JPH10157652A - トレーラの操縦装置 - Google Patents

トレーラの操縦装置

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JPH10157652A
JPH10157652A JP32290396A JP32290396A JPH10157652A JP H10157652 A JPH10157652 A JP H10157652A JP 32290396 A JP32290396 A JP 32290396A JP 32290396 A JP32290396 A JP 32290396A JP H10157652 A JPH10157652 A JP H10157652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trailer
vehicle
right wheels
wheel
locus
Prior art date
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Pending
Application number
JP32290396A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Kodama
博樹 小玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP32290396A priority Critical patent/JPH10157652A/ja
Publication of JPH10157652A publication Critical patent/JPH10157652A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般の車両にトレーラを連結した状態で、通
常とさほど変わらない操舵により、思い通りの軌跡を辿
らせることができるように改善されたトレーラの操縦装
置を提供する。 【解決手段】 トレーラの車輪に駆動手段を設けると共
に、トレーラを牽引する車両の後退時の操舵輪の舵角に
応じた旋回軌跡を当該トレーラに与えるための旋回軌跡
制御手段を設けるものとする。また構造を簡略化するた
めには、例えばトレーラの左右の車輪に個々に電動機な
どの駆動手段を設け、牽引車両の車速および舵角に基づ
いてトレーラの左右の車輪の駆動力を個別に制御するこ
とにより、トレーラの軌跡を制御するようにすると良
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自走可能な車両の
後部に連結されて牽引されるトレーラの操縦装置に関す
るものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】バンやピックアップト
ラック等をはじめとする一般的な用途に供する車両の後
部にヒッチを設け、キャンピング用キャビンやモーター
ボートキャリア等をトレーラとして牽引する場合、後退
時の運転が特に難しいことが知られている。つまり後退
時には、トレーラの車輪よりも手前になるヒッチのピボ
ット点をトラクタとなる車両が押すことになるので、通
常の感覚で車両を操舵すると、トレーラの車輪が抵抗と
なって車両とトレーラとがヒッチを中心にくの字状に折
れ曲がるいわゆるジャックナイフ現象を生じ、後退不能
な状態に陥ってしまう。即ち、トレーラを連結した状態
で後退するには、通常とは異なる変則的な操舵を強いら
れ、トレーラに思い通りの軌跡を辿らせるには、高度な
熟練を要する。
【0003】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
一般の車両にトレーラを連結した状態で、通常とさほど
変わらない操舵により、思い通りの軌跡を辿らせること
ができるように改善されたトレーラの操縦装置を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明においては、トレーラの車輪に駆動手段
を設けると共に、トレーラを牽引する車両の後退時の操
舵輪の舵角に応じた旋回軌跡を当該トレーラに与えるた
めの旋回軌跡制御手段を設けるものとした。また構造を
簡略化するために、例えばトレーラの左右の車輪に個々
に電動機などの駆動手段を設け、牽引車両の車速および
舵角に基づいてトレーラの左右の車輪の駆動力を個別に
制御することにより、トレーラの軌跡を制御するように
した。
【0005】これにより、トレーラが積極的な後退駆動
力を発生するので、車両の前後中心軸とトレーラの前後
中心軸とを折り曲げる力がヒッチのピボット点に作用し
なくなるうえ、トレーラが積極的な旋回運動を行うの
で、通常通りの操舵による後退で思い通りの軌跡をトレ
ーラに辿らせることが可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示した実施例
を参照して本発明の構成について詳細に説明する。
【0007】図1は、本発明に基づき構成されたトレー
ラの一実施例を示している。このトレーラ1は、公知の
如く、トラクタとしての車両2の後部に固定されたヒッ
チ3に連結されるものである。トレーラ1の左右の車輪
4L・4Rの各々には、車輪4L・4Rを駆動するため
の電動機5L・5Rが設けられているが、この電動機5
L・5Rは、それぞれ個別に設けられた駆動電流制御回
路6L・6Rに電子制御ユニット7から制御信号を与え
ることにより、駆動トルクが個別に制御されるようにな
っている。
【0008】トラクタ車両2は、特定されない一般の車
両であるが、車速信号V、舵角信号θS、スロットル開
度信号θth、ブレーキ液圧信号BRK、並びにシフト
ポジション信号SPなどを電子制御ユニット7に与える
ことができるようになっている。また、制御ユニット7
及び電動機5L・5Rに対する電源供給は、従来通り車
両2に搭載したバッテリから行っても良いし、トレーラ
1に別のバッテリを搭載し、それから行うようにしても
良い。
【0009】トラクタ車両2からの各種信号が電子制御
ユニット7に入力されると、電子制御ユニット7は、シ
フトポジション信号SP及びブレーキ液圧信号BRKか
らトラクタ車両2の後退動を検知し、電動機5L・5R
の制御を開始する。この際、車速信号Vまたはスロット
ル開度信号θthに基づいてトレーラ1の左右の車輪4
L・4Rの回転速度を決定する。さらに、トラクタ車両
2の舵角θSに基づいて、求める軌跡に追従させるため
のトレーラ1の左右の車輪4L・4Rの回転速度差を演
算し、トレーラ1の一方の車輪がこの差を発生するよう
に、左右車輪4L・4Rの電動機5L・5Rを制御す
る。
【0010】また前進時であっても、トレーラ1の両輪
4L・4Rの駆動力を個々に制御することにより、トラ
クタ車両2の旋回軌跡に対応させて内輪差を低減した
り、車線変更時の安定性を向上させたり、アクセル開度
θthに合わせて補助的な駆動力を発生させて発進時の
加速性を向上したり、トラクタ車両2のブレーキ液圧信
号BRKに応じてトレーラ車輪4L・4Rの電動機5L
・5Rを電磁制動して停止時の安定性を確保したりする
こともできる。
【0011】図2は、本発明の第2の実施例を示してい
る。この実施例においては、トレーラ1の車軸に、電動
あるいは油圧の直線駆動アクチュエータ8により駆動さ
れる転舵装置9を設けると共に、電動機あるいは油圧モ
ータを用いた駆動装置10並びに公知の差動装置11を
設けている。この場合は、例えば4輪操舵車両の操舵技
術を応用し、トラクタ車両2の舵角に応じてトレーラ1
の舵角を制御すれば良い。また発進加速時や制動時の制
御は上記第1実施例と同様に行えば良い。
【0012】
【発明の効果】このように本発明によれば、トレーラ車
輪を駆動することでジャックナイフ現象が生じなくなる
ようにすることができることはもとより、トレーラとト
ラクタとが実質的に一体化された旋回挙動をとるように
制御することができる。従って、後退時にも前進時に近
似した操縦性が得られるので、後退運転の困難さを解消
するうえに大きな効果が得られる。また、トレーラの車
輪を駆動することで発進加速の補助作用も得られるう
え、トレーラの軌跡を制御することで、旋回時の内輪差
の低減や、車線変更時の安定性向上をも企図し得るの
で、トレーラの牽引時の違和感を低減するうえにも効果
的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す概略構成図。
【図2】本発明の第2実施例を示す概略構成図。
【符号の説明】
1 トレーラ 2 車両 3 ヒッチ 4L・4R 車輪 5L・5R 電動機 6L・6R 駆動電流制御回路 7 電子制御ユニット 8 直線駆動アクチュエータ 9 転舵装置 10 駆動装置 11 差動装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走可能な車両の後部に連結されて牽引
    されるトレーラの操縦装置であって、 当該トレーラの車輪に駆動手段を設けると共に、後退時
    に前記車両の操舵輪の舵角に応じた旋回軌跡を当該トレ
    ーラに与えるための旋回軌跡制御手段を設けたことを特
    徴とするトレーラの操縦装置。
  2. 【請求項2】 当該トレーラの左右の車輪に個々に駆動
    手段を設け、前記車両の車速および舵角に基づいて前記
    左右の車輪の駆動力を個別に制御することを特徴とする
    請求項1に記載のトレーラの操縦装置。
JP32290396A 1996-12-03 1996-12-03 トレーラの操縦装置 Pending JPH10157652A (ja)

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JP32290396A JPH10157652A (ja) 1996-12-03 1996-12-03 トレーラの操縦装置

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JPH10157652A true JPH10157652A (ja) 1998-06-16

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