JPH1011105A - 状態制御方式 - Google Patents

状態制御方式

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JPH1011105A
JPH1011105A JP15933396A JP15933396A JPH1011105A JP H1011105 A JPH1011105 A JP H1011105A JP 15933396 A JP15933396 A JP 15933396A JP 15933396 A JP15933396 A JP 15933396A JP H1011105 A JPH1011105 A JP H1011105A
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JP
Japan
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control
state
engine
fuel ratio
air
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Application number
JP15933396A
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English (en)
Inventor
Masashi Yamaguchi
昌志 山口
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
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Publication of JPH1011105A publication Critical patent/JPH1011105A/ja
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】安価な構造で常に状態を学習して制御可能であ
り、しかも制御応答性が向上する。 【解決手段】状態制御方式は、制御対象物から出力され
る1つもしくは複数の情報から、制御対象物の状態指数
を演算し、この状態指数が予め設定された許容量となる
ような制御を行なう第1の制御部K1を有し、この第1
の制御部K1の操作量に学習機能を有する第2の制御部
K2の操作量を加えた値を最終的操作量として制御を行
なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、状態制御方式に
関し、例えば車両や船舶に搭載されるエンジン、工作機
械のロボット、電気車両のモータ等の状態制御方式に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】このように車両や船舶に搭載されるエン
ジン、工作機械のロボット、電気車両のモータ等では、
状態制御が行われる。例えば、車両や船舶に搭載される
エンジンでは、EFIで空燃比制御を行うものがある
が、O2センサを用いたフィードバック制御が一般的で
あり、これにより空燃比を理論空燃比に制御することが
可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この方式で
は理論空燃比以外の空燃比には制御することができない
ため、そのような場合には、リニア空燃比センサを用い
たフィードバック制御を行うことになる。しかるに、リ
ニア空燃比センサは高価であるばかりでなく、リッチ環
境化では劣化が激しく使用できないという問題点があ
る。
【0004】さらに、一般的にフィードバック制御は応
答性が悪く過渡時の空燃比の制御が困難であるため、排
ガス及び燃費を考慮して定常時の空燃比をリーン化しよ
うとすると、過渡時の空燃比が必要以上にリーン化する
結果となり加速性能悪化等の運転性能を損なってしまう
という問題点がある。
【0005】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、安価な構造で常に状態を学習して制御可能であ
り、しかも制御応答性が向上する状態制御方式を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、請求項1記載の発明の状態制御
方式は、制御対象物から出力される1つもしくは複数の
情報から、制御対象物の状態指数を演算し、この状態指
数が予め設定された許容量となるような制御を行なう第
1の制御部を有し、この第1の制御部の操作量に学習機
能を有する第2の制御部の操作量を加えた値を最終的操
作量として制御を行なうことを特徴としている。制御対
象物の状態指数が予め設定された許容量となるような制
御を行ない、この第1の制御部の操作量に学習機能を有
する第2の制御部の操作量を加えた値を最終的操作量と
して制御を行なうことで、常に状態を学習して制御可能
であり、しかも制御応答性が向上する状態制御が可能で
ある。
【0007】請求項2記載の発明の状態制御方式は、第
1の制御部が、フィードバック制御を行うことを特徴と
している。フィードバック制御により状態指数が予め設
定された許容量となるように簡単かつ確実な制御を行
う。
【0008】請求項3記載の発明の状態制御方式は、第
2の制御部が、学習機能をニューラルネットワークによ
り実現することを特徴としている。ニューラルネットワ
ークによる学習を行い、常に適切な状態制御を行う。
【0009】請求項4記載の発明の状態制御方式は、前
記第2の制御部の一部として、前記制御対象物の動的挙
動に基づいた逆モデルを持ち、この逆モデルを用いて制
御を行うことを特徴としている。過渡状態等には、逆モ
デルを用いて適切な状態制御を行う。
【0010】請求項5記載の発明の状態制御方式は、前
記制御対象物がエンジンであり、制御対象物の状態が運
転状態であることを特徴としている。制御対象物がエン
ジンであり、エンジンの運転状態の制御を行う。
【0011】請求項6記載の発明の状態制御方式は、ク
ランク軸の回転変動情報からエンジンの燃焼状態を検出
し、この回転変動情報をフィードバック信号として空燃
比のフィードバック制御を行なうとともに、このフィー
ドバック制御による噴射量を教師データとしてニューラ
ルネットワークをオンライン学習させ、前記フィードバ
ック制御による噴射量と前記ニューラルネットワークに
よる噴射量との加算値により空燃比制御を行なうことを
特徴としている。リニア空燃比センサを用いることな
く、クランク軸の回転変動情報からエンジンが要求する
任意の空燃比に制御でき、さらにフィードバック制御を
用いて空燃比をリーン化しようとした場合においても運
転性能を損なうことなく制御する。
【0012】請求項7記載の発明の状態制御方式は、エ
ンジンが過渡状態にありフィードバック制御が行な得な
い場合、もしくは理論空燃比制御のように目標空燃比に
対する正確な空燃比制御が要求される場合は、エンジン
の動的挙動に基づいた逆モデルを用いてエンジンが要求
する燃料量となるための噴射量を求めて、この値により
空燃比制御を行うことを特徴としている。エンジンが過
渡状態にありフィードバック制御が行な得ない場合、も
しくは理論空燃比制御のように目標空燃比に対する正確
な空燃比制御が要求される場合は、エンジンが要求する
燃料量となるための噴射量を求めて、この値により空燃
比制御を行う。
【0013】請求項8記載の発明の状態制御方式は、シ
リンダへ入るべき燃料を噴射するインジェクタを、吸気
通路に配置したことを特徴としている。インジェクタを
吸気通路に配置しても所定のタイミングでシリンダへ燃
料を供給することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の状態制御方式の
実施の形態を説明する。この発明の実施の形態では、状
態制御方式の制御対象物が車両や船舶に搭載されるエン
ジンであり、制御対象物の状態が運転状態であるが、こ
れに限定されず工作機械のロボット、電気車両のモータ
等を制御対象物として同様に状態制御を行うことができ
る。
【0015】図1は車両や船舶に搭載されるエンジンの
システム図である。エンジン1のシリンダ2には、ピス
トン3が往復動可能に設けられ、このピストン3はコン
ロッド4を介してクランク軸5に連結され、ピストン3
の往復動でクランク軸5が回転する。また、エンジン1
には、クランク角センサ6が設けられ、クランク角セン
サ6によりクランク角信号及びエンジン回転数がコント
ローラ7に送られる。エンジン1のシリンダ2に形成さ
れる燃焼室8には、排気通路9と吸気通路10が連通し
て設けられ、吸気通路10にはエアクリーナ11から空
気が吸入される。また、吸気通路10には、スロットル
12が設けられている。このスロットル12により吸入
空気量が制御され、このスロットル開度は、スロットル
開度センサ13によりコントローラ7に送られる。ま
た、吸気通路10のスロットル12の上流側には、イン
ジェクタ14が設けられ、このインジエクタ14から燃
料が噴射される。このインジェクタ14は、コントロー
ラ7によりクランク角信号、エンジン回転数とスロット
ル開度による情報に基づき燃料を噴射する状態制御を行
う。
【0016】このコントローラ7により状態制御を行う
ことで、インジェクタ14を吸気通路10のスロットル
12の上流側に配置しても所定のタイミングでシリンダ
へ燃料を供給することができ、また例えばインジェクタ
14をスロットル12の下流側に配置してもよい。ま
た、例えば、インジェクタ14をスロットル12の上流
に設置することで、インジェクタ14がエンジン1から
離れた位置になり、燃料が熱の影響により粘圧が下がる
ことが防止され、燃料の噴射が円滑になる。また、イン
ジェクタ14をスロットル12の上流に設置すること
で、スロットル12を通過する時に流速が速くなり燃料
の霧化を向上させることができる。また、例えば、吸気
管集合部にインジェクタを配置するSPIとすること
で、インジェクタの数を削減することも可能である。
【0017】図2はコントローラによる制御ブロック図
である。EFIによる空燃比制御において、エンジンが
定常状態にある時は、クランク軸の回転変動を用いたフ
ィードバック制御とニューラルネットワークによる学習
制御を組み合わせた制御を行い、過渡状態にある時、も
しくは理論空燃比制御の時は、逆モデルを用いたモデル
ベース制御を行うシステムについて説明する。
【0018】コントローラ7は、回転変動検出部20を
備え、クランク角信号に基づき回転変動を検出する。フ
ィードバック噴射量演算部30では、クランク軸の回転
変動情報からエンジンの燃焼状態を検出し、、制御対象
物の状態指数を演算し、この状態指数が予め設定された
許容量となるような制御を行なう第1の制御部K1を構
成している。この回転変動情報をフィードバック信号と
して空燃比のフィードバック制御を行なうとともに、ト
ータル噴射量演算部80からのフィードバック制御によ
る噴射量を教師データとしてニューラルネットワーク4
0をエンジン回転数とスロットル開度に基づきエンジン
1の出荷後の運転時に常にオンライン学習させ、フィー
ドバック制御による噴射量とニューラルネットワークに
よる噴射量との加算値により制御手法切換部50を介し
てエンジン1の空燃比制御を行なう。このように、リニ
ア空燃比センサを用いることなく、クランク軸の回転変
動情報からエンジン1が要求する任意の空燃比に制御で
き、さらにフィードバック制御を用いて空燃比をリーン
化しようとした場合においても運転性能を損なうことな
く制御することができる。
【0019】また、ニューラルネットワーク40は、学
習機能を有する第2の制御部K2を構成し、制御対象物
の状態指数が予め設定された許容量となるような制御を
行ない、第1の制御部K1の操作量に学習機能を有する
第2の制御部K2の操作量を加えた値を最終的操作量と
して制御を行なうことで、常に状態を学習して制御可能
であり、しかも制御応答性が向上する状態制御が可能で
ある。
【0020】また、第1の制御部K1は、フィードバッ
ク制御を行い、フィードバック制御により状態指数が予
め設定された許容量となるように簡単かつ確実な制御を
行う。
【0021】また、第2の制御部K2が、学習機能をニ
ューラルネットワーク40により実現しており、ニュー
ラルネットワーク40による学習を行い、常に適切な状
態制御を行うことができる。
【0022】制御手法切換部50は、定常・過渡判定部
60で制御され、制御手法切換部50はエンジン回転数
とスロットル開度に基づきフィードバック噴射量演算部
側と、モデルベース制御部側とに切り換える。
【0023】エンジン1が過渡状態にありフィードバッ
ク制御が行な得ない場合、もしくは理論空燃比制御のよ
うに目標空燃比に対する正確な空燃比制御が要求される
場合は、モデルベース制御部側に切り換えられ、モデル
ベース制御部70はエンジン回転数とスロットル開度に
基づき、エンジンの動的挙動に基づいた逆モデルを用い
てエンジンが要求する目標空燃比の燃料量となるための
噴射量を求めて、この値により空燃比制御を行う。エン
ジンが過渡状態にありフィードバック制御が行な得ない
場合、もしくは理論空燃比制御のように目標空燃比に対
する正確な空燃比制御が要求される場合は、エンジンが
要求する燃料量となるための噴射量を求めて、この値に
より空燃比制御を行うことができる。
【0024】このように、全体的制御の流れとして定常
状態では、クランク軸の回転変動を検出することにより
エンジン1のトルク変動を推定し、このトルク変動の大
きさが予め設定した許容値になるようにフィードバック
制御を行う。これにより、排ガス・燃費と運転性能を可
能な限り両立できる空燃比に制御することが可能とな
る。また、フィードバック制御の応答性を改善させるた
めに、フィードバック制御が出力する噴射量をニューラ
ルネットワークに学習させ、フィードバック制御を徐々
にフィードフォワード制御に置き換える。これにより、
運転状態が切り換わった場合においても、速やかに目標
とする空燃比に制御できる。過渡状態では、エンジン1
の逆モデルを用いたモデルベース制御を行うことで、加
速性能を犠牲にすることのない空燃比に速やかに制御で
きる。これにより、定常状態に空燃比のリーン化制御を
行った場合においても、過渡状態の運転性能を確保でき
る。また、このモデルベース制御を理論空燃比制御に適
用することで、過渡時のリーン(リッチ)スパイクを防
止でき、正確な空燃比制御が可能となる。
【0025】次に、図2に示すコントローラの各構成部
について説明する。まず、回転変動検出部20の構成を
詳細に説明する。図3は回転変動検出部のブロック図で
ある。回転変動検出部20は、図1に示すエンジン1の
クランク角センサ6(例えば、30゜毎にパルスを発生
する)のクランク角信号を用いて角速度検出部21によ
りエンジン1が膨張行程にある2点における角速度を演
算する。さらに、この2点での角速度から2点間での角
加速度を角加速度検出部22により演算する。得られた
角加速度と、角加速度を次式の1次フィルタ23により
平滑化することで得られる値との偏差を求める。この偏
差を偏差累積部24により例えば100個分累積加算し
た値を回転変動とする。
【0026】Ave(n)=α・Ave(n−1)+
(1−α)・Acc(n) Ave:平均角加速度 Acc:角加速度 次に、フィードバック噴射量演算部30の構成を詳細に
説明する。図4はフィードバック噴射量演算部のブロッ
ク図である。エンジン回転数とスロットル開度をパラメ
ータとして変動許容値演算部31により予めメモリに記
録された回転変動の許容値と、回転変動検出部20より
得られた回転変動の許容値を比較部32により比較す
る。なお、エンジン回転数とスロットル開度をパラメー
タとしたマップにより回転変動の許容値を求めるように
してもよい。
【0027】この比較に基づき噴射量演算部33がフィ
ードバックによる噴射量を出力する。回転変動が許容値
より大きい場合には、リーン化しすぎたと判断して、メ
モリに保存されたフィードバックの噴射量をある微少量
だけ多くする。逆に回転変動が許容値より小さい場合
は、まだリーン化できると判断して、ある微少量だけ噴
射量を少なくする。
【0028】次に、ニューラルネットワーク40の構成
を詳細に説明する。図5はニューラルネットワークの構
成図である。ニューラルネットワーク(神経回路網)4
0は、周知のように、高度並列分散処理型の情報処理を
行なうものであり、外部環境の理解等に応用したものが
知られている。また、代表的なニューラルネットワーク
40としてパーセプトロン(Perceptron)型
ネットワーク、ホップフィールド(Hopfield)
のネットワーク及びボルツマン機械(Boltzman
n Machine)等があり、このうち、三層型パー
セプトロンを用いたものでは、最適解への収束が保証さ
れるものであり、入力層41、中間層42及び出力層4
3からなる。
【0029】また、入力層41内のユニット41a,4
1b,41cの結合はなく、同様に中間層42内のユニ
ット42a、42b,42c,42dの結合はなく、層
間においてのみ各ユニット間が結合の重みwをもって結
合されている。入力層41内のユニット41cは、バイ
アスニューロンを示し、中間層42内のユニット42d
もバイアスニューロンを示し、中間層42内のユニット
は、入力層41の層のユニット41a,41b,41c
からの重み付き入力を受けてその総和(内部状態値)を
y=f(Σxi・wi+θ)により計算し、それに適
当な出力関数f(x)=1/(1+e-x)をかけたもの
を出力する。
【0030】ただし、xiは入力、wiは重み、θはバ
イアス量を示し、出力関数 f(x)はシグモイド関数
を示している。
【0031】このように、エンジン回転数とスロットル
開度をニューラルネットワーク40の入力層41に入力
し、中間層42で入力に対して重み付け処理し、出力層
43でも同様に入力に対して重み付け処理して噴射量を
出力する。ニューラルネットワーク40の学習データ
は、定常状態から過渡状態に移行した直後に取り込むよ
うにする。入力データは、前回(定常状態の最後)入力
されたデータとし、この入力データに対応する教師デー
タは現在フィードバック噴射量演算部30に保存されて
いる噴射量と、前回ニューラルネットワーク40が出力
していた噴射量を加算した値とする。この時(定常状態
から過渡状態に移行した直後)、メモリに保存されたフ
ィードバック噴射量を0クリアする。なお、ニューラル
ネットワーク40の学習は、このようにして得られた複
数の運転状態に対する学習データに対して、コントロー
ラ7内のCPUの空き時間に常に行うようにする。
【0032】次に、フィードバック噴射量演算部30の
構成を説明する。トータル噴射量演算部30は、フィー
ドバックによる噴射量とニューラルネットワーク40が
出力している噴射量を加算して、トータル噴射量として
インジェクタ14を駆動する。
【0033】次に、定常・過渡判定部60の構成を詳細
に説明する。定常・過渡判定部60は、所定のエンジン
回転数領域においてスロットル開度の変化を検出し、一
定時間変化幅が設定した範囲内であれば定常状態と判定
し、それ以外は過渡状態と判定する。
【0034】次に、モデルベース制御部70の構成を詳
細に説明する。図6はモデルベース制御部のブロック
図、図7は空気系の順モデルを示すブロック図、図8は
燃料系の順モデルを示すブロック図である。
【0035】モデルベース制御部70は、エンジン(含
む吸気管)を空気系と燃料系に分けてモデル化し、空気
系の順モデル71でシリンダに入る推定空気量を得、燃
料系の順モデル72でシリンダに入る推定燃料量を得、
空燃比演算部73へ入力する。空燃比演算部73では推
定空燃比を演算し、これを目標空燃比に近付けるように
フィードバックしてフィードバック演算部74でモデル
による噴射量を得る。ここで、空気量と噴射量とを入力
すると、その結果として空燃比が出力されるモデルを順
モデルとし、目標空燃比を入力されると、そのための噴
射量が出力されるモデルを逆モデルとしている。
【0036】エンジン回転数とスロットル開度に基づき
空気系の順モデル71によりシリンダに入る推定空気量
を出力する。空気系の順モデル71は図7に示すように
構成され、スロットル開度の入力を位相進み部710で
位相を燃料系の無駄時間分だけ空気系の位相を進めて、
空気量演算部711でシリンダに入る空気量を吸気負圧
をフィードバックして演算する。このシリンダに入る空
気量は、圧力への変換部712で圧力へ変換し、吸気負
圧演算部713では、エンジン回転数と吸気負圧の体積
率に基づき吸気負圧を得て、この吸気負圧を空気量演算
部711へフィードバックするとともに、体積効率演算
部714へ送る。エンジン回転数の入力を位相進み部7
15で同様に燃料系の無駄時間分だけ空気系の位相を進
めて直接吸気負圧演算部713へ入力するとともに、体
積効率演算部714へ入力し、体積効率演算部714で
は所定のエンジン回転数と吸気負圧とで体積効率を求め
て吸気負圧演算部713へ送る。
【0037】また、噴射燃料とスロットル開度に基づき
燃料系の順モデル72によりシリンダに入る推定燃料量
を出力する。燃料系の順モデル72は図8に示すように
構成され、噴射燃料とスロットル開度に基づき噴射燃料
演算部720で、吸気通路への付着と、燃料噴射から燃
料がシリンダに入るまでの遅れ時間を考慮してシリンダ
に入る燃料量を演算する。
【0038】このように、燃料系は1次遅れと無駄時間
によりモデル化を行い、このモデルから無駄時間要素を
取り除いたものを燃料系のモデルとする。同時に、燃料
系の無駄時間分だけ空気系の位相を進めることで、両モ
デルの位相を合わせる。具体的には、空気系に入力され
るエンジン回転数とスロットル開度の未来値を最小2乗
法により推定することで位相進みを実現する。実際のエ
ンジンは無駄時間や高次遅れがあるためフィードバック
制御のゲインを大きくできないが、ここで作成したモデ
ルに対してフィードバック制御を行う場合には、燃料系
が単純な1次遅れ系であるためフィードバックゲインを
大きくでき、エンジンの逆モデルを構成することが可能
となる。空気系は外乱と見なせるため、空気系が定常と
見なせるような制御周期とする。
【0039】第2の制御部K2の一部として、制御対象
物の動的挙動に基づいた逆モデルを持ち、エンジン1が
過渡状態にありフィードバック制御が行な得ない場合、
もしくは理論空燃比制御のように目標空燃比に対する正
確な空燃比制御が要求される場合は、エンジン1の動的
挙動に基づいた逆モデルを用いてエンジンが要求する燃
料量となるための噴射量を求めて、この値により空燃比
制御を行い、エンジンが要求する燃料量となるための噴
射量を求めて、この値により空燃比制御を行うことがで
きる。
【0040】また、コントローラ7は、図9に示すよう
に構成することができる。この実施例では、第2の制御
部K2のモデルベース制御部70に、モデルのパラメー
タの補正を行うモデル修正部100を備え、エンジン回
転数とスロットル開度及びO 2センサ信号に基づき、燃
焼が常に理論空燃比で行われるように制御してもよい。
【0041】また、コントローラ7は、図10に示すよ
うに構成することができる。この実施例では、モデルベ
ース制御部70の出力側に、トータル噴射量演算部10
1を備え、O2センサ信号を教師データとしてニューラ
ルネットワーク102でエンジン回転数とスロットル開
度に基づきオンライン学習させ、モデルベース制御部7
0による出力と、ニューラルネットワーク102との出
力とを加えてトータル噴射量演算部101でトータル噴
射量を演算しその出力により制御手法切換部50を介し
てエンジン1の空燃比制御を行なうようにしてもよい。
【0042】次に、状態制御方式のフィードバック噴射
時間とトータル噴射時間の演算について説明する。
【0043】図11はフィードバック噴射時間演算フロ
ーを示している。ステップa1でクランク角度1の場合
には、ステップb1でクランク角度1での角速度(v
1)の演算を行い終了する。ステップa1でクランク角
度1でない場合には、ステップc1でクランク角度2か
否かの判断を行い、クランク角度2でない場合には終了
し、クランク角度2の場合にはステップd1においてク
ランク角度2での角速度(v2)の演算を行い、エンジ
ン1が膨張行程にある2点における角速度を演算する。
次に、ステップe1で角加速度(acc)=(v2−v
1)/所要時間を求め、ステップf1で角加速度の平均
値(acc_ave)の計算を行う。
【0044】さらに、ステップg1で角加速度変動値
(f1)=|acc−acc_ave|を求めて、ステ
ップh1で燃焼悪化指数(pnt)=pnt+f1を求
める。ステップi1で燃焼悪化指数(pnt)の回数が
N=100?か否かの判断を行い、N=100でない場
合には、ステップj1でN=N+1としてステップc1
へ移行して100回になるまで繰り返す。燃焼悪化指数
(pnt)の演算回数が100回になると、ステップk
1でN=1とし、ステップl1で燃焼悪化指数(pn
t)がpnt>許容値(lim)か否かを判断する。
【0045】そして、燃焼悪化指数(pnt)が許容値
(lim)を越えない場合には、ステップm1でフィー
ドバック噴射時間(t_fb)=t_fb−△tとして
短くして噴射量を少なくし、燃焼悪化指数(pnt)が
許容値(lim)を越える場合には、ステップn1でフ
ィードバック噴射時間(t_fb)=t_fb+△tと
して長くして噴射量を多くし、ステップo1で燃焼悪化
指数をpnt=0にして終了する。
【0046】図12はトータル噴射時間演算フローを示
している。ステップa2で定常状態の場合には、ステッ
プb2でニューラルネットワーク40による噴射時間
(t_nn)の演算を行い、そしてステップc2でトー
タル噴射時間(t_tt1)=t_nn+t_fbとし
てトータル噴射時間を算出して終了する。
【0047】ステップa2で定常状態でない場合には、
ステップd2で前回は定常状態か否かを判断し、定常状
態の場合にはステップe2で前回の運転状態に対してト
ータル噴射時間t_tt1をニューラルネットワーク4
0の教師データにセットし、ステップf2でトータル噴
射時間をt_fb=0とする。
【0048】ステップd2で前回が定常状態でない場合
には、ステップg2で逆モデルによる噴射時間(t_m
d1)の演算を行い、ステップh2でトータル噴射時間
(t_tt1)=t_md1にして終了する。
【0049】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明で
は、制御対象物の状態指数が予め設定された許容量とな
るような制御を行ない、この第1の制御部の操作量に学
習機能を有する第2の制御部の操作量を加えた値を最終
的操作量として制御を行なうから、常に状態を学習して
制御可能であり、しかも制御応答性が向上する状態制御
が可能である。
【0050】請求項2記載の発明では、フィードバック
制御により状態指数が予め設定された許容量となるよう
に簡単かつ確実な制御を行うことができる。
【0051】請求項3記載の発明では、ニューラルネッ
トワークによる学習を行い、常に適切な状態制御を行う
ことができる。
【0052】請求項4記載の発明では、過渡状態等に
は、逆モデルを用いて適切な状態制御を行うことがで
き、例えば吸気管への燃料付着による応答遅れを補償で
きるため、システム構成の自由度が向上する。
【0053】請求項5記載の発明では、制御対象物がエ
ンジンであり、エンジンの運転状態の制御を行うことが
できる。
【0054】請求項6記載の発明では、リニア空燃比セ
ンサを用いることなく、クランク軸の回転変動情報から
エンジンが要求する任意の空燃比に制御でき、さらにフ
ィードバック制御を用いて空燃比をリーン化しようとし
た場合においても運転性能を損なうことなく制御し、エ
ンジンの燃焼状態を検出しながら空燃比を制御できるた
め、環境変化や経時変化に影響されず常にエンジンが要
求する空燃比に制御できる一方、空燃比を目標値に正確
に制御する必要のある場合には制御手法を切り換えるこ
とで対応できる。また、排ガスセンサを使用しない空燃
比制御が可能なため、コスト的に有利であるばかりでな
く、センサの劣化や設置場所を気にする必要がない。
【0055】請求項7記載の発明では、エンジンが過渡
状態にありフィードバック制御が行な得ない場合、もし
くは理論空燃比制御のように目標空燃比に対する正確な
空燃比制御が要求される場合は、エンジンが要求する燃
料量となるための噴射量を求めて、この値により空燃比
制御を行い、過渡時等の空燃比制御の応答性が向上する
ため、過渡時等の運転性能の悪化を気にすることなく、
定常時の空燃比をリーン化できる。
【0056】請求項8記載の発明では、インジェクタを
吸気通路に配置しても所定のタイミングでシリンダへ燃
料を供給することができ、例えば、インジェクタをスロ
ットルの上流に設置することで燃料が熱の影響により粘
圧が下がることが防止され、燃料の噴射が円滑になり、
またスロットルを通過する時に流速が速くなり燃料の霧
化を向上させることができ、あるいは吸気管集合部にイ
ンジェクタを配置するSPIとすることでインジェクタ
の数を削減することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両や船舶に搭載されるエンジンのシステム図
である。
【図2】コントローラによる制御ブロック図である。
【図3】回転変動検出部のブロック図である。
【図4】フィードバック噴射量演算部のブロック図であ
る。
【図5】ニューラルネットワークの構成図である。
【図6】モデルベース制御部のブロック図である。
【図7】空気系の順モデルを示すブロック図である。
【図8】燃料系の順モデルを示すブロック図である。
【図9】他のコントローラによる制御ブロック図であ
る。
【図10】さらに、他のコントローラによる制御ブロッ
ク図である。
【図11】フィードバック噴射時間演算フローを示して
いる。
【図12】トータル噴射時間演算フローを示している。
【符号の説明】
1 エンジン 7 コントローラ 6 クランク角センサ 13 スロットル開度センサ 14 インジェクタ 20 回転変動部 30 フィードバック噴射量演算部 40 ニューラルネットワーク 50 制御手法切換部 60 定常・過渡判定部 70 モデルベース制御部 80 トータル噴射量演算部 K1 第1の制御部 K2 第2の制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 324 F02D 45/00 324 340 340C G05B 13/04 G05B 13/04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御対象物から出力される1つもしくは複
    数の情報から、制御対象物の状態指数を演算し、この状
    態指数が予め設定された許容量となるような制御を行な
    う第1の制御部を有し、この第1の制御部の操作量に学
    習機能を有する第2の制御部の操作量を加えた値を最終
    的操作量として制御を行なうことを特徴とする状態制御
    方式。
  2. 【請求項2】第1の制御部は、フィードバック制御を行
    うことを特徴とする請求項1記載の状態制御方式。
  3. 【請求項3】第2の制御部は、学習機能をニューラルネ
    ットワークにより実現することを特徴とする請求項1記
    載の状態制御方式。
  4. 【請求項4】前記第2の制御部の一部として、前記制御
    対象物の動的挙動に基づいた逆モデルを持ち、この逆モ
    デルを用いて制御を行うことを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれかに記載の状態制御方式。
  5. 【請求項5】前記制御対象物がエンジンであり、制御対
    象物の状態が運転状態であることを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれかに記載の状態制御方式。
  6. 【請求項6】クランク軸の回転変動情報からエンジンの
    燃焼状態を検出し、この回転変動情報をフィードバック
    信号として空燃比のフィードバック制御を行なうととも
    に、このフィードバック制御による噴射量を教師データ
    としてニューラルネットワークをオンライン学習させ、
    前記フィードバック制御による噴射量と前記ニューラル
    ネットワークによる噴射量との加算値により空燃比制御
    を行なうことを特徴とする請求項5記載の状態制御方
    式。
  7. 【請求項7】エンジンが過渡状態にありフィードバック
    制御が行な得ない場合、もしくは理論空燃比制御のよう
    に目標空燃比に対する正確な空燃比制御が要求される場
    合は、エンジンの動的挙動に基づいた逆モデルを用いて
    エンジンが要求する燃料量となるための噴射量を求め
    て、この値により空燃比制御を行うことを特徴とする請
    求項6記載の状態制御方式。
  8. 【請求項8】シリンダへ入るべき燃料を噴射するインジ
    ェクタを、吸気通路に配置したことを特徴とする請求項
    6または請求項7記載の状態制御方式。
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