JPH10118114A - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品Info
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- JPH10118114A JPH10118114A JP8278222A JP27822296A JPH10118114A JP H10118114 A JPH10118114 A JP H10118114A JP 8278222 A JP8278222 A JP 8278222A JP 27822296 A JP27822296 A JP 27822296A JP H10118114 A JPH10118114 A JP H10118114A
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Abstract
高く且つ該吸収体のよれに対する追従性が高く、漏れ防
止性に優れた、生理用ナプキン、使い捨ておむつ及び失
禁パッドなどの吸収性物品を提供すること。 【解決手段】 液透過性の表面シートと、液不透過性の
裏面シートと、これら両シート間に介在する液保持性の
吸収体とを有する吸収性物品において、上記吸収体は、
高吸水性ポリマー3及び100%ひずみを与えたときの
永久ひずみが50%以下である合成樹脂4が混合されて
形成されていることを特徴とする吸収性物品。
Description
使い捨ておむつ、失禁パッドなどの吸収性物品に関し、
更に詳細には、吸収力に優れると共に、フィット性が高
く、漏れ防止性に優れた吸収性物品に関する。
性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、これら
両シート間に介在する液保持性の吸収体とを有する、生
理用ナプキン、使い捨ておむつ及び失禁パッドなどの吸
収性物品は、広く用いられている。このような吸収性物
品においては、吸収力は高く、且つ吸収性物品自体の厚
みが薄くコンパクトで嵩張らないことが要望されてお
り、このため、吸収体の厚みを薄くすることが提案され
ている。
多量の高吸水性ポリマーが用いられているため、多量の
該高吸水性ポリマーを固定して吸収体の乾燥時及び湿潤
時における保形性を高めるために、吸収体をエンボス処
理したり、吸収体にその構成物として熱可塑性樹脂を含
有させて各構成物を熱融着処理したり、更には粘着剤を
用いて各構成物を固着処理するなどしている。
体を具備する従来の吸収性物品においては、湿潤時にお
ける保形性を良好なものとするために構造を強固なもの
とせざるを得ず、よれに対する追従性が低下し、漏れ防
止性が低下するという問題があった。
及び湿潤時における保形性が高く且つ該吸収体のよれに
対する追従性が高く、漏れ防止性に優れた、生理用ナプ
キン、使い捨ておむつ及び失禁パッドなどの吸収性物品
を提供することにある。
を解消すべく鋭意検討した結果、吸収体に特定の物性を
有する合成樹脂を用いてなる吸収体を有する吸収性物品
が、上記目的を達成しうることを知見した。
ので、液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シー
トと、これら両シート間に介在する液保持性の吸収体と
を有する吸収性物品において、上記吸収体は、高吸水性
ポリマー及び100%ひずみを与えたときの永久ひずみ
が50%以下である合成樹脂が混合されて形成されてい
ることを特徴とする吸収性物品を提供するものである。
配合量が、45〜75重量部であり、上記合成樹脂の配
合量が1〜20重量部である上記吸収性物品を提供する
ものである。また、本発明は、上記高吸水性ポリマー
が、下記(1)及び(2)の条件を満たす高吸水性ポリ
マーである上記吸収性物品を提供するものである。 (1)遠心脱水法による生理食塩水の吸水量が25g/
g以上である。 (2)液通過時間〔高吸水性ポリマー0.5gを、断面
積4.91cm2 (内径25mmφ)で底部に開閉自在
のコック(内径4mmφ)が設けられた円筒に、該コッ
クを閉鎖して生理食塩水と共に充填し、該生理食塩水に
より該高吸水性ポリマーを飽和状態に達するまで膨潤さ
せ、膨潤した該高吸水性ポリマーが沈降した後、該コッ
クを開き、生理食塩水50mlを通過させ、該生理食塩
水50mlが通過するのに要した時間〕が20秒以下で
ある。 また、本発明は、上記合成樹脂が、スチレンーイソプレ
ンースチレン系のホットメルト樹脂である上記吸収性物
品を提供するものである。また、本発明は、上記のスチ
レンーイソプレンースチレン系のホットメルト樹脂は、
その180℃における粘度が10000cps以上であ
る上記吸収性物品を提供するものである。また、本発明
は、上記合成樹脂が、メタロセン触媒を用いて重合され
てなる樹脂密度0.920g/cm3 以下のポリオレフ
ィンである上記吸収性物品を提供するものである。
て詳細に説明する。本発明の吸収性物品は、吸収体が、
高吸水性ポリマー及び特定の物性を有する永久ひずみが
50%以下である合成樹脂が混合されて形成されている
ことを特徴とする。
高吸水性ポリマー及び上記合成樹脂について説明する。
リマーとしては、下記(1)及び(2)の条件を満たす
高吸水性ポリマーが好ましく用いられる。
量が、好ましくは25g/g以上、更に好ましくは35
〜65g/gである。ここで、上記の「遠心脱水法によ
る吸水量」は、下記の如くして測定されるものである。 <高吸水性ポリマーの遠心脱水法による吸水量>高吸水
性ポリマー1gを生理食塩水150mlで30分間膨潤
させた後、250メッシュのナイロンメッシュ袋に入
れ、遠心分離機にて143Gで10分間脱水し、脱水後
の全体重量を測定した。次いで、下記〔数1〕に示す数
式に従って遠心脱水法による吸水量(g/g)を算出し
た。
5gを、断面積4.91cm2 (内径25mmφ)で底
部に開閉自在のコック(内径4mmφ)が設けられた円
筒に、該コックを閉鎖して生理食塩水と共に充填し、該
生理食塩水により該高吸水性ポリマーを飽和状態に達す
るまで膨潤させ、膨潤した該高吸水性ポリマーが沈降し
た後、該コックを開き、生理食塩水50mlを通過さ
せ、該生理食塩水50mlが通過するのに要した時間〕
が、好ましくは20秒以下、更に好ましくは2〜15秒
である。
ストの高騰を招くばかりか、吸収体の体液を吸収し保持
する能力が低下する。上記液通過時間が20秒を超える
と、吸収体内部への体液の浸透に時間がかかり、その吸
収量が飽和状態に達する前に、モレを生じることがある
(いわゆるゲルブロッキング現象を生じて、所望の吸水
量に達する前にモレを生じることがある。)。
(1)及び(2)を満足するものであれば特に制限され
ないが、具体的には例えば下記するポリマーなどが挙げ
られる。ポリアクリル酸ソーダ、(アクリル酸−ビニル
アルコール)共重合体、ポリアクリル酸ソーダ架橋体、
(デンプン−アクリル酸)グラフト重合体、(イソブチ
レン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物、ポ
リアクリル酸カリウム、並びにポリアクリル酸セシウム
等が挙げられる。尚、上記条件(1)及び(2)を満た
すようにするためには、例えば、高吸水性ポリマーの粒
子表面に架橋密度勾配を設けたり、高吸水性ポリマーの
粒子を非球形状の不定形粒子とすればよい。具体的には
特開平7−184956号公報の第7欄28行〜第9欄
第6行に記載の方法を用いて、高吸水性ポリマーを製造
することにより、上記(1)及び(2)を満たす高吸水
性ポリマーが得られる。
有する上記の特定の物性は、100%歪みを与えたとき
の永久歪みが50%以下、好ましくは30%以下であ
る。上記永久歪みが、50%を超えると、使い捨ておむ
つ等の吸収性物品の装着時における体の動きに対して吸
収体の形状が追従して変化せず、永久変形として形がく
ずれてしまうため、所望の吸収性能が得られなかった
り、装着時の違和感が発生したり、見た目のすっきり感
が損なわれたりする。ここで、上記「永久歪み」は、下
記の如くして測定されるものである。合成樹脂により作
成した厚み1.0mmのシートを10mm幅にカットし
て測定サンプルを作成する。次いで、該測定サンプルを
チャック間距離(初期試料長)50mmで、「TOYO
BALDWIN テンシロン TM−100」(装置
名)に装着した後、該測定サンプルに300mm/mi
nの引っ張り速度でひずみを与え、100%のひずみを
与えたところからヒステリシスカーブを描かせた時の永
久ひずみを読みとり、これを上記「永久歪み」とする。
満足するものであれば特に制限されることなく用いるこ
とができるが、例えば、スチレンーイソプレンースチレ
ン(SIS)系のホットメルト樹脂;メタロセン触媒を
用いて重合されてなり、樹脂密度が好ましくは0.92
0g/cm3 以下、更に好ましくは0.850〜0.9
00g/cm3 である、ポリオレフィン、低密度ポリエ
チレン;ポリプロピレン等が挙げられる。
レン系のホットメルト樹脂は、その180℃における粘
度が10000cps以上であるのが好ましく、120
00〜20000cpsであるのが更に好ましい。上記
粘度が10000cps未満であると、上記永久ひずみ
が50%を超えてしまい、本発明の所望の効果が発揮さ
れない。また、上記ホットメルト樹脂におけるスチレン
の含有量は、20〜80重量%とするのが好ましい。
α−オレフィンとの共重合体が好ましく用いられる。該
エチレン−α・オレフィン共重合体における樹脂密度
が、0.920g/cm3 を超えると、永久ひずみが5
0%を超えてヨレに対する追従性を失う他、吸収体が堅
くなり違和感が生じてしまうので上記範囲内とするのが
好ましい。また、上記エチレン−α・オレフィン共重合
体において、エチレンと共重合されるα・オレフィンと
しては、1ーブテン、1ーペンテン、1ーオクテン、4
−メチル−ペンテン−1−オン等が挙げられる。また、
上記メタロセン触媒としては、通常公知のものが特に制
限されずに用いられる。
記繊維状基材及び上記高吸水性ポリマーと混合される
際)には、粒状で用いられるのが好ましい。粒状で用い
る際の該合成樹脂の粒径は、50〜1000μmとする
のが好ましい。また、上記合成樹脂は、繊維状で用いる
こともできる。とくに、上記ポリオレフィンを用いた場
合には、繊維状で用いるのが好ましい。この際、該繊維
状の合成樹脂の繊維径は0.5〜10デニールとするの
が好ましく、平均繊維長は、5〜100mmとするのが
好ましい。
リマー及び上記合成樹脂の他に、更に繊維状基材を加え
て、上記吸収体を構成することもできる。この際用いら
れる上記繊維状基材としては、解繊されたパルプ繊維な
ど、通常吸収性物品の吸収体に用いられる繊維材料が特
に制限無く用いられる。
配合割合は、上記高吸水性ポリマーの配合量を、好まし
くは45〜75重量部、更に好ましくは55〜75重量
部とし、上記合成樹脂の配合量を好ましくは1〜20重
量部、更に好ましくは5〜15重量部とするのが望まし
い。尚、上記繊維状基材を用いた場合、その配合量は、
5〜50重量部とするのが好ましく、20〜40重量部
とするのが更に好ましい。上記高吸水性ポリマーの配合
量が、45重量部未満であると、薄型の吸収性物品とし
た場合に実用的な吸収容量が得られず、75重量部を超
えると、吸収体の保形性が悪いか、あるいは湿潤時にポ
リマーがこぼれてしまうといった問題を有するので、上
記範囲内とするのが好ましい。また、上記合成樹脂の配
合量が、1重量部未満であると、吸収体に伸縮性を付与
できず、吸収体が歪みに対して永久変形を残してしま
い、20重量部を超えると、吸収体が疎水性となり吸収
阻害を起こしたり、吸収体自身の弾性率が高くなるため
に堅い印象を与えるので、上記範囲内とするのが好まし
い。
照して説明する。ここで、図1は、本発明において用い
られる吸収体の構造を模式的に示す拡大断面図である。
図1に示す吸収体1は、繊維状基材2と高吸水性ポリマ
ー3と合成樹脂4とが、それぞれ、ランダムに混合され
ている。そして、上記合成樹脂4は、主として、上記高
吸水性ポリマー3を固定するように該高吸水性ポリマー
3の表面に位置し、また各合成樹脂4も相互に接着され
て、部分的にネット状になっており、これにより該高吸
水性ポリマー3と上記繊維状基材2とを連結・固定して
いる。上記合成樹脂4が、上記高吸水性ポリマー3と上
記繊維状基材2とを連結・固定していることにより、吸
収体の形状が、乾燥時及び湿潤時(体液を吸収した時)
のいずれにも維持されるようになされている。尚、合成
樹脂4は、高吸水性ポリマーの一部のみを被覆してお
り、全面は覆っていない。また、上記吸収体は、通常の
パルプ繊維からなる通常の吸収紙の上に、図1に示す構
造の繊維状基材2と高吸水性ポリマー3と合成樹脂4と
の混合物を積層してなる構造でもよい。尚、上記繊維状
基材2は用いなくてもよい。
〜1000g/m2 であるのが好ましく、その厚みは、
0.5〜5.0mmであるのが好ましい。
と、上記吸収体を製造するには、上記繊維状基材と上記
高吸水性ポリマーと上記合成樹脂とを、通常の方法で均
一に混合してウェブを形成し、得られたウェブを、80
〜150℃の熱風で処理するか、あるいは同様に100
℃〜200℃の加熱ロールで熱プレスする等して、容易
に製造することができる。また、吸収紙と積層された構
造とする場合には、上記混合物と該吸収紙とを積層した
後、上記の熱風による処理を行う等して容易に製造する
ことができる。
の吸収性物品について、図2を参照して説明する。ここ
で、図2は、本発明の吸収性物品の1形態としての使い
捨ておむつを示す平面図である。尚、以下の説明におい
ては、使い捨ておむつを例示して説明するが、本発明の
吸収性物品としては、使い捨ておむつの他に、吸収体以
外の部材は通常の部材からなり、通常の構造を有する、
生理用ナプキンや失禁パッドなどが挙げられる。
い捨ておむつ10は、液透過性の表面シート11と、液
不透過性の裏面シート12と、これら両シート間に介在
する液保持性の吸収体1とを有し、該吸収体1が、上述
した繊維状基材2、高吸水性ポリマー3及び合成樹脂4
が混合されて形成されている。
領域が縊れた砂時計状に湾曲形成されている。また、上
記表面シート11及び上記裏面シート12も上記吸収体
1の形状に即してその股下領域が上述の如く湾曲形成さ
れている。そして、上記吸収体1は、上記表面シート1
1及び上記裏面シート12により挟持・固定されてい
る。また、上記吸収体1の周縁部には、おむつを着用し
た際に、着用者にウエスト部13及びレッグ部14をフ
ィットさせるための弾性伸縮部材15が、それぞれ上記
表面シート11と上記裏面シート12とにより挟持・固
定されて設けられており、これにより、ウエスト部13
とレッグ部14とに、それぞれウエストギャザー及びレ
ッグギャザーが形成されている。
及び上記弾性伸縮部材15の形成材料としては、通常吸
収性物品に用いられるものが特に制限なく用いられる。
く形成した上記吸収体1を用いて、通常公知の方法で製
造することができる。
つ1は、乾燥時及び湿潤時のいずれの場合も良好な保形
性を示し、且つよれに対して良好な追従性を示すため、
身体にフィットし、もれの少ないものである。
的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
維を湿式抄紙した吸収紙上に、繊維状基材としての解繊
されたパルプ繊維60重量部、合成樹脂としてのSIS
系のホットメルト樹脂粉体(平均粒径300ミクロン、
上記永久ひずみ35%、粘度15000cps)20重
量部および上記吸水量が29g/gで、上記液通過時間
が12秒である高吸水性ポリマー(ポリアクリル酸ソー
ダ架橋体粒子であって、表面部分の架橋密度が高いも
の)100重量部を均一混合してなる坪量250g/m
2 のウエブを積層して、上記吸収紙上に該ウェブが積層
されてなる積層体を得た。そして、得られた積層体を1
35℃の熱風で処理し一体化し、吸収体を得た。得られ
た吸収体の一面に、表面シートとして、繊維径3デニー
ル、カット長51mmの芯成分がポリプロピレンで、鞘
成分がポリエチレンである複合繊維からなる不織布(親
水化処理されたもの、坪量25g/m2 )を配するとと
もに、他面に裏面シートとして、ポリエチレン製フィル
ムを配して、図2に示す使い捨ておむつを得た。
レにくさ及び保形性の評価を行った。その結果を〔表
1〕に示す。評価は、10人のモニターを対象として、
得られた使い捨ておむつについて計500枚の使用テス
トを実施することにより行った。そして、尿のモレにく
さは、全おむつ使用枚数に対する尿モレが生じたおむつ
の割合で評価した。また、保形性は、使用した使い捨て
おむつを回収し、下記評価基準で吸収体の形状を観察
し、おむつ全使用枚数に対する評価が×のおむつの割合
で評価した。 〔評価基準〕 ○;吸収体の崩れや際だった変形がない。 △;やや形状の変化がある程度に変形。 ×;吸収体が崩れて、大きく変形している。
粉体に代えて密度0.890g/cm3 のメタロセン触
媒を用いて重合したエチレン−1・ブテン共重合体の粉
体(平均粒径100ミクロン、上記永久ひずみ20%)
20重量部を用いた以外は実施例1と同様にして吸収体
を得、更に使い捨ておむつを得た。得られた使い捨てお
むつについて、実施例1と同様に評価した。その結果を
〔表1〕に示す。
粉体に代えて密度0.890g/cm3 のメタロセン触
媒を用いて重合した低密度ポリエチレン繊維(繊維径1
2デニール、平均繊維長10mm、永久ひずみ15%)
10重量部を用いた以外は実施例1と同様にして吸収体
を得、更に使い捨ておむつを得た。得られた使い捨てお
むつについて、実施例1と同様に評価した。その結果を
〔表1〕に示す。
粉体を用いない以外は実施例1と同様にして、吸収体を
得、更に使い捨ておむつを得た。得られた使い捨ておむ
つについて、実施例1と同様に評価した。その結果を
〔表1〕に示す。
粉体に代えてスチレンーエチレンーブタジエンースチレ
ン(SEBS)系のホットメルト樹脂粉体(永久ひずみ
70%)を用いた以外は実施例1と同様にして吸収体を
得、更に使い捨ておむつを得た。得られた使い捨ておむ
つについて、実施例1と同様に評価した。その結果を
〔表1〕に示す。
及び湿潤時における保形性が高く且つ該吸収体のよれに
対する追従性が高く、漏れ防止性に優れたものである。
従って、本発明の吸収性物品は、吸収体の厚みを薄くし
て、吸収性物品自体の厚みを薄くした場合でも、従来の
薄型の吸収性物品における前述の問題が無く、吸収性及
び漏れ防止性に優れたものである。
造を模式的に示す拡大断面図である。
使い捨ておむつを示す平面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 液透過性の表面シートと、液不透過性の
裏面シートと、これら両シート間に介在する液保持性の
吸収体とを有する吸収性物品において、 上記吸収体は、高吸水性ポリマー及び100%ひずみを
与えたときの永久ひずみが50%以下である合成樹脂が
混合されて形成されていることを特徴とする吸収性物
品。 - 【請求項2】 上記高吸水性ポリマーの配合量が、45
〜75重量部であり、上記合成樹脂の配合量が1〜20
重量部であることを特徴とする請求項1記載の吸収性物
品。 - 【請求項3】 上記高吸水性ポリマーが、下記(1)及
び(2)の条件を満たす高吸水性ポリマーであることを
特徴とする請求項1又は2記載の吸収性物品。 (1)遠心脱水法による生理食塩水の吸水量が25g/
g以上である。 (2)液通過時間〔高吸水性ポリマー0.5gを、断面
積4.91cm2 (内径25mmφ)で底部に開閉自在
のコック(内径4mmφ)が設けられた円筒に、該コッ
クを閉鎖して生理食塩水と共に充填し、該生理食塩水に
より該高吸水性ポリマーを飽和状態に達するまで膨潤さ
せ、膨潤した該高吸水性ポリマーが沈降した後、該コッ
クを開き、生理食塩水50mlを通過させ、該生理食塩
水50mlが通過するのに要した時間〕が20秒以下で
ある。 - 【請求項4】 上記合成樹脂が、スチレンーイソプレン
ースチレン系のホットメルト樹脂であることを特徴とす
る請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品。 - 【請求項5】 上記のスチレンーイソプレンースチレン
系のホットメルト樹脂は、その180℃における粘度が
10000cps以上であることを特徴とする請求項4
記載の吸収性物品。 - 【請求項6】 上記合成樹脂が、メタロセン触媒を用い
て重合されてなる樹脂密度0.920g/cm3 以下の
ポリオレフィンであることを特徴とする請求項1〜3の
何れかに記載の吸収性物品。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP27822296A JP3805034B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27822296A JP3805034B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 吸収性物品 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=17594322
Family Applications (1)
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JP27822296A Expired - Lifetime JP3805034B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 吸収性物品 |
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007222265A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Kao Corp | 吸収性物品 |
WO2010004895A1 (ja) | 2008-07-11 | 2010-01-14 | 住友精化株式会社 | 吸水シート組成物 |
US8563127B2 (en) | 2005-05-13 | 2013-10-22 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Absorbent composite material and bodily fluid-absorbing article comprising water-absorbent resin particles having specific surface strength |
-
1996
- 1996-10-21 JP JP27822296A patent/JP3805034B2/ja not_active Expired - Lifetime
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