JPH10137261A - ポリープ切除器具 - Google Patents
ポリープ切除器具Info
- Publication number
- JPH10137261A JPH10137261A JP8332634A JP33263496A JPH10137261A JP H10137261 A JPH10137261 A JP H10137261A JP 8332634 A JP8332634 A JP 8332634A JP 33263496 A JP33263496 A JP 33263496A JP H10137261 A JPH10137261 A JP H10137261A
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- JP
- Japan
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- flexible plastic
- auxiliary
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、ポリープ内の血管の切れ残りが起
こらないで、しかも多数のポリープを連続して切除でき
るポリープ切除器具を提供するものである。 【解決手段】 Ｄ型を形成する焼灼電極部を収容したチ
ューブ部とホルダー部とを接続して成り、チューブ部
は、可撓性プラスチック外チューブの中に２本の可撓性
プラスチックチューブを内蔵し、２本の可撓性プラスチ
ックチューブ内にそれぞれ鋼より線を通し、両鋼より線
の先端は絶縁体を介して固定され、ホルダー部は、ホル
ダー本体に２本のステンレス製パイプを内蔵し、ホルダ
ー本体に指差込部をスライド可能に嵌合し、指差込部は
補助部を挟み、補助部もホルダー本体にスライド可能に
嵌合し、前記両鋼より線の他端はホルダー本体に内蔵し
た２本のステンレス製パイプの中を貫通し、一方のステ
ンレス製パイプの他端は指差込部の壁面に固定し、他方
のステンレス製パイプの他端は指差込部の壁面をスライ
ド可能に貫通し、補助部の壁面に固定する。
こらないで、しかも多数のポリープを連続して切除でき
るポリープ切除器具を提供するものである。 【解決手段】 Ｄ型を形成する焼灼電極部を収容したチ
ューブ部とホルダー部とを接続して成り、チューブ部
は、可撓性プラスチック外チューブの中に２本の可撓性
プラスチックチューブを内蔵し、２本の可撓性プラスチ
ックチューブ内にそれぞれ鋼より線を通し、両鋼より線
の先端は絶縁体を介して固定され、ホルダー部は、ホル
ダー本体に２本のステンレス製パイプを内蔵し、ホルダ
ー本体に指差込部をスライド可能に嵌合し、指差込部は
補助部を挟み、補助部もホルダー本体にスライド可能に
嵌合し、前記両鋼より線の他端はホルダー本体に内蔵し
た２本のステンレス製パイプの中を貫通し、一方のステ
ンレス製パイプの他端は指差込部の壁面に固定し、他方
のステンレス製パイプの他端は指差込部の壁面をスライ
ド可能に貫通し、補助部の壁面に固定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気外科学的ポリ
ープ切除用器具に関するものである。
ープ切除用器具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の電気外科学的ポリープ切除用器具
として、特許出願公開番号平２−２９１８５０号（特願
平２−１１６７号）には、ループ型電極のポリープ切除
用係蹄の構造が示されており、第１の可撓性プラスチッ
クチューブの中に第２の可撓性プラスチックチューブを
配設し、第１可撓性プラスチックチューブと第２可撓性
プラスチックチューブの各内腔に電気導線を延ばし、ル
ープを形成するために電気導線の先端に絶縁性スペーサ
装置を取り付け、前記導線を操作可能な装置からなる構
成である。
として、特許出願公開番号平２−２９１８５０号（特願
平２−１１６７号）には、ループ型電極のポリープ切除
用係蹄の構造が示されており、第１の可撓性プラスチッ
クチューブの中に第２の可撓性プラスチックチューブを
配設し、第１可撓性プラスチックチューブと第２可撓性
プラスチックチューブの各内腔に電気導線を延ばし、ル
ープを形成するために電気導線の先端に絶縁性スペーサ
装置を取り付け、前記導線を操作可能な装置からなる構
成である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気外科学的ポ
リープ切除用器具は、ループを形成するための絶縁性ス
ペーサ装置に電気導線を接続させているため、ループ状
の電気導線をチューブ内におさめても２本の電気導線の
間に隙間ができる。 このため、ポリープ切除のとき、
ポリープ内の血管が切れ残ることになる。また、２本の
電気導線を連続して使って多数のポリープを切除する
と、２本の電気導線がねじれて使用できなくなる。そこ
で、本発明は焼灼電極部をＤ型に形成できるようにし、
ポリープ切除のとき、ポリープ内の血管が切れ残ること
がなく、また２本の電気導線がねじることがなく、連続
して使用できるポリープ切除器具を提供するものであ
る。
リープ切除用器具は、ループを形成するための絶縁性ス
ペーサ装置に電気導線を接続させているため、ループ状
の電気導線をチューブ内におさめても２本の電気導線の
間に隙間ができる。 このため、ポリープ切除のとき、
ポリープ内の血管が切れ残ることになる。また、２本の
電気導線を連続して使って多数のポリープを切除する
と、２本の電気導線がねじれて使用できなくなる。そこ
で、本発明は焼灼電極部をＤ型に形成できるようにし、
ポリープ切除のとき、ポリープ内の血管が切れ残ること
がなく、また２本の電気導線がねじることがなく、連続
して使用できるポリープ切除器具を提供するものであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のポリープ切除用
器具は、内視鏡に組込んた電気的バイポーラによるポリ
ープ切除器具において、Ｄ型を形成する焼灼電極部を収
容したチューブ部とホルダー部とを接続して成り、チュ
ーブ部は、可撓性プラスチック外チューブの中に２本の
可撓性プラスチックチューブを内蔵し、２本の可撓性プ
ラスチックチューブ内にそれぞれ鋼より線を通し、両鋼
より線の先端は可撓性プラスチックチューブおよび可撓
性プラスチック外チューブの先端より外に出て、絶縁体
を介して固定され、つぎに、ホルダー部は、ホルダー本
体に２本のステンレス製パイプを内蔵し、ホルダー本体
に指差込部をスライド可能に嵌合し、指差込部は補助部
を挟み、補助部もホルダー本体にスライド可能に嵌合
し、補助部に設けた突起部は、ホルダー本体に設けた溝
をスライド可能に嵌合し、前記両鋼より線の他端はホル
ダー本体に内蔵した２本のステンレス製パイプの中を貫
通し、一方のステンレス製パイプの他端は指差込部の壁
面に固定し、同じく一方の鋼より線はコイル状の被覆導
線の先端に接続し、他方のステンレス製パイプの他端は
指差込部の壁面をスライト可能に貫通し、補助部の壁面
に固定し、同じく他方の鋼より線は電極側コネクターに
接続したコードに接続し、前記コイル状の被覆導線の他
端は前記補助部の壁面に固定しながら電極側コネクター
に接続したコードに接続し、そして前記指差込部をスラ
イドすると、前記補助部も同伴するので前記可撓性プラ
スチックチューブ内の両鋼より線が突き出て、さらに指
差込部をスライドすると、補助部の突起部がホルダー本
体の溝の先端に当接して、補助部が停止するので、一方
の鋼より線のみが突き出て２本の鋼より線がＤ型を形成
し、通電すると、鋼より線がＤ型の焼灼電極部と成るも
のである。
器具は、内視鏡に組込んた電気的バイポーラによるポリ
ープ切除器具において、Ｄ型を形成する焼灼電極部を収
容したチューブ部とホルダー部とを接続して成り、チュ
ーブ部は、可撓性プラスチック外チューブの中に２本の
可撓性プラスチックチューブを内蔵し、２本の可撓性プ
ラスチックチューブ内にそれぞれ鋼より線を通し、両鋼
より線の先端は可撓性プラスチックチューブおよび可撓
性プラスチック外チューブの先端より外に出て、絶縁体
を介して固定され、つぎに、ホルダー部は、ホルダー本
体に２本のステンレス製パイプを内蔵し、ホルダー本体
に指差込部をスライド可能に嵌合し、指差込部は補助部
を挟み、補助部もホルダー本体にスライド可能に嵌合
し、補助部に設けた突起部は、ホルダー本体に設けた溝
をスライド可能に嵌合し、前記両鋼より線の他端はホル
ダー本体に内蔵した２本のステンレス製パイプの中を貫
通し、一方のステンレス製パイプの他端は指差込部の壁
面に固定し、同じく一方の鋼より線はコイル状の被覆導
線の先端に接続し、他方のステンレス製パイプの他端は
指差込部の壁面をスライト可能に貫通し、補助部の壁面
に固定し、同じく他方の鋼より線は電極側コネクターに
接続したコードに接続し、前記コイル状の被覆導線の他
端は前記補助部の壁面に固定しながら電極側コネクター
に接続したコードに接続し、そして前記指差込部をスラ
イドすると、前記補助部も同伴するので前記可撓性プラ
スチックチューブ内の両鋼より線が突き出て、さらに指
差込部をスライドすると、補助部の突起部がホルダー本
体の溝の先端に当接して、補助部が停止するので、一方
の鋼より線のみが突き出て２本の鋼より線がＤ型を形成
し、通電すると、鋼より線がＤ型の焼灼電極部と成るも
のである。
【０００５】前記可撓性プラスチック外チューブ内に有
する２本の可撓性プラスチックチューブについて、一方
の可撓性プラスチックチューブの先端の長さを可撓性プ
ラスチック外チューブの先端とほぼ同じ位にし、他方の
可撓性プラスチックチューブの先端の長さは、可撓性プ
ラスチック外チューブの先端より少し短くすることがＤ
型の焼灼電極部を形成するのに好ましい。
する２本の可撓性プラスチックチューブについて、一方
の可撓性プラスチックチューブの先端の長さを可撓性プ
ラスチック外チューブの先端とほぼ同じ位にし、他方の
可撓性プラスチックチューブの先端の長さは、可撓性プ
ラスチック外チューブの先端より少し短くすることがＤ
型の焼灼電極部を形成するのに好ましい。
【０００６】本ポリープ切除器具は、内視鏡の鉗子孔に
挿入して、ホルダー部の指差込部に人指指と中指を入
れ、、指差込部を先端の方向に移動させると指差込部に
挟まれた補助部も同伴し、２本の可撓性プラスチックチ
ューブ内の両鋼より線が可撓性プラスチックチューブの
先端から突き出る。 さらに、指差込部を先端の方向に
移動すると、指差込部に挟まれた補助部の突起部がホル
ダー部の溝の先端に当接して、補助部の突起部がホルダ
ー本体の溝の先端に当接して補助部が停止するので、補
助部は指差込から離れ、指差込部のみが移動し、指差込
部に固定した方の鋼より線がさらに突出して、２本の鋼
より線の先端はＤ型を形成し、このとき、通電するとＤ
型の焼灼電極部に成る。 そこで、ポリープの根元にＤ
型焼灼電極部を掛け、指差込部を戻すと、鋼より線はポ
リープを挟み締めて、焼灼し、切除する。 そして、複
数のポリープを次々と切除するには、指差込部を先端の
方向に移動し、指差込部を戻すことを繰り返せばよい。
挿入して、ホルダー部の指差込部に人指指と中指を入
れ、、指差込部を先端の方向に移動させると指差込部に
挟まれた補助部も同伴し、２本の可撓性プラスチックチ
ューブ内の両鋼より線が可撓性プラスチックチューブの
先端から突き出る。 さらに、指差込部を先端の方向に
移動すると、指差込部に挟まれた補助部の突起部がホル
ダー部の溝の先端に当接して、補助部の突起部がホルダ
ー本体の溝の先端に当接して補助部が停止するので、補
助部は指差込から離れ、指差込部のみが移動し、指差込
部に固定した方の鋼より線がさらに突出して、２本の鋼
より線の先端はＤ型を形成し、このとき、通電するとＤ
型の焼灼電極部に成る。 そこで、ポリープの根元にＤ
型焼灼電極部を掛け、指差込部を戻すと、鋼より線はポ
リープを挟み締めて、焼灼し、切除する。 そして、複
数のポリープを次々と切除するには、指差込部を先端の
方向に移動し、指差込部を戻すことを繰り返せばよい。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図１〜図２に
よって説明すると、１は焼灼電極部を収容すたチューブ
部であり、可撓性プラスチック外チューブ２の中に２本
の可撓性プラスチックチューブ５、６が内蔵している。
可撓性プラスチックチューブ５内に鋼より線３を通
し、可撓性プラスチックチューブ６内に鋼より線４を通
し、両鋼より線３、４の先端を絶縁体７を介して固定す
る。 鋼より線３、４がステンレス製であってもよく、
鋼より線３、４がワイヤであってもよい。 円弧状に成
る鋼より線３を内蔵する可撓性プラスチックチューブ５
の先端の長さは、可撓性プラスチック外チューブ２の先
端とほぼ同じ位で、可撓性プラスチックチューブ６の先
端の長さは、可撓性プラスチック外チューブ２の先端よ
り少し短い。
よって説明すると、１は焼灼電極部を収容すたチューブ
部であり、可撓性プラスチック外チューブ２の中に２本
の可撓性プラスチックチューブ５、６が内蔵している。
可撓性プラスチックチューブ５内に鋼より線３を通
し、可撓性プラスチックチューブ６内に鋼より線４を通
し、両鋼より線３、４の先端を絶縁体７を介して固定す
る。 鋼より線３、４がステンレス製であってもよく、
鋼より線３、４がワイヤであってもよい。 円弧状に成
る鋼より線３を内蔵する可撓性プラスチックチューブ５
の先端の長さは、可撓性プラスチック外チューブ２の先
端とほぼ同じ位で、可撓性プラスチックチューブ６の先
端の長さは、可撓性プラスチック外チューブ２の先端よ
り少し短い。
【０００８】１０はホルダー部であり、鋼より線３、４
の他端はホルダー本体１１に内蔵した２本のステンレス
製パイプ１５、１６の中を貫通し、一方のステンレス製
パイプ１５の他端は指差込部１２の壁面１２ａに固定
し、ステンレス製パイプ１５の中を貫通する鋼より線３
はコイル状の被覆導線１９の先端に接続し、コイル状の
被覆導線１９の他端は電極側コネクター２０に接続した
コード２５に接続する。他方のステンレス製パイプ１６
の他端は指差込部１２の壁面１２ａをスライド可能に貫
通し、補助部１３の壁面１３ａに固定し、ステンレス製
パイプ１６の中を貫通する鋼より線４は電極側コネクタ
ー２０に接続したコード２６に接続する。 そして、図
３に示すように、補助部１３に設けた突起部１４は、ホ
ルダー本体１１に設けた溝１７をスライドする。
の他端はホルダー本体１１に内蔵した２本のステンレス
製パイプ１５、１６の中を貫通し、一方のステンレス製
パイプ１５の他端は指差込部１２の壁面１２ａに固定
し、ステンレス製パイプ１５の中を貫通する鋼より線３
はコイル状の被覆導線１９の先端に接続し、コイル状の
被覆導線１９の他端は電極側コネクター２０に接続した
コード２５に接続する。他方のステンレス製パイプ１６
の他端は指差込部１２の壁面１２ａをスライド可能に貫
通し、補助部１３の壁面１３ａに固定し、ステンレス製
パイプ１６の中を貫通する鋼より線４は電極側コネクタ
ー２０に接続したコード２６に接続する。 そして、図
３に示すように、補助部１３に設けた突起部１４は、ホ
ルダー本体１１に設けた溝１７をスライドする。
【０００９】そして図４に示すように、ホルダー本体１
１に嵌合した指差込部１２をスライドすると可撓性プラ
スチックチューブ５、６内の鋼より線３、４の先端が突
き出る。 そして補助部１３の突起部１４はホルダー本
体１１の溝１７に当接する。さらに図５に示すように、
指差込部１２をスライドすると、補助部１３の突起部１
４がホルダー本体１１の溝１７に当接するので、補助部
１３は指差込部１２から離れ、指差込部１２に固定され
た鋼より線３がさらに延びて円弧状と成り、鋼より線
３、４の先端がＤ型を形成し、通電するとＤ型の焼灼電
極部９と成る。そしてホリープをＤ型の焼灼電極部９の
中に入れ、通電のまま指差込部１２を手前に引くと、図
４に示す状態になり、ワイヤロープ３が引かれて焼灼電
極部９が一直線状になり、ポリープを挟み締めて、焼灼
し、切断する。 また繰り返して、指差込部１２を先端
にスライドすると、図５に示す状態になり、Ｄ型の焼灼
電極部９にポリープを入れ、指差込部１２を手前に引く
と図４に示す状態になり、ポリープを切断し、これを繰
り返すと多数のポリープを切断することができる。
１に嵌合した指差込部１２をスライドすると可撓性プラ
スチックチューブ５、６内の鋼より線３、４の先端が突
き出る。 そして補助部１３の突起部１４はホルダー本
体１１の溝１７に当接する。さらに図５に示すように、
指差込部１２をスライドすると、補助部１３の突起部１
４がホルダー本体１１の溝１７に当接するので、補助部
１３は指差込部１２から離れ、指差込部１２に固定され
た鋼より線３がさらに延びて円弧状と成り、鋼より線
３、４の先端がＤ型を形成し、通電するとＤ型の焼灼電
極部９と成る。そしてホリープをＤ型の焼灼電極部９の
中に入れ、通電のまま指差込部１２を手前に引くと、図
４に示す状態になり、ワイヤロープ３が引かれて焼灼電
極部９が一直線状になり、ポリープを挟み締めて、焼灼
し、切断する。 また繰り返して、指差込部１２を先端
にスライドすると、図５に示す状態になり、Ｄ型の焼灼
電極部９にポリープを入れ、指差込部１２を手前に引く
と図４に示す状態になり、ポリープを切断し、これを繰
り返すと多数のポリープを切断することができる。
【００１０】
【発明の効果】以上述べたように、本発明を使用すれ
ば、まず焼灼電極部である２本の鋼より線がねじれるこ
とがない。 したがって２本の鋼より線をＤ型に形成し
たり、一直線状に戻したりすることを何十回と繰り返す
ことができるので、多数のポリープを次々と連続して切
除できる。 また人差指と中指の２本の指で、すべて操
作できるので操作が大変簡単になった。 そして、Ｄ型
の鋼より線のうち、円弧状（弓状）の鋼より線の弾性も
利用して、Ｄ型の鋼より線を瞬時に、しかも強力に一直
線状にするので、２本の鋼より線の間に隙間がなく、ポ
リープ内の血管の切れ残りが起こらない。 さらに、焼
灼電極部がＤ型に形成するので、大きいポリープでも掛
け易いこと、高周波電流を通電しても焼灼電極部の形状
が崩れない。勿論、壊死が組織深部に及ぶのを防止し、
腸穿孔の危険性が軽減される。 また、ポリープ先端部
の接続部位の周囲壁組織の熱傷を防ぐと共にポリープ周
囲組織の熱による損傷が軽減される。さらに、ポリープ
切除器具は、器具による感染を防止するために１回限り
の使用を前提とするが、本発明は、大変安価に製造でき
るので、安価なポリープ切除器具を提供する。
ば、まず焼灼電極部である２本の鋼より線がねじれるこ
とがない。 したがって２本の鋼より線をＤ型に形成し
たり、一直線状に戻したりすることを何十回と繰り返す
ことができるので、多数のポリープを次々と連続して切
除できる。 また人差指と中指の２本の指で、すべて操
作できるので操作が大変簡単になった。 そして、Ｄ型
の鋼より線のうち、円弧状（弓状）の鋼より線の弾性も
利用して、Ｄ型の鋼より線を瞬時に、しかも強力に一直
線状にするので、２本の鋼より線の間に隙間がなく、ポ
リープ内の血管の切れ残りが起こらない。 さらに、焼
灼電極部がＤ型に形成するので、大きいポリープでも掛
け易いこと、高周波電流を通電しても焼灼電極部の形状
が崩れない。勿論、壊死が組織深部に及ぶのを防止し、
腸穿孔の危険性が軽減される。 また、ポリープ先端部
の接続部位の周囲壁組織の熱傷を防ぐと共にポリープ周
囲組織の熱による損傷が軽減される。さらに、ポリープ
切除器具は、器具による感染を防止するために１回限り
の使用を前提とするが、本発明は、大変安価に製造でき
るので、安価なポリープ切除器具を提供する。
【図１】本ポリープ除器具の一実施例を示す正面図であ
る。
る。
【図２】本発明の一実施例の焼灼電極部を収容したチュ
ーブ部の一部拡大図である。
ーブ部の一部拡大図である。
【図３】本発明の一実施例のホルダー部の裏面図であ
る。
る。
【図４】本発明の一実施例の焼灼電極部が一直線状時の
正面図である。
正面図である。
【図５】本発明の一実施例の焼灼電極部がＤ型状時の正
面図である。
面図である。
１・・・焼灼電極部を収容したチューブ部 ２・・・可撓性プラスチック外チューブ ３、４・・鋼より線 ５、６・・可撓性プラスチックチューブ ７・・・絶縁体 ９・・・焼灼電極部 １５、１６・・ステ
ンレス製パイプ １０・・・ホルダー部 １７・・・ホルダー
本体の溝 １１・・・ホルダー本体 １９・・・コイル状
の被覆導線 １２・・・指差込部 ２５、２６・・コー
ド １３・・・補助部 １４・・・補助部の突起部
ンレス製パイプ １０・・・ホルダー部 １７・・・ホルダー
本体の溝 １１・・・ホルダー本体 １９・・・コイル状
の被覆導線 １２・・・指差込部 ２５、２６・・コー
ド １３・・・補助部 １４・・・補助部の突起部
Claims (2)
- 【請求項１】 内視鏡に組込んだ電気的バイポーラによ
るポリープ切除器具において、Ｄ型を形成する焼灼電極
部を収容したチューブ部とホルダー部とを接続して成
り、チューブ部は、可撓性プラスチック外チューブの中
に２本の可撓性プラスチックチューブを内蔵し、２本の
可撓性プラスチックチューブ内にそれぞれ鋼より線を通
し、両鋼より線の先端は可撓性プラスチックチューブお
よび可撓性プラスチック外チューブの先端より外に出
て、絶縁体を介して固定され、つぎに、ホルダー部は、
ホルダー本体に２本のステンレス製パイプを内蔵し、ホ
ルダー本体に指差込部をスライド可能に嵌合し、指差込
部は補助部を挟み、補助部もホルダー本体にスライド可
能に嵌合し、補助部に設けた突起部は、ホルダー本体に
設けた溝をスライド可能に嵌合し、前記両鋼より線の他
端はホルダー本体に内蔵した２本のステンレス製パイプ
の中を貫通し、一方のステンレス製パイプの他端は指差
込部の壁面に固定し、同じく一方の鋼より線はコイル状
の被覆導線の先端に接続し、他方のステンレス製パイプ
の他端は指差込部の壁面をスライド可能に貫通し、補助
部の壁面に固定し、同じく他方の鋼より線は電極側コネ
クターに接続したコードに接続し、前記コイル状の被覆
導線の他端は前記補助部の壁面に固定しながら電極側コ
ネクターに接続したコードに接続し、そして前記指差込
部をスライドすると、前記補助部も同伴するので前記可
撓性プラスチックチューブ内の両鋼より線が突き出て、
さらに指差込部をスライドすると、補助部の突起部がホ
ルダー本体の溝の先端に当接して、補助部が停止するの
で、一方の鋼より線のみが突き出て２本の鋼より線がＤ
型を形成し、通電すると、鋼より線がＤ型の焼灼電極部
と成ることを特徴とするポリープ切除器具。 - 【請求項２】 請求項１の可撓性プラスチック外チュー
ブ内に有する２本の可撓性プラスチックチューブについ
て、一方の可撓性プラスチックチューブの先端の長さを
可撓性プラスチック外チューブの先端とほぼ同じ位に
し、他方の可撓性プラスチックチューブの先端の長さ
は、可撓性プラスチック外チューブの先端より少し短く
した請求項１記載のポリープ切除器具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8332634A JPH10137261A (ja) | 1996-11-09 | 1996-11-09 | ポリープ切除器具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8332634A JPH10137261A (ja) | 1996-11-09 | 1996-11-09 | ポリープ切除器具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10137261A true JPH10137261A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=18257154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8332634A Ceased JPH10137261A (ja) | 1996-11-09 | 1996-11-09 | ポリープ切除器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10137261A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1315441C (zh) * | 2002-07-03 | 2007-05-16 | 株式会社维克创 | 医疗用远程操作器具 |
| CN105026116A (zh) * | 2013-02-27 | 2015-11-04 | 奥林巴斯株式会社 | 机械手 |
| CN106725859A (zh) * | 2016-12-26 | 2017-05-31 | 苏州康多机器人有限公司 | 一种部分被他物替代的钢丝绳 |
| JP2020099701A (ja) * | 2014-03-12 | 2020-07-02 | ザ ニールセン カンパニー （ユー エス） エルエルシー | 脳波データを収集し分析するためのヘッドセットおよび装置 |
-
1996
- 1996-11-09 JP JP8332634A patent/JPH10137261A/ja not_active Ceased
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