JPH10112670A - 相対位置判別無線通信方式 - Google Patents

相対位置判別無線通信方式

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JPH10112670A
JPH10112670A JP8282880A JP28288096A JPH10112670A JP H10112670 A JPH10112670 A JP H10112670A JP 8282880 A JP8282880 A JP 8282880A JP 28288096 A JP28288096 A JP 28288096A JP H10112670 A JPH10112670 A JP H10112670A
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JP
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JP8282880A
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Kazumasa Matoi
一将 的井
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Yaesu Musen Co Ltd
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Yaesu Musen Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジャー用のジェットスキーによる事故や船
舶の衝突予防のために無線通信機を用いて船舶の近接監
視をする相対位置判別無線通信方式。 【解決手段】 選択呼出により交信する小電力の無線通
信機が操作部7で相対位置判別と設定すると、受信部3
のAGCを解除し、設定に応じて送信タイマを作動させ
相対位置判別信号を制御部4からDTMF9に出力して
DTMFに変換して送信部2から送信して受信状態とな
る。受信部3で受信した信号をDTMF9で検出して相
対位置判別信号であれば取り込み、制御部4で受信レベ
ルと相手局との距離を対応させて複数段階に分類して制
御信号を作り船舶の近接の監視を必要とする機器に出力
する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】小電力の無線通信機を用いて
受信レベルによって相手局との距離の近接度を判別する
相対位置判別方式に関する。
【0002】
【従来の技術】レジャースポーツの中で海浜で遊ぶもの
としてジェットスキーがありスピードとスリルが最高の
魅力である。そのため、若者の間では大変人気の高いス
ポーツであるが、反面夢中になりすぎて事故の発生が増
えている。この対策には近づきすぎたジェットスキーを
気付くのが遅れて事故に合うので、近接するジェットス
キーがある場合は自動的に注意信号を出して警告できる
ものが必要になる。
【0003】海難事故について厳しく法律で規制された
一般の船舶においても、狭い海峡を航行するのに夜間や
濃霧の時などときどき衝突事故が発生している。このこ
とは海難事故を防ぐために法律で定められた所定の計器
類を装備し、かつ、細心の注意を払って航行していても
海難事故は発生すると見なければならない。
【0004】船舶の場合には海難防止のための航行に関
する法律があり、更に船舶の種類によってもレーダーや
計測機器の設置が義務づけられている。それに船舶がす
れ違う場合などではどちらかに優先航行の権利があり、
他方の船舶は回避義務が明記されている。色々な海難防
止の計器類を装備した船舶が優先航行側で回避義務側の
船舶には海難防止の計器類の無い時によく事故になる。
特に海難衝突予防法の中には狭い水路の航行船に対する
横切り船の注意義務や、一般海域の横切り船航法で相手
船を見る方行により回避義務が要求される避航船と、何
があってもその航行速度と進路の変更をしてはならない
保持船との関係があり、避航船の航海安全の設備が貧弱
な場合には衝突の危険度が高くなる。
【0005】一般に外洋を航行する船舶の速度は20ノ
ット前後の速度で航行する。これに対して漁船や内航船
などは15ノット程度かそれ以下で航行する。そこで大
形の外洋船と漁船が正面方向から向かい合って走った場
合は35ノットの早さで接近することになる。1海里を
約1800mとすると、概算で時速63Kmで接近する
ことになる。従って1Kmの距離があっても1分程度で
衝突することになる。
【0006】また、ジェットスキー等の場合はせいぜい
10ノット程度であるから、500mの距離でも正面方
向から向かい合ってきて衝突するときは20ノットとし
て時速は約36Kmであり1分弱程度も掛かる。それな
のに事故が増加することは注意力の問題と相互の距離間
の認識にもよるものと思われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】船舶と船舶の衝突事故
やジェットスキー対ジェットスキーの衝突が起こらない
ようにする必要がある。海難事故を防ぐとしても船橋で
の目視による監視やレーダーによる監視以外に方法がな
い。当然ジェットスキー同志の衝突事故も注意して行動
するだけであり、どちらも何らかの方法で危険を知らせ
るものはない。本発明はこのような人の注意力だけに頼
る安全航法に加えて、衝突の恐れがあるほど近づいた船
やジェットスキーの近接を信号で知らせてその信号によ
り音や光などに変換して人に知らせたり船の制御器に警
告信号を送る相対位置検出無線通信方式を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は小電力タイプの
無線通信機を用いて、相対位置判別を選択設定すると、
送信部は所定の送信電力の周波数に相対位置判別信号を
変調させて設定されたタイマーの間隔で送信する手段と
受信部はAGCを解除した受信状態で相対位置判別信号
を受信検出すると受信した信号毎に受信レベルをメモリ
に記憶し、かつ、受信レベルに応じて受信した相手無線
局との距離に対応させた複数段階のしきい値により分類
された制御信号を出力して警報や、近接状態に応じた対
応をする機器に供給して警告又は制御をする制御信号生
成手段とを備えて、相対位置判別信号の送信及び受信し
て生成した制御信号の出力動作は、前記タイマーに基づ
き更新作動することで他の無線局の近接状態を監視する
相対位置判別無線通信方式である。
【0009】相対位置判別を設定した無線通信機は、相
対位置判別信号に自局コードを付加して送信する手段
と、相対位置検出信号を受信検出すると相対位置判別信
号を送信した相手局に対し相手局コードを付けて応答信
号として送信する手段と、相対位置判別には相対位置判
別の応答信号のみ検出して制御信号とする手段とを備え
て、他の無線局の近接状態を監視する相対位置判別無線
通信方式である。
【0010】小電力タイプの無線通信機による相対位置
判別は、相対位置判別信号又は応答信号を受信検出し、
検出した信号毎に一時記憶する手段と、次回の相対位置
判別信号を受信すると記憶された信号レベルとの信号強
度を比較する手段と、記憶値に対して大小の変化がある
と変化方向を付加した制御信号を出力するとともに記憶
値を更新する変化判別手段とを備えて、他の無線局が近
接するか離れるかの監視をする相対位置判別無線通信方
式である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の相対位置判別無線通信方
式は主に船舶又はジェットスキーに装備して衝突等の危
険を防止するのが目的であって、海上衝突予防法に基づ
く航法には見張り義務の項目があって衝突が起きないよ
うに監視しているがその補助具として自動的に近接警告
させる制御信号を出力するものである。小電力の無線通
信機の代表的なものに特定小電力無線通信機がある。本
発明はこの免許のいらない特定小電力無線通信機により
説明する。この特定小電力は送信電力10mW以下で4
00MHz帯のFMの複数チャネルが使用できるもので
ある。送信電力10mWは通常の気象条件ではおよそ3
Km程度の交信が可能とされている。相対位置判別用の
送信電力の決定は国単位又は国際的に海上衝突予防法の
中で送信電力を定めればよい。実際には、船舶の航行速
度を時速20ノットの船と、15ノットの船とが接近す
る場合に、正面から接近すると時速35ノットであり1
Kmの位置からだと1分程度で接近し、500mの範囲
内では約30秒で衝突のおそれがある。
【0012】図2は受信レベルと距離の関係を図に示し
てあり、横軸に距離を取り、縦軸には受信レベルに対応
する5段階分割により距離と感度を対比させた表であ
る。また、送信機もその条件になるように送信電力を設
定する。この5段階に分けたレベル1は受信感度無しで
距離は2Km以上とし、レベル2は500m以上2Km
以下で微弱受信感度、レベル3は200mから500m
の範囲で中程度の受信感度、レベル4は50mから20
0mの範囲での高い受信感度であり、レベル5は50m
以内の最高感度とする。例えばレベル5は3V以上の出
力とすると、レベル1は0.5V以下の出力で感度無し
とし、このような基準値に基づくレベルの各段を設定
し、判別用のしきい値として船舶の近接の監視用にすれ
ばよい。図6は図2の表に基づき船の位置を模式的に示
した図である。
【0013】この相対位置判別の信号としては、送信信
号には特定小電力で相手局を選択呼び出しに使用する信
号にCTCSS、DSC,DTMF、5TONEなどの
複数の選択呼び出し信号があり、その中から1つ又は、
2つを使い分けて選択呼び出しを行っている。本発明で
はDTMFとMODEMとを選択する無線通信機につい
て説明する。相対位置判別信号をDTMFやMODEM
で送信するので他の信号と区別できるため相対位置判別
信号の取り込みの選択が可能である。
【0014】図1は本発明の相対位置判別機能を備えた
一実施例の無線通信機のブロック図であり、図について
説明する。図中1はアンテナ、2は送信部、3は受信
部、4は制御部、5はメモリ、6は表示部、7は送受信
の特定のスイッチ類と各種の通信に係わる設定用キーボ
ードとからなる操作部、8はスピーカ、9は数字や文字
が入力されるとDTMFに変換し、DTMF信号が入力
すると数字や文字に復調する変換及び復調機能を備えた
DTMF、10はデーター通信用のMODEMである。
【0015】図1のブロック図による一実施例として船
舶に用いることを前提として説明する。特定小電力の無
線通信機が通常の無線通信状態から操作部7により相対
位置判別を設定すると、制御部4とメモリ5により送信
部2の送信電力と周波数を設定し、受信部3も相対位置
判別信号のレベルが抑圧されないようにAGCをオフに
設定する。以上の設定により無線通信機は計測機能が設
定される。制御部4はタイマー例えば5secタイマー
を始動させる。このタイマーにより送信する相対位置判
別信号として、信号長が100mS程度で、例えば、全
無線局を対象としたALLの「A」と相対位置判別用の
「0」とを組み合わせた「A0」としてDTMF9に出
力し、DTMFコードに編成して送信部2から5sec
間隔で送信する。国や地域によってはDTMF信号が使
えない場合があるので、その場合はMODEM10を作
動させて相対位置判別信号をMODEM信号にして送信
すればよい。この相対位置判別機能(ソフトにより実行
するので図3の説明において詳細に述べる。)を備えた
無線通信機は全て相対位置判別状態では相手局の送受信
に関係なく5secで送信されるから、送信終了から次
の送信までの間受信状態になり、相対位置信号のDTM
Fコードを受信検出すると、受信した信号レベルを個別
にメモリ5に記憶し、その受信レベルの強弱を5段階に
振り分けて制御信号にする。この出力される制御信号は
無線通信機の表示部6にレベル表示したり、船舶の近接
警戒用の各種計器機に制御信号として出力する。
【0016】本発明の第1実施例の動作を図3のフロー
チャートにより説明する。判断ボックスH1で相対位置
判別の設定をしたことを検知すると、処理S1でAGC
を解除し処理S2で送信タイマーを設定する。処理S3
で相対位置判別用のDTMFを編成して処理S4でその
DTMF信号を送信する。送信終了後処理S5で受信状
態になり、判断ボックスH2で相対位置判別のDTMF
信号を受信検出して信号レベルをメモリ5に記憶する
と、次に、相対位置判別機能は、図2のレベル/距離の
グラフを参照して5段階のしきい値を設けて検出した受
信感度と比較する。そこでレベル1は受信感度が0.5
V以下、レベル5は受信感度は3V以上としてそれぞれ
割り付けるとレベル1は受信感度を0V以上0.5Vま
でとし、レベル2は受信感度0.5Vから1.1V、レ
ベル3は受信感度を1.1Vから1.9V、レベル4は
受信感度を1.9Vから3V、5は受信感度を3V以上
に設定すると、それぞれの段階を区分する受信感度はし
きい値となるので、上下いずれのしきい値を超えても出
力は1とし、しきい値以下ならば0の出力とする。レベ
ル3で検出した受信感度が1.5Vの場合は1.1V以
上1.9V以下のため1と0の判別をして1,0を出力
するレベル3とする。検出した受信感度が2.5Vの場
合はレベル3では1と1の判別となりレベル4で比較を
する。レベル4は1.9Vから3.0Vであり受信感度
2.5Vの場合は1と0の判別をして1,0を出力して
レベル4と判別される。
【0017】レベル2の判別も同様にレベル2のとき1
と0を出力するとレベル2と判別し、レベル1は感度無
しで0が出力されてレベル1と判別され、レベル5は3
Vのしきい値以上の受信感度のため1を出力するから5
と判別できるので全ての段階が判別できる。受信判断ボ
ックスH3からH7により上記方法で受信した信号レベ
ルを振り分け、出力された信号は処理S6からS10に
よる制御信号生成手段でレベル区分に応じて例えば1か
ら5の数字の制御信号に生成し、処理S11により制御
信号を出力する。判断ボックスH8で送信タイマが5s
ecになったかを検出し5secまで受信を反復実行す
る。5secになると判断ボックスH9で相対位置判別
の設定が解除になったかを判断して終了するか否かを実
行する。
【0018】次に、本発明の第2実施例についてその動
作を説明する。無線通信機の構成は第1実施例と変わら
ないので、その動作について相違する点を述べると応答
信号により相対位置判別を行うのが第2実施例の要旨で
ある。従って、第1実施例のように全ての無線局が相対
位置判別を所定の間隔で送信し、それを受信することで
相対位置を判別する方式ではなく、相対位置判別信号を
受信すると受信した側では相対位置判別信号の応答信号
を送信する。この場合その他の船に影響を与えないよう
に相対位置判別信号を送信した特定の無線機だけが検出
できるようにする必要があるので、相対位置判別信号の
DTMF信号「A0」に自局コード例えば「NEKO」
を付けて「A0*NEKO」として送信する。この相対
位置判別信号を受信した他の無線局は応答信号を送信す
るが、この応答信号は特定の相手局「NEKO」に対す
る応答であるため「NEKO」に応答の「1」を加えて
「NEKO*1」のDTMF信号で送信する。この「N
EKO*1」を受信すると自局コードが「NEKO」以
外の無線局は取り込まないから混乱を生じないで相対位
置判別ができる。
【0019】本発明の第2実施例を示す図4のフローチ
ャートは、相対位置判別を送信する側の(a)フローチ
ャートと、相対位置判別を受信して応答する側の(b)
フローチャートとで相対位置判別が実行される。そのた
め処理の流れに従ってフローチャートを説明する。相対
位置判別を送信した無線局側のフローチャート図4
(a)は判断ボックスH21で相対位置判別が設定され
たか否かを判別し、設定されていると通常の通信機能は
解除される。処理S21で受信部3はAGCをオフにす
る。続けて処理S22で送信タイマをこの場合は5se
cに設定する。処理S23でDTMF9において相対位
置判別信号を[A0*NEKO]のDTMFコードを作
成し、処理S24で受信範囲の全ての相手局に対してD
TMFコードの相対位置判別信号を送信する。
【0020】この相対位置判別信号を受信した相対位置
判別に設定された無線局は、図4(b)のフローチャー
トに基づき応答信号を送信する。判断ボックスH30で
相対位置判別送信せずであれば処理S32で受信状態と
なる。判断ボックスH31で相対位置判別信号を受信検
出すると、処理S33で受信したDTMFコードの中の
相手局コードと応答信号の「1」を組み込み「NEKO
*1」のDTMFに編成して送信する。その応答送信は
混信が起こりにくいように送信するとき、その周波数の
受信信号がある間は送信がマスクされるか、応答にタイ
ムラグを持たせて送信されるように構成してもよい。判
断ボックスH32で相対位置判別が解除されたかを判断
されなければ再び判断ボックスH30を実行する。この
判断ボックスH30で送信と判定すると、応答側も図4
(a)の動作を実行して自局の相対位置判別を実行す
る。
【0021】再度図4の(a)側フローチャートにもど
り、処理S25で応答信号の受信中に、判断ボックスH
22で受信信号からDTMFの[NEKO*1」を検出
すると、その信号レベルをメモリに記憶し、判断ボック
スのH23からH27で受信感度の強弱に応じた5段階
のレベルに分類し、処理S26からS30で相手局との
距離に対応させた制御信号に編成する。処理S31で制
御信号を出力し、判断ボックスH28で送信タイマが5
sec経過したかを検出し、5sec以内ならば処理S
24の応答受信に戻つて実行し、5sec経過ならば判
断ボックスH29で相対位置判別解除を検出し、解除で
無ければ判断ボックスH21に戻って反復実行し解除な
らば相対位置判別を解除して通常の無線機機能となる。
なお、「NEKO」コード局以外は取り込まないので問
題は起きない。また、受信した応答信号に相手局コード
がある場合は受信した信号レベルは相手局コードととも
に記憶することで相手局と自局との相対距離の変化を知
ることができる。
【0022】次に図5のフローチャートについて説明す
る。このフローチャートは図1の無線通信機の動作の図
3フローチャート及び図4フローチャートに感度差を検
出して大小差の信号も出力させるものである。ここでは
代表例として図3のフローチャートに対応させて示して
ある。判断ボックスH41で相対位置判別を検出すると
処理S41からS45にかけてAGCを解除し、送信タ
イマ5secに設定する。相対位置判別の「A0」信号
をDTMF信号に編成して送信した後に受信状態にな
り、判断ボックスH42で相対位置判別のDTMF信号
を受信検出すると判断ボックスH43からH47で受信
した信号レベルの強弱を判別し、処理S46からS50
によって信号レベルを距離に対応させた1から5の制御
信号に編成する。
【0023】判断ボックスでレベルデータがメモリされ
ているかの有無を判定し、無ければ処理S51とS52
でメモリに記憶する。制御信号が例えばレベル4ならば
「4」の信号を出力する。データがあれば処理S54で
メモリデータを読み出し処理S55で新しい信号レベル
と大小を比較して大きければ+をつけて「4+」の制御
信号とし、少なければ「4−」にした制御信号を処理S
55で出力する。これはレベル4は図2によれば50m
から200mの範囲内で送信されたものであり、仮に1
00mの位置からの送信がレベル4であるから、新たに
計測した位置が130mであれば受信感度が下がり遠ざ
かったことを意味し「4−」を出力し、70mの位置で
あれば受信感度が高くて「4+」制御信号を出力してよ
り危険度の高い警告を意味する。処理S56でメモリデ
ータを更新し、判断ボックスH49で送信タイマが5s
ec以内ならば再度処理S45の受信に戻り、5sec
ならば判断ボックスH50で相対位置判別が解除された
かを判定してENDにするか再度判断ボックスH41に
戻る。複数のメモリデータがあってもどのデータも5s
ec毎に新に検出されるので時系列的にメモリされてお
り比較する場合に間違いは起こらない。
【0024】この相対位置判別用の無線通信機では、受
信レベルに応じた信号による警告は特定小電力無線通信
機の表示部6に数字で表示し、更にスピーカ8により警
告するが、制御信号は船橋や船室に出力して船の接近を
警報することもできるし、船の機関室にも制御信号を出
力して利用することも可能である。船舶が正面から向か
い合って時速60Kmで接近するとして、1sec当た
り約17mの早さとなり、船舶間の距離が500mから
接近するとして、相対位置判別が設定されている全ての
無線通信機はこの例では送信は5sec毎であるので、
1回の計測中に約85m近づくことになり、衝突するま
でに5回程度計測ができ、この間次第に危険度が高くな
るような警告ができるので十分な対応ができる。それに
実施例では特定小電力無線通信機で説明したが、専用の
相対位置判別無線通信機としてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明の相対位置判別無線通信方式によ
れば、相対位置判別を設定した全ての小電力無線機の無
線局が免許の要らない微弱電波を用いて相対位置判別信
号を所定の間隔で選択信号により送信することで他の電
波は取り込まないから誤信号による影響を受けない。そ
の相対位置判別信号を受信検出すると、送信した無線局
との距離に対応する受信レベルが得られ、その受信レベ
ルによる制御信号を表示部や船舶の近接警戒用の各種計
器に出力して警告や近接報知に用いることで非常態勢に
よる行動が可能となり衝突等を事前に回避することがで
きる。また、この相対位置判別用の無線通信機は相対位
置判別専用の無線機として近接警報計器としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線通信機の一実施例を示すブロック
図である。
【図2】本発明の受信レベルに対する無線局間の相対距
離を示す図である。
【図3】図1の無線通信機の相対位置判別動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】図1の無線通信機の相対位置判別動作を応答信
号による方式の動作を示すフローチャートである。
【図5】図1の無線通信機の他の相対位置判別動作を示
すフローチャートである。
【図6】本発明の使用状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 送信部 3 受信部 4 制御部 5 メモリ 6 表示部 7 操作部 8 スピーカ 9 DTMF 10 MODEM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小電力タイプの無線通信機において、相対
    位置判別を選択設定すると、送信部は所定の送信電力の
    周波数に相対位置判別信号を変調させて設定されたタイ
    マーの間隔で送信する手段と、受信部はAGCを解除し
    た受信状態で相対位置判別信号を受信検出すると受信し
    た信号毎に受信レベルをメモリに記憶し、かつ、受信レ
    ベルに応じて受信した相手無線局との距離に対応させた
    複数段階のしきい値により分類した制御信号を出力して
    警報や、近接状態に応じた対応をする器機に供給して警
    告又は制御をする制御信号生成手段とを備えて、相対位
    置判別信号の送信及び受信して生成した制御信号の出力
    動作は、前記タイマーに基づき反復作動することで他の
    無線局の近接状態を監視することを特徴とする相対位置
    判別無線通信方式。
  2. 【請求項2】請求項1記載の相対位置判別を設定した無
    線通信機は、相対位置判別信号に自局コードを付加して
    送信する手段と、相対位置判別信号を受信検出すると相
    対位置判別信号を送信した相手局に対して相手局コード
    を付けて応答信号として送信する手段と、相対位置判別
    には相対位置判別の応答信号のみ検出して制御信号を生
    成して出力する手段とを備えて、他の無線局の近接状態
    を監視することを特徴とする相対位置判別無線通信方
    式。
  3. 【請求項3】小電力タイプの無線通信機において、請求
    項1及び請求項2記載の相対位置判別信号又は応答信号
    を受信検出した信号毎に一時記憶する手段と、次回の相
    対位置判別信号を受信すると記憶された信号レベルとの
    信号強度を比較する手段と、記憶値に対して大小の変化
    があると変化方向信号も附加した制御信号を出力すると
    ともに記憶値を更新する変化判別手段とを備えて、他の
    無線局が近接するか離れるかの監視をすることを特徴と
    する相対位置判別無線通信方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019015643A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 日本電信電話株式会社 距離判定システム及び距離判定方法

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JP2019015643A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 日本電信電話株式会社 距離判定システム及び距離判定方法

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