JPH10124214A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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Publication number
JPH10124214A
JPH10124214A JP8281914A JP28191496A JPH10124214A JP H10124214 A JPH10124214 A JP H10124214A JP 8281914 A JP8281914 A JP 8281914A JP 28191496 A JP28191496 A JP 28191496A JP H10124214 A JPH10124214 A JP H10124214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
keyboards
keyboard
state
main body
drive
Prior art date
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Application number
JP8281914A
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English (en)
Inventor
Munenori Susa
宗憲 周佐
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH10124214A publication Critical patent/JPH10124214A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キーボードを備えた情報処理装置において、
使用時には操作し易く、収納時にはコンパクトに収まる
ように、キーボード全体の形態を変更できる構成を提供
する。 【解決手段】 装置本体の上面の左右に、2つに分割さ
れたそれぞれ略長方形の左キーボード3,右キーボード
4が配置される。キーボード3,4は、装置本体上面に
平行な面内で左右対称に連動して互いに逆方向に回動
し、それぞれの一方の短辺どうしが隣接するようにして
左右に並ぶ使用時の(a)の状態と、それぞれの一方の
長辺どうしが隣接するようにして左右に並ぶ収納時の
(d)の状態とに移動可能にされている。キーボード
3,4全体の形態を変更でき、使用時には横方向に長く
して操作し易くし、収納時には横方向の長さを短くし
て、縦横の長さの差を小さくし、装置本体のサイズ内に
収納できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報入力手段として
のキーボードを備えた情報処理装置に関し、特に、キー
ボードを使用する場合(装置の使用時)と収納する場合
とでキーボードの形態を変更できるようにした情報処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、技術の進歩に伴って、コンピュー
タは急速な発展をとげており、特にノートパソコンと呼
ばれる携帯型のコンピュータは、その高性能化において
著しい進化をとげている。
【0003】このノートパソコンの進化にはさまざまな
方向性があるが、基本的には薄型化・軽量化・電池の長
寿命化などがその主流となっており、面積的な小型化は
それ程追求されているわけではない。その第一の理由と
して挙げられるのがディスプレイ表示内容の視認性確保
のためである。特に最近はディスプレイの大型化傾向が
強まっており、ノートパソコンの面積的な大きさを決定
しているのはディスプレイであるというのがノートパソ
コンの技術的傾向といえる。一般的なノートパソコンに
於いてディスプレイの面積および形状はいわゆるA4サ
イズ(縦210mm・横297mm)弱となっている。
とはいえノートパソコンの携帯性向上のため、面積的大
きさについてもできる限り小さくしたいのは当然であ
り、このディスプレイサイズを大きく越えることのない
ように各メーカーは努力している。
【0004】さて、このようなサイズのノートパソコン
において、面積的大きさに関係してくるもうひとつの重
要なデバイスにキーボードがある。もちろんキーボード
自体の大きさは、それぞれのノートパソコン専用の設計
が可能であり、前述のA4サイズ前後のノートパソコン
にマッチしたものも存在するが、キーの大きさ、ピッチ
や、キー自体の数などによる操作のし易さや機能の面で
不足の場合があり、デスクトップパソコンで使用されて
いるフルピッチ・フルキーのキーボードに準ずるものが
求められている。当然このようなキーボードは、A4サ
イズ前後であるノートパソコン本体の大きさをオーバー
してしまう。
【0005】そこで従来、図23、図24に示すような
折り畳み式のキーボードや、図25、図26に示すよう
なスライド伸縮式のキーボードなどが考えられ、パソコ
ンを使うときにはキーボードを開いて、或は、引き伸ば
して使用し、パソコンを使わないでキーボードを収納す
るときにはキーボードを折り畳み、或は、押し縮めてノ
ートパソコン本体のサイズに収めるような方法がとられ
てきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、折り畳
み式のキーボードについては、その開閉動作においてか
なり大きな運動をすることになり、そのための空間の確
保の問題があり、また、折り畳んだ収納時の状態ではそ
の厚みが厚くなる、などといった問題がある。
【0007】また、スライド伸縮式のキーボードについ
ては、上記折り畳み式キーボードのような問題は起こり
にくいが、収納時の面積でひとつひとつのキートップの
大きさが規定されるため、キートップ自体の大きさが小
さくなって操作しにくかったり、引き伸ばした場合、各
キートップ間にかなりの隙間が発生するためデザイン的
にも見苦しくなる、などといった問題がある。
【0008】そこで本発明の課題は、キーボードを備え
た情報処理装置において、使用時には操作し易く、収納
時にはコンパクトに収まるように、キーボード全体の形
態を変更できる構成であって、上記のような問題を避け
ることができる構成を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明による情報処理装置においては、装置本体上
面の左右に、2つに分割されたそれぞれ略長方形のキー
ボードが配置され、該2つのキーボードは、それぞれの
一方の短辺どうしが隣接するようにして左右に並ぶ使用
時の状態と、それぞれの一方の長辺どうしが隣接するよ
うにして左右に並ぶ収納時の状態とに移動可能にされた
構成を採用した。
【0010】このような構成によれば、使用時には2つ
のキーボード全体の形態として横方向の長さが長くな
り、横方向に面積が広くなって操作し易くなる。また収
納時には2つのキーボード全体の形態として横方向の長
さが短くなり、縦と横の長さの差が小さくなって装置本
体のサイズ内に収納することができる。しかも従来の折
り畳み式やスライド伸縮式のキーボードにおけるような
問題がない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明による
情報処理装置の実施の形態を説明する。本発明の実施形
態の装置は、例えばノートパソコンとして構成され、そ
の装置本体の上面に、2つに分割されたそれぞれ略長方
形のキーボードが左右に並んで設けられ、後述の使用時
の状態と収納時の状態に移動可能になっている。以下、
その左右に並べられるキーボードのそれぞれを左キーボ
ード及び右キーボードという。なお、上記の「左右」と
以下の説明文中における「左、右」および「縦、横」の
向きは、もちろん装置を操作するユーザーの側から見た
装置に関する向きである。
【0012】[実施形態1]本発明の実施形態1を図1
〜図17により説明する。
【0013】まず、図1は、本実施形態の装置の外観の
概略を示した斜視図である。符号1はディスプレイユニ
ットであり、回路基板などの主要な部品、デバイスが収
められている略直方形の装置本体(以下、本体と略す)
2の上面の奥側端部に対して軸Bを中心に矢印D方向及
びその逆方向に回動できるように取り付けられており、
図中1点鎖線で描かれた左キーボード3,右キーボード
4上に重なる収納時の状態と、これらの奥側近傍に立つ
使用時の状態に回動できるようになっている。
【0014】本体2の上面には、本体2の縦方向に沿っ
て直線状に延びる縦方向ガイドスリット10、横方向に
沿って直線状に延びる横方向ガイドスリット9、及び略
90゜ぶんの円弧状に形成されたドライブスリット11
がそれぞれ2つずつ設けられている。これらのスリット
は、本体2の上面の横方向の中央を縦方向に沿って通る
軸Cに関して左右対称に配置されており、左キーボード
3,右キーボード4と本体2との係合及び後述する左キ
ーボード3,右キーボード4の移動のために用いられ
る。
【0015】次に、図2は、左キーボード3を裏側(図
1の矢印A方向)からみた斜視図で、縦方向ガイドスリ
ット10,横方向ガイドスリット9,ドライブスリット
11だけを一点鎖線で示して本体2を不図示としたもの
である。右キーボード4に関しては図中の軸Cに関して
左キーボード3と左右対称なので説明を省略する。
【0016】図2に示された左キーボード3の裏面(下
面)には、縦方向ガイドピン5、横方向ガイドピン6、
及びドライブピン7が垂直に固定されており、それぞれ
本体2に設けられた縦方向ガイドスリット10、横方向
ガイドスリット9、及びドライブスリット11に摺動可
能な状態で係合している。
【0017】一方、8はスイングアームであり、不図示
の本体2の内部に取り付けられていて、支点(軸)12
を中心に回転自在となっている。このスイングアーム8
は、左キーボード3に固定されているドライブピン7と
駆動接合部13において回転自在に結合されている。
【0018】次に、左右のキーボード3,4の移動の仕
方と、ピン5〜7,スイングアーム8及びスリット9〜
11の位置関係について説明する。
【0019】まず、左右のキーボード3,4の移動は、
ユーザーの手動操作により後述するメカニズムを介して
行われ、その動きかたを模式的に示すと、図3(図1の
矢印L方向からの平面図)に示す様に動くことになる。
【0020】図3の(a)はキーボード3,4の使用時
の状態を示し、この状態ではキーボード3,4はそれぞ
れの一方の短辺どうしが隣接するようにして左右に並ん
でいる。この状態から(b),(c)に示すようにキー
ボード3,4を本体2の上面に平行な面内で互いに逆方
向に回動させ、それぞれ90゜回動させることにより
(d)の収納時の状態に移動でき、この逆にも移動でき
るようになっている。(d)の状態では、キーボード
3,4はそれぞれの一方の長辺どうしが隣接するように
して左右に並ぶ。なお、キーボード3,4は後述の移動
機構によって、左右対称に連動して移動する。
【0021】このような動きにおいて、(a)中で奥側
に位置する頂点14は横方向に運動するため、その動き
は図2に示す横方向ガイドピン6の動きに相当し、
(a)中で手前側に位置する頂点15は縦方向に運動す
るため、その動きは図2に示す縦方向ガイドピン5の動
きに相当する。また、頂点14と頂点15の間の中点1
6は、(b),(c)中1点鎖線で示す頂点14の軌跡
と頂点15の軌跡との交点を中心に90゜の弧を描いて
運動するため、図2に示すドライブピン7の動きに相当
する。
【0022】ところがこの図3の各点14〜16に対応
して、キーボード3,4の一方の短辺(図3(a)中内
側の縦辺)上、或はこの短辺と平行な直線上に、縦方向
ガイドピン5,横方向ガイドピン6,ドライブピン7を
配置すると、図4(図3の各点14〜16に対応したピ
ン配置の場合の本体2の上面を図3と同じ視点から見た
図)に示すように、本体2のキーボード3,4を搭載す
る上面に設ける横方向ガイドスリット9,縦方向ガイド
スリット10及びドライブスリット11が全て交差し、
これらに囲まれた中央の扇型部分17が周囲の面から独
立してしまう。
【0023】したがって何らかの方法でこの扇型部分1
7を本体2に支持しなければならないが、この扇型部分
17はガイドピン5,6及びドライブピン7という運動
部分に囲まれており、またこの扇型部分17の真下の本
体2内には、図2に示すスイングアーム8が存在してい
てドライブピン7を駆動するために回転運動するので、
扇型部分17だけを周囲の運動部分に影響なく支持する
ことは難しい。また、各スリット9〜11が交差してい
るので、その交点における各ピンの動きに問題(交点の
角部にピンがひっかかるなど)が発生する可能性があ
る。
【0024】そこで本実施形態では、これらの問題を解
決するようにピン5〜7,スイングアーム8,スリット
9〜11を配置した。その配置を図5によって説明す
る。図5は図1の左キーボード3及びそのメカニズムを
矢印L方向から透視した平面図である。右キーボード4
に関しては図中の軸Cに関して左右対称なので説明を省
略する。
【0025】図5中で縦方向ガイドピン5は左キーボー
ド3の右下隅部に配置されており、その中心は左キーボ
ード3の右側短辺及び下側長辺から等距離にあって、こ
の距離と同じだけのアールが左キーボード3の右下隅部
につけられている。横方向ガイドピン6は左キーボード
3の右上隅部に配置されている。横方向ガイドピン6の
中心と縦方向ガイドピン5の中心を結んでできる直線M
は、左キーボード3の短辺(図中縦辺)と平行で縦方向
ガイドピン5の中心を通る直線Nとは平行ではなく、あ
る角度で交差している。また左キーボード3上の直線M
の中点にはドライブピン7が配置されている。ここで、
特に、横方向ガイドピン6の直径はドライブピン7の直
径の2倍程度又はそれ以上となっている。各スリットの
幅は、それぞれに係合するピンの直径に対応している。
【0026】スイングアーム8は、図5の状態において
直線Nと一致する縦方向ガイドスリット10の中心線
と、直線H(左キーボード3の長辺(図中横辺)に平行
で、横方向ガイドピン6の中心を通る直線)と一致する
横方向ガイドスリット9の中心線との交点に支点12が
位置するように配置されている。
【0027】ドライブスリット11は、ドライブピン7
がスイングアーム8に駆動されて支点12を中心に矢印
P方向に90゜回動するため、その軌跡に沿って図5に
示すように、支点12を中心、すなわちスリット9,1
0の中心線どうしの交点を中心とする円の略90゜の円
弧状に設けられる。
【0028】横方向ガイドスリット9,縦方向ガイドス
リット10は、それぞれ横方向ガイドピン6,縦方向ガ
イドピン5をそれぞれ本体2の横方向(図5では直線H
方向),縦方向(図5では直線N方向)にガイドするよ
うに、それぞれ横方向と縦方向に沿った直線状に形成さ
れ、それらスリット9,10の長さはドライブピン7が
駆動されるときの横方向ガイドピン6,縦方向ガイドピ
ン5それぞれの移動距離に対応した長さにされる。それ
らの長さは直線Mの長さ,直線Mと直線Nのなす角度及
び各ピンの径によって規定される。
【0029】また、直線Mの長さ,直線Mと直線Nのな
す角度及び各ピンの径により、各スリットの交わりかた
が規定されるため、本実施形態では、これらを適当に設
定することにより、3つのスリット9〜11が図4のよ
うに全て交差してしまわないようにし、図5のようにド
ライブスリット11と横方向ガイドスリット9だけが交
差するようになっている。
【0030】なおドライブスリット11と縦方向ガイド
スリット10だけが交差するようにしてもよい。その場
合、縦方向ガイドピン5の径と縦方向ガイドスリット1
0の幅をそれぞれドライブピン7の径とドライブスリッ
ト11の幅の2倍程度又はそれ以上とする。
【0031】このように構成された本実施形態の装置に
おいて、図5に示すスイングアーム8を矢印Pの方向に
回転させると、ドライブピン7がドライブスリット11
に沿って矢印P方向に駆動され、同時に、縦方向ガイド
ピン5と横方向ガイドピン6が縦方向ガイドスリット1
0と横方向ガイドスリット9によってそれぞれ矢印E,
Fの方向へガイドされ、左キーボード3は動きかたを一
定に規定されて移動(回動)していく。
【0032】図5の状態から、スイングアーム8をP方
向におよそ45゜回転させたときの状態を図6に示し、
90゜回転させたときの状態を図7に示す。この図5か
ら図7までの一連の動作の中で、ドライブピン7はドラ
イブスリット11と横方向ガイドスリット9の交差部分
を通過するが、ドライブピン7は、その動きをスイング
アーム8に規定されているため、交差部分の角部にひっ
かかったりせずに通過できる。
【0033】横方向ガイドピン6は、ドライブピン7と
は異なり、横方向ガイドスリット9にガイドされながら
(スリット9の壁面をすべりながら)ドライブスリット
11と横方向ガイドスリット9との交差部分を通過する
が、横方向ガイドピン6の径はドライブスリット11の
幅の2倍程度又はそれ以上あるため、ドライブピン7同
様、交差部分の角部にひっかかることなく通過できる。
【0034】また、縦方向ガイドピン5の位置及びその
すぐ近くの左キーボード3の角部のアールにより、左キ
ーボード3は、常に右キーボード4(不図示)との対称
軸線Cに、ほぼ接した状態で移動していくため、キーボ
ードの使用時の状態である図5の状態からキーボードの
収納時の状態である図7の状態まで、左右のキーボード
をほぼ接触ないし接近させておくことができ、無用なデ
ッドスペースを作らないで済むようになっている。
【0035】ここで、図7の状態を図2と同じ方向から
見た図を図8に示し、同じく図7の状態を図1とおなじ
方向から見た図を図9に示す。
【0036】また、図17に、図1の矢印K方向から見
た断面図を示す。この図17は左右のキーボード3また
は4と本体2との係合の様子を示したものである。図1
7に示すとおり、各ピン5〜7には、本体2のキーボー
ド搭載面とされている上面部分2aの板材を挟むように
スライドワッシャー26が取り付けられている。このス
ライドワッシャー26は、滑りやすい材質(例えばPO
Mなど)で作られており、キーボード3,4の矢印J方
向のガタつきを防止すると同時に、キーボードが本体2
の上面の上をスムーズに摺動できるように取り付けられ
るものである。
【0037】次に、ユーザーが手動操作でキーボード
3,4を動かすためのメカニズムを図10によって説明
する。図10は、キーボードを動かすためのメカニズム
にかかわる部分を拡大して図1と同じ方向から見た斜視
図である。
【0038】図10中、符号21は回転ダイアルで、駆
動プーリー20と一体になっており、軸Qを中心に矢印
R方向及びその逆方向に回転自在に本体2内部に取り付
けられている。回転ダイアル21は、ユーザーが指で回
すことができるように、その外周の一部が本体2から露
出している。
【0039】18は作用プーリーであり、右キーボード
4(不図示)用のスイングアーム8とは同一中心で一体
的に回転するよう、右キーボード用のスイングアーム8
と同じ支点(軸)12に固着されている。駆動プーリー
20と作用プーリー18は、これらに張架されたベルト
19を介して連動し、一方が回転すると他方も同じ方向
に回転する。
【0040】右キーボード4用のスイングアーム8の支
点12側端部の外周には右ギア部23が設けられてお
り、左キーボード3用のスイングアーム8の支点12側
端部の外周に同様に設けられている左ギア部22と噛合
している。左右のギア部22,23のギア比は同一で、
かつ、左右のスイングアーム8の回転の位相は、軸Cに
関して左右対称となっている。
【0041】このような構成のメカニズムにより、回転
ダイアル21の回転に対して駆動プーリー20,ベルト
19,作用プーリー18,支点12,ギア部23,22
を介して左右のスイングアーム8が連動し、軸Cに関し
て左右対称な位相で回動するので、ユーザーは、回転ダ
イアル21を、矢印R方向及びその逆方向に自由に回転
させるだけで、左右のスイングアーム8を軸Cに関して
左右対称な位相で連動して回動させることができる。そ
して、それぞれドライブピン7を介して左右のスイング
アーム8に取り付けられている左右のキーボード3,4
を軸Cに関して左右対称な位相で連動して回動させて、
キーボード使用時には図1及び図3(a)の状態に、そ
してキーボード収納時には図9及び図3(d)の状態に
移動することができる。
【0042】使用時にはキーボード3,4全体の形態と
して横方向の長さが長くなり、横方向に面積が広くな
り、しかも従来のスライド伸縮式のキーボードのように
キートップが小さくなることがないので、操作し易い。
また、スライド伸縮式のようにキートップ間の隙間が大
きくなって外観が見苦しくなることがない。また収納時
には、キーボード3,4全体の形態として横方向の長さ
が短くなり、縦と横の長さの差が小さくなって本体2の
サイズ内に収まり、装置の携帯性を向上でき、しかも折
り畳み式キーボードのように収納状態で厚さが倍増する
ことがなく、2つのキーボードの移動のために大きな空
間を必要としない。
【0043】最後にキーボードと装置本体の電気的な接
続方法について図11〜16によって説明する。電気的
な接続方法はさまざまな方法が考えられるが、本実施形
態では、キーボードとパソコン本体との接続において一
般的に用いられる、メンブレン・フレキシブルケーブル
を使う方法を採用した。
【0044】図11,図12,図13は、それぞれ順に
キーボードの使用時の状態、それから45゜回動した状
態、さらに45゜回動した収納時の状態のそれぞれにお
ける左キーボード3及び周囲の構成要素の一部を、裏側
(キートップがない面)から見た平面図である。また、
図14,図15,図16は、それぞれ図11,図12,
図13中の矢印W方向から見た側面図である。右キーボ
ード4に関しては図中の軸Cに関して左右対称なので説
明を省略する。
【0045】図11,図12,図13中で24は上記フ
レキシブルケーブルであり、その不図示の図中右端部は
本体2に接続されている。また、これらの図においてS
は、支点12の中心つまりドライブピン7の回動中心
と、ドライブスリット11に沿ったドライブピン7の略
90゜の回動の円弧状の軌跡Vの中点(前記円弧状軌跡
を2等分する点)Vsとを結ぶ直線である。
【0046】フレキシブルケーブル24は、左キーボー
ド3の裏面に平行な面内で、同ケーブル24の中心線が
直線Sに一致するように配置されている。そしてケーブ
ル24のキーボード側端部(図中左端部)は図14,図
15,図16に示すように左キーボード3の裏面に向か
って略U字形に折曲され、その先端のフレキ接続部25
の部分で左キーボード3の裏面に接続される。また、図
11,図12,図13に示すように、キーボード3裏面
におけるフレキ接続部25の接続位置は、軌跡Vの円弧
より外側の領域であって、図12のようにドライブピン
7が軌跡Vの中点Vsに位置する状態、つまり左キーボ
ード3が使用時の状態から45゜回動された状態で、直
線Sが通る位置とされている。
【0047】このような接続の構成によれば、左キーボ
ード3の回動にともなってフレキシブルケーブル24全
体が大きく振られてしまうことがなく、図11〜図16
に示すように、ケーブル24のU字形に折曲されたキー
ボード3側端部のみが振られて捻られることになる。
【0048】ここで図11,図12,図13において、
Tは、U字形に折曲されたケーブル24のキーボード3
側端部のフレキ接続部25側の折り返し部分の中心線で
ある。この中心線Tと、直線Sに一致するケーブル24
の大部分の中心線とがなす角度がケーブル24のキーボ
ード側端部の捻れの角度である。この捻れの角度は、ス
イングアーム8の中心線Uと直線Sのなす角度と直線S
に関して対称となり一致するようになり、図11の使用
時の状態と図13の収納時の状態で45゜になり、図1
2の状態で0になる。すなわち、キーボード3の回動に
伴なうケーブル24のキーボード3側端部の捻れの角度
は最大限45゜にしかならない。
【0049】このように、キーボード3の回動に対して
フレキシブルケーブル24全体が大きく振られることが
なく、キーボード3側端部のみが小さく振られ最大限4
5゜しか捻られないので、ケーブル24に対して大きな
機械的負荷をかけずに済み、断線などの発生を防ぐこと
ができる。
【0050】なお、フレキシブルケーブル24に対する
機械的負荷を更に軽減するために、フレキシブルケーブ
ル24の上記U字形の折り曲げ部分のアールを大きく
(おおむね3mm以上)とることが望ましい。このよう
な方法で左キーボード3と本体2を電気的に接続するこ
とにより、本実施形態における特殊なキーボードを用い
ても、キーボードとパソコン本体との電気的接続に一般
的に用いられるメンブレン・フレキシブルケーブルを採
用してコストの上昇を押さえると同時に、安定した性能
を保証することができる。
【0051】[実施形態2]上述した本発明の実施形態
1では、回転ダイアル21の操作によって、分割された
左右のキーボード3,4を移動させるものとしたが、実
施形態2として、キーボード3,4をディスプレイユニ
ットの開閉動作に連動して移動させるようにした構成を
図18〜20により説明する。
【0052】図18は、本体2内部に収納されている、
本実施形態の主要な構成部分を図10と同じ方向から見
た斜視図である。図18中におけるディスプレイユニッ
ト1,スイングアーム8,ドライブピン7,支点12,
左ギア部22,右ギア部23等の構成については実施形
態1と同様である。作用プーリー18については実施形
態1とは逆に左側のスイングアーム8の支点12に取り
付けてあるが、作用プーリー18の回転方向とスイング
アーム8の回転方向が反対になるだけで、基本的に実施
形態1と同様である。
【0053】一方、37はディスプレイシャフトであ
り、一方の端がディスプレイユニット1に固定され、他
方の端には扇型のディスプレイギア27が固定されてい
る。このディスプレイシャフト37及びディスプレイギ
ア27は、その中心軸がディスプレイユニット1の回転
軸Bと同一なので、ディスプレイユニット1と同一回転
することになる。
【0054】また、28はプーリーシャフトであり、本
体2内部でディスプレイシャフト37と平行で回転自在
に支持されており、このシャフト28にはオープンプー
リー31,クローズプーリー30及びプーリーギア29
が固定されている。プーリーギア29はディスプレイギ
ア27のギア部分(扇型の外周部分)と噛合する。ディ
スプレイユニット1の角度によりプーリーギア29とデ
ィスプレイギア27のギア部分が噛み合っている範囲に
おいて、ディスプレイユニット1の回動がそのまま両方
のプーリー30,31の回転となる。
【0055】両プーリー30,31の外周上には、ワイ
ヤー35の両端部がそれぞれ取り付けられており、両プ
ーリーが回転する範囲において、ワイヤー35は、どち
らのプーリーに対しても図19のような状態にならず
に、常に巻き付いた状態となっている。このワイヤー3
5は、プーリーシャフト28に平行に架設されたアイド
ラーシャフト32に回転自在に取り付けられているオー
プンアイドラー34及びクローズアイドラー33を介し
て、作用プーリー18に巻き付けられていて、本体2内
部でバネ36aにより付勢されているテンショナー36
により常に一定以上の張力がかけられている。
【0056】次に、このように構成された本実施形態の
動作を説明する。図18のようにディスプレイユニット
1が立っていて、ここでは不図示のキーボード3,4が
開いている使用時の状態(図1及び図3(a)の状態)
から、ディスプレイユニット1を矢印D方向に回動させ
てキーボード3,4上に倒していくと、ディスプレイシ
ャフト37及びディスプレイギア27は矢印Dの方向に
回転していく。
【0057】このとき図20におけるディスプレイユニ
ット1の本体2上面となす角度αがおおむね70゜を下
回ったとき、ディスプレイギア27がプーリーギア29
と噛合しはじめるため、オープンプーリー31とクロー
ズプーリー30は共に矢印Yの方向へ回転し、ワイヤー
35はオープンプーリー31からほどかれてクローズプ
ーリー30に巻き取られていく。このときワイヤー35
にはテンショナー36により一定以上の張力がかけられ
ているため、作用プーリー18は、その張力による摩擦
によって、ワイヤー35の移動とともに矢印AA方向に
回転するため、後は実施形態1と同様の作用により、左
右のスイングアーム8を回転させて左右のキーボード
3,4を閉じた収納時の状態(図3(d)及び図9の状
態)まで回動させることになる。
【0058】この構成における各回転系の回転比につい
ては、ディスプレイユニット1が、図20中の角度αで
おおむね70゜から10゜まで回動するとき、左右のキ
ーボード3,4が使用時の状態から収納時の状態まで回
動するように設定されている。
【0059】もちろんディスプレイユニット1をD方向
と逆方向に回動させると、回転系はすべて逆方向に動作
し、キーボード3,4が収納時の状態から使用時の状態
まで回動する。
【0060】この場合、ディスプレイユニット1の角度
αを、ディスプレイギア27のギア部分がプーリーギア
29との噛合からはずれる角度(おおむね70゜を越え
るとき又は10゜より小さいとき)にすると、ディスプ
レイユニット1の回動はキーボード3,4の移動に関与
しなくなる。そのため、ユーザーが画面を見易くするた
めにディスプレイユニット1の角度αを微調整するよう
な場合、この角度調整はノートパソコンを普通に使う限
り角度αが90゜近辺またはそれ以上の角度で行われる
ので、ディスプレイユニット1の角度αの微調整によっ
てキーボード3,4全体の形態が変化してしまうことは
ない。
【0061】以上のような本実施形態によれば、キーボ
ード3,4の移動がディスプレイユニット1の回動に連
動して行われるので、キーボード3,4の移動のために
特別な操作をせずに済む。
【0062】[実施形態3]次に、実施形態3として、
実施形態2の構成において、左右のキーボード3,4を
使用時および収納時の状態にロックするロック機構を付
加した構成を図21,22により説明する。
【0063】図21は、キーボード3,4を使用時の状
態にロックする機構の部分を図18の矢印DD方向から
見た側面図であり、ここに示した以外の部分の構成は実
施形態2と同様とする。
【0064】図21において、符号38はカムであり、
ディスプレイシャフト37に固定され、同シャフト37
と同一回転するようになっている。符号39はロックバ
ーであり、本体2の内部に、バー支点43を中心に回動
自在に取り付けられており、ばね42によって常に矢印
CC方向に付勢され、図中右端部がカム38に接触して
いる。ロックバー39の図中左端部にはロック突起40
が設けられており、左右のキーボード3,4が開いてい
る図1の使用時の状態のときに、カム38の作用によっ
て、右キーボード4に設けられたロックホール41に嵌
入するようになっている。
【0065】このように構成される本実施形態の装置で
は、図20のディスプレイユニット1の角度αがおおむ
ね80゜以下、つまりキーボード3,4が図3(d)の
収納時の状態または移動中の状態において、カム38の
小径部分がロックバー39に接触していることによっ
て、ロック突起40が右キーボード4に一切干渉するこ
とがない状態になっており、右キーボード4の動きを阻
害することはない。
【0066】角度αがおおむね80゜を越えると、キー
ボード3,4はすでに、図1の使用状態となっており、
図21に示すように、カム38の大径部分がロックバー
39に接触して、ばね42の付勢に抗してロックバー3
9のロック突起40側を矢印CCと逆方向に押し上げる
状態になる。このとき右キーボード4に設けられたロッ
クホール41が丁度ロック突起40の嵌入する位置にく
るようになっているため、その嵌入により右キーボード
4が動かないようにロックされる。この状態は角度αが
本装置で可能な最大限の角度になるまで保持される。
【0067】なお、このロック機構は、右キーボード4
のみに係合するものであるが、右キーボード4と左キー
ボード3とは、実施形態1及び2で説明したとおり、左
右のスイングアーム8のギア部22,23によって連動
するようになっているため、一方のキーボードをロック
するだけで他方もロックされるのは言うまでもない。
【0068】次に、キーボードの収納時(図3(d)の
状態)でのロックを行う構成について図22により説明
する。図22(図20と同じ方向から見た側面図)に示
すように、ディスプレイユニット1にロックピン44を
設けてあり、ディスプレイユニット1を本体2上に倒し
て閉じたとき(角度αが0゜)、すなわちキーボード
3,4が既に図3(d)の収納時の状態になっていると
きに、ロックピン44が右キーボード4に設けられたロ
ックピンホール45に嵌入して右キーボード4をロック
するようになっている。
【0069】ただしロックピン44の高さEEが高すぎ
ると、ディスプレイユニット1の角度αが10゜以上、
つまりキーボードが図3(d)の状態になる以前の移動
状態にあるときに、右キーボード4に接触してしまう。
そこで、ロックピン44の高さEEは、キーボードが図
3(d)の状態になってから(αが10゜を下回ってか
ら)ロックピン44がロックピンホール45に嵌入する
ように設定すればよい。
【0070】以上のような実施形態により、使用時およ
び収納時にキーボード3,4をロックすることができ
る。なお、上述したロック機構以外の構成として、キー
ボード3,4が図3(a)または図3(d)の状態にな
ったときにユーザーが手動のロック部材を操作してキー
ボード3,4をロックするというような容易に実現でき
る構成もあることは勿論である。
【0071】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による情報処理装置においては、装置本体上面の左右
に、2つに分割されたそれぞれ略長方形のキーボードが
配置され、該2つのキーボードは、それぞれの一方の短
辺どうしが隣接するようにして左右に並ぶ使用時の状態
と、それぞれの一方の長辺どうしが隣接するようにして
左右に並ぶ収納時の状態とに移動可能とされた構成を採
用したので、使用時には2つのキーボード全体の形態と
して横方向の長さが長くなり、横方向に面積が広くなっ
て操作し易くなり、また収納時には2つのキーボード全
体の形態として横方向の長さが短くなり、縦と横の長さ
の差が小さくなって装置本体のサイズ内に収納すること
ができ、装置の携帯性を向上できる。しかも従来の折り
畳み式のキーボードにおける折り畳み動作にスペースを
取る、収納時に厚くなる等という問題、及びスライド伸
縮式のキーボードにおけるキートップが小さくなり操作
し難い、キートップ間に隙間ができ外観が悪い等という
問題がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の情報処理装置全体の外観
を示す斜視図である。
【図2】同装置の左キーボードの移動のための構成を示
す裏面側の斜視図である。
【図3】同装置の左右のキーボードの移動の仕方を示し
た説明図である。
【図4】同キーボードの移動のために装置本体に設けら
れるスリットの配置上の問題を説明する説明図である。
【図5】同キーボードの移動のためのピン、スリット、
スイングアームの配置と動作を示す図1中矢印L方向か
らみた使用時の状態の平面図である。
【図6】図5の使用時の状態から収納時の状態にキーボ
ードが移動する移動中の様子を示した平面図である。
【図7】同キーボードの収納時の状態に移動された様子
を示した平面図である。
【図8】図7の状態を図2と同じ構成・視線で見た斜視
図である。
【図9】図7の状態を図1と同じ視線で見た斜視図であ
る。
【図10】左右のキーボードを連動して移動させる移動
機構の主要部分の斜視図である。
【図11】キーボードが使用時の状態におけるキーボー
ドと装置本体を電気的に接続するフレキシブルケーブル
の接続部分の様子を図1の矢印A方向から見た平面図で
ある。
【図12】キーボードを使用時の状態から45゜回動さ
せた状態におけるフレキシブルケーブルの接続部分の様
子を示す平面図である。
【図13】キーボードを収納時の状態まで回動させた状
態におけるフレキシブルケーブルの接続部分の様子を示
す平面図である。
【図14】図11中の矢印W方向から見た側面図であ
る。
【図15】図12中の矢印W方向から見た側面図であ
る。
【図16】図13中の矢印W方向から見た側面図であ
る。
【図17】キーボードと装置本体との係合状態を図1の
矢印K方向から見た断面図である。
【図18】本発明の実施形態2の装置のキーボード移動
機構を示す斜視図である。
【図19】図18中のワイヤーとプーリに関する補足的
な説明図である。
【図20】実施形態2の動作におけるディスプレイユニ
ットの角度αを示す図1中の矢印BB方向から見た側面
図である。
【図21】本発明の実施形態3におけるキーボードを使
用時の状態にロックするロック機構の側面図である。
【図22】同実施形態3のキーボードを収納時の状態に
ロックするロック機構の側面図である。
【図23】従来の折り畳み式キーボードの使用時の状態
を示す概略的な斜視図である。
【図24】同折り畳み式キーボードの折り畳み途中の状
態を示す概略的な斜視図である。
【図25】従来のスライド伸縮式キーボードの使用時
(伸長時)の状態を示す概略的な斜視図である。
【図26】同スライド伸縮式キーボードの収納時(縮小
時)の状態を示す概略的な斜視図である。
【符号の説明】
1 ディスプレイユニット 2 装置本体 3 左キーボード 4 右キーボード 5 縦方向ガイドピン 6 横方向ガイドピン 7 ドライブピン 8 スイングアーム 9 横方向ガイドスリット 10 縦方向ガイドスリット 11 ドライブスリット 18 作用プーリー 19 ベルト 20 駆動プーリー 21 回転ダイアル 22 左ギア部 23 右ギア部 24 フレキシブルケーブル 27 ディスプレイギア 29 プーリーギア 30 クローズプーリー 31 オープンプーリー 33 クローズアイドラー 34 オープンアイドラー 35 ワイヤー 36 テンショナー 38 カム 39 ロックバー 40 ロック突起 41 ロックホール 42 ばね 44 ロックピン 45 ロックピンホール

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体上面の左右に、2つに分割され
    たそれぞれ略長方形のキーボードが配置され、該2つの
    キーボードは、それぞれの一方の短辺どうしが隣接する
    ようにして左右に並ぶ使用時の状態と、それぞれの一方
    の長辺どうしが隣接するようにして左右に並ぶ収納時の
    状態とに移動可能にされたことを特徴とする情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記2つのキーボードは互いに連動して
    前記使用時の状態と収納時の状態とに移動可能にされた
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記2つのキーボードは、装置本体上面
    に平行な面内で左右対称に連動し、互いに逆方向に回動
    して前記使用時の状態と収納時の状態とに移動可能にさ
    れたことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処
    理装置。
  4. 【請求項4】 装置本体上面に、装置本体の横方向に沿
    った直線状の横方向ガイドスリットと、装置本体の縦方
    向に沿った直線状の縦方向ガイドスリットと、該横方向
    ガイドスリットと縦方向ガイドスリットの中心線どうし
    の交点を中心とする円の略90゜の円弧状に形成された
    ドライブスリットが左右対称に2つずつ設けられ、 前記2つのキーボードの裏面のそれぞれに、前記横方向
    ガイドスリットに摺動可能に係合する横方向ガイドピン
    と、前記縦方向ガイドスリットに摺動可能に係合する縦
    方向ガイドピンと、前記ドライブスリットに摺動可能に
    係合するドライブピンが固定され、 前記2つのキーボードのドライブピンを連動させて前記
    ドライブスリットのそれぞれに沿って略90゜回動させ
    ることにより、前記2つのキーボードが装置本体上面に
    平行な面内で左右対称に連動し互いに逆方向に略90゜
    回動して前記使用時の状態と収納時の状態とに移動され
    ることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ドライブピンは、前記横方向ガイド
    ピンと縦方向ガイドピンを結ぶ直線の中点に配置された
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記横方向ガイドスリットと縦方向ガイ
    ドスリットとドライブスリットは、ドライブスリットが
    横方向ガイドスリットと縦方向ガイドスリットのいずれ
    か一方のみと交差するように配置されたことを特徴とす
    る請求項4または5に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記横方向ガイドスリットと縦方向ガイ
    ドスリットの内で少なくとも前記ドライブスリットと交
    差する方のスリットの幅、及び該スリットに係合するガ
    イドピンの径は、それぞれ前記ドライブスリットの幅及
    びドライブピンの径より大きくされたことを特徴とする
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記2つのキーボードはそれぞれフレキ
    シブルケーブルにより装置本体と電気的に接続されてお
    り、前記フレキシブルケーブルは、キーボード裏面に平
    行な面内で該ケーブルの中心線が前記ドライブピンの回
    動中心と該ドライブピンの略90゜の回動の軌跡の中点
    とを結ぶ直線Sに一致するように配置され、該ケーブル
    のキーボード側端部はキーボード裏面に向かって略U字
    形に折曲され、キーボード裏面において前記軌跡の円弧
    より外側の領域であって前記ドライブピンが前記軌跡の
    中点に位置する状態で前記直線Sが通る位置に接続され
    たことを特徴とする請求項4から7までのいずれか1項
    に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 装置本体上面に、ディスプレイユニット
    が前記2つのキーボード上に重なる状態と、キーボード
    の奥側近傍に立つ状態に回動できるように設けられると
    ともに、前記ディスプレイユニットの回動に連動して前
    記2つのキーボードを前記使用時の状態と収納時の状態
    に移動する移動機構が設けられたことを特徴とする請求
    項1から8までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記移動機構は、前記ディスプレイユ
    ニットと装置本体上面とのなす角度が特定範囲内である
    状態でのみディスプレイユニットの回動に連動して前記
    2つのキーボードを移動することを特徴とする請求項9
    に記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記2つのキーボードを前記使用時の
    状態にロックする第1のロック手段と、前記収納時の状
    態にロックする第2のロック手段を設けたことを特徴と
    する請求項1から10までのいずれか1項に記載の情報
    処理装置。
  12. 【請求項12】 前記第1と第2のロック手段の少なく
    とも一方は、前記2つのキーボードの移動に連動してロ
    ックを行うことを特徴とする請求項11に記載の情報処
    理装置。
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