JPH10103198A - エンジンの手始動回転装置 - Google Patents

エンジンの手始動回転装置

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JPH10103198A
JPH10103198A JP25566196A JP25566196A JPH10103198A JP H10103198 A JPH10103198 A JP H10103198A JP 25566196 A JP25566196 A JP 25566196A JP 25566196 A JP25566196 A JP 25566196A JP H10103198 A JPH10103198 A JP H10103198A
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタート軸が逆転しても手始動操作ハンドル
は逆転しないエンジンの手始動回転装置を提供する。 【解決手段】 スタート軸1の外端部2にハンドル係止
手段3を設け、当該外端部2に手始動操作ハンドル4を
着脱可能に装着し、上記手始動操作ハンドル4の被係止
部5にハンドル係止手段3を係合させ、手始動操作ハン
ドル4でスタート軸1を手動回転してエンジンを始動さ
せる。ハンドル係止手段3は、スタート軸径d内よりス
タート軸径d外に突出して上記被係止部5に係合する係
合部材10と、係合部材10をスタート軸径d内へ没入
させる付勢バネ15と、係合部材10を付勢バネ15に
抗してスタート軸径d外へ突出させる押出手段20とか
ら構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、手始動操作ハン
ドルによりスタート軸を手動回転させてエンジンを始動
させる手始動回転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの手始動回転装置としては、例
えば図3中の符号102〜105で示す従来例1、ある
いは、符号106で示す従来例2が知られている。ここ
で、図3はデコンプ装置と手始動回転装置とを備える横
型単気筒水冷式ディーゼルエンジンの平面図である。従
来例1は、ディーゼルエンジンEのクランク軸100と
スタート軸101とを伝動ギヤ100a・100bを介
して伝動連結し、スタート軸101の外端部102にハ
ンドル係止ピン103を突設し、当該外端部102に手
始動操作ハンドル104を着脱可能に装着し、上記手始
動操作ハンドル104の被係止凹部105にハンドル係
止ピン103を係合させて手始動操作ハンドル104で
スタート軸101を手動回転してエンジンを始動回転さ
せるように構成されている。
【0003】また、従来例2は、図3中の仮想線で示す
ように、フライホイル107の外端面に手始動操作ハン
ドル106を直立可能に収納し、手始動操作ハンドル1
06でフライホイル107を手動回転してエンジンを始
動回転させるように構成されている。また、上記ディー
ゼルエンジンEはデコンプ装置30を備え、このデコン
プ装置30は、操作レバー31で軸32を介してデコン
プ操作部33を揺動操作することにより、ロッカーアー
ム35と排気弁軸36とを介して排気弁37を開弁する
ように構成されている。即ち、デコンプ装置30は、圧
縮比の高いディーゼルエンジンEの燃焼室を減圧状態に
切り替え、軽い力でスタート軸101を始動回転可能に
し、エンジンの圧縮トップの手前でデコンプ操作を解除
することにより、エンジンを始動回転させるように構成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンが
始動爆発しない場合には、ピストンは次の圧縮トップを
越えられずクランク軸が逆転する。このとき、上記従来
例1及び従来例2では、逆転する手始動操作ハンドル1
04・106により手に怪我をする事がある。本発明は
このような事情を考慮してなされたもので、スタート軸
が逆転しても手始動操作ハンドルは逆転せず、上記不都
合を解消できるエンジンの手始動回転装置を提供するこ
とを技術課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するものとして、以下のように構成される。請求項1に
記載の発明は、スタート軸1の外端部2にハンドル係止
手段3を設け、当該外端部2に手始動操作ハンドル4を
着脱可能に装着し、上記手始動操作ハンドル4の被係止
部5にハンドル係止手段3を係合させ、当該手始動操作
ハンドル4でスタート軸1を手動回転してエンジンを始
動回転させるように構成した、エンジンの手始動回転装
置において、上記ハンドル係止手段3は、スタート軸径
d内よりスタート軸径d外に突出して上記手始動操作ハ
ンドル4の被係止部5に係合する係合部材10と、上記
係合部材10をスタート軸径d内へ没入させる付勢バネ
15と、上記係合部材10を付勢バネ15に抗してスタ
ート軸径d外へ突出させる押出手段20とから構成し
た、ことを特徴としている。ここで、スタート軸1と
は、手始動回転可能な回転軸を意味し、クランク軸と一
体の回転軸及びクランク軸と伝動手段を介して伝動連結
された回転軸を含む(以下同様)。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
したエンジンの手始動回転装置において、係合部材10
に押圧接当する押出用接当部材21とプッシュロッド2
2とにより押出手段20を構成し、スタート軸1の外端
側よりスタート軸線Zに沿ってプッシュロッド22を押
圧操作可能に構成した、ことを特徴としている。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
したエンジンの手始動回転装置において、係合部材10
は、その中間部を揺動支軸14で枢支し、その突出側に
係止爪11を、その没入部のバネ付勢側にバネ受け部1
2を、その没入部のバネ受け部12の反対側に円弧状の
接当摺動面13を、それぞれ設けて成り、上記係合部材
10のバネ受け部12をスタート軸線Zに沿って付勢バ
ネ15で付勢するとともに、上記付勢バネ15に抗して
接当摺動面13を押出用接当部材21で押圧するように
構成した、ことを特徴としている。
【0008】また、請求項4に記載の発明は、請求項2
に記載したエンジンの手始動回転装置において、係合部
材10は、スタート軸線Zと直交する方向へ進退自在に
設け、その没入部に押圧接当部材21が接当する傾斜摺
動面13bを設けて成り、この係合部材10をスタート
軸線Zと直交する方向へ付勢バネ15bで没入付勢する
とともに、上記付勢バネ15bに抗して傾斜摺動面13
bを押出用接当部材21で押圧するように構成した、こ
とを特徴としている。
【0009】
【発明の作用・効果】請求項1に記載の発明では、ハン
ドル係止手段3を、スタート軸径d内よりスタート軸径
d外に突出して手始動操作ハンドル4の被係止部5に係
合する係合部材10と、上記係合部材10をスタート軸
径d内へ没入させる付勢バネ15と、上記係合部材10
を付勢バネ15に抗してスタート軸径d外へ突出させる
押出手段20とから構成したので、以下のような作用・
効果を奏する。
【0010】先ず、手始動操作ハンドル4をスタート軸
1の外端部2に装着してから、押出手段20により係合
部材10を付勢バネ15に抗してスタート軸径d外へ突
出させ、手始動操作ハンドル4の被係止部5に当該係合
部材10を係合させて、手始動操作ハンドル4を回転す
る。この状態では上記被係止部5と係合部材10との係
止状態が維持される。
【0011】一方、前記デコンプ装置により燃焼室を減
圧状態に切り替え、手始動操作ハンドル4を勢い良く回
転し、エンジンの圧縮トップの手前でデコンプ操作を解
除することにより、ピストンは最初の圧縮トップを越え
る。この最初の圧縮トップで始動爆発すれば、エンジン
は始動回転する。また、最初の圧縮トップを越えること
により、ピストンの反動でスタート軸1の回転速度が一
瞬速まり、手始動操作ハンドル4の被係止部5と係合部
材10とが離間して係止状態が解かれる。このとき付勢
バネ15の付勢力により係合部材10がスタート軸径d
内へ没入する。
【0012】最初の圧縮トップで始動爆発しない場合に
は、ピストンは次の圧縮トップを越えることができない
ため、その反動でスタート軸が逆転するが、請求項1に
記載の発明では、上記のように最初の圧縮トップを越え
ることにより、手始動操作ハンドル4の被係止部5と係
合部材10との係止状態が解かれるので、スタート軸が
逆転しても手始動操作ハンドルは逆転せず、手に怪我を
する虞れはない。
【0013】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載したエンジンの手始動回転装置において、例え
ば図1に示すように、係合部材10に押圧接当する押出
用接当部材21とプッシュロッド22とにより押出手段
20を構成し、スタート軸1の外端側よりスタート軸線
Zに沿ってプッシュロッド22を押圧操作可能に構成し
たことから、手始動操作ハンドル4をスタート軸1の外
端部2に装着する際に、プッシュロッド22により係合
部材10をスタート軸径d外へ突出させることができ
る。これにより、スタート軸1に設けた係合部材10を
手始動操作ハンドル4の被係止部5に確実に係合させる
ことができる。
【0014】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載したエンジンの手始動回転装置において、例えば図1
に示すように、係合部材10の中間部を揺動支軸14で
枢支し、係合部材10の突出側に係止爪11を設けたこ
とから、この係止爪11と手始動操作ハンドル4の被係
止部5との係止が容易になる。また、係合部材10の没
入部のバネ付勢側にバネ受け部12を、その反対側に円
弧状の接当摺動面13を、それぞれ設け、この係合部材
10のバネ受け部12をスタート軸線Zに沿って付勢バ
ネ15で付勢するとともに、上記付勢バネ15に抗して
接当摺動面13を押出用接当部材21で押圧するように
構成し、付勢バネ15と押出手段20とをスタート軸線
Zに沿って配置したことから、これらをスタート軸1の
外端部2にコンパクトに収納することができる。
【0015】請求項4に記載の発明では、請求項2に記
載したエンジンの手始動回転装置において、例えば図2
に示すように、係合部材10をスタート軸線Zと直交す
る方向へ進退自在に設け、この係合部材10をスタート
軸線Zと直交する方向へ付勢バネ15bで没入付勢する
とともに、上記付勢バネ15bに抗して傾斜摺動面13
bを押出用接当部材21で押圧するように構成したこと
から、図1に示すものと比較して、係合部材10の没入
用接当部材16及びガイドロッド17を省略してハンド
ル係止手段3を一層コンパクトに収納することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面に基
づいてさらに詳しく説明する。図1は本発明の第1の実
施形態に係るエンジンの手始動回転装置を示し、図1
(A)はその手動回転操作前の横断平面図、図1(B)
はその手動回転操作時の横断平面図、図1(C)は図1
(B)中のC−C線矢視縦断正面図、図1(D)は図1
(B)及び図1(C)における係止爪の係止状態を示す
右側面図である。
【0017】この手始動回転装置は、図1に示すよう
に、従来例1と同様の基本構成を備える。即ち、スター
ト軸1の外端部2にハンドル係止手段3を設け、当該外
端部2に手始動操作ハンドル4を着脱可能に装着し、上
記手始動操作ハンドル4のスリット状の被係止部5にハ
ンドル係止手段3を係合させ、当該手始動操作ハンドル
4でスタート軸1を手動回転してエンジンを始動回転さ
せるように構成されている。
【0018】以下、本発明に係る手始動回転装置の特徴
構成について説明する。上記ハンドル係止手段3は、図
1に示すように、スタート軸径d内よりスタート軸径d
外に突出して手始動操作ハンドル4の被係止部5に係合
する左右一対の係合部材10・10と、一対の係合部材
10・10を没入用接当部材16及びガイドロッド17
を介してスタート軸径d内へ同時に没入させる単一の付
勢バネ15と、一対の係合部材10・10を付勢バネ1
5に抗してスタート軸径d外へ突出させる押出手段20
とから構成されている。
【0019】各係合部材10は、その中間部を揺動支軸
14で枢支し、その突出側に係止爪11を、その没入部
のバネ付勢側にバネ受け部12を、その没入部のバネ受
け部12の反対側に円弧状の接当摺動面13を、それぞ
れ設けて成る。図1(A)に示すように、一対の係合部
材10・10は、バネ受け部12・12を没入用接当部
材16及びガイドロッド17を介してスタート軸線Zに
沿って付勢バネ15で付勢することにより、スタート軸
径d内へ同時に没入し、上記付勢バネ15に抗して円弧
状の接当摺動面13を押出手段20を構成する押出用接
当部材21で押圧することにより、スタート軸径d外へ
同時に突出するように構成されている。上記のように係
合部材10の突出側に係止爪11を設けたことから、こ
の係止爪11と手始動操作ハンドル4の被係止部5との
係止が確実になる。
【0020】上記付勢バネ15は、スタート軸1の外端
部2の中央部にあけたバネ装着孔18a内に装着されて
いる。また、バネ装着孔18aの奥内部のスタート軸線
Z上にガイド孔18bがあけられ、上記没入用接当部材
16はガイドロッド17の先端に固着され、上記付勢バ
ネ15により弾発付勢されている。また、上記押出手段
20は、円弧状の接当摺動面13に押圧接当する押出用
接当部材21とその内端部が押出用接当部材21に固着
されたプッシュロッド22とにより構成され、プッシュ
ロッド22は、スタート軸1の外端側よりスタート軸線
Zに沿って押圧操作可能に構成されている。
【0021】図1(B)〜図1(C)に示すように、上
記没入用接当部材16と押出用接当部材21とは、一対
の連結部23・23を介して一体に構成されている。つ
まり、プッシュロッド22、押出用接当部材21、連結
部23、没入用接当部材16、及びガイドロッド17
は、スタート軸線Zに沿って一体に進退可能に構成され
ている。また、プッシュロッド22を押圧操作して上記
係合部材10の係止爪11がスタート軸径d外へ突出し
た状態では、上記係合部材10の没入部は、図1(C)
に示すように、一対の連結部23・23の離間スペース
内に収納される。
【0022】このように、付勢バネ15と、没入用接当
部材16及びガイドロッド17と、押出手段20とをス
タート軸線Zに沿って配置することにより、これらをス
タート軸の外端部2にコンパクトに収納することができ
る。また、スタート軸1の外端側よりスタート軸線Zに
沿ってプッシュロッド22を押圧操作可能に構成したの
で、手始動操作ハンドル4をスタート軸1の外端部2に
装着する際に、プッシュロッド22により係合部材10
をスタート軸径d外へ突出させることができる。これに
より、スタート軸に設けた係合部材10を手始動操作ハ
ンドル4の被係止部5に容易に係合させることができ
る。
【0023】以下、上記手始動回転装置の操作について
説明する。先ず、手始動操作ハンドル4をスタート軸1
の外端部2に装着する。そして図1(B)に示すよう
に、プッシュロッド22を押して係合部材10を付勢バ
ネ15に抗してスタート軸径d外へ突出させ、手始動操
作ハンドル4の被係止部5に当該係合部材10を係合さ
せる。次いで手始動操作ハンドル4を回転する。この状
態では上記被係止部5と係合部材10との係止状態が維
持される。
【0024】一方、前記デコンプ装置により燃焼室を減
圧状態にし、手始動操作ハンドル4を勢い良く回転する
とともに、エンジンの圧縮トップの手前でデコンプ操作
を解除することにより、ピストンは最初の圧縮トップを
越える。最初の圧縮トップを越えることにより、ピスト
ンの反動でスタート軸1の回転速度が一瞬速まり、手始
動操作ハンドル4の被係止部5と係合部材10とが離間
して係止爪による係止状態が解かれる。このとき付勢バ
ネ15の付勢力により係合部材10がスタート軸径d内
へ没入する。
【0025】最初の圧縮トップで始動爆発すればエンジ
ンは始動回転する。最初の圧縮トップで始動爆発しない
場合には、ピストンは次の圧縮トップを越えることがで
きないため、その反動でクランク軸及びスタート軸が逆
転するが、上記のように最初の圧縮トップを越えること
により、手始動操作ハンドル4の被係止部5と係合部材
10との係止状態が解かれるので、スタート軸が逆転し
ても手始動操作ハンドルは逆転せず、手に怪我をする虞
れはない。
【0026】図2は本発明の第2実施形態に係るエンジ
ンの手始動回転装置を示し、図2(A)はその手動回転
操作前の横断平面図、図2(B)はその手動回転操作時
の横断平面図、図2(C)は図2(B)中のC−C線矢
視縦断正面図である。
【0027】この手始動回転装置は、図2に示すよう
に、係合部材10をスタート軸線Zと直交する方向へ進
退自在に設け、この係合部材10の没入部の外端側に押
出用接当部材21が接当する傾斜摺動面13bを設け、
この係合部材10をスタート軸線Zと直交する方向へ直
接付勢バネ15bで没入付勢するとともに、上記付勢バ
ネ15bに抗して傾斜摺動面13bを前記押出手段20
で押圧するように構成されている。
【0028】この第2実施形態に係る手始動回転装置に
よれば、前記第1実施形態に係る手始動回転装置と同様
に、スタート軸が逆転しても手始動操作ハンドルは逆転
せず、手に怪我をする虞れはない。また、図1に示すも
のと比較して、係合部材10の没入用接当部材16及び
ガイドロッド17を省略してハンドル係止手段をスター
ト軸の外端部にコンパクトに収納することができる。
【0029】なお、本発明は上記実施形態に限るもので
はなく、係合部材は必ずしも左右一対を必要としない。
また、係合部材や手始動操作ハンドルの被係止部の形態
についても、適宜変更を加えて実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るエンジンの手始
動回転装置を示し、図1(A)はその手動回転操作前の
横断平面図、図1(B)はその手動回転操作時の横断平
面図、図1(C)は図1(B)中のC−C線矢視縦断正
面図、図1(D)は図1(B)及び図1(C)における
係止状態を示す右側面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係るエンジンの手始
動回転装置を示し、図2(A)はその手動回転操作前の
横断平面図、図2(B)はその手動回転操作時の横断平
面図、図2(C)は図2(B)中のC−C線矢視縦断正
面図である。
【図3】従来例に係る手始動回転装置とデコンプ装置を
備える横型単気筒水冷式ディーゼルエンジンの平面図で
ある。
【符号の説明】
1…スタート軸、2…スタート軸の外端部、3…ハンド
ル係止手段、4…手始動操作ハンドル、5…手始動操作
ハンドルの被係止部、10…係合部材、11…係止爪、
12…バネ受け部、13…接当摺動面、13b…傾斜摺
動面、14…揺動支軸、15・15b…付勢バネ、20
…押出手段、21…押出用接当部材、22…プッシュロ
ッド、d…スタート軸径、E…エンジン、Z…スタート
軸線。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタート軸(1)の外端部(2)にハン
    ドル係止手段(3)を設け、当該外端部(2)に手始動
    操作ハンドル(4)を着脱可能に装着し、上記手始動操
    作ハンドル(4)の被係止部(5)にハンドル係止手段
    (3)を係合させ、当該手始動操作ハンドル(4)でス
    タート軸(1)を手動回転してエンジンを始動回転させ
    るように構成した、エンジンの手始動回転装置におい
    て、 上記ハンドル係止手段(3)は、スタート軸径(d)内
    よりスタート軸径(d)外に突出して上記手始動操作ハ
    ンドル(4)の被係止部(5)に係合する係合部材(1
    0)と、上記係合部材(10)をスタート軸径(d)内
    へ没入させる付勢バネ(15)と、上記係合部材(1
    0)を付勢バネ(15)に抗してスタート軸径(d)外
    へ突出させる押出手段(20)とから構成した、ことを
    特徴とするエンジンの手始動回転装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したエンジンの手始動回
    転装置において、 上記係合部材(10)に押圧接当する押出用接当部材
    (21)とプッシュロッド(22)とにより上記押出手
    段(20)を構成し、スタート軸(1)の外端側よりス
    タート軸線(Z)に沿ってプッシュロッド(22)を押
    圧操作可能に構成した、ことを特徴とするエンジンの手
    始動回転装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載したエンジンの手始動回
    転装置において、 上記係合部材(10)は、その中間部を揺動支軸(1
    4)で枢支し、その突出側に係止爪(11)を、その没
    入部のバネ付勢側にバネ受け部(12)を、その没入部
    のバネ受け部(12)の反対側に円弧状の接当摺動面
    (13)を、それぞれ設けて成り、 上記係合部材(10)のバネ受け部(12)をスタート
    軸線(Z)に沿って付勢バネ(15)で付勢するととも
    に、上記付勢バネ(15)に抗して接当摺動面(13)
    を押出用接当部材(21)で押圧するように構成した、
    ことを特徴とするエンジンの手始動回転装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載したエンジンの手始動回
    転装置において、 上記係合部材(10)は、スタート軸線(Z)と直交す
    る方向へ進退自在に設け、その没入部に押出用接当部材
    (21)が接当する傾斜摺動面(13b)を設けて成
    り、 この係合部材(10)をスタート軸線(Z)と直交する
    方向へ付勢バネ(15b)で没入付勢するとともに、上
    記付勢バネ(15b)に抗して傾斜摺動面(13b)を
    押出用接当部材(21)で押圧するように構成した、こ
    とを特徴とするエンジンの手始動回転装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100365270C (zh) * 2004-11-18 2008-01-30 牛刚学 内燃机手柄起动无反转装置

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