JPH10103002A - 軸流流体機械用翼 - Google Patents

軸流流体機械用翼

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JPH10103002A
JPH10103002A JP8259681A JP25968196A JPH10103002A JP H10103002 A JPH10103002 A JP H10103002A JP 8259681 A JP8259681 A JP 8259681A JP 25968196 A JP25968196 A JP 25968196A JP H10103002 A JPH10103002 A JP H10103002A
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wing
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tip
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Takashi Sasaki
隆 佐々木
Sakae Kawasaki
榮 川崎
Kenichi Okuno
研一 奥野
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Toshiba Corp
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Priority to DE69711793T priority patent/DE69711793T2/de
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    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/12Blades
    • F01D5/14Form or construction
    • F01D5/141Shape, i.e. outer, aerodynamic form
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/26Rotors specially for elastic fluids
    • F04D29/32Rotors specially for elastic fluids for axial flow pumps
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
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    • F04D29/26Rotors specially for elastic fluids
    • F04D29/32Rotors specially for elastic fluids for axial flow pumps
    • F04D29/321Rotors specially for elastic fluids for axial flow pumps for axial flow compressors
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Abstract

(57)【要約】 【課題】背側馬蹄型渦および流路渦の成長を低く抑える
ことにより翼列効率の向上を図った軸流流体機械用翼を
提供する。 【解決手段】本発明に係る軸流流体機械用翼は、翼有効
部34aのルート部34bおよびチップ部34cの少な
くとも一方から上流側に向って延びる軸基線XA,XB
と、この軸基線XA ,XB の端部から上記翼有効部34
aの前縁34eに向って傾斜状に延びる軸線YA ,YB
とにより形成される突き出し翼部35a,35bを、上
記前縁34eに連続一体に設けるとともに、上記翼有効
部34aの最大翼厚みと上記突き出し翼部35a,35
bの最大翼厚みとを同一翼厚みに形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸流流体機械用翼
に係り、特に回転軸の軸方向に沿って配列される翼列が
作動流体通過の際、発生する二次流れ損失を低減し、そ
の翼列効率の向上を図った軸流流体機械用翼に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、流体機械には、軸流式、輻流
式、遠心式、容積式等多くの形式の原動機があるが、こ
の中で軸流式は高出力が得られるので、航空用あるいは
発電用の空気圧縮機、ガスタービン、蒸気タービン等の
超大型の原動機に使用されている。
【0003】軸流式の流体機械、例えば空気圧縮機は、
図14に示すように、ケーシング1に収容され、静翼
2、動翼3を組み合せた段落4を回転軸5の軸方向に沿
って配列し、入口6で吸い込んだ大気7を静翼2で圧縮
化し、その高圧空気を動翼3を経て次の段落4に案内
し、ここでも静翼2によりさらに圧縮化し、このように
して最終、所定圧力の高圧空気8にして出口9からガス
タービン(図示せず)に供給するようになっている。
【0004】また、軸流式の流体機械、例えば蒸気ター
ビンは、図15に示すように、ケーシング10に収容さ
れ、ダイヤフラム外輪11、ダイヤフラム内輪12に挟
まれた静翼13と回転軸15のディスク16に植設され
た動翼14とを組み合せた段落17を、回転軸15の軸
方向に沿って配列し、蒸気18を静翼14で膨張させ、
その膨張力を動翼14に与えて回転させて回転動力を取
り出すようになっている。なお、蒸気18が段落17を
通過する際の漏れ蒸気は、ダイヤフラム内輪12に植設
するラビリンス19により封止される。
【0005】ところで、軸流式の空気圧縮機において、
高圧空気8が静翼2、動翼3を通過するとき、あるいは
軸流式の蒸気タービンにおいて、蒸気18が、静翼1
3、動翼14を通過するとき、いずれも種々の損失が出
ており、これらの損失が翼列損失として翼列効率を低下
させる原因になっている。
【0006】翼列損失には、翼型の形状そのものに起因
して発生する翼型損失、翼頂部との流路壁との隙間から
発生する隙間漏洩損失、流路の内周壁と外周壁との存在
により発生する壁面損失等がある。この中でも、壁面損
失は、翼列効率を低下させる大きなウエイトを占めてい
る。
【0007】壁面損失の主因には、翼列内に発生する二
次流れに伴う渦と、この渦により引き起こされる流路壁
の境界層剥離とがあり、二次流れに伴う渦および境界層
剥離の典型的な例は、軸流式の空気圧縮機および蒸気タ
ービンともに共通しており、翼列間を通過する主流(空
気圧縮機の場合、空気が作動流体であり、また蒸気ター
ビンの場合、蒸気が作動流体であるが、いずれの作動流
体も以下主流と記す)の挙動により二次流れを引き起さ
れることが知られている。
【0008】二次流れとは、主流が翼列間を通過する
際、翼長中間部側で主流が翼形状に沿って流れるのに対
し、翼頂部側および翼根元部側で主流が翼高中間部側で
流れる主流に交差する方向に流れることを言うが、翼と
隣りの翼との間の圧力差が原因になって生じる。
【0009】主流が二次流れになる場合、渦を伴うが、
この渦は、図16に示すように発生し、やがて成長す
る。すなわち、入口境界層20a1 ,20b1 を伴った
主流20a,20bが翼21a,21b間の流路22
a,22bに流入するとき、前縁23a,23bに衝突
して渦24a,24bが発生する。
【0010】渦24a,24bは腹側馬蹄型渦24
1 ,24b1 、背側馬蹄型渦24a2,24b2 とに
分かれる。背側馬蹄型渦24a2 ,24b2 は負圧にな
っている翼21a,21bの背側25a,25bに沿っ
て流れる間に流路22a,22bの境界層を巻き込んで
次第に成長しながら後縁26a,26bに流れる。
【0011】一方、腹側馬蹄型渦24a1 ,24b1
正圧になっている翼21a,21bの腹側27a,27
bと負圧になっている隣りの翼21b,21cの背側2
5b,25cとの圧力差により二次流れとともに隣りの
翼21b,21cの背側25b,25cに向って流れる
とき流路22a,22bの境界層を巻き込んで大きく成
長し、流路渦24a3 ,24b3 となってやがて背側馬
蹄型渦24a2 ,24b2 と合流する。
【0012】このように、主流20a,20bの翼21
a,21bの前縁23a,23bでの衝突により発生す
る渦24a,24bは、腹側馬蹄型渦24a1 ,24b
1 と背側馬蹄型渦24a2 ,24b2 に分かれ、腹側馬
蹄型渦24a1 ,24b1 が大きく成長して流路渦24
3 ,24b3 となり、また背側馬蹄型渦24a2 ,2
4b2 が背側25a,25bに沿って流れる間に大きく
成長することを、総称して二次流れ渦と称している。
【0013】この二次流れ渦は、流路22a,22bの
壁面近くを通過する主流20a,20bの流線を示し、
翼21a,21bの翼列効率を低下させる大きな原因に
なっている。このため、二次流れ渦を如何にして抑制す
るかが求められている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】二次流れ渦を抑制する
一手法として、例えば特公昭56−19446号公報が
既に公表されている。この技術は、図17に示すよう
に、翼有効部28の前縁29に、流路壁31から距離l
aに亘って突き出し翼部30を形成し、この横断面形状
を、図18に示すように、突き出し翼部腹側32aを翼
有効部腹側32bに一致させ、突き出し翼部背側33a
を翼有効部背側33bよりも膨出させたものである。な
お、図17で示した突き出し翼部30と流路壁31との
交点S10、突き出し翼部30と翼有効部28との交点S
20、交点S2 の流路壁31への投影点S30のそれぞれ
は、図16で示したS10,S20,S30のそれぞれと対応
させてある。
【0015】この技術では、翼有効部28の前縁29
に、流路壁31,31側に向って突き出し翼部30,3
0を形成し、かつ突き出し翼部30,30のコード長さ
を翼有効部のコード長さに対して増加させることによ
り、図19に示すように、翼コードcに沿って翼有効部
背側33bの圧力を突き出し翼部背側33aの圧力より
も高くして二次流渦のうち背側馬蹄型渦を低く抑えたも
のである。つまり、翼有効部背側33bから突き出し翼
部背側33aに押圧力を与え、背側馬蹄型渦の成長を抑
えたものである。
【0016】このように、図17で示した従来技術で
は、背側馬蹄型渦の成長を低く抑える点で優れた効果を
備えている反面、図19に示すように、翼有効部腹側3
2bおよび突き出し翼部腹側32aと、突き出し翼部背
側33bとの圧力差が従来よりもさらに高くなったた
め、一方の翼の腹側から他方の隣りの翼の背側に向う流
路渦の成長をさらに促すことになる。このため、図17
で示した従来技術では、腹側馬蹄型渦からやがて大きく
成長する流路渦の抑制ができず、翼列効率が高くならな
いという不具合があった。
【0017】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたもので、背側馬蹄型渦および流路渦の成長を低く抑
えることにより飛躍的な翼列効率の向上を図った軸流流
体機械用翼を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る軸流流体機
械用翼は、上記目的を達成するために、請求項1に記載
したように、翼有効部のルート部およびチップ部の少な
くとも一方から上流側に向って延びる軸基線と、この軸
基線の端部から上記翼有効部の前縁に向って傾斜状に延
びる軸線とにより形成される突き出し翼部を、上記前縁
に連続一体に設けるとともに、上記翼有効部の最大翼厚
みと上記突き出し翼部の最大翼厚みとを同一翼厚みに形
成したものである。
【0019】本発明に係る軸流流体機械用翼は、上記目
的を達成するために、請求項2に記載したように、翼有
効部の前縁に向って傾斜状に延びる軸線は、翼有効部の
前縁に対する傾斜角度を15°〜45°の範囲に設定し
たものである。
【0020】本発明に係る軸流流体機械用翼は、上記目
的を達成するために、請求項3に記載したように、翼有
効部の前縁に向って傾斜状に延びる軸線の高さは、翼有
効部の全翼長に対して1/6〜2/6の範囲に設定した
ものである。
【0021】本発明に係る軸流流体機械用翼は、上記目
的を達成するために、請求項4に記載したように、翼有
効部のルート部およびチップ部の少なくとも一方から上
流側に延びる軸基線と、この軸基線の端部から上記翼有
効部の前縁に向って傾斜状に延びる軸基線とにより形成
される突き出し翼部を上記前縁に連続一体に設ける一
方、上記翼有効部のルート部およびチップ部の少なくと
も一方から下流側に延びる軸基線と、この軸基線の端部
から上記翼有効部の後縁に向って傾斜状に延びる軸線と
により形成される突き出し翼部を、上記後縁に連続一体
に設けるとともに、上記翼有効部の最大翼厚みと上記前
縁に設けた突き出し翼部および上記後縁に設けた突き出
し翼部のそれぞれの最大翼厚みとを同一翼厚みに形成し
たものである。
【0022】本発明に係る軸流流体機械用翼は、上記目
的を達成するために、請求項5に記載したように、翼有
効部の後縁に向って傾斜状に延びる軸線は、翼有効部の
後縁に対する傾斜角度を15°〜45°の範囲に設定し
たものである。
【0023】本発明に係る軸流流体機械用翼は、上記目
的を達成するために、請求項6に記載したように、翼有
効部の後縁に向って傾斜状に延びる軸線の高さは、翼有
効部の全翼長に対して1/6〜2/6の範囲に設定した
ものである。
【0024】本発明に係る軸流流体機械用翼は、上記目
的を達成するために、請求項7に記載したように、翼有
効部に区分けされたルート翼部、中間翼部、チップ翼部
を連続一体に形成し、ルート翼部の横断面中心を通る軸
線およびチップ翼部の横断面中心を通る軸線のそれぞれ
が、上記中間翼部の横断面中心を通る軸線に対して、上
流側に向って傾斜状に形成するとともに、上記ルート翼
部およびチップ翼部のそれぞれの最大翼厚みと上記中間
翼部の最大翼厚みとを同一翼厚みに形成したものであ
る。
【0025】本発明に係る軸流流体機械用翼は、上記目
的を達成するために、請求項8に記載したように、ルー
ト翼部の横断面中心を通る軸線およびチップ翼部の横断
面中心を通る軸線のそれぞれは、中間翼部の横断面中心
を通る軸線に対する傾斜角度を15°〜45°の範囲に
設定したものである。
【0026】本発明に係る軸流流体機械用翼は、上記目
的を達成するために、請求項9に記載したように、ルー
ト翼部の横断面中心を通る軸線の高さおよびチップ翼部
の横断面中心を通る軸線の高さのそれぞれは、翼有効部
の全翼長に対して1/6〜2/6の範囲に設定したもの
である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る軸流流体機械
用翼の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0028】図1は、本発明に係る軸流流体機械用翼
を、軸流空気圧縮機および軸流蒸気タービンに適用する
実施形態を概略的に示す斜視図である。なお、図1で示
すプロファイル(翼型)は、軸流空気圧縮機用翼を一例
としたものである。
【0029】翼34は、回転軸方向線X1 を基準にスタ
ッガー角(食い違い角)ξでずらしたスタッガー線X2
(翼前縁と翼後縁とを結ぶ線)に沿って主流Fに向って
前進させ、かつルート部34b(翼根元)からチップ3
4c(翼頂部)に向って仮想破線で示す基準翼素34d
を積み重ねたプロファイルに形成されている。
【0030】また、この翼34には、基準翼素34dを
スタッガー線X2 上に積み重ね、かつスタッガー線X2
が半径方向(翼長方向)に向ってその角度を変化させた
翼有効部34aを備えており、この翼有効部34aに連
続一体に接続される突き出し翼部35a,35bがそれ
ぞれ設けられる。
【0031】突き出し翼部35a,35bは、翼有効部
34aのルート部34bおよびチップ部34cのそれぞ
れから主流F側に向って延びる軸基線XA ,XB と軸基
線XA ,XB の端部から翼有効部34aの前縁34eに
接続する弧状の湾曲面を備えた軸線YA ,YB とにより
形成される。
【0032】また、突き出し翼部35a,35bは、軸
線YA ,YB と翼有効部34aの前縁34eとの交点Z
A ,ZB をフィレット状(小曲率円弧)に形成して接続
するようになっている。
【0033】また、翼有効部34aの前縁34eから連
続一体に膨出する突き出し翼部35a,35bの横断面
と、翼有効部34aだけの横断面とは、図2に示すよう
に、主流Fの流入角が突き出し翼部35a,35bおよ
び翼有効部34aのそれぞれに対して同一となるよう突
き出し翼部35a,35bのキャンバー線CL1 と翼有
効部34aのキャンバー線CL2 とをずらし、翼有効部
34aの最大翼厚みW2 で互いに一致させるように形成
されている。このため、突き出し翼部35a,35bの
最大翼厚みW1 と翼有効部34aの最大翼厚みW2 とは
ずれるようになっている。なお、翼有効部34aの最大
翼厚みW2 で、それぞれのキャンバー線CL1 ,CL2
を一致させた突き出し翼部35a,35bおよび翼有効
部34aの横断面形状は、後縁34fに向って腹側36
aの輪郭線36bと背側37aの輪郭線37bとを一致
させている。
【0034】一方、突き出し翼部35a,35bの軸線
A ,YB は、翼有効部34aの前縁34eに対して、
それぞれ傾斜角度Λh ,Λc だけずれるように形成され
ている。また、突き出し翼部35a,35bの傾斜した
軸線YA ,YB は、翼有効部34aの全翼長L0 に対し
てそれぞれ高さLh ,Lc になるよう形成されている。
【0035】軸線YA ,YB の傾斜角度Λh ,Λc は、
ともに次式の範囲に設定される。
【0036】
【数1】15°≦Λh ,Λc ≦45° 軸線YA ,YB の傾斜角度Λh ,Λc のそれぞれの範囲
は、主流Fの失速を充分に考慮して設定したものであ
る。
【0037】一般に、主流Fは、図2に示すように、座
標軸Xに対し、翼入口角βの翼入口線F1 (キャンバー
線CL1 ,CL2 の接線)と一致させることが理想であ
るが、実際には座標軸Xに対し、流入角σで翼列に流入
することが多い。この場合、翼入口角βと流入角σとの
差をインシデンスi(抑え角)と称し、このインシデン
スiが腹側36aに向って失速を起こすことを正の失速
という。
【0038】主流Fが、正の失速を起こすか否かはひと
えにインシデンスiの大小にかかわってくる。このた
め、インシデンスi、直接的には流入角σを予め実験で
求めておき、実験で求めた流入角σが図4に示すよう
に、翼列損失特性Lの最小値ωmin の交点Mから翼列損
失値2ωmin の交点Nまでの正の失速マージン範囲内に
あれば正の失速の危険性を避けることができる。
【0039】このように、軸線YA ,YB の傾斜角度Λ
h ,Λc のそれぞれは、主流Fの失速の危険性を確実に
避けるため、図4に示す正の失速マージン範囲内に収ま
るよう15°〜45°の範囲に設定したものである。し
たがって、この範囲を逸脱すると失速のおそれがある。
【0040】また、軸線YA ,YB のそれぞれの高さL
h ,Lc は、翼有効部34aの全翼長L0 に対して、次
式の範囲内に設定される。
【0041】
【数2】1/6=Lh /L0 ,Lc /L0 ≦2/6 この関係式は、軸線YA ,YB のそれぞれの傾斜角度Λ
h ,Λc が主流Fの失速の危険性を確実に避けるため
に、正の失速マージン範囲内に収まるように設定した1
5°〜45°の範囲との関係から設定したものである。
この範囲を逸脱すると失速のおそれがある。
【0042】ちなみに、軸線YA ,YB のそれぞれの傾
斜角度Λh ,Λc を15°〜45°に設定し、突き出し
翼35a,35bのそれぞれの翼長比Lh /L0 ,Lc
/L0 を上式の範囲に設定した場合、突き出し翼部35
a,35bが存在しない場合の従来の翼列損失値1.0
を基準に比較すると、図5に示すように、突き出し翼部
35a,35bのそれぞれの翼長比Lh /L0 ,Lc
0 の範囲1/6〜2/6は、ともに従来比較基準値
1.0よりも低くなっていることが実験により確認さ
れ、好結果を得ている。
【0043】次に作用を説明する。
【0044】主流Fが圧力(静圧)P0 で翼列に流入す
る場合、翼列間の流路は有限になっているため、その速
度を増し、圧力P0 は低くなる。このため、翼有効部3
4aの翼長中心線X3 に沿って流れる主流Fの圧力分布
特性PA と、突き出し翼部35a,35bのそれぞれの
翼長中心線X4 ,X4 に沿って流れる主流Fの圧力分布
特性PB は、図3の実線と破線で示すように、翼列最小
通路部の圧力P1 まで低下し、この圧力P1 から後縁3
4fに向って徐々に圧力が回復するようになっている。
この場合、主流Fは先に突き出し翼部35a,35bの
それぞれの点S1 ,S1 に流入し、後に翼有効部34a
の点S2 に流入するから、前縁34eの線上の点S2
点S3 ,S3 との間に圧力差が出るようになり、この圧
力差により押圧力PFが発生する。この押圧力PFは、
翼有効部34aの翼長中心線X3からルート部34bお
よびチップ部34cに向って作用するので、図14に示
す背側馬蹄型渦25a,25bを抑制することができ
る。なお、図3中、突き出し翼部35a,35bのそれ
ぞれの翼長中心線X4 ,X4 および翼有効部34aの翼
長中心線X3 を通過する主流Fは、圧力P1 を過ぎると
圧力が回復し、後縁34fの点S4 ,S5 ,S5 で再び
一致するようになる。
【0045】また、本実施形態は、図2に示すように、
翼有効部34aの最大翼厚みW2 と突き出し翼部35
a,35bのそれぞれの最大翼厚みW1 とを一致させる
ことにより一方の翼の腹側と他方の隣りの翼の背側との
圧力差を、図17で示した従来技術の圧力差[S10(S
20)−S30]よりも低くなるように形成しているので、
一方の翼の腹側から他方の翼の背側に向って腹側馬蹄型
渦から成長した流路渦が流れてきても、上述の押圧力P
Fにより低く抑えることができる。
【0046】このように、本実施形態では、基準翼素3
4dをスタッガー線X2 上に沿って積み重ね、かつ主流
F側に向って前進させて突き出し翼部35a,35bと
翼有効部34aとを備えた翼34に形成し、翼有効部3
4aの中心からルート部34bおよびチップ部34cに
向う押圧力PFを発生させたので、背側馬蹄型渦を抑制
することができる。
【0047】また、本実施形態では、突き出し翼部35
a,35bと翼有効部34aとの最大翼厚みW1 ,W2
を互いに一致させることにより一方の翼の腹側と他方の
隣りの翼の背側との圧力差を従来よりも低くしているの
で、一方の翼の腹側から他方の隣りの翼の背側に向う流
路渦を、上述押圧力PFで低く抑えることができる。
【0048】また、突き出し翼部35a,35bのそれ
ぞれの軸線YA ,YB の傾斜角度Λh ,Λc および軸線
A ,YB のそれぞれの高さLh ,Lc を、主流が失速
しない範囲に設定しているので、部分負荷運転のように
主流Fの流量が比較的少なくなっても安全な運転を継続
して行なうことができる。
【0049】図6は、本発明に係る軸流流体機械用翼の
第1実施形態における第1実施例を示す説明図である。
【0050】図6に示された実施例は、軸流蒸気タービ
ン翼に適用したものであるが、翼厚みが第1実施形態と
相違するだけで他の構成は実質的に異ならないので同一
符号を付して説明を省略する。
【0051】本実施例も翼有効部34aの翼長中心線X
3 からルート部34bおよびチップ部34cに向って押
圧力PFを発生させることができるので、第1実施形態
と同様に背側馬蹄型渦を抑制することができる。
【0052】また、本実施例も、翼有効部34aの最大
翼厚みW2 と突き出し翼部35a,35bのそれぞれの
最大翼厚みW1 とを互いに一致させているので、第1実
施形態と同様に流路渦を、上述押圧力PFで抑制するこ
とができる。
【0053】図7は、本発明に係る軸流流体機械用翼
を、軸流空気圧縮機および軸流蒸気タービンに適用する
第2実施形態を概略的に示す斜視図である。なお、図7
で示すプロファイルは、軸流空気圧縮機用翼を一例とし
たものである。また、第1実施形態の構成部品と同一部
分には同一符号を付し、その重複説明を省略し、異なる
点のみ説明する。
【0054】本実施形態は第1実施形態に係る突き出し
翼部35a,35bに加えて、主流Fの後流側に向って
翼有効部34aの後縁34fと連続一体に形成する突き
出し翼部38a,38bをそれぞれ設けたものである。
【0055】突き出し翼部38a,38bは、翼有効部
34aのルート部34bおよびチップ部34cのそれぞ
れから主流Fの後流側に向って延びる軸基線XA1,XB1
と軸基線XA1,XB1の端部から翼有効部34aの後縁3
4fに接続する弧状の湾曲面を備えた軸線YA1,YB1
により形成される。
【0056】また、突き出し翼部38a,38bは、軸
線YA1,YB1のそれぞれと翼有効部34aの後縁34f
との交点ZA1,ZB1をフィレット状に形成して接続する
ようになっている。
【0057】また、翼有効部34aの後縁34fから連
続一体に膨出する突き出し翼部38a,38bの横断面
と、翼有効部34aだけの横断面とは、図8に示すよう
に、主流Fの流入角が突き出し翼部35a,35bおよ
び翼有効部34aのそれぞれに対して同一となるよう突
き出し翼部35a,35bのキャンバー線CL1 と翼有
効部34aのキャンバー線CL2 とをずらし、翼有効部
34aの最大翼厚みW2 で互いに一致させるように形成
されている。このため、突き出し翼部35a,35bの
最大翼厚みW1 と翼有効部34aの最大翼厚みW2 とは
ずれるようになっている。なお、翼有効部34aの最大
翼厚みW2 で、一致させた突き出し翼部35a,35b
のキャンバー線CL1 と翼有効部34aのキャンバー線
CL2 とは、それぞれの後縁34f1 ,34f2 に向う
に従ってずれるようになっている。
【0058】一方、突き出し翼部38a,38bの軸線
A1,YB1のそれぞれは、翼有効部34aの後縁34f
に対して、それぞれの傾斜角度Λht,Λctだけずれるよ
うに形成されている。また、突き出し翼部38a,38
bの傾斜した軸線YA1,YB1のそれぞれは、翼有効部3
4aの全翼長L0 に対してそれぞれ高さLht,Lctにな
るよう形成されている。
【0059】傾斜角度Λht,Λctおよび高さLht,Lct
のそれぞれは次の式の範囲内に設定される。
【0060】
【数3】
【0061】傾斜角度Λht,Λctおよび高さLht,Lct
のそれぞれを上式の範囲内に設定した場合、翼有効部3
4aの翼長中心線X3 に沿って流れる主流Fの圧力分布
特性PA は、図9の破線で示すように、翼有効部34a
の点S21に圧力P0 で流入した主流Fが翼列最小通路に
至ると圧力P1 までより、その後、圧力が徐々に回復
し、後縁34fの点S41に至ると元の圧力P0 に回復す
るようになっている。
【0062】一方、突き出し翼部35a,35b,38
a,38bの翼長中心線X4 ,X4のそれぞれに沿って
流れる主流Fの圧力分布特性PB は、図9の実線で示す
ように、突き出し翼部35a,35bのそれぞれの点S
11,S11に圧力P0 で流入した主流Fが翼列最小通路に
至ると圧力P1 まで下がり、その後、圧力が回復し、突
き出し翼部38a,38bのそれぞれに至ると元の圧力
0 に回復するようになっている。この場合、点S21と
点S31,S31および点S41と点S51,S51とのそれぞれ
には圧力差が出ており、この圧力差が翼有効部34aの
中央から前縁34fのルート部34b、チップ部34c
および後縁34fのルート部34b、チップ部34cの
それぞれに向って、押圧力PF,PFとして与えられ
る。
【0063】このように、本実施形態では、前縁34e
側および後縁34f側のそれぞれに突き出し翼部35
a,35b,38a,38bを翼有効部34aに連続一
体に形成し、2重の押圧力PF,PFを翼有効部34a
の中央からルート部34bおよびチップ部34cのそれ
ぞれに発生させるようにしたので、翼の背側に沿って流
れる背側馬蹄型渦および一方の翼の腹側から他方の隣り
の翼の背側に向って流れる流路渦を確実に抑制すること
ができる。なお、本実施形態は、軸流空気圧縮機用翼を
一例にして説明したが、蒸気タービン用翼にも適用する
ことができる。
【0064】また、本実施形態では、翼有効部34aの
前縁34eにおけるルート部34bおよびチップ部34
cのそれぞれに突き出し翼部35a,35bを設ける一
方、後縁34fにおけるルート部34bおよびチップ部
34cのそれぞれにも突き出し翼部38a,38bを設
けることで説明したが、この実施形態に限らず、図10
に示すように、翼有効部34aの前縁34eにおけるル
ート部34b側に突き出し翼部35aを設けても良く、
また、図11に示すように、翼有効部34aの前縁34
eにおけるルート部34e側および後縁34fにおける
ルート部34b側のそれぞれに突き出し翼部35a,3
8aを設けても良い。特に、押圧力PFが回転中の翼3
4に発生する遠心力を抑制するので、軸流空気圧縮機お
よび軸流蒸気タービンの動翼に適用する場合に効果的で
ある。
【0065】図12は、本発明に係る軸流流体機械用翼
の第3実施形態を示す概略図である。なお、第1実施形
態の構成部分と同一部分には同一符号を付す。
【0066】本実施形態は、翼34の翼有効部34a
を、ルート翼部39、中間翼部40,チップ翼部41に
区分けし、各翼部39,40,41を連続一体に形成す
るとともに、ルート翼部39およびチップ翼部40の仮
想破線で示す基準翼素39gのそれぞれを、中間翼部4
0における仮想破線で示す基準翼素39gの前縁34e
から主流Fに向って前進させたものである。この場合、
ルート翼部39の横断面中心(慣性主軸)を通る軸線I
およびチップ翼部41の横断面中心(慣性主軸)を通る
軸線Kのそれぞれは、中間翼部40の横断面中心(慣性
主軸)を通る軸線Jに対して傾斜角度Λh1,Λc1だけず
れるように形成されている。また、ルート翼部39の横
断面中心を通る軸線Iおよびチップ翼部41の横断面中
心を通る軸線Kは、翼有効部34aの全翼長L01に対し
てそれぞれの高さLh1,Lc1になるよう形成されてい
る。
【0067】横断面中心を通る軸線I,Kの傾斜角度Λ
h1,Λc1のそれぞれは、ともに次式の範囲に設定され
る。
【0068】
【数4】15°≦Λh1,Λc1≦45°
【0069】この設定範囲は、第1実施形態と同様に、
主流Fの失速を充分に考慮したもので、この範囲を逸脱
すると失速のおそれがある。
【0070】また、横断面中心を通る軸線I,Kのそれ
ぞれの高さLh1,Lc1は、翼有効部34aの全翼長L01
に対して、次式の範囲内に設定される。
【0071】
【数5】1/6=Lh1/L01,Lc1/L01≦2/6 この関係式は、横断面中心を通る軸線I,Kのそれぞれ
の傾斜角度Λh1,Λc1が主流Fの失速の危険性を確実に
避けるために、正の失速マージン範囲に収まるように設
定した15°〜45°の範囲との関係から設定したもの
である。
【0072】一方、中間翼部40の前縁34eから連続
一体に膨出するルート翼部39の横断面およびチップ翼
部41の横断面のそれぞれと、中間翼部40だけの横断
面とは、図13に示すように、主流Fの流入角がルート
翼部39、チップ翼部41および中間翼部40のそれぞ
れに対して同一となるようルート翼部39、チップ翼部
41のキャンバー線CL11と中間翼部40のキャンバー
線CL21とをずらし、中間翼部40の最大翼厚みW21
互いに一致させるように形成されている。このためルー
ト翼部39、チップ翼部41の最大翼厚みW11と中間翼
部40の最大翼厚みW21とはずれるようになっている。
【0073】このように、本実施形態は、翼有効部34
aをルート翼部39、中間翼部40、チップ翼部41に
それぞれ区分けし、ルート翼部39、チップ翼部41の
それぞれを、中間翼部40の前縁34eから主流Fに向
って前進させたので、第1実施形態と同様に、中間翼部
40からルート翼部49のルート部34bおよびチップ
翼部41のチップ部34cのそれぞれに向って押圧力P
Fを発生させることができる。
【0074】したがって、本実施形態では、中間翼部4
0からルート翼部39のルート部34bおよびチップ翼
部41のチップ部34cのそれぞれに向って押圧力PF
を発生させることができるので、背側馬蹄型渦および流
路渦を抑制することができる。なお、本実施形態は、押
圧力PFが背側馬蹄型渦による境界層剥離位置でより多
く発生するので、軸流空気圧縮機の静翼、動翼に適用す
ると効果的である。
【0075】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明に係る軸流
流体機械用翼は、翼有効部の前縁に連続一体に形成した
突き出し翼部を、ルート部側およびチップ部側の少なく
とも一方に備え、翼有効部の中央からルート部およびチ
ップ部の少なくとも一方に向って押圧力を発生させると
ともに、翼有効部の最大翼厚みと突き出し翼部の最大翼
厚みとの翼厚みを互いに一致させ、一方の翼の腹側と他
方の隣りの翼の背側との圧力差を低く抑えるようにした
から、背側馬蹄型渦および流路渦を抑制でき、従来より
も高い翼列効率の軸流流体機械用翼を実現することがで
きる。
【0076】また、本発明に係る軸流流体機械用翼は、
翼有効部の前縁および後縁のそれぞれに連続一体に形成
した突き出し翼部を、ルート部側およびチップ部側の少
なくとも一方に備え、翼有効部の中央から前縁のルート
部側、チップ部側および後縁のルート部側、チップ部側
のそれぞれに2重の押圧力を発生させたから、背側馬蹄
型渦および流路渦を確実に抑制することができる。
【0077】また、本発明に係る軸流流体機械用翼は、
翼有効部をルート翼部、中間翼部、チップ翼部に区分け
し、ルート翼部およびチップ翼部のそれぞれを中間翼部
の前縁に対して連続一体に膨出させ、中間翼部からルー
ト翼部のルート部およびチップ翼部のチップ部に向って
押圧力を発生させるとともに、中間翼部の最大翼厚みと
ルート翼部およびチップ翼部のそれぞれの最大翼厚みと
の翼厚みを互いに一致させ、一方の翼の腹側と他方の隣
りの翼の背側との圧力差を低く抑えるようにしたから、
背側馬蹄型渦および流路渦を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る軸流流体機械用翼の第1実施形態
を概略的に示す斜視図。
【図2】図1のA−A矢視方向切断断面図。
【図3】本発明に係る軸流流体機械用翼と、この翼を通
過する主流の圧力分布特性とを関連させた説明図。
【図4】本発明に係る軸流流体機械用翼の流入角が失速
を起こさないよう正の失速マージン範囲内にあることを
示す説明図。
【図5】本発明に係る軸流流体機械用翼の翼列損失を示
すグラフ。
【図6】本発明に係る軸流流体機械用翼の第1実施形態
における第1実施例を示すにあたり、圧力分布特性、翼
を通過する主流の挙動、翼横断面の形状(B−B矢視切
断断面)とを関連させた説明図。
【図7】本発明に係る軸流流体機械用翼の第2実施形態
を概略的に示す斜視図。
【図8】図7のC−C矢視方向切断断面図。
【図9】本発明に係る軸流流体機械用翼の第2実施形態
における翼とこの翼を通過する主流の圧力分布特性とを
関連させた説明図。
【図10】本発明に係る軸流流体機械用翼の第2実施形
態における第1実施例を示す概略図。
【図11】本発明に係る軸流流体機械用翼の第2実施形
態における第2実施例を示す概略図。
【図12】本発明に係る軸流流体機械用翼の第3実施形
態を示す概略図。
【図13】図12のD−D矢視方向切断断面図。
【図14】従来の軸流空気圧縮機の概略断面図。
【図15】従来の軸流蒸気タービンの概略部分断面図。
【図16】従来の翼列において、渦の発生機構、挙動を
示す説明図。
【図17】従来の軸流流体機械用翼を示す概略図。
【図18】図17のA−A矢視方向切断断面図。
【図19】図17における軸流流体機械用翼の圧力分布
を示すグラフ。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 静翼 3 動翼 4 段落 5 回転軸 6 入口 7 大気 8 高圧空気 9 出口 10 ケーシング 11 ダイヤフラム外輪 12 ダイヤフラム内輪 13 静翼 14 動翼 15 回転軸 16 ディスク 17 段落 18 蒸気 19 ラビリンス 20a,20b 主流 20a1 ,20b1 入口境界層 21a,21b,21c 翼 22a,22b 流路 23a,23b 前縁 24a,24b 渦 24a1 ,24b1 腹側馬蹄型渦 24a2 ,24b2 背側馬蹄型渦 24a3 ,24b3 流路渦 25a,25b,25c 背側 26a,26b 後縁 27a,27b 腹側 28 翼有効部 29 前縁 30 突き出し翼部 31 流路壁 32a 突き出し翼部腹側 32b 翼有効部腹側 33a 突き出し翼部背側 33b 翼有効部背側 34 翼 34a 翼有効部 34b ルート部 34c チップ部 34d 基準翼素 34e 前縁 34f 後縁 35a,35b 突き出し翼部 36a 腹側 36b 輪郭線 37a 背側 37b 輪郭線 38a,38b 突き出し翼部 39 ルート翼部 39g 基準翼素 40 中間翼部 41 チップ翼部 XA ,XA1,XB1,XB2 軸基線 YA ,YA1,YB ,YB1 軸線 I ルート翼部の横断面中心を通る軸線 J 中間翼部の横断面中心を通る軸線 K チップ翼部の横断面中心を通る軸線 W1 ,W2 ,W11,W21 最大翼厚み

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 翼有効部のルート部およびチップ部の少
    なくとも一方から上流側に向って延びる軸基線と、この
    軸基線の端部から上記翼有効部の前縁に向って傾斜状に
    延びる軸線とにより形成される突き出し翼部を、上記前
    縁に連続一体に設けるとともに、上記翼有効部の最大翼
    厚みと上記突き出し翼部の最大翼厚みとを同一翼厚みに
    形成したことを特徴とする軸流流体機械用翼。
  2. 【請求項2】 翼有効部の前縁に向って傾斜状に延びる
    軸線は、翼有効部の前縁に対する傾斜角度を15°〜4
    5°の範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載の
    軸流流体機械用翼。
  3. 【請求項3】 翼有効部の前縁に向って傾斜状に延びる
    軸線の高さは、翼有効部の全翼長に対して1/6〜2/
    6の範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載の軸
    流流体機械用翼。
  4. 【請求項4】 翼有効部のルート部およびチップ部の少
    なくとも一方から上流側に延びる軸基線と、この軸基線
    の端部から上記翼有効部の前縁に向って傾斜状に延びる
    軸基線とにより形成される突き出し翼部を上記前縁に連
    続一体に設ける一方、上記翼有効部のルート部およびチ
    ップ部の少なくとも一方から下流側に延びる軸基線と、
    この軸基線の端部から上記翼有効部の後縁に向って傾斜
    状に延びる軸線とにより形成される突き出し翼部を、上
    記後縁に連続一体に設けるとともに、上記翼有効部の最
    大翼厚みと上記前縁に設けた突き出し翼部および上記後
    縁に設けた突き出し翼部のそれぞれの最大翼厚みとを同
    一翼厚みに形成したことを特徴とする軸流流体機械用
    翼。
  5. 【請求項5】 翼有効部の後縁に向って傾斜状に延びる
    軸線は、翼有効部の後縁に対する傾斜角度を15°〜4
    5°の範囲に設定したことを特徴とする請求項4記載の
    軸流流体機械用翼。
  6. 【請求項6】 翼有効部の後縁に向って傾斜状に延びる
    軸線の高さは、翼有効部の全翼長に対して1/6〜2/
    6の範囲に設定したことを特徴とする請求項4記載の軸
    流流体機械用翼。
  7. 【請求項7】 翼有効部に区分けされたルート翼部、中
    間翼部、チップ翼部を連続一体に形成し、ルート翼部の
    横断面中心を通る軸線およびチップ翼部の横断面中心を
    通る軸線のそれぞれが、上記中間翼部の横断面中心を通
    る軸線に対して、上流側に向って傾斜状に形成するとと
    もに、上記ルート翼部およびチップ翼部のそれぞれの最
    大翼厚みと上記中間翼部の最大翼厚みとを同一翼厚みに
    形成したことを特徴とする軸流流体機械用翼。
  8. 【請求項8】 ルート翼部の横断面中心を通る軸線およ
    びチップ翼部の横断面中心を通る軸線のそれぞれは、中
    間翼部の横断面中心を通る軸線に対する傾斜角度を15
    °〜45°の範囲に設定したことを特徴とする請求項7
    記載の軸流流体機械用翼。
  9. 【請求項9】 ルート翼部の横断面中心を通る軸線の高
    さおよびチップ翼部の横断面中心を通る軸線の高さのそ
    れぞれは、翼有効部の全翼長に対して1/6〜2/6の
    範囲に設定したことを特徴とする請求項7記載の軸流流
    体機械用翼。
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