JPH10145275A - トラフィック要求に応答するインテリジェント・ビーム形成方法およびシステム - Google Patents

トラフィック要求に応答するインテリジェント・ビーム形成方法およびシステム

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JPH10145275A
JPH10145275A JP9314317A JP31431797A JPH10145275A JP H10145275 A JPH10145275 A JP H10145275A JP 9314317 A JP9314317 A JP 9314317A JP 31431797 A JP31431797 A JP 31431797A JP H10145275 A JPH10145275 A JP H10145275A
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antenna
digital
signal
dbf
demand
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JP9314317A
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Randy Lee Turcotte
ランディ・リー・ターコッテ
Stephen Chih-Hung Ma
ステフェン・チー−ハン・マ
Sergio Aguirre
セルジオ・アグイレ
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    • H04B7/15Active relay systems
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • H04B7/1853Satellite systems for providing telephony service to a mobile station, i.e. mobile satellite service
    • H04B7/18539Arrangements for managing radio, resources, i.e. for establishing or releasing a connection
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他のシステム間との干渉を緩和しつつ、他の
システムとスペクトルを共有する通信システムを提供す
る。 【解決手段】 インテリジェント・デジタル・ビーム形
成装置(10)は、衛星に基づくアレイ・アンテナ(2
0)と共に、地表上にある加入者ユニット(90)と通
信するための、複数の動的に制御可能なアンテナ・ビー
ム(52)を供給する。デジタル・ビーム形成係数を調
節することにより、干渉信号の位置において、送信およ
び受信アンテナ・パターンにヌルを配することによっ
て、干渉を緩和する。干渉信号が衛星に対して移動する
と、干渉信号を追跡し、干渉の緩和を維持する。また、
デジタル・ビーム形成係数を動的に調節することによっ
て、加入者ユニットとの通信における信号品質の最適化
を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位相調整アレイ・
アンテナの分野に関し、更に特定すれば、ディジタル・
ビーム形成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】衛星通信システムは、位相調整アレイ・
アンテナを用い、多数のアンテナ・ビームを通じて多数
のユーザと通信を行ってきた。典型的に効率の高い帯域
変調技法を多元接続技法(multiple access technique)
と組み合わせ、周波数分離方法を採用して、ユーザ数の
増加を図っている。しかしながら、セルラ電話機やペー
ジャのようなワイヤレス個人通信装置の急増により、電
子的環境の密度が増々高くなりつつあるために、これら
ワイヤレス通信システムには、これまで以上の情報およ
び洗練性が要求されている。例えば、全てのユーザが限
られた周波数スペクトルのために競合する場合では、種
々のシステム間の干渉緩和が種々のユーザに対するスペ
クトル割り当ての鍵となる。
【0003】更に、スペクトル共有の概念、例えば、多
数のシステムが共通のスペクトルを同時に使用する機能
は、Federal Communications Commission (FCC)の
ような、衛星システム運営者に通信の免許を付与する政
府組織には、最も重要なものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、必要とさ
れているのは、他のシステム間との干渉を緩和しつつ、
かかる他のシステムとスペクトルを共有する通信システ
ムである。また、共有可能であり、他の通信システムと
のスペクトル共有に対処可能な装置および方法も必要と
されている。
【0005】ビーム形成のために種々の技法が開発され
てきたが、現行のディジタル・ビーム形成アンテナ・シ
ステムは、多数の通信システム用途によって必要とされ
る計算処理能力に欠けている。このため、低コストで高
性能の計算能力を提供するディジタル・ビーム形成シス
テムが必要とされている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、特に、アレイ
・アンテナにおいて用いて好適なディジタル・ビーム形
成装置を提供する。好適実施例では、ディジタル・ビー
ム形成装置は、干渉信号からの干渉を緩和する方法を提
供する。また、本発明は、干渉信号の位置を追跡し、デ
ィジタル・ビーム形成係数を再調節することにより、か
かる干渉信号を対象とするアンテナ・パターンにヌル(n
ull)を作成する方法も提供する。更に、本発明は、干渉
信号からの干渉を緩和するディジタル・ビーム形成装置
も提供する。
【0007】更に、本発明は、ディジタル・ビーム形成
装置を有するアレイ・アンテナを用いて、通信端末,加
入者ユニット,リレーまたは航空機と通信する方法も提
供する。好適実施例では、ディジタル・ビーム形成係数
を調節し、通信端末から受信された通信信号の信号品質
を改善し、あるいは最高に高める。本発明の一実施例で
は、通信端末は、衛星に品質インディケータを与え、当
該通信端末が受信した信号の品質を示す。受信したリン
ク品質インディケータに応答して、衛星に搭載されてい
るディジタル・ビーム形成装置は、そのアンテナ・ビー
ム・パターンを動的に調節し、通信端末に送信される信
号の最適化を図る。本発明の他の実施例では、ディジタ
ル・ビーム形成係数を再調節することによって、通信端
末および衛星がそれらの相対位置を変化させる際に、連
続的な受信信号の信号品質維持を図り、これの改善また
は最適化を図る。
【0008】また、本発明は、アレイ・アンテナに基づ
き、衛星に搭載されたディジタル・ビーム形成装置を用
いて、通信端末と通信する方法も提供する。ディジタル
・ビーム形成係数を調節し、通信サービスに対する需要
が多い地理的領域に供給するアンテナ・ビームを増大さ
せ、更に調節を行って、通信サービスに対する需要が少
ない領域に供給するアンテナ・ビームを減少させる。好
適実施例では、通信サービスに対する需要が地理的位置
に対して変化すると、本発明のディジタル・ビーム形成
装置は動的にアンテナ・ビームを割り当てる。即ち、通
信サービスに対する需要変化に応答して、追加のビーム
を割り当てる。また、本発明は、ディジタル・ビーム形
成装置が構成されているアレイ・アンテナを用いて、衛
星,通信局またはその他の通信端末と通信する、加入者
装置のような通信端末も提供する。
【0009】アナログ・アレイ・アンテナは当技術では
既知である。アンテナ・ビーム特性の制御は、各アレイ
素子の受信または送信信号の振幅および位相を調節する
ことによって行われる。これらの制御を通じて、各アン
テナ・ビームの整形、その指向方向の規定、アンテナ・
ヌル(antenna null)の方向付け等が可能となる。振幅お
よび位相調整を多数行って、多数のアンテナ・ビームを
生成することができる。これらのシステムの複雑性のた
め、多数のビーム・パターンを発生する殆どのアナログ
・アレイ・アンテナは、バトラ・マトリクス(butler ma
trix) を用いて各アレイ素子からの信号を組み合わせ
る、位相調整アレイである。通常、一旦バトラ・マトリ
クスおよび結合ネットワーク(combining network) を構
築したなら、アンテナ・ビームの特性は不変となる。本
発明では、ディジタル・ビーム形成装置を用いて、放射
素子各々の振幅および位相を動的に制御し、多数のアン
テナ・ビームを形成する。主ビームの指向方向,他のビ
ームのいずれかの指向方向,帯域,ヌルの位置,開口不
規則性(aperture irregularities) に対する補正のよう
なビームの特性,およびその他のビーム特性は全て、ビ
ーム係数の動的な調節を用いることによって制御する。
このような柔軟性は、アナログ位相調整アレイによる実
施では不可能である。
【0010】本発明は、特許請求の範囲に特定的に指摘
されている。しかしながら、本発明の一層完全な理解
は、詳細な説明および特許請求の範囲を参照し、図面に
関連付けて検討することによって得ることができよう。
尚、図面においては、同様の参照番号は同様の部分を引
用するものとする。
【0011】
【発明の実施の形態】これより記載する例示は、本発明
の好適実施例をその一形態において示すものであり、か
かる例示は、限定として解釈することは全く意図するも
のでない。
【0012】図1は、本発明の好適実施例によるディジ
タル・ビーム形成装置を組み込んだ衛星受信機部分およ
び送信機部分のブロック図を示す。ディジタル・ビーム
形成装置10は、受信ディジタル・ビーム形成(DB
F)ネットワーク32,受信ビーム制御モデュール3
4,受信DBFコントローラ36,送信DBFネットワ
ーク40,送信ビーム制御モジュール42および送信D
BFコントローラ48を含む。受信機部分は、アレイ・
アンテナ20の受信部分,1つ以上の受信機モジュール
26,および1つ以上のアナログ/ディジタル(A/
D)変換器28を含む。
【0013】ビーム形成装置10は、アンテナ・ビーム
に所望の特性を形成するために必要なビーム方向制御(s
teering)および制御機能を実施する。ビーム形成装置1
0が各ビーム・チャネライザ(beam channelizer)35に
供給するディジタル出力は、いずれの単一の信号アンテ
ナ・ビームの出力とも同等であることが好ましい。これ
らのディジタル出力は、パケット交換素子を通じて、適
切なクロス・リンク通信経路またはダウン・リンク通信
経路のいずれかに送出される。ダウン・リンクの場合、
プロセスは逆に進められる。
【0014】送信ディジタル・ビーム形成ネットワーク
40は、適切なビーム方向制御およびビーム制御ベクト
ルを各信号に適用し、ダウン・リンク・ビームに予め指
示した特性を形成する。これらベースバンド信号は、ア
ナログ信号に逆変換され、ダウン・リンク周波数に変換
される。電力増幅器が個々のアレイ素子の各々を駆動す
ることが好ましい。送信機部分は、1つ以上のディジタ
ル/アナログ(D/A)変換器44,1つ以上の送信機
モジュール46,およびアレイ・アンテナ20の送信部
分を含む。
【0015】アレイ・アンテナ20は素子群22を含
む。素子群22は二次元アレイに配列されていることが
好ましいが、他のアレイ構成にも適したものがある。受
信無線周波数(RF)信号は、素子レベルで検出されデ
ィジタル化される。フェーディングがない場合、受信信
号は通常等しい振幅を有するが、位相は各素子毎に異な
る。これらの信号はあらゆる数の通信チャネルをも表わ
すことができる。
【0016】受信信号に応答して、受信機モジュール群
26はアナログ信号を発生する。受信機モジュール群2
6は、周波数ダウン・コンバート,濾波,およびA/D
変換器28に適した電力レベルへの増幅という機能を実
行する。放射信号の位相情報は、アナログ信号に含まれ
る同相(I)および直交(Q)成分によって保存され
る。IおよびQ成分は、それぞれ、復素アナログ信号の
実部および虚部を表わす。素子群22および受信機モジ
ュール群26間に1対1の対応があることが好ましい。
【0017】A/D変換器群28は、アナログ信号のサ
ンプリングおよびディジタル化を行い、ディジタル信号
を生成する。各A/D変換器は、各アレイ素子が発生す
る信号の処理に専用とすることが好ましい。A/D変換
の後、ディジタル信号は、受信ディジタル・ビーム形成
ネットワーク32に送られ、内積ビーム(inner-product
beam)を表わす重み付け和(weighted sum)を計算する。
典型的に、内積ビームは単一の通信チャネルを表わす。
【0018】重み値は、受信ビーム制御モジュール34
によって、受信ディジタル・ビーム形成ネットワーク3
2に渡される。適切なアルゴリズムを用いて、受信ビー
ム制御モジュール34は、各放射素子22に対して適正
な重みを適応的に決定する。これは、アンテナ・システ
ムの全体的なデータ・スループットに比較すると、比較
的遅い速度で行うことができる。受信DBFコントロー
ラ36は、入来信号を分析し、以下で論ずる手順および
プロセスを実行する。
【0019】受信DBFネットワーク32は、各放射素
子22から受信したディジタル信号を、ビーム・チャネ
ライザ群35に供給する。このディジタル信号は、放射
素子からの振幅および位相情報(IおよびQ)を含む。
各ビーム・チャネライザ・モジュールは、これらのディ
ジタル信号を、1つの特定のアンテナ・ビームまたはチ
ャネルのためのディジタル・データ・ストリームに変換
する。好ましくは、各チャネライザ・モジュールは、1
つのアンテナ・ビームと対応する。ビーム・チャネライ
ザ・モジュール群35は、このディジタル・データ・ス
トリームを、データ・パケット交換素子群38に供給
し、これよりデータがパケット化され、しかるべくパケ
ットが送出される。好適実施例では、データ・パケット
は、クロスリンク・アンテナ群39を通じて他の衛星
に、ダウンリンクを通じてゲートウエイまたは地上の端
末に、または衛星によって設けられたダウンリンクを通
じて通信端末に送出される。好ましくは、アレイ・アン
テナ20は、通信端末に対して、アップリンクおよびダ
ウンリンク双方を提供する。
【0020】データ・パケット交換素子群38からの入
来する分解パケット・データ(de-packetized data)は、
ビーム・シンセサイザ・モジュール45に供給される。
データ・パケット交換素子群38は、個々のアンテナ・
ビームを表わすディジタル・データ・ストリームを、各
ビーム・シンセサイザ・モジュール45に供給する。入
来するディジタル信号は、各チャネル/アンテナ・ビー
ムに対する位相情報(IおよびQ成分)を含むことが好
ましい。ビーム・シンセサイザ・モジュール群45は、
このディジタル・データ・ストリームを、各送信放射素
子22に対するアナログ波形を表わすディジタル出力信
号に変換する。各ビーム・シンセサイザ・モジュール4
5は、そのディジタル出力信号を、送信ディジタル・ビ
ーム形成ネットワーク40および送信ビーム制御モジュ
ール42双方に供給する。送信ビーム制御モジュール4
2は、重み付け和を送信ディジタル・ビーム形成ネット
ワーク40に供給する。好ましくは、重み付け和は、ア
レイ・アンテナ20の送信放射素子22の各々と対応す
るように供給する。
【0021】重みは、送信ビーム制御モジュール42に
よって、ディジタル・ビーム形成ネットワーク40に渡
される。適切なアルゴリズムを用いて、送信ビーム制御
モジュール42は適応的に適正な重みを決定する。
【0022】D/A変換器群44は、ビーム形成ネット
ワーク40の各放射素子に対するディジタル出力信号
を、各放射素子22に対する対応するアナログ信号に変
換する。送信機モジュール群46は、放射素子によっ
て、送信に適した信号を発生し、好ましくは、周波数ア
ップ・コンバート,濾波,および増幅という機能を実行
する。
【0023】図1に示すディジタル・ビーム形成アンテ
ナ・システムは、とりわけ、集中するユーザを分離し、
入来データに応答してビーム・パターンを適応的に調節
し、アンテナ・ビームを個々のユーザに供給し、通信サ
ービスの需要に応答してアンテナ・ビームを供給し、望
ましくないRF信号のパターンゼロ化(pattern nullin
g) を改良するので、従来の固定ビーム・アンテナに対
して利点を有する。これらの特徴は、コントローラ3
6,48に埋め込まれる適切なソフトウエアによって実
施される。
【0024】図2は、本発明の好適実施例によるディジ
タル・ビーム形成装置を含む、通信端末およびアレイ・
アンテナのブロック図を示す。通信端末90は、移動端
末,地上局,中継局,あるいは移動またはセルラ電話機
のような通信端末とすることができ、移動可能であって
も、ある場所に固定されていてもよい。通信端末90
は、航空機に搭載されていてもよい。通信端末90は、
アレイ・アンテナ89に結合されている。アレイ・アン
テナ89は、複数の放射素子から成り、好ましくは、二
次元アレイ構成に配列する。各アレイ素子は、RF信号
の受信および/または送信を行うことが好ましい。アン
テナの特性のために、この説明は送信および受信にも等
しく適切なものである。
【0025】通信端末90は、アレイ・アンテナ89か
らの受信信号および送信信号を分離する、アイソレータ
(isolator)91を含む。アイソレータ91は、送信モジ
ュール群93からの送信信号を、送信モジュール群93
によって各アレイ素子に供給する。アイソレータ91
は、各アレイ素子からの受信信号を、受信モジュール群
92に供給する。また、地上端末90は、好ましくは送
信ディジタル・ビーム形成ネットワーク94,受信ディ
ジタル・ビーム形成ネットワーク98およびディジタル
・ビーム形成コントローラ99を含むディジタル・ビー
ム形成装置10も含む。送信ディジタル・ビーム形成ネ
ットワーク94は、DBFコントローラ99から、ビー
ム形成係数を受信する。DBFコントローラ99は、ア
レイ・アンテナ89の各放射素子における送信RF信号
の位相および振幅成分を制御する。受信ディジタル・ビ
ーム形成ネットワーク98は、DBFコントローラ99
からビーム形成係数を受信し、アレイ素子群即ちアレイ
・アンテナ89からの受信RF信号の位相および振幅調
節を行う。
【0026】送信モジュール群93は、図1の送信モジ
ュール群46と同様であり、これらと同様の機能を実行
する。受信モジュール群92は、図1の受信機モジュー
ル群26と同様であり、これらと同様の機能を実行す
る。送信モジュール群93は、送信ディジタル・ビーム
形成ネットワーク94から受信したIおよびQディジタ
ル信号をアナログ信号に変換し、一方受信モジュール群
92は、アナログ信号をIおよびQディジタル信号に変
換し、これらIおよびQディジタル信号を受信ディジタ
ル・ビーム形成ネットワーク98に供給する。受信ディ
ジタル・ビーム形成ネットワーク98は、チャネル化出
力ディジタル信号(channelized output digital signa
l) をディジタル信号プロセッサ(DSP)95に供給
する。チャネル化出力ディジタル信号は、地上端末が通
信を行っている通信チャネル信号を表わす。本発明の一
実施例では、地上端末90は、同時に数個のチャネル上
で通信することも可能である。したがって、受信ディジ
タル・ビーム形成ネットワーク98は、各通信チャネル
に対する信号をDSP95に供給する。
【0027】本実施例では、DSP95は更に通信チャ
ネル信号を、地上端末が通信する各通信チャネルに対す
る送信ディジタル・ビーム形成ネットワーク94に供給
する。1つの通信チャネル上で通信を行うセルラ電話機
または移動電話機の場合、受信DBFは1つの通信チャ
ネルをDSP95に供給し、一方、DSP95は1つの
送信通信チャネルを送信ディジタル・ビーム形成ネット
ワーク94に供給する。送信および受信通信チャネルを
同一とする要件はない。DSP95は、入出力部(I/
O)およびメモリ素子97と共に、移動端末地上局,加
入者ユニットのような通信端末,またはセルラ電話機の
動作に関連する標準的な機能全てを設ける。概略的に、
アレイ素子群即ちアレイ・アンテナ89,送信および受
信ディジタル・ビーム形成ネットワーク94,98なら
びにDBFコントローラ99は、図1の各素子と同様で
ある。通信端末90は、時分割多元接続(TDMA),
周波数分割多元接続(FDMA)または符号分割多元接
続(CDMA)方法を用いて通信を行うように構成する
ことが好ましい。
【0028】加入者ユニットの場合、衛星位相アレイ・
アンテナにおけるよりも、アレイ素子は少なくて済む。
したがって、受信DBFおよび送信DBFモジュールに
関連する素子は少ない。例えば、図1の衛星位相調整ア
レイ・アンテナでは、好適な発明の好適実施例は64組
の8x8放射素子を用いる。これら4096個の放射素
子は、4096個の関連する受信機モジュール26およ
び送信機モジュール46を用いることが好ましい。した
がって、4096個のアナログ/ディジタル(A/D)
変換器28またはディジタル/アナログ(D/A)変換
器44も使用する。各A/D変換器は、16ビットのI
およびQデータを供給することが好ましい。受信DBF
ネットワークは、A/D変換器からの4096x16個
の入力を有する。IおよびQビットの数は、16よりも
多くてもまた少なくてもよく、放射素子の数は、リンク
のマージン,信号対ノイズ比およびアンテナ・ビーム特
性を含むいくつかのファクタによって異なる。例えば、
加入者ユニットや移動およびセルラ電話機の用途では、
放射素子の数は8個ないし数百個の間である。一方、多
くの異なるアンテナ・ビームを通じて多くの異なる通信
チャネルを処理する移動端末および地上端末では、放射
素子の数は数百個から数千個になる場合もある。図2の
通信端末は、ディジタル・ビーム形成装置88の使用を
通じて、衛星またはその他の通信局,あるいは他の加入
者ユニットまたは通信端末と通信を行う。
【0029】ディジタル・ビーム形成装置88は、送信
ディジタル・ビーム形成ネットワーク94,受信ディジ
タル・ビーム形成ネットワーク98およびディジタル・
ビーム形成コントローラ99を含む。ディジタル・ビー
ム形成装置88は、図1のディジタル・ビーム形成装置
10と同様の機能を有し、同様のハードウエアを含む。
【0030】図2の加入者ユニットまたは通信端末90
に埋め込まれているディジタル・ビーム形成装置88の
使用を通じて、本発明の一実施例における通信端末90
は、干渉信号(interfering signal)を追跡し、この干渉
信号の方向に、そのアンテナ・パターンにヌルを与え
る。例えば、地上局が静止衛星と通信する場合、干渉信
号は低地球軌道衛星が空を横切って移動するために発生
する可能性がある。また、本発明の他の実施例では、端
末90は他の干渉信号も追跡し、それら干渉信号の方向
において、アンテナ・パターンをゼロ化(nulling) す
る。本発明の他の実施例では、通信端末90は、信号品
質を改善するために、信号対ノイズ比またはキャリア対
ノイズ+干渉比のような、その受信DBF係数を調節す
ることによって、入来する信号の受信を改善しようと試
みる。
【0031】本発明の他の実施例では、通信端末90
は、それ自体が通信しつつある通信局または衛星(ある
いは他の通信端末)から、リンク品質インディケータ(l
ink quality indicator)を受信する。リンク品質インデ
ィケータ(LQI)は、好ましくは、衛星の受信機また
は地上基地局の受信機において受信された信号の品質を
示す3ビットのデータを供給する。リンク品質インディ
ケータは、地上端末または加入者ユニットに戻され、こ
れにしたがって、その送信ディジタル・ビーム形成係数
を動的に調節し、その送信信号の品質向上を図る。本実
施例では、DSP95はリンク品質インディケータを評
価し、DBFコントローラ99に、送信ディジタル・ビ
ーム形成ネットワーク94に供給するビーム形成係数を
調節するように指示する。通常、これによって、送信お
よび受信アンテナ・ビーム特性は、加入者ユニットまた
は通信端末が現在置かれている特定の状況に対して一層
最適化されることになる。この状況には、他の信号から
の干渉特性,地上の地形や受信基地局および/または衛
星の特定的な受信アンテナ特性によって生じる干渉特性
が含まれる。
【0032】本発明の他の実施例では、加入者ユニット
および/または通信端末90は、当該加入者ユニットま
たは地上端末が移動するのにしたがって、基地局および
衛星からの通信信号を追跡する。例えば、移動加入者ユ
ニットは、それらが通信している地上局または衛星の方
向を追跡する。この追跡は様々な方法の1つによって行
われ、その中には、受信信号を用い、この受信信号の角
度即ち到達方向を分析することが含まれる。あるいは、
加入者ユニットが移動するのにしたがって、アンテナ・
ビーム、好ましくは送信および受信双方のアンテナ・ビ
ームを継続的に調節し、信号品質の向上を図る。このよ
うにして、得られたアンテナ・ビーム・パターンは、通
信局に向けて発信され、一方あらゆる干渉信号源にはヌ
ルが発信される。本発明の一実施例では、加入者ユニッ
トは、低地球軌道にある衛星のような非静止軌道内の衛
星と通信するために適した構成となっている。衛星が頭
上を通過すると、アンテナ・ビーム特性が、ディジタル
・ビーム形成装置88の使用を通じて、低地球軌道衛星
との改善された通信を維持するように調節され、衛星が
空を横切って移動するに連れて、衛星に向かってその方
向を維持し続けることが好ましい。
【0033】図2の加入者ユニットおよびアンテナ・ア
レイの一例は、自動車両の屋根に取り付けられたアレイ
素子群を含み、この車両内部に配置された通信端末90
に結合されている。地上端末の場合、アレイ素子は家ま
たは建物の屋上に取り付ければよく、地上端末もいずれ
かの場所に配置すればよい。
【0034】図3は、非静止衛星とスペクトルを共有す
る、本発明の好適実施例によるディジタル・ビーム形成
装置を備えた静止衛星を示す。図3は、本発明を用いる
ことができる典型的なスペクトル共有場面を示すもので
ある。図示のように、静止(GSO)衛星62および非
静止(NGSO)衛星60,NGSO端末68,GSO
地上端末66ならびに干渉信号源64間にはいくつかの
見通し線経路(line-of-sight path)がある。NGSO衛
星60は地表に関して固定されていないので、NGSO
衛星は種々の時点で視野に入る可能性がある。2つの通
信システムが周波数スペクトルの共通セグメントを占有
する場合、これら2つのシステム間で干渉が発生する可
能性がある。
【0035】GSO衛星62が本発明のディジタル・ビ
ーム形成装置を採用する場合、ディジタル・ビーム形成
装置の受信機部分は、GSO衛星のアンテナ・ビームを
構成する際に、望ましくはその主通信ビームを地上のG
SO端末66を指示し、一方、NGSO地上端末68の
方向のアンテナ・パターンにはヌルを与えることが好ま
しい。こうすることにより、NGSO地上端末68から
のあらゆる干渉も大幅に減少する。好ましくは、GSO
衛星62のアンテナ・パターンにおける他のヌルを、N
GSO衛星60に方向付け、これを追跡する。これを行
うために、DBF受信および/または送信係数を継続的
に調節することにより、NGSO衛星60が移動する際
に、NGSO衛星60の方向にヌルを維持する。このよ
うにして、これらのヌルは動的に制御される。
【0036】ヌルは、NGSO端末68に方向付けられ
るアンテナ・パターンに配置される。NGSO端末68
は、通常、NGSO衛星が頭上にあるときに一度だけ送
信および受信を行う。したがって、GSO衛星62の送
信および受信アンテナ・パターンにおけるヌルは、NG
SO端末68に応じて、オンおよびオフに切り替えるこ
とができる。GSO衛星62の受信および送信アンテナ
・パターンにおけるヌルの位置決めによって、2つのシ
ステムがスペクトルを共有することができる。本発明の
好適実施例では、送信および受信ヌルは、同様の方向に
配置される。方向情報は、図1の受信DBFコントロー
ラ36および送信DBFコントローラ48間で共有する
ことが好ましい。
【0037】一好適実施例では、アンテナ・ヌルを方向
付ける方向は、干渉信号からの到達情報の方向を用いて
決定される。GSO衛星62のDBFは、好ましくは2
種類の信号、即ち、相乗(synergistic) 信号および非相
乗(non-synergistic) 信号を求めて、その視野を監視す
る。相乗信号は、特性が既知の信号である。好ましく
は、これら相乗干渉信号は、GSO衛星62においてベ
ースバンド・レベルで復調し、これにしたがって送信お
よび受信ディジタル・ビーム形成係数を調節し、この干
渉信号の受信を減少させ、最少化を図る。非相乗信号、
即ち、未知の信号の場合、基本的な到達方向技法を用い
て、これらの信号からの干渉を緩和する。
【0038】本発明のディジタル・ビーム形成装置は、
NGSO衛星60上でも用いることができ、GSO端末
66および干渉信号源64の方向にヌルを与える。
【0039】本発明の利点の1つに、スペクトルの共有
を改善し、静止衛星の密度を高めることがあげられる。
例えば、図1に示したディジタル・ビーム形成装置の使
用を通じて、静止衛星を、2°未満だけ分離された軌道
スロット上に配置することができる。例えば、通信端末
がそれに指定された静止衛星と通信している場合、静止
衛星の各々は獲得チャネル情報を同報通信している。通
信端末のアンテナは視野内の衛星各々からこの情報を受
信する。獲得チャネルが、周波数のように、いずれかの
方法で分離可能な場合、地上端末は各獲得チャネルを受
信し、獲得信号各々の到達方向を判定することが好まし
い。ディジタル・ビーム形成装置は、静止衛星の地上端
末において採用される場合、その送信および受信アンテ
ナ・ビーム特性を調節し、その主アンテナ・ビームを所
望の静止衛星に対して差し向け、一方、他の静止衛星の
方向にはヌルを方向付けることが好ましい。到達方向
は、とりわけ、通信端末の位置に関連する情報を用いて
判定すればよい。
【0040】超分解技法(super resolution technique)
はこれらの信号の分解能を、アンテナ・ビーム幅の約1
/10だけ分離することができる。このような細かい分
離を維持するためには、高い信号対ノイズ比の値が望ま
しい。したがって、地上局に適切な量のアレイ素子22
(図1)を設けることによって、容認可能な信号対ノイ
ズ比、および適切なアンテナ・ビーム利得特性を得るこ
とができる。
【0041】本発明の他の実施例では、静止衛星に搭載
して具体化したディジタル・ビーム形成装置がアンテナ
の整合を維持する。例えば、GSO衛星はその軌道位置
においてゆっくりとドリフトする。典型的に衛星上に局
を保持するには、衛星の位置を維持する必要がある。G
SO衛星はドリフトするので、そのアンテナ・ビームは
それらの意図する指示方向から外れ、典型的に、システ
ム制御設備からの周波数トーンの送信に基づく種々の整
合技法を用いて衛星アンテナの指示方向を整合し直す。
反射器またはレンズ・アンテナに基づくGSO衛星アン
テナ・システムは、アンテナまたはアンテナ・フィード
を物理的に動かすことによって、これらの移動を補正す
る。かかる技法は、アンテナ素子を可動構造上に記す(n
ote)ことを必要とする。本発明のディジタル・ビーム形
成装置は、これら機械的構造の必要性をなくするもので
ある。ディジタル・ビーム形成装置は、ビーム指示方向
を、静止衛星がドリフトするのにしたがって補正する。
この補正は、好ましくは、送信または受信信号品質レベ
ルの使用に基づいて行う。
【0042】図4は、本発明によるディジタル・ビーム
形成装置を用いて、個々のアンテナ・ビームを供給する
衛星を示す。衛星50は、静止衛星または非静止衛星の
いずれでもよい。衛星50には、フットプリント領域(f
ootprint region)が関連付けられている。フットプリン
ト領域とは、衛星が通信サービスを提供する地理的領域
のことである。衛星50は、フットプリント領域53内
からの信号に対して、1本のアンテナ・ビームでこのフ
ットプリント領域53に対応することができ、通信サー
ビスに対する要求の監視,干渉監視およびサービスを要
求する加入者ユニットの監視を含む。また、衛星50
は、フットプリント領域53内に、複数の個別アンテナ
・ビーム52も供給する。本発明によるディジタル・ビ
ーム形成装置は、これらのアンテナ・ビームを供給する
ように構成されている。別個のアンテナ・ビーム52
は、種々の方法で供給され、好ましくは、個々の加入者
ユニットに供給される。また、別個のアンテナ・ビーム
52は、通信サービスに対する要求に応答して供給され
る。別個のアンテナ・ビーム52は、フットプリント領
域53全体にわたる加入者ユニットの移動を追跡する。
これらについては、以下の手順で、更に詳細に説明す
る。
【0043】図5は、本発明の好適実施例によるディジ
タル・ビーム形成装置を用いた、アンテナ・ビームの地
表の一部上への投影を示す。この実施例では、アンテナ
・ビームは、通信サービスの需要に応答して供給され
る。トラフィック要求に適応する機能は、あらゆる衛星
システムにおいても非常に望まれるものである。図1の
ディジタル・ビーム形成装置10は、アンテナ・ビーム
・パターン内にヌルの配置を行い、ビーム整形を行い、
これらのディジタル・ビーム形成技法の使用を通じて動
的に変更される他のビーム特性を与える。本発明の好適
実施例では、ディジタル・ビーム形成装置10は、図5
に示すような、動的に再構成可能なアンテナ・パターン
を供給する。これらの例としてあげたアンテナ・ビーム
・パターンは、現在のトラフィック需要を基準とする。
例えば、アンテナ・ビーム74は、通信サービスの需要
が少ない大領域にわたって広い有効範囲を備えており、
一方アンテナ・ビーム80は小さく、通信サービスに対
する需要が高い領域において、高い濃度の通信容量を提
供する。
【0044】他の実施例では、アンテナ・ビームは、通
信サービスの需要に応答して整形される。アンテナ・ビ
ーム74の変更および整形を行い、例えば、海のような
通信サービスに対する需要が事実上ない領域に隣接す
る、通信サービスに対する需要が高い地理的領域の輪郭
を近似する。したがって、通信容量は、それを必要とす
る所に集中させることができる。好適実施例では、アン
テナ・ビーム70は、通信サービスの需要に応答して、
リアル・タイムで動的に構成される。しかしながら、本
発明の他の実施例では、アンテナ・ビームは、通信サー
ビスに対する需要の履歴および測定に基づいて供給す
る。
【0045】図6および図7は、本発明の好適実施例に
よる干渉緩和およびアンテナ・ビーム割り当て手順を示
すフローチャートである。手順100は、上から下に連
続するフローとして示しているが、図1のディジタル・
ビーム形成装置10が実行するステップを例示すること
を意図したものである。ここに示すタスクおよびステッ
プの多くは、並列に実行することが好ましく、手順10
0は、多くの加入者ユニットおよび干渉信号に対して同
時に実行することが望ましい。当業者は、手順100の
タスクを実行するための受信DBFコントローラ36お
よび送信DBFコントローラ48のソフトウエアを書く
ことができる。好ましくは、手順100は、受信DBF
コントローラ36および送信DBFコントローラ48に
よって、ビーム・コントローラ・モジュール34,42
と共に実行される。ソフトウエアは、DBFコントロー
ラ36,送信DBFコントローラ48,およびビーム・
コントローラ・モジュール34内に埋め込まれ、ここに
記載する機能を実行する。手順100の部分は、他の衛
星または地上局上のプロセッサによって、図1に示す衛
星部分と共に、同時に実行してもよい。手順100は、
衛星および地上を基本とする加入者ユニット間の通信に
ついて説明するが、中継局や通信端末を含むあらゆる通
信局にも手順100は適応可能である。
【0046】タスク102において、通信局は、好まし
くは衛星のフットプリント内で、信号を聴取する。好ま
しくは、受信ビーム・コントローラ・モジュール34
は、衛星フットプリント全体をほぼ覆う少なくとも1つ
の広いアンテナ・ビームを供給するように、アンテナ・
ビームを構成する。したがって、この1つのアンテナ・
ビーム上においてこのフットプリント内のどこからでも
信号が受信される。受信された信号は、この衛星システ
ムと既に通信している既存のユーザからの信号、干渉信
号、例えば、干渉信号を含む非システム・ユーザからの
信号,およびシステムへのアクセスを要求しているシス
テム・ユーザからの信号を含む場合がある。
【0047】タスク104は、信号が既存のユーザから
のものであるか否かについて判定を行う。通常、既存の
ユーザの位置はわかっている。受信した信号が既存のユ
ーザからではない場合、タスク106が、その信号源の
位置を判定する。当業者は、信号源の地理的位置を判定
するためには、様々な方法が使用可能であることを認め
よう。これらの方法は、到達角度,到達時刻,到達周波
数などの分析を含む。あるいは、信号源が、システムへ
のアクセスを要求するユーザである場合、その加入者ユ
ニットは、そのシステム・アクセス要求信号上に地理的
座標を備えてもよい。
【0048】一旦信号源の位置が判定したなら、タスク
110は、この信号が干渉信号であるか否かについて判
定を行う。言い換えれば、タスク110は、信号源が、
衛星システムに割り当てられたスペクトルの一部を干渉
するか否か、あるいは、干渉信号は、衛星と通信中の加
入者ユニットによって現在使用中の通信チャネルである
の否かについて判定を行う。タスク110が、信号源が
干渉信号ではなく、信号源が新しいチャネルに対する要
求であると判定した場合、タスク112はアンテナ・ビ
ームをそのユーザに割り当てる。タスク112は、種々
のセキュリティおよびアクセス要求手順を用いることが
できるが、これは本発明には必ずしも重要ではない。好
適実施例では、受信および送信DBFコントローラ3
6,48が、適切な情報をビーム制御モジュール34,
42に供給することによって、タスク112を実行す
る。
【0049】ビーム制御モジュール34,42は、受信
および送信DBFネットワーク32,40に、当該加入
者ユニットの地理的位置にある加入者ユニットに向け
て、個々の受信および送信アンテナ・ビームを発生させ
る。タスク114,116は、好ましくは、DBF送信
および受信係数を繰り返し調節し、加入者ユニットから
受信する信号品質の改善を図る。
【0050】本発明の一実施例では、加入者ユニット
は、受信信号の品質を示す、リンク品質インディケータ
(LQI)を供給する。加入者ユニットは、このリンク
品質インディケータを衛星に供給する。リンク品質イン
ディケータは、受信したDBFコントローラ36および
送信DBFコントローラ48が評価し、送信ビーム制御
モジュール42にDBF制御係数を調節させることによ
り、加入者ユニットへの送信アンテナ・ビームの最適化
を図る。
【0051】タスク110において、信号源が干渉信号
源、例えば、非システム・ユーザであると判定された場
合、タスク118およびタスク120は、受信DBFネ
ットワーク32に供給された受信DBF係数の計算およ
び調節を行い、干渉信号からの干渉の低減または最少化
を図る。本発明の一実施例では、タスク118は、干渉
信号の方向には、アンテナ・パターンに「ヌル」を配置
する。好適実施例では、干渉が所定レベル未満になるま
で、タスク118,120を繰り返す。タスク122に
おいて、衛星が移動するに連れてあるいは干渉信号が移
動するに連れて、干渉信号を継続的に監視し追跡する。
【0052】タスク104が、信号源が既存のユーザで
あると判定した場合、タスク124はいつハンドオフが
要求されるかについて判定を行う。本発明の実施例の中
には、加入者ユニットがハンドオフを要求するものがあ
り、一方、本発明の他の実施例には、システムがハンド
オフを必要とするときを判定するものもある。好ましく
は、ハンドオフは、信号品質に基づいて判定する。通
常、ハンドオフが要求されるのは、ユーザがアンテナ・
パターンのフットプリント領域の縁部、即ち、除外帯(e
xlusion zone) 付近にいる場合である。
【0053】本発明の一好適実施例では、アンテナ・ビ
ームは個々に加入者ユニットに供給され、個々のアンテ
ナ・ビームが加入者ユニットの位置を追跡する。したが
って、ハンドオフは衛星間で行われ、衛星のフットプリ
ントの縁部において必要となる。ハンドオフが必要とな
った場合、タスク112を実行し、他の衛星からの新し
いアンテナ・ビームをユーザに割り当てる。ハンドオフ
が要求されない場合、タスク128を実行する。タスク
128において、受信した電力レベルおよびリンク品質
メトリクス(link quality metrics)と共に、帯域内干渉
を監視する。
【0054】タスク132において、受信および送信D
BF係数を調節し、改善した信号品質、即ち、最大信号
品質の維持を図り、帯域内干渉の減少または最少化を図
り、更に受信電力レベルの最大化を図る。この「追跡」
モードの間、追加の干渉信号130が、信号品質の低下
の原因となる場合がある。このため、タスク132がD
BF係数を動的に再調節し、信号品質の維持を図る。本
発明の一実施例では、リンク品質インディケータ131
は、通信端末または加入者ユニットによって供給され
る。したがって、タスク128ないし132の組み合わ
せによって、加入者ユニットおよび衛星間の相対的な位
置が変化するのにしたがって、加入者ユニットの追跡が
行われる。タスク134は、いつハンドオフが要求され
るかについて判定を行う。ハンドオフが要求されない場
合、加入者ユニットは追跡モードに留まる。ハンドオフ
が要求されると、タスク136が、次の衛星へのハンド
オフを実行する。本発明の一実施例では、次の衛星に
は、ハンドオフが要求されたことが通知され、加入者ユ
ニットの地理的位置が供給される。このようにして、次
の衛星は、加入者ユニットがその現衛星から放逐される
前に、この加入者ユニットに特定して、アンテナ・ビー
ムを割り当て、発生することができる。一旦加入者ユニ
ットが次の衛星にハンドオフされたなら、タスク138
が使用可能なアンテナ・ビームをその資源管理部(resou
rce pool) に追加し、このアンテナ・ビームを他の加入
者ユニットに割り当てるために使用可能とする。
【0055】図8は、通信サービスの要求に応答して、
アンテナ・ビームを地理的領域に供給する手順を示すフ
ローチャートである。手順200は、上から下への連続
的なフローとして示しているが、図1のディジタル・ビ
ーム形成装置10が実行するステップを例示しようとす
るものである。図示するタスクおよびステップの多く
は、並列に実行することが好ましく、手順200は多く
の加入者ユニットに対して同時に実行されることが望ま
しい。当業者は、手順200のタスクを実行するため
に、受信DBFコントローラ36および送信DBFコン
トローラ48のソフトウエアを書くことができる。手順
200のタスクは、受信および送信DBFコントローラ
36,48によって、連続的に実行することが好まし
い。手順200の説明は衛星および地上を基本とする加
入者ユニット間の通信について行うが、手順200は、
中継局および通信端末を含む、あらゆる通信局に適用可
能である。 タスク202において、衛星のフットプリ
ント領域内において通信サービスの要求を監視する。好
適実施例では、1つのアンテナ・ビームを用いて、フッ
トプリント全体にわたる要求を監視する。タスク204
において、需要が多い地理的領域および需要が少ない地
理的要求の位置を判定する。タスク204は、多数の方
法のいずれでも実行可能である。例えば、システムと通
信する各加入者ユニットは、地理的位置が関連付けられ
ている。更に、システムへのアクセスを要求する各加入
者ユニットは、システムに地理的位置データを供給す
る。一旦多需要地域および少需要地域の地理的位置を判
定したなら、タスク206はDBFビーム制御モジュー
ルに、少需要地域に供給するアンテナ・ビームを減少さ
せ、多需要地域に供給するアンテナ・ビームを増加させ
る。本発明の一実施例では、各アンテナ・ビームが供給
する通信容量には限度がある。
【0056】図5を参照すると、少需要地域には、多需
要地域に供給されるアンテナ・ビームよりも遥かに大き
な有効領域を有するアンテナ・ビームが供給されてい
る。例えば、図5のアンテナ・ビーム74は、現在通信
サービスに対する需要が少ない、大きな地理的領域を覆
う。一方、アンテナ・ビーム80は、格段に小さい地理
的有効領域を有し、現在通信サービスに対する需要が多
い領域に、より多い通信容量を与える。本発明の他の実
施例では、タスク206,208は、通信サービスに対
する要求に基づいて、アンテナ・ビームの形状を調節す
る。例えば、図5を参照すると、アンテナ・ビーム74
は、通信サービスに対する有効領域と区域が一致するよ
うに形成された細長いビームとなっている。例えば、沿
岸領域では、通信容量が殆ど全く要求されない海上では
通信容量を減少するように狭いビームを供給する。本実
施例では、アンテナ・ビーム74は、通信サービスに対
する需要に応答して、動的に整形することが好ましい。
【0057】通信サービスに対する需要が変わると、そ
れに応答して動的にアンテナ・ビーム70を供給する。
例えば、図5は、米国における通信サービスの大陸図を
示す。1日が始まると、まずアンテナ・ビームは米国の
東海岸に沿って供給される。1日の時間が進むに連れ
て、アンテナ・ビームは、通信サービスに対する需要に
応答して、1日の時間の変化と共に国土を横切って遷移
する。通信サービスに対する需要が極端に大きくなる可
能性のある自然災害の場合、専用のアンテナ・ビームを
供給してもよい。衛星制御設備が衛星のディジタル・ビ
ーム形成装置10を指揮し、それに応じてビームを割り
当ててもよい。通常、アンテナ・ビーム70は、オペレ
ータの補助を受けずに、通信サービスに対する需要の変
化に応答して供給することが好ましい。
【0058】図9は、本発明の実施例によるディジタル
・ビーム形成装置のブロック図である。ビーム形成装置
は、複数の計算ユニット(CU)160〜176および
複数の加算プロセッサ180〜184を含む。計算ユニ
ット160〜176は、プロセッサ・アレイを形成す
る。プロセッサ・アレイ内の各列は、対応するディジタ
ル信号を受信する。ディジタル信号を受信すると、各計
算ユニットは独立して信号に重み付けを行い、重み付け
信号を発生する。加算プロセッサ180〜184は、各
行によって発生された重み付け信号を加算し、出力を生
成する手段を与える。本質的に、各出力信号は重み付け
和(weighted sum)を表わす。ディジタル・ビーム形成装
置のアーキテクチャは、離散フーリエ変換の高速並列計
算に適している。
【0059】図10は、図9のディジタル・ビーム形成
装置において使用可能な計算ユニットの第1実施例を表
わすブロック図を示す。この計算ユニットは、乗算器1
90およびメモリ回路192を含む。計算ユニットは、
入来するディジタル信号に、メモリ回路192に格納さ
れている、予め計算してある重み値を乗算することによ
って、この入来ディジタル信号に重み付けを行う。乗算
器190の出力は、重み付け信号を表わす。
【0060】メモリ回路192は、ROM(リード・オ
ンリ・メモリ),EEPROM(電気的消去可能プログ
ラム可能リード・オンリ・メモリ),DRAM(ダイナ
ミック・ランダム・アクセス・メモリ),またはSRA
M(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)のよ
うに、値を格納し、その内容がディジタル・ビーム制御
モジュール34,42(図1)によって更新可能な手段
であればいずれでもよい。
【0061】図11は、図9のディジタル・ビーム形成
装置において使用可能な計算ユニットの第2実施例を表
わすブロック図を示す。計算ユニットのこの実施例で
は、入来する信号に重み付けを行う際に、対数系(LN
S:logarithmic number system)算術演算を用いてい
る。LNSに基づく算術演算は、乗算処理を行う際に乗
算器の代わりに加算器を用いることができるので、有利
である。ディジタル加算回路は、それに匹敵する乗算回
路よりも大幅に小型であるので、LNSに基づく計算ユ
ニットを組み込むことによって、ビーム形成プロセッサ
・アレイの小型化が可能となる。
【0062】LSNに基づく計算ユニットは、対数変換
器210,加算器212,メモリ回路214,および逆
対数(log-1)変換器216を含む。入来信号は、ま
ず、対数変換器210によって、それぞれの対数信号に
変換される。次に、加算器212は、対数信号とメモリ
回路214からの対数化重み値とを加算し、和を生成す
る。次に、この和を、逆対数変換器216によって、重
み付け信号に変換する。
【0063】対数変換器210および逆対数変換器21
6は、先に明らかにした関連出願第1号ないし第4号の
同時係属中の米国特許出願に記載されている変換器のい
ずれかを用いて実施可能である。
【0064】図12は、図9のディジタル・ビーム形成
装置において使用可能な計算ユニットの第3実施例を表
わすブロック図を示す。計算ユニットのこの実施例は、
復素信号に重み付けを行おうとするものである。多くの
用途では、復素ディジタル信号のIおよびQ成分は、1
対の3ビット・ワードで表わされる。短いワード長に制
限されている訳ではないが、図12の計算ユニットは、
集積回路を用いて実施された場合に、必要な電力および
空間が少なくて済むので、かかる用途において利点が得
られる。
【0065】計算ユニットは、第1スイッチ220,第
1メモリ回路222,第2スイッチ224,第2メモリ
回路226,減算器228,および加算器221を含
む。第1メモリ222は、虚部の重みに基づく第1予備
計算値を格納する。第2メモリ226は、実部の重みに
基づく第2予備計算値を格納する。この計算ユニットの
目的は、これら2つの複素数の乗算を行うことである。
第1メモリ222は、虚部の重みに対する予備計算値I
およびQを格納し、一方、第2メモリ226は、実部の
重みに対する予備計算値IおよびQを格納する。3ビッ
ト・ワードを用いて復素成分および重みを表わす場合、
各メモリに8個の6ビット・ワードを格納する必要があ
ることは、当業者には明白であろう。
【0066】第1スイッチ220は、IまたはQ成分の
いずれかを用いて第1メモリ回路222にアドレスし、
第1予備計算値の1つを、第1メモリ回路出力として選
択する手段を与える。第2スイッチ224は、Iまたは
Q成分のいずれかを用いて第2メモリ回路226にアド
レスし、第2予備計算値の1つを第2メモリ回路出力と
して選択する手段を与える。
【0067】減算器228は、第2メモリ出力から第1
メモリ出力を減算し、重み付け同相成分を発生し、次に
これを重み付け信号に含ませる。加算器221は、第1
メモリ出力および第2メモリ出力を加算し、重み付け直
交成分を発生し、これも次に重み付け信号に含ませる。
【0068】計算ユニットの一実施例では、減算器22
8は、2の補数を加算可能な加算器を含む。予備計算値
は、2の補数値としてメモリに格納するか、あるいは追
加の論理回路を計算ユニット内に配し、予備計算値をそ
れぞれの2の補数値に変換する。
【0069】好ましくは、減算器228は、1にセット
されたキャリー入力を有する加算器および反転器を含む
ことにより、第2メモリ出力の1の補数を形成する。加
算器は、キャリー入力および1の補数値を加算すること
により、第2メモリ出力の2の補数値を効果的に利用す
る。
【0070】図13は、図9のディジタル・ビーム形成
装置において使用可能な加算プロセッサの一実施例を表
わすブロック図である。この加算プロセッサの特定実施
例は加算器ツリー(adder tree)230から成る。加算器
ツリー230は、3つ以上の入力信号を同時に加算可能
となるように互いに接続された加算器を含む。図13に
示す加算ツリー形状(adder tree topology) を用いる場
合、N個の入力を加算するために、N−1個の加算器を
必要とする。図13に示す例に関して、8個の入力信号
を同時に受信可能であり、したがって、7個の加算器が
加算器ツリー230には必要となる。これより多い数の
入力信号を加算したい場合、一層多い加算器が必要とな
る。例えば、128個の入力信号を加算するためには、
加算器ツリーは127個の加算器を必要とする。加算器
ツリー230は、出力和を供給する遅れが短いので、利
点がある。
【0071】図14は、図9のディジタル・ビーム形成
装置において使用可能な加算プロセッサの第2実施例を
表わすブロック図を示す。この加算プロセッサの実施例
は、複数の加算器240〜248,複数の遅延回路25
0〜254,およびリップル加算器(ripple adder)25
6を含む。この加算プロセッサの形状は、これに匹敵す
る加算器ツリーよりも、最終的な和を発生するのに必要
な時間は長くなる可能性があるが、集積回路において実
施する場合、必要な面積が狭くて済む。
【0072】加算器240〜248の各々は、同一行に
位置する計算ユニット群からの重み付け信号を加算し、
重み付け和信号を生成する。加算器は、加算ツリーや、
連続的に入力を加算するアキュミュレータのように、重
み付け信号を加算する手段であれば、いかなるものでも
含むことができる。
【0073】遅延回路250〜254は、所定時間重み
付け和信号をバッファすることによって、遅延信号を生
成する。通常、重み付け信号は、ほぼ同時に加算器の出
力に生成される。重み付け信号を正しく加算するために
は、プロセッサ行の下流部分において発生される重み付
け信号を遅延させる必要がある。遅延時間は、プロセッ
サ列内の計算ユニット群の位置の関数となる。
【0074】リップル加算器256は、2つ以上のカス
ケード接続された加算器258〜264を含み、遅延信
号および最初の2つの重み付け和を加算する。リップル
加算器256の出力は、所与のプロセッサ行における全
重み付け信号の総和を表わす。
【0075】図15は、本発明の第2実施例による、デ
ィジタル・ビーム形成装置のブロック図を示す。ビーム
形成装置のこの実施例は、対数変換器270,複数の計
算ユニット272〜288,逆対数変換器290,およ
び複数の加算プロセッサ292〜296を含む。計算ユ
ニット272〜288は、プロセッサ・アレイを形成す
る。入来するディジタル信号は、最初に対数変換器27
0によって対数信号に変換される。プロセッサ・アレイ
内の各列は、対応する対数信号を受信する。対数信号を
受信すると、各計算ユニットは独立して信号に重み付け
を行い、加算信号を発生する。次に、逆対数変換器29
0によって加算信号を重み付け信号に変換する。各プロ
セッサ行に対して、加算プロセッサ292〜296の1
つによって重み付け信号をそれぞれ加算し、出力信号を
発生する。
【0076】対数変換器270および逆対数変換器29
0は、先に明らかにした同時係属中の米国特許出願に記
載されている変換器のいずれかを用いて実施可能であ
る。本手法はIおよびQ領域において説明したが、同様
の技法は極領域においても同様に適用可能である。
【0077】上述の特定実施例の説明は、本発明の全体
的な性質を余すところ無く明らかにするので、他の者
は、現在の知識を適用することにより、包括的な概念か
ら逸脱することなく、種々の用途のための変更および/
または適合化をかかる特定実施例に容易に行うことがで
きよう。したがって、かかる適合化および変更は、開示
された実施例の意味および均等物の範囲に含まれるべき
であり、そのように意図するものである。
【0078】また、ここで採用した表現や用語は、記載
の目的のためのものであり、限定を意味するものではな
い。したがって、本発明は、特許請求の範囲の精神及び
広範な範囲に該当する、かかる代替物,変更物,均等物
および変形を全て包含することを意図することとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施例による、ディジタル・ビー
ム形成装置を組み込んだ衛星受信機部分および送信機部
分を示すブロック図。
【図2】本発明の好適実施例による、ディジタル・ビー
ム形成装置を含む、地上端末およびアンテナ・アレイを
示すブロック図。
【図3】非静止衛星とスペクトルを共有する、本発明の
好適実施例によるディジタル・ビーム形成装置を用い
た、静止衛星を示す図。
【図4】本発明によるディジタル・ビーム形成装置を用
いた個々のアンテナビームを供給する衛星を示す図。
【図5】通信サービスに対する要求に応答する、本発明
の好適実施例によるディジタル・ビーム形成装置を用い
た、地球表面上におけるアンテナ・ビームの投影を示す
図。
【図6】本発明の好適実施例による、干渉緩和およびア
ンテナ・ビーム割り当て手順を示すフロー・チャート。
【図7】本発明の好適実施例による、干渉緩和およびア
ンテナ・ビーム割り当て手順を示すフロー・チャート。
【図8】通信サービスに対する要求に応答し、アンテナ
・ビームを地理的領域に提供するための手順を示すフロ
ー・チャート。
【図9】本発明の好適実施例によるディジタル・ビーム
形成装置を示すブロック図。
【図10】本発明の好適実施例のディジタル・ビーム形
成装置において用いて好適な計算ユニットの第1実施例
を表わすブロック図。
【図11】本発明の好適実施例のディジタル・ビーム形
成装置において用いて好適な計算ユニットの第2実施例
を表わすブロック図。
【図12】本発明の好適実施例のディジタル・ビーム形
成装置において用いて好適な計算ユニットの第3実施例
を表わすブロック図。
【図13】本発明の好適実施例のディジタル・ビーム形
成装置において用いて好適な加算プロセッサの第1実施
例を表わすブロック図。
【図14】本発明の好適実施例のディジタル・ビーム形
成装置において用いて好適な加算プロセッサの第2実施
例を表わすブロック図。
【図15】本発明の第2実施例によるディジタル・ビー
ム形成装置を示すブロック図。
【符号の説明】
10 ディジタル・ビーム形成装置 20 アレイ・アンテナ 26 受信機モジュール群 28 アナログ/ディジタル(A/D)変換器 32 受信ディジタル・ビーム形成(DBF)ネット
ワーク 34 受信ビーム制御モデュール 35 ビーム・チャネライザ 36 受信DBFコントローラ 38 データ・パケット交換素子群 39 クロスリンク・アンテナ群 40 送信DBFネットワーク 42 送信ビーム制御モジュール 44 ディジタル/アナログ(D/A)変換器 45 ビーム・シンセサイザ・モジュール群 46 送信機モジュール 48 送信DBFコントローラ 50 衛星 53 フットプリント領域 60 非静止(NGSO)衛星 62 静止(GSO)衛星 64 干渉信号源 66 GSO地上端末 68 NGSO端末 70 アンテナ・ビーム 74 アンテナ・ビーム 80 アンテナ・ビーム 89 アレイ・アンテナ 90 通信端末 91 アイソレータ 92 受信モジュール群 93 送信モジュール群 94 送信ディジタル・ビーム形成ネットワーク 95 ディジタル信号プロセッサ 97 メモリ素子 98 受信ディジタル・ビーム形成ネットワーク 99 ディジタル・ビーム形成コントローラ 160〜176 計算ユニット(CU) 180〜184 加算プロセッサ 190 乗算器 192 メモリ回路 210 対数変換器 212 加算器 214 メモリ回路 216 逆対数(log-1)変換器 220 第1スイッチ 221 加算器 222 第1メモリ回路 224 第2スイッチ 226 第2メモリ回路 228 減算器 230 加算器ツリー 240〜248 加算器 250〜254 遅延回路 256 リップル加算器 270 対数変換器 272〜288 計算ユニット 290 逆対数変換器 292〜296 加算プロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 セルジオ・アグイレ アメリカ合衆国アリゾナ州フェニックス、 イースト・シルバーウッド・ドライブ809

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル・ビーム形成装置(DBF)を
    有するアレイ・アンテナを用いて通信局と通信する方法
    であって、前記アレイ・アンテナは、アンテナ・フット
    ステップ領域内において方向制御可能なアンテナ・ビー
    ムを供給する複数の放射素子を有し、前記DBFは、前
    記方向制御可能なアンテナ・ビームの特性を制御するた
    めの係数を各放射素子に供給し、前記方法は:通信サー
    ビスに対する需要が多い前記フットステップ領域の地理
    的領域を判定する段階;通信サービスに対する需要が少
    ない前記フットステップ領域の地理的領域を判定する段
    階;および前記通信サービスに対する需要が多い前記地
    理的領域に、前記通信サービスに対する需要が少ない前
    記地理的領域よりも多い数のアンテナ・ビームを供給す
    るために前記係数を調節する段階;から成ることを特徴
    とする方法。
  2. 【請求項2】アンテナ・アレイにディジタル信号を供給
    するディジタル・ビーム形成装置(DBF)であって:
    通信サービスに対する需要が多い地理的領域を判定する
    コントローラ(36,48);係数に基づいて、送信ア
    ンテナ・ビーム・ディジタル信号を、送信ディジタルI
    およびQ信号に変換する送信ネットワーク・モジュール
    (40);および前記送信ネットワーク・モジュールに
    係数を供給するビーム制御モジュール(34,42);
    から成り、 前記コントローラは、前記係数を調整することにより、
    前記ビーム制御モジュールに、通信サービスに対する需
    要が多い前記地理的領域内に多い数の方向制御可能なア
    ンテナ・ビームを供給し、通信サービスに対する需要が
    少ない前記地理的領域内に少ない数の方向制御可能なア
    ンテナ・ビームを供給することを特徴とするディジタル
    ・ビーム形成装置。
  3. 【請求項3】通信局であって:方向制御可能なアンテナ
    ・ビームを供給する複数の放射素子を有するアレイ・ア
    ンテナに信号を供給するディジタル・ビーム形成装置
    (DBF)(10)であって、前記方向制御可能なアン
    テナ・ビームの特性を制御するための係数を各放射素子
    に供給するDBF;前記放射素子の各々から受信した信
    号を、受信IおよびQディジタル信号に変換し、該受信
    IおよびQディジタル信号を前記DBFに供給する受信
    モジュール(26,28);および前記DBFにより供
    給された送信IおよびQディジタル信号を、前記各放射
    素子に対する信号に変換する送信モジュール(44,4
    6);から成り、 前記DBFは:通信サービスに対する需要が多いフット
    プリント内の地理的領域を判定し、通信サービスに対す
    る需要が少ないフットプリント内の地理的領域を判定す
    るコントローラ(36,48);前記通信サービスに対
    する需要が多い前記地理的領域内に多い数の前記方向制
    御可能なアンテナ・ビームを供給し、前記通信サービス
    に対する需要が少ない前記地理的領域内に少ない数の方
    向制御可能なアンテナ・ビームを供給するために、前記
    係数を調節するビーム制御モジュール(34,42);
    前記係数を用いて、前記受信ディジタルIおよびQディ
    ジタル信号をアンテナ・ビーム・ディジタル信号に変換
    し、各アンテナ・ビーム・ディジタル信号で1つの方向
    制御可能なアンテナ・ビームを表わす受信ネットワーク
    (32)モジュール;および前記係数を用いて、送信ア
    ンテナ・ビーム・ディジタル信号を前記送信ディジタル
    IおよびQディジタル信号に変換する送信ネットワーク
    ・モジュール(40);から成ることを特徴とする通信
    局。
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