JPH10136758A - 農作業機のカバー開閉装置 - Google Patents

農作業機のカバー開閉装置

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JPH10136758A
JPH10136758A JP29506296A JP29506296A JPH10136758A JP H10136758 A JPH10136758 A JP H10136758A JP 29506296 A JP29506296 A JP 29506296A JP 29506296 A JP29506296 A JP 29506296A JP H10136758 A JPH10136758 A JP H10136758A
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一志 大原
Takeshi Takekata
毅 武方
Yoshinobu Furukawa
好伸 古川
Yoichi Tanaka
陽一 田中
Kazuharu Kiyasu
一春 喜安
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Abstract

(57)【要約】 【課題】刈取装置の穀稈搬送部上方を覆う前後に分割し
た防塵カバーの開閉機構の簡素化と円滑化。 【解決手段】刈取装置1の穀稈搬送部2上方を覆う防塵
カバー3を前部カバー4と後部カバー5とに分割して設
け、該前部カバー4の後端部に後部カバー5の前端部を
外側から適宜長さ重接させ、該後部カバー5を支持アー
ム6により回動可能に支承すると共に、該後部カバー5
に設けた横長のスライドレール7を前部カバー4に支承
したガイドローラ8にスライド可能に遊嵌し、該支持ア
ーム6とスライドレール7の作用により後部カバー5を
前部カバー4の上側位置にスライド開閉させてなる農作
業機のカバー開閉装置の構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、農作業機のカバ
ー開閉装置に関し、刈取装置の穀稈搬送部上方を覆う塵
埃と危険防止のための防塵カバーを設けたもの等の分野
に属する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】刈取
装置の穀稈搬送部では、穀稈の搬送時に多量の塵埃が発
生することから、危険防止を兼ねて穀稈搬送部の上方を
防塵カバー等で覆うようにしているものが一般的であ
る。しかし、この防塵カバーは、作業中に穀稈の搬送状
態を監視したりメンテナンス等の発生時に、オペレータ
により簡単に開閉を行う必要があるため、従来から種々
の方法が講じられてきた。
【0003】例えば、前部と後部に分割した防塵カバー
のうち、後部カバーをリンク機構等により前方へ移動開
閉するものや、前部カバーの上面を後部カバーの前端部
に設けたガイドローラにより滑動してスライド開閉する
もの等があるが、前者についてはリンク機構が複雑とな
りコスト高になると共に開閉作用を円滑に行い難く、後
者についても前部カバーの上面に多少の凹凸や変形があ
るときは開閉作用を円滑に行い難いという難点があっ
た。
【0004】そこでこの発明は、後部カバーの全長に亘
って設けたスライドレールを前部カバーの後端部に支承
したガイドローラに遊嵌スライドさせて移動開閉する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、刈取装置1
の穀稈搬送部2上方を覆う防塵カバー3を前部カバー4
と後部カバー5とに分割して設け、この両カバー4,5
は各々両端部に適宜長さのフランジ4a,5aを形成
し、前部カバー4の後端部に後部カバー5の前端部を外
側から適宜長さ重接させ、該後部カバー5のフランジ5
a後端部を該穀稈搬送部2の上部近傍位置から延長した
支持アーム6により回動可能に支承すると共に、該後部
カバー5のフランジ5a内側面の前後長に亘り設けた横
長のスライドレール7を、該刈取装置1の一側に固定し
た前部カバー4のフランジ4a後端部の外側面に回動可
能に支承したガイドローラ8にスライド可能に遊嵌し、
該支持アーム6とスライドレール7の作用により後部カ
バー5を前部カバー4の上側位置にスライド開閉させて
なる農作業機のカバー開閉装置の構成とする。
【0006】
【作用】上記の構成により、作業時に穀稈搬送部2にお
ける穀稈の搬送状態の監視や、搬送不良の手直し等を行
うため防塵カバー3を開閉する必要が生じたときは、例
えば、後部カバー5の後端部近傍に設けた把手を前方へ
押すことにより、支持アーム6が前方へ回動すると共
に、後部カバー5がそのスライドレール7を前部カバー
4のガイドローラ8に遊嵌支持してスライドレール7の
終端部まで自在にスライドし、このスライドと支持アー
ム6の作用により、後部カバー5を一定の姿勢を保持し
て前部カバー4の上側位置に移動開放させる。なお、把
手を後方へ引くことにより後部カバー5を元の如く閉鎖
させることができる。
【0007】
【発明の効果】上記作用の如く、防塵カバー3を開閉す
るときは、後部カバー5の前後方向への操作により、前
部カバー4のガイドローラ8に後部カバー5のスライド
レール7を遊嵌支持して前後自在にスライドさせて、後
部カバー5を前部カバー4の上側位置へ容易に移動開閉
させることができるから、従来の如く、リンク機構でス
ライドさせるため構造が複雑となるものや、ローラその
ものをスライドさせるため外形の凹凸に影響されるもの
のように開閉作用が円滑に行われ難いということがな
く、後部カバー5を支持アーム6とスライドレール7の
遊嵌支持により、簡単な操作によって安定した姿勢を保
持して円滑に開閉させることができる。
【0008】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。コンバインの走行フレーム9の下部側に土壌
面を走行する左右一対の走行クロ−ラ10を有した走行
装置11を配設し、該走行フレーム9上に、フィ−ドチ
ェン12に挾持して供給される穀稈を脱穀し、この脱穀
された穀粒を選別回収する脱穀装置13を載設する。
【0009】該脱穀装置13の前方側に立毛穀稈を刈取
ると共に、この刈取った穀稈を後方側へ搬送しながら横
倒れ姿勢に変更して該フィ−ドチェン12へ受渡しする
刈取装置1を、土壌面に対して昇降自在となるよう該走
行フレーム9の前端部へ装架して設ける。また、該刈取
装置1の一側にコンバインの操作制御を行う操作装置1
4と、この操作のための操作席15とを設けると共に、
これらの刈取装置1,走行装置11,脱穀装置13,操
作装置14等によってコンバインの機体16を構成す
る。
【0010】該走行フレーム9の前端部に走行用ミッシ
ョンケ−ス17を設け、このミッションケ−ス17の上
端部に刈取支持ベース18を固設すると共に、この刈取
支持ベース18の上端部位置に、パイプ状の刈取フレ−
ム19をその上端部に左右に突出させた支軸20によっ
て上下回動自在に支承し、この刈取フレ−ム19に複数
条の立毛穀稈を刈取る刈取装置1を支架して構成する。
【0011】該刈取フレ−ム19の延長下端部を、刈取
装置1の全幅に亘って設けた下部横ケ−ス21のほぼ中
間部位置へ接合し、この下部横ケ−ス21の両端部から
前側斜め上方へ向けてパイプ状の左右の縦フレーム22
を延設し、この左右の縦フレーム22の各上端部間に亘
って上部横ケ−ス23を接合して門形を構成する。該下
部横ケ−ス21の左右の下面部に前方へ向け延長する下
部フレ−ム24を接合すると共に、この下部フレ−ム2
4と、刈取装置1の前端部に設けた複数条の立毛穀稈を
分草する複数個の分草体25の各分草杆26とを接合
し、該下部フレーム24の前端部に立毛穀稈を刈取る刈
刃部27を設けて構成する。
【0012】該刈刃部27の上部近傍に、刈取られた穀
稈を複数列に各々分離して掻込んだ後、一箇所に集稈す
る上下二段の穀稈掻込部28を設け、この穀稈掻込部2
8によって集稈した穀稈の穂先側を保持搬送する穂先搬
送部2aと、株元側を挟持搬送する株元搬送部2bとを
各々上下に配置した穀稈搬送部2を、前記フィ−ドチェ
ン12に穀稈を受渡し可能な位置に配設すると共に、そ
の後端部近傍に前記刈取フレ−ム19の支軸20とほぼ
同じ軸芯とする支点を設け、この支点を軸として前端部
を上下揺動させて脱穀装置13へ供給する穀稈の扱深さ
を調節可能に構成する。
【0013】前記分草体25の後部近傍から後側斜め上
方へ向けて、分草された複数条の立毛穀稈を引起す複数
列の穀稈引起ケ−ス29を配設すると共に、この各穀稈
引起ケ−ス29の上端側近傍へ、前記上部横ケ−ス23
から下方向へ延出させた各引起伝動ケ−ス30を接合
し、該上部横ケ−ス23に内装された上部伝動軸から該
各引起伝動ケ−ス30に内装された各引起伝動軸へ連動
連結して構成する。
【0014】前記刈取フレ−ム19に内装された入力伝
動軸から前記下部横ケ−ス21に内装された下部伝動軸
へ、この下部伝動軸から前記左の縦フレーム22に内装
された中間伝動軸へ、更にこの中間伝動軸から該上部横
ケ−ス23に内装された上部伝動軸へ各々連動連結さ
せ、これらの動力伝達により、前記穀稈掻込部28,穀
稈搬送部2,穀稈引起ケ−ス29等を各々駆動させるよ
う構成する。(各伝動軸は図面省略) 前記刈取フレ−ム19の下部側と走行フレーム9の前端
側との間に、油圧等の伸縮作用により、刈取装置1を前
記支軸20回りに上下回動して昇降させる昇降シリンダ
31を連結して設けると共に、この昇降時に該刈取フレ
−ム19の下端部近傍と走行フレーム9前端部との間
に、ピン連結により折曲伸縮して刈取装置1のふらつき
を防止する懸架リンク32を連結して構成する。
【0015】該刈取装置1の穀稈搬送部2上方を覆う防
塵カバー3を、前部カバー4と後部カバー5とに分割
し、この両カバー4,5は、断面∩形状とする適宜長さ
のフランジ4a,5aを各々その両端部に形成し、前部
カバー4の後端部に後部カバー5の前端部を外側から適
宜長さ重接させ、前部カバー4の前端部を前記上部横ケ
ース23に連結固定すると共に、その上側突出部に前照
灯33を取り付けて構成する。
【0016】前記刈取フレーム19の上端部に連結固定
した主連結アーム34を、該前部カバー4の右側フラン
ジ4a前端部へ向け延長し、この主連結アーム34の上
端部に、前部カバー4の前端縁部を通って左側フランジ
4aの内面に沿って後方側まで延長補強する前連結アー
ム35を連結固定すると共に、該主連結アーム34の中
間部と、前部カバー4の右側フランジ4a後端部を通っ
て前部カバー4の後端縁部の内面に沿って左側フランジ
4aまで延長補強する後連結アーム36とを連結固定
し、この後連結アーム36の終端部と前連結アーム35
の終端部とを連結固定して構成する。
【0017】前記支軸20回りに前後回動可能な支持ア
ーム6を該後部カバー5の後端部右側位置へ向け立ち上
げ延長し、この支持アーム6の上端部と、後部カバー5
の後端縁部の内面に沿って左右側両フランジ5a間に回
動可能に支承する回動支持軸37とを連結し、左右側両
フランジ5aの内面に沿って、後部カバー5の全長に亘
り前端側を高く後端側を低く傾斜状態に左右のスライド
レール7を設ける。このスライドレール7は、該前部カ
バー4の後連結アーム36から該カバー4のフランジ4
aを貫通してその外側面に回動自在に軸承した左右のガ
イドローラ8を包囲する樋部7aを形成し、この樋部7
aによりガイドローラ8を遊嵌支持して構成する。
【0018】該後部カバー5を前方へスライドさせた開
放位置において、このカバー5をロックさせるクリップ
状のストッパ受38aを該前部カバー4の後連結アーム
36の略中央部位置から後方へ突出させ、このストッパ
受38aに嵌合させるストッパ38bを後部カバー5の
回動支持軸37から突出させて設ける。また、後部カバ
ー5を後方へスライドさせた閉鎖位置において、このカ
バー5の後端部上面の略中央部位置に取り付けた適宜長
さの把手39の左右側近傍における内面部に、該回動支
持軸37を嵌合させて後部カバー5をロックさせる、ク
リップ状のストッパ受40を前記脱穀装置13の一側か
ら前方へ突出させて構成する。
【0019】分草体25を土壌面に近接させ、走行装置
11によって機体16を前進させて刈取装置1により立
毛穀稈の刈取りを行うが、この刈取りは入力伝動軸から
各部への動力の伝達により、該分草体25によって立毛
穀稈の分草を行い、この分草された穀稈を穀稈引起ケ−
ス29により引起し、この引起された穀稈を刈刃部27
によって刈取ると同時に、穀稈掻込部28によって掻込
み、この掻込んだ穀稈を穀稈搬送部2によって搬送し、
供給深さを調節制御して脱穀装置13のフィ−ドチェン
12に受渡して脱穀を行う。
【0020】このような刈取り時に、穀稈の搬送状態の
監視や搬送不良の手直し等のため防塵カバー3を開放さ
せるときは、後部カバー5の把手39を掴んで前方へ押
し出すことにより、支持アーム6が支軸20を支点とし
て前方へ回動すると共に、前部カバー4のガイドローラ
8に後部カバー5のスライドレール7を遊嵌スライドさ
せ、このスライドによって後部カバー5を、支持アーム
6及びスライドレール7により、常に一定の姿勢を保持
して前部カバー4の上側位置まで移動開放させる。この
開放終端部において、後部カバー5のストッパ38bを
前部カバー4のストッパ受38aに嵌合して停止ロック
させる。
【0021】次に、該防塵カバー3を閉鎖するときは、
後部カバー5の把手39を掴んで後方へ引き戻すことに
より、前記とは逆の作用によって常に一定の姿勢を保持
して後方側へスライドして移動閉鎖させ、この閉鎖終端
部において該脱穀装置13の一側に設けたストッパ受4
0に、後部カバー5の回動支持軸37を嵌合して停止ロ
ックさせる。
【0022】また、後部カバー5を前後回動させる支持
アーム6を、刈取装置1を昇降させる刈取フレーム19
の上下回動用の支軸20と同軸上に回動可能に支承して
いるため、図5に示す如く、刈取装置1の前記上部横ケ
ース23に固定されている前部カバー4が、刈取装置1
の昇降に伴って移動しても後部カバー5との隙間aを一
定に保持することができる。
【0023】従って従来の如く、該支持アーム6の支点
を支軸20と別の位置に設けるもののように、刈取装置
1の昇降に伴い前部カバー4が後部カバー5に対して、
前傾又は後傾姿勢となって該両カバー4,5の隙間aが
大小に変化することがないから、刈取装置1の昇降位置
に関係なく前部カバー4と後部カバー5との隙間aが一
定となり、安定した姿勢により後部カバー5を開閉移動
させることができる。
【0024】なお、該支持アーム6の支点を支軸20と
同軸上に位置させるときは、別支点を設ける必要がなく
コスト低減を図ることができる。また、後部カバー5を
前方側の開放位置にスライドさせたときは、前部カバー
4の前端部に設けた前照灯33の上部を覆うようにして
いるため、この前照灯33を必要とする作業を行う場合
その照射領域が、図6に示す如く、通常の前方への照射
領域に加えて、後部カバー5の内面で反射する照射領域
により分草体25近傍を照射することができる。
【0025】従って従来の如く、分草体25近傍が見え
難いため、オーガを有するものではその前端部に作業灯
を設けたり、オーガを有しないものでは少しでも見え易
いよう前照灯33の反射鏡を特別仕様にする等のコスト
高を抑えて、後部カバー5の反射光を利用した低コスト
の前照灯33により照射領域を拡大し、分草体25近傍
を見え易くし作業を容易にすることができる。なお、後
部カバー5の前部内面に反射板bを設けることにより照
射効率を向上させることができる。
【0026】また従来では、前照灯33が上方にも照射
しオペレータが眩しく作業を行い難いものであったが、
後部カバー5によりこの上方照射が遮断されるため、オ
ペレータは眩しさが解消され安定した作業を行うことが
できる。また、後部カバー5を把手39の押し引きによ
り開閉作用させたときに、後部カバー5を開放したとき
のストッパ受38aとストッパ38とによる嵌合ロック
位置を把手39の中心近傍に配置させると共に、閉鎖し
たときのストッパ受40と回動支持軸37との嵌合ロッ
ク位置を把手39の左右側近傍に配置させているため、
後部カバー5の開閉時におけるロックを確実に行うこと
ができる。
【0027】従って従来の如く、該把手39と各ストッ
パ受38a,40とが離れた位置に設けられているもの
のように、後部カバー5が把手39の作用時に剛性不足
により変形したり、ロックが的確に行われず振動が発生
して破損や摩耗の要因となるようなことがなく、把手3
9の押し引き作用時に、後部カバー5の変形を抑えて確
実にロックさせることにより、振動を軽減することがで
きる。
【0028】また、該把手39を後部カバー5上面の重
心となる略中央部位置に取り付けることによって、従来
の如く、中央部位置より偏位して取り付けているものの
ように、把手39の作用時に、後部カバー5が剛性不足
により変形してその開閉移動が不安定となることがな
く、把手39の押し引きによる後部カバー5の開閉移動
を安定して行うことができると共に、その変形を抑える
ことができる。
【0029】また、刈取装置1の前記穀稈引起ケース2
9において、図7に示す如く、上方のスプロケットによ
り駆動される引起チェン41と、この引起チェン41に
回動可能に枢着した引起ラグ42を下端部において誘導
する引起ローラ43と、この引起ローラ43の上側に密
着状態に沿わして引起ラグを起立姿勢で案内するラグガ
イド44とを設けると共に、該引起ローラ43に設けた
引起チェン41を案内する案内溝43aに臨むラグガイ
ド44面に、引起ローラ43の回転方向と逆向きの突起
部44aを形成して案内溝43aに突出させて構成す
る。
【0030】該ラグガイド44の突起部44aにより引
起ローラ43の案内溝43aに巻き付いた藁屑を除去す
ることができるため、従来の如く、案内溝43aの巻き
付き藁屑により発生していた、引起チェン41のテンシ
ョン増大による脱線現象を防止することができる。な
お、該ラグガイド44を樹脂構造とすることにより、案
内溝43aの断面形状に合致させた突起部44aの形成
が容易となるから、引起ローラ43に巻き付いた藁屑を
隅々まで綺麗に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】刈取装置における閉鎖状態の防塵カバーを示す
側面図。
【図2】刈取装置における閉鎖状態の防塵カバーを示す
平面図。
【図3】刈取装置における防塵カバーの断面を示す正面
図。
【図4】コンバインの全体を示す側面図。
【図5】刈取装置上昇時における閉鎖状態の防塵カバー
を示す側面図。
【図6】刈取装置の防塵カバー開放時における前照灯の
照射状態を示す側面図。
【図7】刈取装置における穀稈引起ケースの構造を示す
正面図。
【符号の説明】
1. 刈取装置 2. 穀稈搬送部 3. 防塵カバー 4. 前部カバー 4a. フランジ 5. 後部カバー 5a. フランジ 6. 支持アーム 7. スライドレール 8. ガイドローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 陽一 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 喜安 一春 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取装置1の穀稈搬送部2上方を覆う防
    塵カバー3を前部カバー4と後部カバー5とに分割して
    設け、この両カバー4,5は各々両端部に適宜長さのフ
    ランジ4a,5aを形成し、前部カバー4の後端部に後
    部カバー5の前端部を外側から適宜長さ重接させ、該後
    部カバー5のフランジ5a後端部を該穀稈搬送部2の上
    部近傍位置から延長した支持アーム6により回動可能に
    支承すると共に、該後部カバー5のフランジ5a内側面
    の前後長に亘り設けた横長のスライドレール7を、該刈
    取装置1の一側に固定した前部カバー4のフランジ4a
    後端部の外側面に回動可能に支承したガイドローラ8に
    スライド可能に遊嵌し、該支持アーム6とスライドレー
    ル7の作用により後部カバー5を前部カバー4の上側位
    置にスライド開閉させてなる農作業機のカバー開閉装
    置。
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