JPH10117396A - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JPH10117396A
JPH10117396A JP26828096A JP26828096A JPH10117396A JP H10117396 A JPH10117396 A JP H10117396A JP 26828096 A JP26828096 A JP 26828096A JP 26828096 A JP26828096 A JP 26828096A JP H10117396 A JPH10117396 A JP H10117396A
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coil bobbin
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speaker
damper
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弘行 武輪
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和栄 佐藤
Mikiro Iwasa
幹郎 岩佐
Toru Yoshikawa
亨 吉川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダンパーに加わる外力と変位量の直線性を良
くし、歪みが少なく、大電力で駆動できる小型のスピー
カを実現すること。 【解決手段】 ダンパー20として、ボイスコイルボビ
ンの貫通穴23を設けた平坦部24と、断面が半円弧状
のロール状構造体21と、スピーカフレームに対する取
り付け片22とで一体に形成する。夫々のロール状構造
体21a〜21dはボイスコイルボビンの円周方向に独
立しているため、振動板の上下振動に際し、円周方向の
材料伸縮を必要としない。従ってロール状構造体21は
変形し易くなり、ダンパー20の振動振幅を大きくで
き、力対変位特性の直線性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大入力の音響信号
を再生する小型のスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、小型で場所をとらない音響再生装
置が用いられており、このような用途の音響再生装置に
使用されるスピーカは小口径のものが多い。図13は従
来の小口径のスピーカの構造例を示す断面図である。こ
のような構造のスピーカについて以下に説明する。
【0003】図13に示すスピーカ1において、環状の
フレーム2の下端部には、センターポール3、磁石4、
トッププレート5を含む環状磁気回路6が形成されてい
る。センターポール3の上方外周部とトッププレート5
の内周部とで形成される環状の空隙7には、高密度の磁
束が生じ、ボイスコイルボビン8が上下動自在に振動す
るよう保持されている。ボイスコイルボビン8は一般的
には薄紙を円筒状に成形した部材で、その下端部外周に
はボイスコイル9が回巻されている。
【0004】ボイスコイル9は音響の駆動電流が印加さ
れると、電磁力を発生してボイスコイルボビン8をピス
トン振動させるもので、例えばアルミニウムや銅等の線
材で形成される。ボイスコイルボビン8の下端部を除く
外周部には補強紙10が巻かれ、ボイスコイルボビン8
の剛性を確保している。このようなボイスコイルボビン
8に振動板11とダンパー(サスペンションともいう)
12が固着される。振動板11は、エッジ13を介して
フレーム2に取り付けられ、ダンパー12はフレーム2
に直接取り付けられ、振動自在に保持されている。
【0005】このように構成されたスピーカ1におい
て、ボイスコイル9に音声信号に比例した駆動電流が印
加されると、この駆動電流と空隙7中の磁束により駆動
力が発生し、ダンパー12とエッジ13に保持された振
動板11が上下に振動し、音を出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
に示す従来の小型のスピーカ1では、振動板の口径が小
さいので、所定の音圧を得るには、振動板11の振動振
幅は振動板面積に反比例して大きくしなければならず、
また周波数の二乗に反比例して振動振幅を大きくしなけ
ればならない。このため小型のスピーカでは特に低周波
領域で非常に大きな振幅を確保することが困難であっ
た。
【0007】振動板を支える従来のダンパー12の構造
を図14に示す。このダンパー12は樹脂含浸繊維から
なり、中央のプロフィール線で示すように波形断面が同
心円状に多数形成される。
【0008】このダンパー12は図15に示すように、
上下に振動するボイスコイルボビン8を支持する。振動
板11の振幅が大きい場合には、破線で示す波形が実線
のように引き延ばされる。引き延ばされる際に波形の頂
点aがa’に移動する。波形の頂点aがa’に移動する
ためには、波形を構成する中心部の円の半径r1がr2
へと増加しなければならない。1つの波形の頂点は同心
円上にあるため、半径が大きくなる機構を元来持たな
い。従って半径r1がr2に変化するためには、材料自
体が円周方向に対する伸縮性を有することが必要とな
る。
【0009】しかしながらダンパー12の材料は樹脂含
浸繊維であるため、材料自身の弾性は小さい。一方、振
幅が大きくなるほど同心円の半径の変化も増加しなけれ
ばならないが、材料自身の伸びが小さいため半径の変化
が困難になり、その結果振幅を大きくすることに制限を
受ける。
【0010】図16はダンパー12に加える力と振幅の
関係を示す。図示のように3N以上の力から振幅特性が
非線形となり、振幅値が飽和する。このように従来の小
型のスピーカでは、ダンパーが大振幅で変形しにくい構
造であるため、大電力の音を再生することができず、特
に低音再生特性が悪く、歪みが多くなるという欠点があ
った。
【0011】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、大振幅の変形が可能な構造のダ
ンパーを実現することにより、低音特性に優れ歪みの少
ないスピーカを提供することを目的する。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本願の請求項1記載の発明は、空気振動を与え
る振動板、前記振動板に接合された円筒状のボイスコイ
ルボビン、前記ボイスコイルボビンの外周部に固着され
たボイスコイルを環状のトッププレートとセンターポー
ルで構成される磁気空隙中に支持するダンパーを有する
スピーカにおいて、前記ダンパーは、中心にボイスコイ
ルボビンの貫通穴をもつ多角形の平坦部と、前記平坦部
の各辺に接続された断面が半円弧状の複数のロール状構
造体とで構成され、前記ロール状構造体はその対向辺が
スピーカフレームに固着され、前記貫通孔は前記ボイス
コイルボビンの外周に固着されたことを特徴とするもの
である。
【0013】このような構成によれば、ロール状構造体
は振動板の上下振動に際し、ボイスコイルボビンの円周
方向に独立しているため、円周方向の材料伸縮を必要と
しない。従ってロールが容易に変形し、振動振幅が大き
く、力変位曲線の直線性に優れた特性となる。
【0014】また本願の請求項2記載の発明は、空気振
動を与える振動板、前記振動板に接合された円筒状のボ
イスコイルボビン、前記ボイスコイルボビンの外周部に
固着され、ボイスコイルを環状のトッププレートとセン
ターポールで構成される磁気空隙中に支持するダンパー
を有するスピーカにおいて、前記ダンパーは、樹脂を含
浸させた天然繊維又は合成繊維から構成され、前記ロー
ル状構造体は前記平坦部側からスピーカフレーム側に対
し樹脂の含浸濃度を変化させたことを特徴とするもので
ある。
【0015】このような構成によれば、ロール状構造体
は平坦部側からスピーカフレーム側に対し樹脂の含浸濃
度を変化させたものとなっているため、剛性が一様でな
く、ダンパーの共振が生じにくくなる。
【0016】また本願の請求項3記載の発明は、空気振
動を与える振動板、前記振動板に接合された円筒状のボ
イスコイルボビン、前記ボイスコイルボビンの外周部に
固着されたボイスコイルを環状のトッププレートとセン
ターポールで構成される磁気空隙中に支持するダンパー
を有するスピーカにおいて、前記ダンパーは、ボイスコ
イルボビンの貫通穴をもつ多角形の平坦部と、前記平坦
部の各辺に接続された断面が半円弧状のロール状構造体
とで構成され、前記ロール状構造体はその凸部方向が振
動板の振動方向に対し交互に逆になるよう配置され、そ
の対向辺がスピーカフレームに固着され、前記貫通孔は
前記ボイスコイルボビンの外周に固着されたこと特徴と
するものである。
【0017】このような構成によれば、ロール状構造体
はその凸部方向が振動板の振動方向に対し交互に逆向き
となるように配置されているので、振動板の上下振動に
対しスチフネスを対称にすることができ、歪みが減少す
る。
【0018】また本願の請求項4記載の発明は、空気振
動を与える振動板、前記振動板に接合された円筒状のボ
イスコイルボビン、前記ボイスコイルボビンの外周部に
固着されたボイスコイルを環状のトッププレートとセン
ターポールで構成される磁気空隙中に支持するダンパー
を有するスピーカにおいて、前記ダンパーは、ボイスコ
イルボビンの貫通穴をもつ多角形の平坦部と、前記平坦
部の各辺に接続された断面が半円弧状のロール状構造体
とで構成され、前記ロール状構造体はその対向辺がスピ
ーカフレームに固着され、前記貫通孔は前記ボイスコイ
ルボビンの外周に固着され、前記平坦部は前記貫通孔の
周辺部に3角錐状の突起を設けたことを特徴とするもの
である。
【0019】このような構成によれば、ダンパーの貫通
孔の周辺部に3角錐状の突起を設けているため、ボイス
コイルボビンとの接合面を振動方向に拡大することがで
き、ローリングに対し強度が高くなる。
【0020】また本願の請求項5記載の発明は、空気振
動を与える振動板、前記振動板に接合された円筒状のボ
イスコイルボビン、前記ボイスコイルボビンの外周部に
固着されたボイスコイルを環状のトッププレートとセン
ターポールで構成される磁気空隙中に支持するダンパー
を有するスピーカにおいて、前記ダンパーは、ボイスコ
イルボビンの貫通穴をもつ多角形の平坦部と、前記平坦
部の各辺に接続された断面が半円弧状のロール状構造体
とで構成され、前記ロール状構造体はその対向辺がスピ
ーカフレームに固着されるとともに、ロールの中心軸方
向に対し円弧の半径を変化させたものであり、前記貫通
孔は前記ボイスコイルボビンの外周に固着されたことを
特徴とするものである。
【0021】このような構成によれば、ロール状構造体
の円弧の半径をロールの中心軸方向に対して変化させた
ことにより、剛性が一様でなくなり、ダンパー共振が生
じにくくなる。
【0022】また本願の請求項6記載の発明は、空気振
動を与える振動板、前記振動板に接合された円筒状のボ
イスコイルボビン、前記ボイスコイルボビンの外周部に
固着されたボイスコイルを環状のトッププレートとセン
ターポールで構成される磁気空隙中に支持するダンパー
を有するスピーカにおいて、前記ダンパーは、ボイスコ
イルボビンの貫通穴をもつ多角形の平坦部と、前記平坦
部の各辺に接続された断面が半円弧状のロール状構造体
とで構成され、前記ロール状構造体はその対向辺がスピ
ーカフレームに固着されるとともに、ロール断面が楕円
状であり、前記貫通孔は前記ボイスコイルボビンの外周
に固着されたことを特徴とするものである。
【0023】このような構成によれば、ロール状構造体
のロール断面として、半円弧状に直線の立ち上がりを設
けてロール部の変形長さを大きくとることにより、振動
振幅を大きくすることができる。
【0024】また本願の請求項7記載の発明は、空気振
動を与える振動板、前記振動板に接合された円筒状のボ
イスコイルボビン、前記ボイスコイルボビンの外周部に
固着されたボイスコイルを環状のトッププレートとセン
ターポールで構成される磁気空隙中に支持するダンパー
を有するスピーカにおいて、前記ダンパーは、ボイスコ
イルボビンの貫通穴をもつ多角形の平坦部と、前記平坦
部の各辺に接続された断面が半円弧状のロール状構造体
とで構成され、前記ロール状構造体はその対向辺がスピ
ーカフレームに固着されるとともに、ロール断面が楕円
状であり、前記貫通孔は前記ボイスコイルボビンの外周
に固着されたことを特徴とするものである。
【0025】このような構成によれば、ロール状構造体
のロール断面を楕円状としたことにより、振動振幅を大
きくすることができる。
【0026】また本願の請求項8記載の発明は、空気振
動を与える振動板、前記振動板に接合された円筒状のボ
イスコイルボビン、前記ボイスコイルボビンの外周部に
固着されたボイスコイルを環状のトッププレートとセン
ターポールで構成される磁気空隙中に支持するダンパー
を有するスピーカにおいて、前記ダンパーは、ボイスコ
イルボビンの貫通穴をもつ平坦部と、前記平坦部の各辺
に接続された断面が半円弧状のロール状構造体とで構成
され、前記ロール状構造体は断面半径の異なるものが交
互に配置され、その対向辺がスピーカフレームに固着さ
れたものであり、前記貫通孔は前記ボイスコイルボビン
の外周に固着されたことを特徴とするものである。
【0027】このような構成によれば、断面半径の異な
るロール状構造体を交互に配置してるため、フレーム取
り付け部分を短くすることができる。従って、楕円型振
動板のスピーカの支持系に最適となる。
【0028】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)本発明の第1の実施の形態におけるス
ピーカについて、ダンパーの構造を中心として図面を参
照しながら説明する。なお各実施の形態の図において、
従来例と同一の部分は同一の符号を付けて詳細な説明は
省略する。図1は本実施の形態のスピーカに用いるダン
パー20の構造を示す斜視図である。本図に示すよう
に、ダンパー20は、4方にロール状構造体21a〜2
1dと、平板状の取り付け片21a〜21dとを、中央
の平坦部24と一体に形成した略四角形状の部材であ
る。そして平坦部24の中央にボイスコイルボビン8を
貫通させるための円形の貫通孔23が形成されている。
【0029】ボイスコイルボビン8の振動方向をZ軸と
し、スピーカの前方を+、後方を−とすると、4つのロ
ール状構造体21a〜21dは断面形状が夫々同一で、
−Z方向に凸となる半円状の断面を有する弾性部であ
る。4つの取り付け片21a〜21dは平坦部24と同
一高さを有し、フレーム2の取り付け面で接合される。
また平坦部24の貫通孔23の周辺は、接着剤によりボ
イスコイルボビン8の外周面に固着される。
【0030】このような構造のダンパー20を持つスピ
ーカ26の半断面図を図2に示し、その動作について説
明する。図2のボイスコイル9に駆動電流が流れると、
電磁力によりボイスコイルボビン8の駆動力が発生し、
振動板11が振動して音を発生する。ダンパー20とエ
ッジ13は振動板11の往復運動に際し、これを弾性的
に支持する。図3は振動板11が+Z方向に振動したと
きのダンパー20の状態を示している。ダンパー20の
平坦部24はボイスコイルボビン8の外周面に固着され
ているため、ボイスコイルボビン8と一体となって振動
する。一方、取り付け辺22は図2に示すフレーム2に
固着しているため変位しない。図3において、ロール状
構造体21は振動に際しA1からA2へ変位し、振動板
11の振動変位を支える。ロール状構造体21は直線状
に構成され、且つ夫々のロール状構造体21a〜21d
は弾性的に互いに独立しているため、ロールの変形に際
して従来の波形ダンパーのように円周方向の材料の収縮
や伸張を伴わない。このため力対変位特性の直線性に優
れたものとなり、平坦部24の最大振幅も大きくするこ
とができる。
【0031】図4は本実施の形態のダンパー20の力対
変位特性の一例を示している。ここでは5Nの外力まで
変位の直線性と、5mmまでの変位が確保される。この
ように図16の特性と比べると、直線性及び最大振幅と
もに優れた特性を示すことが判る。なお平坦部24の形
状は正方形の場合を示したが、貫通孔23が確保される
限り、三角形以上の多角形であれば良い。
【0032】(実施の形態2)次に本発明の第2の実施
の形態におけるスピーカについて、ダンパーの構造を中
心として図面を参照しながら説明する。図5は本実施の
形態のスピーカに用いられるダンパー30の構造を示す
斜視図であり、第1の実施の形態と同一部分は同一の符
号を付けて詳細な説明は省略する。ダンパー30の外形
形状は図1に示すものと同一であり、ロール状構造体3
1の構成のみが異なる。
【0033】4つのロール状構造体31a〜31dは断
面形状が夫々同一で、−Z方向に凸となる半円状の断面
を有する弾性体である。ロール状構造体31は樹脂を含
浸した天然繊維や合成繊維で構成される。しかし樹脂を
含浸させる濃度の異なる2つの領域が設けられ、図5の
B1の部分とB2の部分は樹脂の含浸濃度が異なり、中
心部に近いB2の方が含浸濃度が低い。
【0034】図1の場合と同様に、4つの取り付け片2
1a〜21dは平坦部24と同一高さを有し、フレーム
2の取り付け面で接合される。また平坦部24の貫通孔
23周辺は、接着剤によりボイスコイルボビン8の外周
面に固着される。
【0035】このような構造のダンパー30の特性につ
いて説明する。ロール状構造体31は含浸濃度の異なる
B1部分とB2部分で構成されているので、含浸濃度の
低いB2の部分はB1の部分に比べ柔らかくなってい
る。可聴帯域の信号が印加されると、振動板11やエッ
ジ13、ダンパー30等が共振を起こすことがある。こ
れらの共振は、形状と材料ならびに部品相互の結合状態
によりその周波数や振幅が決まる。本実施の形態のダン
パー30は、ロール状構造体31の剛性が2つの領域で
異なるなるために、共振周波数が2つに分散される。こ
のためダンパー30の共振の振幅が小さく、振動板11
の振動に対する悪影響を及ぼしにくなる。
【0036】(実施の形態3)次に本発明の第3の実施
の形態におけるスピーカについて、ダンパーの構造を中
心として図面を参照しながら説明する。図6は本実施の
形態のスピーカに用いられるダンパー40の構造を示す
斜視図であり、第1の実施の形態と同一の部分は同一の
符号を付けて詳細な説明は省略する。ダンパー40の外
形形状は一部のロール状構造体41の湾曲方向を除いて
図1に示すものと同一である。
【0037】4つのロール状構造体41a〜41dのう
ち、ロール状構造体41b,41dは−Z方向に凸とな
る半円状の断面を有する弾性部であり、ロール状構造体
41a,41cは+Z方向に凸となる半円状となる断面
を有する弾性部である。このように平坦部24の正方形
の外周辺に沿って弾性部が凸、凹、凸、凹となるよう配
置されている。しかし断面形状そのものは4つとも同一
である。図1の場合と同様に、4つの取り付け片21a
〜21dは平坦部24と同一高さを有し、フレーム2の
取り付け面で接合される。また平坦部24の貫通孔23
周辺は、接着剤によりボイスコイルボビン8の外周面に
固着される。
【0038】このような構造のダンパー40の特性につ
いて説明する。ロール状構造体41はその湾曲方向が振
動板11の振動方向に対して交互に異なるよう配置され
ているため、振動に対してロール状構造体41b,41
dとロール状構造体41a,41cとは対称に変形す
る。このため材料の不均一や形状の不均一から生ずる振
動特性のアンバランスが相殺され、大振幅時のスピーカ
の歪みをより少なくすることができる。
【0039】(実施の形態4)次に本発明の第4の実施
の形態におけるスピーカについて、ダンパーの構造を中
心として図面を参照しながら説明する。図7は本実施の
形態のスピーカに用いられるダンパー50の構造を示す
斜視図であり、第1の実施の形態と同一部分は同一の符
号を付けて詳細な説明は省略する。ダンパー50の外形
形状は平坦部51の構造を除いて図1に示すものと同一
である。
【0040】平坦部51は貫通孔23の周辺部に3角錐
状の突起52a〜52dを設けたものである。その他の
構造は図1の場合と同様であり、4方にロール状構造体
21a〜21dと、平板状の取り付け片21a〜21d
とが中央の平坦部51と一体に形成されている。4つの
取り付け片21a〜21dは平坦部51と同一高さを有
し、フレーム2の取り付け面で接合される。特に突起5
2a〜52dの端面がボイスコイルボビン8の外周面を
保持するので、ダンパー50とボイスコイルボビン8と
の真直度が確保され易い。尚突起52a〜52dの突出
方向は交互に逆方向となるようにすると、ボイスコイル
ボビン8との接着強度が高くなる。
【0041】このような構造のダンパー50の特性につ
いて説明する。このダンパー50は、ボイスコイルボビ
ン8と平坦部51の接合面を振動方向に拡大した構造を
有するため、ボイスコイルボビン8がローリングにより
傾くことを防止でき、ローリング強度を高くすることが
できる。
【0042】(実施の形態5、6)次に本発明の第5の
実施の形態におけるスピーカについて、ダンパーの構造
を中心として図面を参照しながら説明する。図8は本実
施の形態のスピーカに用いられるダンパー60の構造を
示す斜視図である。貫通孔63が形成された4角形の平
坦部64の周辺に、断面が平坦部64の周方向に沿って
変化する半円状のロール状構造体61が一体に形成され
ている。夫々のロール状構造体61a〜61dの形状は
同一で、各ロール状構造体61の中央部の湾曲の曲率半
径は大きく、両端部の湾曲の曲率半径は小さくなってい
る。
【0043】図1と同様に、ロール状構造体61a〜6
1dの平坦部側と反対側にはスピーカフレーム2に固着
する取り付け片62a〜62dがある。各取り付け片6
2a〜62dの形状は図1のものと異なり、円弧状であ
る。従ってフレーム2に対して取り付け片62a〜62
dが環状に取り付けられる。取り付け片62と平坦部6
4は同一平面上にある。
【0044】次に本発明の第6の実施の形態におけるス
ピーカについて、ダンパーの構造を中心として図面を参
照しながら説明する。図9は第6の実施の形態のスピー
カに用いられるダンパー90の構造を示す斜視図であ
る。本図に示すようにダンパー90は、貫通孔93を有
する平坦部94、断面が半円状のロール状構造体91、
スピーカフレーム2に固着するための取り付け片92が
一体形成されたものである。
【0045】ロール状構造体92a、92cは同一断面
形状を有し、中心部から両端部にかけて曲率半径が大き
くなるよう構成されている。またロール状構造体92
b、92dは同一断面形状を有し、その平均曲率半径は
ロール状構造体92a、92cより小さい。そして各ロ
ール状構造体92の中心部から両端部にかけて曲率半径
が大きくなるよう構成されている。夫々のロール状構造
体92a〜92dに取り付け片92a〜92dが一体に
形成されている。
【0046】平坦部94は4つの円弧で囲まれる外形形
状を有し、夫々のロール状構造体92のエッジと曲率半
径が整合するようになっている。従ってロール状構造体
92a,92cに比べ、ロール状構造体92b,92d
の溝幅は狭くなっている。
【0047】ダンパー60とダンパー90の特性はほぼ
同一であるので、ここではダンパー60の特性について
説明する。本実施の形態ではロールの巻き長さが夫々の
場所で異なっている。このためロールの形状で決まる特
定の周波数でのダンパー60の共振が、1つの共振周波
数でなく複数に分散される。従ってダンパー60の共振
の振幅が小さくなり、振動板11の振動に悪影響を及ぼ
さない。
【0048】(実施の形態7、8)次に本発明の第7の
実施の形態におけるスピーカについて、ダンパーの構造
を中心として図面を参照しながら説明する。図10は本
実施の形態のスピーカに用いられるダンパー70の構造
を示す部分断面図である。このダンパー70もボイスコ
イルボビン8の貫通孔73が形成された平坦部74を有
し、その周辺にはロール状構造体71が一体に形成され
ている。またロール状構造体71の平坦部側と反対側に
はスピーカフレーム2に固着する取り付け片72が形成
されている。
【0049】これまでの湾曲構造と異なり、ロール状構
造体71は半円部C1と、直線状に立ち上がった直線部
C2を有する。尚、これまでのものと同様に、取り付け
片72と平坦部74は同一平面上にある。
【0050】次に第8の実施の形態のスピーカにおける
ダンパーについて図11を参照しながら説明する。図1
1に示すダンパー80は図10のものと同様に、貫通孔
73が形成された平坦部74を有し、その周辺にはロー
ル状構造体81が一体に形成されている。またロール状
構造体81の平坦部側と反対側にはスピーカフレーム2
に固着する取り付け片72が形成されている。
【0051】このダンパー80のロール状構造体81
は、その断面が半楕円弧状としたことが特徴である。こ
こでは楕円の短径が平坦部74と取り付け片72側にあ
り、長径が振動方向にある。
【0052】第7、第8の実施の形態のダンパーの特性
について説明する。ダンパー70では振動板11の振動
に伴い、ロール状構造体71が上下に伸縮する。ダンパ
ー70の最大振幅の限界はロール状構造体71が直線状
に伸ばされたときである。ロール状構造体71の断面は
半円部分C1に加え、直線部C2が構成されているの
で、直線部C2が加わった分、半円のみの場合に比べ最
大振幅は大きくなる。
【0053】一方、ダンパー80の場合も楕円の長径部
が振動方向に設けられているため、半円のみの場合に比
べ最大振幅は大きくなる。一方、平坦部74の周辺とフ
レーム2の取付部との距離は、半円部の直径又は楕円部
の短径で決まるため、フレーム2のダンパー取付部は大
きくならない。
【0054】(実施の形態9)次に本発明の第9の実施
の形態におけるスピーカについて、ダンパーの構造を中
心として図面を参照しながら説明する。図12は第9の
実施の形態のスピーカに用いられるダンパー100の構
造を示す平面図である。本図に示すように、ダンパー1
00は、貫通孔103を有する平坦部104、断面が半
円状のロール状構造体101、スピーカフレーム2に固
着するための取り付け片102が夫々一体形成されたも
のである。
【0055】ロール状構造体102a、102cは同一
断面形状を有し、その曲率半径は平坦部104の外周に
沿って一定である。またロール状構造体102b、10
2dは同一断面形状を有し、その曲率半径はロール状構
造体102a、102cより小さく、その値は平坦部1
04の外周に沿って一定である。従って図11に示すも
のと同様に、ロール状構造体102a,102cに比
べ、ロール状構造体102b,102dの溝幅は狭くな
っている。
【0056】このような構成のダンパー100の特性に
ついて説明する。振動板11の振動に伴い、ロール状構
造体102a〜102dが上下に伸縮する。ダンパー1
00の振幅限界はロール状構造体102a〜102dが
直線状に伸されたときである。ロール状構造体102a
〜102dの断面は最大振幅が等しくなるように構成さ
れている。このため最大振幅が幅の狭いロール状構造体
102b,102dで制限されることはない。一方、平
坦部104の周辺部とフレームの距離はロール状構造体
102a,102c側で大きく、ロール状構造体102
b,102d側で小さい。このためスピーカフレームの
ロール状構造体102b,102d側のダンパー取り付
け部は大きくならない。従って楕円振動板を使ったスピ
ーカのように、短径方向にフレームが小さくなる場合で
も、最大振幅を大きくすることができる。
【0057】
【発明の効果】以上詳細に説明したように請求項1記載
の発明によれば、振動板の上下振動に際し、ロール状構
造体はボイスコイルボビンの円周方向に独立して変形で
きる。このため、ダンパーは容易に変形し、力対変位の
直線性が優れたものとなる。このため振動板の振動振幅
を大きくすることができ、大入力でも歪みの少ない小型
のスピーカを実現することができる。
【0058】また請求項2記載の発明によれば、ダンパ
ーを樹脂を含浸させた天然繊維又は合成繊維で構成し、
ロール状構造体の平坦部側からフレーム側に対し樹脂の
含浸濃度を変化させているため、弾性部の剛性が一様で
なくなる。このためダンパーの共振を生じにくくするこ
とができる。
【0059】また請求項3記載の発明によれば、ロール
状構造体の凸部方向を、振動板の振動方向に対し交互に
逆となるよう配置することにより、振動板の上下振動に
対しスチフネスを揃えることができる。このためダンパ
ーの歪みが減少する。
【0060】また請求項4記載の発明によれば、平坦部
の貫通孔の周辺部に3角錐状の突起を設けているため、
ボイスコイルボビンと接合面を振動方向に拡大すること
ができ、ローリングに対し強度を高くすることができ
る。
【0061】また請求項5記載の発明によれば、ダンパ
ーは、ロール状構造体のロールの中心軸方向に対し、ロ
ール断面の円弧の半径を変化させたことにより、剛性が
一様でなくなる。このためダンパーの共振を生じにくく
することができる。
【0062】また請求項6記載の発明によれば、ロール
状構造体のロール断面として、半円弧部に直線部を付加
したことにより、振動の振幅を大きくすることができ
る。
【0063】また請求項7記載の発明によれば、ロール
状構造体のロール断面を楕円状としたことにより、振動
の振幅を大きくすることができる。
【0064】また請求項8記載の発明によれば、断面半
径の異なるロール状構造体を交互に配置しているため、
ダンパーの形状を細長くすることができる。このため楕
円振動板のようにフレーム幅が制限されるスピーカにも
適応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のスピーカに用いら
れるダンパーの構造を示す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態におけるスピーカの構造を示
す半断面図である。
【図3】第1の実施の形態におけるダンパーの変位状態
を示す半断面図である。
【図4】第1の実施の形態におけるダンパーの力対変位
の特性図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のスピーカに用いら
れるダンパーの構造を示す斜視図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態のスピーカに用いら
れるダンパーの構造を示す斜視図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態のスピーカに用いら
れるダンパーの構造を示す斜視図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態のスピーカに用いら
れるダンパーの構造を示す斜視図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態のスピーカに用いら
れるダンパーの構造を示す斜視図である。
【図10】本発明の第7の実施の形態のスピーカに用い
られるダンパーの構造を示す部分断面図である。
【図11】本発明の第8の実施の形態のスピーカに用い
られるダンパーの構造を示す部分断面図である。
【図12】本発明の第9の実施の形態のスピーカに用い
られるダンパーの構造を示す平面図である。
【図13】従来の小型スピーカの構造例を示す半断面図
である。
【図14】従来のスピーカのダンパーの構造を示す斜視
図である。
【図15】従来のスピーカのダンパーの変形状態を示す
半断面図である。
【図16】従来のスピーカのダンパーの力対変位の特性
図である。
【符号の説明】
2 フレーム 3 センターポール 4 磁石 5 トッププレート 6 環状磁気回路 7 空隙 8 ボイスコイルボビン 9 ボイスコイル 11 振動板 12,20,30,40,50,60,70,80,9
0,100 ダンパー 13 エッジ 14 スピーカ 21,21a〜21d,31,31a〜31d,61,
61a〜61d,71,81,91,91a〜91d,
101,101a〜101d ロール状構造体 22,22a〜22d,62,62a〜62d,72,
92,92a〜92d,102,102a〜102d
取り付け片 23,63,73,93,103 貫通孔 24,51,64,74,94,104 平坦部 25 周辺 52a〜52d 突起 75 立ち上がり
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 亨 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気振動を与える振動板、前記振動板に
    接合された円筒状のボイスコイルボビン、前記ボイスコ
    イルボビンの外周部に固着されたボイスコイルを環状の
    トッププレートとセンターポールで構成される磁気空隙
    中に支持するダンパーを有するスピーカにおいて、 前記ダンパーは、 中心にボイスコイルボビンの貫通穴をもつ多角形の平坦
    部と、前記平坦部の各辺に接続された断面が半円弧状の
    複数のロール状構造体とで構成され、前記ロール状構造
    体はその対向辺がスピーカフレームに固着され、前記貫
    通孔は前記ボイスコイルボビンの外周に固着されたもの
    であることを特徴とするスピーカ。
  2. 【請求項2】 空気振動を与える振動板、前記振動板に
    接合された円筒状のボイスコイルボビン、前記ボイスコ
    イルボビンの外周部に固着され、ボイスコイルを環状の
    トッププレートとセンターポールで構成される磁気空隙
    中に支持するダンパーを有するスピーカにおいて、 前記ダンパーは、 樹脂を含浸させた天然繊維又は合成繊維から構成され、
    前記ロール状構造体は前記平坦部側からスピーカフレー
    ム側に対し樹脂の含浸濃度を変化させたものであること
    を特徴とする請求項1記載のスピーカ。
  3. 【請求項3】 空気振動を与える振動板、前記振動板に
    接合された円筒状のボイスコイルボビン、前記ボイスコ
    イルボビンの外周部に固着されたボイスコイルを環状の
    トッププレートとセンターポールで構成される磁気空隙
    中に支持するダンパーを有するスピーカにおいて、 前記ダンパーは、 ボイスコイルボビンの貫通穴をもつ多角形の平坦部と、
    前記平坦部の各辺に接続された断面が半円弧状のロール
    状構造体とで構成され、前記ロール状構造体はその凸部
    方向が振動板の振動方向に対し交互に逆になるよう配置
    され、その対向辺がスピーカフレームに固着され、前記
    貫通孔は前記ボイスコイルボビンの外周に固着されたも
    のであること特徴とするスピーカ。
  4. 【請求項4】 空気振動を与える振動板、前記振動板に
    接合された円筒状のボイスコイルボビン、前記ボイスコ
    イルボビンの外周部に固着されたボイスコイルを環状の
    トッププレートとセンターポールで構成される磁気空隙
    中に支持するダンパーを有するスピーカにおいて、 前記ダンパーは、 ボイスコイルボビンの貫通穴をもつ多角形の平坦部と、
    前記平坦部の各辺に接続された断面が半円弧状のロール
    状構造体とで構成され、前記ロール状構造体はその対向
    辺がスピーカフレームに固着され、前記貫通孔は前記ボ
    イスコイルボビンの外周に固着され、前記平坦部は前記
    貫通孔の周辺部に3角錐状の突起を設けたものであるこ
    とを特徴とするスピーカ。
  5. 【請求項5】 空気振動を与える振動板、前記振動板に
    接合された円筒状のボイスコイルボビン、前記ボイスコ
    イルボビンの外周部に固着されたボイスコイルを環状の
    トッププレートとセンターポールで構成される磁気空隙
    中に支持するダンパーを有するスピーカにおいて、 前記ダンパーは、 ボイスコイルボビンの貫通穴をもつ多角形の平坦部と、
    前記平坦部の各辺に接続された断面が半円弧状のロール
    状構造体とで構成され、前記ロール状構造体はその対向
    辺がスピーカフレームに固着されるとともに、ロールの
    中心軸方向に対し円弧の半径を変化させたものであり、
    前記貫通孔は前記ボイスコイルボビンの外周に固着され
    たものであることを特徴とするスピーカ。
  6. 【請求項6】 空気振動を与える振動板、前記振動板に
    接合された円筒状のボイスコイルボビン、前記ボイスコ
    イルボビンの外周部に固着されたボイスコイルを環状の
    トッププレートとセンターポールで構成される磁気空隙
    中に支持するダンパーを有するスピーカにおいて、 前記ダンパーは、 ボイスコイルボビンの貫通穴をもつ多角形の平坦部と、
    前記平坦部の各辺に接続された断面が半円弧状のロール
    状構造体とで構成され、前記ロール状構造体はその対向
    辺がスピーカフレームに固着されるとともに、ロール断
    面が半円弧部の終端に直線部を付加した形状であり、前
    記貫通孔は前記ボイスコイルボビンの外周に固着された
    ものであることを特徴とするスピーカ。
  7. 【請求項7】 空気振動を与える振動板、前記振動板に
    接合された円筒状のボイスコイルボビン、前記ボイスコ
    イルボビンの外周部に固着されたボイスコイルを環状の
    トッププレートとセンターポールで構成される磁気空隙
    中に支持するダンパーを有するスピーカにおいて、 前記ダンパーは、 ボイスコイルボビンの貫通穴をもつ多角形の平坦部と、
    前記平坦部の各辺に接続された断面が半円弧状のロール
    状構造体とで構成され、前記ロール状構造体はその対向
    辺がスピーカフレームに固着されるとともに、ロール断
    面が楕円状であり、前記貫通孔は前記ボイスコイルボビ
    ンの外周に固着されたものであることを特徴とするスピ
    ーカ。
  8. 【請求項8】 空気振動を与える振動板、前記振動板に
    接合された円筒状のボイスコイルボビン、前記ボイスコ
    イルボビンの外周部に固着されたボイスコイルを環状の
    トッププレートとセンターポールで構成される磁気空隙
    中に支持するダンパーを有するスピーカにおいて、 前記ダンパーは、 ボイスコイルボビンの貫通穴をもつ平坦部と、前記平坦
    部の各辺に接続された断面が半円弧状のロール状構造体
    とで構成され、前記ロール状構造体は断面半径の異なる
    ものが交互に配置され、その対向辺がスピーカフレーム
    に固着されたものであり、前記貫通孔は前記ボイスコイ
    ルボビンの外周に固着されたものであることを特徴とす
    るスピーカ。
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