JP3453755B2 - アイアン形ゴルフクラブ - Google Patents
アイアン形ゴルフクラブInfo
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- General Health & Medical Sciences (AREA)
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- Golf Clubs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイアン形ゴルフ
クラブに関する。 【０００２】 【発明が解決しようとする課題】一般にゴルフクラブ
は、ヘッドと該ヘッド本体に接続するシャフトからな
り、アイアン形、ウッド形及びパター形に大別される。
そして、アイアン形ゴルフクラブのヘッドは、金属製の
ヘッド本体の後面をほぼ平坦に形成したマッスル形と後
面に凹部を切り欠くように形成したキャビティ形とに大
別される。キャビティ形のアイアン形ゴルフクラブのヘ
ッドは、切り欠くように形成されたキャビティによっ
て、ヘッドの重量配分を自由に設定できるという長所を
有する。 【０００３】ところで、比較的ヘッドのスピードの遅い
ゴルファーでも、ある程度飛距離を出すためには、ヘッ
ドの重心位置が低く、また重心が後方にあるクラブを使
用すればよい。ヘッドにおいて重心位置が低く、また重
心が後方にあると打撃されたボールが上がりやすく、ま
たバックスピンもかかりやすくなり、それによってキャ
リーが伸びるためである。また、アイアンクラブでは特
に方向性が重視され、オフセンターヒットでも打球の曲
がりを少なくするために前述のキャビティ形のものが一
般的である。これはキャビティ形のアイアン形ゴルフク
ラブのヘッドでは、中心部を軽量化し、その分をヘッド
の周辺に再配分することによって慣性モーメントを高
め、ぶれにくくなるためである。 【０００４】しかし、このようなキャビティ形ヘッドの
周辺重量配分は、必ずしも重心位置を低く、深くさせる
ものではない。この点、ドライバーのようなウッド形の
ものはソールも広く、ヘッド自体に奥行きがあるため重
心深度を下げる工夫を行いやすいが、アイアン形ヘッド
は比較的平板な形状で、重心深度を下げにくい。 【０００５】しかも、アイアン形ヘッドの断面形状で
は、ソール形状はフェース面側が肉厚となっており、後
方に向かうにしたがって薄くなっている。このため、ヘ
ッド全体重量を変えずに重心深度を下げるにはソールの
フェース面側の重量を落とし、その分をソールの後方に
再配分する必要がある。 【０００６】そこで、本発明は、重心深度を下げるこ
と、すなわち重心位置を低く、しかも重心位置を深くす
ることができるアイアン形ゴルフクラブを提供すること
を目的とする。 【０００７】 【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、前面
にフェースを形成し下部にソールを形成すると共に後面
にキャビティを形成したヘッド本体にシャフトを接続し
たアイアン形ゴルフクラブにおいて、前記ソールとキャ
ビティ下面を繋ぐ貫通孔を設け、該貫通孔のソール側を
ソールと同一面上に固着して閉塞するようにヘッド本体
よりも比重の大きい材質の板状部材を設け、かつ前記貫
通孔はヒールからトウへかけて形成されたことを特徴と
するアイアン形ゴルフクラブである。 【０００８】この請求項１の構成によれば、貫通孔によ
りその分の重量を他の部位に配分することができる。 【０００９】 【発明の実施形態】以下、本発明の第１実施形態を添付
図１〜図３を参照して説明する。アイアン形ゴルフクラ
ブは、ヘッド１の一側に形成したシャフト取付部たるホ
ーゼル２にシャフト３を接続したものである。ヘッド１
は、前面にフェース４、一側、すなわち基端側のヒール
１Ａの上部に前記ホーゼル２、他側、すなわち先端側に
トウ１Ｂを形成し、さらに下面にソール７を形成した鋼
製、例えばＳ２０Ｃを鍛造して形成したヘッド本体８を
有する。ソール７の両端はそれぞれ前後、すなわちトレ
ーディングエッヂ５、リーディングエッヂ６に滑らかに
接続し、また、ヘッド１の後面を凹状に形成してキャビ
ティ９を形成している。このキャビティ９は下面９Ａ、
上面９Ｂ、左右側面９Ｃおよび前面９Ｄを有しており、
これら下面９Ａ、上面９Ｂ、左右側面９Ｃはヘッド本体
８のほぼ輪郭の内側に該輪郭に沿って形成される。ソー
ル７と下面９Ａとの厚みＡは、後方へ次第に小さくなる
ように形成される。 【００１０】さらに、ソール７と下面９Ａを繋ぐように
貫通孔10を形成する。この貫通孔10は切削によりトレー
ディングエッヂ５側からリーディングエッヂ６側を幅と
し、ヒール１Ａからトウ１Ｂへかけて細長く形成され
る。この貫通孔10は前後幅Ｂがほぼ同一に形成されてお
り、その下端に前後幅Ｂより前後幅Ｃが大きい浅い溝11
が形成される（Ｂ＜Ｃ）。この溝11の前後端は貫通孔10
の前後端より前方、後方にそれぞれ張出すように形成さ
れており、該溝11に板状部材12を貫通孔10を閉塞するよ
うに、しかもソール７と同一面上に固着する。該板状部
材12は、ヘッド本体８と同じ材質、例えばＳ２０Ｃであ
ったり、ヘッド本体８よりも比重の大きい材質、例えば
ベリリウム銅合金が用いられる。そして、該板状部材12
の厚みＤは５ｍｍ以下、好ましくは２ｍｍ以下に形成す
ることが好ましい。そして、ソール７の後方への突出
は、フェース４を基準として、該フェース４から垂直方
向に前記ソール７の最も高い部位までの距離Ｅが２０ｍ
ｍ以上に形成される。前記溝11の周面11Ａは上方へ広が
るように逆テーパ状に形成され、該溝11に板状部材12を
圧入することにより、板状部材12の周面を塑性変形して
固着するものである。 【００１１】尚、図中13はフェース４に形成したスコア
ライン等と称する横溝であり、溝11への板状部材12の固
着は、前記圧入以外に溶接などでもよい。 【００１２】以上のように、前記実施例では前面にフェ
ース４を形成し下部にソール７を形成すると共に後面に
キャビティ９を形成したヘッド本体８にシャフト３を接
続したアイアン形ゴルフクラブにおいて、前記ソール７
とキャビティ９の下面９Ａを繋ぐ貫通孔10を設けたこと
により、ヘッド１の後側下部、すなわちソール７とキャ
ビティ９の下面９Ａとの間において、貫通孔10によって
中空部が形成されることなり、この結果ヘッド１の重心
を後方へ配置することができる。また、貫通孔10の下部
にはソール７と同一面状に板状部材12を設けたことによ
り、打球時にソール７がグリーン（地面）に引っかかる
ようなことはなく、スムースにスイングすることができ
る。 【００１３】しかも、貫通孔10は切削によりトレーディ
ングエッヂ５側からリーディングエッヂ６側を幅とし、
ヒール１Ａからトウ１Ｂへかけて細長く形成されるの
で、フェース４の下部後方は開放状態となるので、打球
時にフェース４の下部後方の自由度が大きくなり、弾性
変形しやすくなり、飛距離を伸ばすことができる。さら
に、貫通孔10を形成したことにより、その分の重量をソ
ール７を後方へ伸ばすことができるようになり、その突
出は、フェース４を基準として、該フェース４から垂直
方向に前記ソール７の最も高い部位までの距離Ｅが２０
ｍｍ以上に形成されるので、いっそうヘッド１の重心を
後方に配置することができる。尚、前記距離Ｅが２０ｍ
ｍ未満の場合はヘッド１の重心を後方に配置することが
やや困難である。 【００１４】図４〜図５は第１参考例を示しており、前
記第１実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳
細な説明を省略する。ヘッド本体８のソール７とキャビ
ティ９の下面９Ａとの間の後部を切り欠くように形成
し、該個所の後部にヘッド本体８と別体のウエイト21を
設けたものである。尚、ヘッド本体８、ウエイト21は例
えばＳ２０Ｃによって形成される。前記キャビティ９の
下面９Ａはほぼ平坦状に形成されており、またヘッド本
体８のソール前部７Ａに曲面状に連続するソール後部７
Ｂを形成した前記ウエイト21の前面21Ａは、上方へ向か
うに従い斜め後方へ向けて傾斜している。上方へ向かう
に従い斜め後方へ向けて傾斜している前記ソール前部７
Ａとキャビティ９の下面９Ａ間の後部と、前記前面21Ａ
の下部との間の後部とは面接合していると共に、ウエイ
ト21側の突部22Ａをソール前部７Ａ側の凹部22Ｂに圧入
した横長な蟻溝部22によって固着している。さらに、ウ
エイト21はヘッド本体８のトレーディングエッヂ５から
リーディングエッヂ６を幅としヒール１Ａよりトウ１Ｂ
にかけて横長に形成されている。 【００１５】そして、ウエイト21はフェース４を垂直に
配置したときにヘッド本体８のキャビティ９のソール前
部７Ａ側の面すなわち前記下面９Ａと、前記ウエイト21
のキャビティ９方向の面すなわちウエイト21の前面21Ａ
とがなす部位よりも、前記ウエイト21の垂直方向の最高
位置の高さＦが３.０ｍｍ以上に形成されているもので
ある。 【００１６】また、フェース４を基準として、該フェー
ス４から垂直にソール後部７Ｂの最も高いすなわち遠い
部位までの距離Ｅが２０ｍｍ以上に形成されている。
尚、該実施例ではヘッド本体８とウエイト21を蟻溝部22
によって固着したが、溶接等の固着手段でもよい。 【００１７】従って、前記参考例では、ではソール７の
後部を別体のウエイト21により形成し、前記フェース21
を垂直に配置したときにヘッド本体８のキャビティ９の
ソール前部７Ａ側の面と前記ウエイト21のキャビティ９
方向の面とがなす部位よりも前記ウエイト21の垂直方向
の高さＦを大きくすることにより、キャビティ９がいわ
ゆるアンダーカット状態となり、ヘッド１の重心を低
く、しかも深くしてスイートエリヤの広いヘッド１を提
供することができる。また前記高さＦを３.０ｍｍ以上
に形成したことにより、キャビティ９のアンダーカット
状態を確実なものとして、いっそうヘッド１の重心を低
く、深くすることができる。 【００１８】しかも、ソール前部７Ａを形成したヘッド
本体８に、該ヘッド本体８とは別体でソール前部７Ａに
連続するソール後部７Ｂを形成したウエイト21を固着す
ることでアンダーカット状のキャビティ９を簡単に形成
することができる。 【００１９】図６〜図７は第２参考例を示しており、
尚、前記第１実施形態と同一部分には同一符号を付し、
その詳細な説明を省略する。フェース４、ソール７等を
形成したＳ２０Ｃ等からなるヘッド本体８の前記ソール
７に下方を開口した溝31を切削等により形成したもので
あり、この溝31は、断面が円弧状に切り欠かかれた形状
であって、ソール７のトレーディングエッヂ５からリー
ディングエッヂ６方向を幅として、ヒール１Ａ側からト
ウ１Ｂ側にかけて横長に形成されたものであり、その横
幅Ｇは滑らかに描かれた前記ソール７の横幅Ｇ´の３０
％以上に形成される（０.３Ｇ´＜Ｇ)。さらにその長さ
はソール７におけるヒール１Ａ側からトウ１Ｂ側方向の
８０％以上に形成される。さらに、溝31の深さＨは、リ
ーディングエッヂ６からトレーディングエッヂ５まで滑
らかに描かれた前記ソール７の面より最も深いところで
２.０ｍｍ以上に形成する。また、フェース４を基準と
して、該フェース４から垂直にソール７の最も高い部位
までの距離Ｅが２０ｍｍ以上に形成されている。 【００２０】以上のように、ソール７のトレーディング
エッヂ５からリーディングエッヂ６を幅としヒール１Ａ
からトウ１Ｂにかけて溝31を形成したことにより、その
欠如した溝31の部分の重量を例えばソール７の後部を後
方に延長するように配分することができ、ヘッド１の重
心を低く、また深くすることができる。しかも、ソール
７の面より溝31の最も深いところで２.０ｍｍ以上に形
成することにより、重量の軽減を十分に図ることができ
ると共に、その分をソール７の後部を後方に延長するよ
うに配分して確実にヘッド１の重心を低く、また深く設
定することができる。 【００２１】また、溝31はトレーディングエッヂ５から
リーディングエッヂ６方向を幅としてヒール１Ａからト
ウ１Ｂにかけて横長に形成されることにより、ヘッド１
における溝31による重量の軽減を均一に得ることができ
るので、ヘッド１のバランスも確保することができる。 【００２２】図８〜図９に示す第２実施形態では、比重
がほぼ７.８程度のＳ２０Ｃ等の鉄系金属からなるヘッ
ド本体８のソール７に、キャビティ９の下面９Ａに向け
て凹部たる凹状の受け溝41をトレーディングエッヂ５か
らリーディングエッヂ６方向を幅とし、ヒール１Ａより
トウ１Ｂにかけて横長に形成すると共に、該受け溝41に
（純）チタンまたはチタン合金等のヘッド本体８の比重
より小さい比重が５以下の金属製の軽量部材42を固着し
たものである。この固着は、予め受け溝41の周面41Ａを
下方へ向けて幅が次第に狭くなるように逆テーパ状に形
成し、そして平板状の軽量部材42を受け溝41に圧入する
ことにより、軽量ウエイト42の周面42Ａを塑性加工せし
め逆テーパ状に変形させて密に固着し、該軽量部材42の
下面42Ｂによりソール７の一部を形成したものである。
また、フェース４を基準として、該フェース４から垂直
にソール７の最も高い部位までの距離Ｅが２０ｍｍ以上
に形成されている。 【００２３】以上のように、前記実施形態では比重が
７.８程度の鉄系金属からなるヘッド本体８のソール７
に凹状の受け溝41を形成し、該受け溝41にヘッド本体８
の比重より小さい比重からなる（純）チタン等からなる
軽量部材42を設けたことにより、ソール７側の重量を軽
減でき、その軽減した重量をソール７の後部を後方へ延
長すること等が可能となり、ヘッド１の重心を低く、ま
た深く設定することができる。 【００２４】また、ヘッド本体８を比重が７.８程度の
鉄系金属のような場合、軽量部材42の比重を５以下とす
ることで、略３０％の比重差を利用することによって、
大幅に重心の後方への移動が可能となる。 【００２５】図10〜図11に示す第３実施形態では、比重
がほぼ７.８程度のＳ２０Ｃ等の鉄系金属からなるヘッ
ド本体８のソール７に、キャビティ９の下面９Ａに向け
て貫通孔51をトレーディングエッヂ５からリーディング
エッヂ６方向を幅としてヒール１Ａよりトウ１Ｂにかけ
て横長に形成すると共に、該貫通孔51に（純）チタンま
たはチタン合金等のヘッド本体８の比重より小さい比重
が５以下の金属製の軽量部材52を固着したものである。
この固着は、予めソール７から下面９Ａに貫き形成した
貫通孔51に軽量部材52を圧入することにより、軽量部材
52の周面52Ａを貫通孔51の周面51Ａに圧着して塑性加工
せしめて密に固着し、該軽量部材52の下面52Ｂによりソ
ール７の一部を形成し、一方軽量部材52の上面52Ａを下
面９Ａと同一面状に形成したものである。また、フェー
ス４を基準として、該フェース４から垂直にソール７の
最も高い部位までの距離Ｅが２０ｍｍ以上に形成されて
いる。 【００２６】以上のように、前記実施形態では比重が
７.８程度の鉄系金属からなるヘッド本体８のソール７
から下面９Ａに貫通孔51を形成し、該貫通孔51にヘッド
本体８の比重より小さい比重からなる（純）チタン等か
らなる軽量部材52を設けたことにより、ソール７側の重
量を軽減でき、その軽減した重量をソール７の後部を後
方へ延長すること等が可能となり、ヘッド１の重心を低
く、また深く設定することができる。 【００２７】また、ヘッド本体８を比重が７.８程度の
鉄系金属のような場合、軽量部材52の比重を５以下とす
ることで、略３８％の比重差を利用することによって、
大幅に重心の後方への移動が可能となる。 【００２８】図12〜図13に示す第３参考例では、比重が
ほぼ７.８程度のＳ２０Ｃ等の鉄系金属からなるヘッド
本体８の後面に形成したキャビティ９のソール７側の後
方に、すなわち、キャビティ９の下面９Ａの後部にヘッ
ド本体８を形成する金属よりも高比重の金属、例えばベ
リリウム・銅合金等金属からなるウエイト61を上向きに
配置したものである。ウエイト61は、下面９Ａの後縁９
Ａ´にしたがってトレーディングエッヂ５からリーディ
ングエッヂ６を幅としヒール１Ａからトウ１Ｂからに沿
って横長に固着して配置されたものであって、その下部
後縁は前記後縁９Ａ´と一致しており、また前部と前面
９Ｄとの間にはアンダーカット状のキャビティ９を形成
するように間隔Ｉを有する。また、ウエイト61における
下部の前後幅Ｊは上部の前後幅Ｋより大きく形成されて
いる（Ｊ＞Ｋ）。そして、このウエイト61の下部より下
方に突設した突部62を、下面９Ａからソール７に向けて
貫通または凹設した凹部63に圧入して固着したものであ
る。尚、ウエイト61を下面９Ａ上に固着する手段として
は溶接、接着などでもよい。 【００２９】以上のように、前面にフェース４を形成し
下部にソール７を形成すると共に後面にキャビティ９を
形成したヘッド本体８にシャフト３を接続したアイアン
形ゴルフクラブにおいて、前記キャビティ９のソール７
側の後方に、ヘッド本体８を形成する金属よりも高比重
のウエイト61を配置したことにより、ヘッド１の重心を
後方に配置することができる。 【００３０】さらに、ヘッド本体８のキャビティ９の下
面９Ａに、別体のウエイト61を上向きに固着すること
で、キャビティ９の形状がアンダーカット状態となり、
いっそうヘッド１の重心を後方に配置することができ
る。尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形実施が
可能である。 【００３１】 【発明の効果】請求項１の発明は、前面にフェースを形
成し下部にソールを形成すると共に後面にキャビティを
形成したヘッド本体にシャフトを接続したアイアン形ゴ
ルフクラブにおいて、前記ソールとキャビティ下面を繋
ぐ貫通孔を設け、該貫通孔のソール側をソールと同一面
上に固着して閉塞するようにヘッド本体よりも比重の大
きい材質の板状部材を設け、かつ前記貫通孔はヒールか
らトウへかけて形成されたことを特徴とするアイアン形
ゴルフクラブであり、貫通孔によりその分の重量を他の
部位に配分して重心深度を下げることができ、さらに、
フェースの下部後方は開放状態となるので、打球時にフ
ェースの下部後方の自由度が大きくなり、弾性変形しや
すくなり、飛距離を伸ばすことができる。
クラブに関する。 【０００２】 【発明が解決しようとする課題】一般にゴルフクラブ
は、ヘッドと該ヘッド本体に接続するシャフトからな
り、アイアン形、ウッド形及びパター形に大別される。
そして、アイアン形ゴルフクラブのヘッドは、金属製の
ヘッド本体の後面をほぼ平坦に形成したマッスル形と後
面に凹部を切り欠くように形成したキャビティ形とに大
別される。キャビティ形のアイアン形ゴルフクラブのヘ
ッドは、切り欠くように形成されたキャビティによっ
て、ヘッドの重量配分を自由に設定できるという長所を
有する。 【０００３】ところで、比較的ヘッドのスピードの遅い
ゴルファーでも、ある程度飛距離を出すためには、ヘッ
ドの重心位置が低く、また重心が後方にあるクラブを使
用すればよい。ヘッドにおいて重心位置が低く、また重
心が後方にあると打撃されたボールが上がりやすく、ま
たバックスピンもかかりやすくなり、それによってキャ
リーが伸びるためである。また、アイアンクラブでは特
に方向性が重視され、オフセンターヒットでも打球の曲
がりを少なくするために前述のキャビティ形のものが一
般的である。これはキャビティ形のアイアン形ゴルフク
ラブのヘッドでは、中心部を軽量化し、その分をヘッド
の周辺に再配分することによって慣性モーメントを高
め、ぶれにくくなるためである。 【０００４】しかし、このようなキャビティ形ヘッドの
周辺重量配分は、必ずしも重心位置を低く、深くさせる
ものではない。この点、ドライバーのようなウッド形の
ものはソールも広く、ヘッド自体に奥行きがあるため重
心深度を下げる工夫を行いやすいが、アイアン形ヘッド
は比較的平板な形状で、重心深度を下げにくい。 【０００５】しかも、アイアン形ヘッドの断面形状で
は、ソール形状はフェース面側が肉厚となっており、後
方に向かうにしたがって薄くなっている。このため、ヘ
ッド全体重量を変えずに重心深度を下げるにはソールの
フェース面側の重量を落とし、その分をソールの後方に
再配分する必要がある。 【０００６】そこで、本発明は、重心深度を下げるこ
と、すなわち重心位置を低く、しかも重心位置を深くす
ることができるアイアン形ゴルフクラブを提供すること
を目的とする。 【０００７】 【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、前面
にフェースを形成し下部にソールを形成すると共に後面
にキャビティを形成したヘッド本体にシャフトを接続し
たアイアン形ゴルフクラブにおいて、前記ソールとキャ
ビティ下面を繋ぐ貫通孔を設け、該貫通孔のソール側を
ソールと同一面上に固着して閉塞するようにヘッド本体
よりも比重の大きい材質の板状部材を設け、かつ前記貫
通孔はヒールからトウへかけて形成されたことを特徴と
するアイアン形ゴルフクラブである。 【０００８】この請求項１の構成によれば、貫通孔によ
りその分の重量を他の部位に配分することができる。 【０００９】 【発明の実施形態】以下、本発明の第１実施形態を添付
図１〜図３を参照して説明する。アイアン形ゴルフクラ
ブは、ヘッド１の一側に形成したシャフト取付部たるホ
ーゼル２にシャフト３を接続したものである。ヘッド１
は、前面にフェース４、一側、すなわち基端側のヒール
１Ａの上部に前記ホーゼル２、他側、すなわち先端側に
トウ１Ｂを形成し、さらに下面にソール７を形成した鋼
製、例えばＳ２０Ｃを鍛造して形成したヘッド本体８を
有する。ソール７の両端はそれぞれ前後、すなわちトレ
ーディングエッヂ５、リーディングエッヂ６に滑らかに
接続し、また、ヘッド１の後面を凹状に形成してキャビ
ティ９を形成している。このキャビティ９は下面９Ａ、
上面９Ｂ、左右側面９Ｃおよび前面９Ｄを有しており、
これら下面９Ａ、上面９Ｂ、左右側面９Ｃはヘッド本体
８のほぼ輪郭の内側に該輪郭に沿って形成される。ソー
ル７と下面９Ａとの厚みＡは、後方へ次第に小さくなる
ように形成される。 【００１０】さらに、ソール７と下面９Ａを繋ぐように
貫通孔10を形成する。この貫通孔10は切削によりトレー
ディングエッヂ５側からリーディングエッヂ６側を幅と
し、ヒール１Ａからトウ１Ｂへかけて細長く形成され
る。この貫通孔10は前後幅Ｂがほぼ同一に形成されてお
り、その下端に前後幅Ｂより前後幅Ｃが大きい浅い溝11
が形成される（Ｂ＜Ｃ）。この溝11の前後端は貫通孔10
の前後端より前方、後方にそれぞれ張出すように形成さ
れており、該溝11に板状部材12を貫通孔10を閉塞するよ
うに、しかもソール７と同一面上に固着する。該板状部
材12は、ヘッド本体８と同じ材質、例えばＳ２０Ｃであ
ったり、ヘッド本体８よりも比重の大きい材質、例えば
ベリリウム銅合金が用いられる。そして、該板状部材12
の厚みＤは５ｍｍ以下、好ましくは２ｍｍ以下に形成す
ることが好ましい。そして、ソール７の後方への突出
は、フェース４を基準として、該フェース４から垂直方
向に前記ソール７の最も高い部位までの距離Ｅが２０ｍ
ｍ以上に形成される。前記溝11の周面11Ａは上方へ広が
るように逆テーパ状に形成され、該溝11に板状部材12を
圧入することにより、板状部材12の周面を塑性変形して
固着するものである。 【００１１】尚、図中13はフェース４に形成したスコア
ライン等と称する横溝であり、溝11への板状部材12の固
着は、前記圧入以外に溶接などでもよい。 【００１２】以上のように、前記実施例では前面にフェ
ース４を形成し下部にソール７を形成すると共に後面に
キャビティ９を形成したヘッド本体８にシャフト３を接
続したアイアン形ゴルフクラブにおいて、前記ソール７
とキャビティ９の下面９Ａを繋ぐ貫通孔10を設けたこと
により、ヘッド１の後側下部、すなわちソール７とキャ
ビティ９の下面９Ａとの間において、貫通孔10によって
中空部が形成されることなり、この結果ヘッド１の重心
を後方へ配置することができる。また、貫通孔10の下部
にはソール７と同一面状に板状部材12を設けたことによ
り、打球時にソール７がグリーン（地面）に引っかかる
ようなことはなく、スムースにスイングすることができ
る。 【００１３】しかも、貫通孔10は切削によりトレーディ
ングエッヂ５側からリーディングエッヂ６側を幅とし、
ヒール１Ａからトウ１Ｂへかけて細長く形成されるの
で、フェース４の下部後方は開放状態となるので、打球
時にフェース４の下部後方の自由度が大きくなり、弾性
変形しやすくなり、飛距離を伸ばすことができる。さら
に、貫通孔10を形成したことにより、その分の重量をソ
ール７を後方へ伸ばすことができるようになり、その突
出は、フェース４を基準として、該フェース４から垂直
方向に前記ソール７の最も高い部位までの距離Ｅが２０
ｍｍ以上に形成されるので、いっそうヘッド１の重心を
後方に配置することができる。尚、前記距離Ｅが２０ｍ
ｍ未満の場合はヘッド１の重心を後方に配置することが
やや困難である。 【００１４】図４〜図５は第１参考例を示しており、前
記第１実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳
細な説明を省略する。ヘッド本体８のソール７とキャビ
ティ９の下面９Ａとの間の後部を切り欠くように形成
し、該個所の後部にヘッド本体８と別体のウエイト21を
設けたものである。尚、ヘッド本体８、ウエイト21は例
えばＳ２０Ｃによって形成される。前記キャビティ９の
下面９Ａはほぼ平坦状に形成されており、またヘッド本
体８のソール前部７Ａに曲面状に連続するソール後部７
Ｂを形成した前記ウエイト21の前面21Ａは、上方へ向か
うに従い斜め後方へ向けて傾斜している。上方へ向かう
に従い斜め後方へ向けて傾斜している前記ソール前部７
Ａとキャビティ９の下面９Ａ間の後部と、前記前面21Ａ
の下部との間の後部とは面接合していると共に、ウエイ
ト21側の突部22Ａをソール前部７Ａ側の凹部22Ｂに圧入
した横長な蟻溝部22によって固着している。さらに、ウ
エイト21はヘッド本体８のトレーディングエッヂ５から
リーディングエッヂ６を幅としヒール１Ａよりトウ１Ｂ
にかけて横長に形成されている。 【００１５】そして、ウエイト21はフェース４を垂直に
配置したときにヘッド本体８のキャビティ９のソール前
部７Ａ側の面すなわち前記下面９Ａと、前記ウエイト21
のキャビティ９方向の面すなわちウエイト21の前面21Ａ
とがなす部位よりも、前記ウエイト21の垂直方向の最高
位置の高さＦが３.０ｍｍ以上に形成されているもので
ある。 【００１６】また、フェース４を基準として、該フェー
ス４から垂直にソール後部７Ｂの最も高いすなわち遠い
部位までの距離Ｅが２０ｍｍ以上に形成されている。
尚、該実施例ではヘッド本体８とウエイト21を蟻溝部22
によって固着したが、溶接等の固着手段でもよい。 【００１７】従って、前記参考例では、ではソール７の
後部を別体のウエイト21により形成し、前記フェース21
を垂直に配置したときにヘッド本体８のキャビティ９の
ソール前部７Ａ側の面と前記ウエイト21のキャビティ９
方向の面とがなす部位よりも前記ウエイト21の垂直方向
の高さＦを大きくすることにより、キャビティ９がいわ
ゆるアンダーカット状態となり、ヘッド１の重心を低
く、しかも深くしてスイートエリヤの広いヘッド１を提
供することができる。また前記高さＦを３.０ｍｍ以上
に形成したことにより、キャビティ９のアンダーカット
状態を確実なものとして、いっそうヘッド１の重心を低
く、深くすることができる。 【００１８】しかも、ソール前部７Ａを形成したヘッド
本体８に、該ヘッド本体８とは別体でソール前部７Ａに
連続するソール後部７Ｂを形成したウエイト21を固着す
ることでアンダーカット状のキャビティ９を簡単に形成
することができる。 【００１９】図６〜図７は第２参考例を示しており、
尚、前記第１実施形態と同一部分には同一符号を付し、
その詳細な説明を省略する。フェース４、ソール７等を
形成したＳ２０Ｃ等からなるヘッド本体８の前記ソール
７に下方を開口した溝31を切削等により形成したもので
あり、この溝31は、断面が円弧状に切り欠かかれた形状
であって、ソール７のトレーディングエッヂ５からリー
ディングエッヂ６方向を幅として、ヒール１Ａ側からト
ウ１Ｂ側にかけて横長に形成されたものであり、その横
幅Ｇは滑らかに描かれた前記ソール７の横幅Ｇ´の３０
％以上に形成される（０.３Ｇ´＜Ｇ)。さらにその長さ
はソール７におけるヒール１Ａ側からトウ１Ｂ側方向の
８０％以上に形成される。さらに、溝31の深さＨは、リ
ーディングエッヂ６からトレーディングエッヂ５まで滑
らかに描かれた前記ソール７の面より最も深いところで
２.０ｍｍ以上に形成する。また、フェース４を基準と
して、該フェース４から垂直にソール７の最も高い部位
までの距離Ｅが２０ｍｍ以上に形成されている。 【００２０】以上のように、ソール７のトレーディング
エッヂ５からリーディングエッヂ６を幅としヒール１Ａ
からトウ１Ｂにかけて溝31を形成したことにより、その
欠如した溝31の部分の重量を例えばソール７の後部を後
方に延長するように配分することができ、ヘッド１の重
心を低く、また深くすることができる。しかも、ソール
７の面より溝31の最も深いところで２.０ｍｍ以上に形
成することにより、重量の軽減を十分に図ることができ
ると共に、その分をソール７の後部を後方に延長するよ
うに配分して確実にヘッド１の重心を低く、また深く設
定することができる。 【００２１】また、溝31はトレーディングエッヂ５から
リーディングエッヂ６方向を幅としてヒール１Ａからト
ウ１Ｂにかけて横長に形成されることにより、ヘッド１
における溝31による重量の軽減を均一に得ることができ
るので、ヘッド１のバランスも確保することができる。 【００２２】図８〜図９に示す第２実施形態では、比重
がほぼ７.８程度のＳ２０Ｃ等の鉄系金属からなるヘッ
ド本体８のソール７に、キャビティ９の下面９Ａに向け
て凹部たる凹状の受け溝41をトレーディングエッヂ５か
らリーディングエッヂ６方向を幅とし、ヒール１Ａより
トウ１Ｂにかけて横長に形成すると共に、該受け溝41に
（純）チタンまたはチタン合金等のヘッド本体８の比重
より小さい比重が５以下の金属製の軽量部材42を固着し
たものである。この固着は、予め受け溝41の周面41Ａを
下方へ向けて幅が次第に狭くなるように逆テーパ状に形
成し、そして平板状の軽量部材42を受け溝41に圧入する
ことにより、軽量ウエイト42の周面42Ａを塑性加工せし
め逆テーパ状に変形させて密に固着し、該軽量部材42の
下面42Ｂによりソール７の一部を形成したものである。
また、フェース４を基準として、該フェース４から垂直
にソール７の最も高い部位までの距離Ｅが２０ｍｍ以上
に形成されている。 【００２３】以上のように、前記実施形態では比重が
７.８程度の鉄系金属からなるヘッド本体８のソール７
に凹状の受け溝41を形成し、該受け溝41にヘッド本体８
の比重より小さい比重からなる（純）チタン等からなる
軽量部材42を設けたことにより、ソール７側の重量を軽
減でき、その軽減した重量をソール７の後部を後方へ延
長すること等が可能となり、ヘッド１の重心を低く、ま
た深く設定することができる。 【００２４】また、ヘッド本体８を比重が７.８程度の
鉄系金属のような場合、軽量部材42の比重を５以下とす
ることで、略３０％の比重差を利用することによって、
大幅に重心の後方への移動が可能となる。 【００２５】図10〜図11に示す第３実施形態では、比重
がほぼ７.８程度のＳ２０Ｃ等の鉄系金属からなるヘッ
ド本体８のソール７に、キャビティ９の下面９Ａに向け
て貫通孔51をトレーディングエッヂ５からリーディング
エッヂ６方向を幅としてヒール１Ａよりトウ１Ｂにかけ
て横長に形成すると共に、該貫通孔51に（純）チタンま
たはチタン合金等のヘッド本体８の比重より小さい比重
が５以下の金属製の軽量部材52を固着したものである。
この固着は、予めソール７から下面９Ａに貫き形成した
貫通孔51に軽量部材52を圧入することにより、軽量部材
52の周面52Ａを貫通孔51の周面51Ａに圧着して塑性加工
せしめて密に固着し、該軽量部材52の下面52Ｂによりソ
ール７の一部を形成し、一方軽量部材52の上面52Ａを下
面９Ａと同一面状に形成したものである。また、フェー
ス４を基準として、該フェース４から垂直にソール７の
最も高い部位までの距離Ｅが２０ｍｍ以上に形成されて
いる。 【００２６】以上のように、前記実施形態では比重が
７.８程度の鉄系金属からなるヘッド本体８のソール７
から下面９Ａに貫通孔51を形成し、該貫通孔51にヘッド
本体８の比重より小さい比重からなる（純）チタン等か
らなる軽量部材52を設けたことにより、ソール７側の重
量を軽減でき、その軽減した重量をソール７の後部を後
方へ延長すること等が可能となり、ヘッド１の重心を低
く、また深く設定することができる。 【００２７】また、ヘッド本体８を比重が７.８程度の
鉄系金属のような場合、軽量部材52の比重を５以下とす
ることで、略３８％の比重差を利用することによって、
大幅に重心の後方への移動が可能となる。 【００２８】図12〜図13に示す第３参考例では、比重が
ほぼ７.８程度のＳ２０Ｃ等の鉄系金属からなるヘッド
本体８の後面に形成したキャビティ９のソール７側の後
方に、すなわち、キャビティ９の下面９Ａの後部にヘッ
ド本体８を形成する金属よりも高比重の金属、例えばベ
リリウム・銅合金等金属からなるウエイト61を上向きに
配置したものである。ウエイト61は、下面９Ａの後縁９
Ａ´にしたがってトレーディングエッヂ５からリーディ
ングエッヂ６を幅としヒール１Ａからトウ１Ｂからに沿
って横長に固着して配置されたものであって、その下部
後縁は前記後縁９Ａ´と一致しており、また前部と前面
９Ｄとの間にはアンダーカット状のキャビティ９を形成
するように間隔Ｉを有する。また、ウエイト61における
下部の前後幅Ｊは上部の前後幅Ｋより大きく形成されて
いる（Ｊ＞Ｋ）。そして、このウエイト61の下部より下
方に突設した突部62を、下面９Ａからソール７に向けて
貫通または凹設した凹部63に圧入して固着したものであ
る。尚、ウエイト61を下面９Ａ上に固着する手段として
は溶接、接着などでもよい。 【００２９】以上のように、前面にフェース４を形成し
下部にソール７を形成すると共に後面にキャビティ９を
形成したヘッド本体８にシャフト３を接続したアイアン
形ゴルフクラブにおいて、前記キャビティ９のソール７
側の後方に、ヘッド本体８を形成する金属よりも高比重
のウエイト61を配置したことにより、ヘッド１の重心を
後方に配置することができる。 【００３０】さらに、ヘッド本体８のキャビティ９の下
面９Ａに、別体のウエイト61を上向きに固着すること
で、キャビティ９の形状がアンダーカット状態となり、
いっそうヘッド１の重心を後方に配置することができ
る。尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形実施が
可能である。 【００３１】 【発明の効果】請求項１の発明は、前面にフェースを形
成し下部にソールを形成すると共に後面にキャビティを
形成したヘッド本体にシャフトを接続したアイアン形ゴ
ルフクラブにおいて、前記ソールとキャビティ下面を繋
ぐ貫通孔を設け、該貫通孔のソール側をソールと同一面
上に固着して閉塞するようにヘッド本体よりも比重の大
きい材質の板状部材を設け、かつ前記貫通孔はヒールか
らトウへかけて形成されたことを特徴とするアイアン形
ゴルフクラブであり、貫通孔によりその分の重量を他の
部位に配分して重心深度を下げることができ、さらに、
フェースの下部後方は開放状態となるので、打球時にフ
ェースの下部後方の自由度が大きくなり、弾性変形しや
すくなり、飛距離を伸ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施形態を示す断面図である。
【図２】本発明の第１実施形態を示す正面図である。
【図３】本発明の第１実施形態を示す背面図である。
【図４】第１参考例を示す断面図である。
【図５】第１参考例を示す背面図である。
【図６】第２参考例を示す断面図である。
【図７】第２参考例を示す背面図である。
【図８】本発明の第２実施形態を示す断面図である。
【図９】本発明の第２実施形態を示す背面図である。
【図１０】本発明の第３実施形態を示す断面図である。
【図１１】本発明の第３実施形態を示す背面図である。
【図１２】第３参考例を示す断面図である。
【図１３】第３参考例を示す背面図である。
【符号の説明】
３ シャフト
４ フェース
７ ソール
９ キャビティ
10 貫通孔
12 板状部材
41 51 受け溝（凹部）
42 52 軽量ウエイト
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平６−23074（ＪＰ，Ａ)
特開 平10−258143（ＪＰ，Ａ)
特開 平11−178961（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−776（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−38658（ＪＰ，Ａ)
特開 平10−155946（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−294552（ＪＰ，Ａ)
実開 昭60−147451（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭61−133070（ＪＰ，Ｕ)
登録実用新案3035480（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A63B 53/00 - 53/16
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 前面にフェースを形成し下部にソールを
形成すると共に後面にキャビティを形成したヘッド本体
にシャフトを接続したアイアン形ゴルフクラブにおい
て、前記ソールとキャビティ下面を繋ぐ貫通孔を設け、
該貫通孔のソール側をソールと同一面上に固着して閉塞
するようにヘッド本体よりも比重の大きい材質の板状部
材を設け、かつ前記貫通孔はヒールからトウへかけて形
成されたことを特徴とするアイアン形ゴルフクラブ。
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