JPH10127175A - 苗箱回収機 - Google Patents

苗箱回収機

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JPH10127175A
JPH10127175A JP29132696A JP29132696A JPH10127175A JP H10127175 A JPH10127175 A JP H10127175A JP 29132696 A JP29132696 A JP 29132696A JP 29132696 A JP29132696 A JP 29132696A JP H10127175 A JPH10127175 A JP H10127175A
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seedling
seedling box
hook
boxes
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瑞樹 田中
Retsu Fujioka
烈 藤岡
Yoshinobu Nishitani
芳信 西谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地面に敷設されている苗箱の周縁を箱取り上
げ機構の掛止具でを引っ掛けかつ昇降手段の上昇で取り
上げ、かつ取り上げられた苗箱の下方に水平移動手段で
搬送手段を挿入することにより、苗箱を地上から搬送手
段に簡単かつ確実に受け渡して回収する。 【解決手段】 作業走行機体A2に、地上の苗箱Nの周
縁を引っ掛けて取り上げる箱取り上げ機構17と、この
箱取り上げ機構17から苗箱Nを受け取って作業走行機
体A2上まで搬送する前搬送機構6とを備えており、前
記箱取り上げ機構17は、苗箱Nの周縁を下方から引っ
掛ける掛止具22と、この掛止具22を昇降する昇降手
段とを有し、前記前搬送機構6は苗箱Nを受け取って移
動する搬送手段18と、この搬送手段18を引き上げた
苗箱Nの下側へ挿脱自在に挿入させる水平移動手段10
とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、地面に敷
設した苗箱を回収するための苗箱回収機に関する。
【0002】
【従来の技術】稲や野菜の育苗作業では、発芽後に苗箱
をハウス内に数百〜千枚単位で並べて緑化及び/又は硬
化処理をしており、この苗箱の敷設・回収を狭い敷地内
で能率よく行うために機械化する技術が開発されてい
る。苗箱を敷設・回収する技術としては、特開平7−1
07817号公報に開示された苗箱集配機がある。この
技術は、機体を前後に進行させる走行装置と、苗箱台車
を載せる台車載置部と、地面上から機体上への苗箱の搬
送と機体上から地面上への苗箱の搬送を選択的に行える
苗箱搬送装置と、機体上の苗箱を台車載置部上の苗箱台
車に積み込む作業と台車載置部上の苗箱台車内に積まれ
ている苗箱を機体上へ降ろす作業を選択的に行える苗箱
積降ろし装置とを設けて構成されている。
【0003】この従来技術の苗箱回収構造は、苗箱搬送
装置の搬送フレームの前端の分離線材を敷設した苗箱の
下側に潜り込ませ、地面と分離した苗箱を前側の搬送ベ
ルトに載せて後方に搬送し、苗箱積降ろし装置の移送ベ
ルト上に受け渡した後、移送ベルト内のエレベータで持
ち上げて苗箱台車に収納するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、敷
設した苗箱を地面と分離しているが、分離線材を苗箱の
下側に潜り込ませることはきわめて困難であり、機体を
前進して分離線材を移動させることも、苗箱の取り上げ
不良を生じ易くする原因になっている。また、苗箱搬送
装置を左右に2組装備して2枚の苗箱を同時に回収をす
ることができるが、苗箱を横搬送する機構がないため、
3枚以上の多数枚の苗箱を同時に回収させるように構成
することが困難であり、能率を向上し難い。
【0005】ところで、苗箱の取り上げにデバイダを用
いることもできるが、デバイダでも地面と苗箱との間に
差し込むことは難しく、特に左右方向多数枚の苗箱を敷
設しておいて、これを同時に取り上げることは、地面の
凹凸もあって極めて困難である。本発明の第1の目的
は、地面に敷設されている苗箱の周縁を箱取り上げ機構
の掛止具でを引っ掛けかつ昇降手段の上昇で取り上げ、
かつ取り上げられた苗箱の下方に水平移動手段で搬送手
段を挿入することにより、苗箱を地上から搬送手段に簡
単かつ確実に受け渡して回収することができるようにし
た苗箱回収機を提供するにある。
【0006】本発明の第2の目的は、地面に敷設されて
いる横1列多数枚の苗箱を、箱取り上げ機構の掛止具で
周縁を引っ掛けかつ昇降手段の上昇で取り上げ、取り上
げた苗箱の下方に水平移動手段で搬送手段を挿入して、
苗箱を搬送手段に簡単かつ確実に受け渡しすることがで
き、さらに苗箱を前搬送機構から縦横搬送機構へ、縦横
搬送機構から1枚ずつ受渡機構へ、受渡機構から箱収集
機構へ搬送して多段状態に能率よく自動回収できるよう
にした苗箱回収機を提供するにある。
【0007】本発明の第3の目的は、苗箱回収時に苗箱
と掛止具とが平行でなくとも、掛止具が苗箱に当接した
ときに苗箱と平行になるように姿勢変更し、掛け爪を周
縁に確実に引っ掛けることができるようにした苗箱回収
機を提供するにある。本発明の第4の目的は、掛止具を
前方移動して掛け爪を苗箱Nに当接したとき、爪取り付
け体の後方移動を苗箱検出センサで検出して、苗箱の存
在及び位置を正確に検出できるようにした苗箱回収機を
提供するにある。
【0008】本発明の第5の目的は、掛止具から搬送手
段に苗箱を受け渡すとき、搬送手段が後上向き傾斜して
いても、搬送手段と干渉することなく、周縁から掛止解
除が円滑にできるようにした苗箱回収機を提供するにあ
る。本発明の第6の目的は、掛止具を微小に上下動及び
前後動可能にし、苗箱の引っ掛け及び搬送手段に受け渡
した後の掛止解除を、精密かつ正確に行うことができる
ようにした苗箱回収機を提供するにある。
【0009】本発明の第7の目的は、地上の左右方向多
数枚の苗箱をそれぞれに対応した掛止具で引っ掛けて、
総てを同時に昇降手段で持ち上げて、苗箱を搬送手段に
効率よく受け渡しできるようにした苗箱回収機を提供す
るにある。本発明の第8の目的は、支持レールで支持ア
ームを案内しながら、搬送手段を前後方向に水平移動さ
せることができるようにした苗箱回収機を提供するにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、作業走行機体A2に、地
上の苗箱Nの周縁Naを引っ掛けて取り上げる箱取り上
げ機構17と、この箱取り上げ機構17から苗箱Nを受
け取って作業走行機体A2上まで搬送する前搬送機構6
とを備えており、前記箱取り上げ機構17は、苗箱Nの
周縁Naを下方から引っ掛ける掛止具22と、この掛止
具22を昇降する昇降手段62とを有し、前記前搬送機
構6は苗箱Nを受け取って移動する搬送手段18と、こ
の搬送手段18を引き上げた苗箱Nの下側へ挿脱自在に
挿入させる水平移動手段10とを有することである。
【0011】これによって、地面に敷設されていた苗箱
Nは、箱取り上げ機構17の掛止具22で周縁Naを引
っ掛けられかつ昇降手段62が上昇して取り上げられ、
取り上げられた苗箱Nの下方に水平移動手段10で搬送
手段18が挿入されることにより、搬送手段18に受け
渡されて回収される。本発明における課題解決のための
第2の具体的手段は、作業走行機体A2上に、地上の左
右方向多数枚の苗箱Nの周縁Naを引っ掛けて取り上げ
る箱取り上げ機構17と、箱取り上げ機構17から全苗
箱Nを受け取って移動する前搬送機構6と、この前搬送
機構6に対して左右方向多数枚の苗箱Nを前後方向に移
動して同時に受け渡し可能であり、かつ苗箱Nを受け渡
し位置と左右方向中途の基点位置との間で横移動させる
縦横搬送機構5と、前記基点位置とそれより後側の位置
との間で苗箱Nを移動させる受渡機構7とを設け、前記
箱取り上げ機構17は、苗箱Nの周縁Naを下方から引
っ掛ける掛止具22と、この掛止具22を昇降する昇降
手段62とを有し、前記前搬送機構6は苗箱Nを受け取
って移動する搬送手段18と、この搬送手段18と作業
走行機体A2との間に設けられていて搬送手段18を箱
取り上げ機構17の下方まで前後方向水平移動させる水
平移動手段10とを有する作業装置Aと;作業走行機体
A2に着脱自在に連結される収集走行機体C2上に、受
渡機構7から苗箱Nを1枚ずつ供給されてその苗箱Nを
上下多段に回収する箱収集機構9を設け、積み卸し可能
な箱収集枠体15に箱収集機構9から多段状態の苗箱N
を送り込んで収納する箱多段収納機構19を設けた箱収
集装置Cと;を備えていることである。
【0012】これによって、地面に敷設されていた横1
列多数枚の苗箱Nは、箱取り上げ機構17の掛止具22
で周縁Naを引っ掛けられかつ昇降手段62が上昇して
取り上げられ、取り上げられた苗箱Nの下方に水平移動
手段10で搬送手段18が挿入されて搬送手段18に受
け渡しされ、この搬送手段18による後方移動と縦横搬
送機構5の後方移動によって苗箱Nが縦横搬送機構5上
の受け渡し位置に受け渡され、かつ縦横搬送機構5の横
移動によって前記受け渡し位置から左右方向側方の基点
位置へ移動され、基点位置から1枚ずつ受渡機構7を介
して箱収集機構9に搬送されて多段状態に自動収納さ
れ、回収が完了される。
【0013】本発明における課題解決のための第3の具
体的手段は、第1又は2の具体的手段に加えて、前記昇
降手段62側に取り付け台69を支持して昇降自在と
し、この取り付け台69に、苗箱Nの周縁Naを下方か
ら引っ掛ける掛け爪153を前端に有する掛止具22を
縦軸147を介して左右揺動自在に支持すると共に、掛
止具22を揺動中立位置に弾力的に保持する弾性受け体
148を設けていることである。
【0014】これによって、苗箱Nと掛止具22とが平
行でなくとも、掛止具22が苗箱Nに当接したときに、
弾性受け体148に抗して縦軸147回りに左右揺動し
て、苗箱Nと平行になるように姿勢が変更され、掛け爪
153が周縁Naに確実に引っ掛かるようになる。本発
明における課題解決のための第4の具体的手段は、第1
又は2の具体的手段に加えて、前記昇降手段62側に取
り付け台69を支持して昇降自在とし、この取り付け台
69に掛止具22を設け、掛止具22は苗箱Nの周縁N
aを下方から引っ掛ける掛け爪153を前端に設けた爪
取り付け体150を有し、この爪取り付け体150を取
り付け台69に対して前後動自在にかつ前方付勢状態に
支持し、前記取り付け台69に爪取り付け体150の後
方移動を検出する苗箱検出センサ154を設けているこ
とである。
【0015】これによって、掛止具22を前方移動した
とき、爪取り付け体150は掛け爪153が苗箱Nに当
接したとき付勢に抗して後方移動され、それを苗箱検出
センサ154で検出し、苗箱Nの存在及び位置を正確に
検出できる。本発明における課題解決のための第5の具
体的手段は、第1〜4のいずれかの具体的手段に加え
て、前記昇降手段62と掛止具22との間に、掛止具2
2を上昇させるときに掛止具22を前下向き傾斜させる
傾動手段を設けていることである。
【0016】これによって、掛止具22から搬送手段1
8に苗箱Nを受け渡すとき、搬送手段18が後上向き傾
斜していても、掛止具22を降下したとき搬送手段18
と干渉することがなく、周縁Naから掛止解除が円滑に
なる。本発明における課題解決のための第6の具体的手
段は、第1〜5のいずれかの具体的手段に加えて、前記
昇降手段62と掛止具22との間に、掛止具22を上下
動させる縦動手段67と前後動させる前後動手段68と
を設けていることである。
【0017】これによって、掛止具22を微小に上下動
及び前後動して、苗箱Nの引っ掛け及び搬送手段18に
受け渡した後の掛止解除を行う。本発明における課題解
決のための第7の具体的手段は、第1又は2の具体的手
段に加えて、箱取り上げ機構17は、作業走行機体A2
から前方に突設した前フレーム56に昇降手段62を設
け、この昇降手段62に昇降台61を支持して昇降自在
とし、この昇降台61に左右方向多数の掛止具22を支
持して地上の左右方向多数枚の苗箱Nにそれぞれ対応配
置していることである。
【0018】これによって、地上の左右方向多数枚の苗
箱Nはそれぞれに対応した掛止具22で引っ掛けられ、
総てが同時に昇降手段62で持ち上げられ、効率よく搬
送手段18に受け渡される。本発明における課題解決の
ための第8の具体的手段は、第1又は2の具体的手段に
加えて、前記水平移動手段10は、作業走行機体A2に
前後方向の支持レール126を設け、この支持レール1
26に搬送手段18を前部に支持連結した支持アーム1
27の基部を前後移動可能に支持し、支持アーム127
と作業走行機体A2との間に支持アーム127を移動さ
せるアクチュエータ128を設けていることである。
【0019】これによって、水平移動手段10は簡単か
つ堅牢に構成され、支持レール126で支持アーム12
7を案内しながら、搬送手段18を前後方向に水平移動
させる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。苗箱回収機として、苗箱敷設機に
変更可能にした苗箱敷設回収機を例示しており、以下に
おいて苗箱敷設機能も併せて説明する。図1〜5には苗
箱敷設回収機の全体を示しており、この苗箱敷設回収機
は、中央に歩道を形成して左右各4枚計8枚(左右各8
枚計16枚又はその他の枚数でもよい)の苗箱Nを横並
びに同時に敷設しかつ回収できる構成である。
【0021】苗箱敷設回収機は、作業装置Aと箱供給装
置Bと箱収集装置Cの連結分離可能な3装置から構成さ
れており、作業装置Aに箱供給装置Bを連結することに
より苗箱敷設機(図4に示す)となり、作業装置Aに箱
収集装置Cを連結することにより本発明の苗箱回収機
(図5に示す)となり、作業装置Aだけでもその上に載
置できる枚数の苗箱Nを敷設・回収する苗箱敷設機・苗
箱回収機とすることができる。
【0022】図1〜22において、作業装置Aは大別し
て、苗箱Nを載置して左右方向中央部の基点位置から左
右の受け渡し位置への分配と左右受け渡し位置から基点
位置への収集とが可能でかつ受け渡し位置で前後移動可
能な縦横搬送機構5と、苗箱Nを載置して縦横搬送機構
5に対して受け渡し可能でかつ載置した苗箱Nを地面に
対して受け渡し可能な前後搬送機構6と、縦横搬送機構
5の基点位置への後方位置からの苗箱N移動と基点位置
から後方位置への苗箱N移動とが可能な受渡機構7と、
地面に放出した苗箱Nを前方へ押動して前後間隔を詰め
る箱揃え手段16と、地面に敷設した苗箱Nの周縁Na
を引っ掛けて前後搬送機構6上に持ち上げる箱取り上げ
機構17とを有し、これらを作業走行機体A2上に装備
している。
【0023】図1、4〜7において、作業走行機体A2
は走行台29に機本体31を旋回軸心30回りに旋回自
在に支持し、この機本体31の後部に電動モータ又はエ
ンジン等の駆動源28、油圧ポンプ、エアコンプレッ
サ、操作盤等を搭載し、走行台29の左右に配置した左
右クローラ走行部32を油圧モータで駆動するようにな
っており、単独で走行・操縦可能であり、ラジコン操縦
するようになっているが、操作盤から手動操縦するよう
にしてもよい。機本体31は走行台29に旋回自在に支
持された板状の基台31Aと、その上に固定された横長
枠形状の基枠31Bとを有し、基台31A上の構造物
(駆動源28、基枠31B等)は、クローラ走行部32
の後端から大きくは突出しないように配置されている。
【0024】縦横搬送機構5は基枠31B上に配置され
ており、中央の基点位置に配置されていて1枚の苗箱N
を載置して左右に分配可能でかつ左右から受入れ可能な
中央送り部5Cと、この中央送り部5Cの左右に位置し
てそれぞれ4枚の苗箱Nを横並びに載置可能でかつ中央
送り部5C及び前後搬送機構6と苗箱Nの受け渡しをす
る左右側送り部5L、5Rとを有する。
【0025】前記縦横搬送機構5は、図6〜13に示す
ように、断面コ字形状の多数枚のスラット板(板材)3
3を平行に配置し、このスラット板33の両端を一対の
チェーン34でエンドレスに連結し、この各スラット板
33に複数個のコロローラ35をスラット板33移動
(前後)方向に対して略45度の傾斜角(その他の傾斜
角度でもよい)を付けた軸を介して取り付け、チェーン
34をスプロケット及びモータを介して駆動可能にし
て、コロローラ35を周回移動可能にしたコンベア構造
部を有している。中央送り部5Cと左右側送り部5L、
5Rの各コンベア構造部は独立して前後移動可能になっ
ている。
【0026】また、縦横搬送機構5は、中央送り部5C
の前後及び左右並びに左右側送り部5L、5Rの前後に
配置される中ストッパ42、左ストッパ43、右ストッ
パ44及び左右外端の壁を有しており、これらのストッ
パ等は苗箱Nの前後又は左右方向の移動規制をし得るも
のであり、移動規制によってコンベア構造部と相まって
載置した苗箱Nを左右又は前後に移動可能にしている。
【0027】すなわち、コンベア構造部のスラット板3
3が前後に移動すると、その上に載置された苗箱Nも同
方向に移動するが、移動方向前側に移動を規制するスト
ッパが存在して苗箱Nが移動方向前方のストッパに当接
すると、その反発力が軸心傾斜のコロローラ35に伝わ
り、苗箱Nをスラット板33の移動方向と直交する方向
(横方向)に移動される。
【0028】中央送り部5Cと左側送り部5Lのコンベ
ア構造部のコロローラ35の軸心は同一方向に傾斜され
ており、右側送り部5Rのそれはそれらと逆方向に傾斜
されている。これにより、前後搬送機構6に対して苗箱
Nの受け渡しをするとき、左右側送り部5L、5Rを同
一方向に移動できるようなり、コンベア構造部を逆転さ
せる回数を少なくしている。
【0029】前記ストッパは中央送り部5Cには前後左
右に、左右側送り部5L、5Rには前後にそれぞれ配置
され、左右側送り部5L、5Rの外側部の壁も苗箱Nの
移動を規制するストッパとなっている。中央送り部5C
と左右側送り部5L、5Rとの間のローラ50は受け渡
し案内ローラとなっている。中央送り部5C用の中前ス
トッパ42F及び左右側送り部5L、5R用の左右後ス
トッパ43B、44Bは、縦横搬送機構5の機構フレー
ム41に固定の壁板で形成されていて、ストッパ作用位
置に固定である。中央送り部5C用の中後ストッパ42
B及び左右前ストッパ43F、44Fはエアシリンダ4
6等によって下側の後退位置から上昇して作用位置とな
り、中左右ストッパ42L、42Rは機構フレーム41
の中央に固定の支持枠47に支持されたエアシリンダ4
8等によって上側の後退位置から下降して作用位置とな
る。すなわち、中後ストッパ42B、中左右ストッパ4
2L、42R、左右前ストッパ43F、44Fは昇降自
在なシャッタとなっており、後退位置のとき苗箱Nが通
過可能になる。
【0030】中前ストッパ42F、中左右ストッパ42
L、42Rを作用位置に配置した状態で、中央送り部5
Cのコンベア構造部を前方向(図8、10の矢印45方
向)に移動させて、苗箱Nを前方向に移動して中前スト
ッパ42Fに当接させ、その後に中後ストッパ42Bを
作用位置に配置しかつ中右ストッパ42Rを後退位置に
すると共に中央送り部5Cのコンベア構造部を後方向
(図8、10の矢印45方向と逆方向)に移動させ、そ
して、苗箱Nを中後ストッパ42Bに当接させて右移動
させ、かつ右側送り部5Rの前方向移動によって右前ス
トッパ44Fに当接させながら右移動を行わせる。これ
を4回繰り返すと、右側送り部5Rの全域に4個の苗箱
Nが配列される。
【0031】中前ストッパ42F、中左右ストッパ42
L、42Rを作用位置に配置した状態で、中央送り部5
Cのコンベア構造部を前方向に移動させて、苗箱Nを前
方向に移動して中前ストッパ42Fに当接させ、その後
に中左ストッパ42Lを後退させて左側送り部5Lに渡
し、左側送り部5Lの前方向移動によって左前ストッパ
43Fに当接しながら左移動を続けさせる。これを4回
繰り返すと、左側送り部5Lの全域に4個の苗箱Nが配
列される。
【0032】左右各4個の苗箱Nが左右側送り部5L、
5Rの受け渡し位置に分散配置された状態で、左前スト
ッパ43Fと右前ストッパ44Fとを作用位置から下方
へ後退させ、左右側送り部5L、5Rを同時に前方移動
させると、8個の苗箱Nは同時に縦横搬送機構5から前
方へ移動され、前後搬送機構6に供給される。また逆
に、左右側送り部5L、5Rのコンベア構造部を後方移
動させて前方の前後搬送機構6から8個の苗箱Nを同時
に受け入れた後に、左前ストッパ43F、中後ストッパ
42B、中右ストッパ42R及び右前ストッパ44Fを
作用位置に進出させ、かつ左側送り部5Lの中央側から
2個目の位置の苗箱Nを電磁ソレノイド等で形成された
左停止具49Lで左前ストッパ43Fに押さえ付けて停
止させ、その状態で左側送り部5L及び中央送り部5C
のコンベア構造部を移動させ、苗箱Nを1つずつ中央送
り部5Cへ移動し、そして中央送り部5Cから後方位置
へ移動する。
【0033】このとき、左側送り部5L及び中央送り部
5Cでは後方移動させて、その上の苗箱Nを左後ストッ
パ43Bと中後ストッパ42B及び中右ストッパ42R
とを介して中央送り部5Cへ移動収集し、中後ストッパ
42Bを後退させた後に中央送り部5Cで後方へ移動さ
せる。右側送り部5R上の苗箱Nは、右側送り部5Rを
後方移動させ、中央送り部5Cを前方移動させて、その
上の苗箱Nを右後ストッパ44Bと中左ストッパ42L
及び中前ストッパ42Fとを介して中央送り部5Cへ移
動し、右停止具49Rを作用して、後続の苗箱Nを停止
させながら中央送り部5Cへ1個ずつ搬送して収集し、
中後ストッパ42Bを下方へ後退させ、中央送り部5C
を後方移動して苗箱Nを後方移動させる。
【0034】前記縦横搬送機構5の機構フレーム41上
には、苗箱Nを検出するために所要位置に光電センサ又
はマイクロスイッチ等の検出センサが多数設けられてお
り、中央送り部5C、左右側送り部5L、5Rへの苗箱
Nの搬入・搬出等を検出して、コンベア構造部、中後ス
トッパ42B、中左右ストッパ42L、42R、左右前
ストッパ43F、44F等の可動ストッパ、左右停止具
49L、49R等を適宜作動させるようになっている。
【0035】また、縦横搬送機構5のコンベア構造部
は、コロローラ35の軸心の傾斜方向を中央送り部5C
と右側送り部5Rとを同一方向にしたり、全送り部5
C、5L、5Rを同一方向にしたりしてもよく、苗箱N
の搬入・搬出も左右側送り部5L、5Rのどちらを先に
してもよい。図5〜8、14〜18において、前後搬送
機構(前搬送機構)6はベルトコンベヤ(又はチェー
ン、ホイール、ローラ等のコンベヤでもよい)で形成さ
れた前後搬送手段(搬送手段)18と、前後搬送手段1
8を前後水平移動させる水平移動手段10と、前後搬送
手段18を搬送面が前下向き傾斜姿勢の状態から上昇さ
せながら水平姿勢に変更する昇降手段11とを有し、水
平移動手段10及び昇降手段11は、左右各1組が左右
側送り部5L、5Rの下側で機本体31の基枠31Bに
装備されており、前後搬送手段18の前方には箱揃え手
段16が配置されている。
【0036】前記左右の各前後搬送手段18は、支持フ
レーム37に4組のベルトコンベア38が支持され、支
持フレーム37の側面に設けたモータ39及び回転軸3
6によって同時駆動され、4個の苗箱Nを同時に載置し
て前後方向に搬送可能となっている。左右支持フレーム
37の側部にはモータ39より前側に接地輪51が設け
られ、前部には各ベルトコンベア38に対応してブラケ
ット40が設けられ、このブラケット40はベルトコン
ベア38の前側從動プーリを支持すると共にローラで形
成された当接具23が回転自在に支持されている。
【0037】この当接具23はベルトコンベア38の延
長上で地面に近接して位置されるもので、箱揃え手段1
6を構成しており、前方移動で地上の苗箱Nを押して前
後位置を揃え、既に敷設された苗箱Nとの前後間隔をな
くすことができ、また、ベルトコンベア38から地上に
苗箱Nを放出するときに落差を少なくできるようにして
いる。この当接具23は接地輪51があるので接地しな
いが、接地させるようにしてもよく、またローラの代わ
りに支持フレーム37に固定の棒材又は板材等でもよ
い。
【0038】127は左右各前後搬送手段18の支持フ
レーム37を支持した左右一対の支持アームで、前端の
横軸129を介して支持フレーム37の前後中央より後
側を上下揺動可能に枢支し、横軸129に遊嵌の受けア
ーム130を支持フレーム37の前後方向略中央に当接
可能とし、かつこの受けアーム130の姿勢を姿勢変更
具125で制御することにより、前後搬送手段18の姿
勢を所要に変更しかつ保持するようになっている。
【0039】支持アーム127は後上端が回動軸131
に固定されており、この回動軸131は軸受を介して移
動枠132に回動自在に支持され、移動枠132は車輪
を介して機本体31の基枠31Bに固定の左右支持レー
ル126に前後移動可能に支持されている。前記支持ア
ーム127は直線状の部材でも形成できるが、後部が立
ち上がった側面視略L字形状の板材で形成されている。
これは、支持アーム127が下向き回動したときに前後
搬送手段18の後部と干渉しないように、上向き回動し
たときに機本体31と干渉することなく前後搬送手段1
8を十分上昇できるように、逆に縦横搬送機構5を十分
高い位置に配置できるようにするためである。
【0040】基枠31Bの左右各側部の下側には空気圧
又は油圧の水平アクチュエータ128が設けられてお
り、この水平アクチュエータ128のピストンロッドは
移動枠132に連結されており、これらによって、水平
アクチュエータ128の作動で前後搬送手段18を前後
方向に水平移動させる水平移動手段10が構成されてい
る。
【0041】また、移動枠132には昇降アクチュエー
タ133が設けられており、この昇降アクチュエータ1
33のピストンロッドは回動軸131に固定のアーム1
34に連結されている。前記移動枠132からブラケッ
ト135を突出して回動軸131と同心位置にスプロケ
ット136を固定し、横軸129にスプロケット137
を遊嵌して前記受けアーム130と固定し、支持アーム
127の中途2ヶ所に遊転スプロケット138を支持
し、これらスプロケット136、137、138等にチ
ェーン139を巻き掛けており、これらによって姿勢変
更具125が構成され、この姿勢変更具125、昇降ア
クチュエータ133及び回動軸131等によって昇降手
段11が構成されている。
【0042】この昇降手段11は、昇降アクチュエータ
133を作動して回動軸131を介して支持アーム12
7を上方回動することにより、前後搬送手段18を上位
置の縦横搬送機構5と略同一高さまで上昇し、これと同
期して、姿勢変更具125のスプロケット136に対す
るチェーン139の巻き掛け位置が変化してスプロケッ
ト137が回動し、これにより受けアーム130が下向
きに回動して支持アーム127に対して屈曲し、前後搬
送手段18を前下向き姿勢から略水平姿勢に変更する。
【0043】前記昇降アクチュエータ133を逆作動す
れば、前記と逆に、前後搬送手段18は苗箱Nを縦横搬
送機構5と受け渡し可能な略水平姿勢上昇位置から、苗
箱Nを地面と受け渡し可能な前下向き姿勢下降位置まで
移動しながら姿勢変更される。前記姿勢変更具125
は、チェーン139が前後搬送手段18と干渉しなけれ
ば2個の遊転スプロケット138を設けなくともよく、
支持アーム127と受けアーム130との間に空気圧又
は油圧のシリンダ又はその他のアクチュエータ(揺動手
段)を設け構成してもよく、エアシリンダ等のアクチュ
エータであれば、前記と同様に、支持アーム127の昇
降と同期して受けアーム130を回動することにより前
後搬送手段18の姿勢を変更させたり、また、支持アー
ム127を上昇した位置で又は下降した位置で、前後搬
送手段18を前下向き姿勢から略水平姿勢に又は逆に変
更するようにしてもよい。
【0044】前記前後搬送手段18は支持アーム127
に枢支されているが、受けアーム130に対しては担持
されているだけであり、前下向き姿勢で接地輪51が接
地しているとき、地面の凹凸に追従して上下動可能であ
る。受渡機構7は、図6〜8に示すように、縦横搬送機
構5の中央基点位置の後方に位置していて、中央送り部
5Cとそれより後方の位置との間で苗箱Nを前後方向に
搬送可能になっている。
【0045】前記受渡機構7は例えば、モータを内蔵し
た自転ローラを複数本有するローラコンベヤで形成さ
れ、そのフレーム142の前部は機本体31又は縦横搬
送機構5の機構フレーム41に対して横軸状枢支軸14
3回りに回動自在に連結され、その後部は箱供給機構8
及び箱収集機構9上に載置して連結可能になっている。
図1〜7、19〜23において、箱取り上げ機構17は
機本体31の基枠31Bの左右側部から前方に突出した
前フレーム56に、左右各4組計8組設けられている。
前フレーム56は側面視L字状で平面視コ字状であり、
左右両端は機本体31に対して支持ピン57を介して枢
支連結され、両方の三角状のブラケット58をボルト連
結することにより一体固定にしており、ボルトの締結解
除によって前フレーム56を上方へ折り畳み可能になっ
ており、着脱することもできる。
【0046】前フレーム56の左右側部には、前フレー
ム56の重量を支持する車輪52が設けられ、前下向き
に突出したブラケット53Aを介して光電センサ等でな
る前端センサ53Bが取り付けられている。前端センサ
53Bは回収時に苗箱Nの成長苗を検出して、苗箱Nの
存在を検出し、作業装置Aの停止位置を決定するもので
ある。
【0047】箱取り上げ機構17において、前記前フレ
ーム56の前部には左右にそれぞれ4本のガイドレール
(ガイド体)60が固定され、1個のブレーキ付き昇降
シリンダ(昇降手段)62が支持され、2本のガイド杆
59が上下動可能に案内されており、2本のガイド杆5
9の下端に昇降台61が取り付けられていて、この昇降
台61を昇降すべく昇降シリンダ62のピストンロッド
が連結されている。
【0048】昇降台61には側面視L字状の連結具63
が固定され、この連結具63の下部にピンを介して側面
視L字状の揺動具64の中途部が枢支され、この揺動具
64に縦シリンダ(縦動手段)67が取り付けられると
共に、その上部にガイドレール60に係合したコロ65
が設けられている。ガイドレール60は下部近傍が後方
側に屈曲されていて、この屈曲部分60Aをコロ65が
通過するとき、揺動具64が揺動して縦シリンダ67の
姿勢を変えるようになっている。
【0049】前記ガイドレール60、連結具63、揺動
具64及びコロ65等によって後述する掛止具22を前
下向き傾斜させる傾動手段が構成されている。前記縦シ
リンダ67のピストンロッドの下部には前後動シリンダ
(前後動手段)68が取り付けられ、この前後動シリン
ダ68のピストンロッドの前部には取り付け台69が取
り付けられている。前記前後動シリンダ68及び取り付
け台69にはそれぞれ2本のガイド杆70、71が固定
されていて、それぞれのガイド杆70、71は縦シリン
ダ67と前後動シリンダ68のシリンダを保持する部材
に長手方向移動自在に案内されている。
【0050】取り付け台69は左右に略三角形状の側板
72が取り付けられ、この側板72には前後に小さい車
輪と中央に大きい車輪73A、73B、73Cが設けら
れ、これら車輪73A、73B、73Cは低接地圧で接
地して後述する掛け爪の地面に対する位置及び姿勢を保
持するようになっている。取り付け台69には角材状の
支持体145が支持されると共にその後方に裏板146
が取り付けられている。前記支持体145は左右方向中
央に縦軸147にナットを螺合することにより取り付け
台69に取り付けられていて、縦軸147を中心に若干
左右揺動可能であり、裏板146に設けた左右一対の弾
性受け体148により揺動中立位置(左右方向に沿う姿
勢)に弾力的に保持されるようになっている。
【0051】前記支持体145には2本の支持杆149
が前後方向に貫通され、その支持杆149の前端に爪取
り付け体150が取り付けられ、支持杆149に嵌装し
たスプリング151によって前方へ付勢されている。爪
取り付け体150にはツールバー152が設けられ、こ
のツールバー152に左右一対の掛け爪153が左右位
置調整可能に取り付けられている。左右一対の掛け爪1
53は前端が苗箱Nの周縁Naの下向きフランジとなっ
ている部分を下側から引っ掛ける形状であり、下向きフ
ランジの裏側のリブを回避して掛合できるように複数本
設けられている。
【0052】前記支持体145、支持杆149、爪取り
付け体150、スプリング151、ツールバー152及
び掛け爪153等は共に掛止具22を構成しており、こ
の掛止具22は掛け爪153を取り付け台69又は支持
体145に直接取り付けて構成することもできる。ま
た、掛け爪153又は掛止具22の代わりに当接具23
を取り付けることにより、箱取り上げ機構17を箱揃え
手段16とすることも可能である。
【0053】154は取り付け台69に取り付け板15
5を介して設けらけれた苗箱検出センサであり、掛け爪
153が苗箱Nと当接して爪取り付け体150がスプリ
ング151に抗して後方移動したときに、それを検出し
て苗箱Nの存在を検出するようになっている。この苗箱
検出センサ154は取り付け板155を回動することに
より前後位置を調整可能である。
【0054】この実施の形態の箱取り上げ機構17は、
作業装置Aを前進させて、前端センサ53Bで苗箱Nを
検出して作業開始位置に停止させ、昇降シリンダ62の
下限位置まで昇降台61を下降し、縦シリンダ67の自
重下降で掛止具22を下降して、各掛止具22の車輪7
3を独立して地面に接地させ、車輪73を接地した状態
で前後動シリンダ68を突出作動させるか、又は前後動
シリンダ68を突出作動状態にしておいて作業走行機体
2Aを再び前進させるかすると、掛止具22の前端の掛
け爪153が敷設状態の苗箱Nと当接して、スプリング
151に抗して爪取り付け体150が弾力的に後方移動
し、苗箱検出センサ154がそれを検出して前後動シリ
ンダ68の突出作動又は走行機体2Aの前進を停止する
(図20の状態)。
【0055】このとき、敷設状態の苗箱Nの前後位置が
左右で不揃いになっていても、スプリング151を介し
て爪取り付け体150が前後動することにより吸収し、
苗箱Nが傾いていても、縦軸147及び左右一対の弾性
受け体148を介して支持体145が左右揺動すること
により吸収し、一対の掛け爪153が共に苗箱Nと適正
に当接する。苗箱検出センサ154が苗箱Nを検出した
ら縦シリンダ67を若干上昇動作させて、一対の掛け爪
153を周縁Naの下向きフランジとなっている部分に
下側から掛合させる。
【0056】そして、縦シリンダ67をを作動して掛止
具22を少し上昇し、これにより全掛け爪153で苗箱
Nの周縁Naを掛合し、かつ昇降シリンダ62を作動し
て苗箱Nの後部を持ち上げる。このとき、コロ65がガ
イドレール60の屈曲部分60Aに入るため、連結具6
3が上昇しながら揺動し、前後動シリンダ68及び掛止
具22を前後搬送手段18の上面に略沿うように前下向
き傾斜させる。
【0057】次に、前後搬送手段18を水平移動手段1
0で全掛止具22の下方まで掬い込むように挿入移動し
(図22の状態)、前後搬送手段18の上に苗箱Nの略
後半分を掬うように配置した状態で縦シリンダ67を下
降作動し、全苗箱Nを前後搬送機構6の上に載置しかつ
掛け爪153と苗箱Nの周縁Naとの掛合を解除し、そ
の後、掛止具22を前後動シリンダ68で前後搬送手段
18の上面に略沿わせながら後方移動して、苗箱Nから
離脱させると共に昇降シリンダ62を作動して上昇させ
る(図23の状態)。
【0058】前記箱取り上げ機構17は、昇降シリンダ
62の昇降で縦シリンダ67の昇降を兼ね、作業走行機
体2Aの走行及び前後搬送手段18の前後移動で前後動
シリンダ68の前後動を兼ねさせることができるので、
多数の掛止具22を昇降台61又は揺動具64に取り付
けて、縦シリンダ67、前後動シリンダ68を省略する
ようにしてもよく、また、前後動シリンダ68で支持杆
149及びスプリング151の役目をさせ、前後動シリ
ンダ68に苗箱検出センサ154を設けておいて、掛け
爪153が苗箱Nと当接したときの取り付け台69の後
方移動を検出するようにしてもよい。さらに、傾動手段
のガイドレール60の代わりに、連結具63と揺動具6
4との間に揺動具64を揺動するシリンダを設けてもよ
い。また、前記車輪73を地面の凹凸に倣わせるため
に、前後動シリンダ68のピストンロッドに対して取り
付け台69を前後軸回り揺動自在に取り付け、掛止具2
2の左右を若干上下揺動できるようにしておくことが好
ましい。
【0059】箱供給装置Bは図1、2、4、24〜29
に示されており、苗箱Nを積層状態に収納していて受渡
機構7へ苗箱Nを1枚ずつ供給する箱供給機構8と、積
み卸し可能な箱受持体14上に受持した積層状態の苗箱
Nを箱受持体14上から箱供給機構8に供給する積層苗
箱供給機構12と、これらを搭載支持する供給走行機体
B2とを備えている。
【0060】前記供給走行機体B2は機本体76に電動
モータ等の駆動源75、油圧ポンプ、エアコンプレッ
サ、操作盤等を搭載し、左右クローラ走行部77を油圧
モータで駆動するようになっており、単独で走行・操縦
可能である。また、供給走行機体B2は連結装置87及
び電気系接続コードを介して作業走行機体A2と着脱自
在であり、作業走行機体A2に連結して一体的に走行・
操縦される。
【0061】連結装置87は作業走行機体A2の後部に
設けたフック状の連結具87Aと、供給走行機体B2の
前部に設けた連結ピン87Bとを有し、連結ピン87B
は供給走行機体B2に対して上下動可能になっていて、
作業走行機体A2と供給走行機体B2とは連結状態で地
面の凹凸に追従して屈曲する。前記箱供給機構8は、ホ
イールコンベヤ又はローラコンベヤ等で形成された搬送
コンベヤ手段54Bと、この搬送コンベヤ手段54Bに
跨がって配置された枠フレーム78に設けた箱保持手段
79と、搬送コンベヤ手段54B上の苗箱Nを箱保持手
段79で保持する位置まで昇降するリフト手段80とを
備えている。
【0062】枠フレーム78は後方側が開放されてい
て、例えば30段に積層された苗箱Nを、搬送コンベヤ
手段54Bに載置した状態で後方から挿入可能になって
いる。箱保持手段79は枠フレーム78に支持された左
右一対の板形状の保持具81と、この左右保持具81を
枠フレーム78内方に出退させる出退手段82とを有す
る。
【0063】前記左右保持具81は苗箱Nの周縁Naを
受持可能であり、搬送コンベヤ手段54Bから苗箱N1
枚分より離れた高さで積層苗箱Nを保持することがで
き、出退手段82で後退させることにより、保持してい
る積層苗箱Nを開放可能になっている。出退手段82は
保持具81を先端に取り付けたネジ軸をモータで軸方向
移動するもので、エアシリンダ等で構成することもでき
る。
【0064】リフト手段80は搬送コンベヤ手段54B
の下方に位置し、搬送コンベヤ手段54Bのホイール間
から上方へ突出可能なリフト台83と、このリフト台8
3を昇降するリフト駆動装置84とを有している。前記
リフト台83は機本体76に昇降が案内されており、リ
フト駆動装置84はリフト台83の下面のカムフォロア
と当接するカム板85をモータ等で駆動して、リフト台
83を昇降するようになっている。このリフト駆動装置
84は油圧シリンダ等で構成することも可能である。
【0065】前記リフト手段80は、左右保持具81を
後退しておいて、搬送コンベヤ手段54Bで枠フレーム
78内に搬入された積層苗箱Nを、リフト駆動装置84
を作動してリフト台83を上昇させることにより持ち上
げ、下降するときに下から2枚目の苗箱Nを保持具81
を突出させることにより受持し(図27、29の状
態)、リフト台83を搬送コンベヤ手段54Bより下方
へ降下することにより最下位置の苗箱Nを搬送コンベヤ
手段54Bに再度載せて前方へ搬送する。
【0066】次に、リフト台83を上昇させると、保持
具81に受持されている積層苗箱Nが持ち上げられ、下
降するときに保持具81を1度後退させて最下苗箱Nを
降下させ、その後の保持具81の進出で下から2枚目の
苗箱Nを受持させる。積層苗箱供給機構12は、箱受持
体14を載置して横移動可能な横移動機構97と、横移
動機構97上の箱受持体14から積層苗箱Nを前方へ送
り出す積層苗箱送り手段92とを有する。
【0067】箱受持体14は緑化行程で使用されている
フォーク爪挿入可能なパレットで、苗箱Nを例えば30
段積み重ねたものを左右方向に5列載置可能に形成され
ている。この箱受持体14はフォークリフトで運搬可能
な枠体又は車輪付きの運搬車等でもよい。横移動機構9
7は、機本体76の後部上面に固定のフレーム89の前
後部に左右方向多数の車輪90が設けられ、この車輪9
0に係合する前後レール体を有する載置移動台91が左
右方向移動自在に配置され、機本体76又はフレーム8
9上に載置移動台91を駆動する駆動手段158が設け
られている。
【0068】この駆動手段158はフレーム89に支持
されたスプロケットにチェーン159を巻き掛け、この
チェーン159を載置移動台91に連結し、電動モータ
160でスプロケットを駆動するようになっており、駆
動手段158を移動させずに前後レール体を有する載置
移動台91をチェーン159で引っ張って移動するよう
になっている。載置移動台91の上面には、図28に示
すように、載置した箱受持体14を前後方向及び左右方
向の適正位置に保持する位置決め部材100が設けられ
ている。
【0069】箱受持体14上から搬送コンベヤ手段54
Bへの積層苗箱Nの供給は、フレーム89の内部に配置
された積層苗箱送り手段92で行う。この積層苗箱送り
手段92は、昇降台93にモータ94で駆動されるベル
トコンベヤ95を支持し、昇降台93を昇降手段96で
昇降するようになっている。昇降手段96は昇降台93
に固定のロッドをラック・ピニオンを介して電動モータ
で上下駆動するものである。
【0070】前記駆動手段158及び昇降手段96は、
電動モータを用いているが、空気圧シリンダ又は油圧シ
リンダ98で作動するように構成してもよい。前記箱受
持体14は5組の積層苗箱Nを載置可能であり、各苗箱
載置位置に対応してベルトコンベヤ95が顔出し可能な
窓14Aが形成されており、積層苗箱送り手段92は、
図27実線で示す状態から昇降手段96で昇降台93を
上昇させると、窓14Aからベルトコンベヤ95が上昇
して積層苗箱Nを持ち上げ(図27の2点鎖線、図28
実線の状態)、そして持ち上げ状態で駆動すると積層苗
箱Nを前方へ送ることができ、搬送コンベヤ手段54B
に移載できる。
【0071】横移動機構97は積層苗箱Nを供給すると
きの左右バランスを採るため、箱受持体14上の積層苗
箱Nの取り出し順序は端から5、3、1、2、4番とな
っている。また、載置移動台91が機本体76から左右
に大きくオーバハングするので、左右支持をするために
機本体76の左右後部には支持アーム98を介して接地
輪99が設けられている。この接地輪99はキャスタ輪
が使用され、支持アーム98は外側方突出姿勢から後方
向に姿勢変更可能になっていて、箱供給装置Bを単独走
行させるときに、後部の支持ができるようになってい
る。
【0072】箱収集装置Cは図5、30、31に示され
ており、受渡機構7から苗箱Nを1枚ずつ供給されてそ
の苗箱Nを上下多段に回収する箱収集機構9と、積み卸
し可能な箱収集枠体15に箱収集機構9から多段状態の
苗箱Nを送り込んで収納する箱多段収納機構19と、こ
れらを搭載支持する収集走行機体C2とを備えている。
【0073】前記収集走行機体C2は機本体101に電
動モータ等の駆動源106、油圧ポンプ、エアコンプレ
ッサ、操作盤等を搭載し、左右クローラ走行部102を
油圧モータで駆動するようになっており、単独で走行・
操縦可能である。また、収集走行機体C2は連結装置8
7を介して作業走行機体A2に着脱自在であり、作業走
行機体A2に連結して一体的に走行・操縦される。
【0074】箱収集機構9はホイールコンベヤ、ローラ
コンベヤ等で形成された搬送コンベヤ手段54Cと、こ
の搬送コンベヤ手段54Cに跨がって配置された枠フレ
ーム103と、この枠フレーム103に支持されていて
搬送コンベヤ手段54C上の成長苗を有する苗箱Nを1
枚ずつ間隔を空けて持ち上げる箱多段持上手段104
と、この箱多段持上手段104上の全苗箱Nを後方へ押
し出すプッシャ手段105とを有する。
【0075】前記箱多段持上手段104は枠フレーム1
03に支持された上下軸107、108に前後複数のチ
ェーン109を巻き掛け、前後チェーン109に苗箱N
の側部を受持する受持金具110を一定間隔で取り付
け、これらを左右に対向配置して、搬送コンベヤ手段5
4C上から苗箱Nを左右受持金具110で持ち上げるよ
うに構成されており、苗箱Nを上下に間隔をおいて例え
ば30段に収集可能になっている。
【0076】前記プッシャ手段105は、枠フレーム1
03に箱多段持上手段104で収集された全苗箱Nと当
接するプッシャ体112と、このプッシャ体112を前
後動させる左右エアシリンダ113とを有しており、エ
アシリンダ113の伸縮作動によって、プッシャ体11
2を苗箱Nの前から左右受持金具110間に出退させ、
多段苗箱Nを枠フレーム103の後方まで押し出すこと
ができる。
【0077】前記箱多段収納機構19は、箱受持体14
と、これに載置される箱収集枠体15と、これらを左右
方向に移動する横移動機構97とを有する。箱収集枠体
15は箱受持体14に搭載されてフォークリフト等で運
搬されるもので、苗箱Nを上下間隔を空けて例えば30
段配置する受け片114を有し、この受け片114を左
右方向に5列配置して5列の収集部15aを形成してい
る。各収集部15aは多段苗箱Nをその前面側から挿入
可能であり、プッシャ手段105で箱収集機構9から押
し出されてくる多段苗箱Nを、上下間隔を空けたまま収
納する。
【0078】前記箱受持体14及びこれを載置して左右
方向に移動させる横移動機構97は、図26に示した前
記箱供給機構8と略同一のもので、機本体101の後部
上面に固定のフレーム89の前後部に左右方向多数の車
輪90が設けられ、この車輪90に係合する前後レール
体を有する載置移動台91が左右方向移動自在に配置さ
れ、機本体101又はフレーム89上に載置移動台91
を駆動する駆動手段(図示せず)が設けられている。
【0079】この駆動手段、載置移動台91、横移動機
構97及び接地輪等は箱供給機構8の積層苗箱供給機構
12と同一で、昇降手段は設けられていなく、箱収集枠
体15の左右方向5列の収集部15aへ苗箱Nを収集す
るための横移動機構97の横移動順序も、端から5、
3、1、2、4番となっている。次に、前記実施の形態
で示した苗箱搬送処理機を苗箱敷設機とした場合の苗箱
敷設方法を説明する。
【0080】作業装置Aと箱供給装置Bとを別個に移動
してハウス内で連結し、発芽処理後の苗箱Nを多数載置
した箱受持体14をリフト車両で運搬して載置移動台9
1上に載置する。積層苗箱供給機構12の積層苗箱送り
手段92を作動して、箱受持体14上の積層苗箱Nを搬
送コンベヤ手段54Bに移載し、箱供給機構8内に供給
する。5列の積層苗箱Nは、箱受持体14の中央側のも
のから供給に共され、横移動機構97を介して箱受持体
14を左右に移動して、左右バランスを崩さないように
順次供給される。
【0081】箱供給機構8内に入った積層苗箱Nはリフ
ト手段80を介して箱保持手段79で保持し、下段の苗
箱Nから搬送コンベヤ手段54B上に順次取り出し、搬
送コンベヤ手段54Bで受渡機構7へ供給する。この受
渡機構7で後方位置から縦横搬送機構5の中央送り部5
Cへ搬送する。縦横搬送機構5では、中左右ストッパ4
2L、42Rが作用位置にあり、中央送り部5Cのコン
ベヤ構造部が前方移動することにより、受渡機構7から
受け渡された苗箱Nを中前ストッパ42Fに当接し、次
に中後ストッパ42Bが作用位置に突出し、中右ストッ
パ42Rが後退し、かつ中央送り部5Cのコンベヤ構造
部が後方移動しかつ右側送り部5Rのコンベヤ構造部が
前方移動することにより、苗箱Nを中後ストッパ42B
及び右前ストッパ44Fで案内しながら右側送り部5R
上の受け渡し位置まで分配搬送する。
【0082】右側送り部5R上に4枚の苗箱Nを供給し
たら、中右ストッパ42Rを作用位置に、中左ストッパ
42Rを後退位置に配置し、中央送り部5Cと左側送り
部5Lのコンベヤ構造部を前方移動させ、左側送り部5
L上の受け渡し位置に4枚の苗箱Nを搬送する。左右側
送り部5L、5L上に苗箱Nを4枚ずつ計8枚の苗箱N
が準備されると、左右側送り部5L、5L及び前後搬送
機構6の前後搬送手段18を同時に前方移動させ、全苗
箱Nを縦横搬送機構5から前方へ移動させ、上昇水平位
置の前後搬送手段18上に受け渡しする。
【0083】そして、昇降手段11を作動させて、前後
搬送手段18を上昇水平位置から前下向き傾斜位置まで
下降傾動させ、下降前下向き傾斜位置に達したとき、作
業装置Aを後進させながら前後搬送手段18を前方移動
させて、全苗箱Nを地上に放出し、放出した苗箱Nから
前後搬送手段18が一定距離離れた状態で作業装置Aの
後進を停止する。
【0084】その後に、水平移動手段10を作動して前
後搬送手段18を水平前方移動させ、その前部に配置し
た箱揃え手段16の当接具23を放出した全苗箱Nに当
接して先行敷設苗箱Nに当接するまで前方に押動し、全
苗箱Nの前後位置を揃え、前後苗箱間隔を詰める。水平
移動手段10を逆作動して前後搬送手段18を後退させ
た後又は後退させながら、昇降手段11を逆作動して、
前後搬送手段18を縦横搬送機構5から苗箱Nを受け渡
し可能な上昇水平位置に戻し、再び前記行程を繰り返
す。
【0085】敷設された左右各4枚の苗箱N間には、中
央送り部5Cの幅に略相当する幅の歩道が形成される。
苗箱敷設機がハウス内の端部まで移動してくると、作業
装置Aから箱供給装置Bを分離し、作業装置Aの縦横搬
送機構5及び前後搬送手段18上に残っている苗箱Nを
作業装置Aのみで敷設し、その後に作業装置Aを方向転
換して、別のハウス又は敷設域へ移動させ、移動後に箱
供給装置Bを再度連結する。
【0086】既敷設の苗箱Nの横に平行に新苗箱Nを敷
設する場合、前記作業装置Aは横移動した後にハウス内
前端まで移動することになるが、その時、作業走行機体
A2の左右クローラ走行部32を左右逆に駆動して走行
台29を方向転換させるのと同期して、走行台29に対
して機本体31を逆方向に旋回させると、機本体31及
びその上の縦横搬送機構5及び前後搬送機構6は方向性
が不変のまま走行台29だけが方向転換され、苗箱Nの
敷設方向と直角に移動できることになり、縦横搬送機構
5及び前後搬送機構6が左右方向に長くとも、敷設域間
移動のための空間を小さくできる。
【0087】また、ハウスの出入口が狭いとき、走行台
29に対して機本体31を90度旋回して縦横搬送機構
5及び前後搬送機構6の左右方向を前後方向に変更し、
作業装置Aの横幅を狭くして出入口を通すようにする。
次に、前記実施の形態で示した苗箱搬送処理機を苗箱回
収機とした場合の苗箱回収方法を説明する。
【0088】ハウス内の敷設域端部に作業装置Aのみを
移動し、敷設されている横1列計8枚の苗箱Nに箱取り
上げ機構17を対向させ、前端センサ53で苗箱Nを検
出するまで前進させる。このとき又はこの後に、前後搬
送手段18を前下向き傾斜位置で待機させ、箱取り上げ
機構17を作動して掛止具22の掛け爪153を苗箱N
に当接する地面近くまで降下させかつ突出し、その状態
で作業走行機体A2を前進させ、そして掛止具22の掛
け爪153を苗箱Nに当接して作業走行機体A2の移動
を停止する。このとき、作業走行機体A2を前進させる
代わりに前後動シリンダ68で掛け爪153を突出させ
るようにしてもよい。
【0089】掛止具22が苗箱Nを検出した後に、縦シ
リンダ67で掛止具22を上昇させ、掛け爪153を苗
箱Nの周縁Naに下側から掛止して、昇降シリンダ62
で苗箱Nの後側を持ち上げながら掛止具22を前下向き
傾斜させ、その持ち上げた苗箱Nの下側に前後搬送機構
6の前後搬送手段18を水平移動手段10の前進動作で
挿入し、苗箱Nの裏面が前後搬送手段18の先端に載る
ように掬う。
【0090】この状態から縦シリンダ67を作動して掛
け爪153を前下向き傾斜のまま降下させ、苗箱Nを前
後搬送手段18に受け渡し、更に前後動シリンダ68を
後退作動させると共に昇降シリンダ62又は縦シリンダ
67を上昇作動させて、掛け爪153を苗箱Nの周縁N
aから離脱させ、その後に前後搬送手段18を後方移動
させて、前後搬送手段18上に苗箱Nが完全に載置され
るようにする。
【0091】全苗箱Nを載置した前後搬送手段18は、
水平移動手段10の後進動作で後方移動した後又は同時
に、昇降手段11を作動して前下向き傾斜位置から上昇
水平位置へ上昇され、縦横搬送機構5と同高さの苗箱N
を受け渡し可能な位置に移動する。前後搬送手段18が
上昇水平位置に達すると、前後搬送手段18及び縦横搬
送機構5の左右側送り部5L、5Rのコンベヤ構造部が
後方移動し、後退位置にある左右前ストッパア43B、
44B上を通過して、前後搬送手段18上の苗箱Nが左
右側送り部5L、5R上に受け渡される。
【0092】左側送り部5L上からの苗箱Nの搬出は、
左右前ストッパ43F、44F及び中右後ストッパ42
R、42Bを作用位置に配置し、かつ左停止具49Lで
中央送り部5C側から2番目の苗箱Nを停止させ、その
状態で左側送り部5L及び中央送り部5Cを後方移動さ
せ、中央送り部5C側1番目の苗箱Nを、左後ストッパ
43B及び中後ストッパ42Bで案内しながら中央送り
部5C上へ移動し、中後ストッパ42Bを後退させて、
中央送り部5Cから受渡機構7に受け渡して後方位置ま
で移動させる。
【0093】1番目の苗箱Nが中央送り部5Cから受渡
機構7へ受け渡されるころ、左停止具49Lが一旦解除
されて残りの苗箱Nが中央送り部5C側へ搬送され、1
箱分搬送されて後に左停止具49Lが再び作動して3番
目の苗箱Nを停止させる。これを繰り返して、1箱ずつ
順次中央送り部5Cへ送られ、受渡機構7で後方位置ま
で移動させる。
【0094】右側送り部5L上からの苗箱Nの搬出は左
側送り部5Lの場合と略同様であるが、中左後ストッパ
42L、42Bを作用位置に配置し、かつ右停止具49
Lで中央送り部5C側から2番目の苗箱Nを停止させ、
その状態で右側送り部5Rを後方移動させ、中央送り部
5Cを前方移動させ、中央送り部5C側1番目の苗箱N
を、右後ストッパ44B及び中前ストッパ42Fで案内
しながら中央送り部5C上へ移動し、中後ストッパ42
Bを後退させて、中央送り部5C及び受渡機構7を後方
移動させて、苗箱Nを中央送り部5Cから受渡機構7に
受け渡し、更に後方位置の箱収集装置Cの搬送コンベヤ
手段54C上まで移動する。
【0095】前記箱収集装置Cでは、搬送コンベヤ手段
54Cで順次搬送される苗箱Nが箱収集機構9内に供給
され、この箱収集機構9の箱多段持上手段104で持ち
上げられ、かつ上下間隔を空けて多段に収集される。前
記箱多段持上手段104内に所定枚数の苗箱Nが収納さ
れると、プッシャ手段105が作動して全苗箱Nを同時
に後方へ押し、箱多段収納機構19上の箱収集枠体15
内に収納する。横移動機構97を介して箱収集枠体15
を左右に位置変更して、箱収集枠体15の5列の収集部
15aに多段苗箱Nが収納されると、箱受持体14に箱
収集枠体15を載置したままリフト車両で降ろし、代わ
りに空の箱収集枠体15及び箱受持体14が載置され
る。
【0096】前記前後搬送手段18から縦横搬送機構5
へ苗箱Nが受け渡された後に、前後搬送手段18は昇降
手段11を介して下降し、次の敷設苗箱Nを回収するた
めの動作を行い、1又は2列の敷設苗箱Nが回収された
時点で、作業装置Aに箱収集装置Cが連結される。但
し、前記苗箱搬送処理機において、ハウス内が充分に広
い場合は、苗箱敷設機も苗箱回収機も、最初から作業装
置Aと箱供給装置B又は箱収集装置Cとを連結しておい
てもよい。
【0097】前記苗箱搬送処理機は、作業装置A、箱供
給装置B、箱収集装置Cをそれぞれ独立構成して独立走
行可能になっていて、各搭載の操作盤から操作できる
が、ラジオコントローラにより無線操縦も可能になって
おり、ハウス内には、空中ケーブル又は埋設ケーブルを
架設しておいて、作業装置Aに設けたセンサで前記ケー
ブルを感知しながら自動直線走行ができるように構成さ
れている。
【0098】そのため、苗箱Nの敷設域・回収域を変え
る時及びハウス内への出入りは、作業装置Aと箱供給装
置B又は箱収集装置Cとは個別に無線操縦されるが、連
結状態では、作業装置Aと箱供給装置B又は箱収集装置
Cのどちらか一方に供給された電力を他方に通電して他
方も同期駆動し、どちらか一方が受信した操縦指令で走
行及び作業動作が制御されるようになっている。
【0099】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、種々変形することができる。例えば、
苗箱回収機の1度に回収する苗箱Nの枚数は、中央歩道
を挟んで各4枚以外の多数枚に設定してもよく、その場
合、縦横搬送機構5の長さ、前後搬送手段18の組数及
び箱取り上げ機構17の掛止具22の数等が苗箱Nの枚
数に応じて設定される。
【0100】箱収集機構9及び箱収集枠体15でそれぞ
れ取り扱う苗箱Nの枚数は、30段を例示しているが、
1度に回収する苗箱Nの枚数に応じてその倍数に設定し
ておくことが好ましい。縦横搬送機構5は中央送り部5
Cに相当する送り部と左右一方の側送り部とで形成し
て、前後搬送機構6から受け渡された苗箱Nを左右一側
方にのみ回収するようにしてもよい。
【0101】各機構に設けたシリンダ46、48、6
2、67、68、113及びアクチュエータ128、1
33等は油圧シリンダ、エアシリンダのどちらでもよ
く、また、その他の機械式駆動手段でもよい。エアシリ
ンダを多く用いる場合は、支持枠47上にエアタンクを
配置しておく。苗箱回収機はハウス内で使用できるよう
に駆動源28、106に電動モータを用いているが、屋
外で使用する場合は駆動源にエンジンを用いてもよく、
クローラ走行部32、102の代わりに車輪を用いても
よい。
【0102】作業装置Aの後部に、駆動源及びクローラ
走行部を持たない箱収集装置Cを着脱自在に連結する
か、又は作業走行機体A2上に箱収集機構9を搭載する
ようにしてもよい。
【0103】
【発明の効果】以上詳述した本発明の請求項1によれ
ば、地面に敷設されている苗箱Nを、箱取り上げ機構1
7の掛止具22で周縁Naを引っ掛けかつ昇降手段62
の上昇で取り上げることができ、取り上げられた苗箱N
の下方に水平移動手段10で搬送手段18を挿入される
ことにより、苗箱Nを搬送手段18に簡単かつ確実に受
け渡して回収することができる。
【0104】請求項2によれば、地面に敷設されている
横1列多数枚の苗箱Nを、箱取り上げ機構17の掛止具
22で周縁Naを引っ掛けかつ昇降手段62の上昇で取
り上げることができ、取り上げられた苗箱Nの下方に水
平移動手段10で搬送手段18を挿入することにより、
苗箱Nを搬送手段18に簡単かつ確実に受け渡しするこ
とができ、この搬送手段18による後方移動と縦横搬送
機構5の後方移動によって苗箱Nを縦横搬送機構5上の
受け渡し位置に受け渡し、かつ縦横搬送機構5の横移動
によって前記受け渡し位置から左右方向側方の基点位置
へ移動し、基点位置から1枚ずつ受渡機構7を介して箱
収集機構9に搬送して多段状態に自動収納することがで
き、苗箱Nを能率よく回収できる。
【0105】請求項3によれば、苗箱N回収時に苗箱N
と掛止具22とが平行でなくとも、掛止具22が苗箱N
に当接したときに、掛止具22が弾性受け体148に抗
して縦軸147回りに左右揺動して、苗箱Nと平行にな
るように姿勢を変更でき、掛け爪153を周縁Naに確
実に引っ掛けることができる。請求項4によれば、掛止
具22を前方移動して掛け爪153を苗箱Nに当接した
とき、爪取り付け体150が付勢に抗して後方移動さ
れ、それを苗箱検出センサ154で検出するので、苗箱
Nの存在及び位置を正確に検出できる。
【0106】請求項5によれば、掛止具22から搬送手
段18に苗箱Nを受け渡すとき、搬送手段18が後上向
き傾斜していても、掛止具22を降下したとき搬送手段
18と干渉することがなく、周縁Naから掛止解除が円
滑にできる。請求項6によれば、掛止具22を微小に上
下動及び前後動でき、苗箱Nの引っ掛け及び搬送手段1
8に受け渡した後の掛止解除を、精密かつ正確に行うこ
とができる。
【0107】請求項7によれば、地上の左右方向多数枚
の苗箱Nはそれぞれに対応した掛止具22で引っ掛け
て、総てを同時に昇降手段62で持ち上げることがで
き、苗箱Nを効率よく搬送手段18に受け渡しできる。
請求項8によれば,水平移動手段10を簡単かつ堅牢に
構成でき、支持レール126で支持アーム127を案内
しながら、搬送手段18を前後方向に水平移動させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の苗箱回収機の実施の形態を含む苗箱敷
設回収機の分離状態を示す側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】作業装置の正面図である。
【図4】苗箱敷設機の全体側面図である。
【図5】苗箱回収機の全体側面図である。
【図6】作業装置の全体平面図である。
【図7】同側面図である。
【図8】作業装置の要部の平面図である。
【図9】図8のX−X線断面図である。
【図10】図8のY−Y線断面図である。
【図11】図8のZ−Z線断面図である。
【図12】縦横搬送機構の拡大平面図である。
【図13】図12のW−W線断面図である。
【図14】前後搬送機構の前後搬送手段及び箱揃え手段
の平面図である。
【図15】前後搬送機構の断面側面図である。
【図16】前後搬送手段の水平移動を示す断面側面図で
ある。
【図17】前後搬送機構の水平移動手段及び昇降手段を
示す平面図である。
【図18】図16のS−S線断面図である。
【図19】箱取り上げ機構の正面図である。
【図20】箱取り上げ動作の爪掛け時を示す箱取り上げ
機構下部の断面側面図である。
【図21】箱取り上げ機構下部の平面図である。
【図22】箱取り上げ動作の取り上げ時の側面説明図で
ある。
【図23】箱取り上げ動作の苗箱受け渡し時の側面説明
図である。
【図24】箱供給装置の側面図である。
【図25】同平面図である。
【図26】同背面図である。
【図27】同断面側面図である。
【図28】同断面背面図である。
【図29】箱供給装置の箱保持手段及びリフト駆動装置
の断面正面図である。
【図30】箱収集装置の断面側面図である。
【図31】箱収集機構の断面正面図である。
【符号の説明】
2 走行機体 5 縦横搬送機構 6 前後搬送機構(前搬送機構) 7 受渡機構 8 箱供給機構 9 箱収集機構 10 水平移動手段 11 昇降手段 14 箱受持体 15 箱収集枠体 16 箱揃え手段 17 箱取り上げ機構 18 前後搬送手段(搬送手段) 22 掛止具 A 作業装置 C 箱収集装置 N 苗箱 Na 周縁

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業走行機体(A2)に、地上の苗箱
    (N)の周縁(Na)を引っ掛けて取り上げる箱取り上
    げ機構(17)と、この箱取り上げ機構(17)から苗
    箱(N)を受け取って作業走行機体(A2)上まで搬送
    する前搬送機構(6)とを備えており、前記箱取り上げ
    機構(17)は、苗箱(N)の周縁(Na)を下方から
    引っ掛ける掛止具(22)と、この掛止具(22)を昇
    降する昇降手段(62)とを有し、前記前搬送機構
    (6)は苗箱(N)を受け取って移動する搬送手段(1
    8)と、この搬送手段(18)を引き上げた苗箱(N)
    の下側へ挿脱自在に挿入させる水平移動手段(10)と
    を有することを特徴とする苗箱回収機。
  2. 【請求項2】 作業走行機体(A2)上に、地上の左右
    方向多数枚の苗箱(N)の周縁(Na)を引っ掛けて取
    り上げる箱取り上げ機構(17)と、箱取り上げ機構
    (17)から全苗箱(N)を受け取って移動する前搬送
    機構(6)と、この前搬送機構(6)に対して左右方向
    多数枚の苗箱(N)を前後方向に移動して同時に受け渡
    し可能であり、かつ苗箱(N)を受け渡し位置と左右方
    向中途の基点位置との間で横移動させる縦横搬送機構
    (5)と、前記基点位置とそれより後側の位置との間で
    苗箱(N)を移動させる受渡機構(7)とを設け、前記
    箱取り上げ機構(17)は、苗箱(N)の周縁(Na)
    を下方から引っ掛ける掛止具(22)と、この掛止具
    (22)を昇降する昇降手段(62)とを有し、前記前
    搬送機構(6)は苗箱(N)を受け取って移動する搬送
    手段(18)と、この搬送手段(18)と作業走行機体
    (A2)との間に設けられていて搬送手段(18)を箱
    取り上げ機構(17)の下方まで前後方向水平移動させ
    る水平移動手段(10)とを有する作業装置(A)と;
    作業走行機体(A2)に着脱自在に連結される収集走行
    機体(C2)上に、受渡機構(7)から苗箱(N)を1
    枚ずつ供給されてその苗箱(N)を上下多段に回収する
    箱収集機構(9)を設け、積み卸し可能な箱収集枠体
    (15)に箱収集機構(9)から多段状態の苗箱(N)
    を送り込んで収納する箱多段収納機構(19)を設けた
    箱収集装置(C)と;を備えていることを特徴とする苗
    箱回収機。
  3. 【請求項3】 前記昇降手段(62)側に取り付け台
    (69)を支持して昇降自在とし、この取り付け台(6
    9)に、苗箱(N)の周縁(Na)を下方から引っ掛け
    る掛け爪(153)を前端に有する掛止具(22)を縦
    軸(147)を介して左右揺動自在に支持すると共に、
    掛止具(22)を揺動中立位置に弾力的に保持する弾性
    受け体(148)を設けていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の苗箱回収機。
  4. 【請求項4】 前記昇降手段(62)側に取り付け台
    (69)を支持して昇降自在とし、この取り付け台(6
    9)に掛止具(22)を設け、掛止具(22)は苗箱
    (N)の周縁(Na)を下方から引っ掛ける掛け爪(1
    53)を前端に設けた爪取り付け体(150)を有し、
    この爪取り付け体(150)を取り付け台(69)に対
    して前後動自在にかつ前方付勢状態に支持し、前記取り
    付け台(69)に爪取り付け体(150)の後方移動を
    検出する苗箱検出センサ(154)を設けていることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の苗箱回収機。
  5. 【請求項5】 前記昇降手段(62)と掛止具(22)
    との間に、掛止具(22)を上昇させるときに掛止具
    (22)を前下向き傾斜させる傾動手段を設けているこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の苗箱回
    収機。
  6. 【請求項6】 前記昇降手段(62)と掛止具(22)
    との間に、掛止具(22)を上下動させる縦動手段(6
    7)と前後動させる前後動手段(68)とを設けている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の苗箱
    回収機。
  7. 【請求項7】 箱取り上げ機構(17)は、作業走行機
    体(A2)から前方に突設した前フレーム(56)に昇
    降手段(62)を設け、この昇降手段(62)に昇降台
    (61)を支持して昇降自在とし、この昇降台(61)
    に左右方向多数の掛止具(22)を支持して地上の左右
    方向多数枚の苗箱(N)にそれぞれ対応配置しているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の苗箱回収機。
  8. 【請求項8】 前記水平移動手段(10)は、作業走行
    機体(A2)に前後方向の支持レール(126)を設
    け、この支持レール(126)に搬送手段(18)を前
    部に支持連結した支持アーム(127)の基部を前後移
    動可能に支持し、支持アーム(127)と作業走行機体
    (A2)との間に支持アーム(127)を移動させるア
    クチュエータ(128)を設けていることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の苗箱回収機。
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