JPH10125713A - ワイヤボンディング装置 - Google Patents

ワイヤボンディング装置

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JPH10125713A
JPH10125713A JP8297140A JP29714096A JPH10125713A JP H10125713 A JPH10125713 A JP H10125713A JP 8297140 A JP8297140 A JP 8297140A JP 29714096 A JP29714096 A JP 29714096A JP H10125713 A JPH10125713 A JP H10125713A
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wire
bonding
bonding apparatus
wire bonding
capillary
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Hiroo Fujisawa
洋生 藤澤
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Kaijo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールを押圧して形成される偏平部が全面に
わたって確実に接続されるワイヤボンディング装置を提
供すること。 【解決手段】 ボンディングステージ24を、被ボンデ
ィング部品20に対するワイヤ14の接離方向で加振す
る加振手段31を設け、以て、上記偏平部14bの中央
部付近の合金化を促し、上記効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスの
組立工程において、例えばICチップ上のパッド(電
極)を第1ボンディング点とし、該ICチップが貼着さ
れているリードフレームに形成された外部リードを第2
ボンディング点として、該両ボンディング点間を導電性
を有するワイヤを用いて接続するワイヤボンディング装
置に関する。詳しくは、超音波振動を併用して圧着接続
を行うワイヤボンディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に、従来のワイヤボンディング装置
の要部を示す。
【0003】該図において、本体1は図示せぬ二次元方
向に移動可能なXYテーブル上に搭載されており、この
本体1にはシャフト2が回転自在に取り付けられてい
る。該シャフト2にはボンディングアーム4が取り付け
られている。そして、該ボンディングアーム4にはカッ
トクランプ6がアーム7を介して取り付けられている。
【0004】上記ボンディングアーム4の一端部には、
先端にボンディング工具としてのキャピラリ9が装着さ
れたホーン11が設けられ、該ホーン11の基部には超
音波振動を発生するための振動子13が取り付けられて
いる。該振動子13は図示せぬ加振器によって高周波の
電圧を印加されることにより作動する。これら振動子1
3及び加振器を超音波励振手段と総称する。ホーン11
は該振動子13が発する振動を機械的に増幅する作用を
なす。振動の方向を矢印Uにて示す。
【0005】上記キャピラリ9は、中空状に形成されて
上方からワイヤ14が挿通され、該ワイヤ14の先端部
に高電圧でスパークさせること等によって形成されるボ
ール14aをボンディング対象としてのパッド及びリー
ド(後述)に対して圧着するためのものである。
【0006】なお、上記矢印Uで示すように、ホーン1
1に伝わる超音波エネルギーは該ホーン11の軸方向の
縦振動であるため、上記ボール14aとボンディング対
象との接合に必要な横振動に変換すべく、キャピラリ9
はその軸中心をホーン11の軸中心に対して直角にして
装着されている。
【0007】一方、上記ボンディングアーム4の他端側
には、該ボンディングアーム4をシャフト2と共に揺動
させる駆動手段としてのリニアモータ15が設けられて
いる。このリニアモータ15は、偏平型コイル16と、
永久磁石及びヨークで構成された磁気回路17とを有し
ている。該偏平型コイル16はボンディングアーム4に
取り付けられ、磁気回路17は本体1に固定されてい
る。
【0008】次いで、上記した構成のワイヤボンディン
グ装置によるボンディング動作を説明する。
【0009】当該ワイヤボンディング装置においては、
複数のICチップ20が長手方向(図5において紙面に
対して直角な方向)に並べて貼着されたリードフレーム
L\Fが被ボンディング部品として扱われ、作業開始に
際してヒーターブロック22によって加熱されているボ
ンディングステージとしてのヒータープレート24上に
該リードフレームL\Fが搬入され、且つ、最先のIC
チップ20がボンディング作業位置に位置決めされる。
この状態で、上記構成のボンディング手段により該最先
のICチップ20についてボンディングが行われる。
【0010】まず、上記ICチップ20上に設けられた
第1ボンディング点としてのパッド(後述)に対してボ
ンディングを行うにあたっては、キャピラリ9の下端か
ら突出したワイヤ14の先端部と放電電極(図示せず)
との間に放電を起こさせ、その放電エネルギーにより該
ワイヤ14の先端部を溶融してボール14aを形成させ
る。そして、前述のXYテーブルが作動せしめられ、該
キャピラリ9従って該ボール14aが、図6の(a)に
示すように、ICチップ20に設けられた或るパッド2
0aの直上に位置決めされる。
【0011】上記の後、リニアモータ15に駆動電流を
供給してキャピラリ9を下降させ、図6の(b)に示す
ように、パッド20aにボール14aを圧接させて偏平
部14bを形成する。この圧接時、図5に示す振動子1
3が作動せしめられ、該偏平部14bとパッド20aと
の間に超音波振動による相互擦過に基づく熱が発生す
る。このとき、図5に示すヒーターブロック22からの
熱も加えられており、偏平部14bとパッド20aは熱
圧着される。
【0012】上記のように第1ボンディング点への接続
が終わると、リニアモータ15を作動させてキャピラリ
9を上昇させると共に、ワイヤ14をキャピラリ9の先
端から繰り出しつつ、前述のXYテーブルを駆動してキ
ャピラリ9を水平方向に移動せしめ、上記パッド20a
に対応する第2ボンディング点であるリード(図示せ
ず:図5に示すリードフレームL\Fに形成されてい
る)の直上に位置させる。そして、リニアモータ15に
駆動電流を供給してキャピラリ9を下降させてワイヤ1
4を該リードに圧接させる。このとき、第1ボンディン
グ点と同様に超音波振動が付与され、ヒーターブロック
22による加熱と相まって熱圧着される。
【0013】この後、リニアモータ15を作動させてキ
ャピラリ9を上昇させると共に、所定のタイミングでカ
ットクランプ6を閉じることにより第2ボンディング点
よりワイヤ14を切断する。このような一連の工程によ
り一組のパッド20a及びリードが接続される。
【0014】以降、リードフレームL\F上の最先のI
Cチップ20に多数設けられた各パッドとこれらに対応
して配設された各リードについて上記一連の動作が繰り
返される。そして、この最先のICチップ20のボンデ
ィングが終了すると、リードフレームL\F(図5参
照)がICチップ20の配設ピッチ分だけ移送されて次
のICチップについてのボンディング作業が行われ、順
次同様に続行され、全てのICチップのボンディング接
続を完了する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のワイヤ
ボンディング装置においては、次のような欠点がある。
【0016】すなわち、上記第1ボンディング点に関
し、ワイヤ14のボール14a(図6の(a)参照)を
パッド20aに圧着することで形成された偏平部14b
(図6の(b)参照)は、その全面がパッド20aに接
続せず、図7においてクロスハッチング26で示すよう
に円環状に接続し、中央部付近では合金ができにくく不
完全な接続状態となる場合がある。この理由の一つとし
て、図6の(a),(b)から明らかなように、キャピ
ラリ9にはワイヤ14が挿通されるワイヤ挿通孔9aが
形成されていることから、ボール14aを押し潰す押圧
面が円環状であるためであると考えられる。
【0017】また、ボール14aに続くワイヤ14が熱
を放散する作用をなし、これによって合金の生成が阻害
されることも関与していると推考される。
【0018】本発明は、上記従来技術の欠点に鑑みてな
されたもので、その主目的とするところは、ボールを押
圧して形成される偏平部が全面にわたって確実に接続さ
れるワイヤボンディング装置を提供することである。
【0019】また、本発明は、更に他の効果をも奏し得
るワイヤボンディング装置を提供する。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ボンディング工具を超音波励振手段によ
って励振させながら、該ボンディング工具に挿入された
ワイヤによってボンディングステージ上の被ボンディン
グ部品に対してボンディングを行うワイヤボンディング
装置において、前記ボンディングステージを前記ワイヤ
の前記被ボンディング部品に対する接離方向で加振する
加振手段を有するように構成したものである。加えて、
更に他の種々の効果を得るために、下記の各構成が採用
されている。すなわち、本発明のワイヤボンディング装
置では、前記加振手段が、前記超音波励振手段と同期し
て作動せしめられる。また、前記ワイヤボンディング装
置においては、前記超音波励振手段が、前記接離方向に
対して略直角な方向で励振させる。更に、前記ワイヤボ
ンディング装置においては、前記ボンディング工具のワ
イヤ送出端部に、ワイヤ受入端部から該ワイヤ送出端部
に向かって漸次拡径するテーパ部がワイヤ挿通孔に連続
して形成されている。また、前記ワイヤボンディング装
置では、前記加振手段が、平行な回転軸の周りに且つ該
回転軸に対して互いに面対称にて偏心して回転自在な回
転体と、該回転体各々を同期して回転せしめる駆動手段
とを有する。。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例としてのワ
イヤボンディング装置について、添付図面を参照しなが
ら説明する。但し、本発明に係るこのワイヤボンディン
グ装置は、以下に説明する部分以外は図5に示した従来
のワイヤボンディング装置と同様に構成されており、装
置全体としての構成及び動作の説明は重複する故に省略
し、要部のみの説明に留める。
【0022】また、以下の説明及び各図において、上記
従来例の構成部分と同一又は対応する構成部分について
は同じ参照符号を付して示している。
【0023】図1に示すように、当該ワイヤボンディン
グ装置においては、ボンディングステージとしてのヒー
タープレート24に対して加振手段31が取り付けられ
ている。図2及び図3この加振手段31の詳細を示すも
のであるが、これらの図から明らかなように、該加振手
段31は、ヒータープレート24を加熱するためのヒー
ターブロック22の下面側に、断熱材32(図3に図
示)を介して装着されている。
【0024】図2及び図3に示すように、該加振手段3
1はギアケース34を備えている。このギアケース34
内には2本のスピンドル36、37が平行に配置され、
且つ、各々の両端部にて軸受39を介して該ギアケース
34に対して回転自在に取り付けられている。該両スピ
ンドル36、37には、回転体としての重り41、42
が固着されている。これらの重り41、42は、互いに
面対称にて偏心して回転すべくなされている。すなわ
ち、両スピンドル36、37が回転することにより、各
重り41、42の偏心質量に基づく一方向の振動が発生
する。その振動方向を図1と図3において矢印Pで示し
ている。
【0025】図2に示すように、上記ギアケース34の
一側部にはサブケース45が取り付けられている。該サ
ブケース45内にはモータ47が横向きに固設されてい
る。該モータ47のスピンドル47aはギアケース34
に形成された開口部34aを通じて該ギアケース34内
に挿通され、その先端部に駆動ギア49が嵌着されてい
る。そして、両スピンドル36、37には互いに同径に
して該駆動ギア49よりも小径の被駆動ギア51、52
が嵌着され、且つ、該駆動ギア49と噛合している。但
し、一方の被駆動ギア52と駆動ギア49との間にはア
イドルギア54が介装されており、両被駆動ギア51、
52は互いに逆方向に回転駆動される。
【0026】上記したモータ47と、駆動ギア49と、
両被駆動ギア51、52とにより、上記スピンドル3
6、37、従って両重り41、42を同期して回転せし
める駆動手段が構成されている。
【0027】上記構成の加振手段31は、図1から明ら
かなように、その振動方向Pが、被ボンディング部品で
あるICチップ20及びリードフレームL\Fに対する
ワイヤ14の接離方向Zと一致するように取り付けられ
ている。
【0028】当該ワイヤボンディング装置においては、
図1に示す振動子13が作動せしめられる際に、上述の
加振手段31が同期して作動させられる。つまり、図6
の(a)、(b)に示すように、ワイヤ14のボール1
4aがキャピラリ9によってパッド20aに押圧されて
偏平部14bとなったとき、上記振動子13が所定時間
作動されて超音波振動(図1で矢印Uにて示している)
が付与されるのであるが、このとき、図4のフローチャ
ートにも示すように、加振手段31のモータ47が同時
に同じ時間だけ作動せしめられる。但し、この加振の振
幅は、パッド20(図6参照)をはじめとしてICチッ
プ20に損傷を与えない程度、例えば数μmに設定され
る。この振幅は、機構的にほぼ固定状態にああるヒータ
ーブロック22及びヒータープレート24を加振するこ
とに鑑み、該ヒーターブロック22、ヒータープレート
24自体並びにこれらを支持する支持機構全体の弾性に
対し、加える振動エネルギーを加減することで定められ
る。
【0029】かかる構成の故、上記偏平部14aの外周
部分のみならず中央部付近についても相互接合部の溶
融、すなわち合金化が促され、該偏平部14aは全面に
わたって確実に接続される。かかる良好な作用は、下記
の理由によるものと推考される。
【0030】まず、上記振動子13が発する超音波振動
Uは上記加振手段31による加振方向Pに対して直角な
水平方向にかけられるが、キャピラリ9の先端押圧面が
円環状であることから、この超音波振動Uのみにては上
記偏平部14bの中央部付近の合金化が不完全となるこ
とが考えられると従来例を挙げて説明した。
【0031】これに対して、上記加振手段31による加
振が偏平部14bの中央部付近の合金化、すなわち溶融
に関して如何に作用するものかを考えると、次のように
捉えられる。
【0032】つまり、図6に示すように、キャピラリ9
のワイヤ送出端部には、ワイヤ受入端部から該ワイヤ送
出端部に向かって漸次拡径するテーパ部9bがワイヤ挿
通孔9aに連続するように形成されている。このテーパ
部9bは、これを設けたことにより、キャピラリ9によ
る水平方向の超音波振動Uが偏平部14bに有効に伝達
され、ワイヤ14のボール14aが円滑に偏平部14b
に変形し、また、ワイヤループが形成されたときにその
ループと偏平部14bとの境の応力集中が避けられる等
の効果が得られるものである。
【0033】上記のテーパ部9bが設けられていること
に鑑みると、加振手段31により付与される垂直方向の
振動のエネルギーが、該テーパ部9bによるエネルギー
進行方向変更作用によって偏平部14bの中央部付近に
指向せしめられて集中し、この部分の相互接合部の合金
化を促すものと思われる。
【0034】なお、本実施例で示した加振手段31の構
成は比較的簡単で小型化が図り易く、且つ低廉にて、ワ
イヤボンディング装置、特にはボンディングステージ部
の大型化を招来することも避けられ、又、コストの増大
もさほどない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るワイ
ヤボンディング装置においては、ボンディングステージ
を、ボンディング部品に対するワイヤの接離方向で加振
する加振手段を備えている。故に、ボンディング部品上
でボンディング工具によりボールを押圧して形成された
偏平部について、該ボンディング部品との相互接合部を
溶融させて合金化せしめるべく超音波振動を付与する
際、該加振手段を作動させれば該偏平部の外周部分のみ
ならず中央部付近についても合金化が促され、全面にわ
たって確実に接続される。これにより、該偏平部の圧着
径、圧着厚が安定し、又、シェア(shear:せん
断)強度が増大するなど、ボンディング性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るワイヤボンディング装置
の要部の、一部断面を含む正面図である。
【図2】図2は、図1に示したワイヤボンディング装置
が備える加振手段の、一部断面を含む平面図である。
【図3】図3は、図2に関するB−B矢視図である。
【図4】図4は、図1に示したワイヤボンディング装置
の動作の一部を示すフローチャートである。
【図5】図5は、従来のワイヤボンディング装置の要部
の、一部断面を含む正面図である。
【図6】図6は、図5に示したワイヤボンディング装置
が具備するキャピラリによってボンディングが行われる
状態を示す図である。
【図7】図7は、図6(の(b))に関するA−A矢視
図である。
【符号の説明】
4 ボンディングアーム 9 キャピラリ(ボンディング工具) 9a (キャピラリ9の)ワイヤ挿通孔 9b (キャピラリ9の)テーパ部 11 ホーン 13 振動子 14 ワイヤ 14a (ワイヤ14の)ボール 14b (ワイヤ14の)偏平部 15 リニアモータ 20 ICチップ 20a パッド(第1ボンディング点) 22 ヒーターブロック 24 ヒータープレート(ボンディングステー
ジ) 31 加振手段 32 断熱材 36、37 スピンドル 41、42 重り(回転体) 47 モータ 49 駆動ギア 51、52 被駆動ギア 54 アイドルギア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボンディング工具を超音波励振手段によ
    って励振させながら、該ボンディング工具に挿入された
    ワイヤによってボンディングステージ上の被ボンディン
    グ部品に対してボンディングを行うワイヤボンディング
    装置であって、 前記ボンディングステージを前記ワイヤの前記被ボンデ
    ィング部品に対する接離方向で加振する加振手段を有す
    ることを特徴とするワイヤボンディング装置。
  2. 【請求項2】 前記加振手段は、前記超音波励振手段と
    同期して作動せしめられることを特徴とする請求項1記
    載のワイヤボンディング装置。
  3. 【請求項3】 前記超音波励振手段は、前記接離方向に
    対して略直角な方向で励振させることを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載のワイヤボンディング装置。
  4. 【請求項4】 前記ボンディング工具のワイヤ送出端部
    には、ワイヤ受入端部から該ワイヤ送出端部に向かって
    漸次拡径するテーパ部がワイヤ挿通孔に連続して形成さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち
    いずれか1記載のワイヤボンディング装置。
  5. 【請求項5】 前記加振手段は、平行な回転軸の周りに
    且つ該回転軸に対して互いに面対称にて偏心して回転自
    在な回転体と、該回転体各々を同期して回転せしめる駆
    動手段とを有することを特徴とする請求項1乃至請求項
    4のうちいずれか1記載のワイヤボンディング装置。
JP8297140A 1996-10-18 1996-10-18 ワイヤボンディング装置 Pending JPH10125713A (ja)

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JP8297140A JPH10125713A (ja) 1996-10-18 1996-10-18 ワイヤボンディング装置

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JP8297140A Pending JPH10125713A (ja) 1996-10-18 1996-10-18 ワイヤボンディング装置

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