JPH10154677A - 半導体集積回路装置の製造方法および製造装置 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法および製造装置

Info

Publication number
JPH10154677A
JPH10154677A JP31442496A JP31442496A JPH10154677A JP H10154677 A JPH10154677 A JP H10154677A JP 31442496 A JP31442496 A JP 31442496A JP 31442496 A JP31442496 A JP 31442496A JP H10154677 A JPH10154677 A JP H10154677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
cleaning liquid
ultrasonic
cleaning
integrated circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP31442496A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Tomosawa
明弘 友澤
Hideo Kinoshita
英雄 木下
Yasuki Sakata
泰樹 坂田
Akihiro Oonishi
紹弘 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Microcomputer System Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Microcomputer System Ltd
Priority to JP31442496A priority Critical patent/JPH10154677A/ja
Publication of JPH10154677A publication Critical patent/JPH10154677A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波を利用した半導体ウエハのスクラブ洗
浄において、半導体ウエハの両面を同時に洗浄する。 【解決手段】 超音波振動が伝播された洗浄水27を半
導体基板1の上面に照射すると共に、この半導体基板1
の下面に純水28を噴霧するスクラブ洗浄において、超
音波振動が伝播された洗浄水27を超音波の基板透過率
が極大となる入射角度で照射することにより、半導体基
板1を透過した超音波によって純水28が振動するた
め、半導体基板1の下面が同時に洗浄される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置の製造技術に関し、特に、超音波を利用した半導体ウ
エハのウエット洗浄に適用して有効な技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハの表面を純水や薬液で洗浄
するウエット洗浄は、LSI製造の各種プロセスでウエ
ハの表面に付着したパーティクルや金属汚染などを除去
する目的で広く利用されている。
【0003】また近年、半導体ウエハの大口径化に伴っ
てLSI製造プロセスの枚葉処理化が進み、搬送アーム
やステージなどの機構部とウエハの裏面とが接触する機
会が増えていることから、機構部に付着した異物がウエ
ハの裏面に転写される機会も多くなっている。
【0004】ウエハの裏面に異物が付着すると、バッチ
方式の洗浄プロセスや熱処理プロセスでこの異物が他の
ウエハの表面に転写され、LSIの歩留まり低下を引き
起こす。また、裏面に異物が付着したウエハを露光装置
の真空チャックにセットした場合、ウエハの水平が保た
れなくなり、焦点外れを引き起こすことがある。
【0005】ウエハの裏面に付着した異物を除去する方
法の一つに、超音波を利用したスクラブ洗浄がある。こ
れは、1MHz以上の高周波発振により加速された水分子
をウエハの裏面に衝突させて異物を除去する方式であ
り、最近では超音波振動子を取り付けたスプレイノズル
から回転するウエハに純水を噴射して洗浄を行うスクラ
ブ洗浄装置が使用されている。
【0006】この種の超音波スクラブ洗浄装置について
は、例えば特開平1−259536号公報および特開平
1−297186号公報に記載がある。
【0007】特開平1−259536号公報に記載され
たスクラブ洗浄装置は、被洗浄基板の回転方向と逆らう
向きに、かつ基板の回転面に対して鋭角の傾斜を持たせ
た超音波洗浄スプレイノズルを基板の両面に1個ずつ対
向して設け、これらのスプレイノズルを基板の回転中心
軸の半径方向に走査移動させながら基板両面に同時に純
水を噴射することによって、洗浄効率の向上を図ってい
る。基板に対するスプレイノズルの傾斜角は約30゜が
最も優れており、これを境にして±15゜の範囲が実用
的であるとされている。
【0008】また、特開平1−297186号公報に記
載されたスクラブ洗浄装置は、超音波洗浄スプレイノズ
ルの洗浄液噴射口を被洗浄基板から15mm以下の距離に
配置し、基板の洗浄面に対して30゜〜60゜の角度で
洗浄液を噴射することによって、洗浄時間の短縮と異物
除去効率の向上を図っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のウエハ
洗浄装置は、ウエハのLSIパターン形成面と裏面とを
それぞれ独立に洗浄するようになっているため、類似し
た洗浄機構を持った2つ以上のユニットを装置内に設置
する必要があり、装置の設置面積が大きくなるという問
題や、製造コストが高価になるという問題があった。ま
た、LSIパターン形成面と裏面とを個別に洗浄する方
式は、洗浄に多くの時間を必要とするという問題もあ
る。
【0010】本発明の目的は、半導体ウエハのウエット
洗浄に要する時間を短縮することのできる技術を提供す
ることにある。
【0011】本発明の他の目的は、洗浄機構を複雑にす
ることなく、半導体ウエハの両面を同時に洗浄すること
のできる技術を提供することにある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0014】(1)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、超音波振動が伝播された第一洗浄液を基板の一
面に照射すると共に、前記基板の他面に第二洗浄液を噴
霧するにあたり、前記超音波振動が伝播された第一洗浄
液を超音波の基板透過率が極大となる入射角度で照射す
るものである。
【0015】(2)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、超音波振動が伝播された第一洗浄液を基板の一
面に照射すると共に、前記基板の他面に第二洗浄液を噴
霧するにあたり、前記超音波振動が伝播された第一洗浄
液を前記基板の一面に対して0°<θ≦30°の入射角
度(θ)で照射するものである。
【0016】(3)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、超音波振動が伝播された洗浄液を基板の一面に
垂直に照射するにあたり、基板透過率が極大となるよう
な周波数の超音波を用いるものである。
【0017】(4)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、洗浄液を充填した洗浄層の内部に超音波振動子
を設置し、前記超音波振動子から発振される超音波を前
記洗浄液中に浸漬した基板の一面に照射するにあたり、
前記超音波を前記基板の一面に対して0°〜45°の入
射角度で照射するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0019】(実施の形態1)図1に示すように、水を
満たした水槽(ステンレス製)にSiウエハを挟んで超
音波振動子を備えたスプレイノズルと音圧センサとを設
置し、超音波透過実験を行った。ウエハは、直径(φ)
が6インチと12インチで厚さ(b)がそれぞれ512
μm、758μm、1000μmのものを使用した。超
音波透過率は、ウエハに入射した超音波音圧(Vin pp)
とウエハを透過した超音波音圧(Vd pp) との比(=透
過音圧比)で定義した。
【0020】図2(a)の立体グラフは、超音波の照射
(=入射)角度(θ[゜])およびウエハの厚さ(b
[μm])をそれぞれ変化させたときの超音波透過率を
示している。また、図2(b)の平面領域図は、上記立
体グラフの透過率の変化から、超音波エネルギーがSi
ウエハを透過する現象を、超音波の照射角度(θ)とウ
エハの厚さ(b)で示される6つの領域(A〜F)に区
分したものである。以下、各領域における透過率につい
て説明する。
【0021】(A)垂直照射 ウエハの洗浄面に対して垂直(θ=0゜)に超音波を照
射した場合は、図3に示すように、ウエハの厚さと超音
波の波長とによって決まる透過率の極大と極小とが周期
的に現れた。このとき、ウエハの厚さをb、超音波の波
長をλ1 とすると、透過率が極大になる条件と極小にな
る条件は、表1の論理式から、それぞれ次の式で示され
る。
【0022】
【表1】
【0023】
【数1】
【0024】(B)AとCに挟まれた領域 この領域は、ウエハ中を伝播する横波の臨界角近傍が境
界となっている。そのため、A(垂直照射)の領域を含
むこの領域までは、超音波が直接透過するものと推定さ
れる。
【0025】(C)臨界角以上の照射角度で現れる透過
率極大の領域 超音波照射角度(θ)が次の式で示される条件を満たす
ときには、照射角度が臨界角以上であっても透過率の極
大点が存在する。この現象は、ウエハ表面を伝播する横
波と超音波の縦波とが強め合う条件で起こる。
【0026】
【数2】
【0027】(D)Cの透過率極大からの減衰領域 Cの透過率極大条件から少し外れ、透過率が減衰してい
く領域である。
【0028】(E)裾野の領域 超音波の照射角度(θ)が横波の臨界角より大きいにも
かかわらず、超音波の透過が確認された。これは、入射
した超音波のエネルギーがウエハ内に浸透することによ
り起こる現象である(このとき、入射した超音波のエネ
ルギーはウエハ内で分散される)。
【0029】(F)全反射の領域 照射された超音波はほとんど透過せずに反射した。この
ときの透過率は5%以下である。
【0030】図4は、直径が6インチで厚さが512μ
mのウエハを用いた場合における超音波の照射角度
(θ)と透過率の関係を詳細に示したグラフである。
【0031】上記の実験結果から、超音波の照射角度
(θ)が30゜近傍(25゜〜35゜)で超音波の透過
率が極大となることが明らかとなった。
【0032】そこで、超音波の照射角度(θ)を0°<
θ≦30°の範囲内に設定してウエハの裏面洗浄を行う
場合には、ウエハを透過した超音波によってウエハの反
対側の面(LSIパターン形成面)と接している水が振
動するため、ウエハの裏面とLSIパターン形成面とを
同時に洗浄することが可能となる。
【0033】また、ウエハの洗浄面に対して超音波を垂
直(θ=0゜)に照射する場合は、透過率が極大になる
ように超音波の周波数を設定することにより、上記と同
様の効果を得ることができる。例えば直径6インチのウ
エハに適用した場合、ウエハの厚さを550μmとする
と、前記表1の論理式から、透過率が極大となる超音波
周波数は7.67MHzとなる。同様に、直径8インチのウ
エハに適用した場合、ウエハの厚さを725μmとする
と、透過率が極大となる超音波周波数は5.82MHzとな
る。さらに、直径12インチのウエハに適用した場合、
ウエハの厚さを775μmとすると、透過率が極大とな
る超音波周波数は5.44MHzとなる。
【0034】次に、本実施の形態のLSIの製造方法を
図5〜図11を用いて説明する。
【0035】まず、図5に示すように、p- 型の単結晶
シリコンからなる半導体基板(Siウエハ)1の表面に
選択酸化(LOCOS)法でフィールド酸化膜2を形成
した後、半導体基板1にp型不純物(例えばホウ素)を
イオン注入してp型ウエル3を形成し、次いでこのp型
ウエル3にnチャネル型のMISFETQを形成する。
【0036】このMISFETQを形成するには、フィ
ールド酸化膜2で囲まれたp型ウエル3の活性領域の表
面に熱酸化法でゲート酸化膜5を形成した後、半導体基
板1上にCVD法で多結晶シリコン膜とタングステンシ
リサイド膜とを堆積し、次いでその上部にCVD法で窒
化シリコン膜7を堆積した後、フォトレジストをマスク
にしたエッチングでこれらの膜をパターニングしてゲー
ト電極6を形成する。次に、p型ウエル3にn型不純物
(例えばリン)をイオン注入してゲート電極6の両側の
p型ウエル3にn型半導体領域8、8(ソース領域、ド
レイン領域)を形成する。その後、ゲート電極6の上部
にCVD法で堆積した窒化シリコン膜7を異方性エッチ
ングで加工してゲート電極6の側壁にサイドウォールス
ペーサ9を形成する。
【0037】次に、図6に示すように、半導体基板1上
にCVD法で酸化シリコン膜10を堆積した後、図7に
示すように、n型半導体領域8、8の上部の酸化シリコ
ン膜10とゲート酸化膜5とをエッチングして接続孔1
1を形成する。
【0038】次に、図8に示すように、半導体基板1上
にCVD法でタングステン膜を堆積した後、酸化シリコ
ン膜10上のタングステン膜をエッチバック(または化
学的機械研磨法)で除去することにより、接続孔11の
内部にタングステン・プラグ12を形成する。
【0039】次に、図9に示すように、半導体基板1上
にスパッタリング法でAl膜13を堆積した後、図10
に示すように、フォトレジスト14をマスクにしてAl
膜13をエッチングすることにより、Al配線13A〜
13Cを形成する。
【0040】次に、Al配線13A〜13C上に残った
フォトレジスト14をアッシングで除去した後、図11
に示すように、この半導体基板(ウエハ)1をその洗浄
面(裏面)を上に向けた状態でスクラブ洗浄装置20の
回転ステージ21上に置き、周縁部をピン22で固定す
る。
【0041】回転ステージ21の上方には、アーム23
によって支持されたスプレイノズル24が設置されてい
る。このスプレイノズル24のヘッド25の上端には、
例えば周波数1.5MHz程度の超音波を発振する超音波振
動子26が取り付けられている。また、このスプレイノ
ズル24は、アーム23を往復動させたり回転させたり
することによって、ヘッド25を半導体基板1の回転中
心軸の半径方向に沿って走査移動させたり、ヘッド25
の下端から噴出する洗浄水27の照射角度を0゜〜90
゜の範囲で自由に変えたり、半導体基板1の回転方向に
順じる方向から逆らう方向まで360゜自由に変えたり
することができるようになっている。回転ステージ21
の中央下部には、半導体基板1の下面すなわちLSIパ
ターン形成面にバックリンス処理用の純水28を噴霧す
るための配管29Aが設けられている。
【0042】そこで本実施の形態では、スプレイノズル
24のヘッド25の下端から噴出する洗浄水27の照射
角度が前述した0°<θ≦30°の範囲内となるように
アーム23の角度を調整した後、半導体基板1の回転中
心軸の半径方向に沿ってヘッド25を走査移動させなが
ら、半導体基板1の上面(裏面)に超音波を乗せた洗浄
水27を照射して異物の除去を行う。またこのとき、半
導体基板1の下面に純水28を噴霧して水膜を形成する
ことにより、半導体基板1を透過した超音波が純水28
を振動させるため、半導体基板1の下面が同時に洗浄さ
れると共に、洗浄水27に取り込まれた異物がLSIパ
ターンの表面に付着するのが防止される。
【0043】(実施の形態2)本実施の形態は、図12
に示すように、洗浄水27を充填した洗浄層30の底部
に超音波振動子26を設置し、この超音波振動子26か
ら発振される超音波を洗浄水27中に浸漬した複数枚の
Siウエハ1の裏面に同時に照射することによって洗浄
を行う、バッチ方式のバス洗浄装置に適用したものであ
る。
【0044】この場合は、超音波の照射角度(θ)を0
°〜45°の範囲内に設定して裏面洗浄を行うことによ
り、Siウエハ1を透過した超音波によって反対側の面
(LSIパターン形成面)と接している水が振動するた
め、裏面とLSIパターン形成面とを同時に洗浄するこ
とが可能となる。
【0045】また、Siウエハ1の洗浄面に対して超音
波を垂直(θ=0゜)に照射する場合は、透過率が極大
になるように超音波の周波数を設定することにより、同
様の効果を得ることができる。
【0046】(実施の形態3)本実施の形態は、図13
に示すように、洗浄水27を充填した洗浄層31の底部
に超音波振動子26を設置し、この超音波振動子26か
ら発振される超音波を洗浄水27中に浸漬した半導体基
板(Siウエハ)1の裏面に照射することによって洗浄
をを行う、枚葉方式のバス洗浄装置に適用したものであ
る。
【0047】この場合も、超音波の照射角度(θ)を0
°〜45°の範囲内に設定して裏面洗浄を行うことによ
り、Siウエハ1を透過した超音波によって反対側の面
(LSIパターン形成面)と接している水が振動するた
め、裏面とLSIパターン形成面とを同時に洗浄するこ
とが可能となる。
【0048】また、Siウエハ1の洗浄面に対して超音
波を垂直(θ=0゜)に照射する場合は、透過率が極大
になるように超音波の周波数を設定することにより、同
様の効果を得ることができる。
【0049】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は前記
実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0050】例えば図14に示すように、半導体基板1
の上面に洗浄水27を照射するスプレイノズル24のヘ
ッド25と半導体基板1の下面に純水28を噴霧する配
管29Bの先端とが半導体基板1を挟んで常に同じ位置
に来るように、スプレイノズル24と配管29Bとを互
いに同期して走査移動させるようにしてもよい。
【0051】また、超音波の照射による物理的な洗浄に
加え、超音波により励起された薬液の照射によって異物
を除去する化学洗浄装置に適用することもできる。
【0052】前記実施の形態では、半導体ウエハの裏面
洗浄に適用した場合について説明したが、例えば磁気デ
ィスク、光ディスクなどの記録媒体用ディスク基板や液
晶パネル基板の洗浄に適用することもできる。また、使
用する洗浄水も純水に限るものではなく、各種薬液を使
った基板の洗浄に適用することができる。
【0053】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0054】本発明によれば、超音波を利用して基板を
スクラブ洗浄する際、基板の両面を同時に洗浄すること
ができるので、洗浄工程のスループットを向上させるこ
とができる。
【0055】本発明によれば、スクラブ洗浄装置の機構
を複雑にすることなく基板の両面を同時に洗浄すること
ができるので、両面スクラブ洗浄装置を安価に提供する
ことができる。また、装置の設置面積も従来装置に比べ
て縮小することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波透過実験の説明図である。
【図2】(a)は、超音波の照射角度およびウエハの厚
さをそれぞれ変化させたときの超音波透過率変化を示す
立体グラフ、(b)は(a)の立体グラフの透過率の変
化から、超音波エネルギーがSiウエハを透過する現象
を、超音波の照射角度(θ)とウエハの厚さ(b)で示
される領域に区分したグラフである。
【図3】ウエハの厚さおよび超音波の波長と透過率との
関係を示すグラフである。
【図4】超音波の照射角度と透過率との関係を示すグラ
フである。
【図5】本発明の一実施の形態であるLSIの製造方法
を示す半導体基板の断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態であるLSIの製造方法
を示す半導体基板の断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態であるLSIの製造方法
を示す半導体基板の断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態であるLSIの製造方法
を示す半導体基板の断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態であるLSIの製造方法
を示す半導体基板の断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態であるLSIの製造方
法を示す半導体基板の断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態であるスクラブ洗浄装
置の要部を示す概略図である。
【図12】本発明の他の実施の形態であるスクラブ洗浄
装置の要部を示す概略図である。
【図13】本発明の他の実施の形態であるスクラブ洗浄
装置の要部を示す概略図である。
【図14】本発明の他の実施の形態であるスクラブ洗浄
装置の要部を示す概略図である。
【符号の説明】
1 半導体基板(Siウエハ) 2 フィールド酸化膜 3 p型ウエル 5 ゲート酸化膜 6 ゲート電極 7 窒化シリコン膜 8 n型半導体領域(ソース領域、ドレイン領域) 9 サイドウォールスペーサ 10 酸化シリコン膜 11 接続孔 12 タングステン・プラグ 13 Al膜 13A〜13C Al配線 14 フォトレジスト 20 スクラブ洗浄装置 21 回転ステージ 22 ピン 23 アーム 24 スプレイノズル 25 ヘッド 26 超音波振動子 27 洗浄水 28 純水 29A 配管 29B 配管 30 洗浄層 31 洗浄層 Q MISFET
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 泰樹 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 大西 紹弘 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動が伝播された第一洗浄液を基
    板の一面に照射すると共に、前記基板の他面に第二洗浄
    液を噴霧する工程を含む半導体集積回路装置の製造方法
    であって、前記超音波振動が伝播された第一洗浄液を超
    音波の基板透過率が極大となる入射角度で照射すること
    を特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、前記第二洗浄液は、前記基板の一面に
    照射される前記第一洗浄液が前記基板の他面に回り込む
    のを防ぐためのリンス液であることを特徴とする半導体
    集積回路装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 超音波振動が伝播された第一洗浄液を基
    板の一面に照射すると共に、前記基板の他面に第二洗浄
    液を噴霧する工程を含む半導体集積回路装置の製造方法
    であって、前記超音波振動が伝播された第一洗浄液を前
    記基板の一面に対して0°<θ≦30°の入射角度
    (θ)で照射することを特徴とする半導体集積回路装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 超音波振動が伝播された洗浄液を基板の
    一面に垂直に照射する工程を含む半導体集積回路装置の
    製造方法であって、基板透過率が極大となるような周波
    数の超音波を用いることを特徴とする半導体集積回路装
    置の製造方法。
  5. 【請求項5】 洗浄液を充填した洗浄層の内部に超音波
    振動子を設置し、前記超音波振動子から発振される超音
    波を前記洗浄液中に浸漬した基板の一面に照射する工程
    を含む半導体集積回路装置の製造方法であって、前記超
    音波を前記基板の一面に対して0°〜45°の入射角度
    で照射することを特徴とする半導体集積回路装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 基板を回転可能に支持する基板ステージ
    と、前記基板の一面に超音波振動が伝播された第一洗浄
    液を照射するスプレイノズルと、前記基板の他面に第二
    洗浄液を噴霧する洗浄液供給手段と、前記超音波振動が
    伝播された第一洗浄液を超音波の基板透過率が極大とな
    る入射角度で照射する手段とを備えたことを特徴とする
    半導体集積回路装置の製造装置。
  7. 【請求項7】 基板を回転可能に支持する基板ステージ
    と、前記基板の一面に超音波振動が伝播された第一洗浄
    液を照射するスプレイノズルと、前記基板の他面に第二
    洗浄液を噴霧する洗浄液供給手段と、前記超音波振動が
    伝播された第一洗浄液を超音波の基板透過率が極大とな
    る入射角度で照射する手段と、前記第一洗浄液と前記第
    二洗浄液とが前記基板を挟んだ同じ位置に同時に照射、
    噴霧されるように、前記スプレイノズルと前記洗浄液供
    給手段とを同期して走査移動させる手段とを備えたこと
    を特徴とする半導体集積回路装置の製造装置。
  8. 【請求項8】 洗浄液を充填した洗浄層と、前記洗浄層
    の内部に設置された超音波振動子とを備え、前記超音波
    振動子から発振される超音波が前記洗浄液中に浸漬され
    た基板の一面に対して0°〜45°の入射角度で照射さ
    れるように前記超音波振動子を配向させたことを特徴と
    する半導体集積回路装置の製造装置。
JP31442496A 1996-11-26 1996-11-26 半導体集積回路装置の製造方法および製造装置 Withdrawn JPH10154677A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31442496A JPH10154677A (ja) 1996-11-26 1996-11-26 半導体集積回路装置の製造方法および製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31442496A JPH10154677A (ja) 1996-11-26 1996-11-26 半導体集積回路装置の製造方法および製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10154677A true JPH10154677A (ja) 1998-06-09

Family

ID=18053193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31442496A Withdrawn JPH10154677A (ja) 1996-11-26 1996-11-26 半導体集積回路装置の製造方法および製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10154677A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004146455A (ja) * 2002-10-22 2004-05-20 Sharp Corp 洗浄装置および洗浄方法
JP2006518096A (ja) * 2002-10-29 2006-08-03 ノヴォ リサーチ インコーポレイテッド オゾンを使用する半導体ウエハ表面の洗浄用装置と方法
JP2006229020A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体ウエハの洗浄方法及び半導体ウエハの洗浄装置
KR100741029B1 (ko) * 2001-08-08 2007-07-19 씨앤지하이테크 주식회사 메가소닉 에너지 발생장치
JP2007527606A (ja) * 2003-06-24 2007-09-27 エスイーゼツト・アクチエンゲゼルシヤフト ディスク様基板の湿式処理装置と方法
JP2008211253A (ja) * 2008-05-19 2008-09-11 Shibaura Mechatronics Corp 基板の処理装置、ブラシ洗浄装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100741029B1 (ko) * 2001-08-08 2007-07-19 씨앤지하이테크 주식회사 메가소닉 에너지 발생장치
JP2004146455A (ja) * 2002-10-22 2004-05-20 Sharp Corp 洗浄装置および洗浄方法
JP2006518096A (ja) * 2002-10-29 2006-08-03 ノヴォ リサーチ インコーポレイテッド オゾンを使用する半導体ウエハ表面の洗浄用装置と方法
JP2007527606A (ja) * 2003-06-24 2007-09-27 エスイーゼツト・アクチエンゲゼルシヤフト ディスク様基板の湿式処理装置と方法
JP4674207B2 (ja) * 2003-06-24 2011-04-20 ラム・リサーチ・アクチエンゲゼルシヤフト ディスク様基板の湿式処理装置と方法
US8261757B2 (en) 2003-06-24 2012-09-11 Lam Research Ag Device and method for wet treating disc-like substrates
US8435356B2 (en) 2003-06-24 2013-05-07 Lam Research Ag Device and method for wet treating disc-like substrates
JP2006229020A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体ウエハの洗浄方法及び半導体ウエハの洗浄装置
JP4621038B2 (ja) * 2005-02-18 2011-01-26 Okiセミコンダクタ株式会社 半導体ウエハの洗浄方法及び半導体ウエハの洗浄装置
JP2008211253A (ja) * 2008-05-19 2008-09-11 Shibaura Mechatronics Corp 基板の処理装置、ブラシ洗浄装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7021319B2 (en) Assisted rinsing in a single wafer cleaning process
US7451774B2 (en) Method and apparatus for wafer cleaning
US7334588B2 (en) Method and apparatus for wafer cleaning
KR101060542B1 (ko) 반도체웨이퍼표면에 근접하여 고정된 다수의 입구 및 출구를 사용하여 반도체웨이퍼표면을 건조하는 방법 및 장치
JP4709346B2 (ja) ウェーハエッジの洗浄装置
US20060016029A1 (en) Brush scrubbing-high frequency resonating substrate processing system
TW200400565A (en) In-situ local heating using megasonic transducer resonator
JPH02257632A (ja) 半導体装置の洗浄方法及びその洗浄装置
JP2001246331A (ja) 洗浄装置
JP2000150440A (ja) 進行メガソニック波を用いたウェハ洗浄システム
US20040163682A1 (en) Method and apparatus for megasonic cleaning of patterned substrates
JP2002093765A (ja) 基板洗浄方法および基板洗浄装置
JPH11260778A (ja) 枚葉式表面洗浄方法及び装置
US20100319726A1 (en) Substrate preparation using megasonic coupling fluid meniscus
JP2008288541A (ja) 枚葉式洗浄装置
US20020062839A1 (en) Method and apparatus for frontside and backside wet processing of a wafer
JPH10154677A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法および製造装置
KR101055997B1 (ko) 반도체웨이퍼표면에 근접하여 고정된 다수의 입구 및 출구를 사용하여 반도체웨이퍼표면을 건조하는 방법 및 장치
KR100683275B1 (ko) 진동 유닛 및 이를 포함하는 메가소닉 세정 장치
JP3071398B2 (ja) 洗浄装置
JPH1074724A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法および製造装置
JP2005142309A (ja) 基板の洗浄方法、洗浄装置および洗浄システム
JPH1041263A (ja) 半導体装置の製造方法及び基板洗浄装置
US20050087210A1 (en) Substrate cleaning device
JP2004022550A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040203