JP3446507B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP3446507B2 JP31165596A JP31165596A JP3446507B2 JP 3446507 B2 JP3446507 B2 JP 3446507B2 JP 31165596 A JP31165596 A JP 31165596A JP 31165596 A JP31165596 A JP 31165596A JP 3446507 B2 JP3446507 B2 JP 3446507B2
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

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  • General Induction Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一定周波数で動作す
るインバータを有する誘導加熱調理器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の誘導加熱調理器は、特開
平5−21150号公報に開示されている構成になって
いた。以下、その誘導加熱調理器について図15〜図1
7を参照しながら説明する。
【0003】図15は従来の誘導加熱調理器の回路構成
図であり、図15に於いて、101は直流電源、102
は直流を高周波交流に変換するインバータ回路で、10
3はインバータ回路102を制御する制御回路である。
インバータ回路102は、逆電流阻止形の第一スイッチ
ング素子104、逆電流導通形の第二スイッチング素子
105、加熱コイル106、第一共振コンデンサ10
7、第二共振コンデンサ108、ダイオード109で構
成されている。制御回路103は、第一スイッチング素
子104と第二スイッチング素子105を、一定周波数
f0で交互に導通する駆動部110等により構成されて
いる。
【0004】図16は以上の様に構成された従来の誘導
加熱調理器のインバータ回路102の動作を説明する各
部動作波形である。
【0005】また、図17は従来の誘導加熱調理器の導
通比D1(=ton1/t0)に対する入力電力pin
の特性である。図17より明らかな様に、従来の誘導加
熱調理器では、インバータ回路102の動作周波数(f
0)一定の下で、一定周期(t0)に対する第一スイッ
チング素子104のオン時間(ton1)の比である導
通比D1(=ton1/t0)を変化することで入力電
力(Pin)を変化し、また、図16の各部動作波形よ
り明らかな様に第一スイッチング素子104と第二スイ
ッチング素子105は、ゼロボルトスイッチング動作を
実現できていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この様な従来の誘導加
熱調理器は、一定動作周波数の下で入力電力を可変でき
るインバータ回路を備えているので、多口構成にした場
合、バーナ間周波数差に起因する鍋干渉音の問題を解決
でき、また、2つのスイッチング素子がゼロボルトスイ
ッチング動作を実現できるので、回路の低損失・低ノイ
ズ化による低コスト・小形化という優れたものであった
が、多口誘導加熱調理器普及などのため、更に低コスト
・小形の新しいインバータと、その制御システムの確立
が必要である。
【0007】本発明はこの様な点に鑑み、従来より低コ
スト・小形の一定周波数動作のインバータシステムを用
いた誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、直流電源と、前記直流電源の一端に接続さ
れる加熱コイルと、前記加熱コイルの他端と前記直流電
源の他端に接続される第一スイッチング素子と、前記加
熱コイルと共振回路を形成する第一共振コンデンサと、
前記加熱コイルまたは前記第一共振コンデンサと並列接
続される逆電流導通型の第二スイッチング素子と第二共
振コンデンサの直列回路と、前記第一共振コンデンサの
容量を変える第一共振コンデンサ切替手段を有するイン
バータ回路と、前記インバータ回路を駆動・制御する駆
動制御回路を備え、前記駆動制御回路は、前記第一スイ
ッチング素子と前記第二スイッチング素子を一定周波数
で交互に導通し、前記第一スイッチング素子がonする
直前の第一スイッチング素子のコレクタ・エミッタ間電
圧が発生しない状態で動作すべく前記加熱コイルにより
加熱される負荷に応じて容量を切替えてなるものであ
る。
【0009】そして、前記加熱コイルと負荷との間隙を
変えるギャップ切替手段をそれぞれ設けたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1〜記載の発明は、直流
電源と、前記直流電源の一端に接続される加熱コイル
と、前記加熱コイルの他端と前記直流電源の他端に接続
される第一スイッチング素子と、前記加熱コイルと共振
回路を形成する第一共振コンデンサと、前記加熱コイル
または前記第一共振コンデンサと並列接続される逆電流
導通型の第二スイッチング素子と第二共振コンデンサの
直列回路と、前記第一共振コンデンサの容量を変える第
一共振コンデンサ切替手段を有するインバータ回路と、
前記インバータ回路を駆動・制御する駆動制御回路を備
え、前記駆動制御回路は、前記第一スイッチング素子と
前記第二スイッチング素子を一定周波数で交互に導通す
るものとし、また、前記第一スイッチング素子がonす
る直前の第一スイッチング素子のコレクタ・エミッタ間
電圧が発生しない状態で動作すべく必要に応じて、前
加熱コイルと負荷との間隙を変えるギャップ切替手段を
それぞれ設けたことにより、インバータ回路の動作条件
である負荷の種類や入力電力の大きさに応じて、それぞ
れ適当なインバータ回路定数に切り換えて動作させるこ
とができ、多様な条件下でも効率的な加熱ができるもの
である。
【0011】
【実施例】(参考例1) 図1は、第一の参考例の誘導加熱調理器の回路構成図を
示し、図1に於いて、1は直流電源、2は直流電源1に
接続されるインバータ回路である。
【0012】インバータ回路2は、直流電源1の一端で
あるプラス側に一端を接続される加熱コイル4と、加熱
コイル4の他端と直流電源1の他端であるマイナス側と
に接続される第一スイッチング素子である逆導通ダイオ
ード内蔵のIGBT5と、加熱コイル4と共振回路を形
成する様にIGBT5と並列接続される第一共振コンデ
ンサ6と、加熱コイル4と並列接続される第二スイッチ
ング素子である逆導通ダイオード内蔵のIGBT7と第
二共振コンデンサ8の直列回路と、第一共振コンデンサ
6と並列接続される第三共振コンデンサ9とリレー(R
L)10の直列回路より構成されている。第三共振コン
デンサ9とリレー10は、第一共振コンデンサ6の容量
を変える第一共振コンデンサ切替手段を構成している。
【0013】IGBT5のコレクタ端子にはインバータ
回路の動作状態検出手段であるvon1検知回路11が
接続され、von1検知回路11の出力は、リレー10
と駆動制御回路3に接続される。
【0014】以上の様に構成された誘導加熱調理器に付
いてその動作を説明する。
【0015】リレー10がonしている状態で定格消費
電力で誘導加熱調理器の動作が開始すると、駆動制御回
路3は、一定周波数の下で定格消費電力に対応する導通
比でIGBT5とIGBT7を交互に導通してインバー
タ回路2を動作させ、von1検知回路11は、IGB
T5がonする直前のIGBT5のコレクタ・エミッタ
間電圧vce1(以後、von1と称す。)を検出す
る。この時のインバータ回路2の動作は、図2に示す様
になり、von1検知回路11により検出されるvon
1はゼロボルトであり、この場合、von1検知回路1
1は、リレー10をonし続ける。
【0016】この状態で入力電力が小さくなると、イン
バータ回路2の動作は、図3に示す様になり、von1
検知回路11は、発生するvon1を検出する。von
1検知回路11がvon1を検出すると、von1検知
回路11は、まず、駆動制御回路3に出力し、駆動制御
回路3はインバータ回路2の動作を停止する。インバー
タ回路2が停止すると、von1検知回路11はリレー
10に出力してリレー10をoffし、第三共振コンデ
ンサ9はインバータ回路2より切り離される。その結
果、加熱コイル4と共振回路を形成する機能的な意味と
しての第一共振コンデンサは、第一共振コンデンサ6と
第三共振コンデンサ9の並列接続されたものから第一共
振コンデンサ6のみと変わる。この場合、加熱コイル4
と共振する機能的な意味合いでの第一共振コンデンサの
容量は小さくなるので、インバータ回路2の動作は、図
4に示す様になり、入力電力が小さくてもvon1の発
生は無くなる。
【0017】この様に駆動制御回路3は、一定動作周波
数の下でIGBT5とIGBT7を交互に導通し、その
導通比を変化できるので、インバータ回路2を一定周波
数で動作させたまま入力電力を可変制御できる。
【0018】また、von1検知回路11が、入力電力
が小さくなった場合や負荷が表面に銅をコートした磁性
鍋(以後、銅ばり鍋と称する。)など特定な種類の場合
などに発生するvon1を検出し、加熱コイル4と共振
する機能的な意味合いとしての第一共振コンデンサを、
第一共振コンデンサ6と第三共振コンデンサ9の並列接
続されたものから第一共振コンデンサ6のみと変えて、
その容量を小さくするので、インバータ回路2は、vo
n1が発生しない状態で動作でき、IGBT5の損失と
ノイズを低減できる。
【0019】(参考例2) 図5は、第二の参考例の誘導加熱調理器の回路構成図を
示し、図5に於いて、1は直流電源、2は直流電源1に
接続されるインバータ回路である。
【0020】インバータ回路2は、直流電源1の一端で
あるプラス側に一端を接続される加熱コイル4と、加熱
コイル4の他端と直流電源1の他端であるマイナス側と
に接続される第一スイッチング素子である逆導通ダイオ
ード内蔵のIGBT5と、加熱コイル4と共振回路を形
成する様にIGBT5と並列接続される第一共振コンデ
ンサ6と、加熱コイル4と並列接続される第二スイッチ
ング素子である逆導通ダイオード内蔵のIGBT7と第
二共振コンデンサ8の直列回路と、第二共振コンデンサ
8と並列接続される第四共振コンデンサ12とリレー1
3の直列回路より構成されている。
【0021】第四共振コンデンサ12とリレー13は、
第二共振コンデンサ8の容量を変える第二共振コンデン
サ切替手段を構成している。
【0022】以上の様に構成された誘導加熱調理器に付
いてその動作を説明する。
【0023】基本的な動作は、上記(参考例1)と同じ
である。
【0024】インバータ回路2の動作は、機能的意味合
いでの第二共振コンデンサの容量が大きくなると、vo
n1は小さくなるので、本実施例の場合、von1が発
生した場合にリレー13はonし、第四共振コンデンサ
12はインバータ回路2に接続される。
【0025】この様に、von1検知回路11(図示せ
ず。)が、入力電力が小さくなった場合や負荷が表面に
銅をコートした磁性鍋(以後、銅ばり鍋と称する。)な
ど特定な種類の場合などに発生するvon1を検出し、
機能的意味合いとしての第二共振コンデンサを、第二共
振コンデンサ8のみから第二共振コンデンサ8と第四共
振コンデンサ12の並列接続されたものに変えて、その
容量を大きくするので、インバータ回路2は、von1
が発生しない状態で動作でき、IGBT5の損失とノイ
ズを低減できる。
【0026】(参考例3) 図6は、第三の参考例の誘導加熱調理器の回路構成図を
示し、図6に於いて、1は直流電源、2は直流電源1に
接続されるインバータ回路である。
【0027】インバータ回路2は、加熱コイル切替手段
を構成しているコイル14とリレー15を介して直流電
源1の一端であるプラス側に一端を接続される加熱コイ
ル4と、加熱コイル4の他端と直流電源1の他端である
マイナス側とに接続される第一スイッチング素子である
逆導通ダイオード内蔵のIGBT5と、加熱コイル4と
共振回路を形成する様にIGBT5と並列接続される第
一共振コンデンサ6と、加熱コイル4と並列接続される
第二スイッチング素子である逆導通ダイオード内蔵のI
GBT7と第二共振コンデンサ8の直列回路より構成さ
れている。
【0028】以上の様に構成された誘導加熱調理器に付
いてその動作を説明する。
【0029】基本的な動作は、上記(参考例1)と同じ
である。
【0030】インバータ回路2の動作は、機能的意味合
いでの共振コイルのインダクタンスが大きくなると、v
on1は小さくなるので、本実施例の場合、von1が
発生した場合にリレー13はS1からS2に切り替わ
り、コイル14はインバータ回路2に接続される。
【0031】この様に、von1検知回路11(図示せ
ず。)が、入力電力が小さくなった場合や負荷が表面に
銅をコートした磁性鍋(以後、銅ばり鍋と称する。)な
ど特定な種類の場合などに発生するvon1を検出し、
機能的意味合いとしての共振コイルを、加熱コイル4の
みから加熱コイル4とコイル14の直列接続されたもの
に変えて、そのインダクタンスを大きくするので、イン
バータ回路2は、von1が発生しない状態で動作で
き、IGBT5の損失とノイズを低減できる。
【0032】(実施例) 図7は、第の実施例の誘導加熱調理器の回路構成図を
示し、図7に於いて、16は誘導加熱調理器本体で、1
7は誘導加熱調理器16のトッププレートで、トッププ
レート16上には負荷である鍋18が載置されている。
【0033】誘導加熱調理器16の内部には、加熱コイ
ル4が加熱コイルベース19上に固定され、加熱コイル
ベース19はギャップ切替手段であるギャップ調整装置
20に取り付けられている。
【0034】以上の様に構成された誘導加熱調理器に付
いてその動作を説明する。
【0035】基本的な動作は、上記(参考例1)と同じ
である。
【0036】インバータ回路2(図示せず。)の動作
は、ギャップが大きくなるとvon1は小さくなるの
で、本実施例の場合、von1が発生した場合にギャッ
プ調整装置20は加熱コイル4と鍋18との間隙である
ギャップdを大きくする。
【0037】この様に、von1検知回路11(図示せ
ず。)が、入力電力が小さくなった場合や負荷が銅ばり
鍋など特定な種類の場合などに発生するvon1を検出
し、ギャップ調整装置20が、ギャップを大きくするの
で、インバータ回路2は、von1が発生しない状態で
動作でき、IGBT5(図示せず。)の損失とノイズを
低減できる。
【0038】(実施例) 図8は、第の実施例の誘導加熱調理器の回路構成図を
示し、図8に於いて、1は直流電源、2は直流電源1に
接続されるインバータ回路である。
【0039】インバータ回路2は、上記(参考例1)と
同じものである。
【0040】入力設定手段である入力設定回路21は、
リレー10と駆動制御回路22に接続されている。
【0041】以上の様に構成された誘導加熱調理器に付
いてその動作を説明する。
【0042】入力設定回路21で設定される入力電力が
あらかじめ設定されている所定値より大きい場合、入力
設定回路21は、まず、リレー10をonし、駆動制御
回路22に出力し、駆動制御回路22は、一定周波数の
下で設定された入力電力に対応する導通比でIGBT5
とIGBT7を交互に導通してインバータ回路2を動作
させる。
【0043】入力設定回路21で設定される入力電力が
あらかじめ設定されている所定値より小さい場合、入力
設定回路21は、まず、リレー10をoffし、駆動制
御回路22に出力し、駆動制御回路22は、一定周波数
の下で設定された入力電力に対応する導通比でIGBT
5とIGBT7を交互に導通してインバータ回路2を動
作させる。
【0044】上記(実施例1)で述べた様に、入力電力
が小さくなるとvon1は大きくなり、加熱コイル4と
共振回路を形成する機能的意味合いでの第一共振コンデ
ンサの容量が小さくなると、von1は小さくなるの
で、入力設定回路21で設定される入力電力が小さい場
合、機能的意味合いでの第一共振コンデンサの容量を小
さくすることで、von1の発生は無く、または、vo
n1が発生しても小さくでき、IGBT5の損失とノイ
ズを低減できる。
【0045】(実施例) 図9は、第の実施例の誘導加熱調理器の回路構成図を
示し、図9に於いて、1は直流電源、2は直流電源1に
接続されるインバータ回路である。
【0046】インバータ回路2は、外側に二端子と内側
に一端子の合計三端子ある加熱コイル23を備え、加熱
コイル23の外側の二端子はそれぞれリレー24とリレ
ー25を介して直流電源1のプラス側に接続される。加
熱コイル23の内側の一端は第一スイッチング素子であ
る逆導通ダイオード内蔵のIGBT5のコレクタ端子に
接続され、IGBT5のエミッタ端子は直流電源1のマ
イナス側に接続される。第一共振コンデンサ6は、加熱
コイル23と共振回路を形成する様にIGBT5と並列
接続され、第二スイッチング素子である逆導通ダイオー
ド内蔵のIGBT7と第二共振コンデンサ8の直列回路
は、加熱コイル23と並列接続される。
【0047】マグネットスイッチを有する負荷検出手段
26は駆動制御回路27に接続され、駆動制御回路27
の出力はIGBT5のゲート端子とIGBT7のゲート
端子にそれぞれ接続される。
【0048】以上の様に構成された誘導加熱調理器に付
いて、その動作を説明する。
【0049】マグネットスイッチで構成された負荷検出
手段26は、負荷の磁性・非磁性を判別する。磁性負荷
の場合、リレー24はon、リレー25はoffした状
態でインバータ回路2は動作する。非磁性負荷の場合、
リレー24はoff、リレー25はonした状態でイン
バータ回路2は動作する。
【0050】負荷が装着されている状態での加熱コイル
のインダクタンスは、磁性負荷時より非磁性負荷時の方
が小さくなるが、磁性負荷の場合、リレー24はon、
リレー25はoffしているのでインバータ回路2に接
続される加熱コイル23単体のインダクタンスは小さく
でき、また、非磁性負荷の場合、リレー24はoff、
リレー25はonしているのでインバータ回路2に接続
される加熱コイル23単体のインダクタンスは大きくで
きるので、結局、磁性負荷時でも非磁性負荷時でも負荷
が装着されている状態での加熱コイルのインダクタンス
はほぼ同じ値になり、磁性負荷時に入力電力が充分得ら
れないとか、非磁性鍋時にインバータ回路2の動作電圧
・電流が過大になるなどの問題を解決できる効率的な加
熱が得られる。
【0051】なお以上の(実施例1)〜(実施例)に
於けるインバータ回路2の基本構成に付いて、第一共振
コンデンサ6の接続は、図10に示す様に加熱コイル4
と並列接続しても、また、図11に示す様に加熱コイル
4とIGBT5の両方に並列接続しても同様に実施可能
である。
【0052】また、直流電源1と加熱コイル4とIGB
T5の接続は、図12に示す様に直流電源1のプラス側
にIGBT5を接続し、直流電源1のマイナス側に加熱
コイル4を接続する構成でも良い。
【0053】また、IGBT7と第二共振コンデンサ8
の直列回路の接続は、図13に示す様にIGBT5と並
列に接続しても良い。
【0054】また、第一スイッチング素子を図14に示
す様に逆電流阻止形としても同様に実施可能である。
【0055】また、第一共振コンデンサ・第二共振コン
デンサ・加熱コイル・ギャップと言ったインバータ定数
の切替は、以上の実施例の様に二段階切替で有る必要は
なく、三段階切替、それ以上でも良い。
【0056】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、第一共振コンデンサ切替手段が、前記第一スイッ
チング素子がonする直前の第一スイッチング素子のコ
レクタ・エミッタ間電圧が発生しない状態で動作すべく
負荷条件の変化に対応して第一共振コンデンサの容量を
切替えるので、多種類の負荷条件のそれぞれに合ったイ
ンバータ定数で加熱動作することができ、多種類の負荷
に対して入力電力が大きく得られる、または、より小さ
く絞れるなど効率的な加熱ができる。
【0057】そして、ギャップ切替手段が、負荷条件の
変化に対応してギャップを切替えるので、多種類の負荷
条件のそれぞれに合ったインバータ定数で加熱動作する
ことができ、多種類の負荷に対して入力電力が大きく得
られる、または、より小さく絞れるなど効率的な加熱が
できる。
【0058】請求項記載の発明によれば、動作状態検
出手段がインバータ回路動作時の電圧・電流・周波数な
どより動作状態を検出することで負荷条件を検出でき、
負荷条件の変化に対応して第一共振コンデンサの容量・
第二共振コンデンサの容量・加熱コイルのインダクタン
ス・ギャップなどインバータ定数を切替えるので、多種
類の負荷条件のそれぞれに合ったインバータ定数で加熱
動作することができ、多種類の負荷に対して入力電力が
大きく得られる、または、より小さく絞れるなど効率的
な加熱ができる。
【0059】請求項記載の発明によれば、負荷検出手
段が負荷を検出でき、負荷に対応してインバータ定数を
切替えるので、多種類の負荷のそれぞれに合ったインバ
ータ定数で加熱動作することができ、多種類の負荷に対
して入力電力が大きく得られる、または、より小さく絞
れるなど効率的な加熱ができる。
【0060】請求項記載の発明によれば、入力設定手
段が設定される負荷条件の一つである入力電力の大きさ
に応じて、インバータ定数を切替えるので、入力電力の
大きさに合ったインバータ定数で加熱動作することがで
き、多種類の設定入力電力に対してインバータ回路の損
失・ノイズの低減など効率的な加熱ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の参考例の誘導加熱調理器の回路
構成図
【図2】同誘導加熱調理器の各部動作波形図
【図3】同誘導加熱調理器の別の各部動作波形図
【図4】同誘導加熱調理器の更に別の各部動作波形図
【図5】本発明の第二の参考例の誘導加熱調理器の回路
構成図
【図6】本発明の第三の参考例の誘導加熱調理器の回路
構成図
【図7】本発明の第の実施例の誘導加熱調理器の要部
断面図
【図8】本発明の第の実施例の誘導加熱調理器の回路
構成図
【図9】本発明の第の実施例の誘導加熱調理器の回路
構成図
【図10】本発明の他の実施例の誘導加熱調理器の回路
構成図
【図11】本発明の更に他の実施例の誘導加熱調理器の
回路構成図
【図12】本発明の更に他の実施例の誘導加熱調理器の
回路構成図
【図13】本発明の更に他の実施例の誘導加熱調理器の
回路構成図
【図14】本発明の更に他の実施例の誘導加熱調理器の
回路構成図
【図15】従来例の誘導加熱調理器の回路構成図
【図16】同誘導加熱調理器の各部動作波形図
【図17】同誘導加熱調理器の導通比と入力電力との特
性図
【符号の説明】
1 直流電源 2 インバータ回路 3 駆動制御回路 4 加熱コイル 5 IGBT(第一スイッチング素子) 6 第一共振コンデンサ 7 IGBT(第二スイッチング素子) 8 第二共振コンデンサ 9 第三共振コンデンサ(第一共振コンデンサ切替手
段) 10 リレー(第一共振コンデンサ切替手段) 11 von1検知回路(インバータ回路の動作状態検
出手段) 12 第四共振コンデンサ(第二共振コンデンサ切替手
段) 13 リレー(第二共振コンデンサ切替手段) 14 コイル(加熱コイル切替手段) 15 リレー(加熱コイル切替手段) 20 ギャップ調整装置(ギャップ切替手段) 21 入力設定回路(入力設定手段) 23 加熱コイル(加熱コイル切替手段) 24 リレー(加熱コイル切替手段) 25 リレー(加熱コイル切替手段) 26 負荷検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 秀和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−343173(JP,A) 特開 昭61−290685(JP,A) 特開 平10−149876(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 6/12 H05B 6/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、前記直流電源の一端に接続
    される加熱コイルと、前記加熱コイルの他端と前記直流
    電源の他端に接続される第一スイッチング素子と、前記
    加熱コイルと共振回路を形成する第一共振コンデンサ
    と、前記加熱コイルまたは前記第一共振コンデンサと並
    列接続される逆電流導通型の第二スイッチング素子と第
    二共振コンデンサの直列回路と、前記加熱コイルと負荷
    との間隙(以後、「ギャップ」と称する。)を変えるギ
    ャップ切替手段を有するインバータ回路と、前記インバ
    ータ回路を駆動・制御する駆動制御回路を備え、前記駆
    動制御回路は、前記両スイッチング素子を一定周波数で
    交互に導通するとともに、前記ギャップ切替手段は、前
    記加熱コイルにより加熱される負荷に応じてギャップを
    切替えてなる誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 インバータ回路の動作状態を検出する動
    作状態検出手段を備えた請求項1に記載の誘導加熱調理
    器。
  3. 【請求項3】 誘導加熱される負荷を検出する負荷検出
    手段を備えた請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 インバータ回路の入力電力を設定する入
    力設定手段を備えた請求項1に記載の誘導加熱調理器。
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