、16 押圧板 14、15 極板 17 筐体 31 ベースプレート 32 カバー 33 実装基板 34 外部放熱器 35 ヒートパイプ 36 ソケット 41〜44 始動補助突起 50 無電極放電ランプ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波電流が供給されると、充填物を封
    入した放電管に電磁力を供給し、前記放電管共々無電極
    放電ランプを構成する励起コイルにおいて;1枚の導電
    性の原板を1回打ち抜くことによって得られ、且つ、板
    状で円弧状の少なくとも1個の巻線部と、この巻線部の
    端部に一体に連結されて前記高周波電流をこの巻線部に
    入力するための板状の一対の導入線部とを有する型板を
    折り曲げることにより成型されることを特徴とする励起
    コイル。
  2. 【請求項2】 前記型板は、2個のn/mターンの巻線
    部と;これらn/mターンの巻線部との間を曲げ部を介
    して連結する複数の1/2ターンの巻線部とを具備し、
    且つ、前記2個のn/mターンの巻線部の端部に前記導
    入線部が連結することを特徴とする請求項1記載の励起
    コイル。
  3. 【請求項3】 前記巻線部の両端部に近い内側部分に内
    側に突出する突起をこの巻線部と一体に少なくとも一対
    設け、前記型板を成型する際に、これら一対の突起を折
    り曲げて、それらの先端がギャップを介して互いに対向
    し、且つ前記巻線部に高周波電流が流れた時に、前記ギ
    ャップ間に発生する強電界の方向が前記巻線部の周回方
    向になるように配置することを特徴とする請求項1記載
    の励起コイル。
  4. 【請求項4】 充電物を封入した放電管と;この放電管
    の周囲に近接して巻回される請求項1乃至3いずれか1
    記載の励起コイルと;を具備することを特徴とする無電
    極放電ランプ。
  5. 【請求項5】 充電物を封入した放電管と;この放電管
    の周囲に近接して巻回される励起コイルと;一対の先端
    部がギャップを介して前記励起コイルの内側の前記放電
    管に近接する位置に配置され、且つ、前記励起コイルの
    両端の電圧が印加される一対の電界重畳線と;を具備す
    ることを特徴とする無電極放電ランプ。
  6. 【請求項6】 前記一対の電界重畳線は前記放電管をほ
    ぼ1周して、前記励起コイルの巻線間電界が前記放電管
    に至らないようにする静電シールド線を兼ねていること
    を特徴とする請求項5記載の無電極放電ランプ。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6いずれか1記載の無電極
    放電ランプと;この無電極放電ランプの励起コイルに高
    周波電流を供給する高周波電源と;を具備することを特
    徴とする無電極放電ランプ点灯装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の無電極放電ランプ点灯装
    置と;この無電極放電ランプ点灯装置の無電極放電ラン
    プから発光される光を反射する反射板と;前記無電極放
    電ランプの高周波電源を収納する筐体と;を具備するこ
    とを特徴とする照明装置。
JP31993096A 1996-11-29 1996-11-29 励起コイル、無電極放電ランプ、無電極放電ランプ点灯装置及び照明装置 Withdrawn JPH10162981A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008270272A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Densei Lambda Kk インダクタンス素子
WO2010051098A1 (en) * 2008-10-31 2010-05-06 General Electric Company Induction coil without a weld

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