JPH10150632A - 光記録媒体および動画記録装置並びに動画再生装置 - Google Patents

光記録媒体および動画記録装置並びに動画再生装置

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JPH10150632A
JPH10150632A JP8306253A JP30625396A JPH10150632A JP H10150632 A JPH10150632 A JP H10150632A JP 8306253 A JP8306253 A JP 8306253A JP 30625396 A JP30625396 A JP 30625396A JP H10150632 A JPH10150632 A JP H10150632A
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寛 藤
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮動画データが効率的に連続して記録され
た光記録媒体、圧縮動画データを光記録媒体に対して効
率的に連続して記録することができる動画記録装置、及
び、上記光記録媒体から少ないシークタイムとバッファ
サイズで特殊再生が可能な動画再生装置を提供する。 【解決手段】 動画記録装置では、光ディスク5に対し
て圧縮動画データを連続して記録するときに、Iピクチ
ャをi本の第1トラック50に等分に分割して記録し、
Pピクチャ及びBピクチャをj本の第2トラック51に
等分に分割して記録する。これにより、圧縮動画データ
が効率的に連続して記録された光ディスク5が得られ
る。また、光ディスク5から動画を再生する動画再生装
置では、光へッドから(i+j)本の光ビームを第1ト
ラック50及び第2トラック51に照射して通常再生を
行い、光へッドからj本の光ビームを第1トラック50
に照射して特殊再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル圧縮さ
れた動画データが記録される光記録媒体、及び、ディジ
タル圧縮された動画データを圧縮単位に分割して光記録
媒体に記録する動画記録装置、並びに、ディジタル圧縮
された動画データが記録された光記録媒体から動画を再
生する動画再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】動画圧縮アルゴリズムについては、例え
ば、ISO(国際標準化機構)で標準化されたMPEG
(Moving Picture Coding Experts Group)アルゴリズム
があり、これを用いることにより、動画の早送り、逆送
り及び途中再生等の特殊再生が可能となる。
【0003】このMPEGアルゴリズムでは、動き補償
フレーム(画面)間予測による予測符号化を利用して動
画像の再生を行っている。
【0004】上記の動き補償フレーム間予測について概
説する。即ち、動画像の再生に際して、動画像は、静止
した背景中に何らかの被写体を含んでいる場合が多い。
被写体が静止している場合には、フレーム間予測を行え
ば、差分画像は、ほぼ0になる。被写体がある程度動き
を伴う場合には、被写体の含まれる画像の一部を切り出
してその動き量を求め、基準となるフレームから被写体
を動き量だけずらすことにより、それを次のフレームの
画像として予測することができる。これを動き補償フレ
ーム間予測という。
【0005】ここで、この動き補償フレーム間予測は、
動画像情報の圧縮には効果的であるが、以前のフレーム
(画面)の情報を基準として常に利用するため、ランダ
ムアクセス機能が実現できない。そこで、MPEGで
は、独立再生が可能となる単位として、複数のフレーム
の動画像をまとめたGOP(Group of Pictures)と呼ば
れる圧縮単位を設定している。
【0006】上記のGOP内の画像には、本発明の説明
図である図2に示すように、フレーム内符号化画像(Int
ra-coded picture) 〔以下、「Iピクチャ」と称す
る〕、片方向フレーム間予測符号化画像 (Predictive-c
oded picture)〔以下、「Pピクチャ」と称する〕及び
双方向フレーム間予測符号化画像(Bidirectionally pr
edictive-coded picture) 〔以下、「Bピクチャ」と称
する〕の3タイプがある。
【0007】上記のIピクチャは、静止画モードでフレ
ーム内符号化された単独で復号できる画像データであ
り、他のフレーム情報を一切用いないため、このIピク
チャのみを用いて特殊再生することが可能である。ま
た、Pピクチャは、時間的に前に位置する過去のIピク
チャ又はPピクチャの複号画像を予測のための基準画像
として、この基準画像から順方向の動き補償予測を行う
ことによって動画を再現するものである。さらに、Bピ
クチャは、時間的に前に位置する過去のIピクチャ又は
Pピクチャの復号画像と、時間的に後に位置する未来の
Iピクチャ又はPピクチャの復号画像とを、予測のため
の基準画像として、これらの基準画像から双方向の動き
補償予測を行うことによって動画を再現するものであ
る。従って、Pピクチャ及びBピクチャは、何れも単独
では再生することができない。
【0008】上記の各GOP内で最初に符号化されるフ
レームはIピクチャでなければならないため、復号する
ときにもGOPの先頭のフレームはIピクチャである。
つまり、各GOPの先頭にあるIピクチャのみを順に復
号することによって、特殊再生が可能となる。具体的に
は、図10に示すように、ある時間長を持つビデオシー
ケンスの中に複数のGOPが連続して記録されている。
この例の各ピクチャの並びは、先頭がIピクチャである
ということ以外は、特に規制されるものではない。
【0009】しかしながら、MPEG圧縮動画データの
基本単位であるGOPデータを光ディスク等の蓄積メデ
ィアに記録するときに、各GOPをこのまま時間順にシ
ーケンシャルに記録した場合には、Iピクチャのみを用
いて早送り再生や逆再生等の特殊再生を行う際には、或
るIピクチャから次のIピクチャヘシークするために、
GOP内のPピクチャ及びBピクチャをシークする無駄
な時間が必要となる。このため、転送レートに合った十
分なメモリバッファが無ければ滑らかな特殊再生が困難
になるという問題を有していた。
【0010】そこで、この問題を回避するために、特開
平7−147664号公報に開示された動画記録方法及
び動画再生装置では、光ディスクの表面側にIピクチャ
のみを連続したセクタに記録し、裏面側にPピクチャ及
びBピクチャを連続したセクタに記録している。
【0011】そして、この光ディスクに表面側からレー
ザビームを照射する上部光へッドと、裏面側からレーザ
ビームを照射する下部光へッドとによって、通常再生時
には、表面側と裏面側との両面から、Iピクチャ、Bピ
クチャ及びPピクチャをGOP単位で復号し、特殊再生
時には、表面側のIピクチャのみを復号して、動画を途
切れることなく再生していた。
【0012】これにより、上下光へッドの連携により通
常再生を実行でき、特殊再生時には、少ないシーク時間
で上部光ヘッドを動作させることによって速やかに特殊
再生を実行することができる。
【0013】また、圧縮率の変化によってIピクチャの
データ長と、Pピクチャ及びBピクチャの合計データ長
の比が1対1からずれた場合には、データ長が短い方の
データに、ダミーデータであるパディングデータを付加
してこのずれを補正することにより、GOP毎における
Iピクチャのデータ長と、Pピクチャ及びBピクチャの
合計データ長とを揃えていた。
【0014】また、第2の従来例として特開昭61−9
34号公報に開示された光学記録再生装置は、複数の光
ビームを光ディスクに照射し、同時に複数のトラックか
ら画像データを記録再生していた。この装置は、1本の
光ビームのみを用いる場合に比べて、画像データの転送
レート(単位時間当たりに録画又は再生されるデータの
情報量)を、光ビームの本数を増やした分だけ高速化で
きるため、より高画質の映像を録画再生することができ
る。このため、例えば、ハイビジョン映像のビデオディ
スク装置が実現できる技術として注目されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記第1の
従来例では、画像の圧縮率が大きく変化して、Iピクチ
ャのデータ長と、Pピクチャ及びBピクチャの合計デー
タ長との比が1対1から大きくずれた場合には、ダミー
データであるパディングデータのデータ長が非常に大き
くなる。このため、光ディスク上における未記録領域が
大きくなり、光ディスクの記録領域の利用効率が低下す
るという問題点があった。
【0016】つまり、画像の圧縮率を上げて録画時間を
長くしたい場合には、Iピクチャのデータ長に比べて、
Pピクチャ及びBピクチャの合計データ長をある程度以
上短くする必要がある。このため、Pピクチャ及びBピ
クチャに付加するパディングデータのデータ長が長くな
り、光ディスクの記録領域の利用効率が大幅に低下す
る。
【0017】逆に、画像の圧縮率を下げて高画質の録画
を行うためには、Pピクチャ及びBピクチャの合計デー
タ長に比べて、Iピクチャのデータ長をある程度以上短
くする必要がある。このため、今度はIピクチャに付加
するパディングデータ長が長くなり、やはり光ディスク
の記録領域の利用効率が大幅に低下する。
【0018】また、MPEG動画圧縮においては、画像
の動きの大きさに応じて圧縮率を変化させながら圧縮を
行うこともできる。即ち、動きの大きい単調な画像につ
いては高い圧縮率で圧縮を行い、動きの小さい複雑な画
像については低い圧縮率で圧縮を行うように制御するこ
とが可能である。これにより、画質の劣化を抑制しなが
ら、圧縮率を向上させることができる。
【0019】しかしながら、このように画像の圧縮率を
変化させた場合には、各GOPにおけるIピクチャのデ
ータ長と、Pピクチャ及びBピクチャの合計データ長と
の比が大きく変化するので、パディングデータ長が大き
く変化することになる。このため、光ディスクの記録領
域の利用効率の低下を回避することは困難である。
【0020】即ち、第1の従来例が有効であるのは、I
ピクチャのデータ長と、PピクチャとBピクチャのデー
タ長がほぼ同じであり、画像の圧縮率(言い換えると転
送レート)が固定の場合に限られていた。
【0021】また、第2の従来例では、画像データを複
数のビームに分けて記録再生しているが、各ビームに対
して画像データをどのように配分するのかについて検討
されていない。このため、上述したようなIピクチャ、
Pピクチャ及びBピクチャからなるMPEG圧縮動画デ
ータを効率良く複数のビームに分割して記録することが
困難であり、また、Iピクチャのみを読み出して高速の
特殊再生を実現することが困難であるという問題点を有
している。
【0022】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その第1の目的は、フレームがIピク
チャ、Pピクチャ、及びBピクチャに分けられるMPE
G等の圧縮動画データが効率よく記録される光記録媒体
を提供することにある。また、本発明の第2の目的は、
フレームがIピクチャ、Pピクチャ、及びBピクチャに
分けられるMPEG等の圧縮動画データを複数のビーム
に分割して、光記録媒体に効率よく記録することができ
る画像記録装置を提供することにある。さらに、本発明
の第3の目的は、フレームがIピクチャ、Pピクチャ、
及びBピクチャに分けられるMPEG等の圧縮動画デー
タが記録された光記録媒体から高速に特殊再生を行うこ
とができる画像再生装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の光記録媒体は、上記課題を解決するために、片方向フ
レーム間予測符号化データ及び双方向フレーム間予測符
号化データからなるフレーム間予測符号化データと、フ
レーム内符号化データとを含む圧縮動画データが記録さ
れる光記録媒体であって、フレーム内符号化データが連
続して記録される第1トラックと、フレーム間予測符号
化データが連続して記録される第2トラックとが設けら
れた記録面を有し、第1トラック及び第2トラックは、
フレーム内符号化データ及びフレーム間予測符号化デー
タの少なくとも一方が、複数のトラックに分割されて記
録されるようになっていることを特徴としている。
【0024】即ち、本発明の請求項1に記載の光記録媒
体は、(1)第1トラック及び第2トラックの両方が複
数設けられ、第1トラックの各々に、フレーム内符号化
データを第1トラックの本数に等分に分割されてなるデ
ータが記録され、第2トラックの各々に、フレーム間予
測符号化データを第2トラックの本数に分割されてなる
データが記録されるか、(2)第1トラックのみが複数
設けられ、第1トラックの各々には、フレーム内符号化
データを第1トラックの本数に分割されてなるデータが
記録されるか、(3)第2トラックのみが複数設けら
れ、第2トラックの各々には、フレーム間予測符号化デ
ータを第2トラックの本数に分割されてなるデータが記
録されるか、のいずれかである。
【0025】上記構成によれば、1つの記録面、例え
ば、光ディスクの片面のみに、フレーム内符号化データ
が連続して記録されている第1トラックと、フレーム間
予測符号化データが連続して記録されている第2トラッ
クとを設けることができる。この結果、上記光記録媒体
は、第1トラックと第2トラックとを別の記録面に設け
た場合に比べて、より小型の動画再生装置で通常再生及
び特殊再生が可能となる。
【0026】また、上記構成によれば、第1トラック及
び第2トラックは、フレーム内符号化データ及びフレー
ム間予測符号化データの少なくとも一方が、複数のトラ
ックに分割されて記録されるようになっている。
【0027】従って、たとえ画像の圧縮率が変化して、
フレーム内符号化データのデータ長と、フレーム間予測
符号化データのデータ長との比が1:1から大きく外れ
ても、第1トラックの本数及び/又は第2トラックの本
数を増減することにより、第1トラックのデータ長と第
2トラックのデータ長との比を調節して、その差を小さ
くすることが可能となる。この結果、光記録媒体のトラ
ックにおけるパディングデータの量を低減できるので、
光記録媒体の記録領域の利用効率を上げることができ
る。
【0028】さらに、上記構成において、符号化データ
の複数のトラックへの分割は、等分に、即ち、各トラッ
クのデータ長が等しくなるように行うことが望ましい。
これにより、分割されて記録される符号化データ(フレ
ーム内符号化データ及びフレーム間予測符号化データの
少なくとも一方)が記録されるトラック(第1トラック
及び第2トラックの少なくとも一方)におけるデータ長
は、上記符号化データをトラック本数で割った値とな
る。この結果、光記録媒体のトラックにおけるパディン
グデータの量をより低減できるので、光記録媒体の記録
領域の利用効率をさらに向上させることができる。
【0029】本発明の請求項2に記載の光記録媒体は、
上記課題を解決するために、請求項1記載の光記録媒体
において、第1トラックの本数及び第2トラックの本数
が、第1トラックの本数と第2トラックの本数との比
と、上記フレーム内符号化データの合計データ長とフレ
ーム間予測符号化データの合計データ長との比との差が
小さくなるように設定されていることを特徴としてい
る。
【0030】これにより、圧縮率の変化によって、たと
え画像の圧縮率が変化して、フレーム内符号化データの
データ長と、フレーム間予測符号化データのデータ長と
の比が1:1から大きく外れても、第1トラックの本数
と第2トラックの本数との比と、上記フレーム内符号化
データの合計データ長とフレーム間予測符号化データの
合計データ長との比とをほぼ一致させることができる。
【0031】具体的には、例えば、フレーム内符号化デ
ータのデータ長と、フレーム間予測符号化データのデー
タ長との比が2:1である場合には、3本の光ビームの
うち2本の光ビームによってフレーム内符号化データの
データを2本の第1トラックに等分に分割して記録し、
残りの1本の光ビームによってフレーム間予測符号化デ
ータを1本の第2トラックに記録することによって、第
1トラックのデータ長と第2トラックのデータ長とを一
致させることができる。
【0032】この結果、第1トラックのデータ長と第2
トラックのデータ長とをほぼ一致させることができる。
これにより、パディングデータを省くことができるの
で、光記録媒体の記録領域を有効に利用した効率の良い
記録が実現できる。
【0033】本発明の請求項3に記載の光記録媒体は、
上記課題を解決するために、請求項1または2に記載の
光記録媒体において、フレーム内符号化データ及びフレ
ーム間予測符号化データと、上記第1トラック及び第2
トラックとの関係を管理するための管理データを記録す
る管理データ領域を有することを特徴としている。
【0034】上記構成によれば、管理データ領域に記録
された管理データによって、フレーム内符号化データ及
びフレーム間予測符号化データが、それぞれ、どの第1
トラック及び第2トラックのどのセクタに記録されてい
るのかを確認しながら、フレーム内符号化データ及びフ
レーム間予測符号化データの復号を行うことができる。
従って、圧縮された動画データを正確に伸長しながら動
画を再生することができる。
【0035】本発明の請求項4に記載の動画記録装置
は、片方向フレーム間予測符号化データ及び双方向フレ
ーム間予測符号化データからなるフレーム間予測符号化
データと、フレーム内符号化データとを含む圧縮動画デ
ータを光記録媒体に記録する動画記録装置であって、複
数のトラックが設けられた記録面を有する光記録媒体に
対し、フレーム内予測符号化データを記録するための第
1の光ビームと、フレーム間予測符号化データを記録す
るための第2の光ビームとを記録面の互いに異なる位置
に同時に照射して、フレーム内符号化データを第1の光
ビームの本数と等しい本数の第1トラックに連続して記
録すると同時に、フレーム間予測符号化データを第2の
光ビームの本数と等しい本数の第2トラックに連続して
記録し、フレーム内符号化データ及びフレーム間予測符
号化データの少なくとも一方を、複数のトラックに分割
して記録することを特徴としている。
【0036】上記構成によれば、たとえ画像の圧縮率が
変化して、フレーム内符号化データのデータ長と、フレ
ーム間予測符号化データのデータ長との比が1:1から
大きく外れても、第1の光ビームの本数及び/又は第2
の光ビームの本数を増減することにより、各トラックの
データ長の差を小さくすることが可能となる。この結
果、光記録媒体のトラックにおけるパディングデータの
量を低減できるので、光記録媒体に対してより効率的な
記録を行うことができる。
【0037】また、上記構成によれば、光記録媒体の1
つの記録面のみに画像データを記録することができるの
で、装置の小型化を図ることができる。
【0038】なお、第1の光ビームと第2の光ビームと
の照射は、第1の光ビームの本数と等しい本数の第1ト
ラックに第1の光ビームを照射するとともに、第2の光
ビームの本数と等しい本数の第2トラックに第2の光ビ
ームを照射する照射手段によって行うとよい。上記照射
手段としては、例えば、3つ以上の半導体レーザを有す
る光ヘッドを用いることができる。
【0039】また、フレーム内符号化データ及びフレー
ム間予測符号化データの少なくとも一方が、複数のトラ
ックに分割されて記録されるようにするには、フレーム
内符号化データまたはフレーム間予測符号化データを分
割する分割手段を設けるとよい。上記分割手段として
は、例えば、スイッチ回路を用いることができる。
【0040】本発明の請求項5に記載の動画記録装置
は、請求項4記載の動画記録装置において、フレーム内
符号化データ及びフレーム間予測符号化データと、上記
第1トラック及び第2トラックとの関係を管理するため
の管理データを生成する管理データ生成手段を有し、上
記管理データをフレーム内符号化データ及びフレーム間
予測符号化データとともに光記録媒体に記録することを
特徴としている。
【0041】上記構成によれば、フレーム内符号化デー
タ及びフレーム間予測符号化データと、上記第1トラッ
ク及び第2トラックとの関係を管理するための管理デー
タを管理データ生成手段により生成し、上記管理データ
をフレーム内符号化データ及びフレーム間予測符号化デ
ータとともに光記録媒体に記録することができる。
【0042】これにより、上記構成の動画記録装置によ
って記録された光記録媒体は、管理データによって、フ
レーム内符号化データ及びフレーム間予測符号化データ
が、それぞれ、どの第1トラック及び第2トラックのど
のセクタに記録されているのかを確認しながら、フレー
ム内符号化データ及びフレーム間予測符号化データの復
号を行うことができる。従って、上記構成の動画記録装
置によって記録された光記録媒体は、圧縮された動画デ
ータを正確に伸長しながら動画を再生することができ
る。
【0043】請求項6に記載の動画再生装置は、請求項
1記載の光記録媒体から動画を再生する動画再生装置で
あって、上記光記録媒体の第1トラック及び第2トラッ
クに対して、第1トラックの本数と第2トラックの本数
との合計と等しい本数の光ビームを照射して、フレーム
内符号化データ及びフレーム間予測符号化データを同時
に読み出し、読み出されたフレーム内符号化データ及び
フレーム間予測符号化データに基づいて通常再生を行
い、上記光記録媒体の第1トラックに対して、第1トラ
ックの本数と等しい本数の光ビームを照射してフレーム
内符号化データを読み出し、読み出されたフレーム内符
号化データに基づいて特殊再生を行うことを特徴として
いる。
【0044】上記構成によれば、光記録媒体の第1トラ
ック及び第2トラックに光ビームを照射して、フレーム
内符号化データのみを連続して再生できるため、トラッ
クジャンプを伴わない高速の特殊再生が可能となる。ま
た、光記録媒体の1つの記録面のみから、動画を通常再
生及び特殊再生することができ、装置の小型化を図るこ
とができる。
【0045】請求項7に記載の動画再生装置は、請求項
6記載の動画再生装置において、フレーム内符号化デー
タ及びフレーム間予測符号化データと、上記第1トラッ
ク及び第2トラックとの関係を管理するための管理デー
タを再生する管理データ再生手段を有し、上記第1トラ
ック及び第2トラックに記録されたフレーム内符号化デ
ータ及びフレーム間予測符号化データを上記管理データ
に基づいて復調することを特徴としている。
【0046】上記構成によれば、管理データ再生手段に
よって再生された管理データに基づいて、上記第1トラ
ック及び第2トラックに記録されたフレーム内符号化デ
ータ及びフレーム間予測符号化データを復調する。従っ
て、フレーム内符号化データ及びフレーム間予測符号化
データが、それぞれ、どの第1トラック及び第2トラッ
クのどのセクタに記録されているのかを確認しながら、
フレーム内符号化データ及びフレーム間予測符号化デー
タの復調を行うことができる。この結果、圧縮された動
画データを正確に伸長しながら動画を再生することがで
きる。
【0047】
【発明の実施の形態】本発明にかかる光記録媒体、動画
記録装置、及び動画再生装置について、図1ないし図9
を参照しながら以下に説明する。
【0048】図1に示すように、本発明にかかる光記録
媒体としての光ディスク5は、スパイラル状のi本の第
1トラック50及びj本の第2トラック51(i及びj
は、それぞれ任意の正の整数)が設けられた記録面を有
している。尚、図1には、i=4、j=3の場合の記録
面を示した。
【0049】また、光ディスク5には、Iピクチャ(フ
レーム内符号化データ)、Bピクチャ(双方向フレーム
間予測符号化データ)、及びPピクチャ(片方向フレー
ム間予測符号化データ)からなるMPEG圧縮動画デー
タがGOP単位で記録される。
【0050】MPEG圧縮動画データにおける一つのG
OPは、例えば、図2に示すように、15枚のフレーム
から構成され、1枚のIピクチャ、4枚のPピクチャ、
及び10枚のBピクチャからなっている。図2に示すG
OPでは、最初のフレームがIピクチャI(N)であ
り、以下、順に、BピクチャB1a(N),B1b(N)、P
ピクチャP1(N)、BピクチャB2a(N),B2b(N)、
PピクチャP2(N)、BピクチャB3a(N),B
3b(N)、PピクチャP3(N)、BピクチャB4a(N),
4b(N)、PピクチャP4(N)、BピクチャB
5a(N),B5b(N)と並んでいる。尚、Nは、任意の正
の整数を示す。
【0051】そして、光ディスク5の各第1トラック5
0には、GOPの構成ピクチャのうちのIピクチャI
(1),I(2),…,I(N),…,I(K)がそれ
ぞれi等分に分割されてなるデータが、光ディスク5の
内周側の端から光ディスク5の外周側に向かって連続的
に記録されている。尚、Kは、一連のビデオシーケンス
内のGOPの数を示している。また、i=1の場合に
は、i等分に分割されてなるデータとは、Iピクチャそ
のものを指す。
【0052】一方、各第2トラック51には、GOPの
構成ピクチャのうちのIピクチャ以外のピクチャ、即
ち、Bピクチャ及びPピクチャnB(1)+mP
(1),nB(2)+mP(2),…,nB(N)+m
P(N),…,nB(K)+mP(K)がそれぞれj等
分に分割されてなるデータが、光ディスク5の内周側の
端から光ディスク5の外周側に向かって連続的に記録さ
れている。また、第1トラック50におけるIピクチャ
の最終位置と第2トラック51におけるBピクチャ及び
Pピクチャの最終位置は、ほぼ同一となっている。
【0053】尚、nB(N)+mP(N)とは、各GO
Pを構成するn個のBピクチャとm個のPピクチャとか
らなるデータを示し、例えば、図2に示すGOPでは、
n=10、m=4となっている。また、j=1の場合に
は、j等分に分割されてなるデータとは、Bピクチャ及
びPピクチャそのものを指す。
【0054】第1トラック50におけるIピクチャI
(1),I(2),……,I(K)の後ろの領域(管理
データ領域)には、それぞれの直前のGOP内におけ
る、Iピクチャ、Bピクチャ、及びPピクチャがどのよ
うに分割されたかという情報と、分割されたデータが記
録されるトラックの番地の情報とを含む管理データ(管
理情報)C(1),C(2),…,C(K)が付加され
ている。
【0055】管理データC(1),C(2),…,C
(K)は、例えば、後述の図4に示すGOP分割回路2
4において生成されるものであり、Iピクチャとともに
第1トラック50に記録されている。尚、管理データC
(K)は、これ以外の位置、例えば、TOC(Table of
Contents)に記録してもよい。また、1つのGOPのデ
ータ量が、後述する図3の例において数百キロバイトで
あるのに対して、この管理データC(K)のデータ量
は、10バイト程度であるため、実質上データ量の増加
は無視できる。
【0056】また、管理データC(1),C(2),
…,C(K)は、光ディスク5から動画を再生する際
に、後述の図4に示すGOP合成回路34のようなIピ
クチャ、Bピクチャ、及びPピクチャを復号する回路に
おいて、分割された各データを元のデータに合成するた
めに用いられる。
【0057】本発明にかかる光ディスク5においては、
第1トラック50の本数iと第2トラック51の本数j
とは、Iピクチャのデータ長とPピクチャ及びBピクチ
ャの合計データ長との比に応じて任意に設定することが
可能であるが、第1トラック50の本数iと第2トラッ
ク51の本数jとの比と、Iピクチャのデータ長とPピ
クチャ及びBピクチャの合計データ長との比との差が小
さくなるように設定することが望ましい。
【0058】これにより、各第1トラック50に記録さ
れたIピクチャのデータ長と、各第2トラック51に記
録されたPピクチャ及びBピクチャの合計データ長とを
ほぼ等しくすることができる。この結果、第1トラック
50及び第2トラック51におけるパディングデータの
量をより確実に低減でき、光ディスク5の利用効率を上
げることができる。
【0059】ここで、圧縮動画データにおけるGOPを
図2に示す構成とし、動画データの転送レートを6Mb
psとした場合における、各ピクチャの符号量を、図3
に示す。この例では、一つのGOPにおいて、Iピクチ
ャのデータ長は100KB、Pピクチャの合計データ長
は37.5KB、Bピクチャの合計データ長は12.5
KBとなっており、Iピクチャのデータ長と、Pピクチ
ャとBピクチャとを合わせた合計データ長との比は2:
1となっている。
【0060】従って、この場合には、Iピクチャが記録
された第1トラック50の本数iを2本とし、Bピクチ
ャ及びPピクチャが記録された第2トラック51の本数
jを1本とすればよい。これにより、第1トラック50
の本数iと第2トラック51の本数jとの比を、Iピク
チャのデータ長とPピクチャ及びBピクチャの合計デー
タ長との比に一致させることができる。
【0061】尚、Iピクチャのデータ長と、Pピクチャ
とBピクチャとを合わせた合計データ長との比は、動画
データの転送レート(言い換えると、画像の品質)の変
化によって変化する。従って、第1トラック50の本数
iと第2トラック51の本数jとの比は、動画データの
転送レートに応じて選択される。
【0062】次に、光ディスク5における圧縮動画デー
タの記録に用いられる動画記録装置について説明する。
尚、以下の説明においては、区別する必要がある場合に
は、本発明にかかる圧縮動画データが記録された光ディ
スク5を単に「光ディスク5」と呼び、圧縮動画データ
が記録される前の光ディスク5を「記録前の光ディスク
5」と呼ぶ。
【0063】動画記録装置は、記録前の光ディスク5に
おけるi本の第1トラック50に対して、i本の第1の
光ビームを照射してIピクチャを記録すると同時に、記
録前の光ディスク5におけるj本の第2トラック51に
対して、j本の第2の光ビームを照射してIピクチャを
記録するものである。
【0064】動画記録装置における第1のビームの本数
iと第2のビームの本数jとは、第1トラック50の本
数iと第2トラック51の本数jとの比が、Iピクチャ
のデータ長とPピクチャ及びBピクチャの合計データ長
との比に最も近付くように調節することが望ましい。
【0065】具体的には、例えば、すべての光ディスク
5に対して圧縮率が固定され、Iピクチャのデータ長と
Pピクチャ及びBピクチャの合計データ長との比がi0
対j0 に固定された場合には、光ディスク5に照射する
光ビームの合計本数をi0 +j0 とし、第1トラック5
0にIピクチャを記録するための第1の光ビームの本数
をi0 、第2トラック51にPピクチャ及びBピクチャ
を記録するための第2の光ビームの本数をj0 とすれば
よい。
【0066】従って、図3に示すように、Iピクチャの
データ長と、PピクチャとBピクチャとを合わせた合計
データ長との比が2:1である場合には、光ディスク5
に照射する光ビームの合計本数を3本とし、第1トラッ
ク50にIピクチャを記録するための第1の光ビームの
本数を2本、第2トラック51にPピクチャ及びBピク
チャを記録するための第2の光ビームの本数を1本とす
ればよい。
【0067】一方、圧縮率が可変であり、Iピクチャの
データ長とPピクチャ及びBピクチャの合計データ長と
の比が変動する場合には、そのデータ長の比の変動幅の
上限から下限までの全ての値に対して、iとjとの比を
ほぼ等しくすることが可能なように、動画記録装置にお
いて照射可能な光ビームの最大の本数(i+j) max
比較的大きい値に設定する。
【0068】そして、圧縮率の変動、即ち、Iピクチャ
のデータ長とPピクチャ及びBピクチャの合計データ長
との比の変動に伴って、実際に使用する第1の光ビーム
の本数i及び第2の光ビームの本数jを適宜調節して、
iとjとの比を変化させる。これにより、すべての圧縮
率に対応して効率よく動画データを光ディスク5に記録
することが可能な動画記録装置を提供することができ
る。
【0069】次に、光ディスク5から通常再生及び特殊
再生を行う動画再生装置について説明する。
【0070】動画再生装置は、通常再生時には、光ディ
スク5における第1トラック50及び第2トラック51
に(i+j)本の光ビームを同時に照射して、Iピクチ
ャ、Bピクチャ、及びPピクチャを読み出して再生する
一方、特殊再生時には、光ディスク5における第1トラ
ック50のみにi本の光ビームを照射して、Iピクチャ
のみを読み出して再生する。
【0071】これにより、Iピクチャのみを連続して再
生できるため、トラックジャンプを伴わない高速の特殊
再生が可能となる。
【0072】上記の動画記録装置及び動画再生装置につ
いて、以下にさらに詳しく説明する。尚、以下の説明で
は、動画記録装置と動画再生装置の共通化を図るために
同一の装置内に構成された動画記録再生装置を例に挙げ
るが、本発明の動画記録装置及び動画再生装置は、これ
に限定されるものではなく、それぞれ単独で適用するこ
とが可能である。
【0073】また、以下の説明では、記録前の光ディス
ク5の2本の第1トラック50に対して、Iピクチャを
2等分に分割したデータ(以下、これらのデータを、そ
れぞれデータI1 、データI2 と記す)をそれぞれ記録
するとともに、記録前の光ディスク5の1本の第2トラ
ック51にPピクチャ及びBピクチャを記録する場合に
ついて説明する。
【0074】本実施の形態の動画記録再生装置は、図4
に示すように、大きくディスク駆動系と記録系と再生系
とに分かれており、これらがコントローラ1にて制御さ
れている。
【0075】上記ディスク駆動系は、サーボ制御回路1
1及びスピンドルモータ12にて構成され、光ディスク
5を駆動し得るようになっている。
【0076】記録系は、シーク制御回路4、光ヘッド用
送りモータ6及び光ヘッド7の他、記録回路21、デー
タ変調回路22、誤り訂正用符号化回路23、GOP分
割回路24及び動画エンコード回路25を有している。
【0077】また、再生系には、再生信号処理回路3
1、データ復調回路32、誤り検出訂正回路33、GO
P合成回路34、動画デコード回路36、及びモニター
37等が備えられている。
【0078】さらに、これらを制御するために上述した
ようにコントローラ1が設けられていると共に、記録・
再生・早送り等の指示を入力するためのパネルボタン3
が設けられ、これら入力信号がパネルボタン3を制御す
るパネル制御回路2を介してコントローラ1に伝達され
るようになっている。
【0079】上記の構成を有する動画記録再生装置にお
ける光ディスク5への動画の記録時の動作について、図
4に基づいて説明する。
【0080】まず、コントローラ1は、内部に格納され
た制御手順に従ってブロック内の各機能全体を制御す
る。パネル制御回路2は、録画・再生・停止・早送り等
のパネルボタン3から入力信号101を、コントローラ
1が認識できるアドレスポートに変換し、パネル指令1
02を送出する。
【0081】次いで、コントローラ1は、パネル指令1
02によってシーク制御回路4に対してシーク制御信号
103を指令する。したがって、パネルボタン3から録
画の指令が発せられると、シーク制御回路4は、シーク
制御信号103に基づいて光ヘッド用送りモータ6及び
光へッド7を制御するためにシーク指令104を発し
て、光へッド7を、光ディスク5の目的の第1トラック
50・50及び第2トラック51ヘ位置付ける。
【0082】また、コントローラ1は、サーボ制御回路
11にサーボ制御信号107を送出して、光ディスク5
を回転するためのスピンドルモータ12をモータ信号1
08を通して制御する。次いで、目的の第1トラック5
0・50及び第2トラック51に位置づけられた光へッ
ド7は、トラッキング状態に移行される。
【0083】次いで、動画エンコード回路25は、コン
トローラ1から送られてくるエンコード指令114によ
って、例えば、NTSC(National System Committee)
方式等の映像信号をA/D変換し、MPEGに基づいて
動画圧縮することにより、GOP毎にIピクチャ、Bピ
クチャ、PピクチャのデータをGOP分割回路24に出
力する。
【0084】GOP分割回路24は、一つのGOPを各
ピクチャに分割し、Iピクチャを、第1トラック50・
50用の信号i1 及びi2 に、Bピクチャ及びPピクチ
ャを第2トラック51用の信号j1 に割り当てて出力す
る。また、上記の分割結果と共に、記録されるトラック
(第1トラック50・50及び第2トラック51のいず
れか)を示す管理データCも出力される。
【0085】次いで、誤り訂正用符号化回路23は、信
号i1,2,1 を受けて、それぞれに誤り訂正符号を付
加して、3つの被変調データ116をデータ変調回路2
2に送出する。データ変調回路22は、コントローラ1
からの起動指令115を受けて、光ディスク5における
目標アドレスへの記録タイミングを調整しながら、3つ
の変調データ117を送出する。
【0086】次いで、記録回路21は、この変調データ
117を受けて、それぞれの記録信号118を光へッド
7における3つの半導体レーザに送り、2つの半導体レ
ーザからの第1の光ビームによって、Iピクチャを2等
分に分割したデータI1,2を第1トラック50・50
に記録すると同時に、もう1つの半導体レーザからの第
2の光ビームによって第2トラック51にBピクチャ及
びPピクチャを記録する。
【0087】これにより、例えば、Iピクチャのデータ
長と、Bピクチャ及びPピクチャのデータ長との比が
2:1の場合に、パディングデータを付加することなく
光ディスク5に効率良く動画データを記録することがで
きる。
【0088】なお、光へッド7においては、2つの半導
体レーザからの第1の光ビームは、それぞれ、Iピクチ
ャを2等分に分割したデータI1,2 に基づいて変調さ
れ、もう1つの半導体レーザからの第2の光ビームは、
Bピクチャ及びPピクチャに基づいて変調される。
【0089】次に、動画の再生時の動作について、図4
に基づいて説明する。まず、パネルボタン3から再生の
指令が発せられると、シーク制御回路4は、シーク制御
信号103に基づいて光へッド用送りモーク6と光へッ
ド7とを制御するためにシーク指令104を発して、光
ディスク5の目的の第1トラック50・50及び第2ト
ラック51ヘ位置付ける。また、コントローラ1は、サ
ーボ制御回路11にサーボ制御信号107を送出して、
光ディスク5を回転するためのスピンドルモータ12を
モータ信号108を通して制御する。
【0090】目的の第1トラック50・50及び第2ト
ラック51に位置づけられた光ヘッド7はトラッキング
状態に移行され、第1トラック50・50及び第2トラ
ック51に記録された動画データが光ヘッド7内のフォ
トディテクタにて電気信号に変換され、それぞれの読み
出し信号112が再生信号処理回路31に送られる。再
生信号処理回路31では、この信号を2値化した再生信
号109に変換する。
【0091】次いで、コントローラ1は、データ復調回
路32に対して起動信号110を送出し、目標アドレス
からの再生タイミングを調整しながら、復調された復調
信号111を誤り検出訂正回路33に出力するように指
令する。誤り検出訂正回路33は、復調信号111を受
けてECC(Error Checking and Correction) 処理を行
ってデータエラーを検出訂正し、訂正後、3つの再生信
号i1,2,1 をGOP合成回路34に送出する。
【0092】GOP合成回路34は、管理データCに基
づいて、2つの信号i1 とi2 とに分割されて含まれて
いるIピクチャと、信号j1 に含まれるBピクチャとP
ピクチャとを合成して、一つのGOPに組み立てて元の
GOPのデータに戻して出力する。尚、GOP合成回路
34は、GOP一つ分のバッファメモリを持ち、GOP
一つ分のデータを蓄積した後、合成が開始される。
【0093】動画デコード回路36は、圧縮されている
I,P,Bピクチャを解凍してNTSC方式等の映像信
号にD/A変換して、モニター37に出力する。また、
動画デコード回路36は、コントローラ1との間で制御
信号113を通じて再生データ112の転送開始と転送
待ちの制御をやり取りし、モニター37に対して動画を
途切れることなく滑らかに表示できるように制御する。
尚、動画デコード回路36は、必要最小限のバッファメ
モリを持っているものとする。
【0094】以上により、Iピクチャのデータ長と、B
ピクチャ及びPピクチャのデータ長とに差が生じる動画
データを記録した光ディスクから、動画の通常再生と高
速の特殊再生を行うことができる。また、光ヘッド7を
光ディスク5の片面だけに配置することができるため、
装置の薄型化が可能である。さらに、パディングデータ
を記憶する必要が無くなるため、バッファメモリの容量
も低減でき、メモリの有効活用を図ることができる。
【0095】図4におけるGOP分割回路24につい
て、図5を用いて詳しく説明する。GOP分割回路24
は、図5に示すように、メモリ61〜63、スイッチ回
路64・65、及び管理データ生成回路(管理データ生
成手段)66を備えている。
【0096】動画の記録時には、まず、スイッチ回路6
5に対して、動画エンコード回路25からI,B,Pピ
クチャがGOP毎に入力される。このI,B,Pピクチ
ャは、動画エンコード回路25において、コントローラ
1からのエンコード指令114に基づいて、映像信号を
A/D変換し、MPEGに基づいて動画圧縮してなるデ
ータである。それとともに、スイッチ回路64・65及
び管理データ生成回路(管理データ生成手段)66に
は、コントローラ1から制御信号120〜122が送ら
れる。
【0097】次いで、スイッチ回路65では、制御信号
120に基づいてIピクチャをI1とI2 とに分割し
て、I1 をスイッチ回路64に、I2 をメモリ62に、
それぞれ出力するとともに、B,Pピクチャをメモリ6
3に出力する。
【0098】また、管理データ生成回路66では、コン
トローラ1から送られた制御信号122に基づいて、こ
のときのそれぞれのピクチャと記録トラックとの関係を
示す管理データを生成して、該管理データCをスイッチ
回路64に出力する。尚、管理データCは、Iピクチャ
の記録トラック番地およびセクタ番地と、B,Pピクチ
ャの記録トラック番地およびセクタ番地を示すデータで
ある。
【0099】さらに、スイッチ回路64では、制御信号
121に基づいて、まず、IピクチャI1 をメモリ61
に出力し、続いて、管理データCをメモリ61に出力す
る。
【0100】以上のようにして、IピクチャI1 と管理
データCとは、記録信号i1 としてメモリ61に入力さ
れ、IピクチャI2 は、記録信号i2 としてメモリ62
に入力され、B,Pピクチャは、記録信号j1 としてメ
モリ63に入力される。そして、これらの記録信号i1,
2,1 は、GOP毎に、メモリ61〜63から読み出
されて出力される。
【0101】図4におけるGOP合成回路34につい
て、図6を用いて詳しく説明する。GOP分割回路34
は、図6に示すように、管理データ再生回路(管理デー
タ再生手段)67、メモリ68〜70、及びスイッチ回
路71を備えている。
【0102】動画の再生時には、まず、再生された信号
1 が、管理データ再生回路67及びメモリ68に入力
されるとともに、再生された信号i2,1 が、メモリ6
9・70にそれぞれ入力される。
【0103】次に、管理データ再生回路67では、信号
1 に含まれる管理データCを再生して、コントローラ
1に送る。また、メモリ68、メモリ69、及びメモリ
70では、GOP一つ分のデータを蓄積した後、それぞ
れ、IピクチャI1 、IピクチャI2 、及びB,Pピク
チャを、スイッチ回路71に出力する。
【0104】さらに、スイッチ回路71では、コントロ
ーラ1からの制御信号124に基づいて、IピクチャI
1,2 及びB,Pピクチャを選択して合成し、I,B,
Pピクチャを動画デコード回路36に送る。動画デコー
ド回路36では、コントローラ1からの制御信号113
のタイミングに基づいて、圧縮された動画データI,
B,Pピクチャを伸長しながら動画を再生する。
【0105】上記の動画記録再生装置によって光ディス
ク5に動画を記録する方法を図7のフローチャートによ
って説明する。
【0106】まず、例えば、NTSC方式等のテレビ画
像を取り込み、A/D変換を施してアナログ動画をディ
ジタルデータに変換する(S1)。次いで、ディジタル
化された動画をMPEGアルゴリズムによりIピクチ
ャ、Pピクチャ、及びBピクチャに分解してデータ圧縮
する(S2)。
【0107】圧縮された動画データのうち、データI1,
2 を、光ディスク5の第1トラック50・50に、そ
れぞれ、光ディスク5の内周からGOP順に外周方向へ
向けて記録する(S3)と同時に、Pピクチャ及びBピ
クチャを、光ディスク5の第2トラック51に内周から
GOP順に外周方向へ向けて記録する(S4)。
【0108】次いで、圧縮の単位である1GOPが終了
するかどうかを判定し(S5)、1GOPが終了してい
れば、S6の処理を実行し、1GOPが終了していなけ
れば、S3に戻る。
【0109】最後に、動画全体であるビデオシーケンス
の終わりであるかどうかを判定(S6)し、ビデオシー
ケンスの終わりであれば、処理を終了し、ビデオシーケ
ンスの終わりでなければ、S1に戻って次の時間単位の
映像を取り込む。
【0110】以上のような方法で、Iピクチャのデータ
長と、BピクチャとPピクチャのデータ長の比が2:1
であるMPEG圧縮動画データを記録することによっ
て、光ディスク5の第1トラック50・50及び第2ト
ラック51に、互いに等しいデータ長を持つ動画データ
を記録することができる。従って、データ長の短い動画
データに対してパディングデータを付加することが不要
となるので、光ディスク5の利用効率を向上させること
ができる。
【0111】次に、通常再生及び特殊再生の制御手順
を、図8及び図9に示すフローチャートを用いて説明す
る。まず、通常再生について、図8に示すフローチャー
トを用いて説明する。パネルボタン3から通常再生が指
示されると、光ディスク5に動画の先頭の位置を示すた
めに記録されているTOCを読み出して、光へッド7を
ビデオシーケンスの先頭のGOPにアクセスさせる(S
7)。
【0112】次いで、パネルボタン3から指示された通
常再生動作を実行するために、光へッド7から照射され
た3本の光ビームのうち、2本の第1の光ビームによっ
て光ディスク5の第1トラック50・50に記録されて
いるデータI1,2 を再生する(S8)と同時に、残る
1本の第2の光ビームによって第2トラック51に記録
されているBピクチャ及びPピクチャを再生する(S
9)。
【0113】次に、GOPの終了を確認し(S10)、
GOPの終わりであれば処理を終了し、GOPの終わり
でなければ、S8へ戻って処理を継続する。
【0114】以上が、通常再生処理である。次に、特殊
再生処理の場合について、図9のフローチャートを用い
て説明する。
【0115】まず、図9に示すように、通常再生処理と
同様に、ある時点でIピクチャの先頭に光ヘッド7が半
径方向で位置づけられているとする。パネルボタン3か
ら指示された早送りなどの特殊再生動作を実行するため
に、光へッド7から照射された3本の光ビームのうちの
2本の第1の光ビームによって光ディスク5の第1トラ
ック50・50に記録されているIピクチャのデータI
1,2 のみを再生する(S11)。尚、ここでは、残る
1本の第2の光ビームは、BピクチャとPピクチャのデ
ータを再生しないものとする。次いで、光へッド7がG
OPの終わりを判定する(S12)まではS11へ戻っ
て処理を継続し、光へッド7がGOPの終わりを判定す
ると処理を終了する。
【0116】以上で説明した処理手順に従って、トラッ
クジャンプなどの不要なアクセスを必要としない高速の
特殊再生を行うことができる。
【0117】尚、上記光ディスク5が光磁気ディスクや
相変化ディスクなどの書き換え可能な光ディスクであれ
ば、上記のように動画記録装置と動画再生装置を組合わ
せた動画記録再生装置によって、録再型のディジタルビ
デオディスク装置を構成することができる。もし、上記
光ディスク5がCDと同様に予め刻印された凹凸のピッ
トによって記録された再生専用の光ディスクであれば、
上記の動画記録再生装置の記録系(動画記録装置)の部
分によって、まず光ディスクの原板を記録し、これを基
に凹凸の光ディスクを複製することができる。そして、
上記の動画記録再生装置の再生系(動画再生装置)の部
分によって、この光ディスクを再生することにより、再
生型のディジタルビデオディスク装置を構成することが
できる。
【0118】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の光記録媒体
は、以上のように、フレーム内符号化データが連続して
記録される第1トラックと、フレーム間予測符号化デー
タが連続して記録される第2トラックとが設けられた記
録面を有し、第1トラック及び第2トラックは、フレー
ム内符号化データ及びフレーム間予測符号化データの少
なくとも一方が、複数のトラックに分割されて記録され
るようになっている構成である。
【0119】上記構成によれば、フレーム内符号化デー
タ及びフレーム間予測符号化データの少なくとも一方
が、複数のトラックに分割されて記録されるので、たと
え画像の圧縮率が変化して、フレーム内符号化データの
データ長と、フレーム間予測符号化データのデータ長と
の比が1:1から大きく外れても、第1トラックの本数
及び/又は第2トラックの本数を増減することにより、
各トラック間のデータ長の差を小さくして、記録媒体の
トラックにおけるパディングデータの量を低減できる。
この結果、圧縮動画データが効率よく記録された光記録
媒体を提供することができるという効果を奏する。
【0120】また、上記構成によれば、1つの記録面、
例えば、光ディスクの片面のみに第1トラックと第2ト
ラックとを設けることができ、第1トラックと第2トラ
ックとを別の記録面に設けた場合に比べて、より小型の
動画再生装置で通常再生及び特殊再生が可能となるとい
う効果も奏する。
【0121】本発明の請求項2に記載の光記録媒体は、
以上のように、請求項1記載の光記録媒体において、第
1トラックの本数及び第2トラックの本数が、第1トラ
ックの本数と第2トラックの本数との比と、上記フレー
ム内符号化データの合計データ長とフレーム間予測符号
化データの合計データ長との比との差が小さくなるよう
に設定されている構成である。
【0122】これにより、圧縮率の変化によって、たと
え画像の圧縮率が変化して、フレーム内符号化データの
データ長と、フレーム間予測符号化データのデータ長と
の比が1:1から大きく外れても、各トラック間のデー
タ長の差を小さくして、記録媒体のトラックにおけるパ
ディングデータの量を低減することがより確実に行え
る。この結果、圧縮動画データがより効率よく記録され
た光記録媒体を提供することができるという効果を奏す
る。
【0123】本発明の請求項3に記載の光記録媒体は、
以上のように、請求項1または2に記載の光記録媒体に
おいて、フレーム内符号化データ及びフレーム間予測符
号化データと、上記第1トラック及び第2トラックとの
関係を管理するための管理データを記録する管理データ
領域を有する構成である。
【0124】上記構成によれば、管理データ領域に記録
された管理データによって、フレーム内符号化データ及
びフレーム間予測符号化データが、それぞれ、どの第1
トラック及び第2トラックのどのセクタに記録されてい
るのかを確認することによって、圧縮された動画データ
を正確に伸長しながら動画を再生することができるとい
う効果を奏する。
【0125】本発明の請求項4に記載の動画記録装置
は、以上のように、片方向フレーム間予測符号化データ
及び双方向フレーム間予測符号化データからなるフレー
ム間予測符号化データと、フレーム内符号化データとを
含む圧縮動画データを光記録媒体に記録する動画記録装
置であって、複数のトラックが設けられた記録面を有す
る光記録媒体に対し、フレーム内予測符号化データを記
録するための第1の光ビームと、フレーム間予測符号化
データを記録するための第2の光ビームとを記録面の互
いに異なる位置に同時に照射して、フレーム内符号化デ
ータを第1の光ビームの本数と等しい本数の第1トラッ
クに連続して記録すると同時に、フレーム間予測符号化
データを第2の光ビームの本数と等しい本数の第2トラ
ックに連続して記録し、フレーム内符号化データ及びフ
レーム間予測符号化データの少なくとも一方を、複数の
トラックに分割して記録する構成である。
【0126】上記構成によれば、第1の光ビームの本数
及び/又は第2の光ビームの本数を増減することによ
り、光記録媒体の各トラックのデータ長の差を小さくし
て、パディングデータの量を低減できる。この結果、光
記録媒体に対してより効率的な記録を行うことができる
という効果を奏する。また、上記構成によれば、光記録
媒体の1つの記録面のみに画像データを記録することが
できるので、装置の小型化を図ることができる。
【0127】本発明の請求項5に記載の動画記録装置
は、以上のように、請求項4記載の動画記録装置におい
て、フレーム内符号化データ及びフレーム間予測符号化
データと、上記第1トラック及び第2トラックとの関係
を管理するための管理データを生成する管理データ生成
手段を有し、上記管理データをフレーム内符号化データ
及びフレーム間予測符号化データとともに光記録媒体に
記録する構成である。
【0128】上記構成によれば、管理データ生成手段に
より生成した管理データをフレーム内符号化データ及び
フレーム間予測符号化データとともに光記録媒体に記録
することができる。これにより、管理データによって、
フレーム内符号化データ及びフレーム間予測符号化デー
タが、それぞれ、どの第1トラック及び第2トラックの
どのセクタに記録されているのかを確認することによっ
て、圧縮された動画データを正確に伸長しながら動画を
再生することが可能な光記録媒体を得られるという効果
を奏する。
【0129】本発明の請求項6に記載の動画再生装置
は、以上のように、請求項1記載の光記録媒体から動画
を再生する動画再生装置であって、上記光記録媒体の第
1トラック及び第2トラックに対して、第1トラックの
本数と第2トラックの本数との合計と等しい本数の光ビ
ームを照射して、フレーム内符号化データ及びフレーム
間予測符号化データを同時に読み出し、読み出されたフ
レーム内符号化データ及びフレーム間予測符号化データ
に基づいて通常再生を行い、上記光記録媒体の第1トラ
ックに対して、第1トラックの本数と等しい本数の光ビ
ームを照射してフレーム内符号化データを読み出し、読
み出されたフレーム内符号化データに基づいて特殊再生
を行う構成である。
【0130】上記構成によれば、光記録媒体の第1トラ
ック及び第2トラックに光ビームを照射して、フレーム
内符号化データのみを連続して再生できるため、トラッ
クジャンプを伴わない高速の特殊再生を行うことができ
る画像再生装置を提供することができるという効果を奏
する。また、光記録媒体の1つの記録面のみから、動画
を通常再生及び特殊再生することができ、装置の小型化
を図ることができるという効果も奏する。
【0131】本発明の請求項7に記載の動画再生装置
は、以上のように、請求項6記載の動画再生装置におい
て、フレーム内符号化データ及びフレーム間予測符号化
データと、上記第1トラック及び第2トラックとの関係
を管理するための管理データを再生する管理データ再生
手段を有し、上記第1トラック及び第2トラックに記録
されたフレーム内符号化データ及びフレーム間予測符号
化データを上記管理データに基づいて復調することを特
徴としている。
【0132】上記構成によれば、管理データ再生手段に
よって再生された管理データに基づいてフレーム内符号
化データ及びフレーム間予測符号化データを復調する。
従って、フレーム内符号化データ及びフレーム間予測符
号化データが、それぞれ、どの第1トラック及び第2ト
ラックのどのセクタに記録されているのかを確認するこ
とによって、圧縮された動画データを正確に伸長しなが
ら動画を再生することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる光ディスクの記録データ領域の
構成図である。
【図2】MPEGにおけるGOPのピクチャ構成図であ
る。
【図3】MPEGにおけるGOPの各ピクチャの符号量
を示す図である。
【図4】本発明にかかる動画記録装置及び動画再生装置
としての動画記録再生装置のブロック図である。
【図5】図4におけるGOP分割回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】図4におけるGOP合成回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図7】本発明にかかる動画記録装置における光ディス
クヘの圧縮動画データの記録の手順を示すフローチャー
トである。
【図8】本発明にかかる動画再生装置における、光ディ
スクから動画を通常再生させる手順を示すフローチャー
トである。
【図9】本発明にかかる動画再生装置における、光ディ
スクから動画を特殊再生させる手順を示すフローチャー
トである。
【図10】従来例における光ディスクの記録データ領域
の構成図である。
【符号の説明】
1 コントローラ 2 パネル制御回路 3 操作パネル 4 シーク制御回路 5 光ディスク(光記録媒体) 6 光ヘッド用送りモータ 7 光へッド 11 サーボ制御回路 12 スピンドルモータ 21 記録回路 22 データ変調回路 23 誤り訂正用符号化回路 24 GOP分割回路 25 動画エンコード回路 31 再生信号処理回路 32 データ復調回路 33 誤り検出訂正回路 34 GOP合成回路 36 動画デコード回路 37 モニター 50 第1トラック 51 第2トラック 66 管理データ生成回路(管理データ生成手段) 67 管理データ再生回路(管理データ再生手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】片方向フレーム間予測符号化データ及び双
    方向フレーム間予測符号化データからなるフレーム間予
    測符号化データと、フレーム内符号化データとを含む圧
    縮動画データが記録される光記録媒体であって、 フレーム内符号化データが連続して記録される第1トラ
    ックと、フレーム間予測符号化データが連続して記録さ
    れる第2トラックとが設けられた記録面を有し、 第1トラック及び第2トラックは、フレーム内符号化デ
    ータ及びフレーム間予測符号化データの少なくとも一方
    が、複数のトラックに分割されて記録されるようになっ
    ていることを特徴とする光記録媒体。
  2. 【請求項2】第1トラックの本数及び第2トラックの本
    数が、第1トラックの本数と第2トラックの本数との比
    と、上記フレーム内符号化データの合計データ長とフレ
    ーム間予測符号化データの合計データ長との比との差が
    小さくなるように設定されていることを特徴とする請求
    項1記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】フレーム内符号化データ及びフレーム間予
    測符号化データと、上記第1トラック及び第2トラック
    との関係を管理するための管理データを記録する管理デ
    ータ領域を有することを特徴とする請求項1または2記
    載の光記録媒体。
  4. 【請求項4】片方向フレーム間予測符号化データ及び双
    方向フレーム間予測符号化データからなるフレーム間予
    測符号化データと、フレーム内符号化データとを含む圧
    縮動画データを光記録媒体に記録する動画記録装置であ
    って、 複数のトラックが設けられた記録面を有する光記録媒体
    に対し、フレーム内予測符号化データを記録するための
    第1の光ビームと、フレーム間予測符号化データを記録
    するための第2の光ビームとを記録面の互いに異なる位
    置に同時に照射して、 フレーム内符号化データを第1の光ビームの本数と等し
    い本数の第1トラックに連続して記録すると同時に、フ
    レーム間予測符号化データを第2の光ビームの本数と等
    しい本数の第2トラックに連続して記録し、 フレーム内符号化データ及びフレーム間予測符号化デー
    タの少なくとも一方を、複数のトラックに分割して記録
    することを特徴とする動画記録装置。
  5. 【請求項5】フレーム内符号化データ及びフレーム間予
    測符号化データと、上記第1トラック及び第2トラック
    との関係を管理するための管理データを生成する管理デ
    ータ生成手段を有し、 上記管理データをフレーム内符号化データ及びフレーム
    間予測符号化データとともに光記録媒体に記録すること
    を特徴とする請求項4記載の動画記録装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の光記録媒体から動画を再生
    する動画再生装置であって、 上記光記録媒体の第1トラック及び第2トラックに対し
    て、第1トラックの本数と第2トラックの本数との合計
    と等しい本数の光ビームを照射して、フレーム内符号化
    データ及びフレーム間予測符号化データを同時に読み出
    し、読み出されたフレーム内符号化データ及びフレーム
    間予測符号化データに基づいて通常再生を行い、 上記光記録媒体の第1トラックに対して、第1トラック
    の本数と等しい本数の光ビームを照射してフレーム内符
    号化データを読み出し、読み出されたフレーム内符号化
    データに基づいて特殊再生を行うことを特徴とする動画
    再生装置。
  7. 【請求項7】フレーム内符号化データ及びフレーム間予
    測符号化データと、上記第1トラック及び第2トラック
    との関係を管理するための管理データを再生する管理デ
    ータ再生手段を有し、 上記第1トラック及び第2トラックに記録されたフレー
    ム内符号化データ及びフレーム間予測符号化データを上
    記管理データに基づいて復調することを特徴とする請求
    項6記載の動画再生装置。
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