JPH10135123A - 投影露光装置及びそれを用いた半導体デバイスの製造方法 - Google Patents
投影露光装置及びそれを用いた半導体デバイスの製造方法Info
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- JPH10135123A JPH10135123A JP8303902A JP30390296A JPH10135123A JP H10135123 A JPH10135123 A JP H10135123A JP 8303902 A JP8303902 A JP 8303902A JP 30390296 A JP30390296 A JP 30390296A JP H10135123 A JPH10135123 A JP H10135123A
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Abstract
分布として、レチクル面上のパターンを投影光学系でウ
エハ面上に高解像度で投影露光することができる投影露
光装置及びそれを用いた半導体デバイスの製造方法を得
ること。 【解決手段】 光源からの光束を照明系により被照射面
上のパターンを照明し、該パターンを投影光学系により
基板面上に投影し露光する投影露光装置において、該投
影光学系の瞳面上の有効光源分布を検出手段で求め、該
検出手段からの信号に基づいて光源位置調整機構によっ
て該光源の位置調整を行っていること。
Description
れを用いた半導体デバイスの製造方法に関し、具体的に
は半導体デバイスの製造装置である所謂ステッパーにお
いて、レチクル面上のパターンを適切に照明し高い解像
力が容易に得られるようにしたものである。
光装置においては、集積回路の高密度化に伴いレチクル
面上の回路パターンをウエハ面上に高い解像力で投影露
光できることが要求されている。回路パターンの投影解
像力を向上させる方法としては、これまで多くの場合、
露光波長を固定して光学系のNA(開口数)を大きくし
ていく方法を用いていた。
変えて超高圧水銀灯を用いた露光法により解像力を向上
させる試みも種々と行なわれている。又、エキシマレー
ザーに代表される、更に短い波長の光を用いることによ
り解像力の向上を図る方法が種々と提案されている。短
波長の光を用いる効果は一般に波長に反比例する効果を
持っていることが知られており、波長を短くした分だけ
焦点深度は深くなる。
方法を変えることにより、即ちそれに応じて投影光学系
の瞳面上に形成される光強度分布(有効光源分布)を種
々と変えることにより、より解像力を高めた露光方法及
びそれを用いた投影露光装置を、例えば特願平5−47
627号公報や特開平6−204123号公報等で提案
している。
の製造工程は、パターンの高い解像性能が必要とされる
工程、それほどパターンの解像性能は必要とされない工
程と種々様々である。又、レチクル面上に形成されてい
るパターン形状も水平方向、垂直方向の他に斜方向と種
々の形状のパターンがある。
の有効光源分布(光強度分布)が投影パターン像の像性
能(解像力)に大きく影響してくる。この為、現在の半
導体素子製造用の露光装置には各工程毎に最適な方法で
照明できる照明系が要望されている。そして投影光学系
の瞳面上での有効光源分布を精度良くモニターし、希望
する有効光源分布で照明するように各構成要素を適切に
設定し維持することが重要になっている。例えば、照明
系を構成する光源の設定位置が設計位置からずれている
と、照明系の他の要素が適切に配置されていても、瞳面
上で所望の有効光源分布を得るのが難しくなってくる。
源分布を高精度に測定し、該瞳面上の有効光源分布が所
望の分布となるように照明系を構成する光源の位置調整
を行うことによって投影パターンの線幅や方向性等に対
して最適な有効光源分布が得られ、レチクル面上の各種
のパターンをウエハ面上に高い解像力で容易に露光転写
することができる投影露光装置及びそれを用いた半導体
デバイスの製造方法の提供を目的とする。
は、 (1−1)光源からの光束を照明系により被照射面上の
パターンを照明し、該パターンを投影光学系により基板
面上に投影し露光する投影露光装置において、該投影光
学系の瞳面上の有効光源分布を検出手段で求め、該検出
手段からの信号に基づいて光源位置調整機構によって該
光源の位置調整を行っていることを特徴としている。
学系の瞳面上に設けた検出器からの信号、又は該瞳面と
光学的に共役な位置に設けた検出器からの信号を用い
て、該瞳面上の有効光源分布を求めていること、(1-1-
2) 前記照明系は前記光源からの光束を集光して2次光
源を形成し、該2次光源を前記投影光学系の瞳面近傍に
結像する光学系と、該2次光源からの射出光束を制限す
る絞りとを有しており、該絞りの開口径を変化させたと
き又は該絞りを光軸と直交する面内で移動させたときの
前記被照射面又は前記基板面上に設けた検出器からの信
号を用いて、該瞳面上の有効光源分布を求めていること
等を特徴としている。
パターンを照明し、該パターンを投影光学系により基板
面上に投影し露光する投影露光方法において、該投影光
学系の瞳面上の有効光源分布を検出手段で求め、該検出
手段からの信号に基づいて光源位置調整機構によって該
光源の位置調整を行う位置調整工程を利用していること
を特徴としている。
が所望の分布となるように前記位置調整工程を複数回繰
り返して行っていることを特徴としている。
のパターンを照明し、該パターンを投影光学系によりウ
エハ面上に投影し露光した後に、該ウエハを現像処理工
程を介して半導体デバイスを製造する際、該投影光学系
の瞳面上の有効光源分布を検出手段で求め、該検出手段
からの信号に基づいて光源位置調整機構によって該光源
の位置調整を行っていることを特徴としている。
学系の瞳面上に設けた検出器からの信号、又は該瞳面と
光学的に共役な位置に設けた検出器からの信号を用い
て、該瞳面上の有効光源分布を求めていること、(3-1-
2) 前記照明系は前記光源からの光束を集光して2次光
源を形成し、該2次光源を前記投影光学系の瞳面近傍に
結像する光学系と、該2次光源からの射出光束を制限す
る絞りとを有しており、該絞りの開口径を変化させたと
き又は該絞りを光軸と直交する面内で移動させときの前
記被照射面又は前記基板面上に設けた検出器からの信号
を用いて、該瞳面上の有効光源分布を求めていること等
を特徴としている。
レチクル面上のパターンを照明し、該パターンを投影光
学系によりウエハ面上に投影し露光した後に、該ウエハ
を現像処理工程を介して半導体デバイスを製造する際、
該投影光学系の瞳面上の有効光源分布を検出手段で求
め、該検出手段からの信号に基づいて光源位置調整機構
によって該光源の位置調整を行う位置調整工程を利用し
ていることを特徴としている。
が所望の分布となるように前記位置調整工程を複数回繰
り返して行っていることを特徴としている。
概略図である。
の発光管であり、紫外線及び遠紫外線等を放射する高輝
度の発光部1aを有している。T1は光源位置調整機構
であり(以下「調整機構」という。)、光源1を保持し
光源1を後述する瞳面14上の有効光源分布に基づいて
3次元的に移動させて、その位置を調整している。調整
機構T1によって発光部1aは初期位置として楕円鏡2
の第1焦点近傍の所定位置に配置している。3はコール
ドミラーであり、多層膜より成り、大部分の赤外光を透
過すると共に大部分の紫外光を反射させている。楕円鏡
2はコールドミラー3を介して第2焦点4近傍に発光部
1aの発光部像(光源像)1bを形成している。
ズームレンズ等から成り、第2焦点4近傍に形成した発
光部像1bをオプティカルインテグレータ6の入射面6
aに結像させている。オプティカルインテグレータ6は
複数の微小レンズ(ハエの眼レンズ)6−i(i=1〜
N)を2次元的に所定のピッチで配列して構成してお
り、その射出面6b近傍に2次光源を形成している。
(A),(B)に示すような投影レンズ13の瞳面14
上の光強度分布を変化させる輪帯照明用絞りや4重極照
明用絞り等から成っている。7pはアクチエーターであ
り、絞り7を切り替えている。7aは虹彩絞りであり、
図2(c)に示すような複数の絞り板より成っており、
アクチエーター7pにより絞り7と切替えられるように
なっている。7apはアクチエーターであり、虹彩絞り
7aの開口径を変化させている。
とにより、集光レンズ8に入射する光束を種々と変えて
投影光学系13の瞳面14上の光強度分布、即ち有効光
源分布を測定し、その測定結果に基づいて調整機構T1
によって光源1の位置調整を行い、所定の有効光源が得
られるようにしている。
定用の虹彩絞り7aとを共有して、切り替えなしの虹彩
絞り7aだけの構成をしても良い。又、図2(A),
(B)に示すような、変形照明等の絞りの効果を含む有
効光源分布を測定したいときには、その変形照明等の絞
りの直後に虹彩絞りを置き、有効光源分布を測定しても
良い。
テグレータ6の射出面6b近傍の2次光源から射出した
複数の光束は集光レンズ8で集光され、ミラー9で反射
させてマスキングブレード10に指向し、該マスキング
ブレード10面を均一に照明している。マスキングブレ
ード10は複数の可動の遮光板より成り、任意の開口形
状が形成されるようにしている。
ード10の開口形状を被照射面としてのレチクル12面
に転写し、レチクル12面上の必要な領域を均一に照明
している。
レチクル12面上の回路パターンをウエハチャックに載
置したウエハ(基板)15面上に縮小投影している。1
4は投影光学系13の瞳面である。16は検出手段とし
ての検出器であり、例えば紫外線検出器より成ってい
る。紫外線検出器16は、その受光面がウエハ15と略
同一平面上に位置するように設けている。
面であるレチクル12面上に設けられている場合もあ
る。
出力信号を利用して瞳面14上の有効光源分布を求めて
いる。19は表示手段であり、演算手段18で演算し求
めた瞳面14上の有効光源分布を表示している。
aと第2焦点4とオプティカルインテグレータ6の入射
面6aが略共役関係となっている。又、マスキングブレ
ード10とレチクル12とウエハ15が共役関係となっ
ている。又、絞り7と投影光学系13の瞳面14とが略
共役関係となっている。
レチクル12面上のパターンをウエハ15面上に縮小投
影露光している。そして所定の現像処理過程を経て半導
体デバイス(半導体素子)を製造している。
7b、即ち投影光学系13の瞳面14での照度分布であ
る有効光源分布を測定する方法について説明する。
り7aの開口を閉じた状態(或いは最も絞った状態)か
ら徐々に開けていき、その状態ごとの照度を紫外線検出
器16で測定して行なっている。
開けていった時のウエハ面上の照度Iを開口の半径rの
関数として図示したものである。この場合は、例として
照度Iは半径rの2次関数として表わされている(I=
Cπr2 ,Cは定数である。)。図3(B)は虹彩絞り
7aの径を模式的に表わしている。
時の紫外線検出器16で測定される照度の値をI(r)
とする。この時有効光源分布は投影光学系13の光軸に
対して回転対称な分布であるとする(例えば、通常の照
明、輪帯照明の時がこの場合である。)と、有効光源分
布の相対強度半径rの関数f(r)で表わされる。
つ変化させて照度Iを測定すると、有効光源の相対強度
f(r)は照度I(r)を用いて、 f(r)=(I(r+Δr)−I(r))/(2πrΔr) ・・・・・・・・(式1 )と表わされる。
rが微小量とみなすことができ、 f(r)=1/(2πr)dI/dr ・・・・・・・・(式2) のように、相対強度f(r)は照度Iの微分値で表わさ
れる。
の相対強度f(r)を求め図示したものである。このよ
うに、照度Iが2次関数の時は有効光源の相対強度f
(r)は定数、即ち一様な有効光源分布であることがわ
かる。実際に有効光源分布を求めるには、演算手段18
により照度I(r)の測定結果より(式1)又は(式
2)を用いて相対強度f(r)を求めている。
示した有効光源分布をモニターしながら、光源1の位置
を調整機構T1によって図1のz方向に移動させると、
相対強度f(r)が変化してくる。ここで予め決定され
ている所望の有効光源分布に対するf1(r)と、光源
1を移動させて測定したf(r)を比較して、f(r)
=f1(r)となるように、調整機構T1によって光源
1の位置合わせを行う位置調整工程を利用している。
絞り7aを2つの半径r1,r2において照度I1,I
2を測定し、その比率I1/I2が所定の値になるよう
に光源1の位置を調整している。又、必要に応じて位置
調整工程を繰り返して行っている。
チャートである。図14のフローチャートは図1に示し
た実施形態の光源位置調整について示してある。ステッ
プ1で虹彩絞り径r=rminとし、ステップ2で虹彩絞
りに径rを設定し、ステップ3で照度計で照度I(r)
を測定する。ステップ4で絞り径rを判断し、r<rma
xの場合には、ステップ5で絞り径rを変更し、ステッ
プ2,3を繰り返す。絞り径r=rmaxの場合には、全
測定が終了したので、測定結果からステップ6で有効光
源分布f(r)を計算し、ステップ7でf(r)を表示
する。ステップ8でf(r)を所望の有効光源分布f
(r)と比較し、一致していない場合には、ステップ9
でランプ位置を調整し、ステップ1から8までの有効光
源分布測定を繰り返す。ステップ8で測定されたf
(r)がf1(r)と一致した場合には、ランプ位置の
調整工程が終了する。
のにウエハ位置付近に配置した紫外線検出器16を用い
たが、この紫外線検出器16はレチクル12位置付近に
あっても良い。図1では、光源は水銀ランプ等の高圧ラ
ンプとしたが、エキシマレーザー等の紫外線光源でも良
い。本実施形態において、有効光源分布が光軸に対して
回転非対称の時は、有効光源分布は虹彩絞りの開口の半
径rにおいて平均化されたものとなる。
学系13の瞳面14上での有効光源分布を求めることに
より、レチクル12面上のパターンをウエハ15面上に
投影露光する際の有効光源分布(照明モード)が適切に
設定できるように光源1の位置を調整し、投影パターン
像の解像力の向上を効果的に図っている。
る。
して回転非対称の時を対象としている。構成は図1の実
施形態1と略同じであるので、以下、図1を用いて説明
する。
aの代わりに図4に示すような、***絞り7bを用いて
いる。***絞り7bは***(小開口)7cを有した絞り
である。7bp,7bppは各々アクチエーターであ
り、***絞り7bを図の軸x,yに沿って、即ち光軸と
直交する面内で動かしている。
り、オプティカルインテグレータ6の全ての場所から出
る光を***7cによりスキャンし、透過する光束を変え
ることができる。***を動かす度に紫外線検出器16で
照度を測定すると、***7cの位置に対応する有効光源
が測定でき、***7cのスキャンによって有効光源分布
が測定できる。又、変形照明等の絞りの効果を含む有効
光源分布を測定したい時には、その変形照明等の絞りの
直後に***絞り7bを置き、有効光源を測定すれば良
い。
し、この時紫外線検出器16で測定される照度の値をI
(x,y)とする。絞りの面積は実施形態1の場合と違
って一定(***の面積は一定)であるから、有効光源の
相対強度f(x,y)は照度I(x,y)に比例する。
従って、照度I(x,y)の分布が有効光源分布に対応
することになる。***7cの面積を小さくして、***7
cをスキャンするピッチも小さくすれば、より精度良く
有効光源分布が測定できる。
た有効光源分布の2次元的な分布から、演算手段18に
より有効光源分布の対称性を計算している。例えば、x
>0の範囲の有効光源分布の測定値の和をIx+、同様
にx<0の範囲の有効光源分布の測定値の和をIx−と
した場合、Ix+=Ix−となるように調整機構T1に
よって光源1のx方向に関する位置を調整している。
又、y方向についても同様な方法で光源1の位置を調整
することによって光軸に対して対称な有効光源を得てい
る。
ハ位置付近の紫外線検出器を用いたが、この紫外線検出
器はレチクル12位置付近にあっても良い。
ある。
測定用の絞り7a,7bを投影光学系13の瞳面14と
略共役な照明系内の位置に設けている。これに対して本
実施形態では、該絞りを投影光学系13の瞳面14近傍
に設けている点が実施形態1,2と異なっており、その
他の構成は同じである。尚、図5において図1で示した
要素と同一要素には同符番を付している。
絞り17aを配置し、実施形態1のように虹彩絞り17
aを動かす度にウエハ15の位置付近におかれた紫外線
検出器16で照度を測定し、演算手段18により(式
1)又は(式2)により有効光源分布を求め、このとき
の測定結果に応じて調整機構T1によって光源1の位置
を調整している。
を配置した場合は、実施形態2のように***絞り7bを
動かす度にウエハの位置付近におかれた紫外線検出器1
6で照度を測定することにより有効光源分布を求めるこ
とができる。***絞り17bを瞳面14付近に配置した
場合には、実際に露光する時にはこの***絞りをアクチ
エーター17pで切り替えて実際に露光する時に用いる
絞りを入れている。
ある。
反射ミラー9の代わりに反射率が高く透過率が低いハー
フミラー9aを用い、ハーフミラー9aを介して絞り7
(即ち投影光学系13の瞳面14)と共役な位置にCC
D等の検出手段としての検出器100を設けて投影光学
系13の瞳面14上での有効光源分布を求めており、レ
チクル又はウエハ面上に紫外線検出器16を用いていな
い点が異なっており、その他の構成は略同じである。
り、アクチエーター102によって光軸と直交する面内
で移動可能となっている。本実施形態では、ピンホール
カメラの原理により絞り7上の光源像を検出器100面
上に形成している。そしてピンホール101を光軸と直
交する面内で移動させて、これより演算手段18で投影
光学系13の瞳面14上での有効光源分布を求め、この
ときの測定結果に基づいて表示手段19に表示した分布
をモニターしながら調整機構T1によって光源1の位置
調整を行っている。尚、必要に応じて検出器100もピ
ンホール101と同様に移動させている。
概略図である。
ハーフミラー9aの後方にレンズ部9bを配置して、ハ
ーフミラー9aを通過した光束を検出器100面上に導
光している。そして検出器100と絞り7とが略共役関
係となるようにしている。そして検出器100で絞り7
面上の照度分布を測定して有効光源分布を求めている。
本実施形態では、レンズ部9bを配置することにより、
全ての像高での有効光源の重ね合わせを測定している。
態6,7,8の一部分の要部概略図である。
比べて、反射率が低く透過率が高いハーフミラー9dを
用いて、ハーフミラー9dからの反射光をピンホール1
01を介して検出器100で検出している点が異なって
おり、その他の構成は同じである。
比べて、反射率が低く透過率が高いハーフミラー9dを
絞り7(不図示)と集光レンズ8との間に配置し、ハー
フミラー9dからの反射光をピンホール101を介して
検出器100で検出している点が異なっており、その他
の構成は同じである。
に比べて、反射率が低く透過率が高いハーフミラー9d
を結像レンズ11とレチクル12との間に配置し、ハー
フミラー9dからの反射光をピンホール101を介して
検出器100で検出している点が異なっており、その他
の構成は同じである。
0としてCCD等の2次元検出器や受光面が複数に分割
されたセンサを用いて、個々のセンサ間の出力の比率を
計算することによって一度に有効光源分布を測定するよ
うにしても良い。又このような2次元分布を測定するこ
とができる検出器100を用いるときには、ピンホール
101をウエハ15面と同じ高さになるような位置に配
置しても良い。
には、図11(A)のように個々のハエの目レンズの像
の集まりとなっている。図11(A)はハエの目レンズ
が5×5(合計25個)の小さなレンズからできている
場合を図示したものであるが、図のように5×5(合計
25個)のそれぞれの領域のみに照度があることがわか
る。
検出器をマトリックス状に並べた検出器(図11
(B))を用いても、有効光源分布が測定できることが
わかる。又、ハエの目レンズの数だけ検出器を揃えなく
ても、主要な部分のみを測定しても良い。例えば、図1
1(B)において、検出器1,5,21,25,13
(又は3,11,15,23,13)の4すみと中心の
5つの検出器のみでも良い。
とにより、ピンホール101を動かして軸上ばかりでな
く軸外の有効光源分布も測定できる。この時にピンホー
ルを動かしたことにより検出器の受光領域から有効光源
の像がはみ出てしまう場合には、ピンホールの動きに合
わせて検出器100を動かせば良い。
示手段19に表示した有効光源分布の一例である。この
図の場合は、図2(B)の4重極照明に対応する有効光
源分布となっている。このように2次元的に有効光源分
布を測定し、表示手段19に表示した有効光源分布をモ
ニターしながら、有効光源分布が所望の分布となるよう
に調整機構T1によって光源1の位置調整を行ってい
る。
この方法によりウエハに到達する光量(露光量)もモニ
ターでき、露光計としても使用することができる。
1の一例を示す説明図である。
な放電灯から成り、片側の電極部が保持部材1cで保持
されている。図に示すように保持部材1cに連結された
xyz方向に光源1を移動させるつまみ0x,0y,0
zを回して、それぞれの方向の位置を有効光源分布の測
定結果に応じて調整している。尚、つまみ0x,0y,
0zをモータ等で回転させるようにしても良い。光源1
がエキシマレーザのようなレーザ光源の場合の光源の位
置調整は、レーザビームの位置と照明光学系内の光学素
子の相対位置を調整するようにしている。
半導体デバイスの製造方法の実施形態を説明する。
の半導体チップ、或いは液晶パネルやCCD等)の製造
のフローを示す。ステップ1(回路設計)では半導体デ
バイスの回路設計を行なう。ステップ2(マスク製作)
では設計した回路パターンを形成したマスクを製作す
る。
コン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマ
スクとウエハを用いてリソグラフィ技術によってウエハ
上に実際の回路を形成する。
れ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ
5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久
性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体
デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。
光装置によってマスクの回路パターンをウエハに焼付露
光する。ステップ17(現像)では露光したウエハを現
像する。ステップ18(エッチング)では現像したレジ
スト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト
剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジストを
取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことによ
って、ウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
製造が難しかった高集積度の半導体デバイスを製造する
ことができる。
系の瞳面上での有効光源分布を高精度に測定し、該瞳面
上の有効光源分布が所望の分布となるように照明系を構
成する光源の位置調整を行うことによって投影パターン
の線幅や方向性等に対して最適な有効光源分布が得ら
れ、レチクル面上の各種のパターンをウエハ面上に高い
解像力で容易に露光転写することができる投影露光装置
及びそれを用いた半導体デバイスの製造方法を達成する
ことができる。
明図
係を示す説明図
説明図
ャート
ャート
Claims (10)
- 【請求項1】 光源からの光束を照明系により被照射面
上のパターンを照明し、該パターンを投影光学系により
基板面上に投影し露光する投影露光装置において、該投
影光学系の瞳面上の有効光源分布を検出手段で求め、該
検出手段からの信号に基づいて光源位置調整機構によっ
て該光源の位置調整を行っていることを特徴とする投影
露光装置。 - 【請求項2】 前記検出手段は前記投影光学系の瞳面上
に設けた検出器からの信号、又は該瞳面と光学的に共役
な位置に設けた検出器からの信号を用いて、該瞳面上の
有効光源分布を求めていることを特徴とする請求項1の
投影露光装置。 - 【請求項3】 前記照明系は前記光源からの光束を集光
して2次光源を形成し、該2次光源を前記投影光学系の
瞳面近傍に結像する光学系と、該2次光源からの射出光
束を制限する絞りとを有しており、該絞りの開口径を変
化させたとき又は該絞りを光軸と直交する面内で移動さ
せたときの前記被照射面又は前記基板面上に設けた検出
器からの信号を用いて、該瞳面上の有効光源分布を求め
ていることを特徴とする請求項1の投影露光装置。 - 【請求項4】 光源からの光束を照明系により被照射面
上のパターンを照明し、該パターンを投影光学系により
基板面上に投影し露光する投影露光方法において、該投
影光学系の瞳面上の有効光源分布を検出手段で求め、該
検出手段からの信号に基づいて光源位置調整機構によっ
て該光源の位置調整を行う位置調整工程を利用している
ことを特徴とする投影露光方法。 - 【請求項5】 前記瞳面上の有効光源分布が所望の分布
となるように前記位置調整工程を複数回繰り返して行っ
ていることを特徴とする請求項4の投影露光方法。 - 【請求項6】 光源からの光束を照明系によりレチクル
面上のパターンを照明し、該パターンを投影光学系によ
りウエハ面上に投影し露光した後に、該ウエハを現像処
理工程を介して半導体デバイスを製造する際、該投影光
学系の瞳面上の有効光源分布を検出手段で求め、該検出
手段からの信号に基づいて光源位置調整機構によって該
光源の位置調整を行っていることを特徴とする半導体デ
バイスの製造方法。 - 【請求項7】 前記検出手段は前記投影光学系の瞳面上
に設けた検出器からの信号、又は該瞳面と光学的に共役
な位置に設けた検出器からの信号を用いて、該瞳面上の
有効光源分布を求めていることを特徴とする請求項6の
半導体デバイスの製造方法。 - 【請求項8】 前記照明系は前記光源からの光束を集光
して2次光源を形成し、該2次光源を前記投影光学系の
瞳面近傍に結像する光学系と、該2次光源からの射出光
束を制限する絞りとを有しており、該絞りの開口径を変
化させたとき又は該絞りを光軸と直交する面内で移動さ
せたときの前記被照射面又は前記基板面上に設けた検出
器からの信号を用いて、該瞳面上の有効光源分布を求め
ていることを特徴とする請求項6の半導体デバイスの製
造方法。 - 【請求項9】 光源からの光束を照明系によりレチクル
面上のパターンを照明し、該パターンを投影光学系によ
りウエハ面上に投影し露光した後に、該ウエハを現像処
理工程を介して半導体デバイスを製造する際、該投影光
学系の瞳面上の有効光源分布を検出手段で求め、該検出
手段からの信号に基づいて光源位置調整機構によって該
光源の位置調整を行う位置調整工程を利用していること
を特徴とする半導体デバイスの製造方法。 - 【請求項10】 前記瞳面上の有効光源分布が所望の分
布となるように前記位置調整工程を複数回繰り返して行
っていることを特徴とする請求項9の半導体デバイスの
製造方法。
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