JPH10151370A - 遠心脱水機の制御方法 - Google Patents

遠心脱水機の制御方法

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Publication number
JPH10151370A
JPH10151370A JP8326157A JP32615796A JPH10151370A JP H10151370 A JPH10151370 A JP H10151370A JP 8326157 A JP8326157 A JP 8326157A JP 32615796 A JP32615796 A JP 32615796A JP H10151370 A JPH10151370 A JP H10151370A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw conveyor
centrifugal dehydrator
separated liquid
speed difference
turbidity
Prior art date
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Pending
Application number
JP8326157A
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English (en)
Inventor
Noboru Suzuki
鈴木  登
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH10151370A publication Critical patent/JPH10151370A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Centrifugal Separators (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠心脱水機の運転管理を容易にする。 【解決手段】 ボール3の中に、これと相対速度差をも
って回転されるスクリューコンベア4を収容した遠心脱
水機1によって汚泥の固液分離を行う方法であって、そ
の際、遠心脱水機1よりの分離液を、濁度計16を設置し
た分離液タンク15に入れる。そこで、分離液の濁度を測
定し、その結果に基づいて、スクリューコンベア4の回
転を制御する差速装置8に油を送る油圧モータ9の回転
を自動的に調節し、ボウル3とスクリューコンベアの回
転差速を常に最適な状態に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水等の汚泥を遠心脱
水する場合において、排出された分離液の濁度に応じて
運転の制御を行う方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水処理過程で発生する汚泥は、一般に、
濃縮→(消化)→脱水→焼却等の各工程を経て処理され
ている。このうち、脱水処理にはフィルタープレス法、
ベルトプレス法、遠心脱水法が多く用いられている。
【0003】遠心脱水法には、標準型と高効率型とがあ
り、標準型は差速一定、高効率型はケーキ搬送トルクを
検知して差速を変化させることにより、標準型よりも高
い脱水性があり、また、ある程度の汚泥性状の変動に対
しても追従できることが特徴となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記高効率型
による遠心脱水においても、汚泥性状の変動が許容範囲
を越えた場合や、遠心脱水機の立ち上げ時には、人が分
離液の状態を見ながら運転条件を設定する必要があるた
め、常に運転状況を確認しなければならず、制御に熟練
を要し、制御操作が面倒なものであった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、分離液の濁度を検出し、それに応
じて、ボウルとスクリューコンベアの回転差速を自動的
に制御できるようにし、運転管理の容易化と脱水効率の
向上と安定した固液分離が図れるようにしようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成について、実施例に対応する図面を参
照して説明すると、本発明は、高速回転されるボール3
内に、このボール3と相対速度差をもって回転されるス
クリューコンベア4を収容した遠心脱水機1により、汚
泥の固液分離を行うにあたって、遠心脱水機1より排出
される分離液の濁度を測定し、その測定値に基づいて、
スクリューコンベア4に相対速度差を付与する差速装置
8に送油する油圧モータ9の回転を自動的に制御するこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図において、1は横型の遠
心脱水機で、従来公知のように、ケーシング2の中にボ
ウル3と、中空の回転軸5の外周にスクリュー6を有す
るスクリューコンベア4が納められており、ボウル3は
ケーシング2の先端側に設けられた主モータ7によって
高速で回転し、スクリューコンベア4は、同じくケーシ
ング2の先端側に設けられた差速装置8を介して、ボウ
ル3とわずかな相対速度差(差速)をもって回転される
ようになっている。そして、差速装置8はこれに油を送
る油圧モータ9によって制御されるようになっている。
【0008】汚泥は、汚泥タンク10に貯留され、これよ
り汚泥供給ポンプ11によって遠心脱水機1へと供給され
る。このとき、薬品溶解タンク12で溶解された凝集剤が
薬品供給ポンプ13によって供給され、汚泥は凝集して分
離しやすい状態となる。脱水された汚泥は、遠心脱水機
1の先端部より機外に排出され、ケーキ搬送設備14によ
って系外に搬出される。他方、分離液は遠心脱水機1の
基端部から取り出され、一度、分離液タンク15に貯留さ
れてから系外に排出される。
【0009】遠心脱水機の運転においては、ボウル3と
スクリューコンベア4の差速を小さくしたときには、脱
水機内に汚泥が貯まり、圧密効果によって含水率の低い
脱水ケーキが排出される。しかし、差速を小さくしすぎ
ると分離性が悪くなり、分離液側に固形物が逃げるた
め、分離液が濁ることになる。これを回避するために
は、油圧モータ9の送油量を増大して差速を大きくして
やる必要がある。また、差速を大きくした場合は、脱水
機内の汚泥の通過が早くなるため分離液の濁度は低くな
るが、脱水ケーキの含水率は高くなる。このような場合
には、油圧モータ9の送油量を減少して差速を小さくし
てやる必要がある。
【0010】本発明では、上記分離液タンク15に濁度計
16を設置し、分離液の濁度を測定する。そして、その濁
度の測定値に基づいて、差速装置8に油を送る油圧モー
タ9を自動的に制御するのである。すなわち、濁度計16
には濁度規定値が設定できるようになっており、測定さ
れた濁度がその規定値よりも高いときは、油圧モータ9
の回転数を増大して差速装置8への送油量を増大し、差
速を大きくし、逆に測定された濁度が規定値よりも低い
場合には、油圧モータ9の回転数を減少して差速装置8
への送曲量を少なくし、差速を小さくするのである。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
遠心脱水機より排出された分離液の濁度を検知し、その
測定結果に基づいて、差速装置へ送油する油圧モータを
制御することにより、脱水ケーキ含水率を低く保つこと
ができるとともに、分離液濁度を低くおさえることがで
きて、水処理への返流水負荷を少なくできる。また、ボ
ウルとスクリューコンベアとの差速に係る運転条件が自
動的に変更、設定できるので、運転管理が熟練を要さず
容易にでき、遠心脱水機の処理効率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した説明図である。
【符号の説明】
1 遠心脱水機 2 ケーシング 3 ボウル 4 スクリューコンベア 7 主モータ 8 差速装置 9 油圧モータ 10 汚泥タンク 11 汚泥供給ポンプ 12 薬品溶解タンク 13 薬品供給ポンプ 15 分離液タンク 16 濁度計

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 高速回転されるボール内に、このボールと相対速度差を
    もって回転されるスクリューコンベアを収容した遠心脱
    水機により、汚泥の固液分離を行うにあたって、遠心脱
    水機より排出される分離液の濁度を測定し、その測定値
    に基づいて、スクリューコンベアに相対速度差を付与す
    る差速装置に送油する油圧モータの回転を自動的に制御
    することを特徴とする、遠心脱水機の制御方法。
JP8326157A 1996-11-21 1996-11-21 遠心脱水機の制御方法 Pending JPH10151370A (ja)

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