JPH10143705A - 紙葉類識別機 - Google Patents

紙葉類識別機

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JPH10143705A
JPH10143705A JP8296210A JP29621096A JPH10143705A JP H10143705 A JPH10143705 A JP H10143705A JP 8296210 A JP8296210 A JP 8296210A JP 29621096 A JP29621096 A JP 29621096A JP H10143705 A JPH10143705 A JP H10143705A
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JP
Japan
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ultraviolet
bill
bills
paper sheet
discriminating
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JP8296210A
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Inventor
Yoshihisa Inukai
吉久 犬飼
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S II L KK
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S II L KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、正確に、カラーコピーや印刷
等による偽札を識別可能な紙葉類識別機を提案するこ
と。 【解決手段】 紙葉類識別機100では、識別対象の紙
葉類101に紫外線L1、2を照射し、その反射光L1
1、12を、異なるフィルタ特性の光学フィルタ10
5、106を介して、第1および第2の紫外線センサ1
03、104で受光し、これらの紫外線センサの受光量
に基づき、紙葉類101の識別を行う。紫外線反射光の
スペクトル特性は、識別対象の紙葉類の紙質に応じて変
化するので、フィルタ特性の異なる第1および第2の光
学フィルタ105、106を介して反射光を受光すれ
ば、このスペクトル特性の変化を検出できる。従って、
カラーコピーや印刷による偽札等を、簡単な構成によ
り、正確に識別できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙幣や各種チケッ
ト等の紙葉類の真偽、種別等を判別するための紙葉類識
別機に関するものである。
【0002】また、本発明は、各種の紙幣の真偽を判別
すると共に真札のみの枚数を計数可能な紙幣計数機に関
するものである。
【0003】
【従来の技術】紙幣等の紙葉類の真偽、種別の判別は、
一般に、磁気センサ、光学センサを用いて、例えば、2
値論理和方式、多値論理和方式により行われている。こ
の方式では、多数の紙幣の濃度パターンあるいは磁気パ
ターンを読み取り、読み取りデータの論理和を抽出して
マスターパターンを求めておき、搬送される紙幣から読
み取った濃度パターン等を予め記憶保持されている当該
マスターパターンと比較することにより真偽の判別が行
われる。
【0004】また、紙幣の真偽を判別する紙幣識別機
は、紙幣計数機に搭載して使用されている。紙幣計数機
は、一般的に、計数対象の紙幣の束を載せる紙幣載置部
を備え、この紙幣載置部に載せた紙幣を1枚づつ、内部
に形成した紙幣搬送路に送り込み、当該紙幣搬送路に沿
って搬送される紙幣の真偽を判別し、真札の枚数を計数
すると共に、計数後の紙幣を紙幣排出部に排出するよう
に構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、簡単
な構成で、しかも、簡単な信号処理によって、紙幣等の
紙葉類の真偽、種類を判別可能な紙葉類識別機を提案す
ることにある。
【0006】また、本発明の課題は、このような新規の
紙葉類識別機が搭載された紙幣計数機を提案することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1(A)、(B)、
(C)は本発明の紙葉類識別機の構成および動作を示す
ための説明図である。まず、図1(A)を参照して説明
すると、本発明の紙葉類識別機100は、紙葉類101
に紫外線L1、L2を照射する紫外線ランプ102と、
紙葉類101で反射された紫外線反射光L11、L12
を受光する第1および第2の紫外線センサ103、10
4と、紙葉類101から前記第1の紫外線センサ103
に到る反射光L11の光路上に介在させた第1の光学フ
ィルタ105と、紙葉類101から前記第2の紫外線セ
ンサ104に到る反射光L12の光路上に介在させた第
2の光学フィルタ106とを有する構成を採用してい
る。
【0008】ここで、図1(B)、(C)に示すよう
に、前記第1の光学フィルタ105のスペクトル特性C
(105)を、前記紫外線ランプ102から出射される
紫外線L1のスペクトル特性C(102)のスペクトル
中心C0に対して短波長側にスペクトル中心C1を有す
るものとしてある。これに対して、前記第2の光学フィ
ルタ106のスペクトル特性C(106)を、前記紫外
線ランプ102から出射される紫外線L2のスペクトル
特性C(102)のスペクトル中心C0に対して長波長
側にスペクトル中心C2を有するものとしてある。
【0009】本発明では、これらの第1および第2の紫
外線センサ103、104の受光量に基づき、紙葉類1
01の判別を行う。
【0010】典型的な実施の形態では、前記第1および
第2の紫外線センサ103、104の受光量の大小関係
に基づき、紙葉類101の判別を行なえばよい。
【0011】一般には、判別対象の紙葉類は複数種類あ
るので、これらの紙葉類101a、101b、101c
・・・に対応する前記第1および第2の紫外線センサ1
03、104の受光量の大小関係を予め記憶している記
憶手段107と、判別対象の紙葉類が、これらの紙葉類
101a、101b、101c・・・の何れであるのか
を指定する入力手段108と、この入力手段108によ
って指定された紙葉類に対応する前記記憶手段107に
記憶されている前記第1および第2の紫外線センサの大
小関係に基づき、紙葉類の判別を行う判別手段109と
を有する構成を採用することが望ましい。
【0012】本発明の紙葉類識別機による識別動作を説
明する。紙葉類の紙質に応じて、紫外線反射光L11、
L12のスペクトル特性は出射光L1、L2のスペクト
ル特性に対して変化する。例えば、図1(B)に示すよ
うに、紙質の異なる紙葉類101a、101b、101
cに応じて、それらの反射光のスペクトル特性は、C
(101a)、C(101b)、C(101c)のよう
に変化する。
【0013】この結果、第1の光学フィルタ105を通
して第1の紫外線センサ103によって得られる受光量
は、反射光L11、L12のスペクトル中心が最も左に
シフトした紙葉類101aの場合には、例えば、第1の
紫外線センサ103の受光量の方が第2の紫外線センサ
104の受光量よりも大きくなる。これに対して、反射
光のスペクトル中心が僅かに左にシフトした紙葉類10
1bの場合には、第1の紫外線センサ103の受光量と
第2の紫外線センサ104の受光量がほぼ等しくなる。
しかるに、反射光のスペクトル中心が僅かに右側にシフ
トした紙葉類101cの場合には、第1の紫外線センサ
103の受光量が第2の紫外線センサ104の受光量よ
りも小さくなる。
【0014】従って、これら第1および第2の紫外線セ
ンサ103、104の受光量の大小関係に基づき、異な
る紙質の紙葉類を正確に識別できる。
【0015】ここで、本発明の紙葉類識別機は紙幣識別
機として用いることができる。
【0016】また、本発明の紙葉類識別機は、紙幣計数
機において、紙幣の真偽等を判別するために用いること
ができる。紙幣計数機は、一般には、計数対象の紙幣を
載せる紙幣載置部と、当該紙幣載置部に載置された紙幣
が搬送される紙幣搬送路と、当該紙幣搬送路に沿って紙
幣を搬送するための搬送駆動機構と、前記紙幣搬送路を
搬送される紙幣の真偽を判別する判別手段と、判別手段
によって真札であると判別された紙幣を計数する計数手
段と、前記紙幣搬送路を通過した後の紙幣が排出される
紙幣排出部と、各部分の駆動制御を司る制御手段とを有
する構成のものを採用できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
適用した紙幣計数機を説明する。
【0018】図2には紙幣計数機の外観を示してある。
この図に示すように、紙幣計数機1は、前側ケース2と
後側ケース3からなる本体ケース4によって、全体とし
て直方体形状の外形となっている。本体ケース4の上面
には、底面が傾斜した紙幣載置部5が区画形成されてお
り、ここに載せた紙幣は、左右一対のガイド板6、7に
よって整列状態に保持される。この紙幣載置部5の前側
には、傾斜した操作面8が位置しており、ここには、入
力部9を構成している各種の操作スイッチ群と、表示部
11を規定している複数の表示面が配列されている。
【0019】本体ケース4の前面には、矩形の開口が開
いている。この開口には紙幣ストッパ12が配置された
紙幣排出部(ストッカ)13が区画形成されている。こ
の紙幣排出部12に向けて紙幣を排出するために一対の
羽根車14、15が配置されている。なお、本体ケース
4には把手16が取付けられており、携帯時には、図に
おいて想像線で示すように把手16を起こして使用する
ようになっている。
【0020】図3には、紙幣計数機1の内部構造のうち
主要部分を示してある。図3(A)はその概略平面構成
図であり、図3(B)はその概略断面構成図である。
【0021】これらの図に示すように、紙幣計数機1の
本体ケース4の内部には、紙幣載置部5から紙幣排出部
13に到る紙幣搬送路が、1枚の走行ガイド板20を中
心に形成されている。すなわち、紙幣載置部5の傾斜底
面5aの下端から僅かに離れた位置に走行ガイド板20
の上端縁が位置している。この走行ガイド板20は、上
半部分が紙幣載置部5の側が凹部となるように湾曲して
いる湾曲部分21と、この湾曲部分21の下側に連続し
て紙幣排出部13に側に向けて傾斜している傾斜部分2
2を備えている。
【0022】紙幣載置部5の傾斜底面5aには、複数の
送り込みローラ31が、その幅方向に向けて一定の間隔
で同軸状態に配列されている。この送り込みローラ31
によて搬送経路内に送り込まれた紙幣は、まず、その傾
斜底面5aの下端部分の直上に位置しているガイドロー
ラ32、33と、これらに当接している搬送ローラ34
の間に銜え込まれる。そして、搬送ローラ34によって
搬送される。搬送ローラ34の外周面は、走行ガイド板
20の湾曲部分21に対峙している。従って、紙幣は、
搬送ローラ34によって、走行ガイド板20の表面に沿
って下方に向けて搬送される。
【0023】この走行ガイド板20の下側の傾斜部分2
2の下端には、紙幣排出部13の一対の羽根車14、1
5が位置している。したがって、走行ガイド板20に沿
って下方に搬送される紙幣は、これらの羽根車14、1
5における円周方向に延びている各羽根14a、15a
の間に一枚づつ挟み込まれて、紙幣排出部13の側に排
出される。
【0024】羽根車14、15の隣接位置には駆動用モ
ータ35が配置されている。このモータ35の回転は、
タイミングベルト36を介して上記の搬送ローラ34に
伝達される。さらに、この搬送ローラ34と送り込みロ
ーラ31の間に架け渡したタイミングベルト37を介し
て、当該送り込みローラ31に伝達される。駆動制御
は、モータ35の出力軸に取り付けたロータリエンコー
ダ38の出力に基づき行なわれる。これに対して、羽根
車14、15の側には、専用の駆動モータ39によって
駆動される。
【0025】ここで、搬送経路を通過する紙幣の真偽を
判別するための判別手段を構成しているセンサは、後述
のように走行ガイド板20に取付け固定されている。
【0026】図4には、上記の走行ガイド板20を取り
出して示してある。走行ガイド板20は、上記のよう
に、上半部分が湾曲部分21となっており、下半部分が
傾斜部分22となっている。本例では、この形状の走行
ガイド板20が樹脂の一体成形品として形成されてい
る。特に、本例では、走行ガイド板20に静電気が発生
することを抑制するために、樹脂として、導電性カーボ
ン樹脂を用いて当該走行ガイド板20を成形している。
勿論、一部分のみを導電性の素材から形成してもよい。
【0027】また、図4(A)および(B)から分かる
ように、紙幣が摺動する走行ガイド板20の表面23に
は、幅方向に向けて一定の間隔で、複数本の突状のリブ
24を紙幣搬送方向に延びるように形成してある。この
ように走行ガイド板20の表面23にリブ24を形成し
ておくと、この表面23と紙幣との接触面積は、リブ2
4の部分のみとなる。この結果、搬送に伴う紙幣の摩擦
が低減される。また、搬送に伴う騒音が低減される。な
お、突状のリブの代わりに、溝を形成してもよい。
【0028】このように形成した走行ガイド板20の裏
面には、図4(D)に示すように、幅方向の中央と、左
右の3箇所の位置に磁気検出機構41、42および43
が取付け固定されている。同様に、この走行ガイド板2
0の裏面には、一対の紫外線検出機構44、45が取付
け固定されている。
【0029】これらの検出機構の出力に基づき、紙幣の
真偽の判別が行なわれる。磁気検出機構41、42を用
いて、一般的に採用されている2値論理和方式、多値論
理和方式により紙幣の判別を行っている。この論理和方
式は、良く知られているように、多数の紙幣の磁気パタ
ーンを読み取り、読み取りデータの論理和を抽出してマ
スターパターンを求め、読み取った濃度パターン等を予
め記憶保持しているマスターパターンと比較することに
より真偽の判別を行なうものである。勿論、これ以外の
方式の判別法を用いてもよい。
【0030】紫外線検出機構44、45は、それぞれ、
図2に示すように、紫外線ランプ44a、45aと、紫
外線受光素子44b、45bとを備えている。また、紫
外線受光素子44b、45bの受光面は、それぞれ異な
るフィルタ特性の光学フィルタ44c、45cで覆われ
ている。従って、各紫外線受光素子44b、45bで
は、これらのフィルタを通過した特性の波長領域の反射
光のみが受光される。
【0031】また、本例では、走行ガイド板20に紫外
線検出機構を構成しているランプと受光素子を取付け固
定してある。このように、共通の部材に検出機構の構成
部品を取付けると、それらの位置合わせが不要となる等
の利点があり、精度の良い検出を確保できる。また、ラ
ンプ、受光素子等をそれぞれ独立の取付け部材を用いて
本体ケース4等に固定する場合に比べて、部品点数を減
らすことができるので、これらの部分の機構を、全体と
して小型、コンパクトにすることができる。
【0032】次に、図5を参照して、本例の紙幣計数機
1の制御系の概要を説明する。
【0033】この図において太い実線の矢印は、紙幣P
の搬送経路を表している。上述したように、搬送経路を
規定している走行ガイド板20には、3個の磁気検出機
構41、42、43と、一対の紫外線検出機構44、4
5が取付け固定されている。制御回路50は例えば1チ
ップのマイクロコンピュータを中心に構成されるので、
検出出力は、A/D変換された後に制御回路50に入力
される。制御回路50はCPU、ROM、RAM等から
構成されており、図においては、CPUの制御の下に実
現される機能ブロックを示してある。
【0034】判別回路51では、磁気検出機構および紫
外線検出機構の検出結果に基づき、通過する紙幣Pの真
偽を判別する。また、カウンタ52では、紫外線検出機
構の出力および、ロータリエンコーダ出力に基づき、搬
送される紙幣の枚数を計数する。判別回路51によっ
て、通過する紙幣Pが偽札であると判別された場合に
は、その判別結果に基づき、駆動制御回路53によって
モータ制御回路54を介してモータ35、39が制御さ
れる。すなわち、これらのモータ35、39を所定のタ
イミングで停止させて、紙幣の搬送を一時的に中止させ
る。
【0035】動作モード設定回路55では、入力部9か
らの入力指令に基づき、指定された紙幣の識別、計数の
ために適した動作条件を、動作条件記憶回路56から読
みだして設定する。駆動制御回路54では、この動作モ
ード設定回路55によって設定された動作モードを実現
するように、各部分を駆動制御する。判別回路51の判
別結果、カウンタ52での計数結果等は、表示部11を
介して表示される。
【0036】ここで、本例の判別回路51では、一対の
紫外線検出機構44、45を用いて、図1を参照して説
明したのと同様な動作によって、紙幣の識別を行うよう
にしている。すなわち、光学フィルタ44c、45c
は、図1(C)に示すスペクトル特性のフィルタであ
る。従って、搬送される紙幣の紙質に応じて、そこで反
射した紫外線反射光のスペクトル特性は出射光のスペク
トル特性に対して変化する。この変化は、フィルタ特性
の異なる一対の光学フィルタ44c、45cを介して紫
外線反射光を受光している紫外線受光素子44b、45
bの受光量に基づき検出できる。一般には、受光素子4
4b、45bの出力をデジタル値に変換し、それらの値
を判別回路51において比較することにより、紙幣の紙
質を特定できる。動作条件記憶回路56には、紙幣の紙
質に対応した2つの検出値の大小関係が予め記憶されて
いる。従って、入力部9を介して最初に計数対象の紙幣
を指定しておけば、それに対応する検出値の大小関係が
判別回路51に読みだされる。判別回路51では、実際
の検出値が、読みだされた大小関係に一致している場合
には、通過する紙幣が真札であると判断し、そうでない
場合には偽札であると判断する。
【0037】なお、通過する紙幣の種別を判別する場合
には、2つの検出値の大小関係に一致する紙幣の種類
を、大小関係と紙幣の種類との対応表が記憶されている
動作条件記憶回路56から検索して求めるようにすれば
よい。
【0038】また、上記の説明では、2つの検出信号の
大小関係のみについて言及した。これは、本発明の理解
を容易にするために単純化したものである。一般には、
これらの大小関係と共に、それらの検出信号の各値に基
づき、より多数の種類の紙幣の識別、あるいはより精度
の高い真偽の判別が行われる。
【0039】さらに、上記の説明は紙幣計数機に本発明
を適用した例である。識別対象は紙幣に限定されるもの
ではなく、それ以外の紙葉類であってもよい。例えば、
各種の入場券、宝くじ券等の真偽を判別するために用い
ることもできる。
【0040】さらにまた、上記の説明では一対の紫外線
検出機構を採用している。紫外線検出機構の個数は、3
個以上であっても可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の紙葉類識
別機では、識別対象の紙葉類に紫外線を照射し、その反
射光を、異なるフィルタ特性の光学フィルタを介して、
第1および第2の紫外線センサで受光し、これらの紫外
線センサの受光量に基づき、紙葉類の識別を行うように
している。紫外線反射光のスペクトル特性は、識別対象
の紙葉類の紙質に応じて変化するので、フィルタ特性の
異なる第1および第2の光学フィルタを介して反射光を
受光すれば、このスペクトル特性の変化を検出できる。
従って、本発明によれば、カラーコピーや印刷による偽
札等を、簡単な構成により、正確に識別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙葉類識別機の構成および動作を説明
するための図であり、(A)はその構成図、(B)は紫
外線照射ランプおよび紙葉類からの反射光のスペクトル
特性を示すグラフ、(C)は第1および第2の光学フィ
ルタの特性を示すグラフである。
【図2】本発明を適用した紙幣識別機の外観図である。
【図3】(A)および(B)はそれぞれ、図2の紙幣識
別機の内部構造の主要部分を示す概略平面構成図および
概略断面構成図である。
【図4】(A)は図2の紙幣識別機の走行ガイド板を示
す平面図、(B)はそのB−B線で切断した部分の断面
図、(C)はそのC−C線で切断した部分の断面図、
(D)はその裏面図である。
【図5】図2の紙幣計数機の制御系を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
1 紙幣識別機 4 本体ケース 5 紙幣載置部 9 入力部 11 表示部 13 紙幣排出部 20 走行ガイド板 41、42、43 磁気検出機構 44、45 紫外線検出機構 44a、45a 紫外線ランプ 44b、45b 紫外線受光素子 44c、45c 光学フィルタ 50 制御回路 51 判別回路 56 動作条件記憶回路 100 紙幣識別機 101 紙葉類 102 紫外線ランプ 103、104 紫外線センサ 105、106 光学フィルタ 107 記憶手段 108 入力手段 109 判別手段 C(102) 出射光のスペクトル特性 C(101a)、C(101b)、C(101c) 反
射光のスペクトル特性 C(105)、C(106) 光学フィルタのフィルタ
特性

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙幣等の紙葉類の真偽等を判別するため
    の紙葉類識別機において、紙葉類に紫外線を照射する紫
    外線ランプと、紙葉類で反射された紫外線を受光する第
    1および第2の紫外線センサと、紙葉類から前記第1の
    紫外線センサに到る反射光の光路上に介在させた第1の
    光学フィルタと、紙葉類から前記第2の紫外線センサに
    到る反射光の光路上に介在させた第2の光学フィルタと
    を有し、前記第1の光学フィルタのスペクトル特性は、
    前記紫外線ランプから出射される紫外線のスペクトル中
    心に対して短波長側にスペクトル中心を有するものであ
    り、前記第2の光学フィルタのスペクトル特性は、前記
    紫外線ランプから出射される紫外線のスペクトル中心に
    対して長波長側にスペクトル中心を有するものであり、
    前記第1および第2の紫外線センサの受光量に基づき、
    紙葉類の判別を行うことを特徴とする紙葉類識別機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1および第2
    の紫外線センサの受光量の大小関係に基づき、紙葉類の
    判別を行うことを特徴とする紙葉類識別機。
  3. 【請求項3】 請求項2において、判別対象の少なくと
    も1種類の紙葉類に対応する前記第1および第2の受光
    センサの受光量の大小関係を予め記憶している記憶手段
    と、判別対象の紙葉類を指定する入力手段と、この入力
    手段によって指定された紙葉類に対応する前記記憶手段
    に記憶されている前記第1および第2の紫外線センサの
    大小関係に基づき、紙葉類の判別を行う判別手段とを有
    することを特徴とする紙葉類識別機。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のうちの何れかの項にお
    いて、紙葉類は紙幣であることを特徴とする紙幣識別
    機。
  5. 【請求項5】 計数対象の紙幣を載せる紙幣載置部と、
    当該紙幣載置部に載置された紙幣が搬送される紙幣搬送
    路と、当該紙幣搬送路に沿って紙幣を搬送するための搬
    送駆動機構と、前記紙幣搬送路を搬送される紙幣の真偽
    を判別する判別手段と、判別手段によって真札であると
    判別された紙幣を計数する計数手段と、前記紙幣搬送路
    を通過した後の紙幣が排出される紙幣排出部と、各部分
    の駆動制御を司る制御手段とを有する紙幣計数機におい
    て、前記紙幣搬送路を搬送される紙幣に紫外線を照射す
    る紫外線ランプと、紙幣で反射された紫外線を受光する
    第1および第2の紫外線センサと、紙幣から前記第1の
    紫外線センサに到る反射光の光路上に介在させた第1の
    光学フィルタと、紙幣から前記第2の紫外線センサに到
    る反射光の光路上に介在させた第2の光学フィルタとを
    有し、前記第1の光学フィルタのスペクトル特性は、前
    記紫外線ランプから出射される紫外線のスペクトル中心
    に対して短波長側にスペクトル中心を有するものであ
    り、前記第2の光学フィルタのスペクトル特性は、前記
    紫外線ランプから出射される紫外線のスペクトル中心に
    対して長波長側にスペクトル中心を有するものであり、
    前記判別手段は、前記第1および第2の紫外線センサの
    受光量に基づき判別動作を行うことを特徴とする紙幣計
    数機。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記第1および第2
    の紫外線センサの受光量の大小関係に基づき、紙幣の判
    別を行うことを特徴とする紙葉類識別機。
  7. 【請求項7】 請求項6において、判別対象の少なくと
    も1種類の紙幣に対応する前記第1および第2の受光セ
    ンサの受光量の大小関係を予め記憶している記憶手段
    と、判別対象の紙幣の種類を指定する入力手段とを有
    し、前記判別手段は、前記入力手段によって指定された
    紙幣に対応する前記記憶手段に記憶されている前記第1
    および第2の紫外線センサの受光量の大小関係に基づ
    き、紙幣の判別を行うことを特徴とする紙幣計数機。
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