JP2968191B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP2968191B2
JP2968191B2 JP18992895A JP18992895A JP2968191B2 JP 2968191 B2 JP2968191 B2 JP 2968191B2 JP 18992895 A JP18992895 A JP 18992895A JP 18992895 A JP18992895 A JP 18992895A JP 2968191 B2 JP2968191 B2 JP 2968191B2
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真千子 北野
淳一 北村
真 佐野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄槽内におい
て、洗浄水により被洗浄物を洗浄した後に、被洗浄物を
乾燥させるように構成されている食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記食器洗浄機において、従来では、例
えば特開昭58−99942号公報に示されるように、
前記加熱手段として、通電されることによって洗浄槽内
を加熱する電気式ヒータが、洗浄槽内部の底部に露出す
る状態で配置される構成のものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成において
は、電気式ヒータが洗浄槽内部に設けられる構成である
ために、次のような不利な面があり、改善の余地があっ
た。つまり、電気式のヒータにおいては、通電されるこ
とによって発熱して、洗浄槽内の空気等を加熱する構成
であり、通電中においてヒータの表面温度が非常に高い
温度(数百°C)になり、通電が停止された後、温度低
下するまでに所定の時間を要するので、例えば、乾燥工
程の終了直後に食器等の被洗浄物を取り出す作業を行う
場合等において、充分に温度が低下していない高温状態
のヒータに対して使用者が手を近づけてしまうおそれが
あった。
【0004】しかも、上述したように表面温度が高温に
なることにより、洗浄槽の内面、例えば底面及び側面よ
り設定距離以上離間させた状態で前記ヒータを配置させ
ることで、ヒータの熱により内面が変色したり、変形す
る等の不利を未然に防止する必要があり、そのために、
洗浄槽の内容量に対して、ヒータ配置用の空間のために
被洗浄物を設置するための有効容量が制限される不利が
あった。
【0005】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、被洗浄物を有効に乾燥させること
ができるものでありながら、使用上の安全性を確保する
ことができると共に、洗浄槽内部の限られた空間を極力
有効利用することができ、更に、洗浄水を有効に加熱す
ることができるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明の特徴構成は、
洗浄槽内において洗浄水により被洗浄物を洗浄した後
に、被洗浄物を乾燥させるように構成されている食器洗
浄機において、給気路を通して外部の空気を前記洗浄槽
内部に給気させると共に、排気路を通して前記洗浄槽の
内部の空気を外部に排気させる通風手段と、前記給気路
を通過する空気を加熱する加熱手段とが備えられ、前記
通風手段は、前記加熱手段にて加熱された後の空気を前
記洗浄槽内に給気させるように構成され、 前記加熱手段
は、 前記洗浄槽内に供給される洗浄水の給水路の経路途
中であって、且つ、前記給気路中に備えられ、外部熱源
機から供給される熱媒と、被加熱対象との間で熱交換を
行う熱交換器にて構成され、前記洗浄水を加熱すると共
に、前記給気路を通過する空気を加熱するように構成さ
れている点にある。
【0007】第2発明の特徴構成は、第1発明の実施に
好適な構成を特定するものであって、前記洗浄槽内にお
いて被洗浄物の洗浄動作を実行する洗浄操作手段と、
の洗浄操作手段及び前記通風手段の作動を制御する制御
手段とが備えられ、 この制御手段は、前記洗浄操作手段
による洗浄動作が終了した後に、前記通風手段の通風動
作を実行させるように構成されている点にある。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】第1発明の特徴構成によれば、洗浄槽内におい
て洗浄水による被洗浄物が洗浄された後に被洗浄物を乾
燥させる場合に、通風手段による通風作動を開始させる
と、給気路を通して外部の空気が給気されるが、このと
き、給気路を通過する空気が加熱手段によって加熱さ
れ、加熱された空気が洗浄槽内に給気されることにな
る。そして、被洗浄物が設置された洗浄槽内における水
分を多く含む湿った空気は、排気路を通して外部に排気
されるのである。
【0012】従って、洗浄槽内には加熱されて乾いた空
気が給気され、湿った空気が排気されるから、洗浄槽内
の内部に、空気を加熱させるためのヒータ等を設置する
ことなく、被洗浄物を有効に乾燥させることができる。
【0013】記加熱手段によって洗浄水が加熱される
ので、洗浄水を加熱するためのヒータ等を洗浄槽内に設
置する必要が無い。
【0014】部熱源機から供給される熱媒と、被加熱
対象としての、給気路を通して給気される空気又は洗浄
水との間で熱交換が行われて、前記空気又は洗浄水が加
熱されることになる。
【0015】このように熱媒との間での熱交換にて加熱
される構成であるから、例えば、表面温度が高温(例え
ば、数百°C)になる電気式ヒータ等により加熱する構
成に較べて、比較的低い表面温度で、且つ、大きい熱量
にて加熱させることができる。
【0016】水路を通して洗浄水が洗浄槽内に供給さ
れる際に、その給水路の経路途中に設けられた加熱手段
において、熱媒の熱により洗浄水が加熱されるので、給
水と加熱とを同時に行うことができる。
【0017】又、洗浄水による洗浄が終了した後に、通
風手段による通風に伴って給気路を通して給気される空
気が、前記加熱手段にて加熱されて洗浄槽内に供給され
ることになる。
【0018】第発明の特徴構成によれば、第発明の
特徴構成による作用に加えて次の作用がある。制御手段
は、洗浄操作手段による被洗浄物の洗浄動作を実行さ
せ、被洗浄物の洗浄が終了した後は、通風手段の通風動
作を実行させるように制御するので、被洗浄物の洗浄に
引き続いて被洗浄物の乾燥が行われることになる。
【0019】
【発明の効果】第1発明の特徴構成によれば、被洗浄物
を有効に乾燥させることができるものでありながら、洗
浄槽内にヒータ等を配置させる必要がなく、洗浄槽の内
部空間を無駄なく有効利用できるものになり、しかも、
洗浄槽内に高温のヒータ等がなく、使用上の安全性も向
上するものとなる。
【0020】浄槽内にヒータ等を配置させることな
く、洗浄水を有効に加熱することができる。
【0021】きい熱量にて加熱できるものでありなが
ら、加熱手段の表面温度が、非常に高い温度(例えば数
百°C)になることがなく、周囲の部材との隙間を小さ
くさせることが可能で、洗浄槽の外側の狭い空間であっ
てもコンパクトに収納させることができる。
【0022】浄槽への洗浄水の供給と、洗浄水の加熱
とを同時に行うことができて、洗浄水の給水が行われた
後に、その洗浄水を加熱させる構成に較べて、洗浄時間
が短縮され、作業能率の向上を図ることができる。又、
洗浄水と空気とを同じ加熱手段にて加熱する構成とする
ことで、各別に加熱手段を設けるものに較べて構成の簡
素化が図れるものとなる。
【0023】第発明の特徴構成によれば、第発明の
特徴構成による効果に加えて、次の効果がある。洗浄に
引き続いて乾燥が自動で行われるので、洗浄動作の終了
後に、例えば、人為操作に基づいて乾燥を指令すること
で通風手段の動作を開始させる構成に較べて、煩わしい
操作が不要で作業能率を向上できるものとなる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の食
器洗浄機について説明する。図2に本発明に係る食器洗
浄機が示されている。この食器洗浄機は、正面が開放さ
れた略矩形箱状の本体ケース1に、下端部の横軸芯周り
で揺動開閉自在な扉2が備えられ、本体ケース1の内部
に、食器等の被洗浄物を洗浄するための密閉状の洗浄槽
3が設けられている。そして、図3に示すように、扉2
を閉じることにより扉2の内側面により洗浄槽3が閉塞
され、この閉塞された洗浄槽3内部において、支持レー
ル4にて取り外し可能にスライド自在に支持された上下
2つの網カゴ5a,5bの内部に食器等の被洗浄物を収
納した状態で、下側の網カゴ5aの下方側に設けられた
下噴出ノズル6a、上側の網カゴ5bの下方側に設けら
れた中噴出ノズル6b、並びに、上側の網カゴ5bの上
方側に設けられた上噴出ノズル6cの夫々に形成された
多数の噴出孔7から洗浄水を噴出させて、被洗浄物の洗
浄を行うように構成されている。
【0025】この食器洗浄機には、洗浄槽内において被
洗浄物の洗浄動作を実行する洗浄操作手段が備えられて
いる。以下、洗浄操作手段の構成について説明する。つ
まり、図1に示すように、前記洗浄槽3に対して洗浄水
が供給する給水路8、洗浄槽3内の洗浄水を外部に排出
させる排出路9、洗浄槽3内に貯溜される洗浄水を前記
各洗浄ノズル6a,6b,6cまで搬送させる搬送路1
0の夫々が洗浄槽3に接続される状態で備えられてい
る。前記給水路8は、洗浄槽3の上下方向中間位置付近
において洗浄槽3の内部に開放される状態で接続され、
その途中部には運転作動中は開弁状態に設定される手動
開閉弁11と電磁式の給水弁12とが備えられている。
手動開閉弁11及び給水弁12が共に開弁されると、水
道等の給水源の給水圧により洗浄槽3内に給水されるこ
とになる。前記排出路9は、その途中部に設けられた排
水ポンプ13にて洗浄槽3の底部に形成された開口部1
4から洗浄水を吸引すると共に、洗浄槽3の横側部に設
けられた逆流防止用の鉛直経路部分9aを通過した後に
排出部9bより洗浄水を外部に排出させるように構成さ
れている。
【0026】洗浄槽3内に給水される際に洗浄槽3内に
貯溜される水位が設定水位になったか否かを検出する水
位センサ15が備えられ、水位センサ15がONして設
定水位に達したことが検出されると、給水弁12が閉弁
され、自動的に給水が停止されるように構成されてい
る。
【0027】前記搬送路10は、その途中部に備えられ
た強制搬送手段としての循環ポンプ16の作動により洗
浄槽3内に貯溜されている洗浄水を、前記開口部14か
ら吸引する吸引用搬送路部分10aと、循環ポンプ16
の下手側から下噴出ノズル6aに向けて洗浄水を強制的
に搬送させる第1搬送路部分10bと、循環ポンプ16
の下手側から上噴出ノズル6cに向けて洗浄水を強制的
に搬送させる第2搬送路部分10cとで構成されてい
る。下噴出ノズル6aは、洗浄槽3の底面に対して、長
手方向中間部において縦軸芯周りで回動自在に支持され
る構成となっており、中噴出ノズル6bは、網カゴ5b
に対して、縦軸芯周りで回動自在に支持される構成とな
っている。又、各噴出ノズル6a,6b,6cは、夫々
の噴出孔7が互いに逆向きの斜め上方に洗浄水を噴出さ
せるように構成され、洗浄水の噴出力の反作用によっ
て、噴出ノズル自体が縦軸芯周りで低速で回動するよう
に構成され、洗浄水が被洗浄物に対して隅々まで吹きつ
けられ、有効に洗浄が行われるようになっている。尚、
上噴出ノズル6cは洗浄槽3に対して位置固定状態で洗
浄水を噴出させるように構成され、中噴出ノズル6bに
対しては上噴出ノズル6cから噴出された洗浄水が給水
部6b1 より供給される構成となっている。上述した構
成により洗浄操作手段が構成されている。
【0028】洗浄槽3の底部における前記開口部14に
は、図4、図6に示すように、洗浄作用によって発生す
る残菜等の塵埃を受け止めるフィルターFが設けられて
いる。このフィルターFは、図6(イ),(ロ)に示す
ように、網目が粗い粗目フィルターF1と、網目が細か
い細目フィルターF2とで成り、洗浄時には、洗浄水が
粗目フィルターF1の後に細目フィルターF2を通過す
るように構成され、排出時には、洗浄水の流れが逆にな
り、細目フィルターF2の内面に付着した塵が除去され
て排出されるように構成されている。
【0029】図2に示すように、前記扉2の内面には、
洗浄用の洗剤及び乾燥仕上げ剤を予め貯溜しておき、適
切なタイミングでその洗剤や乾燥仕上げ剤を洗浄槽3内
に投入するための洗剤投入部17と、乾燥仕上げ剤投入
部18が設けられている。これらの各投入部17,18
は、詳述はしないが、洗剤等の貯溜状態においては、そ
の漏出が阻止されており、投入時には熱動弁の作動によ
り、開放状態になり洗剤等が洗浄槽3内に投入されるよ
うに構成されている。
【0030】洗浄槽3の外部における前記給水路8の途
中部に、加熱手段としての熱交換器19が備えられてい
る。この熱交換器19は、外部の熱源機20より温水供
給路21を通して、熱媒としての温水を循環供給させる
ように構成され、温水供給路21を通して供給される温
水(熱媒)の熱と、給水路8内を通過する洗浄水との間
で熱交換が行われて、前記洗浄水を加熱するように構成
されている。温水供給路21には、熱源機20により加
熱され一定温度(約80°C)に維持された温水が循環
供給されるように構成され、温水供給路21には、温水
を熱交換器19に供給する温水供給状態と、温水をバイ
パス路23を通して熱源機20に短絡循環させて熱交換
器19への供給を停止させる供給停止状態とに切り換え
自在な切換弁24が設けられている。
【0031】前記熱交換器19は、図5に示すように、
給水路8の途中部を、その他の部分よりも大径にして、
水の流速が他の部分よりも遅くなるように構成すると共
に、この給水路8の大径部8aの外周部に、その外周面
に接触するように温水供給路21をコイル状に巻回させ
た状態で配置して、温水供給路21内を通流する温水
と、給水路8中を通流する水との間で有効に熱交換が行
われるように構成されている。
【0032】そして、洗浄水による洗浄動作が終了し
て、洗浄水が洗浄槽3外に排出された後に、洗浄槽3内
に加熱された空気を給気すると共に、洗浄槽3内の湿っ
た空気を外部に排気させるように構成されている。つま
り、扉2の上方側に形成された外気吸入部35から、給
気路36を通して外気を吸入すると共に、洗浄槽3の下
部側に開口形成された給気口37を通して、前記吸入し
た外気を洗浄槽3内に給気させる通風手段としての通風
ファン38が設けられている。一方、このように通風フ
ァン38にて強制的に外気が吸入されるに伴って、洗浄
槽3内の空気が、洗浄槽3の上部側に開口形成された排
気口39及び排気路40を通して、扉2の上方側であっ
て且つ外気吸入部35と離間した箇所に設けられた排気
部41から装置外部に排気されるように構成されてい
る。
【0033】そして、図5に示すように、前記給気路3
6の経路途中に前記熱交換器19が備えられ、給気路3
6内を通過する空気が、この熱交換器19において、温
水の熱により加熱されるように構成され、洗浄槽3内に
は、この加熱された後の空気が給気されるように構成さ
れている。
【0034】従って、熱交換器19は、洗浄水を加熱す
る加熱手段としての機能と、洗浄槽内に供給される空気
を加熱する加熱手段としての機能の両方の機能を備える
構成となっている。
【0035】洗浄槽3の内部には、扉2が閉じられた状
態であるか否かを検出する扉スイッチ27が備えられて
いる。
【0036】そして、上述したような洗浄操作手段の各
部の動作と、通風ファン38による通風動作を制御する
制御手段としてのマイクロコンピュータ利用の制御装置
28と、制御装置28に制御情報を指令する操作部29
とが備えられている。操作部29は扉2の上部外面側に
設けられ、電源の入り切りを指令する電源スイッチ3
0、洗浄動作の開始を指令するスタートスイッチ31、
洗浄動作モードを変更するモード切換スイッチ32、乾
燥時間を切り換え設定する時間設定スイッチ33等が設
けられている。モード切換スイッチ32は、後述するよ
うな標準動作モード、洗浄時間が長いモードや短いモー
ド、乾燥作業のみを行う乾燥モード、すすぎ作業のみを
行うモード等、夫々のモードに切り換え設定できるよう
に構成されている。
【0037】次に標準動作モードにおける前記制御装置
28の制御動作について図7、図8のフローチャートに
基づいて説明する。洗浄作動を開始するに先立って、扉
2を開けて洗浄槽3内に被洗浄物としての食器等を網カ
ゴ5a,5b内に収納すると共に、専用の洗剤及び乾燥
仕上げ剤を夫々洗剤投入部17、乾燥仕上げ剤投入部1
8に装填する。そして、扉2を閉めると、扉スイッチ2
7がONして、運転可能な状態にセットされる(ステッ
プ1)。電源スイッチ30がON操作され、且つ、スタ
ートスイッチ31がON操作されると、運転が開始され
る(ステップ2,3)。先ず、洗浄槽3内の洗浄水の排
出動作を実行する(ステップ4)。つまり、排水ポンプ
13が作動して水位センサ15がOFFすると排水ポン
プ13が停止する。次に洗浄槽3内への洗浄水の給水動
作を実行する(ステップ5)。つまり、給水弁12が開
弁されて洗浄槽3内に洗浄水が供給され、水位センサ1
5がONして設定水位に達したことが検出されると給水
弁12が閉弁する。
【0038】次に予備洗浄が行われる(ステップ6)。
つまり、循環ポンプ16が約1分間作動し、各噴出ノズ
ル6a,6b,6cから洗浄水が噴出され、被洗浄物の
おおまかな汚れを洗い落とす。予備洗浄が終了すると、
洗浄水を排出する(ステップ7)。
【0039】次に本洗浄工程に移り、熱源機20より熱
交換器19に対して温水が供給されるように、切換弁2
4を切り換えた後に、給水動作を実行する(ステップ
8,9)。設定水位に達して給水が停止されると、熱交
換器19に対する温水供給が停止されるように切換弁2
4を切り換えて、循環ポンプ16の作動を開始させる
(ステップ10,11)。又、洗剤投入部から洗剤が投
入される(ステップ12)。そして、設定時間(約26
分間)が経過すると、循環ポンプ16の作動を停止し
て、洗浄水を排出する(ステップ13,14,15)。
このような本洗浄工程においては、加熱された洗浄水が
噴出孔7から噴霧状に噴出されて洗浄が実行される。
又、上述したように、下側及び中側の噴出ノズル6a,
6bは、洗浄水の噴出力にて縦軸芯周りで回転して、被
洗浄物の隅々まで確実に洗浄されるようになっている。
【0040】次にすすぎ洗浄工程に移り、給水が行われ
た後、循環ポンプ16を設定時間(約1分間)作動させ
てすすぎ洗浄を行い、洗浄水を排出させるという動作
が、3回繰り返して実行されると(ステップ16〜2
0)、4回目のすすぎ洗浄の際には、熱源機20より熱
交換器19に対して温水が供給されるように、切換弁2
4を切り換えた後に、給水動作を実行する(ステップ2
1,22)。設定水位に達して給水動作が終了すると、
熱交換器19に対する温水供給が停止されるように切換
弁24を切り換えて、循環ポンプ16の作動を開始し
て、温水でのすすぎ洗浄が行われる(ステップ23,2
4)。このような温水すすぎ洗浄が設定時間(約25分
間)継続されると、乾燥仕上げ剤が投入される(ステッ
プ25,26)。そして温水すすぎ洗浄が設定時間(約
30分間)継続されると、すすぎ洗浄を終了して洗浄水
を排出する(ステップ27,28)。
【0041】次に乾燥工程に移行し、熱源機20より熱
交換器19に対して温水を供給させるように切換弁24
を切り換えると共に、通風ファン38の通風作動を開始
して(ステップ29,30)、洗浄槽3内に加熱された
空気(温風)を給気すると共に、洗浄槽3内の湿った空
気を外部に排気させて、被洗浄物を乾燥させる。そし
て、このような乾燥動作が時間設定スイッチ33にて設
定された乾燥用設定時間が経過すると、熱交換器19に
対する温水供給が停止されるように切換弁24を切り換
え、且つ、通風ファン38による通風動作を停止させ
て、乾燥工程を終了する(ステップ31,32)。その
後、10分間経過すると、運転スイッチ30を自動的に
OFFさせる(ステップ33,34)。
【0042】上述した動作は、標準動作モードの場合を
示したが、その他の動作モードでは洗浄時間が夫々異な
る状態に設定され、すすぎモードの場合には、すすぎ工
程のみ実行され、乾燥モードの場合には乾燥工程のみ実
行される構成となる。
【0043】〔別実施形態〕 (1)上記実施例では、通風手段としての通風ファンが
給気路に設けられる場合を例示したが、通風ファンを排
気路の経路途中に設けて、洗浄槽内を負圧にさせること
で、給気路を通して外気を洗浄槽内に吸引させる構成と
してもよい。
【0044】
【0045】(2)上記実施例では、前記熱交換器19
が、前記給水路8の外周部に温水供給路21をコイル状
に巻回させた状態で配置させる構成としたが、このよう
な構成に限らず、例えば、温水供給路の途中部に、温水
が通過する密閉タンクを設け、このタンク内を給水路8
が通過するように構成して、給水路と温水との接触面積
を大きくさせる構成としてもよい。
【0046】
【0047】
【0048】(3)上記実施例では、前記洗浄操作手段
及び通風ファンを共に制御装置により動作を自動制御す
る構成としたが、このような構成に代えて、例えば、手
動操作に基づいて指令するに伴って動作させる構成とし
てもよい。
【0049】(4)上記実施例では、洗浄槽3内に外気
が吸入される給気口37が単に開口形成される構成を例
示したが、この給気口37における給気部分に、吸入さ
れる外気が洗浄槽内部の広い領域に拡散されるように、
ルーバー(拡散部材)を設ける構成としてもよく、又、
この給気口を複数箇所に形成して、効率よく乾燥を行わ
せる構成としてもよい。
【0050】(5)上記実施例では、前記洗浄操作手段
として、洗浄水を噴出ノズルより噴出させて被洗浄物の
洗浄を行う構成としたが、このような構成に代えて、例
えば、洗浄槽内に洗浄水を貯留させ、この洗浄水を渦巻
き旋回させて洗浄させる構成等、各種の洗浄操作構造を
用いて実施してもよい。
【0051】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】食器洗浄機の概略構成図
【図2】開扉状態の全体斜視図
【図3】閉扉状態の全体斜視図
【図4】排水部の斜視図
【図5】熱交換器の側面図
【図6】排水部の断面図
【図7】制御動作のフローチャート
【図8】制御動作のフローチャート
【符号の説明】
3 洗浄槽 8 給水路 19 加熱手段 20 外部熱源機 28 制御手段 36 給気路 38 通風手段 40 排気路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 淳一 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内 (72)発明者 佐野 真 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内 (72)発明者 中村 純 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内 (56)参考文献 特開 平4−187133(JP,A) 特開 平4−279138(JP,A) 特開 平6−327606(JP,A) 特開 平8−98797(JP,A) 特開 平6−205735(JP,A) 特開 平5−154084(JP,A) 特開 平6−22894(JP,A) 特開 平8−33602(JP,A) 特開 平6−86751(JP,A) 特開 平9−28649(JP,A) 特開 昭59−183878(JP,A) 特開 平3−191940(JP,A) 実開 平6−13756(JP,U) 実開 平6−24668(JP,U) 実開 平6−55556(JP,U) 実開 昭54−56277(JP,U) 実公 昭57−40907(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47L 15/42 A47L 15/46 A47L 15/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽(3)内において洗浄水により被
    洗浄物を洗浄した後に、被洗浄物を乾燥させるように構
    成されている食器洗浄機であって、 給気路(36)を通して外部の空気を前記洗浄槽(3)
    内部に給気させると共に、排気路(40)を通して前記
    洗浄槽(3)の内部の空気を外部に排気させる通風手段
    (38)と、 前記給気路(36)を通過する空気を加熱する加熱手段
    (19)とが備えられ、 前記通風手段(38)は、前記加熱手段(19)にて加
    熱された後の空気を前記洗浄槽(3)内に給気させるよ
    うに構成され、 前記加熱手段(19)は、 前記洗浄槽(3)内に供給される洗浄水の給水路(8)
    の経路途中であって、且つ、前記給気路(36)中に備
    えられ、外部熱源機(20)から供給される熱媒と、被
    加熱対象との間で熱交換を行う熱交換器にて構成され、
    前記洗浄水を加熱すると共に、前記給気路(36)を通
    過する空気を加熱するように構成されている 食器洗浄
    機。
  2. 【請求項2】 前記洗浄槽(3)内において被洗浄物の
    洗浄動作を実行する洗浄操作手段と、 この洗浄操作手段及び前記通風手段(38)の作動を制
    御する制御手段(28)とが備えられ、 この制御手段(28)は、前記洗浄操作手段による洗浄
    動作が終了した後に、前記通風手段(38)の通風動作
    を実行させるように構成されている 請求項1記載の食器
    洗浄機。
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