JPH10139025A - ラベル貼着システム - Google Patents

ラベル貼着システム

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JPH10139025A
JPH10139025A JP29914696A JP29914696A JPH10139025A JP H10139025 A JPH10139025 A JP H10139025A JP 29914696 A JP29914696 A JP 29914696A JP 29914696 A JP29914696 A JP 29914696A JP H10139025 A JPH10139025 A JP H10139025A
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label
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adhesive
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labels
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Application number
JP29914696A
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English (en)
Inventor
Masami Nakagame
雅己 仲亀
Hiroshi Maeda
弘 前田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数サイズで多種デザインのラベルが投入され
た場合においても、短時間でラベルの自動切換えを行え
るようにして、ラベル貼着の効率化を図る。 【解決手段】多数枚のラベル12が収容可能とされたラ
ベル収容機構14と、ラベル収容機構14からラベル1
2を1枚ずつ取り出す枚葉取出し機構16と、ラベル1
2の属性を検出する属性検出機構18と、属性検出機構
18の検出結果に基づいて、異種ラベル12Cを排除す
る異種ラベル排出機構20と、ラベル12にその属性デ
ータの印字を行う属性印字機構22と、属性印字機構2
2による印字状態を検出する印字状態検出機構24と、
ラベル12の裏面に粘着剤を塗布する粘着剤塗布機構2
6と、ラベル12を包装体28に貼着するラベル貼着機
構30と、印字状態検出機構24の検出結果が「不良」
の場合に、不良ラベル12Dを排除する異常印字ラベル
排出機構32と、これら各機構を含むシステム全体を集
中管理して一括制御するホストコンピュータ34を設け
て構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、箱体等の被貼着体
の表面に、該被貼着体に関連する情報が例えば印刷等に
よって表示されたラベルを貼着するラベル貼着システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】包装体等にその内容物に関する情報が例
えば印刷等によって表示されたラベルを貼着するシステ
ムとして、従来から種々のものが提案され、実用化に至
っている。
【0003】従来のラベル貼着システムとしては、例え
ば、ランダムに供給される商品に対し、各商品毎に色別
又は形状別のラベルを貼着するもので、基板の上下方向
に一定間隔で配設された数段のラベルストッカーと、前
記基板を上下方向に駆動させる駆動装置と、前記ラベル
ストッカーのいずれか一つに対応したラベル吸着取出し
装置と、該ラベル吸着取出し装置をラベル取出し部位か
らラベルの糊付け段階を経てラベル貼着部位に移送させ
る移送装置を有するラベル貼り装置(例えば特開昭61
−127428号公報参照)や、円筒状容器を心出し状
態で回転駆動する回転テーブルを含む心出し回転機構
と、1本の支柱に共通の上下移動機構を介して上下移動
可能で多段状に支持され、回転テーブル上に搬入された
円筒形容器の所定位置に所定のラベルを択一的に選択し
て貼り付けるようにした自動ラベル機(例えば実開平2
−11007号公報)等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ラベル貼着システムにおいては、あるサイズのラベルを
貼着処理した後に、異なるサイズのラベルを貼着処理す
る場合、各種駆動機構の位置決め点や案内幅等のほか、
多数の変更項目があり、そのため、短時間に多種ラベル
の自動切換えを行うことができず、多品種・小ロット製
品に対しては、切換え時のロスが大きくなるおそれがあ
る。
【0005】また、ラベルとして、ロール状のラベル原
反から帯状のラベル(ラベル帯)を引き出し、所定長さ
ずつ切断して個々のラベルにする場合においても、多種
ラベルの自動切換えに時間がかかるため、多品種・小ロ
ット製品に対して、切換え時のロスが大きくなる。
【0006】そこで、短時間に多種ラベルの自動切換え
を行うようにするためには、予め使用されるラベルのサ
イズに合わせて複数のラベル貼着ライン(製造ライン)
を設置し、サイズが変わる毎に投入すべきラベルの貼着
ラインを変えるという方法が考えられるが、複数のラベ
ル貼着ラインを設置するための空間が必要であり、しか
も、1種類のラベルのみを貼着する場合においては、他
のラベル貼着ラインを全く使用しなくなるため、設備利
用の面でロスが生じるおそれもある。
【0007】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、複数サイズで多種デザインのラベルが投
入された場合においても、短時間でラベルの自動切換え
を行うことができ、ラベル貼着の効率化を大幅に向上さ
せることができるラベル貼着システムを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係るラベル貼着システムは、多数枚のラベルを収容可能
とされたラベル収容機構と、該ラベル収容機構からラベ
ルを1枚ずつ取り出す枚葉取出し機構と、該枚葉取出し
機構を通じて取り出された前記ラベルの属性を検出する
属性検出機構と、取り出された前記ラベルに対して少な
くとも当該ラベルの属性データの印字を行う属性印字機
構と、前記ラベルの裏面に粘着剤を塗布する粘着剤塗布
機構と、前記粘着剤が塗布された前記ラベルを被貼着体
に貼着するラベル貼着機構と、前記各機構を含むシステ
ム全体を集中管理して一括制御する制御部とを設けて構
成する。
【0009】これにより、まず、多数枚のラベルが収容
されたラベル収容機構から、枚葉取出し機構を通じて1
枚ずつラベルが取り出されて後段の機構に搬送される。
後段の機構としては、属性検出機構、属性印字機構、粘
着剤塗布機構及びラベル貼着機構があるが、その処理順
序は任意である。ここで、前記機構群における処理順序
を例えば属性検出機構→属性印字機構→粘着剤塗布機構
→ラベル貼着機構とした場合、前記枚葉取出し機構から
取り出された1枚のラベルは、後段の属性検出機構に搬
送され、該属性検出機構においてラベルの属性が検出さ
れる。その後、ラベルは、属性印字機構に搬送され、該
属性印字機構において、少なくとも当該ラベルの属性デ
ータの印字処理が行われる。その後、ラベルは、粘着剤
塗布機構においてその裏面に粘着剤が塗布され、ラベル
貼着機構を通じて被貼着体に貼着される。これらの処理
手順並びに処理動作は、制御部において、一括制御され
ることになる。
【0010】この場合、ラベルのサイズ等の属性が属性
検出機構にて検出されて制御部での制御に反映させるこ
とが可能となるため、例えばサイズが異なるラベルが搬
送されたとしても、制御部にて各機構に対し、そのサイ
ズに応じた制御を行わせることができる。例えば、属性
印字機構に対しては、ラベルのサイズに応じてその印字
領域の変更や印字範囲の拡大、縮小等が行われ、粘着剤
塗布機構に対しては、ラベルのサイズに応じて粘着剤の
塗布範囲の拡大、縮小が行われ、ラベル貼着機構に対し
ては、ラベルのサイズに応じてラベル貼着位置の変更等
が行われる。
【0011】即ち、本発明に係るラベル貼着システムに
おいては、一つの設備にて、複数サイズのラベルを一括
処理することができるため、設備の設置空間の省スペー
ス化及びコストダウンを実現させることができる。
【0012】その結果、包装体等の被貼着体にラベルを
貼着して外装品を生産する場合において、該外装品の生
産性の向上、製造コストの低廉化、リードタイムの短縮
化、製造ライン設置空間の省スペース化及び作業環境の
改善を図ることができる。しかも、種々のサイズの外装
品を作製するために様々なサイズのラベルが投入された
としても、各種治具や機械部品等を変更することなく、
前記集中管理による一括制御によって、ラベルの包装体
への貼着を良好に行わせることができ、各種サイズの外
装品を容易に作製することできる。
【0013】そして、前記構成において、前記ラベル収
容機構を、サイズの異なる多種類のラベルを種別毎に収
容可能とされた多数のラックを有するマガジンにて構成
するようにしてもよい(請求項2記載の発明)。
【0014】この場合、ラック単位にサイズの異なるラ
ベルをマガジンに装填することが可能となるため、制御
部は、枚葉取出し機構に対してラック単位にラベルのサ
イズに応じた取出し幅等の変更指令を行うことができ、
マガジンからラベルを1枚ずつ取り出す際の精度を向上
させることができる。
【0015】また、前記構成において、前記枚葉取出し
機構として、前記マガジンのうち、必要なラックの収容
されている多数枚のラベルのうち、最上位にあるラベル
を真空吸着により上方に持ち上げ保持する吸着機構と、
前記吸着機構により保持された前記ラベルを後段の機構
に通じる搬送系に案内する案内機構を設けるようにして
もよい(請求項3記載の発明)。
【0016】これにより、まず、制御部において、例え
ば被貼着体のサイズに応じて貼着すべきラベルのサイズ
が決定され、その決定されたサイズのラベルが収容され
ているラックが選択される。更に制御部は、枚葉取出し
機構に対して今回選択されたラックに対するラベル取出
しを指令する。枚葉取出し機構は、制御部からの前記指
令に基づいて今回選択されたラックから1枚ずつラベル
を取り出すことになる。このとき、今回選択されたラッ
ク(必要なラック)に収容されている多数枚のラベルの
うち、最上位にあるラベルが吸着機構による真空吸着に
より上方に持ち上げ保持される。この保持されたラベル
は、案内機構によって後段の機構(例えば属性検出機
構)に通じる搬送系に案内される。
【0017】この場合、被貼着体のサイズに適合するラ
ベルが収容されたラックが迅速に選択され、しかも、ラ
ベルは吸着機構と案内機構を通して後段の機構に搬送さ
れるため、今回選択されたラックから迅速に、かつ確実
に1枚ずつラベルを取り出すことができ、貼着処理のス
ループットの向上を図ることができる。
【0018】また、前記構成において、前記属性検出機
構として、前記ラベルに表されたバーコードを属性デー
タとして読み取るバーコード読取り手段を設けるように
してもよい(請求項4記載の発明)。
【0019】一般に、物品の属性を電気的に読み取る場
合、種々の検出機構が考えられるが、物品が薄いシート
状のものであると、その検出精度が低下する場合があ
る。属性の検出が悪いと、後段での処理において支障が
生じ、迅速な処理が行えなくなるおそれがある。しか
し、この発明では、バーコードを用いるようにしている
ため、物品がシート状であっても、良好にラベルの属性
をバーコード読取り機構にて読み取ることができ、その
後の処理を迅速に行わせることができる。
【0020】また、前記構成において、前記粘着剤塗布
機構として、タンクに貯留された粘着剤を回転させなが
ら上方に引き上げる粘着剤塗布ローラと、搬送された前
記ラベルを吸引保持しながら前記粘着剤塗布ローラ側に
回転移動させる搬送用ドラムを設けるようにしてもよい
(請求項5記載の発明)。
【0021】この場合、タンク内の粘着剤は、粘着剤塗
布ローラにて攪拌されながら引き上げられることになる
ため、粘着剤が局部的に乾燥固化することが回避され、
常時一定の粘度を維持させることができる。また、搬送
用ドラムを通じてラベルを吸引保持しながら前記粘着剤
塗布ローラ側に移動するようにしているため、ドラムに
吸引保持されたラベルは、前記ドラムとローラの例えば
同期回転に伴ってこれらドラムとローラにて挟持されな
がらその裏面に粘着剤が塗布されていくことになる。こ
のように、前記粘着剤に対する一定粘度の維持及びラベ
ルに対する回転挟持送りによって、ラベルの裏面に均一
に粘着剤が塗布されることになる。
【0022】また、前記構成において、前記搬送用ドラ
ムをサイズの異なる多種類のラベルに対応して多数設置
し、前記属性検出機構からの検出結果に基づいて選択的
に一つの搬送用ドラムに切り換えるドラム切換機構を設
けるようにしてもよい(請求項6記載の発明)。
【0023】この場合、ラベルのサイズに応じて搬送用
ドラムが切り換えられることから、サイズの異なるラベ
ルがランダムに投入されたとしても、サイズの如何に拘
わらず全てのラベルに対して粘着剤を均一に塗布するこ
とができる。
【0024】また、前記構成において、前記ラベル貼着
機構として、前記被貼着体の搬送経路の上方に設置さ
れ、かつ裏面に粘着剤が塗布されたラベルの表面側を真
空吸着しながら前記被貼着体の搬送方向と同じ方向に互
いに同期させて搬送するサクションコンベアと、前記ラ
ベルが所定位置に搬送された時点で、前記ラベルを被貼
着体側に押圧する押圧機構を設けるようにしてもよい
(請求項7記載の発明)。
【0025】これにより、まず、前記粘着剤塗布機構に
おいて裏面に粘着剤が塗布されたラベルは、サクション
コンベアによってその表面側が真空吸着されながら被貼
着体の搬送方向に沿って、かつ互いに同期しながら搬送
される。そして、サクションコンベアによって搬送過程
にある前記ラベルは、押圧機構を通じて被貼着体側に押
圧される。このとき、粘着剤が塗布されているラベルの
裏面側が被貼着体側に向いていることから、前記押圧機
構による押圧操作によって、前記ラベルは、被貼着体に
貼着されることになる。特に、搬送機構とサクションコ
ンベアとは互いに同期させてそれぞれ被貼着体とラベル
を搬送するようにしているため、被貼着体とラベルは、
搬送状態にあるとしても、相対的に互いに停止した状態
と等価な状態とされる。その結果、前記押圧機構による
ラベルの被貼着体への押圧が確実に行われ、ラベルの被
貼着体への貼着状態は良好となる。
【0026】また、前記構成において、前記押圧機構に
よる前記ラベルに対する押圧直前に、当該ラベルの搬送
方向と該搬送方向に直交する方向に関して位置決めを行
う位置決め機構を設けるようにしてもよい(請求項8記
載の発明)。
【0027】この場合、サクションコンベアによる搬送
過程において、ラベルが何らかの原因によってずれたと
しても、押圧機構による押圧操作直前において、位置決
め機構を通じてラベルが位置決めされるため、押圧機構
によるラベルの被貼着体への位置決め及び押圧が確実に
行われ、ラベルの被貼着体への貼着状態は更に良好とな
る。
【0028】また、前記構成において、前記属性検出機
構による検出結果に基づいて、異種ラベルを排除する異
種ラベル排出機構を設けるようにしてもよい(請求項9
記載の発明)。
【0029】例えば、被貼着体に貼着すべきラベルの種
類と異なる種類のラベルが混入している場合、前記属性
検出機構において、属性が異なるという検出結果(異種
ラベル検出)が行われることになる。このとき、異種ラ
ベル排出機構を通じて、異種ラベルと認定されたラベル
がこの貼着処理経路から外されることになる。従って、
例えばラックに収容されたラベルに間違って異種ラベル
が混入されていたとしても、前記属性検出機構と異種ラ
ベル排出機構によって前記異種ラベルを簡単に排除する
ことができ、被貼着体に対して確実に規定のラベルを貼
着させることができる。
【0030】また、前記構成において、前記属性印字手
段による印字状態を検出する印字状態検出機構と、前記
印字状態検出機構による検出結果が印字異常の場合に、
当該ラベルを排除する異常印字ラベル排出機構を設ける
ようにしてもよい(請求項10記載の発明)。
【0031】包装体などの被貼着体の外観品質を決める
要因の一つにラベルの印字品質がある。従って、印字状
態の悪いラベルがそのまま粘着剤塗布機構及びラベル貼
着機構に搬送されてそのまま被貼着体に貼着されると、
被貼着体の外観品質を著しく損なうおそれがある。
【0032】しかし、本発明に係るラベル貼着システム
においては、異常印字ラベル排出機構を有しているた
め、印字状態の悪いラベルがそのまま粘着剤塗布機構及
びラベル貼着機構に搬送されることが回避され、被貼着
体の外観品質を損なうということが防止される。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るラベル貼着シ
ステムを例えば箱状の包装体にラベルを貼着するシステ
ムに適用した実施の形態例(以下、単に実施の形態に係
るラベル貼着システムと記す)を図1〜図13を参照し
ながら説明する。
【0034】本実施の形態に係るラベル貼着システム1
0は、図1に示すように、多数枚のラベル12が収容可
能とされたラベル収容機構14と、該ラベル収容機構1
4からラベル12を1枚ずつ取り出す枚葉取出し機構1
6と、該枚葉取出し機構16を通じて取り出されたラベ
ル12の属性を検出する属性検出機構18と、該属性検
出機構18による検出結果に基づいて、異種ラベル12
Cを排除する異種ラベル排出機構20と、前記枚葉取出
し機構16を通じて取り出されたラベル12に対して少
なくとも当該ラベル12の属性データの印字を行う属性
印字機構22と、該属性印字機構22による印字状態を
検出する印字状態検出機構24と、前記ラベル12の裏
面に粘着剤を塗布する粘着剤塗布機構26と、粘着剤が
塗布されたラベル12を箱状の包装体28に貼着するラ
ベル貼着機構30と、前記印字状態検出機構24による
検出結果が「不良」の場合に、当該不良ラベル12Dを
排除する異常印字ラベル排出機構32と、これら各機構
を含むシステム全体を集中管理して一括制御するホスト
コンピュータ34とを有して構成されている。
【0035】また、このラベル貼着システム10は、図
2に示すように、前記枚葉取出し機構16を制御する第
1のコントローラ40と、属性検出機構18と異種ラベ
ル排出機構20の制御を行う第2のコントローラ42
と、属性印字機構22を制御する第3のコントローラ4
4と、印字状態検出機構24と異常印字ラベル排出機構
32の制御を行う第4のコントローラ46と、粘着剤塗
布機構26を制御する第5のコントローラ48と、ラベ
ル貼着機構30を制御する第6のコントローラ50と、
バーコード読取りタイミングや印字検査のための撮像タ
イミングを制御する第7のコントローラ52を有する。
【0036】ラベル収容機構14は、複数(図示の例で
は3つ)のマガジン(第1〜第3のマガジン54A〜5
4C)を有し、各マガジン54A〜54Cには、サイズ
の異なる例えば2種類のラベル12A及び12Bが種別
毎に収容可能とされた多数のラック56が設置されてい
る。
【0037】ラック56は、図3に示すように、少なく
とも正面板60と側板(図示せず)及び底板62とでラ
ベル12の収納空間が区画され、特に底板62は正面板
60に対して上下移動可能に支持されている。また、ラ
ック56は、鉛直方向に対して所定角度ほど傾斜されて
支持されており、ラベル12の取出し方向に向かって下
方に傾斜された状態とされている。
【0038】また、前記ラック56に収容されるラベル
12には、その表面に、当該ラベル12の属性、例えば
ラベル12のサイズや当該ラベル12が貼着されるべき
製品の種類等がコード化されたバーコードが印刷されて
いる。
【0039】枚葉取出し機構16は、第1〜第3のマガ
ジン54A〜54Cにそれぞれ設置されており、8段の
ラック56に対して共通に設けられたベルト搬送機構6
4と各ラック56に対応して設けられた取出し機構66
を有して構成されている。ベルト搬送機構64は、各マ
ガジン54A〜54Cにおける最上段のラック56から
主搬送路68(図1参照)にわたって張設された搬送ベ
ルト70を移動させることにより、各ラック56から1
枚単位に取り出されたラベル12を主搬送路68に搬送
するように構成されている。
【0040】取出し機構66は、図3に示すように、ラ
ック56に収容された多数枚のラベル12のうち、最上
位にあるラベル12に向かってエアを吹き付けることに
よって、該最上位のラベル12を分離浮上させるさばき
機構72と、ラック56の底板62を常時上方に付勢す
る底板付勢機構74と、前記さばき機構72にて分離浮
上された最上位のラベル12を真空吸着する吸着機構7
6と、該吸着機構76を上下方向に回転駆動する回転駆
動機構78と、吸着機構76にて保持された1枚のラベ
ル12をベルト搬送機構64側に案内搬送するラベル案
内搬送機構80と、ラック56へのラベル12の収容の
有無を検出するラベル検出センサ82とを有して構成さ
れている。
【0041】底板付勢機構74は、一端がラック56の
底板62に固着され、他端がばね84の一端に固着され
たベルト86と、該ベルト86のたわみを防止するため
のローラ88と、ばね84の底板62に対する付勢力を
調整するための棚圧切換フック90を有する。この棚圧
切換フック90は、例えば、ばね84の他端が取り付け
られた短冊状の板片92に設けられた複数個の調整用孔
94と、これら調整用孔94のうち、いずれかの孔94
に挿通されるフック(図示せず)を有して構成される。
【0042】吸着機構76は、回転駆動機構78によっ
て回転駆動されるアーム96の先端部に設けられた吸着
パッド98と、該吸着パッド98と図示しない真空ポン
プとをつなぐ導管と、真空度を適宜調節する電磁弁回路
を有する。
【0043】回転駆動機構78は、前記アーム96と、
該アーム96の下方への回転を規制するストッパ104
及びストッパ高さ調整つまみ100を有して構成され、
特に、アーム96は、回転軸102の周りがU字状に屈
曲されている。これら屈曲部分及びストッパ104は、
吸着機構76の吸引の際にラベル12と吸着パッド98
の距離を調整するためのものである。
【0044】ラベル案内搬送機構80は、吸着機構76
にて吸引保持されているラベル12の下面に向かって回
転移動する押さえローラ106と、該押さえローラ10
6と共にラベル12をベルト搬送機構64側に送る搬送
ローラ108と、両ローラ106及び108にて送られ
てきたラベル12をスムーズに搬送ベルト70側に送る
ための一対のガイド板110a及び110bと、これら
一対のガイド板110a及び110bにて案内搬送され
てきたラベル12を搬送ベルト70に押し付けながら搬
送する搬送ローラ112とを有して構成されている。な
お、一対のガイド板110a及び110bには、ラベル
12の通過を検出するための光センサ114が設けられ
ている。
【0045】この枚葉取出し機構16の動作を簡単に説
明すると、まず、例えばホストコンピュータ34からの
取出し指令に基づいて、第1のコントローラ40は、今
回の対象ラベル(例えば12A)が収容されたラック5
6に対応する取出し機構66のさばき機構72及び吸着
機構76に対してそれぞれ起動信号を出力する。さばき
機構72は、前記起動信号の入力に基づいてエアを最上
位のラベル12Aに向かって噴射させ、吸着機構76
は、前記起動信号の入力に基づいて電磁弁回路を活性化
(電源供給等)させて真空ポンプと吸着パッド98とを
連通させる。この段階から吸着パッド98を通じての真
空吸引が行われる。
【0046】前記さばき機構72によるエアの噴射によ
って最上位のラベル12Aは他のラベル12Aと分離さ
れて浮上すると同時に、吸着機構76の真空吸引によっ
て吸着パッド98に吸着保持される。
【0047】その後、第1のコントローラ40は、回転
駆動機構78及び押さえローラ106の移動機構に対し
て起動信号を出力する。回転駆動機構78は、前記起動
信号の入力に基づいてアーム96を上方に回転移動さ
せ、移動機構は、前記起動信号の入力に基づいて押さえ
ローラ106を搬送ローラ108に向かって回転移動さ
せる。アーム96が所定位置に移動した段階で、吸着パ
ッド98にて吸引保持されているラベル12Aは、所定
位置にて停止することとなる。このとき、ラベル12A
の上面が、回転する搬送ローラ108に接触する状態と
される。
【0048】そして、押さえローラ106が更に上方に
回転移動して、そのローラ面がラベル12Aに接触した
段階において、第1のコントローラ40から吸着機構7
6に対して停止信号が出力される。吸着機構76は、前
記停止信号の入力に基づいて真空ポンプと吸着パッド9
8との連通を電磁弁回路を通じて閉塞する、あるいは真
空度を低下させることによって、吸引動作を停止する。
【0049】また、前記押さえローラ106がラベル1
2Aに接触した時点で、搬送ローラ108の回転駆動力
がラベル12Aに伝わり、該ラベル12Aは、搬送ロー
ラ108と押さえローラ106にて挟まれながら一対の
ガイド板110a及び110b間に搬送される。ラベル
12Aの搬送方向前端部が搬送ローラ112に達した段
階で、前記ラベル12Aは、今度は、該搬送ローラ11
2と搬送ベルト70に挟まれながら搬送ベルト70の搬
送方向に沿って移動することとなる。
【0050】ラベル12Aが一対のガイド板110a及
び110b間を通過した時点で光センサ114から検出
信号が出力され、第1のコントローラ40は、該検出信
号の入力に基づいて、回転駆動機構78及び押さえロー
ラ106の移動機構に対して復帰信号を出力する。回転
駆動機構78及び前記移動機構は、前記復帰信号の入力
に基づいてアーム96及び押さえローラ106をそれぞ
れ初期状態に戻す。
【0051】前記一連の動作が繰り返し行われること
で、ラック56に収容されている多数枚のラベル12A
が1枚ずつ搬送ベルト70側に送られ、ベルト搬送機構
64を通じて順次主搬送路68に搬送されることにな
る。
【0052】そして、ラック56内のラベル12Aがな
くなった時点で、ラベル検出センサ82からラベルなし
を示す検出信号が出力され、第1のコントローラ40に
入力される。第1のコントローラ40は、前記検出信号
の入力に基づいて、ホストコンピュータ34に対して当
該種類のラベル12Aの供給を継続するか否かの問い合
わせを行う。継続応答の場合、第1のコントローラ40
は、同一マガジン(例えばマガジン54A)内にある多
数のラック56のうち、同じ種類のラベル12Aが収容
されている別のラック56を選択し、その選択したラッ
ク56に対応する取出し機構66に対して起動信号を出
力する。選択されたラック56の取出し機構66は、第
1のコントローラ40の制御に基づいて前記一連の動作
を繰り返し、これによって、当該選択されたラック56
内の多数枚のラベル12Aが1枚ずつ主搬送路68側に
搬送されることとなる。
【0053】そして、一つのマガジン(例えば第1のマ
ガジン54A)における同一種類のラベル12Aが全て
搬送された段階において、ホストコンピュータ34は、
第1のコントローラ40に対して別のマガジン(例えば
第2のマガジン54B)を選択すべき内容の指令を出力
する。第1のコントローラ40は、前記ホストコンピュ
ータ34からの指令に基づいて、別のマガジン54Bを
選択し、更に今回の対象ラベル12Aが収容されている
ラック56から1枚ずつラベル12Aを取り出して主搬
送路68に搬送すべく前記一連の動作を繰り返す。
【0054】前記同一種類のラベル12Aの供給継続を
行わない旨の指令がホストコンピュータ34より発行さ
れると、第1のコントローラ40は、ラベル12Aの取
出し動作を行っている取出し機構66に停止信号を出力
し、それ以上のラベル12Aの取出しを停止させる。
【0055】一方、ホストコンピュータ34から別の種
類のラベル(例えば12B)を供給すべき旨の指令が発
行されると、第1のコントローラ40はラベル12Aの
取出し動作を行っている取出し機構66に停止信号を出
力し、それ以上のラベル12Aの取出しを停止させると
同時に、別の種類のラベル12Bが収容されているラッ
ク56に対応する取出し機構66に起動信号を出力し
て、当該取出し機構66に対して前記と同じ一連の動作
を行わせる。これによって、前記ホストコンピュータ3
4から別の種類ラベル12Bの供給を示す指令が発行さ
れた段階から、主搬送路68には、別の種類のラベル1
2Bが順次送り込まれ、後段の各種機構に搬送されるこ
とになる。
【0056】ここで、図1に示すように、主搬送路68
の後段には、主搬送路68を通じて搬送されたラベル1
2を属性検出機構18側に搬送させるための第1のベル
トコンベア116と、該第1のベルトコンベア116に
て搬送されたラベル12を属性検出機構18下を通して
後段の属性印字機構22側に搬送させるための第2のベ
ルトコンベア118と、該第2のベルトコンベア118
にて搬送されたラベル12を属性印字機構22下を通し
て後段の印字状態検出機構24側に搬送させるための第
3のベルトコンベア120と、該第3のベルトコンベア
120にて搬送されたラベル12を印字状態検出機構2
4下を通して後段に搬送するための第4のベルトコンベ
ア122と、該第4のベルトコンベア122にて搬送さ
れたラベル12を後段の粘着剤塗布機構26側に搬送す
るための第5のベルトコンベア124が配されている。
【0057】前記属性検出機構18は、第2のベルトコ
ンベア118上に設置され、ラベル12に印刷されたバ
ーコードを例えば光学的に読み取って第2のコントロー
ラ42(図2参照)に出力するバーコード読取部128
を有する。第2のコントローラ42は、バーコード読取
部128から送られてくるバーコードデータを所定のデ
ータ形態に変換してラベル12の属性データとしてホス
トコンピュータ34に送信する。このバーコード読取部
128での読取りタイミングは、例えば、主搬送路68
の終端あるいは第1のベルトコンベア116の始端に設
置されたラベル検出センサ130からの検出信号の出力
時点が基準とされる。
【0058】例えば、前記ラベル検出センサ130から
出力された検出信号がホストコンピュータ34に入力さ
れることによって、該ホストコンピュータ34から第2
のコントローラ42に対してバーコード要求信号が出力
され、第2のコントローラ42は、該バーコード要求信
号の入力に基づいてバーコード読取部128を活性化
(電源供給等)させる。該バーコード読取部128は、
第2のコントローラ42による活性化に伴って、所定の
基準クロックに同期させながらラベル12に印刷された
前記バーコードを読み取るという処理を行う。読み取ら
れたバーコードデータは、第2のコントローラ42を介
してラベル12の属性データとしてホストコンピュータ
34に送信される。
【0059】異種ラベル排出機構20は、前記第2のベ
ルトコンベア118と、該第2のベルトコンベア118
の例えば搬送方向後端を支点として該第2のベルトコン
ベア118を下方に回転駆動させる図示しないコンベア
回転駆動機構を有する。
【0060】ホストコンピュータ34は、属性検出機構
18におけるバーコード読取部128から送信された属
性データを受け取り、その受け取った属性データと現在
搬送すべきラベル12の設定属性データとを照合し、そ
の照合結果を第2のコントローラ42に送信する。第2
のコントローラ42は、ホストコンピュータ34から送
信された照合結果の内容に対応した制御信号を作成して
異種ラベル排出機構20に出力する。
【0061】そして、通常状態では、第2のコントロー
ラ42から異種ラベル排出機構20に対して通常動作を
示す制御信号が出力される。この場合、第2のベルトコ
ンベア118は、前記コンベア回転駆動機構の回転駆動
によって、その搬送方向が後段の属性印字機構22側に
向けられるように位置決め固定される。ホストコンピュ
ータ34からの前記照合結果が「適合せず」を示す内容
である場合は、前記コンベア回転駆動機構の第2のベル
トコンベア118に対する回転駆動によって該第2のベ
ルトコンベア118が前記支点を中心に例えば下方に回
転し、これにより、搬送途中にあったラベル12は、異
種ラベル12Cとしてラベル貼着処理経路から排出され
ることになる。この異種ラベル12Cの排出枚数は、ホ
ストコンピュータ34にて計数される。
【0062】属性印字機構22は、例えば熱転写方式の
印字装置132にて構成され、供給リール134から引
き出された熱転写用インクリボン136はサーマルヘッ
ド部138を介して巻取りリール140に巻回されるよ
うになっている。この属性印字機構22においてラベル
12に印字される内容としては、例えば、当該ラベル1
2が貼着される製品名、製品サイズ(単位:mm又はi
nch)、製品の枚数、有効期限、製造ロット番号等で
ある。これらの印字データは、ホストコンピュータ34
から第3のコントローラ44を介して当該属性印字機構
22に供給されるようになっている。
【0063】前記印字状態検出機構24は、第4のベル
トコンベア122上に設置され、ラベル12に印字され
た内容を撮像するビデオカメラ142と、該ビデオカメ
ラ142からの撮像信号を画像処理し、更にホストコン
ピュータ34から供給されている印字データと比較して
その検査結果をホストコンピュータ34に送信する画像
処理装置144を有する。このビデオカメラ142での
撮像タイミングは、例えば、第3のベルトコンベア12
0の搬送方向下流端に設置されたラベル検出センサ14
6(図2参照)からの検出信号の出力時点が基準とされ
る。
【0064】例えば、前記ラベル検出センサ146から
出力された検出信号がホストコンピュータ34に入力さ
れることによって、該ホストコンピュータ34から第4
のコントローラ46に対して撮像要求信号が出力され、
第4のコントローラ46は、該撮像要求信号の入力に基
づいてビデオカメラ142を活性化させる。ビデオカメ
ラ142は、第4のコントローラ46による活性化に伴
って、ラベル12に印字された内容を撮像するという処
理を行う。撮像された信号は、後段の画像処理装置14
4において画像処理されて印字画像データに変換され、
更に、ホストコンピュータ34から供給されている印字
データと比較されて、ラベル12に印字された外観状態
の良/不良、印字されているデータが正しいか否かの検
査が行われる。その検査結果はホストコンピュータ34
に送信される。
【0065】異常印字ラベル排出機構32は、前記第4
のベルトコンベア122と、該第4のベルトコンベア1
22の例えば搬送方向後端を支点として該第4のベルト
コンベア122を下方に回転駆動させる図示しないコン
ベア回転駆動機構を有する。
【0066】ホストコンピュータ34は、印字状態検出
機構24における画像処理装置144から送信された検
査結果を受け取り、その受け取った検査結果を第4のコ
ントローラ46に送信する。第4のコントローラ46
は、ホストコンピュータ34から送信された検査結果の
内容に対応した制御信号を作成して異常印字ラベル排出
機構32に出力する。
【0067】そして、通常状態では、第4のコントロー
ラ46から異常印字ラベル排出機構32に対して通常動
作を示す制御信号が出力される。この場合、第4のベル
トコンベア122は、前記コンベア回転駆動機構の回転
駆動によって、その搬送方向が後段の第5のベルトコン
ベア124側に向けられるように位置決め固定される。
ホストコンピュータ34からの前記検査結果が「印字不
良」を示す内容である場合は、前記コンベア回転駆動機
構の第4のベルトコンベア122に対する回転駆動によ
って該第4のベルトコンベア122が前記支点を中心に
例えば下方に回転し、これにより、搬送途中にあったラ
ベル12は、異常印字ラベル(不良ラベル)12Dとし
てラベル貼着処理経路から排出されることになる。この
異常印字ラベル12Dの排出枚数は、ホストコンピュー
タ34にて計数される。
【0068】粘着剤塗布機構26は、図1に示すよう
に、前段の第5のベルトコンベア124にて搬送された
ラベル12を受け取るラベル受取り機構150(図4A
参照)と、タンク152に貯留された粘着剤154を回
転させながら上方に引き上げる粘着剤塗布ローラ156
と、第5のベルトコンベア124を通じて搬送されたラ
ベル12を吸引保持しながら粘着剤塗布ローラ156側
に回転移動させる複数の搬送用ドラム158A及び15
8Bと、これら搬送用ドラム158A及び158Bのう
ち、選択的に一つの搬送用ドラム158A又は158B
に切り換えるドラム切換機構160を有して構成されて
いる。なお、複数の搬送用ドラム158A及び158B
のうち、いずれかの搬送用ドラムを指す場合には、単に
搬送用ドラム158と記す。
【0069】前記ラベル受取り機構150は、図4Aに
示すように、第5のベルトコンベア124(図1参照)
の搬送方向終端近傍に設置され、かつ、図示しない上下
移動駆動機構によって上下移動可能に支持された底板1
62と、前記第5のベルトコンベア124によって搬送
されたラベル12を前記底板162の方向に案内する一
対の案内板164a及び164bを有して構成されてい
る。底板162は、その長手方向が搬送用ドラム158
の軸方向と同じになるように設置され、前記一対の案内
板164a及び164bのうち、一方の案内板164a
は、底板162の一方の長辺(搬送用ドラム158に近
接する方の長辺)上に分離して配され、他方の案内板1
64bは、底板162の他方の長辺上に固定して配され
ている。即ち、一方の案内板164aは、所定位置に固
定された状態であるが、他方の案内板164bは、底板
162と共に上下方向に移動することになる。
【0070】前記搬送用ドラム158は、全周あるいは
一部分(図4Aにおいてはラベル吸着部分166)に多
数のエア吸入孔が形成され、これらエア吸引孔を通じて
エア吸引を行いながら支軸168を中心に回転するよう
になっている。従って、ラベル12が第5のベルトコン
ベア124によって搬送用ドラム158側に搬送される
と、前記ラベル12は、搬送用ドラム158の吸引動作
によってその表面側が周面に吸着されながら粘着剤塗布
ローラ156側に回転移動されることとなるため、粘着
剤塗布ローラ156のローラ面にはラベル12の裏面が
対向するかたちとなる。
【0071】そのため、前記搬送用ドラム158によっ
て粘着剤塗布ローラ156側に回転移動されたラベル1
2は、その裏面に粘着剤154が塗布されることとな
る。裏面に粘着剤154が塗布されたラベル12は、後
段のラベル貼着機構30に搬送される。
【0072】ところで、前記搬送用ドラム158は、サ
イズの異なる2種類のラベル12A及び12Bに対応し
て2個設置されており、前記ドラム切換機構160は、
前記属性検出機構18からの検出結果に基づいて、選択
的に一つの搬送用ドラム158A又は158Bに切り換
えるようになっている。
【0073】このドラム切換機構160は、図7に示す
ように、例えばモータ170の回転軸172の先端部分
に設けられ、かつ二つの搬送用ドラム158A及び15
8Bが回転自在に取り付けられた支持枠体174を有し
て構成されている。支持枠体174は、モータ170の
回転軸172に設けられた支柱176と、該支柱176
から左右両方向に延在して設けられたチャネル形状の2
つの枠体178A及び178Bを有し、これら枠体17
8A及び178Bにおいて、互いに対向する両端部分
が、対応する搬送用ドラム158A及び158Bを回転
可能に挟持する支軸を構成している。
【0074】そして、前記ドラム切換機構160による
搬送用ドラム158A及び158Bの選択的切換は、第
5のコントローラ48において、ホストコンピュータ3
4からのラベルサイズに関するデータに基づいて作成さ
れた切換信号の入力によって行われる。例えばホストコ
ンピュータ34からラベルサイズが通常であることを示
すデータが第5のコントローラ48に送信された場合
は、該第5のコントローラ48において、通常サイズの
搬送用ドラム158Aに切り換えるべきことを示す通常
サイズ切換信号が作成されてドラム切換機構160に出
力される。一方、ホストコンピュータ34からラベルサ
イズが小であることを示すデータが第5のコントローラ
48に送信された場合は、該第5のコントローラ48に
おいて、小サイズの搬送用ドラム158Bに切り換える
べきことを示す小サイズ切換信号が作成されてドラム切
換機構160に出力される。
【0075】ドラム切換機構160における前記モータ
170は、通常サイズ切換信号が入力された場合、支持
枠体174を回転駆動して、通常サイズの搬送用ドラム
158Aを粘着剤塗布ローラ156側に回転移動させ、
小サイズ切換信号が入力された場合は、支持枠体174
を回転駆動して、小サイズの搬送用ドラム158Bを粘
着剤塗布ローラ156側に回転移動させる。
【0076】前記ドラム切換機構160としては、前記
支持枠体174の回転移動による切換えのほか、例えば
図8に示すように、例えばサイズの異なる3つの搬送用
ドラム158A〜158Cをそれぞれ直列に、かつ回転
自在に取り付け可能とされた支持棒180と、該支持棒
180を軸方向に移動駆動させる図示しない直動機構を
設けて構成するようにしてもよい。
【0077】この場合、前記直動機構は、3種類の切換
信号のうち、第5のコントローラ48から出力される一
つの切換信号の入力に基づいて、前記切換信号の示す搬
送用ドラム158A、158B又は158Cが粘着剤塗
布ローラ156と対向する位置にくるように支持棒18
0を移動駆動させる。これによって、第5のベルトコン
ベア124を通じて搬送されたラベル12は、該ラベル
12のサイズに適合した搬送用ドラム158によって吸
引されながら粘着剤塗布ローラ156側に回転移動され
ることとなる。
【0078】前記粘着剤塗布機構26の動作を簡単に説
明すると、まず、図4Aに示すように、初期段階におい
て、底板162は上死点に位置されている。このとき、
底板162の両長辺上にそれぞれ案内板164a及び1
64bが鉛直方向に延在するかたちとなって、これら底
板162並びに一対の案内板164a及び164bにて
ラベル12を受け取るための収容空間182が形成され
る。また、搬送用ドラム158の位置は、ラベル吸着部
分166が上方を臨む位置とされている。
【0079】この段階で、第5のベルトコンベア124
を通じて搬送されたラベル12が前記収容空間182に
落下し、底板162上にほぼ直立した状態で載置され
る。その後、図4Bに示すように、図示しない上下移動
駆動機構によって底板162及び他方の案内板164b
が下方に移動すると、搬送用ドラム158も、例えば反
時計方向(ラベル吸着部分166がラベル受取り機構1
50と対向する方向)に回転し、これによって、図5A
に示すように、底板162上に直立載置されたラベル1
2の表面と、搬送用ドラム158のラベル吸着部分16
6とが対向し、底板162上にあったラベル12は、搬
送用ドラム158の吸引動作によってその表面側がラベ
ル吸着部分166に吸着されることになる。
【0080】搬送用ドラム158に吸着されたラベル1
2は、該搬送用ドラム158の回転に伴って、下方に位
置する粘着剤塗布ローラ156側に回転搬送される。そ
して、図5Bに示すように、ラベル12が搬送用ドラム
158と粘着剤塗布ローラ156によって挟まれた段階
から、粘着剤塗布ローラ156によって引き上げられた
粘着剤154がラベル12の裏面に塗布され、該粘着剤
154が塗布されたラベル12は、搬送用ドラム158
及び粘着剤塗布ローラ156の回転に伴って、後段のラ
ベル貼着機構30に搬送される。この間において、ラベ
ル受取り機構150は初期状態に復帰される。
【0081】前記ラベル貼着機構30は、例えば図6A
に示すように、多分割されたサクションボックス190
と図示しないサクション圧切換バルブを具備し、かつラ
ベル12のサイズや用途に応じてサクション圧を適宜切
換可能な2つのラベル搬送用のサクションコンベア19
2A及び192Bと、ラベル12が所定位置に搬送され
た時点で、ラベル12を吸着保持しながら包装体28側
に押圧する押圧機構196と、該押圧機構196による
ラベル12に対する押圧直前に、当該ラベル12の搬送
方向と該搬送方向に直交する方向に関して位置決めを行
う位置決め機構198(図8参照)と、これら各機構を
制御する前記第6のコントローラ50(図2参照)を有
して構成されている。なお、第6のコントローラ50
は、ホストコンピュータ34から供給されたラベルサイ
ズのデータに応じて制御信号を作成し、該制御信号を必
要な機構に出力するという処理も行う。
【0082】2つのサクションコンベア192A及び1
92Bは、前記包装体28の図示しない搬送機構の上方
において互いに平行に設置されており、その搬送速度
は、包装体28の搬送機構における搬送速度と同期する
ようになっている。各サクションコンベア192A及び
192Bは、前記サクション圧切換バルブを介して図示
しないエア吸引ポンプと連結され、かつ、エア吸引面が
下方に向けられた多分割のサクションボックス190が
設置され、搬送ベルト200の全周には多数のエア吸入
孔が設けられている。従って、搬送ベルト200が回転
搬送されると、下方に位置する搬送ベルト200の各エ
ア吸入孔及びサクションボックス190を通じてエアが
吸引されることになる。これにより、図5Bに示すよう
に、裏面に粘着剤154が塗布されたラベル12がサク
ションコンベア192A(192B)の下方に投入され
ると、図6Aに示すように、前記ラベル12は、前記エ
ア吸引によってその表面側が搬送ベルト200に吸着さ
れた状態で搬送ベルト200の移動方向に沿って搬送さ
れることとなる。
【0083】押圧機構196は、例えばエアシリンダに
よって2つのサクションコンベア192A及び192B
の間を上下方向に移動可能とされたピストンロッド20
2と、該ピストンロッド202の下端に例えば一体に設
けられた押圧板204を有して構成され、特にその配置
位置は、サクションコンベア192A(192B)の搬
送方向終端近傍の位置とされている。
【0084】一方、位置決め機構198は、図8に示す
ように、ラベル12の搬送方向に関して位置決めを行う
第1の位置決め機構198Aと、ラベル12に対し、そ
の搬送方向に直交する方向に関して位置決めを行う第2
の位置決め機構198Bを有する。
【0085】第1の位置決め機構198Aは、例えばエ
アシリンダによってラベル12の搬送方向に沿って移動
可能とされたピストンロッド206と、該ピストンロッ
ド206の先端部分に例えば一体に設けられた位置決め
板208を有して構成され、第2の位置決め機構198
Bは、例えばエアシリンダによってラベル12の搬送方
向と直交する方向に沿って移動可能とされたピストンロ
ッド210と、該ピストンロッド210の先端部分に例
えば一体に設けられた位置決め板212を有して構成さ
れている。
【0086】そして、サクションコンベア192A及び
192Bによってラベル12が押圧機構196における
押圧板204下に到達した段階で、ラベル12のサイズ
に応じて各々のサクション圧切換バルブが動作し、ラベ
ル位置修正用セクション圧(ラベル12を吸着、保持し
たまま搬送ベルト200上を滑らせることができる圧
力)に切り換えられる。その後、第1及び第2の位置決
め機構198A及び198Bの移動駆動によって、各位
置決め板208及び212がラベル12に向かって移動
する。このとき、ラベル12の互いに直交する2つの端
面が各位置決め板208及び212によって順次押され
ることになるが、サクション圧がラベル位置修正用の圧
力とされているため、ラベル12は搬送ベルト200上
を滑りながら2方向に位置決めされることになる。
【0087】前記第1及び第2の位置決め機構198A
及び198Bによって位置決めされたラベル12は、図
6Bに示すように、押圧機構196の吸引動作によって
押圧板204の下面に吸着保持され、この状態で、下方
に移動されて、例えば搬送過程にある包装体28の定め
られた位置に貼着される。
【0088】包装体28に貼着されるラベル12の貼着
状態が、図1に示すように、包装体28から張り出して
貼着された場合においては、その後、図示しない折込み
機構を通じて包装体28の側面に貼着され、更に別のベ
ルトコンベア(図示せず)を通じて包装体28の底面に
貼着されることとなる。
【0089】次に、前記実施の形態に係るラベル貼着シ
ステム10の動作について、図9〜図12のフローチャ
ートを参照しながら説明する。
【0090】まず、図9に示すように、ラベル貼着シス
テム10の動作開始前に、ホストコンピュータ34は、
ステップS1において供給された生産計画を基に、その
日の生産に必要なラベル12及び各ラベル12を納める
べきマガジン54A〜54Cを操作者に指示する(ステ
ップS2)。操作者は、ホストコンピュータ34からの
前記指示に従って、予めマガジン54A〜54Cに必要
なラベル12をセット(収容)しておく(ステップS
3)。
【0091】次に、ステップS4において、各コントロ
ーラは、生産ロットの切換えが行われたか否かの判別を
行う。この判別は、例えば切換ボタンの入力あるいはホ
ストコンピュータ34からの切換指示の入力があったか
どうかで行われ、生産ロットの切換えが行われるまで、
該ステップS4での判別処理が繰り返される。即ち、生
産ロットの切換待ちとなる。
【0092】生産ロットの切換えが行われた場合は、次
のステップS5に進み、各コントローラは、ホストコン
ピュータ34に対して生産ロットの情報の送信要求を出
力する。ホストコンピュータ34は、各コントローラか
らの前記送信要求の入力に基づいて、生産ロット情報を
各コントローラに送信する(ステップS6)。その内訳
は、図13に示すように、第1のコントローラ40に対
してはマガジン番号が送信され、第3及び第4のコント
ローラ44及び46に対しては印字データが送信され、
第5及び第6のコントローラ48及び50に対してはラ
ベルサイズが送信される。なお、印字データとしては、
例えば、製品名、製品サイズ(単位:mm)、製品サイ
ズ(単位:inch)、包装単位(フイルム入数)、有
効期限、製造ロット番号である。
【0093】各コントローラは、ホストコンピュータ3
4からの前記生産ロットの送信データを受信し、それぞ
れのデータRAMに展開されている情報テーブルに格納
する(ステップS7)。
【0094】次に、ステップS8において、各コントロ
ーラは、受信された対応する生産ロットの情報に基づい
てそれぞれ条件設定を行う。具体的には、第1のコント
ローラ40は、受信されたマガジン番号に対応したマガ
ジン54A、54B又は54Cに設置されている複数の
ラック56のうち、今回の対象ラベル12が収容されて
いるラック56を選択するという処理を行い、第4のコ
ントローラ46は、ホストコンピュータ34から供給さ
れた印字データを画像処理装置144に転送するという
処理を行う。
【0095】また、第5のコントローラ48は、複数の
搬送用ドラム158A及び158Bのうち、ホストコン
ピュータ34からのラベルサイズに応じた搬送用ドラム
158A又は158Bを選択するという処理を行い、第
6のコントローラ50は、ホストコンピュータ34から
のラベルサイズに応じたラベル位置修正用セクション圧
に設定するという処理を行う。
【0096】次に、ステップS9において、各コントロ
ーラは、それぞれ対応する条件設定が完了したかどうか
を判別する。この判別は、全ての条件設定が完了するま
で繰り返される。
【0097】全ての条件設定が完了した段階で、図10
に示すステップS10に進み、生産開始か否かが判別さ
れる。この判別は、開始ボタンの入力あるいはホストコ
ンピュータ34からのシステム開始要求の入力があった
かどうかで行われ、生産開始とされるまで、該ステップ
S10での判別処理が繰り返される。即ち、生産開始待
ちとなる。
【0098】生産開始とされた場合は、次のステップS
11に進み、各コントローラはそれぞれ登録されている
シーケンス制御プログラムに従って、各種機器を駆動制
御する。
【0099】このとき、第1のコントローラ40におい
ては、枚葉取出し機構16を駆動制御することにより、
前記条件設定ステップ(ステップS8)にて選択したラ
ック56の取出し機構66を通じて1枚ずつ今回対象と
なっているラベル12を取り出して主搬送路68に搬送
する。主搬送路68に搬送されたラベル12は、第1及
び第2のベルトコンベア116及び118を介して後段
の属性検出機構18におけるバーコード読取部128の
直下に搬送される。
【0100】この搬送過程においては、第7のコントロ
ーラ52にて、ラベル照合タイミングであるか否かの判
別が行われる。この判別は、例えば主搬送路68の終端
あるいは第1のベルトコンベア116の始端に設置され
たラベル検出センサ130からの検出信号の入力があっ
たかどうかで行われる(ステップS12)。
【0101】前記検出信号の入力がなかった場合は、図
11のステップS23に進み、第7のコントローラ52
において、今度は、印字状態検査タイミングか否かの判
別が行われる。この判別は、例えば第3のベルトコンベ
ア120の搬送方向下流端に設置されたラベル検出セン
サ146からの検出信号の入力があったかどうかで行わ
れる。
【0102】前記検出信号の入力がなかった場合は、図
12に示すステップS33に進み、各コントローラにお
いて、今回の生産ロットが終了したか否かの判別が行わ
れる。この判別は、例えば終了ボタンの入力あるいはホ
ストコンピュータ34からの終了指示の入力があったか
どうかで行われ、生産ロットが終了していないと判別さ
れた場合は、図10に示す前記ステップS12に戻り、
該ステップS12以降の処理を繰り返す。
【0103】そして、前記ステップS12において、前
記ラベル検出センサ130から検出信号が第7のコント
ローラ52に入力されて、ラベル照合タイミングである
と判別された場合は、ステップS13に進み、第7のコ
ントローラ52からホストコンピュータ34に対してラ
ベル照合タイミング信号が出力される。
【0104】ホストコンピュータ34は、第7のコント
ローラ52から送信される前記タイミング信号を受信し
(ステップS14)、該タイミング信号の受信に基づい
てバーコード読取り要求信号を第2のコントローラ42
に出力する(ステップS15)。第2のコントローラ4
2は、前記バーコード読取り要求信号の入力に基づいて
バーコード読取部128を活性化させる。バーコード読
取部128は、所定の基準クロックに同期させながらラ
ベル12に印刷された前記バーコードを読み取るという
処理を行う(ステップS16)。読み取られたバーコー
ドデータは、第2のコントローラ42を介してラベル1
2の属性データとしてホストコンピュータ34に送信さ
れる(ステップS17)。
【0105】ホストコンピュータ34は、第2のコント
ローラ42から送信される属性データを受信し(ステッ
プS18)、図11に示すように、該受信した属性デー
タと現在搬送すべきラベル12の設定属性データとを照
合し(ステップS19)。その照合結果を第2及び第3
のコントローラ42及び44に送信する(ステップS2
0)。
【0106】第2及び第3のコントローラ42及び44
は、ホストコンピュータ34からの照合結果を受信して
(ステップS21)、異種ラベル排出機構20及び属性
印字機構22に対してそれぞれ前記照合結果に応じた動
作を行わせる(ステップS22)。具体的には、第2の
コントローラ42は、前記照合結果が「適合」を示す場
合、異種ラベル排出機構20に対して第2のベルトコン
ベア118をその搬送方向が後段の属性印字機構22側
に向けられるように位置決め固定するという動作を行わ
せ、照合結果が「適合せず」を示す内容である場合は、
第2のベルトコンベア118を支点を中心に例えば下方
に回転させて、搬送途中にあるラベル12を異種ラベル
12Cとして排出するという動作を行わせる。
【0107】一方、第3のコントローラ44は、前記ホ
ストコンピュータ34からの照合結果が「適合」を示す
場合に、属性印字機構22に対して印字要求信号を出力
して該属性印字機構を動作開始状態にさせた後、今回搬
送されてくるラベル12に印字すべきデータを転送する
という処理を行う。属性印字機構22は、第3のコント
ローラ44からの印字要求信号の入力に基づいて、前記
転送される印字データをバッファに格納し、次いで、ラ
ベル12が印字開始位置に到達したか否かをラベル検出
センサ214(図2参照)を通じて検知する。該ラベル
検出センサ214からの検出信号の入力があった時点
で、前記格納された印字データをラベル12に印字す
る。
【0108】他方、前記ステップS23において、前記
ラベル検出センサ146から検出信号が第7のコントロ
ーラ52に入力されて、印字状態検査タイミングである
と判別された場合は、ステップS24に進み、第7のコ
ントローラ52からホストコンピュータ34に対して印
字状態検査タイミング信号が出力される。
【0109】ホストコンピュータ34は、第7のコント
ローラ52から送信される前記タイミング信号を受信し
(ステップS25)、該タイミング信号の受信に基づい
て、印字状態検査要求信号を第4のコントローラ46に
出力する(ステップS26)。第4のコントローラ46
は、前記印字状態検査要求信号の入力に基づいてビデオ
カメラ142を活性化させる。ビデオカメラ142は、
第4のコントローラ46による活性化に伴って、ラベル
12に印字された内容を撮像するという処理を行う(ス
テップS27)。ビデオカメラ142からの撮像信号
は、後段の画像処理装置144において画像処理された
後、印字画像データに変換される。その後、当該画像処
理装置144において、ホストコンピュータ34から供
給されている印字データと比較され、ラベル12に印字
された外観状態の良/不良、印字されているデータが正
しいか否かの検査が行われる。その検査結果はホストコ
ンピュータ34に送信される(ステップS28)。
【0110】ホストコンピュータ34は、画像処理装置
144から送信される検査結果を受信し(ステップS2
9)、図12に示すように、該受信した検査結果を第
4、第5及び第6のコントローラ46、48及び50に
送信する(ステップS30)。
【0111】第4、第5及び第6のコントローラ46、
48及び50は、ホストコンピュータ34からの検査結
果を受信して(ステップS31)、異常印字ラベル排出
機構32、粘着剤塗布機構26及びラベル貼着機構30
に対して前記検査結果に応じた動作を行わせる(ステッ
プS32)。具体的には、第4のコントローラ46は、
検査結果が「良」を示す場合、第4のベルトコンベア1
22をその搬送方向が後段の第5のベルトコンベア12
4側に向けられるように位置決め固定させるという動作
を行わせ、検査結果が「不良」を示す内容である場合
は、第4のベルトコンベア122を支点を中心に例えば
下方に回転させて、搬送途中にあるラベル12を異常印
字ラベル12Dとして排出するという動作を行わせる。
【0112】検査結果が「良」と認定されたラベル12
は、これ以降、第5のベルトコンベア124を通じて後
段の粘着剤塗布機構26に搬送されて、該粘着剤塗布機
構26において裏面に粘着剤154が塗布される。裏面
に粘着剤154が塗布されたラベル12は、後段のラベ
ル貼着機構30におけるサクションコンベア192A
(192B)を通じて所定の貼着位置まで搬送された
後、押圧機構196(図6参照)の押圧動作によって、
搬送途中にある包装体28の表面に貼着される。
【0113】そして、次のステップS33において、各
コントローラは、今回の生産ロットが終了したか否かの
判別を行う。この判別は、上述したように、例えば終了
ボタンの入力あるいはホストコンピュータ34からの終
了指示の入力があったかどうかで行われ、生産ロットが
終了していないと判別された場合は、前記ステップS1
2に戻り、該ステップS12以降の処理を繰り返す。
【0114】前記ステップS33において、生産ロット
が終了したと判別された場合は、次のステップS34に
進み、各コントローラは、動作中のシーケンス制御プロ
グラムを終了させて、各種機器の運転を停止させる。
【0115】次に、ステップS35に進み、生産計画が
終了したか否かの判別が行われる。この判別は、ホスト
コンピュータ34に登録されている生産計画のすべてが
終了したかどうかで行われ、終了していない場合は、ス
テップS4に戻って、該ステップS4以降の処理を繰り
返す。即ち、投入するラベル12のサイズの変更を含め
た生産ロットの切換えが行われ、該生産ロットの切換え
に基づいて今回のラベル供給に関する条件設定が行われ
て、ラベル収容機構14から順次今回の対象ラベル12
の搬送が行われることになる。
【0116】そして、前記ステップS35において、生
産計画が終了したと判別された場合は、このラベル貼着
システム10の処理動作が終了する。
【0117】このように、本実施の形態に係るラベル貼
着システム10においては、多数枚のラベル12が収容
されたラベル収容機構14から、枚葉取出し機構16を
通じて1枚ずつラベル12が取り出されて後段の属性検
出機構18に搬送され、該属性検出機構18においてラ
ベル12の属性が検出される。その後、ラベル12は、
属性印字機構22に搬送され、該属性印字機構22にお
いて、少なくとも当該ラベル12の属性データの印字処
理が行われ、更に、粘着剤塗布機構26においてその裏
面に粘着剤154が塗布され、ラベル貼着機構30を通
じて包装体28に貼着される。これらの処理手順並びに
処理動作は、すべてホストコンピュータ34において、
一括制御されることになる。
【0118】この場合、ラベル12のサイズ等の属性が
属性検出機構18にて検出されてホストコンピュータ3
4での制御に反映させることが可能となるため、例えば
サイズが異なるラベル12が搬送されたとしても、ホス
トコンピュータ34にて各機構に対し、そのサイズに応
じた制御を行わせることができる。例えば、属性印字機
構22に対しては、ラベル12のサイズに応じてその印
字領域の変更や印字範囲の拡大、縮小等が行われ、粘着
剤塗布機構26に対しては、ラベル12のサイズに応じ
て粘着剤154の塗布範囲の拡大、縮小が行われ、ラベ
ル貼着機構30に対しては、ラベル12のサイズに応じ
てラベル貼着位置の変更等が行われる。
【0119】即ち、本実施の形態に係るラベル貼着シス
テム10においては、一つの設備にて、複数サイズのラ
ベル12を一括処理することができるため、設備の設置
空間の省スペース化及びコストダウンを実現させること
ができる。
【0120】その結果、包装体28にラベル12を貼着
して外装品を生産する場合において、該外装品の生産性
の向上、製造コストの低廉化、リードタイムの短縮化、
製造ライン設置空間の省スペース化及び作業環境の改善
を図ることができる。しかも、種々のサイズの外装品を
作製するために様々なサイズのラベル12が投入された
としても、各種治具や機械部品等を変更することなく、
前記集中管理による一括制御によって、ラベル12の包
装体28への貼着を良好に行わせることができ、各種サ
イズの外装品を容易に作製することができる。
【0121】特に、本実施の形態に係るラベル貼着シス
テム10においては、ラベル収容機構14を、サイズの
異なる多種類のラベル12を種別毎に収容可能とされた
多数のラック56を有するマガジン54A〜54Cにて
構成するようにしているため、ラック単位にサイズの異
なるラベル12をマガジン54A〜54Cに装填するこ
とが可能となる。その結果、ホストコンピュータ34
は、枚葉取出し機構16に対してラック単位にラベル1
2のサイズに応じた取出し幅等の変更指令を行うことが
でき、マガジン54A〜54Cからラベル12を1枚ず
つ取り出す際の精度を向上させることができる。
【0122】また、本実施の形態に係るラベル貼着シス
テム10においては、枚葉取出し機構16として、前記
マガジン54A〜54Cのうち、必要なラック56が収
容されている多数枚のラベル12のうち、最上位にある
ラベル12を真空吸着により上方に持ち上げ保持する吸
着機構76と、該吸着機構76により保持されたラベル
12を主搬送路68に通じるベルト搬送機構64に案内
するラベル案内搬送機構80を設けるようにしたので、
まず、ホストコンピュータ34において、例えば包装体
28のサイズに応じて貼着すべきラベル12のサイズが
決定され、その決定されたサイズのラベル12が収容さ
れているラック56が選択され、枚葉取出し機構16に
対して今回選択されたラック56に対するラベル取出し
が指令される。枚葉取出し機構16は、ホストコンピュ
ータ34からの前記指令に基づいて今回選択されたラッ
ク56から1枚ずつラベル12を取り出すことになる。
このとき、今回選択されたラック56(必要なラック)
に収容されている多数枚のラベル12のうち、最上位に
あるラベル12が吸着機構76による真空吸着により上
方に持ち上げ保持され、その保持されたラベル12は、
ラベル案内搬送機構80によって後段の機構(例えば属
性検出機構18)に通じる主搬送路68に案内されるこ
ととなる。
【0123】この場合、包装体28のサイズに適合する
ラベル12が収容されているラック56が迅速に選択さ
れ、しかも、吸着機構76とラベル案内搬送機構80を
通して後段の機構に搬送されるため、今回選択されたラ
ック56から迅速に、かつ確実に1枚ずつラベル12を
取り出すことができ、貼着処理のスループットの向上を
図ることができる。
【0124】また、本実施の形態に係るラベル貼着シス
テム10においては、前記属性検出機構18として、ラ
ベル12に表されたバーコードを属性データとして読み
取るバーコード読取部128を設けるようにしたので、
シート状のラベル12であっても、良好にラベル12の
属性をバーコード読取部128にて読み取ることがで
き、その後の処理を迅速に行わせることができる。
【0125】また、本実施の形態に係るラベル貼着シス
テム10においては、粘着剤塗布機構26として、タン
ク152に貯留された粘着剤154を回転させながら上
方に引き上げる粘着剤塗布ローラ156と、搬送された
ラベル12を吸引保持しながら粘着剤塗布ローラ156
側に回転移動させる搬送用ドラム158A、158Bを
設けるようにしたので、タンク152内の粘着剤154
は、粘着剤塗布ローラ156にて攪拌されながら引き上
げられることになる。そのため、粘着剤154が局部的
に乾燥固化することが回避され、粘着剤154に対して
常時一定の粘度を維持させることができる。しかも、搬
送用ドラム158A、158Bを通じてラベル12を吸
引保持しながら粘着剤塗布ローラ156側に移動するよ
うにしているため、搬送用ドラム158A、158Bに
吸引保持されたラベル12は、搬送用ドラム158A、
158Bと粘着剤塗布ローラ156の例えば同期回転に
伴ってこれら搬送用ドラム158A、158Bと粘着剤
塗布ローラ156にて挟持されながらその裏面に粘着剤
154が塗布されていくことになる。 このように、粘
着剤154に対する一定粘度の維持及びラベル12に対
する回転挟持送りによって、ラベル12の裏面に均一に
粘着剤154が塗布されることになる。
【0126】また、本実施の形態に係るラベル貼着シス
テム10においては、搬送用ドラム158A、158B
をサイズの異なる多種類のラベル12に対応して多数設
置し、ホストコンピュータ34からのラベルサイズに関
するデータに基づいて選択的に一つの搬送用ドラム15
8A又は158Bに切り換えるドラム切換機構160を
設けるようにしたので、サイズの異なるラベル12がラ
ンダムに投入されたとしても、サイズの如何に拘わらず
全てのラベル12に対して粘着剤154を均一に塗布す
ることが可能となる。
【0127】また、本実施の形態に係るラベル貼着シス
テム10においては、ラベル貼着機構30として、包装
体28の搬送機構の上方に設置され、かつ裏面に粘着剤
154が塗布されたラベル12の表面側を真空吸着しな
がら前記搬送機構の搬送方向と同じ方向に互いに同期さ
せて搬送するサクションコンベア192A及び192B
と、包装体28が所定位置に搬送された時点で、サクシ
ョンコンベア192A及び192Bによる搬送過程にあ
るラベル12を包装体28側に押圧する押圧機構196
を設けるようにしたので、まず、粘着剤塗布機構26に
おいて裏面に粘着剤154が塗布されたラベル12は、
サクションコンベア192A及び192Bによってその
表面側が真空吸着されながら包装体28の搬送方向に沿
って、かつ互いに同期しながら搬送され、これらサクシ
ョンコンベア192A及び192Bによって搬送過程に
あるラベル12は、押圧機構196を通じて包装体28
側に押圧される。
【0128】このとき、粘着剤154が塗布されている
ラベル12の裏面側が包装体28側に向いていることか
ら、押圧機構196による押圧操作によって、ラベル1
2は、包装体28に貼着されることになる。特に、搬送
機構とサクションコンベア192A及び192Bとを互
いに同期させてそれぞれ包装体28とラベル12を搬送
するようにしているため、包装体28とラベル12は、
搬送状態にあるとしても、相対的に互いに停止した状態
と等価な状態とされる。その結果、押圧機構196によ
るラベル12の包装体28への押圧が確実に行われ、ラ
ベル12の包装体28への貼着状態は良好となる。
【0129】また、本実施の形態に係るラベル貼着シス
テム10においては、押圧機構196によるラベル12
に対する押圧直前に、当該ラベル12の搬送方向と搬送
方向に直交する方向に関して位置決めを行う位置決め機
構198を設けるようにしたので、サクションコンベア
192A、192Bによる搬送過程において、ラベル1
2が何らかの原因によってずれたとしても、押圧機構1
96による押圧操作直前において、位置決め機構198
を通じてラベル12が位置決めされることとなり、その
結果、押圧機構196によるラベル12の包装体28へ
の位置決め及び押圧が確実に行われ、ラベル12の包装
体28への貼着状態は更に良好となる。
【0130】また、本実施の形態に係るラベル貼着シス
テム10においては、属性検出機構18による検出結果
に基づいて、異種ラベル12Cを排除する異種ラベル排
出機構20を設けるようにしたので、例えば、包装体2
8に貼着すべきラベル12の種類と異なる種類のラベル
12Cが混入している場合、前記属性検出機構18にお
いて、属性が異なるという検出結果(異種ラベル検出)
が行われ、異種ラベル排出機構20を通じて異種ラベル
12Cと認定されたラベル12がこの貼着処理経路から
外されることになる。従って、例えばラック56に収容
されたラベル12に間違って異種ラベル12Cが混入さ
れていたとしても、前記属性検出機構18と異種ラベル
排出機構20によって前記異種ラベル12Cを簡単に排
除することができ、包装体28に対して確実に規定のラ
ベル12を貼着させることができる。
【0131】一般に、包装体28などの外観品質を決め
る要因の一つにラベル12の印字品質があるが、印字状
態の悪いラベル(不良ラベル)12Dがそのまま粘着剤
塗布機構26及びラベル貼着機構30に搬送されてその
まま包装体28に貼着されると、包装体28の外観品質
を著しく損なう可能性がある。
【0132】しかし、本実施の形態に係るラベル貼着シ
ステム10においては、異常印字ラベル排出機構32を
有しているため、印字状態の悪いラベル12Dがそのま
ま粘着剤塗布機構26及びラベル貼着機構30に搬送さ
れることが回避され、包装体28の外観品質を損なうと
いうことが防止される。
【0133】前記実施の形態においては、ラベル収容機
構14の後段に、属性検出機構18、属性印字機構2
2、印字状態検出機構24、粘着剤塗布機構26及びラ
ベル貼着機構30の順序で配列させて、属性検出処理、
属性印字処理、印字状態検出処理、粘着剤塗布処理及び
ラベル貼着処理の順番で処理を行うようにしたが、前記
各種機構の順序を入れ替えて所望の処理から行うように
してもよい。
【0134】また、前記各種機構のうち、属性検出機構
18、属性印字機構22、印字状態検出機構24、粘着
剤塗布機構26のいずれかを削除してもよい。
【0135】また、前記実施の形態では、2種類のラベ
ル12A及び12Bを想定したが、その他、3種類以上
のラベルにも適用させることができ、また、1種類のラ
ベルのみでも適用可能である。
【0136】なお、この発明は上述の実施の形態に限ら
ず、この発明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採
り得ることはもちろんである。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るラベ
ル貼着システムによれば、多数枚のラベルを収容可能と
されたラベル収容機構と、該ラベル収容機構からラベル
を1枚ずつ取り出す枚葉取出し機構と、該枚葉取出し機
構を通じて取り出された前記ラベルの属性を検出する属
性検出機構と、取り出された前記ラベルに対して少なく
とも当該ラベルの属性データの印字を行う属性印字機構
と、前記ラベルの裏面に粘着剤を塗布する粘着剤塗布機
構と、前記粘着剤が塗布された前記ラベルを被貼着体に
貼着するラベル貼着機構と、前記各機構を含むシステム
全体を集中管理して一括制御する制御部とを設けるよう
にしている。
【0138】このため、複数サイズで多種デザインのラ
ベルが投入された場合においても、短時間でラベルの自
動切換えを行うことができ、ラベル貼着作業の効率化を
大幅に向上させることができるという効果が達成され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラベル貼着システムを例えば箱状
の包装体にラベルを貼着するシステムに適用した実施の
形態例(以下、単に実施の形態に係るラベル貼着システ
ムと記す)を示す構成図である。
【図2】本実施の形態に係るラベル貼着システムの回路
系を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態に係るラベル貼着システムにおけ
る枚葉取出し機構を示す構成図である。
【図4】本実施の形態に係るラベル貼着システムにおい
て、粘着剤塗布機構におけるラベル受取り機構と搬送用
ドラムの連携動作を示す説明図(その1)であり、同図
Aはラベル受取り機構にラベルが受け取られた段階の動
作を示し、同図Bはラベル受取り機構における底板が下
方に移動している段階での動作を示す。
【図5】本実施の形態に係るラベル貼着システムにおい
て、粘着剤塗布機構におけるラベル受取り機構と搬送用
ドラムの連携動作を示す説明図(その2)であり、同図
Aは搬送用ドラムにラベルが吸着された段階の動作を示
し、同図Bは搬送用ドラムに吸着されたラベルに粘着剤
が塗布される段階の動作を示す。
【図6】本実施の形態に係るラベル貼着システムにおけ
るラベル貼着機構の動作を示す説明図であり、同図Aは
ラベルをサクションコンベアにて貼着位置まで搬送した
状態を示し、同図Bは押圧機構にてラベルを包装体に貼
着させた状態を示す。
【図7】本実施の形態に係るラベル貼着システムの粘着
剤塗布機構におけるドラム切換機構の一例を示す二面図
であり、同図Aは平面図、同図Bは側面図を示す。
【図8】本実施の形態に係るラベル貼着システムの粘着
剤塗布機構におけるドラム切換機構の他の例とラベル貼
着機構を示す平面図である。
【図9】本実施の形態に係るラベル貼着システムの処理
動作を示すフローチャート(その1)である。
【図10】本実施の形態に係るラベル貼着システムの処
理動作を示すフローチャート(その2)である。
【図11】本実施の形態に係るラベル貼着システムの処
理動作を示すフローチャート(その3)である。
【図12】本実施の形態に係るラベル貼着システムの処
理動作を示すフローチャート(その4)である。
【図13】本実施の形態に係るラベル貼着システムにお
けるホストコンピュータから各コントローラに送信され
る生産ロット情報の内訳を示す説明図である。
【符号の説明】
10…ラベル貼着システム 12、12A〜12
D…ラベル 14…ラベル収容機構 16…枚葉取出し機
構 18…属性検出機構 20…異種ラベル排
出機構 22…属性印字機構 24…印字状態検出
機構 26…粘着剤塗布機構 28…包装体 30…ラベル貼着機構 32…異常印字ラベ
ル排出機構 34…ホストコンピュータ 40…第1のコント
ローラ 42…第2のコントローラ 44…第3のコント
ローラ 46…第4のコントローラ 48…第5のコント
ローラ 50…第6のコントローラ 52…第7のコント
ローラ 54A〜54C…マガジン 56…ラック 64…ベルト搬送機構 66…取出し機構 68…主搬送路 70…搬送ベルト 72…さばき機構 74…底板付勢機構 76…吸着機構 78…回転駆動機構 80…ラベル案内搬送機構 82…ラベル検出セ
ンサ 98…吸着パッド 106…押さえロー
ラ 108…搬送ローラ 114…光センサ 116…第1のベルトコンベア 118…第2のベル
トコンベア 120…第3のベルトコンベア 122…第4のベル
トコンベア 124…第5のベルトコンベア 128…バーコード
読取部 130…ラベル検出センサ 132…印字装置 142…ビデオカメラ 144…画像処理装
置 146…ラベル検出センサ 150…ラベル受取
り機構 152…タンク 154…粘着剤 156…粘着剤塗布ローラ 158、158A〜158C…搬送用ドラム 160…ドラム切換機構 166…ラベル吸着
部分 190…サクションボックス 192A、192B…サクションコンベア 196…押圧機構 198…位置決め機
構 214…ラベル検出センサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数枚のラベルを収容可能とされたラベル
    収容機構と、 前記ラベル収容機構からラベルを1枚ずつ取り出す枚葉
    取出し機構と、 前記枚葉取出し機構を通じて取り出された前記ラベルの
    属性を検出する属性検出機構と、 取り出された前記ラベルに対して少なくとも当該ラベル
    の属性データの印字を行う属性印字機構と、 前記ラベルの裏面に粘着剤を塗布する粘着剤塗布機構
    と、 前記粘着剤が塗布された前記ラベルを被貼着体に貼着す
    るラベル貼着機構と、 前記各機構を含むシステム全体を集中管理して一括制御
    する制御部とを有することを特徴とするラベル貼着シス
    テム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のラベル貼着システムにおい
    て、 前記ラベル収容機構は、サイズの異なる多種類のラベル
    を種別毎に収容可能とされた多数のラックを有するマガ
    ジンにて構成されていることを特徴とするラベル貼着シ
    ステム。
  3. 【請求項3】請求項2記載のラベル貼着システムにおい
    て、 前記枚葉取出し機構は、前記マガジンのうち、必要なラ
    ックの収容されている多数枚のラベルのうち、最上位に
    あるラベルを真空吸着により上方に持ち上げ保持する吸
    着機構と、 前記吸着機構により保持された前記ラベルを後段の機構
    に通じる搬送系に案内する案内機構を有することを特徴
    とするラベル貼着システム。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項記載のラベル
    貼着システムにおいて、 前記属性検出機構は、前記ラベルに表されたバーコード
    を属性データとして読み取るバーコード読取り手段を有
    することを特徴とするラベル貼着システム。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項記載のラベル
    貼着システムにおいて、 前記粘着剤塗布機構は、タンクに貯留された粘着剤を回
    転させながら上方に引き上げる粘着剤塗布ローラと、 搬送された前記ラベルを吸引保持しながら前記粘着剤塗
    布ローラ側に回転移動させる搬送用ドラムを有すること
    を特徴とするラベル貼着システム。
  6. 【請求項6】請求項5記載のラベル貼着システムにおい
    て、 前記搬送用ドラムは、サイズの異なる多種類のラベルに
    対応して多数設置され、 前記属性検出機構からの検出結果に基づいて選択的に一
    つの搬送用ドラムに切り換えるドラム切換機構を有する
    ことを特徴とするラベル貼着システム。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項記載のラベル
    貼着システムにおいて、 前記ラベル貼着機構は、前記被貼着体の搬送経路の上方
    に設置され、かつ裏面に粘着剤が塗布されたラベルの表
    面側を真空吸着しながら前記被貼着体の搬送方向と同じ
    方向に互いに同期させて搬送するサクションコンベア
    と、 前記ラベルが所定位置に搬送された時点で、前記ラベル
    を被貼着体側に押圧する押圧機構を有することを特徴と
    するラベル貼着システム。
  8. 【請求項8】請求項7記載のラベル貼着システムにおい
    て、 前記押圧機構による前記ラベルに対する押圧直前に、当
    該ラベルの搬送方向と該搬送方向に直交する方向に関し
    て位置決めを行う位置決め機構を有するラベル貼着シス
    テム。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれか1項記載のラベル
    貼着システムにおいて、 前記属性検出機構による検出結果に基づいて、異種ラベ
    ルを排除する異種ラベル排出機構を有することを特徴と
    するラベル貼着システム。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれか1項記載のラベ
    ル貼着システムにおいて、 前記属性印字機構による印字状態を検出する印字状態検
    出機構と、 前記印字状態検出機構による検出結果が印字異常の場合
    に、当該ラベルを排除する異常印字ラベル排出機構を有
    することを特徴とするラベル貼着システム。
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