JPH10141446A - 駆動ベルト - Google Patents

駆動ベルト

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Publication number
JPH10141446A
JPH10141446A JP31886296A JP31886296A JPH10141446A JP H10141446 A JPH10141446 A JP H10141446A JP 31886296 A JP31886296 A JP 31886296A JP 31886296 A JP31886296 A JP 31886296A JP H10141446 A JPH10141446 A JP H10141446A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
main body
drive
groove
cross
Prior art date
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Pending
Application number
JP31886296A
Other languages
English (en)
Inventor
Taisuke Yoshikubo
泰輔 吉久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Mektron KK
Original Assignee
Nippon Mektron KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Mektron KK filed Critical Nippon Mektron KK
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Publication of JPH10141446A publication Critical patent/JPH10141446A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Belt Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト本体の耐久性を高めて、長期使用中に
張力低下によるスリップ発生を抑えて所要の伝動機能を
維持できる駆動ベルトを提供する。 【解決手段】 無端状のベルト本体11(21)を捲回
して駆動側の回転を受動プーリ4に伝動するに際し、丸
ベルト本体11(21)の無端全長にわたって、その外
周面に沿って断面凸形状の摩耗防止帯12(22)を螺
旋状または長さ方向に平行に設けている。この場合、そ
うした摩耗防止帯12(22)は、逆にベルト本体11
(21)の外周面から窪んだ凹溝状の螺旋溝または平行
溝とすることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送機械や冷却フ
ァン等を回転駆動させるのに用いられる駆動ベルトに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の駆動ベルトには、一
般に丸ベルトと称される断面円形のベルト本体を無端に
したものが多用されている。図3は、その丸ベルトの使
用時の状態例を示している。無端状とされたベルト本体
1の一側は、モータ(図示せず)に連結されている駆動
シャフト2に捲回され、他側は被駆動シャフト3上に固
定されている受動プーリ4に捲回されている。このベル
ト構造によって、モータの回転駆動は駆動シャフト2に
伝動され、丸ベルト1によって受動プーリ4の同軸上の
被駆動シャフト3に回転を伝動し、この被駆動シャフト
3によって搬送機械や冷却ファンを回転駆動するもので
ある。こうした場合、モータからの回転動力を各部材を
通して効率的に伝動するために、無端状とされた丸ベル
トのベルト本体1を、駆動シャフト2と受動プーリ4と
の間の軸間距離にて捻って、一般にはほぼ90°の角度
に捻って用いることが多い。
【0003】ところで、駆動ベルトとして図3に示す使
用状態の丸ベルトの場合、長期間の使用によってベルト
本体1に永久伸びや摩耗が生じると、張力の低下によっ
て劣化し易い傾向がみられる。張力が低下すると、駆動
シャフト2及び受動プーリ4に対してベルト本体1が空
滑り状態となってスリップし易くなる。スリップが生じ
ると、ベルト本体1の摩耗が更に促進されることにな
り、伝動効率を低下させる。劣化が進むとベルト本体1
が受動プーリ4に載り上げ、脱落して伝動不能といった
事態を招く場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ベル
ト本体の耐久性を高めて、長期間の使用中に張力低下に
よるスリップ発生を抑えて所要の伝動機能を維持できる
駆動ベルトを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る駆動ベルト
は、無端状のベルト本体を捲回して駆動側の回転を受動
側に伝動するためのものにおいて、丸ベルト本体の無端
全長にわたって、その外周面に沿って断面凸形状の摩耗
防止帯を螺旋状または長さ方向に平行に設けている。こ
の場合、逆に螺旋状の摩耗防止帯をベルト本体の外周面
から窪んだ断面凹形状の凹溝とすることもできる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1に示すように、摩耗防止帯を
螺旋状に設けた態様の駆動ベルト10のベルト本体11
はウレタンゴム等によって無端状に成形され、従来例の
図5で示されたように、駆動シャフト2と受動プーリ4
との間に捲回して使用され、これらの軸間距離の間でほ
ぼ90°の角度で捻って使用される場合も多い。それに
より、モータの回転を受動プーリを介して受動側の冷却
ファン等に伝動する。
【0007】図2は図1のA−A線による断面図であ
り、これらの図面に示されるように、1つの輪環状に成
形された無端ベルト本体11には、その無端全長にわた
って、外周面に沿って断面凸形状の摩耗防止帯12が螺
旋状に巻き付く形で一体成形されている。このように、
螺旋状に摩耗防止帯12をベルト本体11の表面に突出
させた形で設けることによって、ベルト本体11の駆動
中の弾性変形による面圧変化に応じて、駆動シャフト2
や受動プーリ4との接触状態が変化する。即ち、摩耗防
止帯12の接触分だけベルト本体11の摩耗に対する抵
抗力を高めることができ、耐摩耗性が向上する。螺旋状
の摩耗防止帯12としては、ベルト本体11の直径や全
長とのバランスを考慮して、螺旋を1条もしくはそれ以
上の多条に設けることも可能であり、螺旋を多条にする
だけ、前述のような特性を得るために有効性が高まるこ
とになる。
【0008】一方、長期間の使用によって、ベルト本体
11に永久伸びが生じると、張力を低下させることがあ
る。この場合、摩耗防止帯12の接触分だけ駆動シャフ
ト2や受動プーリ3との摩擦が増し、空滑り状態のスリ
ップが発生し難くなる。その結果、ベルト本体11の耐
久寿命が延びることになる。
【0009】なお、本実施態様の駆動ベルト10では、
摩耗防止帯12としてはベルト本体11の表面から螺旋
状に突出させた断面凸形状のものが示されているが、こ
の断面凸形状の摩耗防止帯12に代えて、ベルト本体1
1の無端全長にわたって、外周面に沿い断面凹形状の凹
溝、即ち螺旋溝を穿設することもできる。この場合、ベ
ルト本体11の駆動中の弾性変形による面圧変化に応じ
て、螺旋溝の溝幅とその拡大分だけベルト本体11の駆
動シャフト2や受動プーリ4との接触状態が少なくな
る。即ち、螺旋溝の溝幅の空隙がベルト本体11のスリ
ップ防止に役立つことになる。
【0010】また、図3に示すように、摩耗防止帯を長
さ方向に平行に(円周に沿って環状に)設けた態様の駆
動ベルト20のベルト本体21はウレタンゴム等によっ
て無端状に成形され、従来例の図5で示されたように、
駆動シャフト2と受動プーリ4との間に捲回して使用さ
れ、やはり90°の角度で捻って使用される場合も多
い。それにより、モータの回転を受動プーリを介して受
動側の冷却ファン等に伝動する。
【0011】図4は図3のB−B線による断面図であ
り、これらの図面に示されるように、1つの輪環状に成
形された無端ベルト本体21には、その無端全長にわた
って、外周面に沿って断面凸形状の摩耗防止帯22が長
さ方向に平行に一体成形されている。このように、長さ
方向に平行に摩耗防止帯22をベルト本体21の表面に
突出させた形で設けることによって、ベルト本体21の
駆動中の弾性変形による面圧変化に応じて、駆動シャフ
ト2や受動プーリ4との接触状態が変化する。即ち、摩
耗防止帯22の接触分だけベルト本体21の摩耗に対す
る抵抗力を高めることができ、耐摩耗性が向上する。長
さ方向に平行な摩耗防止帯22としては、ベルト本体2
1の直径や全長とのバランスを考慮して、その本数、間
隔、形状等が決められ、それをより多条にするだけ、前
述のような特性を得るために有効性が高まることにな
る。一般には、例えば直径が5mmのベルトの場合、約
8本程度が設けられる。
【0012】一方、長期間の使用によって、ベルト本体
21に永久伸びが生じると、張力を低下させることがあ
る。この場合、摩耗防止帯22の接触分だけ駆動シャフ
ト2や受動プーリ3との摩擦が増し、空滑り状態のスリ
ップが発生し難くなる。その結果、ベルト本体21の耐
久寿命が延びることになる。
【0013】なお、本実施態様の駆動ベルト20では、
摩耗防止帯22としてはベルト本体21の表面から長さ
方向に平行に突出させた断面凸形状のものが示されてい
るが、この断面凸形状の摩耗防止帯22に代えて、ベル
ト本体21の無端全長にわたって、外周面に沿い断面凹
形状の凹溝、即ち平行溝を穿設することもできる。この
場合、ベルト本体21の駆動中の弾性変形による面圧変
化に応じて、平行溝の溝幅とその拡大分だけベルト本体
21の駆動シャフト2や受動プーリ4との接触状態が少
なくなる。即ち、平行溝の溝幅の空隙がベルト本体21
のスリップ防止に役立つことになる。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る駆動ベルトは、無端状のベ
ルト本体の無端全長にわたって、外周面に沿って断面凸
形状又は断面凹形状の摩耗防止帯を螺旋状または長さ方
向に平行に設けることで、駆動側及び受動側に設けられ
た駆動シャフトや受動プーリに対して、駆動中にベルト
本体の接触状態を変化させて摩耗を抑えることができ
る。また、ベルト本体の永久伸びにより張力が低下して
も、あたかも歯車の如く作用する摩耗防止帯の接触によ
る摩擦抵抗によって駆動シャフトや受動プーリとの間で
スリップが発生し難くなり、結果的にベルト本体の耐久
性が高められるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施態様による駆動ベルトの実施
態様を示す側面図である。
【図2】図1のA−A線による駆動ベルトの断面図であ
る。
【図3】本発明第2の実施態様による駆動ベルトの実施
態様を示す側面図である。
【図4】図3のB−B線による駆動ベルトの断面図であ
る。
【図5】丸ベルトを駆動シャフトと受動シャフトとの間
に90°捻り状態で捲回して使用中の状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
2 駆動シャフト 3 受動シャフト 4 受動プーリ 10,20 駆動ベルト 11,21 ベルト本体 12,22 摩耗防止帯

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状のベルト本体を捲回して駆動側の
    回転を受動側に伝動するための駆動ベルトにおいて、丸
    ベルト本体の無端全長にわたって、その外周面に沿って
    断面凸形状の摩耗防止帯を螺旋状に設けたことを特徴と
    する駆動ベルト。
  2. 【請求項2】 断面凹形状の凹溝とすることにより断面
    凸形状の摩耗防止帯とした請求項1記載の駆動ベルト。
  3. 【請求項3】 無端状のベルト本体を捲回して駆動側の
    回転を受動側に伝動するための駆動ベルトにおいて、丸
    ベルト本体の無端全長にわたって、その外周面に沿って
    断面凸形状の摩耗防止帯を長さ方向に平行に設けたこと
    を特徴とする駆動ベルト。
  4. 【請求項4】 断面凹形状の凹溝とすることにより断面
    凸形状の摩耗防止帯とした請求項3記載の駆動ベルト。
  5. 【請求項5】 駆動シャフトと受動プーリとの軸間距離
    の間で捻って用いられる丸ベルトのベルト本体に摩耗防
    止帯が設けられた請求項1または3記載の駆動ベルト。
JP31886296A 1996-11-14 1996-11-14 駆動ベルト Pending JPH10141446A (ja)

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JPH10141446A true JPH10141446A (ja) 1998-05-29

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10716912B2 (en) 2015-03-31 2020-07-21 Fisher & Paykel Healthcare Limited User interface and system for supplying gases to an airway
US11324908B2 (en) 2016-08-11 2022-05-10 Fisher & Paykel Healthcare Limited Collapsible conduit, patient interface and headgear connector

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10716912B2 (en) 2015-03-31 2020-07-21 Fisher & Paykel Healthcare Limited User interface and system for supplying gases to an airway
US11904097B2 (en) 2015-03-31 2024-02-20 Fisher & Paykel Healthcare Limited User interface and system for supplying gases to an airway
US11324908B2 (en) 2016-08-11 2022-05-10 Fisher & Paykel Healthcare Limited Collapsible conduit, patient interface and headgear connector

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