JPH10146037A - リニアモータ - Google Patents

リニアモータ

Info

Publication number
JPH10146037A
JPH10146037A JP30157696A JP30157696A JPH10146037A JP H10146037 A JPH10146037 A JP H10146037A JP 30157696 A JP30157696 A JP 30157696A JP 30157696 A JP30157696 A JP 30157696A JP H10146037 A JPH10146037 A JP H10146037A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
center
permanent magnet
movable coil
center yoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30157696A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Yamamoto
秀夫 山本
Hiromi Shibuya
浩洋 渋谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP30157696A priority Critical patent/JPH10146037A/ja
Publication of JPH10146037A publication Critical patent/JPH10146037A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はモータ効率を向上したリニアモータ
を提供することを目的とする。 【解決手段】 巻鉄芯からなる筒状の外周ヨーク1と、
前記外周ヨーク1と所定空隙を隔てて前記外周ヨーク内
側に設けた巻鉄芯からなる筒状のセンターヨーク4と、
前記外周ヨーク1とセンターヨーク4の端面に密着して
前記外周ヨーク1とセンターヨーク4を接続一体化し積
層鋼板からなる一対のサイドヨーク5、5と、前記外周
ヨーク1の内側に固着した永久磁石2と、前記永久磁石
2とセンターヨーク4間の空隙3に配置した可動コイル
6と、前記可動コイル6と接続一体化し前記センターヨ
ーク4内を軸方向に駆動するシャフト8から構成してい
る。従って、磁路を薄板からなる積層鋼板で形成したこ
とにより、鉄損の中の渦電流損を低減し、モータ効率が
向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可動コイル型のリ
ニアモータに係わり、モータ効率と組立性の向上を図る
ものである。
【0002】
【従来の技術】図27に従来のリニアモータの一例とし
て、特開平4−101657号公報に示されているリニ
アモータの概略図を示す。
【0003】外径の異なる一対の円筒材200,201
を同軸配置して一端部を導通可能に接続し、一対のエン
ドプレート202,202間に配置し、ヨーク部材の外
側円筒材200内周面に円筒状の永久磁石203を着設
した所要空隙内に静磁界を発生させる磁気回路と、該空
隙内に配置される可動コイル204とをかかるフレーム
内に配設し、エンドプレート202,202に直動可能
に軸支された出力軸205と可動コイル204をボビン
206により接続一体化した構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記のような構成では、ヨーク部材を鉄等のブロック材
で形成しているため、渦電流損失、ヒステリシス損失等
の鉄損が大きく、モータ効率が低いため、省エネルギー
に反するという課題があった。
【0005】また、可動コイルがヨーク内に閉塞してお
り、リニアモータ組立時の可動コイルの初期位置決めが
困難であるという課題があった。
【0006】また、圧縮機等のモータに使用する時に
は、利用者が必要に応じてピストン等をシャフトに取り
付ける必要があり、全体として形状が大きくなるという
課題があった。
【0007】また、強力な永久磁石を使用しているた
め、用途によっては磁気漏洩の影響が課題であった。
【0008】本発明は上記従来の課題を解消するもので
あり、鉄損の中の渦電流損を低減し、モータ効率を向上
したリニアモータを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のリニアモータは、巻鉄心からなる筒状の外周
ヨークと前記外周ヨークと所定空隙を隔てて前記外周ヨ
ーク内側に設けた巻鉄心からなる筒状のセンターヨーク
と、前記外周ヨークとセンターヨークの端面に密着して
前記外周ヨークとセンターヨークを接続一体化し積層鋼
板からなる一対のサイドヨークと、前記外周ヨークの内
側に固着した永久磁石と、前記永久磁石とセンターヨー
ク間の空隙に配置した可動コイルと、前記可動コイルと
接続一体化し前記センターヨーク内を軸方向に駆動する
シャフトから構成している。
【0010】これにより、鉄損の中の渦電流損を低減
し、モータ効率が向上する。また、前記外周ヨークとセ
ンターヨークを積層鋼板から構成している。
【0011】これにより、鉄損の中の渦電流損を低減
し、モータ効率が向上する。また、筒状のセンターヨー
クと、凹形の薄板を積層したヨーク部材と、前記ヨーク
部材の凹部の内面に固着した永久磁石と、前記ヨーク部
材の一端を前記センターヨークに密着し凹部を上向きに
して複数個配置した下ヨークと、前記ヨーク部材の一端
を前記センターヨークに密着し凹部を下向きにして前記
下ヨーク上に複数個配置した上ヨークと、前記上ヨーク
と下ヨークの凹部からなる空隙に配置した可動コイル
と、前記可動コイルと接続一体化し前記センターヨーク
内を軸方向に駆動するシャフトから構成している。
【0012】これにより、磁束は上ヨーク、下ヨークに
それぞれ分流し、上ヨーク、下ヨークの各薄板内で還流
することにより、積層鋼板の薄板方向に飽和磁束密度が
高く、鉄損が低い特性を充分に生かすヨーク構成とな
り、渦電流が減少して鉄損が低減し、モータ効率が向上
する。
【0013】また、外周が正多角形の筒状のセンターヨ
ークと、凹形の薄板を積層した積層面を台形に加工した
ヨーク部材と、前記ヨーク部材の凹部の一端に固着した
永久磁石と、前記ヨーク部材の台形の上辺を前記センタ
ーヨーク外周多角形の一辺に密着し凹部を上向きにして
複数個配置した環境下ヨークと、前記ヨーク部材の台形
の上辺を前記センターヨーク外周多角形の一辺に密着し
凹部を下向きにして前記下ヨーク上に複数個配置した環
状上ヨークと、前記上ヨークと下ヨークの凹部からなる
空隙に配置した可動コイルと、前記可動コイルと接続一
体化し前記センターヨーク内を軸方向に駆動するシャフ
トから構成している。
【0014】これにより、上ヨーク、下ヨークを円周状
に隙間なく配設し、更に磁束が通り易くなり、モータ効
率が更に向上する。
【0015】また、筒状のセンターヨークと、凹形の薄
板を積層したヨーク部材と、前記ヨーク部材の凹部の内
面に固着した永久磁石と、前記ヨーク部材の一端を前記
センターヨーク外周に密着し凹部を上向きにして複数個
配置した下ヨークと、前記ヨーク部材の一端を前記セン
ターヨーク外周に密着し凹部を下向きにし前記下ヨーク
上に所定空隙をあけて複数個配置した上ヨークと、前記
上ヨークと下ヨークの凹部からなる空隙に配置した可動
コイルと、前記可動コイルと接続一体化し前記センター
ヨーク内を軸方向に駆動するシャフトから構成してい
る。
【0016】これにより、上ヨーク、下ヨークで磁束が
分断し、上ヨーク、下ヨーク各々で磁束の還流が完結す
ることにより、渦電流損失、ヒステリシス損失が減少し
て鉄損が更に低減し、モータ効率が更に向上する。
【0017】また、筒状の外周ヨークと、前記外周ヨー
クと所定空隙を隔てて前記外周ヨーク内側に設けると共
にお互いに所定間隔をあけて配置した一対の筒状センタ
ーヨークと、前記外周ヨークとセンターヨークの端面に
密着して前記外周ヨークとセンターヨークを接続一体化
する一対のサイドヨークと、前記外周ヨークの内側に固
着した永久磁石と、前記永久磁石とセンターヨーク間の
空隙に配置した可動コイルと、前記可動コイルと接続一
体化し前記センターヨーク内を軸方向に駆動するシャフ
トから構成している。
【0018】これにより、渦電流損失、ヒステリシス損
失が減少して鉄損が低減し、モータ効率が更に向上す
る。
【0019】また、筒状の外周ヨークと、前記外周ヨー
クと所定空隙を隔てて前記外周ヨーク内側に設けた筒状
のセンターヨークと、前記外周ヨークとセンターヨーク
の一方の端面に密着して前記外周ヨークとセンターヨー
クを接続一体化するサイドヨークと、前記外周ヨークの
内側に固着した永久磁石と、前記外周ヨークとセンター
ヨークの他方の開口部から挿入し前記永久磁石とセンタ
ーヨーク間の空隙に配置した可動コイルと、前記可動コ
イルと接続一体化し前記センターヨーク内を軸方向に駆
動するシャフトから構成している。
【0020】これにより、渦電流損失、ヒステリシス損
失が減少して鉄損が低減し、モータ効率が向上する。ま
た、開口部から可動コイルを挿入できるのでリニアモー
タ組立時の可動コイルの初期位置決めが容易になる。
【0021】また、筒状で軸方向に放射線状の切り抜き
を複数個設けた外周ヨークと、前記外周ヨークと所定空
隙を隔てて前記外周ヨーク内側に設けると共に筒状で軸
方向に放射線状の切り抜きを複数個設けたセンターヨー
クと、前記外周ヨークとセンターヨークの端面に密着し
て前記外周ヨークとセンターヨークを接続一体化する一
対のサイドヨークと、前記外周ヨークの内側に固着した
永久磁石と、前記永久磁石とセンターヨーク間の空隙に
配置した可動コイルと、前記可動コイルと接続一体化し
前記センターヨーク内を軸方向に駆動するシャフトから
構成している。
【0022】これにより、渦電流損失、ヒステリシス損
失が減少して鉄損が低減し、モータ効率が向上する。
【0023】また、前記センターヨーク内面に設けたシ
リンダと、前記可動コイルと接続一体化し前記センター
ヨーク内を軸方向に駆動するシャフトに設けたピストン
から構成している。
【0024】これにより、圧縮機等のモータに使用する
時に、利用者がピストン等をシャフトに取り付ける必要
がなく、全体として形状が小さくなる。
【0025】また、筒状の外周ヨークと、前記外周ヨー
クと所定空隙を隔てて前記外周ヨーク内側に設けると共
に支燐田を兼ねた筒状のセンターヨークと、前記外周ヨ
ークとセンターヨークの端面に密着して前記外周ヨーク
とセンターヨークを接続一体化する一対のサイドヨーク
と、前記外周ヨークの内側に固着した永久磁石と、前記
永久磁石とセンターヨーク間の空隙に配置した可動コイ
ルと、前記可動コイルと接続一体化し前記センターヨー
ク内を軸方向に駆動するシャフトに設けたピストンから
構成している。
【0026】これにより、圧縮機等のモータに使用する
時に、利用者がシリンダを設けピストン等をシャフトに
取り付ける必要がなく、全体として形状が小さくなる。
【0027】また、センターヨーク内に差動トランスの
コイルを設け、高透磁率材料からなるシャフトから構成
している。
【0028】これにより、圧縮機等のモータに使用する
時に、利用者がピストン位置センサ等をシャフトに取り
付ける必要がなく、全体として形状が小さくなる。
【0029】また、リニアモータ全体を低透磁率材料に
より被っている。これにより、外部に磁気漏洩の影響を
与えることはない。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、巻鉄心からなる筒状の外周ヨークと、前記外周ヨー
クと所定空隙を隔てて前記外周ヨーク内側に設けた巻鉄
心からなる筒状のセンターヨークと、前記外周ヨークと
センターヨークの端面に密着して前記外周ヨークとセン
ターヨークを接続一体化し積層鋼板からなる一対のサイ
ドヨークと、前記外周ヨークの内側に固着した永久磁石
と、前記永久磁石とセンターヨーク間の空隙に配置した
可動コイルと、前記可動コイルと接続一体化し前記セン
ターヨーク内を軸方向に駆動するシャフトから構成した
ものであり、磁路を薄板からなる積層鋼板で形成したこ
とにより、鉄損の中の渦電流損を低減し、モータ効率が
向上するという作用を有する。
【0031】請求項2に記載の発明は、前記外周ヨーク
とセンターヨークを積層鋼板から構成したものであり、
鉄損の中の渦電流損を低減し、モータ効率が向上すると
いう作用を有する。
【0032】請求項3に記載の発明は、筒状のセンター
ヨークと、凹形の薄板を積層したヨーク部材と、前記ヨ
ーク部材の凹部の内面に固着した永久磁石と、前記ヨー
ク部材の一端を前記センターヨークに密着し凹部を上向
きにして複数個配置した下ヨークと、前記ヨーク部材の
一端を前記センターヨークに密着し凹部を下向きにして
前記下ヨーク上に複数個配置した上ヨークと、前記上ヨ
ークと下ヨークの凹部からなる空隙に配置した可動コイ
ルと、前記可動コイルと接続一体化し前記センターヨー
ク内を軸方向に駆動するシャフトから構成したものであ
り、磁路を薄板からなる積層鋼板で形成したことによ
り、磁束は上ヨーク、下ヨークにそれぞれ分流し、上ヨ
ーク、下ヨークの各薄板内で還流することにより、積層
鋼板の薄板方向に飽和磁束密度が高く、鉄損が低い特性
を充分に生かすヨーク構成となり、渦電流が減少して鉄
損が低減し、モータ効率が向上するという作用を有す
る。
【0033】請求項4に記載の発明は、外周が正多角形
の筒状のセンターヨークと、凹形の薄板を積層し積層面
を台形に加工したヨーク部材と、前記ヨーク部材の凹部
の一端に固着した永久磁石と前記ヨーク部材の台形の上
辺を前記センターヨーク外周多角形の一辺に密着し凹部
を上向きにして複数個配置した環状下ヨークと、前記ヨ
ーク部材の台形の上辺を前記センターヨーク外周多角形
の一辺に密着し凹部を下向きにして前記下ヨーク上に複
数個配置した環状上ヨークと、前記上ヨークと下ヨーク
の凹部からなる空隙に配置した可動コイルと、前記可動
コイルと接続一体化し前記センターヨーク内を軸方向に
駆動するシャフトから構成したものであり、上ヨーク、
下ヨークを円周状に隙間なく配設でき、更に磁束が通り
易くなり、モータ効率が更に向上するという作用を有す
る。
【0034】請求項5に記載の発明は筒状のセンターヨ
ークと、凹形の薄板を積層したヨーク部材と、前記ヨー
ク部材の凹部の内面に固着した永久磁石と、前記ヨーク
部材の一端を前記センターヨーク外周に密着し、凹部を
上向きにして複数個配置した下ヨークと、前記ヨーク部
材の一端を前記センターヨーク外周に密着し凹部を下向
きにし前記下ヨーク上に所定空隙をあけて複数個配置し
た上ヨークと、前記上ヨークと下ヨークの凹部からなる
空隙に配置した可動コイルと、前記可動コイルと接続一
体化し前記センターヨーク内を軸方向に駆動するシャフ
トから構成したものであり、上ヨーク、下ヨークで磁束
が分断し、上ヨーク、下ヨーク各々で磁束の還流が完結
でき、渦電流損失、ヒステリシス損失が減少して鉄損が
更に低減し、モータ効率が更に向上するという作用を有
する。
【0035】請求項6に記載の発明は、筒状の外周ヨー
クと、前記外周ヨークと所定空隙を隔てて、前記外周ヨ
ーク内側に設けると共にお互いに所定間隔をあけて配置
した一対の筒状センターヨークと、前記外周ヨークとセ
ンターヨークの端面に密着して前記外周ヨークとセンタ
ーヨークを接続一体化する一対のサイドヨークと、前記
外周ヨークの内側に固着した永久磁石と、前記永久磁石
とセンターヨーク間の空隙に配置した可動コイルと、前
記可動コイルと接続一体化し前記センターヨーク内を軸
方向に駆動するシャフトから構成したものであり、渦電
流損失、ヒステリシス損失が減少して鉄損が低減し、モ
ータ効率が更に向上するという作用を有する。
【0036】請求項7に記載の発明は、筒状の外周ヨー
クと、前記外周ヨークと所定空隙を隔てて前記外周ヨー
ク内側に設けた筒状のセンターヨークと、前記外周ヨー
クとセンターヨークの一方の端面に密着して前記外周ヨ
ークとセンターヨークを接続一体化するサイドヨーク
と、前記外周ヨークの内側に固着した永久磁石と、前記
外周ヨークとセンターヨークの他方の開口部から挿入し
前記永久磁石とセンターヨーク間の空隙に配置した可動
コイルと、前記可動コイルと接続一体化し前記センター
ヨーク内を軸方向に駆動するシャフトから構成したもの
であり、渦電流損失、ヒステリシス損失が減少して鉄損
が低減し、モータ効率が更に向上する。また、開口部か
ら可動コイルを挿入できるのでリニアモータ組立時の可
動コイルの初期位置決めが容易になるという作用を有す
る。
【0037】請求項8に記載の発明は、筒状で軸方向に
放射線状の切り抜きを複数個設けた外周ヨークと、前記
外周ヨークと所定空隙を隔てて前記外周ヨーク内側に設
けると共に筒状で軸方向に放射線状の切り抜きを複数個
設けたセンターヨークと、前記外周ヨークとセンターヨ
ークの端面に密着して前記外周ヨークとセンターヨーク
を接続一体化する一対のサイドヨークと、前記外周ヨー
クの内側に固着した永久磁石と、前記永久磁石とセンタ
ーヨーク間の空隙に配置した可動コイルと、前記可動コ
イルと接続一体化し前記センターヨーク内を軸方向に駆
動するシャフトから構成したものであり、渦電流損失、
ヒステリシス損失が減少して鉄損が低減し、モータ効率
が向上するという作用を有する。
【0038】請求項9に記載の発明は、前記センターヨ
ーク内面に設けたシリンダと、前記可動コイルと接続一
体化し前記センターヨーク内を軸方向に駆動するシャフ
トに設けたピストンから構成したものであり、圧縮機等
のモータに使用する時に、利用者がピストン等をシャフ
トに取り付ける必要がなく、全体として形状が小さくな
るという作用を有する。
【0039】請求項10に記載の発明は、筒状の外周ヨ
ークと、前記外周ヨークと所定空隙を隔てて前記外周ヨ
ーク内側に設けると共にシリンダを兼ねた筒状のセンタ
ーヨークと、前記外周ヨークとセンターヨークの端面に
密着して前記外周ヨークとセンターヨークを接続一体化
する一対のサイドヨークと、前記外周ヨークの内側に固
着した永久磁石と、前記永久磁石とセンターヨーク間の
空隙に配置した可動コイルと、前記可動コイルと接続一
体化し前記センターヨーク内を軸方向に駆動するシャフ
トに設けたピストンから構成したものであり、圧縮機等
のモータに使用する時に、利用者がシリンダを設けピス
トン等をシャフトに取り付ける必要がなく、全体として
形状が小さくなるという作用を有する。
【0040】請求項11に記載の発明は、また、センタ
ーヨーク内に差動トランスのコイルを設け、高透磁率材
料からなるシャフトから構成したものであり、圧縮機等
のモータに使用する時に、利用者がピストン位置センサ
等をシャフトに取り付ける必要がなく、全体として形状
が小さくなるという作用を有する。
【0041】請求項12に記載の発明は、リニアモータ
全体を被う低透磁率材料から構成したものであり、外部
に磁気漏洩の影響を与えることはないという作用を有す
る。
【0042】以下、本発明の本実施の形態について、図
1から図14を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明によるリニアモータの第
1実施例を示す一部断面図であり、図2は図1における
X−Y断面図である。
【0043】1は筒状の外周ヨークであり、前記外周ヨ
ーク1の内側には永久磁石2が固着されている。前記外
周ヨーク1は巻鉄心から構成している。前記外周ヨーク
1と所定空隙3を隔てて筒状のセンターヨーク4が前記
外周ヨーク1の内側に設けられている。前記センターヨ
ーク4は巻鉄心から構成している。前記外周ヨーク1と
センターヨーク4の両側に一対の円盤状サイドヨーク
5,5が固着され、前記サイドヨーク5,5は前記外周
ヨーク1とセンターヨーク4を接続一体化する。前記サ
イドヨーク5,5は積層鋼板から構成している。
【0044】ここで、外周ヨーク1、センターヨーク4
を構成する巻鉄心、サイドヨーク5を構成する積層鋼板
は、無方向性の電磁鋼帯(新日本製鐡製35H440
等)を使用しており、薄板方向の飽和磁束密度が高く、
鉄損が低い特性を有している。
【0045】前記永久磁石2を外周ヨーク1、センター
ヨーク4、サイドヨーク5,5にて包囲された構成とす
ることにより、永久磁石2からの漏洩磁束を低減するこ
とができる。外周ヨーク1、センターヨーク4、サイド
ヨーク5,5からなるヨークの構成は、磁界発生源を包
囲し、永久磁石2とセンターヨーク4間の空隙3に静磁
界を発生する。
【0046】可動コイル6は、永久磁石2とセンターヨ
ーク4間の空隙3の静磁界内に位置し、コイル支持体7
を配置して可動コイル6とシャフト8とを接続一体化し
てある。従って、シャフト8は空隙3内のコイル支持体
7の移動範囲内で直動可能となる。コイル支持体7は非
磁性体からなり、空隙3内に配置できればいずれの形状
でも良く、またシャフト8も非磁性体からなりアクチュ
エータの用途に応じて種々の形状を採用することができ
る。シャフト8の往復動を円滑にする軸受9は、どのよ
うな構成でも良いが、従来からあるリニアボールベアリ
ング、含油メタル軸受等種々の構成が選択できる。
【0047】以上のように構成されたリニアモータにお
いて、永久磁石2から発生した磁束9は外周ヨーク1、
サイドヨーク5、センターヨーク4を通って永久磁石2
に戻ると共に、永久磁石2とセンターヨーク4間の空隙
3に静磁界を発生する。そして、可動コイル6に交流電
流が供給されると、可動コイル6には電流の大きさと永
久磁石2の磁束密度に比例した推力が発生し、コイル支
持体7を介してシャフト8に伝えられる。
【0048】ここで外周ヨーク1及びセンターヨーク4
を巻鉄心で構成し、サイドヨーク5を積層鋼板で構成し
たことにより、渦電流が減少するため鉄損が低減する。
従ってモータ効率が向上する。
【0049】以上のように本実施例のリニアモータは、
巻鉄心からなる筒状の外周ヨーク1と、前記外周ヨーク
1と所定空隙を隔てて前記外周ヨーク内側に設けた巻鉄
心からなる筒状のセンターヨーク4と、前記外周ヨーク
1とセンターヨーク4の端面に密着して前記外周ヨーク
1とセンターヨーク4を接続一体化し積層鋼板からなる
一対のサイドヨーク5、5と、前記外周ヨーク1の内側
に固着した永久磁石2と、前記永久磁石2とセンターヨ
ーク4間の空隙3に配置した可動コイル6と、前記可動
コイル6と接続一体化し前記センターヨーク4内を軸方
向に駆動するシャフト8から構成している。
【0050】従って、磁路を薄板からなる積層鋼板で形
成したことにより、鉄損の中の渦電流損を低減し、モー
タ効率が向上するという作用を有する。
【0051】(実施の形態2)図3は本発明によるリニ
アモータの第2実施例を示す一部断面図であり、図4は
図3におけるX−Y断面図である。
【0052】101は筒状の外周ヨークであり、前記外
周ヨーク101の内側には永久磁石2が固着されてい
る。前記外周ヨーク101は積層鋼板から構成してい
る。前記外周ヨーク101と所定空隙3を隔てて筒状の
センターヨーク104が前記外周ヨーク101の内側に
設けられている。前記センターヨーク104は積層鋼板
から構成している。前記外周ヨーク101とセンターヨ
ーク104の両側に一対の円盤状サイドヨーク5、5が
固着され、前記サイドヨーク5、5は前記外周ヨーク1
01とセンターヨーク104を接続一体化する。前記サ
イドヨーク5、5は積層鋼板から構成している。
【0053】ここで、外周ヨーク101、センターヨー
ク104、サイドヨーク5を構成する積層鋼板は無方向
性の電磁鋼帯(新日本製鐡製35H440等)を使用し
ており、薄板方向の飽和磁束密度が高く、鉄損が低い特
性を有している。
【0054】前記永久磁石2を外周ヨーク101、セン
ターヨーク104、サイドヨーク5、5にて包囲された
構成とすることにより、永久磁石2からの漏洩磁束を低
減することができる。外周ヨーク101、センターヨー
ク104、サイドヨーク5、5からなるヨークの構成
は、磁界発生源を包囲し、永久磁石2とセンターヨーク
104間の空隙3に静磁界を発生する。
【0055】可動コイル6は、永久磁石2とセンターヨ
ーク104間の空隙3の静磁界内に位置し、コイル支持
体7を配置して可動コイル6とシャフト8とを接続一体
化してある。従って、シャフト8は空隙3内のコイル有
支持体7の移動範囲内で直動可能となる。コイル有支持
体7は非磁性体からなり、空隙3内に配置できればいず
れの形状でも良く、またシャフト8も非磁性体からな
り、アクチュエータの用途に応じて種々の形状を採用す
ることができる。シャフト8の往復動を円滑にする軸受
9は、どのような構成でも良いが、従来からあるリニア
ボールベアリング、含油メタル軸受等種々の構成が選択
できる。
【0056】以上のように構成されたリニアモータにお
いて、永久磁石2から発生した磁束9は外周ヨーク10
1、サイドヨーク5、センターヨーク104を通って永
久磁石2に戻ると共に、永久磁石2とセンターヨーク1
04間の空隙3に静磁界を発生する。そして、可動コイ
ル6に交流電流が供給されると、可動コイル6には電流
の大きさと永久磁石2の磁束密度に比例した推力が発生
し、コイル支持体7を介してシャフト8に伝えられる。
【0057】ここで、外周ヨーク101及びセンターヨ
ーク104、サイドヨーク5を積層鋼板で構成したこと
により、渦電流が減少するため鉄損が低減する。従っ
て、モータ効率が向上する。
【0058】以上のように本実施例のリニアモータは、
請求項1記載のリニアモータにおいて、外周ヨークとセ
ンターヨークとサイドヨークを積層鋼板から構成してい
る。
【0059】従って、磁路を薄板からなる積層鋼板で形
成したことにより、鉄損の中の渦電流損を低減し、モー
タ効率が向上するという作用を有する。
【0060】(実施の形態3)図5のAは本発明による
リニアモータの第3実施例を示す一部断面図であり、図
6は図5におけるX−O−Y断面図である。図7は本リ
ニアモータの構成要素であるヨーク部材10である。
【0061】ヨーク部材10は凹形の薄板を積層した構
成であり、前記ヨーク部材10の凹部の内面には永久磁
石11が固着されている。ここで、ヨーク部材10を構
成する積層鋼板は無方向性の電磁鋼帯(新日本製鐡製3
5H44等)を使用しており、薄板方向の飽和磁束密度
が高く、鉄損が低い特性を有している。
【0062】筒状のセンターヨーク12に前記ヨーク部
材10の一端を密着すると共に凹部を上向きにして複数
個配置して下ヨーク13を構成している。そして、前記
ヨーク部材10の一端を前記センターヨーク12に密着
し凹部を下向きにして前記下ヨーク13上に複数個配置
して上ヨーク14を構成している。
【0063】永久磁石11を前記上ヨーク14、下ヨー
ク13にて包囲された構成とすることにより、永久磁石
11からの漏洩磁束を低減することができる。上ヨーク
14、下ヨーク13からなるヨークの構成は、磁界発生
源を包囲し、永久磁石11と上ヨーク14、下ヨーク1
3間の空隙15に静磁界を発生する。
【0064】可動コイル16は、永久磁石11と上ヨー
ク14、下ヨーク13間の空隙15の静磁界内に位置
し、コイル支持体17を配置して可動コイル16とシャ
フト18とを接続一体化してある。従って、シャフト1
8は空隙15内のコイル支持体17の移動範囲内で直動
可能となる。
【0065】以上のように構成されたリニアモータにお
いて、永久磁石11から発生した磁束19は上ヨーク1
4では上ヨーク14の各種薄板内を巡回し、下ヨーク1
3では下ヨーク13の各薄板内を巡回し、永久磁石11
に戻ると共に、永久磁石11と上ヨーク14間及び下ヨ
ーク13間の空隙15に静磁界を発生する。そして、可
動コイル16に交流電流が供給されると、可動コイル1
6には電流の大きさと永久磁石11の磁束密度に比例し
た推力が発生し、コイル支持体17を介してシャフト1
8に伝えられる。
【0066】ヨークを上ヨーク14、下ヨーク13に分
割し且つ積層鋼板で構成したことにより、磁束19は上
ヨーク14、下ヨーク13にそれぞれ分流し、上ヨーク
14、下ヨーク13の各薄板内で還流することにより、
積層鋼板の薄板方向に飽和磁束密度が高く、鉄損が低い
特性を充分に生かすヨーク構成となり、渦電流が減少し
て鉄損が低減する。従って、モータ効率が向上する。
【0067】以上のように本実施例のリニアモータは、
筒状のセンターヨーク12と、凹形の薄板を積層したヨ
ーク部材10と、前記ヨーク部材の凹部の内面に固着し
た永久磁石11と、前記ヨーク部材10の一端を前記セ
ンターヨーク12に密着し凹部を上向きにして複数個配
置した下ヨーク13と、前記ヨーク部材10の一端を前
記センターヨーク12に密着し凹部を下向きにして前記
下ヨーク13上に複数個配置した上ヨーク14と、前記
上ヨーク14と下ヨーク13の凹部からなる空隙15に
配置した可動コイル16と、前記可動コイル16と接続
一体化し前記センターヨーク12内を軸方向に駆動する
シャフト18から構成している。
【0068】従って、ヨークを上ヨーク14、下ヨーク
13に分割し且つ積層鋼板で構成したことにより、磁束
19は上ヨーク14、下ヨーク13にそれぞれ分流し、
上ヨーク14、下ヨーク13の各薄板内で還流すること
により、積層鋼板の薄板方向に飽和磁束密度が高く、鉄
損が低い特性を充分に生かすヨーク構成となり、渦電流
が減少して鉄損が低減する。従って、モータ効率が向上
するという作用を有する。
【0069】(実施の形態4)図8は本発明によるリニ
アモータの第4実施例を示す一部断面図であり、図9は
図8におけるX−Y断面図である。図10は本リニアモ
ータの構成要素であるヨーク部材20である。
【0070】ヨーク部材20は凹形の薄板を積層し積層
面を台形に加工した構成であり、前記ヨーク部材20の
凹部の内面には永久磁石21が固着されている。ここ
で、ヨーク部材20を構成する積層鋼板は無方向性の電
磁鋼帯(新日本製鐡製35H440等)を使用してお
り、薄板方向の飽和磁束密度が高く、鉄損が低い特性を
有している。
【0071】外周が正多角形の筒状のセンターヨーク2
2の外周多角形の一辺に前記台形ヨーク部材20の台形
の上辺を密着すると共に凹部を上向きにして複数個配置
して円状下ヨーク23を構成している。そして、前記ヨ
ーク部材20の台形の上辺を前記センターヨーク22の
外周多角形の一辺に密着すると共に凹部を下向きにして
前記下ヨーク23上に複数個配置して円状上ヨーク24
を構成している。
【0072】永久磁石21を前記上ヨーク24、下ヨー
ク23にて包囲された構成とすることにより、永久磁石
21からの漏洩磁束を低減することができる。上ヨーク
24、下ヨーク23からなるヨークの構成は、磁界発生
源を包囲し、永久磁石21と上ヨーク、下ヨーク23間
の空隙25に静磁界を発生する。
【0073】可動コイル26は、永久磁石21と上ヨー
ク24、下ヨーク23間の空隙25の静磁界内に位置
し、コイル支持体27を配置して可動コイル26とシャ
フト28とを接続一体化してある。従って、シャフト2
8は空隙25内のコイル支持体27の移動範囲内で直動
可能となる。
【0074】以上のように構成されたリニアモータにお
いて、永久磁石21から発生した磁束29は上ヨーク2
4では上ヨーク24の各薄板内を巡回し、下ヨーク23
では下ヨーク23の各薄板内を巡回し、永久磁石21に
戻ると共に、永久磁石21と上ヨーク24間及び下ヨー
ク23間の空隙25に静磁界を発生する。そして、可動
コイル26に交流電流が供給されると、可動コイル26
には電流の大きさと永久磁石21の磁束密度に比例した
推力が発生し、コイル支持体27を介してシャフト28
に伝えられる。
【0075】ヨークを上ヨーク24、下ヨーク23に分
割し且つ積層鋼板で構成したことにより、磁束29は上
ヨーク24、下ヨーク23にそれぞれ分流し、上ヨーク
24、下ヨーク23の各薄板内で還流することにより、
積層鋼板の薄板方向に飽和磁束密度が高く、鉄損が低い
特性を充分に生かすヨーク構成となり、渦電流が減少し
て鉄損が低減する。また、上ヨーク24、下ヨーク23
を環状に隙間なく配設したことにより、更に磁束が通り
易くなる。従って、モータ効率が更に向上する。
【0076】以上のように本実施例のリニアモータは、
外周が正多角形の筒状のセンターヨーク22と、凹形の
薄板を積層し積層面を台形に加工したヨーク部材20
と、前記ヨーク部材20の凹部の一端に固着した永久磁
石21と、前記ヨーク部材20の台形の上辺を前記セン
ターヨーク22の外周多角形の一辺に密着し凹部を上向
きにいして複数個配置した環状下ヨーク23と、前記ヨ
ーク部材20の台形の上辺を前記センターヨーク22の
外周多角形の一辺に密着し凹部を下向きにして前記下ヨ
ーク23上に複数個配置した環状上ヨーク24と、前記
上ヨーク24と下ヨーク23の凹部からなる空隙25に
配置した可動コイル26と、前記可動コイル26と接続
一体化し前記センターヨーク22内を軸方向に駆動する
シャフト28から構成している。
【0077】従って、ヨークを上ヨーク24、下ヨーク
23に分割し且つ積層鋼板で構成したことにより、磁束
29は上ヨーク24、下ヨーク23にそれぞれ分流し、
上ヨーク24、下ヨーク23の各薄板内で還流すること
により、積層鋼板の薄板方向に飽和磁束密度が高く、鉄
損が低い特性を充分に生かすヨーク構成となり、渦電流
が減少して鉄損が低減する。また、上ヨーク24、下ヨ
ーク23を環状に隙間なく配設したことにより、更に磁
束29が通り易くなる。従って、モータ効率が更に向上
するという作用を有する。
【0078】(実施の形態5)図11は本発明によるリ
ニアモータの第5実施例を示す一部断面図であり、図1
2は図11におけるX−Y断面図である。本リニアモー
タの構成要素であるヨーク部材については図10と同一
構成であり、説明を省く。
【0079】外周が正多角形の筒状のセンターヨーク3
0の外周多角形の一辺に前記台形ヨーク部材20の台形
の上辺を密着すると共に凹部を上向きにして複数個配置
して環状下ヨーク31を構成している。そして、前記ヨ
ーク部材20の台形の上辺を前記センターヨーク30の
外周多角形の一辺に密着すると共に凹部を下向きにして
前記下ヨーク31上に所定空隙32を設けて複数個配置
して円状上ヨーク33を構成している。
【0080】可動コイル34は、永久磁石21と上ヨー
ク33、下ヨーク31間の空隙35の静磁界内に位置
し、コイル支持体36を配置して可動コイル34とシャ
フト37とを接続一体化してある。従って、シャフト3
7は空隙32内のコイル支持体35の移動範囲内で直動
可能となる。
【0081】以上のように構成されたリニアモータにお
いて、永久磁石21から発生した磁束38は上ヨーク3
3では上ヨーク33の各薄板内を巡回し、下ヨーク31
では下ヨーク31の各薄板内を巡回し、永久磁石21に
戻ると共に、永久磁石21と上ヨーク33間及び下ヨー
ク31間の空隙32に静磁界を発生する。そして、可動
コイル34に交流電流が供給されると、可動コイル34
には電流の大きさと永久磁石21の磁束密度に比例した
推力が発生し、コイル支持体36を介してシャフト37
に伝えられる。
【0082】ヨークを上ヨーク33、下ヨーク31に分
割し且つ積層鋼板で構成したことにより、磁束38は上
ヨーク33、下ヨーク31にそれぞれ分流し、上ヨーク
33、下ヨーク31の各薄板内で還流することにより、
積層鋼板の薄板方向に飽和磁束密度が高く、鉄損が低い
特性を充分に生かすヨーク構成となり、渦電流が減少し
て鉄損が低減する。また、上ヨーク33、下ヨーク31
を円周状に隙間なく配設したことにより、更に磁束38
が通り易くなる。また、上ヨーク33、下ヨーク31間
に所定空隙32を設けたことにより、上ヨーク33、下
ヨーク31で磁束37が分断し、上ヨーク33、下ヨー
ク31各々で磁束37の還流が完結することにより、渦
電流損失、ヒステリシス損失が減少して鉄損が更に低減
する。従って、モータ効率が更に向上する。
【0083】以上のように本実施例のリニアモータは、
外周が正多角形の筒状のセンターヨーク30と、凹形の
薄板を積層し積層面を台形に加工したヨーク部材20
と、前記ヨーク部材20の凹部の一端に固着した永久磁
石21と、前記ヨーク部材20の台形の上辺を前記セン
ターヨーク30の外周多角形の一辺に密着し凹部を上向
きにして複数個配置した円状下ヨーク30と、前記ヨー
ク部材20の台形の上辺を前記センター30の外周多角
形の一辺に密着し凹部を下向きにして前記下ヨーク31
上に所定空隙を設けて複数個配置した環状上ヨーク33
と、前記上ヨーク33と下ヨーク31の凹部からなる空
隙32に配置した可動コイル34と、前記可動コイル3
4と接続一体化し前記センターヨーク30内を軸方向に
駆動するシャフト37から構成している。
【0084】従って、上ヨーク33、下ヨーク31間に
所定空隙32を設けたことにより、上ヨーク33、下ヨ
ーク31で磁束38が分断し、上上ヨーク33、下ヨー
ク31各々で磁束37の還流が完結することにより、渦
電流損失、ヒステリシス損失が減少して鉄損が更に低減
する。従って、モータ効率が更に向上するという作用を
有する。
【0085】(実施の形態6)図13は本発明によるリ
ニアモータの第6実施例を示す一部断面図であり、図1
4は図13におけるX−O−Y断面図である。
【0086】41は筒状の外周ヨークであり、前記外周
ヨーク41の内側には永久磁石42が固着されている。
前記外周ヨーク41と所定空隙43を隔てると共にお互
い所定間隔をあけて配置した一対の筒状のセンターヨー
ク44、44が前記外周ヨーク41の内側に設けられて
いる。前記外周ヨーク41とセンターヨーク44の両側
に一対の円盤状サイドヨーク45、45が固着され、前
記サイドヨーク45、45は前記外周ヨーク41とセン
ターヨーク44、44を接続一体化する。
【0087】可動コイル46は、永久磁石42とセンタ
ーヨーク44間の空隙43の静磁界内に位置し、コイル
支持体47は配置して可動コイル46はシャフト48と
を接続一体化してある。従って、シャフト48は空隙4
3内のコイル支持体47の移動範囲内で直動可能とな
る。
【0088】以上のように構成されたリニアモータにお
いて、可動コイル46に交流電流が供給されると、可動
コイル46には電流の大きさと永久磁石42の磁束密度
に比例した推力が発生し、コイル支持体47を介してシ
ャフト48に伝えられる。
【0089】永久磁石42から発生した磁束49は外周
ヨーク41、サイドヨーク45、センターヨーク44を
通って永久磁石42に戻ると共に、永久磁石42とセン
ターヨーク44間の空隙43に静磁界を発生する。
【0090】センターヨーク44、44間に所定空隙4
3を設けたことにより、渦電流損失、ヒステリシス損失
が減少して鉄損が低減する。従って、モータ効率が向上
する。
【0091】以上のように本実施例のリニアモータは、
筒状の外周ヨーク41と、前記外周ヨーク41と所定空
隙を隔てて前記外周ヨーク41の内側に設けると共にお
互いに所定間隔をあけて配置した一対の筒状センターヨ
ーク44、44と、前記外周ヨーク41とセンターヨー
ク44、44の端面に密着して前記外周ヨーク41とセ
ンターヨーク44、44を接続一体化する一対のサイド
ヨーク45、45と、前記外周ヨーク41の内側に固着
した永久磁石42と、前記永久磁石42とセンターヨー
ク44、44間の空隙43に配置した可動コイル46
と、前記可動コイル46と接続一体化し前記センターヨ
ーク44、44内を軸方向に駆動するシャフト48から
構成している。
【0092】従って、センターヨーク44、44間に所
定空隙43を設けたことにより、渦電流損失、ヒステリ
シス損失が減少して鉄損が低減し、モータ効率が更に向
上するという作用を有する。
【0093】(実施の形態7)図15は本発明によるリ
ニアモータの第7実施例を示す一部断面図であり、図1
6は図15におけるX−O−Y断面図である。
【0094】51は筒状の外周ヨークであり、前記外周
ヨーク51の内側に永久磁石52が固着されている。前
記外周ヨーク51と所定空隙53を隔て筒状のセンター
ヨーク54が前記外周ヨーク51の内側に設けられてい
る。前記外周ヨーク51とセンターヨーク54の一方の
端面に円盤状サイドヨーク55が固着され、前記サイド
ヨーク55は前記外周ヨーク51とセンターヨーク54
は接続一体化する。
【0095】前記外周ヨーク51とセンターヨーク54
の他方の開口部56から挿入した可動コイル57は、永
久磁石52とセンターヨーク54間の空隙53の静磁界
内に位置し、コイル支持体58を配置して可動コイル5
7とシャフト59とを接続一体化してある。従って、シ
ャフト59は空隙53内のコイル支持体58の移動範囲
内で直動可能となる。
【0096】以上のように構成されたリニアモータにお
いて、永久磁石52から発生した磁束59は外周ヨーク
51、サイドヨーク55、センターヨーク54を通って
永久磁石52に戻ると共に、永久磁石52とセンターヨ
ーク54間の空隙53に静磁界を発生する。そして、可
動コイル56に交流電流が供給されると、可動コイル5
6には電流の大きさと永久磁石52の磁束密度に比例し
た推力が発生し、コイル支持体57を介してシャフト5
8に伝えられる。
【0097】外周ヨーク51とセンターヨーク54の一
方に開口部を設けたことにより、渦電流損失、ヒステリ
シス損失が減少して鉄損が低減する。従って、モータ効
率が向上する。また、この開口部から可動コイル56を
挿入できるのでリニアモータ組立時の可動コイルの初期
位置決めが容易になる。
【0098】以上のように本実施例のリニアモータは、
筒状の外周ヨーク51と、前記外周ヨーク54と、前記
外周ヨーク51とセンターヨーク54の一方の端面に密
着して前記外周ヨーク51とセンターヨーク54を接続
一体化するサイドヨーク55と、前記外周ヨーク51の
内側に固着した永久磁石52と、前記外周ヨーク51と
センターヨーク55の他方の開口部56から挿入し前記
永久磁石52とセンターヨーク55間の空隙に配置した
可動コイル57と、前記可動コイル57と接続一体化し
前記センターヨーク54内を軸方向に駆動するシャフト
59から構成している。
【0099】従って、外周ヨーク51とセンターヨーク
54の一方に開口部56を設けたことにより、渦電流損
失、ヒステリシス損失が減少して鉄損が低減する。従っ
て、モータ効率が向上する。また、この開口部から可動
コイル57を挿入できるので、リニアモータ組立時の可
動コイルの初期位置決めが容易になるという作用を有す
る。
【0100】(実施の形態8)図17のAは本発明によ
るリニアモータの第8実施例を示す一部断面図であり、
図18は図17におけるX−O−Y断面図である。
【0101】111は軸方向に放射線状の切り抜き12
0を複数個設けた筒状の外周ヨークであり、前記外周ヨ
ーク111の内側には永久磁石112が固着されてい
る。前記外周ヨーク111と所定空隙113を隔てて軸
方向に放射線状の切り抜き121を複数個設けた筒状の
センターヨーク114、114が前記外周ヨーク111
の内側に設けられている。前記外周ヨーク111とセン
ターヨーク114の両側に一対の円盤状サイドヨーク1
15、115が固着され、前記サイドヨーク115、1
15は前記外周ヨーク111とセンターヨーク114、
114を接続一体化する。
【0102】可動コイル116は、永久磁石112とセ
ンター114間の空隙113の静磁界内に位置し、コイ
ル支持体117を配置して可動コイル116とシャフト
118とを接続一体化してある。従って、シャフト11
8は空隙113内のコイル支持体117の移動範囲内で
直動可能となる。
【0103】以上のように構成されたリニアモータにお
いて、可動コイル116に交流電流が供給されると、可
動コイル116には電流の大きさと永久磁石112の磁
束密度に比例した推力が発生し、コイル支持体117を
介してシャフト118に伝えられる。
【0104】永久磁石112から発生した磁束119は
外周ヨーク111、サイドヨーク115、センターヨー
ク114を通って永久磁石112に戻ると共に、永久磁
石112とセンターヨーク114間の空隙113に静磁
界を発生する。
【0105】磁束119が外周ヨーク111、サイドヨ
ーク115、センターヨーク114を通って永久磁石1
12に戻る時に生じる渦電流(磁束と垂直方向)は、外
周ヨーク111及びセンターヨーク114に設けた軸方
向に放射線状の切り抜き120及び121により分断さ
れる。従って、渦電流損失が減少して鉄損が低減し、モ
ータ効率が向上する。
【0106】以上のように本実施例のリニアモータは、
筒状で軸方向に放射線状の切り抜きを複数個設けた外周
ヨーク111と、前記外周ヨーク111と所定空隙を隔
てて前記外周ヨーク111の内側に設けると共に筒状で
軸方向に放射線状の切り抜きを複数個設けたセンターヨ
ーク114と、前記外周ヨーク111とセンターヨーク
114の端面に密着して前記外周ヨーク111とセンタ
ーヨーク114を接続一体化する一対のサイドヨーク1
15、115と、前記外周ヨーク111の内側に固着し
た永久磁石112と、前記永久磁石112とセンターヨ
ーク114間の空隙113に配置した可動コイル116
と、前記可動コイル116と接続一体化し前記センター
ヨーク114内を軸方向に駆動するシャフト118から
構成している。
【0107】従って、磁束により生じる渦電流が、外周
ヨーク111及びセンターヨーク114に設けた軸方向
に放射線状の切り抜き120及び121により分断され
るため、渦電流損失が減少して鉄損が低減し、モータ効
率が更に向上するという作用を有する。
【0108】(実施の形態9)図19は本発明によるリ
ニアモータの第9実施例を示す一部断面図であり、図2
0は図19におけるX−O−Y断面図である。
【0109】61は筒状の外周ヨークであり、前記外周
ヨーク61の内側には永久磁石62が固着されている。
前記外周ヨーク61と所定空隙63を隔てて筒状のセン
ターヨーク64が前記外周ヨーク61の内側に設けられ
ている。更に、前記センターヨーク64内面にはシリン
ダ65を設けている。前記外周ヨーク61とセンターヨ
ーク64の一方の端面に円盤状サイドヨーク66が固着
され、前記サイドヨーク66は前記外周ヨーク61とセ
ンターヨーク64を接続一体化する。
【0110】前記外周ヨーク61とセンターヨーク64
の他方の開口部67から挿入した可動コイル68は、永
久磁石62とセンターヨーク64間の空隙63の静磁界
内に位置し、コイル支持体69を配置して可動コイル6
8とシャフト70とを接続一体化している。前記シャフ
ト70の先端にはピストン71が接続されており、シリ
ンダ65内を軸方向に往復動する。72は圧縮室であ
り、前記ピストン71の往復動により冷媒ガス等の圧縮
も行うものである。
【0111】以上のように構成されたリニアモータにお
いて、永久磁石62から発生した磁束73は外周ヨーク
61、サイドヨーク65、センターヨーク64を通って
永久磁石62に戻ると共に、永久磁石62とセンターヨ
ーク64間の空隙63に静磁界を発生する。そして、可
動コイル67に交流電流が供給されると、可動コイル6
8には電流の大きさと永久磁石62の磁束密度に比例し
た推力が発生し、コイル支持体69を介してシャフト7
0に伝えられ、シリンダ65内でピストン71が往復動
し冷媒ガス等の圧縮を行う。
【0112】センターヨーク64内面にシリンダ65を
設け、シャフト70の先端にピストン71を合体したこ
とにより、リニアモータとピストン70が一体化した。
従って、コンプレッサ等のモータに使用する時に、利用
者がピストン等をシャフトに取り付ける必要がなく、全
体として形状が小さくなるという利点がある。
【0113】以上のように本実施例のリニアモータは、
前記センターヨーク64内面に設けたシリンダ65と、
前記可動コイル68と接続一体化し前記センターヨーク
64内を軸方向に駆動するシャフト70に設けたピスト
ン71から構成している。
【0114】従って、コンプレッサ等のモータに使用す
る時に、利用者がピストン等をシャフトに取り付ける必
要がなく、全体として形状が小さくなるという作用を有
する。
【0115】(実施の形態10)図21は本発明による
リニアモータの第10実施例を示す一部断面図であり、
図22は図21におけるX−O−Y断面図である。
【0116】81は筒状の外周ヨークであり、前記外周
ヨーク81の内側には永久磁石82が固着されている。
前記外周ヨーク81と所定空隙83を隔てて筒状のセン
ターヨーク84が前記外周ヨーク81の内側に設けられ
ており、圧縮機のシリンダ85を兼ねている。前記外周
ヨーク81とセンターヨーク84の一方の端面に円盤状
サイドヨーク86が固着され、前記サイドヨーク86は
前記外周ヨーク81とセンターヨーク84を接続一体化
する。
【0117】前記外周ヨーク81とセンターヨーク84
の他方の開口部87から挿入した可動コイル88は、永
久磁石82とセンターヨーク84間の空隙83の静磁界
内に位置し、コイル支持体89を配置して可動コイル8
8とシャフト90とを接続一体化している。前記シャフ
ト90の先端にはピストン91が接続されており、シリ
ンダ85内を軸方向に往復動する。92は圧縮室であ
り、前記ピストン91の往復動により冷媒ガス等の圧縮
を行うものである。
【0118】ここで、センターヨーク84は、ヨーク材
として鉄損が小さく、飽和磁束密度が大きく、シリンダ
材として加工性がよく堅い性質を兼ねあわせた素材とし
て、純鉄、鋳鉄等から構成される。
【0119】以上のように構成されたリニアモータにお
いて、永久磁石82から発生した磁束93は外周ヨーク
81、サイドヨーク85、センターヨーク84を通って
永久磁石82に戻ると共に、永久磁石82とセンターヨ
ーク84間の空隙83に静磁界を発生する。そして、可
動コイル88に交流電流が供給されると、可動コイル8
8には電流の大きさと永久磁石82の磁束密度に比例し
た推力が発生し、コイル支持体89を介してシャフト9
0に伝えられ、シリンダ81内でピストン91が往復動
し冷媒ガス等の圧縮を行う。
【0120】センターヨーク84が、圧縮機のシリンダ
85を兼ねており、シャフト90の先端にピストン91
を合体したことにより、リニアモータとピストン91が
一体化した。従って、コンプレッサ等のモータに使用す
る時に、利用者がピストン等をシャフトに取り付ける必
要がなく、全体として形状が更に小さくなるという利点
がある。
【0121】以上のように本実施例のリニアモータは、
筒状の外周ヨーク81と、前記外周ヨーク81と所定空
隙83を隔てて前記外周ヨーク81内側に設けると共に
シリンダ85を兼ねた筒状のセンターヨーク84と、前
記外周ヨーク81とセンターヨーク84の端面に密着し
て前記外周ヨーク81とセンターヨーク84を接続一体
化する一対のサイドヨーク85と、前記外周ヨーク81
の内側に固着した永久磁石82と、前記永久磁石82と
センターヨーク84間の空隙83に配置した可動コイル
88と、前記可動コイル88と接続一体化し前記センタ
ーヨーク84内を軸方向に駆動するシャフト90に設け
たピストン91から構成している。
【0122】従って、センターヨーク84が、圧縮機の
シリンダ85を兼ねており、シャフト90の先端にピス
トン91を合体したことにより、リニアモータとピスト
ン91が一体化した。従って、コンプレッサ等のモータ
に使用する時に、利用者がシリンダ91を設け、ピスト
ン等をシャフト90に取り付ける必要がなく、全体とし
て形状が更に小さくなるという作用を有する。
【0123】(実施の形態11)図23は本発明による
リニアモータの第11実施例を示す一部断面図であり、
図24は図23におけるX−O−Y断面図である。ここ
で、ヨークの構成は実施の形態10と同一であり、詳細
な説明は省略する。
【0124】前記センターヨーク84内にはピストン位
置センサである差動トランスのコイル130が設けられ
ている。前記外周ヨーク81とセンターヨーク84の他
方の開口部87から挿入した可動コイル88は、永久磁
石82とセンターヨーク84間の空隙83の静磁界内に
位置し、コイル支持体89を配置して可動コイル88と
シャフト90とを接続一体化している。前記シャフト9
0は純鉄、電磁軟鋼、フェライト等の高磁性材料から構
成しており、その先端にはピストン91が接続されてお
り、シリンダ85内を軸方向に往復動する。92は圧縮
室であり、前記ピストン91の往復動により冷媒ガス等
の圧縮を行うものである。
【0125】以上のように構成されたリニアモータにお
いて、永久磁石82から発生した磁束93は外周ヨーク
81、サイドヨーク85、センターヨーク84を通って
永久磁石82に戻ると共に、永久磁石82とセンターヨ
ーク84間の空隙83に静磁界を発生する。そして、可
動コイル88に交流電流が供給されると、可動コイル8
8には電流の大きさと永久磁石82の磁束密度に比例し
た推力が発生し、コイル支持体89を介してシャフト9
0に伝えられ、シリンダ81内でピストン91が往復動
し冷媒ガス等の圧縮を行う。
【0126】そして、ピストン91の往復動に従いシャ
フト90が差動トランスのコイル130中を往復動し、
ピストン91の位置に応じた電圧がコイル130に誘起
され、これによりピストン位置をしることができる。
【0127】センターヨーク84が、圧縮機のシリンダ
85を兼ねており、シャフト90の先端にピストン91
を合体し、更に、ピストン位置センサである差動トラン
スをモータ内に組み込んだことにより、リニアモータと
ピストン、位置センサが一体化した。従って、コンプレ
ッサ等のモータに使用する時に、利用者がピストン、位
置センサをシャフトに取り付ける必要がなく、全体とし
て形状が更に小さくなるという利点がある。
【0128】以上のように本実施例のリニアモータは、
請求項10のリニアモータにおいて、前記センターヨー
ク84内に設けた差動トランスのコイル130と、高透
磁率材料からなるシャフト90から構成している。
【0129】従って、コンプレッサ等のモータに使用す
る時に、利用者がピストン、位置センサをシャフトに取
り付ける必要がなく、全体として形状が更に小さくなる
という利点がある。
【0130】(実施の形態12)図25は本発明による
リニアモータの第12実施例を示す一部断面図であり、
図26は図25におけるX−O−Y断面図である。
【0131】141は筒状の外周ヨークであり、前記外
周ヨーク141の内側には永久磁石142が固着されて
いる。前記外周ヨーク141と所定空隙143を隔て筒
状のセンターヨーク144が前記外周ヨーク141の内
側に設けられている。前記外周ヨーク141とセンター
ヨーク144の両側に一対の円盤状サイドヨーク14
5、145が固着され、前記サイドヨーク145、14
5は前記外周ヨーク141とセンターヨーク144を接
続一体化する。
【0132】可動コイル146は、永久磁石142とセ
ンターヨーク144間の空隙143の静磁界内に位置
し、コイル支持体147を配置して可動コイル146と
シャフト148とを接続一体化してある。従って、シャ
フト148は空隙143内のコイル支持体147の移動
範囲内で直動可能となる。前記シャフト148先端には
ピストン149が接続されており、シリンダ150内を
軸方向に往復動する。151は圧縮室であり、前記ピス
トン149の往復動により冷媒ガス等の圧縮を行うもの
である。そして、リニアモータ全体を低透磁率材料外郭
152で被っている。
【0133】従って、リニアモータ全体を低透磁率材料
外郭152で被ったことにより、外周ヨーク141、サ
イドヨーク145を完全に包囲し、磁気漏洩を生じない
ものである。
【0134】以上のように本実施例のリニアモータは、
リニアモータ全体を被う低透磁率材料外郭152で構成
している。
【0135】従って、リニアモータ全体を低透磁率材料
外郭152で被ったことにより、外周ヨーク141、サ
イドヨーク145を完全に包囲し、磁気漏洩を生じない
という作用を有する。
【0136】
【発明の効果】以上のように本発明は巻鉄心からなる筒
状の外周ヨークと、前記外周ヨークと所定空隙を隔てて
前記外周ヨーク内側に設けた巻鉄心からなる筒状のセン
ターヨークと、前記外周ヨークとセンターヨークの端面
に密着して前記外周ヨークとセンターヨークを接続一体
化し積層鋼板からなる一対のサイドヨークと、前記外周
ヨークの内側に固着した永久磁石と、前記永久磁石とセ
ンターヨーク間の空隙に配置した可動コイルと、前記可
動コイルと接続一体化し前記センターヨーク内を軸方向
に駆動するシャフトから構成したものであり、磁路を薄
板からなる積層鋼板で形成したことにより、鉄損の中の
渦電流損を低減し、モータ効率が向上する。
【0137】また、請求項1記載のリニアモータにおい
て、外周ヨークとセンターヨークとサイドヨークを積層
鋼板から構成したものであり、磁路を薄板からなる積層
鋼板で形成したことにより、鉄損の中の渦電流損を低減
し、モータ効率が向上する。
【0138】また、筒状のセンターヨークと、凹形の薄
板を積層したヨーク部材と、前記ヨーク部材の凹部の内
面に固着した永久磁石と、前記ヨーク部材の一端を前記
センターヨークに密着し凹部を上向きにいして複数個配
置した下ヨークと、前記ヨーク部材の一端を前記センタ
ーヨークに密着し凹部を下向きにして前記下ヨーク上に
複数個配置した上ヨークと、前記上ヨークと下ヨークの
凹部からなる空隙に配置した可動コイルと、前記可動コ
イルと接続一体化し前記センターヨーク内を軸方向に駆
動するシャフトから構成したものであり、磁路を薄板か
らなる積層鋼板で形成したことにより、磁束は上ヨー
ク、下ヨークにそれぞれ分流し、上ヨーク、下ヨークの
各薄板内で還流することにより、積層鋼板の薄板方向に
飽和磁束密度が高く、鉄損が低い特性を充分に生かすヨ
ーク構成となり、渦電流が減少して鉄損が低減し、モー
タ効率が向上する。
【0139】また、外周が正多角形の筒状のセンターヨ
ークと、凹形の薄板を積層し積層面を台形に加工したヨ
ーク部材と、前記ヨーク部材の凹部の一端に固着した永
久磁石と、前記ヨーク部材の台形の上辺を前記センター
ヨーク外周多角形の一辺に密着し凹部を上向きにいして
複数個配置した環状下ヨークと、前記ヨーク部材の台形
の上辺を前記センターヨーク外周多角形の一辺に密着し
凹部を下向きにして前記下ヨーク上に複数個配置した環
状上ヨークと、前記上ヨークと下ヨークの凹部からなる
空隙に配置した可動コイルと、前記可動コイルと接続一
体化し前記センターヨーク内を軸方向に駆動するシャフ
トから構成したことにより、上ヨーク、下ヨークを円周
状に隙間なく配設でき、更に磁束が通り易くなり、モー
タ効率が更に向上する。
【0140】また、筒状のセンターヨークと、凹形の薄
板を積層したヨーク部材と、前記ヨーク部材の凹部の内
面に固着した永久磁石と、前記ヨーク部材の一端を前記
センターヨーク外周に密着し凹部を上向きにして複数個
配置した下ヨークと、前記ヨーク部材の一端を前記セン
ターヨーク外周に密着し凹部を下向きにし前記下ヨーク
上に所定空隙をあけて複数個配置した上ヨークと、前記
上ヨークと下ヨークの凹部からなる空隙に配置した可動
コイルと、前記可動コイルと接続一体化し前記センター
ヨーク内を軸方向に駆動するシャフトから構成したこと
により、上ヨーク、下ヨークで磁束が分断し、上ヨー
ク、下ヨーク各々で磁束の還流が完結でき、渦電流損
失、ヒステリシス損失が減少して鉄損が更に低減し、モ
ータ効率が更に向上する。
【0141】また、筒状の外周ヨークと、前記外周ヨー
クと所定空隙を隔てて前記外周ヨーク内側に設けると共
にお互いに所定間隔をあけて配置した一対の筒状センタ
ーヨークと、前記外周ヨークとセンターヨークの端面に
密着して前記外周ヨークとセンターヨークを接続一体化
する一対のサイドヨークと、前記外周ヨークの内側に固
着した永久磁石と、前記永久磁石とセンターヨーク間の
空隙に配置した可動コイルと、前記可動コイルと接続一
体化し前記センターヨーク内を軸方向に駆動するシャフ
トから構成したことにより、渦電流損失、ヒステリシス
損失が減少して鉄損が低減し、モータ効率が更に向上す
る。
【0142】また、筒状の外周ヨークと、前記外周ヨー
クと所定空隙を隔てて前記外周ヨーク内側に設けた筒状
のセンターヨークと、前記外周ヨークとセンターヨーク
の一方の端面に密着して前記外周ヨークとセンターヨー
クを接続一体化するサイドヨークと、前記外周ヨークの
内側に固着した永久磁石と、前記外周ヨークとセンター
ヨークの他方の開口部から挿入し前記永久磁石とセンタ
ーヨーク間の空隙に配置した可動コイルと、前記可動コ
イルと接続一体化し前記センターヨーク内を軸方向に駆
動するシャフトから構成したことにより、渦電流損失、
ヒステリシス損失が減少して鉄損が低減し、モータ効率
が更に向上する。また、開口部から可動コイルを挿入で
きるのでリニアモータ組立時の可動コイルの初期位置決
めが容易になる。
【0143】また、筒状で軸方向に放射線状の切り抜き
を複数個設けた外周ヨークと、前記外周ヨークと所定空
隙を隔てて前記外周ヨークの内側に設けると共に筒状で
軸方向に放射線状の切り抜きを複数個設けたセンターヨ
ークと、前記外周ヨークと、センターヨークの端面に密
着して前記外周ヨークとセンターヨークを接続一体化す
る一対のサイドヨークと、前記外周ヨークの内側に固着
した永久磁石と、前記永久磁石とセンターヨーク間の空
隙に配置した可動コイルと、前記可動コイルと接続一体
化し前記センターヨーク内を軸方向に駆動するシャフト
から構成したことにより、磁束により生じる渦電流が、
外周ヨーク及びセンターヨークに設けた軸方向に放射線
状の切り抜きにより分断されるため、渦電流損失が減少
して鉄損が低減し、モータ効率が更に向上する。
【0144】また、前記センターヨーク内面に設けたシ
リンダと、前記可動コイルと接続一体化し前記センター
ヨーク内を軸方向に駆動するシャフトに設けたピストン
から構成したことにより、圧縮機等のモータに使用する
時に、利用者がピストン等をシャフトに取り付ける必要
がなく、全体として形状が小さくなるという作用を有す
る。
【0145】また、筒状の外周ヨークと、前記外周ヨー
クと所定空隙を隔てて前記外周ヨーク内側に設けると共
にシリンダを兼ねた筒状のセンターヨークと、前記外周
ヨークとセンターヨークの端面に密着して前記外周ヨー
クとセンターヨークを接続一体化する一対のサイドヨー
クと、前記外周ヨークの内側に固着した永久磁石と、前
記永久磁石とセンターヨーク間の空隙に配置した可動コ
イルと、前記可動コイルと接続一体化し前記センターヨ
ーク内を軸方向に駆動するシャフトに設けたピストンか
ら構成したことにより、圧縮機等のモータに使用する時
に、利用者がシリンダを設けピストン等をシャフトに取
り付ける必要がなく、全体として形状が小さくなる。
【0146】また、請求項10のリニアモータにおい
て、前記センターヨーク84内に設けた差動トランスの
コイル130と、高透磁率材料からなるシャフト90か
ら構成したことにより、圧縮機等のモータに使用する時
に、利用者がピストン、位置センサをシャフトに取り付
ける必要がなく、全体として形状が更に小さくなるとい
う利点がある。
【0147】また、リニアモータ全体を被う低透磁率材
料外郭で構成したことにより、外周ヨーク、サイドヨー
クを完全に包囲し、磁気漏洩を生じないという作用を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のリニアモータの断面図
【図2】本発明の第1実施例のリニアモータの断面図
【図3】本発明の第2実施例のリニアモータの断面図
【図4】本発明の第2実施例のリニアモータの断面図
【図5】本発明の第3実施例のリニアモータの断面図
【図6】本発明の第3実施例のリニアモータの断面図
【図7】同リニアモータを構成するヨーク部材の外観図
【図8】本発明の第4の実施例のリニアモータの断面図
【図9】本発明の第4実施例のリニアモータの断面図
【図10】同リニアモータを構成するヨーク部材の外観
【図11】本発明の第5実施例のリニアモータの断面図
【図12】本発明の第5実施例のリニアモータの断面図
【図13】本発明の第6実施例のリニアモータの断面図
【図14】本発明の第6実施例のリニアモータの断面図
【図15】本発明の第7実施例のリニアモータの断面図
【図16】本発明の第7実施例のリニアモータの断面図
【図17】本発明の第8実施例のリニアモータの断面図
【図18】本発明の第8実施例のリニアモータの断面図
【図19】本発明の第9実施例のリニアモータの断面図
【図20】本発明の第9実施例のリニアモータの断面図
【図21】本発明の第10実施例のリニアモータの断面
【図22】本発明の第10実施例のリニアモータの断面
【図23】本発明の第11実施例のリニアモータの断面
【図24】本発明の第11実施例のリニアモータの断面
【図25】本発明の第12実施例のリニアモータの断面
【図26】本発明の第12実施例のリニアモータの断面
【図27】従来例のリニアモータの断面図
【符号の説明】
1 外周ヨーク 2 永久磁石 3 空隙 4 センターヨーク 5 サイドヨーク 6 可動コイル 8 シャフト

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻鉄心からなる筒状の外周ヨークと、前
    記外周ヨークと所定空隙を隔てて前記外周ヨーク内側に
    設けた巻鉄心からなる筒状のセンターヨークと、前記外
    周ヨークとセンターヨークの端面に密着して前記に外周
    ヨークとセンターヨークを接続一体化し積層鋼板からな
    る一対のサイドヨークと、前記外周ヨークの内側に固着
    した永久磁石と、前記永久磁石とセンターヨーク間の空
    隙に配置した可動コイルと、前記可動コイルと接続一体
    化し前記センターヨーク内を軸方向に駆動するシャフト
    から構成したリニアモータ。
  2. 【請求項2】 前記外周ヨークと、前記センターヨーク
    を積層鋼板から構成した請求項1記載のリニアモータ。
  3. 【請求項3】 筒状のセンターヨークと、凹形の薄板を
    積層したヨーク部材と、前記ヨーク部材の凹部の内面に
    固着した永久磁石と、前記ヨーク部材の一端を前記セン
    ターヨークに密着し凹部を上向きにして複数個配置した
    下ヨークと、前記ヨーク部材の一端を前記センターヨー
    クに密着し凹部を下向きにして前記下ヨーク上に複数個
    配置した上ヨークと、前記上ヨークと下ヨークの凹部か
    らなる空隙に配置した可動コイルと、前記可動コイルと
    接続一体化し前記センターヨーク内を軸方向に駆動する
    シャフトから構成したリニアモータ。
  4. 【請求項4】 外周が正多角形の筒状のセンターヨーク
    と、凹形の薄板を積層し積層面を台形に加工したヨーク
    部材と、前記ヨーク部材の凹部の一端に固着した永久磁
    石と、前記ヨーク部材の台形の上辺を前記センターヨー
    ク外周多角形の一辺に密着し凹部を上向きにして複数個
    配置した環状下ヨークと、前記ヨーク部材の台形の上辺
    を前記センターヨーク外周多角形の一辺に密着し凹部を
    下向きにして前記下ヨーク上に複数個配置した環状上ヨ
    ークと、前記上ヨークと下ヨークの凹部からなる空隙に
    配置した可動コイルと、前記可動コイルと接続一体化し
    前記センターヨーク内を軸方向に駆動するシャフトから
    構成したリニアモータ。
  5. 【請求項5】 筒状のセンターヨークと、凹形の薄板を
    積層したヨーク部材と、前記ヨーク部材の凹部の内面に
    固着した永久磁石と、前記ヨーク部材の一端を前記セン
    ターヨーク外周に密着し凹部を上向きにして複数個配置
    した下ヨークと、前記ヨーク部材の一端を前記センター
    ヨーク外周に密着し凹部を下向きにし前記下ヨーク上に
    所定空隙をあけて複数個配置した上ヨークと、前記上ヨ
    ークと下ヨークの凹部からなる空隙に配置した可動コイ
    ルと、前記可動コイルと接続一体化し前記センターヨー
    ク内を軸方向に駆動するシャフトから構成したリニアモ
    ータ。
  6. 【請求項6】 筒状の外周ヨークと、前記外周ヨークと
    所定空隙を隔てて前記外周ヨーク内側に設けると共にお
    互いに所定間隔をあけて配置した一対の筒状センターヨ
    ークと、前記外周ヨークとセンターヨークの端面に密着
    して前記外周ヨークとセンターヨークを接続一体化する
    一対のサイドヨークと、前記外周ヨークの内側に固着し
    た永久磁石と、前記永久磁石とセンターヨーク間の空隙
    に配置した可動コイルと、前記可動コイルと接続一体化
    し前記センターヨーク内を軸方向に駆動するシャフトか
    ら構成したリニアモータ。
  7. 【請求項7】 筒状の外周ヨークと、前記外周ヨークと
    所定空隙を隔てて前記外周ヨーク内側に設けた筒状のセ
    ンターヨークと、前記外周ヨークとセンターヨークの一
    方の端面に密着して前記外周ヨークとセンターヨークを
    接続一体化するサイドヨークと、前記外周ヨークの内側
    に固着した永久磁石と、前記外周ヨークと、センターヨ
    ークの他方の開口部から挿入し前記永久磁石とセンター
    ヨーク間の空隙に配置した可動コイルと、前記可動コイ
    ルと接続一体化し前記センターヨーク内を軸方向に駆動
    するシャフトから構成したリニアモータ。
  8. 【請求項8】 前記センターヨーク内面に設けたシリン
    ダと、前記可動コイルと接続一体化し前記センターヨー
    ク内を軸方向に駆動するシャフトに設けたピストンから
    構成した請求項7記載の圧縮機用リニアモータ。
  9. 【請求項9】 筒状で軸方向に放射線状の切り抜きを複
    数個設けた外周ヨークと、前記外周ヨークと所定空隙を
    隔てて前記外周ヨーク内側に設けると共に筒状で軸方向
    に放射線状の切り抜きを複数個設けたセンターヨーク
    と、前記外周ヨークとセンターヨークの端面に密着して
    前記外周ヨークとセンターヨークを接続一体化する一対
    のサイドヨークと、前記外周ヨークの内側に固着した永
    久磁石とセンターヨーク間の空隙に配置した可動コイル
    と、前記可動コイルと接続一体化し前記センターヨーク
    内を軸方向に駆動するシャフトから構成したリニアモー
    タ。
  10. 【請求項10】 筒状の外周ヨークと、前記外周ヨーク
    の所定空隙を隔てて前記外周ヨーク内側に設けると共に
    シリンダを兼ねた筒状のセンターヨークと、前記外周ヨ
    ークとセンターヨークの端面に密着して前記外周ヨーク
    とセンターヨークを接続一体化する一対のサイドヨーク
    と、前記外周ヨークの内側に固着した永久磁石と、前記
    永久磁石とセンターヨーク間の空隙に配置した可動コイ
    ルと、前記可動コイルと接続一体化し前記センターヨー
    ク内を軸方向に駆動するシャフトに設けたピストンから
    構成した圧縮機用リニアモータ。
  11. 【請求項11】 前記センターヨーク内に設けた差動ト
    ランスのコイルと、高透磁率材料からなるシャフトから
    構成した請求項10記載の圧縮機用リニアモータ。
  12. 【請求項12】 筒状の外周ヨークと、前記外周ヨーク
    内側に設けると共にシリンダを兼ねた筒状センターヨー
    クと、前記外周ヨークとセンターヨークの端面に密着し
    て前記外周ヨークとセンターヨークを接続一体化する一
    対のサイドヨークと、前記外周ヨークの内側に固着した
    永久磁石と、前記永久磁石とセンターヨーク間の空隙に
    配置した可動コイルと、前記可動コイルと接続一体化し
    前記センターヨーク内を軸方向に駆動するシャフトに設
    けたピストンと、前記リニアモータ全体を被う低透磁率
    材料外郭から構成した圧縮機用リニアモータ。
JP30157696A 1996-11-13 1996-11-13 リニアモータ Pending JPH10146037A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30157696A JPH10146037A (ja) 1996-11-13 1996-11-13 リニアモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30157696A JPH10146037A (ja) 1996-11-13 1996-11-13 リニアモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10146037A true JPH10146037A (ja) 1998-05-29

Family

ID=17898616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30157696A Pending JPH10146037A (ja) 1996-11-13 1996-11-13 リニアモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10146037A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1589634A2 (en) * 2004-04-23 2005-10-26 Elettromeccanica S.p.A. Stator for a linear reciprocating motor
JP2011115037A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Isuzu Motors Ltd 直動発電機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1589634A2 (en) * 2004-04-23 2005-10-26 Elettromeccanica S.p.A. Stator for a linear reciprocating motor
EP1589634A3 (en) * 2004-04-23 2009-09-02 Elettromeccanica S.p.A. Stator for a linear reciprocating motor
JP2011115037A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Isuzu Motors Ltd 直動発電機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5130947B2 (ja) アキシャルギャップ型回転電機及び回転駆動装置
US7476990B2 (en) Linear actuator
US6879064B2 (en) Linear motor and linear-motor based compressor
JP2005312286A (ja) リニアアクチュエータ
JP2001128434A (ja) リニアモータ
JP3470689B2 (ja) リニアアクチュエータ
JP2000253640A (ja) リニア振動モータ
JP3945916B2 (ja) 可動鉄心型リニアモータ
KR100421372B1 (ko) 리니어 모터 장착구조
JPH11313476A (ja) リニアモータ
JP2003174759A (ja) 磁気駆動装置
US6770990B2 (en) Reciprocating motor
JP2001090660A (ja) リニア圧縮機
JPH1155907A (ja) 可動永久磁石を有する電磁気的な駆動装置
JP2000236653A (ja) リニアモータの固定子およびその製造方法
JPH10146037A (ja) リニアモータ
JP2002034225A (ja) 磁石可動型リニアモータ
JP2004023830A (ja) リニアアクチュエータ
JP2002034226A (ja) 磁石可動型リニアモータ
JP2002112519A (ja) 電磁往復駆動装置
JP2002034224A (ja) 磁石可動型リニアモータ
JP2003235234A (ja) リニアアクチュエータ
JPH10323002A (ja) リニアモータ
KR100186472B1 (ko) 리니어 압축기의 모터구조
JP2001346371A (ja) リニアモータ