JPH10119215A - 陰極線管用ポリエステルフィルム - Google Patents

陰極線管用ポリエステルフィルム

Info

Publication number
JPH10119215A
JPH10119215A JP27485496A JP27485496A JPH10119215A JP H10119215 A JPH10119215 A JP H10119215A JP 27485496 A JP27485496 A JP 27485496A JP 27485496 A JP27485496 A JP 27485496A JP H10119215 A JPH10119215 A JP H10119215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
polyester
resin
particles
coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27485496A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Akatsu
一之 赤津
Kazuo Endo
一夫 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Diafoil Co Ltd
Original Assignee
Diafoil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Diafoil Co Ltd filed Critical Diafoil Co Ltd
Priority to JP27485496A priority Critical patent/JPH10119215A/ja
Publication of JPH10119215A publication Critical patent/JPH10119215A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性、固着性に優れ、かつハードコート層
との接着性を改良することのできる陰極線管用ポリエス
テルフィルムを提供する。 【解決手段】 フィルムヘーズが2.0%以下である二
軸延伸ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、ポリ
エステル系樹脂を10〜85重量%、アクリル系樹脂を
5〜60重量%、架橋剤樹脂を1〜50重量%および粒
子を0.5〜10重量%含有する塗布層を有することを
特徴とする陰極線管用ポリエステルフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産性、透明性、
接着性、特にハードコート層との接着性に優れた新規な
塗布層を持つ陰極線管用ポリエステルフィルムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、一般家庭用テレビ、工業用テレ
ビ、コンピュータ用ディスプレー等に陰極線管、特にカ
ラー陰極線管が大量に生産されている。これら陰極線管
用のパネルガラスは溶融ガラスを型で成形し生産されて
いるが、成形の時パネルガラス表面に凹凸が発生するの
で、パネルガラスの表面を研磨した上で使用に供してい
るのが現状である。陰極線管のパネルガラスの表面が必
要とされる程度に平滑なものを得るには研磨工程が不可
欠である。そして陰極線管の製造工程の中で、この工程
が占める時間とコストは全体の20〜30%となってお
り、陰極線管製造コスト低減の要請に対応するために、
この研磨工程の合理化が重要となっている。
【0003】機械的強度、寸法安定性、平面性、平滑
性、耐熱性、耐薬品性、透明性等において優れた特性を
有する二軸延伸ポリエステルフィルムを陰極線管のフェ
ース面に密着させることにより陰極線管の製造工程を簡
略化することが提案されている。しかしながら、このよ
うに優れた特性をもつ反面、一般にポリエステルフィル
ムは不活性で接着性に乏しいという欠点がある。二軸延
伸ポリエステルフィルムの接着性を改良する方法として
物理的処理(例えばコロナ処理、紫外線処理、プラズマ
処理、EB処理等)、あるいは火焔処理、あるいは薬剤
処理(例えばアルカリ、アミン水溶液、トリクロル酢酸
やフェノール類等の薬剤による処理)が知られている。
しかしながら、これらの方法は接着力の経時劣化や薬剤
の揮発による作業環境の汚染等の実用上不利な問題があ
る。
【0004】もう一つの手段としては、通常のポリエス
テルフィルムの製造工程以外のプロセスでフィルム表面
に易接着性塗布剤を塗布して塗布層を設ける方法があ
る。しかし、この方法では、通常塗布剤の溶剤として有
機溶剤を用い、コーティング雰囲気が十分にクリーンで
あるとは言い難いので塵埃の付着による加工商品の表面
欠陥の多発、あるいは溶剤による環境の悪化等の安全、
衛生上の問題がある。
【0005】そこで塗布処理を水系塗布剤を用いてポリ
エステルの製膜工程中で行えば、クリーンな環境の中で
塵埃の付着もなく、また水系溶剤のため爆発の恐れや環
境の悪化もなく、フィルムの性能、経済面、安全上の点
で有利である。塗布延伸法に用いられる塗布剤として
は、ポリエステル、ポリウレタン、アクリル系樹脂、ビ
ニル系樹脂など多くの提案がなされている。しかしなが
ら、塗布剤としてのポリエステルは基体となるポリエス
テルフィルムとは接着性が良いものの、その上に他の素
材と積層した場合には、接着性が不十分な場合が多く、
接着性を改良するため共重合成分あるいは共重合量を増
加すると固着性(ブロッキング性)が悪化するという問
題が生じる。
【0006】特開昭58−124651号公報による
と、ポリエステルとアクリル系樹脂を配合した塗布液を
フィルムに塗布後、延伸したポリエステルフィルムが提
案され、実用上も有効であることが確認されている。し
かしながら、これらの樹脂を単に配合した塗布液では陰
極線管用ポリエステルフィルムとして用いる場合、接着
性、透明性、固着性を同時に満たすフィルムは得られな
かった。陰極線管用ポリエステルフィルムとして用いる
ためには、パネルガラスと貼り合わせる際に用いる接着
剤および紫外線硬化型ハードコート層との接着性が良好
な薄膜層を設けることが必須である。特に、このハード
コート層との接着性が劣ると、ポリエステルフィルムと
ハードコート層の界面に浮きや剥離が生じ、外観上商品
価値の著しい低下を招く。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、透明性、固
着性に優れ、かつハードコート層との接着性を改良する
ことのできる陰極線管用ポリエステルフィルムを提供す
ることを解決課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の問題
点に関して鋭意検討した結果、ポリエステルフィルムの
少なくとも片面にある特定の組成を有する塗布層を塗布
したフィルムが上記の問題を解決し、かつ予想外の効果
が得られることを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明の要旨は、フィルムヘーズが2.
0%以下である二軸延伸ポリエステルフィルムの少なく
とも片面に、ポリエステル系樹脂を10〜85重量%、
アクリル系樹脂を5〜60重量%、架橋剤樹脂を1〜5
0重量%および粒子を0.5〜10重量%含有する塗布
層を有することを特徴とする陰極線管用ポリエステルフ
ィルムに存する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のフィルムを構成するポリエステルとは、芳香族
ジカルボン酸またはそのエステルとグリコールとを主た
る出発原料として得られるポリエステルであり、例え
ば、繰り返し構造単位の80%以上がエチレンテレフタ
レート単位またはエチレン−2,6−ナフタレート単位
または1,4−シクロヘキサンテレフタレートを有する
ポリエステルを指す。そして、上記の範囲を逸脱しない
条件下であれば、他の第三成分を含有していてもよい。
【0010】芳香族ジカルボン酸成分としては、例え
ば、テレフタル酸および2,6−ナフタレンジカルボン
酸以外に、例えば、イソフタル酸、フタル酸、アジピン
酸、セバシン酸、オキシカルボン酸(例えば、p−オキ
シエトキシ安息香酸等)等を用いることができる。グリ
コール成分としては、エチレングリコール以外に、例え
ば、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブ
タンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、
ネオペンチルグリコール等の一種または二種以上を用い
ることができる。本発明で用いるポリエステルの極限粘
度は、通常0.45〜1.0、好ましくは0.50〜
1.0、さらに好ましくは0.52〜0.80である。
極限粘度が0.45未満では、フィルム製造時の生産性
が低下したり、フィルムの機械的強度が低下することが
ある。極限粘度が1.0を超えるとポリマーの溶融押出
安定性が劣るようになる傾向がある。
【0011】本発明のポリエステルフィルムは、フィル
ムに滑り性を与えて取扱い性を向上する目的で、ポリエ
ステルに粒子を含有させ、フィルム表面に適度な突起を
形成させてもよい。かかる粒子の例としては、炭酸カル
シウム、リン酸カルシウム、シリカ、カオリン、タル
ク、二酸化チタン、アルミナ、硫酸バリウム、フッ化カ
ルシウム、フッ化リチウム、ゼオライト、硫化モリブデ
ン等の無機粒子、架橋高分子粒子、シュウ酸カルシウム
等の有機粒子、およびポリエステル重合時に生成させる
析出粒子を挙げることができる。本発明において、フィ
ルムに含有させる粒子の平均粒径は、通常3.0μm以
下、好ましくは2.5μm以下、さらに好ましくは2.
0μm以下である。平均粒径が5.0μmを超えると、
フィルム表面が粗面化して透明性が低下する傾向があ
る。
【0012】また、ポリエステル中の粒子含有量は、通
常1.0重量%以下、好ましくは0.1重量%以下、さ
らに好ましくは0.01重量%以下である。粒子含有量
が1.0重量%を超えるとフィルムの透明性が損なわれ
ることがある。フィルム中に上記粒子を2種類以上配合
してもよく、同種の粒子で粒径の異なるものを配合して
もよい。いずれにしても、フィルムに含有する粒子全体
の平均粒径、および合計の含有量が上記した範囲を満足
することが好ましい。
【0013】粒子を含むポリエステルの製造に際して、
粒子はポリエステルの合成反応中に添加してもポリエス
テルに直接添加してもよい。合成反応中に添加する場合
は、粒子をエチレングリコール等に分散させたスラリー
として、ポリエステル合成の任意の段階で添加する方法
が好ましい。一方、ポリエステルに直接添加する場合
は、乾燥した粒子として、または、水あるいは沸点が2
00℃以下の有機溶媒中に分散したスラリーとして、二
軸混練押出機を用いてポリエステルに添加混合する方法
が好ましい。なお、添加する粒子は、必要に応じ、事前
に解砕、分散、分級、濾過等の処理を施しておいてもよ
い。
【0014】粒子の含有量を調節する方法としては、上
記した方法で高濃度に粒子を含有するマスター原料を作
っておき、それを製膜時に、実質的に粒子を含有しない
原料で希釈して粒子含有量を調節する方法が有効であ
る。また、上記の突起形成剤以外の添加剤として、必要
に応じて、帯電防止剤、安定剤、潤滑剤、架橋剤、ブロ
ッキング防止剤、酸化防止剤、着色剤(染料、顔料)、
光線遮断剤、紫外線吸収剤などを含有していてもよい。
本発明のポリエステルフィルムは、最終的に得られる特
性が本発明の用件を満足する限り、多層構造となってい
ても構わない。例えば、共押出し積層フィルムであって
もよい。この場合、ベースフィルムに関する上記の記述
は、最表面層のポリエステルに適用される。
【0015】二軸延伸ポリエステルフィルムの製造は、
同時二軸延伸、逐次二軸延伸のいずれかで実施される
が、特に逐次二軸延伸が多く行われている。すなわち、
溶融押し出したポリエステルを冷却ドラムの上で冷却し
未延伸フィルムを作成し、これを周速差のある一群のロ
ールで延伸(縦延伸)し、この後フィルムの長手方向と
垂直な方向にクリップで保持しつつ延伸(横延伸)す
る。この変形として、縦延伸、横延伸を何回かに分割し
て実施してもよい。また延伸を分割し、その一部ずつを
交互に実施してもよい。例えば、高強度フィルムを再延
伸法で製造する方法がこれに相当する。
【0016】本発明におけるニ軸延伸ポリエステルフィ
ルムは188μmのフィルム厚みで測定したフィルムヘ
ーズが2.0%以下、好ましくは1.5%以下、さらに
好ましくは1.0%以下である。フィルムヘーズが2.
0%を超えると、フィルムをガラスパネルに密着させ陰
極線管とした際、画面の鮮明度が低下するので好ましく
ない。
【0017】本発明のフィルムの塗布層を構成するポリ
エステル系樹脂は、主な構成成分として下記のような多
価カルボン酸および多価ヒドロキシ化合物からなる。す
なわち、多価カルボン酸としては、テレフタル酸、イソ
フタル酸、オルトフタル酸、フタル酸、4,4’−ジフ
ェニルジカルボン酸、2,5−ナフタレンジカルボン
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸、2−カリウムスルホテレフタル
酸、5−ソジウムスルホイソフタル酸、アジピン酸、ア
ゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、グル
タル酸、コハク酸、トリメリット酸、トリメシン酸、ピ
ロメリット酸、無水トリメリット酸、無水フタル酸、p
−ヒドロキシ安息香酸、トリメリット酸モノカリウム塩
およびそれらのエステル形成性誘導体などを用いること
ができ、多価ヒドロキシ化合物としては、エチレングリ
コール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロ
ピレングリコール、1,3−プロパンジオ−ル、1,4
−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオ−ル、2−メ
チル−1,5−ペンタンジオ−ル、ネオペンチルグリコ
ール、1,4−シクロヘキサンジメタノ−ル、p−キシ
リレングリコ−ル、ビスフェノ−ルA−エチレングリコ
−ル付加物、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、ポリエチレングリコ−ル、ポリプロピレングリ
コ−ル、ポリテトラメチレングリコ−ル、ポリテトラメ
チレンオキシドグリコ−ル、ジメチロ−ルプロピオン
酸、グリセリン、トリメチロ−ルプロパン、ジメチロ−
ルエチルスルホン酸ナトリウム、ジメチロ−ルプロピオ
ン酸カリウムなどを用いることができる。
【0018】これらの化合物の中から、それぞれ適宜1
つ以上を選択し、常法の重縮合反応によりポリエステル
系樹脂を合成すればよい。なお、上記のほか、特開平1
−165633号公報に記載されている、いわゆるアク
リルグラフトポリエステルや、ポリエステルポリオール
をイソシアネートで鎖延長したポリエステルポリウレタ
ンなどのポリエステル成分を有する複合高分子も本発明
で用いることのできるポリエステル系樹脂に含まれる。
本発明のフィルムの塗布層を構成するアクリル系樹脂と
しては、アルキルアクリレートあるいはアルキルメタク
リレートを主要な成分とするものが好ましく、さらにそ
れらの成分が30〜90モル%で、かつ官能基を有する
ビニル単量体成分を70〜10モル%を共重合した水溶
性あるいは水分散性樹脂が好ましい。
【0019】アルキルアクリレートあるいはアルキルメ
タクリレートと共重合可能で官能基を有するビニル単量
体は、樹脂に親水性を付与して樹脂の水分散性を良好に
したり、あるいは樹脂とポリエステルフィルムや、塗布
層上に設ける他の塗布層との接着性を良好にしたり、あ
るいは塗布剤として配合する他の樹脂との親和性やオキ
サゾリン基との反応性が良好な官能基を有するものが好
ましく、かかる官能基としては、カルボキシル基または
その塩、酸無水物基、スルホン酸基またはその塩、アミ
ド基またはアルキロール化されたアミド基、アミノ基
(置換アミノ基を含む)またはアルキロール化されたア
ミノ基あるいはそれらの塩、水酸基、エポキシ基などが
挙げられ、特にカルボキシル基またはその塩、酸無水物
基、エポキシ基などが好ましい。これらの基は、樹脂中
に二種類以上含有されていてもよい。
【0020】アクリル系樹脂中のアルキルアクリレート
あるいはアルキルメタクリレートが30モル%以上のと
き、塗布形成性、塗膜の強度、耐ブロッキング性が特に
良好になる。アクリル系樹脂中のアルキルアクリレート
あるいはアルキルメタクリレートが90モル%以下のと
き、共重合成分として特定の官能基を有する化合物を有
する化合物をアクリル系樹脂に導入することにより、水
溶化、水分散化しやすくするとともにその状態を長期に
わたり安定にすることができ、さらに塗布層とポリエス
テルフィルム層との接着性の改善、塗布層内での反応に
よる塗布層の強度、耐水性、耐薬品性の改善、さらに本
発明のフィルムと他の材料との接着性の改善などをはか
ることができる。
【0021】アルキルアクリレートおよびアルキルメタ
クリレートのアルキル基の例としては、メチル基、n−
プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチ
ル基、2−エチルヘキシル基、ラウリル基、ステアリル
基、シクロヘキシル基などが挙げられる。アルキルアク
リレートあるいはアルキルメタクリレートと共重合する
官能基を有するビニル系単量体は、反応性官能基、自己
架橋性官能基、親水性基などの官能基を有する化合物類
が使用できる。具体的には、アクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、マレイン酸などのアルカリ金属塩また
はアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩あるいは無水マ
レイン酸などが挙げられる。
【0022】スルホン酸基またはその塩を有する化合物
としては、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、こ
れらのスルホン酸のナトリウムなどとの金属塩、アンモ
ニウム塩などが挙げられる。アミド基あるいはアルキロ
ール化されたアミド基を有する化合物としては、アクリ
ルアミド、メタクリルアミド、N−メチルメタクリルア
ミド、メチロール化アクリルアミド、メチロール化メタ
クリルアミド、ウレイドビニルエーテル、β−ウレイド
イソブチルビニルエーテル、ウレイドエチルアクリレー
トなどが挙げられる。
【0023】アミノ基またはアルキロール化されたアミ
ノ基あるいはそれらの塩を有する化合物としては、ジエ
チルアミノエチルビニルエーテル、2−アミノエチルビ
ニルエーテル、3−アミノプロピルビニルエーテル、2
−アミノブチルビニルエーテル、ジメチルアミノエチル
メタクリレート、ジメチルアミノエチルビニルエーテ
ル、それらのアミノ基をメチロール化したもの、ハロゲ
ン化アルキル;ジメチル硫酸、サルトンなどにより4級
化したものなどが挙げられる。
【0024】水酸基を有する化合物としては、β−ヒド
ロキシエチルアクリレート、β−ヒドロキシエチルメタ
クリレート、β−ヒドロキシプロピルアクリレート、β
−ヒドロキシプロピルメタクリレート、β−ヒドロキシ
ビニルエーテル、5−ヒドロキシペンチルビニルエーテ
ル、6−ヒドロキシヘキシルビニルエーテル、ポリエチ
レングリコールモノアクリレート、ポリエチレングリコ
ールモノメタクリレート、ポリプロピレングリコールモ
ノアクリレート、ポリプロピレングリコールモノメタク
リレートなどが挙げられる。エポキシ基を有する化合物
としては、グリシジルアクリレート、グリシジルメタク
リレートなどが挙げられる。
【0025】さらに上記以外に次に示すような化合物を
併用してもよい。すなわち、アクリロニトリル、スチレ
ン類、ブチルビニルエーテル、マレイン酸モノあるいは
ジアルキルエステル、フマル酸モノあるいはジアルキル
エステル、イタコン酸モノあるいはジアルキルエステ
ル、メチルビニルケトン、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、酢酸ビニル、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、
ビニルトリメトキシシランなどが挙げられるがこれらに
限定されるものではない。アクリル系樹脂は、界面活性
剤を含有していてもよいが、低分子量の界面活性剤では
造膜過程で濃縮され、粒子と粒子の界面に蓄積された
り、塗布層の界面に移行するなどして、塗布層の機械的
強度、耐水性、積層体との接着性に問題を生じる場合が
ある。このような場合には、界面活性剤を含有しない、
いわゆるソープフリー重合による重合物を利用できる。
【0026】界面活性剤を含有しないアクリル系樹脂の
製造方法は、経営開発センター出版部編集、経営開発セ
ンター出版部昭和56年1月発行、「水溶性高分子・水
分散型樹脂総合技術資料」第309頁あるいは産業技術
研究会主催「〜最新の研究成果から将来を展望する〜エ
マルジョンの新展開と今後の技術課題」講演会テキスト
(昭和56年12月)などに示された方法を用いること
ができる。例えば、低分子量体の界面活性剤の代わりに
オリゴマーあるいは高分子界面活性剤の利用、過硫酸カ
リウムや過硫酸アンモニウムなどの重合開始剤の利用に
よる親水基の重合体中への導入、親水基を有するモノマ
ーの共重合、反応性界面活性剤の利用、分散体粒子の内
部層と外部層の組織を変化させたいわゆるシェル−コア
型重合体などが、いわゆる界面活性剤を含有しない水分
散性アクリル系樹脂の製造技術として用いることができ
る。
【0027】本発明のフィルムの塗布層を構成する架橋
剤樹脂としては、メチロール化あるいはアルキロール化
した尿素系、メラミン系、グアナミン系、アクリルアミ
ド系、ポリアミド系等の化合物、ポリアミン類、エポキ
シ化合物、オキサゾリン化合物、アジリジン化合物、ブ
ロックイソシアネート化合物、シランカップリング剤、
チタンカップリング剤、ジルコールアルミネート系カッ
プリング剤、金属キレート、有機酸無水物、有機過酸化
物、熱または光反応性のビニル化合物や感光性樹脂等が
挙げられる。架橋剤樹脂は、通常これらの多官能低分子
化合物および高分子化合物から選択される。これらの中
でも特に、メラミン系、エポキシ系、オキサゾリン系化
合物が塗布性、接着性改良の点で好ましい。
【0028】本発明のフィルムの塗布層を構成する粒子
としては、無機系粒子、有機系粒子どちらを用いてもよ
い。無機粒子としては、二酸化ケイ素、アルミナ、酸化
ジルコニウム、カオリン、タルク、炭酸カルシウム、酸
化チタン、酸化バリウム、カーボンブラック、硫化モリ
ブデン、酸化アンチモン等が挙げられる。これらの中で
は、二酸化ケイ素が安価であり、かつ粒子径が多種ある
ので利用しやすい。またこれらの粒子の表面は、有機物
で表面処理ざれていてもよい。例えば、界面活性剤、分
散剤としての高分子、シランカップリング剤、チタンカ
ップリング剤などで表面処理されていてもよい。
【0029】有機粒子としては、炭素−炭素二重結合を
一分子中に2個以上含有する化合物(例えばジビニルベ
ンゼン)により架橋構造を達成したポリスチレンまたは
ポリアクリレートポリメタクリレートが挙げられる。さ
らに縮合反応のより合成される熱硬化性樹脂の粒子とし
て、メラミン−ホルムアルデヒド、ベンゾグアナミン−
ホルムアルデヒド、フェノール−ホルムアルデヒド、エ
ポキシ等が挙げられる。さらにポリテトラフルオロエチ
レン、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体、ポ
リビニリデンフルオライド、テトラフルオロエチレン−
ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエ
チレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合
体、ポリクロロトリフルオロエチレン等のフッ素系樹脂
の粒子、架橋シリコーン樹脂の粒子が挙げられる。また
これらの粒子の表面は、有機物で表面処理されていても
よい。例えば、界面活性剤、分散剤としての高分子、シ
ランカップリング剤、チタンカップリング剤などで表面
処理されていてもよい。
【0030】その他の添加剤として、帯電防止剤、消泡
剤、塗布性改良剤、増粘剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、発泡剤、染料、顔料等を含んでいてもよい。本発明
の塗布層中のポリエステル樹脂の配合量は、10〜85
重量%、好ましくは30〜70重量%である。10重量
%未満では十分な接着力が発揮されず、85重量%を超
えると耐ブロッキング性が不十分となる。本発明の塗布
層中のアクリル系樹脂の配合量は、5〜60重量%、好
ましくは10〜40重量%である。かかる配合量が5重
量%未満では、ハードコート層との接着性が不十分であ
り、60重量%を超えると塗布層自体の延伸追随性が悪
化する結果、塗膜の均一性が悪化する。
【0031】本発明の塗布層中の架橋剤樹脂の配合量
は、1〜50重量%、好ましくは5〜30重量%であ
る。かかる配合量が1重量%未満では、高温高湿下での
十分な接着性が発揮されず、かつ耐溶剤性の改良効果が
不十分である。また、50重量%を超えると十分な接着
性が発揮されない。本発明の塗布層中の粒子の配合量
は、0.5〜10重量%、好ましくは1〜5重量%であ
る。かかる配合量が0.5重量%未満では耐ブロッキン
グ性が不十分であり、10重量%を超えると透明性を阻
害し、画像の鮮明度が落ちるため好ましくない。
【0032】本発明の塗布層を得るための塗布液は、水
を主たる媒体とする限りにおいて、水への分散を改良す
る目的あるいは造膜性能を改良する目的で少量の有機溶
剤を含有していてもよい。有機溶剤は、主たる媒体であ
る水と混合して使用する場合、水に溶解する範囲で使用
することが必要である。有機溶剤としては、n−ブチル
アルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルア
ルコール、エチルアルコール、メチルアルコール等の脂
肪族または脂環族アルコール類、プロピレングリコー
ル、エチレングリコール、ジエチレングリコール等のグ
リコール類、n−ブチルセロソルブ、エチルセロソル
ブ、メチルセロソルブ、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテル等のグリコール誘導体、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸アミル
等のエステル類、メチルエチルケトン、アセトン等のケ
トン類、N−メチルピロリドン等のアミド類が挙げられ
るが、これらに限られるのものではない。これらの有機
溶剤は単独で用いてもよいが、必要に応じて二種以上を
併用してもよい。
【0033】塗布層を形成する方法としては、二軸延伸
フィルムの製造時に形成する方法と、二軸延伸御に形成
する方法とがあるが、前者の方が好ましい。前者の具体
例としては例えば、未延伸フィルム表面に薄膜形成液を
塗布した後、二軸方向に延伸する。または一軸延伸フィ
ルム表面に薄膜形成液を塗布した後、直角方向にさらに
延伸する方法等が挙げられるが、これを併用する方法も
好適である。塗布後延伸処理をしない場合、形成される
塗布層とベースフィルムとの密着性が弱くなる傾向があ
り、実用に適した接着性が得られないことがある。これ
らを工業的に有利に達成するためには、二軸延伸フィル
ムの製造工程内で塗布するのが好ましいが、これらに限
定されるわけではない。
【0034】上述の塗布液をポリエステルフィルムに塗
布する方法としては、例えば、原崎勇次著、槙書店、1
979年発行、「コーティング方式」に示されるよう
な、リバースロールコーター、グラビアコーター、ロッ
ドコーター、エアドクターコーターあるいはこれら以外
の塗布装置を用いることができる。本発明における塗布
層は、ポリエステルフィルムの片面だけに積層してもよ
いし、両面に積層してもよい。片面にのみ積層した場
合、その反対面には必要に応じて上述の塗布層とは異な
る塗布層を形成させ、本発明のポリエステルフィルムに
さらに他の特性を付与することもできる。なお、塗布液
のフィルムへの塗布性、接着性を改良するため、塗布前
にフィルムに化学処理や放電処理を施してもよい。また
本発明の二軸延伸ポリエステルフィルムの表面特性をさ
らに改良するために、塗布層形成後放電処理を施しても
良い。
【0035】本発明における塗布層の厚みは、最終的な
乾燥厚さで0.02〜0.5μmの範囲、さらには0.
03〜0.3μmの範囲が好ましい。塗布層の厚さが
0.02μm未満では、本発明の効果が享受されないこ
とがあり、0.5μmを超えると、フィルムが相互にブ
ロッキングしやすくなったり、特にフィルムの高強度化
を目的として塗布処理フィルムを再延伸する場合には、
工程中にロールに粘着しやすくなったりすることがあ
る。ブロッキングの問題は、特にフィルムの両面に同一
の塗布層を設ける場合に顕著に現れる。次に、本発明の
フィルムの製造法を具体的に説明する。
【0036】ポリエステル原料を、押出装置に供給し、
ポリエステルの融点以上の温度で溶融押出してスリット
状のダイから溶融シートとして押し出す。次に、溶融シ
ートを、回転冷却ドラム上でガラス転移温度以下の温度
になるように急冷固化し、実質的に非晶状態の未延伸シ
ートを得る。この場合、シートの平面性を向上させるた
め、シートと回転冷却ドラムとの密着性を高めることが
好ましく、本発明においては静電印加密着法および/ま
たは液体塗布密着法が好ましく採用される。
【0037】このようにして得られた塗布処理未延伸シ
ートをまず縦方向に延伸する。延伸温度範囲は70〜1
50℃、延伸倍率は2.5〜6倍の範囲とするのが好ま
しい。延伸は一段階または二段階以上で行うことができ
る。縦一軸延伸フィルムとした後、フィルムの少なくと
も片面に塗布液を塗布し、適度な乾燥を施すか、あるい
は未乾燥で、横方向すなわち、縦方向と直交する方向に
一軸配向フィルムを一旦ガラス転移点以下に冷却する
か、または冷却することなく、例えば90〜150℃の
温度範囲に予熱して、さらにほぼ同温度の下で2.5〜
5倍、好ましくは3.0〜4.5倍に延伸を行い、二軸
に配向したフィルムを得る。
【0038】かくして得られたフィルムを、30%以内
の伸長、制限収縮、または定長下で1秒〜5分間熱処理
する。この際、熱処理工程内または熱処理後に縦方向に
10%以内、好ましくは5%以内の弛緩処理する等の手
法も、特に縦方向の熱収縮率を好適な範囲とするために
採用することができる。熱処理温度は、延伸条件にもよ
るが、好ましくは180〜250℃、さらに好ましくは
200〜230℃の範囲である。熱処理温度が250℃
を超えるとフィルム密度が高くなりすぎる傾向がある。
また、塗布層の一部が熱分解を生ずる場合もある。一
方、180℃未満では、フィルムの熱収縮率が大きくな
って好ましくない。なお、塗布剤のフィルムへの塗布
性、接着性を改良するため、塗布前にフィルムに化学処
理や放電処理を施してもよい。また、本発明の二軸延伸
ポリエステルフィルムの塗布層の接着性、塗布性などを
改良するために、塗布層形成後に塗布層に放電処理を施
してもよい。
【0039】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げてさらに詳細に
説明するが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下
の実施例によって限定されるものではない。なお、実施
例中の評価方法は下記のとおりである。実施例および比
較例中、「部」とあるのは「重量部」を示す。
【0040】(1)ポリマーの極限粘度 [η] (d
l/g) ポリマー1gをフェノール/テトラクロロエタン=50
/50(重量比)の混合溶媒100mlに溶解し、30
℃で測定した。 (2)平均粒径 (株)島津製作所製遠心沈降式粒度分布測定装置SA−
CP3型を用いてストークスの抵抗則に基づく沈降法に
よって粒子の大きさを測定した。測定により得られた粒
子の等価球形分布における積算(体積基準)50%の値
を用いて平均粒径とした。
【0041】(3)透明性(フィルムヘーズ) 日本電色工業社製分球式濁度計「NDH−300A(商
品名)」を用い、JIS−K6714に準じてフィルム
濁度を測定した。 (4)塗工性 得られたポリエステルフィルムの表面を目視観察した。
判定基準は以下のとおりである。 ○:塗工ムラはほとんど認められない △:塗工ムラが極くわずかに認められる ×:塗工ムラが明らかに認められる
【0042】(5)固着性(フィルムブロッキング特
性) 測定したいフィルム面を重ね、温度40℃、湿度80%
RH、荷重10kg/cm2 で20時間プレス処理を行
い、ASTM D 1893により決められている、プ
ラスチックフィルム間のブロッキング度を測定し定量化
する手法に準拠し、プレスしたフィルム面をはがしてゆ
くときの荷重からブロッキング度を求めた。判定基準は
以下のとおりである。 100g未満 :○(良好) 100以上,250g未満 :△(普通) 250以上 :×(不良)
【0043】(6)ハードコート層との接着性 接着性評価(A法) ポリエステルフィルム表面に下記の組成のハードコート
剤を#20バーを用い塗布し、90℃で1分間乾燥し溶
剤を除去した後、高圧水銀灯で120W/cm、照射距
離15cm、10m/分の条件で硬化させ、8μmのハ
ードコート層を形成した。ハードコート層形成直後、ハ
ードコート層に1インチ幅に碁盤目が100個になるよ
うクロスカットを入れ、直ちに、同一箇所について3回
セロテープ急速剥離テストを実施し、剥離面積により評
価した。判定基準は以下のとおりである。 ○ : 碁盤目剥離個数<5 △ : 5≦碁盤目剥離個数≦20 × :20<碁盤目剥離個数
【0044】
【表1】 [ハードコート剤組成] ─────────────────────────────────── セイカビーム EXY−26(S)(大日精化工業(株)製) 30部 メチルエチルケトン 35部 トルエン 35部 ───────────────────────────────────
【0045】接着性評価(B法) ハードコート層形成直後、50℃、90%RHの環境下
に5日間保存後、セロテープ剥離を実施した以外は接着
性評価(A法)と同じ方法にて評価した。
【0046】(7)画面の状態 ポリエステルシートを密着させたパネルガラスを目視観
察した。 ○:パネルガラス表面に全く異常は見られない △:パネルガラスの表面に虹むらが見える ×:画像の鮮明度が落ちる (塗布剤の調整)下記表1−1および表1−2に示す水
性塗料原液を配合し、下記表2に示す組成の水性塗料を
調整した。
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】実施例1 平均粒子径1.5μmのシリカ粒子15ppmを含有す
る極限粘度0.65のポリエチレンテレフタレートを常
法により乾燥して押出機に供給し、290℃で溶融して
シート状に押出し、静電印加密着法を用いて冷却ロール
上で急冷し、シート厚み1950μmの無定形シートを
得た。得られた未延伸シートをロール延伸法を用いて縦
方向に85℃で2.5倍延伸し、さらに95℃で1.3
倍延伸た後、テンターにより横延伸する前に、表2に示
す水性塗料配合組成P1を塗布し、フィルムをテンター
に導いて、横方向に120℃で3.2倍延伸し、225
℃で熱処理を行い、フィルム厚み188μmの二軸延伸
ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの極限
粘度は0.59であった。また、水性塗料配合組成P1
塗布前のフィルムのヘーズは0.9%であった。
【0051】比較例1 実施例1においてシリカ粒子の平均粒子径を2.3μ
m、含有量を120ppmに変える以外は実施例1と同
様の方法でフィルム厚み188μmの二軸延伸ポリエス
テルフィルムを得た。このものの水性塗料配合組成P1
塗布前のフィルムのヘーズは4.5%であった。 実施例2〜6および比較例2〜9 実施例1において水性塗料組成を下記表3−1および3
−2に示す配合組成に変える以外は実施例1と同様の方
法でフィルム厚み188μmの二軸延伸ポリエステルフ
ィルムを得た。
【0052】比較例10 実施例1において縦延伸後、横延伸前に水性塗料を塗布
しない以外は実施例1と同様の方法でフィルム厚み18
8μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。得られ
た二軸延伸ポリエステルフィルムの特性をまとめて表3
−1および表3−2に示す。
【0053】
【表5】
【0054】
【発明の効果】本発明のフィルムは、陰極線管用ポリエ
ステルフィルムとして必要となる、透明性、固着性、特
にハードコート層との接着性などの特性に優れたポリエ
ステルフィルムであり、その工業的価値は極めて大き
い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムヘーズが2.0%以下である二
    軸延伸ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、ポリ
    エステル系樹脂を10〜85重量%、アクリル系樹脂を
    5〜60重量%、架橋剤樹脂を1〜50重量%および粒
    子を0.5〜10重量%含有する塗布層を有することを
    特徴とする陰極線管用ポリエステルフィルム。
JP27485496A 1996-10-17 1996-10-17 陰極線管用ポリエステルフィルム Pending JPH10119215A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27485496A JPH10119215A (ja) 1996-10-17 1996-10-17 陰極線管用ポリエステルフィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27485496A JPH10119215A (ja) 1996-10-17 1996-10-17 陰極線管用ポリエステルフィルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10119215A true JPH10119215A (ja) 1998-05-12

Family

ID=17547508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27485496A Pending JPH10119215A (ja) 1996-10-17 1996-10-17 陰極線管用ポリエステルフィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10119215A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002079635A (ja) * 2000-09-05 2002-03-19 Toray Ind Inc 積層ポリエステルフィルムおよびその製造方法
WO2003014202A1 (fr) * 2001-08-07 2003-02-20 Teijin Dupont Films Japan Limited Film polyester en couches etire bi-axialement et film a couche de revetement dure
US7659006B2 (en) 2004-05-28 2010-02-09 Teijin Dupont Films Japan Limited Laminated polyester film and manufacturing process thereof

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002079635A (ja) * 2000-09-05 2002-03-19 Toray Ind Inc 積層ポリエステルフィルムおよびその製造方法
WO2003014202A1 (fr) * 2001-08-07 2003-02-20 Teijin Dupont Films Japan Limited Film polyester en couches etire bi-axialement et film a couche de revetement dure
US6926945B2 (en) 2001-08-07 2005-08-09 Teijin Dupont Films Japan Limited Biaxially oriented layered polyester film and film with hard coat layer
KR100852373B1 (ko) 2001-08-07 2008-08-14 데이진 듀폰 필름 가부시키가이샤 이축 배향 적층 폴리에스테르필름 및 하드코팅 적층필름
US7659006B2 (en) 2004-05-28 2010-02-09 Teijin Dupont Films Japan Limited Laminated polyester film and manufacturing process thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100717092B1 (ko) 폴리에스테르 필름 복합체, 광확산판 및 그 이용
KR100547452B1 (ko) 유리 비산 방지를 위한 적층필름
JP5349172B2 (ja) 積層ポリエステルフィルム
JP2005179486A (ja) 高透明光学用ポリエステルフィルム
JPH11301104A (ja) 被記録媒体用ポリエステルフィルム
JP2000141566A (ja) 塗布フィルム
JP4220659B2 (ja) 二軸配向積層ポリエステルフィルム
WO1998026929A1 (fr) Film polyester stratifie oriente, destine a etre enduit sur des vitres d'automobile
JP2005105255A (ja) 二軸配向ポリエステルフィルム
JP2005263853A (ja) 高透明光学用積層ポリエステルフィルム
JP2001247696A (ja) 光拡散板用ポリエスエルフィルム
JPH10119215A (ja) 陰極線管用ポリエステルフィルム
JP2004181708A (ja) 積層ポリエステルフィルム
JP2008030367A (ja) リライト記録媒体用基材フィルム及びリライト記録媒体
JPH06293875A (ja) コーティング剤及び該剤を塗布した易接着性ポリエステルフイルム
JP2000289168A (ja) ポリエステルフィルム
JP2525480B2 (ja) 帯電防止性ポリエステルフイルム
JP2008248027A (ja) 光学用積層ポリエステルフィルム
JPH10106455A (ja) 陰極線管用積層ポリエステルフイルム
JP2009154543A (ja) 塗布フィルム
JP2002341114A (ja) 光拡散板用フィルム
JPH10230577A (ja) 自動車窓貼り用配向積層ポリエステルフィルム
JP2015016677A (ja) 離型ポリエステルフィルム
JP2004174989A (ja) 積層ポリエステルフィルム
JP2004195673A (ja) 積層ポリエステルフィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050607