JPH1015118A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

ゴルフクラブヘッド

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JPH1015118A
JPH1015118A JP8178303A JP17830396A JPH1015118A JP H1015118 A JPH1015118 A JP H1015118A JP 8178303 A JP8178303 A JP 8178303A JP 17830396 A JP17830396 A JP 17830396A JP H1015118 A JPH1015118 A JP H1015118A
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JP
Japan
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golf club
club head
neck portion
hollow
neck
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Withdrawn
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JP8178303A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Komata
浩之 小俣
Yoshitaka Takahashi
義登 高橋
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重心位置を容易に低くできるとともに、シャ
フトのしなりを有効に利用でき、さらに表面処理のコス
トを削減することを目的とする。 【解決手段】 シャフトSを取り付けるネック部3が形
成され、フェイス部材1と、このフェイス部材1の周縁
部に溶接されてその内部に中空部16を形成する中空部
材2とから構成される金属製ゴルフクラブヘッドAにお
いて、このネック部3を、少なくとも全長の半分以上、
例えばネック部3の全長の全てを中空部16内に収めた
状態で形成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャフトを取り付
けるネック部が形成され、内部が中空部とされる金属製
のゴルフクラブヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ゴルフ競技者にとってゴルフク
ラブに要求される性能としては、打球の飛距離および方
向性等が重要視される。そして、従来、打球の飛距離に
ついては、ゴルフクラブヘッドの材料としてチタン合金
等の反発係数の高いものを選んだり、シャフトの長尺化
を図ってヘッドスピードを速くする等の手段が行われて
いる。
【0003】例えば、図8は、チタンまたはチタン合金
製ヘッドを有するドライバー等のゴルフクラブヘッドの
一例(特開昭63−154186号で提供されたもの)
を示す図である。このゴルフクラブヘッドは、フェイス
面殻片101、上面殻片102およびソール面殻片10
3をそれぞれチタンまたはチタン合金をプレスすること
により作製し、上記ソール面殻片103の内面にバラン
スウェイト104を取付けた後、上記複数の殻片10
1,102,103を溶接により一体化したものであ
る。
【0004】このゴルフクラブヘッドにおいて、シャフ
トを取り付けるネック部105は、上面殻片102に設
けられた半筒状部106と、ソール面殻片103に設け
られた半筒状部107とを合わせて孔108を設けるこ
とにより形成されている。すなわち、ネック部105
は、このゴルフクラブヘッドの外方に向けて突出させた
状態で設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ゴルフクラ
ブヘッドにおける重心位置は、低く設定されると、スイ
ング時においてフェース面が上向きとなってボールの打
ち出し角度を高くし、これとは逆に重心位置を高く設定
すると、スイング時においてフェース面が下向きとなっ
てボールの打ち出し角度を低くすることになる。すなわ
ち、ゴルフクラブヘッドの重心位置が低いものはボール
を高弾道に打ちやすいものとなり、一方、重心位置が低
いものはボールを低弾道に打ちやすいものとなる。そし
て、ドライバー等のウッドクラブでは、ボールを高弾道
で打つことが飛距離を延ばす一因であり、特に、初心者
から中級者にとって、飛距離を延ばすために高弾道のボ
ールを容易に打つことができるゴルフクラブの開発が望
まれていた。
【0006】しかしながら、上記従来のゴルフクラブヘ
ッドでは、ネック部105がゴルフクラブヘッドの外方
に突出しているため、ゴルフクラブヘッド全体の重量配
分がネック部105によって上方に配分されることにな
り、その結果、重心位置が高いものとなって、初心者等
には、高弾道のボールが打ちにくいものとなるといった
問題点を有している。ただし、低重心化を図るために、
単に、ソール部分を重くしただけでは、クラブバランス
が悪くなり、スイング時に重くなって扱いにくいものと
なるため好ましくない。
【0007】また、従来のゴルフクラブヘッドのよう
に、ネック部105が外方に突出したタイプのものは、
フェース面や殻片外面と同様にこのネック部105を表
面処理する必要があり、コストの増加を招くものとな
る。
【0008】なお、ゴルフクラブのスイングを観察する
と、スイング時においてはシャフトのしなりを利用して
ボールを飛ばすようにしており、このシャフトを有効に
利用できることが飛距離を延ばす点で重要であり、従来
よりゴルフクラブに求められている事項である。しかし
ながら、従来のゴルフクラブヘッドは、ネック部105
が外方に突出しているため、ネック部105がシャフト
のしなりを制限する部分として作用し、クラブ全体の長
さに対してシャフトのしなりを有効に利用できる部分を
減少させてしまうといった問題点を有している。
【0009】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、重心位置を容易に低くできるとともに、シャフト
のしなりを有効に利用でき、さらに表面処理のコストを
削減することができるゴルフクラブヘッドを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明
に係るゴルフクラブヘッドでは、シャフトを取り付ける
ネック部が形成され、内部が中空部とされる金属製のゴ
ルフクラブヘッドにおいて、ネック部が、少なくとも全
長の半分以上を中空部内に収めた状態で形成されたこと
を特徴とするものである。なお、ネック部は、その全長
の全てを中空部内に収めた状態で形成されたものであっ
てもよい。
【0011】さらに、このゴルフクラブヘッドを、フェ
イス部材と、このフェイス部材の周縁部に溶接されて前
記中空部を形成する中空部材とで構成するとともに、ネ
ック部を、フェイス部材及び中空部材のいずれか一方と
一体に形成するようにしてもよい。この場合、ネック部
を、フェイス部材及び前記中空部材のいずれか一方に、
その上面から下方に向けて筒状に突出させて形成しても
よく、また、ネック部を、フェイス部材及び中空部材の
いずれか一方に、その側面部分を***させかつこの***
部分に孔を設けて形成してもよい。
【0012】このように、本発明のゴルフクラブヘッド
は、ネック部が、少なくとも全長の半分以上を中空部内
に収めた状態で形成されるため、ネック部の重量を低い
位置に設定することができ、これにより、全体重量を変
えることなく重心位置を低くすることが可能となる。従
って、低重心のゴルフクラブを容易に作製することがで
き、初心者等の使用に最適な、高弾道のボールを容易に
打つことができるゴルフクラブを提供することが可能と
なる。
【0013】さらに、ネック部が、全長の半分以上を中
空部内に収めた状態で形成されることから、少なくとも
中空部に収まっているネック部の表面に関しては、表面
処理を施す必要がなく、これにより、表面処理に要する
コストの削減が図られる。
【0014】また、クラブヘッドの表面からネック部が
外方に突出する量が少なくなることにより、シャフトが
ネック部にかくれる部分を減少させているため、ゴルフ
クラブの全長を変えることなくシャフトの露出部分を多
くすることができ、これにより、シャフトのしなりを有
効に利用できるものとなる。なお、ネック部が、その全
長の全てを中空部内に収めた状態で形成された場合に
は、上記の点がより一層効果的に現れるので好ましい。
【0015】次に、ゴルフクラブヘッドを、フェイス部
材と中空部材とで構成するとともに、ネック部を、これ
らのいずれか一方と一体に形成したものでは次のような
利点がある。すなわち、ネック部を中空部材に一体形成
したものでは、ゴルフクラブヘッドとネック部(シャフ
ト)との間の剛性を高めることができ、これにより、全
体の強度や打球感の向上を図ることができるものとな
る。
【0016】また、ネック部をフェイス部材に一体形成
したものでは、ゴルフクラブヘッドとネック部との間の
剛性を高めることは勿論、ボールを打つフェース面とネ
ック部との間の剛性をも容易に高めることができ、さら
に、ゴルフクラブヘッドの量産時において、ロフト角等
のばらつきを少なくすることが可能となる。
【0017】さらに、ネック部を、フェイス部材及び中
空部材のいずれか一方と一体形成する場合、その上面か
ら下方に向けて筒状に突出させてネック部を形成したも
のでは、ネック部の重量を必要以上に重くしないように
することができ、これにより、ゴルフクラブヘッドのヒ
ール側における重量を軽くして、トウ側及びヒール側に
バランスよく重量配分することができる。
【0018】また、ネック部を、フェイス部材及び中空
部材のいずれか一方と一体形成する場合、その側面部分
を***させかつこの***部分に孔を設けてネック部を形
成したものでは、ネック部の形成が***部分に孔を形成
するだけでよく、これにより、ゴルフクラブヘッドの作
製を容易にし、コストの低減を図ることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図7を参照して説明する。図1は、この発明を適用
したクラブヘッドA(メタルヘッド)であって、該クラ
ブヘッドAは、フェイス部材1と中空部材2とから構成
され、この両者を接合することにより内部に中空部16
を形成するようにしている。このフェイス部材1は、例
えば熱間型鍛造加工によりβ型チタン合金で形成された
ものであって、シャフトSを取り付けるネック部3と一
体に成形されている。
【0020】そして、図2に示すように、フェイス部材
1は、前面をフェイス面とし、その後方に向けて環状に
延出するように形成されており、この延出部分は、ネッ
ク部3の径より大きなほぼ一定の幅をもって形成されて
いる。ただし、フェイス部材1を熱間型鍛造加工により
β型チタン合金で形成するか否かは任意であり、例えば
他の金属(ステンレス等)で精密鋳造法(ロストワック
ス法)により形成するようにしてもよい。なお、符号9
は、中空部材2と接続させるための縁部である。
【0021】また、ネック部3は、図2及び図3に示す
ように、フェイス部材1の上面8から下方に向けて側面
6に沿って筒状部5を形成するとともに、この筒状部5
の上方から挿入孔10を設けることによって形成されて
いる。従って、挿入孔10の開口部4からシャフトSを
差し込んで接着剤等で固定することによって、シャフト
Sをフェイス部材1に取り付けることができるようにし
ている。この場合、ネック部3を補強するため、筒状部
5の下端と他の部分との間、例えば側面6との間の一部
や、フェイス裏面7との間の一部、もしくはソール部分
との間に、これら両者間を連結片等で連結するようにし
てもよい。
【0022】この図2及び図3に示すフェイス部材1の
ネック部3は、その全長の大部分を中空部内に収めるよ
うに設定されている。すなわち、ネック部3は、開口部
4が上面8に形成されるものの、ゴルフクラブヘッドの
外観からは目視できないように設定されている。このよ
うに、ゴルフクラブヘッドAでは、ネック部3の重量を
下方に位置させることができ、ゴルフクラブヘッドA全
体の重量を変えることなく、重心位置を低く設定するこ
とが可能となる。また、ネック部3を筒状部5とするこ
とにより、シャフトSを取り付けるのに必要な材料を少
なくでき、ゴルフクラブヘッドAにおいてヒール側の重
量を軽くすることができる。
【0023】さらに、このネック部3は、上面8から下
方に向けて筒状部5を突出させて形成することに限定す
るものではなく、これに代えて、図4に示すようなもの
であってもよい。この図4に示すものは、フェイス部材
1の側面6から***部分11を設けるとともに、上面8
側から挿入孔10を形成してネック部3を形成するもの
である。これにより、フェイス部材1とネック部3との
間の剛性を高めることができるものとなる。
【0024】また、この図4に示すものも図3に示すも
のと同様に、ネック部3は、開口部4が上面8に形成さ
れるものの、ゴルフクラブヘッドの外観からは目視でき
ないように設定されている。なお、図4に示すものの場
合、***部分11を、フェイス裏面7の一部からも***
するように形成してもよい。これら***部分11によっ
てネック部3を形成するものでは、この***部分11に
挿入孔10を形成するだけで容易にネック部3を形成す
ることができる。
【0025】また、中空部材2は、例えば精密鋳造法
(ロストワックス法)により、チタン合金で形成された
ものであり、上部を形成するクラウン部と、側部を形成
するサイド部と、底部を形成するソール部とが一体に形
成されている。そして、中空部材2は、フェース部材1
の延出部分の縁部9に対して突き合わせて溶接すること
によりフェイス部材1と中空部材2とを一体化し、その
内部に中空部16を形成するようにしている。ただし、
中空部材2を精密鋳造法で形成するか否かは任意であ
り、例えば熱間型鍛造法により形成してもよく、さら
に、中空部材2の材質として他の金属(ステンレス等)
を用いるようにしてもよい。
【0026】次に、本発明に係る他の実施の形態につい
て説明すると、図5に示すように、ゴルフクラブヘッド
Bでは、フェイス部材1aに対してネック部3の一部を
外方に突出させて形成するようにしている。ただし、ネ
ック部3の全長L1に対して、中空部16に収められる
ネック部3の長さをL2とすると、この長さL2は、全
長L1の少なくとも半分以上の長さとなるように設定さ
れる。
【0027】すなわち、シャフトSを取り付けるネック
部3としては、少なくとも全長の半分以上は中空部16
内に収められるものであればよく、その程度は任意に設
定することができる。これにより、ゴルフクラブヘッド
Bにおいても、ネック部3の重量を下方に位置させるこ
とができ、ゴルフクラブヘッドB全体の重量を変えるこ
となく、重心位置を低く設定することが可能となる。
【0028】また、図6に示すゴルフクラブヘッドCの
ように、中空部材2を複数に分割するようにしてもよ
い。すなわち、中央部12と後方部13とで中空部材2
aを構成し、それぞれを突き合わせて溶接することによ
りフェイス部材1と一体化するようにしてもよい。ただ
し、分割の態様としては、図6に示す中空部材2aのよ
うに二分割とすることに限定するものではなく、例えば
三分割等で構成するものであってもよい。さらに、分割
の態様として、中央部12と後方部13とに分割するこ
とに代えて、中空部材2を上側のクラウン部と下側のソ
ール部とに分割して構成させるようにしてもよい。
【0029】なお、これら中央部12や後方部13も、
精密鋳造法や熱間型鍛造法などで各種金属によって作製
される。そして、ゴルフクラブヘッドCにおいても、ネ
ック部3の重量を下方に位置させることができ、その全
体の重量を変えることなく、重心位置を低く設定するこ
とが可能となる点は同様である。
【0030】次に、図7に示すゴルフクラブヘッドDの
ように、ネック部3をフェイス部材1に代えて、中空部
材2bと一体に形成するようにしてもよい。この場合、
ネック部3は、中空部材2bの上面15から下方に向け
て側面に沿って筒状部5を形成するとともに、この筒状
部5の上方から挿入孔10を設けることによって形成さ
れている。
【0031】従って、図1に示すものと同様に、挿入孔
10の開口部4からシャフトSを差し込んで接着剤等で
固定することによって、シャフトSを中空部材2bに取
り付けることができるようにしている。この場合、ネッ
ク部3を補強するため、筒状部5の下端と他の部分との
間、例えば側面6との間の一部や、フェイス裏面7との
間の一部、もしくはソール部分との間に、これら両者間
を連結片等で連結するようにしてもよいことは、上述と
同様である。
【0032】また、図7に示すのネック部3は、その全
長の大部分を中空部16内に収めるように設定され、開
口部4が上面15に形成されるものの、ゴルフクラブヘ
ッドの外観からは目視できないように設定されている。
従って、ゴルフクラブヘッドDにおいても、ネック部3
に要する重量を下方に位置させることができ、全体重量
を変えることなく、重心位置を低く設定できる点や、ネ
ック部3を筒状部5とすることにより、シャフトSを取
り付けるのに必要な材料を少なくでき、ヒール側の重量
を軽くすることができる点は、ゴルフクラブヘッドAと
同様である。
【0033】さらに、このネック部3として、筒状部5
を形成することに代えて、図4に示すように、中空部材
2bの側面から***部分を設けてネック部3を形成する
ようにしてもよい。これにより、中空部材2bとネック
部3との間の剛性を高めることができる点は同様であ
る。
【0034】そして、この中空部材2bの縁部14にフ
ェイス部材1bを突き合わせて溶接することにより、中
空部16を形成した状態でゴルフクラブヘッドDが完成
する。このように、ネック部3をフェイス部材1及び中
空部材2のいずれに形成するかは任意であり、また、そ
のネック部3も、その全長の半分以上を中空部16内に
収めるものであればその形態を任意に設定することがで
きるものである。
【0035】次に、フェイス部材1の製造工程の一例を
説明すると、先ず、フェイス部材1の素材としてβ型T
i合金を用いる場合、このβ型Ti合金の段付丸棒(小
径部を持つ円柱状のもの)が用いられる。そして、この
段付丸棒を、熱間加工域まで加熱するとともに、型鍛造
加工を施し、フェイス部材1の形状を得る。さらに、こ
の後、溶体化工程を行わずに直接、時効処理を行う。こ
の製造工程では、熱間型鍛造後に溶体化工程を省略して
いるので、製造工程が簡略化されるとともに、加工硬化
および時効硬化による相乗効果で強度が向上する。ま
た、鍛造加工により成形しているので、板金加工等と比
べて、加工後も内部の金属繊維が連続状態であるので、
高い強度を維持することができる。
【0036】また、本発明に係るゴルフクラブヘッド
は、フェイス部材1と中空部材2とに分割して構成され
るものに限定されるものではなく、例えば、フェイスと
クラウン部(上側外殻部分)とを一体に形成するととも
に、ソール部分(下側外殻部分)を別個に作製し、これ
ら両者を突き合わせて溶接するように構成されたもので
あってもよい。この場合、ネック部3は、クラウン部か
ソール部のいずれかに形成され、その全長の半分以上が
中空部16に収められるように設定される。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るゴル
フクラブヘッドは、ネック部が、少なくとも全長の半分
以上を中空部内に収めた状態で形成されるため、ネック
部の重量を低い位置に設定することができ、これによ
り、全体重量を変えることなく重心位置を低くすること
が可能となる。従って、低重心のゴルフクラブを容易に
作製することができ、初心者等の使用に最適な、高弾道
のボールを容易に打つことができるゴルフクラブを提供
することができる。
【0038】さらに、ネック部が、全長の半分以上を中
空部内に収めた状態で形成されることから、少なくとも
中空部に収まっているネック部の表面に関しては、表面
処理を施す必要がなく、これにより、表面処理に要する
コストの削減を図ることができる。
【0039】また、クラブヘッドの表面からネック部が
外方に突出する量が少なくなることにより、シャフトが
ネック部にかくれる部分を減少させているため、ゴルフ
クラブの全長を変えることなくシャフトの露出部分を多
くすることができ、これにより、シャフトのしなりを有
効に利用することができる。なお、ネック部が、その全
長の全てを中空部内に収めた状態で形成された場合に
は、より一層効果的にシャフトのしなりを有効に利用す
ることができる。
【0040】次に、ゴルフクラブヘッドを、フェイス部
材と中空部材とで構成するとともに、ネック部を、これ
らのいずれか一方と一体に形成した場合、ネック部を中
空部材に一体形成したものでは、ゴルフクラブヘッドと
ネック部(シャフト)との間の剛性を高めることがで
き、これにより、全体の強度や打球感の向上を図ること
ができる。
【0041】また、ネック部をフェイス部材に一体形成
したものでは、ゴルフクラブヘッドとネック部との間の
剛性を高めることは勿論、ボールを打つフェース面とネ
ック部との間の剛性をも容易に高めることができ、さら
に、ゴルフクラブヘッドの量産時において、ロフト角等
のばらつきを少なくすることができる。
【0042】さらに、ネック部を、フェイス部材及び中
空部材のいずれか一方と一体形成する場合、その上面か
ら下方に向けて筒状に突出させてネック部を形成したも
のでは、ネック部の重量を必要以上に重くしないように
することができ、これにより、ゴルフクラブヘッドのヒ
ール側における重量を軽くして、トウ側及びヒール側に
バランスよく重量配分することができる。
【0043】また、ネック部を、フェイス部材及び中空
部材のいずれか一方と一体形成する場合、その側面部分
を***させかつこの***部分に孔を設けてネック部を形
成したものでは、ネック部の形成が***部分に孔を形成
するだけでよく、これにより、ゴルフクラブヘッドの作
製を容易にし、コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るゴルフクラブヘッドの実施の形
態を示す斜視図である。
【図2】 図1に示すゴルフクラブヘッドのフェイス部
材を示す斜視図である。
【図3】 図2に示すフェイス部材の縦断面図である。
【図4】 フェイス部材の他の形態を示す縦断面図であ
る。
【図5】 本発明に係るゴルフクラブヘッドの、他の実
施の形態を示す斜視図である。
【図6】 本発明に係るゴルフクラブヘッドの、他の実
施の形態を示す分解縦断面図である。
【図7】 本発明に係るゴルフクラブヘッドの、他の実
施の形態を示す分解斜視図である。
【図8】 従来のゴルフクラブヘッドを示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
A、B、C、D ゴルフクラブヘッド S シャフト 1、1a、1b フェイス部材 2、2a、2b 中空部材 3 ネック部 5 筒状部 6 側面 8、15 上面 11 ***部分 16 中空部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトを取り付けるネック部が形成さ
    れ、内部が中空部とされる金属製のゴルフクラブヘッド
    において、 前記ネック部は、少なくとも全長の半分以上を前記中空
    部内に収めた状態で形成されたことを特徴とするゴルフ
    クラブヘッド。
  2. 【請求項2】 前記ネック部は、その全長の全てを前記
    中空部内に収めた状態で形成されたことを特徴とする請
    求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 【請求項3】 前記ゴルフクラブヘッドは、フェイス部
    材と、このフェイス部材の周縁部に溶接されて前記中空
    部を形成する中空部材とから構成され、 前記ネック部は、当該フェイス部材及び当該中空部材の
    いずれか一方と一体に形成されたことを特徴とする請求
    項1又は2記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 【請求項4】 前記ネック部は、前記フェイス部材及び
    前記中空部材のいずれか一方に、その上面から下方に向
    けて筒状に突出させて形成されたことを特徴とする請求
    項3記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 【請求項5】 前記ネック部は、前記フェイス部材及び
    前記中空部材のいずれか一方に、その側面部分を***さ
    せかつこの***部分に孔を設けて形成されたことを特徴
    とする請求項3記載のゴルフクラブヘッド。
JP8178303A 1996-07-08 1996-07-08 ゴルフクラブヘッド Withdrawn JPH1015118A (ja)

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