JPH10112929A - 低電圧起動盤回路用地絡検出装置 - Google Patents

低電圧起動盤回路用地絡検出装置

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JPH10112929A
JPH10112929A JP8282888A JP28288896A JPH10112929A JP H10112929 A JPH10112929 A JP H10112929A JP 8282888 A JP8282888 A JP 8282888A JP 28288896 A JP28288896 A JP 28288896A JP H10112929 A JPH10112929 A JP H10112929A
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JP
Japan
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ground fault
circuit
control system
line
control circuit
Prior art date
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JP8282888A
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English (en)
Inventor
Hirotoshi Ito
弘利 伊藤
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Showa Shell Sekiyu KK
Original Assignee
Showa Shell Sekiyu KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷設備の地絡検出回路手段に制御設備の地
絡検出回路を併設して、装置の簡素化を図る。 【解決手段】 負荷設備LDに電力を供給する主回路2
に設けた零相変流器ZCTに制御回路CCに電力を供給
する制御系回路3の地絡検出手段を併設するもので、制
御系回路3に設けられた制御回路用変圧器Tの2次側の
中性点Oから、前記零相変流器ZCTのコアを貫通した
後、接地する地絡電流線GLを設け、零相変流器ZCT
の2次側に地絡検出器GDを設けることにより、主回路
2及び負荷設備LDの地絡検出と、制御系回路3の地絡
検出を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低電圧起動盤の制
御回路の地絡検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の低電圧起動盤を図2を用いて説明
する。低電圧起動盤1は、動力電源4の電力を負荷設備
LDに供給する主回路2と動力電源4の電力を所定の電
圧に変圧して低電圧起動盤1の制御回路CCに供給する
制御系回路3とから構成され、主回路2又は負荷設備L
Dの地絡の検出は、主回路2の母線5に設けられた零相
変流器ZCTからの零相電流の有無により地絡の検出を
行う地絡検出器GDにより行う。
【0003】最近主流となっている400Vを採用して
いる低電圧起動盤においては、その制御回路CCにCP
Uを採用しており、絶縁レベル等の問題のため、主回路
2と制御系回路3は一つの電源を共用することなく、制
御系回路3には制御回路専用の変圧器CTが別途設けら
れている。その結果、制御回路用の電源の電路は主回路
の電源の電路と切り離されるために制御回路の地絡検出
が行われていない。
【0004】地絡の発生する可能性は、設置環境等によ
り異なるが、主回路2も制御系回路3も同一条件である
にもかかわらず、制御系回路3の地絡検出は電気設備技
術基準で緩和されていて、前記制御回路用の変圧器T等
を用いて一次側電路と二次側電路を絶縁した場合には、
地絡の検出を行わなくても良いことになっており、非接
地系統であることから、地絡電流が小さく絶縁不良箇所
の過熱、発火の可能性は少ない。
【0005】しかしながら、一線地絡の状態が検出でき
ないために、そのまま運転を継続した場合には、他の一
線が同様に地絡すると地絡短絡となり、図2に示す制御
回路用の変圧器Tの2次側に設けたヒューズFが溶断
し、制御回路用電源が停電し、その結果、制御回路CC
は制御不能となり負荷が突然停止することとなるので、
操業への影響が大きくなるという問題がある。
【0006】しかし、前記制御回路用の変圧器Tを設け
た制御回路用電源回路の地絡検出を行うには、図3に示
すように、主回路用地絡検出器GD1の他に専用の地絡
検出器GD2を設ける必要があるため、低電圧起動盤の
製作コストが上昇するという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解消するためになされたもので、本発明の目的
は、制御回路用電源専用の変圧器を有する低電圧起動盤
の地絡検出装置を簡単な構成で、且つ製造コストを低コ
ストにすると共に、装置の小型化を実現することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の低電圧起動盤
は、動力電源の電力を負荷設備に供給する主回路と動力
電源の電力を所定電圧に変圧して制御回路に供給する制
御系回路とからなり、前記主回路に設けた主回路及び負
荷設備の地絡を検知する主回路地絡検知手段に、制御系
回路及び制御回路の地絡を検知する制御系地絡検知手段
を併設したものである。
【0009】本発明の低電圧起動盤は、前記地絡検知手
段として主回路の零相変流器を用いるものである。
【0010】本発明の低電圧起動盤は、動力電源の電力
を負荷設備に供給する主回路と動力電源の電力を所定電
圧に変圧して制御回路に供給する制御系回路とからな
り、前記主回路に設けた零相変流器と、前記制御系回路
に設けた制御回路用変圧器の2次側の中性点から地絡電
流線GLを引出し、前記零相変流器のコア内を貫通し接
地する地絡検出装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の低電圧起動盤1の
実施の一形態を示すものであり、低電圧起動盤1は、電
動機及びヒーター等の負荷設備LDに所定電圧の電力を
供給する主回路2と、前記低電圧起動盤1を制御するた
めの制御回路CCに所定電圧の電力を供給する制御系回
路3から構成される。
【0012】前記主回路2は、R、S、Tの3相からな
る動力電源4から分岐された母線5と、動力電源4と母
線5との間に設けられた回路遮断器CBと、母線5と電
力の供給先である電動機、ヒーター等の負荷設備LDと
の接続又は遮断を行う電磁接触器MCと、母線5に設け
られその地絡を検出するための零相変流器ZCTと、前
記零相変流器ZCTの2次側電流から地絡の有無を検出
する地絡検出器GDとから構成される。
【0013】前記制御系回路3は、前記3線の母線5の
内の2相の電路と接続し、制御回路用の電力を取り出し
制御回路CCに供給する制御回路用電力線6と、前記電
力線6の途中に設けられ母線5から供給された2相の電
圧を制御回路CCに適した電圧に変圧する制御回路用変
圧器Tと、前記制御回路用変圧器Tの2次側の制御回路
用電力線6に設けられたヒューズFと、制御回路用電源
及び制御回路CCの地絡状態を検出する地絡検出器GD
から構成され、前記地絡検出器GDは前記制御回路用変
圧器Tの2次側の中性点Oから低電圧起動盤1の主回路
である母線5に設けられた零相変流器ZCTのコア内を
貫通した後、接地する地絡電流線GLとから構成され
る。
【0014】以下に低電圧起動盤1の動作を説明する。
先ず、主回路2の動作及び主回路2の地絡検出動作を説
明する。動力電源4から供給されたR、S、Tの3相の
所定電圧の電力が、母線5から回路遮断器CB、零相変
流器ZCT及び電磁接触器MCを介して電動機及びヒー
ター等の負荷設備LDに供給される。
【0015】通常、主回路2の電流の3相ベクトルの和
は零であるため、前記零相変流器ZCTの2次側には電
流Io が誘起されないが、主回路2又は負荷設備LDに
地絡事故が発生すると、前記3相ベクトルの和が崩れた
状態となり、零相変流器ZCTの2次側に微小電流Io
が誘起され、これを地絡検出器GDが検出し、主回路2
に地絡が発生したことをディスプレイDP等により知ら
せる。
【0016】次に、制御系回路用3の動作を説明する。
制御回路用の電圧に適合した電力を供給するため制御回
路用電力線6により前記母線5の内の2相の電路と接続
し、制御回路用電力線6に流れる電流を制御回路用変圧
器Tにより所定の電圧に変圧した後、ヒューズFを介し
て供給先の制御回路CCに所定電圧の電力を供給する。
【0017】以下に前記制御系回路3及び制御回路CC
の地絡検出動作について説明する。前記地絡検出器GD
として設けられた地絡電流線GLは、前記制御回路用変
圧器Tの2次側の中性点Oから引き出し、且つ低電圧起
動盤1の主回路2である母線5に設けられた零相変流器
ZCTのコア内を貫通した後、接地する構成となってい
るため、制御系回路用3及び制御回路CCに地絡が発生
すると、制御系回路3又は制御回路CCから地中を介し
て前記地絡電流線GLの接地G側から制御回路用変圧器
Tの2次側の中性点Oに地絡電流Ig が流れる。
【0018】通常、主回路2の電流の3相ベクトルの和
は零であるため、前記零相変流器ZCTの2次側には零
相電流Io が誘起されないが、前記制御系回路用3及び
制御回路CCに地絡が発生して前記前記地絡電流線GL
に地絡電流Ig が流れると、前記3相ベクトルの和が崩
れた状態となり、零相変流器ZCTの2次側に零相電流
Io が誘起され、これを地絡検出器GDが検出し、主回
路2に地絡が発生したことをディスプレイDP等の表示
装置又は警報音等により知らせる。
【0019】以上のように、本発明においては、低電圧
起動盤1の主回路2又は負荷設備LDの地絡検出用に設
けられた零相変流器ZCT及び地絡検出器GDを、制御
系回路3及び制御回路CCの地絡検出用に兼用したの
で、制御系回路3及び制御回路CCのための地絡検出器
を別途設ける必要がなくなり、装置が小型化し製造コス
トが低減する。
【0020】前記のように零相変流器ZCT及び地絡検
出器GDを、主回路2又は負荷設備LDの地絡検出用と
制御系回路3及び制御回路CCの地絡検出用に兼用した
ことにより、装置が簡素化されているが、地絡検出器G
Dにおいては、主回路2又は負荷設備LDの地絡と制御
系回路3及び制御回路CCの地絡とを瞬時に区別する手
段は設けられていない。
【0021】その結果、前記地絡検出器GDが地絡検出
をしても、それが主回路2又は負荷設備LDの地絡で
あるのか、制御系回路3及び制御回路CCの地絡であ
るのか、判別ができない。そこで、前記の地絡検出用
に設けた地絡電流線GLにON、OFFスイッチSWを
設け、常時スイッチをONの状態にしておき地絡が発生
した時、このスイッチSWをOFF状態にし、地絡検出
器GDが地絡を検出した場合は、前記主回路2又は負
荷設備LDの地絡であり、同様にスイッチSWがOFF
状態で、地絡検出器GDが地絡を検出しない場合は、前
記制御系回路3及び制御回路CCの地絡であると、判
断できる。
【0022】また、主回路2又は負荷設備LDの地絡
電流と制御系回路3及び制御回路CCの地絡電流とで
は、主回路2又は負荷設備LDの地絡電流の電流値
が、制御系回路3及び制御回路CCの地絡電流の電流
値よりも多少大きく、その方向(+、−)も異なるの
で、地絡検出器GDに電流の大小を判別する電流値判別
手段又は電流の方向を判別する電流方向判別手段を設け
ることにより、発生した地絡が、主回路2又は負荷設
備LDの地絡であるのか、制御系回路3及び制御回路
CCの地絡であるかがを判別でき、この判定結果をディ
スプレイDP等によ表示することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明においては、低電圧起動盤1の主
回路2及び負荷設備LDの地絡検出用に設けられた零相
変流器ZCT及び地絡検出器GDを、制御系回路3及び
制御回路CCの地絡検出用に兼用したので、制御系回路
3及び制御回路CCのための地絡検出機構を別途設ける
必要がなくなり、制御系回路の地絡検出と制御回路の地
絡が原因で負荷設備が停電が停電することを未然に防止
することができる。更に装置が小型化し製造コストを低
減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低電圧起動盤の概略構成を示す図であ
る。
【図2】従来の制御系回路及び制御回路の地絡検出が行
われていない低電圧起動盤の概略構成を示す図である。
【図3】従来の制御系回路及び制御回路の地絡検出を行
っている低電圧起動盤の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 低電圧起動盤 2 主回路 3 制御系回路 4 動力電源 5 母線 6 制御回路用電力線 T 制御回路用変圧器 O 中性点 F ヒューズ CC 制御回路 CB 回路遮断器 ZCT 零相変流器 MC 電磁接触器 LD 負荷設備(電動機、ヒーター等) GL 地絡電流線 SW 地絡電流線ON、OFFスイッチ GD 地絡検出器 G 接地 Ig 地絡電流 Io 零相電流

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力電源の電力を負荷設備に供給する主
    回路と動力電源の電力を所定の電圧に変圧して制御回路
    に供給する制御系回路とからなる低電圧起動盤におい
    て、 主回路及び負荷設備の地絡を検知する主回路零相変流器
    に、制御系回路用電圧に変圧するための変圧器の2次側
    の中性点から、前記零相変流器のコア内を貫通し、接地
    させた制御系回路に発生した地絡電流を流す地絡電流線
    と、前記零相変流器の2次側に前記主回路又は制御系回
    路の地絡を検出する地絡検出器と、前記地絡検出器の検
    出出力が地絡が主回路のものか、制御系回路のものかを
    判別する地絡判別機能を設けたことを特徴とする低電圧
    起動盤回路用地絡検出装置。
JP8282888A 1996-10-07 1996-10-07 低電圧起動盤回路用地絡検出装置 Pending JPH10112929A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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