JPH10112153A - 円盤状記録媒体 - Google Patents

円盤状記録媒体

Info

Publication number
JPH10112153A
JPH10112153A JP26490896A JP26490896A JPH10112153A JP H10112153 A JPH10112153 A JP H10112153A JP 26490896 A JP26490896 A JP 26490896A JP 26490896 A JP26490896 A JP 26490896A JP H10112153 A JPH10112153 A JP H10112153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
center
chucking plate
center hub
projection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP26490896A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Kikuchi
修一 菊地
Koji Funato
孝次 船渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP26490896A priority Critical patent/JPH10112153A/ja
Publication of JPH10112153A publication Critical patent/JPH10112153A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピンドル軸に摩耗や損傷を生じさせること
を防止し、スピンドル軸に対して高精度に装着される。 【解決手段】 少なくとも一方面に情報信号記録部が形
成されたディスク板21と、このディスク板21の中央
に取り付けられ、スピンドル軸に差し込まれる軸孔29
を有するセンターハブ22と、このセンターハブ22の
底面26Aに取り付けられ、センターハブ22をディス
クテーブルに磁気吸引させるチャッキングプレート23
とを備える。そして、センターハブ22の軸孔29の周
囲には、チャッキングプレート23の中央に設けられた
センター孔31に対応して軸支持突部28が突出して設
けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクテーブル
に磁気吸引されて回転操作され、データ信号や楽音信号
等の情報信号の書き込み或いは読み出しが行われる磁気
ディスク等の円盤状記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多種の画像、音声、データ等の情
報を一元的に扱う伝送、記録、端未等の技術、いわゆる
マルチメディアが最近盛んに開発されている。このマル
チメディアの一形態としては、例えば端末コンピュータ
において、数値、文字、グラフィックスといった従来よ
り処理できる情報に加え、音声映像などの時系列データ
を互いに関連付け同期させて扱う技術がある。この技術
は、端末コンピュータに音声や映像を付け加えること
で、本やテレビを上回る臨場感や使いよさを個人向けに
提供しようとするものであり、教育、情報検索やゲーム
等への応用が期待されている。
【0003】このようにコンピユータで映像や音声など
のメディアデータを扱うには、これらのメディアデータ
を供給や保存に用いられる磁気ディスク、光ディスクや
光磁気ディスク等の大容量の円盤状記録媒体が不可欠で
ある。このような要求に応える手段としては、記録媒体
として光磁気ディスクが有望視されており、ソフトウエ
ア供給源としての光磁気ディスクの製造が進められ、既
に光磁気ディスクの記録再生装置を搭載したコンピユー
タが製品化されている。
【0004】この光磁気ディスク用の記録再生装置は、
図28に示すように、カートリッジ本体に収納された光
磁気ディスク210を高速で高精度に回転するチャッキ
ング機構200を備えている。このチャッキング機構2
00は、スピンドルモータにより回転操作されるスピン
ドル軸201と、このスピンドル軸201の先端側に取
り付けられた略有底筒状のディスクテーブル202とを
備えている。このディスクテーブル202には、内部に
略円環状のマグネット203が設けられている。また、
このディスクテーブル202は、先端縁側の外周に光磁
気ディスク210が載置される載置部が突出して形成さ
れている。
【0005】一方、光磁気ディスク210は、情報信号
の高密度記録が可能であって、例えば直径寸法が3.5
インチ、5.25インチ等の極めて小径のものが提案さ
れている。この光磁気ディスク210は、図28に示す
ように、ポリカーボネート等の合成樹脂製材料等によっ
て形成された円盤状の基板と、この基板の主面部上に形
成された情報信号記録部とからなるディスク板211を
有している。
【0006】この光磁気ディスク210は、ディスク回
転駆動装置に装着されて高速で回転操作される。そし
て、光磁気ディスク210の情報信号記録部は、記録再
生装置によって情報信号の書き込み或いは読み出しが行
われる。
【0007】したがって、光磁気ディスク210は、情
報信号の書き込み或いは読み出しが正確に行われるため
に、高速回転することで偏心が発生することを防止して
ディスクテーブル202と正確に同期して回転操作され
る必要がある。このため、光磁気ディスク210では、
ディスク回転駆動装置のディスクテーブル202に確実
に装着されるとともに、このディスクテーブル202に
対して正確に位置決めされるセンターハブ212が備え
られている。このため、このディスク板211は、中央
にセンターハブ212が取り付けられるセンターハブ支
持穴213が設けられている。このディスク板211
は、このセンターハブ212が取り付けられる領域を除
く領域が情報信号領域とされている。
【0008】センターハブ212は、図29に示すよう
に、ステンレス材であるSUS430等の金属磁性材料
等によって形成されている。このセンターハブ212
は、円形の略浅皿状に形成されたハブ本体214と、こ
のハブ本体214の外周縁に亘って突出して形成された
略円環状のフランジ部215とを有している。このセン
ターハブ212は、ハブ本体214がディスク板211
のセンターハブ支持穴213に収納されるとともに、フ
ランジ部215がディスク板211の一方面側のセンタ
ーハブ支持穴213の近傍に掛けられて、ディスク板2
11に固定されている。また、ハブ本体214の底面の
中心には、ディスクテーブル202の中心に立設された
スピンドル軸201に差し込まれる軸孔216がプレス
加工等の方法によって打ち抜かれて設けられている。
【0009】以上のように構成された光磁気ディスク2
10は、センターハブ212の軸孔216にスピンドル
軸201が差し込まれるとともに、ディスク板211が
ディスクテーブル202の載置部に載置される。これに
より、光磁気ディスク210は、ディスクテーブル20
2に配設されたマグネット203によってセンターハブ
212が磁気吸引され、ディスク板211がディスクテ
ーブル202上に装着される。したがって、この光磁気
ディスク210は、センターハブ212が磁気吸引され
ることにより、高速回転することで偏心が発生すること
が防止されている。また、このセンターハブ212は、
安価に製造することができるといった特徴を有してい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このセンタ
ーハブ212は、フランジ部215がハブ本体214と
同一の材料である金属磁性材料によって一体に形成され
ている。このため、センターハブ212は、フランジ部
215が、ポリカーボネート等の合成樹脂によって形成
されたディスク板211と異種材質であるため、ディス
ク板211に対して安定した状態で接着されることが困
難とされるといった問題点があった。
【0011】この問題点を解決する手段としては、図3
0に示すように、合成樹脂材料によって形成されたハブ
本体223及びフランジ部224と、ハブ本体223の
底面に取り付けられて金属磁性材料等によって形成され
たチャッキングプレート225とを有するセンターハブ
222が提案されている。このため、このセンターハブ
222は、フランジ部224が合成樹脂材料によって形
成されているので、同種材質であるディスク板221に
対して安定した状態で容易に接着されることができる。
【0012】しかしながら、このセンターハブ222
は、チャッキングプレート225の中心に設けられた軸
孔226がスピンドル軸201に差し込まれる際に、ス
ピンドル軸201に対して摩耗や損傷を生じさせるおそ
れがある。したがって、このセンターハブ222が取り
付けられた光磁気ディスク220は、スピンドル軸20
1に対して高精度に装着されることが妨げられ、高速回
転することで偏心が生じて情報信号の書き込み或いは読
み出しが困難とされるといった問題点があった。
【0013】また、このセンターハブ222は、チャッ
キングプレート225がプレス加工等の方法によって打
ち抜かれて形成された後に射出成形機に載置され、この
チャッキングプレート225にインサート成形が施され
ることによって製造される。したがって、このセンター
ハブ222がディスク板221に取り付けられた光磁気
ディスク220は、インサート成形によってセンターハ
ブ222が製造されることに長時間を要し、生産性が低
下するといった問題点があった。
【0014】そこで、本考案は、スピンドル軸に摩耗や
損傷を生じさせることを防止し、スピンドル軸に対して
高精度に装着される円盤状記録媒体を提供することを目
的に提案されたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係る円盤状記録媒体は、少なくとも一方面に情報信
号記録部が形成されたディスク板と、このディスク板の
中央に取り付けられ、スピンドル軸に差し込まれる軸孔
を有するセンターハブと、このセンターハブの一方面に
取り付けられ、センターハブをディスクテーブルに磁気
吸引させるチャッキングプレートとを備える。そして、
センターハブの軸孔の周囲には、チャッキングプレート
の中央に設けられたセンター孔に対応して軸支持突部が
突出して設けられる。
【0016】また、この円盤状記録媒体は、軸支持突部
の外周面に、チャッキングプレートのセンター孔を支持
する支持部が設けられる。
【0017】さらに、この円盤状記録媒体は、センター
ハブの一方面に、チャッキングプレートの外周縁に位置
して、チャッキングプレートより突出した保護突部が設
けられる。
【0018】さらにまた、この円盤状記録媒体は、保護
突部の内周面に、チャッキングプレートの外周縁を支持
する支持部が設けられる。
【0019】さらにまた、この円盤状記録媒体は、軸支
持突部の外周面に、チャッキングプレートのセンター孔
を支持するセンター孔支持部が設けられるとともに、保
護突部の内周面に、チャッキングプレートの外周縁を支
持する外周縁支持部が設けられる。
【0020】さらにまた、この円盤状記録媒体は、チャ
ッキングプレートのセンター孔の周囲には、センターハ
ブの軸支持突部に支持される被支持突部が設けられる。
【0021】さらにまた、この円盤状記録媒体は、セン
ターハブの一方面に、チャッキングプレートの被支持突
部を進入させて支持する支持溝が設けられる。
【0022】さらにまた、この円盤状記録媒体は、チャ
ッキングプレートがセンターハブの一方面に接着によっ
て固定される。
【0023】以上のように構成された本発明に係る円盤
状記録媒体は、センターハブの軸孔にスピンドル軸が差
し込まれて、回転中心の位置決めが正確に行われる。そ
して、円盤状記録媒体は、ディスク板がディスクテーブ
ルに載置される。これにより、円盤状記録媒体は、ディ
スクテーブルに配設されたマグネットによってセンター
ハブが磁気吸引され、ディスク板がディスクテーブル上
に確実に装着される。そして、光磁気ディスク1は、デ
ィスクテーブルが回転駆動することにより高速で回転操
作され、回転走行するディスク板上の情報信号記録面か
らデータ信号の書き込み或いは読み出しが行われる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について、図1乃至図4の図面を参照して詳細に説明
する。本発明の第1の実施の形態として示す光磁気ディ
スク1は、取り扱いの簡便さを得るために、カートリッ
ジ本体2に回転自在に支持されてディスクカートリッジ
を構成している。
【0025】カートリッジ本体2は、図1に示すよう
に、一対の上下シェル3、4を互いに突き合わせてビス
等により結合されることにより、薄い筐体とされてい
る。このカートリッジ本体2は、主面部に光磁気ディス
ク1の信号記録領域の一部を方側に望ませる記録再生開
口部5が設けられている。また、このカートリッジ本体
2は、主面部の中央に位置して、後述するセンターハブ
22を外方側に臨ませるチャッキング開口部6が設けら
れている。
【0026】また、このカートリッジ本体2は、前縁側
に上記記録再生開口部5を開閉するシャッタ7を有して
いる。このシャッタ7は、金属板等を材料として、略コ
字状に形成されている。このシャッタ7は、上記カート
リッジ本体2の前縁側の上下両主面部を狭持している。
【0027】さらに、カートリッジ本体2は、前縁側の
内面に、シャッタ7がタッピングネジ8により取り付け
られたスライド部材9を有している。このスライド部材
9は、上下シェル3、4の間にスライド自在に挟持され
ている。したがって、シャッタ7は、スライド部材9に
よってカートリッジ本体2に対してスライド自在に支持
されている。
【0028】そして、カートリッジ本体2は、前面側の
一方のコーナ部に、シャッタ7を付勢するコイルバネ1
0を有している。このコイルバネ10は、シャッタ7を
記録再生開口部5およびチャッキング開口部6を閉蓋す
る方向に弾性変位されている。
【0029】また、カートリッジ本体2は、シャッタ7
の長板部の端部を案内するガイド板11が取り付けられ
ている。さらに、カートリッジ本体2は、後面側の一方
のコーナ部に、情報信号の誤消去を防止する誤消去防止
部材12が取り付けられている。
【0030】光磁気ディスク1は、図1に示すように、
円盤状に形成された直径寸法が約3.5インチ或いは
5.25インチのディスク板21と、このディスク板2
1の中央に取り付けられたセンターハブ22と、このセ
ンターハブ22の底面26Aに取り付けられた略円盤状
のチャッキングプレート23とを備えている。
【0031】ディスク板21は、ポリエステル、ポリカ
ーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリオフレフ
ィン等の合成樹脂製材料等によって形成された円盤状の
基板と、この基板の主面部上に形成された情報信号記録
部とを有している。このディスク板21は、中央にセン
ターハブ22が取り付けられる円形のハブ支持穴24が
設けられている。このディスク板21は、センターハブ
22が取り付けられる領域を除く領域を情報信号領域2
5とされている。
【0032】センターハブ22は、図2に示すように、
ポリカーボネート、ABS、変性PPO、ポリアミド等
の合成樹脂材料によって射出成形法等が用いられて形成
されている。このセンターハブ22は、ディスク板21
のハブ支持穴24に収納配置される円形の略浅皿状に形
成されたハブ本体26と、このハブ本体26の外周縁に
亘って突出して形成された略円環状のフランジ部27と
を有している。
【0033】ハブ本体26は、ディスク板21のハブ支
持穴24の内径寸法よりやや小とされた外径寸法を有し
ている。ハブ本体26は、図3に示すように、この底面
26A側の中央に合成樹脂材料により形成された軸支持
突部28が取り付けられている。この軸支持突部28
は、中心に位置して、ディスク回転駆動装置を構成する
ディスクテーブルの中心に立設されたスピンドル軸に進
入される略矩形状の軸孔29が設けられている。このハ
ブ本体26は、底面26Aで軸支持突部28の外周に位
置して、略円環状の溝部30が設けられている。この溝
部30は、軸支持突部28がハブ本体26の底面26A
に取り付けられる際に底面26Aと軸支持突部28との
コーナーに、形状崩れによる突起が発生することを防止
する。
【0034】チャッキングプレート23は、鉄、ステン
レス材であるSUS430等の金属磁性材料等によって
形成されている。このチャッキングプレート23は、厚
さ寸法が約0.2mm〜0.5mm程度の金属磁性材料
で形成された薄板の中央にプレス加工等の方法により打
ち抜かれて設けられたセンター孔31を有している。こ
のセンター孔31は、ハブ本体26の軸支持突部28の
外径寸法よりやや小とされた内径寸法を有している。
【0035】チャッキングプレート23は、弾性力を生
じるセンターハブ22の軸支持突部28にセンター孔3
1が圧入されることにより容易に取り付けられる。この
とき、センターハブ22のハブ本体26に設けられた溝
部30には、チャッキングプレート23をセンターハブ
22の軸支持突部28に取り付ける際に軸支持突部28
から発生する微量の摩耗粉が入り込む。また、この溝部
30は、センターハブ22の底面26Aと軸支持突部2
8とのコーナーに形状崩れによる突起が発生することを
防止している。したがって、チャッキングプレート23
は、センターハブ22の底面26Aが平坦とされた状態
でセンターハブ22に取り付けられ、センターハブ22
の底面26Aに対して密着の不良が防止される。
【0036】また、このチャッキングプレート23は、
図4に示すように、センターハブ22のハブ本体26側
でセンター孔31の外周部に、内径寸法がセンター孔3
1の内径寸法より大とされた開口部32が設けられても
良い。このとき、チャッキングプレート23の開口部3
2には、センターハブ22の軸支持突部28に取り付け
る際に軸支持突部28から発生する微量の摩耗粉が入り
込む。したがって、このチャッキングプレート23は、
センターハブ22の底面26Aが平坦とされた状態でセ
ンターハブ22に取り付けられ、センターハブ22の底
面26Aに対して密着の不良が防止される。また、チャ
ッキングプレート23は、センターハブ22の底面26
Aと軸支持突部28とのコーナーに形状崩れによる突起
が発生している場合に、この突起を開口部32が回避し
た状態でセンターハブ22に取り付けられ、センターハ
ブ22の底面26Aに対して密着の不良が防止される。
【0037】以上のように構成された光磁気ディスク1
は、センターハブ22の軸孔29にスピンドル軸が差し
込まれて、回転中心の位置決めが正確に行われる。そし
て、光磁気ディスク1は、ディスク板21がディスクテ
ーブルの載置部に載置される。これにより、光磁気ディ
スク1は、ディスクテーブルに配設されたマグネットに
よってセンターハブ22が磁気吸引され、ディスク板2
1がディスクテーブル上に確実に装着される。そして、
光磁気ディスク1は、ディスクテーブルが回転駆動する
ことにより高速で回転操作され、回転走行するディスク
板21上の情報信号記録面からデータ信号の書き込み或
いは読み出しが行われる。
【0038】上述した第1の実施の形態光磁気ディスク
1は、チャッキングプレート23の中央に設けられたセ
ンター孔31に対応して合成樹脂製の軸支持突部28が
突出して設けられたことにより、センターハブ22の軸
孔29にスピンドル軸が差し込まれる際に、スピンドル
軸に対して摩耗や損傷を生じさせることが防止される。
【0039】このため、この光磁気ディスク1は、スピ
ンドル軸に対して高精度に装着され、情報信号の書き込
み或いは読み出しが確実に行われる。また、この光磁気
ディスク1は、高速回転することで偏心を発生すること
が防止される。
【0040】また、この光磁気ディスク1は、チャッキ
ングプレート23が金属磁性材料により形成されている
ので、ディスクテーブルに配設したマグネットによって
磁気吸引されてディスクテーブルに対して確実に装着さ
れる。
【0041】さらに、この光磁気ディスク1は、センタ
ーハブ22にチャッキングプレート23が取り付けられ
ることにより、インサート成形による製造を排除するこ
とができ、製造時間の短縮化が図られるとともに、生産
性が向上される。
【0042】さらにまた、この光磁気ディスク1は、セ
ンターハブ22の軸孔29を有する軸支持突部28にチ
ャッキングプレート23のセンター孔31が圧入される
ことにより、軸支持突部28の熱膨張係数よりもチャッ
キングプレート23の熱膨張係数が小とされているた
め、温度の変化によって軸支持突部28の軸孔29が膨
張しても、温度依存性の少ないチャッキングプレート2
3のセンター孔31が径寸法を確保することができる。
【0043】例えば、この光磁気ディスク1は、センタ
ーハブ22のハブ本体26の材料であるポリカーボネー
トの熱膨張係数が0.0007mm/mm/℃であるの
に対して、チャッキングプレート23の材料であるSU
S430の熱膨張係数が0.0001047mm/mm
/℃であることより、センターハブ22の軸孔29の径
寸法が5mm、チャッキングプレート23のセンター孔
31の径寸法が6mmとされたとき、センターハブ22
のハブ本体26の軸孔29が20℃あたり0.07mm
の膨張に対し、チャッキングプレート23のセンター孔
31の径寸法が0.012mmと極僅かな膨張に抑制す
ることができる。
【0044】本発明の第2の実施の形態として示す光磁
気ディスク40は、図5乃至図10に示すように、基本
的な構成を第1の実施の形態光磁気ディスク22と同様
とし、この第1の実施の形態光磁気ディスク22と同一
部材、同一構成部について、同一符号を付すことにより
各構成、作用及び効果等の説明を省略する。
【0045】この光磁気ディスク40は、図5に示すよ
うに、センターハブ41のハブ本体26に設けられた軸
支持突部42の外周面に位置して、チャッキングプレー
ト44のセンター孔31を支持するセンター孔支持凸部
43が設けられている。
【0046】このセンター孔支持凸部43は、図6に示
すように、軸支持突部42の外周面にチャッキングプレ
ート44が取り付けられた後、軸支持突部42に対して
超音波溶着用の装置により図6中に矢印Lで示す方向に
スエージング振動(横振動)が施されることにより、図
7に示すように、軸支持突部42の先端42Bが変形し
て容易に形成される。また、このセンター孔支持凸部4
3は、金型のアンダーカット部に合成樹脂材料を射出充
填した後に、無理抜きをすることによっても形成され
る。
【0047】また、この光磁気ディスク40は、図8に
示すように、軸支持突部42の外周面にセンター孔支持
凸部43が設けられる代わりに、軸支持突部45の外周
面にセンター孔支持凹部46が設けられても良い。
【0048】また、センター孔支持凹部46は、図9に
示すように、軸支持突部45の内側に設けられた略円環
状のリブ47にチャッキングプレート44が取り付けら
れた後、この軸支持突部45に対して超音波溶着用の装
置により図9中に矢印Pで示す方向にスエージング振動
(横振動)が施されることにより、図10に示すよう
に、軸支持突部45の先端45Bが変形して容易に形成
される。
【0049】上述した第2の実施の形態光磁気ディスク
40は、チャッキングプレート44のセンター孔31が
軸支持突部42のセンター孔支持凸部43或いは軸支持
突部45のセンター孔支持凹部46に支持されているこ
とにより、温度の変化によって軸支持突部45が収縮し
てチャッキングプレート44を圧入した状態が緩和され
ても、チャッキングプレート44がセンターハブ41か
ら抜け落ちることが防止されて、チャッキングプレート
44のセンターハブ41に対する取付強度が向上され
る。
【0050】また、この光磁気ディスク40は、センタ
ーハブ41の底面26Aと軸支持突部45とのコーナー
に形状崩れによって発生する突起に関係なく、センター
ハブ41にチャッキングプレート44が取り付けられ、
センターハブ41の底面26Aに対して取り付けの不良
が防止される。
【0051】本発明の第3の実施の形態として示す光磁
気ディスク50は、図11乃至図13に示すように、基
本的な構成を第1の実施の形態光磁気ディスク1と同様
とし、この第1の実施の形態光磁気ディスク1と同一部
材、同一構成部について、同一符号を付すことにより各
構成、作用及び効果等の説明を省略する。
【0052】この光磁気ディスク50は、図11に示す
ように、チャッキングプレート54の外周縁に位置し
て、センターハブ51のハブ本体26に合成樹脂材料に
より形成された略円環状の保護リング52が取り付けら
れている。この保護リング52は、ディスク板21のハ
ブ支持穴24の内径寸法より小とされた外径寸法を有し
ている。また、保護リング52は、チャッキングプレー
ト54の厚さ寸法aより大とされた厚さ寸法bを有して
いる。また、センターハブ51の軸支持突部28は、チ
ャッキングプレート54の厚さ寸法より大とされた厚さ
寸法を有している。この保護リング52は、センターハ
ブ51の底面26Aに一体に形成されても良い。
【0053】また、センターハブ51は、ハブ本体26
の底面26Aで保護リング52の内周に位置して、略円
環状の溝部53が設けられている。この溝部53は、保
護リング52がハブ本体26の底面26Aに取り付けら
れる際に底面26Aと保護リング52との間のコーナー
に、形状崩れによる突起が発生することを防止する。し
たがって、チャッキングプレート54は、ハブ本体26
の底面26Aが平坦とされた状態で取り付けられ、ハブ
本体26の底面26Aに対して密着の不良が防止され
る。
【0054】さらに、チャッキングプレート54は、図
12及び図13に示すように、センターハブ51のハブ
本体26側の外周縁に、略円環状の切り欠き部55或い
は面取り部56が設けられても良い。このチャッキング
プレート54は、センターハブ51の底面26Aと軸支
持突部28との間のコーナーに形状崩れによる突起が発
生している場合に、この凸部を切り欠き部55或いは面
取り部56が回避した状態でセンターハブ51に取り付
けられ、センターハブ51の底面26Aに対して密着の
不良が防止される。
【0055】上述した第3の実施の形態光磁気ディスク
50は、チャッキングプレート54の外周縁に位置して
保護リング52が設けられていることにより、ディスク
テーブルに載置される際に、チャッキングプレート54
の外周縁がディスクテーブル等に接触してディスクテー
ブル等に対して摩耗や損傷を生じさせることが防止され
る。
【0056】また、この光磁気ディスク50は、チャッ
キングプレート54がセンターハブ51の軸支持突部2
8と保護リング52とによって挟持されているため、チ
ャッキングプレート54のセンターハブ51に対する取
付強度が向上される。
【0057】本発明の第4の実施の形態として示す光磁
気ディスク60は、図14乃至図17に示すように、基
本的な構成を第3の実施の形態光磁気ディスク50と同
様とし、この第3の実施の形態光磁気ディスク50と同
一部材、同一構成部について、同一符号を付すことによ
り各構成、作用及び効果等の説明を省略する。
【0058】この光磁気ディスク60は、図14に示す
ように、センターハブ61のハブ本体26に設けられた
保護リング62の内周面に位置して、チャッキングプレ
ート64の外周縁64Aを支持する外周縁支持凸部63
が設けられている。
【0059】この外周縁支持凸部63は、図15に示す
ように、保護リング62の内周面にチャッキングプレー
ト64が取り付けられた後、保護リング62に対して超
音波溶着用の装置により図15中に矢印Mで示す方向に
スエージング振動(横振動)が施されることにより、保
護リング62の先端62Bが変形して容易に形成され
る。また、この外周縁支持凸部63は、金型のアンダー
カット部に合成樹脂材料を射出充填した後に、無理抜き
をすることによっても形成される。
【0060】また、この光磁気ディスク60は、図16
に示すように、保護リング62の内周面に外周縁支持凸
部63が設けられる代わりに、保護リング65の内周面
に外周縁支持凹部66が設けられても良い。外周縁支持
凹部66は、図17に示すように、保護リング65の内
側に設けられた略円環状のリブ67にチャッキングプレ
ート64が取り付けられた後、この保護リング65に対
して超音波溶着用の装置により図17中に矢印Nで示す
方向にスエージング振動(横振動)が施されることによ
り保護リング65の先端65Bが変形して容易に形成さ
れる。
【0061】上述した第4の実施の形態光磁気ディスク
60は、チャッキングプレート64の外周縁64Aが保
護リング62の外周縁支持凸部63或いは保護リング6
5の外周縁支持凹部66に支持されていることにより、
チャッキングプレート64のセンターハブ61に対する
取付強度が向上される。
【0062】また、この光磁気ディスク60は、センタ
ーハブ61の底面26Aと保護リング62或いは保護リ
ング65とのコーナーに形状崩れによって発生する突起
に関係なく、センターハブ61にチャッキングプレート
64が取り付けられ、センターハブ61の底面26Aに
対して取り付けの不良が防止される。
【0063】本発明の第5の実施の形態として示す光磁
気ディスク70は、図18乃至図21に示すように、基
本的な構成を第4の実施の形態光磁気ディスク60と同
様とし、この第4の実施の形態光磁気ディスク60と同
一部材、同一構成部について、同一符号を付すことによ
り各構成、作用及び効果等の説明を省略する。
【0064】この光磁気ディスク70のセンターハブ7
1には、図18に示すように、チャッキングプレート7
4の外周縁74Aを支持する外周縁支持凸部63が保護
リング62に設けられているとともに、チャッキングプ
レート74のセンター孔31を支持するセンター孔支持
凸部73が軸支持突部72に設けられている。
【0065】また、この光磁気ディスク70は、図19
に示すように、保護リング62の内周面に外周縁支持凸
部63が設けられる代わりに保護リング65の内周面に
外周縁支持凹部66が設けられ、軸支持突部72の外周
面にセンター孔支持凸部73が設けられる代わりに軸支
持突部75の外周面にセンター孔支持凹部76が設けら
れても良い。
【0066】また、この光磁気ディスク70では、図2
0に示すように、チャッキングプレート77の外周部と
内周部とにそれぞれ外周凹部77A及び内周凹部77B
が設けられても良い。センターハブ71における保護リ
ング62の外周縁支持凸部63は、図21に示すよう
に、保護リング62の先端62Bが変形されてチャッキ
ングプレート77の外周凹部77Aに退避されることに
より形成される。センターハブ71における軸支持突部
75のセンター孔支持凹部76は、図21に示すよう
に、センターハブ71の軸支持突部75の先端75Bが
変形されてチャッキングプレート77の内周部に設けら
れた内周凹部77Bに退避されることにより形成され
る。
【0067】上述した第5の実施の形態光磁気ディスク
70は、チャッキングプレート74がセンターハブ71
の軸支持突部72のセンター孔支持凸部73或いはセン
ター孔支持凹部76と、保護リング62の外周縁支持凸
部63或いは外周縁支持凹部66とに挟持されているこ
とにより、チャッキングプレート74のセンターハブ7
1に対する取付強度が向上される。
【0068】また、この光磁気ディスク70は、チャッ
キングプレート74に外周凹部77A及び内周凹部77
Bが設けられたことにより、保護リング62の外周縁支
持凸部63及び軸支持突部75のセンター孔支持凹部7
6の先端76Bがチャッキング面より突出することが防
止される。
【0069】本発明の第6の実施の形態として示す光磁
気ディスク80は、図22乃至図23に示すように、基
本的な構成を第4の実施の形態光磁気ディスク60と同
様とし、この第4の実施の形態光磁気ディスク60と同
一部材、同一構成部について、同一符号を付すことによ
り各構成、作用及び効果等の説明を省略する。
【0070】この光磁気ディスク80のセンターハブ8
1には、図22に示すように、チャッキングプレート6
4の外周縁64Aを支持する外周縁支持凸部63が保護
リング62に設けられているとともに、チャッキングプ
レート64のセンター孔31を支持するセンター孔支持
凸部84が軸支持突部82に設けられている。
【0071】外周縁支持凸部63は、センターハブ81
の保護リング62の内周面で先端62Bに位置して設け
られている。また、センター孔支持凸部84は、図22
に示すように、センターハブ81のハブ本体26の軸支
持突部82の外周面で基端82Aに位置して設けられて
いる。また、これら外周縁支持凸部63とセンター孔支
持凸部84との間の距離寸法cは、図22に示すよう
に、チャッキングプレート64の厚さ寸法dより小とさ
れている。
【0072】また、この光磁気ディスク80は、図23
に示すように、外周縁支持凸部84が保護リング62の
内周面で基端62Aに位置して設けられ、センター孔支
持凸部85が軸支持突部82の外周面で先端82Bに位
置して設けられても良い。これら外周縁支持凸部84と
センター孔支持凸部85との間の距離寸法eは、図23
に示すように、チャッキングプレート64の厚さ寸法f
より小とされている。
【0073】上述した第6の実施の形態光磁気ディスク
80は、チャッキングプレート64がセンターハブ81
の軸支持突部82のセンター孔支持凸部83、85と保
護リング62の外周縁支持凸部63、84とに挟持され
ていることにより、チャッキングプレート64のセンタ
ーハブ81に対する取付強度が向上される。
【0074】本発明の第7の実施の形態として示す光磁
気ディスク90は、図24乃至図25に示すように、基
本的な構成を第3の実施の形態光磁気ディスク50と同
様とし、この第3の実施の形態光磁気ディスク50と同
一部材、同一構成部について、同一符号を付すことによ
り各構成、作用及び効果等の説明を省略する。
【0075】この光磁気ディスク90のセンターハブ9
1には、図24に示すように、保護リング92の内周面
で基端92Bに位置してチャッキングプレート94の外
周縁94Aを支持する外周縁支持凸部93が設けられて
いる。センターハブ91は、底面26Aで軸支持突部2
8の外周に位置して、略円環状の溝部30が設けられて
いる。
【0076】チャッキングプレート94は、図25に示
すように、センター孔31の外周に位置して、センター
ハブ91の軸支持突部25に支持される略円環状の突部
95がセンターハブ91側に突出して設けられている。
この突部95は、チャッキングプレート94の厚さ寸法
gより大とされた高さ寸法hを有している。そして、こ
の突部95は、金属磁性材料で形成された薄板がプレス
加工等の方法により打ち抜かれてチャッキングプレート
94が形成される際に、チャッキングプレート94に設
けられる。このチャッキングプレート94は、突部95
がセンターハブ91の溝部30に差し込まれて溝部30
の内側内周面に対して確実に接触した状態で、センター
ハブ91の軸支持突部28と保護リング92との間で支
持されている。
【0077】上述した第7の実施の形態光磁気ディスク
90は、チャッキングプレート94に突部95が設けら
れたことにより、チャッキングプレート94のセンター
ハブ91に対する取付強度が向上される。したがって、
この光磁気ディスク90は、ディスクテーブルに対して
確実に装着される。
【0078】本発明の第8の実施の形態として示す光磁
気ディスク100は、図26に示すように、基本的な構
成を第3の実施の形態光磁気ディスク50と同様とし、
この第3の実施の形態光磁気ディスク50と同一部材、
同一構成部について、同一符号を付すことにより各構
成、作用及び効果等の説明を省略する。
【0079】この光磁気ディスク100のセンターハブ
101は、図26に示すように、ハブ本体26の底面2
6Aに設けられた溝部30の外周に位置して、略円環状
の支持溝102が設けられている。この支持溝102
は、射出成形法によりセンターハブ101が形成される
際に、センターハブ101に設けられる。
【0080】また、チャッキングプレート103は、セ
ンターハブ101の支持溝102に対応した位置に、セ
ンターハブ101の支持溝102に支持される略円環状
の突部104がセンターハブ101側に立ち上げられて
設けられている。そして、この突部104は、チャッキ
ングプレート103に金属磁性材料で形成された薄板が
プレス加工等の方法により打ち抜かれて設けられる際
に、チャッキングプレート103に設けられることがで
きる。チャッキングプレート103は、突部104がセ
ンターハブ101の支持溝102に差し込まれて支持溝
102の内側内周面に対して確実に接触した状態で、セ
ンターハブ101の軸支持突部28と保護リング52と
の間で支持されている。
【0081】上述した第8の実施の形態光磁気ディスク
100は、センターハブ101に支持溝102が設けら
れるとともにチャッキングプレート103に突部104
が設けられたことにより、チャッキングプレート103
のセンターハブ101に対する取付強度が向上される。
【0082】本発明の第9の実施の形態として示す光磁
気ディスク110は、図27に示すように、基本的な構
成を第3の実施の形態光磁気ディスク50と同様とし、
この第3の実施の形態光磁気ディスク50と同一部材、
同一構成部について、同一符号を付すことにより各構
成、作用及び効果等の説明を省略する。
【0083】この光磁気ディスク110は、図27に示
すように、チャッキングプレート54のセンターハブ1
11側の面がセンターハブ111の底面26Aに接着剤
112等によって接合されている。まず、センターハブ
111は、ポリカーボネート等の光透過性を有する合成
樹脂材料によって形成されている場合に、底面26Aに
紫外線硬化型接着剤(商品名:MFD−198、日本ロ
ックタイト社製)が塗布される。次に、チャッキングプ
レート54は、センターハブ111の軸支持突部28に
センター孔31が圧入されて、センターハブ111の底
面26Aに取り付けられる。そして、チャッキングプレ
ート54は、図27中に矢印Qで示すように、高圧水銀
灯等によりセンターハブ111側から照射されて接着剤
112が硬化されることにより、センターハブ111の
底面26Aに接合される。
【0084】上記接着剤112としては、センターハブ
111が光透過性を有しない不透明な合成樹脂材料によ
って形成されている場合に、ホットメルト接着剤、常温
硬化性の合成ゴム系の接着剤、シアノ系の瞬間接着剤等
が用いられても良い。
【0085】上述した第9の実施の形態光磁気ディスク
110は、チャッキングプレート54がセンターハブ1
11に接着剤等によって接合されていることにより、チ
ャッキングプレート54のセンターハブ111に対する
取付強度が向上される。
【0086】なお、本発明は、上述した実施の形態光磁
気ディスク以外にも、光ディスク、光磁気ディスク等の
円盤上記録媒体、カートリッジが不要な円盤状記録媒体
等にも適用される。
【0087】
【発明の効果】本発明に係る円盤状記録媒体は、チャッ
キングプレートの中央に設けられたセンター孔に対応し
て合成樹脂製の軸支持突部が突出して設けられたことに
より、センターハブの軸孔にスピンドル軸が差し込まれ
る際に、スピンドル軸に対して摩耗や損傷を生じさせる
ことが防止される。
【0088】このため、この円盤状記録媒体は、スピン
ドル軸に対して高精度に装着され、情報信号の書き込み
或いは読み出しが確実に行われる。また、この円盤状記
録媒体は、高速回転することで偏心を発生することが防
止される。
【0089】さらに、この円盤状記録媒体は、センター
ハブにチャッキングプレートが取り付けられることによ
り、インサート成形による製造を排除することができ、
製造時間の短縮化が図られるとともに、生産性が向上さ
れる。
【0090】さらにまた、この円盤状記録媒体は、セン
ターハブの軸孔を有する軸支持突部にチャッキングプレ
ートのセンター孔が圧入されることにより、軸支持突部
の熱膨張係数よりもチャッキングプレートの熱膨張係数
が小とされているため、温度の変化によって軸支持突部
の軸孔が膨張しても、温度依存性の少ないチャッキング
プレートのセンター孔が径寸法を確保することができ
る。
【0091】また、本発明に係る円盤状記録媒体は、チ
ャッキングプレートのセンター孔が軸支持突部の支持部
に支持されていることにより、温度の変化によって軸支
持突部が収縮してチャッキングプレートを圧入した状態
が緩和されても、チャッキングプレートがセンターハブ
から抜け落ちることが防止されて、チャッキングプレー
トのセンターハブに対する取付強度が向上される。
【0092】さらに、本発明に係る円盤状記録媒体は、
チャッキングプレートの外周縁に位置して保護突部が設
けられていることにより、ディスクテーブルに載置され
る際に、チャッキングプレートの外周縁がディスクテー
ブル等に接触してディスクテーブル等に対して摩耗や損
傷を生じさせることが防止される。
【0093】また、この円盤状記録媒体は、チャッキン
グプレートがセンターハブの軸支持突部と保護突部とに
よって挟持されているため、チャッキングプレートのセ
ンターハブに対する取付強度が向上される。
【0094】さらにまた、本発明に係る円盤状記録媒体
は、チャッキングプレートの外周縁が保護突部の支持部
に支持されていることにより、チャッキングプレートの
センターハブに対する取付強度が向上される。
【0095】さらにまた、本発明に係る円盤状記録媒体
は、チャッキングプレートがセンターハブの軸支持突部
のセンター孔支持部と保護突部の外周縁支持部とに挟持
されていることにより、チャッキングプレートのセンタ
ーハブに対する取付強度が向上される。
【0096】さらにまた、本発明に係る円盤状記録媒体
は、チャッキングプレートに被支持突部が設けられたこ
とにより、チャッキングプレートのセンターハブに対す
る取付強度が向上される。したがって、この円盤状記録
媒体は、ディスクテーブルに対して確実に装着される。
【0097】さらにまた、本発明に係る円盤状記録媒体
は、センターハブに支持溝が設けられるとともにチャッ
キングプレートに被支持突部が設けられたことにより、
チャッキングプレートのセンターハブに対する取付強度
が向上される。
【0098】さらにまた、本発明に係る円盤状記録媒体
は、チャッキングプレートがセンターハブに接着によっ
て固定されていることにより、チャッキングプレートの
センターハブに対する取付強度が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態光磁気ディスク
が収納されるディスクカートリッジを示す斜視図であ
る。
【図2】上記光磁気ディスクを構成するセンターハブを
示す斜視図である。
【図3】上記センターハブとチャッキングプレートを示
す断面図である。
【図4】他のチャッキングプレートを示す断面図であ
る。
【図5】本発明に係る第2の実施の形態光磁気ディスク
を示す断面図である。
【図6】センター孔支持凸部が形成される状態を示す断
面図である。
【図7】センター孔支持凸部が形成された状態を示す断
面図である。
【図8】他の光磁気ディスクを示す断面図である。
【図9】センター孔支持凹部が形成される状態を示す断
面図である。
【図10】センター孔支持凹部が形成された状態を示す
断面図である。
【図11】本発明に係る第3の実施の形態光磁気ディス
クを示す断面図である。
【図12】他のチャッキングプレートを示す断面図であ
る。
【図13】他のチャッキングプレートを示す断面図であ
る。
【図14】本発明に係る第4の実施の形態光磁気ディス
クを示す断面図である。
【図15】外周縁支持凸部が形成される状態を示す断面
図である。
【図16】他の光磁気ディスクを示す断面図である。
【図17】外周縁支持凹部が形成される状態を示す断面
図である。
【図18】本発明に係る第5の実施の形態光磁気ディス
クを示す断面図である。
【図19】他の光磁気ディスクを示す断面図である。
【図20】センターハブに取り付けられた他のチャッキ
ングプレートを示す断面図である。
【図21】外周縁支持凸部及びセンター孔支持凹部が形
成される状態を示す断面図である。
【図22】本発明に係る第6の実施の形態光磁気ディス
クを示す断面図である。
【図23】他の光磁気ディスクを示す断面図である。
【図24】本発明に係る第7の実施の形態光磁気ディス
クを示す断面図である。
【図25】チャッキングプレートを示す斜視図である。
【図26】本発明に係る第8の実施の形態光磁気ディス
クを示す断面図である。
【図27】本発明に係る第9の実施の形態光磁気ディス
クを示す断面図である。
【図28】従来の光磁気ディスクを示す断面図である。
【図29】センターハブを示す斜視図である。
【図30】他の従来のセンターハブを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 磁気ディスク、21 ディスク板、22 センター
ハブ、23 チャッキングプレート、26A センター
ハブの底面、28 軸支持突部、29 軸孔、31 チ
ャッキングプレートのセンター孔

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方面に情報信号記録部が形
    成されたディスク板と、 このディスク板の中央に取り付けられ、スピンドル軸に
    差し込まれる軸孔を有するセンターハブと、 このセンターハブの一方面に取り付けられ、センターハ
    ブをディスクテーブルに磁気吸引させるチャッキングプ
    レートとを備え、 センターハブの軸孔の周囲には、チャッキングプレート
    の中央に設けられたセンター孔に対応して、合成樹脂製
    の軸支持突部が突出して設けられたことを特徴とする円
    盤状記録媒体。
  2. 【請求項2】 軸支持突部の外周面には、チャッキング
    プレートのセンター孔を支持する支持部が設けられたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の円盤状記録媒体。
  3. 【請求項3】 センターハブの一方面には、チャッキン
    グプレートの外周縁に位置して、チャッキングプレート
    より突出した保護突部が設けられたことを特徴とする請
    求項1に記載の円盤状記録媒体。
  4. 【請求項4】 保護突部の内周面には、チャッキングプ
    レートの外周縁を支持する支持部が設けられたことを特
    徴とする請求項3に記載の円盤状記録媒体。
  5. 【請求項5】 軸支持突部の外周面に、チャッキングプ
    レートのセンター孔を支持するセンター孔支持部が設け
    られるとともに、 保護突部の内周面に、チャッキングプレートの外周縁を
    支持する外周縁支持部が設けられることを特徴とする請
    求項3に記載の円盤状記録媒体。
  6. 【請求項6】 チャッキングプレートのセンター孔の周
    囲には、センターハブの軸支持突部に支持される被支持
    突部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載
    の円盤状記録媒体。
  7. 【請求項7】 センターハブの一方面には、チャッキン
    グプレートの被支持突部を進入させて支持する支持溝が
    設けられていることを特徴とする請求項6に記載の円盤
    状記録媒体。
  8. 【請求項8】 チャッキングプレートは、センターハブ
    の一方面に、接着によって接合固定されることを特徴と
    する請求項1に記載の円盤状記録媒体。
  9. 【請求項9】 チャッキングプレートは、センターハブ
    の軸支持突部に、圧入されて固定されることを特徴とす
    る請求項1に記載の円盤状記録媒体。
JP26490896A 1996-10-04 1996-10-04 円盤状記録媒体 Withdrawn JPH10112153A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26490896A JPH10112153A (ja) 1996-10-04 1996-10-04 円盤状記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26490896A JPH10112153A (ja) 1996-10-04 1996-10-04 円盤状記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10112153A true JPH10112153A (ja) 1998-04-28

Family

ID=17409891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26490896A Withdrawn JPH10112153A (ja) 1996-10-04 1996-10-04 円盤状記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10112153A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006344269A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Hiro 21:Kk ディスクドライブ装置、ディスク信号処理システム及びディスク

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006344269A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Hiro 21:Kk ディスクドライブ装置、ディスク信号処理システム及びディスク

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3384002B2 (ja) ディスクテーブル及び記録及び/又は再生装置
EP0233644B1 (en) An optical recording disc
US5859834A (en) Optical disc with magnetic member in a recessed portion thereof and method for producing said optical disc
JP2616529B2 (ja) ハブ付きディスク、ディスクカートリッジおよびディスク基板用射出成形金型
JPH07122969B2 (ja) 情報記憶媒体
US4733388A (en) Information recording disc
JPH0664877B2 (ja) 情報記憶媒体
JP2593482B2 (ja) 光ディスク
EP1575044B1 (en) Optical disc and disc cartridge containing the same
JP3036108B2 (ja) ディスクカートリッジ
JPH10112153A (ja) 円盤状記録媒体
JPS62222475A (ja) 情報記憶媒体
JP3287004B2 (ja) 情報信号記録用のディスク
JP2507366B2 (ja) 情報記憶媒体
JP2959208B2 (ja) 情報信号記録ディスク
JP3072658B2 (ja) 情報信号記録ディスク
JP2630144B2 (ja) 光ディスク
JP2543860B2 (ja) 情報記憶媒体
JPH01227280A (ja) 光ディスク
JP2959197B2 (ja) 情報信号記録用のディスク
JP2519676B2 (ja) 情報処理装置
JP2656724B2 (ja) 光ディスク
JPH05109001A (ja) デイスク再生装置のターンテーブル装置
US20070050784A1 (en) Optical disk drive
JP3097209B2 (ja) ディスクカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040106