JPH10127383A - 台所用装置及び食器乾燥装置 - Google Patents

台所用装置及び食器乾燥装置

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JPH10127383A
JPH10127383A JP8288295A JP28829596A JPH10127383A JP H10127383 A JPH10127383 A JP H10127383A JP 8288295 A JP8288295 A JP 8288295A JP 28829596 A JP28829596 A JP 28829596A JP H10127383 A JPH10127383 A JP H10127383A
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JP
Japan
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ventilation
heating
tank
kitchen
path
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Pending
Application number
JP8288295A
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English (en)
Inventor
Shinichi Hagiwara
伸一 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)
  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 足元などの低い部分を効率よく暖房でき、し
かも省スペース化、低コスト化が図れる台所用装置、並
びに食器乾燥装置を提供する。 【解決手段】 加熱手段を具備する台所用装置におい
て、前記加熱手段19を熱源として台所の床面近傍を暖
房する暖房機能が、前記台所用装置の本来の機能に併設
され、食器乾燥装置においては、加熱手段19を通った
通風を装置外部に排気する分岐通風路51を通風路36
に分岐接続し、前記分岐通風路51と前記通風路36と
の接続部に、前記加熱手段19を通った通風を槽内空間
3に流通させる第1通風状態と、前記分岐通風路51に
流通させる第2通風状態とに切換可能な風路切換手段5
3を設け、前記分岐通風路51の通風を装置外部に排気
する吹出部52を装置下側に設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱手段を具備す
る台所用装置、並びに被乾燥物を保持する槽内空間と、
外気の吸入部からその槽内空間を経由して排気部まで連
通する通風路と、前記吸入部から前記槽内空間側に向け
て通風する送風手段と、前記吸入部と前記槽内空間との
間で通風を加熱する加熱手段とを設けてある食器乾燥装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の食器乾燥装置、オーブン、ガスレ
ンジ等の台所用装置は、台所室内を暖房する機能を備え
ていないため、台所等を暖房する場合、台所用装置とは
別に台所用暖房機を取り付ける必要があった。そして、
通常、台所では調理台上で加熱調理等が行われるため、
冬場においては特に足元、即ち床面近傍のみが冷えて、
その部分のみを効率よく暖房するのが望ましかった。従
って、足元などの床面近傍を暖房する台所用暖房機が市
販され、台所等に取り付け又は設置されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
台所用装置とは別に、台所用暖房機を取り付け又は設置
する場合、2台を合わせたコスト及び工事費用が高くな
り、また通常台所は狭いものであり、設置スペースが取
りにくいなどといった問題がある。これに対して、例え
ば食器乾燥装置の温風の排気口を装置の下部に取り付け
て、食器乾燥装置から排出する熱で室内を暖房するなど
の方法なども考えられるが、食器乾燥時に、そこから湿
度の高い温風が排気されると、床面に結露が生じるなど
の問題が起こるため実用的でない。また、オーブン、ガ
スレンジ等の台所用装置を床面上に設置して暖房に利用
する方法も考えられるが、使い勝手が悪くなるなどの問
題があり、実用的でない。
【0004】本発明は、かかる点に着目してなされたも
のであり、その目的は、足元などの低い部分を効率よく
暖房でき、しかも省スペース化、低コスト化が図れる台
所用装置、並びに食器乾燥装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の台所用装置の特徴構成は、加熱手段を具備す
る台所用装置において、前記加熱手段を熱源として台所
の床面近傍を暖房する暖房機能が、前記台所用装置の本
来の機能に併設されている点にある。ここで、加熱手段
を具備する台所用装置としては、台所で使用され加熱手
段を具備する全ての装置が包含され、例えば食器乾燥装
置、オーブン、オーブントースタ、オーブンレンジ、ガ
スレンジ、電子レンジ、湯沸かしポット、炊飯機、冷蔵
庫等が挙げられる。また、台所の床面近傍を暖房するに
は、台所用装置の床面近傍部に温風の吹出口を設けた
り、床面近傍を暖房するための導管を設けるなどすれば
よい。
【0006】また、上記目的を達成するための本発明の
食器乾燥装置の特徴構成は、被乾燥物を保持する槽内空
間と、外気の吸入部からその槽内空間を経由して排気部
まで連通する通風路と、前記吸入部から前記槽内空間側
に向けて通風する送風手段と、前記吸入部と前記槽内空
間との間で通風を加熱する加熱手段とを設けてある食器
乾燥装置において、前記加熱手段を通った通風を前記槽
内空間を経由せずに装置外部に排気する分岐通風路を前
記通風路に分岐接続し、前記分岐通風路と前記通風路と
の接続部に、前記加熱手段を通った通風を前記槽内空間
に流通させる第1通風状態と、前記分岐通風路に流通さ
せる第2通風状態とに切換可能な風路切換手段を設け、
前記分岐通風路の通風を装置外部に排気する吹出部を装
置下側に設けてある点にある。ここで、食器乾燥装置と
は、食器類の乾燥機能を有する装置であり、食器乾燥機
だけでなく、食器洗浄乾燥機等を含むものである。
【0007】上記の食器乾燥装置において、前記加熱手
段が乾燥運転時と暖房運転時とで放出する熱量を変えら
れるように構成してあることが、後述の作用効果より好
ましい。
【0008】〔作用効果〕本発明の台所用装置の上記特
徴構成によると、台所用装置の本来の機能のために存在
する加熱手段を熱源として兼用しているため、別に暖房
機能のための加熱手段を設ける必要がないなど、装置の
各部を適宜兼用して装置コストを低減させることができ
る。そして、加熱手段は暖房機の全容積中にしめる割合
が大きいため、暖房機能を併設しても全容積の増加はさ
ほど大きくならない。また、台所の床面近傍を暖房でき
るので、足元などの低い部分を効率よく暖房できる。そ
の結果、足元などの低い部分を効率よく暖房でき、しか
も省スペース化、低コスト化が図れる台所用装置を提供
することができた。
【0009】また、本発明の食器乾燥装置の上記特徴構
成によると、加熱手段を通った通風を装置外部に排気す
る分岐通風路を通風路に分岐接続してあるため、加熱手
段により加熱された温風を分岐通風路に導くことがで
き、しかもその温風は、槽内空間を経由しないため、例
えば槽内空間に水分が多く存在する場合でも、温風が高
湿度化して排気後に結露するなどといった問題がない。
また、前記分岐通風路と前記通風路との接続部に、前記
加熱手段を通った通風を前記槽内空間に流通させる第1
通風状態と、前記分岐通風路に流通させる第2通風状態
とに切換可能な風路切換手段を設けてあるため、通常の
乾燥運転と暖房運転とを任意に切換えることができる。
更に、前記分岐通風路の通風を装置外部に排気する吹出
部を装置下側に設けてあるため、足元などの低い部分に
向けて、温風を吹き出すことができる。また、装置本来
の機能のために存在する加熱手段を熱源として兼用して
いるため、別に暖房機能のための加熱手段を設ける必要
がないなど、装置の各部を適宜兼用して装置コストを低
減させることができ、全容積の増加もさほど大きくなら
ない。その結果、足元などの低い部分を効率よく暖房で
き、しかも省スペース化、低コスト化が図れ、結露によ
る問題も生じない暖房機能を備えた食器乾燥装置を提供
することができた。
【0010】前記加熱手段が乾燥運転時と暖房運転時と
で放出する熱量を変えられるように構成する場合、通
常、乾燥運転時と暖房運転時とで要求される熱量が異な
るので、各運転時に適切な熱量を放出して、より好適な
乾燥運転及び暖房運転が行える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について説明する。本発明の台所用装置につい
て、まず、食器乾燥装置の場合を例にとり説明し、加熱
手段を具備するその他の台所用装置については後述す
る。図2には、本発明の実施形態としての食器洗浄乾燥
機が示されている。この食器洗浄乾燥機は、正面が開放
された略矩形箱状の本体ケース1に、下端部の横軸芯周
りで揺動開閉自在な扉2が備えられ、本体ケース1の内
部に、食器等の被洗浄物を洗浄・乾燥等するための密閉
状の洗浄槽3が設けられている。そして、図3に示すよ
うに、扉2を閉じることにより扉2の内側面により洗浄
槽3が閉塞され、この閉塞された洗浄槽3内部におい
て、支持レール4にて取り外し可能にスライド自在に支
持された上下2つの網カゴ5a,5bの内部に食器等の
被洗浄物を収納した状態で、下側の網カゴ5aの下方側
に設けられた下噴出ノズル6a、上側の網カゴ5bの下
方側に設けられた中噴出ノズル6b、並びに、上側の網
カゴ5bの上方側に設けられた上噴出ノズル6cの夫々
に形成された多数の噴出孔7から洗浄水を噴出させて、
被洗浄物の洗浄を行うように構成されている。
【0012】この食器洗浄乾燥機には、洗浄槽内におい
て被洗浄物の洗浄動作を実行する洗浄操作手段が備えら
れている。以下、洗浄操作手段の構成について説明す
る。つまり、図1に示すように、前記洗浄槽3に対して
洗浄水が供給する給水路8、洗浄槽3内の洗浄水を外部
に排出させる排出路9、洗浄槽3内に貯溜される洗浄水
を前記各洗浄ノズル6a,6b,6cまで搬送させる搬
送路10の夫々が洗浄槽3に接続される状態で備えられ
ている。前記給水路8は、洗浄槽3の上下方向中間位置
付近において洗浄槽3の内部に開放される状態で接続さ
れ、その途中部には運転作動中は開弁状態に設定される
手動開閉弁11と電磁式の給水弁12とが備えられてい
る。手動開閉弁11及び給水弁12が共に開弁される
と、水道等の給水源の給水圧により洗浄槽3内に給水さ
れることになる。前記排出路9は、その途中部に設けら
れた排水ポンプ13にて洗浄槽3の底部に形成された開
口部14から洗浄水を吸引すると共に、洗浄槽3の横側
部に設けられた逆流防止用の鉛直経路部分9aを通過し
た後に排出部9bより洗浄水を外部に排出させるように
構成されている。
【0013】洗浄槽3内に給水される際に洗浄槽3内に
貯溜される水位が設定水位になったか否かを検出する水
位センサ15が備えられ、水位センサ15がONして設
定水位に達したことが検出されると、給水弁12が閉弁
され、自動的に給水が停止されるように構成されてい
る。
【0014】前記搬送路10は、その途中部に備えられ
た強制搬送手段としての循環ポンプ16の作動により洗
浄槽3内に貯溜されている洗浄水を、前記開口部14か
ら吸引する吸引用搬送路部分10aと、循環ポンプ16
の下手側から下噴出ノズル6aに向けて洗浄水を強制的
に搬送させる第1搬送路部分10bと、循環ポンプ16
の下手側から上噴出ノズル6cに向けて洗浄水を強制的
に搬送させる第2搬送路部分10cとで構成されてい
る。下噴出ノズル6aは、洗浄槽3の底面に対して、長
手方向中間部において縦軸芯周りで回動自在に支持され
る構成となっており、中噴出ノズル6bは、網カゴ5b
に対して、縦軸芯周りで回動自在に支持される構成とな
っている。又、各噴出ノズル6a,6b,6cは、夫々
の噴出孔7が互いに逆向きの斜め上方に洗浄水を噴出さ
せるように構成され、洗浄水の噴出力の反作用によっ
て、噴出ノズル自体が縦軸芯周りで低速で回動するよう
に構成され、洗浄水が被洗浄物に対して隅々まで吹きつ
けられ、有効に洗浄が行われるようになっている。尚、
上噴出ノズル6cは洗浄槽3に対して位置固定状態で洗
浄水を噴出させるように構成され、中噴出ノズル6bに
対しては上噴出ノズル6cから噴出された洗浄水が給水
部6b1 より供給される構成となっている。上述した構
成により洗浄操作手段が構成されている。
【0015】洗浄槽3の底部における前記開口部14に
は、図4に示すように、洗浄作用によって発生する残菜
等の塵埃を受け止めるフィルターFが設けられている。
このフィルターFは、網目が粗い粗目フィルターと、網
目が細かい細目フィルターとで成り、洗浄時には、洗浄
水が粗目フィルターの後に細目フィルターを通過するよ
うに構成され、排出時には、洗浄水の流れが逆になり、
細目フィルターの内面に付着した塵が除去されて排出さ
れるように構成されている。
【0016】図2に示すように、前記扉2の内面には、
洗浄用の洗剤及び乾燥仕上げ剤を予め貯溜しておき、適
切なタイミングでその洗剤や乾燥仕上げ剤を洗浄槽3内
に投入するための洗剤投入部17と、乾燥仕上げ剤投入
部18が設けられている。これらの各投入部17,18
は、詳述はしないが、洗剤等の貯溜状態においては、そ
の漏出が阻止されており、投入時には開放状態になり洗
剤等が洗浄槽3内に投入されるように構成されている。
【0017】上記の吸引用搬送路部分10aの途中部
に、加熱手段としての熱交換器19が備えられ、前記給
水路8からの給水はそのまま洗浄槽3内に給水され、循
環ポンプ16の作動により洗浄槽3内の洗浄水を吸引用
搬送路部分10aを介して循環させる際に、吸引用搬送
路部分10aに設けられた熱交換器19により加熱され
るように構成されている。この熱交換器19は、外部の
熱源機20より温水供給路21を通して、熱媒としての
温水を循環供給させるように構成され、温水供給路21
を通して供給される温水(熱媒)の熱と、給水路8内を
通過する洗浄水との間で熱交換が行われて、前記洗浄水
を加熱するように構成されている。温水供給路21に
は、熱源機20により加熱され一定温度(約80°C)
に維持された温水が循環供給されるように構成され、温
水供給路21には、温水を熱交換器19に供給する温水
供給状態と、温水をバイパス路23を通して熱源機20
に短絡循環させて熱交換器19への供給を停止させる供
給停止状態とに切り換え自在な切換弁24が設けられて
いる。上記のように構成すると、給水時のみに加熱する
場合に比べて、循環の際に常時洗浄水等を加熱すること
ができるので、洗浄水等の温度低下を防止して、洗浄能
力をより高めることができる。
【0018】前記熱交換器19は、図5に示すように、
吸引用搬送路部分10aの途中部を、その他の部分より
も大径にして、水の流速が他の部分よりも遅くなるよう
に構成すると共に、この吸引用搬送路部分10aの大径
部8aの外周部に、その外周面に接触するように温水供
給路21をコイル状に巻回させた状態で配置して、更に
その周囲に伝熱フィン(例えばアルミニウム製)を設け
て、温水供給路21内を通流する温水と、吸引用搬送路
部分10a中を通流する水との間で有効に熱交換が行わ
れるように構成されている。
【0019】そして、洗浄水による洗浄動作が終了し
て、洗浄水が洗浄槽3外に排出された後に、洗浄槽3内
に加熱された空気を給気すると共に、洗浄槽3内の湿っ
た空気を外部に排気させる第1通風状態と、加熱された
空気を分岐通風路51に流通させる第2通風状態とを、
風路切換ダンパや三方弁等の風路切換手段53により切
換可能に構成されている。つまり、扉2の上方側に形成
された外気吸入部35から、給気路36を通して外気を
吸入すると共に、洗浄槽3の下部側に開口形成された給
気口37を通して、前記吸入した外気を洗浄槽3内に給
気させる通風手段としての通風ファン38が設けられ、
通風ファン38にて強制的に外気が吸入されるに伴っ
て、洗浄槽3内の空気が、洗浄槽3の上部側に開口形成
された排気口39及び排気路40を通して、扉2の上方
側であって且つ外気吸入部35と離間した箇所に設けら
れた排気部41から装置外部に排気されるように構成さ
れている。更に、加熱手段19を通った通風を洗浄槽3
内空間を経由せずに装置外部に排気する分岐通風路51
を通風路である給気路36に分岐接続し、分岐通風路5
1と給気路36との接続部に、第1通風状態と第2通風
状態とに切換可能な風路切換手段53を設け、分岐通風
路51の通風を装置外部に排気する吹出部52を装置下
側に設けてある。なお、吹出部52には、風向調節のた
めのルーバー等を設けてもよい。
【0020】つまり、図5に示すように、前記給気路3
6の経路途中に前記熱交換器19が備えられ、給気路3
6内を通過する空気が、この熱交換器19において、温
水の熱により加熱されるように構成され、洗浄槽3内や
分岐通風路51には、この加熱された後の空気が給気さ
れるように構成されている。
【0021】従って、熱交換器19は、洗浄水等を加熱
する加熱手段としての機能と、洗浄槽内に供給される空
気を加熱する加熱手段としての機能と、装置外部に排気
する空気を加熱する加熱手段としての機能を備える構成
となっている。そして、前記加熱手段は、切換弁24に
より熱交換器19への供給量を換えることにより、乾燥
運転時と暖房運転時とで放出する熱量を変えられるよう
に構成してある。つまり、通常、乾燥運転時と暖房運転
時とで要求される熱量が異なるので(例えば後者が前者
の2〜3倍)、各運転時に適切な熱量を放出して、より
好適な乾燥運転及び暖房運転が行えるようにしてある。
【0022】洗浄槽3の内部には、扉2が閉じられた状
態であるか否かを検出する扉スイッチ27が備えられて
いる。
【0023】そして、上述したような洗浄操作手段の各
部の動作と、通風ファン38及び風路切換手段53によ
る通風動作を制御する制御手段としてのマイクロコンピ
ュータ利用の制御装置28と、制御装置28に制御情報
を指令する操作部29とが備えられている。操作部29
は扉2の上部外面側に設けられ、電源の入り切りを指令
する電源スイッチ30、洗浄動作の開始を指令するスタ
ートスイッチ31、洗浄動作モードを変更するモード切
換スイッチ32、乾燥時間を切り換え設定する時間設定
スイッチ33、暖房運転を行う暖房スイッチ34等が設
けられている。モード切換スイッチ32は、後述するよ
うな標準動作モード、洗浄時間が長いモードや短いモー
ド、乾燥作業のみを行う乾燥モード、すすぎ作業のみを
行うモード等、夫々のモードに切り換え設定できるよう
に構成されている。
【0024】次に標準動作モードにおける前記制御装置
28の制御動作について図6、図7のフローチャートに
基づいて説明する。洗浄作動を開始するに先立って、扉
2を開けて洗浄槽3内に被洗浄物としての食器等を網カ
ゴ5a,5b内に収納すると共に、専用の洗剤及び乾燥
仕上げ剤を夫々洗剤投入部17、乾燥仕上げ剤投入部1
8に装填する。そして、扉2を閉めると、扉スイッチ2
7がONして、運転可能な状態にセットされる(ステッ
プ1)。電源スイッチ30がON操作され、且つ、スタ
ートスイッチ31がON操作されると、運転が開始され
る(ステップ2,3)。先ず、洗浄槽3内の洗浄水の排
出動作を実行する(ステップ4)。つまり、排水ポンプ
13が作動して水位センサ15がOFFすると排水ポン
プ13が停止する。次に洗浄槽3内への洗浄水の給水動
作を実行する(ステップ5)。つまり、給水弁12が開
弁されて洗浄槽3内に洗浄水が供給され、水位センサ1
5がONして設定水位に達したことが検出されると給水
弁12が閉弁する。
【0025】次に予備洗浄が行われる(ステップ6)。
つまり、循環ポンプ16が約1分間作動し、各噴出ノズ
ル6a,6b,6cから洗浄水が噴出され、被洗浄物の
おおまかな汚れを洗い落とす。予備洗浄が終了すると、
洗浄水を排出する(ステップ7)。
【0026】次に本洗浄工程に移り、まず設定水位に達
するまで給水動作を実行する(ステップ8)。熱源機2
0より熱交換器19に対して温水が供給されるように、
切換弁24を切り換えた後(ステップ9)、循環ポンプ
16の作動を開始させる(ステップ10)。又、洗剤投
入部から洗剤が投入される(ステップ11)。そして、
設定時間(約26分間)が経過すると、熱交換器19に
対する温水供給が停止されるように切換弁24を切り換
えた後、循環ポンプ16の作動を停止して、洗浄水を排
出する(ステップ12〜15)。このような本洗浄工程
においては、加熱された洗浄水が噴出孔7から噴霧状に
噴出されて洗浄が実行される。又、上述したように、下
側及び中側の噴出ノズル6a,6bは、洗浄水の噴出力
にて縦軸芯周りで回転して、被洗浄物の隅々まで確実に
洗浄されるようになっている。
【0027】次にすすぎ洗浄工程に移り、給水が行われ
た後、循環ポンプ16を設定時間(約1分間)作動させ
てすすぎ洗浄を行い、洗浄水を排出させるという動作
が、3回繰り返して実行される(ステップ16〜2
0)。4回目のすすぎ洗浄の際には、設定水位に達する
まで給水動作を実行した後(ステップ21)、熱源機2
0より熱交換器19に対して温水が供給されるように、
切換弁24を切り換えて、循環ポンプ16の作動を開始
して、温水でのすすぎ洗浄が行われる(ステップ22,
23)。このような温水すすぎ洗浄が設定時間(約25
分間)継続されると、乾燥仕上げ剤が投入される(ステ
ップ24,25)。そして温水すすぎ洗浄が設定時間
(約30分間)継続されると、熱交換器19に対する温
水供給が停止されるように切換弁24を切り換えて、す
すぎ洗浄を終了し、洗浄水を排出する(ステップ26〜
28)。
【0028】次に乾燥工程に移行し、熱源機20より熱
交換器19に対して温水を供給させるように切換弁24
を切り換えると共に、通風ファン38の通風作動を開始
して(ステップ29,30)、洗浄槽3内に加熱された
空気(温風)を給気すると共に、洗浄槽3内の湿った空
気を外部に排気させて、被洗浄物を乾燥させる。このと
き、風路切換手段53は前記の第1通風状態を形成する
ように予め切換られている。そして、このような乾燥動
作が時間設定スイッチ33にて設定された乾燥用設定時
間が経過すると、熱交換器19に対する温水供給が停止
されるように切換弁24を切り換え、且つ、通風ファン
38による通風動作を停止させて、乾燥工程を終了する
(ステップ31,32)。その後、10分間経過する
と、運転スイッチ30を自動的にOFFさせる(ステッ
プ33,34)。
【0029】上述した動作は、標準動作モードの場合を
示したが、その他の動作モードでは洗浄時間が夫々異な
る状態に設定され、すすぎモードの場合には、すすぎ工
程のみ実行され、乾燥モードの場合には乾燥工程のみ実
行される構成となる。
【0030】次に暖房スイッチ34がオンされ、暖房運
転を行う場合の前記制御装置28の制御動作について図
8のフローチャートに基づいて説明する。
【0031】暖房スイッチ34がオンされると、風路切
換手段53により通常の第1通風状態から暖房用の第2
通風状態に切換えられ(ステップ40)、熱源機20よ
り熱交換器19に対して温水が供給されるように、切換
弁24を切り換え(ステップ41)、通風ファン38の
通風作動を開始する(ステップ42)。これらの動作に
より、加熱手段19を通った温風が分岐通風路51を介
して、装置下側に設けた吹出部52から装置外部に排気
されるが、この動作は暖房スイッチ34がオフされるま
で続けられる(ステップ43)。暖房スイッチ34がオ
フされると、切換弁24により温水供給が停止され(ス
テップ44)、通風ファン38の通風作動も停止され
(ステップ45)、風路切換手段53により第2通風状
態から通常の第1通風状態に切換えられられ(ステップ
46)、暖房運転が終了する。
【0032】以上のように、足元などの低い部分を効率
よく暖房でき、しかも省スペース化、低コスト化が図
れ、結露による問題も生じない暖房機能を備えた食器乾
燥装置を提供することができた。
【0033】〔別実施形態1〕以下に、本発明の食器乾
燥装置の別実施形態を示す。 (1)上記実施形態では、本発明の食器洗浄乾燥機にか
かる実施形態を示したが、食器乾燥機の実施形態を示す
と以下のようになる。食器乾燥機の場合も基本的には、
上記実施形態のような食器洗浄乾燥機と同様な構成と
し、乾燥工程を行う専用機とするため、洗剤供給手段を
省略した装置構成として、洗浄工程及び水すすぎ工程を
有さない制御動作を行えばよい。つまり、通常公知の食
器乾燥装置において、加熱手段を通った通風を槽内空間
を経由せずに装置外部に排気する分岐通風路を通風路に
分岐接続し、前記分岐通風路と前記通風路との接続部
に、前記加熱手段を通った通風を前記槽内空間に流通さ
せる第1通風状態と、前記分岐通風路に流通させる第2
通風状態とに切換可能な風路切換手段を設け、上記実施
形態におけるステップ40〜46の制御動作を行えるよ
うにすればよく、各装置構成も上記実施形態と同様に構
成すればよい。
【0034】(2)上記実施形態では、通風を加熱する
加熱手段が温水ヒータである例を示したが、電気ヒータ
を加熱手段とする構成としてもよく、両者を併用しても
よい。その場合、温度検知手段に基づいて電気ヒータへ
の通電をオンオフさせることにより、高温を保持するよ
うに制御すればよい。電気ヒータにより加熱を行う構成
によると、温水ヒータにより加熱を行う場合に比べて、
ヒータ自身の最高温度を高めることができるため、通風
される空気等を効率よく加熱することができる。
【0035】(3)上記実施形態では、熱交換器19を
前記給水路8の経路途中に設けて、熱交換器19を洗浄
時の加熱手段とて併用する例を示したが、図9に示すよ
うに、温水ヒータ又は電気ヒータ等の加熱手段60を洗
浄槽3の底部に設けて、洗浄工程及び温水すすぎ工程
で、給水後に加熱するように構成してもよい。かかる構
成によると、洗浄工程及び温水すすぎ工程に適した加熱
手段を形成することができる。
【0036】(4)上記実施形態では、暖房運転時に加
熱手段に一定量の熱が供給される例を示したが、能力設
定スイッチを設けて、供給される熱量や送風量を変化さ
せれるように構成してもよい。その場合、切換弁24に
より熱交換器に供給される温水の流量を調整可能にした
り、通風ファン38の能力を調整可能にすればよい。か
かる構成によると、室内温度等に応じて暖房能力を調整
することができ、より充実した暖房機能を付与すること
ができる。なお、分岐風路内に温度センサーを設けて、
フィードバック制御等を行ってもよい。
【0037】(5)上記実施形態では、送風手段を加熱
手段の上流側に設ける例を示したが、送風手段を加熱手
段の下流側に設けて構成してもよい。
【0038】(6)上記実施形態では、前記搬送路10
の経路途中に設ける構成としたが、前記熱交換器19を
前記給水路8の経路途中に設ける構成としてもよい。
【0039】(7)上記実施形態では、前記熱交換器1
9が、前記給水路8の外周部に温水供給路21をコイル
状に巻回させた状態で配置させ、更にその周囲に伝熱フ
ィンを設ける構成としたが、このような構成に限らず、
例えば、温水供給路の途中部に、温水が通過する密閉タ
ンクを設け、このタンク内を給水路8が通過するように
構成して、給水路と温水との接触面積を大きくさせる構
成としてもよい。
【0040】(8)上記実施形態では、通風手段として
の通風ファンが給気路に設けられる場合を例示したが、
通風ファンを排気路の経路途中に設けて、洗浄槽内を負
圧にさせることで、給気路を通して外気を洗浄槽内に吸
引させるとともに、同様の通風ファンを分岐通風路に設
ける構成としてもよい。
【0041】(9)上記実施形態では、前記洗浄操作手
段及び通風ファン等を共に制御装置により動作を自動制
御する構成としたが、このような構成に代えて、例え
ば、手動操作に基づいて指令するに伴って動作させる構
成としてもよい。
【0042】〔別実施形態2〕以下に、本発明の台所用
装置の別実施形態を示す。 (10)台所用装置が、オーブン、オーブントースタ、
オーブンレンジ、湯沸かしポット、又は炊飯機等である
場合、外気の吸入部から加熱槽内の空間を経由して排気
部まで連通する通風路と、前記吸入部から前記加熱槽内
の空間側に向けて通風する送風手段を設けると共に、前
記排気部から台所の床面近傍に温風を導く導管を連通接
続するなどすればよい。
【0043】(11)台所用装置が、ガスレンジ等であ
る場合、閉空間である加熱槽(例えばグリル部等)を利
用して、上記の台所用装置と同様に構成すればよい。な
お、加熱槽内の臭いが温風として排出されにくいよう
に、脱臭装置を温風の導管内などに設けてもよい。
【0044】(12)台所用装置が、電子レンジ等であ
る場合、水等の極性を有する熱媒体を加熱槽内で加熱し
て、その熱媒体と送風を熱交換する熱交換器を設け、外
気の吸入部から熱交換器を経由して排気部まで連通する
通風路と、そこに通風するための送風手段を設けると共
に、前記排気部から台所の床面近傍に温風を導く導管を
連通接続するなどすればよい。
【0045】(13)台所用装置が冷蔵庫等である場
合、冷凍サイクルの凝縮機を加熱手段として、上記と同
様に構成するなどすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】食器洗浄乾燥機の概略構成図
【図2】扉開状態の斜視図
【図3】扉閉状態の斜視図
【図4】排水部の斜視図
【図5】加熱手段の側面図
【図6】標準モードでの制御動作のフローチャート
【図7】標準モードでの制御動作のフローチャート
【図8】暖房運転での制御動作のフローチャート
【図9】別実施形態の排水部の斜視図
【符号の説明】
3 槽内空間 19 加熱手段 35 吸入部 36 通風路 38 送風手段 41 排気部 51 分岐通風路 52 吹出部 53 風路切換手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段を具備する台所用装置であっ
    て、 前記加熱手段を熱源として台所の床面近傍を暖房する暖
    房機能が、前記台所用装置の本来の機能に併設されてい
    る台所用装置。
  2. 【請求項2】 被乾燥物を保持する槽内空間と、外気の
    吸入部からその槽内空間を経由して排気部まで連通する
    通風路と、前記吸入部から前記槽内空間側に向けて通風
    する送風手段と、前記吸入部と前記槽内空間との間で通
    風を加熱する加熱手段とを設けてある食器乾燥装置であ
    って、 前記加熱手段を通った通風を前記槽内空間を経由せずに
    装置外部に排気する分岐通風路を前記通風路に分岐接続
    し、 前記分岐通風路と前記通風路との接続部に、前記加熱手
    段を通った通風を前記槽内空間に流通させる第1通風状
    態と、前記分岐通風路に流通させる第2通風状態とに切
    換可能な風路切換手段を設け、 前記分岐通風路の通風を装置外部に排気する吹出部を装
    置下側に設けてある食器乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段が、乾燥運転時と暖房運転
    時とで放出する熱量を変えられるように構成してある請
    求項2記載の食器乾燥装置。
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