JPH10112507A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH10112507A
JPH10112507A JP9004266A JP426697A JPH10112507A JP H10112507 A JPH10112507 A JP H10112507A JP 9004266 A JP9004266 A JP 9004266A JP 426697 A JP426697 A JP 426697A JP H10112507 A JPH10112507 A JP H10112507A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベース層を選択的にエピタキシャル成長して
形成するバイポーラトランジスタとMIS容量とを同一
基板上に形成することはほとんど行われていない。 【解決手段】 半導体基板10上にベース層19を選択
的にエピタキシャル成長して形成するバイポーラトラン
ジスタ(NPNバイポーラトランジスタ1)と、上記同
一半導体基板10上に誘電体膜52を成膜して形成する
MIS容量2とを形成する半導体装置の製造方法におい
て、ベース層19に接続するベース電極18とこのベー
ス層19上に形成するエミッタ層21とを分離するサイ
ドウォール20を形成する際に、このサイドウォール2
0を構成する窒化シリコン膜37と同一層の膜で誘電体
膜52を形成することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バイポーラトランジスタの最高遮断周波
数(以下fTmax と記す)をより高速にするために、バ
ンドギャップを狭くできる材料としてシリコンゲルマニ
ウム(Si1-X GeX )混晶をベースに採用した、シリ
コン系ナローベース型ヘテロ接合バイポーラトランジス
タが提案され、fTmax ≧100GHzが報告されてい
る。用途としては、マルチメディア時代の到来でその市
場の将来性が注目されている情報通信分野が考えられて
いる。近年、シリコンゲルマニウム薄膜の形成に選択成
長を利用したシリコン系ナローベース型ヘテロ接合バイ
ポーラトランジスタの提案があり、実用段階にある。
【0003】次に、開示されているシリコン系ナローベ
ース型ヘテロ接合バイポーラトランジスタの断面を図3
2の概略構成図によって説明する。
【0004】図32に示すように、半導体基板201に
は、フィールド酸化膜202によって分離された領域に
+ 型の埋め込み層203が形成されている。この埋め
込み層203上にはN- 型のコレクタ層204が形成さ
れ、このコレクタ層204上および上記埋め込み層20
3上の一部に開口部205,206を設けた酸化シリコ
ン膜207が半導体基板201上に形成されている。埋
め込み層203に通じる開口部206にはN+ 型のコレ
クタ電極208が形成されている。コレクタ層204に
通じる開口部205にはこのコレクタ層204に接合す
るシリコンゲルマニウム混晶からなるP型のベース層2
09が形成されている。
【0005】さらにベース層209にはN+ 型ポリシリ
コンからなるベース取り出し電極210が接続され、そ
の上部には酸化シリコン膜211が形成されている。そ
してベース層210上には開口部212が設けられ、そ
の開口部212の側壁には酸化シリコン膜213と窒化
シリコン膜214とからなるサイドウォール215が形
成されている。さらに開口部212内にはサイドウォー
ル215を介してN+型のエミッタ層216形成されて
いる。そしてエミッタ層216は上記ベース層209に
接合されている。
【0006】上記シリコン系ナローベース型ヘテロ接合
バイポーラトランジスタの製造方法を、図33によって
説明する。図33では、トランジスタのエミッタ/ベー
ス形成部分の製造工程を中心に示す。また上記図32に
よって説明した構成部品と同様のものには同一符号を付
す。
【0007】図33の(1)に示すように、半導体基板
(図示省略)に形成したN+ 型の埋め込み層203上に
- 型のコレクタ層204を形成し、それを覆う状態に
酸化シリコン膜207、ベース取り出し電極層221、
酸化シリコン膜211および窒化シリコン膜222を順
次形成する。その後コレクタ層204上の窒化シリコン
膜222、酸化シリコン膜211およびベース取り出し
電極層221に開口部212を形成し、その開口部21
2の側壁に窒化シリコン膜のサイドウォール223を形
成する。その後窒化シリコン膜222およびサイドウォ
ール223をエ1チングマスクにして酸化シリコン膜2
07をエッチングし、コレクタ層204を底部に露出さ
せるもので上記開口部212よりも大きい径を有する開
口部205を形成する。
【0008】次いで図33の(2)に示すように、上記
開口部205内にP型のベース層209をシリコンゲル
マニウム混晶の選択エピタキシャル成長によって形成す
る。続いて窒化シリコン膜222および窒化シリコン膜
のサイドウォール223〔前記図33の(1)参照〕を
除去する。
【0009】その後図33の(3)に示すように、ベー
ス層209上の開口部212の側壁に酸化シリコン膜2
13と窒化シリコン膜214からなるサイドウォール2
15を形成した後、N+ 型ポリシリコンからなるエミッ
タ層216を形成する。このように、選択成長を利用し
たシリコン系ナローベース型ヘテロ接合バイポーラトラ
ンジスタの製造方法では、窒化シリコン膜を多用してい
る。
【0010】また、上記高速バイポーラトランジスタに
は、エミッタ電極およびベース電極に多結晶シリコン薄
膜を利用した、いわゆるダブルポリシリコンエミッタ/
ベースセルフアライン構造が採用されていることが多
い。セルフアライン技術によりエミッタ/ベース間距離
が縮小され、寄生トランジスタ部分が削減される、絶縁
膜サイドウォール技術の採用により露光限界以下のエミ
ッタ長が実現できる等の利点があるためである。このよ
うな構造にシリコンゲルマニウム(Si1-X Ge X )薄
膜でベース層を形成したヘテロ接合バイポーラトランジ
スタの提案が、特公平6−66325号公報に開示され
ている。上記特公平6−66325号公報に開示されて
いるバイポーラトランジスタには、窒化シリコン膜が多
用されていることが示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記にようなナローベ
ース型ヘテロ接合バイポーラトランジスタを用いてIC
を作る場合、バイポーラトランジスタだけではなく、抵
抗、容量、インダクタ等の受動素子も必要になる。しか
しながら、それらの抵抗、容量、インダクタ等の受動素
子とシリコンゲルマニウム混晶からなるベース層を用い
たナローベース型ヘテロ接合バイポーラトランジスタと
を同一基板に形成した構造や製造方法に関する開示は見
当たらない。もし、ナローベース型ヘテロ接合バイポー
ラトランジスタと同一基板にMIS容量を形成する場合
には、このバイポーラトランジスタのプロセスとは別の
プロセスによってMIS容量を形成する必要があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされた半導体装置の製造方法であり、同
一基板にバイポーラトランジスタと容量とを形成する半
導体装置の製造方法である。
【0013】すなわち、半導体基板上にベース層を選択
的にエピタキシャル成長して形成するバイポーラトラン
ジスタと、この半導体基板上に誘電体膜を成膜して形成
するMIS容量とを形成する半導体装置の製造方法にお
いて、ベース層に接続するベース電極とこのベース層上
に形成するエミッタ層とを分離するサイドウォールを形
成する際に、このサイドウォールを構成する膜と同一層
の膜で上記誘電体膜を形成する製造方法である。また上
記製造方法において、エミッタ層を構成する膜と同一層
の膜でMIS容量の上部電極を形成する、またはベース
電極を構成する膜と同一層の膜でMIS容量の下部電極
を形成するという製造方法である。
【0014】上記半導体装置の製造方法では、ベース電
極とエミッタ層とを分離するためのサイドウォールを形
成する際に、サイドウォールを構成する膜と同一層の膜
でMIS容量の誘電体膜を形成することから、従来技術
のように別工程で容量の誘電体膜を成膜する必要がな
い。また上記製造方法において、エミッタ層を構成する
膜と同一層の膜でMIS容量の上部電極を形成すること
から、別工程で容量の上部電極を形成する必要がない。
またはベース電極を構成する膜と同一層の膜でMIS容
量の下部電極を形成することから、別工程で容量の下部
電極を形成する必要がない。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態の要部を、
図1の製造工程図によって説明する。図では、一例とし
て、ナローベース型ヘテロ接合バイポーラトランジスタ
の工程にしたがって、MIS(Metal Insulator semico
nductor )容量を形成する製造工程の要部を示す。
【0016】図1の(1)に示すように、シリコン基板
11のバイポーラトランジスタの形成予定領域にN+
埋め込み拡散層12を形成した後、上記シリコン基板1
1上にN型のエピタキシャル層13(以下エピタキシャ
ル層13という)を形成する。このようにして半導体基
板10が構成される。そしてN型エピタキシャル層13
はバイポーラトランジスタの形成予定領域においてN型
コレクタ層16となる。そしてバイポーラトランジスタ
の形成予定領域とMIS容量の形成予定領域とを分離す
る素子分離酸化膜14を上記エピタキシャル層13に形
成し、各素子分離酸化膜14の下部にP+ 型素子分離拡
散層15を形成する。さらにバイポーラトランジスタの
形成予定領域のエピタキシャル層13にN+ 型プラグ拡
散層17を形成すると同時に容量の形成予定領域のエピ
タキシャル層13にMIS容量の下部電極となるN+
拡散層51を形成する。その後上記シリコン基板11上
に第1酸化シリコン膜31を形成する。
【0017】そしてバイポーラトランジスタの形成予定
領域の第1酸化シリコン膜31上にベース電極18を形
成する。さらに第1酸化シリコン膜31上にベース電極
18を覆う第2酸化シリコン膜32を形成する。次いで
N型コレクタ層16上の第2酸化シリコン膜32および
ベース電極18にエミッタ開口部33を形成し、このエ
ミッタ開口部33の下部の第1酸化シリコン膜31に、
N型コレクタ層16に通じるもので上記エミッタ開口部
33よりも径が大きいベース開口部34を形成する。そ
の後、上記ベース開口部34内に例えばP型のシリコン
ゲルマニウム(Si 1-X GeX )混晶を選択的にエピタ
キシャル成長させて、上記N型コレクタ層16に接合す
るP型のベース層19を形成する。
【0018】次に上記エミッタ開口部33の内壁ととと
もに上記第2酸化シリコン膜32上に、サイドウォール
を形成するための第3酸化シリコン膜35を形成する。
次いでリソグラフィー技術とエッチング技術とによっ
て、容量の形成予定領域におけるシリコン体基板11上
の第3,第2,第1酸化シリコン膜35,32,31を
除去して容量開口部36を形成する。
【0019】次いで上記エミッタ開口部33および容量
開口部36の各内壁ととともに上記第3酸化シリコン膜
35上に、サイドウォールを形成するための窒化シリコ
ン膜37と多結晶シリコン膜38とを順に積層する。そ
してリソグラフィー技術によって、容量の形成予定領域
における多結晶シリコン膜38上、すなわち上記容量開
口部36上を覆う状態にレジストパターン39を形成す
る。その後上記レジストパターン39をエッチングマス
クにして上記多結晶シリコン膜38と窒化シリコン膜3
7と第3酸化シリコン膜35とを異方性エッチングす
る。
【0020】その結果図1の(2)に示すように、エミ
ッタ開口部33の側壁には、第3酸化シリコン膜35と
窒化シリコン膜37と多結晶シリコン膜38とからなる
サイドウォール20が形成され、容量開口部36には窒
化シリコン膜37からなる容量の誘電体膜52が形成さ
れる。そしてこの誘電体膜52上にはパターニングされ
た多結晶シリコン膜38が載る。上記サイドウォール2
0は、上記ベース層19に接続するベース電極18とこ
のベース層19上にその後の工程で形成されるエミッタ
層とを分離する。その後上記レジストパターン39を除
去する。なお(2)の図面ではレジストパターン39を
除去した状態を示した。
【0021】そして図1の(3)に示すように、ベース
層19上のエミッタ開口部33にN + 型多結晶シリコン
膜からなるエミッタ層21を形成するとともに、このエ
ミッタ層21を形成したN+ 型多結晶シリコン膜と同一
層の膜で、容量の形成予定領域にパターニングした多結
晶シリコン膜38上に上部電極53を形成する。このよ
うにして、ナローベース型ヘテロ接合のNPNバイポー
ラトランジスタ1を構成するN型コレクタ層16とP型
のベース層19とN+ 型のエミッタ層21とが形成され
るとともに、同一のシリコン基板11にMIS容量2を
構成する下部電極となるN+ 型拡散層51と誘電体膜5
2と上部電極53とが形成される。
【0022】上記半導体装置の製造方法では、ベース電
極18とエミッタ層21とを分離するサイドウォール2
0を形成する際に、このサイドウォール20を構成する
窒化シリコン膜37と同一層の膜でMIS容量2の誘電
体膜52を形成することから、別工程でMIS容量の誘
電体膜を成膜する必要がない。またエミッタ層21を構
成する膜と同一層の膜でMIS容量2の上部電極53を
形成することから、別工程でMIS容量の上部電極を構
成する膜を成膜する必要がない。したがって、上記製造
方法では、NPNバイポーラトランジスタ1の形成プロ
セスに、主要工程として容量開口部36を形成する際の
1回のリソグラフィー工程と1回のエッチング工程、お
よび窒化シリコン膜37をパターニングして誘電体膜5
2を形成する際の1回のリソグラフィー工程を付加する
だけで、同一シリコン基板11にナローベース型ヘテロ
接合バイポーラトランジスタ構成のNPNバイポーラト
ランジスタ1とともにMIS容量2が形成される。
【0023】次いで上記第1実施形態の詳細を、図2〜
図11の製造工程図によって説明する。図2〜図11で
は、同一基板上のNPNバイポーラトランジスタとMI
S容量とを形成する一例を示す。また上記図1で説明し
たのと同様の構成部品には同一符号を付す。さらに図2
〜図11の()内の番号は通し番号で示す。
【0024】図2の(1)に示すように、熱酸化法によ
って、半導体基板となるP型<100>シリコン基板
(以下シリコン基板という)11に酸化シリコン膜71
を例えば300nmの厚さに形成する。そしてリソグラ
フィー技術によりバイポーラトランジスタのN+ 型埋め
込み層を形成する領域上に開口を設けたレジスト膜(図
示省略)を形成した後、そのレジスト膜をエッチングマ
スクに用いて、上記酸化シリコン膜71に窓72を開口
するエッチングを行う。次いで上記レジスト膜を除去し
た後、上記酸化シリコン膜71をマスクにして酸化アン
チモン(Sb2 3 )を固体拡散源としたアンチモンの
気相拡散(拡散温度を1200℃程度に設定する)を行
う。その結果、上記シリコン基板11中にN+ 型埋め込
み層12を形成する。このN+ 型埋め込み層12は、シ
ート抵抗ρs を例えば20Ω/□〜50Ω/□に設定
し、拡散深さxj を例えば1μm〜2μm程度に設定す
る。
【0025】その後、上記酸化シリコン膜71をエッチ
ングによって除去する。そして図2の(2)に示すよう
に、エピタキシャル成長法によって、上記シリコン基板
11上の全面にN型エピタキシャル層13(以下エピタ
キシャル層13という)を、例えば抵抗率が0.3Ωc
m〜5Ωcm、厚さが0.7μm〜2μm程度になるよ
うに形成する。このようにして半導体基板10を構成す
る。なお、上記エピタキシャル成長時には、上記N+
埋め込み層12はエピタキシャル層13の下層に拡散す
る。
【0026】次いで図3の(3)に示すように、上記エ
ピタキシャル層13上に、局所酸化法〔例えば、LOC
OS(Local Oxidation of Silicon)法〕のバッファー
層となる酸化シリコン膜73を例えば20nm〜50n
mの厚さに形成する。さらに減圧下における化学的気相
成長(以下LP−CVDという)法によって、上記酸化
シリコン膜73上にLOCOS法のマスクとなる窒化シ
リコン膜74を例えば50nm〜100nmの厚さに形
成する。上記酸化シリコン膜73および窒化シリコン膜
74の各膜厚は、LOCOS酸化で発生するバーズビー
クの長さ、LOCOS法に伴う応力や欠陥発生の制御性
で決定される。
【0027】続いて図3の(4)に示すように、リソグ
ラフィー技術によって、窒化シリコン膜74上にレジス
ト膜75を形成し、LOCOS法による素子分離酸化膜
を形成する領域上のレジスト膜75に窓76を開口す
る。続いてレジスト膜75をエッチングマスクに用いて
上記窒化シリコン膜74、酸化シリコン膜73およびエ
ピタキシャル層13をエッチングする。上記エピタキシ
ャル層13のエッチング量は、LOCOS法により素子
分離酸化膜を形成した後に表面が平坦になるように、形
成しようとする素子分離酸化膜厚のおよそ1/2とする
のが好ましい。したがって、上記レジスト膜75はバイ
ポーラトランジスタの形成予定領域上とMIS容量の形
成予定領域上とに形成されることになる。
【0028】その後、上記レジスト膜75を除去する。
そして図4の(5)に示すように、LOCOS法を10
00℃〜1050℃にて2時間〜6時間のスチーム酸化
によって行い、エピタキシャル層13に素子分離酸化膜
14を形成する。この素子分離酸化膜14の膜厚は、例
えば0.4μm〜1.5μmの範囲で上記エピタキシャ
ル層13をエッチングした深さのおよそ2倍となる厚さ
にする。次いで上記窒化シリコン膜74〔前記図3の
(4)を参照〕を熱リン酸を用いたウエットエッチング
によって除去する。
【0029】次いで図4の(6)に示すように、リソグ
ラフィー技術によって、レジスト膜77を形成し、N+
型プラグ拡散層を形成する領域上およびMIS容量を形
成する領域上のレジスト膜77に窓78,79を開口す
る。このレジスト膜77をイオン注入マスクに用いて、
NPNバイポーラトランジスタのコレクタ取り出し領域
となるN+ 型プラグ拡散層とMIS容量の下部電極とな
るN+ 型拡散層とを形成するためにリンイオン(P+
をイオン注入する。このイオン注入条件としては、例え
ば、加速エネルギーを40keV〜100keV、ドー
ズ量を1×10 15個/cm2 〜1×1016個/cm2
設定する。
【0030】その後、上記レジスト膜77を除去する。
続いて図5の(7)に示すように、CVD法によって、
平坦化のための酸化シリコン膜80を例えば100nm
〜600nmの厚さに形成する。その後、900℃〜1
000℃程度にて30分間程度のアニーリングを行う。
この結果、NPNトランジスタのコレクタ取り出し領域
となるN+ 型プラグ拡散層17とMIS容量の下部電極
部となるN+ 型拡散層51とが形成される。次いでLO
COS法によって発生したバーズヘッドの平坦化のため
に、レジストを塗布してレジスト膜81を形成する。そ
の後、一般的な反応性イオンエッチング(以下RIEと
いう)によりレジスト膜81、酸化シリコン膜80等を
エッチバックして表面の平坦化を行う。
【0031】次いで図5の(8)に示すように、900
℃の酸化法によって、エピタキシャル層13の表面に1
0nm〜30nm程度の厚さの酸化シリコン膜82を形
成する。
【0032】その後、図6の(9)に示すように、リソ
グラフィー技術によって、レジスト膜83を形成し、素
子分離拡散層を形成する領域上のレジスト膜83に窓8
4を開口する。このレジスト膜83をイオン注入マスク
に用いて素子分離酸化膜14の下部のエピタキシャル層
13にP+ 型素子分離拡散層15を形成するためにホウ
素イオン(B+ )をイオン注入する。このイオン注入条
件としては、例えば、加速エネルギーを200keV〜
500keV、ドーズ量を1×1013個/cm 2 〜1×
1014個/cm2 に設定する。
【0033】その後、上記レジスト膜83を除去する。
次いで図6の(10)に示すように、CVD法によっ
て、エピタキシャル層13上側の全面に第1酸化シリコ
ン膜31を例えば50nm〜300nmの厚さに形成す
る。さらにCVD法によって、上記第1酸化シリコン膜
31上に多結晶シリコン膜41を例えば200nm〜3
00nmの厚さに形成する。その後、イオン注入法によ
って、上記多結晶シリコン膜41の全面に二フッ化ホウ
素(BF2)をイオン注入する。このイオン注入条件と
しては、例えば、加速エネルギーを20keV〜100
keV、ドーズ量を1×1014個/cm2 〜1×1016
個/cm2 に設定する。
【0034】次いで図7の(11)に示すように、リソ
グラフィー技術によって、ベース電極を形成するのに必
要な領域上にレジスト膜85を形成する。このレジスト
膜85をエッチングマスクに用いたRIEによって上記
多結晶シリコン膜41をパターニングし、ベース電極を
形成するのに必要な領域上に上記多結晶シリコン膜41
を残す。
【0035】その後、上記レジスト膜85を除去する。
続いて図7の(12)に示すように、CVD法によっ
て、上記パターニングした多結晶シリコン膜41を覆う
状態に、上記第1酸化シリコン膜31上に第2酸化シリ
コン膜32を形成する。さらにCVD法によって上記第
2酸化シリコン膜32上に窒化シリコン膜86を形成す
る。次いでリソグラフィー技術によって、上記窒化シリ
コン膜86上にレジスト膜87を形成し、ベース領域
(真性ベース領域)を形成する領域上のレジスト膜87
に窓88を開口する。
【0036】上記レジスト膜87をマスクにして窒化シ
リコン膜86、第2酸化シリコン膜32、多結晶シリコ
ン膜41をエッチングし、図8の(13)に示すよう
に、エミッタ開口部33を形成する。その後、上記レジ
スト膜87〔前記図7の(12)を参照〕を除去する。
続いてCVD法によって、窒化シリコン膜を形成した
後、その窒化シリコン膜をエッチバックして、上記エミ
ッタ開口部33の側壁に窒化シリコンサイドウォール4
2を形成する。これによって、エミッタ開口部33の底
部を除く上面は窒化シリコン膜86と窒化シリコンサイ
ドウォール42とによって覆われる。
【0037】図8の(14)に示すように、窒化シリコ
ン膜86および窒化シリコンサイドウォール42をマス
クに用い、フッ酸によるエッチングによって、第1酸化
シリコン膜31をエッチングする。そのとき、オーバエ
ッチングによって第1酸化シリコン膜31にサイドエッ
チングを行い、上記エミッタ開口部33よりも径が大き
なベース開口部34を形成する。なお、このエッチング
では、多結晶シリコン膜41もエッチングマスクにな
る。そして上記エッチングによって多結晶シリコン膜4
1からなるベース電極18が形成される。
【0038】次いで図9の(15)に示すように、洗浄
を行って表面を清浄化する。続いてUHV−CVD法ま
たはLP−CVD法のような選択エピタキシャル技術に
よって、上記ベース開口部34のN型コレクタ層16上
にP型のシリコンゲルマニウム混晶からなるベース層1
9を形成する。その後窒化シリコン膜86および窒化シ
リコンサイドウォール42〔前記図8の(14)を参
照〕を熱リン酸によるエッチングによって除去する。
【0039】図9の(16)に示すように、CVD法に
よって、エミッタ開口部33の側壁、ベース層19上お
よび第2酸化シリコン膜32上に、第3酸化シリコン膜
35を例えば50nm〜200nmの厚さに形成する。
そしてリソグラフィー技術によって、レジスト膜89を
形成し、MIS容量が形成される領域上のレジスト膜8
9に窓90を形成する。
【0040】続いて上記レジスト膜89をエッチングマ
スクに用いて、第3,第2,第1酸化シリコン膜35,
32,31をエッチングする。その結果、図10の(1
7)に示すように、第3,第2,第1酸化シリコン膜3
5,32,31に容量開口部36を形成する。次いで上
記レジスト膜89〔前記図9の(16)を参照〕を除去
する。
【0041】そしてCVD法によって、窒化シリコン膜
37を例えば10nm〜200nmの厚さに形成し、さ
らにCVD法によって多結晶シリコン膜38を例えば5
0nm〜200nmの厚さに形成する。これらは、バイ
ポーラトランジスタのエミッタ/ベースを分離するため
のサイドウォールを形成するためのものであるとともに
MIS容量の誘電体膜となる。なお、上記多結晶シリコ
ン膜38は不純物を含んでいなくとも良いが、必要があ
ればN型の不純物をドーピングする。そのドーピング方
法としては、上記CVD時にいわゆるin situで
行うか、または多結晶シリコン膜38を成膜後にn型の
不純物をイオン注入して行う。
【0042】続いてリソグラフィー技術によって、MI
S容量の形成予定領域上おける多結晶シリコン膜38
上、すなわち上記容量開口部36上にレジストパターン
39を形成する。その後上記レジストパターン39をエ
ッチングマスクに用いて、多結晶シリコン膜38、窒化
シリコン膜37および第3酸化シリコン膜35を異方性
エッチングする。
【0043】その結果図10の(18)に示すように、
エミッタ開口部33の側壁には、第3酸化シリコン膜3
5と窒化シリコン膜37と多結晶シリコン膜38とから
なるサイドウォール20が形成され、容量開口部36に
は窒化シリコン膜37からなる容量の誘電体膜52が形
成される。そしてこの誘電体膜52上にはパターニング
された多結晶シリコン膜38が載る。上記サイドウォー
ル20は、上記ベース層19に接続するベース電極18
とこのベース層19上にその後の工程で形成するエミッ
タ層とを分離する。その後上記レジストパターン39
〔前記図10の(17)を参照〕を除去する。
【0044】続いて図11の(19)に示すように、C
VD法によって、NPNトランジスタのエミッタ電極お
よびMIS容量の上部電極となるもので高濃度にN型不
純物を含んだ多結晶シリコン膜を形成する。その後、7
00℃〜1000℃の温度でエミッタアニーリングを行
う。このアニーリングでは、エミッタ領域の拡散と同時
に容量の形成予定領域における多結晶シリコン膜中の不
純物がその下層の多結晶シリコン膜38にも拡散する。
そしてリソグラフィー技術によって、エミッタ電極の形
成予定領域上およびMIS容量の上部電極の形成予定領
域上にレジスト膜(図示省略)を形成する。続いて、こ
のレジスト膜をマスクに用いて上記多結晶シリコン膜を
エッチングし、上記多結晶シリコン膜からなるエミッタ
層21および上部電極53を形成する。その後、上記レ
ジスト膜(図示省略)を除去する。
【0045】次いでリソグラフィー技術によって、レジ
スト膜91を形成し、バイポーラトランジスタのベース
およびコレクタの各電極が形成される領域上のレジスト
膜91に窓92,93を開口するとともに、図示はしな
いがMIS容量の下部電極が形成される領域上のレジス
ト膜91にも窓を開口する。
【0046】そして上記レジスト膜91をマスクに用い
て第2,第1酸化シリコン膜32,31をエッチング
し、図11の(20)に示すように、第2酸化シリコン
膜32にベース電極18に通じるベース電極開口部45
を形成するとともに第2,第1酸化シリコン膜32,3
1にN+ 型プラグ拡散層17に通じるコレクタ電極開口
部46を形成する。また、図示はしないが、MIS容量
の下部電極層となるN+型拡散層51に通じる下部電極
開口部を形成する。その後、上記レジスト膜91〔前記
図11の(19)を参照〕を除去する。
【0047】その後スパッタリングによって、バリアメ
タルおよびアルミニウム系金属を成膜した後、通常のリ
ソグラフィー技術とエッチング技術とによってバリアメ
タルおよびアルミニウム系金属をパターニングする。そ
の結果、ベース電極18に接続するベース金属電極22
をベース電極開口部45に形成し、エミッタ層21上に
エミッタ金属電極23を形成し、N+ 型プラグ拡散層1
7に接続するコレクタ金属電極24をコレクタ電極開口
部46に形成する。それとともにMIS容量の上部電極
53上に上部金属電極54を形成する。また、図示はし
ないが、MIS容量の下部電極層となるN+ 型拡散層5
1に接続する金属電極を上記下部電極開口部に形成す
る。
【0048】その後、上記リソグラフィー技術で形成し
たレジスト膜を除去後、図示はしないが、既知の多層配
線の工程を行う。上記のようにして、同一のシリコン基
板11に、ナローベース型ヘテロ接合バイポーラトラン
ジスタ構成のNPNバイポーラトランジスタ1とともに
MIS容量2が形成される。
【0049】上記図2〜図11によって説明した製造方
法では、N+ 型プラグ拡散層17と同時のイオン注入に
より下部電極となるN+ 型拡散層51が形成される。ま
た、NPNバイポーラトランジスタ1のサイドウォール
20を構成する窒化シリコン膜37で誘電体膜52が形
成される。さらに、エミッタ層21と同一層の多結晶シ
リコン膜で上部電極53が形成される。
【0050】したがって、NPNバイポーラトランジス
タ1のプロセスに2回のリソグラフィー工程と1回のエ
ッチング工程、具体的には容量開口部36を形成するた
めのリソグラフィー工程とエッチング工程、および誘電
体膜52をパターニングするためのリソグラフィー工程
を付加するだけで、シリコンゲルマニウム混晶からなる
ベース層19を有するナローベース型ヘテロ接合のNP
Nバイポーラトランジスタ1とともにMIS容量2を同
一シリコン基板11に形成することが可能になる。よっ
て、高性能なバイポーラトランジスタLSIが実現され
ることになる。
【0051】ここで上記第1実施形態で説明した製造方
法の比較例として、ダブルポリシリコン構造のNPNバ
イポーラトランジスタの製造プロセスを用いてMIS容
量を形成する製造方法を、図12〜図15によって以下
に説明する。図12〜図15では、前記図2〜図11に
よって説明した構成部品と同様の構成部品には同一符号
を付す。
【0052】前記図2の(1)〜図6の(9)によって
説明した工程と同様の工程を行って、図12の(1)に
示すように、シリコン基板11にN+ 型埋め込み層12
を形成し、このシリコン基板11上にN型のエピタキシ
ャル層13を形成する。そしてエピタキシャル層13に
素子分離酸化膜14を形成し、その下部にイオン注入に
よりP+ 型素子分離拡散層15を形成する。またバイポ
ーラトランジスタの形成予定領域のエピタキシャル層1
3をN型コレクタ層16とし、容量の形成予定領域の上
記エピタキシャル層13にN+ 型拡散層51を形成す
る。このN+ 型拡散層51はバイポーラトランジスタの
形成予定領域のエピタキシャル層13に形成されるN+
型プラグ拡散層17と同時に形成する。
【0053】次いで図12の(2)に示すように、エピ
タキシャル層13上に第1酸化シリコン膜31を形成す
る。その後リソグラフィー技術とエッチングによって、
容量の形成予定領域上に容量開口部36を形成する。次
いでこの容量開口部36内を含む第1酸化シリコン膜3
1上に窒化シリコン膜を成膜し、続いてリソグラフィー
技術とエッチングによって、上記窒化シリコン膜をパタ
ーニングし、容量開口部36にMIS容量の誘電体膜5
2を形成する。
【0054】さらに図13の(3)に示すように、リソ
グラフィー技術とエッチングとによって、上記N型コレ
クタ層16上の第1酸化シリコン膜31にベース開口部
34を形成する。その後、リソグラフィー技術で形成し
たレジストマスクを除去する。続いてCVD法によって
ベース開口部34の内部および上記第1酸化シリコン膜
31上に上記誘電体膜52を覆う多結晶シリコン膜11
1を形成する。その後多結晶シリコン膜111の全面に
P型不純物であるホウ素イオンまたは二フッ化ホウ素イ
オンをイオン注入する。
【0055】次いで図13の(4)に示すように、リソ
グラフィー技術とエッチングとによって、上記多結晶シ
リコン膜111をパターニングして、ベース開口部34
からN型コレクタ層16に接合する多結晶シリコンパタ
ーン112を形成する。それとともに上記誘電体膜52
上に上部電極53を形成する。その後、リソグラフィー
技術で形成したレジストマスクを除去する。CVD法に
よって、上記多結晶シリコンパターン112および上部
電極53を覆う第2酸化シリコン膜32を形成する。
【0056】そして図14の(5)に示すように、リソ
グラフィー技術とエッチングとによって、上記第2酸化
シリコン膜32および多結晶シリコンパターン112を
エッチングし、N型コレクタ層16上のベース開口部3
4の内側上にエミッタ開口部33を形成する。これによ
って、上記多結晶シリコンパターン112からなるベー
ス電極18が形成される。次いでイオン注入法によって
上記エミッタ開口部33よりホウ素イオンまたは二フッ
化ホウ素イオンを注入する。さらに活性化アニーリング
を行って、ベース層113を形成するとともに、このベ
ース層113と上記ベース電極18に接続するグラフト
ベース114を形成する。
【0057】次いで図14の(6)に示すように、CV
D法によって、上記第2酸化シリコン膜32上にエミッ
タ開口部33を埋め込むサイドウォール用酸化シリコン
膜を形成した後、そのサイドウォール用酸化シリコン膜
をエッチバックして、上記エミッタ開口部33の側壁に
サイドウォール20を形成する。
【0058】その後図15の(7)に示すように、CV
D法によって、NPNトランジスタのエミッタ電極とな
るもので高濃度にN型不純物を含んだ多結晶シリコン膜
を形成する。続いて700℃〜1100℃の温度でエミ
ッタアニーリングを行う。このアニーリングによって、
上記多結晶シリコン膜中の不純物がその下層のベース層
113の表層に拡散してエミッタ層115を形成する。
次いでリソグラフィー技術によって、エミッタ電極の形
成予定領域上にレジスト膜(図示省略)を形成する。そ
してこのレジスト膜をエッチングマスクに用いて、上記
多結晶シリコン膜をエッチングし、多結晶シリコン膜か
らなるエミッタ電極116を形成する。その後、上記レ
ジスト膜(図示省略)を除去する。
【0059】次いでリソグラフィー技術およびエッチン
グ技術を用いて、第2,第1酸化シリコン膜32,31
をエッチングし、第2酸化シリコン膜32にベース電極
18に通じるベース電極開口部45を形成し、第2,第
1酸化シリコン膜32,31にN+ 型プラグ拡散層17
に通じるコレクタ電極開口部46を形成する。それとと
もに上部電極53上に上部電極開口部55を形成する。
その後、上記エッチングのマスクに用いたレジスト膜
(図示省略)を除去する。
【0060】次いでスパッタリングによって、バリアメ
タルおよびアルミニウム系金属を成膜した後、通常のリ
ソグラフィー技術とエッチング技術とによってバリアメ
タルおよびアルミニウム系金属をパターニングする。そ
の結果、ベース電極18に接続するベース金属電極22
をベース電極開口部45に形成し、エミッタ電極116
上にエミッタ金属電極23を形成し、N+ 型プラグ拡散
層17に接続するコレクタ金属電極24をコレクタ電極
開口部46に形成する。それとともにMIS容量の上部
電極53に接続する上部金属電極54を上部電極開口部
55に形成する。このようにして、同一シリコン基板1
1にNPNバイポーラトランジスタ101とMIS容量
102とを形成する。
【0061】上記比較例の製造方法では、MIS容量1
02の誘電体膜52を形成するのに、第1酸化シリコン
膜31に容量開口部36を形成するためのリソグラフィ
ー工程とエッチング工程、誘電体膜52を形成するため
の成膜工程、誘電体膜52をパターニングするためのリ
ソグラフィー工程とエッチング工程が、バイポーラトラ
ンジスタプロセスに対して追加する必要がある。すなわ
ち、2回のリソグラフィー工程と1回の成膜工程と2回
のエッチング工程の追加が必要になる。
【0062】したがって、上記図2〜図11によって説
明した本発明の製造方法の方が、ダブルポリシリコン構
造のバイポーラトランジスタの製造プロセスを用いて同
一シリコン基板11にMIS容量102を形成する製造
方法よりも追加プロセスが少ない。よって本発明の製造
方法では、シリコンゲルマニウム混晶をベース層19と
して高性能ナローベース型ヘテロ接合のNPNバイポー
ラトランジスタ1とともにMIS容量2を同一シリコン
基板11上に形成した高性能LSIを、最低限の工程追
加で実現することが可能になる。
【0063】次に本発明の第2実施形態の一例を、図1
6〜図19の製造工程図によって説明する。図では、前
記第1実施形態と同様に一例として、ナローベース型ヘ
テロ接合バイポーラトランジスタの工程にしたがって、
MIS容量を形成する製造工程を示す。なお、前記第1
実施形態で説明したのと同様のプロセスは簡略に説明す
る。したがって、そのプロセスの詳細に関しては前記第
1実施形態の説明を参照していただきたい。
【0064】前記図2の(1),(2)および図3の
(3)によって説明したのと同様にして、図16の
(1)に示すように、シリコン基板11のバイポーラト
ランジスタの形成予定領域にN+ 型埋め込み層12を形
成する。さらにエピタキシャル成長法によって、シリコ
ン基板11上の全面にN型のエピタキシャル層13を形
成する。このようにして、半導体基板10を構成する。
なお、上記エピタキシャル成長時には、上記N+ 型埋め
込み層12はエピタキシャル層13の下層に拡散する。
次いでLOCOS法のバッファー層となる酸化シリコン
膜73を形成し、さらにLP−CVD法によって、LO
COS法のマスクとなる窒化シリコン膜74を形成す
る。
【0065】続いて図16の(2)に示すように、リソ
グラフィー技術によって、バイポーラトランジスタの形
成予定領域における窒化シリコン膜74上にレジスト膜
121を形成する。続いてレジスト膜121をエッチン
グマスクに用いて上記窒化シリコン膜74、酸化シリコ
ン膜73およびエピタキシャル層13をエッチングす
る。上記エピタキシャル層13のエッチング量は、LO
COS法により素子分離酸化膜を形成した後に表面が平
坦になるように、素子分離酸化膜厚のおよそ1/2とす
るのが好ましい。
【0066】その後、上記レジスト膜121を除去す
る。そして図17の(3)に示すように、LOCOS法
を1000℃〜1050℃にて2時間〜6時間のスチー
ム酸化によって行い、エピタキシャル層13に素子分離
酸化膜14を形成する。この素子分離酸化膜14の膜厚
は、例えば0.4μm〜1.5μmの範囲で上記エピタ
キシャル層13をエッチングした深さのおよそ2倍とな
る厚さにする。次いで上記窒化シリコン膜74〔前記図
16の(2)を参照〕を熱リン酸を用いたウエットエッ
チングによって除去する。したがって、素子分離酸化膜
14はMIS容量の形成予定領域にも形成されることに
なる。
【0067】次いで図17の(4)に示すように、リソ
グラフィー技術によって、レジスト膜77を形成し、N
+ 型プラグ拡散層を形成する領域上のレジスト膜77に
窓78を開口する。このレジスト膜77をイオン注入マ
スクに用いて、NPNバイポーラトランジスタのコレク
タ取り出し領域となるN+ 型プラグ拡散層を形成するた
めにリンイオン(P+ )をイオン注入する。このイオン
注入条件は前記4の(6)によって説明したのと同様で
ある。
【0068】その後、上記レジスト膜77を除去する。
続いて前記図5の(7)〜図6の(10)によって説明
したのと同様にして、図18の(5)に示すように、平
坦化のための酸化シリコン膜(図示省略)を形成した
後、アニーリングを行って、NPNトランジスタのコレ
クタ取り出し領域となるN+ 型プラグ拡散層17を形成
する。次いで上記酸化シリコン膜(図示省略)上にレジ
スト膜(図示省略)を形成した後、このレジスト膜、酸
化シリコン膜等をエッチバックして、LOCOS法によ
って発生したバーズヘッドを平坦化する。
【0069】次いで900℃の酸化法によって、エピタ
キシャル層13の表面に10nm〜30nm程度の厚さ
の酸化シリコン膜(図示省略)を形成する。さらに選択
的にP型不純物(例えばホウ素イオン)をイオン注入す
ることで、素子分離酸化膜14の下部のエピタキシャル
層13にP+ 型素子分離拡散層15を形成する。
【0070】次いでCVD法によって、エピタキシャル
層13上側の全面に第1酸化シリコン膜31を例えば5
0nm〜300nmの厚さに形成する。さらにCVD法
によって、上記第1酸化シリコン膜31上に多結晶シリ
コン膜41を例えば200nm〜300nmの厚さに形
成する。その後、イオン注入法によって、上記多結晶シ
リコン膜41の全面に二フッ化ホウ素(BF2 )をイオ
ン注入する。このイオン注入条件としては、例えば、加
速エネルギーを20keV〜100keV、ドーズ量を
1×1014個/cm2 〜1×1016個/cm2 に設定す
る。
【0071】次いで図18の(6)に示すように、リソ
グラフィー技術によって、ベース電極を形成するのに必
要な領域上およびMIS容量の形成予定領域上にレジス
ト膜85を形成する。このレジスト膜85をエッチング
マスクに用いたRIEによって上記多結晶シリコン膜4
1をパターニングし、ベース電極を形成するのに必要な
領域上に上記多結晶シリコン膜41を残すとともに、M
IS容量の形成予定領域に下部電極56を形成する。
【0072】その後、上記レジスト膜85を除去する。
続いて図19の(7)に示すように、CVD法によっ
て、上記パターニングした多結晶シリコン膜41および
下部電極56を覆う状態に、上記第1酸化シリコン膜3
1上に第2酸化シリコン膜32を形成する。さらにCV
D法によって上記第2酸化シリコン膜32上に窒化シリ
コン膜86を形成する。次いでリソグラフィー技術によ
って、上記窒化シリコン膜86上にレジスト膜87を形
成し、ベース領域(真性ベース領域)を形成する領域上
のレジスト膜87に窓88を開口する。
【0073】以下、前記図8(13)〜図11の(2
0)で説明した工程と同様の工程を行えばよい。その結
果、図19の(8)に示すように、窒化シリコン膜86
〔前記図19の(7)参照〕、第2酸化シリコン膜3
2、多結晶シリコン膜41にエミッタ開口部33を形成
する。そして多結晶シリコン膜41からなるベース電極
18を形成する。その後、上記レジスト膜87〔前記図
19の(7)参照〕を除去する。続いて上記エミッタ開
口部33の側壁に窒化シリコンサイドウォール(図示省
略)を形成する。この窒化シリコンサイドウォールと上
記窒化シリコン膜とをマスクに用いて、第1酸化シリコ
ン膜31をフッ酸によりエッチングする。そのときのオ
ーバエッチングによって第1酸化シリコン膜31にサイ
ドエッチングを行い、上記エミッタ開口部33よりも大
きな径を有するベース開口部34を形成する。なお、こ
のエッチングでは上記多結晶シリコン膜41もエッチン
グマスクになる。そして上記エッチングによって多結晶
シリコン膜41からなるベース電極18が形成される。
次いでベース開口部34のN型コレクタ層16上にP型
のシリコンゲルマニウム混晶からなるベース層19を形
成する。
【0074】その後エミッタ開口部33側壁、ベース層
19上および第2酸化シリコン膜32上に、第3酸化シ
リコン膜35を形成する。そして第3,第2酸化シリコ
ン膜35,32の上記下部電極56上に容量開口部36
を形成する。次いで窒化シリコン膜37を形成し、さら
に多結晶シリコン膜38を形成する。続いてエミッタ開
口部33の側壁に多結晶シリコン膜38、窒化シリコン
膜37および第3酸化シリコン膜35からなるサイドウ
ォール20を形成するとともに、容量開口部36に窒化
シリコン膜37からなる容量の誘電体膜52を形成す
る。そしてこの誘電体膜52上にはパターニングされた
多結晶シリコン膜38が載る。
【0075】その後エミッタ開口部33に多結晶シリコ
ン膜からなるN+ 型のエミッタ層21を形成するととも
に容量の形成予定領域にこのエミッタ層21と同一層の
多結晶シリコン膜で上部電極53を形成する。次いで第
2,第1酸化シリコン膜32,31をエッチングし、第
2酸化シリコン膜32にベース電極18に通じるベース
電極開口部45を形成するとともに第2,第1酸化シリ
コン膜32,31にN+ 型プラグ拡散層17に通じるコ
レクタ電極開口部46を形成する。
【0076】その後バリアメタルおよびアルミニウム系
金属を成膜した後、それらをパターニングして、ベース
電極18に接続するベース金属電極22をベース電極開
口部45に形成し、エミッタ層21上にエミッタ金属電
極23を形成し、N+ 型プラグ拡散層17に接続するコ
レクタ金属電極24をコレクタ電極開口部46に形成す
る。それとともにMIS容量の上部電極53上に上部金
属電極54を形成する。上記のようにして、同一のシリ
コン基板11に、ナローベース型ヘテロ接合バイポーラ
トランジスタ構成のNPNバイポーラトランジスタ3と
ともにMIS容量4を形成する。
【0077】上記第2実施形態の製造方法では、ベース
層19に接続するベース電極18とベース層19上に形
成するエミッタ層21とを分離するサイドウォール20
を形成する際に、このサイドウォール20を構成する窒
化シリコン膜37と同一層の膜で上記誘電体膜52を形
成することから、従来技術のように別工程で容量の誘電
体膜を成膜する必要がない。また上記製造方法において
は、ベース電極18を構成する多結晶シリコン膜41と
同一層の膜でMIS容量4の下部電極56を形成するこ
とから、別工程で容量の下部電極を形成する必要がな
い。またエミッタ層21を構成する多結晶シリコン膜と
同一層の膜でMIS容量4の上部電極53を形成するこ
とから、別工程で容量の上部電極を形成する必要がな
い。
【0078】そのため、上記各工程によって、NPNバ
イポーラトランジスタ3のプロセスに2回のリソグラフ
ィー工程と1回のエッチング工程、具体的には容量開口
部36を形成するためのリソグラフィー工程とエッチン
グ工程および誘電体膜52をパターニングするためのリ
ソグラフィー工程を付加するだけで、シリコンゲルマニ
ウム混晶からなるベース層19を有するナローベース型
ヘテロ接合のNPNバイポーラトランジスタ3とともに
MIS容量4を同一シリコン基板11に形成することが
可能になる。よって、上記NPNバイポーラトランジス
タ3とMIS容量4とからなる高性能LSIを、最低限
の工程追加で実現することが可能になる。
【0079】次に、本発明の半導体装置の製造方法に係
わる第3実施形態の一例を、図20〜図25の製造工程
図によって説明する。そして図20〜図25では、上記
図2〜図11で説明した構成部品と同様のものには同一
符号を付す。
【0080】まず、前記図2の(1)〜図6の(9)に
よって説明した工程と同様の工程を行って、図20の
(1)に示すように、シリコン基板11にN+ 型埋め込
み層12を形成し、このシリコン基板11上にN型のエ
ピタキシャル層13を形成する。続いてエピタキシャル
層13に素子分離酸化膜14を形成する。そしてバイポ
ーラトランジスタの形成予定領域のエピタキシャル層1
3をN型コレクタ層16とする。次にイオン注入によっ
て、バイポーラトランジスタの形成予定領域のエピタキ
シャル層13にN+ 型埋め込み層12に接続するN+
プラグ拡散層17を形成するとともに、MIS容量の形
成予定領域の上記エピタキシャル層13にN+ 型拡散層
51を形成する。さらにイオン注入により、素子分離酸
化膜14の下部にP+ 型素子分離拡散層15を形成す
る。なお、エピタキシャル層13の表面には、前記図5
の(8)によって説明した酸化シリコン膜82が形成さ
れているがここでの図示は省略する。
【0081】次いで図20の(2)に示すように、エピ
タキシャル層13上に第1酸化シリコン膜31を例えば
50nm〜300nmの厚さに形成する。続いてリソグ
ラフィー技術とエッチング(例えばRIE)とによっ
て、上記N型コレクタ層16上の第1酸化シリコン膜3
1にベース開口部34を形成する。その後、リソグラフ
ィー技術で形成したレジストマスクを除去する。次いで
CVD法によってベース開口部34の内部および上記第
1酸化シリコン膜31上に多結晶シリコン膜41を例え
ば100nm〜300nmの厚さに形成する。続いて多
結晶シリコン膜41の全面にP型不純物である例えば二
フッ化ホウ素イオンをイオン注入する。このイオン注入
条件としては、例えば、加速エネルギーを20keV〜
100keV、ドーズ量を1×1014個/cm2 〜1×
1016個/cm2 に設定する。
【0082】さらに図21の(3)に示すように、リソ
グラフィー技術によって、ベース電極を形成するのに必
要な領域上にレジスト膜85を形成する。このレジスト
膜85をエッチングマスクに用いたRIEによって上記
多結晶シリコン膜41をパターニングし、ベース電極を
形成するのに必要な領域上に上記多結晶シリコン膜41
を残す。
【0083】次いで図21の(4)に示すように、CV
D法によって、上記パターニングした多結晶シリコン膜
41を覆う状態に、上記第1酸化シリコン膜31上に第
2酸化シリコン膜32を形成する。さらにCVD法によ
って上記第2酸化シリコン膜32上に窒化シリコン膜8
6を形成する。次いでリソグラフィー技術によって、上
記窒化シリコン膜86上にレジスト膜87を形成し、ベ
ース領域(真性ベース領域)を形成する領域上のレジス
ト膜87に窓88を開口する。続いて上記レジスト膜8
7をマスクにして窒化シリコン膜86、第2酸化シリコ
ン膜32、多結晶シリコン膜41をエッチング(例えば
RIEによる)して開口部131を形成する。以降、上
記多結晶シリコン膜41をベース電極18という。
【0084】その後、上記レジスト膜87〔前記図21
の(4)を参照〕を除去する。次いで図22の(5)に
示すように、上記開口部131の底部におけるN型コレ
クタ層16の表面に薄い酸化膜132を例えば酸化によ
って10nm〜30nmの厚さに形成する。ここでは図
示を省略するが、このとき上記ベース電極18の露出面
も酸化される。続いてイオン注入法によって、上記開口
部131よりN型コレクタ層16の上層にリンクベース
層を形成するためのP型の不純物をイオン注入する。こ
のイオン注入条件としては、P型の不純物に二フッ化ホ
ウ素イオン(BF2 + )を用い、打ち込みエネルギーを
10keV〜40keV程度に設定し、ドーズ量を1×
1012個/cm2 〜1×1014個/cm2 程度に設定し
た。なお、次図以降、上記薄い酸化膜132の図示は拡
大図を除いて省略する。次いで、リソグラフィー技術に
よって、上記窒化シリコン膜86上にレジスト膜89を
形成し、MIS容量が形成される領域上のレジスト膜8
9に窓90を形成する。
【0085】続いて上記レジスト膜89をエッチングマ
スクに用いて、窒化シリコン膜86、第2,第1酸化シ
リコン膜32,31をエッチングする。その結果、図2
2の(6)に示すように、窒化シリコン膜86、第2,
第1酸化シリコン膜32,31に容量開口部36を形成
する。次いで上記レジスト膜89〔前記図22の(5)
を参照〕を除去する。
【0086】次にCVD法によって、窒化シリコン膜3
7を例えば10nm〜200nmの厚さに形成し、さら
にCVD法によって酸化シリコン膜133を形成する。
その後アニーリングを行って、上記イオン注入した不純
物を拡散させて、開口部131の底部におけるN型コレ
クタ層16の上層にリンクベース層61を形成する。そ
れとともに、上記ベース電極18からの不純物拡散によ
ってP+ 型のグラフトベース層62を上記リンクベース
層61に接続する状態に形成する。
【0087】続いてリソグラフィー技術によって、MI
S容量の形成予定領域上おける酸化シリコン膜133
上、すなわち上記容量開口部36上にレジストパターン
39を形成する。その後上記レジストパターン39をエ
ッチングマスクに用いて、酸化シリコン膜133と窒化
シリコン膜37とを異方性エッチングする。
【0088】その結果図23の(7)に示すように、開
口部131の側壁には、酸化シリコン膜133、窒化シ
リコン膜37、薄い酸化膜132〔図22の(5)参
照〕とからなるサイドウォール20が形成され、容量開
口部36には窒化シリコン膜37からなる容量の誘電体
膜52が形成される。そしてこの誘電体膜52上にはパ
ターニングされた酸化シリコン膜133が載っている。
上記サイドウォール20は、上記ベース電極18とその
後の工程で形成するエミッタ層とを分離する。その後、
上記レジストパターン39〔前記図22の(6)を参
照〕を除去する。
【0089】次に図23の(8)および図24の(9)
のバイポーラトランジスタの拡大図に示すように、上記
サイドウォール20、上記窒化シリコン膜86、誘電体
膜52等をマスクにして真性ベース層を形成する領域と
なる部分の上記リンクベース層61をエッチング(例え
ば等方性エッチング)により除去する。したがって、サ
イドウォール20の下部側にいわゆるアンダーカットが
形成される。なお、エッチング量はリンクベース層61
の全域または一部とする。また等方性エッチング技術と
しては、例えば過酸化水素水とアンモニアの水溶液との
混合液を熱した、いわゆるSC−1ボイル液を用いたエ
ッチングによる。または等方的なプラズマエッチングに
よる。
【0090】その後フッ酸によるウェットエッチングに
よって、上記サイドウォール20の酸化膜133(2点
鎖線で示す部分)をエッチング除去する。このとき、上
記サイドウォール20の下部における薄い酸化膜132
もベース電極18方向にエッチングする。そのため、窒
化シリコン膜37からなるサイドウォール20は開口部
131内においてひさし状に張り出した状態に形成され
る。また上記ウエットエッチングでは、容量形成領域上
の酸化シリコン膜133(2点鎖線で示す部分)もエッ
チングされて除去される。
【0091】そして図24の(10)および図25の
(11)の第1バイポーラトランジスタの拡大図に示す
ように、超高真空化学的気相成長(UHV−CVD)
法、減圧CVD法等による選択エピタキシャル技術によ
って、上記リンクベース層61および上記サイドウォー
ル20の下部における薄い酸化膜132をエッチングし
た部分における上記N型コレクタ層16上にシリコンゲ
ルマニウム(Si1-X Ge X )混晶からなる真性ベース
層63を形成する。このとき、上記フッ酸によるエッチ
ングを行ってサイドウォール20の下部における薄い酸
化膜132の一部分を除去していることから、上記真性
ベース層63はベース電極18側に入り込む状態に形成
される。
【0092】続いて図25の(12)に示すように、C
VD法によって、NPNトランジスタのエミッタ電極お
よびMIS容量の上部電極となるもので高濃度にN型不
純物を含んだ多結晶シリコン膜を形成する。その後、7
00℃〜1000℃の温度でエミッタアニーリングを行
う。このアニーリングでは、多結晶シリコン膜から上記
真性ベース層63の上層に高濃度にN型不純物を拡散さ
せてエミッタ層64を形成する。そしてリソグラフィー
技術によって、エミッタ電極の形成予定領域上およびM
IS容量の上部電極の形成予定領域上にレジストマスク
(図示省略)を形成する。続いて、このレジスト膜をマ
スクに用いて上記多結晶シリコン膜をエッチングし、上
記エミッタ層64に接続するエミッタ電極65および上
記誘電体膜52上に上部電極53を形成する。その後、
リソグラフィー技術で形成したレジストマスクを除去す
る。
【0093】そして図26の(13)に示すように、リ
ソグラフィー技術によって、レジスト膜134を窒化シ
リコン膜86側の全面に形成した後、ベース電極18上
およびN+ 型プラグ拡散層17上のレジスト膜134に
窓135,136を形成する。そしてこのレジスト膜1
34をマスクに用いて窒化シリコン膜86、第2,第1
酸化シリコン膜32,31等をエッチングし、窒化シリ
コン膜86と第2酸化シリコン膜32とにベース電極1
8に通じるベース電極開口部45を形成し、窒化シリコ
ン膜86および第2,第1酸化シリコン膜32,31に
+ 型プラグ拡散層17に通じるコレクタ電極開口部4
6を形成する。その後、上記レジスト膜134を除去す
る。
【0094】次いで図26の(14)に示すように、ス
パッタリングによって、バリアメタルおよびアルミニウ
ム系金属を成膜した後、通常のリソグラフィー技術とエ
ッチング技術とによってバリアメタルおよびアルミニウ
ム系金属をパターニングする。その結果、ベース電極開
口部45を通してベース電極18に接続するベース金属
電極22を形成し、エミッタ電極65上にエミッタ金属
電極23を形成し、コレクタ電極開口部46を通してN
+ 型プラグ拡散層17に接続するコレクタ金属電極24
を形成する。それとともにMIS容量の上部電極53に
接続する上部金属電極54を形成する。このようにし
て、同一シリコン基板11にNPNバイポーラトランジ
スタ5とMIS容量6とを形成する。
【0095】上記第3実施形態の製造方法では、N+
プラグ拡散層17と同時のイオン注入により下部電極と
なるN+ 型拡散層51が形成される。また、NPNバイ
ポーラトランジスタ5のサイドウォール20を構成する
窒化シリコン膜37でMIS容量6の誘電体膜52が形
成される。さらに、エミッタ電極65と同一層の多結晶
シリコン膜で上部電極53が形成される。
【0096】したがって、NPNバイポーラトランジス
タ5のプロセスに2回のリソグラフィー工程と1回のエ
ッチング工程、具体的には容量開口部36を形成するた
めのリソグラフィー工程とエッチング工程、および誘電
体膜52をパターニングするためのリソグラフィー工程
を付加するだけで、シリコンゲルマニウム混晶からなる
真性ベース層63を有するナローベース型ヘテロ接合の
NPNバイポーラトランジスタ5とともにMIS容量6
を同一シリコン基板11に形成することが可能になる。
よって、上記NPNバイポーラトランジスタ5とMIS
容量6とからなる高性能LSIを、最低限の工程追加で
実現することが可能になる。
【0097】次に本発明の半導体装置の製造方法に係わ
る第4実施形態の一例を、図27〜図30の製造工程図
によって説明する。そして図27〜図31では、上記図
2〜図26で説明した構成部品と同様のものには同一符
号を付す。
【0098】まず、前記図16の(1)〜図17の
(4)によって説明した工程と同様の工程を行って、図
27の(1)に示すように、シリコン基板11にのバイ
ポーラトランジスタの形成予定領域N+ 型埋め込み層1
2を形成し、さらにエピタキシャル成長法によって、こ
のシリコン基板11上にN型のエピタキシャル層13を
形成する。その際、上記N+ 型埋め込み層12はエピタ
キシャル層13の下層に拡散する。そしてエピタキシャ
ル層13に素子分離酸化膜14を形成する。この素子分
離酸化膜14はMIS容量の形成予定領域にも形成され
る。そしてバイポーラトランジスタの形成予定領域のエ
ピタキシャル層13をN型コレクタ層16とする。な
お、エピタキシャル層13の表面には、前記図5の
(8)によって説明した酸化シリコン膜82が形成され
ているがここでの図示は省略する。
【0099】次いでイオン注入によって、バイポーラト
ランジスタの形成予定領域のエピタキシャル層13にN
+ 型埋め込み層12に接続するN+ 型プラグ拡散層17
を形成する。次いでイオン注入により、素子分離酸化膜
14の下部にP+ 型素子分離拡散層15を形成する。
【0100】次いで図27の(2)に示すように、CV
D法によって、N型エピタキシャル層13上側の全面に
第1酸化シリコン膜31を例えば50nm〜300nm
の厚さに形成する。続いてリソグラフィー技術とエッチ
ングとによって、上記N型コレクタ層16上の第1酸化
シリコン膜31にベース開口部34を形成する。その
後、リソグラフィー技術で形成したレジストマスクを除
去する。そしてCVD法によってベース開口部34の内
部および上記第1酸化シリコン膜31上に多結晶シリコ
ン膜41を例えば100nm〜300nmの厚さに形成
する。その後多結晶シリコン膜41の全面にP型不純物
である例えば二フッ化ホウ素イオンをイオン注入する。
このイオン注入条件としては、例えば、加速エネルギー
を20keV〜100keV、ドーズ量を1×1014
/cm2 〜1×1016個/cm2 に設定する。
【0101】さらに図28の(3)に示すように、リソ
グラフィー技術によって、ベース電極を形成するのに必
要な領域上およびMIS容量を形成するのに必要な領域
上にレジスト膜85を形成する。このレジスト膜85を
エッチングマスクに用いたRIEによって上記多結晶シ
リコン膜41をパターニングし、ベース電極を形成する
のに必要な領域上に上記多結晶シリコン膜41を残すと
ともに、MIS容量の形成予定領域に残して多結晶シリ
コン膜41で下部電極56を形成する。
【0102】その後、上記レジスト膜85を除去する。
次いで図28の(4)に示すように、CVD法によっ
て、上記パターニングした多結晶シリコン膜41および
下部電極56を覆う状態に、上記第1酸化シリコン膜3
1上に第2酸化シリコン膜32を形成する。さらにCV
D法によって上記第2酸化シリコン膜32上に窒化シリ
コン膜86を形成する。次いでリソグラフィー技術によ
って、上記窒化シリコン膜86上にレジスト膜87を形
成し、ベース領域(真性ベース領域)を形成する領域上
のレジスト膜87に窓88を開口する。続いて上記レジ
スト膜87をマスクにして窒化シリコン膜86、第2酸
化シリコン膜32、多結晶シリコン膜41をエッチング
して開口部131を形成する。以降、上記多結晶シリコ
ン膜41をベース電極18という。
【0103】その後上記レジスト膜87〔前記図28の
(4)を参照〕を除去する。次いで図29の(5)に示
すように、上記開口部131の底部におけるN型コレク
タ層16の表面に薄い酸化膜132を例えば酸化によっ
て10nm〜30nmの厚さに形成する。このとき、上
記ベース電極18の露出面も酸化される。続いて、イオ
ン注入法によって、上記開口部131よりN型コレクタ
層16の上層にリンクベース層を形成するためのP型の
不純物をイオン注入する。このイオン注入条件として
は、P型の不純物に二フッ化ホウ素イオン(BF2 +
を用い、打ち込みエネルギーを10keV〜40keV
程度に設定し、ドーズ量を1×1012個/cm2 〜1×
1014個/cm2 程度に設定した。なお、次図以降、上
記薄い酸化膜132の図示は拡大図を除いて省略する。
次いで、リソグラフィー技術によって、上記窒化シリコ
ン膜86上にレジスト膜89を形成し、MIS容量が形
成される領域上のレジスト膜89に窓90を形成する。
【0104】続いて上記レジスト膜89をエッチングマ
スクに用いて、窒化シリコン膜86、第2,第1酸化シ
リコン膜32,31をエッチングする。その結果、図2
9の(6)に示すように、窒化シリコン膜86、第2酸
化シリコン膜32に容量開口部36を形成する。次いで
上記レジスト膜89〔前記図29の(5)を参照〕を除
去する。
【0105】そしてCVD法によって、窒化シリコン膜
37を例えば10nm〜200nmの厚さに形成し、さ
らにCVD法によって酸化シリコン膜133を形成す
る。その後アニーリングを行って、上記イオン注入した
不純物を拡散させて、開口部131の底部におけるN型
コレクタ層16の上層にリンクベース層61を形成す
る。それとともに、上記ベース電極18からの不純物拡
散によってP+ 型のグラフトベース層62を上記リンク
ベース層61に接続する状態に形成する。
【0106】続いてリソグラフィー技術によって、MI
S容量の形成予定領域上おける酸化シリコン膜133
上、すなわち上記容量開口部36上にレジストパターン
39を形成する。その後上記レジストパターン39をエ
ッチングマスクに用いて、酸化シリコン膜133と窒化
シリコン膜37とを異方性エッチングする。
【0107】以下、前記図23(7)〜図27の(1
4)で説明した工程と同様の工程を行う。その結果、図
30の(7)に示すように、開口部131の側壁には、
酸化シリコン膜133、窒化シリコン膜37、薄い酸化
膜132〔図29の(5)参照〕からなるサイドウォー
ル20を形成し、容量開口部36には窒化シリコン膜3
7からなる容量の誘電体膜52を形成する。そしてこの
誘電体膜52上にはパターニングされた酸化シリコン膜
133が残る。その後、上記レジストパターン39〔前
記図22の(6)を参照〕を除去する。
【0108】次いで図31の(8)および図31の
(9)のバイポーラトランジスタ部分の拡大図に示すよ
うに、上記サイドウォール20、上記窒化シリコン膜8
6等をマスクにして真性ベース層を形成する領域となる
部分の上記リンクベース層61をエッチング(例えば等
方性エッチング)により除去する。したがって、サイド
ウォール20の下部側にいわゆるアンダーカットが形成
される。さらにフッ酸によるウェットエッチングによっ
て、上記サイドウォール20の酸化シリコン膜133
(図示省略)をエッチング除去する。このとき、上記サ
イドウォール20の下部における薄い酸化膜132もベ
ース電極18方向にエッチングする。そのため、窒化シ
リコン膜37からなるサイドウォール20は開口部13
1内にひさし状に張り出した状態に形成される。また上
記ウエットエッチングでは、容量形成領域上の酸化シリ
コン膜133(図示省略)も同エッチングにより除去さ
れる。
【0109】そして選択エピタキシャル技術によって、
上記リンクベース層61および上記サイドウォール20
の下部における薄い酸化膜132をエッチングした部分
における上記N型コレクタ層16上にシリコンゲルマニ
ウム(Si1-X GeX )混晶からなる真性ベース層63
を形成する。このとき、上記フッ酸によるエッチングを
行ってサイドウォール20の下部における薄い酸化膜1
32の一部分を除去していることから、上記真性ベース
層63はベース電極18側に入り込む状態に形成され
る。
【0110】続いてCVD法によって、NPNトランジ
スタのエミッタ電極およびMIS容量の上部電極となる
もので高濃度にN型不純物を含んだ多結晶シリコン膜を
形成する。その後、700℃〜1000℃の温度でエミ
ッタアニーリングを行う。このアニーリングでは、多結
晶シリコン膜から上記真性ベース層の上層に高濃度にN
型不純物を拡散させてエミッタ層64を形成する。そし
てリソグラフィー技術によって、エミッタ電極の形成予
定領域上およびMIS容量の上部電極の形成予定領域上
にレジストマスク(図示省略)を形成する。続いて、こ
のレジスト膜をマスクに用いて上記多結晶シリコン膜を
エッチングし、上記エミッタ層64に接続するエミッタ
電極65および上記誘電体膜52上に上部電極53を形
成する。その後、リソグラフィー技術で形成したレジス
トマスクを除去する。
【0111】さらにリソグラフィー技術およびエッチン
グによって、窒化シリコン膜86と第2酸化シリコン膜
32とにベース電極18に通じるベース電極開口部45
を形成し、窒化シリコン膜86および第2,第1酸化シ
リコン膜32,31にN+ 型プラグ拡散層17に通じる
コレクタ電極開口部46を形成する。その後、リソグラ
フィー技術で形成したレジストマスク(図示省略)を除
去する。
【0112】次いでスパッタリングによって、バリアメ
タルおよびアルミニウム系金属を成膜した後、通常のリ
ソグラフィー技術とエッチング技術とによってバリアメ
タルおよびアルミニウム系金属をパターニングする。そ
の結果、ベース電極開口部45を通してベース電極18
に接続するベース金属電極22を形成し、エミッタ電極
65上にエミッタ金属電極23を形成し、コレクタ電極
開口部46を通してN + 型プラグ拡散層17に接続する
コレクタ金属電極24を形成する。それとともにMIS
容量の上部電極53に接続する上部金属電極54を形成
する。このようにして、同一シリコン基板11にNPN
バイポーラトランジスタ7とMIS容量8とを形成す
る。
【0113】上記第4実施形態の製造方法では、多結晶
シリコン膜41でベース電極18と同時に下部電極56
が形成される。また、NPNバイポーラトランジスタ7
のサイドウォール20を構成する窒化シリコン膜37で
MIS容量8の誘電体膜52が形成される。さらに、エ
ミッタ電極65と同一層の多結晶シリコン膜で上部電極
53が形成される。
【0114】したがって、NPNバイポーラトランジス
タ1のプロセスに2回のリソグラフィー工程と1回のエ
ッチング工程、具体的には容量開口部36を形成するた
めのリソグラフィー工程とエッチング工程、および誘電
体膜52をパターニングするためのリソグラフィー工程
を付加するだけで、シリコンゲルマニウム混晶からなる
真性ベース層63を有するナローベース型ヘテロ接合の
NPNバイポーラトランジスタ7とともにMIS容量8
を同一シリコン基板11に形成することが可能になる。
よって、上記NPNバイポーラトランジスタ7とMIS
容量8とからなる高性能LSIを、最低限の工程追加で
実現することが可能になる。
【0115】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
ベース層に接続するベース電極と該ベース層上に形成す
るエミッタ層とを分離するサイドウォールを形成する際
に、このサイドウォールを構成する膜と同一層の膜でM
IS容量の誘電体膜を形成するので、従来技術のように
別工程で容量の誘電体膜を成膜する必要がない。また、
エミッタ層を構成する膜と同一層の膜でMIS容量の上
部電極を形成するので、別工程で容量の上部電極を形成
する必要がない。またはベース電極を構成する膜と同一
層の膜でMIS容量の下部電極を形成するので、別工程
で容量の下部電極を形成する必要がない。よって、バイ
ポーラトランジスタの工程を共用して最小限の工程増加
で同一基板にMIS容量の形成が可能になる。それによ
り、マルチメディア時代に対応した高性能LSIを安価
に供給することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の主要工程に係わる製造
工程図である。
【図2】第1実施形態の詳細を説明する製造工程図(そ
の1)である。
【図3】第1実施形態の詳細を説明する製造工程図(そ
の2)である。
【図4】第1実施形態の詳細を説明する製造工程図(そ
の3)である。
【図5】第1実施形態の詳細を説明する製造工程図(そ
の4)である。
【図6】第1実施形態の詳細を説明する製造工程図(そ
の5)である。
【図7】第1実施形態の詳細を説明する製造工程図(そ
の6)である。
【図8】第1実施形態の詳細を説明する製造工程図(そ
の7)である。
【図9】第1実施形態の詳細を説明する製造工程図(そ
の8)である。
【図10】第1実施形態の詳細を説明する製造工程図
(その9)である。
【図11】第1実施形態の詳細を説明する製造工程図
(その10)である。
【図12】比較例を説明する製造工程図(その1)であ
る。
【図13】比較例を説明する製造工程図(その2)であ
る。
【図14】比較例を説明する製造工程図(その3)であ
る。
【図15】比較例を説明する製造工程図(その4)であ
る。
【図16】第2実施形態を説明する製造工程図(その
1)である。
【図17】第2実施形態を説明する製造工程図(その
2)である。
【図18】第2実施形態を説明する製造工程図(その
3)である。
【図19】第2実施形態を説明する製造工程図(その
4)である。
【図20】第3実施形態を説明する製造工程図(その
1)である。
【図21】第3実施形態を説明する製造工程図(その
2)である。
【図22】第3実施形態を説明する製造工程図(その
3)である。
【図23】第3実施形態を説明する製造工程図(その
4)である。
【図24】第3実施形態を説明する製造工程図(その
5)である。
【図25】第3実施形態を説明する製造工程図(その
6)である。
【図26】第3実施形態を説明する製造工程図(その
7)である。
【図27】第4実施形態を説明する製造工程図(その
1)である。
【図28】第4実施形態を説明する製造工程図(その
2)である。
【図29】第4実施形態を説明する製造工程図(その
3)である。
【図30】第4実施形態を説明する製造工程図(その
4)である。
【図31】第4実施形態を説明する製造工程図(その
5)である。
【図32】従来のヘテロ接合バイポーラトランジスタの
概略構成図である。
【図33】従来のヘテロ接合バイポーラトランジスタの
製造工程図である。
【符号の説明】
1 NPNバイポーラトランジスタ 2 MIS容量 10 半導体基板 18 ベース電極 19 ベー
ス層 20 サイドウォール 21 エミッタ層 52
誘電体膜

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にベース層を選択的にエピ
    タキシャル成長して形成するバイポーラトランジスタ
    と、 前記半導体基板上に誘電体膜を成膜して形成するMIS
    容量とを形成する半導体装置の製造方法において、 前記ベース層に接続するベース電極と該ベース層上に形
    成するエミッタ層とを分離するサイドウォールを形成す
    る際に、 前記サイドウォールを構成する膜と同一層の膜で前記誘
    電体膜を形成することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記エミッタ層を構成する膜と同一層の膜で前記MIS
    容量の上部電極を形成することを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記ベース電極を構成する膜と同一層の膜で前記MIS
    容量の下部電極を形成することを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記ベース電極を構成する膜と同一層の膜で前記MIS
    容量の下部電極を形成することを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記バイポーラトランジスタは、ベース層をシリコンゲ
    ルマニウム混晶で形成してなるナローベース型ヘテロ接
    合バイポーラトランジスタであることを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記バイポーラトランジスタは、ベース層をシリコンゲ
    ルマニウム混晶で形成してなるナローベース型ヘテロ接
    合バイポーラトランジスタであることを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記バイポーラトランジスタは、ベース層をシリコンゲ
    ルマニウム混晶で形成してなるナローベース型ヘテロ接
    合バイポーラトランジスタであることを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記バイポーラトランジスタは、ベース層をシリコンゲ
    ルマニウム混晶で形成してなるナローベース型ヘテロ接
    合バイポーラトランジスタであることを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
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