JPH1015258A - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JPH1015258A
JPH1015258A JP19389696A JP19389696A JPH1015258A JP H1015258 A JPH1015258 A JP H1015258A JP 19389696 A JP19389696 A JP 19389696A JP 19389696 A JP19389696 A JP 19389696A JP H1015258 A JPH1015258 A JP H1015258A
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Yoshinori Yasufuji
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 「髭剃り」、「コンビネーション剃り」、
「きわ剃り」を任意に選択する電気かみそりにおいて、
ガード体によってきわ剃り刃の刃先保護、および「コン
ビネーション剃り」における長毛やくせ毛の案内を行う
ことができながら、「髭剃り」時にきわ剃りユニットが
邪魔になるのを防止する。 【解決手段】 きわ剃りユニット5は、きわ剃り刃41
が本体ケース1の主刃4よりも下方に位置する格納位置
と、きわ剃り刃41と主刃4を用いてのコンビネーショ
ン剃り用の第1使用位置と、きわ剃り刃41が主刃4よ
りも高く突出する独立きわ剃り用の第2使用位置との少
なくとも3段階にスライド変位可能に構成する。きわ剃
りユニット5が格納位置から第1使用位置に移動する間
は、ガード体45をユニット5と一体に移動させ、ユニ
ット5を第1使用位置から第2使用位置へ移動させる際
にはユニット5のみが上方へ移動して、ガード体45が
きわ剃り刃41から下方に離間させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上部に主刃を有す
る本体ケースの上部側面に、上下スライド操作可能にき
わ剃りユニットを装着し、きわ剃りユニットに備えたき
わ剃り刃の刃先近くに位置してガード作用するガード体
を備えた電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電気かみそりとして、例えば特
開昭60−85782号公報に開示されているものが知
られている。この電気かみそりは、スイッチボタンを上
下4段階にスライド操作可能に構成し、スイッチボタン
が最下段の第1段位置にあると(公報第7図参照)、本
体ケースの上部側面に備えたきわ剃りユニットが下方位
置に保持された状態で電源が切られ、1段押し上げた第
2段位置に操作すると(公報第8図参照)、きわ剃りユ
ニットが下方位置に保持された状態で電源が入れられて
主刃のみが駆動され、更に1段押し上げて第3段位置に
操作すると(公報第9図参照)、きわ剃りユニットが下
方位置に保持された状態できわ剃り刃が主刃とともに駆
動され、最上段の第4段位置に操作すると(公報第10
図参照)、スイッチボタンによってきわ剃りユニットが
押し上げられて上方に突出するよう構成されている。
【0003】かかる電気かみそりによれば、第2段位置
では主刃のみを使用しての「髭剃り」を行うことがで
き、第3段位置ではきわ剃り刃で長毛やくせ毛を切断し
ながら主刃で最終的な剃り落としを行う「コンビネーシ
ョン剃り」を行うことができ、また、第4段位置ではき
わ剃りユニットと共に上方に突出したきわ剃り刃のみを
用る「きわ剃り」を行うことができる。
【0004】また、きわ剃りユニットが下方位置に保持
された状態においてきわ剃り刃の刃先近くに位置するガ
ード体を本体ケースに備え、非使用時にきわ剃り刃の刃
先が他物に接触して損傷するのを防止するとともに、上
記「コンビネーション剃り」を行う際にガード体の先端
部で長毛やくせ毛を揃えてきわ剃り刃の刃先に案内する
ことができ、また、「きわ剃り」時にはガード体に対し
てきわ剃りユニットのきわ剃り刃が上方に離間して、ガ
ード体に邪魔されることなくもみあげの剃り落としを容
易に行える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来構
造の電気かみそりでは、主刃のみを用いての「髭剃
り」、きわ剃り刃と主刃を用いての「コンビネーション
剃り」、および、きわ剃り刃のみを用いての「きわ剃
り」を任意に選択することができるとともに、ガード体
の導入により非使用時におけるきわ剃り刃の刃先保護、
およびコンビネーション剃りにおける長毛やくせ毛の案
内を行うことができる特徴を有するが、以下の点で更に
改良の余地があった。
【0006】すなわち、上記従来構造においては、きわ
剃りユニットが2段階に上下スライド可能に構成され、
下段位置が非使用位置、主刃のみを用いての髭剃り位
置、およびコンビネーション剃り位置であり、上段位置
がきわ剃り位置となっており、かつ、「コンビネーショ
ン剃り」を行うためにはきわ剃り刃が主刃の側部に近く
あることが望ましいので、きわ剃り刃が主刃より少し低
く位置するようにきわ剃りユニットの下段位置での高さ
が設定されている。しかし、下段位置にあるきわ剃りユ
ニットは主刃の側部近くに位置しており、主刃のみを用
いての「髭剃り」を行う際に、主刃の側部近くにあるき
わ剃りユニットが肌に当たって邪魔になりやすかった。
【0007】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、主刃のみを用いての「髭剃り」、きわ
剃り刃と主刃を用いての「コンビネーション剃り」、お
よび、きわ剃り刃のみを用いての「きわ剃り」を任意に
選択することができるとともに、ガード体の導入によっ
て非使用時におけるきわ剃り刃の刃先保護、およびコン
ビネーション剃りにおける長毛やくせ毛の案内を行うこ
とができるものでありながら、主刃のみを用いての「髭
剃り」時にきわ剃りユニットが邪魔になることがないよ
うにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電気かみそり
は、上部に主刃4を有する本体ケース1の上部側面に、
上下スライド操作可能にきわ剃りユニット5を装着し、
きわ剃りユニット5に備えたきわ剃り刃41の刃先近く
に位置してこれを保護するガード体45を備える。かか
る電気かみそりにおいて、請求項1に係る発明では、前
記きわ剃りユニット5が、その上端に備えたきわ剃り刃
41が本体ケース1の主刃4よりも下方に位置する格納
位置と、きわ剃り刃41が主刃4の側部に接近する高さ
に突出するコンビネーション剃り用の第1使用位置と、
きわ剃り刃41が主刃4よりも高く突出する独立きわ剃
り用の第2使用位置との少なくとも3段階にスライド変
位可能に構成される。そして前記ガード体45はきわ剃
りユニット5に所定範囲で相対上下移動可能に装着し、
きわ剃りユニット5が格納位置から第1使用位置に移動
する間は、ガード体45を刃先保護作用位置である上限
位置に保持した状態できわ剃りユニット5と一体に移動
させ、きわ剃りユニット5を第1使用位置から第2使用
位置へ移動させる際にはガード体45を残してきわ剃り
ユニット5のみが上方へ移動して、ガード体45がきわ
剃り刃41の刃先から下方に離間するように構成してあ
る。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明において、前記ガード体45の上端部に櫛歯62を備
える。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
係る発明において、前記ガード体45は上限位置までば
ね61によって持ち上げ付勢し、きわ剃りユニット5が
前記第1使用位置にある状態では、ガード体45が本体
ケース1側に当接してそれ以上の上方移動が阻止され、
きわ剃りユニット5が第1使用位置から第2使用位置へ
移動されることによって、ガード体45が前記ばね61
に抗してきわ剃りユニット5に対して下方に相対移動さ
れるよう構成する。
【0011】
【作用】請求項1に係る発明によれば、主刃4を用いて
「髭剃り」を行う際、きわ剃りユニット5は最下段の格
納位置にあるので、きわ剃りユニット5の上部が主刃4
から大きく下方に離れた位置にあり、きわ剃りユニット
5が邪魔になることなく、本体ケース1を自由な向きに
操作しながら「髭剃り」を行うことができる。この場
合、ガード体45はその移動範囲の上限位置にあってき
わ剃り刃41の刃先を保護する。
【0012】きわ剃りユニット5を格納位置から1段押
し上げて第1使用位置にして「コンビネーション剃り」
を行う場合には、きわ剃りユニット5の上部が主刃4の
側部に接近するので、本体ケース1を大きく傾けなくて
も主刃4およびきわ剃り刃41を共に肌に接触させて、
きわ剃り刃41による長毛、くせ毛のカットから主刃4
による仕上げ剃りまでを連続して行うことができる。こ
の際、ガード体45はきわ剃りユニット5と一体に移動
してきわ剃り刃41の刃先近くに位置保持されているの
で、きわ剃り刃41を肌に押し当てる際、ガード体45
により刃先が直接肌に触れることを阻止して、きわ剃り
刃41の刃先で肌に痛感を与えることがなく、また使用
者に対し恐怖感を与えることもない。さらにガード体4
5によって長毛やくせ毛をきわ剃り刃41の刃先へ円滑
に案内する。
【0013】きわ剃りユニット5を第1使用位置から更
に1段押し上げて第2使用位置にして「きわ剃り」を行
う場合には、きわ剃りユニット5が主刃4よりも大きく
突出することになり、きわ剃り刃41を任意の姿勢で肌
に接触させることができ、また使用者がきわ剃り刃41
の刃先付近を見やすくなる。この際、ガード体45は第
1使用位置に残されてきわ剃りユニット5のみが上方に
移動するので、きわ剃り刃41がガード体45より上方
に離れた位置で使用されることになり、ガード体45が
「きわ剃り」の邪魔になることがない。
【0014】請求項2に係る発明によると、きわ剃り刃
41と主刃4を用いての「コンビネーション剃り」を行
う時、きわ剃り刃41の刃先近くに位置するガード体4
5の櫛歯62を用いてくせ毛や長毛を梳き揃える機能が
一層高いものとなり、「コンビネーション剃り」を一層
良好に行うことができる。
【0015】請求項3に係る発明によると、きわ剃りユ
ニット5が下限の格納位置、および、1段上の第1使用
位置にある間は、ガード体45はきわ剃りユニット5に
対する上下動範囲の上限に付勢保持され、この間のきわ
剃りユニット5の上下動に対しては一体移動する。そし
て、きわ剃りユニット5が第1使用位置から上限の第2
使用位置に移動する時には、本体ケース側に当接するガ
ード体45はそれ以上の上方への移動が阻止されて、き
わ剃りユニット5のみが移動し、ガード体45はきわ剃
りユニット5に対して相対的に下方に移動してきわ剃り
刃41の刃先から下方に離れることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1ないし図4に示すように、こ
の発明に係る電気かみそりは、本体ケース1の上部にロ
ータリ式の内刃2と網目状の外刃3とからなる主刃4を
備えるとともに、本体ケース1の裏面上部に上下スライ
ド可能なきわ剃りユニット5を備えた構造となってお
り、前記外刃3は本体ケース1に脱着自在な外刃ケース
6に保持されている。そして、本体ケース1の表面には
上下スライド操作される電源入り切り用のスイッチボタ
ン7が装備されるとともに、本体ケース1の下端には充
電用のプラグ8が設けられている。本体ケース1は、プ
ラスチック製の前ケース1aと後ケース1bを突き合わ
せて一体的にねじ結合されており、この本体ケース1内
の上部に、前記内刃2、モータ10、モータ出力を内刃
2に伝達するギヤ伝動機構11などを装備した内刃ユニ
ット12が、上下変位可能に組付けられている。
【0017】この点について詳述すると、図5に示すよ
うに、前記内刃ユニット12には、下面にモータ10を
縦向き姿勢でねじ止め支持したモータ取付け台13が備
えられ、このモータ取付け台13の左右上面にねじ止め
立設された一対の軸受けシャーシ14の上部に前記内刃
2が水平に軸支されている。軸受けシャーシ14の上下
中間部位に水平に支架された中間回転軸15とモータ出
力軸10aとが出力ギヤ16およびフェイスギヤ17を
介して連動されるとともに、中間回転軸15と内刃2と
が一方の軸受けシャーシ14の外側に配備した前記ギヤ
伝動機構11を介して連動される。
【0018】図8および図9に示すように、モータ取付
け台13の前面および後面に突設された左右一対ずつの
突起18a・18bが、前ケース1aおよび後ケース1
bの内面に形成された上下案内溝19a・19bにそれ
ぞれ係入され、内刃ユニット12全体が上下に平行移動
可能に案内支持されるとともに、モータ取付け台13の
左右下面に作用するばね20によって内刃ユニット12
全体が上方に押し上げ付勢され、もって、内刃2が外刃
3の内面に押圧摺接されるようになっている。なお、図
5に示すごとく本体ケース1上端の内刃ユニット突出部
位にはゴムシール21が嵌着されて、本体ケース1内へ
の毛くずの侵入が阻止されている。モータ取付け台13
の上面には、きわ剃り刃駆動用の振動子22が支点軸2
3まわりに揺動可能に装備されるとともに、この振動子
22がモータ出力軸10aに備えた偏心カム24に係合
され、モータ駆動に伴って内刃2が一定方向に回転駆動
されるとともに、振動子22が一定ストロークで往復揺
動駆動されるようになっている。
【0019】図4および図5に示すように、本体ケース
1内には、モータ駆動回路および充電回路が形成された
前後2枚のプリント基板25a・25bが収納されると
ともに、両プリント基板25a・25bの間に2本の充
電式の電池26がやや傾斜した姿勢で保持されている。
本体ケース1上部の左右側面には外方に向けて突出ばね
付勢された係合片27が装備され、この係合片27が本
体ケース1の上部に外嵌装着された外刃ケース6の左右
内面に係合して外刃ケース6の装着状態が保持されると
ともに、外刃ケース6の左右に装着した取外し用ボタン
28を押し込み操作して係合片27を内方に後退変位さ
せることで、外刃ケース6との係合を解除して本体ケー
ス1から取り外すことができる。
【0020】本体ケース1の表面に装備したモータオン
オフ用のスイッチボタン7は、下方のオフ位置において
ケース内で係合ロックされて上方への操作が不能になっ
ていて、不用意にスイッチボタン7がモータオン位置に
操作されることが防止される。そして、図3に示すごと
くスイッチボタン7にはロック解除ボタン29が設けら
れており、このロック解除ボタン29を押し込み操作す
ることでケース内での係合を解除してスイッチボタン7
を上方のオン位置にスライド操作することができるよう
構成され、また、図13に示すように、本体ケース1の
上部には、装着された外刃ケース6の内面とに当接によ
って押し込み操作される安全スイッチ30が揺動出退自
在かつ突出付勢して設けられている。この安全スイッチ
30からは下方に向けて作動片30aが延出されてお
り、安全スイッチ30が突出揺動すると作動片30aが
内方に揺動変位し、スイッチボタン7に連結されてケー
ス内で上下動するスイッチ板7aの上端に干渉し、安全
スイッチ30が退入揺動すると作動片30aが外方に揺
動変位し、スイッチ板7aの上端から外れるようになっ
ている、従って、外刃ケース6が正しく装着されて安全
スイッチ30が押し込み操作されている状態でのみスイ
ッチボタン7をオン位置にスライド操作でき、外刃ケー
ス6が取外されて内刃2が露出している状態ではモータ
起動操作をすることができない。
【0021】図2および図14に示すように、薄い金属
プレートからなる前記外刃3は、その前後両端が中抜き
の矩形枠状の外刃ホルダ31の前後辺にかしめ連結され
て所定の屈曲形状に保持され、この外刃ホルダ31が外
刃ケース6に内方から脱着されるようになっている。そ
して、外刃3には短孔群が網目状に配列された毛導入孔
32が内刃摺接範囲Aに亘って形成されるとともに、こ
の毛導入孔32の内刃回転方向上手側に位置する箇所に
は、周方向に沿って多数の長孔33が左右に並列形成さ
れている。そしてこの長孔33の内刃回転方向下手側で
の端部が内刃摺接範囲Aの内刃回転方向上手側での端部
に少し重複されている。
【0022】図6、図13および図17に示すように、
前記きわ剃りユニット5は、上端部にきわ剃り刃41を
備えたきわ剃り刃支持台42と、これに外側から嵌合装
着される操作ケース43と、きわ剃り刃支持台42に内
側から嵌合装着される内カバー44、およびきわ剃り刃
支持台42と操作ケース43との間に装着されるプレー
ト状のガード体45とを一体的に組み合わせてなる。き
わ剃り刃41は、固定刃41aとこれの下面に摺接して
左右動する可動刃41bとからなり、固定刃41aはき
わ剃り刃支持台42の上端に係合連結された上カバー4
6の下面に位置固定され、また、可動刃41bは左右動
可能に案内支持されるとともに、上カバー46に固定さ
れるきわ剃り支持板40に一体に切り起こし形成された
押上げばね40aにより固定刃41aの下面に押し付け
付勢されている。また、可動刃41bの下面には係合片
49が突設され、きわ剃り刃支持台42の内面に支点軸
50を介して枢支連結された駆動子51の上端に係合片
49が係合連結されるとともに、この駆動子51の下端
に設けた駆動ピン51aが、後ケース1bの開口52を
貫通して本体ケース1内に突入され、前記振動子22に
連設した縦溝係合部22aに係入され、振動子22の振
動に伴って駆動子51が一定角度で往復揺動され、もっ
て、可動刃41bが一定ストロークで往復駆動される。
なお、図6に示すごとく上カバー46の上面には櫛部4
6aを形成している。
【0023】図10ないし図12において、きわ剃りユ
ニット5の内面の左右からは上下2本ずつ係合爪53が
突出され、各係合爪53が後ケース1bに形成された案
内溝54に係合され、きわ剃りユニット5が本体ケース
1に対して案内溝54の範囲内で上下スライド可能に係
合支持されている。また、きわ剃り刃支持台42の内面
に位置決め片55がピン56を介して取り付けられると
ともに、この位置決め片55に備えた左右一対の係合ア
ーム55aの先端が、後ケース1bに形成された左右の
案内突起57に段階状に弾性係合して、きわ剃りユニッ
ト5が上下方向の3箇所で位置決め保持されるようにな
っている。前記係合アーム55aはその間に介在したば
ね58によって係合方向に拡張付勢されている。また、
操作ケース43の下端辺に形成した凹部59と後ケース
1bに形成した凸部60とが係合されてきわ剃りユニッ
ト5が上方にスライドされた際の左右位置決めが確実に
行われるようになっている。
【0024】図12および図13に示すように、前記ガ
ード体45はきわ剃り刃支持台42と操作ケース43と
の間において一定範囲で上下スライド自在に装備される
とともに、左右一対のばね61によって上方に付勢され
ている。上限位置にあるガード体45の上方に位置する
上カバー46はきわ剃り刃41の上方をその刃先のみを
露出させた状態で覆って、これを保護しており、かつ、
ガード体45の上端には櫛歯62が形成されている。ガ
ード体45の内面に突設された左右一対のピン63が内
カバー44の上下長孔64を貫通して突出され、後ケー
ス1bに形成された左右一対の長孔65に係入されてい
る。
【0025】本発明の電気かみそりは以上のように構成
されており、主刃4のみを使用しての「髭剃り」、きわ
剃り刃41と主刃4を使用しての「コンビネーション剃
り」、およびきわ剃り刃41を用いての「きわ剃り」を
選択して行うことができるものであり、以下その各使用
形態について説明する。
【0026】〔髭剃り〕通常の髭剃り時には、図13に
示すように、きわ剃りユニット5を最下限の格納位置ま
で下げておく。この状態では、きわ剃りユニット5から
突出された駆動子51の駆動ピン51aが振動子22の
縦溝係合部22aから下方に外れ、モータ10の起動に
よって内刃2のみが駆動されることになり、主刃4のみ
を用いての髭剃りを行うことができる。この際、きわ剃
りユニット5の上端は主刃4から大きく下方に離れた位
置にあり、きわ剃りユニット5の上端が髭剃りの邪魔に
なることはない。また、きわ剃りユニット5を最下限の
格納位置まで下げた状態では、図16(a)に示すよう
にガード体45のピン63が後ケース1bの上下長孔6
5の下部にあるため、ガード体45の櫛歯62がきわ剃
り刃41の刃先に近接対応した状態で動けないので、持
ち運び時などにきわ剃り刃41の刃先をガードすること
ができる。
【0027】〔コンビネーション剃り〕顎下などの髭剃
りには「コンビネーション剃り」を行う。この「コンビ
ネーション剃り」においては、図14に示すように、き
わ剃りユニット5を格納位置より1段上方の第1使用位
置にまで押し上げる。この状態では、きわ剃りユニット
5から突出された駆動ピン51aが振動子22の縦溝係
合部22aに係入し、モータ10の起動によって内刃2
ときわ剃り刃41の可動刃41bが共に駆動されること
になる。そして、この場合、きわ剃りユニット5が格納
位置にある時、ガード体45のピン63は後ケース1b
における上下長孔65の下部にあるので、きわ剃りユニ
ット5が格納位置から第1使用位置にまで移動する際、
ガード体45はきわ剃りユニット5と一体に上方に移動
する。
【0028】このような状態で、主刃4ときわ剃りユニ
ット5の上端部を共に肌に接触させながら本体ケース1
をきわ剃りユニット5側に移動させてゆくと、先ずガー
ド体45の上端に設けた櫛歯62が長毛やくせ毛を梳き
揃えてきわ剃り刃41に導き、次に、きわ剃り刃41で
おおよそ切断された長毛やくせ毛は主刃4における外刃
3の長孔33に導入されて内刃2で切断され、その後、
網目状の毛導入孔32に導入されて内刃2で最終的に切
り落とされることになる。従って、きわ剃り刃41によ
る切断、外刃3の長孔33を介した内刃2による切断、
および、毛導入孔32を介した内刃2による切断、の3
段階の切断が連続的に行われ、顎下などにおける長毛や
くせ毛が良好に切断される。なお、コンビネーション剃
り時には、上カバー46の櫛部46aが長毛やくせ毛を
ある程度梳いて整える作用をする。
【0029】この「コンビネーション剃り」の状態で
は、図12に示すように、きわ剃り刃支持台42の内面
の位置決め片55における係合アーム55aの先端が案
内突起57に形成された傾斜案内面Sに当接作用してお
り、肌との接触圧によってきわ剃りユニット5が下方に
押圧されると、きわ剃りユニット5が上記第1使用位置
から多少は弾性的に下降変位し、肌へのなじみの良い状
態が得られる。また、このときは、図16(b)に示す
ごとくガード体45のピン63が後ケース1bの上下長
孔65内をばね61に抗して下動可能であるので、きわ
剃り刃41の刃先とガード体45の櫛歯62との間に毛
髪などの大量の毛がはさまっても、ガード体45は下動
できて引っ掛からず、又その毛を取り除きやすい。
【0030】〔きわ剃り〕もみあげのきわ剃りを行う場
合には、図15に示すように、きわ剃りユニット5を第
1使用位置より更に1段上方の第2使用位置にまで押し
上げる。この状態では、きわ剃りユニット5から突出さ
れた駆動ピン51aが振動子22の縦溝係合部22aの
上部に係入維持され、モータ10の起動によってきわ剃
り刃41が駆動されることになる。
【0031】この場合、図16(b)に示すように、前
記第1使用位置におけるガード体45のピン63は後ケ
ース1bにおける長孔65の上端近くに達しているの
で、これ以上ガード体45の上方への移動は阻止される
ことになり、きわ剃りユニット5を第1使用位置より更
に1段上方の第2使用位置にまで押し上げ移動させる
と、図16(c)に示すように、長孔65の上端とピン
63との当接によって上方への移動が阻止されたガード
体45はその位置に残され、ばね61に抗しながらきわ
剃りユニット5に対して相対的に下方に離れてゆく。つ
まり、きわ剃り刃41が主刃4から大きく上方に離れる
とともに、ガード体45の櫛歯62がきわ剃り刃41の
刃先から下方に離れ、きわ剃り刃41を用いての「きわ
剃り」が主刃4やガード体45に邪魔されることなく容
易に行える状態となる。なお、上記実施例ではロータリ
式電気かみそりについて説明するが、これに代えた往復
動式電気かみそりなどにも同様に適用できることは言う
までもない。
【0032】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、主刃4の
みを用いての「髭剃り」、きわ剃り刃41と主刃4を用
いての「コンビネーション剃り」、および、きわ剃り刃
41のみを用いての「きわ剃り」を任意に選択すること
ができるようにするにあたり、3段階のきわ剃りユニッ
ト移動と2段階のガード体移動を合理的に組み合わせる
ことで、ガード体45による非使用時におけるきわ剃り
刃の刃先保護、およびコンビネーション剃りにおける刃
先からの肌の保護や長毛、くせ毛の刃先への案内を行う
ことができるものでありながら、主刃4のみを用いての
「髭剃り」をきわ剃り刃41およびきわ剃りユニット5
が邪魔になることなく円滑に行うことができ、かつ「き
わ剃り」をガード体45が邪魔になることなく円滑に行
うことができる。
【0033】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
係る発明の上記効果をもたらすとともに、「コンビネー
ション剃り」時において、きわ剃り刃41によるくせ毛
や長毛の切断を良好に行うことができる。
【0034】請求項3に係る発明によれば、請求項1又
は2に係る発明の上記効果をもたらすとともに、きわ剃
りユニットの3段移動に対するガード体45の限定され
た2段移動を部品少なく簡単な構造で実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気かみそりの全体前面図である。
【図2】電気かみそりの全体後面図である。
【図3】電気かみそりの全体側面図である。
【図4】全体の縦断側面図である。
【図5】電気かみそり上部の縦断正面図である。
【図6】電気かみそりの後方から見た全体斜視図である
【図7】きわ剃りユニットを外した状態での全体斜視図
である
【図8】モータ取付け台の斜視図である。
【図9】モータ取付け台のケース内での平面図である。
【図10】きわ剃りユニットの内面図である。
【図11】きわ剃りユニットの内方から見た斜視図であ
る。
【図12】本体ケース上部の後面図である
【図13】きわ剃りユニットが格納位置にある場合の要
部の縦断側面図である。
【図14】きわ剃りユニットが第1使用位置にある場合
の要部の縦断側面図である
【図15】きわ剃りユニットが第2使用位置にある場合
の要部の縦断側面図である
【図16】きわ剃りユニットの各位置に対するガード体
の位置を示す説明図である
【図17】きわ剃り刃支持台、操作ケース、内カバー、
ガード体の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 4 主刃 5 きわ剃りユニット 45 ガード体 61 ばね 62 櫛歯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に主刃4を有する本体ケース1の上
    部側面に、上下スライド操作可能にきわ剃りユニット5
    を装着し、きわ剃りユニット5に備えたきわ剃り刃41
    の刃先近くに位置してこれを保護するガード体45を備
    えた電気かみそりにおいて、 前記きわ剃りユニット5は、その上端に備えたきわ剃り
    刃41が本体ケース1の主刃4よりも下方に位置する格
    納位置と、きわ剃り刃41が主刃4の側部に接近する高
    さに突出するコンビネーション剃り用の第1使用位置
    と、きわ剃り刃41が主刃4よりも高く突出する独立き
    わ剃り用の第2使用位置との少なくとも3段階にスライ
    ド変位可能に構成しており、 前記ガード体45はきわ剃りユニット5に所定範囲で相
    対上下移動可能に装着し、きわ剃りユニット5が格納位
    置から第1使用位置に移動する間は、ガード体45を刃
    先保護作用位置である上限位置に保持した状態できわ剃
    りユニット5と一体に移動させ、きわ剃りユニット5を
    第1使用位置から第2使用位置へ移動させる際にはガー
    ド体45を残してきわ剃りユニット5のみが上方へ移動
    して、ガード体45がきわ剃り刃41の刃先から下方に
    離間するように構成してあることを特徴とする電気かみ
    そり。
  2. 【請求項2】 前記ガード体45の上端部に櫛歯62を
    備えてある請求項1記載の電気かみそり。
  3. 【請求項3】 前記ガード体45を上限位置までばね6
    1によって持ち上げ付勢し、きわ剃りユニット5が前記
    第1使用位置にある状態では、ガード体45が本体ケー
    ス1側に当接してそれ以上の上方移動が阻止され、きわ
    剃りユニット5が第1使用位置から第2使用位置へ移動
    されることによって、ガード体45が前記ばね61に抗
    してきわ剃りユニット5に対して下方に相対移動される
    よう構成してある請求項1又は2記載の電気かみそり。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0250750A (ja) * 1988-08-12 1990-02-20 Nec Corp マイクロコンピュータシステムのバス変換回路
KR20020071552A (ko) * 2001-03-07 2002-09-13 오태준 트리머를 가진 전기면도기
CN102648075A (zh) * 2009-12-04 2012-08-22 博朗公司 电动毛发切割装置
JP2013070749A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Izumi Products Co 電気かみそり
JP2014533546A (ja) * 2011-11-17 2014-12-15 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ ヘアトリマー用スキンガード

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