JPH10108086A - テレビジョン受像機の画質改善回路 - Google Patents

テレビジョン受像機の画質改善回路

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JPH10108086A
JPH10108086A JP25826996A JP25826996A JPH10108086A JP H10108086 A JPH10108086 A JP H10108086A JP 25826996 A JP25826996 A JP 25826996A JP 25826996 A JP25826996 A JP 25826996A JP H10108086 A JPH10108086 A JP H10108086A
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JP25826996A
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Inventor
Yasuhiro Hirano
裕弘 平野
Takashi Hoshino
剛史 星野
Noboru Kojima
昇 小島
Masahito Sugiyama
雅人 杉山
Kentaro Teranishi
謙太郎 寺西
Takaaki Nishiseto
孝明 西瀬戸
Satoshi Takahashi
聡 高橋
Yasuhiro Kasahara
康弘 笠原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視聴環境に適した絵作り処理による画質改善
を行うテレビジョン受像機を提供する。 【解決手段】 デ−タ放送などの番組情報より得られる
画像のジャンル別情報、内蔵カレンダ−機能より得られ
る季節や1日のライフサイクル情報、色温度検出センサ
より得られる室内照明情報、および視聴者の嗜好する地
域エリア情報や画質制御モ−ド情報など、視聴環境の状
況を検出する手段を設ける。そして、複数種類の絵作り
処理モ−ドから検出状況に最適なモ−ドを選択して画質
改善の信号処理を行う。 【効果】 簡単な操作で、視聴環境や視聴者の嗜好に合
致した形態でテレビ画像を視聴するテレビジョン受像機
が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビジョン受像機
の画質改善信号処理に係り、特に、画像ジャンルや視聴
時間帯や照明状況などの視聴環境を考慮した絵作りなど
の画質改善を行うに好適なテレビジョン受像機の画質改
善回路に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機では、高画質なテレ
ビジョン画像を受像するための各種画質改善の信号処理
が行われる。この画質改善では、例えば、画像にメリハ
リを与える輪郭強調の機能や、記憶色である肌色などの
忠実な色再現の機能や、ノイズ除去の機能や、非線形処
理による絵作り操作の機能などについて、信号処理方法
および回路に関する多数の発明や考案がなされている。
【0003】これら機能は単独で用いても画質改善に有
効であるが、より高い改善効果を得るため、これら機能
を組み合せた形態で信号処理を行うことが一般的であ
る。そして、各機能における特性を制御することで多様
な絵作り操作を行うことが可能になる。
【0004】しかしながら、従来のテレビジョン受像機
は、これら特性の制御は各機能毎にそれぞれ独立して行
う機構を採用している。このため、視聴環境や視聴者の
嗜好に合致した絵作り操作を行うには調整操作が極めて
複雑になり、一般の視聴者では操作不能、もしくは多大
な労力を必要とするなどの問題を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
に鑑みてなされたもので、視聴環境や視聴者の嗜好に合
致した絵作りが簡単な操作で行うことのできるテレビジ
ョン受像機の画質改善回路を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、画像ジャンル、視聴エリア、視聴時間
帯、照明条件などの視聴環境情報を検出する手段と、画
質改善効果の異なる複数種類の画質改善信号処理の手段
と、検出した視聴環境情報で画質改善信号処理の1つを
取捨選択する手段を設けた。
【0007】また、視聴環境情報の画像ジャンル情報
で、画像に合致した音響効果の音作りを行う音質改善信
号処理の手段を設けた。
【0008】本発明における視聴環境情報の検出は、以
下に述べる方法で行う。
【0009】画像ジャンルの情報は、文字多重放送で伝
送される番組目次情報、デ−タ放送で伝送される番組情
報、デジタル放送により伝送されるEPG(Electronic
Program Guide)デ−タのいずれか1つ、もしくはこれら
の組み合せにより検出する。
【0010】1日サイクルや季節の情報は、クロック内
蔵のカレンダ−機能で検出する。
【0011】地域エリアの情報は、予め用意した複数の
地域エリアのうちの該当地域エリアに対応するコ−ド情
報の入力、もしくは選択で検出する。
【0012】色温度の情報は、予め用意した複数の照明
光源のうちの該当照明光源に対応するコ−ド情報の入力
や選択、あるいは、色温度検出センサや照度検出センサ
の出力信号により検出する。
【0013】以上に述べた方法で、画質改善に必要な視
聴環境の情報を簡単に検出することができる。
【0014】本発明における視聴環境適応画質改善の一
例を(表1)に示す。
【0015】
【表1】
【0016】同表(a)は、画像のジャンル別の画質改善
信号処理の特性と効果の例である。表中に示す特性に、
輝度信号処理,コントラスト,黒レベル,白レベル,輪郭強
調の信号処理を設定する。そして、スポ−ツ番組ではハ
ッキリ、シャ−プ感を、バラエティ番組ではスッキリ、
スナオ感を、ドラマやシネマ番組ではシットリ、ツヤ感
を強調した絵作りを行う。一方、ニュ−スやその他の番
組では標準的な絵作りを行う。
【0017】同表(b)は、1日サイクル別の画質改善の
特性例である。朝はスッキリ、サワヤカ感、昼はハッキ
リ、シャ−プ感、夜はシットリ、リラックス感を強調し
た絵作りを行う。
【0018】同表(c)は、地域エリア別の画質改善の特
性例である。関東エリアでは青みがかった白(寒色系)
でスッキリ感、関西エリアでは赤みがかった白(暖色
系)でハッキリ感を強調した絵作りを行う。
【0019】同表(d)は、色温度別の画質改善の特性例
である。照明が色温度の高い蛍光色では青み成分、色温
度の低い白光色では赤み成分を強調した絵作りを行う。
【0020】また、同表(e)に示すように、季節別の画
質改善を行い、夏は青みがかった白(寒色系)、冬は赤
みがかった白(暖色系)を強調した絵作りを行う。
【0021】(表2)は、画像のジャンルに合致した音
響効果を得るための音質改善の特性例である。
【0022】
【表2】
【0023】スポ−ツ、バラエティ番組ではライブ感、
ドラマ、シネマ番組では重厚感、ニュ−スその他の番組
では明瞭感を強調した音作りを行う。
【0024】以上に述べたように、画質改善や音質改善
の信号処理は視聴環境情報とリンクさせた形態で行う。
このため、視聴環境に合致した画質改善や音質改善の信
号処理の設定は、検出した視聴環境情報を用いて極めて
簡単に行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例を、図1に
示すブロック構成図で説明する。図中の1は映像信号復
調部、2は画質改善処理部、3は画像表示部、4は視聴
環境検出部、5は制御部である。
【0026】映像信号VSは、映像信号復調部1で所定の
復調処理、すなわち、受信放送波のベ−スバンド復調、
信号分離、色復調などの信号処理を行う。そして、復調
信号S1(輝度信号Y,色差信号Cr,Cb)を出力する。
【0027】画質改善処理部2は、例えば輪郭強調や色
調整や絵作り操作などの画質改善の信号処理を行う。こ
の信号処理では、制御信号QCによって特性を設定し、視
聴環境に合致した画質改善効果を達成する。そして、3
原色信号への変換を行い、信号S2(3原色信号R,G,B)を
出力する。この動作の詳細は後述する。
【0028】画像表示部3は、CRTなどの入出力特性
がγ特性を有するディスプレイで、信号S2の画像を表示
する。
【0029】視聴環境検出部4は、画像のジャンル情
報、視聴地域エリア情報、視聴時間帯情報、色温度情報
などの視聴環境情報の検出を行う。そして、得られた環
境情報信号S3を出力する。この動作の詳細は後述する。
【0030】制御部5は、環境情報信号S3をもとに視聴
環境に適した画質改善信号処理の特性を定め、その特性
を示す制御信号QCを出力する。この動作についても後述
する。
【0031】始めに、図2で視聴環境検出部4の一構成
例を説明する。同図の6はデコ−ド部、7は番組情報フ
ァイル部、8は内蔵カレンダ−部、9は色温度検出セン
サ部、10はリモコン部、11は環境情報設定部であ
る。
【0032】デ−タ放送(文字多重放送、デジタル放送
EPGなど)は、デコ−ド部6で所定の復号処理を行
う。そして、復号した番組情報デ−タ(番組目次、番組
内容など)を出力する。
【0033】番組情報ファイル部7は、番組情報デ−タ
のファイル化、蓄積、検索を行う。すなわち、ファイル
化処理で、入力番組情報デ−タより番組内容をスポ−
ツ、バラエティ、ドラマ・シネマ、ニュ−スその他の4
種類のジャンルに選別し、放送CH,放送時間,ジャンル
からなるデ−タファイルを作成する。このファイルの情
報は、蓄積処理で内蔵メモリにファイル形式で逐次記憶
する。そして、常に最新の番組情報を内蔵メモリに更新
記憶する。検索処理は、内蔵カレンダ−部8のライフサ
イクル情報信号CKIの時刻デ−タと受信CH情報(図面
には明示せず)をキ−ワ−ドとしてデ−タファイルから
ジャンル情報を検索し、受信CH番組のジャンル情報信
号JIを出力する。
【0034】内蔵カレンダ−部8は、カレンダ−機能を
備えたクロックで、年月日と時刻のデ−タをライフサイ
クル情報信号CKIとして出力する。この年月日デ−タで
季節(夏冬)や1日の朝,昼,夜の情報を得る。
【0035】色温度検出センサ部9は、色温度検出セン
サで光の分光分布を計測し、周囲光や照明光のデ−タ
(蛍光色と白光色)を色温度情報信号WIとして出力す
る。なお、センサ類の代わりに予め用意したコ−ド情報
から該当する情報を視聴者が選択する構成で実現しても
よい。
【0036】リモコン部10は、視聴者が指定した画質
改善処理のモ−ドを視聴者指定情報信号UIFとして出力
する。なお、操作性を考慮して、指定可能なモ−ドはジ
ャンル別の4種類のいずれかに限定する。
【0037】環境情報設定部11は、上記の情報信号J
I,CKI,WI,UIFおよび内蔵の視聴地域エリアコ−ドで設定
する地域情報信号EIをコ−ド化し、環境情報信号S3を生
成する。なお、検出が不可能な情報信号に対しては無指
定のコ−ド割当を行う。
【0038】次に、(表3)で制御部5における特性設
定の動作の一例を説明する。
【0039】
【表3】
【0040】表の左欄は視聴環境情報の内容、右欄はこ
れに対応して制御信号QCにより設定する画質改善の輝度
・色差処理とRGBゲイン処理の特性である。輝度・色差
処理は特性1〜特性4の4種類、RGBゲイン処理は特
性A〜特性Cの3種類で、これら処理を組み合せた特性
で、(表1)に示した視聴環境に合致した絵作り効果を
達成する。この具体的な特性は後述する。
【0041】ジャンル情報JIとライフサイクル情報CKI
は、おもにハッキリ,スッキリ,シットリ,ツヤ,シャ−プ
感などに関する絵作り操作の特性を規定する。一方、色
温度情報WIと地域情報EIは、おもに暖色系、寒色系など
の色再現の特性を規定する。
【0042】また、画質改善特性の設定では視聴者指定
情報UIFに優先権を与える。すなわち、UIFコ−ドが指定
の場合は、この指定JIコ−ドに対応する特性を設定す
る。一方、無指定の場合には環境情報JI,CKI,WI,EIで定
まる特性を設定する。
【0043】次に、画質改善処理部2の一構成例とその
動作を図3〜図5と(表4)で説明する。 図3はこの
構成例で、図中の12,13は色差ゲイン処理部、14
は輝度非線形処理部、15は特性設定部、16は輪郭補
正部、17はRGB変換部、18はRGBゲイン処理部
である。
【0044】復調信号S1(輝度信号Y,色差信号Cr,Cb)
は、色差ゲイン処理部12,13と輝度非線形処理部1
4、輪郭補正部16とで、主にハッキリ,スッキリ,シッ
トリ,ツヤ,シャ−プ感などの絵作り操作の信号処理を行
う。
【0045】この輝度非線形処理部14は、図4(a)に
示す特性1〜特性4の入出力特性の信号処理を行う。こ
こで、特性1はスポ−ツ、特性2はバラエティ、特性3
はドラマ・シネマ、特性4はニュ−スその他、のジャン
ルに対応する。また、特性1と3とはY=X0.9(Xは
入力,Yは出力)程度のノンリニア特性、特性2と4は
リニア特性である。一方、色差ゲイン処理部12,13
は、図4(b)に示す特性1から特性4のゲイン制御の信
号処理を行う。
【0046】特性設定部15は、絵作り操作と肌色再生
の信号処理の制御を行う。すなわち、輝度信号と色差信
号の信号レベルから肌色領域を検出し、この領域では優
先的に記憶色として重要な肌色再生の信号処理を行う制
御をする。これ以外の領域では、制御信号QCで定まる特
性の絵作り処理を行う制御をする。
【0047】輪郭補正部16は、画像にメリハリを付け
る信号処理を行う。図5(a)にこの構成の一例、(b)にそ
の動作を示す。
【0048】エッジ成分検出部19は、入力輝度信号Y1
の信号波形の2次微分処理を行い、同図(b)に示す信号S
11を抽出する。非線形伸張部20は、黒締りのよい輪郭
強調を実現するために、信号S11の極性が負の成分の信
号レベルを2〜3倍に伸張する信号処理を行い、同図
(b)に示す信号S12を生成する。ゲイン調整部21は、信
号S12に係数値を加重する。なお、この係数値の設定は
制御信号QCで制御する。すなわち、特性1の場合は係数
値をやや大きく、特性2の場合はやや小さく設定する。
加算部23は、この出力信号S13を、遅延部22で遅延
時間を調整した信号S14に加算し、その出力に同図(b)に
示すエッジ付加で輪郭強調した信号S15を得る。一方、
トランジェント改善部24は、輝度信号Y1の信号波形の
立ち上がりや立ち下がりを急峻にするトランジェント改
善の信号処理を行い、同図(b)に示す信号S16を生成す
る。選択部25は、制御信号QCが特性1,2の場合はエ
ッジ付加で得た信号S15を出力し、特性3,4の場合は
トランジェント改善で得た信号S16を出力する。そし
て、(表1)に示した絵作りに適した輪郭強調を達成す
る。
【0049】図3にもどり、RGB変換部17は、マト
リクス演算処理を行い、輝度信号Y2と色差信号Cr1,Cb1
を3原色信号R,G,Bに変換する。
【0050】RGBゲイン処理部18は、3原色信号の
ゲイン調整による色の暖色系や寒色系などの制御を行
い、(表1)に示した絵作りの効果を達成する。この制
御の一特性例を(表4)に示す。
【0051】
【表4】
【0052】特性A(暖色系)ではR信号のゲインを大
きめ、特性B(寒色系)ではB信号のゲインを大きめ、
特性Cでは標準のゲインに設定する。なお、特性A,B
の場合でも、記憶色として重要な肌色の領域は特性Cの
標準ゲインで処理を行い、忠実な肌色再生を実現する。
そして、本発明による画質改善処理を行った出力3原色
信号RD,GD,BDを得る。
【0053】以上に述べた如く、本実施例によれば視聴
環境に合致した画質改善を簡単に行うテレビジョン受像
機が実現でき、視聴者の感性にマッチしたテレビジョン
画像の高画質化に有効である。
【0054】次に、本発明の第2の実施例を、図6に示
すブロック構成図で説明する。本実施例は、飛び越し走
査のテレビジョン信号を走査線補間で順次走査に変換し
て受像するに好適なものである。図中の1は映像信号復
調部、2は画質改善処理部、4は視聴環境検出部、5は
制御部、26は走査変換部、27は画像表示部である。
【0055】映像信号VSは、映像信号復調部1で所定の
復調処理、すなわち、受信放送波のベ−スバンド復調、
信号分離、色復調などの信号処理を行う。そして、復調
信号S1(輝度信号Y,色差信号Cr,Cb)を出力する。
【0056】走査変換部26は、飛び越し走査で抜けた
走査線の信号を復調信号S1の信号で補間して順次走査の
信号に変換する信号処理を行い、順次走査信号S21(輝
度信号,色差信号)を生成する。なお、この信号処理
は、画像の動きに応じて複数種類の補間信号の混合比率
を変化させる動き適応補間処理、あるいは検出した画像
の動きベクトルを用いて補間信号を生成する動き補償補
間処理などの従来技術で容易に実現することができる。
【0057】画質改善処理部2は、例えば輪郭強調や色
調整や絵作り操作などの画質改善の信号処理を行う。こ
の信号処理では、制御信号QCによって特性を設定し、視
聴環境に合致した画質改善効果を達成する。そして、3
原色信号への変換を行い、信号S22(3原色信号R,G,B)を
出力する。この動作は前述した実施例と同様であるの
で、説明は省略する。
【0058】画像表示部27は、CRTなどの入出力特
性がγ特性を有するディスプレイで、信号S22の画像を
順次走査の形態で表示する。
【0059】視聴環境検出部4は、画像のジャンル情
報、視聴地域エリア情報、視聴時間帯情報、色温度情報
などの視聴環境情報の検出を行う。そして、得られた環
境情報信号S3を出力する。この動作は前述の実施例と同
様であるので説明は省略する。
【0060】制御部5は、環境情報信号S3をもとに視聴
環境に適した画質改善信号処理の特性を定め、その特性
を示す制御信号QCを出力する。この動作は前述した実施
例と同様であり、説明は省略する。
【0061】以上に述べた如く、本実施例によれば視聴
環境に合致した画質改善を簡単に行うテレビジョン受像
機が実現でき、視聴者の感性にマッチしたテレビジョン
画像の高画質化に有効である。
【0062】次に、本発明の第3の実施例を、図7に示
すブロック構成図で説明する。本実施例は、画像表示部
の入出力特性がリニア(γ=1)特性のもので受像する
に好適なものである。図中の1は映像信号復調部、2は
画質改善処理部、4は視聴環境検出部、5は制御部、2
6は走査変換部、28は逆γ補正部、29は画像表示部
である。
【0063】映像信号VSは、映像信号復調部1で所定の
復調処理、すなわち、受信放送波のベ−スバンド復調、
信号分離、色復調などの信号処理を行う。そして、復調
信号S1(輝度信号Y,色差信号Cr,Cb)を出力する。
【0064】走査変換部26は、飛び越し走査で抜けた
走査線の信号を復調信号S1の信号で補間して順次走査の
信号に変換する信号処理を行い、順次走査信号S21(輝
度信号,色差信号)を生成する。なお、この信号処理
は、画像の動きに応じて複数種類の補間信号の混合比率
を変化させる動き適応補間処理、あるいは検出した画像
の動きベクトルを用いて補間信号を生成する動き補償補
間処理などの従来技術で容易に実現することができる。
【0065】画質改善処理部2は、例えば輪郭強調や色
調整や絵作り操作などの画質改善の信号処理を行う。こ
の信号処理では、制御信号QCによって特性を設定し、視
聴環境に合致した画質改善効果を達成する。そして、3
原色信号への変換を行い、信号S22(3原色信号R,G,B)を
出力する。この動作は前述した実施例と同様であるの
で、説明は省略する。
【0066】逆γ補正部28は、信号S22の3原色信号
R,G,Bをそれぞれ−γ乗する演算処理を行い、リニア特
性の3原色信号S23を生成する。なお、−γ乗の演算
は、例えばROMによるテ−ブル・ルックアップ処理な
どで容易に実現することができる。
【0067】画像表示部29は、PDP,LCD,DMD
などの入出力特性がリニア(γ=1)特性を有するディ
スプレイで、信号S23の画像を表示する。
【0068】視聴環境検出部4は、画像のジャンル情
報、視聴地域エリア情報、視聴時間帯情報、色温度情報
などの視聴環境情報の検出を行う。そして、得られた環
境情報信号S3を出力する。この動作は前述の実施例と同
様であるので説明は省略する。
【0069】制御部5は、環境情報信号S3をもとに視聴
環境に適した画質改善信号処理の特性を定め、その特性
を示す制御信号QCを出力する。この動作は前述した実施
例と同様であり、説明は省略する。
【0070】以上に述べた如く、本実施例によれば視聴
環境に合致した画質改善を簡単に行うテレビジョン受像
機が実現でき、視聴者の感性にマッチしたテレビジョン
画像の高画質化に有効である。
【0071】次に、本発明の第4の実施例を、図8に示
すブロック構成図で説明する。本実施例も、画像表示部
の入出力特性がリニア(γ=1)特性のもので受像する
に好適なものである。図中の1は映像信号復調部、31
は画質改善処理部、4は視聴環境検出部、5は制御部、
26は走査変換部、30はRGB変換部、28は逆γ補
正部、29は画像表示部である。
【0072】映像信号VSは、映像信号復調部1で所定の
復調処理、すなわち、受信放送波のベ−スバンド復調、
信号分離、色復調などの信号処理を行う。そして、復調
信号S1(輝度信号Y,色差信号Cr,Cb)を出力する。
【0073】走査変換部26は、飛び越し走査で抜けた
走査線の信号を復調信号S1の信号で補間して順次走査の
信号に変換する信号処理を行い、順次走査信号S21(輝
度信号,色差信号)を生成する。なお、この信号処理
は、画像の動きに応じて複数種類の補間信号の混合比率
を変化させる動き適応補間処理、あるいは検出した画像
の動きベクトルを用いて補間信号を生成する動き補償補
間処理などの従来技術で容易に実現することができる。
【0074】RGB変換部30は、信号S21(輝度信号,
色差信号)のマトリクス演算処理で3原色RGB信号に
変換する処理を行い、信号S31(3原色R,G,B信号)を得
る。
【0075】逆γ補正部28は、信号S31の3原色信号
R,G,Bをそれぞれ−γ乗する演算処理を行い、リニア特
性の3原色信号S32を生成する。なお、−γ乗の演算
は、例えばROMによるテ−ブル・ルックアップ処理な
どで容易に実現することができる。
【0076】画質改善処理部31は、リニア特性の3原
色信号に対して輪郭強調や色調整や絵作り操作などの画
質改善の信号処理を行う。この信号処理の特性は、制御
信号QCによって設定し、視聴環境に合致した画質改善効
果を達成する。そして、信号S33(3原色信号R,G,B)を出
力する。この具体的な構成などは後述する。
【0077】画像表示部29は、PDP,LCD,DMD
などの入出力特性がリニア(γ=1)特性を有するディ
スプレイで、信号S33の画像を表示する。
【0078】視聴環境検出部4は、画像のジャンル情
報、視聴地域エリア情報、視聴時間帯情報、色温度情報
などの視聴環境情報の検出を行う。そして、得られた環
境情報信号S3を出力する。この動作は前述の実施例と同
様であるので説明は省略する。
【0079】制御部5は、環境情報信号S3をもとに視聴
環境に適した画質改善信号処理の特性を定め、その特性
を示す制御信号QCを出力する。この動作は前述した実施
例と同様であり、説明は省略する。
【0080】以上に述べた如く、本実施例によれば視聴
環境に合致した画質改善を簡単に行うテレビジョン受像
機が実現でき、視聴者の感性にマッチしたテレビジョン
画像の高画質化に有効である。
【0081】次に、本発明の第5の実施例を、図9に示
すブロック構成図で説明する。本実施例も、画像表示部
の入出力特性がリニア(γ=1)特性のもので受像する
に好適なものである。図中の1は映像信号復調部、31
は画質改善処理部、4は視聴環境検出部、5は制御部、
26は走査変換部、30はRGB変換部、28は逆γ補
正部、29は画像表示部である。
【0082】映像信号VSは、映像信号復調部1で所定の
復調処理、すなわち、受信放送波のベ−スバンド復調、
信号分離、色復調などの信号処理を行う。そして、復調
信号S1(輝度信号Y,色差信号Cr,Cb)を出力する。
【0083】RGB変換部30は、信号S1(輝度信号,
色差信号)のマトリクス演算処理で3原色RGB信号に
変換する処理を行い、信号S41(3原色R,G,B信号)を得
る。
【0084】逆γ補正部28は、信号S41の3原色信号
R,G,Bをそれぞれ−γ乗する演算処理を行い、リニア特
性の3原色信号S42を生成する。なお、−γ乗の演算
は、例えばROMによるテ−ブル・ルックアップ処理な
どで容易に実現することができる。
【0085】走査変換部26は、リニアな特性の3原色
信号に対して、飛び越し走査で抜けた走査線の信号を信
号S42の信号で補間して順次走査の信号に変換する信号
処理を行い、順次走査信号S43(3原色RGB信号)を
生成する。なお、この信号処理は、画像の動きに応じて
複数種類の補間信号の混合比率を変化させる動き適応補
間処理、あるいは検出した画像の動きベクトルを用いて
補間信号を生成する動き補償補間処理などの従来技術で
容易に実現することができる。
【0086】画質改善処理部31は、例えば輪郭強調や
色調整や絵作り操作などの画質改善の信号処理を行う。
この信号処理の特性は、制御信号QCによって設定し、視
聴環境に合致した画質改善効果を達成する。そして、信
号S44(3原色信号R,G,B)を出力する。この具体的な構成
などは後述する。
【0087】画像表示部29は、PDP,LCD,DMD
などの入出力特性がリニア(γ=1)特性を有するディ
スプレイで、信号S44の画像を表示する。
【0088】視聴環境検出部4は、画像のジャンル情
報、視聴地域エリア情報、視聴時間帯情報、色温度情報
などの視聴環境情報の検出を行う。そして、得られた環
境情報信号S3を出力する。この動作は前述の実施例と同
様であるので説明は省略する。
【0089】制御部5は、環境情報信号S3をもとに視聴
環境に適した画質改善信号処理の特性を定め、その特性
を示す制御信号QCを出力する。この動作は前述した実施
例と同様であり、説明は省略する。
【0090】第4、第5の実施例における画質改善処理
部31を図10に示す。同図(a)はその一構成例、(b),
(c)は、その一特性例である。
【0091】逆γ処理でリニア特性に変換した3原色R,
G,B信号は、非線形処理部32と輪郭補正部33で、主
にハッキリ,スッキリ,シットリ,ツヤ,シャ−プ感などの
絵作り操作の信号処理を行う。
【0092】この非線形処理部32は、図10(b)に示
す特性1〜特性4の入出力特性の信号処理を行う。ここ
で、特性1はスポ−ツ、特性2はバラエティ、特性3は
ドラマ・シネマ、特性4はニュ−スその他、のジャンル
に対応する。また、特性1と3とはY=X0.9(Xは入
力,Yは出力)程度のノンリニア特性、特性2と4はリ
ニア特性である。
【0093】輪郭補正部33は、画像にメリハリを付け
る信号処理を行うもので、先の図5(a)の非線形伸張部
20を省略した形態で構成する。そして、特性1と2で
はエッジ付加で輪郭強調処理した信号、特性3と4では
トランジェント改善で輪郭強調処理した信号を出力す
る。なお、エッジ付加の輪郭強調では、特性1の場合は
係数値をやや大きく、特性2の場合はやや小さく設定す
る。
【0094】ゲイン処理部34は、3原色信号のゲイン
調整による色の暖色系や寒色系などの制御を行い、(表
1)に示した絵作りの効果を達成する。この制御の一特
性例を図10(c)に示す。特性A(暖色系)ではR信号
のゲインを大きめ、特性B(寒色系)ではB信号のゲイ
ンを大きめ、特性Cでは標準のゲインに設定する。そし
て、本発明による画質改善処理を行った出力3原色信号
RD,GD,BDを得る。
【0095】なお、図には明示していないが、3原色信
号の信号レベルから肌色領域を検出し、この領域では記
憶色として重要な肌色を忠実に再生する信号処理を優先
的におこない、これ以外の領域では、制御信号QCで定ま
る特性の絵作り処理を行う。
【0096】以上に述べた如く、本実施例によれば視聴
環境に合致した画質改善を簡単に行うテレビジョン受像
機が実現でき、視聴者の感性にマッチしたテレビジョン
画像の高画質化に有効である。
【0097】次に、本発明の第6の実施例を、図11に
示すブロック構成図で説明する。本実施例も、画像表示
部の入出力特性がリニア(γ=1)特性のもので受像す
るに好適なものである。図中の1は映像信号復調部、3
6は画質改善処理部、4は視聴環境検出部、5は制御
部、26は走査変換部、30,37はRGB変換部、2
8は逆γ補正部、29は画像表示部、35はYCrCb
変換部である。
【0098】映像信号VSは、映像信号復調部1で所定の
復調処理、すなわち、受信放送波のベ−スバンド復調、
信号分離、色復調などの信号処理を行う。そして、復調
信号S1(輝度信号Y,色差信号Cr,Cb)を出力する。
【0099】RGB変換部30は、信号S1(輝度信号,
色差信号)のマトリクス演算処理で3原色RGB信号に
変換する処理を行う。
【0100】逆γ補正部28は、3原色RGB信号をそ
れぞれ−γ乗する演算処理を行い、リニア特性の3原色
信号を生成する。なお、−γ乗の演算は、例えばROM
によるテ−ブル・ルックアップ処理などで容易に実現す
ることができる。
【0101】YCrCb変換部35は、マトリクス演算
でリニアな特性の輝度信号と色差信号とに変換する。
【0102】走査変換部26は、リニアな特性の輝度信
号と色差信号とに対して、飛び越し走査で抜けた走査線
の信号を補間して順次走査の信号に変換する信号処理を
行い、順次走査信号を生成する。なお、この信号処理
は、画像の動きに応じて複数種類の補間信号の混合比率
を変化させる動き適応補間処理、あるいは検出した画像
の動きベクトルを用いて補間信号を生成する動き補償補
間処理などの従来技術で容易に実現することができる。
【0103】画質改善処理部36は、リニアな特性の輝
度信号、色差信号に対して輪郭強調や色調整や絵作り操
作などの画質改善の信号処理を行う。すなわち、輝度信
号に対しては図10(b)に示した特性、色差信号に対し
ては図4(b)に示した特性での絵作り処理、および輝度
信号の輪郭強調処理を行う。これら信号処理の特性は、
制御信号QCによって設定し、視聴環境に合致した画質改
善効果を達成する。
【0104】RGB変換部37は、マトリクス演算処理
で輝度、色差信号から3原色信号への変換を行う。そし
て、PDP,LCD,DMDなどの入出力特性がリニア
(γ=1)特性を有するディスプレイの画像表示部29
に画像を表示する。
【0105】視聴環境検出部4は、画像のジャンル情
報、視聴地域エリア情報、視聴時間帯情報、色温度情報
などの視聴環境情報の検出を行う。そして、得られた環
境情報信号S3を出力する。この動作は前述の実施例と同
様であるので説明は省略する。
【0106】制御部5は、環境情報信号S3をもとに視聴
環境に適した画質改善信号処理の特性を定め、その特性
を示す制御信号QCを出力する。この動作は前述した実施
例と同様であり、説明は省略する。
【0107】以上に述べた如く、本実施例によれば視聴
環境に合致した画質改善を簡単に行うテレビジョン受像
機が実現でき、視聴者の感性にマッチしたテレビジョン
画像の高画質化に有効である。
【0108】次に、本発明の第7の実施例を、図12に
示すブロック構成図で説明する。本実施例は、視聴環境
に合致した画質改善と音質改善を図るに好適なものであ
る。図中の1は映像信号復調部、2は画質改善処理部、
3は画像表示部、4は視聴環境検出部、5は制御部、3
8は音質改善処理部、39はオ−ディオ再生部である。
【0109】映像信号VSは、映像信号復調部1で所定の
復調処理、すなわち、受信放送波のベ−スバンド復調、
信号分離、色復調などの信号処理を行う。そして、復調
信号S1(輝度信号Y,色差信号Cr,Cb)を出力する。
【0110】画質改善処理部2は、例えば輪郭強調や色
調整や絵作り操作などの画質改善の信号処理を行う。こ
の信号処理では、制御信号QCによって特性を設定し、視
聴環境に合致した画質改善効果を達成する。そして、3
原色信号への変換を行い、信号S2(3原色信号R,G,B)を
出力する。この動作は前述した実施例と同様であるの
で、説明は省略する。
【0111】画像表示部3は、CRTなどの入出力特性
がγ特性を有するディスプレイで、信号S2の画像を飛び
越し走査の形態で表示する。
【0112】視聴環境検出部4は、画像のジャンル情
報、視聴地域エリア情報、視聴時間帯情報、色温度情報
などの視聴環境情報の検出を行う。そして、得られた環
境情報信号S3を出力する。この動作は前述の実施例と同
様であるので説明は省略する。
【0113】制御部5は、環境情報信号S3をもとに視聴
環境に適した画質改善信号処理の特性を定め、その特性
を示す制御信号QCを出力する。この動作は前述した実施
例と同様であり、説明は省略する。
【0114】音質改善処理部38は、(表2)に示した
如く、音声信号AVに対して画像のジャンルに適合した音
作りの処理を行う。すなわち、制御信号QCに応じてトラ
ンスバ−サルフィルタのタップ係数を変えて周波数特性
を変化させ、特性1のスポ−ツと特性2のバラエティで
はライブ感、特性3のドラマ・シネマでは重厚感、特性
4のニュ−スその他では明瞭感を有する音作りを行う。
この出力信号は、オ−ディオ再生部39で再生する。そ
して、視聴環境に合致した音質改善を実現する。
【0115】以上に述べた如く、本実施例によれば視聴
環境に合致した画質改善と音質改善とを簡単に行うテレ
ビジョン受像機が実現でき、視聴者の感性にマッチした
テレビジョン画像の高画質化、高音質化に有効である。
【0116】なお、第2乃至第6の実施例においても、
第7の実施例と同様な音質改善処理部38とオ−ディオ
再生部39とを追加することで、視聴環境に合致した画
質改善と音質改善とを簡単に行うテレビジョン受像機が
実現できることは明かである
【0117】。
【発明の効果】本発明によれば、視聴環境情報などをリ
ンクさせた形態で画質改善や音質改善の信号処理を行う
ので、簡単な操作で視聴環境に合致した画質改善と音質
改善とを行うテレビジョン受像機が実現できる。そし
て、視聴者の感性にマッチしたテレビジョン画像の高画
質化、高音質化に極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック構成図。
【図2】視聴環境検出部の一構成例図。
【図3】画質改善処理部の一構成例図。
【図4】輝度信号非線形処理と色差信号ゲイン処理の一
特性図。
【図5】輪郭補正部の一構成例図。
【図6】本発明の第2の実施例のブロック構成図。
【図7】本発明の第3の実施例のブロック構成図。
【図8】本発明の第4の実施例のブロック構成図。
【図9】本発明の第5の実施例のブロック構成図。
【図10】画質改善処理部の一構成例図。
【図11】本発明の第6の実施例のブロック構成図。
【図12】本発明の第7の実施例のブロック構成図。
【符号の説明】
1…映像信号復調部、2,31,36…画質改善処理部、
3,27,29…画像表示部、4…視聴環境検出部、5…
制御部、6…デコ−ド部、7…番組情報ファイル部、8
…内蔵カレンダ−部、9…色温度検出センサ部、10…
リモコン部、11…環境情報設定部、12,13…色差
ゲイン処理部、14…輝度非線形処理部、15…特性設
定部、16,33…輪郭補正部、17,30,37…RG
B変換部、18…RGBゲイン処理部、19…エッジ成
分抽出部、20…非線形伸張部、21…ゲイン調整部、
22…遅延部、23…加算部、24…トランジェント改
善部、25…選択部、26…走査変換部、28…逆γ補
正部、32…非線形処理部、34…ゲイン処理部、35
…YCrCb変換部、38…音質改善処理部、39…オ
−ディオ再生部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 昇 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 杉山 雅人 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 寺西 謙太郎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 西瀬戸 孝明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 高橋 聡 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 笠原 康弘 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジョン画像の鮮鋭度向上や高画質化
    を図るテレビジョン受像機の画質改善において、画像ジ
    ャンル、視聴エリア、視聴時間帯、照明状況などの視聴
    環境情報を検出する手段と、画質改善効果の異なる複数
    種類の画質改善信号処理の手段とを備え、検出した上記
    視聴環境情報をもとに上記複数種類の画質改善信号処理
    の1つを取捨選択し、視聴環境に適合した画質改善を行
    うことを特徴とするテレビジョン受像機の画質改善回
    路。
  2. 【請求項2】前記画像ジャンルの情報は、文字多重放送
    で伝送される番組目次情報、デ−タ放送で伝送される番
    組情報、デジタル放送により伝送されるEPG(Electro
    nicProgram Guide)デ−タのいずれか1つ、もしくはこ
    れらの組み合せにより検出することを特徴とする請求項
    1に記載のテレビジョン受像機の画質改善回路。
  3. 【請求項3】前記視聴エリアの情報は、予め用意した複
    数の地域エリアのうちの該当地域エリアに対応するコ−
    ド情報の入力、もしくは選択で検出することを特徴とす
    る請求項1に記載のテレビジョン受像機の画質改善回
    路。
  4. 【請求項4】前記視聴時間帯の情報は、クロック内蔵の
    カレンダ−機能で検出することを特徴とする請求項1に
    記載のテレビジョン受像機の画質改善回路。
  5. 【請求項5】前記照明状況の情報は、予め用意した複数
    の照明光源のうちの該当照明光源に対応するコ−ド情報
    の入力や選択、あるいは、色温度検出センサ、照度検出
    センサの出力信号により検出することを特徴とする請求
    項1に記載のテレビジョン受像機の画質改善回路。
  6. 【請求項6】画質改善効果の異なる複数種類の画質改善
    信号処理の取捨選択は、視聴環境情報と視聴者の指示コ
    マンドの双方で行うことが可能であり、取捨選択の優先
    権は後者が有し、後者の指示コマンドを検出した場合
    は、この時点より所定の時間期間内の時間帯ではこの指
    示コマンドに対応した画質改善信号処理を選択する機能
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至5に記載のテレ
    ビジョン受像機の画質改善回路。
  7. 【請求項7】送信側ガンマ補正された画像信号をリニア
    な画像信号に変換する逆ガンマ補正信号処理の手段と、
    フィ−ルド画像を補間処理でフレ−ム画像に変換する走
    査変換信号処理の手段と、入出力特性がリニア特性の画
    像表示部にフレ−ム画像を表示する手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1乃至6に記載のテレビジョン受像
    機の画質改善回路。
  8. 【請求項8】前記逆ガンマ補正信号処理の手段は、画像
    表示部の直前に配置することを特徴とする請求項7に記
    載のテレビジョン受像機の画質改善回路。
  9. 【請求項9】前記逆ガンマ補正信号処理の手段は、走査
    変換信号処理の手段の後と画質改善信号処理の手段の前
    との間に配置することを特徴とする請求項7に記載のテ
    レビジョン受像機の画質改善回路。
  10. 【請求項10】請求項7項に記載の逆ガンマ補正信号処
    理の手段は、走査変換信号処理の手段と画質改善信号処
    理の手段の前に配置し、逆ガンマ補正信号処理の手段で
    変換したリニアな画像信号に対して、走査変換信号処理
    の手段と画質改善信号処理の手段による信号処理を行う
    ことを特徴とするテレビジョン受像機の画質改善方法お
    よび回路。
  11. 【請求項11】音響効果の異なる複数種類の音響改善信
    号処理の手段を備え、視聴環境情報の画像ジャンルの情
    報で上記複数種類の音響改善信号処理の1つを取捨選択
    し、画像のジャンルに適合した音作りを行う機能を有す
    ることを特徴とする請求項1乃至10に記載のテレビジ
    ョン受像機の画質改善回路。
  12. 【請求項12】音響効果の異なる複数種類の音響改善信
    号処理の取捨選択は、視聴環境情報の画像ジャンルの情
    報と視聴者の指示コマンドの双方で行うことが可能であ
    り、取捨選択の優先権は後者が有し、後者の指示コマン
    ドを検出した場合は、この時点より所定の時間期間内の
    時間帯ではこの指示コマンドに対応した音響改善信号処
    理を選択する機能を備えたことを特徴とする請求項11
    に記載のテレビジョン受像機の画質改善回路。
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