JPH10162948A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JPH10162948A
JPH10162948A JP31910996A JP31910996A JPH10162948A JP H10162948 A JPH10162948 A JP H10162948A JP 31910996 A JP31910996 A JP 31910996A JP 31910996 A JP31910996 A JP 31910996A JP H10162948 A JPH10162948 A JP H10162948A
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heating coil
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power supply
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潔 井▲崎▼
Taizou Ogata
大象 緒方
Takeshi Kitaizumi
武 北泉
Hidekazu Yamashita
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来より小形・低コストの一定周波数動作の
インバータを用いた誘導加熱調理器に於いて、効率的な
制御方法を提案すること。 【解決手段】 直流電源1からインバータ回路2への入
力電流を検出するカレントトランス9とiin検知回路
10より構成される入力電流検出手段の出力に基づいて
駆動制御回路3が第一スイッチング素子であるIGBT
5と、第二スイッチング素子であるIGBT7を駆動・
制御することで正確な入力電力制御を行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一定周波数で動作す
るインバータを有する誘導加熱調理器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の誘導加熱調理器は、特開
平5−21150号公報に開示されている構成になって
いた。以下、その誘導加熱調理器について図37〜図3
9を参照しながら説明する。
【0003】図37は従来の誘導加熱調理器の回路構成
図であり、図37において、101は直流電源、102
は直流を高周波交流に変換するインバータ回路で、10
3はインバータ回路102を制御する制御回路である。
インバータ回路102は、逆電流阻止形の第一スイッチ
ング素子104、逆電流導通形の第二スイッチング素子
105、加熱コイル106、第一共振コンデンサ10
7、第二共振コンデンサ108、ダイオード109で構
成されている。制御回路103は、第一スイッチング素
子104と第二スイッチング素子105を、一定周波数
f0で交互に導通する駆動部110等により構成されて
いる。
【0004】図38は以上の様に構成された従来の誘導
加熱調理器のインバータ回路102の動作を説明する各
部動作波形である。
【0005】また、図39は従来の誘導加熱調理器の導
通比D1(=ton1/t0)に対する入力pinの特
性である。図39より明らかな様に従来の誘導加熱調理
器では、インバータ回路102の動作周波数(f0)一
定の下で、一定周期(t0)に対する第一スイッチング
素子104のオン時間(ton1)の比である導通比D
1(=ton1/t0)を変化することで入力電力(P
in)を変化し、また、図38の各部動作波形より明ら
かな様に第一スイッチング素子104と第二スイッチン
グ素子105は、ゼロボルトスイッチング動作を実現で
きていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の誘導
加熱調理器は、一定動作周波数で入力の可変ができるイ
ンバータを備えているので、多口構成にした場合、バー
ナ間周波数差に起因する鍋干渉音の問題を解決でき、ま
た、2つのスイッチング素子がゼロボルトスイッチング
動作を実現できるので、回路の低損失・低ノイズ化によ
る低コスト・小形化という優れたものであったが、多口
誘導加熱調理器普及などのため、更に低コスト・小形の
新しいインバータと、その制御システムの確立が必要で
ある。
【0007】本発明はこの様な点に鑑み、従来より低コ
スト・小形の一定周波数動作のインバータシステムを用
いた誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、直流電源と、前記直流電源の一端に接続さ
れる加熱コイルと、前記加熱コイルの他端と前記直流電
源の他端に接続される第一スイッチング素子と、前記加
熱コイルと共振回路を形成する第一共振コンデンサと、
前記加熱コイルまたは前記第一共振コンデンサと並列接
続される第二スイッチング素子と第二共振コンデンサの
直列回路より構成されるインバータ回路と、前記インバ
ータ回路の入力電流を検出する入力電流検出手段と、前
記両スイッチング素子を一定周波数で交互に導通制御す
る駆動制御回路とを備え、前記駆動制御回路は、前記入
力電流検出手段の出力に基づき両スイッチング素子の導
通比を制御してなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、直流電源
と、前記直流電源の一端に接続される加熱コイルと、前
記加熱コイルの他端と前記直流電源の他端に接続される
第一スイッチング素子と、前記加熱コイルと共振回路を
形成する第一共振コンデンサと、前記加熱コイルと直列
または並列接続される第二スイッチング素子と第二共振
コンデンサの直列回路より構成されるインバータ回路
と、前記インバータ回路の入力電流を検出する入力電流
検出手段と、前記インバータ回路の第一スイッチング素
子と第二スイッチング素子を駆動・制御する駆動制御回
路を備え、前記駆動制御回路は、前記第一スイッチング
素子と前記第二スイッチング素子を一定周波数で交互に
導通させ、前記入力電流検出手段の出力に基づいてその
導通比を変化するものである。
【0010】請求項2記載の発明は、直流電源と、前記
直流電源の一端に接続される加熱コイルと、前記加熱コ
イルの他端と前記直流電源の他端に接続される第一スイ
ッチング素子と、前記加熱コイルと共振回路を形成する
第一共振コンデンサと、前記加熱コイルと直列または並
列接続される第二スイッチング素子と第二共振コンデン
サの直列回路より構成されるインバータ回路と、前記イ
ンバータ回路の入力を設定する入力設定手段と、前記イ
ンバータ回路の入力電流を検出する入力電流検出手段
と、前記入力設定手段の出力と前記入力電流検出手段の
出力を比較する比較手段と、前記インバータ回路の第一
スイッチング素子と第二スイッチング素子を駆動・制御
する駆動制御回路を備え、前記比較手段は、前記入力電
流検出手段の出力と前記入力設定手段の出力を比較し、
前記駆動制御回路は、前記第一スイッチング素子と前記
第二スイッチング素子を一定周波数で交互に導通させ、
前記比較手段の出力に基づいてその導通比を変化するも
のである。
【0011】請求項3記載の発明は、直流電源の一端に
接続される加熱コイルと、前記加熱コイルの他端と前記
直流電源の他端に接続される第一スイッチング素子と、
前記加熱コイルと共振回路を形成する第一共振コンデン
サと、前記加熱コイルと直列または並列接続される第二
スイッチング素子と第二共振コンデンサの直列回路より
構成されるインバータ回路と、前記インバータ回路の入
力電流を検出する入力電流検出手段と、前記第一スイッ
チング素子、または、前記第二スイッチング素子の導通
時間を検出する導通時間検出手段と、前記インバータ回
路の第一スイッチング素子と第二スイッチング素子を駆
動・制御する駆動制御回路を備え、前記駆動制御回路
は、前記第一スイッチング素子と前記第二スイッチング
素子を一定周波数で交互に導通させ、前記入力電流検出
手段で検出される入力電流が、前記導通時間検出手段で
検出される前記第一スイッチング素子の導通時間、また
は、前記第二スイッチング素子の導通時間ごとに決めら
れた所定値以下の範囲でその導通比を変化するものであ
る。
【0012】請求項4記載の発明は、直流電源と、前記
直流電源の一端に接続される加熱コイルと、前記加熱コ
イルの他端と前記直流電源の他端に接続される第一スイ
ッチング素子と、前記加熱コイルと共振回路を形成する
第一共振コンデンサと、前記加熱コイルと直列または並
列接続される第二スイッチング素子と第二共振コンデン
サの直列回路より構成されるインバータ回路と、前記第
一スイッチング素子の電圧を検出する第一スイッチング
素子電圧検出手段と、前記インバータ回路の第一スイッ
チング素子と第二スイッチング素子を駆動・制御する駆
動制御回路を備え、前記駆動制御回路は、前記第一スイ
ッチング素子と前記第二スイッチング素子を一定周波数
で交互に導通させ、前記第一スイッチング素子電圧検出
手段の出力に基づいてその導通比を変化するものであ
る。
【0013】請求項5記載の発明は、直流電源と、前記
直流電源の一端に接続される加熱コイルと、前記加熱コ
イルの他端と前記直流電源の他端に接続される第一スイ
ッチング素子と、前記加熱コイルと共振回路を形成する
第一共振コンデンサと、前記加熱コイルと直列または並
列接続される第二スイッチング素子と第二共振コンデン
サの直列回路より構成されるインバータ回路と、前記第
二スイッチング素子の電圧を検出する第二スイッチング
素子電圧検出手段と、前記インバータ回路の第一スイッ
チング素子と第二スイッチング素子を駆動・制御する駆
動制御回路を備え、前記駆動制御回路は、前記第一スイ
ッチング素子と前記第二スイッチング素子を一定周波数
で交互に導通させ、前記第二スイッチング素子電圧検出
手段の出力に基づいてその導通比を変化するものであ
る。
【0014】請求項6記載の発明は、直流電源と、前記
直流電源の一端に接続される加熱コイルと、前記加熱コ
イルの他端と前記直流電源の他端に接続される第一スイ
ッチング素子と、前記加熱コイルと共振回路を形成する
第一共振コンデンサと、前記加熱コイルと直列または並
列接続される第二スイッチング素子と第二共振コンデン
サの直列回路より構成されるインバータ回路と、前記第
一スイッチング素子の電圧を検出する第一スイッチング
素子電圧検出手段と、前記第二スイッチング素子の電圧
を検出する第二スイッチング素子電圧検出手段と、前記
インバータ回路の第一スイッチング素子と第二スイッチ
ング素子を駆動・制御する駆動制御回路を備え、前記駆
動制御回路は、前記第一スイッチング素子と前記第二ス
イッチング素子を一定周波数で交互に導通させ、前記第
一スイッチング素子電圧検出手段で検出される前記第一
スイッチング素子の電圧が、前記第二スイッチング素子
電圧検出手段で検出される前記第二スイッチング素子の
電圧ごとに決められた所定値以下の範囲でその導通比を
変化するものである。
【0015】請求項7記載の発明は、直流電源と、前記
直流電源の一端に接続される加熱コイルと、前記加熱コ
イルの他端と前記直流電源の他端に接続される第一スイ
ッチング素子と、前記加熱コイルと共振回路を形成する
第一共振コンデンサと、前記加熱コイルと直列または並
列接続される第二スイッチング素子と第二共振コンデン
サの直列回路より構成されるインバータ回路と、前記第
一スイッチング素子の電圧を検出する第一スイッチング
素子電圧検出手段と、前記第二スイッチング素子の電圧
を検出する第二スイッチング素子電圧検出手段と、前記
第一スイッチング素子電圧検出手段の出力より前記第二
スイッチング素子電圧検出手段の出力を減じる引き算手
段と、前記インバータ回路の第一スイッチング素子と第
二スイッチング素子を駆動・制御する駆動制御回路を備
え、前記駆動制御回路は、前記第一スイッチング素子と
前記第二スイッチング素子を一定周波数で交互に導通さ
せ、前記引き算手段で検出される前記第一スイッチング
素子の電圧と前記第二スイッチング素子の電圧の差の電
圧が所定値以下の範囲でその導通比を変化するものであ
る。
【0016】請求項8記載の発明は、直流電源と、前記
直流電源の一端に接続される加熱コイルと、前記加熱コ
イルの他端と前記直流電源の他端に接続される第一スイ
ッチング素子と、前記加熱コイルと共振回路を形成する
第一共振コンデンサと、前記加熱コイルと直列または並
列接続される第二スイッチング素子と第二共振コンデン
サの直列回路より構成されるインバータ回路と、前記加
熱コイルの電流を検出する加熱コイル電流検出手段と、
前記インバータ回路の第一スイッチング素子と第二スイ
ッチング素子を駆動・制御する駆動制御回路を備え、前
記駆動制御回路は、前記第一スイッチング素子と前記第
二スイッチング素子を一定周波数で交互に導通させ、前
記加熱コイル電流検出手段の出力に基づいてその導通比
を変化するものである。
【0017】請求項9記載の発明は、直流電源と、前記
直流電源の一端に接続される加熱コイルと、前記加熱コ
イルの他端と前記直流電源の他端に接続される第一スイ
ッチング素子と、前記加熱コイルと共振回路を形成する
第一共振コンデンサと、前記加熱コイルと直列または並
列接続される第二スイッチング素子と第二共振コンデン
サの直列回路より構成されるインバータ回路と、前記第
一スイッチング素子の電流を検出する第一スイッチング
素子電流検出手段と、前記インバータ回路の第一スイッ
チング素子と第二スイッチング素子を駆動・制御する駆
動制御回路を備え、前記駆動制御回路は、前記第一スイ
ッチング素子と前記第二スイッチング素子を一定周波数
で交互に導通させ、前記第一スイッチング素子電流検出
手段の出力に基づいてその導通比を変化するものであ
る。
【0018】請求項10記載の発明は、直流電源と、前
記直流電源の一端に接続される加熱コイルと、前記加熱
コイルの他端と前記直流電源の他端に接続される第一ス
イッチング素子と、前記加熱コイルと共振回路を形成す
る第一共振コンデンサと、前記加熱コイルと直列または
並列接続される第二スイッチング素子と第二共振コンデ
ンサの直列回路より構成されるインバータ回路と、前記
第二スイッチング素子の電流を検出する第二スイッチン
グ素子電流検出手段と、前記インバータ回路の第一スイ
ッチング素子と第二スイッチング素子を駆動・制御する
駆動制御回路を備え、前記駆動制御回路は、前記第一ス
イッチング素子と前記第二スイッチング素子を一定周波
数で交互に導通させ、前記第二スイッチング素子電流検
出手段の出力に基づいてその導通比を変化するものであ
る。
【0019】請求項11記載の発明は、直流電源と、前
記直流電源の一端に接続される加熱コイルと、前記加熱
コイルの他端と前記直流電源の他端に接続される第一ス
イッチング素子と、前記加熱コイルと共振回路を形成す
る第一共振コンデンサと、前記加熱コイルと直列または
並列接続される第二スイッチング素子と第二共振コンデ
ンサの直列回路より構成されるインバータ回路と、前記
第二スイッチング素子の電流を検出する第二スイッチン
グ素子電流検出手段と、前記第一スイッチング素子、ま
たは、前記第二スイッチング素子の導通時間を検出する
導通時間検出手段と、前記インバータ回路の第一スイッ
チング素子と第二スイッチング素子を駆動・制御する駆
動制御回路を備え、前記駆動制御回路は、前記第一スイ
ッチング素子と前記第二スイッチング素子を一定周波数
で交互に導通させ、前記第二スイッチング素子電流検出
手段で検出される前記第二スイッチング素子の電流が、
前記導通時間検出手段で検出される前記第一スイッチン
グ素子の導通時間、または、前記第二スイッチング素子
の導通時間ごとに決められた所定値以下の範囲でその導
通比を変化するものである。
【0020】
【実施例】
(実施例1)図1は、本発明の第1の実施例の誘導加熱
調理器の回路構成図を示し、図1に於いて、1は直流電
源、2は直流電源1に接続されるインバータ回路であ
る。インバータ回路2は、直流電源1の一端であるプラ
ス側に一端を接続される加熱コイル4と、加熱コイル4
の他端と直流電源1の他端であるマイナス側とに接続さ
れる第一スイッチング素子である逆導通ダイオード内蔵
のIGBT5と、加熱コイル4と共振回路を形成する様
にIGBT5と並列接続される第一共振コンデンサ6
と、加熱コイル4と並列接続される第二スイッチング素
子である逆導通ダイオード内蔵のIGBT7と第二共振
コンデンサ8の直列回路より構成されている。
【0021】直流電源1とインバータ回路2の間にはカ
レントトランス9が接続され、カレントトランス9の二
次側はiin検知回路10に接続され、iin検知回路
10の出力は駆動制御回路3に接続され、駆動制御回路
3はIGBT5のゲート端子とIGBT7のゲート端子
にそれぞれ接続される。インバータ回路2の入力電流を
検出する入力電流検出手段は、カレントトランス9とi
in検知回路10で構成されている。
【0022】以上の様に構成された誘導加熱調理器に付
いて、動作を説明する。図2は、インバータ回路2の各
部動作波形で、図2に於いて、vge1はIGBT5の
ゲート・エミッタ間電圧、vge2はIGBT7のゲー
ト・エミッタ間電圧、vce1はIGBT5のコレクタ
・エミッタ間電圧、vce2はIGBT7のコレクタ・
エミッタ間電圧、ic1はIGBT5のコレクタ電流、
ic2はIGBT7のコレクタ電流、iC1は第一共振
コンデンサ6の電流、vC2は第二共振コンデンサ8の
電圧、iLは加熱コイル4の電流をそれぞれ示す。
【0023】また、t0はインバータ回路2の動作周
期、ton1はIGBT5の導通時間、ton2はIG
BT7の導通時間、td1・td2はIGBT5とIG
BT7が共に非導通の時間、言わゆる、デッドタイムで
あり、インバータ回路2の動作周期t0は、常に一定で
ある。
【0024】図3は、インバータ回路2の基本特性を示
す図で、一定動作周期t0に対するIGBT5の導通時
間ton1の比である導通比D1=ton1/t0と入
力電力pinの特性である。図3に示す通り、インバー
タ回路2の入力電力pinは、導通比D1で可変でき
る。
【0025】誘導加熱調理器が動作すると、カレントト
ランス9とiin検知回路10で構成される入力電流検
出手段は、インバータ回路2の入力電流iinを検出
し、iin検出回路10は、入力電流iinの大きさに
応じた出力をする。駆動制御回路3は、iin検知回路
10の出力より入力電流iinを検知し、その検知結果
に基づいて導通比D1を設定し、IGBT5とIGBT
7を駆動する。
【0026】入力電力pinは、直流電源1の電圧をE
とすると、(数1)となるので、インバータ回路2の入
力電流iinを検出することで入力電力pinが分かる
ことになる。
【0027】
【数1】
【0028】この様に、駆動制御回路3は、一定動作周
波数f0(=1/t0)の下でIGBT5とIGBT7
を交互に導通するので、インバータ回路2の一定周波数
動作を実現できる。
【0029】また、駆動制御回路3は、導通比D1を変
化することで入力電力pinを変化でき、かつ、iin
検知回路10の出力より入力電力pinを検知できるの
で、iin検知回路10の出力に基づいて導通比D1を
制御することにより、インバータ回路2の入力電流ii
nによるフィードバック制御ができ、入力電力pinを
任意の値に正確に制御できる。
【0030】(実施例2)図4は、本発明の第2の実施
例の誘導加熱調理器の回路構成図を示し、図4に於い
て、11は商用電源で、12は商用電源11を整流する
ダイオードブリッジで、ダイオードブリッジ12の出力
には、平滑コンデンサ13が接続され、平滑コンデンサ
13は、インバータ回路2に供給される直流電源の働き
をする。
【0031】インバータ回路2は、実施例1の誘導加熱
調理器のインバータ回路2と同じ構成になっている。商
用電源11とダイオードブリッジ12の間には、カレン
トトランス14が接続され、カレントトランス14の二
次側はiin検知回路15に接続される。iin検知回
路15の出力vout1と入力設定手段16の出力vo
ut2は比較手段17に接続され、比較手段17の出力
は駆動制御回路18に接続され、駆動制御回路18はI
GBT5とIGBT7にそれぞれ接続される。
【0032】以上の様に構成された本実施例の誘導加熱
調理器について、図5〜図7を用いてその動作を説明す
る。
【0033】入力設定手段16により任意の入力電力p
inが設定されると、誘導加熱調理器は動作を開始し、
入力設定手段16は設定された入力電力pinに応じ
て、あらかじめ決められている所定の電圧をvout2
として出力する。カレントトランス14とiin検知回
路15で構成される入力電流検出手段は、商用電源11
から誘導加熱調理器への入力電流iinを検出し、入力
電流iinの大きさに応じた電圧をvout1として出
力する。比較手段17は、iin検知回路15の出力電
圧vout1と入力設定手段16の出力電圧vout2
を比較し、これらの出力電圧の差に応じた電圧を出力す
る。駆動制御回路18は、比較手段17の出力により検
知される入力設定手段16で設定された入力と入力電流
検出手段で検出された入力の差の大きさに基づいて導通
比D1を設定し、その導通比D1でIGBT5とIGB
T7を駆動する。
【0034】誘導加熱調理器の入力電力pinとiin
検知回路15の出力電圧vout1の特性は、図5に示
す様になるので、vout1でpinが分かり、例え
ば、入力設定手段16が図6に示す様な5段階設定の仕
様になっている場合、それぞれの設定に対する入力設定
手段16の出力電圧vout2の値を図7に示す様にあ
らかじめ決めて置けば、それぞれの設定された入力電力
に付いてiinによるフィードバッグ制御ができ、製品
仕様に合わせた任意の入力電力pinを正確に得ること
ができる。
【0035】(実施例3)図8は、本発明の第3の実施
例の誘導加熱調理器の回路構成図を示し、図8に於い
て、直流電源1、インバータ回路2、カレントトランス
9、iin検知回路10は実施例1のものと同じであ
る。
【0036】iin検知回路10の出力とIGBT5の
オン時間ton1を検出する導通時間検出手段であるt
on1検知回路19の出力は駆動制御回路20に接続さ
れている。
【0037】以上の様に構成された本第三発明の実施例
の誘導加熱調理器について、その動作を説明する。
【0038】駆動制御回路20が、カレントトランス9
とiin検知回路10で構成されている入力電流検出手
段の出力に基づいて導通比D1を設定し、その導通比D
1でIGBT5とIGBT7を駆動すると言う入力電流
iinによる入力pinのフィードバック制御に付いて
は前記本第一発明の(実施例1)と同じである。
【0039】ton1検知回路19は、IGBT5のオ
ン時間ton1を検出し、ton1の長さに応じた出力
をする。駆動制御回路20は、上記した様に入力電流i
inによる入力pinのフィードバック制御を行うが、
その際、ton1検知回路19により検出されるIGB
T5のオン時間ton1の値ごとにあらかじめ決められ
ているインバータ回路2の入力電流iinの設定値を超
えない範囲でインバータ回路2を制御する。すなわち、
ton1の値ごとにあらかじめ決められているpinの
設定値を図9の太線に示す様に、ton1≧17μsで
pin=2000W、ton1<17μsでpin=1
600Wとした場合、誘導加熱される負荷が非磁性鍋の
時、pinは1600W以下の範囲で制御され、磁性鍋
の時、pinは2000W以下の範囲で制御されること
になる。
【0040】インバータ回路2を構成している各部品の
損失は、同じpinで比較すると、非磁性鍋の方が磁性
鍋に比べて大きくなるが、図9の太線に示す様にIGB
T5の導通時間ton1ごとに設定した入力pinのリ
ミッタを設けているので、磁性鍋の入力pinの最大値
は2000Wになるが、非磁性鍋の入力pinの最大値
は1600Wに制限されることになり、負荷が磁性鍋・
非磁性鍋であるのに関わらず、インバータ回路2の各部
品の損失を過大にすることなく加熱動作が行える。
【0041】なお、IGBT5の導通時間ton1の値
ごとに決められる入力pinの所定値は、図10に示す
様にしても、その他の値にしても良い。図10に示す様
にした場合は、負荷のton1ーpin特性が、非磁性
鍋と磁性鍋の中間の特性を持つ負荷Aに付いて、図9の
場合に比べ、インバータ回路2の部品の損失と入力pi
nの最大値を両方考慮した最適な動作点での加熱が行え
る。
【0042】(実施例4)図11は、本発明の第4の実
施例の誘導加熱調理器の回路構成図である。
【0043】図11に於いて、直流電源1とインバータ
回路2は、本第一発明の(実施例1)と同じである。I
GBT5のコレクタには、vce1検知回路21が接続
され、vce1検知回路21の出力は、駆動制御回路2
2に接続され、駆動制御回路22は、IGBT5とIG
BT7のゲート端子にそれぞれ接続されている。
【0044】以上の様に構成された誘導加熱調理器に付
いて、その動作を説明する。誘導加熱調理器が動作する
と、vce1検知回路21は、IGBT5のコレクター
エミッタ間電圧vce1を検出し、vce1の大きさに
応じた電圧を出力する。駆動制御回路22は、vce1
検知回路21の出力電圧の大きさに基づいて導通比D
1、つまり、IGBT5とIGBT7のそれぞれの導通
時間ton1とton2を設定し、それらの導通時間で
IGBT5とIBGBT7を駆動する。
【0045】誘導加熱調理器の入力電力pinとIGB
T5のコレクターエミッタ間電圧vce1の特性は、図
12に示す様な特性になり、vce1検知回路21は動
作時のvce1を検出することで間接的に入力pinを
検出でき、駆動制御回路22がvce1検知回路で検出
されたvce1の大きさに基づいてIGBT5とIGB
T7の導通比を変化させるので、vce1によるpin
のフィードバック制御ができ、入力電力pinを任意の
値に正確に制御できる。
【0046】(実施例5)図13は、本発明の第5の実
施例の誘導加熱調理器の回路構成図である。
【0047】図13に於いて、直流電源1、インバータ
回路2、カレントトランス9、iin検知回路10は、
実施例1のものと同じであり、vce1検知回路21
は、実施例4のものと同じである。
【0048】vce1検知回路21の出力とiin検知
回路10の出力は、共に駆動制御回路23に接続されて
いる。
【0049】以上の様に構成された誘導加熱調理器に付
いて、その動作を説明する。カレントトランス9とii
n検知回路10で構成されている入力電流検出手段は、
インバータ回路2の入力電流iinを検出し、iin検
知回路10は、iinの大きさに応じた電圧を出力す
る。また、vce1検知回路21は、IGBT5のコレ
クターエミッタ間電圧vce1を検出し、vce1の大
きさに応じた電圧を出力する。駆動制御回路23は、i
in検知回路10の出力電圧とvce1検知回路21の
出力電圧の両方の大きさに基づいてIGBT5とIGB
T7を駆動する。すなわち、vce1検知回路21によ
り検出されるvce1が700V未満の場合、駆動制御
回路23は、iin検知回路10の出力に基づいてイン
バータ回路2を制御する。つまり、iinによるpin
のフィードバック制御を行う。vce1検知回路21に
より検出されるvce1が700Vの場合、駆動制御回
路23は、vce1検知回路21の出力に基づいてイン
バータ回路2を制御する。つまり、駆動制御回路23
は、vce1検知回路23で検出されたvce1が70
0Vになると、vce1が700Vを超えない様にする
ため導通比D1を制限する。
【0050】図14の入力pinとIGBT5のコレク
ターエミッタ間電圧vce1の特性に示す様に、標準鍋
と非磁性鍋は、定格入力である2000Wまで入力で
き、ポットと磁性鍋は、vce1=700Vとなる値ま
で入力が得られることになるが、いかなる負荷に対して
もIGBT5のコレクターエミッタ間電圧vce1が7
00Vを超えることはなく、インバータ回路2は安全な
動作状態を確保できる。
【0051】(実施例6)図15は、本発明の第6の実
施例の誘導加熱調理器の回路構成図である。
【0052】図15に於いて、直流電源1とインバータ
回路2は、実施例1と同じである。IGBT7のコレク
タには、vce2検知回路24が接続され、vce2検
知回路24の出力は、駆動制御回路25に接続され、駆
動制御回路25は、IGBT5とIGBT7のゲートに
それぞれ接続されている。
【0053】以上の様に構成された誘導加熱調理器に付
いて、その動作を説明する。誘導加熱調理器が動作する
と、vce2検知回路24は、IGBT7のコレクター
エミッタ間電圧vce2を検出し、vce2の大きさに
応じた電圧を出力する。駆動制御回路25は、vce2
検知回路24の出力電圧の大きさに基づいてIGBT5
とIGBT7の導通時間ton1とton2を設定し、
その導通時間ton1とton2でIGBT5とIBG
BT7をそれぞれ駆動する。
【0054】誘導加熱調理器の入力電力pinとIGB
T7のコレクターエミッタ間電圧vce2の特性は、図
16に示す様な特性になり、駆動制御回路25は、vc
e2検知回路24により検出されるvce2の大きさよ
り入力pinを間接的に検知でき、vce2によるpi
nのフィードバック制御ができ、誘導加熱調理器のpi
n制御が正確にできる。
【0055】(実施例7)図17は、本発明の第7の実
施例の誘導加熱調理器の回路構成図である。
【0056】図17に於いて、直流電源1とインバータ
回路2は実施例1と同じで、vce1検知回路21は実
施例4のものと同じで、vce2検知回路24は実施例
6のものと同じである。
【0057】IGBT5のコレクタには、vce1検知
回路21が接続され、IGBT7のコレクタには、vc
e2検知回路24が接続され、vce1検知回路21の
出力とvce2検知回路24の出力は共に駆動制御回路
26に接続され、駆動制御回路26は、IGBT5とI
GBT7のゲートにそれぞれ接続されている。
【0058】以上の様に構成された誘導加熱調理器に付
いて、その動作を説明する。vce1検知回路21は、
IGBT5のコレクターエミッタ間電圧vce1を検出
し、vce1の大きさに応じた電圧を出力する。また、
vce2検知回路24は、IGBT7のコレクターエミ
ッタ間電圧vce2を検出し、vce2の大きさに応じ
た電圧を出力する。駆動制御回路26は、vce1検知
回路21の出力とvce2検知回路24の出力を入力
し、この2つの出力に基づいてIGBT5とIGBT7
のそれぞれの導通時間ton1とton2を設定し、そ
の導通時間ton1とton2でIGBT5とIBGB
T7をそれぞれ駆動する。すなわち、図18に示す様
に、誘導加熱される各負荷のvce2−vce1特性に
対して、同図太線に示す制限を掛ける制御を行う。従っ
て、磁性鍋と非磁性鍋t0.5に付いては、本制御によ
る制限は掛から無いが、非磁性鍋t1と非磁性鍋t1.
5とアルミ鍋に付いては、図18太線の値で制限が掛か
ることになる。
【0059】以上の様な制御により、駆動制御回路26
は、インバータ回路2の部品の損失が比較的小さい磁性
鍋や鍋底の厚みが0.5mmの非磁性鍋t0.5について
は、pinを制限することなく動作させることができ、
インバータ回路2の部品の損失が比較的大きくなるアル
ミ鍋・非磁性鍋t1.5・非磁性鍋t1については、v
ce2の値ごとに決められているvce1の値によりp
inを制限することができ、インバータ回路2の部品の
損失が比較的大きくなるアルミ鍋・非磁性鍋t1.5・
非磁性鍋t1についても部品の損失を抑えることができ
る。
【0060】(実施例8)図19は、本発明の第8の実
施例の誘導加熱調理器の回路構成図である。
【0061】図19に於いて、直流電源1とインバータ
回路2は、実施例1のものと同じで、vce1検知回路
21とvce2検知回路24は、実施例7のものと同じ
である。vce1検知回路21の出力とvce2検知回
路24の出力は、共に引算回路27に接続され、引算回
路27の出力は駆動制御回路28に接続される。
【0062】以上の様に構成された誘導加熱調理器に付
いて、その動作を説明する。vce1検知回路21は、
IGBT5のコレクターエミッタ間電圧vce1を検出
し、vce1の大きさに応じた電圧を出力する。また、
vce2検知回路24は、IGBT7のコレクターエミ
ッタ間電圧vce2を検出し、vce2の大きさに応じ
た電圧を出力する。引算回路27は、vce1検知回路
21の出力とvce2検知回路24の出力の差の大きさ
に応じた値を出力し、駆動制御回路28は、引算回路2
7の出力に基づいてIGBT5とIGBT7をそれぞれ
駆動制御する。すなわち、図20に示す様な各負荷のp
inー(vce1−vce2)特性に対して、同図太線
に示す様に制限を掛ける制御を行うことができる。同一
pinで比較した場合、(vce1−vce2)は、磁
性鍋より非磁性鍋の方が大きく、非磁性鍋でも鍋底が厚
い方が大きくなり、一方、インバータ回路2の損失も磁
性鍋より非磁性鍋の方が大きく、非磁性鍋でも鍋底が厚
い方が大きくなるので、(vce1−vce2)を11
0Vで制限することにより、非磁性鍋t1.2と非磁性
鍋t1.5に付いては、pinを抑えることができ、そ
の結果、インバータ回路2の各部品の損失を抑えること
ができる。
【0063】(実施例9)図21は、本発明の第9の実
施例の誘導加熱調理器の回路構成図である。
【0064】図21に於いて、直流電源1とインバータ
回路2は、実施例1のものと同じである。
【0065】カレントトランス29は、加熱コイル4と
直列に接続され、カレントトランス29の二次側は、i
L検知回路30に接続され、iL検知回路30の出力は
駆動制御回路31に接続され、駆動制御回路31は、I
GBT5とIGBT7のゲートにそれぞれ接続されてい
る。
【0066】以上の様に構成された誘導加熱調理器に付
いて、その動作を説明する。カレントトランス29とi
L検知回路30で構成されている加熱コイル電流検出手
段は、加熱コイル4の電流を検出し、iL検知回路30
は、加熱コイル4の電流の大きさに応じた電圧を出力す
る。駆動制御回路31は、iL検知回路30の出力電圧
の大きさに基づいてIGBT5とIGBT7の導通時間
ton1とton2を設定し、その導通時間でIGBT
5とIBGBT7をそれぞれ駆動する。
【0067】標準鍋に於ける入力pinと加熱コイル4
の電流iLの特性は、図22に示す様な特性になるの
で、駆動制御回路31はカレントトランス29とiL検
知回路30で検出されたiLの大きさにより間接的に入
力pinを検知でき、iLの大きさに基づいてIGBT
5とIGBT7の導通比を変化させることでiLによる
pinのフィードバック制御ができ、誘導加熱調理器の
pin制御が正確にできる。
【0068】また、駆動制御回路31は、iL検知回路
30の出力よりiLの大きさを検知できるので、図23
の太線で示す様にiL=70(A)でリミッタを掛ける
制御ができ、図23の様にした場合、非磁性鍋の入力p
inを1600Wに抑えることができ、インバータ回路
2の損失を抑えることができる。
【0069】(実施例10)図24は、本発明の第10
の実施例の誘導加熱調理器の回路構成図である。
【0070】図24に於いて、直流電源1とインバータ
回路2は、実施例1のものと同じである。
【0071】カレントトランス32は、IGBT5と直
列に接続され、カレントトランス32の二次側は、ic
1検知回路に33に接続され、ic1検知回路33の出
力は駆動制御回路34に接続され、駆動制御回路34
は、IGBT5とIGBT7のゲートにそれぞれ接続さ
れている。以上の様に構成された誘導加熱調理器に付い
て、その動作を説明する。
【0072】カレントトランス32とic1検知回路3
3で構成されている第一スイッチング素子電流検出手段
は、IGBT5のコレクタ電流ic1を検出し、ic1
検知回路33はic1の大きさに応じた電圧を出力す
る。駆動制御回路34は、ic1検知回路33の出力電
圧の大きさに基づいてIGBT5とIGBT7の導通時
間ton1とton2を設定し、その導通時間でIGB
T5とIGBT7をそれぞれ駆動し、インバータ回路2
を動作させる。
【0073】標準負荷に於ける入力電力pinとIGB
T5のコレクタ電流ic1の特性は図25に示す様にな
るので、駆動制御回路34は、カレントトランス32と
ic1検知回路33で検出されたic1の大きさより間
接的に入力pinを検知できることになり、ic1によ
るpinのフィードバック制御ができ、誘導加熱調理器
のpin制御が正確にできる。
【0074】また、駆動制御回路34は、ic1検知回
路33の出力よりic1の大きさを検知できるので、図
26の太線で示す様にic1=70(A)でリミッタを
掛ける制御ができ、図26の様にした場合、非磁性鍋の
入力pinを1600Wに抑えることができ、インバー
タ回路2の損失を抑えることができる。前記(実施例
9)の様にiLを検出する場合に比べ、本実施例ではi
L1より小さいic1を検出するので、本実施例の場
合、定格の小さいカレントトランスを用いることができ
る。
【0075】(実施例11)図27は、本発明の第11
の実施例の誘導加熱調理器の回路構成図である。
【0076】図27に於いて、直流電源1とインバータ
回路2は、本第一発明の(実施例1)のものと同じであ
る。カレントトランス35は、IGBT7と直列に接続
され、カレントトランス35の二次側は、ic2検知回
路36に接続され、ic2検知回路36の出力は駆動制
御回路37に接続され、駆動制御回路37は、IGBT
5とIGBT7のゲートにそれぞれ接続されている。
【0077】以上の様に構成された誘導加熱調理器に付
いて、その動作を説明する。カレントトランス35とi
c2検知回路36で構成されている第二スイッチング素
子電流検出手段は、IGBT7のコレクタ電流ic2を
検出し、ic2検知回路36は、ic2の大きさに応じ
た電圧を出力する。駆動制御回路37は、ic2検知回
路36の出力電圧の大きさに基づいてIGBT5とIG
BT7の導通時間ton1とton2を設定し、その導
通時間でIGBT5とIBGBT7をそれぞれ駆動し、
インバータ回路2を動作させる。
【0078】標準鍋に於ける入力電力pinとIGBT
7の電流ic2の特性は、図28に示す様になり、駆動
制御回路37は、カレントトランス35とic2検知回
路36で検出されたic2の大きさより間接的に入力p
inを検知できることになり、ic2によるpinのフ
ィードバック制御ができ、誘導加熱調理器のpin制御
が正確にできる。
【0079】また、駆動制御回路37は、ic2検知回
路36の出力よりic2の大きさを検知できるので、図
29の太線で示す様にic2=40(A)でリミッタを
掛ける制御ができ、図29の様にした場合、非磁性鍋の
入力pinを1600Wに抑えることができ、インバー
タ回路2の損失を抑えることができる。前記(実施例1
0)の様にic1を検出する場合に比べ、本実施例では
ic1より小さいic2を検出するので、本実施例の場
合、定格の小さいカレントトランスを用いることができ
る。
【0080】(実施例12)図30は、本発明の第12
の実施例の誘導加熱調理器の回路構成図である。
【0081】図30に於いて、直流電源1とインバータ
回路2は、実施例1のものと同じで、ton1検知回路
19は、実施例3のものと同じで、カレントトランス3
5とic2検知回路36で構成される第二スイッチング
素子電流検出手段は、実施例11と同じである。
【0082】ic2検知回路36の出力とton1検知
回路19の出力は共に駆動制御回路38に接続され、駆
動制御回路38は、IGBT5とIGBT7のゲートに
それぞれ接続されている。
【0083】以上の様に構成された誘導加熱調理器に付
いて、その動作を説明する。カレントトランス35とi
c2検知回路36で構成されている第二スイッチング素
子電流検出手段は、IGBT7のコレクタ電流ic2を
検出し、ic2検知回路36は、ic2の大きさに応じ
た電圧を出力する。ton1検知回路19は、IGBT
5のオン時間ton1を検出し、ton1の長さに応じ
た出力をする。駆動制御回路38は、ic2検知回路3
6の出力電圧の大きさに基づいて決められたIGBT5
とIGBT7の導通比でインバータ回路2を動作させる
が、ic2検知回路36で検出されるic2の大きさ
が、ton1検知回路19で検出されるton1ごとに
決められた値を超えない様に導通比D1を制御する。
【0084】すなわち、実施例11で述べた様に、駆動
制御回路38は、カレントトランス35とic2検知回
路36によりic2を検知できるので、ic2によるリ
ミッタを設けることができるが、同時にton1検知回
路19の出力によりton1も検知できるので、ic2
のリミッタ値をton1の値ごとに自由に設定でき、例
えば、図31の太線の様にした場合、実施例11の図2
9の場合に比べて、多層鍋の入力pinが1800Wで
制限されていたものが、本実施例の様にすると2000
Wまで入力可能となる。
【0085】なお以上の実施例1〜12に於けるインバ
ータ回路2の構成に付いて、第一共振コンデンサ6の接
続は、図32に示す様に加熱コイル4と並列接続して
も、また、図33に示す様に加熱コイル4とIGBT5
の両方に並列接続しても同様に実施可能である。
【0086】また、直流電源1と加熱コイル4とIGB
T5の接続は、図34に示す様に直流電源1のプラス側
にIGBT5を接続し、直流電源1のマイナス側に加熱
コイル4を接続する構成でも良い。
【0087】また、IGBT7と第二共振コンデンサ8
の直列回路の接続は、図35に示す様にIGBT5と並
列に接続しても良い。
【0088】また、第一スイッチング素子を図36に示
す様に逆電流阻止形としても同様に実施可能である。
【0089】
【発明の効果】以上にように、請求項1記載の発明によ
れば、従来より簡易な構成のインバータ回路を用いて、
一定周波数動作と第一スイッチング素子と第二スイッチ
ング素子のゼロボルトスイッチング動作を実現できるの
で、多口の誘導加熱調理器に用いても鍋干渉音の発生を
無くし、インバータ回路の損失・ノイズを小さくできる
ので、製品の小形・低コスト化ができる。また、駆動制
御回路が、入力電流検出手段により検出される入力電流
に基づいてインバータ回路をフィードバック制御できる
ので、負荷の種類を問わず誘導加熱調理器の入力電力制
御が正確にできる。
【0090】また、請求項2記載の発明によれば、入力
設定手段を備えているので、上記請求項1記載の発明に
よる効果に加えて、ユーザーの設定による任意の入力を
正確に得ることができる。
【0091】また、請求項3記載の発明によれば、上記
請求項1記載の発明による効果に加え、入力電流検出手
段が入力電流を検出し、スイッチング素子の導通時間検
出手段が導通時間を検出し、駆動制御回路は、(入力電
流ー導通時間)特性より負荷を特定し、入力電流を導通
時間ごとに決められている所定値に制限するので、非磁
性鍋に付いてだけ入力を制限でき、負荷が非磁性鍋時で
もインバータ回路の損失を過大にすることなく安全な動
作が得られる。
【0092】また、請求項4記載の発明によれば、駆動
制御回路が、第一スイッチング素子電圧検出手段により
検出される第一スイッチング素子電圧の大きさに基づい
てインバータ回路をフィードバック制御できるので、誘
導加熱調理器の入力電力制御が正確にできる。
【0093】また、請求項5記載の発明によれば、駆動
制御回路が、第二スイッチング素子電圧検出手段により
検出される第二スイッチング素子電圧の大きさに基づい
てインバータ回路をフィードバック制御できるので、誘
導加熱調理器の入力電力制御が正確にできる。
【0094】また、請求項6記載の発明によれば、第一
スイッチング素子電圧検出手段が第一スイッチング素子
電圧を検出し、第二スイッチング素子電圧検出手段が第
二スイッチング素子電圧を検出し、駆動制御回路が、
(第一スイッチング素子電圧ー第二スイッチング素子電
圧)特性の違いにより負荷を特定し、第一スイッチング
素子電圧を第二スイッチング素子電圧ごとに決められて
いる所定値に制限するので、アルミ鍋などに代表される
インバータ回路の動作時の損失が大きくなる負荷に付い
てのみ入力を制限でき、いかなる負荷に対してもインバ
ータ回路の損失を過大にすることなく安全な動作が得ら
れる。
【0095】また、請求項7記載の発明によれば、第一
スイッチング素子電圧検出手段が第一スイッチング素子
電圧を検出し、第二スイッチング素子電圧検出手段が第
二スイッチング素子電圧を検出し、引き算手段が第一ス
イッチング素子電圧から第二スイッチング素子電圧を減
じ、駆動制御回路が、第一スイッチング素子電圧から第
二スイッチング素子電圧を減じた値と入力との特性の負
荷による違いにより鍋底の厚みの大きい非磁性鍋などに
代表されるインバータ回路の動作時の損失が大きくなる
負荷を特定し、第一スイッチング素子電圧がら第二スイ
ッチング素子電圧を減じた値を所定値に制限するので、
鍋底の厚みの大きい非磁性鍋などに対してもインバータ
回路の損失を過大にすることなく安全な動作が得られ
る。
【0096】また、請求項8記載の発明によれば、駆動
制御回路が、加熱コイル電流検出手段により検出される
加熱コイル電流の大きさに基づいてインバータ回路をフ
ィードバック制御できるので、誘導加熱調理器の入力電
力制御が正確にできる。
【0097】また、請求項9記載の発明によれば、駆動
制御回路が、第一スイッチング素子電流検出手段により
検出される第一スイッチング素子電流の大きさに基づい
てインバータ回路をフィードバック制御できるので、誘
導加熱調理器の入力電力制御が正確にできる。また、第
一スイッチング素子電流は、加熱コイル電流より小さい
ので、請求項8記載の発明に比べて回路を安くできる。
【0098】また、請求項10記載の発明によれば、駆
動制御回路が、第二スイッチング素子電流検出手段によ
り検出される第二スイッチング素子電流の大きさに基づ
いてインバータ回路をフィードバック制御できるので、
誘導加熱調理器の入力電力制御が正確にできる。また、
第二スイッチング素子電流は、第一スイッチング素子電
流より小さいので、請求項9記載の発明に比べて回路を
安くできる。
【0099】さらに、請求項11記載の発明によれば、
第二スイッチング素子電流検出手段が第二スイッチング
素子電流を検出し、スイッチング素子の導通時間検出手
段が導通時間を検出し、駆動制御回路が、第二スイッチ
ング素子電流と導通時間との特性の負荷による違いによ
り負荷を区別し、第二スイッチング素子電流を導通時間
ごとに決められている所定値に制限するので、非磁性鍋
に対しては入力を制限し、多層鍋に対しては入力を制限
することなく、各負荷に対して安全で効率的な加熱動作
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の誘導加熱調理器の回路
構成図
【図2】同誘導加熱調理器のインバータ回路の各部動作
波形図
【図3】同誘導加熱調理器の導通比と入力電力の特性図
【図4】本発明の第2の実施例の誘導加熱調理器の回路
構成図
【図5】同誘導加熱調理器の入力電力とvout1の特
性図
【図6】同誘導加熱調理器の入力設定手段の仕様説明図
【図7】同誘導加熱調理器の入力設定手段の設定入力レ
ベルとvout2の特性図
【図8】本発明の第3の実施例の誘導加熱調理器の回路
構成図
【図9】同誘導加熱調理器の第一スイッチング素子のオ
ン時間と入力電力の特性図
【図10】同誘導加熱調理器の第一スイッチング素子の
オン時間と入力電力の別の特性図
【図11】本発明の第4の実施例の誘導加熱調理器の回
路構成図
【図12】同誘導加熱調理器の入力電力と第一スイッチ
ング素子のvce1の特性図
【図13】本発明の第5の実施例の誘導加熱調理器の回
路構成図
【図14】同誘導加熱調理器の入力電力と第一スイッチ
ング素子のvce1の特性図
【図15】本発明の第6の実施例の誘導加熱調理器の回
路構成図
【図16】同誘導加熱調理器の入力電力と第二スイッチ
ング素子のvce2の特性図
【図17】本発明の第7の実施例の誘導加熱調理器の回
路構成図
【図18】同誘導加熱調理器の第二スイッチング素子の
vce2と第一スイッチング素子のvce1の特性図
【図19】本発明の第8の実施例の誘導加熱調理器の回
路構成図
【図20】同誘導加熱調理器の入力電力と(vce1−
vce2)の特性図
【図21】本発明の第9の実施例の誘導加熱調理器の回
路構成図
【図22】同誘導加熱調理器の入力電力と加熱コイル電
流の特性図
【図23】同誘導加熱調理器の入力電力と加熱コイル電
流の別の特性図
【図24】本発明の第10の実施例の誘導加熱調理器の
回路構成図
【図25】同誘導加熱調理器の入力電力と第一スイッチ
ング素子電流の特性図
【図26】同誘導加熱調理器の入力電力と第一スイッチ
ング素子電流の別の特性図
【図27】本発明の第11の実施例の誘導加熱調理器の
回路構成図
【図28】同誘導加熱調理器の入力電力と第二スイッチ
ング素子電流の特性図
【図29】同誘導加熱調理器の入力電力と第二スイッチ
ング素子電流の別の特性図
【図30】本発明の第12の実施例の誘導加熱調理器の
回路構成図
【図31】同誘導加熱調理器の第一スイッチング素子の
導通時間と第二スイッチング素子電流の特性図
【図32】本発明の他の実施例の誘導加熱調理器の回路
構成図
【図33】同誘導加熱調理器の別の回路構成図
【図34】同誘導加熱調理器の更に別の回路構成図
【図35】同誘導加熱調理器の更に別の回路構成図
【図36】同誘導加熱調理器の更に別の回路構成図
【図37】従来例の誘導加熱調理器の回路構成図
【図38】同誘導加熱調理器のインバータ回路の各部動
作波形図
【図39】同誘導加熱調理器の導通比と入力電力の特性
【符号の説明】
1 直流電源 2 インバータ回路 3 駆動制御回路 4 加熱コイル 5 IGBT(第一スイッチング素子) 6 第一共振コンデンサ 7 IGBT(第二スイッチング素子) 8 第二共振コンデンサ 9 カレントトランス(入力電流検出手段) 10 iin検知回路(入力電流検出手段) 16 入力設定手段 17 比較手段 18 駆動制御回路 19 ton1検知回路(導通時間検出手段) 21 vce1検知回路(第一スイッチング素子電圧検
出手段) 22 駆動制御回路 23 駆動制御回路 24 vce2検知回路(第二スイッチング素子電圧検
出手段) 25 駆動制御回路 26 駆動制御回路 27 引き算回路(引き算手段) 28 駆動制御回路 29 カレントトランス(加熱コイル電流検出手段) 30 iL検知回路(加熱コイル電流検出手段) 31 駆動制御回路 32 カレントトランス(第一スイッチング素子電流検
出手段) 33 ic1検知回路(第一スイッチング素子電流検出
手段) 34 駆動制御回路 35 カレントトランス(第二スイッチング素子電流検
出手段) 36 ic2検知回路(第二スイッチング素子電流検出
手段) 37 駆動制御回路 38 駆動制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 秀和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、前記直流電源の一端に接続
    される加熱コイルと、前記加熱コイルの他端と前記直流
    電源の他端に接続される第一スイッチング素子と、前記
    加熱コイルと共振回路を形成する第一共振コンデンサ
    と、前記加熱コイルまたは前記第一共振コンデンサと並
    列接続される第二スイッチング素子と第二共振コンデン
    サの直列回路より構成されるインバータ回路と、前記イ
    ンバータ回路の入力電流を検出する入力電流検出手段
    と、前記両スイッチング素子を一定周波数で交互に導通
    制御する駆動制御回路とを備え、前記駆動制御回路は、
    前記入力電流検出手段の出力に基づき両スイッチング素
    子の導通比を制御してなる誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 インバータ回路の入力を設定する入力設
    定手段を備え、駆動制御回路は、前記入力設定手段の出
    力に応じて両スイッチング素子の導通比を制御してなる
    請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 駆動制御手段は、両スイッチング素子の
    導通時間に応じて設定されたインバータ回路の入力電流
    の範囲内でその導通比を制御してなる請求項1記載の誘
    導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 直流電源と、前記直流電源の一端に接続
    される加熱コイルと、前記加熱コイルの他端と前記直流
    電源の他端に接続される第一スイッチング素子と、前記
    加熱コイルと共振回路を形成する第一共振コンデンサ
    と、前記加熱コイルまたは前記第一共振コンデンサと並
    列接続される第二スイッチング素子と第二共振コンデン
    サの直列回路より構成されるインバータ回路と、前記第
    一スイッチング素子の両端電圧を検出する第一スイッチ
    ング素子電圧検出手段と、前記両スイッチング素子を一
    定周波数で交互に導通制御する駆動制御回路とを備え、
    前記駆動制御回路は、前記第一スイッチング素子電圧検
    出手段の出力に基づき両スイッチング素子の導通比を制
    御してなる誘導加熱調理器。
  5. 【請求項5】 直流電源と、前記直流電源の一端に接続
    される加熱コイルと、前記加熱コイルの他端と前記直流
    電源の他端に接続される第一スイッチング素子と、前記
    加熱コイルと共振回路を形成する第一共振コンデンサ
    と、前記加熱コイルまたは前記第一共振コンデンサと並
    列接続される第二スイッチング素子と第二共振コンデン
    サの直列回路より構成されるインバータ回路と、前記第
    二スイッチング素子の両端電圧を検出する第二スイッチ
    ング素子電圧検出手段と、前記両スイッチング素子を一
    定周波数で交互に導通制御する駆動制御回路とを備え、
    前記駆動制御回路は、前記第二スイッチング素子電圧検
    出手段の出力に基づき両スイッチング素子の導通比を制
    御してなる誘導加熱調理器。
  6. 【請求項6】 第二スイッチング素子の両端電圧を検出
    する第二スイッチング素子電圧検出手段を備え、駆動制
    御回路は、前記前記第二スイッチング素子の電圧に応じ
    て設定された第一スイッチング素子の両端電圧の範囲内
    で両スイッチング素子の導通比を制御してなる請求項4
    記載の誘導加熱調理器。
  7. 【請求項7】 第二スイッチング素子の両端電圧を検出
    する第二スイッチング素子電圧検出手段と、両スイッチ
    ング素子の両端電圧の差を検出する引き算手段とを備
    え、前記駆動制御回路は、前記引き算手段の出力が所定
    値以下となるよう両スイッチング素子の導通比を制御し
    てなる請求項4記載の誘導加熱調理器。
  8. 【請求項8】 直流電源と、前記直流電源の一端に接続
    される加熱コイルと、前記加熱コイルの他端と前記直流
    電源の他端に接続される第一スイッチング素子と、前記
    加熱コイルと共振回路を形成する第一共振コンデンサ
    と、前記加熱コイルまたは前記第一共振コンデンサと並
    列接続される第二スイッチング素子と第二共振コンデン
    サの直列回路より構成されるインバータ回路と、前記加
    熱コイルの電流を検出する加熱コイル電流検出手段と、
    前記両スイッチング素子を一定周波数で交互に導通制御
    する駆動制御回路とを備え、前記駆動制御回路は、前記
    加熱コイル電流検出手段の出力に基づき両スイッチング
    素子の導通比を制御してなる誘導加熱調理器。
  9. 【請求項9】 直流電源と、前記直流電源の一端に接続
    される加熱コイルと、前記加熱コイルの他端と前記直流
    電源の他端に接続される第一スイッチング素子と、前記
    加熱コイルと共振回路を形成する第一共振コンデンサ
    と、前記加熱コイルまたは前記第一共振コンデンサと並
    列接続される第二スイッチング素子と第二共振コンデン
    サの直列回路より構成されるインバータ回路と、前記第
    一スイッチング素子の電流を検出する第一スイッチング
    素子電流検出手段と、前記両スイッチング素子を一定周
    波数で交互に導通制御する駆動制御回路とを備え、前記
    駆動制御回路は、前記第一スイッチング素子電流検出手
    段の出力に基づき両スイッチング素子の導通比を制御す
    る誘導加熱調理器。
  10. 【請求項10】 直流電源と、前記直流電源の一端に接
    続される加熱コイルと、前記加熱コイルの他端と前記直
    流電源の他端に接続される第一スイッチング素子と、前
    記加熱コイルと共振回路を形成する第一共振コンデンサ
    と、前記加熱コイルまたは前記第一共振コンデンサと並
    列接続される第二スイッチング素子と第二共振コンデン
    サの直列回路より構成されるインバータ回路と、前記第
    二スイッチング素子の電流を検出する第二スイッチング
    素子電流検出手段と、前記両スイッチング素子を一定周
    波数で交互に導通制御する駆動制御回路とを備え、前記
    駆動制御回路は、前記第二スイッチング素子電流検出手
    段の出力に基づき両スイッチング素子の導通比を制御す
    る誘導加熱調理器。
  11. 【請求項11】 駆動制御手段は、両スイッチング素子
    の導通時間に応じて設定された第二スイッチング素子の
    電流の範囲内でその導通比を制御してなる請求項10記
    載の誘導加熱調理器。
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